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独 り 言 (2025年3月分)
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2025年3月31日(月)
31日月曜日。
週の始まりなのに月の終わりという日。

今日から新しいNHKの朝の連続テレビ小説が始まった。
「あんぱん」というやなせたかし氏の妻を主人公にした話。

物語はヒロインの子供時代から始まるが、彼女は「はちきん(=お転婆)」な少女という設定。
舞台は高知県で、そこに後の夫となるやなせ氏が東京から転校して来る。

気弱なやなせ氏はいじめっ子の標的となり、気の強いヒロインが助けに入るという月並みながら自然な流れの関わり方。
冒頭をすでに結婚して年月を重ね、おそらくこれからやなせ氏が「アンパンマン」の制作に入るのであろう時にして、そこから過去へ
戻る手法も朝ドラあるあるで、安心できる構成。
何よりヒロインが能動的なので物語の運びもスピーディーになり、観ていて面白い第1回だった。
「普通」って大事だと思う。(←オマエが言うな!)

午後。
雑用が一段落したので、NHKプラスで「100カメ」を視聴する。
取材対象となる場所に100台のカメラ(とマイク)を設置して、映っていたものを編集したドキュメンタリー。

今回のテーマは、大河ドラマ「べらぼう」の撮影現場に設置されたカメラが映した撮影の舞台裏。
物語は吉原で行われる祭りのエピソード。

長く続いていると見えた大通りの後ろの方が実はCGで作られた映像だったというのを初めて知って驚いた。
CGなので画面加工ができるわけで「その通行人は邪魔なので消してください」とか指示が入るとコンピューターでその人物を消して
しまうことが可能なわけだ。
こんな風に「通行人」の役を削ることができるのは番組制作の予算や手間を考えるとすごく助かるのだろうな。
(それでも祭りの場面に登場する出演者は総勢140人を超えるらしい)

興味深かったのは、撮影中に起きたトラブル。
プラン通りに撮影が終わらず、5時から撮影予定だった俳優の撮影シーンが後ろに押してしまう。
5時の予定が8時になると言われてさすがにまずいと思ったスタッフが彼の出番のシーンを先に撮影することを提案して、その意見が
採用になったのだが、現場スタッフがそれを「支度場」との連絡係に伝えるのを忘れてしまう。

当然「支度場(役者に衣装を着せて小道具を持たせる係)」には時間変更が伝わらず、その俳優の出番は1時間後だと考えて待機して
いるわけである。
つまり役者はまだ衣装に着替えていない。

本番3分前になって「次に撮るので」と準備状況を確認された連絡係は仰天。
慌てた連絡を受けた時の「支度場」のスタッフが強かった。
「決して(俳優を)急かせるなよ」と指示を出して落ち着いて衣装の着替えを行わせる。

現場で起きた混乱を知らされていない俳優は、動揺することなく演技をして1発OKを出した。
(こういう「混乱を堰き止める役の人」って必要なんだろうな)
有名俳優を含む140人以上を待たせていると知りながら「急かせるなよ」と言える人、すごい。

夕方。
『ミッキー7』(エドワード・アシュトン:著 大谷真弓:訳 ハヤカワ文庫 Kindle版)を買ったのだが、バタバタしていてページ
を開いている暇がない。(NHKプラスなんぞをのんびりなんぞ観ているからだと思う)
明日読もう。

夜。
夕食後に風呂が沸くのを待っているうちに(電気ヒーターなので時間がかかるのだ)眠ってしまったようで、気がつけば午前1時。
慌てて風呂に入って、寝る。

2025年3月30日(日)
午前中。
1号くんが家に来る。
私の携帯に電話したが繋がらなかったとのこと。

携帯をカバンから出してこちらから電話をかけてみようとするが、音がしない。
着信の方もやはり出来ない。
(故障?)
と慌てて再起動したらどうにか正常に電話できるようになった。
電話機を買い替えた方が良いのかなあ?

昼。
メンサ・テスト合格者の会の月例会。
今日はSF大会の会議とダブルブッキングしてしまったので会場のテーブルの上にノパソを置いて音声をミュートにした状態でZoom
を繋いで会議の声を聞きながらメンサのミーティングにも参加という複雑なことをやる。

さらにはメンサの方もZoom参加する地方メンバーがいるので、途中でZoomを切り替える。
リモートのシステムは便利なのだが忙しい。

月例会でミャンマーの地震の話題が出る。
バンコクで倒壊した建て掛けの高層ビルの話。

地震の多い日本では、建設途中で地震が起こることは少なくないので、その対策のために建て掛けの状態で地震が来ても建物を支えら
れるような仮の支柱を入れながら建設を進めて行くのが普通だが、今回のビルの建設会社は日本ほど地震の多くない中国の企業だった
のでそのような支柱が入れられていなかったのではないかという推測をする人がいて、なるほどと思った。
地質学的な条件の違う海外での建設を請け負うには、そういう点に配慮する必要もあるのだね。

終了後はいつものように懇親会。
ジンと焼酎と、あとは軽めのサワーを飲んだだけでほろ酔い気分になって来た。
(酒に弱くなったなあ)

家に帰って、寝る。

2025年3月29日(土)
朝。
雨が降っている。
そして寒い。
昨日の暑さは何だったんだ?

ネットに、昨日の午後にミャンマーで起きた地震(マグニチュード7.7)の映像が流れて来た。
大きなビルが倒壊する衝撃的な映像だったが、どうやらこのビルは建設中で、つまり耐震構造が完成していなかった?
ちなみにこのビルが建っていたのはミャンマーの隣国であるタイのバンコクだそうだ。

午後。
昨日の気温が本当に嘘のように寒い。

夜。
1号くんと2号くんが来る。
映画「グレイテストショーマン」をテレビで観たとかで、
「フリークスがパーティー会場から締め出されるシーンが辛かった」
と言っていた。
(まだ観ていない映画なのだが、そういうシーンがあるのか……)

明日は外出の予定なのだが、やっぱり寒いのかな?
寝る。

2027年3月28日(金)
3月だと言うのに、暑い。

午前中。
地域情報サイトを見ていたら、池袋の寿司屋が紹介されていた。
(ランチタイムは1000円からか……)

佐藤編集長を誘って行って見る。
12時3分前。
ドアのガラスから中を見るとすでにカウンター席に客の姿が見える。
ランチは12時からだと書いてあったのだが、その辺はアバウトなのかな?

情報サイトには店の売りは店長の笑顔、みたいなことを書いてあったが、思ったより愛想がない。
言葉付きもやや雑な感じ。
(寿司屋の「職人感」を出しているつもりなのかなあ?)

カウンターの客(3人のグループと2人のグループ、そして後からさらに2人)がビールを注文する声が聞こえる。
平日の日中なので、たぶんサラリーマンではないのだろうな。

やがて出て来た味噌汁は美味だった。
寿司は……普通。
惣菜屋の持ち帰り寿司と言われても納得するぐらいに普通。

期待したほどではなかったので、店内のテレビを見ながら黙って食す。
テレビはニュースをやっていた。
アメリカの政府高官がチャットアプリのグループに間違って民間人のジャーナリストを招待してしまい、気づかないまま会話を行って
いたことがそのジャーナリストによってすっぱ抜かれたという話。
(ちなみにそのニュースの情報源はCNNであるようだ)

トランプ大統領は、チャットでは機密情報については話していないので問題ないみたいなことを言っているそうだが、当然、野党議員
からは「米軍が実際に発射したミサイルの目標や到達時刻は機密情報だろう」とツッコミが入ったらしい。

ここからは私の推測。
たぶんあれは、自国の攻撃の成果をスポーツ観戦のノリで鑑賞しながらのチャットだったのではないかと思う。
だって、公式のやりとりならば、絵文字は使わないはずだから。
「米軍の攻撃の成果をみんなで眺めながら盛りあがろう」みたいなプライベートのチャットだったのではないかな?
むしろ問題は、アメリカの政府高官が「他国へのミサイル攻撃」をあんな軽いノリで捉えていることの方じゃないかと思うのだが。

外出したついでなので、床屋へ寄る。
QBハウスという、いわゆる「1000円床屋」なのだが、最近では値上がりして1400円になっている。
そして入店した客は先に自動販売機でチケットを買うシステムなのである。
で、事件は起きた???

私が髪を切ってもらっている最中に別の客が入店し、そこでトラブル発生。
客の言い分によると、
「自分は1000円札1枚と100円玉1つ、そして誤って50円玉1枚を機械に投入したのちに、誤りに気づいてキャンセルボタン
を押した。だが戻って来たのは1300円のみだった。50円を返して欲しい」
とのこと。

しかし店員が機械の記録を確認すると、投入されたのは「1300円」となっている。
私自身も以前、こういう自動販売機関係の仕事をしたことがあるのだが、小銭ってたまに機械の中で物理的にひっかっかったり、連続
投入した小銭の1枚がセンサーに感知されなかったりと、トラブルが生じることが起きるのだ。

ちなみにそういう時の対応のコツとしては、こっちが「大変だ、大変だ」と騒いで大袈裟に機械の中を確認して(大概は見つからない
ので)「機械の性質上、どうしてもなくなった小銭を見つけることができない」ことを客の目の前で残念がってみせるのだ。
なんなら「見つかり次第ご連絡を差し上げたいので」と言って連絡先を聞くのもいい。

だいたいの客は、自分の「たった50円」のために店員が大騒ぎしてくれたことに満足して引いてくれる。
間違っても、客の「たった50円」だという態度を取らないように。
「たった50円」と思って良いのは、その50円の所有者の側だから。

……そんなこんなで、店を挙げてのトラブル対応のため、私の髪を切っていた理容師(美容師かな?)が途中で作業を中断したりとか
いろいろあったものの、どうにか無事にボサボサ髪を切り終わって外に出る。

この間うっかり耳かきを踏んで折ったので、新しいのを買いにダイソーへ。
東武のダイソーには外国人客が多かったな。
この店は床に複数言語による店内案内図が描かれているのだが、欧米系の方々がそれを見ながら何やら相談していた。

ドラッグストアで「アーモンド効果」を買って帰宅。
「アーモンド効果」乳糖不耐性の人でも飲める牛乳っぽい飲み物で、最近ためしに飲んでいる。

夕方。
1号くんが来て、夕食を食べてから「疲れた」と言ってしばらく寝てから帰った。

天気予報によると明日からまた気温が冬に戻るとかで、夜になったら涼しくなり、さらに寒くなって来たのでどてらを羽織る。
こういう急激な気温の変化は苦手だなあ。

毛布を3枚かけて、寝る。

2027年3月27日(木)
午前中。
普通に作業をしていたのだが、なんだか体が熱くなって来た。
妙に汗が出るし、だるさも感じる。
熱でも出したかと思ったが、単に気温が高いだけだった。
(そう言えば昨日も「夏日」とか言っていたな。都心で25度を超えたとか)
3月にこの気温っておかしくないか?

午後。
暑さで作業、捗らず。
でもさすがにクーラーを入れるのはなあ……。

夜。
NHKのラジオを聴いていたら「コロナの緊急事態宣言の時に何をしていたか?」というテーマでのトークをやっていた。
司会とゲスト2名で、司会とゲストのうちの1名は性格的にインドア派らしい。

参考までにデータを記載すると
番組のタイトルは「“時”を語る喫茶 アルシュン館」(司会:ぺえ ゲスト:YOU、こっちのけんと)

緊急事態宣言で人と会わない生活は、インドア派の人にとってはむしろ快適だったようで「実はお陰で助かっていた」なんて話をして
いたのだが、ここで視聴者からの投稿が読み上げられると、その内容が「緊急事態宣言でどれほど大変な思いをしたか」ばかり。

盛り上がっていたインドア派の2人の声がだんだんと小さくなり、もう1人のゲストまでそれに釣られ、しまいに3人揃って囁き声で
のトークとなってしまった。

コンサル会社の営業の仕事が合わなくてメンタルを病み、会社を休職中に「緊急事態宣言」を迎えたこっちのけんとが、大っぴらに家
に籠れることを幸いにSNSで歌を発表したのがきっかけで歌手デビューしたというエピソードは興味深かったが「妊娠中にコロナに感
染したことで帝王切開を余儀なくされ自分が産んだ我が子も腕に抱けず……」なんて視聴者からの投稿を前にすると、ちょっと語るのに
憚られる内容かもなあ……。

実際に彼ら以外でも人と関わるのが苦手なタイプの人からは「実は緊急事態宣言のリモートワークは快適だった」と言う声をよく聞く
ので、そういう投稿も紹介してあげて欲しかったな。
(まあ、インパクトで負けるのかも知れないが)

「起こった出来事」は、立ち位置によって違う側面を見せる。
番組的にはまとめにくい内容であったのかも知れないが、事実というのは決して「きれいにまとめやすい」ものではないという話。
おっ、きれいにまとまった???(^皿^)

寝る。

2025年3月26日(水)
午前4時という、変な時刻に目が覚めてしまった。
そのせいか寝不足。

今日は飯田橋の歯医者へ行かなくてはならないのだが、案の定、飯田橋で駅を出てから道に迷う。
どうやら地下鉄の出口を間違えたっぽい。
途中で道を聞いたら正反対の方角に歩いていた。

で、今日行った歯医者はいわゆる大学病院なのだが、9時の予約で診察と会計を終えて外に出たのが9時20分。
最近の大病院は待ち時間が少なくて良いね。

帰宅。
ニュース。
昨日、統一教会に東京地方裁判所の解散命令が出たそうだ。
「お前のところは『宗教』と名乗っているが実態はそうじゃないだろ」と言われたという感じかな?
まあ、いろいろと評判が悪かったからね。

昔から「坊主丸儲け」と言って宗教団体は金を集めるのに使いやすい機構なのだが、それを敢えてやらないところが宗教家の倫理観。
その宗教の「倫理基準」となるものを団体のトップが信じていない、要は「神を畏れていない」状態になってしまったら、それはもう「宗教」ではなくなってしまう。
ところで「統一教会」の「倫理基準」って、いったい何だったのだろう?

午後。
今朝、変な時間に起きてしまったせいかやたらに眠い。
気がつくと椅子に座ったままウトウトしているという効率の悪い状態。

夕方。
1号くんが来て「モバイルルーターを貸してくれ」と言う。
新居のネット環境がまだ整っていないらしい。
(一応、貸したが、日曜日までには返してね)

夜。
夕食を終えて少し休んでいたら、そのまま眠ったらしい。

2025年3月25日(火)
昼前に現在引越しの最中の1号くんから荷解きを手伝ってくれというLINEが来たのでアパートへ。

脚立に上がって何やらいじっていた1号くん、新居の電気系統がおかしいらしく台所の灯りがつかないとかなんとか。
「で、私は何を手伝えば良いのか?」
と聞いたら、
「とりあえず腹が減ったので飯を先にしよう」
と提案されて駅前のファミレスへ。
当然のように私の奢り。
その後、1号くんが電気系統のことで不動産会社に連絡するための書類を取りにいくと言って姿を消したので私も一旦、家に帰る。

夕方頃。
改めて「何か手伝いは必要か?」と聞いたら「特にない」とのこと。
(じゃあ私はいったい何をしに行ったんだ???)

夜。
1号くんがうちに晩飯を食べに来た。

いろいろと腑に落ちない思いを胸に抱えつつ、寝る。

2025年3月24日(月)
午前中。
NHKの教育番組「The Wakey Show」のプレ放送を視聴。
セサミストリートのキャラがレギュラーで出演させるというので楽しみにしていたのだが……。
なんか「ほら、出しましたよ」感がだるかった。

文楽から着想を得た(?)人形師が顔出しする操り人形にも違和感。
これは「慣れ」の問題なのかなあ。

というか、派手な人形と派手な衣装の人形使い(兼声優)が同時に画面に出ると目にうるさい。
人形使いの方の衣装の色、ピンクはやめておいた方が良かった気がするぞ。

登場人物(人形)の名前も、ポピンとモッソはまあいいとして、ウェイキーにヴィーテって……。
どうして、よりにもよってこんなに子供に発音しにくい名前を選んじゃったんだろう?

そして何より番組タイトル、なぜ英語にした?
恐ろしいことに「NHKプラス」で「ザ・ウェイキー・ショウ」と入力して検索しても出て来なかった。
「The Wakey Show」とアルファベットで入れないとダメなのだ。

番組のホームページにあった紹介文は、
〈全国のこどもたちに向け、DJウェイキーとその仲間たちが、今日一日が楽しくなるinterestingな情報をお届けするエ
デュテイメントショウ!〉

「こどもたち」を平仮名にしておいて「interestingな情報」って……。
これはもしかして、これは日本に住む外国人の子供向けの番組なのか?
逆に、それなら腑に落ちる。
なんとも不思議な番組が始まったな。

午後。
1号くんから電話。
これから引越しなんだとか。
荷物を入れる前にカーペットを部屋に敷き詰めたいと言うので、手伝いに行く。

……最近のカーペットは、丸めるんじゃなくて折りたたんで売っているのだな。
確かに折り畳んでタグピンで止めてあるカーペットをひとりで広げるのはちょっと大変。
ひとりがタグピンの頭をつまんでもうひとりがハサミで切る形にしないと、切ったタグピンがカーペットの毛の中に埋もれて行方不明
になって面倒くさそう。

そんなこんなで、カーペットはどうにか敷けたところで鍵の紛失に備えてスペアキーを作ろうという話になった。
商店街に昔からある鍵屋が安いのを知っているので、そこへ行くことに。

この店、ちょっとクセの強い店で、一見さんは「ひょっとして営業していないんじゃないか?」と思ってしまうような謎の店なのだ。
まず、店の入口のドアが開きにくい。
なぜかと言うと、脱ぎ捨てられた靴が床一面に散乱しているから。(^^;
靴が引っかかってドアが開かないのだ。
そして窓から覗いた店内は、ものすごく物置テイスト。

その状態に臆せず、無理に開けたドアの隙間から大声で声をかけると、店の奥の「ザ・昭和の日本家屋の居間」みたいなところから、
下町のおばちゃん風の人が顔を出す。
で、この人が実に腕の良い職人さんなのである。

店の外の作業スペースであっと言う間に精巧な鍵のコピーを作ってくれ、お値段は600円。
コピーの鍵の「開くことは開くけれどなんか微妙に引っかかる感じ」にイライラしたことのある人なら、私がこの店を選ぶ理由が分か
って貰えると思う。

鍵を受け取って支払いを済ませ、後ろを振り返ったらやはり鍵を作りに来たのだろう若いカップルが順番待ちをしていた。
この街に引っ越して来たばかりの人だろうか?
大家さんにでも聞いて来たのかな?
ことによると、我々が先に来ていなかったら「開かないドア」に挫けて鍵を作ってもらえなかったかも知れない。
(そのぐらい「営業している雰囲気」のない店なのだ)

スペアキーを持ってアパートに引き返して、試しにドアを開けてみる。
ピッタリ!
帰宅。
肉体労働でやや疲れた気がする。

夜。
今日の分の事務作業を片付けて、寝る。

2025年3月23日(日)
朝。
先週に祝日が入ったせいか、なんだか曜日の感覚がおかしくなっていたのだが、今日は日曜日。

黄砂と花粉の季節なので不要不急の外出はしない。
まあ、ただの出不精なのだが。

午後。
はるこんの企画のための資料をネットを使って集める地味なデスクワーク。

夕方。
疲れたのでNetFlixで連続ドラマ「ぐでたま」を視聴。
「ぐでたま」は、殻から出た生卵を擬人化したサンリオのキャラクターで、万事にやる気のない性格という設定。

主人公が「やる気のない性格」でどうやって物語を動かすのかと言うと「しゃきぴよ」という恐らく何らかの手違いによって出荷され
た有精卵から生まれたヒヨコというキャラクターが「ぐでたま」の相棒となって活躍するのである。

「しゃきぴよ」は、名前から分かる通り、やる気に満ちて行動的なキャラクター。
この「しゃきぴよ」が「一緒にママを探しに行こう」と提案したところから物語は転がり出す。
(エンターテイメントに必要な「主人公の目的」と「目的を達成するための行動」という条件が揃ったわけである)

まず、最初に彼らがいたのが回転寿司屋の食品倉庫であったことが判明。
そこから寿司屋の店内に移動した2人(?)は、政治家に生卵をぶつけようとした若者の手によって総理大臣官邸に移動する。
紆余曲折あって「ぐでたま」は総理大臣になってしまうのだ。
正直に言うと「このエピソードは必要か?」と思った。

その後「生卵には賞味期限がある」という設定が出て来て、2人が行動できる時間にタイムリミットがあることが判明する。
(「ぐでたま」が選挙に出て当選するまでの時間は「生卵の賞味期限」の設定上、どうなるのだ?)

「やる気のない生卵」という主人公の設定で、クライマックスをどうするのかと思ったら、なんかぐだぐだで終わってしまった。
(もう一捻り欲しかったなあ)

夜。
山火事のニュース。
岡山と愛媛で大規模な山火事があったそうだ。
ついこの間、岩手県で大きな山火事が起きたばかり。
これも異常気象の影響なのだろうか?

いろいろと前途多難。
寝る。

2025年3月22日(土)
今日は、はるこんの会議(13時〜17時)とワークショップの授業(16時半〜18時)がダブルブッキング。
昔だったらどちらかを諦めるところなのだが、今はZoomを使えるので途中退出すればどちらにも出席可能になる。
便利になった分、忙しい。

昭和の時代には世の中が便利になれば時間に余裕ができるはずだと教わっていたのだが、現実にはそうはいかず、ちょっとでも余裕が
できるとそこに別の予定を入れてしまい、却って余裕がなくなっている。

会議では、例の日テレの件の報告。(つまり「ダメそう」という話)
あとは「編集者へのインタビュー企画」について簡単な打ち合わせといったところで、私がコアに関わっている業務の話が一段落した
ところで適当に離脱してワークショップの授業に出席……しようとしたら講師の先生が来ない。
機材トラブルでZoomに接続できないのかと思ったら、純粋な寝坊だった。
先生、正直者。(^^;

遅刻の分、授業時間を延長することになり、なんやかんやで20分の遅刻で40分の延長。
これは得したのか?

夕食。
久しぶりにコメの御飯。

夜。
風呂に入って歴史解説動画を見ていたら眠くなったので、寝る。

2025年3月21日(金)
朝。
出勤しようとするのに勤務先が分からないという変な夢を見た。
私は目下「休業中」なので勤務先というものはないはずなのだが。

朝食は、トーストと目玉焼き。
米の価格が高いのでできるだけ米以外のもので食事を済ませるようにしているのだが、米価はこのまま高値安定してしまうのかなあ?
やだね。

午前中。
軽い頭痛とだるさが抜けないので気分転換に風呂に入る。
買ったばかりの新しい部屋着に着替えたら少し気分がさっぱりした。

昼。
パスタ。

午後。
「緊急速報」と言う言葉がX(旧Twitter)のトレンドに上がっていたので何かあったのかと思ったら、板橋区で防犯イベントの案内
が緊急速報メールで流れたとのこと。
緊急速報メールというのは、着信すると緊急用のアラーム音が鳴る特殊なメールなのだそうで、慌てて確認したらイベントの案内だっ
たので「なんじゃこりゃ?」ということになったようだ。
(これは担当者、やっちまったか?)

エンタメ系のニュース。
「セサミストリート」のキャラクターが22年ぶりにNHKのレギュラー番組に登場。

記事を読んだところでは、「セサミストリート」そのものではなく春からのEテレの新番組「The Wakey Show 〜ザ・ウェイキー・
ショウ」の中にエルモやクッキーモンスターやジュリアと言った「セサミストリート」のキャラクターが登場するコーナーが設けられ
るというものらしい。

エルモとクッキーモンスターは知っていたけれど「ジュリアって誰?」と思って調べたら、自閉症の特性を持つ女の子のキャラクター
だそうだ。
(おおっ! 知らないうちに新キャラが……)

考えてみると、私がテレビで「セサミストリート」を見ていたのは何年前のことだろう?
確か昔はキャラクターがみんな英語で喋っていて、英語教材として見ていた記憶がある。
「バート」という怒りっぽいキャラに友人の「アーニー」がちょっかいを出してわちゃわちゃするというパターンだった気がするな。

夕方。
今朝の「緊急速報」についての続報。
板橋区が今月末に導入を予定している災害情報に関する情報発信用のシステムの試験運用中に、春休み中に行う予定の防犯イベントの
情報が誤って緊急速報メールとして配信されてしまったのだとかで、なんでそんなことになったのかについては調査中とのこと。
(システムのテストをするのに、本番の機械との接続を切り忘れていたとか?)

夕食。
南部せんべい(鍋用)で、けんちん汁もどき。
米の代用品を模索して食事を作るというのが、子供の頃にテレビで見た「戦前の貧しい生活」っぽくて嫌になる。

海外のニュースだと、トランプさんは在日米軍の強化計画の中止を検討しているそうで、そうなったら自衛隊はどう対応するのかな?
在日米軍のが人員が削減されれば自衛隊は人員不足になっていくと思うのだが、将来的には徴兵制も視野に入って来るのかなあ?
先が見えにくい世の中で、なんかもやもやする。

寝よう。

2025年3月20日(木)
春分の日。
実際には春分の日の昼夜の時間は同じではなく、昼の方がやや長いらしいが、そんなことを気にして生活している人はあまりいないだ
ろう。
今日は昨日と違って良い天気になりそうだ。

午前中。
ストロー付きの飲料を飲むと腹痛が起きることが分かり、その原因究明のためにいろいろと実験をしてみる。(暇人か?)

結果的には、おそらく呑気症(空気嚥下症)と憩室のせいのではないかというところに落ち着いた。
呑気症ものを飲み下す時に変な筋肉に力が加わって、一緒に空気を飲み込んでしまうという病気というか癖みたいなもの。

憩室は腸の中に窪みができている状態のこと。(これは内視鏡検査で確認済み)
この窪みの部分が飲み込んだ空気の圧力で押されて無理に外へ膨らむことになるので、たぶん痛みはその時に発生するのだろう。
よって、ストローでものを飲む時には空気を飲み込まないように神経を使うことにするのが解決策。(たぶん)

午後。
ネットを見ていて知ったのだが、今日は地下鉄サリン事件から30年目なんだね。
あの事件が起きた時、私が真っ先に思い出したのは『マンハッタン殲滅計画』(ウォルター・ウェイジャー:著、広瀬順弘:訳 二見
書房)という小説だった。
ミステリーで、テロリストが地下鉄に神経ガスを撒くという話。

ちょうど私自身の就活の時期に読んだ記憶があるから、1986年か、そのあたりに出た本だったと思う。
人間の考えることって案外と似るものなんだなと思ったのを覚えている。

夜。
1号くんと2号くんが来て、一緒に夕食。
考えてみると2人とも、地下鉄サリン事件の時にはまだ幼児だったのだな。

最近またオウムの流れを組む団体に入信する若者が増えているそうだ。
どうやら「サリン事件がオウムの仕業だと言うのは嘘だった」と説明されて信じてしまうらしい。
(もうちょっと人を疑おうよ!)

気のせいかも知れないが、最近の若い人って対人スキルが低くなっていないか?
確かに若い頃は私も今よりは(当社比)人を信じやすかったが、ちょっとネットで調べれば明らかに怪しげだと分かる連中のことを、
そんなに簡単に信用してしまうものなのだろうか?

これってもしかしたら少子化の影響なのかなあ?
兄弟姉妹という「油断のならん連中」に幼い頃から揉まれる経験は案外と大事なものだったのかも。

さて、寝る前に気持ちを和ませるために、ネットで拾った心温まる話題。
ある人がショッピングモールを歩いていたらドングリが落ちているのを見つけたそうだ。

そこでその人は「これはもしかしたら、どこかの子供の宝物かも知れない」と思って交番に届けに行った。
するとそこに泣いている子供を連れた親が「落とし物のドングリ」を探しに来ていたのだとか。

で、この話を佐藤編集長にしたところ、
「都会やな」
と、一言。

考えてみると「地面にドングリが落ちているのが不自然である場所」であったからこそ、拾い主はピンと来たわけだ。
「不自然な落とし物」が殺人事件の謎を解く鍵になるミステリーとか書けないだろうか?
(せっかくの「心温まる話」が台無しである)

寝よう。

2025年3月19日(水)
朝。
郵便受けに「週刊少年ジャンプ」が届いていた。(自分で発注したからだが)

「ジャンプ」なんて大人になってからは滅多に読んでいなかったから、当然のように知らない漫画ばかり。
……野球漫画って、いまはもう廃れたのか?
(時代にとりのこされているのかなあ)

午後。
BGMを聴きながら作業を行うということにチャレンジ。
昔からできなかったのだが、やっぱり無理で途中で音を消してしまった。
外は雪。

夕方。
2号くんが来て「ジャンプ」の「ワンピース」という漫画を読みたいと言ったが、その漫画は今週号には載っていなかった。

「ワンピース」とは、婦人服のことではなく海賊の漫画だそうだ。
主人公は「ファンタスティック4」(私的には「宇宙忍者ゴームズ」)の主人公ミスター・ファンタスティック(ゴームズ)みたいに
体が伸びるというから、ファンタジーっぽい話なのかも知れない。

さて、明日はさすがに晴れるかな?
寝る。

2025年3月18日(火)
夢現の中で電話の音がした気がして目が覚めたが、耳を澄ませても何も聞こえない。
時計を見ると午前3時。
脳が半分寝ている状態で、なぜかAmazonを開き、なぜか「週刊少年ジャンプ」をポチッて眠る。

朝。
念の為に確認したら、やっぱり買ってた、「ジャンプ」。(^^;
たぶん今夜にはうちに届くことになりそう。

午後。
今日は肉体労働の日と決めて、いろいろと溜まっていた作業に手をつける。

合間にメールの確認。
昨日の連絡の返信待ちなのだが、これだけ時間がかかるということは……
(1)丁寧に検討してくれている。
(2)放っておかれている。
どっちだろう?

夜。
1号くんがやって来て、古新聞を持って帰った。
引越しが決まったので梱包材に使うのだとか。

21時になって、今夜もまた急に眠くなって来た。
先手を取って布団に入って毛布を被る。
これで普通に寝ることになる???

2025年3月17日(月)
朝。
ドラマ「ホットスタッフ」の最終話視聴。
(昨夜は野球の延長のせいで放送時間が深夜に及び、リアルタイム視聴を諦めた)

前回終わりのクリフハンガー(高橋がオーナーの事務所に忍び込んだところに、異変に気づいた警備会社とオーナー自身がやって来て
しまう)は、彼の超人的な身体能力によってどうにか回避。
物語は悪者がやっつけられてのメデタシメデタシで終了する。

やっぱり、ある程度の長さのあるフィクションは、ハッピーエンドがいいよな。
それが長いこと物語に付き合ってくれた視聴者や読者へのサービスだと私は思う。

午前中。
さて本日の大仕事(?)はるこんの用事でテレビ局に電話する。
合成音声のアナウンスに目的によってどのボタンを押せとか面倒臭いことを言われた挙句に「ただいま電話がたいへん混み合っており
ますので……」というアナウンスを延々と聞かされるという誰にでもできる簡単なお仕事である。
(ちなみに通話時間によって料金がかかるシステム)

で、やっと繋がってもここはあくまで「代表」の窓口。
ここで目的の部署の電話番号を教えて貰って、さらにもう1度「ただいま電話がたいへん混み合っておりますので……」を聞かされ、
やっと出てくれた人間に目的を告げて「少々お待ちください」のあとまた延々と保留音を聞くわけである。
(これが分かってたから嫌だったんだよなあ)

……いろいろと話をして結局、投稿フォームからメールを送ってくれという話になったので、送信して結果待ち。
電話を1本かけただけなのに、なぜか疲れてしまった。

その道のプロに向かって「イベントをやりたいのでノーギャラで来てください」という交渉をしたあとは、精神的に疲労感が残る。
たぶん相手が思ってもいなかったことを話すので「は?!」「え?!」というリアクションに対応しなければならないからだろうな。
(私だって見ず知らずの相手に、いきなりそんなんことを言われたらびっくりする)

午後。
やや心が死んでいる状態で、脳みそを使わない作業。

大河ドラマ「べらぼう」を視聴。
「吉原に人気の太夫を呼ぶ」というアイデアを思いついた女郎屋の主。
しかし太夫にツテなどあるはずもない。
太夫から出演許可を取り付けるという無茶な役割を押し付けられた主人公が四苦八苦するというストーリーだった。
(なぜか非常に心に響いた)

夜。
夕食後に一休み……で、午前1時に目を覚す。
この急激に寝てしまうというのは、やっぱり何か問題があるのかな?

風呂に入って、寝る。

2025年3月16日(日)
午前中。
昨日の酒が残っていて使いものにならず。

午後。
はるこんの企画の件で下調べ。
地味に時間がかかるし、成果に結びつくかどうかが不明という、実に私向きの仕事。

ニュース。
大西宇宙飛行士らを乗せた宇宙船「クルードラゴン」が国際宇宙ステーション「ISS」へ到着。
これが無事成功したということはすごいことのはずなのだが、なんか「当たり前」みたいに受け止められている気がするな。

夜。
はるこんの作業の続き。
……やるとキリがない作業なので、適当に終わりにして、寝る。

2025年3月15日(土)
今日は川崎ではるこん(毎年春に行われるSFコンベンション)のスタッフ会議。
副都心線に乗車してKindleBookを開こうとしたらお馴染みの充電切れで、自分で自分が嫌になる。

モバイルバッテリーに繋いで充電が終わるのを待っていたら、前の席に座った人がいきなり大きなイビキをかきだして驚いた。
(もしかして脳卒中?)
と、焦ったがどうやら無事だったようで、1分後ぐらいに目を覚ました。
急にパタッと力が抜けて大きなイビキをかいて眠るのって健康な状態なのか?

川崎の国際交流センターに到着。
会議室は別棟だと言うので敷地内の地図をもらう。

しばらくして、やはり地図を手にしたスタッフがやって来たので一緒に入室して普通に会議をやっていたら、遅れて来たひとりが私の
机の上の地図を見て、
「それはどこで手に入れたんですか?」
「普通に受付で」
どうやらこの人は、受付に寄らずに自力で会議室まで辿り着いたらしい。

それはそれで良かったのだが、別のスタッフが、
「私は地図を見せられただけで貰えなかった」
と不思議そうな顔をしていた。
早いもの勝ちのシステムだったのだろうか?

会議終了後に懇親会。
ビールのほかに日本酒を5合ぐらい飲んだだろうか?
最近めっきりアルコールに弱くなり、少し酔っ払ってしまったみたいだ。

そんなわけで帰りの電車は、途中で急行に乗り換え損ない川崎からずっと鈍行で帰る羽目に。
ただ、どうやら車内で熟睡してしまったらしく目が覚めたらちょうど池袋だった。
急行に乗れていたら逆に危なかったかも。

そんなこんなで無事に帰宅。
寝る。

2025年3月14日(金)
今日は午前中に事務作業、午後から部屋の整理。
最初からこうすれば良かった?

ニュース。
高田馬場の事件の続報っぽいものが入って来た。
被害者の女性は幼い子供のいるシングルマザーで、生活に困窮していたらしいという。

生活に困窮して寸借詐欺を働き、カモにした相手の恨みを買って殺されてしまった?
カモにされた側の男性の方も生活が豊かだったわけではなく、女性に金を貸すために借金をして返済に追い詰められていたらしい。
地獄だな。

フィクションの世界で女が男を騙して金を引き出す話は、NHKの「べらぼう」でもやっていた。
カモにされた長谷川平蔵は金持ちの坊ちゃんで、父から相続した財産は失ったものの、その後きちんと職を得て経済的に持ち直す。
まあまあ良かったねという話だ。
そもそも平蔵を騙した主人公たちは、彼が経済的に豊かであることを知っていたという設定になっていた。

騙す側もカモを選ぶ時に貧乏人は選ばないだろうから、今回の事件の女性は男性を金持ちだと勘違いしていたのだろう。
たぶん気前よく投げ銭をくれる客だったんじゃないかな?
女性の側としては、多少の借金を踏み倒しても、金持ちにとっては「些細な金額」だろうから騒がないと甘く考えたのかもな。

女性が自分に大金をくれる男性を金持ちだと思い込むストーリーと言えば、チャップリンの「街の灯」。
貧しい男性が盲目の女性の治療費のために全てを失うが、最終的には愛の物語としてハッピーエンドとなる美しい物語だ。

加藤登紀子が歌った「百万本のバラ」でも、やはり女性は自分に豪華な贈り物をしてくれた男性を金持ちだと思い込む。
それは彼にとっての全財産だったのだが、女性の方は「どこかのお金持ちがふざけたのだと思った」という皮肉な結末。

アニメ「オッドタクシー」の柿花のエピソードは、男性の側が女性アイドルに好意を持って欲しいがために金持ちのふりをする話。
女性アイドルは男性を金持ちだと信じてカモにしようとするが、実際には男性は借金をして女性に貢いでいて……悲劇となる。

フィクションは現実とは違うが、現実を映す鏡でもある。
チャップリンの「街の灯」は、1931年公開の映画。
加藤登紀子によって「百万本のバラ」の日本語版が発表されたのは、1987年。
「オッドタクシー」の放送は、2021年。
同じ「貧しい男性が女性に大金を渡す話」でも、時代によって話がどんどん暗い(女が薄情な)方向に変化している。

ニュース。
午後5時10分ごろ、霞が関の経済産業省前で、街頭演説のために訪れていた政治家の立花孝志氏がナタで斬りつけられて大怪我。
ついに霞ヶ関でナタを振り回す人間が出て来てしまったか。

一方、石破さんは自民党衆院1期生との会食の時に、首相事務所が1人10万円分の商品券を配っていた問題とかで揉めている。
(石破さんは「政治資金規正法などには抵触しない」と言っているそうだ)

コレね、たぶん自民党がずーっとやっていたこと。
いま騒いでいるのは、次の選挙の前に不人気の石破さんを下ろして別の自民党総裁を立てようとしているからなんだろうなあ。
(すでに政治に「正義」を求める気力がなくなって来ている)

大丈夫か、日本?
寝る。

2025年3月13日(木)
自律神経のアレのせい(?)で今日も体がだるい。
なので本日は昨日の(2)を試して体を動かしてみることにした。
部屋の大掃除を開始。

……1時間もしないうちに、ヘトヘトに疲れ果てる。
(無理をするのはダメだったか)
肉体労働は休憩を入れつつ、少しずつやっていこう。

午後。
ダンボールを1個片づける作業をやって、次にメールを送る作業というやり方を試してみる。
……「頭の切り替え」に思いの外エネルギーを使うことが発覚。
(今日の作業はデスクワークに絞ろう)

夕方。
ネットでニュースサイトを見ていたら、「おまえも配信者みたいに刺してやる」と知人女性をメールで脅した男が逮捕されたそうだ。

〈(警察署は)東京都新宿区で11日に発生した動画配信中の女性が刺され死亡した事件に影響を受けたとみて調べている〉
[2025年3月13日 19時10分 共同通信]

動画配信中の女性が刺殺された事件についてネットで「殺された側の自業自得」という書き込みを複数見かけたが、どうもテレビでも
同様の発言をする出演者がいたらしい。
(だから、そういうことを言うと、こういうことをする奴が出てくるんだよ!)

この「自業自得」の根拠は、この配信者が寸借詐欺のようなことをしていた可能性があるからなんだとか。
仮に被害者がそうしたことをしていたとしても……
・詐欺は悪いこと。
・詐欺師をナイフで刺し殺すのも悪いこと。
この2つは両立するのだ。
「詐欺は悪いことなのだから詐欺師を刺し殺しても良い」とは絶対にならない。

……寝よう。

2025年3月12日(水)
午前中。
このところ天候が不安定で、完全に自律神経をやられてしまっているようだ。
普段と同じ作業をしているはずなのに、なんとなく捗らない。
頭痛ではなく頭が重い。

午後になっても症状(?)は治らず。
単純な頭痛や発熱なら頭痛薬を飲むとかの対応ができるのだが、こういうよく分からない体調不良が一番困る。

こんなときは、
(1)安静にして休養を取る。
(2)無理しても体を動かしてみる。
どっちが正解なのだろう?

今日は差し当たって(1)を試してみる。
……しかしただ休むというのも気分的に落ち着かないな。

ニュースを見る。
海外のニュース。
ウクライナが停戦案に合意したそうだが、欧州諸国が「めでたし、めでたし」とは見ていないのは明らか。
(この件、石破さんは、しばらく死んだふりを決め込むのかな?)
状況を見定めるまではうっかり動かない方が良いだろうなあ。

国内のニュース。
昨日の高田馬場での殺人事件。
犯人(正確にはまだ「容疑者」だが)は「被害者に金を貸したら返さずに逃げた。今回のライブ配信で居場所が特定できたので見つけ
て刺した」と供述しているのだとか。

仮にこの犯人の言葉が本当だとして、金を貸した相手の居場所を突き止めたならば返済を要求すれば良くないか?
返済の意思を見せずに逃亡した悪質な事例ならば、身柄を確保して詐欺として警察に通報するのが正しいと思う。

怖いと思ったのはX(旧Twitter)に「被害者が悪いのなら殺されてもやむを得ない」というような書き込みが複数流れて来たこと。
日本は法治国家なんだが。
なんか、やばくね?

夜。
もはや21時に眠って23時に目覚めるのが普通になっている。
変なリズムが固定してしまったな。
こういうのも病気の一種なんだろうか?

……風呂に入って、寝る。

2025年3月11日(火)
昨夜、X(旧twitter)の調子がおかしくて、
(うちのネット回線のせいかな?)
と、思っていたらXそのものの通信障害だったらしい。

Xのイーロン・マスク氏「ユーザーに迷惑をかけて申し訳ない」と素直に頭を下げれば良いものを「サイバー攻撃に遭った」と自分が
被害者みたいなコメントを出したそうな。
(そういうところが嫌なんだよな、この人)

午後。
ご近所ニュース。
高田馬場で若い女性がナイフで刺されたらしい。
池袋から見ると高田馬場は山手線で次の次の駅で、乗車すれば4分ほどで着いてしまう。

女性はネット配信者で、「山手線を徒歩で回る」という企画のためにカメラに向かって喋りながら歩いていて襲われたとのこと。
つまり自分の現在位置を常に配信で教えながら道を歩いていたということになる。

午前中の明るい時間帯だから大丈夫だと思ったのかも知れないが、若い女性がやるには危険なライブだったのではないかな。
こういう企画の時には、ボディーガードになりそうなスタッフを同行させるべきだった。
まあ、彼女に関してはいまさら言っても遅いが、他の人の今後のために。

311の日だからだろう、震災の話題が多い。
そう言えば、つい最近の山火事で被災した地域は、震災の被害地域と重なるのだな。
無意識に手を合わせる。
言葉が見つからない。

東日本大震災の日、私は東京にいて、棚から落ちたもので体に痣がいくつかできた程度の怪我で済んだ。
まだノートパソコンじゃなく、デスクトップPCを使っていて「サンシャイン牧場」の長閑な羊のアニメーションが画面に映っていた
のを覚えている。
その日は出かける用事があったので、着替えて普通に出かけたのだ。
電車が止まったせいで歩道を行進して来る人が、外に出て最初に目にした「異変」。
むしろその後の長い長い「自粛」の期間の薄暗い地下道の方が、私にとっては重い震災の記憶となっている。

ネットで明るいニュースを探す。
(アニメ「僕のヒーローアカデミア」のスピンオフが4月から放送するのか……)
評判の良いアニメだとは知っていたのだが、実はぜんぜん見ていない。
こういう話題のものってちゃんと「履修」しておくべきなんだろうか。

夕方。
2号くんが来たので、この話題を振ってみたら2号くんもあまり詳しくないようだ。
「ネットで画面を見たら、なんだかアメコミっぽい絵だったよ」
と言うと、
「待て。いくら見たことがないと言っても、そこまで知らないというのはさすがに恥ずかしいぞ!」
と、なんか怒られた。

原作の「僕のヒーローアカデミア」は、アメコミテイストが特徴であることで有名な作品なのだそうだ。
「一般常識だろ、そんなの!」
と、叱られる。
(すいません。私は常識のない人間でした)
勉強しなくちゃならないことって多いよな。

夜。
今日も21時に急激な眠気と共に意識を失って、目を覚まして風呂に入ったのは午前3時。
「寝つきが良すぎる」というのは、それほど困りはしないことなのだけどね。

寝る。

2025年3月10日(月)
朝。
ニュース。
先月26日に発生した岩手県大船渡市の山火事は延焼拡大の危険がなくなったことから、昨日の夕方、大船渡市の渕上清市長によって
「鎮圧」が宣言されたものの、いまだ「鎮火」には至っていないのだそうだ。
山火事、怖いな。

午前中。
先日、ネット抽選にエントリーするのを忘れていた会場予約のリベンジで電話予約。
案の定、電話をかけても話し中で繋がらない。
しかし私もコレをかれこれ30年近くはやっている人間。
話し中と話し中の間隙を突いて、無事に予約ミッションを完遂する。(いい年して何をやっているんだ?)

12時。
Zoom会議。
内容的にはメールで十分なのだが、そこはやっぱり相手の表情を見ながら、「そうは言ってもそこはそれ、あれでしょ?」的な会話が
したいわけだ。
その方が仕事が捗る気がするのは、私が昭和の人間だからか?

13時に会議終了。
一休みしてから、SFドラマ「ホットスポット」視聴。

今回のエピソードは……
ヒロインの職場であるレイクホテルが、オーナーの意向により閉鎖されることに。
未来人・村上(本名は「上村)によれば、街の活性化のためにホテルを閉鎖して複合施設を作るという市の計画は、単に景観を悪化さ
せるのみで失敗に終わると言う。
何よりホテルの閉鎖は大浴場に湧き出るお湯を命の源泉としている宇宙人「高橋」の生命の危機を意味していた。

市役所の職員から複合施設建設の一件に絡んだ市長の汚職の情報を掴んだヒロインたちは、仲間になった弁護士の助言を受けて汚職の
証拠を掴むため、オーナーの事務所に忍び込むことにした「高橋」。

まず、超能力者である真鍋が事務所のセキュリティを切り「高橋」が事務所の中へ。
だが証拠を探すのに手こずっている間にセキュリティ会社の人間が駆けつけてしまう。
さらにはオーナーまでやって来て「高橋」はピンチに!

……というところで次回に続くわけだが、見どころはやはり「高橋」が火災報知器の突起部分に捕まって天井に張り付くところかな?
撮影風景が見てみたい。

夕方。
NHK大河ドラマ「べらぼう」視聴。

今回の絵的な見せ場は、前回で身請けが決まった花魁瀬川の最後の「花魁道中」の場面かな?
高下駄を履いて見事に外八文字の歩きを見せた女優さん(小芝風花)は、元フィギュアスケーターなのだそうだ。
(なるほど?)
物語的には、田沼意次への敵対勢力である田安賢丸(たやす・まさまる=後の松平定信)が少しずつ動き出したところ。

夜。
21時ぐらいに急激に眠くなるのが、すでに日常化して来ている。
そして23時頃に目が覚めるというパターン。
特に支障はないのだが……。

23時に風呂に入って、午前0時に寝る。

2025年3月9日(日)
日曜日。
午前中の雑用が一段落してちょっと休もうと思ったら、ちょっとじゃなくなってしまった。
YouTube動画の映画解説に見入ってしまったのだ。
1977年版の映画「八つ墓村」についての解説動画。
監督は野村芳太郎で、金田一耕助役は渥美清。

この映画の他の金田一耕助シリーズとの一番大きな違いは、そのオカルト色の強さなのだと言う。
実は私はこの映画をテレビで途中まで見たことがあるのだが、その「オカルトっぽさ」に「イマイチ合わない」と感じて視聴を止めて
しまったのである。
よって、映画の後半については未見であった。

【ここからネタバレ】
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解説動画によると、ラストの謎解きのパートで、探偵が「実はこれは祟りではなく、計画された殺人事件だった」ということを論理的
に説明している同時刻に、そこから離れた場所でオカルト的な騒動が起きているというシナリオになっているのだそうだ。
ここが、「探偵が冷静に論理的な説明を行なっている画面」と「悪霊の祟りによる騒動の場面の画面」が交互に映し出されるカオスな
演出になっているのだという話。
(そういう映画と知っていたら最後まで見たかったかも)

フィクションとしてのミステリーを書くときには、ストーリーの整合性を考える。
物語は後半で収束に向かい、ラスボスは1人であった方が分かりやすい。
冷静なキャラクターは、あくまで冷静であって感情的な行動はとらない。
その方が読者に「筋の通った話」として受け入れられやすいからだ。

反対に、現実世界にある「デマ」を事実と見分けるときには、
・話に整合性があり過ぎないか?
・複雑な事件の原因が1つに絞られるなど事件の構造がシンプル過ぎないか?
・関係者の人格が妙に単純ではないか?
という点に留意すると「人工的に作られた話」が、なんとなく見えて来る。

現実には冷静な人間が感情的になることもあれば予定外の人が関わって来ることもあって、そうそう単純に物事は進まないのが普通。
だから「ピッタリと話の筋が通って、黒幕はこいつで決定」なんて話はあんまり信用できないのだ。

……そんなこんなで、いつの間にやら昼を回って、午後。
1号くんから電話。
どうやら春の引っ越しに向けて、内見に走り回っているらしい。
お疲れ様。

Amazonから表紙絵に惹かれて衝動買いしてしまった『ちいかわハングル』(李由美 講談社)が届く。
(本当はハングル文字の辞書を買うつもりだったのに、つい……)

英語と中国語は検討でなんとかなるのだが、ハングルはそもそも文字が読めない。
池袋で暮らすのにこれは何かと不便なので、持ち歩ける薄さの「解読書」が欲しかったのだが、この本で良かったのかな?

ハングル文字の単語に片仮名でフリガナが振ってあるので、この本自体は比較的読みやすい。
(拉麺は「ラミョン」、桜は「サクラ」、鎧は「ヨロイ」、調味料は「チョミリョ」か)
割と……分かるかも???
(韓国の人たちって、漢字はもうあんまり使わないのかなあ?)

夕食。
納豆ご飯。
このところちょっと体重が増え気味なので、ダイエット。

そして早寝早起きが健康の元。
寝る。

2025年3月8日(土)
朝。
喉が変なのは花粉かなあ?
アレグラを飲んでみる。

午前中。
メンサ・テスト合格者の会の会場予約抽選を忘れていたことに気づく。
つまり一般応募しないといけないということだ。
(結構やばいミス)

午後。
天気は良くない。
雨だかみぞれだかが降っていて、寒い。

夕方。
Zoom空想小説ワークショップ。
文章の技法としての「虚言」についてをやっていたら、受講生のひとりが面白がって「民明書房」の話を始めた。
受講生はみんな笑って聞いていたが、真面目な講師の先生ひとり「?」という顔。
仕方がないので「民明書房は架空の出版社で、つまり今のは『虚言』の例です」と解説を入れた。
(ギャグに解説を入れるうざい奴とだとよく言われます)

それはそうと、講師の先生のMacが古すぎて動作が遅いとぼやいていたので、
「新しいMacBook Airが発売されるので、これを機に買い換えたらどうですか?」
と勧めたら、
「俺が原稿書きに愛用しているソフトが古いOSじゃないと動かんのよ。辞書データを一から作り直すのは、ちょっとなあ……」
とのことだったが、辞書データって移行できないのか?

夜。
ニュース。
〈自民党、若者支持離れに危機感 政策響かずSNS後手〉
[2025年3月8日 17:00 (2025年3月8日 21:40更新)  日経電子版]

〈自民党が若者の支持離れへの危機感を強めている〉
〈24年の衆院選は若年層ほど自民党から離れ、国民民主党やれいわ新選組が若年層の支持を背景に伸長した〉

一時期、若年層の自民党支持率が上がり、わざわざ法律を改正して成人年齢を18歳にまで引き下げたのは、それも理由のひとつだったのではないかと言われたほどだっ
たのだがなあ。

……寝よう。

2025年3月7日(金)
朝から喉がちょっと痛くて、ときどき咳が出る。
目立った症状としてはその程度なのに、全身が妙にだるい。
こういう種類の風邪なのか?

午後。
立ち上がって真っ直ぐ歩くのがやや困難なほどに体が重く感じ、寒い。
風呂に湯を張って温めてみるが、改善はなし。
風邪というより、自律神経系の問題なのかな?

立ち上がった状態から座布団に座り直そうとするとバランスを崩して尻餅をついてしまい、背骨から首のあたりまでに衝撃が響く。
立つのが嫌になって、座った状態で届く範囲のみで出来る作業をやっていたら、どうしてもノパソの画面を見ている時間が長くなり、
ドライアイっぽくなって来た。

夕方。
目を閉じてラジオを聴く。
いま持っているラジオは防災用のワンセグテレビと一体型の奴なのだが、
(ちゃんとしたラジオを買った方が良いかなあ)
と、散財方面に思考が働く。
(これは脳の疲労かな?)

人間が何かを「やる」ことを思いつくのは脳に飛び込んで来る宇宙線などの外部刺激の影響であり、それを無意識のうちに取捨選択し
て「やらない」ことを捨てて自分の行動を決めるのが脳の働きなのだと本で読んだことがある。
だから疲れたり、焦ったりして脳がまともに働いていないときに、つい「やらなくてもいい」ことをやってしまうらしい。

アルコール依存症の人なんかが「つい酒を飲んでしまう」とか、疲労が溜まっている人が「ついふらふらと電車に飛び込んでしまう」
なんていうのはこういうメカニズムが働くからかも知れない。

夕食。
駅前の弁当屋で買ったなんか牛肉の入った奴。(←雑)

夜。
ネットで調べたら気温が乱高下すると自律神経系の故障が起きやすくなるのだとか。
そのせいかなあ?

とりあえず、今日は寝ることにする。

2025年3月6日(木)
いろいろと……。
なんやかやと忙しいのだが、何をやったのかと聞かれると困るんだよなあ。
……夕方頃になって一段落はしたものの、前途は多難。

ミステリードラマ「問題物件(第8話)」を視聴。
ヒロインは犬太という犬を飼う上司の下で働く不動産屋の社員で、彼女の業務はトラブルを抱えた物件の調査と問題解決という設定。
探偵役は、彼女の仕事をなぜか手伝ってくれる謎の人物、犬頭(いぬがしら)という男である。

今回の感想。
「変装して他人になりすます」というのは小説ではよくある手口なのだが、実際に映像にしてみるとちょっと不自然。
「バレないわけがないだろう!」とツッコミを入れまくってしまった。

サブストーリーでは、探偵役の犬頭(いぬがしら)の正体についての話が進んでいる。
犬太の飼い主が子供の頃に「犬太そっくりの犬」を譲渡した相手という原作にはいない人物の話が出て来たので、この人物は誰という
事になるのかな?

夜。
目を開けたら時計が23時を指していた。
どうやらパソコンを開いたまま眠っていたらしい。
最近のこの妙な寝つきの良さ、特に問題は生じていないから、まあいいかな?
……ちゃんと布団に入って、寝直す。

2025年3月5日(水)
午前中。
SF大会の打ち合わせとか、小説の翻訳の直しとか、文字で書くと1行にも満たないあれやこれやで忙しい。

午後。
やっと時間が出来たのでNHKの「べらぼう」視聴。
すでにネットでかなりネタバレを目にしてしまっていて神回だったと評判の高い第9回「玉菊燈籠 恋の地獄」。

さて、物語は主人公である蔦重の幼馴染である花魁瀬川に身請け話が持ち上がったところから動き出す。
密かに蔦重を思っている瀬川、そして身請け話をきっかけに改めて自分の瀬川への恋心に気づいた蔦重。

蔦重の気持ちに応えるべく身請けを断ろうとする瀬川。
しかし女郎屋の主人から、身請けを断るということは瀬川はこの後何年も辛い女郎の仕事を続けなくてはならないということだと説得
された蔦重は、ならばいっそ瀬川を足抜けさせようと考える。

さて、蔦重の本来の仕事である「引手茶屋」の業務の中には、吉原にやって来る女性のための通行証の発行というものがあった。
上記のように玉菊燈籠見物等の用事で吉原に来た女性が、外に出るときに脱走女郎と間違えられないようにするための通行証である。
蔦重は立場上、これを自分で発行できるわけだから……。

偽の通行証を作成して「お勧めの本だ」と言いつつ貸本の間に挟んで瀬川に渡す蔦重。
ちなみにこの本は『心中天網島』、遊女と心中する男の物語である。

念の為に史実を話すと、蔦重も瀬川も実在した人物だが、この2人が恋仲だったとか、ましてや足抜けだの駆け落ちだのという騒ぎを
起こしたという記録もない。

もちろんドラマはフィクションなわけだからそんなことはどうとでもなるわけなのだが、ここでこのシナリオの上手いところは、2人
の駆け落ち話をあくまで蔦重の妄想の中に留めておいたこと。
そして、それだけでは物足りないドラマ的な盛り上がりを、蔦重の知り合いの浪人とその恋人の女郎の足抜け騒動で描いたこと。
蔦重が密かに企んでいたのと同じ計画を、この2人が実行し、そして見事に失敗させて見せるのだ。

個人的に気に入ったのは、女郎が足抜けに成功した場合に想定される「その後」の話が、女郎屋の女将の口から丁寧に説明されていた
ところかな。
違法な脱走によって、彼らは人別から外される(戸籍を失う)わけだから、まず就労が出来なくなる。
そうなると生活費が得られなくなってしまうのだ。
そんな状態になって幸せになれるはずがないというのが、女将の理屈で、まことに御尤もとしか言いようがない。

……ということで、瀬川に単純に身請けを断らせても、無理に足抜けをさせても彼女を幸せにすることはできないと悟った蔦重だが、
瀬川の方も女郎屋の女将から、いいところへ身請けされて自分の幸せな姿を見せることが他の女郎たちの希望になると諭される。

こうして両者が納得した上で、足抜けの計画は中止となった。
今回の筋を雑にまとめてしまうと、「主人公とヒロインが結局何もしなかった話」なのだが、それで視聴者がちゃんと物語を楽しめた
わけだから素晴らしい!

夕食後。
メールをやり取りしているうちに、結構遅くなって来てしまった。
今日はこの辺で切り上げて、寝る。

2025年3月4日(火)
朝から寒くて気分が上がらない。
東京は大雪と言って騒いでいるが、雪というよりみぞれである。
北海道の粉雪なんかと違って降りかかると服に染み込むタイプのベチャベチャした雪。
こんな日に出歩きたくはないので、自宅でできる作業をする。

午後。
SF大会関連の事務仕事でメールのやり取り。

夕方。
1号くんが来る。
転職を考えていて、明日が面接なのだそうだ。
住んでいるアパートの老朽化で引越しもしなくてはならないとかもあって、しばらくは忙しいらしい。

「東口のアニメイト前の通りの名称が、公式に『アニメイト通り』に決まったね」
なんて話も。
役所で決める通りの名前に企業名が入るのは珍しいのかな?

夜。
9時頃に意識を失う。
自発的に布団に入って目を閉じた直後だったのだから、単に「寝つきが良くなった」ということなのだろうか?

午前0時頃に一旦、目を覚まし。
特にやることもないので、今度は普通に寝る。

2025年3月3日(月)
コートを着て目覚める朝は寝起きが悪い。
酔っ払って家に辿り着くなり床の上にひっくり返って寝るのは健康に良くないな。

午前中。
今日は天気が悪い上に、なんだか寒い。

ネットでドラマ「ホットスポット」を視聴。
宇宙人(地球人名「高橋」)の父親が地球にやって来た理由と、その哀しい最期についてのエピソード。

生命を維持するために必要不可欠なある成分が故郷の惑星で枯渇し、その成分が豊富な他の星に移住を計画した宇宙人たち。
だが「高橋」の一家を乗せた宇宙船は、スペースデブリとの衝突によって地球に不時着。
救助も得られないまま、地球上で問題の「成分」が十分に含まれている温泉が湧き出す土地を発見する。

その土地で暮らしはじめ、やがて地球人の娘と結婚して息子(つまり「高橋」)を儲けた一家だったが、ある日その温泉を源泉として
使っていた大衆浴場が閉店、お湯に体を浸して成分を摂取することが困難になってしまう。
少しずつお湯を盗み出すことでなんとか命を繋いでいたものの、地球人とのハーフでかつ若くて体力もあった「高橋」以外の宇宙人は
徐々に衰弱してやがて死亡してしまった……。

その後、彼の転機となった事件を経て、「宇宙人であるということの秘密を守ること」よりも「他人を助ける」ことを優先して考える
ようになったという高橋。
これが「長いこと秘密を守って来た高橋なのに、なぜ最近になって急に〈能力〉を目撃されることが増えたのか?」という謎の説明に
なっている。
(丁寧なシナリオだ)

最終回までに解決すべき目下の問題は、進みつつある温泉ホテルの閉鎖計画。
なんとかして「温泉の成分」を入手しなければ高橋の命に関わることとなる。
予想だが、これはヒロインとその娘が愛用している「温泉成分入りの化粧水」がカギになりそう。

タイムトンネルを使って50年後と現在を行き来している「未来人」と、電子データを消去する能力を持った「超能力者」の2人も、
たぶん活躍するだろう。

回収されていない伏線は……
ホテルからテレビを盗み出そうとして解雇された元清掃スタッフは、なぜそのことを知っているはずのヒロインを前にしても平然とし
ていたのか?
そしてその清掃スタッフの「自撮り」の背景に映り込んでいた「市長」らしき人物と一緒にいた人間は誰か?
「どら焼きはどの星でも美味しい」という謎の言葉を口にしたヒロインの元同級生の正体は?
(続きが楽しみなドラマだ)

午後。
いつのまにかみぞれが降り出したようだ。

電話の着信履歴を確認したら、昨日メンサ・テスト合格者の会のメンバーのひとりから電話がかかっていたようだ。
前回の例会に顔を出さなかったので気になっていた人。

掛け直してみたところ、欠席の理由は「交通事故に遭ったから」。
それはやむを得ない理由だね。

近所で交通事故があり、その事故現場付近の横断歩道を横断中、事故処理中の警官に気を取られた車の運転手が脇見運転で突っ込んで
来た……のだそうだ。
不運な事故である。

ただ、近くに大勢の警官がいたため事故直後の救急措置が迅速にとられ、かつ、複数の警官が目撃者であったことで事実関係について
先方と揉めることもなかったのだそうだ。
これは幸運?

この事故のせいで、彼は鎖骨を骨折して脚もねんざしてしまったそうだ。
お大事に。

夜。
夕食後、部屋でくつろいでいて今日がひな祭りだったことを思い出す。
もはや自分には関係なくなっているからなあ。
……寒いので風呂に入って寝よう。

2025年3月2日(日)
今日は、SF大会のスタッフ会議。
目的地は「佃区民会館」だったのだが、「月島区民会館」「月島区民センター」と、なんかそれっぽい施設が近所にいくつもあって、
通行人に道を訊きながら目的地を目指したら道に迷いまくって30分も遅刻してしまった。

終了後はいつものように懇親会。
帰りの電車で眠ってしまって小竹向原で目を覚まして引き返す。
いろいろとダメな1日だった。

寝る。

2025年3月1日(土)
昨日で2月が終わってしまっていた!

わたわたとSF大会の仕事。
明日はスタッフ会議なのでそれまでに企画書を書いて出しておかないと……というか、もっと早く出しとけよ。

午後。
宿泊の予約を入れるのを忘れていたことを思い出してネットでホテルを検索。
都市型SF大会というのは、泊まる場所を自分で手配しなくてはならないので地味に面倒臭かったりする。

ニュース。
トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談は決裂。
なぜか「ゼレンスキー、ザマア!」とか言って喜んでいる日本人がいるのだが、ロシアの矛先が日本に向いたらどうするのだろうな?
ロシアと西側で国境を接しているのはウクライナだが、東側で国境を接しているのは日本なのだが。

日本人の中には「ジャパン・アズ・ナンバーワン」時代に外国が日本に友好的な態度をとっていたアレが「普通」なのだと思っていて
いつまでも日本だけは特別に親切に扱って貰えると錯覚している人がいるようだが、私は龍之介の「杜子春」のこんな一節を思い出す
な……。
〈さすがに贅沢家の杜子春も、一年二年と経つ内には、だんだん貧乏になり出しました。さうすると人間は薄情なもので、昨日までは
毎日来た友だちも、今日は門の前を通つてさへ、挨拶一つして行きません〉

仮にトランプさんに、
「極東の島にある東洋人の国が1つ滅びそうです」
と言ったら、
「大変だ。全力を傾けてその国を守ろう!」
と言うだろうか?

むしろ、
「じゃあ、その島はアメリカが支配するから、いま住んでいる東洋人はどこか別の地域に移住させよう」
とか言い出しそうな気がするぞ。

嫌な雰囲気になって来たなあ。
寝る。

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