目次へ
独 り 言 (2023年6月分)
2023年7月分へ

2023年6月30日(金)
朝。
病院へ。
最近、病院長、日増しにモチベが下がっていないか?
ついに自分を指す言葉として「町医者」が飛び出して来たよ。
たぶん親戚の後を継いでここの院長になる前は、大学病院で最先端の医学に接していたのだろうなあ。

帰り道で突然「ホットドッグ的なもの」を食べたくなって、ドトールでジャーマンドッグを買って帰宅。
池袋の良いところは「突然欲しくなったものを5分後には手に持っている」というところかな?

午後。
いろいろとやることはあるはずなのに、本を読んでしまう。
『Xの悲劇』(エラリイ・クイーン:著 宇野利泰:著・訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)読了。

いわゆる「本格」だった。
「本格推理」というミステリーのジャンルは、普通のミステリー小説が「物理学」だとすると「数学」かな?
現実には無理なことでも、数字の上で有り得れば良しとして扱うパズルのようなミステリー小説。
(例えば「変装していた」ならば「絶対に正体はバレない」みたいなお約束になっている)

夜。
1号くんと2号くんが来る。
なんか最近、飯時になるとこいつら、我が家に集って来るようになった。
そう言えば「集う(つどう)」と「集る(たかる)」は、同じ文字を使うのだな。
「集」の部首である「隹(ふるとり)」は「鳥」を表すものなので、鳥が集まっているのはエサに集っている時だからなんだろうか?

鳥といえば『論語』の郷党第十にこんなエピソードがある。

 色斯挙矣、翔而後集。  こちらの顔を見て舞い上がったり、地上に降りて集まったり
 曰、          孔子が言った
 山梁雌雉、時哉時哉。  山の橋にメスの雉がいるぞ、ほら今だ、ほら今だ。
 子路共之。       子路が雉にエサをやろうとした
 三嗅而作。       雉は3回ほど匂いを嗅ぐと逃げてしまった

いろいろな解釈がある文章らしいが、私はこのいきなりな冒頭部分は、歌の歌詞だったのではないかという説を取りたい。
そして、ただの「雉」ではなくわざわざ「雌雉」と言っているところから見て、これはいわゆる恋愛、もっと言うならばナンパに関す
る流行歌の歌詞だったのではないかと思うのだ。
(孔子は歌が好きで、流行っている歌を聞くとすぐに覚えて自分も歌ったと記録に残っている)

つまりこの歌の歌詞は、若い女の子たちをメスの雉の群れになぞらえたもので……
男子を見かけた女の子たちが「ちょっと、イケメンがいるわよ」などと言いつつ、なんとなく近寄って来る。
だからと声をかけたら、今度はキャアキャアいいながら逃げては、少し離れたところからこちらの様子を伺っている。
その様子は鳥の群れにそっくりだ。
……そんな内容だったのではないだろうか。

それはさておき、当時としてはこの歌はたぶん誰でも知っているものだったのだろう。
だから、この文章を書いた人は「例の『色斯挙矣、翔而後集』って歌があるだろう?」と、何の説明もなく話を始めてしまっているん
じゃないかと思う。

それを踏まえて……
もちろんこの歌を知っていた孔子先生が、たまたま雉を見かけて、
「山の橋にメスの雉がいるぞ、ほら今だ」
と、一緒にいた弟子の子路に言ったわけだ。
「メスの雉(つまり女の子)にモテるチャンスだぞ」という冗談だと思う。

ノリの良い子路は「任せてください」と手のひらにエサを載せ、師匠である孔子先生に雉が自分に懐く様子を見せようとする。
ところがこの子路という人、元々侠客だったと言うから、いかつい体つきの強面のおっさんだったっぽいんだよね。
手のひらに載せたエサにつられて雉が寄って来たまでは子路の作戦通りだったんだけど、警戒しまくられて、ちょっと匂いを嗅いだだ
けで雉は逃げちゃったわけ。

そんな場面を記述したものだと考えると、筆者自身は「すっごく笑えたので書き残した」のだが、当時の流行歌の歌詞などが失われ、
『論語』を倫理道徳の書と見なす考え方が広まった後の学者達が、この文章の解釈を巡って頭を悩ませたという事実も含めてコメディ
だと思えるのだけど、怒られるかな?

……アホなことを考えていたら眠くなった。
寝る。

2023年6月29日(木)
今日も蒸し暑い日。
駅までの道で汗をかき、地下鉄車内は冷房が強く、職場までがまた暑く、仕事をする書庫の中は冷蔵庫状態。
寒暖差で筋肉が変に緊張・弛緩を繰り返すからか、全身がだるくなり、書棚に戻す本が重く感じられる。

先週から体調を崩している男性バイトの人も顔色が悪く、
「大丈夫ですか?」
と聞いたら、
「大丈夫じゃないです」
と答えられた。
体調不良は私だけではないようだ。

定時で退社。
電車の中で読んでいる『Xの悲劇』(エラリイ・クイーン:著 宇野利泰:著・訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)。
どうも連続殺人ものだったようだ。
次から次へと人が死ぬ。
それにしても名探偵、なぜそんなに勿体ぶる?

それはそうと、この時代(『Xの悲劇』は1932年に発表された作品)のアメリカの小説に出て来る日本人は「召使い」なのだな。
そして中国人はなぜか「牙の生えた化け物」みたいなジョークのネタにされている。
当時のアメリカ人がイメージしていた「東洋人」って、こんな感じなのか?

帰宅。
夕食は餃子。

すごくどうでもいいことだが、中国では「餃子」は「麺(ミェン=大阪弁で言うところの「粉モン」)」に分類されるらしい。
なので中国人は餃子と米飯を一緒に食べないのだとか。
「炭水化物と炭水化物の組み合わせは変」という考え方らしい。
この辺、東京の人間とやや似ているが、東京生まれでも日本人は「餃子定食」を普通に食べる。

これは私の私見だが、中国の「餃子(ヂャオヅ)」は、日本の「餃子(ぎょうざ)」と比べると皮の部分が厚いような気がするので、
日本の餃子が「薄い小麦粉の皮で包んだ肉料理」に分類されるのに対して、中国の餃子は「中に肉の入った小麦粉料理(粉モン)」に
分類されているということなのではないだろうか?
(いや、本当にどうでもいいけどね)

夜。
『Xの悲劇』を読みつつ、寝る。

2023年6月28日(水)
朝。
蒸し暑い。
会社へ行くために駅まで歩くだけで汗が出る。

そして仕事場はガンガンにエアコンがかかった書庫の中。
確かに空気を乾燥させて室温を低くしておいた方が本は長持ちするのだろう。
人間は毛糸の上着を着ていれば良いのだ。

今日も定時まで普通に仕事。
帰りの電車で『Xの悲劇』(エラリイ・クイーン:著 宇野利泰:著・訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)の続きを読む。
中途失聴者の元俳優が名探偵として事件を解決するシリーズ。

配下に天才的なメイクアップ・アーティストがいるので、彼は誰にでも化けられる。
そして正確な読唇術が使えるので、相手の唇さえ見えれば問題なく会話ができる。
なので変装して他人と会話しても耳が聞こえないことがバレないのである。
さすがに嘘っぽいが、そういう設定なのでここにはツッコミは入れないでおこう。

帰宅。
夕刊の1面トップが、
〈プリゴジン氏の汚職調査〉
〈プーチン大統領が明言〉

ええと……
ワグネルのトップのプリゴジン氏が反乱を起こしたので始末してしまおうと思ったら、国民の間で意外に彼の人気が高いことが判明。
こんな状態でプリゴジン氏を処刑したら自分が国民の反発を買うので、まずはプリゴジン氏の人気を落とすところから着手。
……と、そんなところなのかな?
ウクライナとの戦争も泥沼状態だし、ロシアは今後どうなるのだろうね。

夜。
ニュース。
市川猿之助が逮捕されたので、彼が出演していた「鎌倉殿の13人」が配信停止になるのだそうだ。
猿之助の演じた文覚なんて、たまに出てくる程度の役だったのに。
そんなのまでいちいち配信停止にしていたら「あの俳優がチョイ役で出ていた」なんてのが全滅しそうだ。
いい加減にして欲しいよな。

寝る。

2023年6月27日(火)
午前中。
仕事は休みだが会社に提出するために書類を書かなくてはならないので部屋で事務作業。

昼食はカップ焼きそば。
カップ焼きそばは好きなのだが、なぜか頻繁に作るのに失敗する。
熱湯を入れて3分でお湯を捨てる、この3分の間に何かをやろうとしては麺が伸びる。
そして湯切りに失敗してカップの中に水分が残る。
トドメにソースと麺を上手く混ぜられずに微妙にまだらな感じになる。
要は気が短いのだと思う。

午後。
Twitterを開いたら、トレンドに「マイナンバーカード返納運動」という言葉が入っていた。
(返す人が出て来ちゃったかあ……)

夜。
1号くん、2号くんが来て一緒に食事。

『Xの悲劇』(エラリイ・クイーン:著 宇野利泰:著・訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)を読みつつ、寝る。

2023年6月26日(月)
出勤。
先週休んでいた男性バイトが今日は出て来ていたが、少し咳をしていて体調は悪そう。
気温の変化でやられる人も多いようなのでこちらも気をつけよう。

今日も普通に定時で退社。
帰りの電車で『Xの悲劇』(エラリイ・クイーン:著 宇野利泰:著・訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)を読み進める。
当時(戦前)のアメリカの警察って、すごく高圧的だったのだな。
英国ミステリーの腰の低い警官に慣れているとびっくりする。

帰宅して、「だが、情熱はある」最終回を視聴。
実在する人間をモデルにしたフィクションであるこのドラマ、「終わり」をどうするのかと思っていたらドラマの中でこのドラマ自体
の放送が始まり、ドラマの撮影中に実際に起きた出来事を再現して現実にリンクさせるという奥の手を出して来た。
個人的には面白かったけれど、視聴率的にはあまり評価の高くない番組だったっぽいね。
(まあ、地味だし)

ニュース。
ロシア情勢。
24日に反乱を起こしたワグネルのプリゴジン氏が批判の対象としていたショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長についての続報。

ロシア国防省が今朝(26日)ショイグ国防相がウクライナでの軍事作戦に参加しているロシア軍を視察する映像を公開したそうだ。
ただしこの映像に音声はなく、視察の日時や場所など詳細は明らかにされていないらしい。
一方、ゲラシモフ氏の姿は公の場で確認されていないとのこと。

「ロシアの国営メディアがショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長が更迭されたと報じた」という話がネットに流れていたが、大統領府
がワグネルによる反乱終了を発表した際には人事に関する発表は特になかったようだ。
(何がどうなっているんだか……)

明日は仕事が休み。
そう言えばワークショップから課題が届いていたのだった。
やらないとなあ……。

寝る。

2023年6月25日(日)
朝。
Twitterに流れて来た情報。
ロシア国営メディアの報道によると、反乱を起こしてモスクワに向けて進軍していたワグネルの部隊が引き返してベラルーシに向かっ
ているとのこと。
ベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介により「ショイグ国防大臣とゲラシモフ陸軍参謀長の更迭およびワグネル・グループの安全」
を条件にプリゴジン氏が部隊引き上げに同意したのだそうだ。

「ショイグとゲラシモフをクビにしろ」は、プリゴジン氏がずっと言っていたこと。
おまけに「ワグネル・グループの安全」まで保証するという条件付き。

この話が本当だとすると、昨日までプリコジン氏らワグネルを「反逆者」と呼び、「処罰」を口にしていたプーチン大統領としては、
180度の方針変更ということになる。
どうなっているんだ、ロシア?

素人意見を言わせて貰えれば、ワグネルが予想外にすんなりと国防省の建物を包囲し、さらにモスクワに向かって進軍を続けたことで
プーチン大統領は相当に焦ったのではないだろうか?
彼の予測では、ワグネルは早々にロシア正規軍によって制圧されてしまうはずだったのだと思う。

そしてさらにプーチンさんにとって意外だったのは、ロシア市民の反応。
反乱を起こしたワグネルに恐怖や怒りを見せるどころか、彼らに全幅の信頼を寄せているかのようにその傍でニコニコと日常を営み、
あまつさえ彼らに飲み物や食料を差し入れる者たちさえ出る始末。

恐らくロシアのウクライナに対する劣勢を跳ね返したワグネルは、国民にとって「英雄」なのだろう。
この状況下でワグネルに対し、あからさまに敵対すれば、プーチンの方が「ロシア国民の敵」と見做されてしまう。

そもそもワグネルは、民間の軍事会社と言え、ある意味「プーチンの私兵」のような存在だった。
「だったら、ショイグやゲラシモフを捨ててでもワグネルとの信頼関係を取り戻した方がいい」
プーチン大統領は、そう判断したのだろうか?

午前中。
使えなくなったクレジット・カードの件でカード会社に電話。
担当者が他の客への対応で手が塞がっているとかで、折り返して貰う。
……結果は、やはりSuicaのトラブルが原因とのことで、担当者の声が疲れ切った感じで気の毒だった。

午後。
メンサ・テスト合格者の会。
AIの話で盛り上がる。

懇親会も終えて帰宅し、ニュースを見たら、今日の午後4時ごろ東京都新宿区のJR新宿駅で駅員から「山手線の電車の中で刃物を振
り回している人がいる」と110番通報があり、この騒ぎで山手線が遅延したそうだ。

警察が駆けつけて問題の「男」に事情を聞いたところ、布巾で覆われた包丁を手に持って乗車していた料理人が、うたた寝して包丁を
落とし、刃の部分が周囲の乗客に見えてしまったと説明したそうだ。
これを見て驚いた乗客のひとりが非常ボタンを押し、他の乗客もホームに逃げ出したことから騒ぎになった模様。

そう言えば、ちょっと前にも似たような騒ぎがあったね。
他の乗客を脅かしたくないのなら、包丁はカバンの中にでもしっかり仕舞っておいて貰いたいなあ。

寝る。

2023年6月24日(土)
朝。
ニュースによると、今朝未明にJR東日本でシステム障害が発生し、券売機やみどりの窓口などでクレジットカードが使用できなくな
るトラブルが発生したそうだ。
私の使えなくなったクレジットカードは、JR東日本のSuicaとセットのものなのだよな。
(何か関係があるのだろうか?)

海外のニュース。
〈ロシアのプーチン政権がウクライナ軍の反転攻勢を撃退していると主張する中、ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表は、ロシア国
防省が戦況を偽っていると非難したうえで、NATO=北大西洋条約機構からの脅威など軍事侵攻を正当化するプーチン政権の主張まで
否定しました〉[2023年6月24日 5時17分 NHK NEWS WEB]
(あらら???)

午後。
昨日連絡を入れたクレジットカード会社からの連絡を待つ。

海外からロシア関連のニュースの続報。
ワグネルが、ついに反乱を起こしたという報道。
(「2023年6月24日」は、将来歴史のテストに出ることになるかもな……)

夕方。
こちらが指定した時間内にクレジットカード会社からの連絡は来なかった。
JR東日本のシステム障害で、問い合わせ窓口が忙しくなってしまったのか?
こっちから電話してみないとダメなのだろうか。

本日は、リモートでの空想小説ワークショップの日。
先生がうっかり10分ほど遅刻した関係で、授業の終了時間が30分ほど後ろに伸びた。

夜。
1号くんが来て、一緒にネットでロシアからの映像を見る。
国防省を取り囲むワグネルの兵士たち。
その周囲を普通に走る乗用車、普通に歩く通行人、普通に道路掃除をするおばさん、普通にイチャつくカップル、そして普通に動画を
撮っている若者たち。
地面に腹這いになって銃架で支えた機関銃を構える兵士の周囲に、これらの人々の日常が広がっている不思議な光景だった。

情報が錯綜しているらしく、日本のテレビのニュースはこの件についての報道に慎重になっている模様。
Twitterには未確認情報として政府専用機がモスクワを離れたという話が流れて来た。
FaceBookに流れて来た続報では「政府専用機の行き先はサンクトペテルブルグ」だそうだ。
ちなみにその政府専用機にプーチン大統領が乗っていたかどうかは不明らしい。
どこまでが本当の情報なのか?
非常に混乱していることだけは確か。

1号くんが帰ったあと部屋でネットサーフィンをしていたら、10時半ごろに山手通りの方で「パン、パン、パン」という音がした。
結構大きな音だった。
(何だったのだろう?)

しばらくしてサイレンの音が聞こえて来た。
さっきの音と何か関係があるのかな?
山手通りをパトカーがサイレンを鳴らしながら走っていくのは日常茶飯事なので特に関係ないのかも知れないな。

このところ、9時頃になると猛烈に眠くなる。
無理に起きている必要もないので、さっさと寝る。

2023年6月23日(金)
仕事は休み。
昼頃にいろいろな雑用が一段落。
『木曜殺人クラブ』(リチャード・オスマン:著 羽田詩津子:訳 ハヤカワ・ミステリ Kindle版)の続きを読む。

ちょっと気持ちが重くなって来たので休憩して、ドラマ「だが、情熱はある」を視聴。
「オードリー」の若林正恭と「南海キャンディーズ」の山里亮太という2人のコメディアンの半生を描いた物語。
今回、若林は身近な3人の人の死に遭遇する。
家族の中で唯一の理解者であった祖母、ずっと自分を否定し続けていた父、そして売れない頃から自分を励まし続けてくれていた先輩
芸人。
一方、自分より人気のある相方・山崎静代を妬み続けていた山里は、彼女の和解に成功。
ボクシングでオリンピックを目指すも果たせなかった静代が、その経験を通して山里の感情を理解してくれたのだ。

番組を見終わったから、今日は午前中に病院に行く予定だったことを思い出した。
別に予約を入れていたわけでもないので、まあいいか。

夕方。
『木曜殺人クラブ』読了。
読み始める前は、老人ホームの元気な爺っちゃん婆っちゃんの探偵ミステリーかと思っていたのだが、それぞれに過去を抱えた高齢者
たちの人生が事件捜査に絡んで来て意外と深い物語で、読後感が胸にずっしりと来る物語だった。

続編を読む前に一呼吸が必要かと昨日届いた『名作ミステリで学ぶ英文読解』(越前敏弥 ハヤカワ新書)のページを開くが、すぐに
これは先に本編を読んでから読む本だと気づき、Amazonで『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』(エラリイ・クイーン:著 宇野
利泰:訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)を購入。
著者名は「バーナビー・ロス」じゃないのか……。
それはそうと、3冊のうち『Xの悲劇』と『Zの悲劇』は、宇野利泰さんのお名前が「著者」としても挙がっていた。
これは???

夜。
クレジットカードを使おうとしたら、使用停止になっていた。
限度額を超えるような買い物をした覚えはないので、カード会社のサイトの問い合わせフォームから連絡を入れる。

前回に同様のことが起きた時には、私がうっかり通販サイトに見せかけた詐欺サイトにカード情報を入力するというヘマをやった直後
だったのでだいたい理由が推測できたが、今回はまったく身に覚えがない。
強いて言うならば、最後にリアル店舗でこのカードを利用した時に、その店のレジに不具合があったことぐらいか。

なんか嫌な感じだな。
寝る。

2023年6月22日(木)
朝。
『木曜殺人クラブ』 (リチャード・オスマン:著 羽田詩津子:訳 ハヤカワ・ミステリ Kindle版)を読みつつ職場へ向かう。
高齢者の探偵団みたいなチームが活躍する話なのだが、この人たち、マジでなかなか警察に通報しない。
例えば死体を発見したら、通報する前にまず検死を済ませてしまうという塩梅。
(だって警察なんかに渡したら、検死結果を教えてくれないから事件を推理できなくなるじゃん)

で、警官に問い詰められると、ボケたフリをして誤魔化す。
とんでもねー探偵団なのだ。

……本を読んでいるうちに職場の最寄駅に到着。
地上に出て歩き出したらポツポツ雨が降り出した。
始業時間までまだ余裕があったので、中庭の木の下にあるベンチで読書継続。
傘を広げて時々落ちて来る雨粒を避けていたのだが、だんだん雨がひどくなって来て、屋根のあるところへ避難。
間もなく大雨。

この間から休んでいる男性バイトが今日も来ない上、休むという連絡もない。
彼の仕事場である書庫の入り口の鍵を私が管理しているので、9時ギリギリまで待つが諦めて自分の仕事場へ。

昼休みにバイトリーダーに聞いたところによると、あのあと連絡がとれて今週いっぱい休むことになったのだそうだ。
どうやら完全にぶっ倒れている模様。
ひとり暮らしの人のようなので、ちょっと心配だ。

定時まで仕事をして帰宅。
ニュース。
〈マイナンバーカードと健康保険証の一体化をめぐり、松野官房長官は、何らかの事情でマイナ保険証を持たない人に交付される「資
格確認書」について「無料で交付することとしており、廃止期限を設けることや、有料化することは想定していません」と明言しまし
た〉[2023年6月22日(木) 11:26 TBSテレビ]

この「何らかの事情でマイナ保険証を持たない人」の「何らかの事情」は、「よほど特別な事情」がないとダメなのか「別にいらないから」でもOKなのか?
そもそも建前としてマイナンバーカードの取得は「任意」(だからトラブルが起きても国は責任を回避できる仕組みになっている)。
それで考えると「別にいらないから」もOKにするのが筋になる。

で、「別にいらない」という人に無料でかつ廃止期限のない「資格確認書」を交付するということは、事実上、この「資格確認書」は
従来の「保険証」と同じ働きをするものということになる。

だったら、現行の保険証をそのままにしてもいいんじゃないかと思うのだが、大物政治家が「廃止する」と言い切ってしまったために
この人の顔を立てるために「現行の保険証を廃止する方針は変えないが現行の保険証と同じ働きをするものを交付する」という苦しい
ことになってしまったのだろうな。

私の印象では、マイナンバーカードって「たまに火を吹く最新型の家電」のイメージ。
「こんなに便利なものです。火を吹くのはたまにです」と言われても1度火を吹いて自宅が全焼してしまったらどうしようもない。

思うに、途中から「あれにも使える、これにも使える」をやりすぎて、システム的に無理がかかっているのだと思う。
機能を満載にし過ぎて故障が多発する電子機器のようだ。
住基カードなんて、トラブルがなくて使い勝手が良かったよなあ。

寝る。

2023年6月21日(水)
やや涼しい日。
空を見上げると少し雲が広がっていたが、雨雲にはならなさそう。

出勤。
通勤電車のお供『木曜殺人クラブ』 (リチャード・オスマン:著 羽田詩津子:訳 ハヤカワ・ミステリ Kindle版)の続きを読む。
古い修道院の建物を、開発目的で尼僧の墓地ごと購入した男。
墓地を移転して新しい建物を建てたいと思うが当然のように反対する人々が現れ、そんな中この開発計画の関係者が殺害される。
事件の捜査が進むうち、やがて第2の殺人が……。

登場人物が誰も一筋縄ではいかない人物なのが話を面白くしている。
(善良な被害者に見えた人物が、実はとんでもねー奴っぽかったり)

職場に着いたら、一昨日休んだ男性バイトが、昨日も欠勤したと聞かされる。
喉がひどく腫れる風邪をひいたらしい。
そう言えば今年はヘルパンギーナが流行っているそうだ。

今日も定時まで仕事。
Twitterに「沖縄がコロナで医療崩壊している」という話が流れて来た。
(マジか?)

職場で風邪も流行っていることだし、しばらくはマスクをしておこう。
寝る。

2023年6月20日(火)
仕事は休み。
午前中。
気づかなかったが、SNSへの書き込みを見ると、地震があったようだ。

 時刻:8時44分頃
 震源:埼玉県南部(北緯 35.9度 東経139.6度)
 深さ:約60km
 規模:マグニチュード3.8
 最大震度:震度2
  埼玉県:新座市
豊島区は例によって震度が出ず、隣の板橋区が震度1だった。

昼。
床屋へ行って伸びっぱなしのボサボサ髪にバリカンを当てて貰う。

帰りに「鮮芋仙」という台湾の甘味屋みたいなものを見つけたので、入ってみた。
食券の販売機を見てもどういう食べ物かよく分からない。
「芋園4号」というものが、どうやらお勧めらしいので、それを注文。
かき氷の上に、タピオカと小豆、そしてホカホカにふかしたタロイモが載ったものが出て来た。

タロイモというものを食べたのは人生初で、メニューにタロイモと書いてあったので、それがタロイモだと分かったというレベル。
サツマイモやジャガイモの食感を想像していたのだが、それより歯ごたえがある。
何かにサトイモに似ていると書いてあったが、まあ言われてみれば。
そしてほんのり甘い味がした。

帰宅。
午後は事務的な作業で潰れる。

夕方。
1号くん、2号くんがやって来て一緒に夕食。

1号くんが「医者に行ったら靭帯を痛めていたことが分かった」と言っていた。
先日、一緒に歩いた時に、妙に体が左右に揺れるなと思っていたのだ。
足首、大事。

2人が帰ったので、風呂に入って、寝る。

2023年6月19日(月)
朝。
『木曜殺人クラブ』 (リチャード・オスマン:著 羽田詩津子:訳 ハヤカワ・ミステリ Kindle版)を読みつつ会社へ向かう。
老人ホームの探偵クラブという変わった設定。
入居者たちが近所で起きた殺人事件の謎に挑むのだが、迫り来る認知症の恐怖との闘いという要素が入る点が他のミステリーとは一味
違う。

知性によって事件の謎を解いていく主人公たちの、その知性が失われる恐怖が常に存在するのだ。
ヒロインが自分自身の記憶力が失われていないかどうかを確認する毎日のルーティンが謎解きと並行して描かれる。
日々、欠かさずメモを取り、2週間ほどしてからそのメモの内容(目撃した車のナンバー等)を自分が覚えているかを確かめるのだ。
これは面白いな。

職場に到着。
先週、体調不良で休んでいたバイトリーダーは復活して来たが入れ替わりのように男性バイトが1名ダウン。
バイトリーダー自身も、やや風邪声。
変な風が流行っているみたいなので気をつけた方が良いな。

今日も定時まで仕事をして退社。
夕食は松屋の牛めし。

1日中冷房の効きすぎる部屋で仕事をしていたせいか体が冷え切った感じがするので、風呂で十分に温めてから、寝る。

2023年6月18日(日)
午前中。
東武百貨店に100均が出来たというので佐藤編集長と一緒に池袋西口へ。
セルフレジの店が、店員によるサービスが売りであるはずの百貨店の店内にあるというのは、面白い光景だな。

買い物を終えて、サイゼリアで食事。
ランチタイムだが、サンデーディナーなので2人でワインを1瓶空ける。

ほろ酔いで帰宅。
軽く休憩。

夜。
ネットでニュースを見たら、マスコミ各社の内閣支持率が発表されていた。

〈毎日新聞は17、18の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は33%で、5月20、21日実施の前回調査(45%)から12
ポイント下落。不支持率は58%で、前回調査(46%)比12ポイント上昇だった〉
[2023/6/18 13:54(最終更新 6/18 17:23)毎日新聞電子版]

〈共同通信社が17、18両日に実施した全国電話世論調査によると、岸田内閣の支持率は40.8%で5月27、28両日の前回調査から6.2
ポイント下落した。不支持率は5.7ポイント増の41.6%となった〉
[2023年6月18日 19:11 日経新聞電子版]

数字的には、
〈毎日新聞〉
  支持率:33%(前回比12ポイント下落)
 不支持率:58%(前回比12ポイント上昇)

〈日経新聞〉
  支持率:40.8%(前回比6.2ポイント下落)
 不支持率:41.6%(前回比5.7ポイント上昇)
と、差があるが、支持率が下がっていることには違いはない。

この原因について、毎日新聞は、
〈岸田文雄首相の長男、翔太郎氏による忘年会問題などの影響で、4月調査の36%すら下回るまでに急落した〉
と報じているが、

日経新聞は、
〈現在の健康保険証を来年秋に廃止してマイナンバーカードに一本化する政府方針に関し、延期や撤回を求める声が計72.1%に上った〉
ことを取り上げている。
去年の長男の忘年会は今さらどうしようもないが、マイナンバーカードについては今からでも遅くないと思うぞ。

明日は仕事。
そろそろ寝よう。

2023年6月17日(土)
午前中。
1号くん、2号くんに誘われ、共立女子大学博物館で今日までやっている企画展「明治のきものーシックでおしゃれな装いの美」へ。

外は暑くで日差しも強く、ほぼ真夏。
明治初期のきものが、自然由来の染料を使った濃緑色を基調とする地味な色合いのものであるのに対して、化学染料が入って来た後の
きものが対照的に鮮やかな色合いのものになっているのが一目瞭然。

当時の職人たちは、この化学染料の鮮やかさに心躍らせたのかもしれないが、残念なことに現代の我々の目にはケバケバしく安っぽい
色に見えてしまう。

ぜんぜん関係ないが、共立女子大学博物館は、名前で分かる通り共立女子大学の校舎の中にある博物館。
この大学の校舎には立派なジムがあって、ガラス張りの室内が廊下から見える構造。
室内でなかなかの「技」を見せている学生(もちろん女子)の姿に、廊下で女子学生たちが歓声を上げている風景は女子大ならではの
ものか。

近くに職場があるという1号くんお勧めのうどん屋へ行って昼食。
天ざるうどんが美味だった。

そのまま帰れば無事だったのだが、ご存知の通り共立女子大学というのは、神保町にある。
当然、古本屋の罠に嵌る。
いつのまにか私の手には『孔子』(井上靖 新潮社)と『論語 世界古典文学全集4』(筑摩書房)が……。

隣では幸田露伴を7冊ほど抱えた2号くんが、
「1万円札が一瞬で消えた」
と泣いている。

これ以上この街にいると危険なので、急いで地下鉄に乗って池袋に戻る。
ビックカメラの酒販コーナーで買い物をしようとしたら、こちらの精算中に割り込んで自分の欲しい商品の品出しを優先させ、挙句に
買わないと行って帰った客がいた。
彼以外にも大声でレジに割り込んで自分の用事を優先させようとする客が複数。
なぜか店員も、そうした大声の客を優先してしまう。

「大声の客」を優先するのが常態化してしまうと、当然「大声の客」も増える。
以前のビックカメラでは列に並んだ客を優先にしていたと記憶しているのだが、これは社員教育の失敗か?
人手不足で、社員の研修が疎かになっているのではないかと、他人の店のことながら心配になった。

帰宅。
『孔子』(井上靖 新潮社)を読む。
文章が美しい。
昔はこのレベルの文を書けて初めて「文章を書ける」と言えた気がするんだよな。

夜。
晩酌代わりにノンアルコールビール。
酔わないが気分的にリラックスできた。

今日は暑い中を歩き回って少し疲れたので、早めに寝る。

2023年6月16日(金)
朝。
ネットを眺めていたら、今日(6月16日)は1964年に新潟地震があった日なのだね。
この時の最大震度は「震度5」だったそうだ。
昭和大橋が落下する等の大きな被害があった地震だと聞いていたので「震度5」は意外と小さな揺れな気がする。
阪神やら東日本やらの大震災で、こっちの感覚がマヒしているのもあるかと思うが、たぶん耐震技術が進ん、揺れの大きさの割に被害
が抑えられるようになったのだろうな。

午前中。
荷物が届く予定だったので部屋で待機。

……一応「留守だったらドアの脇に置いておいて下さい」とは言ってあったが、チャイムが聞こえて15秒後にドアを開けた時には、
ドアの脇にダンボール箱を残して配達員さんの姿は消えていた。
(素早い!)

午後。
溜まっていた事務仕事を黙々とやる。

ニュース。
「LGBT理解増進法案」が可決したそうだ。
賛成したのは、自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党の4党。
この法案は、保守層、LGBT当事者、LGBT支援団体が反対していたものなのだ。
要は、LGBTに対して否定的な人と肯定的な人の両方が反対していた法案。
(いったい誰のための法律なんだろうなあ?)

夕方。
メンサ・テスト合格者の会の会場予約を忘れていたことに気づいて慌てて電話する。
なんとか部屋は取れたが、ちょっと焦った。

夜。
部屋にいたらユラユラ揺れ出した。

 時刻:21時14分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.8度 東経140.1度)
 深さ:約70km
 規模:マグニチュード4.0
 最大震度:震度2
  千葉県:野田市
  東京都:世田谷区 渋谷区 小平市
  神奈川県:横浜市鶴見区・神奈川区
       川崎市川崎区・宮前区

地震計が妙に地盤の硬いところに設置されていてあまり当てにならない豊島区の震度は出なかったが、隣の板橋区は震度1だった。
すぐに収まった……と思っていたら、また部屋が揺れだす。
そして今度はさっきより大きい。

 時刻:21時24分頃
 震源:千葉県北東部(北緯35.7度 東経140.7度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード4.9
 最大震度:震度4
  千葉県:横芝光町

豊島区でも震度1だった。
連続して揺れたので、ちょっとびっくりしたな。
しばらく用心していたが本当に収まったみたいなので、風呂に入って、寝る。

2023年6月15日(木)
本日から通勤のお供は『木曜殺人クラブ』 (リチャード・オスマン:著 羽田詩津子:訳 ハヤカワ・ミステリ Kindle版)。
昨日まで読んでいた「刑事ハービンダー・カー」のシリーズは、残酷描写が出て来て荒っぽい作品だったが、こちらは割と穏やかな話
のようだ。
被害者もバールで殴り殺されるなど、割と普通の方法で殺害されている。

職場到着。
このところ地震が多いので非常の際の逃げ道を確認しようとしたのだが、建物が複雑に入り組んで建っていて、ちょっと良く分からな
かった。
(一応、非常ドアは内側から確認したのだが、ドアの外の狭い通路を抜けた先がどこへ繋がっているのかが分からないのだ)

仕事はいつも通り……のはずだったのだが、書庫の防虫作業が入って1個しかない脚立を作業員の人とシェアして使うことになった。
ふと気づいたのだが、複数の人が肉体労働をしていると部屋の気温は上がるのだね。
書籍保存用にキツめにかけてあるエアコンのせいでいつもは上着を着て仕事をしていたのだが今日は途中で上着を脱いだ。

定時で退社。
外に出ると大雨になっていた。

風邪薬が切れていたのを思い出してドラッグストアに寄ったら、薬剤師の人に、
「この薬は依存性があるので注意して下さい」
というようなことを言われた。
総合感冒薬だから当然コデインが入っているわけで、たぶんそれのことなのだと思うが、普通の風邪薬を買ってこんなことを言われた
のはこれが初めて。

(なんでだろう?)
と、帰宅してからネットで調べたら、今年の2月に厚生労働省通知で「濫用等のおそれのある医薬品」の指定範囲が改正されていたの
だね。
知らんかった。

明日は仕事が休み。
風呂に入って、寝る。

2023年6月14日(水)
湿度が高く、やや蒸し暑い。
出勤。

珍しく病欠が1名。
休んだのがバイトリーダーだったので念の為、普段は仕事中はロッカーに入れておく携帯を持ち歩いていたところ、いらないセールス
の電話がかかって来る。
一般に会社員が仕事をしている時間帯に携帯電話にセールス電話をかけるのは迷惑なのでやめてもらいたいと思う。

定時で退社。
今夜も晩酌。
夕食はお中元でもらったサザエを塩茹でにして、ハイボール。

『キュレーターの殺人』(M・W・クレイヴン:著 東野さやか:訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)読了。
大騒ぎした挙句に犯人の動機があまりにもショボかった。

夜。
そろそろ寝ようかと思っていたら、部屋が軽く揺れだした。

 時刻:15日 0時6分頃
 震源地:千葉県北東部(北緯35.7度 東経140.7度)
  深さ:約40km
 規模:マグニチュード4.2
 最大震度:震度2
  千葉県:東金市 旭市 匝瑳市 香取市 山武市 多古町 九十九里町 芝山町 横芝光町 長南町 成田市

寝る。

2023年6月13日(火)
シフトの関係で休み。

ニュース。
ウクライナによるいわゆる「反転攻勢」が始まったらしい。
ウクライナの国防次官は、東部ドネツク州と南部ザポリージャ州で、これまでにあわせて7つの集落を奪還したと発表したそうだ。
もちろんプーチン大統領は「ロシア軍が反撃を阻止している」と言っている。

日本国内でもウクライナ側の情報を信じる人と、ロシア側の情報を信じる人に分かれているようで、この間会った人は、
「ウクライナ人による虐殺からロシア人を守るために戦闘を開始した愛国心に燃えるロシア軍が順調にウクライナ軍を倒している」
と主張していた。

昼。
雑用が一段落したので『キュレーターの殺人』(M・W・クレイヴン:著 東野さやか:訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)の
続きを読む。

連続殺人事件が起き、手口の類似から同一犯の犯行と思われたのだが、その手口がよく見ると微妙に違っている。
その謎を解いていくという話。

ようやく前作のラストに出て来た主人公の父親が、ちょっとだけ登場。
(ただしすぐに退場してしまう)

夕方。
1号くんが炭酸水と氷を持ってやって来たので、我が家のウィスキーを出してハイボールを作って酒盛り。

夜。
大森望先生が『三体』(劉慈欣:著)の翻訳で中国の翻訳関係の賞を受賞したそうで、その受書スピーチが中国語の字幕付きでネット
に上がっていた。
大森先生は本来は英語の翻訳家なので、中国語の小説の翻訳にあたっては中国の翻訳家の方に協力してもらっている。
当然、スピーチ内では「ワン・チャイ」という名のその翻訳家さんについて触れているのだが、この人の名前が日本では中国語の読み
に基づいたカタカナ表記になっている。
そのため、この人の名前の漢字表記が不明になってしまったのだ。

中国語の字幕は、当然、漢字表記。
どうするのかと思ったら「王茜(音)老師」と書かれていた。
たぶん「王茜」は「ワン・チャイ」に似た発音の漢字を当てたものなのだろう。
(「(音)」というのはそういう意味なのだろう。

最近は、固有名詞の表記は本国での発音を重視してカタカナ表記にする例が増えているようだが、元の漢字が分からなくなってしまうと、中国語に訳す時に困るのだな。

寝る。

2023年6月12日(月)
雨。
通勤途中でコンビニへ。

私がいつも利用しているコンビニにはレジが2つあり、3人の店員が交代でレジに入っている。
そのうち2人は、客が持参した袋に自発的に商品を詰める作業をやってくれる。
これは店員の義務ではなくあくまでも好意なのだが、こちらがカードで支払いの作業をしている間に袋詰めをやってくれると朝の急い
でいる時間帯には大変助かる。

で、残りの1人の店員。
客が支払いを行い、自分で袋詰めの作業をしている間、手持ちぶたさそうな様子でただそれを眺めている。
完全に手が空いているのがありありと分かるのに、決して手を貸そうとはしないのだ。

たぶんそれがマニュアル通りで、むしろレジの過剰サービスを廃止するという観点から考えるならば彼の方が正解なのだろうが、正直
順番の関係で彼に当たると内心密かに「ハズレ!」と感じてしまう。

さて、電車のお供は本日から「ワシントン・ポー」シリーズの3作目『キュレーターの殺人』(M・W・クレイヴン:著 東野さやか
:訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)。

シリーズのお約束で、今回も残酷シーンから始まる。
「つかみ」のつもりなんだろうが、「引く」読者も多いと思う。
ただ、このシリーズをいままで2本読んだ感想としては、このシーンは別に読み飛ばしても問題はなさそうだ。

今回は珍しく特にトラブルに巻き込まれていない様子の主人公。
毎回、ラストシーンがクリフハンガーで終わるのもこのシリーズの特徴。
多分にテレビドラマの影響だと思う。
(ところで前作のラストで、いかにもな感じに登場した「親父」は、あのあとどうなった?)

気分よく小説を読んでいたら、電車が停車して「遅延」のアナウンス。
車内で体調を崩した乗客がいたらしい。
しばらくして走り出したら、今度は「車両の点検」で、さらに遅れた。
毎日副都心線を利用している身としてはその辺は織り込み済みなので別に遅刻はしなかったが、困った人もいただろうね。

仕事は通常通り定時まで。
夕方には止むと思っていた雨は、帰り道でも少しパラついた。

帰宅。
明日は仕事が休み。
そしてスーパーにコハダが売っていたので、晩飯は晩酌に変更。

『キュレーターの殺人』を読みつつ、寝る

2023年6月11日(日)
日曜日。
天気はイマイチ。

午後。
適当に雑用を片付けてから、『ブラックサマーの殺人』(M・W・クレイヴン:著 東野さやか:訳ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle
版)を読む。

いわゆる死体無き殺人の犯人をつきとめて逮捕したら、6年も経ってから被害者が姿を現わす。
当然、担当刑事は冤罪を疑われることになって……。

あれやこれやで読むのを時々中断しつつ、どうにか夜までに読了。
もったいぶった割にはトリックがイマイチ?
方法より誰がそれをやったのかに重点をおいた、いわゆる「フーダニット」だと思えば納得。
ただちょっと都合の良い偶然に頼り過ぎている気はした。
シリーズを追うごとに、主人公自身も知らなかった「主人公の正体」的なものが少しずつ明らかになっていく仕組みになっているのは
上手いと思う。

夜。
夕食を終えて部屋で休んでいたら床がゆらゆらし出しだ。
ネットに繋いでも、表示されるのは北海道の地震だけ。
(おかしいな?)
と、よく見たら、北海道の地震で東京も揺れたらしい。

 時刻:18時55分頃
 震源:浦河沖(北緯42.6度 東経141.9度)
 深さ:約140m
 規模:マフニチュード6.2
 最大震度:震度5弱
  北海道:千歳市 厚真町 浦河町

相変わらず豊島区の震度計はあまり揺れを感知しなかったようだが(無駄に地盤がしっかりした場所に設置してある)隣の板橋区が
震度1だったので、たぶんそのぐらいの揺れがあったのだろう。

寝る。

2023年6月10日(土)
朝。
午前4時という微妙な時間に目覚めてしまったので、「ワシントン・ポー」シリーズの第2作目『ブラックサマーの殺人』(M・W・
クレイヴン:著 東野さやか:訳ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)を読み始める。
イギリスの地方に住むNCA(国家犯罪対策庁)の警察官ワシントン・ポーを主人公にしたシリーズもの。

主人公を支えるのは、前作で組んで以来の相棒である数学の天才オタクで箱入り娘のティリー・ブラッドショー分析官と、頼れる上司
ステファニー・フリン警部。
(ちなみにフリン警部はポーがミスで降格される前には部下だった女性)

前作の冒頭では大きなミスのために停職中だったワシントン・ポーは、無事に職場復帰を果たしていた。
ところが今度は、6年前に手がけた事件が冤罪だった可能性が濃厚になり、またしてもピンチに陥る……。

グロ描写から筆を起こすのはこの作者の趣味なのか?
冒頭がグロいだけで中身は別にそんなグロい話ではないのだが、あの冒頭で読むのを止めてしまう読者も多いのではないかなあ?

さてと……。
本格的に起き上がって朝食と入浴。
昨日は酔っていたのでそのまま寝てしまったのだ。

細々とした雑用を片付けているうちに夕方になり、ワークショップのリモート授業。
キャラクター作りについて。
休み時間にアバターで遊んでいたらいつの間にか先生が戻って来ていた。(テヘッ)

授業の後半は作品の講評。
(私もそろそろ何か書かないとなあ)

夕食後。
『ブラックサマーの殺人』を読みつつ、寝る。

2023年6月9日(金)
今日は天皇陛下の御結婚記念日。
会計ないが、私は会社のシフト休み。

午前中。
2号くんが革靴を買いに行くという。
なんと結婚式に招待されたのだそうで、会社に履いて行っているいつもの古靴じゃいくらなんでもアレだということで、ちょっと良い
靴を買うことにしたらしい。
面白いのでついていく。

ご祝儀の金額の話になって、
「招待してくれた人は、お前の友達なんだよな?」
と聞いたら、
「友達の友達」
だと言う。

「で、その直接の友達の方は出席するのか?」
と聞いたら、
「しない」
とのこと。
(最近の若い者の人間関係がよく分からない)

地下のショッピングモールの靴屋で靴を買ったら、レシートがそこのショッピングモールの福引券になるというので福引会場へ行った
ところ。
「あと1000円分のレシートがあれば2回引けますよ」
と言われ、
「じゃあ、先に食事をしよう」
とショッピングモールのスパゲッティ屋で食事。

店で受けとったレシートを2号くんが電卓アプリで計算して、
「もうちょっとで3回引けるね……」
「ふーん」
「ところで、この間うちのコーヒーポットが割れたんだが、俺いま給料日前で……。あ、そこに食器屋がある」

……福引は3回ともハズレでティッシュを3個貰った。
ショッピングモールはいろいろな店があって、買い物に便利だと思った。

午後。
2号くんのアパートで休憩。
録画してあったバラエティ番組を視聴する。
最近、池袋で開店した珍しい商売をやっている店みたいな内容だったが、こういう「思いつき」的な商売ってどうなのだろう?
気になったのは、経費を節約しているのが見た目にはっきり分かること。
経費の節約は、客目線でバレないようにしないと安っぽくなっちゃうんだよなあ。

夕方。
2号くんは用事があるというので、1号くんと飲みに行く。
当てにしていた駅前の居酒屋がいつに間にかになくなっていて、行きつけだった店も他の店に変わっていた。
それで最近できたばかりの店に入ったのだが、イマイチ私向きの店じゃなかった。
見るからに居酒屋っぽい店構えで、メニューに日本酒がないってどうよ?

店を出て、山手通りを少し散歩してから帰宅。
充実した1人だった……のかな?

寝る。

2023年6月8日(木)
朝。
出勤したら「暑いですね」と声をかけられる。
私はむしろ「ちょっと涼しいかな?」と感じていたのだが、体感温度って当てにならない。

普通に定時まで仕事をして退社。
空を見上げると雨雲が迫って来ているように見える。
渋谷まで早歩き。

乗車して席を確保し、『ストーンサークルの殺人』(M・W・クレイヴン:著 東野さやか:訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 
Kindle版)を読み始める。

帰宅。
ネットでマイナンバーカードに関する産経新聞の記事(署名記事=大坪玲央)を見つける。
〈マイナンバー普及は見切り発車 制度不備で不信拡大〉
[2023/6/7 20:43 産経新聞]

〈河野氏は、利便性が勝るとして、問題が相次ぐマイナンバーのシステムを改善していく姿勢を強調した。だが、今回のトラ
ブル(※)は、担当省庁が数カ月前に把握しながら公表しないケースもあった。信頼回復の道は険しい〉
と、なかなか厳しい書き方。

読売もそうだが、産経は一般的には自民党寄りの新聞だとされている。
その産経がここまで自民党の政策を批判するというのは珍しいね。

 ※今回のトラブル
 公的給付金の受取口座の誤登録などのトラブル

夕食後。
『ストーンサークルの殺人』読了。

老人が切り取られた自分自身の性器を口に突っ込まれて焼き殺されるという事件が連続して発生し、被害者のひとりの遺体に
刃物である刑事の名前(ワシントン・ポー)が刻まれていた。
彼は最近、自身が担当していた事件で大きなミスをして現在処分待ちの休職扱いとなっていたのだが……。

「勘」で動くタイプの主人公という設定で、彼の論理が飛躍しすぎてちょっとついていけないという点が難。
「なんでそうなる?」というような「推理」に周囲が賛同し、しかもそれが合っているという都合の良い展開。
謎解きとしては、初心者向けかな?

「ワシントン・ポー」シリーズの第1作目。
この間、Amazonのキャンペーンに釣られて3作目までまとめ買いしたのだった。
小説としては面白いと思うので、2作目以降も読んでみようと思う。

寝る。

2023年6月7日(水)
朝。
雨の音が聞こえた気がした。
出がけに Siri を起動させて今日の天気を聞いてみたら「曇り」だという答え。
外に出ると、道路は濡れていたものの雨は上がっていた。

電車で『ストーンサークルの殺人』(M・W・クレイヴン:著 東野さやか:訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 Kindle版)を読む。
問題を起こして停職中だった警官が難事件解決のために呼び戻されるというパターン。
主人公を快く思わない上司とか、変わり者だがコンピューターの天才である相棒が出てくる。

主人公は勘で捜査するタイプなのだそうだが、それにしても推理が飛躍しすぎな気がするなあ。
そして主人公の相棒、「世間知らず」と説明されているが、普通に発達障害っぽい。
これは後でそういうオチがつくということなのだろうか?

職場に着いて、定時まで仕事をして帰る。
日経夕刊の1面トップは、
〈ダム攻撃、非難の応酬〉
ウクライナ関係の署名記事【ニューヨーク=佐藤璃子】。

〈国連の安全保障理事会は6日、ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムが爆発で決壊したことを受けて緊急会合
を開いた〉
〈ウクライナとロシアはそれぞれ相手方による破壊行為だと批判している〉

この攻撃は、どちらかというとロシアにとって有利な状況を作り出したようだが、ダムの決壊に巻き込まれて多数のロシア兵が死
亡したという情報もある。
(もしかして、ロシアの味方ではあるがロシア正規軍とは仲の悪いロシアの民間軍事会社がやったとか?)
などと妄想してみる。

国内のニュース。
読売新聞が、
〈保険証の廃止 見直しは今からでも遅くない〉
という社説を出していた。(2023/06/07 05:00 読売電子版)

〈身近な健康保険証を廃止し、トラブルが続出しているマイナンバーカードに一本化するのは無理があろう。廃止方針をいったん凍結し、国民の不安を払拭するのが筋だ〉
という意見で、政府の方針に肯定的な記事が多い印象の読売としては珍しいな。
河野さん、どうする?

気がついたら午前0時前。
明日も仕事なので、寝る。

2023年6月6日(火)
朝。
昨夜は久しぶりに日付を跨いでの外遊びだったのでやや寝坊。
仕事は休みだし特に予定も入れていないのでゆっくり起きる。
午前中は部屋を片付けたり、本を読んだり。

午後。
「だが、情熱はある」視聴。
オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太が、まだあまり売れていなかった時代の物語。
今回は、若林が相方である春日のズレたツッコミにツッコミ返すという新しい手法を編み出して成功する話。

この番組、視聴率は悪いらしい。
面白いのだが、じっくり観るタイプのドラマなので最近のせっかちな視聴者には向かないのかな?

夕方。
雨が降り出した。

1号くん、2号くんがやって来て一緒にと夕食。
先日の「文具女子博」のお土産だとかでクリアファイルを貰う。

夜。
2人が帰ったので風呂に入ったら猛烈に眠くなって来たので、寝る。

2023年6月5日(月)
そこそこ良い天気。
今日から通勤電車のお供は、『ストーンサークルの殺人』(M・W・クレイヴン:著 東野さやか:訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 
Kindle版)。
冒頭いきなり残酷シーンで始まるので引いたが、どうやらこれは「つかみ」のつもりだったらしく、あとは普通にミステリー。

会社に行って普通に仕事。
午前中に携帯電話が鳴る。
セールス電話だったので、すぐに切ったがずっと書庫の内側は電話が通じないと思っていたのでちょっと意外だった。
スマホの人が書庫の扉の内側に入ると通信が無理だと言っていたので試してみようとも思わなかったのだが、もしかしてガラケーなら
大丈夫なのか?

定時で退社。
今日は大森で藤岡藤巻の藤岡孝章さんの誕生会があるので渋谷でJRに乗車。
なぜか大崎で道に迷う。
なんか違う電車に乗ってしまったようだ。
私は品川で京浜東北線に乗り換えたかったんだよ!

山手線に乗り換えて、どうにか品川まで到着。
そこから大森までは、さすがに何度も行っているのでほぼ間違えない(完全にではない)。

大森のモスバーガーで夕食を摂ったあと、ライブハウス「風に吹かれて」に到着。
7時に開くと聞いていたのに6時過ぎにはもうドアが開いていて、なんとなく入って一休み。
顔見知りの人に「作っちゃったから」と、藤岡藤巻オリジナルTシャツを貰う。
写真を元に外国で油絵にしてもらった画像をプリントしたもの。
「せっかく手間をかけたのに、Tシャツにプリントしたらただの写真と見分けが付かなくなった」
と、ぼやいていた。

8時からのライブ配信に客席から参加。
(クラッカーを鳴らしたり、拍手したりする役割)

一応、藤岡さんの誕生日がテーマだが、トークはいつも通りの業界裏話で、過激な話になるたびにカメラの横に座った女性が「個人の
感想です」と書いたプラカードを画面内に差し入れる。

配信終了後は、その場で持ち寄りのパーティー。
誰かがコンビニで買って来たワインを飲む。

どうでもいいけれど、いつも台湾から参加している藤岡藤巻ファンの方が今回も来ていたので、藤岡さんが、
「彼は完全に貴重な余暇の時間の過ごし方を間違えている」
と宣うていた。

11時半頃に「そろそろ帰る」という人が出て来たので便乗して私も外に出る。
藤巻さんも「明日は会議がある」とかで一緒に外に出た。
「映画の宣伝文用に原作者に作品のあらすじを書いて貰ったらぜんぜん面白くない文章になっていたので、AIに代わりに書かせたら
ずっと面白くなった」
という話は興味深かったな。
藤巻さんにAIに指示を出すコツを教えて貰ったが、
(それって人間の部下に指示を出すコツと同じじゃあ?)
と、思った。
要は、人をまともに使えない人は、AIにも適切な指示が出せない?

「文章を書かせるにあたって、まずAIに『君は素晴らしく才能あるライターだ』と入力したら、『ありがとうございます』と返して
来たんです」
とのこと。
変にひねくれた人間よりずっと円滑なコミュニケーションが取れるのだな、AI。

とりあえず、まず褒めて相手のモチベーションを高めてから仕事の目的を明確に伝えた上で指示を出すというのが藤巻さん流の「AI
を使うコツ」だということが分かった。

帰宅して時計を見たら、午前0時を回っていた。
『ストーンサークルの殺人』を読みつつ、寝る。

2023年6月4日(日)
台風一過で天気は良い。
虫歯予防デーのはずなのだが、特にTwitterのトレンドには上がっていないようだ。

午前中。
部屋がゆらゆらと揺れる。

 時刻:10時58分頃2
 震源:千葉県北西部(北緯35.8度 東経140.1度)
 深さ:約70km
 規模:マグニチュード4.6
 最大震度:震度3
  茨城県:つくば市
  千葉県:千葉市中央区 市川市 船橋市 野田市
  東京都:中央区 台東区 墨田区 品川区
  神奈川県:横浜市鶴見区・神奈川区・中区

豊島区は震度1だが、隣の板橋区は震度2。
豊島区は震度計が設置されている場所の地盤が他と比べて固いんじゃないかと思う。

午後。
また地震。

 時刻:15時50分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.6度 東経140.2度)
 深さ:約60km
 規模:マブニチュード4.0
 最大震度:震度1
  茨城県:土浦市
  埼玉県:さいたま市大宮区
  千葉県:東金市 山武市 多古町 一宮町 長南町 千葉市中央区・花見川区・稲毛区・緑区・美浜区
      市川市 船橋市 市原市 八千代市 鎌ケ谷市 白井市 君津市 南房総市
  東京都:千代田区 新宿区 墨田区 江東区 品川区 渋谷区 北区 板橋区 足立区 江戸川区 
      八王子市 調布市
  神奈川県:三浦市

午前中の地震と震源が近いな。

夕方。
明日の藤岡藤巻の生配信、先着15名で配信会場に入れるとのことだが、前日になってもまだ座席が埋まっていないらしい。
申し込んだら予約ができたので、明日の会社の帰りに寄ることにする。

夜。
小さな金具を落としてしまい、金属探知機で探していたら、2号くんに、
「なんで家に金属探知機があるんだ?」
と、質問される。
なかったら、金具を落とした時に困るじゃん???

さて、明日は仕事。
そろそろ寝よう。

2023年6月3日(土)
朝。
雨がすごいな……。
Twitterを覗いたら「〇〇に行きたいので電車が動いているルートを教えて」系の書き込みが結構あった。
どうやら東海道線が止まっているらしく、東京・新大阪間を金沢回りのルートで移動した人も多いらしい。

日経朝刊の1面トップは、
〈出生率1.26、経済活力に危機〉
だったが、今更な感じが否めない。

〈官房長官「静かなる有事」〉
って。
だったらもっと早くに騒いでおけとしか……。

同じ1面にウクライナ関係の記事が載っていた。
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問へのインタビュー記事。

ポドリャク大統領府長官顧問は、
〈5月30日に発生したロシアの首都モスクワへのドローン(無人機)攻撃への関与を否定し、ウクライナ侵攻に反対するロシア国内
の反対制派が実行したとの見解を表明した〉
そうである。

確かに地図で見ると、ウクライナ国内から操縦してモスクワを攻撃するのは、距離的にちょっと難しい気がする。
ただ、ウクライナがまるっきり関与していないのかどうかについては、今の段階ではどちらとも言い切れないな。

午後。
『窓辺の愛書家』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)読了。
高齢者向けマンションに住む90歳の老女が死亡したところから物語は始まる。
最初は自然死に思われたのだが、部屋で奇妙な名刺と謎のポストカードが発見されたことで……

こういうのはドンデン返し……というのだろうか?
予想外の結末ではあった。

夜。
アマゾンがキャンペーンをやっていたので、ついミステリーをいくつか衝動買いしてしまう。
通勤電車で少しずつ読んでいこう。

寝る。

2023年6月2日(金)
雨。
西の方で避難指示が出たとか電車が止まったとか。
そして昼頃からこちらも土砂降り。
シフト休みの日でラッキー!

そんな中、1号くん2号くんは「文具女子博」に行ったそうである。
この台風の中での開催。
予約制のイベントだから天気で変更は難しいのだろうなあ。
主催者の方たち、お疲れ様。
(ところであれは「女子」でなくても行くものなのか?)

午後。
元漫才師の上岡龍太郎さんの訃報が流れる。
81歳。
死因は、肺癌と間質性肺炎だそうだ。
合掌。

作曲家のキダ・タロー氏(92歳)が追悼のコメントを出していた。
(この人は元気だなあ)

私は気圧の関係でやや体調不良。
夕食はカップ麺(マルチャン白い力もちうどん)、美味し。

夜。
外の雨音がすごい。
風呂場に入っていると煙突を通して(古いバランス釜なのだ)風と雨の混じった音が響きまくっているのが聞こえる。

さてと、体も温まったし、『窓辺の愛書家』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)でも読みながら
寝ようか。

2023年6月1日(木)
今日から6月だが、だからどうということはない。
通勤のお供は『窓辺の愛書家』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)。
〈刑事ハービンダー・カー〉シリーズ。

舞台はイギリスの田舎町にある高齢者住宅。
自然死と思われた高齢女性の死がきっかけで、連続殺人事件が起きる。
動機が不明の状態で、犯人探しに乗り出すのは、外国人(ウクライナ人)の介護士と元修道士とゲイのおじいちゃん。
もちろんインド系で同性愛者の女性刑事・ハービンダー・カーも活躍する。
どうやら亡くなった高齢女性は元暗殺者であったらしく……。
(登場人物の設定が濃い!)

仕事は普通。
休憩時間にマイナンバー・カードの話になる。
トラブルが多すぎて、怖くてとてもカードを作る気になれないという話になった。
私も同意。

今日も定時で退社。
ドラッグストアでマスクを買って帰宅する。
コロナもまだまだ怖いしな。

夜。
気圧の関係か職場の室温のせいか妙に体がだるいので9時ごろ軽く仮眠をとったら回復した。
風邪の前兆だと嫌なので、念の為、風呂で十分に体を温めてから、寝る。

2023年5月分へ  目次へ