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独 り 言 (2023年2月分)
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2023年2月28日(火)
朝。
眼鏡をかけたらレンズが1枚外れて無くなっていた。
夜中にLINEの着信があって、画面を見るのに眼鏡をかけ、そのまましばらく眠ってから気がついて……。
布団の中を探したら無事、片側のレンズを発見。
……と、書くと簡単に見つかったようだが結構大騒ぎだった。

出勤。
今日も暖かい。
少し暑くなったのでネックウォーマーを外し……帰りに気がついたらどこかに紛失していた。
よく物を失くす日だ。

仕方がないのでそのまま帰宅。
明日はもう3月。
暖かくなる時期だったので、まあまあ助かった。

ニュース。
〈厚生労働省は28日、2022年の出生数が外国人を含む速報値で前年比5.1%減の79万9728人だったと発表した。80万人割れは比較
可能な1899年以降で初めて。国の推計より11年早い〉
〈国立社会保障・人口問題研究所が17年に公表した最新の推計では、基本的なシナリオとされる出生中位の場合に出生数が80万人を
下回るのは33年だった〉
[2023年2月28日 14:29 (2023年2月28日 18:07更新)  日経電子版]

79万9728人。
「外国人を含む」ということは、日本人だけに絞るとさらに少ないのだろうな。

ちなみにこの件について岸田総理は、
「出生数が80万人を切り、危機的な状況だと認識している。少子化トレンドを反転させるために、今の時代に求められる政策を具体
化することが重要だ」
と述べたと報じられているが「今の時代に求められる政策を具体化することが重要」なのは、みんな分かっていると思う。
問題は「どう具体化するのか」だと思うのだが、その点がちょっと曖昧すぎるな、この人の発言は。

明日も仕事。
そろそろ寝よう。

2023年2月27日(月)
朝から雲ひとつない青空。
日差しはもう春だが、風はまだ冷たい。
キャンパスに植わっている梅はすでに花を開いている。

仕事は通常通り。
定時に退社。
帰り道のドラッグストアでマスクをひと箱買う。
そろそろ花粉症の季節。

帰宅。
ニュース。
JAXAの宇宙飛行士の選抜試験で男女それぞれ1人ずつが合格したそうだ。
このうち男性の方は40代なのだとか。
その年齢で宇宙飛行士になろうとして、合格してしまうというのはすごいな。

明日も仕事。
そろそろ午前0時なので、寝る。

2023年2月26日(日)
午前中。
NHKプラスで「どうする家康」視聴。
戦の費用が不足し、寺院の不入の権(ふにゅうのけん=租税の免除)を取り消したいと思う家康。
百姓に変装して民衆に人気の一向宗の寺に潜入、そこで住職の空誓(くうせい)が民衆の支持を集めている様子を目撃する。
にも関わらず、深く考えずに寺から強引に米俵を取って来させる。
そして当然のように一向宗トラブルが生じる……。

「家康が深く考えずに強引に税の取り立てを行ってトラブルになる」という流れに持って行くのなら「家康が百姓に変装して一向宗の
寺に潜入する」というエピソードはいらなくないか?
というか、むしろ邪魔。

なぜ「民衆の支持を集める空誓の手強さ」を目の当たりにしながら、その手強い相手に対して何の対策を考えずに税を取り立てること
にしたのかという説明がまったく無いのだ。
これでは家康は、ただの考えなしのアホである。

続いて、昨日地震で放送が中断したNHKスペシャル「調査報告・ロシア軍 〜“プーチンの軍隊”で何が〜」を視聴したのだが、途中
で地震速報に切り替わるところまでそのままだった。
(そこは普通に番組を放送するわけにはいかなかったのか?)

午後。
メンサ・テスト合格者の会の例会。
総会が昨日ではなく、来月であることを知らされる。
(なんか1ヶ月勘違いしていたらしい)

話題は「生成AIについて」。
人間に代わって絵画や文章を生成するAIの将来性とか著作権の問題とか。
古今東西の絵画のデータを片っ端から取り入れたAIが生成した絵画の著作権はどうなるのかとか。

終了後は、いつものように「はなの舞」で懇親会。
店はほぼ満席だった。

内山さんの提案で、なぜか懇親会の前に前豊島区長に献杯する。
店が混んでいたせいか、注文した品がなかなか来なかったり、通っていなかったり。
コロナで閑散としていた状態から急に客が増えててんやわんやなのだろうね。

内山さんが出版社を作りたいと言っていたので話をよく聞いたら、つまるところ出版したいのは同人誌のようなもので、オンデマンド
で販売する本にISBNコードをつけて書店で取り寄せられる書籍にしたいらしい。
まあ、頑張って欲しい。

家に帰って、風呂にはいって、寝る。

2023年2月25日(土)
今日はJapan Mensaの総会があるのだが、ワークショップと時間的に被ってしまう。
仕方なく総会は諦めることに。

で、ワークショップの時間に接続パスワードを確認しようとメールを開いたら講師の体調不良のため休講だって!
先にメールを確認しておかなかった私が悪いのだが、二重の意味でガッカリ。
(疲れていたので良い休養日になったと前向きに考えよう)

YouTubeをぼんやりと視聴する。
19世紀のイギリス社会を解説する動画とか、英語の発音についての動画とか。
(別に私が急に勉強家になったわけではなく、単にいま読んでいるのが19世紀の英国を舞台にした小説だというだけのこと)

注文してあった「SFマガジン 2023年4月号」と『ジャミラ祈念日/被爆者ゴジラ:ウルトラ怪獣のためのレクイエム』 (松本
賀久子)が届く。
「SFマガジン」は、昨年亡くなった鹿野司さんの追悼特集。
『ジャミラ祈念日』は一昨年亡くなった松本賀久子さんの遺作。
ちょと気持ちを整えてから読もう。

夕方。
1号くんと2号くんが来る。
1号くんが、新刊「古白抄 陸」を持って来たので購入。
明治時代の文学者・藤野古白について書いた漫画。

今回の古白は、通っている学校の先生である坪内逍遥からは勉強をサボっていると叱られ、従兄弟である正岡子規からは作った俳句が
月並みだと貶されるなど散々だが、叱られるにせよ貶されるにせよ出て来る名前がビッグネーム。(笑)

夕食を食べていたら、消防自動車のサイレンが大通りから聞こえた。
何かと思っていたら、あとで2号くんから電話があって「○○の辺りで道に消防士がいたので何があったのか聞いたら、火災の通報が
あったが特に煙も出ていないと言われた」とのこと。

そう言えば、前にもその辺りで似たようなことがあったな。
油が保管してある倉庫のある辺りなので、ちょっとの小火でも大騒ぎになるようだ。

夜。
北海道の方で地震があったらしい。

 時刻:22時27分頃
 震源:釧路沖(北緯42.8度 東経145.1度)
 深さ:約60km
 最大震度:震度5弱
  北海道:標津町 根室市

ちょうどNHKスペシャル「調査報告・ロシア軍 〜“プーチンの軍隊”で何が〜」を放送している最中の地震(しかも場所が北海道)
だったので一瞬、SF的な空想が頭を過ぎってしまった。

……寝るか。

2023年2月24日(金)
普通に出勤。

仕事中にまた右目が痛くなり、また結膜下出血を起こす。
白目の赤い部分がさらに広がってしまった。
暖房機の直下で仕事をしているせいで頭に血が上るのかと、周囲の人に手伝ってもらって机を移動してみたが、効果は……?

定時で退社。
電車で『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行1 ウィーン篇 アテナ・クラブ 』(シオドラ・ゴス 原島文世:訳 
早川書房 Kindle版)を読みつつ帰宅。

シリーズの2作目なのだが、1作目に関するエピソードが出てくると作者という設定の人物(ホームズ・シリーズのワトソン
みたいな感じの人)が出て来ては、1作目である『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち アテナ・クラブ』
の宣伝をするギャグが入る。
(まあ、これはこれでいいかな?)

暖房でのぼせたせいか、変なだるさがあるので今日は早めに寝る。

2023年2月23日(木)
天皇誕生日。
昭和はゴールデンウィーク、平成はクリスマスイブの前日で覚えやすかったのだが。
「猫の日の翌日」は不敬である気がするしなあ。

今日は外出する予定もないので、午前中は書類仕事、午後は本を読んで過ごす。
要するに座ったまま動かない。
そしてなぜか、そういう時の方が腹が減る。

三食の食事の合間に砂糖たっぷり紅茶やら甘酒やらぜんざいやら、やたらに糖分を摂取してしまった。
これは確実に太るな……。

『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行1 ウィーン篇 アテナ・クラブ 』(シオドラ・ゴス 原島文世:訳 早川書
房 Kindle版)の続きを読む。
海外から助けを求められた主人公は変装してウィーンへと旅立つ。
もちろんシャーロック・ホームズのサポート付き。

……明日は仕事があるので、そろそろ切り上げて、寝る。

2023年2月22日(水)
仕事。
職場の前の、例の黒い実を落としまくる樹木は調べたら(よく見たら幹にプレートが付いていた)欅だった。
欅って、こんなに道を汚す樹木だったのだね。
欅並木の道路の掃除は大変なんだな。

朝から職場のPCの調子がイマイチ。
不調だったのは機械だけでなく、仕事中に右目が急に痛くなって自分でも「やったな」と思ったら案の定、休憩時間に向かい
の席に座った人に指摘される。
結膜下出血。

文字通り、結膜下の毛細血管が破れて出血してしまったのだ。
出血してしまったあとは、逆に痛みはなくなるのだが、眼球の白目部分が見た目が派手な赤色になるので目立つ。
(やだなあ)
どうにかこうにか定時まで無事に仕事をして、帰宅。
無駄に疲れた。

夕飯はカレーライス。
『ミステリと言う勿れ』(田村由美 小学館)の12巻が出ていたのでhontoの電子書籍で読む。
なぜこのシリーズだけhontoで買っているのか自分でもよく分からないが、たぶん何かのキャンペーンか何かで安かったとか
その程度の理由なんだろうな

今回は、風呂光聖子(ふろみつ・せいこ)巡査の田舎で起きた事件。
たまたま近所までスキーに行っていた主人公・久能整(くのう・ととのう)が助言を求められて関わることに。

事件とは、風呂光を可愛がってくれていた祖母の家の近所のおばさんの謎の事故死。
警察は花火を見ようと橋の欄干に自分で乗って転落した事故だと言うが、おばさんの人柄を知る風呂光は違和感を覚える……

……読んでいるうちに睡魔に襲われたので、寝る。

2023年2月21日(火)
シフトの関係で仕事は休み。

午後。
『メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行1 ウィーン篇 アテナ・クラブ 』(シオドラ・ゴス 原島文世:訳 早川書
房 Kindle版)を読み始める。
『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち アテナ・クラブ』 (シオドラ・ゴス:著 鈴木 潤・他:訳 早川
書房 Kindle版)の続編なのだが、翻訳者が変わっている。
なんでだろう?

内容は、前作の続き。
アテナ・クラブという特殊な能力を持った女性たちのチームが、難事件に挑む話。
「怪物淑女」は、原題の「European Travel for the Monstrous Gentlewoman」の「the Monstrous Gentlewoman」を直訳した
ものなのだろうね。
「Lady 」ではなく「Gentlewoman」としたのは、フェミニズム的な考えからかな?

夕べ夜更かしたせいか、本を読んでいる途中でウトウトしてしまう。

夜。
ニュース。
〈日本原子力発電は、茨城県東海村にある、現在運転停止中の東海第二原子力発電所の非常用発電機を定期的な確認のため稼
働させていたところ、冷却用の海水ポンプが自動停止したと発表しました〉
[02月21日 20時20分 NHK NEWS WEB]

それはちょっとやばい話じゃないか?
冷却用の海水ポンプが自動停止した原因は不明とのこと。
続報を待とう。

寝る。

2023年2月20日(月)
朝。
昨日、2号くんが家に置き忘れて行った携帯電話を届けてやる。

普通に出勤。
気温が少しずつ暖かくなって来ている。
2月も下旬なのだ。

いつものように職場の前で腰を下ろして開館を待とうとしたら、ベンチが黒い雨でも降ったかのように汚れている。
しばらくして清掃員の女性がやって来てベンチの汚れを落とし始めたので聞いてみたのだが、どうやら高い木から熟した実が落ちて地面に落ちて弾けた結果らしい。
木の実そのものは恐らく鳥についばまれ、汁の汚れだけが残ったものらしい。

腰掛けるとズボンが汚れそうなのでベンチが使えない
立ったまま開館を待ち、その後は普通に職場へ。

先日、異動のお別れに来た営業の人が、今日もまたやって来た。
やり忘れていた仕事があったらしい。
散々名残を惜しんだあとでの再会は、ちょっと気まずい?

夕方。
休憩室での雑談中に松本零士氏の訃報を聞く。
急性心不全で、85歳だったそうだ。
いまの感覚的にはまだまだ若い気がするなあ。
合掌。

定時で帰宅。
食事のあと『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち アテナ・クラブ』 (シオドラ・ゴス:著 鈴木 潤・
他:訳 早川書房 Kindle版)を読み始め、そのまま読了。

古典SFに登場するマッド・サイエンティストたちが全て実在している世界が舞台。
19世紀のイギリスを舞台に彼らの娘たちが活躍するシリーズの第1作。
主人公であるメアリ・ジキルはもちろんジキル博士の娘。
女性に相続権のない時代に未婚のまま両親を亡くしたメアリは、突然すべての収入の道を閉ざされてしまうことになる。

「レディ」として育てられ、もちろん働いたことも働く技術も持たないメアリは、なぜか父親が亡くなった後「ハイド」宛の
定期的な送金が行われていたことを知る。
ハイド氏は亡き父の助手だったらしい男だが、目下は殺人犯として懸賞金付きの指名手配されている。
ハイド氏を探し出してその懸賞金を手に入れることを思い立ったメアリは、名探偵と言われるシャーロック・ホームズを訪ね
るのだが……。

タイトルが完全にネタバレなのだが、メアリはハイドを探そうとしたことをきっかけにマッド・サイエンティストの娘たちに
出会い、彼女たちと「アテナ・クラブ」を作るまでが第1作の内容。

小説の手法としては、物語の途中で登場人物たちが話にツッコミを入れまくり、作者に注文をつけるという点が珍しい。
そしてそのツッコミによって、物語の「視点」となる登場人物が頻繁に入れ替わるのだ。

19世紀という女性の権利や行動が制限されていた時代に若い女性たちが活躍する物語なわけだから、当然フェミニズム文学
の側面も持っている。

……気がついたら午前3時だった。
(明日はシリーズの第2作目を読もうかな?)
寝る。

2023年2月19日(日)
午前中のルーティンワーク(カタカナで格好良く言っているが、いつもの雑用のことである)が終了。
『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち アテナ・クラブ』 (シオドラ・ゴス:著 鈴木 潤・他:訳 早川
書房 Kindle版)の続きを読む。

19世紀のイギリス。
母親の死によって収入の道を断たれたヒロイン、メアリ・ジキルは、(当時は女性には相続権がなかったとかで、未婚のまま
両親が死亡した女性はいろいろと困ったらしい)経済的に困窮することになった。
メアリは、自分が幼い頃に亡くなった父親の知人であるハイド氏が殺人犯として懸賞金付きで指名手配されていることを知っ
て彼を探し出して金を得ようと、名探偵シャーロック・ホームズの事務所を訪ねる。

しかしホームズは別の事件で多忙。
仕方なくワトソン博士と一緒にハイド氏の手がかりを追ううちに、メアリの元に訳ありの娘たちが集まって来ることになって
しまう。
タイトルでネタバレしているので分かると思うが、彼女たちはみんなマッド・サイエンティストの娘たちなのである。
集まった娘たちは、自分たちが抱えている問題がホームズが捜査している連続殺人事件と関わっていることを知る。
そこで娘たちはホームズと協力して……。

……そろそろ眠くなって来た。
続きは明日にして、寝よう。

2023年2月18日(土)
午前中。
書類仕事を始めたら終わらない。
結局、昼食を挟んで午後までファイル&表計算ソフトと格闘する羽目になった。
ただ、こういうのをサボると来年の確定申告の時に大変なことになるのだよね。

午後。
メンサの内山さんと、李白の「黄鶴楼送孟浩然之広陵」についてFaceBook上で少しやりとり。

 故人西辞黄鶴楼(旧友は西の黄鶴楼を出発した)
 煙花三月下揚州(花けぶる三月、揚州へと川を下って行く)
 孤帆遠影碧空尽(船の帆が青い空に消えて行き)
 唯見長江天際流(私はただその水平線を見つめている)

「故人」は旧友、ここではもちろん「孟浩然」を指す。
「西」は当時の中国においては辺境の「田舎」であり、それに対して「揚州」は長江の河口にある「都会」。
都会へ出て行く孟浩然を見送っている李白は、中央での成功を夢見続けた男だった。
そう考えて読み直すと、田舎に取り残された李白の焦りのような心情が読み取れる詩である。

夕方。
作業が一段落したのでネットのニュースを見たら、北朝鮮からまたミサイルが飛んで来たそうだ。
今回はNHKのカメラが偶然、それっぽい光を捉えていたそうで、一見、火球のように見えるその映像がネットにも上がって
いた。

夜。
2号くんが来て、一緒に食事。
明日はコミティアなのだそうで、これから出来上がった原稿をコピーしに行くと言っていた。
(幸田露伴についての漫画を描いたというから、出来上がったら買おう)
そう言えば明日は日曜日か。
このところ休みが続いたので曜日の感覚がおかしくなっているなあ。

寝る。

2023年2月17日(金)
今日も仕事は休み。

午前中。
病院に行き、
「胃の調子が悪いのでパンシロンを飲みました」
と言ったら、
「パンシロンが効いているのならパンシロンを飲んでいてください」
と言われる。
パンシロンのような総合胃腸薬は病院の処方では出せないらしい。

薬局で花粉症の薬を買って(こっちは処方箋が出た)から区役所へ。
先週亡くなった豊島区長の遺影が飾られて、その下に献花台が設置されていた。

死因は「肺炎」と発表されているが先月、新型コロナウイルスに感染して入院した後に自宅療養を続けていての死であるから
コロナと無関係とは思えない。
改めてコロナの恐ろしさを感じた。

1999年に当選して以来、亡くなるまでの期間ずっと区長の職にあった人だから、さまざまなイベントで壇上にいた彼の姿
が思い出される。
サイボーグ009のコスプレをした区長、マリオのコスプレをした区長、ルフィのコスプレ姿で元気いっぱいだった区長。
最近では竈門炭治郎のコスプレが記憶に新しい。
惜しい人を亡くしたと思う。
合掌。

帰り道でサンシャイン60のダイソーに寄ったのだが、商品の価格がもはや「100円均一」ではなくなっていたな。
その分、商品のバラエティが広がり、便利と言えば便利。

サンシャイン60通りで、若手お笑い芸人がワンコインショーの呼び込みをやっていた。
久しぶりに漫才でも見てみるかと500円払って劇場へ。
壊れかけてガタつく椅子の並ぶ狭い劇場内は「なんかよく分からないまま来ちゃった」雰囲気のカップルが多かった。

1時から始まってだいたい40分程度。
若手芸人が入れ替わり立ち替わり舞台に上がっては漫才だの漫談だのを披露するショー。
「面白いのか?」と聞かれたら「テレビに出ている有名お笑い芸人の方がずっと面白い」としか答えようがない。

「この間、客席にいた4歳のお子さんに『大きくなったら何になりたい?』と聞いたら『5歳』と答えられた」
という話が一番面白かったかな?

最後まで見てから帰宅。
『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち アテナ・クラブ』 (シオドラ・ゴス:著 鈴木 潤・他:訳 早川
書房 Kindle版)の続きを読む。

シャーロック・ホームズが捜査する事件に関わることになった主人公メアリ・ジキルは、自分の父親とハイド氏の関係を知る
ことになるのだが……。
私はやっぱりこういう話が好きなんだな。

寝る。

2023年2月16日(木)
久しぶりの出勤日。

なんだか機械が不調。
音量等の微妙な設定が変わっていたので、再調整。

午後。
担当の営業の人が異動になるので、その引き継ぎがあった。
いまの営業(主任)の代わりに来る人は、なんと「次長」の肩書きのある人。
「こんなに現場に出ることになるとは思わなかった」
と、ぼやいていた。
人手不足なのか?

定時で退社して、帰りの地下鉄で『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち アテナ・クラブ』 (シオドラ・ゴ
ス:著 鈴木 潤・他:訳 早川書房 Kindle版)の続きを読む。

ジキル博士の娘のメアリは、謎の人物ハイド氏の秘密を探るためにシャーロック・ホームズの事務所へやって来るが……。
期待した通り、私の好きなタイプの小説のようだ。

家に帰って続きを読もうとしたら、2号くんが来ていたので一緒に食事。
明日は仕事が休み。
胃の調子が良くないので病院に行こうかな。

寝る。

2023年2月15日(水)
朝。
家電に電話。
誰かと思ったら佐川急便だった。
荷物を配達するのに階段を上がる前に在宅を確認したらしい。
「上がって来て留守だと分かったら嫌だったので」
と言われたので、
「そりゃそうだね」
と、納得する。

荷物の中身は月桂冠。
(まあ、重いよね)

11時前に防災無線が聞こえたのだが、例によって聞き取れない。
区役所のサービスで確認したらJアラートのテストだったそうだ。

そんなことより、区役所のサイトで豊島区長が先週の木曜日(2月9日)に死亡していたことを知って驚いた。
アニメのコスプレをしたりして面白いお爺さんだったのに。
ご冥福をお祈りいたします。

午後。
銀行へ。
そして最近、胃の調子が悪いのでドラッグストアでパンシロンを買う。
ついでにドトールへ寄って昼食。
ミラノサンドA450円と、アイスティー260円。

帰宅。
ニュース。
例の偵察気球っぽいものは、日本にも飛んで来ていたらしい。

〈中国の偵察用気球への対応で、政府は正当防衛などに限られている自衛隊の武器使用のルールを見直す方針です〉
〈必要と認められれば武器による撃墜を可能にする方向で調整に入りました〉
[2023年2月15日 20時15分 NHK WEB NEWS]

アメリカでは、最初に中国の気球を撃墜した後、レーダーの機能を強化したところ、飛行物体が相次いで見つかったそうだ。
物体を見つけると撃墜しているらしいが、

〈オースティン国防長官は13日、記者団に「撃ち落とした三つの物体は(4日に撃墜した)中国の監視用気球と大きく異なる」
と強調した。どこの国のものかも依然、わかっていない。今後、物体の残骸を回収し、解析を進めるとした〉
[ワシントン=清宮涼2023年2月14日 19時00分 朝日新聞デジタル]

と、偵察気球を飛ばしているのはもしかしたら中国だけではないのかも知れないという話。
ロシアとかイランとかだったら話がまたややこしくなるなあ。
もしもそっち方面の国だとすると、日本に飛んで来ているものについても慎重に正体を確かめる必要があるな。

そもそもなんで中国はブリンケン米国務長官訪中直前なんて重要な時期に偵察気球なんぞを飛ばしたのだろうか?
このせいで、せっかくの国務長官の訪中が中止になってしまった。
ことによると米中の接近を嫌うロシアが中国内に潜入させた工作員を使って……などと、妄想が広がりんぐ。

寝る。

2023年2月14日(火)
午前中。
空き時間に『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち アテナ・クラブ』 (シオドラ・ゴス:著 鈴木 潤・他
:訳 早川書房 Kindle版)を読み始める。

タイトルに惹かれて買った本。
たぶんSFなのだと思う。

物語は主人公メアリの母親の葬式から始まるが、すでに名前で彼女の正体はお察し。
案の定、謎のハイド氏という人物が……。
知らない作家の作品だったが、いまのところ面白そう。

ニュース。
トルコ・シリア地震の続報。
死者は4万人を超えたそうだ。

特にシリアは内戦で建物がダメージを受けていたところに今回の地震があり、冬の寒さも重なってかなり大変なことになっ
ているらしい。
踏んだり蹴ったりだな。

夕方。
2号くんが来て、会社で貰ったというチョコを分けてくれる。
そう言えば今日はバレンタインデーだった。

SF小説「クローム襲撃」の話になって、
「どういう話か?」
と聞かれたのだが、ええと……主人公がヒロインのために悪の組織と戦う話?
「なんかつまんなそうだね」
と、言われてしまったが、一応「名作」と言われている作品なのだよなあ。

サイバーパンクって、ストーリーの説明が難しいよな。
寝る。

2023年2月13日(月)
職場の都合で今日も休み。
ニュース。
〈アメリカ国防総省の高官らは12日、電話会見を開き、アメリカ軍のF16戦闘機が五大湖のひとつでアメリカとカナダにまた
がるヒューロン湖の上空を飛行していた所属のわからない物体を撃墜したと発表しました〉
[2023年2月13日 19時34分 NHK NEWS WEB]

この所属不明の飛行物体、中国の情報収集用気球じゃないかと言われているのだが、中国は中国で「うちにも飛んできている」

と主張しているらしくて、昭和のSFならば「実は、中国のものでもアメリカのものでもなく宇宙人の……」となったところ
なのだがなあ。

午後。
昨日、「チャイナタウン」を視聴するためにAmazonのビデオのリストを見ていたら「シン・ウルトラマン」があるのを見つ
けた。
ちょっと時間が取れたので、再生してみる。

ウルトラマンが事故で地球人の命を奪ってしまい、自分が死なせてしまった地球人に成り代わって地球で暮らすという設定は
オリジナルと同じ。

私はむしろ「ヒーローがいきなり罪もない人を死なせるって設定はどうなんだろう?」と思っていた派なので、
(そこを踏襲するんだ……)
と、驚いた。

〈以下、完全なネタバレ〉
危険な巨大生物である禍威獣(要するに怪獣)が次々に現れる世界。
その禍威獣に対抗するための特務機関(禍威獣特設対策室専従班=禍特対)ができる。

非常に危険な禍威獣(ネロンガ)が出現して原子力発電所が危機に。
そこに正体不明の巨人出現してネロンガを倒す。
人間は巨人を味方だと認定「ウルトラマン」と命名する。

巨人出現の際に一時的に行方不明になった禍特対のメンバー(神永)が戻って来て以来どうも様子がおかしい。
しかし神永とバディを組んだのが新任の女性メンバー(浅見)であったため、最初から「そういう人」なのだと認識される。
外星人ザラブが日本政府に接触して来て、人間の姿になっていたウルトラマン(=神永)を拉致・監禁。
がウルトラマンであるという情報を全世界に流すとともに偽ウルトラマンとなって破壊行為を行う。
このため、ウルトラマンは日本政府に敵認定されてしまう。

ザラブの目的は「人類を内戦状態にし自滅させること」だった。
ウルトラマンは、バディである浅見に自分の救出を頼み、ウルトラマンに変身して偽ウルトラマンを倒すと同時に、その正体
がザラブであることを暴く。

次に日本政府に接触して来たのは、これも外星人のメフィラス。
メフィラスの目的は「ウルトラマンを巨大化させるシステム(ベーターシステム)を利用すると強大生物兵器に変身可能とな
る地球人類を独占すること」だった。

そもそも禍威獣が次々に出現していたのは、メフィラスがウルトラマンを誘き寄せるために地球に放置されていた生物兵器を
目覚めさせたからだった。
メフィラスはウルトラマンに協力を持ちかけるが、ウルトラマンはこれを拒否。
巨大化して戦うことになったメフィラスとウルトラマン、戦いでは優位に立ったメフィラスだったが、光の星からやって来た
新たな使者ゾーフィの姿を見て撤退を決める。

ゾーフィは、ウルトラマンがベーターシステムによって神永からウルトラマンに変身できたことが宇宙中に知れ渡ったために
地球人が巨大生物兵器として利用可能なことが周知となったことから、危険な存在として殲滅させることにしたと通告。
地球を太陽系もろとも殲滅させる最終兵器ゼットンを衛星軌道上に展開する。
これに反対したウルトラマンはゼットンを攻撃するが敗退、意識を失ってしまう。

禍特対のメンバーのひとりである滝は、ウルトラマンから託されたUSBメモリを開いて、そこに書かれていたベーターシス
テムの基礎原理を読んで世界中の科学者をバーチャル会議に招集、ベーターシステムを応用して次元の裂け目を作りゼットン
を異次元に飛ばすという作戦を編み出す。
かくて地球は救われ……

「ウルトラマンさえいれば自分たちは必要ないのではないか」というオリジナルの「ウルトラマン」で科学担当のイデ隊員が
よく口にしていた「地球人は無力だ問題」を、「シン・ウルトラマン」では、物理学担当の滝に言わせ、地球の科学者の会議
で(ウルトラマンが倒せなかった)ゼットンへの対策を編み出すという形で解決しているなど、古くからの「ウルトラマン」
のファンを大きく頷かせる話だった反面、いきなりコレを見せられた人には、いろいろと納得できない部分も多かったのでは
ないかと思う。

巨大化した女性のスカートを下からのアングルで撮ったり、何日も風呂に入っていない若い女性の匂いを主人公が鼻を近づけ
て嗅ぐシーンがあったりなど、品のない演出がやや不快。
もう少し上品な「お色気」は、思いつかなかったのか?
「お好きな方はどうぞ」という作品だった。

寝る。

2023年2月12日(日)
昨日は夕方からのスケジュールが立て込み過ぎていたせいか、朝から無駄に疲れている。

午前中。
だらだらと雑用を進め、昼過ぎになって前回の「どうする家康」をまだ見ていなかったことを思い出す。

今回の「どうする家康」は、元康(家康)が今川に囚われの身となっている妻・瀬名を救出しようと忍びを雇うという、少な
くとも正史には載っていない話。
これが成功してしまうと史実と違ってしまうので、当然この作戦は失敗することになる。
失敗するような忍びであるから、ダメな忍びであるわけだが、この忍びの名前が服部半蔵。
ヲイヲイヲイヲイ……と、ハリセンが壊れるほどにツッコミを入れたくなる。

要約すると家康が服部半蔵を雇って妻を救出しようとして失敗する話。
正直「通説とは違ってダメな奴」は、主人公の家康ひとりで十分なんだよな。
もうひとりダメな奴を出して、見ていて全然楽しくない「作戦失敗」のフィクションを突っ込まれてもなあ。
「史実を忠実に再現するだけでは楽しくないから楽しいフィクションを加えてみました」なら分かるのだが……。

午後。
ボーッとだるい状態で作業しても効率が悪いので仮眠をとるつもりが、意外とぐっすり眠ってしまった。

夕食後。
ワークショップの課題で、映画「チャイナタウン」を視る。
Amazonで299円。
テキスト代よりは安いかな?

〈以下、ネタバレ注意!〉
舞台は1930年代のロサンゼルス。
つまり戦前の話である。
砂漠の街ロサンザルスは水不足に悩み、新しいダムを建設するか否かで揉めている最中。

主人公(ジェイク・ギテス)は、浮気調査が専門のようになっているパッとしない私立探偵。
そこに夫の浮気調査をして欲しいと、ひとりの婦人が尋ねて来る。
夫とは市の水道局幹部のホリス・モーレイ氏。

さっそく調査を開始したギテスだが、調べれば調べるほどモーレイ氏の実直な人柄が分かってくる。
しかし、同僚のカメラマンが少女と親しげに話をしている場面の写真を撮って来て、主人公もさらに親密そうな2人の写真を
撮影することに成功。
ところがその写真が……というわけで、話はミステリーになって来る。
さっくり言うと「無能な働き者が最悪の結果を生む話」だった。

私は字幕で見たのだが、主人公が大笑いしながら口にしていた中国人のセックスについてのジョークがよく分からず、原語の
脚本を読んでみたが、やっぱりよく分からなかった。
アメリカにおける「中国人」のイメージってどういうものなのだろう?

ネットで調べたら1930年代のチャイナタウンは、警官が下手に熱心に働くと気づかぬうちに悪事に手を貸していることが
あるような街だったので、チャイナタウンに配属された警官は、なるべく何もしないでいること(as little as possible:字幕
では「怠け者の街だ」)が一番だったのだとか。

で、ラストのウォルシュ(主人公の同僚)のセリフ “Forget it, Jake. It's Chinatown.” となる。
上記を踏まえて意訳すると「忘れろジェイク。何もしないのが一番さ」かな?

ちなみに、主人公のジョークに出て来た中国人は、セックスの最中に『論語』や「LIFE」を読んだり、タバコを吸ったり
月を眺めたりと頻繁に気を逸らし、ついに妻に“ you're screwing like Chinaman(※).”(あんたのエッチってシナ人みたい)と、
言われてしまうというのがオチ。
「無駄に働かない」「タダ働きは絶対しない」当時のアメリカ人の目から見た中国人はそんなイメージだったのかな?
(だから射精すら節約する?)

 ※ Chinaman:「中国人」を表す侮蔑語。日本語の「シナ人」に相当する。

正直、当時のアメリカ人の抱いていた「中国人」のイメージが分からないと、映画のタイトルの意味がさっぱり分からない
さらに「目に傷がある」がオイディプス王を暗喩していたとか、言われないとピンと来ない伏線が散りばめられている。

名作映画なのだそうだが、私の好みではなかったなあ。
寝る。

2023年2月11日(土)
朝起きると快晴!
昨日の雪はすっかり消えている。
雪が雨に変わって溶け、日に照らされて道路も乾いたようだ。

昼。
寒いので体を温めるための入浴。

午後。
3時過ぎに代官山へ出発。

今日は藤岡藤巻のライブがあるのだが、その前に空想小説ワークショップのリモート授業を受講する必要がある。
授業が16時30分から18時までで、ライブの開演が18時。

代官山着。
地図を見ながらライブ会場を探す。
幸い、建物名の大きな看板が出ていたので比較的スムーズに発見できた。
文字情報、大事。

16時20分ぐらいにiPod touchをポケットwifiに接続してZoomで講師の先生と繋ぐ。
場所は会場の前の道のベンチだったのだが、しばらくしたら寒くなって来たので駅構内に移動。
ここもやや寒く、立ちっぱなしで疲れて来たのでイヤホンで講座を聞きながら周辺をウロウロ。
近所のファミマにイートインを発見して、飲み物を買って席を確保する。
17時30分を回ったので、ライブ会場に移動して、会場前で列に並びながら講座を最後まで聴いたのだが、場所が地下2階
だったせいか、雑談の最中に電波状況がおかしくなって切れてしまった。
まあ、講座そのものは最後まで聞けたので良いとする。

18時30分からライブ開始。
「死ね!バレンタインデー!」を皮切りに「息子よ」や「娘よ」「牛乳、トイレットペパー、海苔」と人気の曲が続く。
意外なことに、藤岡藤巻ライブは今日が初めてだという客が結構いた。

若い女性客が大笑いしている。
藤岡藤巻は、いわゆる「おっさんの本音」系を歌うコミックバンド。
女どもや最近の若い者に対しての「物申す系」なのが、歌っている当人たちもすでに70歳。
彼らのイメージする「最近の若い者の世代」は、バブルの頃の「若い者」なので今は40代ぐらいになっている。

「若者に苦言を呈するおっさん」は、今の20代、30代からの視点では「おじさんやおばさんに小言を言うおじいちゃん」
に見えてしまう。

「うっとうしいおっさん」として若者に嫌われつつ鋭い苦言を呈していたはずなのに、いつのまにか「うっとうしいおっさん
に小言を言ってくれる可愛いおじいちゃん」として若者(特に若い女性たち)にキャーキャー言われる。
人気があるのは良いことだが、彼らにとっては本意なのか?

今回も演出のための動画や会場内で販売するグッズの制作、Twitterでの告知等、八面六臂 の活躍をしたのも若い女性ファン。
「推し活」らしいが、やっていることはマネージャー以上。

藤岡藤巻のファンには熱烈な人が多く、ライブのたびに台湾から駆けつけ、彼らのCDはほぼコンプリートしているという人
もいる。
ファンがすごいバンドなのである。

終演後の打ち上げに最後まで参加してから帰宅。
副都心線で西早稲田を過ぎたあたりでウトウトし出し、目が覚めたら目の前に「小竹向原」の文字が……。
慌てて列車を飛び降りて逆戻り。

帰宅してネットを開いたところで気がついたのだが、今日は建国記念の日。
神武天皇が即位したとされる紀元前660年の1月1日を新暦に換算した日。

なんで「記念日」ではなく「記念の日」なのかと言うと「伝説上の天皇である神武天皇の即位した日」というかなりぼやーっ
としたものを根拠に記念日を制定するのはおかしいのではないかという反対意見があったので「この日がどうとかじゃなくて
単に日本ができたことを祝う日ということにしよう」と譲歩したから。

そういうわけで、アメリカなんかのはっきりその日と分かっている「建国記念日」と違って、なんとなく曖昧な印象の祝日に
なっており、今年のように土曜日と重なって特に休日が増えるわけでもない日だと、今日が祝日だと気づかない人もいるのか
私が今日出会った(リモートも含めて)人で「建国記念の日」を話題にした人は誰もいなかったな。
ちょっとかわいそうな祝日だった。

寒いので今夜も湯たんぽを毛布の下に入れて、寝る。

2023年2月10日(金)
外は雪である。

私は今日も仕事が休み。
よって、こんな日には不要不急の外出はしない。
食事も朝にご飯を炊いて、昼はその残りで済ませる。
(おかずは瓶詰めの保存食)

昼過ぎに外を覗いたら、隣の建物の屋上が降り積もったゆきで真っ白だった。
テレビの中継は雪の日の定番、八王子駅前。
雪が降ると報道陣が詰めかけるから、カメラマンは他局のクルーが画面に映り込まないように苦労するのだろうな。

雪の日は部屋の中にいても寒い。
ストーブは電気代がかかるので湯たんぽを2つほど作って毛布の中に入れ、腰から下はそれで温める、
デスクワークの時にはこれでだいたいOKなのだが、立って歩く作業の時には使えない。

結果的に毛布から出て作業を行い、寒くなると湯たんぽで体を温めるという効率の悪い仕事の進め方になる。
なんとかならないものかなあ?

ニュース。
〈政府は来月13日からを軸にマスク着用は「個人の判断に委ねる」とする方向で調整していて、きょう夕方に正式決定します〉
[2/10(金) 11:08配信 TBS NEWA DIG]

そんなことをいちいち政府が「正式決定」するべきなのだろうか?
日本国民がみんな、自分がマスクをするかどうかまで政府の指示を仰がなくては決められないという人間ばかりだとしたら、
国として終わってないか?

夜。
雪は雨に変わったらしい。
明日は晴れだそうだ。

崎田家は、祖父の代に能登から東京に移住して来たのだと聞いているが、やっぱりいっぺん太平洋側の気候に慣れてしまうと
日本海側に戻るのは難しくなったということかな?

ちなみに父方の祖母は宮城県の出身、母方の祖父は千葉県、そして母方の祖母は生まれも育ちも東京の人であるらしい。
要はあっちこっちから東京に集まって来た人たち。

明日は予定がいろいろと忙しい日。
風呂に入って寝よう。

2023年2月9日(木)
今日も仕事は休み。
家から出ないでだらだらしていたら、体がだるくなって来た。
部屋を片付けたりいろいろとやるつもりでいたのだが。

ネットを覗いたら、Twitterのトラブルが話題になっていた。
トップが交代して経費削減のためだかなんだかで技術者を大量に解雇したのが原因なんじゃないかと書いていた人がいたが、
真偽は不明。

夕方頃になって風が強くなって来たと思ったら、天気予報によると明日は雪が降るかもしれないそうだ。
つい必要もないのにYouTubeで除雪作業の動画を見てしまう。
たぶんそんなには降らないと思うのだが。

動画に出て来る除雪作業用の道具はちょっとカッコいいのだが、使っている人がかなり筋骨隆々の人で、きっと重くて私なん
ぞには扱えない道具なんだろうな。
(大きなモバイルバッテリーを背中に背負い電動除雪機のプラグを差し込んで使っていた)

雪国の人はみんなそれなりの備えはしているみたいで、東京で大雪が降るたびに「なんで東京の人は雪の備えをしておかない
のだろう?」と不思議に思うらしいが、東京の大雪なんて年に1、2度あるかないかのことだしね。

ちなみに今の婦人靴の流行は踵の低いものであるようなので(表参道と渋谷で私が個人的に見た感想)、ハイヒールで雪道を
歩いて転ぶ人の数は例年より少ないかも知れない。

「雪道をハイヒールで歩いて転ぶ女性の画像」は「都心の大雪」を報じるニュースでは定番のものなのでカメラマンは今年も
頑張って「ハイヒールで雪道を歩く女性」を探すのだろうか?
あるいは売れない女優さんなんかに頼むとか?
さすがに「ちょっとカメラの前で転んでください」は、そこらの通行人にお願いするわけにもいかないだろうからなあ)

夜。
2号くんが「有給をとって原稿をやっているのにぜんぜん進まない」と、ダメダメなことを言いながらやって来た。

『ケルン市警オド』(青池保子 秋田書店プリンセスコミックス)の第1巻を渡したら「ちょっとだけ」とか言いつつ結局、
読み耽っていた。
ミステリーを「ちょっとだけ」は難しいよな。(笑)

寒くなって来たので湯たんぽを2個、布団の中に入れて、寝る。

2023年2月8日(水)
朝。
会場予約のあとに税務署リベンジ。

医療費の控除を受けるために病院の領収書を持って行ったのだが、金額を医療機関別に分けて計算し、合計金額を出して記入
しろと用紙を渡され、ちまちました数字を1時間近くかけて手作業で計算する。

で、画面に入力する段階になって領収書の数字をそのまま入力しても良いシステムになっていることが判明。
「お客様の場合は、すでに計算が終わっているので入力が楽です」とか言われたが、その面倒臭い計算を終わらせたのは「お
客様」であって「楽」なのは税務署員の方。
「数字をいちいち入力しなくて済みますから」とか、いかにも楽な方法を教えてやった風に言っていたが、PCにただ数字を
入力するのと手作業で電卓を叩いて計算するのとではどっちが楽だと思う?

あと「自宅のPCからでも申告ができます」とか「スマホからでも申告ができます」とかしきりに勧めて来るのだが、自宅の
PCを使って面倒臭い作業をするのも、スマホの小さな画面のせいで却って面倒臭くなる作業をするのも全て「お客様」なん
だよなあ。

「税務署員の負担を減らすために自宅のPCやスマホでの申告にご協力ください」ならまだ分かるのだが、いかにも「あんた
が楽にできる方法を教えてやろう」みたいな口調で言われると地味に腹が立つ。

最後に「次回からはPCで申告するように」みたいなことを言われたが、たぶん私はやらない。
入力画面に書かれた文言が、いわゆる「お役所言葉」で「この申告はこの区分」というのが非常にわかりづらいのだ。
「役所で使われている区分」が一般人には分かりづらいので自分が必要としている画面になかなか辿り着けない。

さらに、職員は知っているから「こことここには0を入力して、ここは飛ばして」とか簡単にやっているが、0を入力する場
合と何も入力せずに飛ばして次に進む場合って、どういう基準で分けているのかさっぱりわからない。
要するに、お役所用語の書類をそのままPCの画面にした感じのシステムで、ものすごく使いづらいのだ。

それを無理に勧めて来る理由って、やっぱり上の方が「利用者の利便性を考えて作った新システムが好評で、PCやスマホを
使って確定申告をする人が増えています」と言いたいがために「PCやスマホを使って確定申告をする人数を増やせ」と言っ
ているのかな?

そう言えば去年は「スマホを持っていない」と言ったら「携帯電話を出して見せろ」と言われてチェックを受けたな。
知人は「面倒なスマホでの申告を強引に勧められないために、スマホを鞄の底に隠しておく」と言っていた。

スマホを隠し持っている人間を摘発(?)して強引にスマホで申告させ「便利なスマホでの確定申告が好評で利用者が増えて
います」という数字を発表するつもりなのだろうか?

そしてもうひとつ、窓口でとても気になったこと。
隣の窓口でやたらに小馬鹿にした口調で乱暴な応対をしている職員がいるなと思ったら、相手の「お客様」が外国訛りのある
方だった。
日本の印象が悪くなるからやめてくれ!

どうにか確定申告が終了。
昼食は「やよい軒」のサバの味噌煮定食。

帰宅。
昨日Amazonから届いた『ケルン市警オド』(青池保子 秋田書店プリンセスコミックス)の1〜6巻を読む。
『修道士ファルコ』のスピンオフで、ファルコの先輩修道士オドが、まだ俗人として市警として働いていた時の物語。

舞台は14世紀のドイツ、ケルン市。
仕事熱心な市警であるオドは、市内の治安を守るために職務に励む。
その彼の前に次々と難事件が……というわけで、中世ドイツを舞台にしたミステリー。

現代のように科学捜査が使えず、一般市民に「現場保存」の概念もないような時代。
殺人事件の通報を受けて主人公が現場に駆けつけると、女中たちが現場の床をピカピカに磨き上げたあとだったりする。
さらに対面を重んじる貴族からは捜査の邪魔をされ、聞き込みに行っても門前払いを食わされたりする。
こうしたハンデがある中で、主人公は事件を解決しなくてはならないわけである。

全体にコメディなのだが、解決してもすっきりしたハッピーエンドとはならず、ちょっと重めの後味。
「オドが修道士になったのは、こんな矛盾を抱えた職務に嫌気が差したからなのかなあ?」などと勝手に考える。

ミステリーとしては、初級から中級レベル。
中世ドイツの知識が増えるのは楽しい。
ちょっと毛色の変わったミステリーがお好みの方にお勧め。

寝よう。

2023年2月7日(火)
朝。
勤務先の都合(入試)により仕事が休み。
部外者をキャンパス内に入れられない期間なのである。
ちょうど良いので確定申告に行こうとネットで調べたら、たら「申告には予約が必要です」だそうだ。

「予約はLINEで出来ます」だそうだが、LINEをやっていない人はこのためにわざわざ登録をしなくてはならず、仕方
なく登録してLINEから予約しようとすれば「申告の受付は16日からです」だそうで、トドメに「16日の予約はすでに
満員です」で、撃沈させる仕組みになっているのだ。

まあ、税務署は徒歩圏にあるので、とりあえず予約だけでもしに行こうとトコトコ行ったら窓口で、
「空いていたらすぐに手続きができますよ」
と言われ、試しに会場に行ってみたらガラガラ。
整理券を受け取った瞬間に、私の順番になる。

ネットに書かれていた「受付は16日から」とか「申告には予約が必要」とかって、全部ガセか?
たぶん事業者とかの面倒臭い申告の場合には16日からということなのだろうが、一般区民が還付の手続きをするのなら別に
今でもOKということなのだろうなあ。

面倒臭い申告の人がフライングしちゃった場合に追い返すより、全員に「ダメ」と言っておいて、それでもやって来た人だけ
捌いた方がトラブルが少ないという判断なのだろう。

で、結果的に書類不備で出直し。
保険組合の発行する医療費の通知も持って行けば良いかと思っていたら、通知の方は「11月から翌年10月まで」でまとめ
てあるのに対し、確定申告は「1月から12月まで」で計算するので、通知に載っていない分の領収書が必要だったのだ。
帰宅。

昼。
2号くんと一緒に昼食。
2号くん、同人誌の締切が近いとかで有休をとって会社を休んでいやがった。
そのまま、付き合って近所の文具店を2軒ハシゴ。
近所と言っても1軒は東口側なので、そこそこ歩く。
家に帰って本を読もうとしたのだが、数ページも進まないまま爆睡。

目を覚ましたのは夕方の6時だった。
なんだか妙に眠くなったのだ。

私は最近、ブルーライトカット・グラスというものを使用している。
PCの光を目に優しいものに変えてくれるとか言うアイテムなのだが、当然カットされた光の分だけ視界が暗くなる。
そのせいで脳が夜だと錯覚してしまうのかね?

夕飯は1号くん、2号くんと一緒に。
(今夜のメニューがカツオのたたきだと聞いてやって来やがったのだ)

夜。
2人が帰って静かになったので、寝る。

2023年2月6日(月)
朝。
いつものように出社。
通勤電車のお供は『数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学』(大栗博司 幻冬舎 Kindle版)。
わかりやすく書かれた数学の本。

O・J・シンプソンの無罪判決について、大栗先生はご不満らしい。
理由は、確率的にはシンプソンが妻を殺害した可能性が高いのに、弁護士が数字のトリックによって陪審員に殺害の可能性が
低いと思い込ませて裁判を有利に運んだから。
数学を研究する者にとって、数字のトリックで人を騙す人間は許せないらしい。

さて、本日も定時に退社。
夕食後にNHKプラスで、ドラマ「大河ドラマが生まれた日」を視聴。

NHK大河ドラマの第1作である「花の生涯」制作裏話をドラマ化したもの。
生田斗真演じる主人公・山岡進平は、映画会社の入社試験に落ちて、仕方なくNHKに入社したアシスタントディレクター。

演出補助の仕事だと聞いて入ったのに、要するにADであるから、現場のありとあらゆる雑用を全て押し付けられてうんざり
している主人公。
おまけに当時のテレビ番組は雑な作りで、基本的に生放送なものだからドラマが時間内に収まらなくて尻切れトンボでも終了
時間が来たらそこでいきなり終わり。
こんなものを垂れ流す仕事をしたかったわけじゃないと腐り切っている。

そんなとき、プロデューサー(阿部サダヲ)からまたつまらない用事を頼まれる。
その仕事とは「局長に呼ばれてひとりで行くのが怖いから、一緒に着いてきてくれ」というもの。
ところが、この時の局長の話とは映画に負けない大型時代劇の制作という大プロジェクト。
このプロジェクトを成功させるために、主人公たちの奮闘が始まる……。

「花の生涯」の主人公は歌舞伎役者の尾上松緑が演じた井伊直弼だが、このドラマではもっぱら副主人公である長野主膳を演
じた佐田啓二にスポットを当てている。

ちなみに局長役で出演している中井貴一は、本物の佐田啓二の息子である。
ちょっと気になったのだが中井貴一の出演シーンが全て局長室の中で、生田斗真と阿部サダヲの2人との会話だけ。
仮にも大プロジェクトのトップの立場の人物としては、少々不自然な気がした。
たぶんコレ、同じセットで中井の全出演シーンをまとめ撮りしたのだと思う。
(もしかして、どうしても「佐田啓二の息子」を出演させたかったNHKが、かなり無理なスケジュールを捩じ込んだ?)

プロデューサー役の阿部サダヲが期待通り天才的に上手く、主人公の後輩役の矢本悠馬も見事にハマった演技を見せてくれる
ので、この2人が出て来ると画面が締まる。
現在放映中の大河ドラマ「どうする家康」に出演中のイッセー尾形が、おでん屋のオヤジの役で出ている。

終盤、佐田啓二が「花の生涯」への出演をきっかけにテレビドラマへの出演に積極的になり、ドラマ「虹の設計」に出演する
ことになった……というエピソードには少し胸が痛んだ。
佐田啓二は、この「虹の設計」の収録のため静養先の蓼科から東京に向かう途中、交通事故で亡くなっているのだ。
このとき中井貴一は、わずか2歳だった。
ドラマの最後にこのエピソードを持って来た脚本家、相当に性格が悪い奴だな。(褒め言葉)

気がついたら午前0時を回っていた。
明日は税務署に行かなくてはならないので、そろそろ寝る。

2023年2月5日(日)
日曜日。
寒い!

部屋で1週間遅れの「どうする家康」視聴。
徳川家康(この当時はまだ「松平元康」)が女性にモテる話……と、ざっくりまとめて良いのかな?
今川氏の元にいる妻子を捨てて織田側に寝返った元康は、信長によってお市と婚礼をあげることになりかけるのだが……。
ムロツヨシ演じる豊臣秀吉登場回でもある。
見ていてドラマとしてイマイチ。
今川氏真がものすごいゲス野郎という話になっていたが、本当にこんな奴だったのか?

午後。
NHK大河ドラマの第1作目である「花の生涯」の第1話がAIでカラー化されたというのでNHKプラスで視聴。
「大河ドラマが生まれた日」というドラマの宣伝が目的であるようだ。

このドラマは局長命令で大型娯楽時代劇を作ることになったNHKの社員が映画界の大スター佐田啓二の家に日参して出演を
頼み込み「花の生涯」というドラマを完成させる……という話らしいが、この局長を演じるのが佐田啓二の本当の息子である
中井貴一なのだそうだ。

最近、こういう「懐かしの……」系の番組が増えた。
高齢化している視聴者に合わせているのだろうか?

寝る。

2023年2月4日(土)
1号くんの誕生会をやることになって、駅前で待ち合わせ。
プレゼントに何が良いかと聞いたら新しいメガネが欲しいというのでスペアも合わせて2つ買ってやる。
合計で2万円ちょい。

メガネが出来上がるまで近所で昼飯でも食べようということになり、スパゲティ屋を3軒回って3軒目でやっと入れた。
(それも表で順番待ちをして)
白ワインとペペロンチーノを食し、ケーキと寿司と酒(李白)を買って誕生日会場である2号くんのアパートへ。

食って、飲んで、疲れたので3人で録画してあった「漫勉 neo」を観る。
漫画家の執筆風景を録画して、それを見ながら当人にインタビューするという番組。
手塚治虫と青池保子と新井英樹の回。
(手塚治虫は、当人がすでに亡くなっているので当時のアシスタントへのインタビューだった)

手塚治虫。
漫画の神様。
60歳で亡くなっているのだね。
今の基準で考えたら、まだまだ若い。

ペンタッチを柔らかくする時には原稿の下に「アサヒグラフ」を敷いてペン入れしていたというエピソード。
ナレーションで「薄い雑誌」と言っていたが、出演者が「アサヒグラフ」を連呼。(^^;
「アサヒグラフ」は使用されていた用紙が柔らかくて厚みもちょうど良くて原稿の下敷きとして使いやすかったんだね。

青池保子。
「エロイカより愛をこめて」の作者。
あの「クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐」というキャラクターをこの世に生み出した人である。

無骨で真面目、職務に忠実な硬派の男性が少女漫画でこんなにウケるということが、青池氏の漫画によって発見されたのだ。
その後、エーベルバッハ少佐のパロディが次々に登場し、実直そうな彼の口調を真似する人が続出したことで、無意識のうち
に影響を受けている人も多いのでは?
(漫画に出てくる男性の普通の喋り方だと思っていたものが、実は元ネタはエーベルバッハ少佐だった、とか)
なにせあの大友克洋氏が、このエーベルバッハ少佐のパロディ漫画を描いているのだ。

残念ながら現在はこの「エロイカより愛をこめて」のシリーズはお休み中。
世界情勢が流動的過ぎて作品にしづらいらしい。
(念の為、このシリーズは国際スパイもの)

青池氏が目下、連載中なのは「ケルン市警オド」のシリーズ。
中世のケルンを舞台にしたミステリー。

笑ったのはカラー原画を描くシーン。
番組側としてはどのような画材が使用されているのかを撮りたいところなのだが、青池先生、パレットに残ったままのインク
をそのまま水で溶いて使ってしまう。
それで主人公の特徴的な目の色なんかを出してしまったりするのだから……。
(もしかしたら、あの目の色に使用していたインクは企業秘密だったのかな?)

新井英樹。
すいません、知らない人でした。
「宮本から君へ」の作者だそうだが、読んでいない。

……というわけで録画の再生は始まってしまったものの「この回は見るのをやめようか」などと言っていたら、いきなり画面
に美久仁小路が映って、3人揃って「え?!」。

「ご近所じゃん」
「あそこで浦沢直樹と待ち合わせ?」
「浦沢先生、超逃げて! そんなところを対談場所に指定して来る人は危険!」

……などと言いつつ見ていたら、笞(ムチ)を手にした浦沢直樹氏が、
「これは何ですか?」
と言いつつ画面に登場。
対談場所に笞が置いてあるって、もうダメでしょう。
(当の新井英樹氏は、洋式便器の便座に座っているし)

さて、執筆風景の動画が再生され始めると「新井氏は、この撮影の3日前に道に落ちていたセミを拾おうとしてギックリ腰に
なっていた」という解説のナレーションが入る。

新井英樹さん、たぶん地元の人なんだろうなあ。
雰囲気が「池袋の人」っぽかったし。

さてと、家に帰って寝ようか。

2023年2月3日(金)
本日も、普通に出勤。
良い天気だが、風が冷たい。

昼休みにキャンパス内(大学が勤務先なので)を歩いていたらカラスが2羽地面に降りて来ていた。
近くにエサ入れのようなものがある。
カラスにエサをやる人はあまりいないと思うので、たぶん学内で世話をしているネコのエサ入れなんじゃないかと思う。

眺めていたら1羽のカラスがもう1羽の隙を見てエサ入れを自分の方に引き寄せた。
もう1羽がエサを食べようと見ると、エサ入れがあったはずの場所にない。
エサ入れを引き寄せた方のカラスは、素知らぬ顔をして黙々とエサを啄ばんでいる。

やがて、エサ入れを取られた方のカラスが、もう1羽がよそ見をしている隙にエサ入れを自分の近くに引き寄せる。
それに気がついたもう1羽の方が……。
(コントかこれは!)
久々に声を立てて笑ったぞ。

定時に帰宅。
「ニューズウィーク日本版」が自宅に届いていた。
昔はよく駅の売店で買っていたのだが、最近、売店の数が減ってこういう雑誌類が買いにくくなった。

さて、今週の「ニューズウィーク日本版」には、ケン・リュウの書き下ろしSF短編「外来種侵入」が載っている。
舞台は地球温暖化により人類が絶滅に瀕しているっぽい未来の東京の丸の内。
突然の水害に遭って避難して来た人々から危険な「外来種」の存在を聞かされた14歳の少女、睦子は見回りの役割を果たす
ために棍棒を持って出発する。

「棍棒を手にした14歳の少女」のイメージがSFっぽくていいね。
日本人に食料として栽培されているのが「タロイモ」というのには、日本人としては軽く違和感を覚えたが。
(もっと日本人に馴染みのあるサツマイモかジャガイモ、せめてサトイモあたりにできなかっただろうか?)

少女に科学を教えている知識人の大人が「寺の和尚」というのも、さすがに戦前じゃないんだからという気もする。
ただ、全体に面白い設定の話なので、できればシリーズ化してもらいたいなあ。

今日は節分なので、夕食は丸かぶり寿司。
黙って食べて、寝る。

2023年2月2日(木)
今日も風が冷たい。
朝の電車で『危険な蒸気船オリエント号』(C・A・ラーマー:著 高橋恭美子:訳 創元推理文庫 Kindle版)読了。
〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズの2巻目。

マーダー・ミステリ・ブッククラブとは、ミステリ愛好家によるブッククラブ(読書会)である。
課題図書を読んで感想や考察を語り合うクラブなのである、本来は。
しかし、なぜかこのマーダー・ミステリ・ブッククラブの連中は、毎回事件に遭遇して、しかもそれを解決してしまうのだ。

さて今回は、豪華客船「オリエント号」に格安で乗れるという情報を掴んだクラブの面々、アガサ・クリスティの「オリエン
ト急行殺人事件」を連想させる船名に心惹かれ、ブッククラブ揃ってツアーに申し込むことに。

そして、あくまでブッククラブであるはずのメンバーは、さっそく船長夫人に事件の捜査を依頼されてしまう。
船内で起きた盗難事件の捜査だったのだが、乗客の一人が突然、謎の死を遂げる。
豪華客船を舞台に、なんと「連続殺人事件」の真犯人を追うことになったブッククラブは……。

ミステリとしては中級レベル。
そこそこミステリ小説を読んでいる人なら、見破れないこともないレベルのトリックなので挑戦してみるのも悪くない。
個人的にはお勧めの作品。

問題は、巻末の解説ページ。
これから翻訳される予定の次回作について触れているのだが、ちょっと触れ過ぎている。
まっさらな気持ちで3巻目を待ちたい人は、解説ページは読まないでおいた方が良いかも知れないな。

……などと考えているうちに、駅に着いたので下車。
表参道駅の壁に貼ってあるポスターに「ご自由にお持ちください」と書かれて貼り付けてあった「受験生応援レシピ」。
昨日は壁いっぱいに貼ってあったのに、今日はほとんどなくなっていた。
結構、持っていく人が多いのだね。

職場に到着。
仕事は、昨日の続き。
今回の私の机は、ヒーターの吹き出し口の真下にあるのでかなり暑い。
地下室で作業している人たちはコートを着た上でホカロンが必要なぐらいだと言っていたから、贅沢な悩みか。

定時で帰宅。
ニュース。
JR渋谷駅で人身事故があったらしい。

寝る。

2023年2月1日(水)
今日も仕事。
午後から勤務場所が地下書庫から閲覧室に移る。

図書にICタグを貼り付けようとページを開いたら、人間の髪の毛が10本ほど挟まっていた。
相当に気持ちが悪い。
なぜそのような状況が生じたのか?
読書中に突然、前髪を切りたくなったとか?

帰宅。
ニュース。
〈住宅高騰、増やせぬ子ども 面積も狭く心理冷やす〉[2023年2月1日 17:50 日経電子版]

〈不動産経済研究所(東京・新宿)によると、2022年の首都圏の新築マンションの平均価格は6288万円と2年連続で過去最高
を更新した〉

〈国立社会保障・人口問題研究所の21年の出生動向基本調査では「理想の数の子どもを持たない理由」のうち「家が狭いから」
が若い世代(妻が35歳未満)で21.4%に上昇。02〜15年の調査では18〜19%台だった〉

不動産の価格が上昇しているため、物件の面積を狭くして表面的な価格の上昇を緩やかに見せる「実質値上げ」が行われてい
るのだそうだ。
その結果、家が狭すぎて子供が作れなくなり、少子化が進む大きな原因となっているらしい。

海外のニュース。
〈来日中の北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は1日、ロシアによるウクライナ侵攻について「長期戦を
覚悟しなければならない」と述べ、米欧による軍事支援を続ける必要があると訴えた〉
[2023年2月1日 20:44 日経電子版]

(戦争、終わりそうもないのか?)
もう少し明るいニュースが欲しいなあ。

寝る。

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