目次へ
独 り 言 (2023年4月分)
2023年5月分へ

2023年4月30日(日)
午前中は雨だったが、午後になると止んだ。
今日はメンサ・テスト合格者の会の月例会があるので、昼過ぎに家を出る。
曇り空だが日光がやや眩しいので(白内障なのである)サングラスを着用。

会場に着いて部屋に入ったものの部屋の中は結構寒く、脱いだコートをまた着る羽目になった。
例会終了後、外に出ると煌びやかな衣装を身につけた南アジア系の外国人で西口公園が溢れている。
「第22回カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ(正月祭)」が行われているのだとか。
バングラデシュの暦だと4月14日が元旦だそうだが、少し時期がずれたのは会場の都合かな?

こちらは「はなの舞」で懇親会。
外国人の店員さんは日本語は流暢だったが新人なのだとかで注文用の機械の扱いに慣れておらず、少し手間取っていた。
別に急ぐわけでもないので、彼女が注文を入力するのに気長に付き合う。
こういう機械は店員の入れ替わりの多い店では、却って手間のかかることになるのではなかろうか。

帰宅。
明日は仕事なので風呂に入って、寝る。

2023年4月29日(土)
土曜日で、仕事が休みなので午後は本を読む。
『日本書紀(三)』(坂本太郎、井上光貞、家永三郎、大野晋:校註 ワイド版岩波文庫)。
岩波文庫のこの巻は雄略天皇の話から始まる。

雄略天皇と言えば『万葉集』第1巻の冒頭の歌、
〈篭もよ み篭持ち 堀串もよ み堀串持ち この岡に 菜摘ます子 家聞かな 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 
我れこそ居れ しきなべて 我れこそ座せ 我れこそば 告らめ 家をも名をも〉
(大意:素敵な籠とスコップを持ってこの丘で山菜採りをしているそこの彼女、住所と名前を教えてよ。俺は大和の国をぜんぶ束ねて
いるんだぜ。その俺様の家と名前を教えてやるからさ)
……の作者である。

【無用の知識】
 堀串:土を掘るヘラ、スコップ
 そらみつ:「大和」の枕詞 

さて、『日本書紀』によれば、その雄略天皇、侍女に手を出したところ彼女は妊娠して女の子を産んでしまう。
しかし天皇は「一晩抱いただけで?」と、疑って面倒を見なかった。
ところがその子が歩くようになって来ると、その姿を見た人がみんな「天皇に似ているよね」と言うようになった。

そしてついに物部目大連(もののべのめのおおむらじ:物部が氏、目が名、大連が役職で天皇の補佐官)が、天皇に直接、
「臣、女子の行歩くを観るに、容儀、能く天皇に似れり」(私が女の子が歩いているところを見たところ、姿がよく天皇に似ています)
と言うことになるのである。

天皇はまだ「でも抱いたのは一晩だけだし……」とぐずぐず言うのだが、ここで大連、ズバッと聞いちゃう。
「然らば一宵に幾廻(いくたび)喚(め)ししや(=じゃあ聞くけど、一晩に何回ヤッたの?)」

聞かれた雄略天皇、
〈「七廻喚しき」とのたまふ〉
(さすがは天皇、正直者であらせられる)

これを聞いた目大連は「未経験の女の子を相手に一晩中ヤリまくっておいて相手を疑うってどうよ?(大意)」と天皇を諌めるわけで
あるが、ここの大連の言葉に、
「臣、聞る、産腹み易き者は、褌を以て身に触ふに、即便ち懐娠ぬと(=妊娠しやすい人は褌に触っただけでも妊娠するときいたこと
があります)」
というものがある。

褌に触っただけで妊娠したという女もいるのに一晩中ヤリまくって「俺の子じゃないかも」はないでしょう、とお諌め申し上げる場面
で出て来るのだが(褌に触っただけで妊娠という話も、それはそれで怪しいが、それはさておき)ここで注目したいのはここでさらっ
と出て来る「褌」という言葉。

「褌」というのは、南方系文化の衣類なのであり、漢民族などの北方系文化においては着用されていなかったようなのだ。
そうした視点で見ると、雄略天皇(在位:457年〜479年)の時代の日本で下着のような日常的なものが南方系文化のものであっ
たというのは、なかなか興味深い話になる。

文化の流れを追うのに下着のように日常生活に密着したものを調べると面白いことが分かったりするわけだが、「褌」なんてしょうも
ないものについては、古代の人もなかなか記録に残してくれていないので、こういうところにちょろっと出て来る記述が案外と大事だ
ったりする。
(やった! なんか学術的な話にまとめられたぞ)

……寝よう。

2023年4月28日(金)
朝。
日差しが強いので首筋と顔面にニベアの日焼け止めを塗りたくる。

出勤。
通勤電車のお供は『恐怖の谷 シャーロック・ホームズ・シリーズ』(コナン・ドイル:著 延原謙:訳 新潮文庫 Kindle版)。

表参道で地上に上がったら日光が耳たぶに当たって痛い。
日焼け止めの塗り忘れである。
(わしゃ、耳なし芳一か?)

仕事中に職場から電話。
昨日、給与明細の内容に疑問があったので問い合わせた回答だったのだが、何がどうしてそうなったのか分からないが10万円以上の
入力ミスがあったことが判明したのだそうな。

「振込金額に間違いはないはずなので、後で確認して下さい」
と言われる。
道理で少ないと思った。(^^;

定時で退社。
銀行で振込金額に間違いがないことを確認し、上司にメールで報告する。
(こっちが合っていて、明細だけ間違っているというのは一体どういうシステムなのだろうな?)
念の為、今月分の基本給を計算して週明けに提出する予定の出勤簿の余白に書き込んでおくことにする。
ニベアを塗り損ねた耳たぶの方は……多少ヒリヒリする程度で済んだ。

夕食は、キュウリがあったのでかっぱ巻き。
あと、カニカマボコでなんか分からん寿司を作る。
そんな月末。
何かと物価高なのである。

それなのに岸田さんはまた「少子化対策のために増税」とか言い出しているそうだ。
この間は「防衛費のために増税」だったけれど、この「○○のために増税」って、要するに「増税」という結論がまず先にあって国民
が反対しづらさそうな「○○」の中身を後から考えているのではないかという気がする。

増税で金がなくなったら若者がますます子供を作りにくくなって、当然、少子化は進むだろう。
(どうしてこんな単純なことがわからないのだろう?)
と、ずっと不思議だったのだが、ふと思ったこと。

日本はいわゆる「三バン」のせいで世襲政治家の方が出世するシステムになっている。
だから有力政治家の多くは、いわゆる「名家」の出身で、「名家」の人は「血筋が絶える」のを何よりも恐れる。
逆に庶民は、金がないと割と結婚や出産を諦めがちだ。

有力政治家の感覚では「いくらなんでも血筋が絶えることまではしないだろう」なのに、庶民の方は「俺みたいな稼ぎの少ない奴は、
女の子と付き合ったり、ましてや結婚なんて絶対に無理だな」と、比較的容易に子孫を残すことを断念してしまうわけだ。

金のない庶民は「諦めるもの」の順番の割と上の方に「結婚」があるのだということが「名家」の人には理解できていない。
だから「庶民に結婚を諦めさせない」ことの困難さを甘く見ているではないだろうか?
「消費税が上がったぐらいのこと」で結婚を諦めちゃう人が結構いるということに有力政治家は早く気づくべきだと思う。

寝る。

2023年4月27日(木)
朝。
天気は快晴。
本日は仕事が休みなので病院へ。
「処方して貰った薬(フェロベリン)がなくなったあとも症状が治らなかったのでドラッグストアで薬を買って飲んでいます」
と言って「新ワカ末プラスA錠」の成分表を渡したら、
「あー、こっち(ワカ末)の方がいいかも。こっち飲んでて下さい」
と言われる。
無駄な薬を処方しようとしないのは良い医者か。
……先週の血液検査の結果が出て、γーGTPは15だった。

病院を出てからドトールへ行き、ジャーマンドッグとココアで昼食。
帰宅してから「らんまん」を視聴。
主人公と姉の関係にどうも何かある気がしていたのだが、やはり2人は姉弟ではなくいとこ同士の関係だった。
姉だと思っていた人は、祖母の娘の子だったのだ。
そしてなぜか自由民権運動に巻き込まれていく主人公……。

夜。
板わさで晩酌。
寝る。

2023年4月26日(水)
朝から大雨。
仕事は9時からなのだが職場である図書館の入り口が開くのも9時なので、いつも扉の前で少し待つことになる。
門の前には屋根がないので近くで雨宿りできそうな場所を探して待機する。

中へ入ってしまえば9時から5時までの勤務はいつもの通り。
(昼食どきの外出が少し面倒なだけだ)

定時で退社。
帰りの電車の中で『ウィンダム図書館の奇妙な事件』(ジル・ペイトン・ウォルシュ:著 猪俣美江子:訳 創元推理文庫 Kindle
版)読了。

ストーリー(ネタバレ注意!!!!)
17世紀に変わり者の大金持ちがケンブリッジ大学のカレッジに変な遺言付きの図書館を寄贈したせいで20世紀(この作品が書か
れた時代)のカレッジの関係者が事件に巻き込まれるという話。

ご都合主義の展開が気になるが、その分話はスピーディー。
上流階級のエリート学生が結構なクソ野郎で、低い階級に生まれたばっかりに割を食う貧乏学生が気の毒。
この辺のところを「むかつく」と考えるか「いかにもイギリスだ」と割り切るかは読者によると思う。
私は面白かった。

帰宅。
『逆資本論』(井上純一 星海社COMICS)。
「マルクスの『資本論』って間違っていたけれど志は悪くなかったよね」ということを書いた本。
要するに「社会格差を無くそう」という志は悪くなかったのでその志に賛同する人は多く、そのために否定されても復活してしまう
のだが、理論として間違っているのでその通りにしてしまうと社会が地獄へ向かってしまう、そこがやばいよねという話だ。

本のテーマとしては地球温暖化問題なのだが、この問題の解決策として最近注目されている『人新世の「資本論」』(斎藤幸平)が
説く「脱成長共産主義(コミュニズム)」を批判している。
(なにしろ井上氏は奥さんが中国人なので、共産主義のダメなところを肌で知っているのだ)

興味深いのは単に共産主義を否定するだけでは無く民主主義の欠点についてもきちんと言及しているところ。
つまり「選挙のときだけ上手いことを言って当選してしまえば良い」と考える政治家が多いので「いいこと」を言っている候補者に
投票しても嘘をつかれておしまいになってしまう。

これをなんとかするために井上氏は「デモ」などの市民活動を推奨している。
中国ではデモの呼びかけをするとすぐに公安が飛んで来る。
これはデモが共産党を恐れさせるほど有効な手段であるという証拠だという意見だ。

私も選挙と選挙の間の期間に政治家がちゃんと「選挙期間中に言ったこと」を実行しているかどうかを監視するシステムは必要だと
思うな。

夜。
寝落ち用にインターネットラジオを聴いていたら、ChatGPTに質問を入力して答えを読み上げるという遊びをやっていた。
ChatGPTって、自分の知らないことを聞かれると捏造を行うのだな。
遊びで使う分には笑えるけれど、真面目な使用を考えた場合、これはかなりやばい欠陥ではなかろうか?

……ラジオを聴いているうちに眠くなって来たので、寝る。

2023年4月25日(火)
今朝も明け方に悪夢を見た。
(花粉症の薬の副作用かなあ……)

コートを着て出勤。
4月も下旬なのに、何だか寒い。
地下鉄で『ウィンダム図書館の奇妙な事件』(ジル・ペイトン・ウォルシュ:著 猪俣美江子:訳 創元推理文庫 Kindle版)の続き
を読む。

舞台はイギリスのケンブリッジ。
大学の図書館で死体が発見され、捜査を担当する巡査部長の友人である保健師が捜査の手伝いという形で事件を調査する。
やがて第2の殺人が起き、続いて……。

警察官から当たり前のように検死報告書まで見せてもらえる素人探偵のヒロイン。
これはリアリティを追求してはいけないタイプの作品なのだろう。
エンターテイメントとしては、結構面白い。

今日も定時まで仕事をして帰宅。
1号くんが来て、夕食を食べる、

ネットで見つけた怖い話。
(その1)
「テレビがつまらなく感じられるのは認知症かも」という広告の文句にドキリとする。
そう言えば、最近テレビが面白くない。
「やばい! 私は認知症かもしれない」
と、騒いでいたら1号くん、
「最近のテレビ番組が本当につまらないだけだろ」

ネットで見つけた怖い話。
(その2)
Amazonの置き配指定(チャイムを鳴らさず黙って玄関先に荷物を置いて行ってもらう)で、配達した証拠として送られて来た写真に
まったく知らない家の玄関が写っていたということがあったそうな。
(これはマジで怖い)

置き配は配達を気にせずに外出できて便利なんだけど、万一の誤配の時がややこしいことになるな
寝る。

2023年4月24日(月)
思いの外寒い朝。
今シーズンはもう着ないかと思っていたコートを着て出勤。
副都心線が遅れているようだが、遅延情報のアナウンスと通常アナウンスが重なって理由がよく聞き取れない。
アナウンスを時間差で出来ないものなのだろうか?

本日の通勤電車のお供は、『ウィンダム図書館の奇妙な事件』(ジル・ペイトン・ウォルシュ:著 猪俣美江子:訳 創元推理文庫 
Kindle版)。
保健師であるヒロインが大学の図書館で起きた殺人事件の謎を解くミステリー。
スピーディな展開で楽しいのだが、担当の警察官を初めとして、ヒロインの周囲の人間たちがややヒロインを信頼しすぎ。
お陰で事件の手掛かりを警官でもないヒロインにみんながペラペラ喋ってくれる。
(たぶん、そこを突っ込んじゃいけない作品なのだろうな)

職場に到着。
バイトのひとりが15分ほど遅刻するそうだと言われる。
どこかで列車の遅延に巻き込まれたのかと同情する。

仕事は通常通り定時まで。
ちなみに、遅刻して来た彼は単なる寝坊だったそうだ。
同情して損した。(笑)

地下鉄を降りて地上に出たら不動産屋がチラシを配っていたので何気なく受け取ったら、
「住宅の購入のご予定があるのですか?」
と、食いついて来た。
4月からの新入社員で、やる気が有り余っているのだろうか?

帰宅。
今朝の遅延の理由を確認したら、相鉄線内で急病人が発生し、さらに車両点検が行われたそうだ。
(相鉄線と副都心線がどういう関係が?)
と、調べたら、先月に「東急新横浜線」という路線と「相鉄新横浜線」という路線が開業して副都心線と直通運転を始めたのだね。
(ただでさえ、あっちこっちと繋がっているせいで遅延の常習犯である副都心線が、さらに罪を重ねることに……)
直通運転、便利なようでいて、何か起こると影響が大きいのが難点だな。

さて、そろそろ午前0時。
明日も仕事なので、寝よう。

2023年4月23日(日)
明け方。
久しぶりに夢を見た。
なぜか知らない職場で働いていて、同僚の誰かのお祝いだとかでケーキが配られる場面から始まり、昼休みに行きつけのハンバーガー
ショップ(現実にはその店はない)から帰ろうとしてそのショップのある建物の中で道に迷う夢。

出口があるはずの方向に行くと、スーパーのキッズコーナーのような場所があって、そこから先へ進もうとすると柵もなく、いきなり
床がストンと切れていて、数メートル下に下の階がある。
階段を探して降りていくと、食肉の加工所のような施設があって大きな機械が動いている。

そこをうろうろ迷っているうちに目が覚めたのだが、なんでこんな奇妙な夢を見たのだろう?
全体に「危険」なイメージの夢だった。

午前中。
区長選と区議選の投票に行く。
外に出たら肌寒かったのでコートを取りに戻る羽目になった。
最近の気温は上がったり下がったりで着るものに悩むな。

帰りに焼肉屋で昼食。
食事の前に手を洗おうと手洗い場に行ったらシンクの脇にスマートフォンが置き忘れられていた。
盗難を避けるために手洗い場までスマホを持って来て、そこで置き忘れたのだろうか?
用心深いのだか不用心なのかよく分からない。

昼食としてはかなり重めだったので、腹ごなしに少し散歩。
近所のコインランドリーと不動産屋が1軒ずつ廃業していた。
やはり不景気なのだよな。

帰宅。
雑用を片付け、夜は開票速報を見る。
豊島区長選挙は、前副区長が当選確実だそうだ。
まあ、順当かな?

寝る。

2023年4月22日(土)
午前中。
休日なのでゆっくり起きて、のんびり紅茶など飲みつつ過ごす。

午後。
ワークショップのテキストをプリントアウトしようとしたら、エラーが出て出来ない。
印刷しようとしているものが認識されないのだ。
試行錯誤の末に、どうやらソフトのアップデートによってPDFファイルをプリントアウトするには画像を印刷するように設定しないと
認識されないようになったことが判明。

さらにはページを順番にプリントアウトするには先に設定しておかなくてはならなくない仕様にへんこうされていたりとか、まともな
印刷に辿り着くまでの試行錯誤で、インクはなくなるわ紙切れは起こすわ……。

夕方。
てんやわんやの挙句に、どうにか授業が始まる前に印刷が済み、Zoomで授業を受ける。

夜。
小エビのアヒージョとフランスパンでワイン。
完全に酔っ払ったので、寝る。

2023年4月21日(金)
今日はシフトの関係で仕事が休み。
朝から軽く腹痛がするので病院へ行く。

診察後に処方箋を受け取り、ぼーっと何も考えずにそのまま薬局の窓口に出したら薬剤師に、
「ブスコパンが出ていますけど、これは前に副作用が出て使用中止にした薬ですよね?」
と言われる。
(担当のK医師が「うっかりさん」だということを忘れてた!)
これだから、薬の副作用が出た時は薬剤師にも伝えておかないと危ないのだ。

薬剤師に病院に電話して貰って処方を変更、改めてクラビット(抗生物質)、ミヤBM錠(腸内環境を整えるための酪酸菌)、フェロ
ベリン(いわゆる「ワカ末」だね)を購入。

薬局を出て、そのまま区役所へ。
東池袋まで有楽町線に乗車したのだが、人身事故の影響と車両点検の影響だとかで遅れたらしく、やたらに混んでいた。

区役所で手続きを済ませてから1号くんに電話して、一緒にラーメン屋へ行く。
(1号くん、本日は「原稿の修羅場」だとかで会社を休んでいるそうな)

店に入ったら、玉子の値上がりで味玉の販売を中止しているという張り紙がしてあった。
ウクライナで起きている戦争でエサ代が値上がりしていたところに鳥インフルエンザが追い打ちをかけてしまったのだろうなあ……。

2人で冷やしつけ麺(550円)を食べてから、それぞれに帰宅。
(原稿、頑張ってくれ)

午後。
選挙公報が届いていたので目を通す。
もう明後日が投票日なのだよな。

体調があまり思わしくないので、座ったままできる作業をしながら夕方まで部屋で休憩。
暑いので、今年初めてエアコンをつける。
NHKの連続テレビ小説「らんまん」を視聴する。

今週は、主人公が仕事で東京へ行き、そこでかねてより尊敬していた植物学者2人と出会うエピソード。
さらに後の伴侶となる女性とも出会う。
一方、本業である酒屋の仕事では失敗を重ね、むしろ主人公の姉の方が商売に興味を持つ。
そしてもうひとつのサブストーリーとして、主人公のお目付け役の青年の主人公の姉に対する恋心が描写される。
今後に展開されるであろう要素が満載の週になっていた。

夕方。
「ねんきん定期便」のハガキが届いていた。
〈年金の受給開始時期は、60歳から75歳まで選択できます〉
と書いてあったが、日本年金機構のサイトで確認したら、
〈老齢基礎年金は、10年以上の受給資格期間がある方が65歳から受給できます〉
となっている。

で、「年金 開始時期」で検索してたどり着いた、みずほ証券のサイトを見ると、
〈年金の受給開始の年齢は、老齢基礎年金、老齢厚生年金とも65歳です。ただし、厚生年金に加入していた人は、 65歳前に特別
支給の老齢厚生年金を受け取ることができます〉
とあり、これが一番わかりやすい説明だった。
(どうやら私は当分の間は何もしなくて良いらしい)

夜。
体調がイマイチなので、早めに布団に入ったら午前3時に目が覚めてしまった。
インターネットの寝落ちラジオを聴きながら、改めて、寝る。

2023年4月20日(木)
朝。
いつものようにコートを着て出ようとしたら、なんか暑かった。
日曜日に新宿で雹が降り、月曜日には北海道の方で雪だったというのに。

昼休みに外に出ると、もはや夏。
定時まで仕事をして夕方に職場を出たのだが、駅まで歩くと汗ばむぐらい。

帰りの電車で『シャーロック・ホームズの誤謬 『バスカヴィル家の犬』再考』 (ピエール・バイヤール :著) 平岡敦:訳  創元
ライブラリ Kindle版)読了。

コナン・ドイルのミステリー『バスカヴィル家の犬』に出て来る事件の手がかりが全て記述通りであっても、真犯人はシャーロック・
ホームズが犯人だと推理した人物以外である可能性があり、むしろその可能性の方が高いと主張するエッセイ。

ネタバレぎりぎりで書くと「ホームズはAの証言を信じてBが犯人であると断定したが、Aが嘘をついている可能性はかなり高い」と
いう主張である。
なるほど……なのか?

帰宅。
昨日おかしかった「掲示板」を確認したら、ちゃんと復活していた。
めでたい。

明日は仕事が休みなので、いろいろと予定を入れてみる。
寝る。

2023年4月19日(水)
朝。
通勤のお供は本日より『シャーロック・ホームズの誤謬 『バスカヴィル家の犬』再考』 (ピエール・バイヤール :著) 平岡敦:訳 
 創元ライブラリ Kindle版)。
コナン・ドイルの長編ミステリ『バスカヴィル家の犬』の中のシャーロック・ホームズの推理の欠陥を挙げて「真犯人は他にいる」と
主張する本。
ミステリ・ファンの遊び。

帰宅。
古本屋に注文していたワイド版岩波文庫の『日本書紀(三)』と普通の岩波文庫の『日本書紀(二)』が届いていた。
これもゆっくり読もうと思う本。

夜。
このサイトの掲示板に接続しようとしたら出来なっていることに気づく。
しばらく待って、復活しないようなら対策を考えよう。

寝る。

2023年4月18日(火)
朝刊の1面トップは「AI Impact」というシリーズ記事で、見出しは、
〈AI進化 人類の真価問う〉
だった。
(これはダジャレか?)

今年はメタバースの年になるとか言われていたのだが、実際には「生成AI」の方が大きく話題になっているようだ。
やっぱりメタバースは基本的にヘッドマウントディスプレイが必要で、これが結構高いのだよな。
それに比べると生成AIはスマホで使えるそうだし。
やっぱりこの違いは大きいな。

出勤。
定時まで仕事。

帰りの電車の中で『バスカヴィル家の犬』(コナン・ドイル:著 延原謙:訳 新潮文庫 Kindle版) 読了。
「女の子をレイプしようと追いかけている最中に犬に噛み殺された」という、どこからどう突っ込んで良いのか分からないほどのアホ
を先祖に持つ気の毒なバスカヴィルさんが、心臓発作で死んでしまう。
その遺体の近くには犬の足跡が残されていた……。

古典ミステリの名作と言われる作品だけあって、読者を怖がらせる描写が見事。
日本語版の発売日を調べたら1954年5月12日とあった。
なるほど、文体が格調高いのはそのせいか。
そしてさらにその訳文を延原展氏が1990年に改訳しているのだとか。
ちょっと2つを読み比べてみたい気がした。

さて、駅に着いて地上に上がろうとしたら、中年の男性が大声で騒いでいた。
「女の人が密になってちゃダメだ」と言って女性をエレベーターから追い出して、代わりに男性を招き入れようとしていたのだ。
しかし外にいた男性たちは、関わり合いになりたくないのか、誰も乗って来ない。
騒いでいる男性は、彼らを招き入れようとしてエレベーターの扉を開け続ける。

それをすでに乗り込んでいた男性が怒って怒鳴りつけ、結局、その男性、騒いでいる男性、私の3人だけが乗った状態でエレベーター
が動き出す。
怒鳴られた男性はそれでも「女の人が乗っちゃダメなんだ」と繰り返して、さらに怒鳴られていた。
(私は面倒臭いのでエレベーターの扉が開いた瞬間に外に脱出した)

どうも騒いでいた男性は知的障害か何かがあるようだ。
推測するに、彼は以前にエレベーターで女性とトラブルになって「お前は女性が乗っているエレベーターに乗るな」とか言われたのだ
ろうか?

エレベーターに乗りたいのに自分は女性と一緒に乗ってはいけない→だったら女性を追い出せばいい。
そういう単純な思考の元に行動したら、大声で意味不明なことを喚く彼を見て、女性たちがエレベーターから降りる。
それをみて彼は「自分が正しい」と思い込んでしまった……とか、そういうことかね?

帰宅。
自衛隊のヘリ墜落事件の続報。
6人目の乗員が発見されたそうだ。
あと4人……。

寝る。

2023年4月17日(月)
今朝目が覚めたら、なんと60代になっていたのだった……。

もう少し感慨深いものかと思っていたのだが、普通の月曜日である。
職場に行って、いつも通りに仕事。
定時に退社。
帰り道で西武の地下の三省堂に寄って甥っ子の誕生日祝いの図書券を買い、手紙と一緒にポストに投函してから帰宅。

ニュース。
自衛隊のヘリ墜落事件の続報。
伊良部島の北およそ6キロの水深106メートルの海底で「5人」が見つかり、昨日そのうち2人を引き上げて死亡を確認。
今日も2人を引き上げたが、2人とも「心肺停止状態」だと言う。
かわいそうになあ……。

〈自衛隊は、海中で見つかった残り1人の引きあげを進めるとともに、行方が分からなくなっているほかの5人の捜索を続けています〉
[NHK NEWS WEB]
どこかで残りの5人が助かっている希望はないのだろうか?

郵便受けの中身を分類していたら選挙公報と一緒に投票を呼びかける候補者からのハガキが2枚届いていた。
切手の代わりに「選挙」と書かれた郵便局のスタンプが押してある。
こんなハガキが届いたのは初めてだと思う。

そもそもこの人たち、どこで私の住所を知った?
住民票と違う表記だから(つまり郵便物は一応届くが住所としては不完全な表記)住民課が提供したわけではなさそうだ。
何なんだろう?

寝る。

2023年4月16日(日)
昨日と打って変わって青空が広がる天気。
昼過ぎに池袋の地下で iPhon8 のバッテリー交換。
ついでに昼食を済ませようとしたのだが、さすがにその時間帯はどこも混んでいる。
結局、立ち食い蕎麦屋に行った。

帰宅。
帰り道で雷鳴と共にポツポツ雨。

新宿の方に住んでいる人がSNSに「雹が降った」などと書き込んでいたが、こちらはどうということはない。
……と、思っていたら、やがて土砂降りの雨になった。
どういう天気だろう?

(そう言えば、1981年の4月17日がちょうどこんな天気で、鎌倉に雹が降ったんだった)
と、部屋でひとりで何の役にも立たない無駄な記憶力を発揮する。

夜。
ネットに「だが、情熱はある」というドラマの情報が流れて来た。
プロデューサーが河野英裕で演出が狩山俊輔、レギュラー出演者に白石加代子、三石研、薬師丸ひろ子の名前が並んでいる。
(おおっ、これは「泣くな、はらちゃん」のメンバーではないか!)

第1話は先週の放送だったというのでTverで見てみたら「南海キャンディーズ」の山里亮太と「オードリー」の若林正恭の半生を描く
ドラマらしい。
「山里亮太と山崎静代」でも「若林正恭と春日俊彰」でもなく「山里亮太と若林正恭」なのだな。

興味を惹かれたので、夜に第2話をリアルタイムで視聴。
このドラマのテーマは「青春のもどかしさ」かな?

番組は23時半までだった。
あと30分で私は60歳になる。

寝よう。

2023年4月15日(土)
朝から雨。

午前中。
夕べ風呂に入りそびれたので軽く入浴。

ニュースを見たら岸田さんが和歌山の漁港で爆弾らしきものを投げつけられたらしい。
投げられた爆弾が爆発するまでのタイムラグに、犯人は漁師のおっちゃんが取り押さえ、岸田さんはSPに守られて無事。
怪我人も出なかったようで良かったね。

午後。
駅で1号くんと待ち合わせてケーキを買いに行く。
私の誕生会をやるためなのだが、なぜ自分の誕生会の準備を私がやるのだろう?

東武百貨店のお菓子売り場は、隣が酒の売り場。
となれば、当然そちらへ足が向く。

ウキウキと試飲コーナーに行ったのだが、売り場のお姉さん、なかなか試飲のカップを渡してくれない。
「これはどんな味なんですか?」
と聞いたら口頭で長々と説明してくれた。
(そうじゃなくて……)

いくら待っても試飲の話が出て来ないので、一歩半隣の別の店のブースへ。
ここでも、
「どんな味なんですか?」
という質問に最初は口頭で答えてくれたのだが、途中で我々が身に纏う「そうじゃなくて!」オーラに気づいたのか、
「ちょっと飲んでみますか?」
(うん、ここは試飲コーナーだものね!)
2種類の酒を試して、寿司に合いそうなさっぱり系に決める。
(それにしても試飲コーナーで客に試飲を勧めない店員って何なんだろう?)

ケーキはイチゴの載ったやつを買って、寿司屋で寿司を買って2号くんのアパートへ。
寿司とケーキで還暦を祝い、日本酒とワインを飲んで帰宅。

寝る。

2023年4月14日(金)
出勤。
家を出る時には少し肌寒いのに、職場の近くだとやや暑い。
表参道は池袋より日当たりが良い???

定時まで仕事。
元請け会社の人が来て仕事風景の写真を撮って行ったが、何に使うのだろう?

帰宅。
Amazonから『雄略天皇とその時代 (古代を考える)』 (佐伯有清:編 吉川弘文館)が届いていた。
いま読んでいる『雄略天皇の古代史』(平林章仁 志学社)を読み終わったら読もう。

夕方。
ネットでニュースを見る。
自衛隊ヘリの事故の続報。

〈複数の防衛省関係者によりますと、13日に海上自衛隊の掃海艦が、ヘリコプターが消息を絶った地点から北北東におよそ4キロの
海中で、機体の一部とみられるものと、隊員の可能性がある人の姿を複数見つけたということです。

周辺の水深はおよそ100メートルで、自衛隊は14日、深い海で活動する「飽和潜水」と呼ばれる特殊な潜り方ができる潜水員を乗せ
た専用のカプセルを海に入れましたが、カプセルが降下している最中に不具合が起き、作業を中止しました〉
[2023年4月15日 7時47分 NHK NEWS WEB]

「飽和潜水」とは通常の潜水より深い海で長時間作業するための潜水方法だそうだから、今まで見つからなかったのはヘリが相当に
(水深100メートル以上)深いところに沈んでいたからということなのだろうな。

作業の再開は明日(15日)を目指しているらしい。
事故の原因も含めて、詳しいことが分かるのはそれからか。

夕食。
フランスパンを焼いて小エビのアヒージョで白ワイン。
……と言うと聞こえが良いが、スーパーで買った小エビとニンニクを自宅にあった安いオリーブオイルでぐつぐつしただけ。
100均のパンに、ワインは1瓶500円のヤツ。

ワインを飲んだら眠くなってそのまま寝てしまい、夜中に目を覚ましたら今度は眠れなくなったので子守唄代わりにYouTubeラジオ
(いわゆる寝落ち用ライブ配信)をつけて改めて、寝る。

2023年4月13日(木)
朝。
普通に起きて出勤したら、以前に北海道に住んでいたと言う人が「今朝、Jアラートが鳴った」と言っていた。
それを聞いてスマホで調べた人によると、北海道の方に北朝鮮からミサイルが飛んで来たとか来ないとか。
引っ越し後も設定をそのままにしておいたとか、そういうことかな?

今日はキャンパス内に学生さんが多い。
4月だからか?
仕事は普段通り。
定時まで仕事をして退社。

通勤電車のお供は今日から『バスカヴィル家の犬』(コナン・ドイル:著 延原謙:訳 新潮文庫 Kindle版) 。
本家のホームズは安定のチートぶりで安心して読める。

帰宅。
今朝のJアラートについてネットで検索したところ、
ミサイルが日本領域内に落ちる可能性があったのでJアラートを発令したが、結局、日本の領域への落下やEEZ(排他的経済水域)
への飛来は確認されなかったようだ。

もうちょっと詳しく言うと……
韓国軍合同参謀本部からの情報によると、北朝鮮は午前7時23分ごろ、首都平壌付近から1発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射
した。
日本政府は午前7時55分ごろ、ミサイルが8時ごろに北海道周辺に落下するとみられるとしてJアラート(全国瞬時警報システム)
を発令。
その後、緊急情報ネットワークシステム「エムネット」で、「北海道やその周辺への落下の可能性がなくなったと確認されたので訂正
する」と通知された。

要は、ミサイルを見失ってしまい、どこに飛んだかわからなくなってしまったので、万一の場合を考えてJアラートを発令したという
ことらしい。
見失ったのは、発射を探知した直後にミサイルがレーダーから消失してしまったからで(防衛省はその理由について「捕捉しきれない
高高度まで上昇した可能性」を挙げている)一番の問題点は、日本政府が北朝鮮が撃った弾道ミサイルの軌道を正確に予測できなかっ
たということ。
弾道を正確に予測できなければ迎撃も警報の発令も難しいことになる。
ちょっと不安な気持ちになったな。

寝る。

2023年4月12日(水)
午前3時に目を覚まし、そのまま眠れずにYouTubeの寝落ち用ラジオをつけて布団の中で半分寝ながら聞き、明け方に番組も終わっ
たのでそろそろ寝ようかと思ったら、地震があった。
小さな揺れに続いてユラユラしたやや大きな揺れ。
 時刻:5時10分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.7度 東経140.1度)
 深さ:約70km
 最大震度:震度2
  東京都:渋谷区 北区
豊島区は震度1だった。

今日は仕事が休み。
なのでもう1度布団に入ってうとうと。
オチがサプライズのテレビ番組を見ている夢を見た。
(どうして私の夢なのに、私がオチを知らなかったんだ?)
などと、夢うつつのうちに考えた。

6時半。
さすがに起きて朝食を取り、出かける用事もないので、部屋で『異説・逸話の天皇列伝 ー成務・仁徳から大正・昭和まで』(原田実 
さくら舎)を読む。

古今の天皇に関する伝説や逸話を集めて考察した本。
原田先生の文章なので、語り口が面白く楽しんで読めた。

午後。
今朝は変な時間に目を覚ましてしまったので、睡眠不足。
休みなのを良いことに、少し仮眠……のつもりが熟睡してしまった。

夜。
『異説・逸話の天皇列伝』読了。
雄略天皇に興味を持ったので、去年買ったままになっていた『雄略天皇の古代史』(平林章仁 志学社)を開いてみる。

明日からこれをゆっくり読もう。
寝る。

2023年4月11日(火)
今日も仕事。
午後、次長が来てミーティング。
内容は8月の休み等の確認。

帰りの電車で『シャーロック・ホームズの事件録 悪魔の取り立て』(ボニー・マクバード:著 日暮雅通:訳 ハーパーコリンズ・
ジャパン Kindle版)読了。
ホームズ・シリーズのパスティーシュ。

ボニー・マクバードの描くワトソンが無能すぎる。
ホームズはこのワトソンに全幅の信頼を置いていることになっているのだが、やれと言われたことは満足にできず、大事な場面でいら
んことをして足を引っ張るこの男のどこにホームズが信頼する理由があるのかが理解不能だ。
コナン・ドイルのワトソンは、有能で信頼に足りる人物として描写されていたので、ホームズが彼を信頼しても納得ができたのだが。

そんなワトソンの代わりにホームズの名助手として活躍するのがヘフィことヘフィズィバ・オマリーという少女。
俊敏で観察力が鋭く機転が効く人物なのだが、シオドラ・ゴスの『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』に出てくる
ダイアナ・ハイドという少女を思い出させるのだよな。
あっちも一種のホームズ・パスティーシュだし。

で、シオドラ・ゴスのシリーズと同じく、ボニー・マクバードのこの作品もシリーズもので、気付かずに読んだのだがこれが3作目だ
った。
(前の2作も読もうかなあ?)
と、思案中。

夕方。
飯時になったら1号くんと2号くんがやって来た。
胃腸が丈夫そうでなによりだ。

夜。
ピエール・バイヤールの『シャーロック・ホームズの誤謬 『バスカヴィル家の犬』再考』を読みかけて、自分がホームズの『バスカ
ヴィル家の犬』を未読であったという驚愕の事実に気がついて、そっちを先に読むことにする。

……まあ、とりあえず今夜はもう寝るか。

2023年4月10日(月)
朝。
体調がイマイチ。
起き抜けに体温がうまく上がらなくて湯たんぽの力を借りる。
私は変温動物か?

どうにか朝食を食べて出勤。
セーターの上にコートを着てもまだ寒い。
職場の前で出会ったバイト仲間に「今日は暑いですね」と声をかけられ「へ?」となる。

仕事は普通に定時まで。
帰りに副都心線に乗ろうとしたら沿線火災だとかでダイヤが乱れているというアナウンス。
時計は17時なのにホームに止まっている電車は、電光掲示板によれば急行和光市行き、つまり16時40分発のよていだった電車。
近寄ってよく見たら、列車の脇の表示は「千川行き」になっている。

とりあえず乗車したら「この列車は急行和光市行きから各停千川行きに変更になりました」というアナウンス。
私は目的地が千川より手前なので問題ないが、その先に用がある人は困るだろうなあ。

帰宅して何が起こったのかをネットで確かめたら、副都心線が相互乗り入れしている東急東横線の菊名駅で14時30分頃に沿線火災
が発生したのだそうだ。
(午後2時半の火事で5時になってもダイヤが混乱しているところをみると、相当に大きな火事だったのだろうか?)

夜。
ネットで検索したら問題の沿線火災の動画を発見。
ホームに止まっている車両のすぐ向こうに黒煙を上げて燃える大きな炎が見え、時折破裂音のような音が聞こえる。
線路脇の駐車場で乗用車が2台ほど燃える火事があったらしい。
怪我人は出なかったのだろうか?
心配だ。

心配と言えば、消息を絶った自衛隊機の乗員が身につけていたらしきヘルメットが発見されたそうだが、まだ誰も見つかっていないの
だそうだ。
10人全員が発見されていないということは、逆にどこかの国に連れ去られて生存している可能性に期待したくなる。
そうでもなければ、1人ぐらいは見つかりそうな気がするのだが。
無事でいてくれると良いのだかなあ。

寝る。

2023年4月9日(日)
ものすごくどうだっていいことなのだが、本日はイースター。
(それだけ)

午前中。
古新聞の整理をしながら折込チラシの中から選挙関係を抜き出す。
豊島区は今月は前区長が亡くなった関係で区長選もあるのだ。
1999年に前区長が当選してから今年2月に亡くなるまで6期24年間ずっと無風状態だったので、有権者としても候補者の情報を
集めるのが結構大変。

午後。
1週間遅れで「どうする家康」視聴。
前回、今川氏真を助けたことで武田信玄を怒らせてしまった家康。
どう始末をつけるのかとわくわくしながら見たら、セリフで家臣に信玄に詫びておいてくれと頼んで、終了。

あとは将軍・足利義昭の招集に応じて京に上った家康が家族への土産のコンフェート(金平糖)を手に入れられるかどうかが話の中心
となり、明智光秀は単なる無意味に意地の悪い男として登場。
足利義昭も、無意味に威張りたがるだけのバカ。

肝心の歴史ドラマである浅井長政の裏切りの話は、長政の裏切りの動機は全く描かれないので非常に薄っぺらいエピソードになってし
まった。

そしてドラマとして非常に気になったのだが、今回の物語の中心となった「非常に高価なコンフェイト」。
ようやく手に入れたその品を、信長の妹であるお市様に1つあげてしまう家康。
まあ、ここまではいいとして、その価値を知っているはずのお市様が、なんとそれを家康の目の前で侍女に与えてしまうのだ。

これが別に家康に喧嘩を売っているわけではない、単なるほのぼのエピソードとして描かれている。
場合によっては「城ひとつ分」という高価な品を譲られたものの行動としては、あり得ないほどに失礼。

一方で「コンフェイトを手に入れるのは困難」という物語を描きながら、同じコンフェイトを一般の菓子と同程度のものとして描く。
これってどうよ?

夕方。
「藤岡藤巻 without 藤巻 - ほとんど新曲!ライブVol.9」を聴きに大森の「風に吹かれて」へ。
席を確保して開始を待っていたら、昨年の12月にこの店で会ったという人に声をかけられた。
(よく私のことなんか覚えていたなあ)

それはさておき……
「藤岡藤巻 without 藤巻」というのは、要するに藤岡藤巻のうちのおひとり、藤岡孝章さんの単独ライブということ。
「ほとんど新曲」というのは、新曲ではないがいままで滅多に演奏したことがないので客にとっては新曲と変わらない曲とか、過去に
作った曲の歌詞に手を加えたものも新曲扱いにするという意味なのだとか。
中国関係で何か起こるたびに時事ネタを盛り込んで歌詞を変える「チャイナへいらっちゃいな」も、当然「新曲」になるわけである。
今回は習近平政権のコロナ対応や「外交」についてなどがネタになっていて、台湾人のお客が笑い転げていた。

陽気な長調のメロディーの歌を短調にして陰気に歌うシリーズが、私は割と好きだったな。
あと松任谷由実の「卒業写真」を、古希を迎えて少しずつ同級生が鬼籍に入っていく老人の心境を歌う歌にした替え歌も良かった。

今日のライブの特徴は前座(?)がいたこと。
「本家藤岡藤巻」というフランチャイズ(?)で「藤岡藤巻」を名乗って良いという許可を貰い、藤岡藤巻っぽい歌とか、藤岡藤巻が
作詞・作曲した歌とかを歌っている若手のデュオ。

「藤岡藤巻」と違って、パフォーマンス性の高い歌い方をする人たちだったが、肝心の歌詞が聴き取りづらいのだよな。
(そういうことを気にしない人にとってはどうでもいいことなのだろうが)
そして、親父のセクハラを若手が歌うと妙に生々しくなってしまうものなのだな。
まあ、好きずき。

藤岡さん、短編小説を書かれたとかで会場内で販売していたので購入。
帰りにサインを入れて貰う。

帰り道の電車で『異説・逸話の天皇列伝 ー成務・仁徳から大正・昭和まで』(原田実 さくら舎)の続きを読みつつ帰宅。
あまりにもボロクソに言われて頭オカシイ奴みたいなことになっている天皇は、その天皇を陥れた政敵がそういう話を広めた可能性が
強いので要注意みたいな話。
なるほど。

さて、風呂に入って、寝よう。

2023年4月8日(土)
朝。
9時に東京芸術劇場の窓口に予約を入れに行く。
「3000円です」
と言われて5000円札を渡したら、窓口のお姉さん、おつりに3000円を持って来て自分で気がついたらしく、
「朝早くだとボーッとしちゃって……」
と言って、3000円を持ったまま奥へ引っ込んだ。
いや、先に2000円を渡してくれると、こっちは帰れるんだけどね。(^^;
事務所のお姉さん、相当に朝が弱いタイプの人らしい。

今日は花まつりだったのだが、9時前にお寺の前を通りかかった時にはまだ準備中で、あとでもう1回行こうと思っていて、そのまま
忘れてしまった。
ちょっと残念。

花まつりはクリスマスと違ってデパートもセールなどをやらない。
キリストの誕生日と違って、釈迦の誕生日は「宗教」という感じが強いからかも知れないな。
浮かれ騒ぐイメージではないのだろう。
「花まつりセール」とかやったら、なんとなく不謹慎な感じがしてしまう。

帰宅。
今日は夕方から空想小説ワークショップのリモート授業があるのでレジュメのプリントアウト。

4月からの新学期に、なんと転勤で北海道に行った昔の受講生が再受講で戻って来た。
これがリモート授業の良いところかも。

夜。
『異説・逸話の天皇列伝 ー成務・仁徳から大正・昭和まで』(原田実 さくら舎)の続きを読む。
雄略天皇のエピソードがなかなか興味深い。
『万葉集』巻一の最初の歌は、この雄略天皇が詠んだ長歌なのだが、
「こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち このをかに なつますこ いへきかな のらさね そらみつ やまとのくには おしなべて われ
こそをれ しきなべて われこそませ われこそば のらめ いへをもなをも」
というらしい。

ざっと意訳すると、
「そこで籠と堀串(ふくし=山菜を掘るためのへら)を持って山菜取りをしてる彼女、住所と名前を教えて。俺ってこの広い大和の国
全体を支配しているんだぜ。だからさ、住所と名前を教えて」
と、そんな歌である。

雄略天皇のお人柄が偲ばれる……というか、この歌を『万葉集』の冒頭に置いた選者の考えをぜひ承りたいところである。
身分をひけらかして女をナンパする天皇って、これはさすがに後世の捏造ではないのかなあ?
雄略天皇について、もう少し調べてみたい気になった。

寝る。

2023年4月7日(金)
シフトの関係で平日だが休み。

休養日ということにして、午前中に4月から始まった朝の連続テレビ小説「らんまん」を一気見。
牧野富太郎をモデルにしたドラマ。

子供時代の牧野富太郎(ドラマでは槙野万太郎)が、どう見ても坂本龍馬らしき人物と出会うエピソードがあった。
牧野富太郎は、文久2年(1862年)に生まれ昭和32年(1957年)まで生きた人。
坂本龍馬は、天保6年(1836年)に生まれて慶応3年(1867年)に暗殺された。
そして確かに両者は共に土佐の生まれではあるのだが……。

ドラマの中での2人の出会いは「万太郎」が5歳の春のエピソードということになっている。
つまり「慶応3年の春」であるはずなのだ。
ということは坂本龍馬は土佐藩を脱藩して、下関の伊藤九三の家に身を寄せていた頃のはずなのだ。
(じゃあ、この人は???)
と、思っていたら、彼の知り合いらしき侍が登場して「坂本さん」と呼びかけると、以下のセリフを口にするのだ。
「下関におるちゅうことになっちゅうがですき、人目につかんとって下さい」

えーと?(^^;
つまりこの人物は本当に坂本龍馬で、この時、土佐にいて朝ドラの主人公と出会っていたのだが、公には下関にいることにして人目に
つかないように注意していたので、記録上は下関にいたことになっている……と?
(いいなあ、こういうフィクションの嘘)

昼。
ニュース。
墜落した自衛隊のヘリの救命ボートが開かれていない状態で発見されたらしい。
このボートは所定の操作をして水面に落とすと勝手に開く仕組みのものだったそうで、訓練を受けた自衛官10名がボートを開く間も
なかったということなのか?

一体何が起こったのだろう?
そしてボートが発見されたのに10名のうちのただ1人も発見されていないというのはどういうことなのか?
ともかく生きていて貰いたいものだ。

午後。
いつも電車で読んでいる『シャーロック・ホームズの事件録 悪魔の取り立て』(ボニー・マクバード:著 日暮雅通:訳 ハーパー
コリンズ・ジャパンKindle版)を開く。
小説としては面白いのだが、
(こいつはシャーロック・ホームズなのか?)
と思うとどうも引っかかってしまう。

まず弱すぎ。
ガラの悪い店で酔っ払いの群れに絡まれたぐらいのことで負傷。
その程度の連中、ホームズならボクシングか「バリツ」で軽くやっつけられるはずだ。

そして致命的なことに、マクバードのホームズは頭が悪いのだ。
見え見えの罠に嵌って重傷を負ってしまうシャーロック・ホームズって?

夕方。
郵便受けに『異説・逸話の天皇列伝 ー成務・仁徳から大正・昭和まで』(原田実 さくら舎)が届いていたので読み始める。
原田実さんは昨年1月に出版された『教養として学んでおきたい女性天皇』の著者でもある。
前作のために「女性天皇」を調べていて「女性」だけでは止まらなくなったか?(笑)

日本の歴史というと、どうしても派手な武士の歴史に目が行きがちだが、天皇を中心にした歴史というのも面白そうだ。
今夜はこの本を読みながら寝ることにしよう。

2023年4月6日(木)
朝、目を覚ましたら久々の腰痛。
起きて体を動かしているうちに治って来たので寝相か何かの問題かな?

出勤。
傘がいらない程度の小雨がポツポツ。

今日も普通に仕事をして帰る感じかな……と思っていたら、地下書庫の電動の可動式書棚で作業中にいきなり棚を動かされた。
とっさに叫び声をあげてスイッチに走るも、ブックトラック(大量の本を一度に運ぶための金属製のカート)が棚の間にガッチリ挟ま
れてしまう。
手間取りながらもどうにかロックを解除して書棚を動かし、ブックトラックを救出。
4月は新入生が多いので、こういう事故も多発するのだろうか?

定時で退社。
帰りの電車で『シャーロック・ホームズの事件録 悪魔の取り立て』(ボニー・マクバード:著 日暮雅通:訳 ハーパーコリンズ・
ジャパン Kindle版)を読んでいたら、危うく乗り過ごしかけて慌ててホームへ降りる。

同じ電車に乗っていた人が、急いでホームの向かい側の列車(つまり同じ路線の反対方向行き)に駆け込むのが見えたので、おそらく
彼は本当に乗り過ごしてしまった人。
4月は通勤電車に慣れていない人が多いので、こういう事故も多発するのだろうな。

ところで『シャーロック・ホームズの事件録』、ボニー・マクバードのホームズは、事件の重要な証拠より友人が自分を心配してくれ
たことを重視する人物のようだ。
私の知っているシャーロック・ホームズと、だいぶタイプが違うなあ。

帰宅。
さっさと風呂に入って、今夜は晩酌。

寝る前にネットでニュースを見たら、宮古島沖で陸上自衛隊のヘリが行方不明になったとの報道。
搭乗人数は10名だと言うから、ヘリと言ってもかなり大きな機体なのだろうね。

午後5時10分ごろに陸上自衛隊から第11管区海上保安本部に「陸上自衛隊のヘリコプターがレーダーから消えた」と通報があった
そうで、ヘリが消えたのは下地島の北からおよそ18キロ離れた海域と見られているとのこと。
宮古島海上保安部が海から、航空自衛隊が空からの捜索を行っているとのことだが、まだ発見されていないらしい。

自衛隊のヘリだから乗員は訓練を受けた自衛官だろうし、それなりの装備も積んでいるだろうと思うが、万一、海上に不時着した場合
に備えての非常用ゴムボートみたいなものがあるのだろうか?
真冬じゃないから、水に浸かってすぐに凍えてしまうようなこともないはず。
どこかで無事でいてくれると良いね。

寝る。

2023年4月5日(水)
特にトラブルなく出勤したものの、職場は昨日のトラブルの続きでやや混乱中。
そして帰りの地下鉄では、17時2分発の和光市行きに乗るつもりが、なぜかやって来たのは石神井公園行き。

この列車は本来16時52分発だったはずなので、どうやらダイヤが乱れて全体に10分ほど遅れていたらしい。
そのせいでやたら電車が混んでいて席に座れない。

仕方なく立ったまま『シャーロック・ホームズの事件録 悪魔の取り立て』(ボニー・マクバード:著 日暮雅通:訳 ハーパーコリ
ンズ・ジャパン Kindle版)を読む。

ホームズ・パスティーシュ。
この著者の描くシャーロック・ホームズは、社会問題に興味を抱き、テロ活動を行う若者にも一定の理解を示す人物。
そして本家ホームズよりも感情をオープンにするタイプのようだ。

帰宅。
夕飯は鶏の唐揚げと焼きそば。
これは「中華」に入るのかな?

風呂に入ったら急激に眠くなったので、寝る。

2023年4月4日(火)
朝。
仕事に行こうと乗った副都心線が車両点検だとかで遅れる。
遅刻はしなかったが、なんだか幸先が悪い。

昼。
新入生の大群に襲われ(?)学食に入りそびれて中庭で食事。

午後。
上の手違いで人員配置に問題があったとかでドタバタ。
仕事量の少ない部署に多数が、多い部署に少数が配置されていたらしく、人手が余って困っている部署と、足りずに困っている部署が
出来てしまっていたのだとか。
私のいる部署にまでとばっちりが来て、無駄に疲れた。

一日中、なんとなくいろいろと上手くいかない日だった。
まあ、こんな日もあるものだ。

帰宅。
ニュース。
フィンランドがNATOに加盟したそうだ。

普通に考えて、きっかけはロシアのウクライナへの軍事侵攻だよな。
NATOに加盟していれば、他国に攻められた時にNATOに守って貰える。

そのウクライナだが、バフムートの要塞で未だ交戦中。
この戦争の出口が見えないなあ。

寝る。

2023年4月3日(月)
朝刊の1面に、
〈坂本龍一さん死去〉
という見出し。
音楽にまるで詳しくない私でも名前を知っているミュージシャンだった。
合掌。

普通に会社に行くために駅の構内を歩いていたら、黒いスーツの若い女性に目が止まる。
絵に描いたような新入社員だったので。
そういうシーズンなのだよなあ。
大学の入学式の日でもあるようだが、卒業式と違って大学の入学式はみんな普段着で来るので、新入生自体が目を引くわけではないの
だがサークル勧誘の在校生がいろいろとパフォーマンスを見せているのが面白い。
(ボクシングのサークル、ミットにパンチを打ち込み続けていた女子学生がなかなか……)

仕事は普通に定時で終了。
帰宅。

ニュース。
英国の演劇界で最も権威のある「オリビエ賞」で舞台版「となりのトトロ」が6部門で受賞。

藤岡藤巻のYouTubeチャンネルを見たら、藤巻直哉氏が、
「トトロの舞台化の企画は、そもそも俺の離婚費用を稼ぐために立ち上がったもの」
という衝撃の裏話(?)を披露していた。

1号くんが来て、一緒に食事。
今朝、フレッツ光で通信障害が起きていたというニュースを聞く。
7時10分から9時頃までだったそうだが、私はちょうど出勤前でネットなんか見ている暇のない時間帯だったので、まるで気づかな
かった。

さて、そろそろ寝るか。

2023年4月2日(日)
日曜日。
1週間遅れの「どうする家康」を視聴。
今回の主役は今川氏真(いまがわ・うじざね)。

今川義元の嫡男でありながら、武芸では次郎三郎(徳川家康)に負け、初恋の女性(瀬名)も取られた上、足に障害があって嫁の貰い
手がなかったという北条氏康の娘と政略結婚させられ、挙句の果てに父である今川義元からは「そなたに将としての才はない」と断言
されてしまう。
高いプライドと劣等意識のコンプレックスでややこしい性格になっている人として描かれた氏真が、徳川家康に破れて戦国大名として
の地位を失うまでの話。
服部半蔵は今回も「役立たず」として登場。

昼。
自治会の総会。
土地柄、外国の方も多いので日本語の得意な方に通訳して貰いつつ会議は無事終了。
台湾の方と大陸中国の方、いつまでも仲良く暮らして欲しいものだと思う。

終了後、雑談をしていたら自治会長(本業は鍼灸師)が、ドラマの鍼灸指導を行った話を聞かされた。
俳優が医療行為の演技を行う際には、専門家が傍で指導する必要があるのだそうだ。

指導に行った鍼灸師が戸惑ったのは鍼灸で使うモグサの量。
実際の治療の際には患者に苦痛を与えないように患部に置くモグサの量は少量なのだが、監督に「それじゃ絵にならない」と大きな塊
を置くように言われたのだとか。
お灸を据えられる役の俳優さんも怖かったんじゃないかと思う。

帰宅。
『「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界』(有隣堂YouTubeチーム 集英社)が届いていたので、読む。
企業が自社の宣伝やイメージアップ、そして収益のためにYouTube動画を作る機会は今後増えていくと思うが、これはそうした企業
YouTube動画として成功例とされている有隣堂書店のYouTubeチームが動画を制作することになったきっかけから、企画を立案して
番組を制作するためのポイント、成功した企画と失敗した企画の分析などが書かれた本。
ちなみに、有隣堂のYouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」は登録者数22万人を超える人気のチャンンネルである。

笑ったのは、話題になった「有隣堂が扱っていない商品を紹介した回」の話。
このチャンネルは企業YouTube動画でありながら、良い商品なら自社で取り扱っていない物も紹介するのだとチャンネルの評判を上
げた回だったのだが、実はこれは事故であり制作陣はその商品(キムワイプ)を有隣堂が扱っているものと思い込んでいたらしい。

キムワイプを持って来たのは、いまや有隣堂のYouTube動画のレギュラー出演者として有名になった岡崎さん。
動画制作のために「好きな文具を持って来てほしい」と言われ、特に「自社で売っているものでないとダメだ」と言われていなかった
岡崎さん、何も考えずにキムワイプを持って来てしまったらしい。
(さすがは天然キャラでウケている岡崎さんである)

収録の最中にキムワイプが有隣堂で扱っていないものだと知って制作チームは慌てたが、怪我の巧妙で「ねとらぼ」に面白い番組とし
て取り上げられて評判を上げ、その後取り扱うことになったキムワイプは有隣堂の人気商品になっているそうである。
なかなか面白い話だ。

ゆっくり楽しんで読んでいきたい本なので、今日はこの辺で止めて、寝る。

2023年4月1日(土)
昨夜は軽く飲んでそのまま寝てしまった。
日本酒は翌朝に残らないのが良いよね。

せっかくの(?)エイプリルフールだが、今日は土曜日なので会社は休み。
ネット上のエイプリルフールネタも、今年は割とおとなしめ。
戦争でピリピリしている最中に、うっかり変なネタを投下して大事になったらまずいからだろう。

近所のコインランドリーでコートを洗濯する。
春物なので涼しそうに見えるかと白いコートを買ったら汚れが目立つという大きな欠点が露見してしまった。
ずぼらな人間にはちょっと困るが、良好な衛生状態が保ちやすいと前向きに考えよう。

午後。
YouTube動画を視聴。
ヴィクトリア女王とイギリス文化について。
イギリスって、なぜか女王の時代に栄えるよな。
「女王陛下のため」の方が「国王陛下のため」より国民が頑張るのかな?

夕方のニュース。
プーチン大統領が3月31日に新しいロシアの外交政策の概念を承認する大統領令に署名した。
ロシアを独特な国家文明であると宣言し「国外のロシア人やロシア語を保護する立場にある」とする内容。

これって「ロシア人やロシア語を保護しに来ました」と言えば、外国にロシアの軍隊が行っても良いという意味か?
今回のウクライナ侵攻の口実が、まさにそれだからね。

プーチンさんは、ロシアは単なる国家ではないと主張して、ユーラシアと太平洋地域の強国として特別な地位を確立するのだと言って
いるそうだが、ロシアが「ユーラシアと太平洋地域の強国として特別な地位を確立する」と言うのなら、中国だってもちろん同じこと
を言い出すよね。(中国は現在の中露の関係を「中国がロシアの兄貴分」と認識しているっぽいから)
変な前例を作らないで欲しいなあ。

寝る。

2023年3月分へ  目次へ