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独 り 言 (2023年5月分)
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2023年5月31日(水)
朝。
雨が降り出した。
今日は会社に行かなくてはならないので傘を用意して家を出たら、もう止んでいた。
不安定な天気。

電車のお供は、今日も『窓辺の愛書家』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)。
90歳の老婆が死亡する。
年齢から考えて普通に病死だと思われるのだが、第一発見者の介護士が「殺人コンサルタント」という物騒な肩書きの名刺を見つけて
警察に駆け込んだところから、話はややこしくなり、どんどん事件っぽくなっていく……。
分類的には「ホワイダニット(なぜ犯行が行われたのかの謎を解くミステリー)」になるのかな?

職場。
会社の都合で使えるPCが2台減り、残ったPCのローテーションをどうするかでちょっと会議。
それ以外は普通に仕事をして定時に退社。

ちょっと早めに渋谷駅に着いたので「ラッキー!」と思ったら、副都心線の遅延で普段より帰りが遅くなる。
東急「日吉駅」の線路内で発煙があったそうだが、発煙って???

帰宅。
ニュースを確認したら、日吉駅の発煙は切り替えのポイントが焼け焦たのだとか。
原因はまだ分かっていないらしい。

さて、明日も仕事なので、そろそろ寝よう。

2023年5月30日(火)
シフトの関係で仕事が休み。
午前中。
ドラマ「だが、情熱はある」視聴。
努力の人である山里亮太は、その才能を見込んで女性漫才師の山崎静代を相方に選び、Mー1グランプリで準優勝を獲得するが、やが
て才能ある静代に仕事が集中することに妬みを感じるようになる。

「才能があるから」という理由で自分で相方に選んでおきながら「才能があるから」という理由で相方が売れることに妬みを感じる。
「努力しているのは俺の方ですよね!」というセリフが哀しい。
こういう「理不尽だが分からんでもない」感情をテーマに選ぶって興味深いが冒険だなと思う。
結果、面白いし見た人の評判は良いが視聴率的には振るわないドラマになってしまっているらしい。
勿体無い!

昼。
先日のメンサ・テスト合格者の会に来なかったメンバーの生存が確認できた。

午後。
体に溜まった疲れが抜けないので仮眠のつもりで横になったら、夕方まで熟睡してしまった。
珍しい。

ニュース。
〈出生率17年ぶり1.2台の低水準に 22年、コロナ影響〉
[2023年5月30日 18:00 日経電子版]

〈厚生労働省は毎年、15〜49歳の年齢別出生率を合わせて「合計特殊出生率」として公表している。22年分は今年6月上旬にも発表
する。21年は1.30で、05年の1.26が過去最低だ〉
〈出産の減少で22年は1.3台を割り込んだのは確実だ。第一生命経済研究所の星野卓也氏が出生数の見通しなどをもとに試算したとこ
ろ、05年並の1.26だった〉

〈22年の出生数は外国人を含む速報値で79万9728人と前年比5.1%減だった。出生率を計算するのに必要な日本に住む日本人だけの
数値はまだ公表されておらず、加藤勝信厚労相は2月「77万人前後」との見通しを示した〉

女性の初産年齢は、29歳ぐらい。
去年生まれた日本人が77万人で、その約半数が女児だとすると、2で割って385000人。
いまの時点で合計特殊出生率が1.26で、今後も減っていくと考えると、その385000人の女児たちが成人して産む子供の数は
自ずと計算できる。
いい加減、少子化にブレーキをかけないと、日本人がいなくなるぞ。

ところで、うちに来た1号くんと一緒に出生数の推移のグラフを見ていたのだが、1号君は「丙午の年には出生数が減る」という話を
知らなかった。
「丙午生まれの女は夫を食い殺す」とかいう迷信は、やがて忘れられ、消えていくのかな?

寝る。

2023年5月30日(月)
日経朝刊1面の見出し。
〈内閣支持47% 5ポイント低下〉
〈長男の行動影響か サミット評価66%〉
〈本社世論調査〉

要するに、せっかく岸田さんが広島のサミットで国民に評価されることをしたのに、長男が首相官邸内で忘年会を開いた挙句「総理の
甥が赤絨毯の上に寝そべって物を食べている写真」などを撮影したことが週刊誌にすっぱ抜かれて、本来ならば上がってもいいはずの
支持率が逆にダダ下がりしてしまったということ。

やっていることがティーンエイジャーの悪ノリと同じレベルなんだよな。
この人がただのドラ息子ならまだいいが、首相秘書官なので大事な外交の場でやらかすことがあったら大変だと思う。

出勤。
雨だが、レインコートはいらない気温。
東海より西の地方では梅雨入りしたところが多いらしい。

電車が混んでいるどこかで何かトラブルがあったとアナウンスがあったがよく聞き取れなかった。
通勤のお供は 〈刑事ハービンダー・カー〉シリーズの第2弾『窓辺の愛書家』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理
文庫 Kindle版)。

英国ミステリー。
インド系で同性愛者の女性刑事という被差別要素てんこ盛りの有能な部長刑事が活躍するシリーズ。

職場に到着するも、同じ部署で仕事をしている人が鉄道のトラブルで遅刻するというちょっとしたパプニング。
書庫に入るための電子キーが1つしかないので(おまけに書庫の中は携帯の電波が届かない)彼の到着を待たないと私も書庫に入れな
いという面倒臭いシステムになっているのだ。

遅れて来た人の到着後は普通に定時まで仕事。
昼休みに一旦、止みかけた雨は帰りの時間には本降りになっていた。

帰宅。
夕食は餃子。
豚肉を食べると食後に軽くアレルギーっぽい症状が出るのだが、近所の医者がアレルギー検査をしてくれないので(こっちは希望した
のだが断られた)アレルギーだと確定したわけではない。

ニュース。
岸田総理の息子が秘書官をクビになったらしい。
(やっぱり)
たぶん政治家に向いていない人だったのだと思う。
そう考えると、政治家の家に生まれたからと政治家になることを強要される子供も可哀想だな。

寝る。

2023年5月29日(日)
昨夜、風呂に入って寝たのが午前2時を軽く回ってから。
お陰でたっぷり寝坊して、目が覚めたのは8時過ぎ。

いつもは6時過ぎには起きるので、全体に2時間遅れの午前中。
気がついたら11時半を回っていて、それから外出の準備をしたら12時半。
慌てて出かけて携帯電話を忘れたことに気づいて取りに戻り、その後、ノパソを忘れたことに気づいて……。
東京芸術劇場が自宅の近所で本当に良かった。

5時までメンサ・テスト合格者の会のミーティング。
大阪からZoomで参加していたメンバーが、暑くて夜によく眠れずに寝不足だと言っていたが、こっちは逆に肌寒い。
日本列島、意外に広い?
一人暮らしのメンバーがZoomに顔を出さず、電話も電源が切れているとかで出なかったのが少し心配だ。
その後、近所の居酒屋での懇親会に出席。

鍼灸師は鍼灸学校でX線写真の読み方を習うが、医師は鍼灸師に求められても患者のX線写真を見せる義務はないのだそうだ。
「へー」な知識である。

ちなみに盲目の鍼灸師は特殊なインクを使って凹凸をつけたX線写真を、指先で触れることで「読む」ことが出来るのだとか。
指先で触れるだけで、写真の全体像が把握できるのかと疑問に思ったが、どうやらできるらしい。
すごい!

帰宅。
風呂に入って、寝る。

2023年5月28日(土)
今月最後の土曜日。
午前中にルーティンワークになっている事務作業を片付ける。

ニュース。
一昨日(5月25日)、長野県中野市で男が男女4人を殺害する事件があったそうだが、事件の経緯がネットに上がっていた。
25日午後4時26分、「男が女性を刺した」という110番通報。
通報により駆けつけた警察官2人が猟銃で射殺された。 
その後、男は自分の家族を人質に自宅に立てこもる。
25日午後8時35分頃、容疑者の母親が脱出。
26日午前0時10分頃、容疑者のおばが脱出。
26日午前4時37分、容疑者確保。

動機について容疑者は「悪口を言われたと思った」と供述している。
近所の人の話では、最初に殺害された女性2人はいずれも耳が遠く声が大きかったので、路上での会話の声が家の中にいても聞こえる
ことがあったそうである。

また、容疑者は市議会議長の長男で、大学を中退して自宅に引きこもるようになったので父親が強制的に自衛隊に入隊させたが数ヶ月
で除隊してしまったのだそうだ。
心に問題を抱えて大学を中退して引きこもっていた人間を無理に自衛隊に入れたら、「心に問題を抱えた人間」が「心に問題を抱えた
銃を撃てる人間」になってしまったということか。

父親は息子が大学を中退して家に引きこもった時に世間体を優先したのかも知れなが、優先して解決すべきは彼の「心の問題」だった
のではないかと思う。
ただ、スキャンダルを恐れる立場の人が、家族に問題が生じた時に「できるだけ早く体裁だけでも整えたい」と考える気持ちはわから
なくもない。

岸田さんもいろいろと問題のある長男を秘書官として手元に置いているようだが、あれもやっぱり「問題のある息子を、体裁だけでも
整えておきたい」ということなのだろうか?

夕方。
空想小説ワークショップ。
作品の講評で「シェパード型の犬笛」の形状をどう文章で表現するかが話題になる。
「直径5センチほどの丸い金属板を二つ折りにした半円形の真ん中部分を貫いて穴が開けられ、曲面の側に紐を通すための突起がつい
たもの」かなあ?

夜。
佐藤編集長がお好み焼きを作ってくれたので、食す。

寝る。

2023年5月27日(金)
出勤。
職場に着いたが、時計を見るとまだ9時になっていなかったので木陰のベンチで、『見知らぬ人 』(エリー・グリフィス:著 
上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)を読みつつ時間を潰す。

突然、手の上にポタリと水が降って来て、雨かと思ったが地面を見ても他に水滴が落ちている様子がない。
木の葉に溜まっていた水が落ちて来たのだろうか?

水だけなら特に問題はないのだが、気がつくと手元のKindleの上を赤い点が移動している。
ルーペで見たわけではないので分からないがたぶんクモかダニの一種だろう。
木の葉で弾いてお引き取り頂く。

しかししばらくすると、今度は脚の上にアリが!
これだから緑豊かな場所って……。

昼休み。
コンビニの焼き鮭おにぎりを食べながら、ぼんやりと、
(プリゴジンは何を考えているのかなあ?)
と、思った。

プリゴジンは、ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップであるのだが、つい最近、バフムトを制圧したと主張してワグネルのバフムト
からの撤退を発表した人。
それも「ワグネルの次に強いのはウクライナ軍(つまりロシアの正規軍はウクライナ軍より弱い)」と言った上で、バフムトはロシア
正規軍に引き継ぐとして撤退完了の日付(6月1日)までSNSで公表するという形で発表した人なのだ。
ウクライナ軍がバフムトの南北に展開して反転攻勢の機会を窺っているこのタイミングで、である。
(これって普通に考えたら、軍事機密だよね?)

そこでふと気がついたのだが、ワグネルはあくまで「民間の軍事会社」なのである。
そして、プリゴジンはロシアの軍首脳部を批判し「このまま行くとロシアでは再び革命が起きる」と発言しているのだ。

民間会社の経営者が自社の主要取引先が危機的状態にあると思ったら、どうするだろうか?
取引先がなんとか立ち直ってくれたら最高なのだろうが、そうならなかった場合、新たな取引先を探さなくてはならない。
ワグネルを雇ってくれる新しい顧客だ。

普通の会社の場合だと……例えば家電メーカーが自社の製品を買ってくれる客を作りたい場合はCMを流すよな。
「こちらが当社の製品を使った場合。こちらが使わなかった場合。違いをご覧ください」みたいな?

「こちらがワグネルがいる完全制圧されたバフムトです。次に6月1日以降のワグネルがいなくなったバフムトをご覧ください」
という、悪い冗談を思いついてしまった……。

午後も仕事。
普通に定時まで。

帰宅してメールをチェックしたら、Amazonから商品の発送の連絡が来ていた。
確認するとどうやら午前中に荷物を持って来て持ち帰ったらしい。
しかし郵便受けを見ても「不在連絡票」が入っていない。
(S川急便、システムを変更したのかな?)

夜。
夕食の最中に地震。
割合と強く長い揺れで、豚肉の生姜焼きを一切れ箸で挟んだまま、しばらく固まってしまった。

 時刻:19時3分頃
 震源:千葉県東方沖(北緯35.6度 東経140.7度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード6.2
 最大震度:震度5弱
  茨城県:神栖市
  千葉県:銚子市 旭市
豊島区は、震度2。(隣の板橋区は震度3だった)
豊島区の震度計は、無駄に地盤が安定している場所に設置されているので、体感的には隣の区の震度に近い気がするんだよな。

風呂に入ってから、ネットでドラマ「だが、情熱はある」を視聴。
「南海キャンディーズ」の山里亮太と「オードリー」の若林正恭の半生を描くドラマ。

「Mー1」で予選落ちし、芸人を辞めたいと思う若林。
でも自分から「辞めたい」と言うのは嫌。
彼は「自分はまだできるのだが相方が限界で」という理由にしたいのだ。
しかし相方の春日は、売れなくても芸人の仕事自体が楽しくて仕方がない。
逆に「自分は楽しいが若林の判断に任せる」と返され、追い詰められる若林。
(この「当人は本気で辛いのに側から見ているとなぜか可笑しい」という状況が絶妙だな)

『見知らぬ人 』読了。
それぞれ「知っていること」が違う3人の語り手の視点から、連続殺人事件の謎を解くというミステリーだった。
『見知らぬ人 』というのは、架空の小説のタイトルで、犯人はその小説を読んで小説をなぞるように犯行を行っているという設定。
小説の最後に架空の小説であるはずの『見知らぬ人 』の全編が載っていた。

感想。
面白かったし「それが伏線かあ」もあったけれど、犯人のボロの出し方がイマイチかな?
続編があるようなので、そっちも読んでみようか。

寝る。

2023年5月26日(木)
天気は薄曇り。
普通に出勤。

通勤電車で『見知らぬ人 』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)を読む。
むかし流行った「千の風になって」という歌の原詩は、イギリスでは葬式の時に読む詩なんだね。
この詩を日本で最初に読んだ葬式は、坂本九の葬式だったのだそうだ。
それを葬儀委員長の永六輔に勧めたのはデーブ・スペクターらしい。

そもそもは、ドイツでユダヤ人が迫害されていた当時に外国に逃れていたユダヤ人の女の子が故国に残してきた母親の死を知らされた
のに危険すぎてドイツに帰国できずに落ち込んでいたので、その子を慰めるために作られた詩なのだとか。
だから「死んだ人は墓にいるわけではなく風になって吹いている」という内容の歌詞なんだね。

定時まで仕事。
今日は帰りに内幸町で歌のコンサートがあるとか言うので銀座線で新橋へ向かう。
Googleのストリートビューで道を確認しておいたので、あまり迷わずに会場まで辿り着いた。

自由席なので開場20分前ぐらいに着いたらもう列が出来ていた。
列に並んで前から2列目の席をGET。

出演していた歌手やダンサーは、見た感じ70代から80代ぐらいの方々が多め。
(派手なジャケットを着た歌手の喉のシワにまず目が行く私はたぶん不幸な人間)
そうした出演者が、たぶんご自身が20代ぐらいの時から変わらない歌を変わらない振り付けで歌っているっぽい。

当然、歌詞も「パリで男と女が恋に落ちて」みたいな内容で、男はお調子者で女はスノッブでゲイの恋人は黒人のGIジョー。
時に強引にブレーキをかけたような不思議なコンサートだった。
会場内のクーラーが効きすぎていてカバンからセーターを引っ張り出して着たが、外に出るとやはり寒くてセーターを着たまま帰る。

ネットのニュース[5/25(木) 18:09配信 Yahoo JAPAN ニュース]によると、ワグネルのプリゴジン氏が今日(5月25日)公開
の動画で、「きょう25日の朝5時から6月1日まで、大半の(ワグネル)部隊は後方に移動する予定だ。われわれは軍に陣地を明け
渡している」と述べ、バフムトから部隊を撤退させ始め、ロシアの正規軍と交代しつつあると明らかにしたそうだ。

この人「ワグネルは世界最強だが、その次に強いのはウクライナ軍」とか言っているのだよね。
つまり「ワグネル>ウクライナ軍>ロシア」という強さの順。

で、目下、ウクライナ軍はバフムトの南北に展開して、反転交戦のタイミングを待っている。
そんな時にSNSに6月1日までに(ウクライナ軍より強い)ワグネルはバフムトから撤退し(ウクライナ軍より弱い)ロシア正規軍
と交代する……なんて情報を発信してしまって大丈夫なのかね?

明日も仕事。
風呂で体を温めてから、寝る。

2023年5月25日(水)
会社へ行くために外に出ると、日差しは強いが肌寒い。

仕事は通常通り定時まで。
通勤電車のお供は、『見知らぬ人 』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)。

第3章の語り手は、第1章の語り手の娘。
重要な手がかりを掴むものの、犯人と疑われるのを恐れた友人に「黙っていてくれ」と頼まれて承諾してしまう。
被害者が勤めていた学校は、教師も生徒も警察に隠し事をしたがる連中ばかりのようだ。

帰宅。
ついついネットで見てしまうウクライナ情勢。
[2023/05/24 13:05 読売新聞オンライン]によると……
25日にバフムトから撤退すると言っていたエフゲニー・プリゴジン氏だが、
〈SNSのメッセージで、「6月1日にはワグネルの戦闘員はウクライナの戦線に1人もいないだろう」と語った〉
そうである。

そして、
〈ウクライナ軍の報道官は22日、地元通信社に「ワグネルは戦闘員や弾薬の不足が深刻なため、『勝利』を主張して撤退せざるを得
なくなったのだろう」と指摘した〉
やっぱりウクライナの報道官も、ワグネルは撤退のために「勝った」と宣言したと見るか。

プリゴジン氏は〈バフムト戦線について、「公約した土地はすべて制圧した。今後、進軍しない」と強調した〉とのこと。
要は「言われたことはやったぞ。これ以上のことはしないからな」ということだよね。

[読売新聞オンライン]は、
〈ウクライナ軍の大規模な反転攻勢を前に、ワグネル部隊の壊滅を避けるために様子見をしている可能性がある〉
と言っているが、ワグネルと入れ違いにバフムトに入るのはロシア国防省配下の正規軍。

ワグネルが深刻な弾薬不足に陥って多くの戦闘員を失ったのは、国防省が弾薬を送るのを渋ったせいだと、少なくともプリゴジン氏は
考えているようだ。
と、いうことは……?
(ついドロドロの人間関係を想像してしまった)

寝る。

2023年5月24日(火)
雨。
シフトの関係で今日は休み。
思い切り寝坊して、目が覚めたのは6時50分。

ゆっくり朝食をとって、ニュースを見たら「ウクライナ軍がロシアの領土内に侵入して攻撃を行った」という。
(え?!)
と、驚いて確認してみたら攻撃を行ったのは「ウクライナに拠点を置くロシア人部隊」だそうだ。

詳しく言うと……
ウクライナと国境を接するベルゴロド州のグラトコフ知事が「ウクライナ軍がロシア領内に侵入した」と主張。
ロシア人の軍事組織「自由ロシア軍団」が、ネットに「ベルゴロド州のコジンカを完全制圧した」と投稿。
ウクライナのポドリャク大統領府顧問は「ベルゴロド州での出来事を注視しているが、直接の関係はない」コメント。

攻撃を行ったのがロシア人なら、それは「ウクライナ軍による攻撃」じゃなくて「ロシアの反体制派による攻撃」じゃないかね?
どうもこの戦争は、いろいろとややこしいな。

午前中。
振り込みのために駅前の銀行まで行ってメガネを忘れたことに気づく。
振込先の口座番号が読めないので一旦家に帰って出直すことにした。

銀行まで2往復。
良い運動をして帰宅。

本を読んだり、ノパソを開いたりしているうちに昼になって台所で昼食。
少し眠くなったので、部屋に戻って軽く眠る。
目が覚めて本を読もうとメガネをかけたのに、文字がぼやけて読めない。
気がついたらメガネのレンズが1枚なくなっていた。

慌ててメガネを置いていた場所の下を探す。
失くしたと思っていた腕時計とか、なぜか1月からずっと探していた葉書ホルダーが見つかるも、レンズはない。
諦めて水を飲みに部屋を出たら、台所の真ん中の床の上でレンズを発見。
(なぜここに?)

昼食をとったときに落としたのだろうか?
こんな床の真ん中に落ちているものに気づかないということがあるのだろうか?
なんだか不思議な気分になりつつ、メガネにレンズをはめ込んで。『見知らぬ人 』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元
推理文庫 Kindle版)の続きを読む。

学校の女性教師が殺害されるというミステリー。
事件の捜査の模様が最初は被害者の同僚だった女性教師の視点から語られ、同じ出来事が今度は捜査を担当することになった女性刑事
の視点から語られるという構成。
ちょっと面白いな。

夕方。
国内のニュース。
〈マイナンバーにひも付けて登録する「公金受取口座」について、河野デジタル大臣は誤って別の人のマイナンバーに登録されるトラ
ブルが確認されたことを明らかにしました〉[NHK NEWS WEB 023年5月23日 18時39分]
ここまで頻繁にいろいろなトラブルが起きるということは、やっぱりシステム自体に根本的な問題があるんじゃないかなあ?

夜。
1号くんが同人誌を持って来てくれたので購入。
800円。

さて、明日は仕事だ。
寝る。

2023年5月23日(月)
普通に出勤。
空気がなんだか湿っぽい。

普通に仕事。
給与明細を受け取り、定時で退社。
帰りに出ると風が生温かった。

帰りの電車で『見知らぬ人 』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続き。
主人公は、最初に出て来た被害者の同僚の女性ではなく事件を担当することになった刑事なのか?
それとも2人ともが主人公という形式なのだろうか?

帰宅。
2号くんが来て、昨日のロシアのバフムト制圧関係のニュースについて話す。
「ウクライナが戦闘継続中だと言っているのにワグネルがバフムトを制圧したと言っているのはなぜなんだろう?」
と言うので、推測も含めて簡単に説明を試みる。

まず、ウクライナに侵攻したロシア正規軍が、初戦でボロボロにされた。
そこでプーチンが民間軍事会社「ワグネル」を投入する。
ワグネルが活躍し、戦況をロシアに有利な方向に向ける。
ところがロシア国防省のトップが、正規軍より民間の軍事会社がプーチンに重用されることに次第に不満を抱き始める。

国防省は、前線で戦うワグネルに十分な弾薬を送らないなどの嫌がらせを行うようになる。
ワグネルのトップであるプリゴジンが怒ってSNS上で「もうやってられない!」と不満をぶちまける。
これに対してロシア国防省「ワグネルが戦線を離脱したら反逆者とみなす」と圧力をかける。
……と、これが今までの展開。

今回、プリゴジンが突然SNSで「バフムトは完全制圧した」と動画を公開した。
但し、この動画をよく見ると「市内でロシアの国旗を広げるワグネルの兵士」とか「ビルの屋上で踊っているワグネルの兵士」とか、
必ずしも「完全制圧」をしなくても撮影できる内容なのである。

プーチンだって、もちろん国防省に確認を取るように言ったはず。
ゼレンスキーのG7参加になんとか水を差したいと焦るプーチンは、当然、国防省に確認を急かしたことだろう。
しかしプリゴジンに言わせると「ここ(バフムト)にはワグネルの戦闘員しかいません」ということで、公式にはワグネルを支援して
いることになっているロシア軍は、実際にはバフムトには行っていなかったらしい。

プーチンに確認を急かされ、でも「現地からの情報」はワグネルからのものしかない国防省。
ついに「ロシア軍の支援を受けた(←国防省的にはココが大事だったのね)ワグネルの攻撃で解放が完了した」と発表する。
つまりロシアの国防省が公式に「バフムトは完全制圧された」と認めてしまったのだ。

これを受けてプリゴジン「制圧が完了したので部隊を休ませるためにわれわれはバフムトを離れる」と、堂々とバフムトから撤退。
で、ウクライナ軍は「まだ戦闘は続いているんだけど???」
……という状態なんじゃないかね?
(まあ、日本でニュースやネットの情報を見た素人が勝手に想像しただけだけどね)

夕食は2人で松屋の牛めし。
こういう牛丼系って、たまに無性に食べたくなるよね。

寝る。

2023年5月21日(日)
午前中。
ニュース。
ロシア国防省がバフムトの完全制圧を発表。
まだ戦闘は続いているっぽいので何を以て「完全制圧」とするかはちょと曖昧だと思うが、このタイミングでの発表は、ゼレンスキー
大統領の来日に水を刺すのが狙いだろうな。
(もちろんウクライナ側はロシアのこの発表の内容を否定している)

午後。
今日は休むと決めていたのだが、部屋にいるだけでもいろいろ雑用はあるものだな。


夕方。
ロシアのバフムト制圧についての詳細。

まず、ワグネル創設者のプリゴジン氏が「本日の正午ごろ、バフムトは完全に制圧された」と自身のSNSでバフムトを完全制圧した
と、破壊された住宅の屋上にワグネルの旗が掲げられている映像付きで発表。

これを受けてロシア国防省も「ロシア軍の支援を受けたワグネルの攻撃で解放が完了した」と発表。

ところが、
〈ワグネル創設者・プリゴジン氏:「ワグネルの戦闘員は224日間、この都市で突撃をしていたが、ここにはワグネルの戦闘員しかい
ませんでした。ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長は戦争を遊びにして、彼らの気まぐれのせいで本来の5倍以上の人間が死亡した」〉
[2023/05/21 18:30 テレ朝news]

つまり、プリゴジン氏はロシア国防省の発表中の「ロシア軍の支援を受けた」という部分を完全に否定したことになる。
さらに、
〈ワグネル創設者・プリゴジン氏:「部隊を休ませるため、ワグネルは今月25日からバフムトを離れる。自身の印象をゼレンスキー
に伝えよう。あなたの軍人は勇気を持ってよく戦っていた。皮肉ではない」〉
〈「本日、バイデン大統領に会う時、おでこにキスをして、私からのあいさつだと伝えて下さい」〉
とまで言ったそうである。

プリゴジン氏の発言をまとめると……
・ワグネルはバフムトを制圧した。(まあ、これはいい)
・バフムトにはワグネルの戦闘員しかいなかった。
・ウクライナの軍人は勇気を持ってよく戦っていた。
・ワグネルは今月25日からバフムトを離れる。

つまり、バフムトにはワグネルの戦闘員しかいないのに、そのワグネルが25日にバフムトを離れると言っているわけだ。
これって「ワグネルは制圧したバフムトを維持する戦いには参加しない」ということになるよね?
ウクライナに「反撃するなら25日以降がチャンスだよ」と言っているようなものだ。

念の為、ウクライナ軍の報道官は「我々の部隊はバフムトで戦闘を続けている」と言っているわけで、ウクライナ軍がまだバフムトで
戦闘を続けているのに、そこにいる唯一のロシア側の軍隊であるワグネルが手を引いてしまうことになる。

どういうつもりなのだ、プリゴジン?
ショイグとゲラシモフに腹を立てたあまり「あとはもう知らん!」なのか?
それとも何かの作戦なのかね?
(ロシア軍の中で何が起きているのだろうか?)

寝る。

2023年5月20日(土)
朝から地味な事務作業……つまり家計簿つけ。
机に向かって計算をしているだけなのに空腹を覚えるのはなぜだろう?
(それはそうと、今月も食費が……)

午後。
休憩して『見知らぬ人 』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続きを読む。

夕方。
ゼレンスキー大統領が広島空港に到着したというニュース。
SPも連れずに1人で機内から出て来てタラップを駆け降りる映像が放送されたが、めちゃめちゃに暗殺の危険に晒されている人物と
しては、かなり意外な行動だ。

(実はこの人は替え玉で、本物の大統領は別ルートで既に日本に到着しているのではないか?)
(いや逆に、さらに裏をかいて本物?)
とか、ついいろいろと考えすぎてしまった。

夜。
1号くんと2号くんが来て、一緒に夕食。

『見知らぬ人 』の続きを読みつつ、寝る。

2023年5月19日(金)
空気が湿気を含んで重たい。
気温はむしろ暑いぐらいなので、コートなしで出勤する。

電車のお供は『見知らぬ人 』(エリー・グリフィス:著 上條ひろみ:訳 創元推理文庫 Kindle版)
〈刑事ハービンダー・カー〉シリーズの第1作らしい。

学校で教員(女性)が殺害される。
主人公はその教員の同僚である女性。
離婚歴があり、思春期の娘と暮らしている。
学歴にややコンプレックスがあるようだ。(要はオックスフォードやケンブリッジの出身ではないのだ)

娘は「11年生」で、年齢的には15歳ぐらい。
(ええと……?)

あとで調べたら、イギリスの義務教育には、5歳から11歳の子供が通う「プライマリースクール」と11歳から16歳までの子供が
通う「セカンダリースクール」があり、「プライマリースクール」が、1〜7年生まで、「セカンダリースクール」が、8〜11年生
までという形になっているのだそうだ。
日本でいう中学校の1年生を「7年生」と呼ぶような感じだね。
つまり11年生は、日本の中学3年生ぐらいをイメージすれば良いのか。

電車が「明治神宮前〈原宿〉」に着いたので、千代田線に乗り換えて「表参道」へ。
職場に着いて、普通に仕事。

昼休みに外に出たらポツポツ雨が降り始めて、帰りには大雨になっていた。
(コートを着て来るべきだったかな?)

午後。
書庫のキーを借りに来たバイト仲間が、中に入って来てキーを受け取って帰るまで間に言った「寒いっすねえ」が5回。
その中で私は1日中仕事をしておるのだよ。
書籍の紙を食う害虫である紙魚(シミ)は気温20度以上で活発化するらしいので書庫の室温を下げるのはやむを得ないのだろうが。

帰宅。
夕食は冷やご飯で作ったオムライス。

ニュース。
広島で開かれているサミットに、ウクライナのゼレンスキー大統領がリアル参加するそうだ。
岸田さんが来てくれと頼んだのだろうか?
彼は日本のお茶の間でも人気者だからなあ。

低温の書庫の中で体を硬くしていたせいか、今日も全身が無駄な筋肉痛。
風呂で体を温めてから、寝る。

2023年5月18日(木)
朝から暑い。
さすがにコートを着ないで家を出たら地下鉄の冷房が効きすぎてリュックからセーターを出して切る羽目になる。
(私のリュックは割と何でも出て来る)

駅から地上に上がると真夏。(日中の気温は30度を超えていたそうだ)
そして職場である地下書庫に行くと真冬。(書籍を保存するために室温が低く設定されている)

定時まで仕事をして退社。
帰りの電車で『シタフォードの秘密』(アガサ・クリスティー:著 田村隆一:訳 早川書房 Kindle版)読了。
(この作品、なんだか部分的には前に読んだ記憶があるのだよなあ……)

大雪の日に山の麓の家で殺人事件が起きる。
被害者が殺される直前にその家を訪れた男が逮捕されるが、彼の無実を信じる婚約者は……という話。

コナン・ドイルの『バスカヴィル家の犬』にやや舞台設定が似ているかな?
しかし立派な男性よりも、なぜかダメ男が好きになっちゃう女心の描き方は、さすが女性作家。

ひとつ気になったのだが、第一発見者が住んでいる家が、最初は「バンガロー」と書かれていたのが後の方では「コテージ」になって
いる。
ちゃんと台所等の設備のついている建物なので、たぶん正しくは「コテージ」なのだろうが、原文はどうなっているのだろうか?

帰宅。
なんだか変な筋肉痛で全身が痛い。
理由を考えたのだが、寒い書庫の中で無意識に体に力を入れていたのかな?
風呂で体を温めて寝よう。

2023年5月17日(水)
コートを着て外に出たら少しばかり暑かった。
だか冷房の効いた列車内ではむしろ寒い。
そして昼休みに会社の建物を出ると、ほぼ夏の気温。
体調がおかしくなりそうだ。

仕事は普通に定時まで。
夕方から関西のメンサの会員と東京芸術劇場で待ち合わせ。

池袋の地下道に警官が立っていたのはサミットの関係かな?
広島のサミットで池袋まで警戒するのか。

少し早めに着いたので『シタフォードの秘密』(アガサ・クリスティー:著 田村隆一:訳 早川書房 Kindle版)を読みつつ時間を
潰す。

18時過ぎに集合して居酒屋へ移動。
平日なので空いているかと思ったら、新入社員の歓迎会か何かで店は結構混んでいた。
内山氏が、
「コロナの解禁を待って歓迎会を5月にした会社が多いんじゃないかな」
と言っていた。
なるほど。

AIとかウクライナ情勢の話などしつつ、2時間ほど飲んでから解散する。
さてと、明日も仕事だ。
風呂に入って、寝る。

2023年5月16日(火)
シフトの関係で仕事が休み。
1時間ほど余計に寝てから朝食。

午後。
日曜日に放送されたドラマ「だが、情熱はある」を視聴。
オードリーの若林正恭と、南海キャンディーズの山里亮太という実在する2人の漫才師の青春をドラマにしたもの。

今回の話は、せっかく才能ある相方、山崎静代と組んだものの、自分が「ボケ」をやりたがって漫才を台無しにしてしまう山里亮太の
失敗と、葛藤の末に「ツッコミ」への決意するまでの物語。
(やっぱり漫才師というのは「ボケ」の方が主役なのか)

そして若林正恭の方でも「エンタの神様」に合格し、そのオンエアを心待ちにするが……という話が進行するのだが、それよりも尊敬
する先輩、谷勝太が急な入院をする物語の方がメインという印象を受けた。
谷勝太のモデルは2016年に44歳の若さで虚血性心不全で急死した前田健というものまねタレント。

持病と闘いながら精一杯に舞台を務める谷の姿に若林が涙するシーンが今回のドラマのクライマックスと言っていい。
これは泣かせるいいシーン。

それはそうと、せっかく合格して収録まで行った若林と春日のコンビ(当時のコンビ名は「ナイスミドル」)による漫才は、結局オン
エアはされなかったらしい。
(そういうこともあるのか)

いいドラマだと思うのだが、視聴率はイマイチらしい。
こういう、見えない目標を求めてもがき苦しむ若者の話って、今の若い人にはウケないのかなあ?

夜。
YouTubeのライブ配信で「フェイクニュース対策」の解説を聴く。
「走っている少年」と「走っている犬」の絵を少年を先に犬を後に見ると「少年が犬に追いかけられている」と思いがちだが、逆の順
序で見ると「少年が犬を追いかけている」という風に見えるとか。
(なんか、ブラウン神父の「ブルー氏の追跡」を思い出したな)

とりあえず、情報は鵜呑みにせず、聞いた話は判断を急がずにまずは保留にして出元を確認するのが大事だし、先入観にとらわれない
ような注意も必要だということはわかった。

寝る。

2023年5月15日(月)
雨。
通勤電車のお供は『シタフォードの秘密』(アガサ・クリスティー:著 田村隆一:訳 早川書房 Kindle版)。
とっくに読んだつもりだったのに、実は読んでいなかったことに気がついたクリスティー作品。

大雪に閉ざされた電話も引いていないような山奥にある館とバンガロー群。
冬の間だけその館に住むことになった社交的なご夫人とその娘。
バンガローに住む人々が彼女の誘いで館に集まり「交霊会(いわゆるコックリさんみたいなもの)」で遊んでいる最中、霊がテーブル
をカタカタと鳴らして館の所有者の死を告げる。
バンガローに住む所有者の親友は、不安になって大雪の中を2時間以上かけて友人の家に辿り着くが、時すでに遅く……

……というあたりで電車が「明治神宮前〈原宿〉」に着いてしまった。
今日はJRが遅れたとかで、遅刻者が出た。
私が目下担当しているのは電子キーがないと入れない書庫で、セキュリティの関係上そのキーが1個しかないのだ。
そして本日のJR遅延の被害を受けたのが、同じ書庫で働いている人。

2人分のPC(これもセキュリティの関係で仕事が終わったら取り外して鍵のかかる部屋に仕舞うことになっている)を持って、施錠
されたドアの前で彼の出勤を待つ羽目になる。
電車が時間通りに運行していないと、いろいろと支障が出るものだな。

定時まで仕事をして帰宅して、2号くんと一緒に夕食。
2号くん(一応、美大出)が生成AIに「眼を閉じた人物」の絵を大量に食わせたら、「眼を開けた人物」を生成して来たという話が
面白かったな。

夜。
急に眠気に襲われて、1時間ほど仮眠。
眼を覚ましてから風呂に入って、本格的に、寝る。

2023年5月14日(日)
朝。
若干残っていたアルコールをコーヒーの力で吹き飛ばし、保険屋に郵送するための書類を作成するやや面倒臭い作業を終了。

午後。
『疑惑の入会者 ロンドン謎解き結婚相談所』( アリスン・モントクレア:著 山田久美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続き
を読む。

戦後間もないロンドンで結婚相談所を開設した元女スパイと貴婦人のコンビ。
今回、2人の元を訪れたのはアフリカ系男性の相談者。
予想外のお客さまにやや慌てる2人。
アフリカ系の女性登録者がいないことを説明するが、心の広いお客さまは相手は白人でも構わないと仰せになって会員登録の手続きを
行う。
が、この入会者、何か隠しているっぽい……。

前話(第2話)で、やたら身分の高い人の結婚調査を扱ったヒロインたち、今回はやや社会派的な問題に直面する。
そしてもちろん起きる殺人事件。
元女スパイの過去のトラウマも次第に明らかになって行く。

……読み始めたら止まらなくなって、結局、最後まで読んでしまった。
このシリーズ、読者を退屈させないな。

3巻目にあたるこの本は、同じシリーズの短編「机の秘密」のおまけ付き。
第2話と第3話の間に起こった事件の話で、メインの謎解きの合間にヒロイン2人のオフィスがあるビルの管理人の過去話がチラリと
出てくる。
この話は、今後も少しずつ語られて行くことになるのかな?

夜。
2号くんが来てドイツ製のクッキーとチョコレートをくれたので食す。
ドイツっぽい味(?)だった。

さて、明日も仕事なので、寝る。

2023年5月13日(土)
朝。
東京芸術劇場まで散歩(?)。
家を出た時は気にならない程度のポツポツ雨だったものが手続きを終えて出て来たら大雨になっていた。
楽屋の駐車場に「読響」のトラックが停まっていたが、楽器の運び込みとか大丈夫だったのだろうか?
傘を持って出掛けて良かった。

今日は午後から大倉山記念館で藤岡藤巻ライブがあるので出かける。
池袋から大倉山までは電車で約1時間かかる。
電車のお供は「ロンドン謎解き結婚相談所」シリーズの第3弾『疑惑の入会者』( アリスン・モントクレア:著 山田久美子:訳 
創元推理文庫 Kindle版)。

本を読んでいるうちに大倉山に到着。
駅を出るとさっそく道に迷う。

(どこだ、この通りは?)
と見回したらそこが「エルム通り商店街」であることが判明。
あとで調べたら「エルム」とはギリシャ語で商業の神のことだそうで、商店街の名称としてふさわしいと思ってつけたのだろうが、
どうもホラー映画の方を連想してしまうな。
(藤巻さんもトークのネタにしてた)

ともかく、明らかに道を間違えていたので、駅まで戻って線路沿いの道の方を登って行く。
「大倉山」は、自然の地形を生かして街づくりをした地域であるらしい。
要するに「山」なのだ。
道は舗装してあるものの、傾斜を考えると軽く登山。

すごくどうでもいいこと。
坂道を登り始めて間もなくのところに、外壁の色が鮮やかに自己主張の強い「ザ・黄色」という建物があって、思わず建物名を確認
したら「グリーン○○」かいう名前だった。
何か深い考えがあってのことなのだろうか?

それはそうと……登山を続けていたら、左側に階段が見えて来た。
地図によると大倉山記念館は、この階段の上。
足腰の弱い人には厳しい道のりだな。

どうにか大倉山記念館到着。
記念館のホームページによると……
〈実業家で後に東洋大学学長を務めた大倉邦彦(1882-1971)により昭和7年(1932)「大倉精神文化研究所」の本館として創
建されました。
昭和56年(1981)横浜市が寄贈を受け、大改修のうえ建物の保存を図るとともに、昭和59年(1984)横浜市大倉山記念館とし
て生まれ変わり、平成3年(1991)には横浜市指定有形文化財に指定されました〉
……という、建物自体が貴重な文化財であるらしい。

(そんなところで「藤岡藤巻ライブ」をやるのか?)
入場開始まで、まだ1時間程度の時間があったので、建物の内部をじっくりと見学。
ギリシャ風の立派な建物だ。
ついでに館内で行われていた水彩画の展覧会(入場無料)も見て回る。

館内に木で出来た教会にあるようなベンチがいくつも置いてあった。
昔はこれをホールに並べて何かやっていたのだろうな。

さて、開場時刻が近づいたのでホールの入り口近くをウロウロしていたら、ちょうどトイレ休憩で出て来た藤巻さんと会う。
やがて入り口に受付が設置される。
名前を言ったら何の確認もなしにチケットを渡してくれたのだが(前払い)、性善説に基づく運営なのだろうね。

チケットを持って開場を待っているところに、一眼レフを手に館内を撮影していた人が、ホール内を撮影させてくれと頼んで断られ
ていた。
建築の勉強をしている人だとかで、気持ちは分かるがイベントのある日は、やっぱり無理だよね。

開場は一応定刻だったのだが、係の人が言うには、
「藤岡さんが電車を乗り間違えて1時間も遅刻して来たので開場ギリギリまでリハをやる羽目になった」
のだそうだ。

もちろんそんな面白い話がネタにならないはずはなく、静炉巌(せいろがん)さんが初っ端のトークで、
「藤岡さんが遅刻して開場20分前になるまで到着せず、やっと来たと思ったら今度は藤巻さんがトイレに行ったきりなかなか戻っ
て来なかった」
と言って笑いをとっていた。
(あの時か!)

今回は「芸人三昧」というシリーズ・イベントの1つとして行われたライブだったので、藤岡藤巻を知らずに入場したお客さんも多
数いたのだが、そういう人にもウケていたのでやっぱりこの2人は歌手というより芸人寄りなのか?

終演後の打ち上げに「人数合わせ」だとかで誘われたので参加する。
イタリア料理店で、カルパッチョが美味だった。
禁煙ではない店だったので、みなさん大喜びでタバコを吸いまくり。
久しぶりに「昭和の匂い」に包まれる。

帰り道は東横線。
乗っていればそのまま池袋に着くので安心して仮眠をとり、目が覚めたら「ひばりが丘」。
(まだ「池袋」じゃないんんだ……)
と、ぼんやりドアが閉まるのを眺めてから、
(違う!)
と気がついて、次の「東久留米」で列車を飛び降りて引き返す。

アルコールが入っている時の仮眠は気をつけないとな。
家に帰って、寝る。

2023年5月12日(金)
平日なので普通に出勤。
定時まで仕事をする。
今日は地震も落雷もなく、昨日より良い日だった。

帰りの電車で『王女に捧ぐ身辺調査 ロンドン謎解き結婚相談所』( アリスン・モントクレア :著 山田久美子:訳 創元推理文庫 
Kindle版)読了。
結婚相談所の経営者である元女スパイが、共同経営者である貴婦人と一緒になぜか事件を解決するシリーズの第2弾。

今回はエリザベス王女(後に英国の女王となった人)が巻き込まれかけたスキャンダルを未然に極秘裏のうちに解決する話だった。
実在の人物が出てくる話だが、事件は「極秘裏に」解決されているわけだから「エリザベス女王は王女時代にそんな事件に巻き込まれ
たことがない」という史実とも矛盾しない仕組み。
史実から結末が予想できる話がミステリーとしてちゃんと面白く描かれていた。
(これ以上書くとネタバレになるので書けない。自分で読んでくれ)

帰宅。
ニュース。
マイナンバーカードと一体化した健康保険証を医療機関などで利用した際、本人ではなく別の人の情報がひも付けされていたケースが
確認されたのだとか。

おととし10月から去年11月までのおよそ1年間で閲覧はされていないものの、入力ミスなどによって本人とは違う保険証の情報が
登録されていたケースは7300件余り。
1年間で7300件は、さすがに洒落にならない数字。

加藤厚生労働大臣は「今後はそうしたことが起こらないよう、入力時に十分配慮することを徹底してもらいたい」と言ったそうだが、
「配慮」で解決する問題ではないと思うぞ。
チェック体制を根本的に見直す必要があるというか、たぶんシステム全体に問題があるんじゃないかなあ?

夜。
藤岡孝章氏(藤岡藤巻の人)が書いた短編小説「初老」「ご臨終」「オッサンとエイリアン」を読む。
「初老」は、不倫している中年男性がちょっとした事件に遭遇し、自らの年齢を実感する話。

「ご臨終」は、不思議な出来事により「死」を体験することになった主人公の話。

「オッサンとエイリアン」は、エイリアンが地球人に接触したのだが、相手が酔っ払いのオッサンだったせいで……という話。

以前に買ったままツンドク状態になっていたものなのだが、意外と面白かった。
(藤岡さん、作家の才能があったのか……)

さて、明日は藤岡藤巻のライブがある。
早めに寝よう。

2023年5月11日(木)
明け方。
夢を見ていた気がする。
何か揺れている感じがして「キュルッキュルッキュルッ」という音と共に「地震です」という電子的な声がした。
目を開けて体を起こすと、数秒後に大きな揺れ。

 時刻:4時16分頃
 震源:千葉県南部(北緯35.2度 東経140.2度)
 深さ:約40km
 規模:マグニチュード5.2
 最大震度:震度5強(千葉県木更津市)

緊急地震速報が、珍しく地震の揺れに間に合った。
しばらくテレビをつけて地震情報を見ていたが、特に続報もないので2度寝して6時20分頃にまた起きた。

交通情報を確認したが、遅れている列車は千葉県寄りの路線だけのようだ。
安心して普通に出勤。
日差しが強い。

仕事はいつも通り。
昼休みに次長が来て進捗状況を確認して帰った。
(あと地震が起きたら書棚から離れるようにとの注意)
昼の日差しは、もはや夏だった。

夕方。
書庫から外に出ると、土砂降りの雨。
傘を差して渋谷駅に着くと、改札口の前に何やら人だかり。

発射時刻を表示する電光掲示板の表示が普段と違っている。
通常の運行状況ではなく、東横線の折り返し運転を知らせる表示となっていた。

どうやら落雷があって運転見合わせの状態らしい。
地震はあるわ、落雷はあるわ、なかなかに天変地異の日である。

幸い、副都心線は走っていたので乗車する。
車内はガラガラで余裕で座れた。
通勤電車のお供は、今日も『王女に捧ぐ身辺調査 ロンドン謎解き結婚相談所』( アリスン・モントクレア :著 山田久美子:訳 
創元推理文庫 Kindle版)。
元女スパイと貴婦人が一緒に結婚相談所を立ち上げたら、なぜか事件に巻き込まれるというシリーズの第2弾。
設定が設定なので、あまり深く考えずに楽しむ。

駅から地上に出ると、既に雨は上がっていた。
帰宅。

(今日は特に大きな余震はなかったな……)
寝る。

2023年5月10日(水)
微妙に寒い朝。

コートを着て出勤。
午前中、普通に仕事をして11時半からの昼休みに外に出たら、
「さっきの地震は大丈夫だった?」
と聞かれる。
地下の書庫にいたので全く気づかなかったが直前に地震があったらしい。

 時刻:11時21分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.7度 東経140.0度)
 深さ:約70km
 規模:マグニチュード4.1
 最大震度:震度3(東京都練馬区)

職場のある渋谷区は震度2。
豊島区は震度1だったらしい。

午後も普通に仕事をして、報告書を書きに行こうとしたら、会議が始まっていて部屋に入れない。
5分ほど通路で待機してから急いで書類を書いてバタバタと退社。

帰りの電車で『王女に捧ぐ身辺調査 ロンドン謎解き結婚相談所』( アリスン・モントクレア :著 山田久美子:訳 創元推理文庫 
Kindle版)の続きを読む。

舞台は戦後間も無くのロンドン。
ヒロインは息子の友達の誕生日プレゼントを買いに玩具屋に出かけるのだが……。

まだ戦争の傷跡の癒えていないイギリスでは、子供の玩具を満足に国内生産することもできない有様。
売り場に並ぶおもちゃはアメリカ製。

それはまだ良いとして、品質はイマイチではあるものの日本製の玩具はちゃんと売られているのだ。
日本、復興早ッ。(笑)
なんで敗戦国の方が復興が早いわけ?

なんかむかついたらしく、日本製の玩具を断固として買わないヒロインに笑ってしまった。
この時代の日本は、例の「奇跡の経済復興」の真っ最中だったのだよね。
(あの勢いが、21世紀まで続いていればなあ……)

電車を降りて自販機でオロナミンCを買って飲む。
これ、ときどき飲みたくなるんだよな。
炭酸系の中では一番好きかも。

帰宅。
2号くんが来て、
「ノッポさんが死んだって」
と言う。

「できるかな」のお兄さんだった人。
既に去年の9月10日に心不全で亡くなっていたそうだが「死後半年以上伏せてほしい」という本人の希望があって彼の誕生日である
本日(5月10日)に公表されたのだそうだ。

そしていつの間にか芸名を「高見映(たかみ・えい)から「高見のっぽ」に変えていたことを知ってちょっと驚いた。
ニュースで「ノッポさんこと高見のっぽさん」と言っていて、なんか可笑しかったな。
88歳。
ご冥福をお祈りします。

……寝よう。

2023年5月9日(火)
シフトの関係で今日は休み。
朝刊に昨日の西新井駅のコーヒー缶爆発事故の続報が載っていた。
缶を置いたとみられる40代の中国籍の男性は、
「勤め先の洗剤を家で使うため、缶に入れて持っていた」
という趣旨の供述をしているそうな。

勤務先で使っている業務用の洗剤を分けて貰う人というのが結構いるらしいが、アルカリ性の洗剤をアルミのコーヒー缶に入れて蓋を
閉じると、洗剤のアルカリ液がアルミと化合して水素が発生し、缶が破裂してしまうのでとても危険だ。
蓋付きのコーヒー缶は、洗剤を小分けにするのにちょうど良い大きさに見えるが、アルミの缶にアルカリ液を入れるのは絶対にダメ。

この男性は、どうやら手に持っていたコーヒー缶を券売機の脇にひょいと置き、定期券を買うためにやや面倒臭い機械操作をしている
うちに缶のことをすっかり忘れてその場を立ち去ってしまったらしい。
いろいろと迂闊な人だ。

午後。
ニュース。
河野太郎デジタル相は、マイナンバーカードを使った証明書交付で誤発行が相次いだことへの対応として、システムを開発した富士通
ジャパンに「運用を停止して徹底的に総点検をおこなうように」要請したそうだ。

国がこれだけ大規模に導入したシステムについて、運用を開始してから致命的な不具合が発見され、点検のために運用を停止する羽目
になるとは、感心しない話だ。

富士通ジャパンの側は、申請する人が急増したためにシステムに負荷がかかったとか説明しているそうだが、そもそもどれだけの人数
での利用を想定したシステムだったのだろう?

そもそもマイナンバーカードというのは任意で取得するものであったはずで、それを急に保険証を廃止して事実上全国民に取得を義務
付けるという風に話が変わってしまった。
当然、カードを使う人数も増えることになる。

もしも利用者が増えたことがシステムの不具合の原因であったとしたら、システムの根幹の部分に「国民みんながカードを利用したら
壊れる」という欠陥があったことになるのではなかろうか?
何かこう全体に「無理に急ぎ過ぎた」という感じがするな。

夕食後。
風呂に入ったら急に眠くなったので、寝る。

2023年5月8日(月)
朝刊の1面トップは日韓の首脳会談。
〈日韓、関係改善が軌道に〉
〈首相「安保協力を強化」〉
〈尹氏「歴史より未来」〉
日本と韓国は東アジアの自由主義国家どうしなのだから、戦略的に考えても仲良くした方が良いのだよ。

今日は月曜日で出勤日。
外は大雨。
天気のせいか「明治神宮前〈原宿〉」で地下鉄に遅れが出ているというアナウンスが流れていたが、私は普通に来た電車に乗って問題
なく職場までたどり着けた。
但し、一緒に仕事をしているバイト仲間が遅れて仕事の開始は遅れた。

午前中。
なんだか気持ちが悪い。

昼。
普通に昼食を摂る。

午後。
治った。
久しぶりの出勤で緊張したのかな?
(私はデリケートな人間なのだ)

定時で退社。
雨はすっかり上がっていた。

帰宅。
「東武東上線西新井駅の券売機近くに置かれていたアルミ製のコーヒー缶が爆発」というニュース。
缶の中にはアルカリ性の液体が入っており、近くにいた女性が火傷を負ったという。

とっさに思い出したのは、ちょっと前に新宿駅で起きた同様の事故。(ネットで調べたら2018年の出来事だった)
あの時は、アルミ製のコーヒー缶に職場で使っているアルカリ性の強力洗剤を入れて持ち帰ろうとした人が起こした事故だった。
(たぶん、似たようなことをやらかした人がいるな……)

ニュースによると、防犯カメラの映像にコーヒー缶を置いた人が映っていたらしく、警察がさっそくその人の身柄を確保したらしい。
すぐに見つかったということは、自分から名乗り出て来たのかな?

(アルミ缶にアルカリ洗剤は危ないという知識は、もっと広めた方がいいなあ)
と、思ってTwitterを開いたら、この件が「アジア人によるテロ」であるという前提のTweetがずらりと並んでいたのに驚いた。
いま日本がアジアのテロの標的になる理由が、さっぱり思い浮かばないのだが???

まあ、それはともかく、これだけは大事なこと。
アルミ缶にアルカリ液を入れると水素ガスが発生して危険なので絶対にやめよう!

寝る。

2023年5月7日(日)
目が覚めたら、まだ朝じゃなかった。
午前3時。
夕べ少し飲み過ぎたのかもしれない。
酒を飲むと早起きしてしまう体質。
布団の中でうとうとしながら朝を待つ。

郵便受けに朝刊が届いていた。
1面トップは〈東京の夜の明るさが戻らない〉という記事。
コロナ禍で受けた日本の飲食店のダメージが元に戻っていないという内容で、パリやロンドンなどの外国の都市がすでに復活している
のとは対照的に、日本はコロナ以前のと比べて夜の街の明るさが1割減ってしまったのだそうだ。

日本の夜の飲食は仕事のつきあいなど儀礼的なものが多かったことで、コロナ禍で在宅勤務が増えると繁華街での飲食も減ってしまう
ということらしい。
職場の飲み会が減って助かったという人も多いが、飲食店としては大打撃なのだろうな。

午後。
急に涼しくなって来て、外は風と雨が強そう。
家の中で過ごすことにしたが、夕方ごろになるとむしろ寒い。

イギリスの戴冠式のニュース。
王室反対派がプラカードを掲げてデモを行ったそうだが、
「NOT MY KING(俺の王様じゃない)」とか「HE IS JUST SOME GUY(彼はただの人)」とかのプラカードに混じって、「THE 
ONLY GOOD KING IS BURGER KING(良いキングはバーガーキングだけ)」というプラカードがあったのだそうだ。
誰だよ、ドサクサに紛れてハンバーガー屋の宣伝をした奴は?(笑)

夜。
『王女に捧ぐ身辺調査 ロンドン謎解き結婚相談所』( アリスン・モントクレア :著 山田久美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)
を読みつつ、寝る。

佐藤編集長が録画していたというご近所もののバラエティ番組を一緒に視聴する。 池袋周辺の注目スポットをテレビが取材するという内容なのだが、30年以上もこの街に住んでいてただの一度もお見かけしたことの ない「ご近所の人」が妙に滑舌良く取材の趣旨にピッタリのコメントを要領よく話す「インタビュー」などを大笑いしながら見る。 取材先の店の前に行列が出来ていて「人気スポット」として紹介されていたが、あの店の前に行列ができているのなんて見たことがな いぞ。(^^; 中でも笑ったのは「千川・要町」を紹介していた街番組。 この地域は豊島区の観光ガイドでも「何もないので省略」などと書かれていたりする、要するに普通の住宅街なのだ。 なんでそんな街を取材したのかと言うと、恐らく千川にある芸能事務所の常設劇場と、そこに出演している芸人を紹介したかったから なのだと思う。 しかし千川はさっき言った通りの住宅地。 しょうがないから隣の要町まで取材エリアを広げてみたのだろうが、それでもほぼ何もない。 あまりにも何もなかったからか、スーパーマーケットだのチェーンのラーメン屋だの普通の肉屋だのをなんとか頑張って「街の名物」 風に紹介していた。 取材の方たちもお疲れ様である。 夜。 昨日までコミティアで忙しかったという1号くん、2号くんと池袋でお疲れさん会。 当初の予定では「四十八漁場 池袋西口店」に行く予定だったのだが、念の為店に電話してみると「この番号は現在使われておりませ ん」というアナウンス。 コロナの影響で潰れてしまったらしい。 行き先を「四十八漁場 池袋東口店」に変更する。 池袋もなくなった店が多いなあ。 少し酔いが回って来たところで切り上げて、帰宅。 寝る。

2023年5月5日(金)
今日はこどもの日。
子供関連のニュースを検索してみたら、総務省発表による人口推計から算出した4月1日時点の子供の数が報道されていた。
外国人を含む15歳未満の男女は1435万人で、前年と比べて30万人の減少だそうだ。
念の為「外国人を含めて」で、この数字。
まあ、子供が増えるようなことが起きていないからしょうがないな。

その他のニュースを見てみたら。
今朝(5月5日)午前4時40分頃、総理大臣官邸で警視庁の機動隊員が拳銃自殺。
物騒な話だな。

この事件は背景をよく調べて貰いたいと思う。
特に拳銃自殺を実行しかねない人物が他にもいないか等は重点的に確認して見るべき。
精神状態の不安定な人が拳銃を持って総理大臣官邸内を歩き回っているというのは、大変によろしくないことだぞ。

午後。
SNSに地震があったらしき書き込みがあったので、気象庁のサイトで確認したら、能登方でかなり大きく揺れたらしい。

 時刻:14時42分頃
 震源:石川県能登地方(北緯37.5度 東経137.5度)
 深さ:約10km
 規模:マグニチュード6.5
 最大震度:震度6強(石川県珠洲市)

震度6強は、かなり大きな地震。
倒れた石灯籠の画像や、景勝地のひとつである見附島で崖崩れが起きている動画などがTwitterにも流れて来た。
東京でも板橋あたりは震度1の揺れを観測したそうだが、こっち(豊島区)では揺れは感じなかったな。

夕方。
風呂に入ってから、佐藤編集長を誘って夕涼みがてら散歩。
有楽町線の千川駅方面まで足を伸ばして、魚民で軽く一杯。
飲むつもりで来たのじゃないから、日本酒2杯と焼酎1杯程度で切り上げて帰宅。
寝る。

2023年5月4日(木)
今日は1号くんと2号くんに誘われて、映画を観に行く予定で、最初は昼からという話だったのが、チケットの関係で夜になる。
「RRR」、どんな内容かはまったく知らないが、ともかく長いので水分は控えておくようにとネットに流れていた映画。

夕方頃に家を出る。
携帯を家に忘れたりいろいろあったが、とりあえず池袋駅で合流してシネリーブルへ。
池袋のシネリーブルは、駅から地上に出ずにそのままエレベーターで上に行けば良いので足場的に最高。

チケットの購入は2人に任せていたのだが、1号くんと2号くん、ネットと窓口でそれぞれバラバラに買ったチケットがたまたま隣同
士だったとかで「奇跡だ!」と騒いでいた。
それぞれが別の割引を利用するために、まず2号くんがネットで私の分と合わせて2枚を買い、その後1号くんが窓口に行ったら1席
しか残っていなくて、そこがたまたま2号くんが買った席の隣だったのだそうだ。

パンフレットは売り切れだったので、飲み物だけ買って場内へ。
「RRR」は、インド映画だった。

タイトルの意味は、第1章が「STORY」で第2章が「FIRE」で第3章が「WATER」で、全部の単語に「R」が入っているから?
そして謎の「INTERRRVAL」って何だよ?

物語の発端は、メヘンディ(植物性の染料で手などに模様を描く化粧)が得意で歌の上手い少女が、歌声を聞かせながら英国人の奥様に
メヘンディを施したことから。
この技術が気に入った奥様は、少女の両親にコインを2枚投げる。
両親が普通に歌へのご褒美だと思って受け取ったところ、それは少女自身の代金であり、奥様は少女を自分のペットとして連れ去って
しまったのだ。

話は変わって、インドでは白人の横暴に怒った民衆による反英運動が起こりつつあった。
これを厳しく取り締まっているインド人の警官がいた。
彼は誰よりも優秀な警官であったにも関わらず、人種差別のせいでなかなか出世ができずにいた。

さて、冒頭で英国人に攫われた少女について、地元の有力者が英国人に忠告に来る。
部族の結束は堅いので、その1人でも誘拐すれば彼らは必ず取り返しに来るだろうというのだ。
実際に、部族の男がひとり少女を取り戻すためにデリーの街まで来ていた。

そこで英国人の奥様は、少女を取り戻しに来た部族の男を捕らえた警官を特別に昇進させると約束する。
これを聞いた件のインド人の警官は、なんとかしてその男を捕まえて昇進しようとする。

少女を取り戻そうとする男と、この警官の2人が物語の主人公。
友情と恋と葛藤と闘いと歌と踊りと、いろいろとてんこ盛りの映画で「全編クライマックス」という謳い文句は伊達ではない。
そして全体のテーマは、差別を受けていたインド人による英国からの独立運動。

英国人のダンスパーティーに行ったインド人の男が「有色人種などに芸術は理解できないからダンスが踊れるはずはない」と、馬鹿に
されて「ナートゥ」というインドのダンスで女性たちの喝采を浴び、英国人男性をギャフンと言わせるシーンは見せ場のひとつ。

感想。
インド人、不死身すぎ。
頭蓋骨が鋼鉄で出来ているのか?(^^;

「ラーマ」という名の男が英国人に独房に閉じ込められて髪が伸びる描写があったのだが、短期間に伸びすぎだろうと思ったら、その
後に彼が弓矢で英国人と戦うシーンが出て来た。
たぶん「ラーマヤナ」に出てくる「インドラの弓と神の矢を持つラーマ王子」の再現をやりたかったのだろうな。

エンドロールにインドの独立のために戦った偉人たちの肖像が映され、この映画のテーマがより鮮明になっていた。
なにしろ主人公に倒されるザコキャラがみんな白人なのだ。
昔の映画では、ラスボスが白人の場合でもザコキャラは「白人の手先となった有色人種」である場合が多かった気がする。
そして「悪い白人ども」が有色人種にボコられるシーンにスカッとしてしまったあたり、私もやはり有色人種なのだね。

映画鑑賞後。
すでに夜の10時になっていたが、遅めの夕食。
1号くんが、
「今夜は絶対にインド料理だろう」
と言うので、地上に降りて劇場通りの「ターリー屋」へ。
インド料理の定食が美味しい店。
ナンのお代わりが無料なのが嬉しい。

自宅までぶらぶら歩いて帰宅。
寝る。

2023年5月3日(水)
天気が良さそうな朝。
昼頃に佐藤編集長を誘って五反田へ。
ゲンロンカフェが珍しくトークショーなしの「カフェ営業」を行うというので、どんなものかなと覗きに行くことにしたのだ。

コートを着て家を出て、少し歩いたら汗が出て来た。
池袋から山手線で五反田へ。
暑いのでコートを脱ぐ。
西口を出ると、駅前にあった居酒屋がなくなっていた。
雑居ビルのテナントの看板が、そこだけ空白になっている。

大崎橋に差し掛かったら「カフェ営業」の看板が置いてあった。
そのまま進んでゲンロンカフェのある司ビルに入ったら、ここもテナントがだいぶ少なくなっている。
(コロナの影響で潰れてしまった店が多いのかなあ?)

カフェは13時からの営業ということだったが、少し早めに着いたのでドアの外で待つ。
12時58分頃にドアが開いて、店内へ。
佐藤編集長はコーヒーを、私は「パピヨン」とかいうノンアルコールカクテルを注文。
このカクテルは、かき混ぜると底の方に溜まった紫色のシロップ(?)が全体に広がって色の変化を楽しめるのだそうだが、そういう
ことが割とどうだっていい私は、適当にかき混ぜてそのまま飲んでしまった。

パピヨンは「レモネードに何かを混ぜたかな?」という味のする飲み物で、1杯1000円した。
ちなみに佐藤編集長のコーヒーは500円。
注文した時に値段をちゃんと確認しておいたのが後で「よかった!」ということになる。

店内には我々しか客がいないのでちょっと店内を探検。
ここはそもそもトークショー等を行なってそれをネット配信するためのスペースなので、店内には小さな舞台や副調整室なんかが備わ
っている。
昔、私がよく通っていた頃には副調整室なんかなかったし、カメラも素人が使う感じの小さなもので、ライトなんかもなかったが、今
はちょっとしたスタジオになっている。

開業10周年だとかで寄せ書きコーナーがあったので、適当に名前を書く。
(櫻木みわさんのお名前を発見した。わざわざ東京まで来たのか!)

飲み物を飲み終わったのでレジで精算。
この店は、普段は前払い制なので伝票というものがない。

店の人に
「1200円です」
と言われて、そのままの金額を支払おうとして気がついた。
金額の間違いを指摘するとレジの人も気がついてくれたので、無事に1500円支払って店を出る。
危うく、後で300円払いに戻らなくてはならないところだった。
先に金額を確認しておいて本当によかった!

どうでもいいことだが、店を出てから佐藤編集長に500円のコーヒーの味を聞いたら、
「いままで色々な店で飲んできたコーヒーの中で一番濃かった」
とのこと。
「分量を間違えたんじゃないかなあ?」
と言っていたが、ゲンロンカフェならそういうお茶目もあり得るな。(笑)

その足で昼食を摂りに近所のサイゼリアへ。
ラム肉のステーキとパスタにスープ、そしてもちろんワイン。
2人でボトルを1本空けて帰宅。
夕方まで爆睡する。

部屋で『ロンドン謎解き結婚相談所』( アリスン・モントクレア :著 山田久美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)読了。
終戦直後のロンドンで結婚相談所を開業した2人の女性。
ところがマッチングしたカップルの女性の方が殺害され、男性の側に嫌疑がかかってしまう。
殺人鬼を紹介する結婚相談所という噂が流れて危機に陥った2人は、なんとか男性の無実を証明しようとする。

2人の前に立ち塞がるのは、警察に、マスコミ、そして意地悪な姑。
しかし2人の方も実はタダものではなくて……。

舞台が第2次世界大戦直後のイギリスで若い女性が主人公となれば、出てくるのはやはりストッキング不足問題。
ここでストッキングの歴史について調べてみたのだが、ナイロンストッキングが開発されたのは1935年。
しかしナイロンがパラシュート素材の方向に流れたために、市場でナイロンストッキングが不足し、高価なストッキングが犯罪の温床
となり得たのだ。

当時の日本でストッキング問題がさほど騒がれなかったのは、当時の日本人女性の服装として、まだ和服が主流であったからかな?
ヨーロッパでは、犯罪組織が暗躍するほどの重大問題になっていたのだとは知らなかった。

この小説はシリーズものなので、明日以降のために2話目をダウンロードしてから、寝る。

2023年5月2日(火)
このところ家を出るたびにコートを着ていくかどうかを悩んでしまう。
日陰だと肌寒く、日向だとむしろ暑い。

今日から通勤電車のお供は『ロンドン謎解き結婚相談所』( アリスン・モントクレア :著 山田久美子:訳 創元推理文庫 Kindle
版)。
戦後間もないイギリスのロンドンで結婚相談所を開業した2人の女性が主人公。

イギリスでその時代の女性の話になると、必ず出てくるストッキング問題。
戦前の日本は世界有数の絹の輸出国。
当時のパラシュートには絹を使っていたから、絹糸は軍需物質であったのだ。
だから絹を抑えてしまえば戦闘機のパイロットをパラシュートなしで燃える飛行機から飛び降りさせるわけにもいかないだろうから、
戦況を有利にできると日本軍は考えたらしい。
で、煽りをくらったのが絹でできたストッキングが必需品であった女性たち。
……というわけで、この時代を描いたイギリスの小説やドラマには「ストッキング問題」が頻繁に出てくることになる。

『ロンドン謎解き結婚相談所』の舞台は、すでに戦争は終わっているが、衣料品の購入には配給切符が必要な時代。
ここで日本とイギリスの違いが興味深かったのは、日本でも配給制度はあったものの闇屋は当たり前にあって、そこで買い物をするこ
とは違法ではあったものの「必要悪」というイメージで、闇で買い物をしなかったために餓死した人の話などが広く語られていた。

それに対してイギリスではこうしたことは「忌むべき犯罪行為」のイメージが強かったようである。
これは敗戦で政府の信用がガタ落ちになってしまった日本と、戦勝国の違いかな?

そんな時代にヒロイン2人が経営している結婚相談所にやって来た若い女性客には、闇でストッキングを販売していたという「前科」
があり、この女性客がなんと……
……というわけで、事件に巻き込まれてしまうヒロインたち。

このままでは相談所の評判が落ちてせっかくの事業が倒産してしまう。
警察は当てにならないので、なんとか真犯人を見つけようと捜査に乗り出すわけだが、この過程で彼女たちの背景が少しずつ明かされ
ていく仕組みになっている。
なかなか面白い。

さて……
電車が表参道に着いたので、職場へ。

今日は昼前に次長が来て、ちょっとした部署異動があった。
普通に閲覧できる本棚から、古い雑誌類が保管してある書庫の担当になった。
閲覧者が入って来て作業を中断しなくて良いのは助かるが、室温がやたら低く設定されているのには閉口した。
次回から寒さ対策を考えよう。

定時で帰宅。
「メフィスト」の7号が届いていた。
おまけとして「レーエンデ物語」(多崎礼)の試し読み小冊子が同封されている。
いわゆる剣と魔法のファンタジーのようだ。
(ううむ……)

夜。
寒い室内で長時間仕事をしていたせいか、全身が疲れている。
風呂に入って、さっさと寝る。

2023年5月1日(月)
少し肌寒く、今日もコートが必要。
もっとも20代のバイトの人は「暑い」と言って半袖のTシャツ1枚になっていたが。

本日もいつも通り定時まで仕事。
通勤電車で『恐怖の谷 シャーロック・ホームズ・シリーズ』(コナン・ドイル:著 延原謙:訳 新潮文庫 Kindle版)読了。

この作品、第1部は普通のシャーロック・ホームズもので、「堀に囲まれた城で殺人事件が起きたが犯人がどこにもいない」という謎
をホームズが推理で解く話なのだが、第2部になると急にガラリとテイストの違う話になって舞台も過去(1875年)のアメリカに飛んでしまう。

そこで活躍するのはホームズではなくジャック・マクマードという男。
マクマードを主人公にした完全に独立したミステリーと言って良い物語が描かれて事件がひとつ解決される。
で、実は第2部の事件が第1部の事件の発端となっていたのだ……とオチがつく。

ところでこの第2部の話に出て来るピンカートン探偵社、小説内では炭鉱町で悪事を働くヤクザのような組織と戦う正義の団体である
のだが、モデルとなった実在のピンカートン探偵社というのは、調べてみると労働組合に潜入してスト破りをしたり、ストを行う者を
殺害したりと、どうやらこっちの方がやばい連中であったようだ。

帰宅。
なんだか疲れたので、風呂に入ってさっさと寝よう。

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