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独 り 言 (2024年10月分
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2024年10月31日(木)
今日はハロウィン。 むかし悪魔を騙して死んでも地獄へ堕ちない契約を取り付けた男が、死後に「そういうわけで」と天国に行こうとすると「そんな詐欺 みたいなことをやった奴を天国へ入れられるか!」と追い返され、地獄の方にも契約上、入れない。 そんなわけで男は永遠に彷徨うことになった……というケルト人の伝説があるそうな。 この男が悪魔から貰った石炭を落ちていたルタバガをくり抜いて中に入れ、持ち歩いているのがいわゆるジャック・オー・ランタン。 「鬼火」の正体とされているらしい。 「ジャック」というのは、日本で言う「権兵衛」や「太郎」みたいなもので、無理に訳すと「権兵衛ちょうちん」かな? ルタバガという作物は関東で暮らす私にはあまり馴染みがなかったのだが、宮城県の気仙沼大島では栽培されていて「大島蕪」と呼ば れているらしい。 見かけは名前の通り「蕪」なのだが、食感は「芋」に似ているのだそうで、日本で一般に普及しなかったのは、あまり美味しくはない からっぽい。 美味しくないから西洋でもランタンの材料にされてしまったりしたということかな? ハロウィンというのは、そもそもは冬至の祭りで、1年で1番夜の時間が長くなるこの日にやって来るという悪霊たちから身を守るた めに「魔除けのお面」を被るというものだったらしいのだが、それがキリスト教の影響で日付がカトリックの聖人と殉教者を記念する 「万聖節」(11月1日)の前夜に移動。 子供がお化けの格好をしてジャック・オー・ランタンを手にお菓子を貰いに回る日となった。 それがカトリック教徒がアメリカ大陸に広まった時に、新大陸では手に入りにくかったルタバガの代わりにカボチャを使うようになり さらに日本に渡って、コスプレ好きの日本人の間に「コスプレをする祭り」として広まったことで現在に至っている。 日本の特に都市部では「子供が他人の家を訪ねてお菓子をねだる祭り」よりそっちの方が馴染みやすかったのだろう。 ちなみに我が豊島区では「10月の最後の週末」がハロウィンパレードの日として定着しつつある。 サラリーマンの多い東京では、平日の可能性もある10月31日よりも週末にしてしまった方が都合が良いからだと思う。 そんなわけで池袋のハロウィンパレードはもう終わってしまっているので、今日は特に何もない日。 雑用の合間に本を読んで過ごしているのだが、老眼が進んだのか文字が見づらくて困る。 来月になったら、白内障の定期検診にも行かなくてはいけないな。 ……寝ようか。
2024年10月30日(水)
午前中。 来年のSF大会の業務連絡がDiscoredで行われることになったので登録。 ついでに登録名を変更しようとしたらなぜかもう1つ別のアカウントが出来てしまった。 このソフトは苦手だ。 さらに通知音がなぜか変わってやたらに騒々しい音色になってしまった。 この音が頻繁に鳴るのだが、通知音を切って大切な連絡を見落とすのも困る。 たぶん詳しい人ならどうにかする方法を知っていると思うのだが。 午後。 ……Discoredをいろいろいじってみたが、結局ダメだった。 夜。 同人誌の最終校正。 誤植はなぜか最後の最後に見つかるもの。 寝る。
2024年10月29日(火)
朝。 目が覚めてすぐに寒さを感じたので、ヒーターを使えるように準備。 試運転をして冬に備える。 ……これだけの作業で午前中が潰れた。 午後。 生命保険の更新手続きをするために駅前の喫茶店へ。 雨が降っていて寒いので上着を着て行ったら店に入ると汗が出て来た。 こういう急激な気温の変化が体調に響くようになって来た。 保健の外交員と保健内容を話し合って、なんやかんやで2時間ぐらいが潰れてしまった。 粗品でもらったカレンダーや洗剤、三色ボールペンなんかを持って帰る。 三色ボールペンは自分ではまず買わない文具だが、タダで貰えるとちょっと嬉しい。 芯を出すボタンが3つ付いていたので「なんだろう?」と思ったら、よく使う黒の芯が2つになっていた。 こういう細かい「芸」も案外と好きだったりする。 夕方。 「光る君へ」視聴。 史実では仲が良くなかったとされる紫式部と清少納言が、このドラマでは親友同士のように描かれていた。 紫式部が日記に書き残した清少納言の悪口が資料として残っているので、 (どう辻褄を合わせるのかな?) と思っていたら、中宮定子の死後、定子の兄の伊周が不遇の内に亡くなり定子の子の敦康親王も皇太子になれないという状況に、定子 に仕えていた清少納言が次第に攻撃的になっていき、紫式部が「昔はあんな人じゃなかったのに」と日記に清少納言を悪く書くという 流れにしていた。 頑張っているのは伝わって来たが、 (うーん?) 実際には紫式部と清少納言には面識はなく、中宮定子派の清少納言と中宮彰子派の紫式部が、それぞれ自分の派閥に有利な内容を文学 作品として執筆、紫式部が(落ち目になった定子派の)清少納言の悪口を日記に書いたというのが史実に近いらしい。 (ドラマの紫式部は優等生っぽい性格に設定してあるが、実際には結構、嫌な女だったっぽい) 夜。 同人誌の扉絵のラフがネットに上がっていたのだが、浦島太郎の玉手箱に取っ手っぽいものが描いてあった。 玉手箱に取っ手は付いていないと思うので、修正希望を出す。 一度も顔を合わせたことのないイラストレーターさんとネット上だけでやり取りするのは、私にはかなりストレスなのだが、今の人は これが普通なのだろうか? 寝る。
2024年10月28日(月)
布団の中で目を覚ました。 昨夜は開票速報を聴きながら眠ってしまったらしい。 枕元に置いたワンセグテレビがテレビ東京にチャンネルを合わせたままになっていて、ホラーな画面が映る。 「うわーっ」となる系のオチの物語で、あとで確認したら「闇芝居」というホラーアニメであったらしい。 (朝に放送する番組か?) と思ったが、よく考えたらまだ「深夜」の時間帯だった。 そのままうとうとしているうちに夜が開けた。 外は雨が降っているらしい。 日経朝刊の1面トップは当然のように衆院選の開票結果の記事で、 〈自公 過半数割れ〉 でも野党第1党の立憲民主党も自民党の議席数には届かなかったようなので、普通に首相指名選挙を行えば野党が結束して野田さんに 投票でもしない限りは自民党総裁の石破さんが選ばれるだろう。 そして、普通に考えて維新が野田さんに入れるとは思えない。 仮に国民民主党が野田さんに入れても数が届かない。 だから順当に行ったら、次の総理大臣は石破さんになるはず……なのだが、ネットでは「石破は選挙で負けたのだから退陣しろ」みた いな意見が目立っている。 さすがに今回の自民党の敗退を石破さんひとりの責任にするには無理があると思うけどね。 ところで我が東京10区だが、今年も「自民党の鈴木さん」と「立憲民主党の鈴木さん」と「その他の候補者」が立候補。 例年通りに「自民党の鈴木さん」が勝って「立憲民主党の鈴木さん」が比例で復活のパターンだった。 (たぶん有権者の中には「どっちでもいいや」と「鈴木」とだけ書いて投票した人もいたはず) そして豊島区長は、この週末はリュー・ラミアス(『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物)のコスプレをしてハロウィンパレードに 参加していた。 池袋は平和で大変めでたい。 午後。 体に昨日の疲労が残っている。 何をしたというわけでもないのだが、Zoomミーティング用の機材(ノートパソコン、WiFiルータ、延長ケーブル、集音マイク等)を 担いで会場までの道のりを往復するのはちょっとした重労働であるのだ。 夜。 寝ようとしたらなんか寒い。 (いきなり冬?) 毛布を2枚かけて、寝る。
2024年10月27日(日)
午前中。 サイゼリアで早めのランチ会。 ラム肉が食べたかったのだ。 不味くはないが独特の味がするので毎日食べる気にはなれないのだが、慣れの問題かな? 少し時間が空いたので佐藤編集長と2人、防災館で地震体験。 いきなり揺れが来る場合と緊急地震速報が鳴ってからでと選べるというので、よりスリルを味わえそうな「速報無し」を希望したら、 なぜか「有り」に変えられてしまった。 どうやら係員、そもそも我々が地震体験そのものを尻込みすることを期待していたらしい。 「無理にとは言いません。ご気分が悪かったらやめて結構ですよ」 などとしきりに繰り返すので、佐藤編集長、 「来月もまた来ようかな♪」 とノリノリになっていた。 嫌な老人2人組。(^^; 午後。 メンサ・テスト合格者の会の月例会。 防災館を出たら少し雨が降って来たので傘を差して会場へ。 会場の声が聞こえづらいという苦情が来ていたので、新しくマイクを買って、今日のZoomミーティングはそのテストも兼ねて。 ドッキングステーションを家に忘れたのに気づいて少しバタバタしたが(USB-A接続のマイクなので、USB-C接続のMacBook Airで 使う時にはアダプターが必要になる)無事にZoomで音声を届けることに成功した。 終了後は、いつもの通り懇親会。 ハイボール1杯と日本酒2合しか飲んでいないのに結構、酔いが回ったのは年のせいかな? 帰宅。 ワンセグテレビで開票速報を聴きつつ、寝る。
2024年10月26日(土)
午前中。 選挙の期日前投票に行く。 比較的空いていて、選管の立会人も暇そうにしていたので「緑とピンクの投票用紙のどちらをどちらの投票箱に入れていいのか分から なくなった有権者」のパントマイムで5秒間ほど遊ぶ。 立会人って、私もバイトでやったことがあるけれど、あまりにも何事も起きないと眠くなって辛いのだよ。 大事件が起きちゃったら、それはそれで大変なんだけどね。 昼食。 立ち食い蕎麦を食べに店に行く途中、地下通路でハトを見かける。 近づくと柱の陰に隠れたのでそちらを見るともう1羽。 さらにその奥にも……。 地下道にハトが巣を作っていた??? (地面の下に棲むなよ、鳥なんだから) 家に帰る途中の道路でもハトを見かけたが、こいつは車に轢かれそうになって走って逃げていた。 (飛べよ! 鳥だろ?) 帰宅。 いろいろと雑用を片付け、夕方から空想小説ワークショップ。 今日の講義は「倒置法」について。 普段から倒置法で喋る人というと、やっぱり大阪人だろうという脱線。 (普通の話し方) 「よくは知りませんが、〜ではないでしょうか?」 (大阪人による倒置法を用いた喋り方) 「〜やと思うわ、よう知らんけど」 30分延長して授業終了。 なんだか疲れていて、夕食を食べてから無駄にだらだらしてしまい、気がついたら23時を回っていた。 さっさと風呂に入って、寝よう。
2024年10月25日(金)
日経朝刊の1面トップは〈衆院選終盤情勢〉。 〈自公過半数巡り攻防〉 だそうだ。 これで自民党が負けたら、もしかして石破さんは責任を取って退任? だとしたら笑うが。 午後。 同人アンソロジーの編集担当から全体連絡。 掲載順が決まったそうだ。 私が書いたやつ、てっきりボツかと思っていたら一応は載るらしい。 掲載位置を決めた理由がそれぞれ書いてあったのだが、私のには「SF色濃く最長編なので」と書かれていた。 浦島太郎のパロディのファンタジー小説を送ったはずなんだが…… もしかして「竜宮城」って科学的な何かだと思われた?(^^; 夕方。 NHKの連続テレビ小説「おむすび」を途中を少し飛ばしながら1週間分を一気見。 ヒロインはもともと神戸に住んでいたが、震災に遭って博多に引っ越して来たという過去が語られる。 震災で心の傷を負った姉は学校にもいかなくなり髪を金髪に染めてギャルになる。 このため、姉を巡ってヒロインの両親は喧嘩が絶えなくなりギスギスとした家庭に。 ……で、どうしてこういう立場のヒロインがギャルと友達になったんだ? (このドラマ、逆に興味深くなって来てしまった) 夜。 アマゾンに発注していたヘッドランプが届く。 非常用ヘルメットにくっつけておくと、懐中電灯を落としても真っ暗にならずに済むというやつ。 ついでに携帯用のテレビもチェック。 アンテナを伸ばしてスイッチを入れたら私でも知っている芸能人、タモリが映っていて、 (なんか老けたなあ) と思ってしまった。 私があまりテレビを見なくなったからか、こんな風にときどき画面で見る芸能人がいきなり歳をとっているのに驚くことがある。 (タモリって何歳だったっけ?) とウィキペディアで見てみたら、1945年(昭和20年)8月22日だそうだ。 ギリギリ戦後生まれなのか? (玉音放送は8月15日だが降伏文書調印式は9月2日なので、やや微妙) いずれにせよ、御歳79歳なのは変わらない。 来年80歳かあ。 まあ、ピチピチに若いわけではないよね。 年齢の話をすると、YouTuberとして有名なヒカキンが35歳なのでYouTube業界の30代半ばは「大御所」のイメージがある。 若手と言ったら10代ぐらいで、20代で中堅、30歳前後でベテラン、40代以上は下手をすると「おじいちゃん」扱い。 だから大御所YouTuberが業界を横断してテレビに出ると、まだペーペーの年齢だったりするということになるわけだ。 (このギャップに気がついて、テレビに出る時はあくまでペーペーの態度を貫いたヒカキンは、本当に頭が良いと思う) そう言えば先日、親戚の法事に行ったら親戚が軒並み90歳以上で、60代の私は最年少だった。 新井素子先生の『チグリスとユーフラテス』を思い出してしまうな。 ……とりとめもないことを考えているうちに眠くなっって来てしまった。 寝る。
2024年10月24日(木)
今日も昨日に引き続いて、レコーディングダイエット中。 食べたもののカロリーを記録して摂取カロリーを基礎代謝で減る分より少なくなるようにするという不健康なダイエット方法。 ちなみにビタミン等、不足しすぎるとやばいものはサプリメントの錠剤で補っている。 自然で健康的な食生活を心がけている人たちの焼き討ちに遭いそうな「ただ体重を減らせばいい」というダイエットである。 で、個人的な視点で見たこのダイエット方法の欠点は……出不精になる! 出先で食事をするとすぐにカロリー超過になってしまうので家を出るのが億劫になってしまうのだ。 これはいろいろと支障があるので、今回は目標値1キログラムだけ体重が減ったところで一休みということにした。 午後。 昼食が186キロカロリー。 おやつが65キロカロリー。 栄養ドリンクが74キロカロリー。 (ね、不健康でしょ?) ワークショップの課題は止まったまま。 生命保険会社から電話があって、更新のなんちゃらかんちゃらで来週に会いたいとか言われる。 ニュース。 中国でSF雑誌を発行している四川科幻世界雑誌社の副編集長が汚職に関与した疑いで調査の対象になったそうだ。 SF雑誌の編集者が汚職事件なんてものに関与し得る立場にあるということにびっくりした。 〈中国のSF産業は三体がブームの火付け役となって急成長し、関連企業の営業収入は23年に総額1千億元(約2兆1千億円)を超えた という〉[0/24(木) 21:41配信 共同] すごいな……。 (日本ではもうSFブームは起きないのだろうか?) と思ったのだが、考えてみると日本の大手企業が「未来」を思わせる技術の開発をやめちゃったんだよね。 (ホンダのアシモとか……) 日本人が未来世界のことを考えなくなっちゃったのかなあ? それはちょっと哀しい。 夜。 風呂上がりに体重計に載ったら。 ここ3日間で体重が1キロ減っていたことが確認できた。 明日の食事から少しずつ通常のものに戻そう。 寝る。
2024年10月23日(水)
さて、今日からちゃんとダイエット。 基礎代謝量を算出して(身長・体重を入力すると簡単に算出してくれるサイトがある)あとは食事するごとに食べたもののカロリーを 記録(これも基本的な料理のカロリーが書いてあるサイトがある)。 あとは基礎代謝の数字から食べた分のカロリーの数字を引いていくと、その日にあと何カロリーの食事を摂って良いのかが分かる。 基礎代謝は「何もしないで寝ている状態で消費されるカロリー」なので食事の摂取量をこの数字の範囲に収めておけば、普通に立って歩いたり入浴したりでカロリーを 消費すると贅肉分の脂肪がエネルギーとして消費される……はず。 あくまで運動が嫌いな人に向いているダイエット方法なので「健康的」ではない、念の為。 なんせ『いつまでもデブと思うなよ』の岡田斗司夫氏が提唱したダイエット方法なのだから。 午後。 ダイエット中の困った点は、イライラして集中が途切れがちになること。 なので予定としては今日は朝昼晩3食プラス間食で、合計5回の食事を摂るつもり。 その方が空腹でいる時間が短くて済むので精神的に楽なのだ。 食事の回数を増やすと吸収が良くなるので、「余分なカロリーを吸収してしまうのでは?」と心配してくれた人がいるが、そのために 摂取カロリーを計算して「余分なカロリー」は最初から口に入れないようにしているのである。 ちょっと空き時間ができたので、ワークショップの課題に取り組む。 このところ同人誌のあれやこれやで忙しく、課題に手をつけていなかった。 衆議院選挙関係のニュース。 〈与党で過半数割れの可能性も 日本保守党は政党要件満たす見込み 衆院選JNN終盤情勢調査〉 [2024年10月23日(水) 17:52 TBS] 「与党で過半数割れ」まで行くかな? うちの選挙区は割と「無風」なので比較的自民党が強いが、他の選挙区はもう少し荒れているのだろうな。 これに関しては、 〈自民200議席下回る可能性 選挙区40超で競り合い 終盤情勢調査〉 [10/23(水) 21:12配信 毎日新聞] なんて記事もあったが、毎日は基本的に自民党に厳しめの数字が出るところだからなあ。 まあ、ここから自民党がどれだけ頑張るか……。 ……と思っていたら、案の定と言うかX(旧Twitter)に「立憲民主党がどれほどひどい党か」という内容の書き込みがダーッと流れて来た。 (ああ、頑張っているのだな) 寝る。
2024年10月22日(火)
午前中の雑用が一段落したところで同人アンソロジーの情報をチェック。 ……特に何も届いていない。 午後。 「坂の上の雲(日清開戦・前編)」視聴。 私は原作は読んでいないが、ドラマで見る限り作中の伊藤博文はびびりと言って良いほどの平和主義者。 この件について「史実と違う」という批判があるらしい。 主人公が軍人なので文官の伊藤さんの方を平和主義者にしないと物語上のバランスが悪いからだと思うのだけどね。 だって、みんなが「戦争しよう♪ そうしよう♪」」で意見が一致してしまったら、作劇上の「葛藤」をどうやって作るんだよ? 主人公の向かおうとする方向にはそれと相反する力を存在させないと、エンターテイメントとしてつまらなくなってしまう。 その「相反する力」は、小さすぎると話が盛り上がらないし、「力」の数が多すぎると話がゴチャついてしまう。 そう考えると「大きくて単独の力」を持って来るのがいちばんすっきりと盛り上がるのである。 つまりこの場合「軍部よりやや強い単独の存在」が主人公サイドを押し返そうとしてくれるのがちょうど良いわけで「総理大臣が平和 主義者だった」が作劇上、最もシンプルなやり方だったのだと思うよ。 今回は、日清戦争の開戦直前に起きた事件。 正式にはまだ戦争は始まっていないわけだが、両国とも戦争の準備をしているような段階。 海上で敵国である清国の兵士を満載した英国籍の商船を発見した日本海軍の東郷平八郎。 日本の軍艦について来るように言うが、当選相手は従わない。 そこで乗船している英国人の船長や船員に船を降りるように言うが、中国兵に阻まれてこれも出来ない。 で、東郷さん、相手の船を撃沈してしまうのだ。 これが国際法上どうなのかということで揉めるが、法律をよく調べたら法的に正しかったという結論になった。 そしていよいよ戦争が始まる。 騎兵隊の隊長である主人公のひとり秋山好古は、旅順で敵の大群に囲まれてピンチを迎えたが、結果的にあっさりと勝てた。 清国の軍隊の士気が意外に低かったからである。 伏線として「戦争嫌い」の清国人の酒売りが登場して来ていて、こういうところが上手いな。 一方、正岡子規は、上司に体調(結核に罹患していた)を配慮されて従軍記者になれないことが焦ったくて仕方がない。 これも戦争を忌避する酒売りとの対照になっている。 さすがは司馬遼太郎。 夜。 今日1日食べたものを書き出してカロリー計算。 (うん、自分がなぜ太っているのかがよく分かった) 寝る。
2024年10月21日(月)
朝。 新幹線に乗って行って帰って来ただけなのに脚が筋肉痛。 履き慣れない革靴がふくらはぎに来たらしい。 午前中。 「おむすび」を見始めて数分でリタイア。 (この番組は1週間分をまとめて見た方が良いのかな?) シーンは「ギャル」になって家出していた姉が突然、家に帰って来た場面。 祖父母は彼女が買って来たお土産のお菓子を普通に食べていて、父親とヒロインは、互いに彼女がなぜ急に戻って来たのかをどちらが 尋ねるかを押し付け合った挙句に父親が声をかけることに。 しかし彼も質問を口に出す勇気が出ずに……。 家出娘が連絡もなしにいきなり帰って来たら理由を尋ねるのは自然な流れだと思う。 ところがこのドラマの登場人物たちは、なぜかそういう行動に限って、ものすごく躊躇するのだ。 その代わり「毛嫌いしていたギャルたちと特に理由もないのに友達になる」という不自然な行動は、当たり前のように実行する。 この「当たり前のことはとても出来ないが、ありえない行動は当然のように行える」という登場人物の行動パターンが見ていて非常に 疲れるのだ。 登場人物に「意外性のある行動」を取らせたら、ちゃんとフォローを入れるのは書き手の義務だと思う。 それがこのドラマだと「ヒロインは毛嫌いしていたギャルたちと特に理由もないのに友達になりました。だって普通そうなるよね?」 みたいに視聴者側の「普通」とはズレた「普通」を強引に押し付けてくるのだ。(そう感じる) 製作陣の中に「ギャルを見て親しみを感じないのは外見に基づく偏見であるから正さねばならない」みたいな思い込みでもあるのか? 午後。 NHKプラスで「光る君へ」視聴。 一条天皇崩御の話。 病の床に臥す天皇の寝所のすぐ外で陰陽師に占いをさせる藤原道長。 「帝崩御の卦が出た」という陰陽師の言葉を御簾の隙間から漏れ聞いた一条天皇はショックを受ける。 ちなみに、この「道長が帝の寝所のすぐ外で陰陽師に占いをさせた」というのは、史実であるそうで藤原行成の日記である『権記』に ちゃんと記録があるらしい。(私は読んでいない) 今回は、道長が帝の意に反して天皇の長男である敦康親王ではなく、自分の娘が生んだ敦成親王を東宮にするために暗躍する話。 このドラマでは「道長は民を救うという紫式部との約束を守るために政治を行っている」という設定になっている。 しかし実際の道長のこの行動は、どう見ても権力を手に入れようとしているとしか思えない。 そのせいか、ヒロインであるはずの紫式部のセリフが妙に少ない回になっていた。 ここで彼女が口を出して歴史を変えてしまうわけにも、彼女と道長を仲違いさせるわけにもいかないので、紫式部は道長の行動の意味 が分からず困惑しているという形にしたのかな? ところで紫式部の娘の賢子(かたこ)は、市中を歩き回って泥棒を追跡した挙句に危険な目に遭って謎の青年に助けられる。 この「貴族の姫君が平気で市中を歩き回る」というのは当時の治安を考えるとかなり有り得ない行動なのだと思うのだが、このドラマ では紫式部も若い頃に平気でやっていたことになっている。 賢子が紫式部は被っていなかった市女笠を使用していたのは、さすがに視聴者や時代考証担当者から何か言われたのかも知れない。 「光る君へ」の前半では、宮中の御簾も常に上がりっぱなしで、見るたびに「うひゃあ!」と思っていたのが、最近では普通に下りて いる。 これもたぶん、言われたのかなと思う。 NHKプラスついでに、NHKスペシャル「ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像」を視聴。 今回の件の加害者とされるジャニー喜多川自身が少年時代に性被害に遭っていたというような話がチラッと出て来て、しかも彼は自分 の受けた被害について「愛して貰った」という言葉を使って語っていたというのが怖かった。 「性被害に遭った自分」を否定したくないがために、それを「悪いことではないのだ」と確認しようと性暴力を繰り返していたのだろ うか? 闇が深いな……。 夕方。 同人アンソロジーの編集担当から、私がPDFで送った原稿をテキストデータで送り直して欲しいという、誠に尤もな依頼が来る。 (ですよねー) と、速攻でテキストを送信。 夜。 新大阪駅で買って来た「お持ち帰り通天閣(ホワイトチョコレートのクリスピーショコラ)」を食べてから本日の摂取カロリーを計算 したら、168.925キロカロリーの超過。 (まあ、そりゃそうだな) 明日の食事からカロリーがヤバ目なものを抜くことにする。 朝食はトーストと目玉焼き、夕食は鶏肉料理に決定だな。 寝る。
2024年10月20日(日)
朝。 法事に行くため少し早起き。 久しぶりに黒の革靴を取り出して履いてアパートの階段を降りたら、なんだか足元が滑る??? 違和感を感じつつ新幹線に乗車。 新大阪に着いてさらに在来線に乗り換える。 この辺りで靴のつま先に見覚えのない傷を発見。 しかもかなり目立つ。 急いで駅前の修理屋で応急修理をして貰おうとしたら、 「これは買い替えた方が早いです」 と言われる。 見ると靴の底が前後2つ割れ、それ以外にも細かいひび割れが……。 要するに全体的に崩壊している。 考えてみるとこの靴は4年近く履いていなかった。 その間ずっとボール箱の中に仕舞いっぱなしで全く手入れをしていなかったのだ。 (靴って、こんな風に劣化するんだ……) 衝撃を受けつつ駅前のニトリへGO! 靴の売り場へ直行したが、私の足に合ったサイズがない! 仕方がないので少し大きめのサイズのものを買って100均でつま先用の詰め物を購入。 ニトリの休憩コーナーで靴に詰め物を入れ、履き替えてからドタバタとお寺へ向かう。 ……どうにか法事の始まる40分前に辿り着いた。 今日の坊さん、時間厳守の人。 開始時間になるといきなりお経を読み始める。 説法はタブレット端末を見ながらで、納骨堂はカード式。 カードをスロットに入れるとウィーンと機械が動いてお骨が出て来るシステム。 最後に坊さんから「うちの寺のYouTubeチャンネルに登録して下さい」とQRコードを渡されて、無事法事終了。 ホームに入所中の親戚(90代)の見舞いに寄ってから駅の回転寿司で夕食を済ませ、新幹線へ。 (ちなみに朝食は駅前のマックだった) 家にたどり着いたのは8時。 さすがに疲れたので、寝る。
2024年10月19日(土)
朝。 ニュースによると、今朝午前6時前、自民党本部前に火炎瓶を投げ込み、首相官邸の侵入防止用の柵に車で突っ込んでから、警察官や 自分の車に向かって発炎筒を投げつけた男が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されたそうだ。 まあ、別に怪我人などは出なかったようだが、欲を言えば火炎瓶(5本ぐらい投げ込んだらしい)の段階で取り押さえるべきだったん じゃないかな。 私は安倍さんが撃たれた時も、山上徹也が1発目を発射した直後に警備の警察官が飛びかかっていれば助かったんじゃないかと思って いるので、火炎瓶を5本も投げ込んでいるうちに止めることはできなかったのだろうかと考えてしまう。 場所は自民党本部前なのだから、警備している警察官がいたはずだと思うのだが。 昼。 1号くんが、私の古いMacBook Airを貸してくれというので「いいよ」と言ったらすぐに取りに来ると言う。 (ハテ、どこへ仕舞っただろうか?) と、部屋を家探し。 どうにか見つけ出して渡す。 MacBook Airはコンパクトで持ち歩き易いノパソだが、薄過ぎてファイルの間に挟まるとしばしば行方不明になってしまう。 (最新のMacBook Airはもう少し厚みのあるデザインになっているようだ) 午後。 なんか東京都心の気温が30度以上に上がったとか。 10月後半なんだが……。 同人アンソロジーは、目下編集担当者が最終校正をやっていて、誤字脱字等が見つかるとDiscordに書き込みがあって通知音が鳴る。 通知はグループ全体で鳴るので「ポン」というが聞こえるとDiscordを確認して「セーフ、私じゃなかった!」を繰り返す。 夕食はドトールのサンドイッチ。 久しぶりにカロリーチェックをしたら、サンドイッチ1個で365カロリーあった。 今日の食事合計だと、1388.7キロカロリー 私の1日の基礎代謝量は、1086.775キロカロリーぐらい。 これは、太るな。 夜。 雨が降って来た。 明日は肌寒いらしい。 気温の高低差に体がついていけなくなりそうだ。 (明日は出かけるのになあ) 寝る。
2024年10月18日(金)
午前中。 2週間ぶりぐらいで本日の「おむすび」をNHKプラスで視聴。 犯罪を働いている他の「ギャル」のグループと遭遇したヒロインとその友達の「ギャル」たち。 ヒロインは、その「他のギャルグループ」を前に自分たちは彼女たちとは違うのだと力説。 幸い。目撃者の通報で駆けつけた警察官はヒロインたちのグループと「犯罪ギャル」のグループを別のものと判断して「犯罪ギャル」 のみを連行していく。 (このあとの「ギャル」とヒロインの会話のシーンは、あまりにウザかったのですっ飛ばした) ラストは「ギャル」になって家出していたヒロインの姉が、髪を黒に戻して普通の服装でいきなり帰宅するシーン。 で、以下来週。 (うーん?) 午後。 ノパソのハブに付けていたタイプCからライトニングへの変換器がいつの間にか行方不明になっていて、探したらケーブルに繋ぐため の輪っか部分だけがちぎれて落ちているのを発見。 しょうがないのでアマゾンに新しいものを発注する。 780円。 (ちっちゃい部品だし、消耗品と考えて諦めるべきなのか?) 夕方。 『死はすぐそばに』(アンソニー・ホロヴィッツ:著 山田蘭:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続きを読む。 作家のアンソニー・ホロヴィッツが名探偵ホーソーンの扱った事件を記録して小説化したという設定の「ホーソーン&ホロヴィッツ」 シリーズの第5弾。 今回は、ネタ切れに悩んだホロヴィッツがホーソーンが過去に扱った事件についての小説を書くという変則的なパターン。 いつものようにホーソーンの捜査に同行するわけではないし、事件はすでに解決済みのものだ。 しかし性格の悪いホーソーンは、なかなか犯人を教えてくれず、書きかけの原稿にひたすらダメを出す。 事件は、高級住宅街で町中の人間から嫌われていた傍若無人な新参者が殺害されたというもの。 この住宅街は夜になると町の出入り口の門が閉められて出入りが出来なくなる仕組みになっており、当然住人たちが容疑者になるわけ だが、高級住宅街なので住んでいるのはいずれも社会的地位の高い人々。 捜査は難航し、困り果てた担当刑事がホーソーンに助けを求めるという流れ。 過去の事件なので、当然ホロヴィッツはそこにいないわけで、代わりに別の男がホーソーンの助手を務めている。 この男がちょっと面白そうなので、続きが楽しみ。 夜。 郵便受けに投票所の入場券と『サはサイエンスのサ[完全版]』(鹿野司 早川書房)と『子どもの科学 1924ー1945 完全 読本』(小飼弾 誠文堂新光社)が届いていた。 これはゆっくり読む本。 寝る。
2024年10月17日(木)
日経朝刊の1面トップは衆院選序盤情勢。 見出しは、 〈自民、過半数割れの可能性〉 だがネットの情報によると、読売新聞の見出しでは、 〈与党が過半数の見通し〉 になっているのだそうだ。 記事をよく読むと、どちらも「自民党は単独では過半数を取るのは難しいが自民党と公明党を合わせた与党全体でなら過半数に達する だろう」という内容だった。 見出しによる印象の違いが興味深いな。 夕方。 午後の雑用を済ませてからネットのニュースを覗いたら、俳優の西田敏行さんの訃報 付き人が仕事のために自宅に呼びに行ったら既に亡くなっていたのだとか。 このところ体調を崩して座ったままの仕事が多かったとは言え、まだ76歳。 もっと彼の芝居が見たかったな。 夜。 2号くんが来たので「西田敏行が死んだね」と言ったが、まだ30代の2号くんと私では思い浮かべた「西田敏行」の姿はたぶん違う のだろうな。 (「ルックのCM」とか言っても、たぶん知らないだろうし) ……などと思っていたら、知人がSNSに 「西田敏行は『帰って来たウルトラマン』の『MATチームの歌』を歌っていた」 と書き込んでいた。 それぞれの胸にそれぞれの西田敏行がいるのだ。 合掌。 ネットで見つけた「もしもピアノが弾けたなら」の動画を眺めつつ、寝る。
2024年10月16日(水)
朝。 昨日のリベンジで近所の病院へ。 診療開始時間が朝の9時からで、8時40分に行ったら私の整理番号は「4番」だった。 半年前の検査では、またコレステロール値が上がっていたと教えられる。 (デブにつける薬ってないのか?) 今日も血液検査。(アレルギー検査) 採血で看護師さんがなかなか血が取れずに苦戦していた。 私の血管は採血がやりにくいらしい。 なんか申し訳ない。 帰宅。 ネットで見つけたちょっと面白い記事。 都営地下鉄でホームドアを設置したときの話。 知っている人は知っている通り、都営地下鉄線には相互乗り入れをしている私鉄が複数ある。 例えば都営浅草線の場合だと「京急電鉄」「京成電鉄」そしてこの2つの私鉄を経由して乗り入れている「北総鉄道」「芝山鉄道」の 4つ。 ホームドアを設置するためには、車両側にドアが開いたという情報を発信する装置を取り付け、ホーム側にその情報を読み取る装置を 置いて車両のドアとホームのドアを連動させる必要がある。 そこで私鉄側にそのための高価な装置の取り付けをお願いしようとしたところ「そんな大金は出せない」という当然な理由で断られて しまう。 困った都営地下鉄側は試行錯誤の末に、車両にQRコードを印刷したシールを貼り付け、それをホームに設置したカメラで読み取ると いう方法に辿り着く。 渋っていた私鉄側も「シール代ぐらいならなんとか出せそう」と承諾してくれた。 こういう既存の技術を応用した発明の話って、私は好きだな。 夕方。 2号くんが来て2人で喋っていたら、地震。 時刻:17時53分頃 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経139.9度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード4.3 最大震度:震度3 茨城県:笠間市 栃木県:宇都宮市 鹿沼市 下野市 益子町 壬生町 群馬県:板倉町 埼玉県:久喜市 宮代町 豊島区も震度1の揺れだったようで、ちょっと長めの地震だった。 夜。 『死はすぐそばに』(アンソニー・ホロヴィッツ:著 山田蘭:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続きを読みつつ、寝る。
2024年10月15日(火)
午前中。 皮膚に変なポツポツが出来て皮膚科に行く。 変に膨らんで痒いのだ。 後ろ頭に出来たものと背中の真ん中に出来たものを液体窒素で焼いて貰い、あとはリンデロンを処方して貰う。 薬局を出たあと、ついでに内科にも寄って行こうかと(うちの近所は病院銀座)別の病院に行ったら、あまりにも混んでいたので気持 ちが萎えて「明日また来ます」と言って外に出る。 買い物でドラッグストアに入ったら「はいよろこんで」が流れていた。 双極性障害(躁鬱病)の症状が歌になって、しかもヒットするってどういう世の中なのだろう? 帰宅。 これだけの外出で体がヘトヘト。 横になったらそのまま熟睡してしまった。 ニュース。 〈米電気自動車(EV)メーカー、テスラが先週10日にロサンゼルス近郊で開催したイベント「ウィー、ロボット(We, Robot)」 で、テスラの従業員が人型ロボット「オプティマス」の試作品の一部機能を遠隔操作していたと、事情に詳しい関係者が匿名で述べた〉 要するにテスラがイベントで人工知能で動くロボットを披露したのだが、イーロン・マスク氏がイベントでロボットを披露することを 開発チームに通知したのが当日の3週間前で、ソフトウエアを調整する暇がなかったので遠隔操作で誤魔化していたのがバレたという ことらしい。 騙されたと怒っている人もいるらしいが、遠隔操作ロボットがけっして嫌いじゃない私としては「それはそれで有りかな」と思う。 二足歩行でスムーズに歩き回れる遠隔操作ロボットは、いろいろと活用の場がありそう。 国内ニュースは衆院選の告示。 選挙公報が届いたら投票先を考えよう。 夜。 1号くんが来たので「アニメージュ」に付録でついて来たポスターをあげる。 バンブレイバーンのポスター。 (どこに貼るのだろう?) 明日も病院に行かなくてはならないので、寝る。
2024年10月14日(月)
今日は「スポーツの日」だそうだ。 昔は「体育の日」と言った。 なんで名称を変えた? 午前中。 昨夜の「光る君へ」視聴。 まずは藤原伊周の病死。 彼は藤原道長の兄であった藤原道隆の長男であり、普通だったら道隆亡き後の最高権力者になって然るべきポジションにいたのだが、 ライバルが藤原道長だったのが悪かった。 現存する記録を信じるならば、道長は特に何もしていなかったのに勝手に自滅した挙句に死んでしまった人。 ドラマでは、道長が何かやっているに違いないという「被害妄想」を拗らせた人物として描かれていた。 その道長は、東宮を、藤原伊周の甥である敦康親王ではなく、自分の娘(中宮彰子)が産んだ敦康親王にすべく鋭意画策中。 一条天皇はもちろん長子である敦康親王を東宮にするつもりだし、中宮彰子も「母親代わりになって育てた可愛い甥っ子」である敦康 親王を東宮にすべきだと考えている。 一方、紫式部の方は、彼女が道長に気に入られていることにより(このドラマでは2人は不倫関係にあって、式部が産んだ娘は道長の 子という設定になっている)彼女の父親である藤原為時は越後守に任じられ、弟の藤原惟規も従五位下に叙せられる。 ところが惟規は、任地へ向かう為時に従う旅の途中で発病、そのまま死亡してしまったのだった……。(以下次回へ) つくづく才に恵まれた割には運に恵まれない一家である。 午後。 『死はすぐそばに ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ』(アンソニー・ホロヴィッツ:著 山田蘭:訳 創元推理文庫 Kindle版) を読み始める。 夕方。 2号くんが来て、 「どん兵衛のCMが『はいよろこんで』の替え歌を使っているが、原曲と音がぴったり合っていてむかつく」 と言う。 そのCMはネットで視聴できたので、聴いてみたが、どこが「むかつく」ポイントなのかが分からない。 「きちんと母音を揃えて韻を踏んでいて、むしろ聴いていて心地良いと思うが?」 と言ったら、最近の若い人の言葉では「むかつく」とは「とても素晴らしい」という意味であるらしい。 「やばい」が普通の「恐ろしい」という意味から「後世恐るべし」の意味の「恐ろしい」と同じ使い方(用例:やばい後輩)をされる ようになって、次第に褒め言葉に変化していったのと同じパターンか? 夜。 「国家鳴動(後編)」。 朝鮮で東学党の乱が起こる。 東学党とは、西学(キリスト教)に対する東洋の宗教、つまり仏教とか儒教とかその他の民間信仰のような伝統的な宗教をひとまとめ にしたような宗教である「東学」を信仰する宗教団体。 この団体を朝鮮政府が取り締まりの対象としたことから逆に反発を買い、重税への不満を募らせていた農民による蜂起の中心的役割を 果たすこととなった。 中心に統制の取れた団体が存在する民衆蜂起の鎮圧に苦慮した朝鮮政府は宗主国である清国に応援を求め、清国の支配が朝鮮半島全域 に及ぶことを恐れる日本との間で緊張関係が生まれる。 首相であった伊藤博文(演:加藤剛)は、開戦を避けたいと思うのだが……。 旅団の人数が、平時には2000人を指すが戦時には7000人を指すというのは本当か? 「1旅団を派兵する」と言って閣議を通したあとで、シレッとして7000人を派兵してしまう川上操六陸軍参謀次長(演:國村隼) と陸奥宗光外務大臣(演:大杉漣)の2人がなかなか……。 ……そろそろ寝ようかなと思っていたら、地震。 結構長い揺れだった。 時刻:19時46分頃 震源:千葉県北西部(北緯35.6度 東経140.1度) 深さ:約70km 規模:マグニチュード4.5 最大震度:震度3 埼玉県:草加市 朝霞市 八潮市 千葉県:市川市 船橋市 富津市 東京都 :千代田区 港区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 北区 練馬区 調布市 町田市 神奈川県:横浜市(鶴見区、神奈川区、中区、保土ケ谷区、磯子区、港北区、戸塚区、港南区、旭区、緑区、瀬谷区) 川崎市(川崎区、中原区)三浦市 大和市 豊島区は震度2。 このところ地震が多いな。 寝る。
2024年10月13日(日)
明け方に夢を見た。 ビィーという地震の前触れの振動を感じたが地震が来ないという夢。 目を開けると夢現の中で身体がまだビィーという揺れを感じていた。 朝。 起きてすぐ地震情報を確認。 時刻:3時50分頃 震源:茨城県南部(北緯36.0度 東経139.9度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード4.3 最大震度:震度3 茨城県:水戸市 笠間市 ひたちなか市 常陸大宮市 城里町 土浦市 茨城古河市 石岡市 下妻市 つくば市 筑西市 坂東市 桜川市 栃木県:宇都宮市 栃木市 鹿沼市 真岡市 下野市 茂木町 芳賀町 壬生町 埼玉県:久喜市 春日部市 千葉県:野田市 豊島区は震度1だった。 私の携帯は反応しなかったが、新宿区に住んでいる知人が緊急地震速報が鳴ったとSNSに書き込んでいた。 新宿区も豊島区と同じ震度1だったが、予想震度は震度3になっていたらしい。 午後。 だいぶ放ったらかしにしていた『占星術殺人事件 改訂完全版』(島田荘司 講談社文庫 Kindle版)の続きを読む。 本格ミステリー。 本格ミステリーというのは、雑に説明するとトリックに数学パズルを使ったミステリー。 数学はあくまで数学であって、物理学でも生物学でもない。 (そんなアホな!)ということでも、数学的に合っていれば正解にして良いというルールがあるのだ。 そういう作品。 日が暮れる頃に読了。 夜。 「アニメージュ」が届いたので読む。 こっちのけんとのインタビュー記事が載っている。 この人は、最近、急に有名になった歌手で、たぶん今は相手を選ばずにインタビューを受けまくっている時期。 だから芸能関係だけでなく、経済紙やこういうアニメ雑誌までが彼のインタビュー記事を載せている。 同じ人間がさまざまな媒体を通してさまざまな角度から語られているのを見比べるのは非常に興味深いのだ。 (それにしてもなんでアニメ雑誌が?) と、思ってページを広げると、彼のミュージックビデオに使われたアニメーションの画像が掲載されていた。 知らずにこのページだけを見たらアニメと非常に関係の深い人に見える??? まあ、ミュージックビデオにアニメを使うぐらいだからアニメ嫌いではないのだろうけどね。 でも好きなアニメは「アイシールド21」。 いま調べたらそのアニメが放映されていたのは2005年4月から2008年3月、つまり20年ぐらい前。 こっちのけんと氏は28歳だから、彼がアニメを見ていたのは子供の頃の話なのだ。 (あんまり現役でアニメと関係のある人ではなさそうだな) インタビュアー、頑張って歌詞にある「正義の超人」という言葉からキン肉マンの話を引き出していて、けんと氏も空気を読むタイプ なので、ちゃんと「ミートくん的な活躍がしたい」と応じている。(^^) 私が個人的に興味深かったのは、ここ。 〈小さい頃にピアノを習っていたんですけど、楽譜が読めなくて……。発表会では、記憶力で楽譜を読んでいる振りをして乗り切って いました(笑)〉 ここ、アニメ雑誌のインタビュアーは流していたが、音楽関係者なら突っ込むところだと思う。 普通は記憶力で音楽を覚えて演奏すべきところを、それができない人が楽譜を読みながら演奏するものだよね。 「楽譜が読めないんで、しょうがないからぜんぶ暗譜で弾いてました」というギャグだよな、これ? そしてこの記事のお陰でずっと謎だった私の疑問が解けた。 歌詞の〈奈落音頭奏でろ「・・・」〉の部分。 「・・・」が何を言っているのかずっと聞き取れずにいたのだが、このインタビュー記事によると、 〈この箇所は「トゥントゥントゥン」と言っているつもりなんですが、僕以外には「ブンブンブン」と聞こえているらしくて(笑)〉 とのことで、正解は「トゥントゥントゥン」だった。 〈これはアカペラのベルトーンという技法で「トゥントゥントゥン」を「ドミソ」のように歌うんです〉 けんと氏、この曲のアカペラ版を作ることを計画しているのだそうで、この部分は複数の歌手によって歌われた時により効果的な表現 になるはずらしい。 「ベルトーン」は、初めて目にした言葉だが、「アルペジオ」みたいなものかなあ? 「ドミソ」をいっぺんに弾いて和音にするんじゃなく「ドー」「ミー」「ソー」と分けて弾く感じのアレ。 アレを声でやるのが「ベルトーン」という理解でいいのかな? やっぱり音楽は難しいね。 寝る。
2024年10月12日(土)
午前3時。 寒さで目を覚ます。 ついこの間までやたらに暑かったのになんだこの寒暖差は? 毛布をもう1枚引っ張り出して上に掛け、ようやく寒さはどうにかなったのだがそこからまた寝つくのに時間がかかり、朝起きた時は 半端に寝不足。 日経朝刊の1面トップは、ノーベル賞のニュース。 〈日本被団協に平和賞〉 (日本被団協って何だろう?) と、本文を読んだら「日本原水爆被害者団体協議会」の略なのだね。 広島と長崎の被爆者の全国組織なのだそうだ。 そういう団体が日本にあること自体が、日本人にあまり知られていないというのは、一種の戦後の闇なんだと思う。 記事には、 〈日本の平和賞受賞は1974年の佐藤栄作元首相以来、50年ぶり〉 とあった。 佐藤元首相の受賞理由は「非核三原則の宣言」や「核拡散防止条約(NPT)への署名」だったらしい。 同じ新聞の社会面は、ノーベル文学賞について。 受賞者のハン・ガン氏は、光州事件をテーマに描いた政治の暴力を問う作品が評価されたそうだ。 (いまの日本でこうした文学作品が生まれるかな?) 午後。 日経つながりで日経MJ(マーケティング・ジャーナル)電子版の記事。 〈1億再生「ギリギリダンス」誕生秘話 うつ体験を軽妙に〉 というタイトルで、こっちのけんと氏へのインタビュー記事。 経済紙のインタビュー記事は、芸能紙の記事とテイストが違って面白い。 同じ人間へのインタビューなのだから、たぶんけんと氏は同じようなことを答えていたと思うのだが、掘り下げ方が彼のサラリーマン 時代の営業担当者としての苦悩とか、そのストレスから発症したうつ病(正確には双極性障害)からの復帰の話とかがメインで、ビジ ネスマンの読者の共感を呼ぶような切り取り方をしている。 例の「死ぬな!」という曲に関しても、 〈生きるのは難しいけれど死なないのは簡単で、『生きろ』と『死ぬな』は全然違います。同じような状況の人に伝えたいと思いまし た〉 と、一歩踏み込んだ言葉を引き出すのに成功している。 ところで「アニメージュ」でも彼のMVについてが話題として取り上げられているらしい。 (アニメ雑誌ではどういう切り取り方がされているのだろう?) と、知りたくなってついポチってしまった。 夕方。 空想小説ワークショップ。 今回は「擬人化」について。 途中で早退した人が2人出た。 (やっぱり土曜日はみんないろいろと忙しいよな) 夜。 実は口内炎ができていて、奥歯でものを噛むと傷口に食べ物が触れて痛いという困った状況。 ポタージュスープみたいなもので誤魔化しているのだが早く治したいものだ。 チョコラBBを飲んで、寝る。
2024年10月11日(金)
午前中。 SNSを観たら気温の高低差で体調を崩した話とか、気温の変化に敏感な体質の人間への注意喚起とかが回って来ていた。 私も体の芯が冷え切った感じがするのに、体表からは汗がどんどん出て来るという混乱した状態に陥ってなかなか風邪が治らない。 寒くてしょうがないのに体が体をせっせと冷やそうとしているのだ。 毛布を被って体を温め、汗が体を冷やさないように頻繁にシャツを取り替える。 昼。 KindleBookでミステリーを読み始めたのだが、体調がアレだと読むペースも落ちるのだな。 午後。 もう暑い気候に戻ることはなさそうなので、部屋を冬仕様に模様替え。 棚の位置を動かしてストーブ周りを整理する。 と、書くと1行だが、意外と手間がかかる作業なのだ。 夕方。 こっちのけんとがパーソナリティーを務めているラジオを追いかけ配信で聴く。 彼が「死ぬな!」という曲を作った時のエピソードを語っていた。 鬱病で1年間勤めた会社を辞めた時に、実家に帰ると父親が「せめて3年は続けてくれると思ったが……」と話し始めたそうなのだが 急に「でも、生きてて良かった。死ぬなよ」と言ったのだそうだ。 それまで人生の節目毎にハードルを上げて来た父親が「これなら楽にできそう」というレベルのことを口にしてくれたことが嬉しくて この「死ぬな!」を作ったという話だった。 これは私の推測でしかないが、お父さん、息子に説教している最中に相手の顔を見て「やばい!」と気がついたんじゃないかな? マジで気がついて良かったと思う。 ちなみに「死ぬな!」は、自殺しようとする人(たぶん自分自身)を必死で止めようとするという内容の歌。 ニュース。 声優の大山のぶ代さんの訃報。 池袋で1度だけすれ違ったことがあるが、身長150センチ足らずの私と軽く肩がぶつかったので「思ったより小柄な人だったんだな」 と思ったのを覚えている。 合掌。 夜。 風呂に入ってもなお寒いわ体はあせもだらけだわという地味に嫌な感じで本来ならば寝苦しくて眠れないところなのだが、このところ の謎の寝つきの良さ(?)で急激に眠ってしまうので、急いで着替えて灯りを消して待機。 たぶんこのまま寝る。
2024年10月10日(木)
今日は目の日。 ー ー ◯ ◯ で、目の形になるからだそうだ。 朝。 目を開けると部屋の明かりがつけっぱなし。 眼鏡もかけたまま。 そしてパジャマには片腕だけが突っ込んである。 考えてみると昨夜、風呂から出て部屋に辿り着いた後の記憶がない。 寝つきが良いということなのか??? ニュース。 情報通信研究機構の発表によると、昨日午前11頃に太陽フレア(太陽面で起こる爆発)が発生していたらしい。 今夜あたりに電気を帯びたコロナガスが地球に到達する見込みとのこと。 GPS関係に影響が出る可能性があるそうだ。 そーか、太陽フレアの影響で気を失ったのか。(←違う!) 関東ローカルのニュース。 午前11時過ぎに神奈川県茅ヶ崎市の海岸にアメリカ軍のヘリが不時着。 怪我人はいない模様。 季節によってはサーファーのいっぱいいる海岸なので、秋になってからでよかったと言うべきなのか。 これも太陽フレアの……(←いや違うだろう) 午後。 同人誌アンソロジー用原稿の最終手直し。 夜。 1号くんが来る。 アメリカ人のソウルフード(?)「スキットルズ」を近所のセブンイレブンで見つけたと言って買ってきてくれたのだ。 「スキットルズ」というのは、表面にコーティングがしてあるグミキャンディー。 その味は……いかにもアメリカ人のソウルフードっぽい味。 つまり「アメリカ人なら、これを食べて美味しいと感じるのだろうなー」という味だった。 日本にはもっと美味しいお菓子は山ほどあるので「アメリカ人のソウルフードの味」を知りたい時にだけ食べるのが良いと思う。 2号くんが来る。 「今日は会社帰りに秋葉原のメイド喫茶に寄った」のだそうだ。 喫茶店に寄るのに、それはまた随分と遠回り。 「同人誌アンソロジー作りが大変だ」 と言う話をすると、 「そうだろう。だからワイはやらん」 と同意された。 (まあ、大変なのは編集担当の人なんだけどね) 私はもう原稿を渡してしまったので、あとは次の指示を待っている状態。 そろそろ太陽フレアの影響によるコロナガスが到達する頃なので、そろそろ寝よう。(←だから何の関係が?)
2024年10月9日(水)
ここ数日ほど、しつこい風邪にやられ体調が悪い。 仕方がないので風邪薬を飲むと今度はその副作用で眠ってしまうという困った状態。 天気を確認したら、雨らしい。 (季節の変わり目に低気圧が重なったか……) 午後。 重苦しい頭痛がして、本を読むのも辛い。 ニュース。 予定通り衆議院が解散して、今月27日が総選挙の投票日だそうだ。 そして自民党は、政治資金収支報告書の不記載があった議員のうち12人を公認しないと発表。 問題の12人の顔ぶれを確認したが、豊島区のある東京10区は関係なさそうだ。 夜。 変な眠気があるので、風呂に入って寝ようと思う。
2024年10月8日(火)
天気が悪い。 午前中。 昨日、推敲が届いた原稿の手直し。 ……気がついたら昼を過ぎていた。 休憩。 「坂の上の雲」の国家鳴動(前編)を視聴する。 時代は、明治22年(1889年)。 憲法発布を喜ぶ民衆、その中にいて周囲と同様にはしゃいでいた正岡升(正岡子規)だったが、突如咳き込んで血を吐く。 当時は死の病とされていた肺結核である。 その子規を見舞った幼馴染の秋山真之に、升は自分の俳号を「子規」に決めたと語る。 口の中が赤く甲高い声で鳴くことから「鳴いて血を吐く」と言われるホトトギス(子規)から取った俳号である。 やがて清国の軍艦が日本にやって来る。 表向きは親善のためだが、新型の軍艦を連ねた大艦隊を見せつけることで日本を牽制する目的である。 しかし、その艦内に忍び込んだ(あとで見つかって上官の取りなしによって事なきを得る)秋山真之は水兵たちの規律の乱れを目撃。 上官である東郷平八郎から、軍隊における「人」の大切さを説かれるのであった。 ドラマでは艦内で賭け事をしたり大砲に平気で洗濯物を干したりしている水兵たちの様子が描写されていたが、当時の清国の海軍は、 本当にこれほど酷かったのか? 夜。 外は雨。 1号くんがやって来て一緒に夕食。 帰り道で西武線の踏切が延々と開かずに足止めを喰ったとLINEが来た。 今日の夕方に信号関係の点検が行われたそうだが、何かトラブルがあったのかな? 同人誌アンソロジー。 Discordに入って来る情報でしか分からないが、編集担当の人がひたすらに大変そうだ。 寝る。
2024年10月7日(月)
昨夜、ネットに挙がっていたらしいニュース。 〈石破総理大臣は、次の衆議院選挙に向けて、自民党の政治とカネをめぐる問題で収支報告書に不記載があり、「党員資格停止」の処 分を受けた議員などを公認しない方針を示しました。また不記載があった議員は処分の有無にかかわらず、小選挙区と比例代表との重 複立候補を認めない考えを示しました〉[2024年10月6日 19時59分 NHK NEWS WEB] これに対しては「党が割れる」という批判があるようだが「裏金が横行する党」というイメージを払拭するためには自民党が圧倒的な 多数を占めているうち、つまり少々議員数が減ってもなんとかなるうちに、この件にそれなりの片を付けておくのは悪いことではない 気がする。 午後。 「光る君へ」視聴。 紫式部と清少納言が『源氏物語』を巡ってバチバチするところから。 『源氏物語』は、『枕草子』に描かれた中宮定子の記憶を薄れさせ、帝の心から定子を消してしまうと恨み言を口にする清少納言。 藤原道長は、自分の娘である中宮彰子が皇子を産んだので中宮定子の子である敦康親王を帝から遠ざけようとし、次第に追い詰められ ていった中宮定子の兄・藤原伊周は体調を崩し、精神的にも崩壊寸前の有様。 一方、紫式部の父・藤原為時は官職を得ることが出来、和泉式部は紫式部の推薦を得て中宮彰子の女房となる。 上り坂の人と下り坂の人の対比が鮮やかな回だったな。 夜。 同人誌アンソロジーの推敲原稿が届く。 これから手を入れて、まだいろいろと作業があるのだろうな。 大変そうだ。 寝る。
2024年10月6日(日)
午前中。 なぜか佐藤編集長に呼ばれる。 行ってみると、 「岡田斗司夫が映画『火垂るの墓』について解説している動画が期間限定無料公開しているので、一緒に観ないか?」 というお誘いだった。 なので一緒に観る。 ……約1時間半の動画の内容をサクッとまとめると「『火垂るの墓』は心中ものをモチーフにしたホラー」という解釈だった。 実は私はこの作品をまともに見たことがないのだが、映画は亡霊となった(?)主人公が、自分が昭和20年に死んだことを告白する シーンから始まるのだそうだ。 そしてその彼が見ている三ノ宮駅構内には、モダンなデザインの灰皿が置かれている。 この灰皿は映画が公開された当時の昭和63年(1988年)には設置されていたが、終戦直後には置かれていなかったはずのもの。 つまりこれは「現代」の風景であって、主人公の霊がまだ成仏できずにこの世を彷徨っていることを意味しているのだそうだ。 彼は駅のこの場所で衰弱死したのだった。 なぜそうなったのかと言うと……というのが映画本編の内容となっている。 自分が死んだあと、兄が確かに死ぬのを見届けるようにじっと見つめる妹の霊魂が怖い。 そして主人公の霊魂は「心中相手」である妹の霊魂と共に、この世とあの世の間(煉獄)を永遠に彷徨うことになるのだった……とい う話であるらしい。 確かにホラーだな。 午後。 同人アンソロジーの進捗状況。 私が他の人の原稿を推敲したことについての反応は戻って来たのだが、肝心の私の原稿については何もない。 アンソロジー形式の同人誌を出すのは初めての経験なので、これが普通なのか何かトラブルが起きているのかがさっぱり分からない。 夜。 夕食後にアンソロジー関係の連絡をチェックしたものの何も分からない状況は変わらない。 推敲の締め切りは8日なので、その日になっても何もなかったら問い合わせてみるかな? 寝る。
2024年10月5日(土)
昨日は、新宿で映画を観て帰って来ただけのはずなのに、なぜか体が疲れている。 冷房の効き過ぎた館内でずっと全身を固くしていたのが原因だろうか? 体を冷やした影響なのか風邪っぽい症状も出て来たので風邪薬を飲む。 当然、副作用で眠くなる。 夕方。 ネットで文学フリマ用のアンソロジーについて確認。 目下、校正というか推敲の作業中とのことだが、全てネット上のやり取りなので様子が掴みづらい。 何度かアクセスしてみるが、さっぱり進捗が分からない。 同人誌アンソロジーへの参加は今回が初めてなので、これで問題ないのかどうなのかさえよく分かっていない状況。 ニュースを見ると、中東はいよいよ戦争の雰囲気。 国内では石破さんの内閣支持率が低いという話題。 評判の悪い紙の保険証廃止については「マイナ保険証さえ持っていなければ、名称は『資格確認書』に変わるものの、事実上これまで 通りの保険証が使えることを周知させる」という方針らしい。 まあ、その辺が落とし所だとは思う。 あとで「資格確認書」の名称を、シレッと「健康保険証」に戻したらもっと良いかもね。 「効率を求めるあまり何もかもを1つにまとめてしまうのはセキュリティ上よろしくない」というのが、私自身の変わらぬ持論。 夕食。 カップ焼きそば。 健康に良くない食べ物だとは思う。 ネットの情報ではあるが、米の値上がりでやきそばの麺が売れているそうな。 やきそばやスパゲティナポリタンは、宮藤官九郎が脚本を書くドラマの中で、よく「不良の好物」として出て来る食べ物。 両者とも短時間で手軽に作れるので、母親が外で働いていて忙しい家庭でしばしば食卓に上がるメニューだ。 宮藤官九郎が思い描く「不良の育ちそうな家庭」が端的に表現されている。 もうしばらくすると、多忙な低所得者が食卓で焼きそばを食べるシーンがテレビドラマの定番として現れるのか? もしくは、ドラマを作るような仕事に就く人間が富裕層の出身者ばかりとなって、低所得者の家のはずなのに、妙に手の込んだ料理が 食卓に並ぶようなトンチンカンなドラマが量産されるようになるのか? 夜。 9時過ぎあたりから、ちょっと意識が怪しくなって来て、気がついたら午前1時半。 どうやら「眠って」しまっていたらしい。 部屋の灯りはつきっぱなしだし、眼鏡もかけたままだった。 (体力が落ちて来ているのだなあ) 寝る。
2024年10月4日(金)
朝から雨が降っているが、今日は1号くんと2号くんと一緒に新宿の「バルト9」に映画を観に行く予定。 2号くんと駅で待ち合わせて副都心線で新宿三丁目駅へ。 そこまでは良かったのだが案内をすると申し出た2号くん「C1出口」を出るべきところを「C7出口」へ辿り着いてしまう。 (こいつのド近眼を忘れていた……) そこからは、方向音痴コンビの道中。 道に迷いまくって、待ち合わせ場所には15分の遅刻。 しかしなぜか、そこで待っているはずの1号くんの姿が見えない。 2号くんが、 「そう言えばさっき道に迷ったので遅れることを知らせたLINEに既読がついていない」 と、不吉なことを言い出したので、念の為に電話を入れたら「いま起きた」と、素晴らしい返事。 ようやく3人が集合したのは、当初の待ち合わせ時間の50分後。 そこから飲み物を買って、どうにか開演10分前に座席に辿り着いた。 「待ち合わせ時間を1時間早く設定しておいた作戦勝ちだ」 と、2号くんが得意気にしていたが、なんとかならんかこのコンビ? 時間にはルーズだが方向感覚は伝書鳩並の1号くん。 極度の方向音痴だが時間に関してはきっちりしている2号くん。 2人一緒だとなんとかなってしまうので、当人たちとしてはさほど困ってはいないらしい。 さて、映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎〈真生版〉」。 ホラー映画である「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」をR15指定にして、より怖さを増したバージョンという話。 素人である私にとっては、 (確かに血飛沫描写なんかは、前より派手になっているかな?) ぐらいだったのだが、オタクである1号、2号の2人にとっては、 「登場人物の表情などにも細かい手直しが入っていて素晴らしい仕上がりだった」 だったらしく、しきりに感心していた。 ところで、前回に観たときには気づかなかったこと。 鬼太郎の母親の顔立ちが「墓場鬼太郎」(まぶたの腫れたいわゆる幽霊顔)と、このアニメ(美人)では大きく異なっていたのだが、 これについては、長年悪人に酷い目に遭わされてすっかり容貌が変わってしまったという説明がされていたようだ。 割と細かい設定があったのだね。 映画を観終わってから、 「水木しげるの「墓場鬼太郎」では、主人公はあのシーンのときには既に死んでいるんだよな」 と言ったら、1号くんが、 「実は世界線が2つあるという設定で、主人公がこの映画に出てくる冒険をしなかった世界線では主人公は死んだが、この冒険をした 世界線では死ななかったということになっているんだ」 と説明してくれた。 なるほど??? オタク話ついでに、「墓場鬼太郎」とは「ゲゲゲの鬼太郎」の前身となる作品で、昭和29年(1954年)に水木しげるが紙芝居と して発表した作品。 いわゆる「怪奇モノ」だった「墓場鬼太郎」が後に貸本漫画となり、さらに少年誌向けの明るく楽しい漫画「ゲゲゲの鬼太郎」に発展 したのは割と有名な話であるが、もともと「ハカバキタロー(墓場奇太郎)」というタイトルの紙芝居は、昭和8年(1933年)に 脚本:伊藤正美、作画:辰巳恵洋というコンビで発表された人気作品だった。 水木しげるの「墓場鬼太郎」は、この作品のいわばリメイク(ちゃんと承諾は得ていたようだ)だったのだが「ハカバキタロー(墓場 奇太郎)」の紙芝居自体はすでに現物が失われている(まだ発見されていない?)ので残念ながら比較検証は難しい。 そして鬼太郎の誕生シーンを見たことのある人なら、すぐに気づいていると思うが「ハカバキタロー」の元ネタは「子育て幽霊」とい う民話である。 「子育て幽霊」(別名「飴買い幽霊」)とは…… 深夜に村の飴屋に1文分の飴を買いに来た女がいて、6夜までは金を払って買っていったのだが、7夜目に「金がないので羽織と引き 換えに飴をくれ」と頼まれる。 怪しんだ飴屋が飴を渡してからそっと後をつけると埋葬したばかりの墓に辿り着き、地中から赤ん坊の泣き声が聞こえる。 急いで墓を掘り返してみたところ、棺桶の中に女の遺体と生まれたばかりの赤ん坊がいた。 おそらくは臨月の妊婦が死んで埋葬された後に墓の中で子が産まれ、幽霊となった母親が我が子のために死人の副葬品である6文銭で 飴を買って赤ん坊を育てていたのだろう……という話。 女が残して行った羽織から赤ん坊の身元が金持ちの娘であったことが分かり、大切に育てられた赤ん坊は後に立派な僧侶となるという 後日談がくっついているものもある。 で、さらにこの話の元ネタを辿ると、中国の南宋の時代に洪邁が編纂した志怪小説集『夷堅志』に出て来る「餅買い女」に辿り着くの だそうだ。 「餅買い女」の話は、飴が餅になっているだけで大筋は、ほぼ同じらしい。 我々が「口伝による伝承」と思っている民話も、実は元ネタは書物だったということは少なくない。 映画館を出たら雨は止んでいた。 「イタリアンを食べたい」という1号くんに付き合って、パスタを食べてから帰宅。 昨日のアンソロジーの作業の続きをやる。 ネットでNHKの連続テレビ小説「おむずび」視聴。 前回でギャルたちの誘いをきっぱりと断ったヒロインだが、憧れの先輩とのデートの最中、ギャルのひとりが道で倒れたのを目撃し、 彼女を病院に運んだことで、結局ギャルの仲間になることに。 引っかかったのは、ヒロインが「先輩はギャルが嫌いだろうから」と、道で倒れた人を救助するのに嘘をついて引き返したところ。 道で倒れた人を病院に運んだからと言って「お前もあいつらの仲間か!」と言う人はいないと思うし、言ったとしたらそいつが変。 さらに「道で倒れていた人を病院に運んであげたので、その人たちの仲間にならなくてはならない」という思考の流れもおかしい。 こんなことを言われたら、うっかり人助けもできないではないか。 「自分が不良少女にならないのなら不良少女が道で倒れていても助けてはならず、助けてしまったら自分も不良少女にならなくてはな らない」って、どんな地獄だ? たぶん製作陣の頭に「このギャルたちは見かけは不良でも本当は良い人なんです」があるので、「ギャル」を児童的に「良い人」に置 き換えてしまい「道で倒れている人を助ける(=良い人)なので、ギャル(=良い人)の仲間になるのは当たり前」となってしまって いるのだろうが、ドラマの現時点では、まだギャルは「不良少女」として視聴者に示されている。 だから「なんで良いことをしたら、不良(=悪いやつ)にならなくてはならないのだ?」になってしまうのだ。 ヒロインの方が不良少女で「あなたは良い人なのだから不良少女はやめて、真面目な高校生になりなさい」と言われるパターンの逆を 突いたつもりなのかなあ? 違和感だらけで、観ていて疲れてしまった。 寝る。
2024年10月3日(木)
朝。 NHKの朝の連続テレビ小説「おむすび」視聴。 前回の終わりで「ギャル」に連れられて建物の中に入り、自分たちのリーダーになって欲しいという要望を繰り返されたヒロイン。 警察に通報してくれた人がいて、その場は解放されたものの、別の日にまた学校帰りを待ち伏せされる。 彼女たちに「迷惑だ」ということを伝えて別れたヒロインは、選別で選り分けられた形の悪い野菜を廃棄しようとする父親と安くても 商品として売ろうとする祖父の対立に遭遇し、祖父の「見た目で判断してはいけない」という主張を聞く。 たぶん流れとして、ヒロインは「ギャル」を見た目で判断していたという方向に行くのかな? それにしても、いまだにこのドラマにおける「ギャル」の定義が分からない。 どうやら大人たちには「不良少女」と認識されている女の子たちのようだが。 午前中。 区の施設の会場予約の件で区役所に電話。 「こちらではわからないのでシステムサービスに直接問い合わせてくれ」 と言われて電話番号を教えられたのでそこへ掛けると、 「うちは役所からの問い合わせにしか答えられない」 と言われ、再び役所に電話。 「昨日行った窓口に電話で問い合わせてくれ」 と言われてそのようにしたら「システム上でエラーが起きているのだ」と説明された。 「オールリセットするので登録をやり直せ」と言われて、そのようにしようとしたら画面上で「登録番号」なるものを聞かれる。 なんだか分からないので、また窓口に電話すると「登録番号とはIDのアルファベットのことだ」と言われた。 (アルファベットは番号じゃないじゃん!) まあ、取り合えず再登録は出来たものの、なんでこんなにあっちへ電話したりこっちへ電話したりしなくちゃならなかったんだ? 夕方。 2号くんが来る。 「明日『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎〈真生版〉』を観に行くのだが一緒に行かないか?」 と言われたので行くことにする。 夜。 同人誌(アンソロジー)の推敲。 他人の作品のチェック作業なのだが、私の担当はAとBと書いてあったので、まずAのチェック。 誤字脱字、変換ミス、改行ミス、日本語としておかしいところをチェックしてから、送信方法を確認しようとしたら「担当割り振り」 の表が消えていた。 問い合わせたら、再度「割り振り表」が公開されたのだが、私の担当がBとCに変わっていた。 (おやおや) Bのチェックをしたところで、眠くなって来た。 明日は早いので、そろそろ寝よう。
2024年10月2日(水)
午前中。 先日、会場予約の抽選に応募した結果をネットで確認しようとしたら、IDだのパスワードだのを聞かれてよく分からない。 言われてみればそういうものを登録した覚えがうっすらとあるのだが、 (ええと……この2つの意味不明なアルファベットの組み合わせのうち、どっちがIDでどっちがパスワードだったけ?) という有様。 仕方がないので窓口まで行くことにする。(徒歩圏) 窓口の係員に、 「……というわけなのだが」 と説明すると、 「お客様のIDは、こちらでございます」 と教えてくれた。 パスワードは知らないそうだ。(そりゃそうだよね) 頭がなんだか暑いので、帰り道で床屋に寄る。 床屋は空いていたが、入り口の支払いシステムが新しくなっていて、ちょっと戸惑う。 簡単に言うと「選択肢が1つしかないのに選択しないと先に進めない」という要らない画面が存在するのだ。 (後々に選択肢を増やしていく心づもりなのだろうか?) 「何も選択できない画面」が出たので、そこでゴールかと思ってチケットが出てくるのを待っていたら理容師がやって来て、 「もう1度画面をタップして下さい」 と言われる。 その口ぶりから察するに、ここで止まってしまった客は、たぶん私ひとりではなかったのだろう。 (そのたびにいちいち理容師が手を止めて客にシステムの説明をするというのは非効率ではなかろうか?) ともあれチケットを手に入れ待合室の座席に着く。 客が2人で理容師も2人。 (どちらか先に仕上げた方が私の担当につくのだろうな) と、思って鏡越しに2人の手元を眺める。 客のひとりは、アラビア系っぽい顔立ちなので、たぶん外国人。 髪の毛というものは民族によって違うらしく、日本人がアメリカの美容師に髪を切ってもらったら東洋人の髪の毛に慣れていない美容 師に悲惨な仕上がりにされたとか、アフリカに行ったら「直毛の髪は切ったことがないので」と断られたとか聞いたことがある。 (日本人の理容師は、アラビア人の髪を上手く切れるのかなあ?) ……などと、ぼんやりと考えていたら、3人目の理容師が出勤して来て私の担当になった。 彼女は(女性の理容師だった)私からサクッと要望を聞くと、バリカンを手にあっという間に髪を切り終わってしまった。 私が店に着いた時に、すでに髪を切り始めていた2人よりも彼女の方が早く終わってしまったのだから、相当のスピード。 仕上がりも特に問題なかったので、腕の良い人だったのだろうな。 ラッキー! 店を出て、改装工事中の西武百貨店の中を通り抜け、ロフトをひやかす。 ドズル社のポップアップストアというのが出ていてサイン色紙が飾ってあったので、近くにいた30代か40代ぐらいの客の女性に、 「このサインは、何と読むのでしょうね?」 と、話しかけたら、 「私は友達に頼まれて来ているので、よく知らないんです」 という返事。 「こういうアニメかマンガがあるんでしょうかねえ?」 と、さらに聞いたら、 「知りません。本当に友達に頼まれただけなので」 と、アタフタされた。 (さすがに、そこまで何も知らない人に、こういうもののお使いは頼まないと思うなあ) ゴメン、「YouTuberのキャラクターグッズを買いに来た」って言いづらいよね。(^^; いくつになっても「推し活」はして良いと思う。 そして私は性格が悪い。 やや疲れたので(帰ろうかな?)と思いつつ地下道に戻って、前々から気になっていたオレンジジュースの自販機に立ち寄る。 機械の中に生のオレンジが入っていて、機械が自動的に絞ってフレッシュオレンジジュースを提供してくれるという自販機。 ちょっと割高だし、ジュースを絞るまでの時間はかかるがそれなりに美味しいジュースが出て来た。 ジュースを飲んだら少し体力が回復したので東口へ出てWACCAに立ち寄る。 この店の目下の売れ筋は「推しヌイ」、つまり「推し」のそっくりさん人形の手作りセットのようだ。 肌色の布を買って裁断して髪や顔のパーツを作って貼り付ける「上級者」向けの商品から、すでに裁断してある布、さらには裁断して 縫い合わせ、綿まで詰めてある人形にすでに出来合いのパーツを貼り付ければ完成するようなキットまで。 こういうものは、どこまでが「手作り」になるのか? あるいは、どこまでも「手作り」とみなして良いのか? そこからサンシャイン60へ移動。 アネックスビルにあったアウトドア用品の店がいつのまにかなくなっていて、上の階に上がるエスカレーターをロープで封鎖して地下 1階でイベントみたいなことをやっていた。 サンシャイン60のマクドナルドへ。 大変にショッキングなことに、dポイントが使えなくなっていた。 仕方がなく現金でハンバーガーを買ったら、1個170円もした。 ソ連崩壊直後のモスクワで、新規開店したマクドナルドに入店したロシア人がハンバーガーを、 「高いですが美味しいので」 と言って買っているのをテレビで見た。 バブル絶頂期の当時の日本人としては、 「ハンバーガーが高いなんて、ロシア人は貧乏なのだな」 と、思ったものだった。 確か当時のハンバーガーは1個100円ぐらい。 円が高くて輸入食品が軒並み安く手に入り、 「下手な自炊より外食の方が安い」と言われていた時代だ。 (いまは円安だからなあ……) どっと疲れが出た気がして、東池袋駅からは地下鉄で帰宅する。 夜になって、会場予約ことを思い出し、言われた通りのIDを入力したが、エラーが出てしまった。 (明日、電話でもう1度問い合わせよう) 寝る。
2024年10月1日(火)
今日から10月。 郵便料金が値上がりして、封書の最低料金が110円、ハガキが85円だそうだ。 84円から110円、63円から85円っていきなり値上がりすぎだよな。 まあ、民間会社なのだから採算を考えての価格設定なのだろうと思うが……誰だよ、郵政民営化した奴は? ところで本日、石破新内閣発足だそうだが、小泉進次郎氏は選挙対策委員長になるそうだ。 次の衆院選でコケたら、彼の責任にされるのかな? 昼。 「坂の上の雲」(44分版)の第4回(青雲・後編)を視聴。(89分版だと第2回の後半部分になるのだと思う) この物語の主人公は3人。 ひとりは日本陸軍の騎兵の礎を作ったとされる「秋山好古」。 もうひとりは好古の弟で、日本海大海戦を勝利に導いたとされる「秋山真之」。 そして真之の竹馬の友であり、日本の文学に革命を起こしたと言われる「正岡子規」。 今回の話は…… 陸軍士官学校でドイツ騎兵部隊の技術を学んでいた好古は旧藩主の若様のお供として心ならずもフランスに留学する羽目になり、当時 の日本ではドイツに比べて劣っていると思われていたフランス騎兵隊の技術を学ぶことになった。 しかしその結果、先の戦争でフランス軍に勝利して硬直化していたドイツ騎兵隊より、技術の改良が行われたフランス騎兵隊の方が、 より先進的であることが判明する。 一方、東京帝国大学の予備門で学んでいた秋山真之は、このまま勉学を続けていても自分は二流の学者にしかなれないと悟り、学問の 道を断念。 海軍兵学校に入り、そこでめきめきと頭角を現すこととなる。 そして正岡子規は、俳句の道へと邁進することになるのだが……。 次回予告で子規の喀血シーンが出てきた。 夜。 1号くんが来たので、 「子規が最初に喀血したのはいつぐらいか?」 と聞いたら、 「友達と徒歩旅行に行った時で、その時は疲れたせいかと思っていたらしい」 という返事。 この徒歩旅行というのは、明治22年(1889年)の東京から水戸までの旅行のことを指すらしい。 正岡子規の病状記録を簡単な年表にすると、こんな感じ。 1867年 出生 1888年 上京 1889年 最初の喀血 1895年 日清戦争に記者として従軍するも上陸の2日後に下関条約が調印されたためすぐに帰国、帰路の船中で喀血 1900年 大量喀血 1902年 死去(満34歳) 短い生涯だった上、文学史に残した足跡は大きい人。 海外のニュース。 イルラエル軍がレバノンに侵攻したらしい。 いよいよ中東戦争か? (私は平和が好きなんだが) 寝る。2024年9月分へ 目次へ
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