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独 り 言 (2025年1月分)
ニュースとお天気
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2025年1月31日(金)
朝起きたら体がだるい。 2号くんがインフルエンザになったと言っていたので少し用心する。 海外のニュース。 アメリカの旅客機と軍用ヘリの衝突事故は、残念ながら生存者0だという。 (どうしてこんな事故が……) 国内のニュース。 八潮市の道路陥没事故は、救助のためのスロープを建設中だそうだ。 どうも地下水が流れ込んでいるらしく、大量の水が作業の難航の原因となっているらしい。 午後。 なんだか熱が出て来て軽く頭痛。 今年の風邪は種類が多いので、ひとつ治ってもまた別の風邪に罹るというやっかいな状況らしい。 暖かくして、夕方まで少し眠る。 夕方。 ラジオをつけたらYouTuberのセイキン(ヒカキンの兄)が、日本におけるYouTubeの黎明期みたいなものについて喋っていた。 言われてみれば確かに、当時のYouTuberは(無理して)英語で喋っていたな。 まだ国内にはYouTubeの視聴者が少なかったのかな? 当時の動画は3分程度が普通で、製品のレビュー動画が主だったのだとか。 これは昔のYouTuberの話を書くときには、貴重な情報。 以前に読んだ「21世紀になってから書かれた昭和30年代を舞台にした小説」で、学生が「俺はウーロン茶でいいや」と言うシーン が出て来てしまい「おっと!」となったことがある。 伊藤園が世界初の缶入りウーロン茶を発売したのは1981年のことで、それ以前のウーロン茶は「〜でいいや」と言えるほど手軽な 飲み物ではなかったのだ。 こういう「割とつい最近の時代だが今とは大きく違っているもの」には用心しなくてはならないね。 そして、うっかりすると私が「今のもの」だと思っているものが、すでに「昔のもの」になっている危険性も……。 夜。 7時を過ぎた辺りから、明らかに体調がおかしくなる。 居眠りするほど睡眠不足というわけでもないのに、ときどき意識が遠のく感じがする。 危険なので布団の上に横になる。 たぶんこのまま眠ってしまうのだと思う。
2025年1月30日(木)
午前中。 ニュースで八潮市の陥没事故の続報チェック。 運転手さんの救助はまだまだ難航しているらしい。 地下に大きな空洞ができて、現場周辺が穴の上にアスファルトの板で蓋をした落とし穴みたいになっているっぽい。 穴の中に下水の水と土砂が流れ込んで、トラックの運転席部分は荷台から取れてその土砂の中に埋まっているのだとか。 差し当たって水だけでもなんとかしないといけないので、ポンプで汲み出して消毒後に近所の川に流し、近隣の家には下水に水を流さ ないように呼びかけていると言っていた。 昼。 海外のニュース。 米ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港で、昨夜(1月29日)21時(日本時間今日午前11時)頃に、アメリカン航空の小型 旅客機と米陸軍のヘリコプターが空中衝突。 首都ワシントン近郊の空港なら発着便も多かったのだろうな。 夜だったのでお互いがよく見えなかった??? 午後。 部屋の整理&探し物。 ……結果、見つかったものと見つからなかったもの有り。 夜。 八潮市の陥没事故の続報。 ちょっと離れたところから斜めにスロープを掘って救出作業を行うことにしたとのこと。 閉じ込められているトラックの運転手さん、なんとか生きていて欲しい。 赤木俊夫さん関係のニュース。 〈森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の男性職員の妻が、国に関連文書の開示を求めた裁 判で、2審の大阪高等裁判所は、1審とは逆に、国が文書の存否も明らかにせず不開示とした決定は違法だとして、取り消す判決を言い 渡しました〉 [2025年1月30日 18時31分 NHK WEB] (これは何か大きな動きのきっかけになる判決かな?) 今年で平成元年生まれが30代後半の年齢になり、社会的な発言力を持ち始めて来る。 世の中が変わり始める年になるのだろうか? 寝る。
2025年1月29日(水)
朝。 本来なら出勤日だが、諸般の事情で昨日で仕事が終わってしまったために行くところがない。 ニュース。 埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故の続報。 穴の中に取り残された人の救出はまだ進んでいないようだ。 アスファルトの下に大きな空洞が出来てしまっているので、うっかり穴に近寄ると、崩れて助けに行った人まで転落する危険性がある からなんだとか。 しかも、穴の中には土砂と共に水が溜まって運転席のドアを押し付ける形になっているので救出ができないらしい。 でもマスコミのヘリは上空を飛んでいるんだよなあ。 ヘリからロープを垂らして救助の人を下ろすとかは、無理なんだろうか? 午前中。 NHKの大河ドラマ「べらぼう」視聴。 吉原の宣伝のために遊女の錦絵を制作することになった主人公・蔦重こと蔦屋重三郎。 しかし肝心の遊女から出資金を請求されることへの苦情が来てしまう。 そこで蔦重は、錦絵の遊女たちを、呉服屋の商品を着た状態で描かせることで呉服屋をスポンサーにすることにした。 この方法は大成功したものの、彼が版元としてこの錦絵を販売しようとすると版元連中から横槍が入り、結局この錦絵は他の版元から 出版されることになってしまった。 (江戸時代は、新たに書店で販売する本を出版する版元になるには、版元の組合のようなものの許可が必要であったらしい) 一方、田沼意次は、幕府の財政を圧迫する御三卿を無くしてしまいたいと、そのひとつである田安徳川家の取りつぶしに暗躍。 偽文書を作り上げて田安賢丸(後の松平定信)を騙すのだが、この偽文書作りに手を貸したのが平賀源内ということになっていた。 まずは文書の元の書き手が書いたものを集めて、それらのうちから必要な文字を拾って切り貼りし、目的の文章を作る。 これを下敷きにしてなぞる形で、実際にある書物の空欄に文章を書き入れる。 すると、本物の書物に元の書き手の筆跡でこちらの思い通りの文章を書き加えることが出来るという仕組み。 ちなみに、この本物の書物に文章を書き加えるというのは、偽古文書作りの際に実際に行われている手法であるらしい。 午後。 SFドラマ「ホットスポット」視聴。 温泉ホテルのフロントマンが、実は宇宙人と地球人のハーフで特殊な「能力」を持っているという設定のドラマ。 「SOS」を表示して走行するタクシーを目撃した宇宙人・高橋孝介は「能力」を使ってタクシーに追いつく。 結局、表示は運転手の操作ミスによるものだと分かったものの「能力」を使ってしまった高橋は、回復のために特殊な成分の含まれた 温泉に体を浸けなくてはならなくなる。 そこで深夜にシフトが入っているヒロイン・遠藤清美(高橋の秘密を知る人物)に頼んで温泉ホテルのシフトを交代して貰おうとする のだが、清美は「上司に仕事をドタキャンしてシフトを代わって貰うような奴だと思われたくない」という理由で断固拒否する。 「同僚が宇宙人」という非日常を受け入れつつも「上司の評価が大事」という日常的な価値観は揺るがせないヒロイン、かなりの強者 だと思った。 こっそり温泉に忍び込んだ高橋が、急に入って来た支配人から隠れて全裸で天井の梁にしがみつくコントは、たぶん笑いどころなのだ ろうが私はあまり面白いとは感じなかった。 これはまあ、好みの問題。 夕方のニュース。 〈埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故を受け、橘官房副長官は29日、全国の下水道管理者に対し、同様の箇所の緊急点検を要請 したと明らかにしました。〉[2025年1月29日(水) 16:29 TBSテレビ] 実は昨年9月4日に、千葉県の市原市で国道16号が上下4車線に渡って陥没するという騒ぎがあったのだが、この時は幸いに巻き込 まれた人はいなかった。 (この時に、全国に点検を要請しておけば……) 「大事故が起きない限り動かない」というのは日本政府の悪い癖。 ふと思い出したのは「鼓腹撃壌」という言葉。 『十八史略』より「鼓腹撃壌」 (皇帝の堯がお忍びで庶民の生活を見に行ったところ) 有老人 老人がいた 含哺鼓腹撃壌而歌 彼は物を食べながら腹鼓を打ち、地面を叩いて(拍子をとって)歌っていた 曰 その歌詞はこういうものだった。 日出而作 日入而息 お日様が昇れば畑に出て働き、お日様が沈めば家に帰って寝る 鑿井而飲 耕田而食 井戸を掘って水を飲み、畑を耕して穫れた物を食う 帝力何有於我哉 皇帝なんておいらに関係ねえ 本来はこの「鼓腹撃壌」(政治がうまく行って世の中が平和なのが当たり前になり、国民から見た政治家の存在感が薄れた状態)こそ が、為政者と国民の理想的な関係だと思うのだが、日本の政治家は「帝力何有於我哉」は気に入らないらしい。 むしろ「息ができるのも政治家様のお陰」ぐらいに、国民には常に自分たちを有り難がっていて貰いたがるので「国民が困る前に手を 打っておく」ということは、あまりやりたがらないのだろう。 夜のニュース。 女性への差別撤廃を目指す国連の委員会が昨年、日本政府に対し、皇位は男系の男子が継承すると定めている皇室典範を改正するよう 勧告したことについて、外務省の北村外務報道官は、 「皇位につく資格は基本的人権に含まれていないことから、皇位継承の資格が男系男子に限定されていることは、女子に対する差別に は該当しない」 「皇位継承のあり方は国家の基本に関わる事項で、委員会で皇室典範を取り上げることは適当ではない」 として、日本が任意で拠出している資金を、委員会の活動に充てないよう求めるとともに、27日に今年度に予定していた委員の日本 訪問を取りやめることを伝達したと述べたそうだ。 これが国内的に非常にデリケートな問題であることは分かるが、(いま「女系天皇」を認める方向を見せてしまうと、ただでさえやや こしいことになっている「悠仁様派」と「愛子様派」の対立がさらに激化する恐れが出て来るので)国連とはあまり揉めないように、 十分に配慮して「国内向けポーズ」をとって欲しいと思う。 (まあ、私なんかに言われるまでもないよね) 寝る。
2025年1月28日(火)
朝。 7時前に家を出たのだが、ラッシュアワーのバスが曲者で職場に着いたのは9時15分前。 (ここに毎日通うとしたら嫌だなあ) 仕事は問題なく終わり、問題なさ過ぎて昼前に全ての撤収作業が終了してしまった。 (当初の予定では木曜日までの仕事だった) 帰宅。 ニュース。 今朝9時40分頃に、埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没してトラックが転落する事故があったそうだ。 陥没でできた穴にたまった土砂に、運転席部分が埋まった状態。 運転手が車内に取り残されているので、救助作業を行なっているという。 (無事だといいが……) 夕方。 訃報:経済アナリストの森永卓郎さんが、原発不明がんのため自宅で死去。 67歳。 若すぎるよなあ……。 (私がいま61歳なんだが) 1月27日(昨日)にリモート出演したニッポン放送の「垣花正 あなたとハッピー!」(朝8時から)で、 「がんの宣告されて以降、最悪の状態なんですよ。どうやら本格転移が始まっちゃったんじゃないかなという感じ」 と話していたそうだ。 「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(昨日午後1時から)にも出演していたそうで、本日午後1時33分に死去。 息を引き取る24時間前まで仕事をしていたことになる。 改めて、すごい人だった。 合掌。 夜。 1号くんが来て一緒に夕食。 (2号君はインフルエンザA型に罹ったとかで、来なかった) Tverでエアチェックの仕事をしている1号くんの知り合いが、運悪くフジテレビの記者会見の担当になってしまい、午前0時を超え た辺りで体力的にギブアップ。 上司にSOSを出して代わってもらい、翌日は仕事を休んだのだとか。 10時間以上続いた会見であったらしいからなあ。 明日は仕事がないので盛大にニンニクを食べて、寝る。
2025年1月27日(月)
今年最初の出勤日。 保谷駅からバスに乗ったらsuicaで支払いが出来たのは良いのだが行き先によって運賃が違うので、乗車の際に運転手がいちいち降り る停留所を聞いていた。 このシステムには改良の余地がありそうな気がした。 車内はほぼ満席。 車椅子スペースの折り畳み椅子しか残っていなかったのでそこに座る。 停留所をいくつか過ぎたところで、運転手に「申し訳ありませんが」と声をかけられたので、乗車して来た車椅子のために席を立つ。 車椅子を1つ置くには、通常の座席2つ分のスペースが必要なのだね。 (イベント会場で車椅子スペースを設ける時には気をつけよう) バスを降り、少し歩いて職場に到着。 少し早めに着いたので、機材を運ぶために車で来ていた社員と一緒に車の中で他のバイトの到着を待っていたら、門の外で交通事故が 起きたようだ。 乗用車と自転車がぶつかったらしく警察が来ていたが、事故現場は私がついさっき歩いていた場所。 タイミングがズレていたらちょっと危なかったかも。 入り口で入校用の腕章を受け取る。 こちらの担当者とのやりとりに何か行き違いがあったのか「工事」と書かれた黄色い腕章。 (うちの元請に当たる会社が図書館の新設工事にも関係していて、その会社名を名乗ったために守衛に勘違いされたのかもしれない) 仕方がないので「工事」の腕章を付けて図書館に入ったのだが、見た目がなんとなく変。(^^; 9時に仕事開始。 引越しのために図書館の本のサイズを測るという大変に地味な作業。 でも、これをやっておかないと移動先の図書館の本棚が発注できなくなるのだよ。 夕方。 帰宅しようと職場から出たところで、お約束通り道に迷う。 どうにかバス通りまで辿り着いて、バス停を見つけ出して乗車。 よほど疲れ切って見えたのか中学生が席を譲ってくれた。 帰宅。 2号くんからLINEが来る。 「インフルエンザA型に罹った」のだそうだ。 (どこで伝染って来た?) ニュース。 フジテレビの港浩一社長と嘉納修治会長が辞任。 港社長によると「日枝相談役は(今回のトラブルに)関係していない」のだそうだ。 (アア、ソウ) 風呂に入って、寝る。
2025年1月26日(日)
今日はSF大会のスタッフ会議とメンサ・テスト合格者の会の年次会が見事にダブルブキング。 まず年次会の会場に行き、そこからZoomでスタッフ会議に途中まで出て、Zoomを繋ぎ変えて年次会。 業務報告や会計報告、委員の選任を行い、あとはただ駄弁る。 やっぱり話題はフジテレビ。 「なんであんな叩かれるに決まっているような対応をしたんだろうね?」とか。 「長年、会社のトップが入れ替わらずにいたために、社会の変化に鈍感になっていたのだろう」とか。 「私は明日から仕事なんだ」 という話をしていて、行く予定の現場の場所を勘違いしていたことに気づいた。 (危ないところで、セーフ!) 終了後は懇親会。 軽く飲んで、食べて、帰宅して、風呂に入って、寝る。
2025年1月25日(土)
朝。 早朝は布団をかけていても寒さで体が冷え切ってしまう。 radikoでラジオを聴く。 「1商品」の宣伝のために「提供」されているミニ番組というものの存在を最近知ったのだが、そういう番組。 ネットでたまたま見たこうした番組のスタジオの内部は、YouTuberの撮影部屋とほぼ変わらないぐらい小ぢんまりしている。 スタジオというより、マンションの1室に机と椅子、そして機材が置いてあるだけのような部屋。 (ラジオだとこの規模で番組をひとつ作れてしまうんだな……) 午前中。 明日はメンサ・テスト合格者の会の年次会なので、その準備や案内メールの送信。(前日の念押しは大事なのだ) リモート会議用のマイクなどを揃えたり、書類をZoom上で開けるようにしておくといった地味な作業をチマチマと。 夕方。 空想小説ワークショップ。 なぜか時間になっても講師がリモートの教室に入って来ないので(アレ?)と思っていたら、スクールの係員が本日の入室パスワード を講師に伝え忘れていたのだとか。 顔の見えないメールでのやり取りって、誰に送ったのか、送らなかったのかが分からなくなりがち。 そしてこういう「事故」ってひと昔前だったらSF小説の中で起こることだったよな。 今日は寒いので風呂に入って早めに寝る。
2025年1月24日(金)
目覚めると脚が冷たい冬の朝。 アメリカのトランプ大統領。 大統領が「出生地主義」の制度を廃止する大統領令に署名た件について、22の州の司法長官が「出生地主義は憲法で規定されている ので違憲だ」として、差し止めを求める訴えを起こした。 また、彼の「性別は男と女だけ」という発言や「移民摘発」については、ワシントン教区主教のマリアン・バディ氏が「国民のための 祈りの礼拝」において大統領に「ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーや、市民権を持たな、あるいは適切な書類を所持していない 移民に対する「慈愛の心」を求めたと報じられた。 就任早々、あっちこっちで軋轢を起こしているなあ。 大統領が軋轢を起こすことがあっても、その目的が「国民を幸せにすること」ならば良いのだけれどね。 この人の場合、誰かを「敵」認定して叩かせることで社会に不満を持つ者のストレス解消の道具にし、自分の支持を上げることが目的 に見えるんだよな。 国民を幸せにする政策に成功する見込みがない時に、適当な「敵」を作り出し「お前らが不幸なのはあいつらのせいだ」と誘導する。 国民の目的を「自分が幸せになること」から「敵を倒すこと」にすり替えてしまうわけだ。 あらかじめ「敵」に、そこそこ弱いものを選んでおけば敵への攻撃はそれなりの成果を上げる。 その成果を強調することで、本来の目的であるはずの「国民を幸せにすること」が全く達成されていないという事実を誤魔化す。 よくある手口だ。 まあ、誰かが「敵」の話をしだしたら、そいつの言うことは信用しないことだね。 (これは大事) 夕方。 radikoの無料サービスで、いつものように東京FMの番組を聴こうとしたら有料だという表示が出た。 (あれ?) と、画面をよく見ると、なぜか私の所在地が「大分県」になっている。(radikoは地域外の番組は有料)。 試行錯誤の末に地域設定の画面に辿り着いて、所在地を「東京都」に戻した。 これまでも自分の所在地が「千代田区」とかになっていたことはあるが「大分県」はさすがに初めて。 どうして九州なんて遠くにいることになっちゃったんだろう? 夜。 ディオリンゴをやっていて気がついたら半分寝ていたので、本格的に寝る。
2025年1月23日(木)
今日も今日とて、地味な事務作業。 午後。 今週末のメンサ・テスト合格者の会の年次会に向けて書類を準備していたら、会計書類にミスを発見する。 (400円を足すべきところを引いていた) 書類を作り直すのが面倒臭いので、監査と相談。 夕方。 会計に訂正印で処理して貰うことで決着が着いた。 予定外の仕事が増えたことで、どっと疲れる。 そもそも会計は私の担当じゃなかったはず。 会議準備で、なんで会計のミスを処理しなくてはならない?(ブツブツ) X(旧Twitter)を覗いたら、エンタメ関係の投稿がたくさん流れて来て、何かと思ったら有名芸能人がスキャンダルで引退したという ニュースが報じられたらしい。 この間、日経新聞にも載っていたフジテレビ関係のスキャンダル。 実際に何があったのかは部外者の私は知る由もないが、今回はやっぱりフジテレビに企業として、 1)トラブル対応がお粗末だった。 2)そもそもトラブルを起こすような危機管理体制の甘さがあった。 という問題があったと思うな。 取引先との会食に若い女性社員を同席させて場を和ませるというのは、昭和の時代には珍しいことではなかった慣習だが、女性社員を 相手側と2人きりにさせちゃダメだろう。 そうならないように男性社員ガードするなりな何なりの工夫するのがセオリーだと思うが、今回の場合、女性側の言い分を信じるなら むしろ積極的にそうなるように仕向けている。 トラブルが起きた場合のことを考えなかったのかな? 人事権を振りかざせば、女性社員が大人しく泣き寝入りをしてくれると信じていたのだろうか? 実際には女性社員はPTSDを発症してフジテレビを退社してしまい、社外の人間となった彼女に対しては、人事権もへったくれもなく なってしまったということのようだが。 企業のトップにいる「終身雇用制に慣れた世代」の人間が、社員は永遠に社員ではなく退社してしまえば「外部の人間」となるという 単純な事実を見落としていたのかも。 夜。 販促品として貰ったクリームタイプのマヌカ蜂蜜というものを食す。 私のような高級食材に慣れていない人間には、ちょっと高級過ぎたのか、その高級感がイマイチ分からない。 健康には良いらしいが、そもそも百均の売れ残りの20円引き食パンに塗って食べるようなものではなかったようだ。 寝る。
2025年1月22日(水)
朝。 アメリカからのニュース。 トランプさん、就任早々、大統領令出しまくり。 一方、東部ニュージャージー州のマシュー・プラトキン司法長官は21日に、トランプ氏が20日に署名した大統領令を阻止するため 提訴。 ……ちょっと落ち着くまで待とうか。(何を?) 昼。 謎の訪問販売みたいなのが来たので、ドアを開けないでいたら諦めて帰ったようだ。 (タダで何かを配っているとか言っていたが、タダのものを配るだけにアパートの階段をここまで昇って来ないだろう) 午後。 SF大会関係の企画関係の事務。 あ、こう書くと1行で終わってしまう。 (´Д`。) ……日が暮れる頃には精神的に疲れ果てていた。 夕食。 焼き鮭。 玉子とキャベツと白菜と米の値段が高いのには参るな。 若い人なんか食費がかかって仕方がないだろう。 若い人で思い出したのだが…… 来年の4月から「子ども・子育て支援金」という制度が導入され、社会保険料にさらに上乗せで金を取るようになるらしい。 政府が、上乗せ金を取る理由として「子育て世帯のための支援や育児インフラの充実に充てる」と言っていて「子育て世帯」以外は、 単に取られっぱなしということになるので、通称「独身税」と言うそうだ。 誤解のないように説明しておくと、取られるのは、子育て世帯もそうでない世帯も一緒。 ただ「子育て世帯は『子育て世帯のための支援や育児インフラの充実』で得をするわけだから取られてないのと一緒でしょ?」という 例によって例の如くの訳のわからない理屈。 給料から金を取りあげられた挙句に、ぶっちゃけあんまりいらないようなものを渡されて「はい、プレゼント。十分に有り難がれよ」 と言われるオチになりそうな気がしてならないが。 そしてもうひとつ大事なこととして、この「子ども・子育て支援金」制度、独身の人間が「じゃあ結婚して子供を作るか」という動機 には成りにくいということ。 むしろ、ただでさえ安い実質賃金からさらに金を引かれたら、異性と付き合うためのデート資金も出せなくなると思うな。 昭和の時代のSFでは人口増加が未来の重大な課題となっていることになっていたのだが、100年後の日本の人口はどういうことに なっているのやら。 寝る。
2025年1月21日(火)
朝。 ニュースによると、日本時間の本日午前1時過ぎに、台湾南部の嘉義県を震源とする地震があったらしい。 嘉義県で震度6弱、高雄市や台南市で震度5弱の揺れがあり、地震の規模を示すマグニチュードは6.4。 台湾の地理にはあまり詳しくないので、地図で調べる。 台湾島を上下を逆さにした太めのバナナに見立てると、高雄市はバナナの茎の根元からちょっとだけ実の方へ行ったところ。 台南市はその北で、そのまた北にあるのが嘉義県であるらしい。 ちなみに、嘉義県も高雄市も台南市も全部島の西側。 大きな被害が出ていないと良いなあ……。 アメリカからのニュース。 トランプ大統領は、大統領令で、世界保健機関(WHO)からの脱退を表明。 新型コロナウイルスの感染拡大の際の対処への不満と、人口が多い中国に比べてアメリカに求められる拠出金が多額であることがその 理由だそうだ。 そしてパリ協定(※)からも離脱するつもりらしい。 この人の行動って1国の大統領じゃなくて、せいぜい1企業の社長レベルなんだよな。 国を統べる人間は、自分の周囲だけの利益を求めて行動してはダメだと思う。 ましてや大国アメリカの大統領なのだから。 ※パリ協定 第21回締約国会議(COP21)で定められた、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定。 フランスのパリにおいて採択されたのでこの名称で呼ばれている。 国内ニュース。 フジテレビの騒動が、日経の記事になっていた。 〈フジCM、20社超が停止〉 だって。 もはや単なる週刊誌の芸能ゴシップではなくなってしまったようだ。 企業がトラブル対応に失敗すると、ここまで状況が悪化してしまうという好例。 (そもそもトラブルの元を自ら作っているし) 長年さまざまな不都合の皺寄せを「一番弱いところ」に持って行くことで解決したつもりになっていたのだろうな。 これ、他の企業でもついやっていることかも知れないので注意した方が良いと思う。 午後。 1号くんが貸してくれた『黄泉のツガイ』第1巻(荒川弘 ガンガンコミックス)を読む。 面白そうな話なのだが、1巻を読み終わってもまだ世界の全体像が掴めない。 (これは「一見さんお断り」の作品だな) 夕方。 午後5時頃に、大阪市浪速区恵美須東で火災があったそうだ。 東京生まれの私は、地名を言われてもピンと来なかったが、通天閣のすぐ近く(100メートルぐらいしか離れていない場所)である らしい。 火元は「ザリガニ」というゲームセンターの入っているビルだったらしく、この店はレトロなゲーム機が多く置かれていることで有名 であったのだとか。 どうやら「博物館的な価値」のあるゲーム機が並んでいる店だったようで、SNSにゲームファンが嘆きの書き込みをしていた。 夕食。 月見うどん。 風邪はだいぶ良くなったのだが、体調を崩すと胃腸に来るタイプなのでしばらくはこんな感じ。 寝る。
2025年1月20日(月)
朝から完全に風邪でダウンし、1週間ほど前に会った人がマスクなしで盛んに咳をしていたのを思い出す。 (どうして咳をしている人に限ってマスクをしないのだろう?) と、思ったが、これは因果関係が逆でマスクをしないから風邪も引きやすいということなのだと思う。 昼。 SFドラマ「ホットスポット」の第2話目を視聴。 ヒロインは山梨県のホテルに勤めるフロント係。 第1話で、さまざまな伏線が提示され、たぶん今後のドラマの中でそれらが回収されていくという構成なのだろう。 地球生まれだが宇宙人と地球人のハーフだという同僚男性に命を救われたヒロイン。 口止めされていたにも拘らず、彼の秘密を幼馴染の2人に喋ってしまう。 今回の話は、幼馴染のうちの1人は小学校の教員で、自分の過失で体育館の天井に引っかかってしまったバレーボールを取るために、 その宇宙人の力を借りたいと図々しいことを頼んで来て……。 夜の小学校でたまたま遭遇した悪人たちを超人的な能力を使って次々に倒す宇宙人がカッコイイ。 ヒロインを含む3人の女性たちのうちのひとりぐらいぐらい彼に惚れちまわないだろうかと思ったが、そういう気配はないようだ。 いまのところ回収された伏線は、ドラマ冒頭のニュース番組で報じられていた地上絵の話のみ。 あとは…… ホテルの角部屋に幽霊がいると言って騒いだ客。 ホテルに住んでいる常連客。 客としてホテルにやって来たカップル。 宇宙人が人並み外れた聴覚によって一瞬だけ聞いた奇妙な会話。 第1話でホテルを去ることになった女性のその後も気に掛かる。 そしてネットで話題になっていたのは、ヒロインたち3人が誰ひとり映画「E.T.」を知らなかったということ。 今回は、ヒロインの幼馴染のひとりが病院の泌尿器科に務めるナースであることが明かされたので、これも何かの伏線かな? 今後が楽しみ。 昼。 風邪薬を飲んだので、少し体調は良くなったが副作用で眠くなって来た。 こういう時には眠ってしまうのがいいのかもしれないが、そのせいで夜に眠れなくなるのも困る。 午後。 1号くんから電話。 「体調が悪い」 と伝えたら、会社の休憩時間にプリンを買って来てくれると言う。 1号くんを待つ時間に大河ドラマ「べらぼう」視聴。 前回、蔦重(主人公)が苦心して編集した『吉原細見』は売れたものの、吉原そのものへの客足には結び付かなかった。 おまけに彼が本づくりをしたことが、彼を跡取りにと期待していた茶屋の主人を怒らせてしまう。 それでも懲りずに「吉原の馴染みにならないと手に入れられない本」を作ることで何とか客を呼び込もうとする蔦重。 一方、田沼意次は、将軍家の出費を抑えるため三卿(御三家に男子が生まれなかった時にスペアを出す家)の1つである田安徳川家を 取り潰したいと考え、病弱な田安家の当主・治察の弟で幼少期より聡明なことで知られていた賢丸(まさまる)を白河松平家に養子に 出すために画策する。 養子に出されると賢丸は将軍職を継ぐチャンスを失うことになるのだが、この賢丸こそが後の松平定信。 史実では、松平定信は老中となって前任者の田沼意次の政策を覆す「寛政の改革」を行った人である。 ドラマ的には、このエピソードを田沼意次と松平定信との「個人的な確執の芽」とするつもりなのだろうな。 さて、1号くんが来る。 途中から電話で、例の寿司屋(18日の「独り言」参照)がまた営業していると知らせてくれた。 ということは、週末休みの営業体制になったということかな? 「代金を建て替えて寿司も買って行く」 と言うので、 「じゃあ、安い鉄火巻きとか」 と頼んで、 「ついでに君の分も買って来て良いよ。奢るから」 と言ったら鉄火巻きと、何やら豪華な寿司の詰め合わせを買って来た。 念の為、 「私の分が鉄火巻きなんだよな?」 と確認したら。 「うん」 と答えられたので、鉄火巻きを食う。 夜。 薬を飲むと症状が引く……の繰り返し。 海外からのニュースは「トランプ大統領就任」。 ああ、そういう時期だな……と思いつつ、寝る。
2025年1月19日(日)
午前中。 風邪の症状。 私は風邪をひくと体の右側が熱くなり、左側が冷たくなる。 これは誰でもそうなのだろうか? 私だけの特異体質みたいなものか? 昼。 Tverで、今年の初めに「活動セーブ」を発表したこっちのけんとの出演番組を見つける。 もちろん昨年中に録画したものだったのだが「レアもの」に弱い私は早速視聴。 歌った楽曲は「はいよろこんで」と「さよならエレジー」と、なぜか「チキンライス」。 最初の曲は歌手自身の曲で、2番目は彼の兄の持ち歌、3番目は彼の父親が好きな曲であるらしい。 「チキンライス」という曲はよく知らなかったのでネットで検索したら、作詞したのは松本人志だそうだ。 内容的には、金持ちになった男が貧乏だった子供時代を回想し「今なら贅沢なものも食べられるが自分はそんなものよりも貧しかった 時代に食べたチキンライスの方が良いと思う」というもので、月並みと言ったら月並みではあるがそれなりに感動的な歌詞である。 ただ、男の金持ちぶりを描写した「赤坂プリンス押さえとけ スイートとまでは言わないが 七面鳥持ってこい これが七面鳥か」と いう歌詞に、松本氏のスキャンダルが思い起こされ「持って来させたのは七面鳥ばかりではあるまい」などと、ついつい下品な連想を してしまったために、せっかくの感動も台無しになってしまった。 作品作りをする人は、我が子である作品のためにも素行には気をつけてくれ。(→オレも) 夕食。 簡易雑煮。 だしの素をお湯で溶いて焼いた餅を入れただけのもの。 (これを果たして「雑煮」と呼んで良いのか?) いくら食べても満腹を感じず、普段の3倍ぐらいの量を食べてしまった。 やっぱりどこか体調が変。 夜。 午前0時過ぎ。 参加していたクラウドファウンディングの関係で連絡メールが届いた。 森下一仁の長編SF『エルギスキへの旅』書籍化のクラファンが目標を超える金額を集めたとかでその報告だった。 (おおっ、それはめでたい!) このクラウドファウンディングというシステム、何度か出資者として参加してみたのだが今のところ良いイメージを持っている。 私が大コケするようなクラファンに参加していないせいもあるかな? 寝る。
2025年1月18日(土)
朝から喉と鼻の調子が悪い。 花粉なのか風邪なのか分からないので、本日は外出を控えることに。 インフルエンザが流行っているということなので、戦々恐々。 眼科に検診に行った佐藤編集長から連絡があって、道の途中にあった持ち帰り寿司の店のシャッターが降りているとの情報。 (もしかして米の値上がりで寿司屋が休業?) ジワジワと食べ物が手に入りにくくなっていく感覚が怖い。 午後。 ネットのニュースを見たら、有名タレントのスキャンダルに端を発した騒動で、フジテレビの番組からスポンサーを降りる企業が出て 来たと言っていた。 フジテレビとしては「下手に騒がず大衆の興味が薄れるのを待つ」といういつもの手段で乗り切るつもりでいたのだろうな。 「みんなが事件のことを忘れてしまえば、事件はなかったことにできる」と考えたのだろう。 予想外だったのは、海外の株主が「事件が起きたのに、なぜちゃんと調査をしない?」と怒り出してしまったこと。 このままでは株主総会で大揉めになってしまい「大衆の興味が薄れるのを待つ」どころではなくなってしまう。 慌てて「参加して良いのは身内だけ、質問して良いのはそのうちさらに味方だけ」という形だけの記者会見を開いて幕引きを図ったの だが、今はSNSが発達しているので「記者会見に参加できなかったジャーナリストは記事が書けないので何も発信できない」という訳 にはいかず「フジテレビはこんなとんでもない記者会見を開いた」ということ自体がネットでニュースになってしまったようだ。 情報を発信する機会を与えられるのがマスメディアに限られていたという時代は終わったな。 「お茶の間で鑑賞できる映像」に負けて一時期斜陽産業となった映画が大スクリーンという特性を活かし、さらに音響設備の充実等の 工夫を行うことで復活して来たように、テレビも「斜陽を脱する」努力をする時期なんじゃないかな? それにはまず、自分たちの置かれている状況の「やばさ」を認識することからだと思うのだが。 連続ドラマを細切れに観るより配信サービスでまとめて観た方が良いし、歌謡番組で好きな歌手が歌う順番を待って視聴するよりも、 その歌手自身の動画配信サービスで視聴した方が「タイパ」がいい。 万人向けのバラエティ番組よりも、好みのチャンネルを登録して自分の趣味に合ったものだけ観る方が良い 動画配信サービスが素人が個人で揃えられる機材や撮影環境で番組を作っていた段階から、会社組織となったチャンネルがそれなりの 予算をかけて番組を制作する段階に進化してしまった。 タレントも「才能はあるがテレビ向けじゃない」というタイプがネットの動画配信サービスに流れて来ている。 (50年後の世界を描く時には、20代の若者は何を観ている設定にするのが自然かなあ?) 夜。 体重が危険水域になって来たので、夕食を抜いてみる。(←たぶん意味はない) 寝る。
2025年1月17日(金)
午前中。 昨日、送信した翻訳文の「手直し」に対して、元の翻訳をした(ことになっている)人から訂正依頼。 ……丁寧にお断りするも、非常に気まずい。 (お互いに不幸だよなあ) 午後。 SFドラマ「ホットスポット」の第1話を視聴。 ホテルのフロント係として務めるヒロイン・遠藤清美は、ある日、職場からの帰りに交通事故に遭いかける。 しかし彼女の乗った自転車がトラックに跳ねられそうになった瞬間、その体を自転車ごと抱えて宙を飛んだ人物がいた。 彼女を助けたのは職場の同僚である高橋。 実は高橋は宇宙人を父に持つハーフの宇宙人で、自分の身体能力を異常に高める能力を持っていたのだった……。 設定的にはNHKの「少年ドラマシリーズ」によくあるパターンに近いかな? ストーリーは、ヒロインとその幼馴染2人が高橋の超能力を使って事件を解決していくというものであるらしい。 いろいろと細かい伏線が散りばめられているので、それらの回収が楽しみなドラマになりそうだ。 夕方。 いきなりブレーカーが落ちる。 風呂の湯沸かしと部屋の電気ヒーターを同時に点けていると、何かのはずみでこうなる。 機械の内部にサーモスタットみたいなものがあるのかも? 暖房を湯たんぽに切り替える。 夜。 今夜は寒い夜になりそうだ。 寝る。
2025年1月16日(木)
日経朝刊の1面トップは、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領拘束の記事。 〈大統領拘束 極まる分断〉 〈韓国 内乱疑い、現職で初〉 〈尹氏、供述拒む〉 まあ、当分は揉めそうだね。 「社会面」の記事は、 〈三菱UFJ元行員逮捕〉に〈東京女子医大の元理事長背任〉 やだねえ。 「商品面」 〈野菜高騰、キャベツ3.3倍〉 〈少雨で不作、月内は高値〉 キャベツが贅沢食材という『チョコレート工場の秘密』(映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作)のバケットさんの家(※) でもびっくり仰天だ。 ※バケットさんの家 物語の主人公であるチャーリー・バケットの家。 貧乏で毎日キャベツしか食べられないという設定。 こういう時には「ビジネス面」を見よう。 〈月面輸送のispace(アイスペース)が開発した月着陸船を積んだロケットが15日午後(日本時間)、米国から打ち上げられた〉 〈5〜6月ごろの月面着陸を目指す〉 〈成功すればアジアの民間企業では初めてとなる〉 こういう明るい未来の話をしたいよね。 午後。 はるこんの作業。 胃が痛くなるタイプの仕事なので、実際に胃が痛くなって来た。 ぶっちゃけて言うと、素人が訳した英文の小説を「手直し」するというものだったのだが、実際には私が頭から全て訳し直した。 (小説のストーリーそのものが変わってしまっていたほどの誤訳だったので) 夜。 どうにか仕上げて送信。 この仕事は次回からは断ろう。 自分の書いた文章を跡形もなく「直された」当人も、自分の翻訳を他人の名前で発表する私も双方共に楽しくない作業だから。 寝る。
2025年1月15日(水)
午前中。 体調は少しずつ復活。 ニュース。 〈韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」の宣布を巡り、高官犯罪捜査庁(高捜庁)と警察で作る合同捜査本部 は15日午前10時半過ぎ、内乱容疑で尹氏を逮捕した〉 [1/15(水) 10:43配信 毎日新聞] そもそもが、 〈尹氏は2024年12月3日夜、政府提出の予算案の一部を減額したり、検察官らを繰り返し弾劾したりする野党の行為を「内乱を企て る反国家行為だ」と非難し、戒厳令を出した〉 という経緯で出された戒厳令であるから、お互いにお互いを「内乱」を企てたと非難している状況下での大統領逮捕というわけだ。 こういうカオスがある方が、国は元気な気がするというのが、個人的感想。 午後。 ちょっとだるくなって来たので、無理せず休憩。 夕方からはるこんの作業。 ……眠くなったと思ったら午前0時を回っていたので、寝る。
2025年1月14日(火)
たぶん風邪を引いたのだと思う。 朝から喉が痛くて体が動かしづらい。 午後。 熱はないのだが、ずっと意識朦朧状態。 どうも時々完全に意識を失うようだ。 YouTubeの動画(30分ぐらいのやつ)でも見ようかと再生をポチッとして気がつくと終わっている感じ? 夕食。 うどんと、1号くんが買って来てくれたわらび餅。 風呂に入りたかったが、この状態での入浴は危険な気がしたので中止。 今日はこのまま寝る。
2025年1月13日(月)
午前3時に目を覚ますと、コートを着たまま肩からカバンもかけたまま床の上に転がっていた。 たぶん無意識のうちに点けたのだろう、ヒーターが強になって部屋を暖めていた。 健康に良くない睡眠の取り方である。 差し当たってカバンを下ろしてコートを脱ぐ。 喉の調子が何か変なのは風邪をひいたからか? パジャマに着替えて改めて寝ようとしたものの、一度目が覚めてしまったのでなかなか眠れず、寝不足のまま明け方を迎える。 やがて朝が来たが今日は祝日。 「成人の日」なのだが、成人年齢が18歳になってからは「成人式」ではなく「二十歳の集い」というものを行う自治体が増えたのだ とか。 18歳というのは、高校卒業前で大学受験の直前という該当年齢の人がめちゃくちゃに忙しい時期。 現場の事情を考えずに成人年齢を変えられてもいろいろと困るのだろうな。 午後。 「べらぼう」視聴。 松平武元役の石坂浩二と田沼意次役の渡辺謙、互いに内心とは違うセリフを口にしながら表情で演技するという「時代劇は、やっぱり コレだよね」の芝居を見せてくれて好き。 物語的には時代遅れの価値観を持つ松平武元は、合理的な経済政策を推し進めようとする田沼意次(つまりは、主人公である蔦重側の 人間)の妨害者の立ち位置なのだが、石坂浩二の醸し出す古武士の風格が単なる敵役ではない存在感を出していて、刀で斬り合う以上 の緊張感を生んでいた。久々に重厚感のある大河ドラマが期待できそう。 そして平賀源内を演じていたカメレオン役者安田顕は、ただの平賀源内だった。(褒め言葉) なんなんだろうこの「はい、平賀源内を連れて来ました」みたいな自然な雰囲気は? そしてコメディ担当は長谷川平蔵(演:中村隼人)。 蔦重の口車に乗って吉原で金を使いまくる分かりやすいバカなのであるが、この男は後の「鬼平」であり、幕臣としては松平武元側の 派閥に属する旗本のはずなのだよね。 火付盗賊改役として活躍するめちゃくちゃなキレもののはずなんだが? 午後。 やっぱり喉が変なので念入りにうがいをしてから風邪薬を飲んで眠る。 夜。 食後に休憩していたら、いつの間にか眠り込んでしまったようでひどく嫌な夢を見る。 なぜか家具も何もない平屋の一軒家の中にいて、気味の悪い人間たちが中に入り込んで来ようとする夢。 戸を閉めて鍵をかけても、いつの間にか中に入って来る。 押し入れを開けると、そこにも潜んでいて襲いかかって来る。 警察に電話しようとするが声が出なくて……という悪夢。 目が覚めたら夜の11時だった。 (何なんだ?) 風呂に入ってからニュースを確かめたら、九州の方で大きな地震があったようだ。 時刻:21時19分頃 震源:日向灘=宮崎の東南東20km付近(北緯31.8度 東経131.6度) 深さ:約40km 規模:マグニチュード6.6 最大震度:震度5弱 宮崎県:高鍋町 新富町 宮崎市 気象庁が一時「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」を発表したそうだが、結果的に「現在のところ、南海トラフ地震の発生可能性が 平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではなかった」らしい。 ……さてと、ちゃんと寝よう。
2025年1月12日(日)
午前中。 出かけようと思ったらコートが行方不明。 20分ほど探し回って、なぜか寝床の隅に放ってあるのを発見。 そう言えば明け方にポケットに入れたままだった携帯電話のアラームに起こされ寝呆けて電話だけ取り出してコートをそこに投げたの だった。 午後。 はるこんのスタッフ会議。 「去年は東京創元社の創業70周年だったね」 なんて話をしているうちに、 「80周年の時には、この中の何人が生きているか?」 という話になる。 ……スタッフの高齢化が進んでいるな。 会議終了後の懇親会でビールと日本酒を2合ほど飲んだら少し酔っ払った。 だいぶ酒に弱くなったなあ。 帰りの東西線を乗り過ごして飯田橋で降り損ない、高田馬場からJRで池袋に帰る羽目に。 無駄に電車賃を使ってしまった。 寝る。
2025年1月11日(土)
明け方。 ちょっと風邪気味だったので風邪薬を飲み、その後水を一口含んだところで眠ってしまったらしい。 目が覚めたら口の中にまだ水が残っていて、慌てて飲み込んだ。 寝ぼけて水を飲むとコップの水で溺れる??? 午前中。 はるこんの作業。 ひたすら作業。 昼。 どうにか一段落して送信する。 ……なんか疲れた。 夕方から空想小説ワークショップ。 昨年、癌になったと言っていた人は、検査の結果「ステージ0」だったことが分かったそうだ。 内視鏡手術で簡単に取れるレベルということで一安心。 ただ彼は成功率はできるだけ高めたい+担当医と気が合わないという理由で、手術は別の病院で受けたいと言っていた。 なんとなく信頼できない雰囲気の医者であるらしい。 これから自分の体を刃物で切る人間が、信頼できない人というのは確かにまずいよな。 夜。 今夜はまともに眠れるように、早めに風呂に入って布団に入って待機。 このまま寝る。
2025年1月10日(金)
午前中。 普段のルーティンワークになんやかんやのイレギュラーな作業が入って来て、気がついたら正午になっていた。 午後。 午前中の混乱状況を引きずっている。 夕方。 ようやく、はるこんの作業に着手。 夜。 なんだか体調が悪いな……と思っていたら意識を失っていたらしい。(寝落ちとも言う) ちゃんと寝ないと体に良くない。
2025年1月9日(木)
日本海側で大雪警報が出ているらしい。 能登で生まれたうちの爺さんが東京に出て来て、そのまま居着いちゃった気持ちが分かるなあ。 その孫である私も、雪と寒さが大嫌いなヘタレである。 警報と言えば、インフルエンザも警報レベルでやばいらしいので、できるだけ外出は控えたいなと思っていたところに会社から電話。 今月末に仕事が入ったようだ。 (マスクをして出勤しよう) 午後。 はるこんの作業。 一応、週末締め切りの予定なんだが……。 海外のニュース。 カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生した山火事が燃え広がって高級住宅街を焼き、ハリウッドで17日に予定されていたアカデ ミー賞ノミネート作品の発表が延期になったそうだ。 焼けた高級住宅街には、有名俳優等の、いわゆるセレブが大勢住んでいたようだ。 で、毎度お騒がせトランプさんが「火事が燃え広がったのは、民主党が環境保護なんかにかまけているからだ」みたいないらんことを 言ったようだ。 この人は、人々を分断させて故意に「敵」を作ることで自分の陣営の結束を固めようとする傾向があるみたいなのだけれど「大統領」 はそれをやっちゃいかんと思う。 夜。 ……気がついたら寝落ちしていた。 時計を見ると午前0時。 急いで風呂に入って本格的に、寝る。
2025年1月8日(水)
午前中。 調子の悪いコピー機と戦いつつ書類をコピーして封筒に入れ、郵便局へ。 普通郵便で渋谷区の住所に送ったのだが、 「いつ頃に届きますか?」 と確認したら、 「場合によっては来週の火曜日ぐらいになると思います」 と言われて絶句。 ちょっと前までは同じ質問をすると、 「本日中には難しいかも知れません」 みたいな返事が返って来たものなのだが……。 翌日配達をやめたとは聞いていたが、23区内同士の郵便が1週間もかかるようになったのか? 銀行へ。 アパートの管理費を払いに行ったらカードに登録してあった先方の口座番号が消えていた。 銀行の西口店がなくなってしまったので東口まで移動して窓口で聞いたら、 「半年以上振込をしていないと登録が消えます」 とのこと。 でも先日MENSAの年会費を振り込んだ時には大丈夫だったのだよな。 (どういう仕組みになっているのか?) クレジットカード付きSuicaのクレジットカードの方が更新したのでポイントを新しいカードに移行しようとしたら、池袋のみどりの 窓口が閉鎖されていて、機械で自分でやれということみたいだった。 やり方が分からないので白電話をかけたのだが、これがなかなか出ない。 やっと出て操作方法を聞いたら、 「古いカードの廃止手続きをして出て来た現金をチャージ用の機械(つまり別の機械)で新しいカードにチャージし直してください」 とのこと。 言われてみたのでやってみたのだが、JRのチャージって1000円単位でしかできないんだね。 ジャラジャラ出て来てしまった小銭は、仕方がないので東京メトロの機械を使ってチャージした。(二度手間) そんなわけで午前中はすっかりあっちこっちでっち状態。 しかも、どこでも地味にストレスの溜まる状況に遭遇してしまい無駄に精神的に疲れた。 午後。 はるこんの作業。 (進捗状況は聞かないでくれ……) 夜。 たぶん今夜も寝落ちの予感……。
2025年1月7日(火)
午前中。 事務作業を行なって作成した書類をプリントアウトしようとしたらプリンターがエラーを出して受け付けない。 何度締め直しても「プリンターカバーが開いています」という謎のメッセージが出てプリントアウトできないのだ。 天気が良ければ近所のコンビニに行くのだが、外は雨。 昼。 ニュース。 中国地震局によると、本日午前9時5分頃(日本時間の午前10時5分頃)チベット自治区のネパールとの国境近くでマグニチュード 6.8の地震があったそうだ。 中国メディアによると震源近くの標高は4000メートルということなので、エベレストのある辺りかな? 午後。 しばらくプリンターと格闘したのちに諦めて、はるこんの翻訳作業を始める。 夕方。 部屋が揺れた。 時刻: 17時32分頃 震源:鳥島近海(北緯31.4度 東経138.7度) 深さ:約420km 規模:マグニチュード6.0 最大震度:震度2 福島県:古殿町 双葉町 浪江町 茨城県:笠間市 小美玉市 茨城町 古河市 石岡市 取手市 筑西市 坂東市 つくばみらい市 栃木県:宇都宮市 栃木市 鹿沼市 下野市 高根沢町 埼玉県:熊谷市 さいたま市緑区 春日部市 宮代町 千葉県:睦沢町 野田市 市原市 館山市 勝浦市 鴨川市 君津市 南房総市 いすみ市 千葉市(中央区、美浜区) 東京都:千代田区 神奈川県:横浜市(中区、保土ケ谷区、港北区、戸塚区、緑区) 藤沢市 海老名市 鳥島近海が震源で、東京都心が揺れるのか! 夕食。 本来は七草粥の日なのだが、正月といっても胃がくたびれるほどのご馳走を食べた覚えもない。 わざわざ高い野菜を買うのはやめて普通の食事。 夜。 プリンターの調子が悪い件を佐藤編集長にメールしてデータを送り、プリントアウトを頼む。 翻訳作業の方は捗らず。 今日の予定部分がまだ7行ほど残っているのだが、だいぶ力尽きて来た。 たぶんこのまま寝落ちする予感……。
2025年1月6日(月)
世間的には1年が始動したようだ。 さあ、私も作業を開始しよう……。 午前中。 なんとなく気分が乗らず、ネットでNHKの大河ドラマなど観てしまう。 「べらぼう」、江戸時代中期を舞台にしたドラマだ。 前回の「光る君へ」は平安時代で、今回も合戦のない時代。 さらに言うなら、主人公は町人である蔦屋重三郎。 蔦屋重三郎というのは、江戸時代に版元として活躍し多くの作家や浮世絵師の作品を世に出した人であるので、歴史の政治的な面より も文化的な面にスポットを当てた作品になっている。 ドラマは明和9年(1772)に起きた目黒行人坂の大火から始まる。 町人視点なので、カメラは町屋に置かれる。 高いところでも火の見やぐらであり、このやぐらの上で半鐘を叩いているのが主人公・蔦屋重三郎である。 やぐらの上から幼馴染の花魁が火の手の方向へ走るのを見て追いかける重三郎。 ここでお稲荷さんを火事から守ろうとする遊女たちに出会った重三郎は、稲荷本体をドブへ落とし、祠を背負って避難する。 主人公のこの行動のおかげで燃えずに助かった九郎助稲荷が、このドラマの語りとなるという趣向である。 イメージ的に、大河ドラマの始まりというより普通の時代劇を観ている気分。 初回に相応しく登場人物がテンポよく紹介されていくわけだが、若き日の「鬼平」こと長谷川平蔵の登場には笑った。 若い頃の長谷川平蔵の放蕩ぶりは有名だし、蔦屋重三郎は吉原の生まれとされている。 そして「長谷川平蔵と蔦屋重三郎が出会わなかった」という記録もない。 ついでにというか勢いでと言うか、ドラマでは主人公を老中・田沼意次にまで会わせてしまう。 なんと知り合いの大店の主人に「荷物持ちをさせてくれ」と無理に頼み込んで屋敷に入り込み、直談判を行うのだ。 (いや、さすがにそれはなかったと思うが……) ドラマというのはフィクションで、しかも幕開け早々に語りの九郎助稲荷をスマホ片手で登場させるという「大嘘です」宣言までやっ ているのだから、こんなところにツッコミを入れるのは野暮というものか。 ちなみに「男の極楽、女の地獄」である吉原は、少なくとも第1回目では病気になった遊女が冷遇される様、死後は死後で着物を剥か れて全裸で土に埋められる様など「女の地獄」の面が強調されて描かれている。 どうでもいい裏話によると、この「着物を剥がされた遊女の死体」を演じたのはAV女優の方々だそうで、NHKの大河ドラマに出演する ことになったという告知に、意外に思ったファンのひとたちが番組を観たところ「全裸で地面に転がされた死体」の役だったのだとか。 演じてくれる役者さんあっての芝居だということを噛み締める。 夜。 はるこんの作業。 (ちゃんとやらねばな) 寝る。
2025年1月5日(日)
正月気分がなかなか抜けない日曜日。 昨夜、映画「ミステリと言う勿れ」が地上波で放送されたようだ。 この作品は主人公が事件の謎を解くというストーリーではあるものの、タイトルにもある通りミステリファン以外の人でもウェルカム な内容になっている。 ミステリを楽しむ人の間口を広げるという意味で大変に結構な映画ではあったのだが……。 今朝、SNSを開いたら「犯人である◯◯役の××の演技が素晴らしかった」というような感想が伏せ字なしでずらりと並んでいた。 (たぶん悪気はないのだと思う) ところで、この作品のドラマ版だけど、第2期はやるのだろうか? 脚本家が「セクシー田中さん」事件でスキャンダルになった相澤友子さんなので、今回の映画放映は「様子見」なのかもな。 午後。 はるこんの作業を少々。 少しずつ通常運転に戻していかないと。 夜。 アマプラで、映画「クラウド」視聴。 まず、主要な登場人物として犯罪者集団となった人々というものが出て来る。 彼らは社会的弱者の集まりで、ネットの掲示板で出会い、悪人(=ラーテル)を狩るための殺人ゲームを始める。 一方、彼らの動きを察知した〈アシスタント〉は〈ラーテル〉の身に危機が及んでいることを知って救出に向かうのだった…… ……という物語を、なぜか狩られる立場の〈ラーテル〉の視点から描いているという異色作。 彼らのターゲットとされる〈ラーテル〉こと吉井良介は、工場勤務をしながら裏で転売屋をやっている小悪党。 別にものすごい悪事を働いているわけではないのだが、なんとなく無神経で人を馬鹿にした雰囲気がある男。 さらにこの男が嫌われる大きな理由として、全身から「小物感」を漂わせ、簡単に言うことをきかせられそうに見えるのに、実際には そうはならないという下手に利口な部分が挙げられる。 ちょっと頭がいいつもりでいる人間をムカつかせるのである。 こういう人物を名優・菅田将暉が見事に演じている。 演技としての、小悪党に過ぎなかった〈ラーテル〉が徐々に「覚醒」していくシーンだ。 おどおどしていた男の目に次第に危ない光が宿っていき、それを観ているこちらに「気持ちいい」と感じさせてしまう。 (やばいよこいつ!) 作品自体の欠点を言うと、物語が犯罪者集団でも〈アシスタント〉でもなく一番状況を分かっていない〈ラーテル〉の視点で描かれて いるので、観ている観客にも何が起こっているのかが分かりにくいということ。 一番の謎は〈アシスタント〉がなぜラーテルを救いに行ったのかという動機である。 普通に〈アシスタント〉視点で描かれていれば、たぶん冒頭で明らかにされているはずのことなのだが、この作品は〈ラーテル〉視点 なので〈アシスタント〉の行動理由が「物語の外側」に置かれてしまい、観客は最後まで謎が解けずにもやもやしてしまう。 (これってもしかして、シリーズものの第1話だったのか?)と、観終わって思った。 だったら続きもちゃんと作ってくれ。 〈ラーテル〉が〈アシスタント〉とバディを組んで活躍するシリーズものなら観たい気がする。 菅田将暉の出演作としては「サンセット・サンライズ」という作品が今月公開予定。 予告編を見たら、釣り好きの青年が三陸に移住する話っぽいが、脚本が宮藤官九郎か……。 監督が「あゝ、荒野」の岸善幸。 この映画は観ていないのだが、NHKの「ワタシだけの革命史 菅田将暉」で、菅田将暉の人生を変えた作品として紹介されていたんだ よな。 「サンセット・サンライズ」たぶん、観たら感動するのだろうなあ……。 寝る。
2025年1月4日(土)
午前中。 1号くんと2号くんに「ライジング若冲」というドラマを一緒に観ようと誘われて2号くんのアパートへ。 今日の午後だかにBSでノーカット版が放送されるそうなのだが、2号くんはBSを契約していないので録画したものの再生。 ドラマは若い男(岩次郎)が屋根の上に乗って遠眼鏡で京の市中を眺め回しているところから始まる。 (この遠眼鏡というところが、分かる人にだけ分かる伏線) 彼は大店に勤めながら絵師としての修行をしているらしく、望遠鏡でこちらに歩いて来る僧侶の姿を見つけると急いで屋根を駆け下り 店の主人に「大典さんがおいでになります」と知らせる。 この「大典さん」とは、禅僧であり漢詩でも名高い大典顕常のことである。 店の主人は大典に若い男の作品だという絵を見せる。 ここで岩次郎が、なかなかの腕前の絵師であることが分かる。 そして主人が見せたもう1枚の絵が、分かる人なら一目で分かる若冲の絵なのである。 大典はこの絵に興味を示し、ここで絵の作者が錦市場の青物問屋桝屋の主人である四代目桝屋源左衛門であること、そして源左衛門が 現在、失踪中であることが説明される。 さて、時は流れ夏のある日のこと。 岩次郎が主人と流しそうめんを食べていると(この流しそうめんの装置にもご注目)、薬味を買いに行った店の者が錦市場の青物問屋 の桝屋で揉め事が起きていることを知らせる。 錦市場の青物問屋桝屋と言えば、例の大典が気に入った絵を描いた絵師の店である。 岩次郎は現場へと飛び出して行く。 この岩次郎が狂言回しの働きをして、当時の京都の文化人たちを次々と結びつけて行くという構成が見事。 そして最後の方になって、岩次郎自身が単なる狂言回しではなかったということが明かされるというオチ。 当時の京都の文化人が大集合する話を1時間半に詰め込んでいるので、下手をするとエピソードの羅列に終わってしまいそうなドラマ をちゃんと面白く作った演出が素晴らしい。 そしてニワトリ、ニワトリがいい、ニワトリすごい! 「若冲の視点で見たニワトリ」の映像によって表現しづらい「絵師の才能」の可視化に成功しているのだ。 1号くん、2号くんは若冲と大典の「人間関係」に注目してこのドラマを見ていたようだ。 私は「(若冲を演じていた)七之助はふとした表情が勘三郎(私にとっては勘九郎くん)に似て来たなあ」なんて思って見ていたが。 午後。 家に帰ると言ったら1号くん、2号くんが付いて来て、遅めの昼食&だらだらと駄弁る。 生活のリズムを取り戻すため、今夜はできるだけ早く寝よう。
2025年1月3日(金)
午前2時。 湯たんぽなしで布団に入ったのがいけなかったのだろう、寒さで目を覚す。 加齢のせいか自分の体温で寝具を温められなくなって来てしまっている。 夜明けを待って起き上がり、ネットニュースを見たら、昨日、池袋で8階建てのビルの上に設置された看板の土台のタイルが剥がれて 道路に落下し、通行人が怪我をしたそうだ。 (怖っ) 事故に遭った人も、新年早々災難な話だ。 午後。 寝不足で、作業をしていてもいつの間にかうとうとしてしまう。 夕方。 NHKプラスで「ワタシだけの革命史 菅田将暉」を視聴。 俳優・菅田将暉の半生を再現寸劇を挟みつつ追ったドキュメンタリー番組。 人気俳優である菅田将暉が、時代のアイコンと呼ばれつつ若くして亡くなった海外の人気俳優を目にして、自らが「時代のアイコン」 として消費されることを拒んだという話が興味深かった。 先日、彼の実弟である歌手のこっちのけんとが、自身が初出場した紅白歌合戦の番組終了1時間足らずで突然、SNSで「活動をセーブ します」と宣言して話題になったが、自分が何かのパーツとして消費されることを拒否するという点でこの兄弟の姿勢には通じるもの がある。 いや、最近の若者に全体に共通するものと言うべきか。 集団の一部となって集団のために消費されることを嫌う傾向。 面白いな。 夜。 今夜こそ風呂で十分に体を温め、湯たんぽを2個用意して寝床に入る。 体が温かいうちにどうにか眠ってしまおう。
2025年1月2日(木)
午前中。 昨年、2号くんに録画を頼んでおいた番組を見るために2号くんのアパートへ。 録画を再生しながら世間話など。 「初夢はもう見たか?」 と聞いたら、 「まだ見ていない」 という。 「ちなみに去年はどんな初夢だったんだ?」 と聞くと、 「富士山の見える豪華客船の上で……」 「ほー」 「……殺人事件が起きる夢」 (なんで夢でまでオチをつけたがるんだ、こいつは?) 録画した番組を見終わったので、早々に帰宅。 こいつのアパートには、箱買いしたチョコレートだのゼリービーンズだのが山ほど置いてあるので、うっかり長居すると太るのだ。 夕方から酒盛り。 今宵もまた静かに酔い潰れる。
2025年1月1日(水)
新年明けましておめでとうございます! 元日の朝。 4時頃に目が覚めて、まだ起き上がるには早いかななどと思いつつネットを開いたら、歌手(アーティスト?)のこっちのけんとが、 X(旧Twitter)に〈今後は跳ね返りと戦うために当分休みます〉と休養宣言を書き込んでいた。 この人、双極性障害という病気を患っていて、当人曰く〈若干躁期でした〉とのことで、確かにここ半年ほどはネットでもテレビでも 有線でも彼の楽曲を耳にしない日はないほどで、SNSでの総再生回数は150億回を超え、日本レコード大賞の最優秀新人賞に選ばれ、 紅白歌合戦にも出場した。 しかし〈どれだけ人生が変わっても「死にたいな」と考えてしまうので、やっぱり病気なんだなと思います〉とのことで、普通だった ら幸せを感じていい状況に置かれていても死にたいと感じ続けているので、自分が「鬱」の状態になってしまったことに気がついたの だろう。 本格的に「鬱」になると鬱になったことを外部に連絡する力もなくなってしまい、どうやら前回の「鬱期」ではそれで周囲にかなりの 迷惑をかける結果になってしまったらしい。(彼のSNSを辿ったらレコード会社の担当者の愚痴めいた書き込みに辿り着いた) で、今回は、まだ自分で鬱になったと連絡できる状態のうちに、早めに手を打ったようだ。 真面目で手回しの良い人のようだ。 補足の書き込みを読むと、「活動休止」ではなく「活動セーブ」であるらしく、要は躁状態だった時のようにがむしゃらな仕事の仕方 はしないという意味らしい。 ちゃんと病気をコントロールして仕事を続けるのは偉いね。 さて、夜も明けたようなので元日の朝のスタート。 お屠蘇を祝い、雑煮を食べて、年賀状をチェックして出していなかった人の分を追加で書く。 昼食はおせちで済ませるのは正月ならでは。 午後。 こっちのけんと関連の続報がちょっと興味深かった。 精神科医が、彼のお手本のような「双極性障害対応」に飛びついて、さっそく解説を文章にしたり動画を上げる人まで出て来たのだ。 正月早々、働き者だ。 双極性障害の患者というのは、100人に1人ぐらいの割合でいるのだそうで、こっちのけんとがやったように、 「そろそろ鬱期に入るので仕事をセーブします」 「分かりました。じゃあ鬱期を抜けたらまたよろしく」 みたいな働き方が普通になると、そういう患者さんがずいぶんと助かるだろう。 能力のある労働者を「病気で定期的に働きづらくなる」ことを理由に労働市場から締め出してしまうのは人手不足の日本において大変 に勿体ない話なんだよな。 労働者の家族をケアするための休暇や時短勤務は認められているのだから、双極性障害の労働者自身をケアするための鬱期休暇や時短 勤務も認められて良い気がするなあ。 夕方。 翻訳の作業を始めようとしたのだが、サボりすぎた脳が英語を受け付けない。 夜。 酒盛り。 眠くなったので、毛布に潜り込んで、寝る。2024年12月分へ 目次へ
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