目次へ
独 り 言 (2025年2月分)
2025年3月分へ
2025年2月28日(金)
朝。 岩手県で起きた山火事がまだ鎮火していないことを知って驚いた。 火災発生は確か一昨日(26日)だったよな? こうした大災害の前に、人間はガッカリするほど無力。 昼。 風呂に入ってから駅前に買い物に出かける。 ピーカンとまではいかないが、まずはポカポカ良い天気。 『うつぬけ』の作者である田中圭一先生によれば、こういう急に暖かくなる気候は、うつ病の人には却って良くないらしいが。 午後。 1号くんからLINEが来る。 西武池袋線の椎名町付近で人身事故が起きたらしい。 おそらく飛び込みだろうとのこと。 合掌。 夕食。 焼きそば。 最近「コメ節約系」のメニューが増えたなあ。 そろそろSFのプロットを考えないとな。 寝る。
2025年2月27日(木)
昨日、翻訳本の原稿を送ってしまって今日は休養日。 ドラマ「問題物件(第7話)」視聴。 小説版では第1話に当たるエピソードだが出だしが妙にオカルトっぽい演出になっていて、原作者の大倉崇裕先生がX(旧Twitter) で〈いや、占有屋の話なんだから、そんな怖くしなくても。〉とツッコミを入れていた。(笑) 殺し屋がターゲットに近づくために変装する話。 いい話にまとまっていたが、新聞屋が気の毒だった。 午後。 Net Flixで「イベリン:彼が生きた証」という映画を視聴する。 ドキュメンタリー。 筋ジストロフィーのために少しずつ体の自由を奪われ、若くして亡くなってしまった青年。 両親は短い彼の人生をなんとか豊かなものにしたいと、外に連れ出そうとしたり、友人たちと関わらせようとするが、彼はそれを拒否 して、部屋でただゲームをする日々を送るのみ。 病魔は進行し、彼はそのまま亡くなってしまう。 父親は、彼が教えてくれたパスワードを使って、息子が生前書き込みを行っていたブログに息子の死の知らせを書き込む。 すると、世界各地から「彼の友人」を名乗る人物のメッセージが届き、父親は体もろくに動かせずに孤独な人生を生きたと信じていた 自分の息子がメタバースの世界では自由に駆け回り、友人と会話し、喧嘩し、対立してまた仲直りし、恋人を作り、浮気して別れた後 にまた元の仲に戻り……という実に起伏に富んだ豊かな日常を送っていたことを知らされるのだ。 映画では、彼のメタバースでの日々が過去ログに基づいてアニメーションの形で再現されていた。 車椅子の上で呼吸器を付けて身動きもできないまま、ただ「哀れみの視線」を向けられている家庭用ビデオに残された現実世界の彼の 日常と、パーティーで踊り、恋人とハグし、時に友人からの相談に乗ってトラブルを解決し、逆に人間関係でうまくいかずに自分自身 がトラブルの原因となって周囲に助けてもらったりしながら人間的に成長していくメタバース世界の彼の日常。 メタバースの世界は、所詮はコンピューターが作り出した仮想現実に過ぎない。 ネット上の仮想現実なんてものの中で知り合った「友達」を本物の友達だと思うべきだろうか? そんな「浅い関係」の連中が国境を超えて葬儀に参列してくれたからと言って彼らを「まともな参列者」として数えるべきだろうか? それよりも「現実の世界」で車椅子に乗せられたまま動くことも話すことも出来ない「現実の彼」を、物理的に傍に立って眺めていた 「現実の人々」こそが??? 物理的に彼の近くにいた家族や友人たちよりも、コンピューターが作った虚構の世界で彼と語らい、悩みを共有し、愛を育み、ときに 喧嘩して来た「友人」たちの方が、はるかに彼について語るエピソードが多かったという事実。 「イベリン」というのは、亡くなったこの青年が仮想現実の世界で名乗っていた名前である。 両親は彼の墓石に彼の本名と共にこの名を刻むことにしたという。 技術の進歩によって「本当の世界」の定義も変わっていくのだろうか? 私自身は、先日「二階のアートフェス」でVRゴーグルを借りてリアルなCGで作られた世界を体験し、CG世界を現実と錯覚した。 頭では分かっているのに視野の隅々にまでリアルな仮想空間が広がっていると、そっちの方が現実に思えてしまうのだ。 VRゴーグルとヘッドホン、ヘッドマイクを装着した2人が、同じ部屋の中で別のVR世界に「行っていた」場合、この2人は「一緒 にいた」と見なすべきなのだろうか? 夕方。 YouTubeで「ワンピース」という漫画の公認チャンネルを視聴。 「ワンピース」の中から問題が出され、出演者が回答するというクイズ・コーナーがあって、メガネの絵を見せられて「このメガネは 作中で誰がかけていたものか?」を答えるという問題が出た。 私は「ワンピース」は、タイトルと主人公の名前ぐらいしか知らないので、 「たぶん、このメガネなら女性キャラじゃないかな? ほら当たった」 などと言いながら見ていたら、遊びに来ていた2号くんに、 「キャラの名前も言えないのなら当たったうちに入らない!」 と、ガチで怒られた。 話題作は一応「履修」しておいた方が良いのかな? でも、調べたら100巻以上ある長い漫画なんだよね。 いまさら読み始めるのもなあ……。 とりあえず、そのYouTube動画で「熱く泣ける」タイプの作品だということは分かった。 死刑になった海賊が隠した「宝物」を探す海賊たちと彼らを追う海軍の軍人たちの話で、それぞれの登場人物のそれぞれの人生が丁寧 に描かれている物語……で良いのかな?(知らんけど) 夕食後。 また妙に眠くなって来た。 やばいかな?
2025年2月26日(水)
朝。 地下鉄に乗って日本医科大学付属病院へ。 着いてからKindle Bookを家に忘れて来たことに気づく。 大学病院といえば待合室でさんざんに待たせられるという印象だったので「あちゃあ!」と思ったが、意外に1時間で診察から支払い まで済んでしまった。 帰り道のドトールで「期間限定ミラノサンド 牛肉の赤ワイン煮込み」を食す。 税込690円。 ちょっと贅沢? そのまま帰ろうとしたら「闇夜のうさぎ」さんとばったり会って、紅白歌合戦不要論について熱く語って頂いた。 私はそもそも、ほぼ見ていないので特に意見はないが(去年は最初の3曲を聴いたところでスイッチを切った)「とっくに人気がなく なった番組を無理に続けようとするのは如何なものか」という考えには頷けるものがあると思った。 暇人の散歩にさんざん付き合わせてから帰宅。(良い子は真似しないように) 午後。 翻訳小説の第4稿に取り掛かる。 夕方。 なんとか終わったので送信。 コレ、月末締め切りなんだけど、決定稿は間に合うのか? (夏休みの宿題を思い出すなあ) 夜。 ネット界隈で話題になっていたニュース。 吉本ばなな氏が「自分が書いていない本が自分の著作として電子書籍の形で売られていた」とSNSに怒りの投稿をしたそうだ。 どうやら被害者は吉本氏だけではなさそう。 犯人は、有名作家の著作をAIに読み込ませて、勝手に「新作」を書かせて販売していたらしいという話。 (ついにそういう犯罪が出て来たか!) 新しい技術が出てくると新しい犯罪も生まれるものなのだな。 寝る。
2025年2月25日(火)
朝起きると若干、疲れが残っている。 雑用が一段落したのでNHKの「べらぼう」視聴。 吉原の遊女たちが、盲人は威張るから嫌いだと悪口を言い、花魁が「金の山が座っていると思いんしょう」と宥めるシーンがあった。 ナレーションで「この当時、盲人は幕府や朝廷から手厚い庇護を受けておりました。さらに生業として高利貸しも認められ、巨万の富 を築く者もありました」と簡単に説明されていたが、なんで障害者の中で盲人だけがそれほど優遇されていたのかについてには特に言 及されていなかった。 当時の日本の支配階級の価値観に多大な影響を与えていたと思われる『論語』にはこんな話が載っている。 子見齊衰者、冕衣裳者、與瞽者、見之、雖少必作、過之必趨。 (孔子先生は、喪服を着た人や礼装用の冠を着用した人や盲人に会った時には相手が若く見えても必ず起立し、そばを通り過ぎる時に は必ずこちらが小走りになった)【『論語』子罕第九】 喪に服している人や、礼装して儀式に参加する人と並んで「瞽者(盲人)」が敬意を払われるべき人として記述されているのだ。 音楽好きの孔子が楽士を尊敬していたというエピソードは数多いが、当時の楽士というのは基本的に盲人だった。 視覚に障害があると耳が鋭くなるというのは良く言われることである。 ただ盲人となった者が楽士となるのが普通だった日本に対して、中国では楽士なるためにわざわざ目を潰して盲人になるという、びっ くりするようなことが行われていたらしい。 「そこまでして音楽を志したのだから、そりゃすごいよね」というのが孔子が彼らを尊敬していた理由のひとつになっているようだが 子供の頃に楽士になると決められた人は、それがどこまで自分の意志だったのかについて大いに疑問が残る。 考えてみると怖い話だ。 まあ。それはそれとして…… 「楽士(=盲人)は尊敬されるべき」という考え方は、おそらく儒教思想と共に海を渡って日本にも輸入されたのだろう。 午後。 日テレのSFドラマ「ホットスポット」視聴。 風采の上がらないホテルのフロント係のおっさんが、実は超人的な力を持つ宇宙人だったという設定のドラマ。 泥酔した巨漢の客を「能力」を使って運んだところが、タクシーのドライブレコーダーに映っていたことから、テレビ局のスタッフに 目をつけられてしまった宇宙人・高橋。 しつこくカメラを向けて来る取材スタッフを振り切って立ち去ろうとしたところで、凍った水たまりで足を滑らせたスタッフが道路の 車道側に倒れ込んでしまう。 とっさに「能力」を使ってスタッフを助けた高橋がやたらカッコいいいのだが、このドラマの面白いところが、この出来事が、高橋と 自分の正体を知る同僚との会話の中で語られるという点。 事件当時の「カッコいいヒーロー」の内面が、風采の上がらないおっさんの口から語られると、なんか間抜けに見えてしまうのだ。 さらに会話の相手が、おそらく高橋を1ミリも尊敬してはいないだろう若い同僚女性である点も面白い。 ものすごいことをやったはずなのに「間抜けなおっさんの語る武勇伝」レベルの話に聞こえてしまうのだ。 (このシナリオ、すごいなあ) 夕方。 ネットで見かけて笑った話。 (念の為、あくまで「ネットの噂話」なので真偽については不明) 現在「アンダーニンジャ」という映画が公開されている。 言っちゃ悪いが、ついこの間「聖おにいさん」という作品で大スベリした福田雄一監督の作品だ。 そんなわけで(?)どうやら上映館もそれほど多くなかったようなのだが、この映画の観客動員数が突然、爆上がりしたのだそうだ。 非常に珍しい形の伸び方で、監督自身も初めての経験らしいのだが「ネットの噂」によると、これは例の芸能人スキャンダルの影響で 目下フジテレビのCMスポンサーを降りる企業が続出していることが原因なのだそうだ。 テレビのCMというのは、スポンサー側が放映枠を買って、そこに自社の広告を流すものなのだが、事件のせいでフジテレビで広告を 流すと却ってその企業の評判が落ちるという事態となってしまったので、以前はスポンサー側は仕方なくすでに買ってしまった放送枠 にACの広告を流していた。 やがて企業側がスポンサー枠を買っていた期間が終了。 本来ならば契約を更新して次の期間のCM放送枠を買うところなのだが、今回は上記の事情で企業としては、どうせ自社の広告を流せ ない放送枠を買っても仕方がない。 フジテレビ側から見ると、大量の放送枠が売れ残ってしまったのだ。 そこでテレビの番組の宣伝などを入れてみたが、まだまだ余る放送枠。 そこでその放送枠に「フジテレビ側がスポンサーとして付いている映画」の宣伝を流すことにしたらしいのだ。 テレビをあまり見ない私は知らなかったのだが、どうやら現在フジテレビでは、フジテレビがスポンサーをしている映画=「アンダー ニンジャ」の宣伝が流れまくっているらしい。 これが「アンダーニンジャ」の観客動員数が、突然跳ね上がったカラクリ……というのがネットの噂。 繰り返すが、あくまで「噂」である。 ただ、ネタとしては大いに面白いので、無責任なネットユーザーとして大笑いさせて頂いた。 夜。 異常なほどの眠気に襲われる。 晩飯を食べに我が家に来ていた1号くん、2号くんらの証言によると、私は座ったままいびきをかいて眠っていたらしい。 なんか危ないので早く寝ようとしたら、地震。 時刻:21時50分頃 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経140.3度) 深さ:約100km 規模:マグニチュード4.0 最大震度:震度2 福島県:玉川村 茨城県:日立市 笠間市 ひたちなか市 土浦市 石岡市 取手市 守谷市 筑西市 坂東市 桜川市 つくばみらい市 栃木県:宇都宮市 足利市 栃木市 佐野市 鹿沼市 小山市 真岡市 下野市 壬生町 群馬県:伊勢崎市 館林市 板倉町 千代田町 大泉町 邑楽町 埼玉県:春日部市 千葉県:野田市 東京都:小平市 神奈川県:横浜市神奈川区 豊島区は震度1だったそうだが、地震のせいで変に目が覚めてしまった。 そしてそうなるとなんだか寒さも感じ出す。 湯たんぽを2つ寝床に入れて、寝る。
2025年2月24日(月)
明け方に、千葉県と石川県でほぼ同時刻に地震が起きたらしい。 地震大国日本であるから、まあそういうことも起こるのだろうね。 時刻: 4時8分頃 震源:千葉県南東沖(34.7度 東経140.3度) 深さ:約90km 規模:マグニチュード4.8 最大震度:震度3 千葉県:館山市 静岡県:東伊豆町 (豊島区は震度1) 時刻 4時9分頃 震源:石川県西方沖(北緯37.1度 東経136.2度) 深さ:約10km 規模:マグニチュード4.9 最大震度:震度3 石川県:羽咋市 志賀町 かほく市 今日は夕方の5時から秋葉原のレボリューションエボリューションというカレーライスの店で大倉崇裕先生のトークライブ。 iPadを手に末広町で降りて、うろうろ。 GPSを起動していたのに十字路で道に迷ってぐるぐる回った挙句、自分が最初から店の前にいたことに気づいた。 入り口がちょっと地味なので分かりづらかったのだ。 前にも来たことのある店だったのだが、その時はイベントの案内が張り出してあったのですぐに分かった。 ところがこの店、実は本日で完全閉店なのだそうで常連や分かっている人しか来ないはずの日であったため、たぶん店頭の案内は必要 ないと思ったのかな? どうにか店内に入ってカレーライスを注文し、トークの開始を待つ間に大倉先生にご挨拶。 トークは倒叙ミステリーについてで、刑事コロンボや古畑任三郎や福家警部補の話が中心。 終了後に『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』と『怪獣殺人捜査 高高度の死神』(共に二見書房)を手にサインを頂きに行く。 最近、ドラマ化された『問題物件』についての話となり、 「10年前に書かれた作品が急に注目を浴びたのは、雨穴氏の『変な家』の影響だと思う」 などというお話を伺う。 「『変な家』は、お読みになりましたか?」 と聞いたら、 「いや、僕はああいう怖い話は苦手なんで」 だそうだ。 (えっ、そうなの?) 「別にオバケの話でもなんでもない、ただの殺人の話じゃないですか」(それはそれでどうなんだ?) と言うと、 「いやあ、でもなんか霊とか出そうな雰囲気の話じゃないですか」 「それは『問題物件』も同じじゃないですか」 「自分が書いているものは、そういうのが出ないことが分かっているから大丈夫なんです」 (そういうものなのか?) 2冊ともにサインを頂いて、8時に店を出て帰宅。 楽しい1日だった。 寝る。
2025年2月23日(日)
午前中。 サンシャイン60通りのauショップの2階で開催されている「二階のアートフェス」に行く。 画廊を開く予定の場所で、いろいろなアーティストの作品を展示し、客の傾向を調査するためのイベントっぽい展覧会。 そううい目的のものなので、内容は普通の油絵から漫画っぽいイラスト、VRまであるという感じでバラエティに富んでいる。 ちなみにVRはリアルな室内の映像で、自分が一瞬その部屋にいるように錯覚するようなレベルのものだった。 技術の可能性を感じたな。 昼。 サ×××アでアラビアータを食べたのだが、明らかに以前よりパスタの質が悪く、ソースにジャガイモを混ぜ込んでいるのか、これも美 味しくなかった。 飲食店は、少し値上げをしても味は落とさないで欲しいな。 午後。 メンサ・テスト合格者の会の月例会。 終了後、生牡蠣で一杯やって帰宅した。 飲み会に参加した1号くんから聞いた話。 1号くん、先日、文学好きな仲間と集まって明治時代の俳人である高浜虚子の誕生日(2月22日)を祝おうという話になり、洒落で ケーキ屋にバースデーケーキを注文したそうな。 ところが届いた箱を開けると中身は子供の好きそうなアニメキャラクターを使ったデコレーションと、「◯◯ちゃん、おたんじょうび おめでとう」のプレートが載ったケーキ。どうやら別の人が注文したものと入れ違ってしまったらしい。 慌ててケーキ屋に電話を入れたところ「土日祝日は休業中です」みたいな録音の声が再生されるのみ。どうやらケーキの発送は下請け に任せて店そのものは 週末は休みにするという体制のようだ。 仕方なく、ケーキはそのまま食べたものの、ガッカリしているだろうどこかの知らない女児の泣き顔が思い浮かんで、その場がお通夜 状態になってしまったのだとか。 なま物を扱っている店は、店が休みの日でも事故対応ができる連絡先を公開しておいた方が良いと思うな。 今日も西口公園ではくまもんのイベントをやっていて、よく見たら会場裏の居酒屋「九州魂」が協賛か何かでポスターを貼っていた。 こういうのはイベント側が話を持っていくのかな? 帰宅。 民法テレビの番組で、精神病(双極性障害)の患者さんにリモートでインタビューを行うという企画をやっていたので興味深く視聴。 (見た感じ、彼はいまは「躁」の状態なのかな?) 一応、字幕で小さく「彼の言うことは一般的には正しいとされていることではない」という趣旨の注意書きは出ていたが、患者さんの 発言をそのまま放送してしまうというのはどうなのだろうなあ? たぶん、周囲の人から話を聞いたら、まったく違う事実が浮かび上がって来るのじゃなかろうか。 私が一番ツッコミを入れたくなったのは、彼が鬱状態の時に「外界との窓口」を務めている奥さんについての話。 彼の病気の一番ひどい時の状況について奥さんに尋ねたら「覚えていない」と答えられた。 それを聞いて彼は「妻には自分が普通に見えているのだと思って安心した」のだそうだ (ンなわけねーだろ!) 彼は他の人も(自分の妻のように)特に気を使わずに普通に接してくれれば良いと思うみたいなことを言っていたが、どう見ても普通 じゃない状態の夫を敢えて「普通」に扱っているように見せている奥さんの気遣いは、実際には大変なものであるはずだ。 明日も出かける用がある。 そろそろ寝よう。
2025年2月22日(土)
明け方に悪夢を見た。 どこかの建物の中の通路を学者風の男が鞄を持って歩いている夢だ。 彼は黒い服を着た男たちに追われ、持っていた鞄を落としてしまう。 彼の娘がその鞄を回収し、父が逃げ込んだ研究室のような部屋にたどり着いてどうにか父娘は合流するが、部屋のドアは外から激しく 叩かれ、今にも破壊されそうだ……というところで目を覚ました。 怖い夢だったが、何より腑に落ちなかったのは、この夢に「私」が出て来なかったことである。 自分が出て来ない夢って、普通なのか? ……変な夢のせいで午前4時半に前に目が覚めて眠れなくなってしまった。 眠れないというか、眠って夢の続きを見るのが嫌というか。 変な時間に起きたので、朝からどうもすっきりしない。 ぼーっとしたままSNSを開いたら、昨夜また地震があったようだ。 時刻:2月21日22時1分頃 震源:福島県沖(北緯37.5度 141.5度) 深さ:約50km 最大震度:震度4 福島県:相馬市 新地町 午前中。 なんだか西口公園の方が騒々しい。 どうやら、くまもんのイベントをやっているらしい。 熊本からはるばるこんなところまで来たのか? お疲れ様。 午後。 本を読んで過ごす。 夕方。 空想小説ワークショップ。 やたらに長く、傷つきやすい読者に配慮して言い回しがマイルドになったラノベのタイトルについてが話題となる。 「デスループ令嬢は生き残る為に両手を血に染めるようです」とか。 「両手を血に染める」まで言っているのに末尾が「ようです」とマイルド。 夕食後。 ネットを開いたら送ったばかりの翻訳文に早速、直しが入っていた。 風呂に入ってから取り掛かり眠くなって時計を見たら、午前0時を回っていた。 (みんな勤勉だなあ) 残りは後回しにして、寝る。
2025年2月21日(金)
朝。 SNSでトレンドに「富士山」「地震」という単語が上がっていたので調べたら、夕べ富士山付近を震源にする地震があったのだね。 時刻 :2月20日22時13分頃 震源:山梨県東部・富士五湖(北緯35.5度 東経138.9度) 深さ:約20km 規模:マグニチュード4.6 最大震度:震度3 神奈川県:小田原市 厚木市 松田町 山北町 山梨県:富士吉田市 都留市 大月市 上野原市 道志村 西桂町 忍野村 山中湖村 富士河口湖町 静岡県:富士宮市 小山町 富士山も休火山なので、いつかは噴火するかも知れない。 脇の方から無人ドリルで穴を掘って、噴火のエネルギーが溜まる前にマグマを抜いちゃうとかできないものかね? 午前中から、例の「残りの3割」に取り掛かり、送信を終えたのは午後の3時過ぎ。 しばらく虚無状態に陥る。 夕方。 ラジオを聴いていたら(目を休めたかった)花村想太という歌手が「事務所のオーディションでグランプリを獲ったら養成所の学費が 無料になるシステムだったので、そこで歌唱とダンスを学んだ」という趣旨のことを喋っていた。 「歌謡曲の歌手になる方法」について全く知識がなかったので、初めて聴く話に興味深く耳を傾ける。 養成所では「演劇」「歌唱」「ダンス」などの授業を自由に組み合わせて履修できるようになっているのだそうで、いわゆる「アイド ル歌手」としてデビューした人がドラマに出演してもどうにかやって行けるのは、養成所で基礎訓練を受けているからなのだね。 最近の若い人には当然の知識なのかも知れないが、私は「へー」と思った。 そう言えば昔の「アイドル歌手」の演技は酷かったなあ。(^^; 昭和30年代ぐらいだと、こういう「養成所」のようなシステムがなかったのだろう。 勉強になった。 夜。 今日も21時頃にやたらに眠くなった。 最初に眠くなったタイミングで寝ると質の良い睡眠が取れるというので、逆らわずに寝ることする。
2025年2月20日(木)
朝。 アップルがかねてより噂のあったiPhone SE4の代わりにiPhone 16eを発表したというニュース。 iPhone SEシリーズはiPhone SE3を以て廃盤になるようだ。 ずっとiPhone SE4を心待ちにしていた身としては、裏切られた気持ちでいっぱいである。 iPhone SE4が出たらガラケーからスマホに買い替えるつもりでいたのだ。 (ティム、君はどうして……?) 昼。 訃報。 長年ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターを演じていた着ぐるみアクターの方が病死されたそうだ。 真夏の屋外でもあの中に入ってパフォーマンスをしていたのだから、過酷な仕事だったのだろうな。 ご冥福をお祈りします。 午後。 昨日から続けている作業。 夕方までに7割まで終了。 (要するに、手をつけかねていた面倒臭い部分だけが残った) 夜。 2号くんがやって来て、 「ティム・クックって、悪役キャラっぽい名前じゃね?」 と言っていたが、偏見だと思う。 (ピーターパンの「キャプテン・フック」に語感が似ているからかね?) ちなみに、ティム・クックは、それまで自前の工場で製品を作り自前の倉庫に保管していたアップルのやり方を、契約製造業者を使う 方法に変更したことで、会社が抱える在庫を大幅に減らしたという功績のある人。 そんな人なら、安価な製品を多く売るより高価な製品を少なく売る方が効率が良く、ブランドイメージにも貢献すると考えそうな気が するな。 (これも偏見である) 夕食後。 ちょっと横になったら強烈に眠くなった……。
2025年2月19日(水)
朝からとてもチマチマとした仕事をやっている。 いつ終わるとも知れず、なんならときどき元に戻る。 翻訳原稿の直し。 地味な作業。 午後。 午前中の続き。 夕方。 完全に迷路に迷い込む。 辞書を引きながら英語を日本語にするというだけの作業の、どこに頭をかかえる要因があるのかと思うよね? 言葉はね、音と意味から出来ていて、音はリズムを伴っていて、リズムは呼吸に支配されているんだよ。 (難しく言ったが、要するに私が文章を書くのが下手だという話である) 意味は通るが息苦しい。 音がうるさい。 ノリがイマイチ。 私の書く文章は、大体がそんなもの。 ……ダメなものをいじくり回して、よりダメにしているうちに夜になってしまった。 明日の自分を信じて寝よう。
2025年2月18日(火)
日経の朝刊に、 〈UUUM上場廃止〉 という記事が載っていた。 UUUMと言えば、一時期ヒカキンとかのYouTuber関連の事業で羽振の良かった会社だ。 新規の事業は盛衰が激しいなあ。 とは言え、老舗なら良いというものでもない。 (日産自動車はどこへ行くのだろう?) 午後。 はるこんの作業。 遅々として進まず 焦ってはいけない。 少しずつ前進しよう。 夜。 明日は外出の予定がないので思いっきりニンニクを食べたら、気のせいか疲れが取れた??? まずは健康的な生活リズムを取り戻すために、とりあえず、今夜は早めに就寝。
2025年2月17日(月)
朝。 紹介状を持って医科大学の附属病院へ。 受付に行くと、私の診療科は予約が必要な科なのだと教えられる。 (どうやら紹介状を書いた歯科医も知らなかったようだ) 予約の開始時刻まで、あと10分だと教えられたので電車に乗る前に電話することにした。 こういう予約はタイミングを逃すとずっと「話し中」だったりするからね。 JRの駅にちょうど良さげなベンチとテーブルを発見するが、見ると駅構内にあるコンビニの客のための優先席らしい。 コンビニでペットボトルの水を買ってから、テーブルへ戻って予約方法の書いてある書類を広げて、あとは時計の秒針をじっと見なが ら時間が過ぎるのを待つ。 受付時刻ジャストに電話して予約完了、帰宅する。 午後。 はるこんの仕事。 いきなり引っかかってしまい、夕方まで仕事が捗らないまま。 大河ドラマ「べらぼう」を視聴したら、 「李白の静夜思の如くだな、蔦重の吉原への思いは」 というセリフが出て来た。 「静夜思」というのはこういう詩である。 床前看月光 ベッド脇の床を照らす月の光を見て 疑是地上霜 そこに霜が降りたのかと思った 挙頭望山月 顔を上げて山の向こうの月を眺めてから 低頭思故郷 俯いて故郷のことを思った 月の光の話をするのに床の上の描写から始まるところが李白である。 ちなみに「床前(しょうぜん)」の「床(しょう)」とは「寝床・寝台・ベッド」という意味で、このとき李白はベッドの上にいたこ とになり、その位置から見た「前」なので「ベッド脇」になる。夜中にふと目を覚ましたら目の前に白いものが見えた。 これを「霜が降りた」と錯覚したということは、彼が見たのはベッド脇の床を照らす月の光だったと考えるのが自然である。 「あれ? 床が白くなってる。もしかして寒さで床に霜が降りたのか?」で、この時の李白は下を向いている。 「ああ、なんだ。月の光が照らしていたのか」で、振り返って窓の外を見上げ、月の姿を確認する。 そして山の向こうの月を眺めているうちに、李白はその山の向こうにある故郷のことを思い出すのだ。 しんみりとした思いに、李白が我知らず俯くところで詩文は閉じられる。 つまりこのたった4行のうちに李白の心のカメラは、床から空へと視点を移動してから再び下を向くわけである。 「静夜思」という静かな夜の物思いの詩であっても、李白の手にかかると視点が「動」になる。 冒頭のセリフを言った小田新之助は「低頭思故郷」の句を思い浮かべて「蔦重は故郷を思うように吉原のことを思っているのだな」と 言ったのだろうが、目まぐるしく動き回る李白の視点が蔦重の行動力を連想させて、なかなか面白い表現になっていると思った。 夜。 X(旧Twitter)を開いたら、かねひさ和哉さんとマザえもんさんの対談をnoteでやっていたので聴く。 かねひさ和哉さんって、考えてみたら21世紀生まれなんだなあ。(2001年6月4日生まれ) マザえもんんさんは「少し年上」だそうだ。 2人とも昭和のアニメが好きらしく「ドラえもん」などの作品が放送開始された年に生まれていなかったことを残念がっていた。 ……聴いているうちに、寝落ち。
2025年2月16日(日)
なんということのない日曜日。 朝。 コンビニで買った「アーモンド効果(3種のナッツ)」というものを飲んでみた。 牛乳じゃないので乳糖不耐性でも飲めるという謳い文句の牛乳っぽい飲み物。 午前中。 コミティアに行こうかどうか迷った挙句にやめる。 どうせ1号くんか2号かのどっちかが行くだろうと買い物を頼もうとしたら、1号くんは図書館に、2号くんは美術館に行く用がある ので今回は行かないという返事。 しょうがないので通販に期待することにした。 午後。 本を読んでいたら謎の爆睡をしてしまい、夕方5時まで眠ってしまった。 ちょっと睡眠の状態に問題があるなあ。 夕方。 2号くんがやって来て、バレンタインのチョコを分けてくれた。 夕食後。 短編集『天使の棲む部屋(問題物件シリーズ)』(大倉崇裕 光文社文庫 Kindle版)の表題作読了。 問題物件シリーズの番外編的作品で、ヒロインがアメリカの洋館で起こった密室殺人事件に巻き込まれるという話だった。 番外編的というのは、今回は推理を担当するのがいつもの犬頭(いぬがしら)ではないということ。 たぶん、拳銃が重要なアイテムになる話なので、日本を舞台にするのは難しかったのだろう。 夜。 明日は出かけるので、日付が変わる前に風呂に入って寝よう。
2025年2月15日(土)
朝。 体調はイマイチなんだが、今日はスタッフ会議。 出かけないといけない。 朝食を摂っていたら、同じスタッフの人から電話。 「今日は主要なスタッフの大半がZoom参加になるので……」 と言われたので、 「じゃあ、私も行っても意味はないですか?」 と言うと、 「いや、たぶんZoom用の機材を持っているのは崎田さんだけ」 ……というわけで、是が非にでも出席しなければならなくなり、出かけようとしたらなぜかルーターが見当たらない。 普段ならば「ま、いいか」なのだが、本日の私は機材担当。 30分近く部屋を探し回った挙句、今日持って行く予定の鞄の底から発見された。 これだからぼーっとして支度をしていると……。 会場に着いて、滞りなく会議……と言っても、何しろ肝心の主要スタッフがZoom参加で、途中から次々と退席してしまうので、先回 しにされた議題が多く、通常より1時間早くに会議が終わってしまい、終了後の飲み会もなく、極めて健全な時間帯に帰宅する。 それよりも気になったのは、会議の途中からマイクの調子が変だったこと。 自宅にあった別のマイクを繋いでみたが、やっぱり認識しない。 ノパソの再起動とかいろいろやった挙句、ドッキングステーションを予備のものと交換したら普通にマイクを認識した。 通電はしているし、有線LANの接続もできるので古い方は自宅用限定にして会議用には予備のものを使おう。 夕方。 2号くんが来て、一緒に買ったばかりの書画カメラの実験をする。 なぜか画像がミラーリング状態(鏡に映ったように左右が反転した状態)から直らず、2人で試行錯誤するもダメ。 これでは画面に映した文字が読みづらいことになる。 2号くんが帰ったあとも1人で四苦八苦。 どうやら使用しているPhoto Boothというソフトのバージョンが合わないらしい。 ネットで検索したらQuick Cameraという無料ソフトを見つけたのでインストール。 ミラーリング問題はどうにか解決した。 なんか疲れたので、風呂に入って、寝る。
2025年2月14日(金)
朝。 今日は別に何の日でもないよな? 午前中。 昨日、入浴し損なったので朝風呂。 昼。 郵便受けを覗いたらAmazonに発注した折りたたみ式の書画カメラが届いていた。 (机の上に置いたものをスクリーンやディスプレイに映し出すための道具で、なくても死ぬわけじゃないがあると何かと便利な道具) 届いたのは良かったのだが包装の紙袋が手を突っ込んだら中身が取り出せるぐらいに大きく破れていた。 そんなに簡単に破れるものじゃないので不審に思ったのだが、もしかして誤って袋詰めしてしまった職員が破いて中身を 午後。 ……ずっとカメラと遊んでいた。 取説にWindowsの設定しか書いていなかったので、 (Macは?) と、思ったら、Macはケーブルを繋いだらそのまま認識してくれた。 しばらくはこのオモチャで遊べそう。(^^; 夕食。 肉うどん。 まだちょっと胃腸の調子は悪い。 佐藤編集長に、 「今日は会社で何か貰ったか?」 と聞いたら、 「チョコレート菓子を貰っただけ」 だそうだ。 さてと! 明日は会議だ。 風呂に入って、寝よう。
2025年2月13日(木)
午前中。 歯医者へ行って紹介状を受け取る。 腹痛を感じたので、ついでに総合病院の内科にも寄ってみる。 病院が多いのは、この辺の良いところだな。 (それだけ高齢者が多い街と言うこともできるが) 待合室でちょっと時間があったので『天使の棲む部屋(問題物件シリーズ)』(大倉崇裕 光文社文庫 Kindle版)を読む。 不動産会社の社員が、問題があってクレームの出た物件の調査を行って事件を解決するというミステリー。 今回はアメリカにある物件の調査をする羽目になったヒロイン。 謎の男「犬頭(いぬがしら)」の超能力(?)により、なぜか英語がペラペラになる。 こういう、謎解きと関係のない細かいところに無駄に頭を使わせないのが大倉作品である。 診察。 腹痛については、体質なので慣れてくださいと言われる。 (アア、ソウ) 帰宅。 なんやかんやで、もう午後になっていた。 病院に行っても改善されなかった腹痛で、動くのが結構辛い。 腸の内側が腫れているみたいな嫌な痛み。 いろいろな雑用を腹部に負担がかからないようにしてやっていたら、変な疲れ方をしてしまった。 夕方。 Amazonからワイド版の『唐詩選(全3巻)』(前野直彬 岩波書店)が届く。 最近、老眼のせいで普通の文庫を読むのが辛くなって来たのだ。 夜になっても腹痛は改善されない。 たぶんしばらくはこの状態が続くのだろうなあ。 「体質」って……。 今夜はこのまま寝ることにする。
2025年2月12日(水)
午前中。 歯医者へ行ったら、大学病院への紹介状を書くので明日取りに来るようにと言われる。 思ったより面倒臭い症状であるようだ。 その足でトコトコと税務署へ。 いつもは朝イチで行くのだが、今回は歯医者を回った関係で出遅れたので少し順番待ち。 ポカポカと日当たりの良い玄関前でしばらく待った後でひとりずつ呼ばれて中に入るのだが、中へ入るとここでも短い列。 一昨年までは中に入ってからの長い行列があったのだが、今年は外で待ってもらうことにしたのか?(なぜ?) (ちなみに去年はこちらが9時に税務署に着いていたので待ち時間ゼロだった) いつものクリアフォルダーを渡されて、中の書類に住所氏名電話番号等を書き、例の如く「スマホは持っていますか?」を聞かれたが 今回は「持っていない」と答えたらすぐにPCの前に案内され、マイナンバーカードをしつこく勧められることもなかった。 (これもデジタル大臣でブイブイ言わせていた河野さんが、総裁選でボロ負けして発言力が弱った影響か?) これは私の私見なのだが、お役所仕事ってデジタルと馴染まなんだよな。 デジタルを導入するのなら、まず役所の仕事の仕方を見直すところから始めないとダメだと思う。 それを役所のやり方はそのままに「時代の趨勢だから」と無理にデジタルを導入したら、食い合わせが悪くて食あたりみたいなことに なってしまったのが一連のマイナンバー騒動だと思っている。 さて、いつもは持って来た書類を職員の人にクリアフォルダーごと渡して「じゃあ、よろしくお願いします」で済ませていたのだが、 今回は「ご自分で入力してみますか?」と言われて、ついその気になってしまった。 「ご自分で」と言われても、職員の人がつきっきりで「この数字をそこに入れて、そのボタンをクリックして」と教えてくれる通りに しただけなので、たぶん自宅でひとりでやれと言われたら出来ないと思う。 ともあれ「確定申告」の手続きが終了したので家に帰ることに。 帰り道で「なか卯」の牡蠣とじ丼に心惹かれてつい店に入ってしまう。 税込790円。 (ちょっと贅沢しすぎたか?) 帰宅。 一休みしてからサンドイッチで夕食。 ニュース。 道路陥没事故で行方不明になったドライバーは、まだ見つかっていないらしい。 八潮市の地下は、いったいどういうことになっているのだろう? こうなると逆に、実はどこかで生きているのではないかという気もして来る。 アスファルトで舗装された地面は一見頑丈そうに見えるが、実はそうでもないという解説を今回の件で山ほど聞かされたが、豊島区も 「巣鴨」とか「池袋」とか、いかにも以前は湿地帯や池だった風の地名が多い地域。 (そう言えば、池袋の地下道は始終天井から漏水しているよなあ) うちの近所の地盤も、考えてみるとそこそこ危険な状態かも知れない。 夜。 (ちょっと疲れたかな?) と、日が暮れてからリポDを飲んだら、眠れなくなってしまった。 もう午前2時を過ぎているので、差し当たっては毛布を被って朝を待つしかない……。
2025年2月11日(火)
朝。 寒いと布団から出づらい。(だから?) のそのそと起き出してもそもそと朝食を食べ、ぐずぐずと時間を浪費しつつ、だらだらと昼食を食べてから確定申告の書類作りに取り 掛かる。 夕方。 どうにかデータの打ち込みに成功! 一旦、書類を閉じてから再び開いたら、入力したはずのデータが全て消えていた。 オープンオフィス(フリーソフト)の罠??? エクセル(有料ソフト)で、最初から作業のやり直し。 最新のエクセルは触っていなかったので使うのを躊躇っていたのだが、ちょっと慣れたらオープンオフィスより使いやすかった。 同じ作業の繰り返しとは言え、2時間かけて作成したのと同じ表が30分で出来上がった。 さすがは本家(?)。 ちなみに消えた書類は、夜になって別の書類を探していた時に思いがけないフォルダーの中から見つかった。 どうやら保存がうまくいかなくて「作成途中の書類」と「完成した書類」の2種類が別々の場所に保存されてしまい、かつ「完成した 書類」の方が、なぜか検索で出て来ないという謎現象が起きてしまっていたのだ。 明日は歯医者なので、治療が早く終わったら税務署に回ってみよう。 夜。 1号くんと2号くんが来て、晩飯を食って帰る。 1号くんは明治の俳人・藤野古白が本歌取りしたという藤原定家の和歌を探していると言っていた。 「望月の手水や散りて雁のつら」という句。 「月」と「雁」が出て来るから秋の歌かな? ……気がついたら午前0時になっていたので、寝る。
2025年2月10日(月)
目が覚めると、明らかな花粉症。 くしゃみ鼻水涙目、そして顔や手などの露出部分がヒリヒリする。 さらに胃が痛い。 生まれつき皮膚が弱いので、花粉のダメージを受けるのが粘膜だけではないのが、かなり辛い。 この間観た「はたらく細胞」という映画に出ていた俳優の佐藤健氏が花粉症で、症状と戦いながらの撮影だったという記事をネットで 読んで、勝手な親近感を抱いてしまった。 午前中。 書類棚をゴソゴソして税金関係の書類探し。 なぜ毎年この時期が来ることが分かっていて、1年間整理しておかないのだろう? 午後。 なんか……必要書類を見つけ出すだけで力尽きた。(何やってんだか) 夜。 1号くんと2号くんが晩飯を食いに来る。 (最近やたらこいつらと飯を食ってるな……) 夕食後。 体がだるくて異常に眠い。 花粉のせいで体中で炎症が起きていて、常に全身が無駄に戦闘状態なため、何もしていないのに体力を消耗してしまうのだ。 ちょっと仮眠をとることにする……。
2025年2月9日(日)
今日は昼過ぎからSF大会のスタッフ会議、夕方からは1号くんの誕生会と、見事なダブルブッキング。 しょうがないので会議はZoomで途中退室という形で乗り切った。 夕方。 ワインとケーキを買って商店街を歩いていたら、最寄りの寿司屋に今週末で閉店すると張り紙がしてあった。 この辺りで最後に残った寿司屋だったので、かなりガッカリする。 誕生会では飲んで食ってと、まあ平常運転? 2本買ったワインを1本空け、1本は本日の主役である1号くんの手元へ。 他の人が帰ったあと、パーティー会場となったアパートの主である2号くんと2人で酔い覚ましにウーロン茶を飲みつつテレビをつけ たら「ザ!鉄腕!DASH!!」をやっていて、レギュラーのタレントさんが老けていたのに軽く衝撃を受ける。 調べたら番組開始は1995年。 30年も続いているのか。 番組が始まった頃は、20歳そこそこだった出演者も既に50代になっているわけである。 いま30代半ばの1号くんは、30年前はまだほんの子供だった計算になる。 (つまり私も同じだけ年をとったんだよなあ) 9時過ぎに帰宅。 寒いので風呂に入って、寝る。
2025年2月8日(土)
午前中。 日米首脳会談について、SNSで石破さんが叩かれていたが、叩かれている内容が椅子の座り方とか肘をついていたのいないのといった 「上流階級の振る舞いではない」という点だったので、日頃から「民主主義国家のリーダーは家柄や血筋で選ばれるべきではない」と 考えている私の中では逆に石破さんの株が上がってしまった。 作法や礼儀はだんだんと身についていくものだから。 昼食。 簡易雑煮。(餅を焼いてお湯で溶いためんつゆに入れただけのもの) 午後。 北陸の方の大雪の話題。 YouTube動画に、福井県の会社の社長が東京に出張に来るという内容のものがあったので、興味深く視聴する。 動画は、まず雪景色の福井から始まる。 家の外に出るには雪かきが必要な状態。 通りに出てタクシーに乗車し、駅から新幹線で東京へ。 車窓からの雪景色が、青空の広がる太平洋側の風景に変わって行く。 雲ひとつない東京の空を何か不思議そうに見上げる社長。 そして再び新幹線で帰宅後、翌朝に起きると大雪が降り積もっている。 ちょっとパンを買いに出かけようとするのだが、まず車に積もった雪をある程度落とし、エンジンをかけて残りの雪を溶かす。 この「エンジンをかける」ということひとつとっても、寒さのためになかなか苦戦するのである。 メモ: 冬の北陸が舞台の作品を書くときは、登場人物にうっかり「コートを羽織って運動靴をつっかけた状態」で外出させないように。 そもそも「パンを買いに行く」のに車が必要なのね。 (こういう細かいところって、ついうっかりをしがち) 夕方。 空想小説ワークショップ。 講義中になんか変な音声が入るのでスクールに電話をかけたら、スクールの事務室のマイクの切り忘れだったらしい。 (こういうのってミステリーのネタに使えないかな?) 本日の講義は「引用」。 いつもの通り時間をはみ出して、講義は18時20分まで。 夕食。 1号くんが買って来てくれた草餅。 今日は餅ばっかり食べている。 さて、明日はいろいろと忙しい日。 寝る。
2025年2月7日(金)
朝。 海外のニュースをざっとチェック。 ……トランプさんについては、話が落ち着くまでちょっと待っていよう。 感想だけ言わせて貰うと「宇宙人ポール」に出てきた閉鎖的な田舎者のアメリカ人が権力を持ってしまったイメージ? 午後。 作業がちょっと一段落したので「問題物件」の第4回を視聴。 ミステリードラマとして考えると、犯人は話題に出てきた瞬間に特定できるし、トリックも雑なのだが探偵役ののキャラクターが変で そこが面白いので頭が疲れた時にはお勧めの番組。 夕方。 radikoで番組を聴いていたら操作ミスで画面を閉じてしまい、再び開いたらまたなぜか現在地が「大分県」に変更されていて、東京の 番組が聴けなくなっていた。 しょうがないので防災用のラジオで続きを聴く。 夜。 石破さんがトランプさんとの会談のニュース。 例によって日本は金を巻き上げられ、会談は無難に終わったらしい。 まあ、石破さんの目的としては、この会談は「無難に終わらせること」が目的だっただろうから、これはこれで良しか? (でも、金は巻き上げられてるんだよなあ) 深夜。 風呂に入って寝る前に再びradikoを確認。 やっぱり現在地は「大分県」になっている。 さらによく調べたら、どうやらモバイルwifiを使っているとこういう現象が起きるらしいので、wifiをいったん切って有線接続で繋いで みたら普通に「東京都」が表示された。 ラジオ番組の昼に聴き損なっていた部分を聴く。 YouTuberのHIKAKINの兄のSEIKINという人へのインタビューで、彼は中学時代にアカペラ・コーラスをやっていたのだという話。 私は彼のひとりコーラスの動画が好きだったのだが、そうか、元々アカペラ・コーラスの人だったのだね。 その後、進学して就職を経てYouTuberに転職。 弟(つまりHIKAKIN)の勧めでオリジナル楽曲を作って発表し、テレビの歌謡番組にも出演するようになったそうだ。 学生時代にコーラス等で正規の発声法による歌唱技術を身につけていながら、コーラスでは安定した職業として成立させるのは難しく、 歌の道を断念してしまう人も多いと思うのだが、YouTuberというワンクッションを入れると案外と道が開けるのかも。 (これって、文学で言うと「なろう系」みたいな話なのか?) 学生時代にコーラスをやっていた歌手というのがどんどん出てきたら、歌謡界全体の歌唱力は上がりそう??? 20年後ぐらいを舞台としたSFを書くとすると、その時代にいまのテレビの代わりになっているのは、ネット動画だと思うのだが、 ネット動画における「スター」というのは、どういう仕組みで生まれるのだろうか。 こっちのけんとみたいに、再生回数がバケモノ級とか? 「彼女は200億回再生の大スターなんだ」 読者はピンと来るかな? ……くだらないことを考えていたらもう午前1時を回っていたので、寝る。
2025年2月6日(木)
朝。 自分のくしゃみで目を覚まし、喉から鼻にかけてグシュグシュなのはたぶん風邪じゃなくて花粉。 子供の頃から病気のデパートだったので、この程度は通常運行の範囲。 昨日、外出したせいで溜まってしまった2日分の雑用を消化して、夕方になる。 ネットで「クジャクのダンス誰が見た」というドラマの中で、とある登場人物が先ごろ女性関係のスキャンダルで良くない評判の立っ たタレント(この件で引退したので正確には元タレント)と同じ口調で喋るシーンがあるという記事を目にしたのだが、よく読むと、 それは単にその「元タレント」の出身地の方言のようである。 (特定の地域の方言に、あたかも「女性に対する問題行動をとる人間特有の口調」みたいなイメージが付くのは良くないなあ) ちょっと気になってそのドラマをTverで視聴して、問題の箇所のセリフを聞いたら確かに首都圏の某県の一部に見られる方言に似てい るようだが、むしろ落語の権助言葉のような「下層階級をイメージした人工的田舎弁」に聞こえた。 この言葉は恐らく「東京の人間がよく耳にする近県の方言」を元にして作られた人工方言なのだと思う。 そして件の元タレントは、東京から見た「近県」の出身だったわけである。 ところでこのドラマのタイトル「クジャクのダンス誰が見た」は、インド哲学の一節から来る言葉なのだとか。 本来は「誰にも観測されることのないジャンクルの中でクジャクがダンスを踊った場合、観測者がいなくてもクジャクのダンスは実在 したものと見做すべきか?」というような哲学の命題であるようなのだが、このドラマの中では「誰にも見られなくてもクジャク自身 は自分がダンスを踊ったことを知っている→犯した悪事は目撃者がいなくても存在する」という人間の良心の例えとして使われている。 物語はヒロインの父親が殺害されたところから始まる。 この父親は警察官であり、容疑者として逮捕されたのは、父親がかつて殺人事件の犯人として逮捕した男の息子だった。 ところがヒロインは知り合いから亡くなった父親からの遺書を手渡され、その遺書には「自分は殺されるかも知れないが、もしも以下 の人物が犯人として逮捕された場合、それは冤罪であるので弁護士の協力を得てその人を救って欲しい」という説明と共に、それらの 人物のリストが書かれていた。 そして遺書のリストにあった人物のひとりが、まさに容疑者として逮捕された人物なのであった。 こうしてヒロインは弁護士と共に事件の真相を探ることになり、その過程でかつての殺人事件の謎に迫るというストーリー。 で、この事件というのが「資産家一家が殺害されて出入りの植木屋が逮捕された」というもの。 上流階級に属する資産家の関係者と対比される形で描かれる植木屋が、例の「人工方言」を喋っていたという設定。 自分の家に押しかけたマスコミ関係者に「近所迷惑でしょう」と言う代わりに、彼は「近所迷惑だべ」と言う。 使用する言語による階級のイメージが、視聴者に「警察が抱いたであろう偏見に基づく予断」を想起させる仕組みになっている。 (これは上手いな) 海外のミステリーにときどき「◯◯夫人」なるものが出て来て、なぜか警官に邪険に扱われたりして不思議に思うことがあるのだが、 ドラマ化されたものを見るといかにも下層階級っぽい女性が出てきて、独特の喋り方をするので理由が分かった気がすることがある。 あれは、「◯◯夫人は『私は見ていません』と言った」ではなく「◯◯のかみさんは「オラ見てねえだ」と言った」と訳すべきだった のだな。 夜。 予定外にドラマなど見てしまったために、風呂に入るのが遅くなってしまった。 寒いので、温まったらすぐに寝よう。
2025年2月5日(水)
朝。 ニュース。 トランプ米大統領、イスラエルのネタニヤフ首相との共同記者会見でパレスチナ自治区ガザを「米国が所有する」と発言。 (なんなんだ、このひとは……) こんなのを「有り」にしたら、中国が「沖縄を所有する」とか、ロシアが「北海道を所有する」とか収集がつかなくなる。 午後。 歯医者へ行く。 待合室で『問題物件』(大倉崇裕 光文社文庫 Kindle版)の続きを読もうとしたら、Kindleの充電が切れていた。 慌ててバッテリーに繋ぐ。 Kindleは消費電力が少ないので滅多に充電切れを起こさないのが良いのだが、その分、こっちが油断しがち。 短編のシリーズもの「ポルターガイストが起こる部屋」は、小説の方が論理的に筋の通った話になっていた。 (犯人がバカだったのでという説明は、あまりに強引すぎた) さて、診察。 以前から気になっていたことがあったので、 「以前、ここでデパスという薬を処方して貰った記憶があるのですが?」 と言ったら、 「歯科医でデパスは処方できません」 ときっぱり言われた。 十数年前に同じ症状で受診した時に処方されたはずなのだが、それを言ったら。 「電子カルテになる前の記録は残っていないので」 だそうだ。 デパスはやばいこと効く薬なのだが、使いようによっては相当にやばい薬でもあるので、健康な良い子は飲まない方が良い薬。 (やっぱり、あの時のデパスは、ちょっとアレだったのかもね) 普通にロキソニン(正確には東和薬品のロキソプロフェンNa錠)を処方して貰って薬局に寄ってから帰宅。 昨日からの体調の悪さがまだ尾を引いている感じで、変な疲労感がある。 夕食は肉うどん。 なんか体調が悪いので、寝る。
2025年2月4日(火)
熱はないが胃腸に来る風邪を引いたみたいだ。 今年の風邪は、いろいろな症状のものが変わる変わる来るというのは本当だったようである。 1日中自宅から出られずに、脱水症状を避けるためにひたすら水を飲んでいる。 昼。 ニュース。 八潮市の道路陥没事故は見た目にどんどん穴が大きくなっている気がする。 トラックに乗っていたという老人は、この穴のどこにいるのだろう。 午後。 顎の関節に痛みを感じて歯医者に電話。 明日の午後の予約を取る。 体調が悪いので、寝たままネットでニュースを拾う。 海外のニュース。 アメリカと中国が関税合戦に入りそうな様子なんだとか。 とばっちりを食う小国の身にもなって貰いたい。 夕方。 1号くん2号くんが来て、一緒に夕食。 「『新プロジェクトX』を知っているか?」 と聞いたら、 「知らない」 と言われた。 「『ゴジラー1.0』は見たか?」 と言うと、 「見ていない」 と言う。 「『新プロジェクトX』という番組で『ゴジラー1.0』の監督が……」 と話し始めたら、1号くんに、 「山崎貴監督ぐらい知っている」 と言われる。 「ええと……その山崎監督が作った『ゴジラー1.0』の冒頭に出て来る島が……」 と言うと、 「大戸島ぐらい知っている」 と言われてしまった。 1号くん、「ゴジラ?1.0」は見ていなかったが、ゴジラには詳しかった……。 その後、佐藤編集長に、 「『ゴジラ』の第1作目は見たか?」 と聞いたら、 「見た」 と言うので、 「片目の男(芹沢博士)が出て来ただろう?」 と言ったら、 「覚えていない」 だそうだ。 佐藤編集長は「ゴジラ」は見ていたが、内容は覚えていなかった。 (今年のSF大会は、特撮企画をやろうかなあ……) 寝る。
2025年2月3日(月)
午前中。 二日酔いで使いものにならず。 (他にも酒を飲むときにはワインは3本までにしておいた方が良いな) 午後。 連続テレビ小説「おむすび」視聴。 ヒロインの娘は小学生になってサッカーに夢中で、派手なファッションに身を包んだ「ギャル」に否定的な感情を持っている。 その娘に対してヒロインは「サッカーを一生懸命頑張っているということはギャルなんだ」と言い聞かせるのだった。 (このドラマに出て来る「ギャル」という言葉の使い方って変じゃないか?) 「主人公が栄養士になって頑張る」という物語に、無理やり「ギャル」をぶち込んだことで訳がわからなくなったように見える。 主人公を「ギャル」にするのならばファッションの世界で頑張るとかそういう話にすれば良かったわけで、これは私の想像だが「栄養 士として頑張るヒロイン」という話の大筋が決まってしまった後になって、誰かのゴリ押しで「ギャル」という要素を入れなくてはな らなくなったんじゃなかろうか? ニュース。 アメリカがカナダからの輸入品に対して25%の関税を課すと発表したことに対し、カナダが報復措置に乗り出す構えを示していると のこと。 しばらくは世界経済がてんやわんやになりそうな予感。 大河ドラマ「べらぼう」視聴。 主人公の蔦重が火事場で拾って面倒を見ていた子供、唐丸が行方不明になる。 どうやら悪い奴に脅されていた模様で、その男と一緒に水に落ちる描写があった。 なかなかのサスペンス展開である。 一方、鉱山から鉄鉱石を採掘して製鉄事業を行おうとしていた平賀源内は、技術的未熟さのせいで製鉄が難しいと見て、製鉄のために 作った炭の販売事業へと商売を切り替える。 これは農耕に向かない秩父地域を豊かにするための田沼意次の意向を受けての行動であった……という話。 SFドラマ「ホットスポット」視聴。 富士の裾野にある温泉ホテルのフロント係が実は宇宙人とのハーフで、超人的な「能力」を持っているという設定。 但し「能力」には副作用があって、回復にはこのホテルの温泉に体を浸す必要があることになっている。 【以下ネタバレ】 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今回は、その宇宙人の地球人として暮らす日常の話が物語の大半を占める。 「霊が見えたので怖い」と切れた部屋の電球交換を同僚の女性(ヒロイン)に代わってもらう宇宙人。 実はそれは霊でも何でもなく、ただ宿泊客が部屋にこっそりガールフレンドを呼んでいただけだった。 しばらくしてホテルの給湯器が故障するも、宿泊客からのクレーム対応も給湯器の修理自体もヒロインに任せる宇宙人。 さらに言うなら、事務仕事もあまり出来ない様子。 同僚の無能ぶりに苛立っていたヒロインだが、翌朝、宿泊客のひとりであった受験生が試験当日に受験票を部屋に忘れてしまう。 宇宙人は俊足と超嗅覚の「能力」を使って受験生を追跡、試験会場の人混みの中から探し出して無事に受験票を届ける。 そしてその途中で強盗をひとり倒し、ついでに強盗が盗んでいた電動自転車も取り戻す。 私は十分に面白いドラマだと思って見ているのだが、いまのところ劇的な展開が少ないので評論家にはイマイチな評判らしい。 夜。 「新プロジェクトX」の「ゴジラ、アカデミー賞を喰う〜VFXに人生を賭けた精鋭たち〜」を視聴。 「ゴジラー1.0」でアカデミーVFX賞を受賞した山崎貴監督とそのチームについてのドキュメンタリー。 SNSに投稿された作品を見て10代の若者でもスカウトして来る山崎監督に感心した。 優秀な若者に刺激されてベテラン層の技術も向上したのだと言う。 いまの日本で上手くいっている分野って、こういう人が中心にいるんだね。 反対に「上手くいっていない分野」を見ると、見事にこの逆をやっている。 (いい加減、この事実に気づいてくれ!) 「新しいもの」が入って来ることによる「刺激」を避けるために全力を尽くした挙句に「こんなに頑張っているのに上手くいかない」 という結論に辿り着く。 そしてそれを指摘されると、なぜか「今までがどれほど良かったか」を語り始めるのだ。 (いや、むしろ気づいているからこそなのかな?) 前途多難。 寝る。
2025年2月2(日)
今日は出かけるのに、朝から雨が降っている。 そして寒い。 午後になって念の為Siriに聞いてみたが、やはり雨で気温も低いらしい。 夕方。 コートの下にセーターを2枚重ねに着て家を出る。 目的地は新宿で、距離的には近いのだが新宿の街を道に迷わずに歩く自信は、到底ない。 iPadで地図アプリを立ち上げて画面を見ながらウロウロ。 ようやく目的地の近くに来たときに、ズボンのベルトがぶち切れる。 (皮のベルトなのでそんなに弱い素材ではなかったと思うのだが、正月の餅の圧に負けたか……) 幸い近くにユニクロがあったので、間に合わせでベルトを購入。 トイレの個室で付け替えたのだが普通のベルトってやっぱりちょっと短いか? 今度もっと長いベルトを購入しよう。 どうにかこうにか時間前に店の前に到着。 開店前だったので自動ドアが閉まっていて、5時まで待機。 中に入れてもらって座敷に通されたらすでにそこで座って待っている人がいた。 「なんで?」 と聞いたら、 「裏口から入りました」 って、そんな入店の仕方があるのか? さて「手打そば・大庵」。 「蕎麦屋」からイメージされる店とは雰囲気が違って、出て来る蕎麦も白子蕎麦とか豪華。 魚介類も申し分なく美味で、さらにワインが素晴らしい。 コース料理だったのだが、追加でワインを頼みまくって少し飲み過ぎたかも知れない。 帰り道の新宿から何線に乗ったのか記憶が定かではないのだが、無事に池袋には辿り着いたようだ。 (錯覚かも知れないが、行きより帰りの方が時間がかかった?) 午前2時。 目を開けたら天井が見える。 ヒーターが「強」に合わせて点いていて、室内がガンガンに暑い。 なぜ自分がコートを着てカバンを肩から掛けたまま床の上に横たわっているのかをしばし考えた後、服を着替えて、寝る。
2025年2月1日(土)
今日から2月。 「まだ1月だから」と後回しにしていたことがいきなり全部目の前にやって来てしまう。 (単に計画性のないバカである) まずは確定申告用の書類をあっちこっちから集め始める。 (毎年の作業で分かっているのになぜ、最初からひとまとめにしておかないのだろう?) (あれ? あるはずの領収書が……) という例年の恒例行事。 昼。 カップ麺と菓子パン。 (確実に太るよな) 午後。 なんかいろいろと嫌気が差して、動画サイトで猫を見る。 ニュース。 八潮市の道路陥没事故、続報。 穴に入るためのスロープは完成したものの、中に水が溜まっている上に瓦礫が邪魔をして作業が困難な状況とのこと。 夕食後。 テレビに松本伊代が映って、 「伊代はまだ〜16だ〜から〜♪」 と歌っていた。 普通に計算すると彼女は今年で60歳ぐらいになるはずだと思うが、芸能人は年を取らないものだからいいのか……(^^; 同じ番組で、元営業マンだったという芸能人が、同業者に挨拶するときについ深々と頭を下げてしまうクセをイジられていた。 (そんなにおかしなことかなあ?) と思ったのだが、そう言えばドラマに出て来る芸能人は、マネージャーがペコペコ頭を下げている場面でも、それほど深々とお辞儀を したりしていない。 そこでふと思い出したのは、吉原の花魁である。 廓の若い衆などは客に頭を下げまくるが、花魁の方は身分の高い客の前でもむしろツンと偉そうにしていたそうだ。 芸能人と花魁の共通点を探すと「自分自身が商品」ということになるのかな? 商品を売り込む立場の人間は頭を下げても、商品自身は「私の商品価値は高いのです」という顔をしていた方が高く売れるのかも。 ……アホなことを考えているうちに眠くなって来た。 風呂に入って、寝よう。2025年1月分へ 目次へ
2025年1月分へ 目次へ