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独 り 言 (2024年11月分)
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2024年11月30日(土)
午前中。 『蘇我氏 ー 古代豪族の興亡』(倉本一宏 中公新書)の続きを読む。 蘇我氏、特に滅亡していなかったのに、いま「蘇我さん」ってあまり見かけないのは、乙巳の変やら壬申の乱やらに関わってさすがに 名前のイメージが悪くなったと思ったのか「石川」に氏を変更していたからっぽい。 (「石川さん」なら知り合いにもいるな……) 昼。 食欲が出ないので、昼食は煮麺(にゅうめん)。 午後。 明日の文フリの準備。 冬場の同人誌即売会は、寒さ対策が結構大事。 海外からのニュース。 シリアの反政府勢力が、同国第2の都市アレッポを掌握。 シリアのアサドさんのバックについているのはプーチンさん。 そのプーチンさんがいまはウクライナにかまけて忙しいから「この隙にやっちゃえ!」という感じかな? 世界中あっちこっちで戦争の連鎖反応が起きているような……。 そう言えば北朝鮮も対ウクライナ戦に兵隊を大勢送っちゃっているんだよな。 夜。 早めに風呂に入って寝ようとしたら知人から電話。 30分ほど話をして切る。 なんか目が覚めてしまったので、YouTubeのテレビ朝日公式チャンネルを視聴。 歌とボイパ(口で楽器の音を真似た音を出すこと)が得意な人のインタビュー。 この人は家族に芸能人が多く、自分だけでも堅い仕事に就くべきだと考えて一般企業の面接を受けに行った。 特技を聞かれて「歌とボイパ」だと答えて、面接の場で実際にボイパを披露して営業職に就職。 しかし、あまりにも自分に向いていない仕事だったために鬱を発症して退社する羽目に。 現在は歌手として成功しているという人だった。 人間、向かないことってあるものなのだ。 そして「芸能人として成功している人よりサラリーマンになって成功している人の方が多い」というのは必ずしも「芸能人になるより サラリーマンになる方が楽」ということではないようだ。 ちなみに営業職の面接でこうした「一発芸」を求められることは、本当にあるらしい。 先日、有隣堂のYouTube公式チャンネルで紹介されていた出版社の営業の人は「口笛」が特技で、営業先でその特技を披露することで 売り上げに結びつけたりしていると言っていた。 まあ、まず「営業職に向いているかどうか」で、その次に「特技の一発芸」だと思うけどね。 ……そろそろ眠くなって来たので、寝る。
2024年11月29日(金)
午前中。 雑用が一段落したので『蘇我氏 ー 古代豪族の興亡』(倉本一宏 中公新書)の続きを読んでいるのだが、私が教科書で習った大化の 改新とか壬申の乱とかのイメージが、かなり覆される内容。 (当時の「天皇」って、どういう立場だったのだろう?) 午後。 自分の手で自分の体に触ると、なぜか冷たいという妙な感じが治らない。 (どうした、私の内臓?) 夕方。 西一番街(池袋駅西口の繁華街)で火事があったらしい。 報道ヘリが集まって来ると、その下で事件が起こっているケースが多いので分かりやすい。 ニュースで映像が流れたが、場所が特定できそうな看板等が微妙に画面から見切れているのは野次馬が集まって来ないようにか? (まあ、地元民にはすぐに分かる場所だが) 報道によれば、火元は焼肉屋だそうで、出火したのは4時半頃らしい。 開店準備中に何かあったのかな。 幸い死者は出なかったようだが、料理人の人がひとり煙を吸って搬送されたそうだ。 頑張って火を消そうとして火元付近に留まっていたのかも知れないなあ。 夕刊の社会面に障害者がeスポーツを楽しむための入力補助装置についての記事が載っていた。 こういう装置を最初から「実用的な福祉機器」として開発しようとするとハードルが上がってしまうが、「遊びの道具」ならば少々の 不具合は使いながら少しずつ改良していける。 eスポーツ用の入力補助装置としての開発は、良い着眼点だなと思った。 夜。 風呂で体を温めたら急に眠くなって、いわゆる「居眠り状態」になる。 座っていてふと気がつくと30分ほど時間が経過している感覚。 (私の体は冬眠でもしようとしているのだろうか?) 差し当たっては、いきなりの「寝落ち」に備えて風邪をひかないように身体に毛布を巻き付けておこう。
2024年11月28日(木)
朝。 起きて地震情報をチェックしたら「石川県西方沖」を震源とする地震があのあとも頻発しているらしい。 能登の人たち、大丈夫か? いまのうちにお年寄りとか身体の不自由な人だけでも安全な場所に避難させておくようなことは出来ないのだろうか? 午後。 相変わらず体調が悪い。 寒さに体がまったく適応できていない状態なのだ。 (やらなくてはならないことが山ほどあるのに困ったな……) と、イライラしているところにセールスの電話。 彼も仕事だったのだと思うが、不機嫌がピークに達していた私に八つ当たりしまくられる羽目になったのは気の毒なことだ。 ……捧げられた生贄(?)のお陰で、精神的には少し楽になった。 『蘇我氏 ー 古代豪族の興亡』(倉本一宏 中公新書)の続きを読む。 蘇我倉麻呂(蘇我蝦夷の弟)の息子に連子(むらじこ)という人がいて、後世に名を残した多くの人物の祖先とされている人なのだが 意外に早死にしている。 (アレ?) と思ったのだが、この人は壬申の乱の前に幼い息子を残して亡くなってしまったのだね。 そのお陰で、一族の他の者がこの乱に関わって処刑されたり没落したりする中、彼自身はもう死んでいるし息子はまだ子供だしという ことでこの乱に無関係だったことで、結果的に彼の家族だけは無事だったそうだ。 たぶん連子も、壬申の乱の時に生きていたら巻き込まれたはずだと思うので、早死にしたお陰で家族を守れたということになる。 (これは「ラッキー」だったのか?) 夜。 今夜もお湯で体を温めてから、寝る。
2024年11月27日(水)
午前中。 昨日、札幌市で起きた爆発の続報が流れて来た。 41歳の男性がガールズバーの店内にガソリンを撒いて火をつけたとのことで、どうやら店の従業員である20代の女性と交際を巡る トラブルがあったらしいとのこと。 京アニの事件の時も思ったのだが「世の中が自分の思い通りにならないからガソリンをかけて燃やす」という思考の根源にあるのは、 「自分の思い通りにならないもの」に対する耐性のなさじゃないかと思う。 「世の中の全てが自分の思い通りになるわけではない」ということぐらいは、大抵の人間が理解しているはずだが、同時に「世の中の 何かひとつぐらいは自分の思い通りになるものがあるはず」と考えるのも自然なこと。 その「何かひとつ」が、この人の場合「ガールズバーの女性従業員」であったのかな? 本当は世の中のさまざまなものが「少しずつ」自分の思い通りになるのが良いのだけどね。 海外のニュース。 〈アメリカのバイデン大統領はイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘をめぐり、イスラエル・レバノン両政 府がアメリカの停戦案を受け入れたと発表しました〉 [2024年11月27日 10時29分 NHK NEWS WEB] バイデンさんは、トランプさんが変な形でイスラエルに肩入れする前に、大急ぎでこの問題を「処理済み」にしたということかな? 戦争が減るのは良いことだと思うが。 午後。 部屋の整理とかいろいろ。 ネタ帳をめくって過去の自分との対話(?)。 (こういうのを世間一般では「何もしていない」と言う) メールでSF大会関係の打ち合わせ。 (こっちはこっちでいろいろと前途多難) 夕方。 ドラマ「坂上の雲」を視聴。 前に海軍の描写で「優秀な日本軍とあからさまにダメな中国軍」が出て来て「うーん」と思ったのだが、今回は陸軍の描写で「優しい 日本軍とあからさまに残虐なロシア軍」が出て来て、このドラマを批判していた人がいたわけを理解する。 絵的に分かりやすい表現にしたかったのだとは思うが、あまりにもあからさま過ぎる。 正岡子規パートでは、高浜虚子と河東碧梧桐が出て来た。 子規は満34歳で死亡しているわけだから、その弟子もこの当時は20代ぐらい。 まだまだキャピキャピしていたのだな。 夜。 相変わらず上手く体温が維持できない。 そして食欲が出ない。 風呂の湯に浸かって物理的に外側から温め、布団の中に湯たんぽを2個ぐらい入れてみよう。 変に眠くてたまらないので、無理はせずに寝ることにする。
2024年11月26日(火)
午前中。 「おむすび」視聴。 ヒロインは栄養士の専門学校に通う生徒。 社会人野球チームに所属している交際相手の男の子から「バランスの取れた食事を摂るのが難しい」と相談されて「1週間分の献立を 考えてあげよう」と請け合う。 そして同じ班の生徒(あまり仲は良くない)がアスリート専門の栄養士を目指していることを思い出し、彼女に「自分の彼氏のための 献立を考えて欲しい」と頼むが断られ「冷たい」と不満を口にする。 ヒロイン目線だと、自分の頼みを快く引き受けてくれなかったその生徒の方が変であるらしい。 (嫌だなあ、こんな人が近くにいたら) 午後。 自分がめまいを起こしたのかと思ったら、部屋にかけたシャツが揺れていた。 時刻:13時31分頃 震源:宮城県沖(北緯38.7度 東経142.3度) 深さ:約40km 規模:マグニチュード5.3 最大震度:震度3 岩手県:大船渡市 釜石市 住田町 花巻市 北上市 遠野市 一関市 奥州市 平泉町 宮城県:気仙沼市 登米市 栗原市 大崎市 涌谷町 岩沼市 石巻市 豊島区というより東京都は、震度計上では揺れていなかったことになっているっぽい。 ニュース。 札幌のススキノで爆発があったようだ。 現場はガールズバーとのことで、詳細はわからないが事故というより事件らしい。 ……やらなくてはならないことが山ほどあるのに、本を読んでしまうダメな1日だった。 夕方、1号くんと2号くんが来て少し話をする。 「新宿区って意外と夏目漱石で町おこしみたいなことをしないね」みたいな話。 夜。 SNSに「地震」という言葉が目立ったので調べたら、石川県の方でまた揺れたらしい。 これから寒くなるシーズンなので被害が心配だな。 時刻:22時47分頃 震源:石川県西方沖(北緯37.0度 東経136.4度) 深さ:約10km 最大震度:震度5弱 石川県:輪島市 志賀町 四国の方まで揺れて、東京は江東区が震度1だったらしい。 しばらくは揺れに気をつけていよう。 寝る。
2024年11月25日(月)
昨日の例会での雑談で「コレステロール値は気温の寒暖差によるストレスでも上がる」と聞いたので暖かくして過ごすことにした。 とは言え、ストーブに頼りすぎるのは光熱費の点からあまりよろしくない。 こういう時に活躍するのは湯たんぽ。 空になったペットボトル(お茶用の熱に強いやつ)にお湯を入れて古靴下に突っ込んだものを椅子に座った足元に置くとつま先が冷え ない。 昼。 昨夜放送分の「光る君へ」視聴。 今回は、紫式部が『源氏物語』を書き終え、藤原道長が出家するという話だった。 紫式部は『源氏物語』の作者として有名だが、当時の立場上は(道長の娘であり一条天皇の妻であった)中宮彰子に仕えていた女房の ひとりに過ぎない。 だから、一条天皇が崩御し『源氏物語』の執筆も終わり道長も出家してしまったとなると、彼女についてわざわざ記述する人もなく、 その後の紫式部の動向については記録がほとんど残っていない。 さて、ドラマは次回が「刀伊の入寇(といのにゅうこう)」の話になる。 女真族の海賊が壱岐や対馬を襲撃、さらに九州にまで侵攻して来たという日本史上の大事件なわけだが、「光る君へ」の主人公はあく まで紫式部と藤原道長。 京都にいた彼ら2人が、この事件を直接目撃したはずはないのである。 しかし先ほども述べた通り、この時期の紫式部の動向については記録がほとんど残っていないわけだ。 ……というわけでドラマ「光る君へ」の紫式部は、突然、九州へのひとり旅を思いついて即実行。 (平安時代の貴族の姫が、そんな気軽に???)とは思うが、何しろ「紫式部が九州へひとり旅に出かけなかった」と記述されている 資料は存在しないのである。 予告によると、九州に旅行に行った紫式部は、そこでタイミング良く(?)起こった「刀伊の入寇」の事件に巻き込まれることになる らしい。 すごいドラマだ……。 歴史では、刀伊勢はこのとき大宰権帥だった藤原隆家と大宰大監だった大蔵種材らによって撃退されたと記録されている。 時系列では…… 寛仁3年3月27日(西暦だと1019年5月4日)、刀伊が対馬に来襲。 4月7日及び4月8日、藤原隆家、朝廷宛の報告書を送る。 4月9日、刀伊が博多を襲撃し、藤原隆家らに撃退される。 4月13日、刀伊が肥前国松浦郡を襲撃し、源知に撃退される。→刀伊、撤退。 4月17日、隆家の報告書が京都の朝廷に届く。 4月18日、この報告を受けての陣定が開かれ、恩賞を約した勅符が発給される。 6月29日、刀伊を撃退したことに関して陣定が開かれる。 この6月29日の陣定の席で、藤原行成と藤原公任は「勅符が出されたのは刀伊を撃退した後であり、戦闘が行われた時にはまだ朝廷 は恩賞を約束していない。よって藤原隆家らに恩賞を与える必要はない」と主張したが、藤原実資が「そんなことを言ったら次に外国 から攻撃を受けた時に戦う者がいなくなってしまう」と反論。 最終的に「本来、恩賞を与える必要はないものの与えることにする」という結論となる。 ここで分かることは、当時の朝廷のシステムでは、突発的な事態が起きた場合、朝廷に報告し、陣定(じんのさだめ=公卿が行う国政 会議)を開き、そこでいちいち恩賞を取り決めるという手続きを踏んでいたということ。 緊急事態には向いていないよね。 午後。 雑用を片付けて本を読んでいるうちに日が暮れた。 風呂で体を温めて、寝る。
2024年11月24日(日)
午前中。 ちょっとだるい感じはするものの、まあまあ元気。 体調が悪いのは、昨日食べたケーキのせいかな? 中年以降になってから、なぜか乳製品を口にすると微妙に体調が悪くなるようになってしまった。 アレルギーではないっぽいので、原因は不明。 午後。 メンサ・テスト合格者の会の月例会。 いつもの場所で、いつものように。 今日は池袋西口公園前野外劇場(東京芸術劇場前の広場)でゴスペルのコンサートが行われていたので、ちょっとだけ聴く。 歌っていたのは中高年の紳士やご婦人方で、とても楽しそうだった。 近所の居酒屋で懇親会。 私としては非常に珍しく、サワー2杯でギブアップ。 酔ったというより体が重い。 帰宅して、そのまま寝る。
2024年11月23日(土)
午前中。 『蘇我氏 ー 古代豪族の興亡』(倉本一宏 中公新書)の続きを読む。 この本によると「蘇我」がはっきりと「氏」として『日本書紀』に登場して来るのは「蘇我稲目(宗賀之稲目宿禰大臣)」からなのだそうだ。 ちなみに、蘇我氏の系図を入鹿(いるか)から辿ると、「入鹿ー蝦夷(父)ー馬子(祖父)ー稲目(曽祖父)」となる。 つまり蘇我稲目は、乙巳(いっし)の変で中大兄皇子(後の天智天皇)らによって殺害された蘇我入鹿のひいおじいちゃんということになる。 蘇我氏は4代に渡って反映した末にその末裔が暗殺されたことで、歴史上大化の改新のきっかけとなったわけだね。 夕方。 空想小説ワークショップ。 反復法についての講義だったが、話が一番盛り上がったのは、講座終了後の新年会の打ち合わせだった。(^^; 18時半より佐藤編集長の誕生日パーティー。 今年初めて冬のコートを着て外出。 会場に着くともうみんな待っていた。 寿司を食べてケーキを食べて酒を飲む。 他の人が帰った後で、酔っ払った私と同じく良いご機嫌の2号くんが残って話をして楽しい時間を過ごす。 もっとも酔っ払い同士なので会話が成立していたわけではなく、交互に自分の言いたいことを言っていただけだが。 (私は蘇我氏と藤原不比等の話を、2号君は幸田露伴の話を延々としていた) 帰宅。 風呂で温まってから、寝る。
2024年11月22日(金)
午前中。 連続テレビ小説「おむすび」視聴。 本日のおむすびは…… ヒロインは栄養士になるために専門学校に通っている。 学校での同じ班には成績優秀な子、医者の娘だが血が苦手で解剖が苦手な子、そしておっさんがいる。 ちなみにヒロインは、見た目パッパラパーのギャルである。 成績優秀な子は「こんなメンバーで班ごとに成績をつけられたら自分まで巻き添えで単位を落としてしまうので班を変えて欲しい」と 教師に苦情を言う。 すると教師はいきなり生徒全員に向かって「1食分の献立を作れ」という課題を出す。 おっさんによると、この課題は本来は1年生の終わりに出るはずのものなのだとか。 成績優秀な子は優秀なので、1人でちゃんとした献立を作って来る。 医者の娘は、自分の父親の病院の栄養士が作ったという献立を持って来る。 もともと仲の悪かった2人は、どちらの献立を「班の献立」として提出するかで揉める。 そしてなぜか「どちらにするかはあなたが決めろ」と、ヒロインに振って来る。(なぜヒロインに振る?) 悩んでいるヒロインのところへ、糸島時代のギャル仲間から電話がかかって来るが、相手は相変わらず自分から電話をかけたくせに人 の話を聞かずに勝手に仲間でカラオケで盛り上がっている様子。 その電話に励まされた(なんで?)ヒロインは「2人の献立をミックスする」という案を出す。 しかし1方は和食の献立、もう1方は洋食の献立なのでメニューとしてちぐはぐになってしまう。 そこで、実は居酒屋でアルバイトをしていたおっさんがバイト先での経験から「洋食のメニューを和風の味付けにしては?」と提案。 それいこうと話がまとまる。 無事に献立を提出し終えたヒロインたちだが、教師は今度は「その献立通りの料理をすぐに作れ」とクラスに指示。 スーパーに買い出しに行ったヒロインたちは、そこで料理に必要な小松菜が売り切れになっていることを知る。 ヒロインは「糸島で農家を手伝っていた経験からどの野菜の味がどの野菜に似ているかを熟知している」ということが、この時に初め て発覚。(伏線とかなかったよね?) 代替の野菜を見つけて教室に戻るが、なぜか同時に同じスーパーに買い出しに行ったはずの他の班はすでに料理を作り終わっている。 (なんでだ?) 制限時間ギリギリにどうにか料理を作り上げることに成功したヒロインたち。 そこで教師はあらためて、班変えをしないことを宣言。 なぜなら「就職先では同僚を選ぶことはできないから」。(その理由といきなり献立を作成させて料理させたことに何の関係が?) たぶん今回の脚本で描きたかったことは…… ・ヒロインとギャル仲間たちとの心の絆。 ・農家の手伝いをしていたおかげでヒロインが野菜に詳しいという特技の紹介。 ・時間ギリギリで料理を完成させるという緊迫のシーン。 ……なんだろうな。 (なんか、いろんな意味で勉強になった気がした) 昼。 寒さのせいか、体調がイマイチ。 昼食は食パン2枚で済ませる。 午後。 Tverで「名探偵コナン 乱歩邸殺人事件(前編)」を視聴。 脚本は大倉崇裕先生。 江戸川乱歩が書いていた「ミステリー」について、主人公のコナンがわざわざ「当時は『探偵小説』って言ってたんだけど」と注釈を つけるところに脚本家のオタクのこだわりを見て面白かった。 サブタイトルから分かる通り、うちの近所が舞台になった事件。 「あー、あの公園で死体が発見されたわけか」とか「あの学食は中に入ったことがあるぞ」とか、見慣れた風景のオンパレードを楽し ませて貰った。 (フィクションの中に実在の事物を配置すると、世界の「地続き感」があって作品世界に没入しやすいよね) 大倉崇裕先生は「劇場版コナン」の脚本家として有名な方で、コナンの劇場版と言えば実在の建物が犯人の標的とされて爆破されたり 燃やされたりする(そしてその中に取り残されたヒロインをあわやというところでヒーローが助け出す)ので有名な作品。 ・ヒーローとヒロインの心の絆。 ・ヒーローの特技(映画版での「ヒーロー」は、本編の主人公のコナンとは限らない)の紹介。 ・時間ギリギリでの救出劇という緊迫のシーン。 ……と、エンタメの定番をきっちり入れているわけだが、それぞれの要素を不自然なところなく組み立てているのが脚本家の力量か? (「劇場版コナン」の脚本は、エンタメの教科書として良いと思う) ニュース。 ウクライナが「ロシア軍がウクライナ東部へ向けてICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射した」と発表した件について、ロシアのプー チン大統領は「使用したのは新型の中距離弾道ミサイル」だとして「ICBMを使用した」というウクライナ側の発表を事実上、否定。 さらに続報。 〈アメリカの有力紙は、ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への攻撃で、北朝鮮軍の高官が負傷したと報じました〉 [2024年11月22日 11時08分 NHK NEWS WEB] とのこと。 (この戦争にわざわざ参戦した北朝鮮のメリットは、デメリットより大きいのか?) 夕方。 『ネット怪談の民俗学』(廣田龍平 ハヤカワ新書)読了。 この本は電子書籍で買って巻末のURLから元ネタの資料に飛んでそっちを参照しながら読むのが正解だった? 夜。 『蘇我氏 ー 古代豪族の興亡』(倉本一宏 中公新書)が届いたので、読みながら、寝る。
2024年11月21日(木)
午前中。 雑用が一段落して少し本を読む。 『ネット怪談の民俗学』(廣田龍平 ハヤカワ新書)。 この本、面白いと言えば面白いのだが、筆者にとってはあまりにも有名過ぎる話なのであろう「ネット怪談」を、当然、読者も知って いるものとして話が進められているのだよな。 (入門書ではなかったのだなあ……) 午後。 この間からネットでいろいろと読んでいる「玉取姫」について、どこかに当時の蘇我氏についてまとめてある資料はないかと検索した ら『蘇我氏 ー 古代豪族の興亡』(倉本一宏 中公新書)という本を発見し、反射的にポチる。 (そう言えば最近、倉本さんの本を結構読んでいるなあ……) って言うかこの人、平安時代の専門家じゃなかったの?(←倉本一宏さんは、大河ドラマ「光る君へ」の時代考証担当者) NHKのドラマ「おむすび」視聴。 かなり飛び飛びに見ているのだが、福岡県の糸島という場所で幕を開けたこの物語、実はヒロイン一家は阪神淡路大震災の時には神戸 に住んでおり、糸島にいたのは震災で自宅が潰れて、父親の生まれ故郷に避難していたため、ということで今週からは、一家が12年 ぶりに神戸に帰って来て……という話が展開されているようだ。 糸島編では「真面目だが震災のトラウマで未来を夢見ることが怖くなっていたヒロインがギャルなり、野球部の生徒と恋に落ちて彼を 健康面からサポートしたいと栄養士になるために専門学校に入学する」というドラマが描かれていたらしい。 そして神戸編。 今回は、ギャルの格好をして専門学校に登校したヒロインが、教師に服装等を注意されギャルの格好を止めて授業を受けるようになっ て……というところから。 「真面目なヒロインが恋人となった野球少年をサポートするために栄養士を目指す」というストーリーに、「ヒロインが一度ギャルに なってから、栄養士の勉強をするためにはその格好が相応しくないと知ってギャルメイクを止める」というエピソードを挿入する必要 があったのだろうか? そして脚本家によると「ギャルになる」ということで、ヒロインの精神的成長を描きたかった」のだそうだ。 「栄養士になる」というのがヒロインの目標なら精神の成長を描くには「ギャルをやめる」の方がわかりやすい気がするが? 何より「恋人をサポートするため」という目標にギャルはまったく関係ない。 今後の展開のための伏線として、どうしても「ギャル」が必要な事情があるのかなあ? ともあれ、「震災のトラウマ」「ギャル」「彼氏との恋愛」「栄養士の学校での人間関係」そして「ご近所問題」といろいろな要素が てんこ盛りになったドラマなので、こうした要素がなんかこう上手い感じに絡み合っていく話になるのかも。 ニュース。 〈在日クルド人らで作る「日本クルド文化協会」(埼玉県川口市)が、協会の事務所周辺で24日に予定されているデモは「ヘイトスピ ーチ」だとして差し止めを求めた仮処分申請で、さいたま地裁(市川多美子裁判長)は21日、デモを呼びかけた男性に実施を禁じる 決定をした〉 [2024年11月21日 19時31分 朝日新聞デジタル] やはり司法的には「反クルドデモ」の方が違法だという判断のようだね。 池袋で生活していてこの問題に関して感じるのは「クルド人、ぜんぜん暴れてないんじゃないか?」という印象。 もしも本当にネットで言われているように川口市でクルド人が大暴れりていたなら、池袋にその影響が出ないはずはないと思うのだ。 だって川口市は埼玉県なんだよ? 池袋と言えば、映画「翔んで埼玉!」で「埼玉の首都は池袋」とイジられたぐらい「埼玉に隣接した繁華街」として知られる街。 その街がこんなに平和なのに、埼玉県川口市がそんなひどいことになっているわけがないじゃん? 海外のニュース。 〈ウクライナ空軍は21日、「ロシア軍がウクライナ東部への攻撃の中でICBM=大陸間弾道ミサイル1発を発射した」と発表しました〉 [2024年11月21日 21時25分 NHK NEWS WEB] まだ一方から発表されただけなので真偽は不明だが、ロシアからの何らかの大規模な攻撃があったことは確かなようだ。 今後戦況が大きく動くのか、さらなる泥沼化に向かうのか? いずれにせよ、東アジアはあんまり巻き込まないで欲しいのだが、北朝鮮は兵隊を送っちゃったしなあ。 北朝鮮の兵士がウクライナと戦ったからと言っても、さすがに中国は動かないと思うのだけどね。(そうあって欲しい) 寝る。
2024年11月20日(水)
目が覚めたら部屋の明かりが点きっぱなし。 どうやら昨夜はうたた寝から寝落ちしてしまったらしい。 午前中。 ネットでニュースチェックをしたら、寝ている間にまた地震があったらしい。 時刻:3時36分頃 震源:駿河湾南方沖(北緯34.2度 東経138.5度) 深さ:約250km 規模:マグニチュード5.0 最大震度:震度2 宮城県:岩沼市 福島県:田村市 玉川村 楢葉町 大熊町 双葉町 浪江町 茨城県:水戸市 日立市 笠間市 古河市 桜川市 栃木県:宇都宮市 鹿沼市 下野市 益子町 壬生町 高根沢町 千葉県:千葉市花見川区 市川市 浦安市 木更津市 東京都:千代田区 世田谷区 渋谷区 北区 練馬区 町田市 神奈川県:横浜市神奈川区 川崎市宮前区 藤沢市 厚木市 豊島区も震度1の揺れがあったそうだ。 震源が駿河湾南方沖なのに大きく揺れたのが東北や関東だったのは、駿河湾南方沖付近が地質的に地震波が減衰しやすい領域であった のに対し、太平洋側には地震波が減衰しにくい海洋プレートがあることで揺れが弱まりにくく、そのため遠い地域の方が大きく揺れる 「異常震域」という現象が起きたからなのだとか。 午前11時。 いきなり防災無線の音が聞こえる。 我が家は風向きの関係なのか、無線の音は聞こえてもいつも内容が聞き取れないので携帯で確認したら、「Jアラートの試験」だった そうだ。 昼。 夕べ風呂に入りそびれて体を洗っていないのと、変な寝方で体が冷えたのとを合わせて解決するために風呂を沸かして入る。 午後。 また地震。 時刻:3時36分頃 震源:駿河湾南方沖(北緯34.2度 138.5度) 深さ:約250km 規模:マグニチュード5.0 最大震度:震度2 宮城県:岩沼市 福島県:田村市 玉川村 楢葉町 大熊町 双葉町 浪江町 茨城県:水戸市 日立市 笠間市 古河市 桜川市 栃木県:宇都宮市 鹿沼市 下野市 益子町 壬生町 高根沢町 千葉県:千葉市花見川区 市川市 浦安市 木更津市 東京都:千代田区 世田谷区 渋谷区 北区 練馬区 町田市 神奈川県:横浜市神奈川区 川崎市宮前区 藤沢市 厚木市 今回も豊島区は震度1。 (駿河湾南方沖、なんか不安定な状態になってる?) と、少し警戒していたら、ネットに地震の情報が流れた。 時刻:15時40分頃 震源:陸奥湾(北緯41.0度 東経141.1度) 深さ:約10km 規模:マグニチュード5.1 最大震度:震度4 青森県:平内町 野辺地町 横浜町 佐井村 さすがに東京の方は揺れなかったが、最大震度4は大きな地震だよな。 夕方。 部屋で雑用を片付けたり本を読んだりしていただけのはずなのに「いつ地震が来るか?」みたいに気持ちが身構えていたせいか精神的 に疲れている。 夜。 2号くんが、 「所用で休暇を取ったついでに上野へ行った」 と言って、二木の菓子を山ほど持ってやって来た。 「君が金がない理由と太っている理由が1度に分かった気がする」 と言うと、 「1ぺんに食べるわけじゃないよ」 と言っていたが、そういう問題じゃない。 ボンタンアメを貰ったので(貰うものは貰う)久しぶりに食べた。 めちゃくちゃに美味しいわけではないが、期待を裏切らない味。 1号くんが来たので、先日のコミティアで頒布したという同人誌の感想などを伝える。 同人誌の内容は、明治時代に自死により早世した文学者、藤野古白の伝記漫画の第8巻。 この巻に描かれているのは、従兄である正岡子規と古白との穏やかなやりとり。 その一方で、子規の弟子の高浜虚子が、次第に精神を病み始めていた古白の異変を感じ始める流れとなる。 実は子規もこの時、すでに体調を崩し始めているのだ。 歴史を知っているものには、まもなく古白が拳銃で頭を撃ち抜くことも、その後に結核から来る脊椎カリエスに苦しみ抜いた子規が、 『仰臥漫録』に「古白曰来」(古白いわく来れ=古白が来いと言っている)と書き残して死を迎えることも分かっている。 何も知らない高浜虚子の視点に映る、平穏な日常が崩れていく前兆。 なかなか面白かった。 2人が帰ったので、寝る。
2024年11月19日(火)
朝。 生保の人と駅前で待ち合わせて粗品のファブリーズを受け取って帰る。 「会社主催の忘年会に会費1000円で参加しませんか?」 と誘われたので、笑顔で断った。 (私の顔に「カモ」と書いてあったのか?) とりあえず、更新の手続きはこの間済ませているので私の方からは用がない。 ニュース。 詩人の谷川俊太郎さんの訃報。 職業を聞かれて「詩人です」で通る数少ない人が亡くなってしまった。 我々の世代でもっとも馴染みのある谷川さんの作品と言えば、やっぱり「鉄腕アトム」かなあ。 92歳。 ご冥福をお祈りいたします。 午後。 「玉取姫伝説」(今月16日の「独り言」参照)について、ネットで軽く調べてみる。 玉取姫または玉取蜑(たまとりあま)と藤原不比等の間には息子がおり、その名は房前(ふささき)と記されている。 ウィキペディアで「藤原房前」を見ると、 〈飛鳥時代から奈良時代前期にかけての貴族。藤原不比等を父とする藤原四兄弟の次男で藤原北家の祖〉 と書かれている。 そしてここが大事なのだが、 〈父:藤原不比等、母:蘇我娼子〉 アレ? 玉取姫どこへ行った? 同じくウィキペディアで「蘇我娼子」を見ると、 〈飛鳥時代後期の蘇我氏の女性。「娼子」という名前は『尊卑分脈』に依る物で、『公卿補任』では蘇我媼子(そがの おんし/そがのおうなこ)〉と書かれている。 さらに、 〈娼子は藤原不比等の最初の正室で大宝元年までには死去した〉 〈しかし、『日本書紀』などの同時代史料には全く記載がないため、事績には不明の点が多い〉 という、細かいことがよく分かっていない人のようだ。 問題は、 〈武智麻呂、房前、宇合の三男を儲けた〉 「玉取姫伝説」には、房前の兄とか、ましてや弟なんかは出て来ないのだが??? ウィキペディアによれば、 〈『藤氏家伝』では武智麻呂が幼いうちに死亡したとされており〉 となっているので、この兄はカウントされていないのかなあ? でも、この武智麻呂という人、藤原南家の祖ということになっているので、この記述はちょっとおかしいのだよね。 そして、 〈但し、宇合については武智麻呂、房前と生年が離れるため、疑問を呈する意見も根強い〉 ともあるので、房前には蘇我娼子が産んだ弟はおらず、兄の武智麻呂は幼いうちに死亡してしまった(?)のでノーカウントで、実質 的には蘇我娼子と藤原不比等との間には藤原房前しか子がいなかったと解釈すべきなのだろうか? なんかちょっと変だよな。 武智麻呂と房前は年子で生まれているので、2人の息子を1人としているのが伝説の間違いと考えた方が整合性は付く気がする。 藤原四兄弟を開祖とする、藤原南家、藤原北家、藤原式家、藤原京家のうち、房前に連なる藤原北家以外は、早々に断絶してしまった ので、無くなってしまった藤原南家の開祖である武智麻呂のことは省略してしまったとか? それはともかく…… この蘇我娼子(そがのしょうし/そがのまさこ)という人、父親は蘇我連子(そがのむらじこ)、そのまた父親が蘇我倉麻呂(そがの くらまろ)だそうである。 (誰だよ、蘇我倉麻呂って?) というわけで『日本書紀』を読む。 『日本書紀』巻二十三「舒明天皇 即位前期」によれば…… 推古天皇崩御の後、次の天皇を田村皇子と山背大兄王のどちらにするかを協議した際に、蘇我蝦夷が群臣を前に「天皇は、田村皇子を 後継者に望んでいたようだ」と発言。 これを聞いたその場にいた4人(※1)が「ならば田村皇子を天皇にしよう」と言い、3人(※2)が「山背大兄王を天皇にしよう」 と言ったが、蘇我倉麻呂(蘇我馬子の息子、つまり蘇我蝦夷の弟になる)だけは意見を保留した。 また、その場にはいなかった境部摩理勢臣(さかいべのまりのせのおみ)も既に「山背大兄王を天皇に」と意見を表明していたので、 蘇我蝦夷は、その場では田村皇子を天皇に決定することを諦めた。 ……とある。 ※1 田村皇子を天皇にすることに賛同した4人 采女臣摩礼志(うねめのおみまれし) 高向臣宇摩(たかむこのおみうま) 中臣連弥気(なかとみのむらじみけ) 難波吉士身刺(なにわのきしむさし) ※2 山背大兄王を天皇にしようと言った3人 許勢臣大麻呂(こせのおみおおまろ) 佐伯連東人(さえきのむらじあずまひと) 紀臣塩手(きのおみしおて) この話を聞いた山背大兄王は、蘇我蝦夷が群臣に伝えた天皇の言葉は改変されており、天皇はむしろ自分の方を次期天皇に望んでいた はずだと言ったものの、蘇我蝦夷の勢力の前に形勢不利となり、境部摩理勢臣も殺されたりと、なんやかんやあって、結局、田村皇子 が舒明天皇として即位した。 しかし、舒明天皇の在位中は災害が多発。 その次の皇極天皇(女性の天皇)の時代には、蝦夷の息子である蘇我入鹿が山背大兄王を殺害するという事件を起こす。 舒明天皇と皇極天皇の子である中大兄皇子は、蘇我があまりにもやりたい放題だと考えて中臣鎌子(=中臣鎌足。のちの藤原鎌足)ら と謀って蘇我入鹿を暗殺、蘇我蝦夷を自害に追い込んだ。(=乙巳(いっし)の変=大化の改新のきっかけとされる事件) ここで歴史に登場して来た忠臣・藤原鎌足が藤原不比等の父であり、ついでに言うと平安時代に映画を極めた藤原道長の先祖である。 この藤原不比等が志度の浦の海女と恋仲になり、彼のために竜王から宝珠を取り返す代わりに我が子を不比等の世継ぎにと約束させ、 宝珠は取り戻したものの竜王との戦いの傷で命を落とした……というのが「玉取姫」の伝説。 玉取姫が蘇我娼子と同一人物であるとすると、彼女は藤原鎌足らによって討ち滅ぼされた蘇我蝦夷の弟(蘇我倉麻呂)の孫という微妙 な立ち位置の人だったことになる。 ここで「舒明天皇 即位前期」を思い出すと、倉麻呂は弟でありながら兄の蝦夷に積極的に賛同を表さないという慎重な態度を取って いた人ということになる。 彼はこの慎重さゆえに蝦夷・入鹿らに連座する難を逃れたのだろうか? そしてその孫娘である蘇我娼子が、藤原鎌足の息子である藤原不比等の正妻となって、我が子を藤原家の世継ぎとした? もしかして「玉取姫伝説」というのは「中央で立場がややこしくなった貴族が、庶民に身をやつして潜伏し、手柄を立てて中央に返り 咲いた」というパターンの話だったのかな? そう考えると、なかなか面白い。 海外からのニュース。 ウクライナ、米国製長距離ミサイルでロシア領内を初攻撃。 (さっそく使ったか!) 国内のニュース。 紅白歌合戦の出場歌手決まる。 (日本は平和でいいな……) ……そろそろ寝るか。
2024年11月18日(月)
朝の連続テレビ小説「おむすび」を久しぶりに視聴。 しばらく見ないうちに、ヒロインは野球選手を目指す恋人のために栄養士になるという人生の目標を得てギャルになっていた。 「野球選手を目指す恋人のために栄養士になるという人生の目標」はいいのだが、それに「ギャル」は関係なくないか? 製作陣が「ギャル」というものに何か象徴的な意味を持たせようとしているのは分かるのだが「ヒロインが栄養士になる」ストーリー と「ギャル」というものの持つイメージが、まったく噛み合わない。 「野球の応援のためのチアガール」とかならまだ分かるのだが…… 午後。 ついでに「光る君へ」を視聴。 紫式部は、相変わらず皇太后彰子の下で女房として働きながら、食事時になると実家で一家団欒をしている。 女房は住み込みの仕事のはずなのだが、どんだけ頻繁に「宿下がり」をしてるんだ、この人は?(^^; さて、藤原道長と対立していた三条天皇は視力の低下を理由に退位に追い込まれ、道長の孫であるまだ8歳(満年齢だと7歳ぐらい) の後一条天皇が即位。 そして道長の娘威子(たけこ)が入内、中宮(皇后)となる。 すでに三条天皇の妃であった妍子(きよこ=道長の娘)が三条天皇の譲位によって皇太后となり、彰子が太皇太后となったため、三后 の全てが道長の娘たちというすごい状況となったわけである。 ここで有名な「望月の歌」が出て来るわけで、 「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」 という歌は、藤原道長という人物の傲慢さを表した歌として知られている。 でも、このドラマの道長は、密かな恋人である紫式部との「民のための政治」という約束を一途に守ろうとするいい人なので、道長が この歌を詠んだのは、その約束を交わした晩の満月を思い出して、その約束をなかなか実現できない自分に悩んでいたから……という 流れになっていた。 道長役の柄本佑さんは、おそらく故意にだろう「欠けたることもなしと思へば」の部分を「『欠けたることもなし』と思へば」と聞こ えるように「なし」と「と思へば」の間を少し開けてセリフを言っていた。 そうなると「月がもしも欠けていなかったならば、この世を自分の望み通りにできていたのになあ」という意味になり「自分の望みが 叶っていないことを嘆く歌」になる。 (実際に、この夜の月は満月ではなく十六夜で、少し欠けた月であった) ちなみにドラマの中でも言っていたように、この歌は紫式部が中宮彰子が皇子を産んだ時のお七夜の祝いの席で詠んだ、 「めづらしき 光さしそふさかづきは もちながらこそ 千代も めぐらめ」 を下敷きにしていると言われている。 この紫式部の歌は、祝いの盃が回って来たときに詠んだ歌で、 「すばらしい光(彰子の産んだ皇子のことだが、紫式部は『源氏物語』の作者として既に知られていたので、作中の「光る君」に皇子 をなぞらえたものだろう)の射す盃(=栄月との掛け言葉)は、皆さんが手に持ったまま(持ちと望月の掛け言葉=満月の状態のまま に)永遠に巡る(祝いの盃が人々の手から手へと巡ることと時が巡ることを掛けている)ことでしょう」 というような意味の歌。 で、道長の歌に話を戻すと、この歌の返歌を命じられた藤原実資は、 「元シン(※)の菊の詩に居易和せずして深く賞歎し、終日吟詠す(『小右記』)」 (ドラマのセリフでは「元シンが菊の歌を詠んだとき、白楽天は深く感じ入って返歌できず、代わりに元シンの歌に唱和したと申しま す」) と言ってと言って返歌を辞退、代わりに他の貴族たちに道長の歌を唱和させたそうな。 ドラマでのこの唱和のシーン、なんか教室で生徒が揃って教科書を音読しているみたいな演出になっていたのはわざとかな? 本当は「歌」なのだから、ちゃんと節を付けての唱和だったと思うが。 ※元シン 「シン」の字は「禾」偏に「眞」 次回予告によれば、紫式部はこのあと旅に出るらしい。 式部の晩年を記した歴史資料はいまのところ発見されていないので、その辺は脚本家が自由に想像して書くことにしたのかな? ニュース。 アメリカのバイデン大統領が、ウクライナがアメリカから供給された長距離ミサイルを使用してロシアを攻撃することを許可したそう である。 これに対してロシア大統領府は「もしもアメリカが提供したミサイルがロシア領内の奥深くまで撃ち込まれるようなことがあったら、 ロシア政府はこれをアメリカそのものによる攻撃と受け止める」という声明を出したらしい。 あまり考えたくないことだが、米露が直接衝突をすることになったら日本も巻き込まれそうな気がするよな。 「ロシア vs ウクライナ」と「北朝鮮 vs ウクライナ」に「ロシア vs アメリカ」が加わったら、アメリカは「北朝鮮に関しては韓国に 任せた」とか言い出すのだろうか? 北朝鮮が「ピンチだから」とか言って中国に助けを求めたりしたらすごく嫌なんだが。 ……なんか、明るい未来が想像できない。 寝る。
2024年11月17日(日)
昨日からどうも体の調子が悪い。 変な寒気が止まらないのだ。 10日のスタッフ会議の時に、寒い地下室に長時間いたのが良くなかったのか。 風邪のバイ菌でも貰って来たかな? 午後。 ずっと読書。 ときどきSNS。 怠惰な時間の過ごし方。 今日は、ビッグサイトで「コミティア150」という同人誌頒布イベントが行われているらしく、SNSを眺めているとそっち関係の 情報が流れて来る。 なんだか最近はいろいろな頒布イベントが、年中日本のどこかで開催されているというイメージだ。 作家が自分の作品を市場に流通させるルートが、こんな風に一般化されると出版業界にも影響が出るのだろうな。 海外からのニュースによると、北朝鮮がロシアを支援するために兵士を派遣するそうだ。 (北朝鮮って、兵士の数は足りているのだろうか?) ロシアにあんまり兵を送ると、南北の境界線が手薄にならないかな。 韓国側はこうした状況をどう捉えているのだろうか? 韓国は韓国で少子化がやばそうなので兵隊不足の心配はあるのだろうが、あの国は徴兵制度があるのだよな。 日本は、石破さんが以前から自衛隊の人員不足を口にしていたから、徴兵制復活も念頭にはあると思う。 でも、日本も子供が生まれなくて、官民挙げて人手不足なんだよなあ。 現在のところ、応急措置として外国人労働者を入れているわけだが、ここで下手なことをすると移民と旧来からの日本人の間で揉め事 が起こりそう。 (また、揉め事を起こしたがる連中がいるんだよなあ) そこを揉めないようにしながら、外国の労働力を日本の産業に役立てて経済を活性化していくという方向には、日本の政治家は動いて いないように見える。 やっぱり「選挙の時に投票してくれる支持者」の方にどうしても目が向いてしまって、保守系の支持者は外国人の雇用に否定的な人が 多そうなんだよね。 「自分の議席をどう守るか」じゃなく、「国家レベル」のスケールで、せめて100年単位での利害を考えて実行してくれる政治家が 欲しいなあ。 夜。 コミティアに参戦していた1号くんと2号くんが撤収して帰って来たようだ。 戦果はどうだったのかなあ? 今度会ったら聞いてみよう。 寝る。
2024年11月16日(土)
夜中に地震があったのだそうだ。 眠っていてぜんぜん気づかなかった。 時刻:2時58分頃 震源:千葉県東方沖(北緯35.8度 東経140.9度) 深さ:約30km 規模:マグニチュード5.1 最大震度:震度3 茨城県:神栖市 千葉県:銚子市 旭市 豊島区は例によって震度は出ていない。 朝。 医者からコレステロール値をうるさく言われているので、朝食は鰹節入りのおかゆ。 今日は午後から堀留でSFの地方コンベンションのスタッフ会議があるのだが、朝から体調がイマイチ。 昨日は、秋葉原まで行ってイベントに参加して帰って来ただけなのだがやはり少し体が弱って来ているのかな? そんなわけで午後の会議はZoomで参加した。 夕方。 2号くんが来たので、先日「ふるさと納税」で手に入れた鳥羽市立海の博物館の図録を見せて自慢する。 浮世絵の図版が掲載された冊子で『浮世絵から見る海女』というタイトルが付いている。 海女をテーマにした浮世絵の図版集を探していたところ、鳥羽市のふるさと納税の返礼品にこんな素敵なものを見つけたのだ。 そんなわけで、生まれて初めて「返礼品付ふるさと納税」というものをやってみたら、1週間ほどでこの図録が届いた。 江戸時代の海女の仕事風景を描いた浮世絵なのだが、現在とは違い当時の海女が腰巻1枚の軽装で潜水作業を行っていたことが分かる。 「風紀を乱す」との理由から女性の裸体画を禁止された当時の絵師たちが、「仕事風景の絵」という口実の元に半裸で働く海女の姿を 積極的に描いたため、海女をテーマにした浮世絵は意外と点数が多い。 海の風景のはずが、絵師がそこで泳ぐ海女を描きまくるので、海中が海女だらけというすごい絵になっているものも少なくない。 (こんなに大勢の海女がいっぺんに海に潜ったら、その海域のアワビは1日でなくなってしまいそうな気がするが) もちろん「その地方の海では海女は操業していないはず」というような場所でもお構いなしだ。 絵師たちのお気に入りの海女のポーズは、陸に上がって濡れた腰巻きを絞る姿。 腰巻きを絞るために裾を大きくめくりあげた、いわゆる「あぶな絵」も多数描かれている。 (知的所有権について大らかだった時代、ウケた構図は他の絵師も真似るので同じ構図の絵が大量生産される) そして絵師たちの想像力は「海中でタコと戦う海女」という素晴らしいシチュエーションを生み出した。 腰巻1枚の姿で短剣を手に、絡みつく大ダコと戦う海女を描いた浮世絵(月岡芳年「志度の浦 玉取蜑」)の躍動感の素晴らしさ。 この「志度の浦 玉取蜑(しどのうら たまとりあま)」は「玉取姫伝説」に基づく絵であるそうだ。 図録の解説によれば「玉取姫伝説」とは、 〈中国の唐から贈られた宝珠が龍神に奪われ、藤原不比等(または鎌足)は恋仲となった志度の浦(現・香川県さぬき市)の海女に頼 み、これを取り戻します。しかし身体を切って体内に宝珠を隠し、追ってから逃げ延びた海女は、陸へ着くと力尽きて亡くなってしま ったという悲話です〉 とのこと。 この話から私は『日本書紀』巻十三に允恭天皇(いんぎょうてんのう)14年秋9月の事件として記録されている男狭磯(おさし)と いう海人(あま)の悲劇を連想した。 男狭磯の悲劇とは、以下のような話である。 淡路島で狩をしていた允恭天皇は、そこに多くの獲物がいるのになぜか1匹も仕留められず、不思議に思って占いを行う。 すると嶋の神が現れて「赤石(播磨国明石郡)の海の底に真珠あり。其の珠を我に祠(まつ)らば悉(ふつく)に獣を得しめむ」との お告げ。 さっそく潜水漁に優れた海人である阿波国長邑(あわのくにのながむら)の男狭磯という人を呼んで海底を調べさせたところ、海の底 に光る大アワビを見つけたと言う。 このアワビを獲るために海に潜った男狭磯だが、大アワビを抱いて浮かび上がった時にはすでに息絶えていた。 縄を使って水深を測ったところ60尋(1尋=1.5メートルで計算して、およそ90メートル?)あったという。 ちなみに、海女が潜水漁で潜る深さは最大でも水深20メートルぐらい。 男狭磯は「海女」ではなく「海人」と記されているので男性だったと思われるが、さすがに素潜りで水深90メートル潜るのは無理だ と思う。 ネットでさらに調べると、三重県多気郡大台町の大杉峡谷に室町時代に発見されたという「六十尋滝」と呼ばれる滝があるそうだが、 現在の技術で計測した滝の落差は35メートルとのこと。 地形が変化して滝の高さが変わったのか、昔の1尋が現在の1尋より短かかったのか? 後者だとすると昔の60尋は35メートルだったことになり、優秀な海人が無理をして潜った深さと考えれば、ギリギリ有り得る水深 かな? 話を元に戻そう。 男狭磯が命を捨ててまで手に入れた大アワビを割いてみたところ、アワビの腹の中には桃の実ほどの大きさの真珠が入っていた。 允恭天皇は、この真珠を嶋の神に奉納して無事に狩を成功させたが、自分のために命を落とした男狭磯の死を悼んで墓を作って手厚く 葬ったという……。 で…… この話の「海人」が「海女」に変わり、「アワビを割いたら真珠が出て来た」が「自分の身体を割いて宝珠を隠した」に変わり、恋愛 要素を加えて伝説が出来上がっていったんじゃないかなあ、と思ったのだ。 伝説では海女は龍神に追われたことになっているが、浮世絵の絵師にかかると龍は大ダコに変化し、海女の身体に絡みついてしまう。 こうやって出来上がった作品の元ネタを探してみるというのは、案外と楽しいものだ。 【無用の知識】 允恭天皇は5世紀前半の人で、仁徳天皇の時代、つまり古墳時代に生まれた人。 藤原鎌足は7世紀の人で、その息子である藤原不比等は7世紀後半から8世紀前半の人で、飛鳥時代の人ということになる。 月岡芳年は19世紀の人で、幕末から明治時代中期の人。 昨日買った『ネット怪談の民俗学』(廣田龍平 早川書房)を読みつつ、寝る。
2024年11月15日(金)
朝。 雨が降っている。 (今日は出かけるのに嫌だな) と思っていたら、午前中のうちに止んでくれた。 昼前。 MRI検査のためにメトロポリタンホテルの地下へ。 このホテルはなぜか地下に検査センターや歯医者やエステが集まっている。 「ホテルから出て来るところ」を目撃されても言い訳のできる便利な場所??? 受付を済ませて名前を呼ばれ、 「検査室に入る前に金属類は全て外してロッカーに入れてください」 と言われたのでその通りにすると、 「ではこの(やったらこまっけえ文字の)書類を読んでチェックを入れてください」 と言われる。 「メガネがロッカーの中なんですが」 と、穏やかに突っ込むと「あ……」と言って書類を読み上げてくれた。 検査は15分ぐらい。 終了後にサイゼリアでスパゲッティで昼食。 検査のために朝食を抜いていたので、これが本日のブレイクファストである。 ついでに三省堂に寄って『ネット怪談の民俗学』(廣田龍平 早川書房)を買ってから帰宅。 病院の検査って、別にこっちが何をするわけでもないのに気持ちが疲れるな。 夕方。 秋葉原の書泉ブックタワーへ。 東京創元社創立70周年記念イベントに参加するのが目的だが、開場時間になるまで会場である8階に上がれないので(駄洒落か!) 時間まで7階で待機。 その間に『創元SF文庫総解説』(東京創元社編集部・編)を買っておこうとしたら、 「お支払いは1階レジでお願いします」 と言われてしまった。 7階から1階へ降りて、そこからまた8階へ行くのはたるいので諦める。 そうこうしているうちに開場時間になってエスカレーターが動き出したので8階に上がる。 書泉ブックタワーの8階は倉庫テイストのフロアで、使用されていない備品等が置かれた部屋の1部をパーテーションで区切ってイベ ント会場にしてあった。 受付でiPod touchに表示した状態にしてあったバーコード画面を出して待機していたら、 「本日はバーコードは使用いたしません。メール画面を御表示ください」 と言われ、さらに「本人確認証」を求められた。 (WiFiルーターを持って行っていて良かった) スマホを持っていない人間には何かと不便な世の中になったなあ。 会場に入ると、予想通りに本日のイベントの関連図書の販売コーナーがあったので、無事に『創元SF文庫総解説』を購入。 本日の記念イベントは、大森望さん、宮澤伊織さん、久永実木彦さんによる「わたしたちと創元SF」というテーマのトークショー。 久永実木彦さんは創元短編新人賞でデビューした時に、画数を考えて決めたペンネームを変えさせられたことをいまだに恨んでいると 発言して、ここに大森望さんがすかさず「SF作家がそんな迷信深いことを言ってはいけない」と突っ込みを入れる。 さらに大森さんの暴露によると、久永さんにペンネームを変えるように言った編集者は、ご存知・小浜徹也さんで、この人が変なペン ネームに厳しいのは業界では有名なので、みんな「やっぱり」という反応。 しかし小浜さんに言わせれば「大森さんも同意していた」で、大森さんによると「いや私は作家の好きにすればと……」 ……と延々続くコントに、当の久永さんはただニコニコしている……。 ちなみに久永さんが当初つけていたペンネームは、漢字の中に1文字だけ平仮名が入っているというもので「校正係に誤植と誤解され やすい」というのが変更の理由なのだとか。 業務上発生しそうなトラブルの種は、できるだけ事前に摘んでおきたいという、編集の仕事をする立場から見れば至極まっとうな理由 であったのだ。 トークのあとはジャンケンタイムで、賞品は東京創元社特製の立派な革のブックカバー。 (おおっ!) と、思ったら表紙に〈50 創元SF ANNIVERSARY〉の文字が刻印してあった。 2013年の「創元SF50周年」のときの記念品を流用したらしい。(^^; (私は久永実木彦さんにジャンケンで勝って、めでたくこのブックカバーをGETした) その後のサイン会でさっき買った『創元SF文庫総解説』に大森望さん、宮澤伊織さん、久永実木彦さんにサインを入れて頂き、図書 販売コーナーで久永さんの『わたしたちの怪獣』(創元日本SF叢書)を購入。 売店の人に「行ってらっしゃい」とサイン会場を示されたが、2回同じ列に並ぶ気にはなれなかったので、そのままエスカレーターで 下へ。 地下鉄で帰宅し、風呂に入って寝る。
2024年11月14日(木)
朝。 病院に先日の検査結果を聞きに行く。 血液検査の結果を見ながら、 「ああ、やっぱりスギの花粉のアレルギーが結構出ていますね」 と言ったら、 「私の花粉症はもっと酷い。グラフが表の端まで来ます」 と、K医師。 そこで患者と張り合ってどーする!(^^; ちなみに検査結果は、 「コレステロール値が高いです」 とのことだった。 (はい、気をつけます) 明日のMRIの予約をして帰宅。 昨夜の小浜さんのシラス〈SFにとって「怪獣」とは何なのか考えてみる〉を視聴。 そもそも日本において「SF」とはアメリカから入って来た文化だったので、日本オリジナルのものである「怪獣」はなかなか日本の SFファンには受け入れられなかった。 1980年代になり、日本人がアメリカの文化的支配から脱していくと怪獣をSFとして受け入れるようになって来た。 ……ざっとまとめると、そんな話だった。 ところで話の中で出た「SFファンダムはできてもミステリファンダムができなかったのはなぜか?」だが、それはSFファンの方が 「被差別意識」が強いからだと私は思っている。 「オタクとして世間から差別されている我々は結束するしかないんだ」という意識が「ファンダム」を形成する原動力になったのでは ないかと思うのだ。 だから「オタク」への差別が弱まった現在、SFファンもファンダムに所属したいという意識が薄れ、SF大会なんか若手のスタッフ がいなくて毎年大変なことになっているのだ。 夜。 2号くんが来て愚痴を聞かされる。 会社の庶務担当の女性社員が、社内のとある特定のトイレのトイレットペーパーや液体石鹸等の残量確認に行くのをやたらに嫌がるの で理由を問いただしたら、 「幽霊が出るから」 と答えられたのだそうだ。 「ふざけんじゃねえ! 仕事をなんだと思ってるんだ!」 と怒っている2号くんの隣で、私が、 (ホラー小説のネタにならないかなー) と考えていたことは秘密である。 明日は午前中に腹部のMRI検査があるので朝食が食べられない。 今夜のうちにたっぷり食べて寝てしまおう。
2024年11月13日(水)
今朝の日経朝刊で、 〈団塊ジュニアが75歳以上になる2050年に1人で暮らす高齢者が急増する〉 という話題が記事になっていた。 〈一人暮らしの高齢者が増えるのは、未婚率が高まっているためだ〉 だそうで、じゃあ、そんなことは団塊ジュニア世代(1971〜1974年生まれ)の人たちが30代ぐらいの時に既に分かっていた ことだよね? この国は、あらゆることが後手後手。 で、ためいきが出たのはこの記事の結び。 〈(日本総合研究所の澤村香苗研究員は)政府や自治体は地域の将来像を示し、住民に行動を促すべきだと指摘する〉 って……。 「住民に行動を促すべき」じゃないよね? 「政府や自治体」自身が動くべきだよね? そしてこの澤村香苗さんって誰? もしかして「専門家っぽい肩書を持っていて、政府や自治体に都合の良いことを言ってくれそうな人」をどっかから探して来た? そもそもこの少子化「放っといても国民は勝手に結婚して子供を作って日本の人口を維持してくれるはず」と、政府や自治体が国民に 甘えまくった結果だろうが! 「国家の非常時には国民になんとかしてもらう」じゃあ、政府の意味がない。 午後。 課題をやりかけて止まる。 ミステリーを書きたかったのだが上手いトリックを思いつかなかったのだ。 夜。 シラス(株式会社ゲンロンが運営している放送プラットフォーム)に小浜徹也さんが出演するというので、1回分の料金を払って視聴 する。 システムがよく分かっていなかったので、登壇者だけにコソッと言ったつもりの書き込みが(小浜さんが「ピーター・トライアス」の 名前をド忘れしたので)全体に聞こえる形で読み上げられる(しかも名前付きで)とは思わなかった。 (やらかしたーっ!) 夜中に目を覚ましたら、既に番組が終了していた。 どうやら途中で寝落ちしてしまったらしい。 しばらくはアカイブが残っているそうなので、明日続きを聴こう。 寝る。
2024年11月12日(火)
午前中。 溜まっていたなんやかやの作業を終わらせる。 午後。 一休みして本を読む。 なんか目が疲れやすくなったな。 本を読むのに「休憩」なんてものが必要になるとは思わなかった。 夕方。 1号くんが来て、最近の漫画業界のあれやこれやについて少し話をする。 興味深いと思ったのは、プロとして商業誌にデビューするのではなく、最初から同人作家を目標とする漫画描きが増えたという話。 同人誌即売会やネット販売という個人が直接読者に作品を販売するルートが確立されてしまったために、敢えて商業デビューする必要 はないとみなす描き手が生まれて来た。 彼らは商業誌に自分の作品を掲載することもあるが、それはあくまで宣伝目的なわけで、出版社に自分の名前の知名度を高めて貰った ところでSNSを使って自分の同人誌を販売する方が目的というわけだ。 そう言えば映像の世界でもテレビ出演を「自分のチャンネルを宣伝するため」と捉えるYouTuberという人たちが、旧来からのテレビ マンたちを戸惑わせていると聞いたことがある。 昔は「今後もテレビの仕事を続けたかったら、今回は不利な条件を飲んでくれ」が言えたが、今では逆にテレビの方が、「どうしても テレビ出て欲しかったら、テレビ局側に不利な条件を飲んでくれ」と言われてしまったりするらしい。 そもそもテレビが出演して欲しいと望むようなYouTuberというのは、すでに自分のチャンネルで相当な金額を稼いでいる人なわけで テレビに出られなくなっても痛くも痒くも無いしね。 そう言えばこの間の日曜日、私もテレビの街頭インタビューを断ったな。 私はYouTuberでも何でも無い普通の一般人だが、それでもテレビカメラを向けられることに何のメリットも感じなかったのだ。 (むしろデメリットまで感じた) 出版やマスコミの世界が持つイメージが変わりつつあるということなのかな? 私が子供の頃は出版・マスコミは花形職業だったが、いまがすでにこの有様だとすると、あと30年ぐらいしたらどうなっていること やら。 ……寝よう。
2024年11月11日(月)
朝。 例の如く未明に目覚める。 アルコールは眠りを浅くして良くないね。 そんなわけで、午前中は使い物にならない。 昨夜の「光る君へ」など観つつ、ぼーっとしている。 三条天皇が視力を失い始める話。 これ、たぶん今で言う「糖尿病性白内障」だったのではないかな? 即位した時にすでに成人していて、自分の意志をはっきり持っている意のままにならない三条天皇を退位させ、まだ7歳(満年齢だと 6歳ぐらい)の子供である自分の孫を即位させる絶好のチャンスの到来に、藤原道長は押せ押せムード。 「さすがにやりすぎじゃね?」と、周囲にいる藤原行成や藤原実資が引く中、微妙な立ち位置の紫式部。 このドラマでは、道長が権力を望んだ理由を、若い頃に密かに恋仲だった紫式部と約束した「民を救う政(まつりごと)」を実行する ためとしているのだ。 周囲にドン引きされている道長の行動の理由を、自分だけが若き日の約束のせいだと知っているが、それを明かすと自分と道長の不倫 がバレるという面倒臭い状況に置かれていたことになっている紫式部は、自然と発言を控えがちになる。 ヒロインのセリフがあまりにも少なすぎるのはドラマとしてまずいと思ったのだろうなあ、紫式部は比較的自由に発言できる実家での シーンが増えて来た。 でも、紫式部って皇太后・彰子の女房だったんだよなあ。 つまり彰子の屋敷に住み込みで働いているはず。 それがさっき彰子と一緒にいたかと思ったら、もう実家で家族団欒している。 どんだけ頻繁に「宿さがり」をしてるんだ?(笑) さて、一方で藤原隆家(道長の兄の息子)は、狩の最中に小枝で目に傷を負い、中国の薬師(くすし)の治療を受けたいと太宰府への 赴任を希望する。 これは間違いなく「刀伊の入寇」(藤原隆家が大宰権帥として海賊の侵攻を撃退したことでヒーローとなった事件)への伏線だね。 午後。 Macのテキストエディットは、そのまま保存するとテキストファイル形式にならないらしいことが判明。 昨日の議事録をネットに上げるのに四苦八苦する。 どうやら一旦、Word形式で保存してから、改めてテキストで保存するとなんとかなるようだ。 面倒臭いな。 夕方。 ニュース。 総理大臣が石破さんに決まったそうだ。 みんなそうなると思っていたので、大方の関心事は「この決まりきった結果に至る過程でそれぞれの政党がどういう動きをしたか」に 絞られている。 石破政権、支持率はの数字はあまり上がらなそうな感じだが、大丈夫かな? 寝る。
2024年11月10日(日)
今日はSF大会のスタッフ会議で北新宿へ。 私の知っている新宿は、田舎だったところが最近急に開けた土地で新宿駅前なんかはかなり賑やかなのだが、北新宿は駅から少し離れ るとまだまだ静かで、 (あー、懐かしい新宿だ) などと思ったりした。 会場は地下室で、普段は撮影スタジオに使っている部屋らしく、暖房がないので寒い。 土足禁止ということで、私は上履きの運動靴を持って行ったのだが、裸足の人は足が冷たそうだった。 5時まで会議をしたあと、駅前の居酒屋で懇親会。 酒に弱くなったのか、ビールと日本酒2合、焼酎を2杯ぐらい飲んだら酔いが回ってしまった。 中央線と山手線を乗り継いで帰宅。 寝る。
2024年11月9日(土)
……昨夜は、風呂にも入らずにぶっ倒れて寝てしまった。 なので午前中に風呂を沸かすのだが、バランス釜が壊れて以来、うちの風呂は電気で沸かしているので朝食のためにトースターを使っ ている時には風呂が沸かせない。(ブレーカーが落ちる) 風呂を沸かしている間にサラダを作り、風呂を切ってパンを焼きつつ卵をフライパンに、そしてパンが焼き上がったら再び風呂のスイ ッチを入れる。 もう少し高いアンペアに契約し直せよという話なんだが……でも、お高いんでしょ? 午後。 明日の会議に持って行くものの準備。 初めて使う会議室でもないような部屋なので、PC用のバッテリーが要るかな? ……などとやっているところに、Amazonに発注していたふわふわ毛布が届く。 しばし動けなくなる。 (毛布が私を離さない!) 夕方。 Zoomでの空想小説ワークショップ。 講師の先生が20分遅刻。 理由は、Zoomを立ち上げたら更新が始まってしまったから。 これ、本当に困るんだよな。 (私もDiscordでさんざんイライラさせられた) やっぱり使用する30分ほど前に立ち上げて、更新が始まらないかどうかを確認するのが正解なのか? でも、それってかなり不便だよな。 夜。 風呂で温まってから、幸せに毛布にくるまって、寝る。
2024年11月8日(金)
午前中。 出来心で生まれて初めて「返礼品付きふるさと納税」というのをやってしまう。 返礼品が浮世絵の図録で、つい物欲に負けてしまった。 午後。 例の扉絵の玉手箱の件、結局(時間の関係などで)訂正なしということで決着がついた。 これは私の推測だが、たぶん絵描きさんが「紐を通す輪」の付いた螺鈿細工の箱の写真を参考にイラストを描いた際に、この「輪」を 「取っ手」と誤解したのではないかと思う。 玉手箱の蓋は上から被せるタイプで、当時の箱はあまり精巧には作られていなかったために、箱と本体がピッタリはまっているわけで はなく、持ち運ぶ時には蓋が外れないように紐で縛って使っていた。 この紐がなくならないように本体に付けておく役割をしているのが、問題の「輪」なのであるが、イラストではこの「輪」が引き出し の取っ手のような横に長い形に描かれていた。 これでは蓋を縛った時に「輪」の中で紐が動いてしまい、また解いた時には紐が「輪」から抜け落ちてしまう。 博物館等に保管されている螺鈿の箱は、付属の紐は朽ちて失われてしまっているのだろうが、実際に使われていた時には蓋が紐で縛っ てあったはず。 やっぱり挿絵の担当者とは、事前にいっぺん会って打ち合わせをしたかったなあ。 なんか、精神的に疲れた。 寝る。
2024年11月7日(木)
午前中。 寒いので体に毛布を巻きつけて足元は湯たんぽで温めたのだが体調は回復しない。 寝ている間は代謝が減るので体温が少し下がるのは普通なのだが、起きた後まで元に戻らないのはちょっと困る。 体を動かしているのに、内臓だけが寝ている状態? 昼。 気象関係のニュース。 本日、近畿地方と東京地方で今年の「木枯らし1号」が発表された。 (道理で寒いわけだ) 午後。 同人誌アンソロジー、扉絵のことでちょっとしたトラブル。 「浦島太郎」のパロディ小説を書いたのだがイラストレーターさんが扉絵に玉手箱を描いてくれて、それは良いのだが、その玉手箱に タンスの引き出しに付いているような取っ手が描いてあったのだ。 そしてラフの段階で私が出した修正依頼が、なぜか先方に届いていなくて、その部分を今から修正できるのかどうかが微妙なセン。 念の為、ネットで確認してみたが、やはり「引き出し」というものが誕生したのは16世紀以後のこと。 浦島太郎のモデルと言われる浦嶼子(うらしまこ)が仙界に行ったとされる5世紀にも『水鏡』に帰還が記述されている9世紀にも、 まだ「引き出しのついた箱」は発明されていなかったはず。 単なる持ち手としての取っ手であったとすると、玉手箱のサイズから考えてちょっと無理な感じ。 (これは「玉手箱」というものを、誰でも知っているものとして書いてしまった私のミスなのか?) 夕方。 1号くんにLINEで、 「最近の若い人は、浦島太郎なんて知らないのが普通なのか?」 と聞いたら、 「auのCMで知っているだろう」 という返事が返って来た。 浦島太郎は知っていても、手に持っている玉手箱の形までは注意して見ていないものなのかなあ。 夜。 あまりに寒いので、ついにamazonで毛布をポチッた。 自分が変温動物になった気がして来る……。 寝る。
2024年11月6日(水)
朝。 胃の痛みで目が覚める。 体の内側で胃と腸の部分だけが冷え切っているような変な感覚がする。 午前中。 アメリカ大統領選挙の開票日ということで、日本人まで大騒ぎ。 昼。 アメリカ大統領選挙続報。 トランプ優勢らしい。 午後。 選挙のニュース。 やっぱりトランプが優勢らしい。 夕方。 1号くんから電話。 「いまどこにいる?」 と聞かれたので、 「家だけど?」 と答えたら、2号くんが池袋駅前で私を待っているらしい。 今日一緒に出かける約束で、2号くんからの電話を待ってはいたのだが、2号くんの携帯電話が充電切れしているらしい。 ただしiPadは持っていたので、2号くんのiPad→1号くんのスマホ→私(ガラケーユーザー)というルートで連絡が来たようだ。 急いで支度して家を出て、10分後にどうにか合流。 待ち合わせの理由は、2号くんの眼鏡が壊れたから。 強度近視の2号くんは、眼鏡屋で眼鏡のフレームを選ぶために眼鏡を外すと目が見えなくなる。 よって、新しい眼鏡を買う時には付き添いが必要になるわけである。 視力も測って貰ったら若干以前と変わっていたようなので、スペアを含めて眼鏡を2個注文して店を出る。 (5万円がピューッ!) 夜。 アメリカ大統領選は、トランプ当選だそうだ。 9時頃。 ちょっと横になって休むつもりが午前1時まで眠ってしまった。 一旦起きて風呂に入って、寝る。
2024年11月5日(火)
事務的な用件とか買い物とかで半日外出。 歩いて回ると意外に広い池袋。 帰宅してニュースを見たら、楳図かずお先生が亡くなられていた。 私は楳図先生の作品は、実はちゃんと読んでいない。 途中まで読んだところで怖くなってしまうので、短編ぐらいしか読み終えられないのだ。 いろいろとトラウマな作品が多かったな。 科学技術関連のニュース。 次世代主力ロケット「H3」4号機が昨日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」 を予定軌道に投入。 これにより防衛省独自の通信衛星網が確立した。 こういう新技術がハッキング等で使えなくなるまでの「寿命」って、実際どのぐらいなのだろう? もうひとつ国内のニュース。 〈出生数、初の70万人割れの公算 今年上半期、6%減の33万人〉[11/5(火) 15:56配信 共同] 日本人の出生数が100万人を切ったのは、2016年。(97万6979人) 90万人を切ったのは、2019年。(86万5234人) 80万人割れは、2022年。(77万0747人) で、70万人割れが、2024年か。 だいたい2〜3年で10万人ずつ減っている計算になるのかな。 仮に3年で10万人減として計算するならば、2027年には60万人を、2030年頃には50万人を切る計算になるね。 この問題に対して、石破さんはどういう対策を考えているのだろう? 夜。 1号くんと2号くんが来て、なんとなく恒例となっている火曜日の食事会。 海外のニュースを見ていて、明日がアメリカ大統領選挙の開票日であることを思い出した。 あんまりいろいろとぐちゃぐちゃにならない結果になると良いな。 寝る。
2024年11月4日(月)
朝。 3時過ぎに目覚める。 軽く二日酔い。 飲み過ぎると寝坊するという人がいるが、私は逆に眠りが浅くなって早く目が覚めてしまうタイプ。 午前中。 特に出かける用事もないので、ゆっくりと雑用をこなしながら水分を摂ってアルコールが抜けていくのを待つ。 午後。 NHKの「スゴEフェス」という番組を視聴。 ニャンちゅうの声を担当していた津久井教生さんが、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の症状がついに呼吸筋に及んでしまったことで、 昨年12月に気管を切除することになり声を失ってしまったため、現在のニャンちゅうは羽多野渉さんが演じている。 耳を澄ませて聞いても違和感がないので、この声優交代は成功だったのだろう。 ニャンちゅうが出ていたということは、子供向けの番組だったわけだが、この番組のゲストがこっちのけんと氏だった。 たぶんNHKは「今年のヒットソング」を歌っている YouTube 出身のこの人の一般への認知度を、紅白歌合戦までに上げておきたい と考えているのだろうな。 YouTubeで有名になった歌手は、若者には有名でもネットに縁のない世代の人には「誰?」になってしまう。 でも2024年のヒットソングと言えば、やっぱりこの人が歌っている「はいよろこんで」は外せない。 で、たぶんいろいろと頑張っている最中なのだろう。 幸いなことにけんと氏はもともとがアカペラ合唱バンドでディズニーソングを歌っていた人なので、子供相手に歌うのには慣れている ようだ。 つーか、完全に子供番組に馴染んでいた。(笑) 彼を出演させる「ネットに馴染みのない層が多く視聴する番組」を選ぶ時に、子供番組をチョイスした担当者、グッジョブ! 夜。 SF大会関係の打ち合わせや連絡を、それぞれの相手によっていろいろなソフトやらSNSやらを使い分けて行う。 こういうことに疲労感を覚えてしまうのは年齢のせいなのか、単に私が不慣れだからか? 夜中に地震。 時刻:11月5日 0時11分頃 震源:千葉県北西部(北緯35.6度 東経140.1度) 深さ:約70km 規模:マグニチュード4.1 最大震度:震度2 千葉県:千葉市若葉区 東京都:大田区 渋谷区 練馬区 町田市 神奈川県:横浜市神奈川区、中区、保土ケ谷区、磯子区、港北区、旭区、緑区 大和市 豊島区も震度1の揺れがあったようだ。 なんだか目が覚めてしまった。 もう1度、ちゃんと寝よう。
2024年11月3日(日)
文化の日。 昨日の大雨から打って変わって朝から青空の広がる天気。 今日はSF大会の会場見学会に参加する予定。 蒲田駅前で12時40分に集合とのことだが、途中で昼食を摂りたいので早めに家を出る。 池袋から蒲田というのは、微妙に移動が不便。 なんやかんやで自宅からだと小1時間ほどかかるのだ。 池袋から山手線で品川へ、そこで京浜東北線に乗り換える。 待ち合わせが駅前なので、さすがに1度しか道に迷わなかった。 昼食を食べられそうな店を探してうろうろしていたらテレビクルーっぽい人に「インタビューに答えてほしい」と声をかけられたので 「何のインタビューですか?」と聞いたら「年金について」だそうだ。 要は年寄りに見られたらしい。 お断りして食堂探し続行。 暑くて喉が乾いて来たので、100均でペットボトルの水を買う。 税込み108円。 最近は自販機で水を買うと130円ぐらいするからなあ。 結局、昼食はカフェでスパゲティを食べることにした。 一番安いナポリタンで790円。 駅前に戻ったら、すでに2人ほど先に来ていたスタッフがいたので合流。 12時45分に出発して見学会へ行ったのだが、本日の目玉であったホールの見学が、アイドルのリハーサルがどうので中止になって しまい、予定外に早く済んでしまったので打ち合わせまで終えても建物の外に出たのは3時ぐらいだった。 しかし蒲田の偉いところで(?)飲み屋がちゃんと開いている。 懇親会で久しぶりに飲んだら帰りの電車で眠ってしまい。 早く帰ろうと乗り換えたつもりの埼京線で赤羽まで行ってしまった。 池袋まで引き返して帰宅。 そのまま毛布を被って、寝る。
2024年11月2日(土)
朝。 昨夜、関東地方で地震があったらしく、ネットで話題になっていた。 時刻:11月1日 23時16分頃 震源:茨城県沖(北緯35.9度 東経140.9度) 深さ:約40km 規模:マグニチュード4.6 最大震度:震度3 茨城県:鹿嶋市 神栖市 千葉県:旭市 東京は千代田区が震度1ぐらいで、例によって豊島区は震度が出なかったようだ。 安普請の我が家も「言われてみれば、ちょっと揺れたかな?」ぐらい。 で、なんでこの地震が話題になったのかと言うと、揺れがあった時にテレビでゴジラの映画を放映していた局があって「津波の心配は ありません」というテロップがちょうどゴジラが海で暴れているシーンに被さったために、一部視聴者が一瞬混乱したという「ちょっ と笑える事件」があったかららしい。 日本は今日も平和だ。 午後。 寒い。 ともかく寒い。 寒さで体調を崩した。 体に毛布を巻き付けても体の芯に冷え切った感覚が残ってしまう。 夕方。 さすがにやばいと感じて湯たんぽを使って内臓を温める。 人間の内臓は寒いと血流が悪くなって、ちゃんと仕事をしてくれないみたいだ。 夜。 風呂桶に湯を張って全身を浸けてみたのだが「ちょっとマシになったかな?」程度。 明日は出かける予定があるので、今夜中に回復しないと困るな。 寝る。
2024年11月1日(金)
日経朝刊の1面に、 〈北朝鮮、ICBM最長飛行〉 という記事が載っていた。 平壌近郊から北東方向に飛んだということで、日本の排他的経済水域の外。 日本が外交的に苦情を入れられない場所に落下しているわけだね。 その北朝鮮に関して、朝刊の2面に、 〈オースティン米国防長官と韓国の金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防相は30日、ロシアに北朝鮮の派兵受け入れを中止するよう要求 した〉 という記事。 ロシアとウクライナの戦争が東アジアを巻き込んだら、冗談抜きに第三次世界大戦? 先日のメンサ・テスト合格者の会のミーティングでもちょっと話題になったのだが、いろいろとやばそう。 午前中。 このところ、いろいろな連絡にDiscordを指定されることが多くなった。 こんなソフトはゲーム実況者ぐらいしか使わないと思っていたので、使い方を学ぼうとも思っていなかったのだが、世の中はそうでは ないらしい。 ネットでDiscord初心者ガイドというサイトを見つけたので、さっそく読んでみると、 〈Discordでは、招待でのみフレンドとのコミュニティを作ることができます〉 と、書いてあった。 つまり「招待でのみフレンドとのコミュニティを作ることができる」わけではない「何か」が存在することが前提であって、Discord の場合はそうではないという話らしいのだが、これってその「何か」を知っている人にしか伝わらないと思う。 それって「世間の常識」なのか? (すいません、私は「初心者」にも到達していませんでした) 午後。 Discordのアラーム音を気にしつつ、雑用を片付け、一段落したところで本を読んだり…… 要はダラダラして過ごす。 天気は下り坂で、週末は雨のようだ。 日曜日に出かける予定があるのだがなあ。 寝る。2024年10月分へ 目次へ
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