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独 り 言 (2023年11月分)
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2023年11月30日(木)
毎年冬になって寒くなると確実に体調を崩す。

ニュース。
キッシンジャー元国務長官が亡くなったそうだ。
100歳。

ニクソン訪中の陰の立役者である。
(あまりに有名だから「陰」とも言えないかもしれんが)

当時これがどれほどの大事件だったのかと言うと、小林信彦が『オヨヨ大統領の晩餐』で作中の小ネタとして取り上げたほど。
……と言われてもよく分からないかもしれないが、当時書かれたユーモア小説の中に世相を表す事件として記述されたわけだ。

午後。
ネタ探しでホラー系の動画を見ていたら画面酔いした。(アホである)

ドラマ「パリピ孔明」の最終回を視聴。
諸葛孔明が現代の日本に転生(タイムスリップ?)してやって来て、新人歌手の「軍師」となって彼女を売り出すという話。
問題は、その新人歌手を演じた女優さん(歌手としても活動している人らしい)が「転生して来た諸葛孔明が惚れ込むほどの歌姫」と
言うにはちょっと……というレベルなのだよな。
これは吹き替えの方が良かったんじゃないかと思うのだが(アニメ版はそうしているらしい)下手に当人が歌手でもあるので、それは
難しかったのだろうなあ。

最後は彼女の歌声が観客を大いに沸かせてハッピーエンドになるのだが、ここが「女王蜂」というロックグループのヴォーカルである
アヴちゃんとデュエットするという演出になっている。
歌唱力の差が有りすぎ!

女優さんも頑張っていた。
でも、デュエットの相手が凄すぎるのだ。
体全体を共鳴させるように出て来るアヴちゃんの声に対して、女優さんの声は喉から(いいところ上半身から)しか出ていない。
要するに、女優さんは普通に歌を歌っているのにデュエットの相手が天才的に歌が上手いので下手に見えてしまったわけだ。
これはちょっと、気の毒だったな。

日経夕刊の記事。
〈量子科学技術研究開発機構(QST)は頭に思い浮かべた風景をコンピューターでディスプレーに復元する技術を開発した〉

(おおっ、すごいじゃん!)
と、どんな画像が復元されたのかネットで確かめたら、たとえば「豹」の写真を見せられた被験者が頭に思い浮かべたという画像は、
「言われてみれば分かる程度にうっすら豹柄のある何らかの動物の口元あたりに牙っぽいものがある」という感じで、豹だと言われて
みれば豹のような………でもカバと言われたらそうも見えるという感じに、動物の顔のパーツがピカソの抽象画風に並んでいる雰囲気の
ものだった。
たぶん今後も研究を続けていけば、画像の精度はだんだんと上がっていくものなのだと思う。

夜。
風呂に入りついでに体重を計ったら、3キロ増えていた。
さすがにこれはやばいので、少し食事に気をつけよう。

寝る。

2023年11月29日(水)
昨日、作業中にすっ飛んでどこかの隙間に入り込んでしまった木ネジを探すついでに部屋の整頓。
大掃除を12月の後半だけでやろうとすると大変なことになるので少しずつ手をつけるのも良いかもな。

午後までかかって一段落したところで、拾った木ネジを仕舞おうとしたら、なぜか3本あった。
失くしたのは2本のはずだったのだが???

ワークショップの課題は、まったく進まず。
ネタ探しを言い訳に、YouTubeの動画を視聴したら、終焉末期に米軍が撒いた空襲予告(空襲を行うので民間人は避難するようにと
呼びかける内容)のビラは、うっかり所持しているのを見つかると懲役刑になったという話をやっていた。
こういうので捕まった人って、服役中に終戦を迎えたらどのような扱いになったのだろうね?

即時釈放だったのか?
ややこしい手続きを踏まないと出られなかったのか?
それとも継続して服役した?
資料を探してみたいが、どういう系統を当たれば良いのだろうか。

夜。
体調不良(夕食に食べたものにアレルゲンが入っていたっぽい)につき、早めに寝る。

2023年11月28日(火)
昨日やっと電動ドライバーが届いたので、午後から本棚の修理。
金具をネジ止めしようとしたのだが、なぜか上手く刺さらない。
ドライバーのスイッチを入れてもネジはその場で数回クルクル回ると、そのままどこかへ消し飛んでしまう。
(おかげでネジを2本失くした)

悪戦苦闘の末、もう1度通販サイトを見てみるとドライバーと一緒に購入されることが多い商品として「ドリルビット」というものが
挙げられていた。
(もしかしてコレ、必要な部品だった?)

とりあえずドリルピットを発注し、ついでにドリルを仕舞っておくための工具箱も発注。
届くのは週末になりそう。
(なんとかなるのだろうか?)

予定外に手が空いてしまった上、部屋の中は作業のために本棚から取り出した本が山積み状態。
空いている布団の上に座って、ネットで「ブギウギ」を視聴。

戦時下に派手なショーをやるなと警察の取り締まりに遭うヒロイン。
警察から見ればヒロインは、人が真面目に戦争をやっている時に派手な衣装に厚化粧でチャラチャラと踊り歌う、軽薄で何も考えてい
ない人間に見えたのだろうなと思う。
(茶髪の不良少女に説教する教師のような立場か?)

そしてヒロインが下宿に帰ると、そこでは妻を亡くし、映画の脚本も不採用続きで自暴自棄になった父親が飲んで酔っ払っている。
自分が真面目に仕事をしている時に酒を飲んで騒ぐだけの父親は、ヒロインには軽薄で何も考えていない人間に見えるのだ。

そこに、さらにややこしい人間が登場して来る。
歌手になりたいと田舎から出て来た女の子が「弟子にしてくれ」と飛び込んで来たのだ。

この田舎娘を演じているのが、富田望生。
「だが、情熱はある」で、主人公の1人の相方である女性漫才師を演じた人。
この人も割と好きな女優さんだ。

夕方。
1号くん、2号くんがやって来て一緒に食事。

夜。
食後に飲んだお茶が濃かったのか、眠れない。
しょうがないのでネットに繋いでYouTubeをラジオ代わりにつけていたら、接続が不安定になって来た。
そして時刻は午前4時。

今から寝られるかなあ……?

2023年11月27日(月)
朝。
本棚を修理するためのドライバーが本日届くという連絡が来たのだが、何時頃になるのだろう。

午前中はいろいろと雑用が忙しく、午後になってようやく手が空いたのでワークショップの課題に手をつける。
……手はつけた。
手はつけたものの、先へ進まないので、ネットでドラマを2本ほど視聴。(逃避行動)

「勇者ヨシヒコ」シリーズで村娘ムラサキを演じていた木南晴夏(きなみ・はるか)が出ている「セクシー田中さん」。
元気な村娘のイメージが強かったので、一瞬「え? どこに出てる?」と思ってしまったが、地味な事務員の役だった。
ドラマは、地味な事務員が会社が終わるとペルシャ料理店のステージで派手な衣装を身につけて踊るベリーダンサーになるという話。
木南晴夏は、相変わらず美人。

「勇者ヨシヒコ」シリーズで魔法使いメレブを演じていたムロツヨシ主演の「うちの弁護士は手がかかる」。
中年のパラリーガルが若く猪突猛進型の弁護士と組んで活躍する話。
ドラマで見た感じでは、パラリーガル(法律事務員)というのは、弁護士の補佐をする仕事であるらしい。

そう言えばこのドラマ、主演のムロツヨシが急病で入院したと聞いていたのでドラマの撮影の方はどうしたのかと思ってちょっと調べ
てみたら、ドラマの中でも主人公が急病で入院したことにして乗り切ったらしい。
スタッフのみなさん、お疲れ様です。

ネットのニュース。
eスポーツのひとつである「クラッシュロワイヤル」というゲームの世界大会で日本人選手が優勝し、賞金20万ドル(約2230
万円)を獲得したそうだ。
ちなみにこの選手は、まだ19歳らしい。

20歳にもならない若者がテレビゲームの大会で勝って2230万円か。
そりゃ、やりたがる子供も増えるだろうな。
地味に勉強して大学を出て就職した人の年収を軽く超えている。

問題は、eスポーツは選手寿命が短いということ。
こういった才能ある若者が今後も世界で活躍していくためには、彼らが引退後の長い人生をどうやって生きていくのかの指針のような
ものが必要だな。

夕方。
ようやくドライバーが届いたが、作業をするには手元が暗い。
修理は明日にするか。

寝る。

2023年11月26日(日)
今日はメンサ・テスト合格者の会の月例会。
出掛けにいつも延長コードが行方不明になっていることが多いのだが、本日はその点はバッチリ!
その代わり、Wifiルータと出欠記録ノートと、出がけに家の鍵が行方不明になった。(全て無事に発見できたが)
おまけに家を出てから手袋を忘れた(それも片方だけ)ということに気づいてコンビニで買う羽目に。
意味不明に不調な日。

会場に到着し、ネットの接続状況をチェック。(ネットゲームに接続して「あー、繋がってるね」とやるだけ)
どうせ開始時刻に会場に到着している参加者なんかほぼいないので、しばらく遊んでいたら急に接続状況がおかしくなった。

(私のポケットWifiがどうかしたのかなあ?)
などと部屋の中を見渡すと、会場のWifi(あるにはあるのだがZoomでホストをやるにはやや不安)に接続しようとした佐藤編集長が
「パスワードは合っているはずなのに繋がらない」
と、首を傾げている。

トイレに行くために部屋の外に出たら、女子高生が、
「私のスマホが変になった。LINEに繋がらない」
と、騒いでいる。
(はて?)

2時頃になって、佐藤編集長が、
「急に繋がった」
と言い、私のポケットWifiの方も問題なく使用できるようになったのだが、何だったのだろう?

Zoomの更新に失敗した人と寝坊(?)した人がいたぐらいで、例会は滞りなく終了。
いつものように「はなの舞」で懇親会をやっていたら、床が細かく振動するような変な感覚が2回ほど(?)あった。
地震か?

家に帰ってからX(旧Twitter)を開いたら「通信障害」がトレンドに上がっていた。
ニュースには特に何も上がっていなかった。
そして地震情報についてもネットで調べたが、特に何もない。
局地的に何かがあったのだろうか?

カラーボックスの修理は、金具は届いたがドライバーがまだという状態。
とりあえず、ドライバー待ちだな。

寝る。

2023年11月25日(土)
朝。
日経朝刊1面に、
〈伊集院静さん死去〉
という記事が載っていた。
肝内胆管癌だったそうだ。
73歳は、いまの平均寿命からするとちょっと若いなあ。
合掌。

ニュース。
〈都パスポートセンターで情報流出1920人分 中国籍の元職員関与か〉

〈都によると、持ち出されたのは元職員が窓口業務を担当していた2020年5月〜今年3月に旅券発行の手続きをした人や、その家族の
氏名、住所、生年月日、電話番号〉

〈旅券申請者が窓口で提出した戸籍謄本や住民票の写しをコピーしたほか、紙に書き写したり、窓口でのやりとりを録音したりして、
持ち出された可能性が高いという〉

〈今後は、防犯カメラの増設や、窓口業務につく職員が私物を持ち込む際には透明のバッグに入れてもらうなどの対策を取るという〉
[2023年11月24日 18時53分 朝日新聞デジタル]

問題の職員は今年3月に辞めたようだから、私自身はセーフかな?
このパスポートセンターの職員、どうやら委託先から派遣された派遣社員であったようだ。

記事によれば、個人情報を書いた付箋1枚を持ち出したとして窃盗の疑いで書類送検したそうだから、怪しいと思って泳がせていたら
付箋を持ち出す現場を押さえたので、差し当たって「職場の付箋を盗んだ窃盗」として逮捕し、余罪を調べて1920件の情報流出を
確認したということなのだろうな。
こういうことがあると、役所に個人情報を渡すことに少し躊躇してしまうなあ。

午前中。
事務作業いろいろ。

午後。
ネットで自分の提出した課題についた講評をチェック。

夕方。
空想小説ワークショップ。
リモート授業なのを良いことに「きのこの山」をポリポリしながら授業を聞いていたら、
「崎田さん、そこレジュメ読んで」
と、いきなり当てられてアタフタする。

夕食。
素ラーメン。

考えてみると「素うどん」という言い方はするが「素そば」とは言わないな。
「かけそば」と言うよな。
思うに「具が何も入っていない」ということより「麺につゆがかけてある」ということの方が特筆すべきことだったのだろう。

「そばを3枚」なんて言い方があるぐらいだから、江戸でそばと言ったらざるそばが普通だったのだろうな。
それをどんぶりに入れて温めたつゆをかけたものが「かけそば」というイメージかな?

関西の人はよく「東京の麺つゆは濃い」と言うが、元々がつけ汁だったものをかけたのが江戸の「かけそば」で、そもそも麺を入れて
食べることを前提に調理されたのが上方のうどんのつゆという発祥だったのだろうか?
調べてみたら面白いかも知れない。

寝る。

2023年11月24日(金)
午前中。
プリンターと格闘。
PCにプリンターを接続してプリントアウトの操作をしているのだが、なぜかPCがプリンターを認識しない。
何度かやっているうちに手順を間違えてプリンターに接続する前にプリントアウトの操作をしてしまい、慌ててプリンターを繋いだら
なぜか普通にプリントアウトできた。
理由は不明。

昼。
1号くんに誘われて昼食に出かけたのだが、なぜ誘われた私の奢りになるんだ?
帰りに100均でコピー用紙を買う。

午後。
昨日100均で買って来たシートタイプの「激落ちくん」と遊ぶ。
このところ買い物はなぜか100均が増えた。

夕方。
AmazonにL字金具とドライバーを発注する。
新しい本棚を買う予定だったのだが、昨日池袋で探しても思ったような棚が見つからなかったので、予定を変更してしばらくは壊れた
カラーボックスを修理して使うことにした。

ネットで拾った地元・豊島区の話題。
近頃、巣鴨の地蔵通りに若者の姿が増えているのだそうだ。

地蔵通りと言えば、通称「おばあちゃんの原宿」。
いわゆる若者向けの見栄えのするオシャレで高額な商品の代わりに安くて地味なイメージの商品が並ぶ商店街である。
そこに最近、若者の姿が目立って来たという話。

動画では大学生の女性が地蔵通りで食べ歩きをする風景が映し出されていた。
食べているのはオシャレなクレープとかではなく、安いまんじゅうとか。
番組ではレトロ感が若者にウケているといった風なまとめ方をしていたが、単純に若者が金を持っていないんじゃないか?

金のない学生は昔からいたし、金持ちの学生もいた。
それが割合的に金のない学生が増えて来て、目立つようになったということなんじゃなかろうか?
そして反対に金のない学生が減っている。
これは子供を大学に進学させるレベルの階級の家庭の平均収入が減っているということではなかろうか?

久しぶりに紙の本で読書。
『論語』(金谷治:訳注 ワイド版岩波文庫)を読む。

〈子夏曰、賢賢易色、事父母能竭其力、事君能致其身、與朋友交、言而有信、雖曰未學、吾必謂之學矣〉

【無用の知識】
 子夏:孔子の弟子のひとり。卜商というのが本名。

念の為、子夏の姓である「卜」はカタカナの「ト」ではなく漢字の「卜(ぼく)」。
有名なアナウンサーに水卜(みうら)という名前の人がいたが「卜」には「占う」という意味がある。
先祖が占いをやっていたのかな?

さて、この文章の意味は、
「子夏は、賢賢易色で、親孝行で、上司の言うことをちゃんと聞き、友人と誠実に付き合う人物なら、まだ正式に学問を修めていなく
ても、すでに多くを学んでいる人物であると見ていると言った」
というもの。
(金谷先生はもっと格調高い言葉で書いているが)

分からないのは「賢賢易色」の意味なんだよな。
特に「易」の解釈。
「易」という字には「かえる・かわる・とりかえる・うらない・やさしい・たやすい・てがる・やすらか・あなどる」とやたらに多く
の意味があって、この場合はどれなのだかがさっぱり分からない。

金谷先生は「易」を「如」と同じ意味だとして解釈し「すぐれた人をすぐれた人として〔それを慕うことは〕美人を好むようにし」と
している。
つまり「色」を「色欲」→「美人」と解釈しているのだ。

ただ「色」には「視覚的認識の対象」という意味もあるのだよな。
(仏教で「色」と言った場合は、こっちの意味に取ることが多い)

ここからは私の解釈。
「視覚的に認識できる要素」って、平たく言えば「見た目」のことなんじゃなかろうか?
「易」を「たやすい」「容易」の意味に取り、「賢賢」と「賢」が繰り返されているのは強調で「とても賢い」とすると、
「見た目にも容易に分かるぐらいにとても賢い」
と読むことができる。

つまり、
「子夏は、見るからに賢そうで、親孝行で、上司の言うことをちゃんと聞き、友人と誠実に付き合う人物なら、まだ正式に学問を修め
ていなくても、すでに多くを学んでいる人物と見ていると言った」
となるんじゃなかろうか?

……寝る。

2023年11月23日(木)
本棚に使っているカラーボックスが壊れたので池袋のニトリへ。
「普通の本棚」を探したのだが、ない。
「見栄えの立派さはいらないから頑丈で本がいっぱい入れられる本棚」って、売ってないのか?

サンシャイン60へ移動したら「無印良品」の文字を発見。
「↑」という矢印があったので直進して探したが見当たらない。
しばらく考えて上の階に行ったら、あった。
「↑」が「上」、間違ってはいない。

池袋をウロウロした挙句、結局、気に入った本棚に出会えずに帰宅。
無駄に疲れた。

ヘロヘロな状態だが、とりあえず課題に取り組む。
話はミステリーで、起こる事件とトリックは決まっていたのだが「探偵のキャラ」が決まらず「ラスト」も出来ていなかった。
創作的には、これは「8割以上出来ていない」に近い。
一般的に物語は最初の段階で、まず「ラスト」を決めるものなのだ。

目的地が決まっていないと、どっちの方向に向かって物語を走らせたら良いのか分からない。
そしてミステリー(つまり純文学系ではなくエンターテイメント系)なのに「探偵のキャラ」も決まっていない。
要は、誰が何をするのかが決まっていない状態。
(すごいなあ……)

夜。
……どうにか提出。
(締切日は明日の晩なのだが前回が完全に締め切り無視だったので、今回は念の為に1日早めに送っておいた)

寝る。

2023年11月22日(水)
午前中。
体調はやや回復?

昼。
絶対に当たらないだろうと冗談半分に申し込んだYouTuberのトークライブ、まさかの当選メールが届いていた。
料金8800円は、クレジットカードで決済を完了しました……って、嘘だろ!
こういうのはハズレが普通だというので話のタネに試してみようと思ったら、こういう時に限ってなぜかこういうことになる。
(やっちまったあ!)

午後。
NHKプラスで「ブギウギ」を観たついでに、Tverで「パリピ孔明」を視聴。
ヒロインの後見人的立場のバイト先のオーナーの過去話。

荒れていた時代にチンピラに刺された若き日のオーナーが渋谷にあるライブハウスに逃げ込むシーン。
オーナーがチンピラに刺された場所に、なんか見覚えがあると思ったら……
(ここ、美久仁小路じゃん!)

美久仁小路はサンシャイン60の近くにある裏通りで、池袋の観光名所でもある。
たまたまロケ地に使っただけなのだろうが、下手に場所を知っていると、池袋の路上で刺された人間が数秒後に渋谷のライブハウスに
転げ込んだように見えて、シリアスなシーンで笑ってしまった。

「惑星ソラリス」(1972年版の映画の方)を観た時に、
(なんでロシア人が日本の首都高を走っているんだ?)
と思ってしまったのと同じ感覚だな。

夜。
明日こそ課題をやろう。

寝る。

2023年11月21日(火)
久々の外出。
ビックカメラに行って3点ほど買い物をしただけなのに、どっと疲れた。
やっぱり病み上がり?
(誰も興味のないことだと思うが、私の推しのビッカメ娘は「本店たん」である)

ところで池袋の地下道を、今日もハトが飛んでいた。
どうしてハトが地面の下を飛び回るようになったのかと言うと、たぶん迷い込んだハトにパンくずを与えた人がいたから。
さすがに注意が回ったのか、最近は床に撒かれたパンくず自体は見かけなくなったのだが、一度「餌場」として覚えてしまうとハトは
またやって来てしまう。

地下道は天井が低いのでハトの飛ぶ高度は人間の頭上ギリギリか下手をすると顔の高さになる。
この高さを尖った嘴の生き物がヒュッと掠めていくわけだから衝突すると非常に危ない。
野生動物への無責任な餌やりはやめて欲しいと思った。

帰宅。
1号くんからメールで、私のX(旧Twitter)のアカウントが何者かに乗っ取られているという注意喚起が来る。
確認したら、私のアカウントで7時間ほど前から外国語で訳のわからん投資を勧めるような投稿が連投されているらしい。
慌ててパスワードを変更。
(怖いねー)

幸い、投稿が外国語で、かつ、あまりに訳がわからないものだったので、たぶんこの投稿を目にした人は一目で「あ、崎田、乗っ取ら
れた」と気づいたと思う。

ニュース。
旧ソ連軍のベレンコ元中尉が9月に亡くなっていたそうだ。

〈いまから47年前の1976年、当時の冷戦下のソ連から北海道・函館空港にミグ25戦闘機で飛来したベレンコ元中尉が、亡命先のア
メリカで死亡しました〉
[11/21(火) 15:54配信 STVニュース北海道]

冷戦化のソヴィエトから当時最新鋭だったミグ25に乗って北海道まで逃げて来た人。
亡命を求められたアメリカは、ソ連の最新鋭戦闘機が手に入ると聞いてウハウハだったそうだ。

記事によれば、
〈かつてSTVの取材に対し、函館空港着陸時の様子を語っていました。
(ベレンコ元中尉)「最初は超低空で飛びソ連防空網から逃れ、日本に近づいたら高度を上げ自衛隊の迎撃機に見つけてもらう計画だ
った。しかし、自衛隊機は来なかった。燃料が少なくなったので函館に着陸しました。」〉

なんで自衛隊機が来なかったのかと言うと、
〈スクランブル発進した自衛隊機は、超低空で侵入したミグ25に対応できなかったということです〉
ということで、自衛隊の対空防衛能力がポンコツ過ぎると批判を浴びたのを覚えている。
(私の記憶では、着陸後の処理を警察が扱うか自衛隊が扱うかで揉めて、さらに呆れられた)
1976年、なんやかんや言ってものどかな良い時代だった気がする。

夜。
ワークショップの課題は完全に暗礁に乗り上げる。
(ミステリーにするつもりなのだが、トリック解く登場人物のキャラがさっぱり決まらないのだ)

寝る。

2023年11月20日(月)
昨日、少し無理をしたせいか体調が悪化。
昼食は1号くんに「なか卯」の牛すき丼を買って来て貰う。
昔は「牛丼」がメニューにあったのだが、今は牛肉と白滝、そして麩と白菜が載ったコレになってしまった。
牛肉を節約したのだろうか?)

午後。
課題にちょっと手をつける。
一応、ミステリーにする予定。

ミステリーと言えば、警察などの公の組織ではない素人探偵が活躍する話がフィクションとしては人気なのだが、ニュースで「覚醒剤
の売人を誘き出して警察に突き出そうと目論んだYouTuberが覚醒剤所持教唆の疑いで逮捕された」と言っていた。
売人に対して「覚醒剤を持って来てくれ」と言ったのが、この罪に当たるらしい。

警察としては、こういう「素人探偵」をやるYouTuber(最近の言葉では私人逮捕系YouTuber)は仕事の邪魔をする面倒な奴なのだ
ろうな。
フィクションに出てくる素人探偵は警察に邪険にされつつも犯人逮捕に成功し、最終的に警察に感謝されることになっているのだが、
現実はそうはいかないようだね。

夕方。
「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」の解説動画を視聴。(否定的な方向の解説だった)
ざっくりい言うと「前作の評判がイマイチだったのでテコ入れしようとしたのか下手にホラー要素がぶち込まれており、そちらにかま
けて肝心の推理が疎かになってミステリーとしてダメダメになってしまった」ということらしい。

正直に言って、このシリーズの主演俳優、ケネス・ブラナーがポアロに向いていないんじゃないかなあ?
たどたどしい英語を話す小男だと周囲がバカにしていたら実は名探偵だというのがポアロの良さだと思うのだが、ケネス・ブラナーの
ポアロを見た目でバカにする人はいないんじゃないかという気がする。

夜。
課題は難航中。
今夜はもう寝よう。

2023年11月19日(日)
体調はイマイチだがSF大会の会議があるので出かける。
会場の周囲が工事中でぐるっと遠回りをする羽目になった。

心なしか最近のSF大会のスタッフ会議は集まる人数が少ない気がする。
これも少子化の影響か。

会議終了後、いつものように懇親会を行なって、帰宅。
寝る。

2023年11月18日(土)
体調はイマイチ。
2号くんも電話で「喉が痛くなった」と言っていた。
風邪が流行ってるのだろうか?

で歩くのはやめて部屋で、最近評判になっている「葬送のフリーレン」というアニメを11話まで視聴。
いわゆる「剣と魔法の世界」を舞台にしたファンタジーで「勇者・戦士・僧侶・魔法使い」が、パーティーを組んで魔王を倒すという
設定はゲームのそれをそのまま踏襲している。

ゲームと違うのは、物語が魔王を退治して帰還した勇者たちのパーティーが解散するところから始まること。
ゲームだと物語の中心となるはずの「魔王退治の冒険譚」は、もう過去のものとなってしまっているのだ。

さて、解散の当日に半世紀に1度しか見られない流星群を目にした主人公たちは、50年後にまた流星を見に集まる約束をする。
面白いのは主人公をほぼ不老不死と言って良いほど長寿である生き物(エルフ)として設定していること。
彼女の時間感覚では50年はあっという間なので普通に戻って来て仲間たちと再会するのだが、人間である仲間は当然、年老いていて
一緒に流星を見て間もなく老衰で死亡してしまう。

時間感覚のズレというテーマは、SFの時空旅行者モノや超高速宇宙船モノによくあるテーマだが、「長寿」を理由にするという手も
あるのだな。

明日はSF大会のスタッフ会議。
明日までに体調は回復するかな?

寝る。

2023年11月17日(金)
体調不良継続中。
胃の調子が悪くなる風邪かな?
朝食はおじやで済ませた。

ニュース。
〈時事通信が10〜13日に実施した11月の世論調査によると、岸田内閣の支持率は前月比5.0ポイント減の21.3%だった〉
[2023年11月16日17時47分 JIJI.COM]

相変わらず不人気な岸田さん。
経済政策をもっと頑張ってくれれば応援する方も力が入るのだろうが。
このままでは20%を割るのも時間の問題かな?
まあ、時事通信の内閣支持率は低く出がちだからね。

昼。
体が重くて通常のルーティンワークがさっぱり捗らず、気がついたら正午を回っていたという有様。
疲れると座って本を読んで、また作業に戻る感じ。

夕方。
『野外上映会の殺人』(C・A・ラーマー:著 高橋恭美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)読了。
〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉の3冊目。

私が読み始めて最初に犯人だと予想した人物が、予想した通りのトリックを使って犯行を行っていたという結末。
オープンスペースである映画の野外上映会という舞台設定は面白かったのだが、肝心のトリックがイマイチだった。

そして変に社会問題を詰め込み過ぎ。
物語が終わった時点で未解決のままのあれやこれやは、今後のシリーズで解決していく予定なのかな?
(児童虐待問題とか、なんかポワロっぽい謎の男とか)
読み終わった時点で読者がすっきりしない気分になるのは、1本の物語としてどうなのかと。

夜。
熱はないのだがだるさが取れないしつこい風邪。
風呂で体を温めてみようかな?
で、あとはさっさと、寝る。

2023年11月16日(木)
完全にアカン感じになっている、体調……。
寒いので電気ヒーターを点けようとしたら、点かない。
前回使った時にフィルターを掃除し忘れていたことに気づいて軽く水洗いしたら復活した。
結構大事、フィルター掃除。

フィルターの水洗いで体が冷えたのか、体調がますます悪化する。
天気もなんだか良くないし、頭はボーッとしている。
1号くんから借りた『ちいかわ』(ナガノ 講談社)をまだ読み終わったいなかったことを思い出し、5巻まで一気読み。

主人公の「ちいかわ」は「小さくて可愛いものになって他人から可愛がられる人生を生きたい」という著者の願望の具現化か?
可愛くて誰からも愛されるが「うさぎ」のように自己中心的で他者に関心を持たないタイプの前では無力である。
その「ちいかわ」の無力さを補ってくれるのが「ハチワレ」。
彼は「ちいかわの好き友人」となるためだけに生まれたような存在である。

「ハチワレ」はひたすらに「ちいかわ」を不快なものから守り続ける。
例えば「ちいかわ」が買った商品が不良品であった時に、店に掛け合って良品と取り替えてもらうなど、日常生活における「ちょっと
やりたくない行動」を「ちいかわ」に替わってやってくれるのが「ハチワレ」の役割。

さて、「ちいかわ」は、異常に運が良いらしく懸賞に応募すれば、ほぼ1等を当ててしまう。
すごい賞品としては「家」を当て、実際にそこに住んでいたりする。

彼らは基本的にあまり豊かではないようで、「ハチワレ」に至っては扉もないただの洞窟に寝起きしている有様なのだが「ちいかわ」
が懸賞で「家」を当てた話を聞いた「ハチワレ」は「ちいかわ」の幸運を心の底から喜ぶのである。
そして反対に、検定試験で自分が合格し「ちいかわ」が不合格だった時の「ハチワレ」は、心の底から落ち込んでしまう。
つまり「ハチワレ」の幸福感は、自己ではなく「ちいかわ」の精神状態に依存していることになる。
ちょっと怖いね。

懸賞に応募すれば1等が当たり、食べ物は空から降って来て、傍には常に自分のことを第一に考えてくれる友人がいる「ちいかわ」の世界。
その物語にはもうひとりの主人公とも言える人物がいる。
「モモンガ」である。

この人物は実は「でかつよ」と呼ばれる強いが恐ろしい外見をした生き物が、可愛らしい外見の生き物の肉体を乗っ取ったものであるらしい。
「強さ」と引き換えに「可愛らしさ」を手に入れた「モモンガ」は、しかし思惑とは違って周囲からは愛されない。
振る舞いが横柄だからだ。(「モモンガ」には、強く恐ろしい存在だった当時の振る舞いのクセが残っているのである)

先天的に「可愛いもの」であることを武器に生きている「ちいかわ」と、「可愛いもの」に「擬態」しようとする「モモンガ」。
「モモンガ」は外見が可愛いにも拘らず、周囲に「可愛い」とは見做されない存在として描かれている。

この「モモンガ」に対して、さらに対照的な存在が出て来る。
「あのこ」と呼ばれる怪物である。
巨大で強い「あのこ」は、どうやらかつては「ちいかわ」と同じ、小さくて可愛い生き物であったらしい。
「あのこ」は、どうやら「可愛らしさ」と引き換えに「強さ」を手に入れた様子。

周囲から可愛がられる無力な存在となるか、周囲から攻撃を受けるが強いものとなるか。
人間の生き方みたいなものかね?

『ちいかわ』の借りていた5巻まで読み終わった。
体調が悪すぎるので今夜はこのまま、寝る。

2023年11月15日(水)
朝からくしゃみが止まらないのは花粉症かな?
シーズン的には違う気がするのだが。
そして昨日からずっと頭がボーッとしている。
今日は随分と寒いな……。

午後。
『野外上映会の殺人』(C・A・ラーマー:著 高橋恭美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続きを読む。
ヒロインがユーチューバーの広告収入の額を聞いて驚くシーンがあった。
どうやら彼女は、そんなものは高が知れていると思っていたらしい。

そう言えば最近新聞で読んだユーチューバーが逮捕されたという記事で、ユーチューバーを「職業不詳」と書いていた。
ユーチューバーは職業じゃないのか?
記事を書いた者が悪意でそう書いたのか?

職業不詳の詩人とか。
職業不詳の絵師とか。
職業不詳のミュージシャンとか。
いろいろと出て来そう。

本を読んでいるうちに、だんだんと目の焦点が合わなくなって来て、読みづらいのでハズキルーペを使う。
それでも視界がぼやけるので、字を読むのを諦めて、1号くんから借りた『ちいかわ』(ナガノ 講談社)という漫画を開く。

「ちいかわ」というのは、その名の通り「ちいさくてかわいいもの」のこと。
著者であるナガノ氏が「こういうものになって暮らしたい」とイメージした生き物。

ちいさくてかわいいので他人に怒られるようなことをしても泣いたり逃げ出したりすれば済んでしまう。
ちいさくてかわいいので困った時には周囲が自然に手を差し伸べて助けてくれる。
そんな「ちいかわ」は、空から食べ物が降って来る世界で暮らしているのだ……。
(もしかして著者はかなりお疲れなのか?)

さて、「ちいかわ」の世界は、物語が進むにつれて次第に綻びを見せて来る。
ちいかわの側にいた同じようにちいさくてかわいかったものが、バケモノに変わって襲いかかって来る。
家の中に急に何か怖いものが入って来ようとする。
「ちいかわ」は、そうしたものと戦わなくてはならなくなるのである。

「ちいかわ」の主要キャラクターは「ちいかわ」と「うさぎ」と「ハチワレ」の3人。(「人」ではないと思うが)
私はこの漫画を、アニメ化されたもので途中から、それも飛び飛びで観ていたのでこの3人が友達関係にあるのだと思っていたのだが
どうやら友達関係にあるのは「ちいかわとうさぎ」「ちいかわとハチワレ」であるようだ。
要するに「ハチワレ」は「ちいかわ」と「うさぎ」が友達なので付き合っているだけというやや複雑な人間関係なのだ。

「ハチワレ」が絵に描いたような「理想の友人」であるのに対して「うさぎ」は「身勝手な隣人」。
物語は「うさぎ」が「ちいかわ」にピザまんを分けてくれなかったところから開始される。
ただ自分に優しい「ちいかわ」の世界に「優しくない存在」である「うさぎ」が現れたことで物語が動き出すのだ。

「うさぎ」はプリンのべちょべちょのカラメルソースを「ちいかわ」の体になすりつける。
「ちいかわ」は、これによりなすりつけられたカラメルソースの「いいニオイ」を知る。

「うさぎ」は苦手なブロッコリーを前に、ただ泣いている「ちいかわ」の前でブロッコリーにマヨネーズをかけて食べることで「ちい
かわ」が苦手なものを克服するきっかけを作ってくれる。

メンタルを病んだ人間が自らの精神を守るために生み出して閉じこもっていた「幸福な幻想の世界」から、少しずつ現実世界に戻って
来る過程を見せられているような?
こういうのが流行るということは、それだけメンタルを病んだ人が多いということなんだろうか?
知らんけど。

夜。
寒いというよりゾクゾクして来る。
頭痛もして来る。
喉が痛い。
(これは風邪だ!)

コロナに気を付けていたお陰で、ここしばらく風邪というものを引いていなかった。
油断していたからか、急に寒くなったからか、どうやら風邪を引いてしまったようだ。

風邪薬を飲んで、寝る。

2023年11月14日(火)
本当に毎年思うことだが、11月後半から2月頃まで冬眠していたい。
冬は嫌いなのだ。

鳥取の方で積雪40センチのドカ雪が降ったというニュース。
先週までは「夏日」とか言っていたのに、秋はどこへ行った?

この異常気象も地球温暖化のせいなのだとか。
つまり……
温暖化で北極の氷が溶ける。
氷に閉じ込められていた熱が放出され、大気を暖めて膨張させる。
膨張した空気がシベリア沿岸部を流れる低気圧を押して南に蛇行させる。
シベリア沿岸部の冷たく湿った空気が日本に流れて来る。
冷たく湿った空気が上空で氷の結晶を作り、これが集まって雪となって日本にドカドカ落ちて来る。

「昔は日本にも四季というものがあったそうだ」
なんて伝説になってしまうのだろうか?
秋は好きなシーズンだったのだが。

午後になっても脳が冬眠モードなのがよく分かる。
課題をやっているのだが、先へ進まない。
諦めて本を読み出しても、ページが進まない。

毎年、冬になるとこれで苦労するのに、冬が終わるとなんとなく忘れてつい通常モードで作業ができるつもりで予定を組んでは悲惨な
ことになってしまうのだ。
普通だと15分くらいで終わる仕事に3時間ぐらいかかってしまう謎のモード。
たぶん、近くで私の動きを観測している人がいたら、止まっているように見えるのではないだろうか?

気がつけば日が暮れて、気がつけば9時を回っている。
ダメだ、今日は。
寝よう。

2023年11月13日(月)
昨日は初めてストーブをつけた。
そして今朝は毛布を2枚被っていても朝方に体が冷えていた。
水道の水が冷たい。
いきなり冬が来たようだ。

午後。
雑用を片付けたあと、課題に取り組むがまったく進まず。

『野外上映会の殺人』(C・A・ラーマー:著 高橋恭美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続きを読んだり、YouTubeで見つけた
適当な動画を観たり。

ニュース。
〈岸田内閣支持率27% 過去最低〉
[2023/11/13 11:50 産経新聞電子版]

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が11、12両日に実施した合同世論調査の結果だそうだ。
産経は保守系の新聞だから、自民党内閣の支持率は高めに出る傾向がある。
そこで30%を切ったか。
岸田さんは支持率を上げようとは思っていないのかな?

もうひとつニュース……と言って良いのか、最近の話題。
異様に痩せこけたクマが各地で目撃されているのだそうだ。
普通、この時期のクマは冬眠前で栄養を蓄え、太っているものだと思うのだが。
いったい何が起きているのだろう?

夜。
毛布を3枚掛けて、寝る。

2023年11月12日(日)
日曜日のだらだらとした過ごし方。
「ブラタモリ:鯖街道・京都へ〜鯖街道は何を運んだ?〜」視聴。
断層によって出来た渓谷が福井の漁港と京都を結ぶ街道を作った。
港と都を繋ぐこの街道は、海産物の運搬ルートであったと同時に政治的にも重要な役割を果たし……。

なるほど、京の鯖寿司が美味しいわけである。(そこか?)
タモリが食べていた「いづう」の鯖寿司が美味そうで、鯖寿司が食べたくなった。
ところで「いづう」という変わった店名、由来を調べたら、創業者の名前が「いづみや卯兵衛」だからというシンプルなものだった。

昼。
来週に佐藤編集長の誕生日があるので、前祝いに駅前のジョナサンでランチ。
赤ワインをデキャンタで頼み、トイレに行って帰って来たらデキャンタが1本追加されていた。
……ついでなのでハートランドを1本。
飲みやすいビールで私は好きなのだが、居酒屋なんかだとなかなか置いていないのだ。

帰りに2号くんのアパートに寄って録画してあった「世にも奇妙な物語 ’23秋の特別編」を観る。
第1話「永遠のふたり」
 脚本・演出」星護
 出演:草なぎ剛(不遇の天才科学者) 
    大西礼芳(科学者の恋人)
    江口洋介(現場に駆けつけた警部)
    姜暢雄(現場を包囲している特殊部隊の隊長)
    モロ師岡(白髪の老人、実は彼の正体は……)

無実の罪で警官隊に取り囲まれた天才科学者が時間を生死させ、恋人と共に永遠の時間の間で暮らし始めるという話。
時間の止まった世界で食べ物の調理とかはどうしていたのだろう?
火を使って加熱とか、当然できないはずなのだが。

第2話「地獄で冤罪」
 脚本:辻野正樹
 演出:松木創
 出演:北村一輝(弁護士)
    花江夏樹(霊界からの声)
    鈴之助(事件の真犯人)

霊界からの声に弁護を頼まれた弁護士。
彼は冤罪で死刑になった男の霊だと言うが、実は弁護士にはある秘密が……。
弁護士の行動が謎。
「忙しかったから」だけで、法律家があの行動はさすがに変。

第3話「走馬灯のセトリは考えておいて」
 脚本:嶋田うれ葉
 演出:岩田和行
 原作:柴田勝家「走馬灯のセトリは考えておいて」(ハヤカワ文庫)
 出演:西野七瀬(ライフキャスター)
    利重剛(ライフキャスターの女性の父)
    朝加真由美(ライフキャストの制作を依頼して来た依頼人)
    七海うらら(50年前に人気だったバーチャルユーチューバー)

舞台は近未来の日本。
この時代には、生前の生活、趣味趣向、口調などのデータである「ライフログ」を利用して亡くなった人そっくりのロボット「ライフ
キャスト」を作ることができるようになっている。
「ライフキャスト」の制作者「ライフキャスター」であるヒロインは、魂のないロボットを作ることに虚しさを覚えていた。
そんな彼女の元に、過去のバーチャルユーチューバーを復活させて欲しいという依頼が来て……。
柴田勝家先生原作の、オタク魂全開のストーリー。
「バーチャルユーチューバーには魂があるんだよ!」

第4話「トランジスタ技術の圧縮」
 脚本:相馬光
 演出:岩田和行
 原作:宮内悠介「トランジスタ技術の圧縮」(創元SF文庫『超動く家にて』より)
 圧縮協力:「トランジスタ技術」(CQ出版 刊)編集部
 出演:溝端淳平(雑誌「トランジスタ技術」圧縮競技の選手)
    阿部亮平(主人公のライバル)
    福澤朗(2人の試合を実況するアナウンサー)

「トランジスタ技術」という分厚いが中身の多くが広告になっている月刊雑誌から広告部分を取り除いて再製本する「圧縮」が競技と
なっている世界。
アイロンで本の背の接着剤を溶かしてページを剥がしとる技術を継承した主人公が、力技でページを剥がしとるライバルと対決。
2人の熱き闘いをプロのアナウンサーが実況する……。
その道のオタクにしか分からない熱き闘い!
三島由紀夫賞受賞作家の宮内悠介先生、いったい何を書いていらっしゃるんですか?

夕方。
番組を観終わって、家へ来るという2号くんと一緒にぶらぶら歩きながら、
「柴田勝家先生は、本当にいい人でね」
なんて話をする。

帰宅。
晩飯は鯖寿司。
(但し「いづう」のではなく「茶月」の1パック税込590円のやつ。そこそこに美味)

2号くんに、
「午前中にブラタモリを見たら鯖寿司が食べたくなって」
と言うと、
「今日は1日タモリと過ごしたわけか」
と言われた。

夜。
「タモリな1日」を終えて、寝る。

2023年11月11日(土)
朝。
このところ何だか急に寒くなった。
北海道では雪が降ったらしい。
つい最近まではまだ暑くて「晩夏」という感じだったのに、すでに冬なのか?
秋はどこへ行った?
昔は日本にも「四季」というものがあったのに。

さて……
昨夜は寝てしまったので、当然、課題ができていない。
PCをポチポチしているうちに昼過ぎになってしまった。

来年のイベントの抽選申し込みが今日の正午からだったのを思い出して、サイトに接続したところ、PCからだと申し込みができない
仕様だと言われる。
仕方がないのでiPod touchで接続したが、途中まで行って「やっぱりダメ」みたいなことを言われる。
仕舞ってあった1号くんから貰った古いiPhoneをwifiに繋いでやっと予約に成功。
スマホを持っていない人間にとってはどんどん不便な世の中になって行く。
(関係ないけど「仕」という字で始まる単語って結構多いな)

午後。
どうにか授業直前に課題を提出。
言うまでもなく、締め切りは大幅に(16時間ほど)過ぎている。

16時30分、授業開始。
講師の先生に「さすがに提出がギリギリ過ぎて添削できない」と笑われた。
前回の課題の講評がまだ残っていたので、その分今回分の講評は次回以降ということになって実質的に締め切りに間に合った(?)。
(ンなこたあない!)

次回の課題には、できるだけ急いで取り掛かろう。
寝る。

2023年11月10日(金)
朝。
「ブギウギ」視聴。
「旗揚げ公演が大成功した」という物語を見せるのに、本当に歌や踊りのできる俳優による見事なショーに尺を使って「こんな見事な
ショーなら当然成功しただろう」と視聴者を納得させてしまう大胆な演出。

役者の実力がないと悲惨な結果になってしまう危険性の高い演出なのだが、主演女優さんは元バレリーナ志望だった方だそうで、歌い
ながらヒョイと上げた片足が軽く頭の上の高さだったのだよな。
そしてダンサーとしてタップダンスを披露したのは、元登美丘高校ダンス部キャプテンという方。
まあ、この2人がいてのこの演出だと思うが、思い切って振り切ったな。

午前中。
部屋がゆらゆら揺れ出した。
 時刻:10時0分頃
 震源:神奈川県東部(北緯35.5度 東経139.5度)
 深さ:約110km
 規模:マグニチュード4.2
 最大震度:震度3
 東京都:千代田区 町田市
 神奈川県:相模原市緑区 厚木市
豊島区は震度1。
結構、長い揺れだった。

午後。
課題……。

……深夜1時を過ぎたので、寝よう。

2023年11月9日(木)
朝。
月曜日からのNHKの「ブギウギ」をまとめて視聴。
主人公である歌手の福来スズ子(モデルは笠置シヅ子)と作曲家の羽鳥善一(モデルは服部良一)がいよいよコンビを組むことになる
重要なエピソードで、タイトルは「バドジズって何?」。

ドラマにおける羽鳥善一は、作曲家としては天才的だが言語的コミュニケーション能力が壊滅的な人物のようである。
タイトルにある「バドジズ」とは、歌詞に出て来るスキャット(「ラララ」とか「シャバダバダ」のような、それ自体には意味のない
音)の一部であり、善一の頭の中にはその「バドジズ」の歌い方のイメージが出来ているらしい。
ところがこれを言語化して歌手のスズ子に伝えられないのだ。

歌っても歌っても「うーん、バドジズしてないなあ」とやられて、どう歌ったら良いのかを聞いても答えてくれない(言語化して答え
る能力がない)善一に、スズ子が困惑し、やがてそれが怒りに変わって行く。

怒りの感情をぶつけて歌うスズ子に、善一は初めて「いいねえ、ジャズになって来た」。
要するに「感情をぶつけるような歌い方」をして欲しかったのね。(だったらそう言えよ)

歌劇団で正規の歌唱法を習っているスズ子は、自然と喉を開いた美しい声で歌ってしまう。
「それはジャズの歌い方じゃない」と言うのが善一の考えで、感情のまま地声に近い声で「がなる」ように歌って欲しかったわけだ。
(だったら本当に最初からそう言えよ)

念の為、ドラマではそういう説明は特にセリフには出て来ない。
それがなんで私に分かるのかと言えば、録音として残っている笠置シヅ子の歌がそうなっているからだ。
つまり服部良一がOKを出した歌唱法が、それなのである。

但し、この「地声で歌う歌唱法」、素人が下手に真似をすると喉を痛めるのであまりお勧めしない。
笠置シヅ子自身も、喉を潰して医者に行く羽目になったそうであるから。

午後。
あまりにも課題が進まないので『野外上映会の殺人』(C・A・ラーマー:著 高橋恭美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)に逃避。

ブッククラブの主催者であるヒロインは、刑事である今カレを誘ってブッククラブの仲間と映画の上映会に出かける。
もちろんブッククラブのメンバー、医者である元カレも一緒だ。

するとそこで殺人事件が起きて、まず元カレが検死を行うことに。
さらに今カレが事件の捜査に携わることになって……。
そんなわけでヒロインと彼女の主催するブッククラブは今回も事件に巻き込まれていくわけである。
安定のシリーズ。

夜。
課題が……寝る。

2023年11月8日(水)
朝。
会場予約のために東京芸術劇場へ。
大変に珍しいことに、私以外に楽屋口に誰も来ていない。
いつもなら予約客とか劇団の人とかで結構賑わっているものなのだが。

お陰で手続きもスムーズ。
手続きが終わる頃、事務所や窓口の電話が鳴り出したのが聞こえたので予約客いなかったわけではないようだ。
今月はなぜか窓口に来る人がいなかった???

帰宅。
雑用を済ませてから課題に取り掛かるが、進まない。

『野外上映会の殺人〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズ』(C・A・ラーマー:著 高橋恭美子:訳 創元推理文庫 
Kindle版)を読む。

なぜかやたら殺人事件に遭遇してしまうブッククラブ(読書会)のメンバーが、今回はみんなで野外上映の映画を観に行くことに。
当然のように(?)上映会場では殺人事件が起きて……。

クラブの名称から分かるように、このクラブはミステリ作品を課題図書として扱うことが特色になっているが、あくまでブッククラブ
なのである。
念の為、ブッククラブとは参加者が本を読んで感想を語り合うサークルのことであり、殺人事件の捜査を行う団体のことではない。

ニュース。
〈厚労省が発表した人口動態統計によりますと、今年1月から6月までの上半期の出生数は35万2240人でした〉
〈去年の上半期は36万7232人で、約4.1%減少しました〉
[11/7(火) 22:44配信 テレ朝news]

年の前半に生まれた子供の数が35万2240人ということは、雑に計算すると、1年だとその2倍の70万4480人ぐらい?
少子化、止まらないなあ。

岸田さんは「異次元の少子化対策」とか言っているが、いまのところ目に見えた効果は出ていない様子。
頑張る方向が間違っているんじゃないかなあ?

寝る。

2023年11月7日(火)
風の音が強い。
SNSを開くと、みんな強風の話をしている。
おまけになんか暑い。
11月の気候じゃないな。

午後。
ワークショップの課題に手をつける。
……オチが思いつかない。

玄関で音がしたので何かと思ったら2号くんが会社帰りに寄ったらしい。
ということは、もう夕方。
課題の進捗がないまま日が暮れてしまった。

気象関係のニュース。
〈7日は東日本と北日本で風が強く、局地的に雨雲が発達した一方、暖かい空気が流れ込んで関東甲信を中心に季節外れの暑さとなり、
東京の都心では最高気温が27.5度と11月としての最高気温を100年ぶりに更新〉
[2023年11月7日 19時36分 NHK NEWS WEB]

NHKで思い出したのだが、朝の連続テレビ小説「ブギウギ」に、戦前の東京が出て来たのだが、街の看板の横書き文字に右から左の
ものと左から右のものが混在していた。
これはわざとか?

1号くんも来て、一緒に夕食。
「ちいかわ」という漫画で、登場人物が瀕死の友人の命を救うために人魚を殺してその肉を食べさせるというシーンの話で2号くんと
一緒に盛り上がっていた。

この人魚の肉は、煮付けにされていたのだそうで、X(旧twitter)のトレンドに「人魚の煮付け」が入っていたのはそのせいか。
ちなみに今日の夕食のおかずはブリの照り焼きだった。
(煮付けじゃなくて良かった?)

この「ちいかわ」という漫画、話には聞くがちゃんと読んだことはない。(SNSに流れてくる断片的な画像は見たことがある)
ホラー系の漫画なのか?

夜。
課題、進まず。

寝る。

2023年11月6日(月)
午前中に雑用が一段落したので、午後から「プルートゥ」一気見。
全8話の第4話目から。

見終わった感想として、まずはアニメーション。
「飛行体」が物理的に「え?」みたいな動きをすることが気になった。
道から拾い上げっれるカタツムリも、まるで小石か何かの様で「軟体動物ならもっと粘れよ」と思った。
そして、登場人物(特にアトム)の顔が角度によって違う顔に見えてしまうのもちょっと引っかかった。

ストーリーは、手塚治虫の鉄腕アトムの中の1エピソード「地上最大のロボット」を下敷きに、浦沢直樹お得意の「忘れていた罪」の
物語が加えられた独自のものになっていた。

見終わってから手塚治虫の「地上最大のロボット」をKindle版で買って読んでみたのだが、
国を追われたサルタンが、自らの権勢欲の象徴として「最強のロボット」の所有者となりたいと考えてプルートウを作らせる。
プルートウは別に戦いたいとは思っていないのだが、主人の命令なので次々とロボットたちを倒していく。

プルートウの標的の中にはアトムもいたのだが、他のロボットとの戦いで傷付いたプルートウはアトムに胸の救援信号のボタンを押し
てくれと頼み、アトムもこの頼みを聞き入れてプルートウを助けてやる。
但し、主人の命令なのでロボットたちを倒すことは止めないと言う。

アトムはプルートウと戦うために十万馬力から百万馬力にパワーアップしたいとお茶の水博士(アトムの後見人的立場の科学者)に頼
むが、ロボットのパワーを競わせるということが博士のポリシーに合わず、拒否される。

しかし話し合いでの解決を望んでサルタンの城に乗り込んだお茶の水博士が捉えられて人質になってしまう。
そこでロボットのパワーアップに心理的抵抗を持たない天満博士(アトムの生みの親である科学者)の方に頼んでパワーアップしても
らったのだが、無理な改造のせいでアトムは一時的に暴走、制御不能になって海底の泥に埋もれてしまう。

それを助けたのはプルートウである。
この時、アトムを助けて泥に埋もれたプルートウを助け出したのはエプシロンというロボット。
プルートウは、このときにエプシロンの弱点を知り、主人の命令でエプシロンを倒す際にこれを利用して勝利する。
……というわけで、放っておくとすぐに仲良くなってしまうロボットたちを、人間が一生懸命戦わせようとするという話だった。

さて、浦沢直樹の「プルートゥ」の主人公はアトムではなく「地上最大のロボット」に出てくるロボット刑事ゲジヒト。
但しキャラクターのデザインはアトムに出てくるゲジヒトのようなロボットっぽさはなく、人間そっくりになっている。

「アトム」の方は、子供向けの作品なので、冒頭でサルタンの野望が説明されているが「プルートゥ」の方は謎のロボット破壊事件が
起きて、それをゲジヒト刑事が捜査し、次第に真相に迫って行くという流れになっている。

【ここからネタバレ】
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で、その真相とは……

ペルシア王国の国王ダリウス14世は、砂漠に覆われた国土の緑化を計画し、そのためのロボット「ゴジ」の開発を、ペルシア王国の
アブラー博士と日本の天馬博士に依頼した。

しかし2人の天才科が学者があまりにも完璧な頭脳を作ってしまったため、そのロボットの頭脳はある種の均衡が取れた状態になって
しまい、起動しなくなってしまう。

トラキア合衆国のアレキサンダー大統領は、ダリウス14世が開発しているロボットは国連で禁じられている大量破壊兵器ロボットで
はないかと言う疑いをかけ、調査のためにペルシア王国に「ボラー調査団」を派遣する。
(この「ボラー」という名称が意味するものが何であるのかは、調査団のメンバーすら知らなかった)

調査団はペルシア王国の地下に大量の「ロボットの残骸」を発見し、このことを報告する。
実際にはこの「ロボットの残骸」は緑化ロボットの失敗作に過ぎなかったのだが、アレキサンダー大統領は、この残骸を大量破壊兵器
ロボット開発の証拠であると断じ、ペルシア王国を攻撃。
この攻撃によってアブラー博士の家族は殺され、その後アブラー博士自身も死亡する。

アブラー博士は、自分自身が死の間際に感じた「憎悪」の感情をメモリーチップに記録して天馬博士に渡すように遺言していた。
天馬博士はこのメモリーを「ゴジ」に入力、電子頭脳のバランスが崩れた「ゴジ」は、自分をアドラー博士だと思い込んだロボットと
して目を覚ます。(「ゴジ」の外見はアドラー博士そっくりになっている)

自分をアドラーだと思い込みアドラーの「憎悪」に支配された「ゴジ」は、戦争犯罪人として刑務所に収監されているダリウス14世
からの命令を受け、アドラーの作った緑化用ロボット「サハド」の頭脳を巨大戦闘ロボット「プルートゥ」に移し替えて世界中の優秀
なロボット7体を破壊しようとする。

温和な「サハド」の頭脳は、自らの行動に悩むが、自分を作ったアドラー博士(実は「ゴジ」)の命令には逆らえずに「プルートゥ」
としてロボットの破壊を行うこととなる。

実はダリウス14世を唆していたのはアレキサンダー大統領だった。
彼は、他国の優秀なロボットを破壊することでトラキア合衆国の安泰が保たれると考え、ダリウス14世に「ペルシア王国を攻撃した
7体のロボットへの復讐」を持ちかけることでプルートゥに優秀な7体のロボットを破壊させようとしたのだが、自分の国を破壊した
のはアレキサンダーだと気づいていたダリウスは、惑星改造ロボット「ボラー」によってトラキア合衆国の国土を破壊しようとする。
もちろんそんなことをすれば、地球そのものも無事では済まない。
そこでアトムは……。

「アトム」版より、悪役の設定がややこしくなっているし、ロボットの思考も複雑だ。
下敷きになっている現実の事件は、明らかに「イラク戦争」だろう。
ダリウス14世は、どう見てもイラクのフセイン大統領の似顔絵だし。

夜。
勢いで1980年版のアニメ「鉄腕アトム 地上最大のロボット」を視聴。
「ボラー」の外見がシャープなものに変更されていたが、これだと原作にあった「薄気味悪さ」が消えてしまうな。
(浦沢版は、原作の外見を踏襲しつつ「薄気味悪さマシマシ」にしてあった)

……なんか1日中「プルートゥ」な日だった。
寝る。

2023年11月5日(日)
朝。
胃の調子が良くないのは変わらず。

昨日、電車の中吊り広告で見た特許庁の審査官補の募集が気になってネットで検索してみる。
やはり本当に任期付職員として審査官、および審査官補の募集を行っているというのは本当のようだ。
審査官は、審査官として業務経験のある人、審査官保は審査官として業務経験のない人が対象らしい。

審査官の応募条件にある「審査官として業務経験のある人」って、国家公務員試験を受けて審査官として任官して勤務した後で辞めた
人だよね?
結婚退職した元審査官とかのことかな?

特許庁任期付職員(特許審査官)として一定以上の審査業務経験を有する方については、特許庁職員(特許審査官)の選考採用を通じ
て、任期の無い特許審査官として採用される場合もあり。
(審査官補の方は、今後の継続的な採用については「不明」となっている)

人手不足なのか、特許庁?
国家公務員の成り手がなくて困っているという話は聞いていたが、いろいろと大変なことになっているんじゃないだろうか、日本国?

午後。
蒸し暑い。
11月だと言うのにクーラーを入れたくなる。

夜。
Netflixでアニメ「プルートゥ」をやっているというので、視聴。
鉄腕アトムの「地上最大のロボット」(手塚治虫)を浦沢直樹が登場人物のひとりであるゲジヒトを主人公にして描いたリメイク漫画
「プルートゥ」をアニメ化したもので、1話約60分、全8話の作品。
面白いが、第3話まで見たところで、さすがに寝た方が良い時間になったので、続きは明日にしよう。。

2023年11月4日(土)
休日だが家に籠ってばかりいると運動不足になるので、佐藤編集長を誘って池袋を散歩。
サンシャイン60方面へ。
美久仁小路(サンシャイン60近くにある昭和の場末っぽい雰囲気の飲み屋街)では「美久仁小路」バルをやっていて、店の外に椅子
や机が並び、すでに出来上がっている人もいた。

グリーン大通りでも「池袋リビングループ」というイベントの最中で「まちなかリビング」の周りに屋台ができていて、そこでも人が
くつろいでいた。

池袋の「まちなかリビング」というのは、文字通り大通りの歩道にベンチやテーブルが並んでいて家の居間みたいになっているもの。
このベンチやテーブルは舞台のセットの廃材を使って作ったものなのだとか。
わからなかったら前衛舞台劇の「居間」のセットが普通の大通りの歩道に置かれているところをイメージして欲しい。
たぶんますますわけがわからなくなったと思うが、池袋はそういうわけのわからないところなのだ。

南池袋公園を抜けて東口の駅前通りに戻り「てんや」で昼食。
東通りに入ってそこから区役所を通り抜け、地下道伝いにサンシャイン60に行く。

噴水広場で何かの声優のイベント(だと思う)をやっていたが、ここの舞台は客席が4階まである。
やたら上から見下ろされる格好になった司会のお兄さんがちょっと戸惑っていた。
確かに視線をどこへ向けたらいいのか迷うよね。

ダイソーで鏡を買う。
前に別の100均で買って使っていたものが割れてしまったので同じものを買ったのだが、値段が税込220円になっていて驚いた。
(価格が2倍?!)

再びサンシャイン60に戻る。
この付近には最近GiGOというゲームセンター(とかそういう感じの店)がいくつもできている。
(ゲームセンーというのはそんなに儲かるのか?)
と、ちょっと覗いたら、クレーンゲームがいくつも置いてあった。
(人気なのかな、クレーンゲーム?)

無印良品に寄って文房具を購入するが、セルフレジで少し戸惑ってしまった。
1個の商品を買うのにパネルをタッチしなくてはならない回数が多すぎるのだ。
もうちょっと何とかならないものかなあ?

帰宅。
日経夕刊の1面トップは、
〈推し活人気 キャッチ〉
〈クレーンゲーム、女性・家族層に的〉
アームを操作して景品をキャッチする「クレーンゲーム」が好調だという内容の記事。

「推し活」というものが流行って、「推し」の限定グッズを目当てに若い女性や家族連れもゲームセンターに来る様になったことで、
客層が広がったらしい。

〈アミューズメント施設「GiGO」を運営するGENDA(ジェンダ)は7月、東証グロースに上場した。上場で得た資金でクレーンゲー
ム機を約1200台購入し、25年1月までに15店舗を開業する予定だ〉
(おお、それで池袋にも店舗が増えていたのだな)

さらに2022年に法律の改正で景品の価格の上限が「おおむね800円以下」から「おおむね1000円以下」に改められ、客が欲
しがりそうな高めの景品をゲームに入れることができるようになったのが大きいようだ。

店側はそういう高額の景品は、もちろん難易度の高いゲーム機に入れておく。
すると客が景品を取るために何度もゲームを繰り返すことになる。
景品に価値があるので、客もなかなか諦めないのだ。
その度に機械にコインを入れてくれるわけだから、そりゃ儲かるようになるな。

夜。
X(旧Twitter)の「スペース」で、この間、中国で開催された世界SF大会に招かれた作家さんたちが報告会をやっていたので聴く。

中国はSF小説を、子供に科学への興味関心を持たせる入り口として注目しているそうだ。
一方で、SFの持つ体制批判的な側面には目を光らせているらしい。

中国のSF小説『三体』は、学生に物理学を教えた大学教授が文革で弾圧されるところから始まるのだが、中国大陸で出版された書籍
では、この出だしの部分が他の国で出版されたものと違っていて、この場面は本文中に登場人物の回想シーンみたいな感じで目立たな
いように潜り込ませてあるのだとか。

面白い話だった。
……ちょっと疲れたので、寝る。

2023年11月3日(金)
文化の日。
手塚治虫の誕生日でもあるので、漫画界はもっぱらそっちの方の記念行事をやっているらしい。
吉祥寺では、今年もさまざまな分野クリエイターたちが、手塚作品をモチーフとした創作物を持ち寄った展示即売会「キチムシ(手塚
治虫文化祭)」が開催され、恒例の茶番(※)も行われたようだ。

 ※恒例の茶番
 「招かれていない」田中圭一氏が勝手に自分の作品を持ってやって来て手塚治虫の娘である手塚るみ子さんとその友人である一本木   
 蛮さんによって取り押さえられるという寸劇。
 茶番のあと田中氏の作品は「ぱちもん」と書かれたダンボールに入れられて展示台の下に雑に置かれ、例年通りの人気を博していた
 らしい。

午後。
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』(島田荘司 光文社文庫 Kindle版)を読む。

夕方。
もう少しで読み終わるというところで、1号くんが来て、何を読んでいるのかと聞かれたので、本のタイトルを教えたら、
「ネットで話題になっていたが、読んでいない」
と言う。

「こんな本だ」と一部を朗読したら、
「なんだか覚えがある」
と言って検索し、
「ああ、これだ」
と言う。

1号くんが見つけたのは、青空文庫にある高浜虚子の『漱石氏と私』の以下の部分。
〈子規という男は何でも自分が先生のような積りで居る男であった。俳句を見せると直ぐそれを直したり圏点をつけたりする。それは
いいにしたところで僕が漢詩を作って見せたところが、直ぐまた筆をとってそれを直したり、圏点をつけたりして返した。それで今度
は英文を綴って見せたところが、奴さんこれだけは仕方がないものだからVery goodと書いて返した〉

で、『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』で、私が1号くんに読んでやったのは、この部分。
〈正岡子規という男は、何でも自分が先生のようなつもりで居る男であった。自分が自作の俳句を披露に及んだらすぐそれを直したり
圏点をつけたりしたがった。俳句に限らず、自分が漢詩を作って見せると、やっぱりこれにも朱筆をとって圏点をつけて寄越す。そこ
で今度は英文を綴ってみせたら、あの先生もこれだけは仕様がないものだからVery good とだけ書いて返してきた〉

「『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』の参考文献には、高浜虚子の『漱石氏と私』が載っているか?」
と聞かれたので、巻末を調べて、
「載ってないなあ」
と答えたら、
「絶対に参考にしてるよなあ」
と言う。

ちなみにウィキペディアによると『漱石氏と私』は高浜虚子が1918年に出版した回想録。
1917年の『ホトトギス』に7回に亘って連載されたものを他とまとめて出版したとある。
岩波文庫でも『回想 子規・漱石』のタイトルで刊行されているが、これは2002年のことなので、島田荘司氏が『漱石と倫敦ミイ
ラ殺人事件』を発表した1984年に目にすることが出来たのは、1917年の『ホトトギス』か1918年出版の『漱石氏と私』の
方だろう。

1号くんに、参考文献一覧に載せる本と載せない本の選定基準について聞かれたが、私も知らないというか、そもそもそんな基準みた
いなものがあるのかどうかも知らない。
(誰か知っている人がいたら、教えて下さい)

まあ、とりあえず『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』は、読了。
夏目漱石がロンドン留学中にシャーロック・ホームズと出会って、その事件解決の手伝いをするという話。
漱石の目にした、かつては名探偵だったようだが最近はコカインのせいで頭のおかしくなってしまったホームズとのやりとりと、それ
をワトソンが文章にまとめた聡明な探偵として美化されたホームズの対比が笑いどころなのだろうな。

ドタバタ小説かと思ったら意外とちゃんとしていて、最後の方は妙に落ち着いた文体になっていた。
もしかしたら、この部分は参考文献の文体に引きずられたのか。
あるいは島田先生としては全体に明治の文豪調のこういう文体で書くつもりであったのか。

面白いと言えば面白いが、人生において必ず読むべき名著の1冊に加えるべきかと言われたら、そうでもない。
気分が落ち込んで頭を空っぽにしたい時にオススメ。

寝る。

2023年11月2日(木)
午前中に届く予定だった荷物の受け取りが済んだので、午後は金融機関などを回る。

ついでと言ってはなんだが、足を伸ばして東口のサンシャイン60通りへ。
左右の店舗を眺めながら歩いたのだが、最近の池袋はGIGOというゲームセンター(?)が勢力を伸ばしているようだ。

そのうちの1つにアベック(死語)が入って行ったので、その後ろについてふらふらと入店したら、地下1階の1フロアにプリクラの
機械がずらりと並んでいるすごい光景に遭遇した。
最近のプリクラ店は、化粧コーナー完備はもちろん、衣装のレンタルもやっているらしい。

20代ぐらいのお嬢さんたちが、コスプレっぽい衣装を身につけて大きな鏡の前でメイクのチェックをやっていた。
私の知っている「スーパーの前のプリクラ」とはもはや別物、別世界。

さらに地下へ降りる階段があったので降りて行くと「コラボカフェ」というのがあった。
なんらかのキャラクターにちなんだメニューが出て来るカフェ。
予約制であるらしいが、店員に聞いたら「席が空いているので当日でもOKです」と言われた。
但し、氏名が確認できるものが必要なのだとか。

試しに「名刺でいいですか?」と言ったら「いい」と言う。
割とおおらか。
名刺を1枚渡すと札を渡されたので何かと思ったら、店内のグッズを購入する際に必要なのだと説明された。

席に座って間もなく「ラストオーダーのお時間です」と言われる。
これは、予約時間制の店に飛び込みで入った私が悪いので特に問題はないのだが、居酒屋でもないのに「ラストオーダー」というのは
面白いなと思って隣の席を見たら、空いた皿やらドリンクのコップやらがずらりと載っている。
たぶんここは、何種類もの飲食物を注文しては写真を撮り、SNSに上げるための店なのだろう。

私は入店の際に頼んだドリンク1杯で十分なので、そのまま注文の品を待つ。
しばらくして運ばれて来たナンチャラとかいうフランス風のキャラクター名の付いた飲み物は、ぶどうとコーラのゼリーが入った炭酸
飲料だった。
味は……ぶどうとコーラのゼリーが入った炭酸飲料の味。(^^;
別に不味くはなかったが、たぶん味を楽しむというより見た目を楽しむためのものなのだろうな。

ドリンクを飲み終わったので帰ろうかとレジカウンターっぽいところに行く。
伝票を渡して財布をゴソゴソしていたら、
「どれに致しましょう?」
と、グッズのカタログを差し出された。

聞いたら、ここは飲食のレジではなくグッズの購入コーナーなのだそうだ。
せっかく来たので何か買って帰ろうかと思ったが、キャラクターのぬいぐるみやアクリルスタンドを買ってもしょうがない。
「Tシャツも売っているのですか?」
と聞いたら、
「もちろんです」
とのことなので黒いTシャツを1枚買って、そこの店員に教えて貰った飲食のレジで精算してから外に出る。

通りには、いつもの通りお笑いライブの客引きが数名、やる気なさそうに立ち話をしていた
一瞬、行こうかと思ったが、今日はドリンクとTシャツで予定外の出費をした後だってので、止める。

衣装をレンタルしてその場限りのメイクをして撮る加工写真のプリクラに、写真に撮ることを主目的としてデザインされた飲食物。
私がもう少し若かったら、この街の「裏方」として働いてみたい気がしたな。

帰宅。
Netflixの「プルートゥ」というアニメの宣伝動画がSNSに流れてきたので視聴。
「プルートゥ」の原作者である浦沢直樹氏とイラストレーターの米山舞氏の対談。

浦沢氏は、相変わらず自分が天才であることを隠そうともせずに手元の白紙にマジックで次々と見事な絵を描きながら喋り続けるが、
米山氏も対談を続けながら美麗な1枚絵を描き上げる。
なかなか緊張感のある良い対談だった。

動画を見ているところに2号くんがやって来て、自分もその動画を最初から見たいと言うのでLINEでURLを送ってやった。
こういうとき、便利な世の中になったものだと思う。

ところで、このところまたネットの接続状況が悪くなって来た。
夜になると、ともかく遅い。

やたら読み込みに時間のかかる回線と戦っていたらイライラして来たので、寝る。

2023年11月1日(水)
朝。
病院に検査結果を聞きに行く。
「コレステロール値が高めです。食生活に気をつけて下さい」
だってさ。

帰宅して『ポピーのためにできること』(ジャニス・ハレット:著 山田蘭:訳 集英社文庫 Kindle版)読了。
2人の司法実務修習生が弁護士の先生に命じられて事件の関係資料を読んでいるという設定で、物語の本文がほぼ関係者がやり取りし
たメールのみで構成されているという小説。
メールなので書き手の主観が入る上、書き手の立場もあるから相手によって表現の仕方や内容も変わる。
「信用できない語り部」ばかりなのだ。

ミステリーだが少しだけオカルト要素もある。
しかしなんと言っても怖いのはサイコホラーな部分。
これが本当に怖い。

そして予想外の「オチ」は、リングで貞子がテレビから出て来た時のような衝撃。
まさに「出たっ!」という感じ。

ひとつ注意。
この本、KindleBookだと読みづらい。
本文の一部が「画像」になっていて、その文字がすごく小さく表示されてしまうのだ。
老眼の高齢者は、その度にルーペを使って読んだぞ。
これをなんとか出来なかったものかなあ?

……寝よう。

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