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独 り 言 (2019年11月分)
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2019年11月30日(土)
午前中。
無料で読んでおしまいというのも気がひけるので「かくしごと」(久米田康治 講談社 Kindle版)の3巻(有料)の電子版
を買って読む。

本編は小学生の娘とその父親を描いたほのぼのギャグなのだが、おまけ漫画が8ページついていて、そちらは本編から7年後
の世界。
何らかの事情で破滅してしまった主人公の足跡を、高校生になった娘が辿るシリアスな展開になっている。
で、この「未来編」の舞台となっているのが鎌倉市七里ガ浜。

非常にローカルな話になるが、七里ガ浜の駅の近くには急な斜面の階段を登って行かないとたどり着けない家というのが何軒
か、現実に建っている。
七里ガ浜駅は崖下にある駅で、崖を背に駅を出て開けた方向に行った場所が住宅街になっているのだが、それとは別に敢えて
崖を登った場所に家を建てて住んでいる人たちというのがいるのだ。
そして漫画の中では、そうした家の一軒が主人公が所有する別宅という設定。

ちょっと説明を付け加えると、立地から推測できる通り、この家、めちゃくちゃに行きづらい。
私の知人がこの場所に住んでいたことがあるのだが、家までたどり着くのに狭くて急な階段のを延々と登らなくてはならない
ので、あまり他人が訪ねて来ない。
逆に言えば、あまり他人に訪ねて来て欲しくないタイプの人が好んで住むような場所。
その結果、住んでいる人には前衛芸術家っぽい人が多かったという印象の土地である。

……と、漫画を読んでいたら出遅れた。
今日は渋谷のタワーレコードで3時から森下唯さんのミニ・コンサート&サイン会があるのだ。
11時に家を出て渋谷へ。
プロントでのんびりスパゲッティなんかを食べていたのがいけなかったのか、12時過ぎに会場に入ると、すでに1番乗りの
人が座っていた。
(自由席なので、早いもの勝ち)

開演の1時間前にリハーサルのためにやって来た唯さん、すでに席の半分が埋まった客席を見て少し驚いた様子。
「本番は、1時間後なんですが……」
って、みんな分かってます。(^^)

指が薄く紫色っぽく見えたのは、寒さでかじかんでいたのか、照明のせいか?
リハーサルを見た(音痴の私が「聴いた」というのもアレなので)印象は「やや不調?」。

さて、本番。
アルカンもこんな曲を作っていたのかという「幻影」から。
そして私の好きな「叱責」。

演奏に関していうならば、本日の唯さんは不調だった。
30分のミニ・コンサートで3回も間違えて最初から弾き直しというのをやったのは、私が知る限り初めて。
解説の時に楽譜に添えられた手が微妙に震えて見えたのは緊張のせいだか?
(まあ、そういう日もあるのだろうな)

帰宅。
「かくしごと」の4巻から10巻まで読んで、寝る。

2019年11月29日(金)
久しぶりに天気は良いが、朝からとても寒い。

日経朝刊の1面トップは、
〈米、香港人権法が成立〉
〈米中対立 新たな火種〉
〈貿易交渉に波及も〉

この「香港人権法」というのは、香港の「一国二制度」が機能しているかどうかの検証を米国政府に義務付けるというもの。
検証してどうするのかと言うと、中国や香港の政府の責任者を特定して、米国内の資産凍結や米国への入国禁止といった制裁
を科すらしい。
「中国や香港の政府」ではなく「中国や香港の政府の責任者」という個人を対象としているところがミソ。
中国や香港の政府高官には、米国に資産や家族を持つ人が少なくないので、これは困るだろう。

午後。
暖かくなって来たかと期待して外出。
窓から見た日差しはポカポカしているように見えたのに、風は真冬。
(ポカポカ詐欺!)

ランチタイム終了間際の沖縄料理店の前を通りかかったら、店員と目が合ったので昼飯はソーキそばに決定。
「この店は、キャッシュレス決済はやっていないんですか?」
と何気なく聞いたら、
「どうやってやるんですか?」
(なぜ、私に聞く?)

とりあえず、
「……ネットで〈キャッシュレス決済 導入〉で検索してみてください」
と答えておく。

(やっはり個人経営の商店では、キャッシュレス決済の導入はハードルが高いのかなあ……)
などと考えつつ、30歩ほど歩いて本日の目的地に到着。
頼まれ仕事だったのだが、どうも前回の手続きにトラブルがあったようだ。(私が頼まれた仕事とは関係ない)
担当者、
「前回、取引先がミスをしたようなんですが、どうしましょう?」
(なぜ、私に聞く?)

とりあえず、
「取引先の担当者に電話で確認してみてはどうでしょう」
と答えておく。

そんなこんなで手続きに時間がかかり、しょうがないのでロビーのテレビを眺めていたら、中曽根康弘元総理が亡くなられた
らしい。
101歳。
大往生と言って良いだろうなあ。
合掌。

さて、目的は果たしたので、ついでに乱歩通り商店街を散歩。
最近、近所に「コ本や」という古本屋っぽいものが店を開いたというので探しながら歩くが「かえる食堂」の辺りをぐるぐる
迷った挙句に、結局、見つけられなかった。

しばらく見ないうちに池袋はまた通りの店が変わっている。
変わらないのは日向ぼっこをする猫ぐらい?

帰宅。
ネットで久米田康治の「かくしごと」1巻無料キャンペーンを見つけて、つい読んでしまう。
ちょっとエッチな漫画を描いている漫画が、小学生の娘に自分の職業を必死で隠そうとすることから起こるドタバタ。

さすが「さよなら絶望先生」の久米田先生だけあって、奥の深い笑いが面白い。
作中にある、仕事場が近所の人によって通報を受け、警官がやって来たというエピソードは、実際にあった出来事を元に描か
れているそうだ。

漫画家は、マンションの一室などを仕事場にしていることが多いが、職場なので多数の男女(アシスタントや編集者)が常に
出入りすることになる。
つまり、普通のマンションに多数の男女が出入りして、夜中まで何やらやっては、ときどき近所のコンビニに食料の買い出し
になど行くという怪しい状態になるわけで、過激派のアジトか何かと間違えられることがあるのだとか。

さらに、部屋にモデルガン(漫画内でピストルを描く時にスケッチするための資料)なんかがあったりすると、これはもう、
かなり怪しい集団に見えてしまうのだとか。
笑った。
(電子版だと、2巻までは無料か……)←買えよ!

寝ようか。

2019年11月28日(木)
明け方。
なぜか会社員になって香典返しの発注書を書いている夢を見た。
意味不明???

午前中。
先月の22日にAmazonに発注した『不条理日記 完全版』(吾妻ひでお 復刊ドットコム)が、やっと届くという通知。

午後。
郵便受けを覗いて『不条理日記 完全版』無事入手。
一度売り切れて入荷に時間がかかった模様。
奥付によるとこれは3刷で、発行日は11月27日になっていた。

カバーの折り返しの著者プロフィールの最後に〈2017年3月、食道がんであることを自身のツィッターアカウントで公表、
治療に勤めていた。2019年10月13日没〉と書かれていた。
このなんとなく不自然な文章は「治療に勤めている」を「治療に勤めていた」に直して吾妻先生が亡くなられた日付を書き足
したものだろうか?

描き下ろし漫画の日付は〈2019.8.1〉で、あとがきによると、この漫画を描いた時にはすでに薬の副作用で指の先が痺
れていたらしいが、多少絵柄が変わっても漫画を描きたいという趣旨のことが書かれていた。

漫画の中では不死身(というか、死んでもすぐに復活する)で、しばしば自分が死んだことに気づかない間抜けな男を描いて
いた吾妻先生、最後の漫画は、時間の停止した「止界」に迷い込んだ吾妻先生自身が、アイスが食べられなくて困っていると
ころで終わる。
〈アイスが固いままでいつまでも溶けない〉の一文に、なぜか涙が出た。
人間の時間は死の瞬間に止まってしまうので、間抜け男なら、アイスがいつまでも溶けないことを不思議がるのだろうか?

「なんだか最近アイスいつまでも固いままで」
と、ぼやいて、みゃあちゃん(吾妻先生の漫画のキャラクター)に、
「お前は、もう死んでるんだよ!」
と突っ込まれている吾妻先生を想像してしまった。

改めてご冥福をお祈りします。
そして天国でもちゃんとアイスが食べられますように。

夜。
NHKーBSの「偉人たちの健康診断」が、正岡子規を取り上げていた。
本名が「正岡常規」と言っていたので、
(升(のぼる)じゃなかったっけ?)
と、調べたら、途中で改名しているのだね。

ところで、子規が夏目漱石に金を出させて食べたという「うなぎ」。
再現映像ではうなぎの蒲焼だけが重箱に入っていたが、普通に考えたら「うな重」だよなあ。

寝る。

2019年11月27日(水)
寒い。
(11月から2月ぐらいまで南半球で暮らしたい!)
……と、思ったらオーストラリアで高温を一因とする山火事が発生して、コアラがヤケドしたそうだ。
暑すぎるのも考えもの。

国内のニュース。
総理大臣主催の「桜を見る会」に反社会的勢力(要するにヤクザ屋さん?)が出席していたと言う話。
「各国の大使も招かれるイベントに、なんでそんな人を招いたのだ?」
という話になって、菅さんが、
「反社会的勢力が何かの定義が定まっていない。招待者リストはシュレッダーにかけてしまったので、誰が招いたのかは分か
らない」
と釈明。
さすがにこれは通らない気がするが、通してしまう気なのだろうか?

午後。
ワークショップの課題の続き。
殺人者の動機をずっと考え続けるという健康な過ごし方。(^^;
人が人を殺すほどの理由って、なかなかないのだよな。
大した理由もないのに、はずみで殺してしまったことにすると、入念な前準備を必要とする凝ったトリックが使えないという
デメリットがあるしなあ……。

夜。
7時ごろ、山手通りの交差点の近くでヘリコプターの音。
マスコミのヘリ(大きな事件があると空撮のために上空を飛ぶ)か、それともヘリポートのあるビルで、緊急搬送しなくては
ならないような病人でも出たか?

犯罪関係のニュース。
中学生の女の子2人を「勉強するなら生活の面倒を見る」と言って呼び出し、自宅近くの家に住まわせて不動産の勉強をさせ
ていた男が逮捕された。
男は不動産屋で「将来的に自分の会社で雇いたかった」と供述しているそうだ。
保護のために警官が踏み込んだ当時、中学生たちは部屋で勉強をしていたのだとか。
(目的は人材の青田買い? それとも職場をハーレムにでもしたかった?)

夕食後。
気圧のせいか、気温のせいか、体調はイマイチなまま。

寝る。

2019年11月26日(火)
朝。
「モーニング・クロス」で、香港に取材に行った人が「警官がデモ隊を前に後ずさりする様子が見られた」と言っていた。

キャスターは、その理由として、民主派が選挙に圧勝したことで「香港政府がこれまでの暴力的なデモ隊への対応の責任を、
現場の警官になすりつけて逃げるのではないか?」という噂が流れ始めたからではないかという推測を挙げていた。

要するに、これまで通りにデモ隊に向かって「催涙弾の水平撃ち(※)」なんてことをやると、政府がいろいろと揉み消しを
やってくれる代わりに「こいつが勝手にやりました! 政府がやれって言った? そんなの知らないなあ」と言われるんじゃ
ないかとビビっているのではないかということらしい。

 ※催涙弾の水平撃ち
 催涙ガスを発生させるための装置(催涙弾)を遠くに飛ばす目的の催涙ガンを、本来なら斜め上に向けるべき銃口を水平に
 向けることで他人を殺傷するための銃として使用すること。

さて、中国政府はどう出るのか?
そして、トランプさんは香港人権法案に署名するのか?
(この法案については、中国外務省が25日に、アメリカの駐中国大使を呼んで内政干渉だと抗議している)

午後。
ワークショップの課題が、また行き詰まる。

ニュース。
IMF(国際通貨基金)が、消費税率を2030年までに15%、さらに2050年までには20%まで段階的に引き上げる
必要があると提言したそうだ。

但し、IMFには、日本の財務省から職員が出向しており「政策提言的な部分は各国の財務省の意向が色濃く反映されるのが
特徴」という機関なのだそうだ。
つまり「日本の財務省が、消費税引き上げを主張している」ということだろうか?

財務省は、日本の消費を抑えたいのだろうか?
ちょっと嫌な想像をすると、財務官僚は自分が金持ちなので「高いものは買わない(買えない)」という消費行動にどうして
も実感が湧かず「高くても買う(=政府の税収が増える)」という誤った想定に基づいて政策を考えている?

「お腹がすいたけれど、お金がないので夕飯を我慢する」という消費行動を取る日本人は、そこそこの数いるのだけれどな。
空腹で勤労意欲が低下するという悪循環に陥る人間の存在を想定できないのだろうか?

夕方。
2号くんが来て、
「毒殺もののミステリーを書いているんだが……」
と、相談されたので、
「その殺し方は難しいんじゃないか?」
「凶器をどうやって入手するんだ?」
などと、和やかに話し合う。

夜。
そろそろ9時になる頃、山手通りの方から「ドスン!」という音がした。
直後に緊急車両のサイレンが聞こえたが、山手通りでは始終聞こえるものなので、たぶん音とは関係ないとは思う。
(また、誰かがビルから飛び降りたとかかなあ?)

ワークショップの課題は、少し方向性を変えて考えてみようか……
寝る。

2019年11月25日(月)
朝。
香港の区議会選挙は、民主派の圧勝だったそうだ。


午前中。
ネットが完全に繋がらなくなる。
仕方なくWifiを使って急ぎの用件を片付けたが、Wifiの残り容量がみるみる減って、昼頃には表示が赤くなってしまった。

午後。
昨日、調べたプロバイダーに電話。
「回線が混み合っています」というアナウンスをさんざん聞かされた後、ようやく繋がったと思ったら、
「それはADSLの関係なので、別の番号に……」
そんなこんなで、午後の時間を電話の待ち受けメロディーを堪能しつつ過ごす羽目に。

ようやく繋がったサポセン。
機械をリセットしたり、再起動させたり、接続方法を変えたり……といろいろやった末に、
「LANケーブルを抜いて逆に差して込んで」
と言われる。
つまり、モデムとアクセスポイントをつないだケーブルを両方引っこ抜いて逆にして差し込むということ。
そうしたら、なぜか直った。

「これで、なぜ直ったんですか?」
と、思わず聞いてしまった。
サポセンの人も経験的に知っていたみたいな直し方だったようで、どうも工場生産品であるケーブルにも微妙な形状の違いの
ようなものがあって、その辺の相性の関係で上手く繋がったり繋がらなかったりするらしい。

直ってみると、実にしょうもない原因だったのだが、ここまで来るのに1日のエネルギー(主に精神的な)を全て使い果たし
てしまったので、夕方に電話をかけて来た佐藤編集長に、
「コンビニでつまみを買って来てくれ」
と頼んで、2人でワインを1本空ける。

BSで粘菌の番組を見ているうちに、ウトウトして来たので、寝る。

2019年11月24日(日)
午前中。
天気のせいか、相変わらずネットの接続が変。

NTTに電話してみたが「通話以外の不具合についてはNTTでは検査できない」と言われてしまう。
プロバイダーに問い合わせるために電話番号を調べてかけると、
「電話番号が変更になりました」
というアナウンスが流れ、その番号に電話したら「受付は平日の10時から17時です」というアナウンス。
これ、サラリーマンの人だったらどうしようもないということか?

午後。
雨は上がり、湿度のせいか蒸し暑いほどではないが、そこそこに暖かい。

メンサ・テスト合格者の会。
最近私が個人的に嵌っている「魔笛」について、DVDを見ながら発表という感じだったのだが、佐藤編集長曰く、
「見てもストーリーがさっぱりわからん」
確かにこの話、物語としてかなり変なのだよな。
特にキャラ設定。

最初の方の「夜の女王」のキャラは、罪を犯したパパゲーノを許してやるなど、割と寛容な人物として描かれるのだが、後半
では、復讐のことばかり考えている傲慢でヒステリックな女性ということになっている。
(有名な「夜の女王のアリア」は、女王がヒステリーを起こして甲高い声で意味不明のことを喚いているという描写らしい)
脚本を書いたシカネーダーが、途中で気が変わったのか?

さて……
「魔笛」の物語は、王子タミーノが「助けて! 助けて!」と、情けない悲鳴をあげながら大蛇に追いかけられて逃げて来る
ところから始まる。
ヘタレな王子は、そのまま気絶。

そこへ現れたメイド・トリオ、3人で力を合わせて大蛇を倒したまでは良かったが、イケメンの王子を見て「誰が女王に報告
に行くか」で揉め始める。
3人ともイケメン王子を介抱する役割の方をやりたかったのだ。

結局、公平に3人揃って報告に行くことになってメイドたちが立ち去ったあと、王子タミーノが目を覚ます。
「誰が大蛇を退治してくれたのだろう?」と首を傾げているところに、鳥刺しのパパゲーノ登場。
「君が大蛇を倒したのか?」と聞かれて、つい「そうだよ」と答えてしまったパパゲーノは、戻って来たメイド・トリオに、
「嘘をついて他人の手柄を横取りしようとするんじゃない!」と叱られて魔法で口に鍵をかけられてしまう。

メイド・トリオが急いで王子のことを女王に報告に行ったのには訳があり、女王は神官ザラストロに攫われた娘のパミーナを
救出してくれる若者を探していたのだ。
パミーノの肖像画を見て一目惚れした王子タミーノは女王に魔法の笛(魔笛)を、嘘つきの罪を許されたパパゲーノは魔法の
鈴を、それぞれ授けられてザラストロの神殿へ向かう。

その頃パミーナは、ザラストロの部下のモノタトスにレイプされそうになって神殿を脱出したところだった。
パミーナは偵察にやって来たパパゲーノと出会い、追って来たモノタトスをパパゲーノの魔法の鈴の力で撃退し……
……と、ここまでは筋が一貫している。

ところが、その後ザラストロが登場したあたりから話がおかしくなる。
ザラストロはパミーノに「悪いのは復讐することばかり考えているお前の母親の方だ」と言い、パミーナもそれに同意するの
である。(他人の娘を誘拐しておいて、それに怒った母親を「復讐することばかり考えている女」って?)
そして王子タミーノの方も、神殿の弁者に「本当に正しいのはザラストロ。女は口が上手いからお前は騙されたのだ」と言わ
れてあっさり納得してしまう。

で、王子タミーノはザロストロに「お前は修行をしなくてはならない」と言われて突然、修行を始めることになる。
この修行も、神殿の僧たちが「もしも王子が命を落としたら」とか騒いだわりに、内容は大したことない。
無言の行の最中に事情を知らないパミーナがやって来て悶着があった他は(それも解決したのはタミーノではない)別にどう
ということもなく終わってしまう。(「タミーノは魔笛を持っていたのでチートだった」で終了)
最後は、なぜかモノタトスと手を組んだ(もうこの辺は意味不明)女王がザロストロによって滅ぼされ、タミーノはパミーナ
と結ばれて大団円。
(シカネーダーは、いったい何を考えていたのだろう?)

ちなみにこの「魔笛」、あまりに訳のわからない展開に「ストーリーにこれだけ無理があるのは、きっと物語の中に暗号を隠
したからに違いない」と、陰謀論者を続出させたことでも有名。

終了後の懇親会は、いつもの「テング酒場」で。
1号くんが自分の同人誌の束を「どこかで売ってくれ」と渡して来たが、1冊800円。
売れるのか、これ?
(国会図書館にでも納本して欲しい)

寝る。

2019年11月23日(土)
朝。
地震があった。

 時刻:8時44分頃
 震源:茨城県沖(北緯36.3度 東経140.9度)
 深さ:約40km
 規模:マグニチュード3.7
 最大震度:2

そう言えば、寝ていてうろ覚えだが、昨日(22日)の明け方にも地震っぽいものがあったような……
ネットで確認してみる。

 時刻:11月22日5時23分頃
 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経139.9度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード4.5
 最大震度:3

(震源は、茨城の辺りか……)

外は今日も雨。
このところ、天気が悪いとインターネットが繋がりにくくなって困る。

どうしても必要な時にはポケットWifiを利用するのだが、こっちは通信容量に上限があるので月末になると困ったことにな
ってしまう。

午後。
作品の構成を書くワークショップの課題があまりに行き詰ったので、本文の方を先に書き始める。
(あ、なんか、この方が簡単?)

夕方。
1号くんから電話。
「KRE CRC-556を持っていないか?」
と言うので、
「持っている」
と答えると、
「椅子がきしむので貸してくれ。ついでに飲みに行こう」
とのこと。
(しょうがないなあ♪)

沖縄料理屋に飲みに行ってラフテーをつまみにビールを飲みながら1号くんに、
「ネットが繋がりにくくなった」
と相談すると、
「雨の日に繋がりにくくなるのは、家の周囲の電話線が古くなっているからじゃないか?」
と言われる。
(明日、NTTに問い合わせてみよう)

「ところで、君は〈覆い焼き〉という現像技術のことを知っているか?」
と、聞いたら、
「フォトショップで写真やイレストを部分的に明るくする機能のことをそう言うが、現像の時に具体的に何をするのかまでは
知らない」
という。
「印画紙と引き伸ばし機の間で手や紙をヒラヒラさせるんだ」
と説明してみたが、伝わったかどうかは分からない。

店のママが「首里城が焼けてショックだった」と言うので、釣銭を首里城再建募金箱に入れて帰宅。
寝る。

2019年11月22日(金)
朝から雨。
毛布を3枚も掛けて寝たのに寒い。

午前中。
病院で定期検診。
待合室で待っていたら、若い男性の団体がわらわらやって来た。
たぶん予防接種か何かだろう。
しばらくしたら帰って行ったのだが、その後、ひとりが引き返して来た。
どうも全員が保険証を受け取らずに帰ってしまったらしい。
今年はインフルエンザの流行が早いとかでバタバタしているのかも知れない。

検診は血圧を測っていつもの薬を処方してもらって終了。
薬局へ行ったら、処方箋の内容が変だと言われる。

前から繰り返されている単純ミスなので、
「あの先生のことだから、また書き間違えたんでしょう」
と言ったのだが、薬剤師が真面目な人で、きちんと病院に問い合わせの電話をかけていた。
たぶん、それが普通で、この街の常識が緩すぎるのだ。(^^;

そして、保険証の方も更新を見落としていたとかで、そっちはあとで薬局から病院に連絡するそうな。
医者もテキトーだし事務もテキトーなのは、田舎の病院あるある???
(なにしろ豊島区だし)

帰宅。
課題をやった、結局、時間切れで最後まで行かなかった。
(謎解きの直前で時間切れ)

本日のワークショップは、見学者が1名。
そろそろ受講生が全員出席すると椅子が足りなくなりそうだ。
そして、グレさんは今日も絶好調で酎ハイを飲みながらの講義。

放課後。
いつもの「勝や」で飲みながら、若い人に写真の現像の話をしたら、珍しがられる。
「覆い焼き」という技術がすごいと盛んに感心された。
そんなすごいものじゃないと思うのだが。

寝る。

2019年11月21日(木)
午前中。
ワークショップの課題ができていない。
本当に、まったく何もできていない。
(どうする、オレ?)

午後。
とりあえず、目の前の紙(というか、ノパソのテキストエディター)が真っ白なままだとアレなので、何かを書き始める。
まずは主要登場人物の名前とか、年齢みたいなもの。
それから物語が物語になるために起きなくてはならない出来事を書き並べていくと、だんだん登場人物が増えていく。
シーンも増えていく。
その辺を時系列順に繋げる。
この辺は、創作というより、作業。

夜。
明日が金曜日だったことに気づく。
つまり、明日が課題提出日だった!
(曜日を勘違いしていた)

……完全に凍りついた状態で、寝る。

2019年11月20日(水)
午前中。
何をしていても「ワークショップの課題」が頭の中に鎮座。

午後。
ネットで「魔笛」の動画を見つけて視聴。
(約3時間)

有名な「夜の女王のアリア」が、娘に裏切られた母親が、ヒステリーを起こして意味不明のことを喚く様子を描写した歌曲で
あることを知る。
意訳すると「もうあんたなんか親でもなきゃ子でもないわよ! ギャー、ギャー、ギャー、ギャー、ギャー」になる。
(ネットスラングの「くぁwせdrftgyふじこlp!」みたいなものをそのまま歌詞にしたと考えれば良いのか)

日経夕刊の1面トップ。
〈米、香港人権法案を可決〉
香港での人権尊重や民主主義を支援するもので、全会一致で可決されたらしい。

〈香港に高度な自治を認める「一国二制度」が機能しているかどうか米政府に毎年の検証を義務付け、人権を侵した中国政府
関係者らに制裁を科せるようにする内容〉
だそうだ。

ただし、
〈ロイター通信がホワイトハウス高官の話として伝えたところによると、トランプ氏は法案に署名するか拒否権を行使するか、
最終決定していないという〉
とのこと。
この問題で、米中はどういう方向に行くのかな?

夜。
課題が……寝る。

2019年11月19日(火)
朝。
東京ローカルの情報番組「モーニングクロス」を見ていたら、香港で日本人が拘束されたという速報が入って来た。
すごく近所の国が内戦状態になっているのに、日本ではあまり報道されないのは中国政府への忖度か?

さて……課題。
殺人事件のミステリーのはずなのだが、説得力のある動機が思いつかないのだ。
人はどういう時に「読者が納得できる理由で」人を殺すものなのだろうか?

このまま動機を考え続けるか?
事件を殺人以外のものに変えるか?
夕方まで悩んだが、結論が出ない。

香港で拘束された日本人についての続報。
日本の大学生で、旅行に行った先の香港でデモを眺めていたら拘束されたものらしい。

香港の警察は、どういう基準で拘束する対象を定めているのだ?
「拘束するのは、相手が危険な暴徒だから」だよね?
旅行で外国に行って、その場で「危険な暴徒」になる日本人大学生って、いるのか?
いろいろとツッコミどころの多い事件。

夜。
2号くんが、なぜか酒を持ってやって来る。
ちょうど佐藤編集長から電話がかかったので、つまみを買って来てもらい、3人で酒盛り。

飲みながら、2号くんに詰まっている作品の話をする。
(被害者のキャラクターの方を変えてみようかなあ?)

「パパパの二重唱」の動画を見ながら、寝る。

2019年11月18日(月)
ワークショップの課題提出が今週なのに、何も出来ていない!
まあ、週末2日、ちからいっぱい遊んでいたのだから無理もない。

一応、オペラ「魔笛」の出演者が何者かに狙われ、探偵が犯人探しをするという話のはずなのだが、そこから先へ進まない。
Amazonに(いまさら)注文した「魔笛」のDVDは、週末にならないと届かないと言う。

逃避行動。
モーツァルトの資料を検索中に見つけた “Leck mich im Arsch” の歌詞の和訳を始めてしまう。
 “Leck mich im Arsch” は、直訳すると「私の尻を舐めなさい」で、要するに「糞食らえ!」という意味の罵倒語。

 Leck mich im Arsch(尻を舐めろ)
 Lasst uns froh sein(パーッと行こうぜ)
 Murren ist vergebens(文句言うな)
 Knurren, Brummen ist vergebens,(ぶつぶつ言っても始まらないよ)

……まで訳したところで、アホらしくなってやめる。
モーツァルトはなんでこんな下らない歌を作ったんだ?

昼。
コンビニのサンドイッチ。
なぜかケーキを買ってしまう。
(ここのところ無意識に太ろうとしているな……)

午後。
ワークショップの課題の続き。
「続き」と言っても完全に詰まっている状態なわけで、要は相変わらず詰まっているということ。
迷路の中で「また行き止まりか」を繰り返している状況なので、動き回っているのに前には1ミリも進んでいない。

書いては消し……を繰り返しているうちに、午前2時。
寝よう。

2019年11月17日(日)
今日は午後から2号くんと一緒に品川まで芝居を観に行く予定。

午前中。
11時40分頃に電話すると、2号くん「いま起きたところ」だと言う。
「何時に待ち合わせる?」
と聞くと、
「12時に駅前で」
と、寝ぼけた声を出すので、
「あと20分で駅まで来られるのか?」
と聞いたら、ここで初めて時計を見たらしい。

「昨日の飲み会は、梅酒ロックとサワーを2杯ずつしか飲んでいないのに寝坊するなんて、どうしたんだろう?」
と言うので、
「出かける前に2本酒2本と、ワイン1本を空けたからじゃないか?」
と答える。
(こいつの酒好きには、まったく親の顔が見たいと思う)

待ち合わせを1時に変更して、1時に駅前から電話すると、
「サーセン、2度寝した」
と、ふざけた返事が返って来た。

結局、どうにか会って昼食をとると、そろそろやばい時間。
おまけに渋谷駅に止まった山手線が、なかなか発車しない。
「添乗員さん、赤い旗をどけてください。発車できません!」
というキレ気味の車内放送が流れたところから推測するに、団体客の一部が何らかの事情でなかなか乗車せず、グループの分
断を恐れたツアーガイドが旗でドアを抑えて、遅れた客が乗り込むまで発車を遅らせていたようだ。

乗務員、腹の虫が収まらなかったのか、次の駅辺りでも、
「お連れの方とはぐれそうな時には、1本電車を遅らせて下さい」
と、アナウンスを流していた。

そんなこんなで……自由席なので並ばないといけないのに、開場時刻ギリギリに劇場に到着。
どうにか席を取って、開演を待つ。

「フレームアップ・クライスト」1999年初演の芝居の再演。
舞台は、暗闇の中の2発の銃声から始まる。
明かりが点くと、ゆっくりと倒れ落ちる男。
駆け寄る女性、そして倒れた男を見て泣き出す少年……。

あとになって分かるのだが、物語はこの冒頭の事件から10年後の話らしい。
ドラッグストアに強盗に入った容疑で逮捕された男。
確たる証拠がない上、彼を逮捕した新米刑事が手続き上のミスをしてしまったために裁判になると検察側が不利になる状況。

共犯の女の証言さえ得られれば、容疑者を有罪にできる。
しかし容疑者の男は、天性のマインドコントロール能力を持っていて、女は完全に彼のコントロール下にあった……。

そこで検察側は、奥の手として2人の男を招く。
彼らは天才的詐欺師のコンビ。

このコンビを演じるのが、飛田展男さんと戸部公爾さん。
冷静沈着で論理的な話し方をするが、心の奥底に熱い怒りを秘めた男を、飛田展男さん。
表情豊かに大声でよく喋り、よく笑い、怒りの感情もすぐに露わにするが、内面に冷めた部分を持つ男を、戸部公爾さん。
2人のバディものは、実に良いのだよ。

結婚詐欺師のミカエル(戸部さん)が共犯の女を巧みに口説いてマインドコントロールを解き、相棒のガブリエル(飛田さん)
が容疑者の男を論理的に追いつめて行く……。

戸部さんのファンの私としては「マインドコントロール vs 結婚詐欺師の口車」のシーンの、絶妙の「口説き」に見入ってし
まった。

常に冷静だったガブリエルが顔を真っ赤にして(本当に真っ赤になっていた。飛田さん、さすが!)飛び出そうとするのを、
それまで彼に止められる側だったミカエルが止めるシーン、そしてそのあとの「死にたい奴は勝手に死ねばいい」のセリフも
最高!

最近は日本を舞台にした芝居が多く髪を短くしていた戸部さん、この芝居のために昔のような長髪に戻していたので終演後に
「しばらくはまた赤毛ものをやるのですか?」
と聞いたら、
「いや、今回は俺と飛田の還暦ということで、昔の作品をやったので」
という返事だったので、来年はまた日本人の役かな?

池袋で買い物をしてから帰宅。
寝る。

2019年11月16日(土)
午前中。
この間、67歳になった佐藤編集長の誕生日を祝うために、東武百貨店にケーキを買いに行く。
会場は2号くんがアパートの部屋を提供してくれることになり、コンビニで日本酒とワインも購入。
1号くんもやって来たので、4人でパーティー。

同人誌の締め切りがあるという1号くんが帰ったあと、残りのメンバーで、この間録画した「IT」を観る。
道化師の姿をした怪物と子供が戦うというホラー映画。

子供達のメンバーは、吃音、喘息持ち、肥満児、ユダヤ人、黒人、強度近視の少年6人と「ふしだら女」という噂を流されて
いじめに遭っている女の子という、いじめられっ子集団。
いじめっ子にやられる一方だった少年、少女たちが、力を合わせることでいじめっ子と戦って倒すなど、次第に強く成長して
行き、最後に道化師と対決するシーンがクライマックス。

個人的に好きだったのは、1対1では叶わないいじめっ子たちを相手に、川を挟んで集団で石を投げ合うという体格差があま
り影響せず、数が多い方が有利になる方法で子供達が勝利を収めるシーン。
これ、体格的に不利な側をどうやって勝たせるか、いろいろと考えたのだろうな。

「街の灯」でチャップリンが、盲目の少女が貧しい青年を金持ちと勘違いするシーンで「どうやって勘違いさせるか」をいろ
いろと悩んだというエピソードを思い出した。

映画の感想。
ホラーとしては、あまり怖くなかった。
現代の日本人である私には「道化師が怖い」という感覚が、いまひとつピンと来ないのだ。

たぶんヨーロッパには、ハーメルンの笛吹き男の伝説にあるように「どこからともなくやって来た芸人が子供達を連れ去る」
というホラー・ストーリーの下地のようなものがあるのだろうな。

そして2号くんによると「テレビ版は年齢規制の関係で、本当に怖いシーンをカットしている」のだそうだ。
2号くんに「今度ビデオで完全版を見よう」と誘われる。

映画も終わって佐藤編集長は帰宅したが、酒がまだ残っている。
2号くんと2人で、ワインと日本酒の瓶が空になるまで飲んでから、帰宅。

BSで「発表!全るーみっくアニメ大投票」を観る。
途中で気がついたが、これ、生放送だったのだね。

時間を気にする司会者を無視して喋り続けるゲストのしょこたん(中川翔子)と島本和彦先生に笑っていたら、ついに司会の
西川貴教が、島本先生に向かって「うるさい!」。
(気持ちはわかりますwww)

さて、ワークショップの課題をやらねば……

……午前2時までいじくりまわして、目処が立たないので、寝る。

2019年11月15日(金)
午前中。
何の花粉のアレルギーか、くしゃみと鼻血が止まらずに困る。
(アレグラは飲んでみた)

ワークショップの課題が、止まったまま。
逃避行動で『時間は存在しない 』(カルロ・ロヴェッリ 冨永星訳 NHK出版 Kindle版)の続きを読む。

午後。
頭痛と腰痛がひどくなって来る。
熱はないのでインフルエンザじゃないはず。

急激に眠くなったので、少し横になる。
ロキソニンは、まだやめておく。

夕食。
カップラーメン。

ともかく、寝よう。

2019年11月14日(木)
朝。
東京MXの「モーニングクロス」で「桜を見る会」中止についての話題が取り上げられていた。

弁護士であるコメンテーターが、
「自分はこの会の運営に深く関わっていないと主張していた安倍さんが、自分が会を中止することができる立場にあると明確
にしてしまったということは、仮に刑事事件の裁判であったならば非常にまずい発言」
と言っていた。

刑事事件に持ち込まれたらそうなのかも知れないが、たぶんそうならないように政治的に手を回すつもりなのだろうな。
安倍さんは政治家なので。

昼。
ワークショップの課題が本当にピクリとも動かなくなった。
「巻き込まれ型の主人公」を設定したのだが、主人公を上手く事件に巻き込んでくれなくてはならないはずのキャラの組み立
てに失敗してしまったのだ。
(これはもう、振り出しに戻るしかないか?)

午後。
Kindleで、ツンドク状態(未読の電子書籍を表すのにこの表現は正しいのだろうか?)になっていた『時間は存在しない 』
(カルロ・ロヴェッリ 冨永星訳 NHK出版 Kindle版)を読む。
物理学の本って、読むと心が和むな……。

夕方。
もやっとしたアイデアが頭に浮かぶものの、こっちが意識を向けると逃げて行ってしまう。

夜。
佐藤編集長に誘われて、なんとなく飲む。
熱燗の美味しい季節……。

寝る。

2019年11月13日(水)
ワークショップの課題……完全に詰まった!
(ご破算にして最初からやり直そうか?)

気分転換にと『ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜』(堺三保 ブックウォーカー Kindle版)を開くと、これが
また、堺さんが大学の課題で詰まって……という話だったりして深い共感は覚えるものの、ぜんぜん笑えない。

ネットの接続状況は、いまのところ良好。
(昨夜のアレは、いったい何だったのだ?)

Twitterは、相変わらず桜を見る会関連の言葉がトレンドに上がっていて、安倍さんが叩かれている。
招待客の「首相枠」を、それまでの20人〜30人程度から急に1000人近くに増やしたというあたりが、叩かれポイント
のようだね。

午後。
ワークショップの課題。
アプローチを変えて、構成より先にキャラクターの設定から手をつけようと考えるが……。
明らかな逃避行動で、Kindleに未読の本が溜まっていく。

夜。
1号くんから電話「コズミックフロント NEXT」を録画しておいて欲しいとのこと。
だがうちのブルーレイ・レコーダーは、もっぱらチャンネル切り替えのために買ったものなので、そもそも録画用のディスク
がない。
あっちこっち探した挙句、古いディスクを発見。
(えーと、確かDVDは「初期化」というのをしないと使えなかったんだよな……)
取説を読むと、ディスクは機械に入れれば自動的に行われるらしいので、そのようにする。

そして、もうひとつの難関。
「コズミックフロント NEXT」は、BSの番組なのである。
この間買ったブルーレイ・レコーダーは、BSの番組は外部の装置を通さないと見られない仕組み。
入力を切り替えなくてはならないので、無駄に面倒。

さて、そんなこんなで下準備を済ませ、録画ボタンを押すと……
「使用できるDVDディスクが入っていないので、ハードディスクに録画します」みたいな表示が出てしまった。
(果たしてこれで録画はできているのだろうか?)

とりあえず、番組は同時視聴。
今回は、普段の「コズミックフロント NEXT」と違って、ドラマ仕立て。
貞享暦を作った渋川春海の半生を描いた時代劇だった。

番組は終わったが、今度は録画の終了のさせかたが分からない。
正直、リモコンはボタンが多すぎるのだ。
レコーダーなのだから「録画」「再生」「終了」程度のボタンは普通に本体に付けておいて良いと思うぞ。

そろそろ午前1時なので、寝る。

2019年11月12日(火)
昨日、蛍光灯が1本切れた薄暗い部屋で本を読んだりノパソと戦ったりしていたせいで、朝起きたら肩こりと頭痛がする。
ノパソはやっぱり調子が悪く、ふと気が付いてルーターを変えたら普通にデータを読み込むようになった。
(なぜだ?)
(でも、これはモバイルルーターなので、通信容量に制限があるのだよな)

昼。
駅前の電気屋に蛍光灯を買いに行き、ついでにドトールでサンドイッチを買って帰る。

蛍光灯を取り付けたら部屋が明るくなった。
『ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜』(堺三保 ブックウォーカー Kindle版)の続きを読む。

野田先生が亡くなられた頃の日記。
6月8日がお通夜で、あの日が秋葉原事件当日だったな……と思い出す。

夕方。
接続不良のルーターに再チャレンジ。
1度ルーターのコンセントを抜くと、しばらくは使える……ということの繰り返し。
(何がどうなっているのだろう?)

夜。
「桜を見る会」の件で、首相官邸前でデモが行われているという話が、Twitterのトレンドとして流れて来た。

「桜を見る会」とは、明治16年(1883年)から昭和13年まで国際親善を目的に皇室主催で行われていた「観桜会」を
前身として、昭和27年(1952年)に吉田首相が総理大臣主催のイベントとして始めたものなのだとか。

で、今回、これが問題になったのは、安倍首相がこのイベントを自分の選挙区の支持者を接待する目的で利用しているのでは
ないかという疑いが出て来たからだそうだ。
公費を使ったイベントを総理大臣が選挙運動に使っているのなら公職選挙法違反ではないかという話である。
(安倍さん、以前から公と私の区別がちょっといい加減な印象がある人なんだよなあ)

ちなみに、この「桜を見る会」は、民主党政権の時にも1回だけ鳩山首相の時に開催されている。
数字だけ挙げると、その時の参加者は約1万人で、今年の参加者は1万8500人。
確かに、これもちょっと増えすぎという気はする。
どうなるのだろうね?

寝る。

2019年11月11日(月)
朝。
本当に久々にコートを着た状態で目を覚ました。
部屋に入った瞬間、寝ちゃったらしい。
20代の頃にはたまにあったが、さすがに50代も後半になってこれはないよなと自分でも呆れる。

ニュース。
昨日は即位祝賀パレードだったのだね。
都心を離れた人形町は、静かなものだったな。

ネットでは、安倍さんが車の窓を開けて手を振っていたのが「主役気取り」と批判されていた。
陛下が主役のパレードなので、ここは控えめに振る舞った方が良かったと私も思う。

午前中。
部屋が暗い気がして電灯を確かめたら、蛍光灯が1本点かなくなっていた。
そして、ノパソの調子が変。
あまりに動作が重いので、調べるが原因が分からない。
いじればいじるほど、むしろ状態が悪化。

諦めて、昨日Amazonから届いた『風姿花伝・花鏡』(世阿弥・著 小西 甚一・翻訳 タチバナ教養文庫)を読む。
『花鏡』の解説が載っている本。

「生死去来 棚頭傀儡 一線断時 落落磊磊」と言う言葉があって、この「棚頭傀儡」のを世阿弥が『花鏡』の中で〈たなの
上の作り物の傀儡〉と書いていたという話を耳にして以来、ずっと不思議に思っていたことを調べたいと解説書を探していた
のだ。

〈たなの上の作り物の傀儡〉
この「傀儡」とは操り人形のこと。
糸で操る操り人形は、糸が絡まらないように吊るして保管するのが普通だと思うので棚の上に置くことはあまりないはずだ。
そもそも「たなの上に置いてある人形」ならば、「一線断時 落落磊磊(糸が切れたらガッシャン)」というのも変だ。

で、この本で調べてみたら、この言葉はそもそも月菴宗光(げったんそうこう)の「示宗三禅閣」に出てくる偈文からのもの
なのだそうで、解説文によれば〈偈文の「棚」は棚車すなわちダシのことだが、世阿弥はそれを知らず、棚と考えたもの〉だ
と言う。

つまり、棚頭傀儡とはダシ(山車)に設置された人形劇の舞台上の人形のことだったのだ。
確かに劇の上演中に操り糸が切れてしまったら、人形は舞台の上でガッシャンということになるな。
すっきりした。

ちなみに世阿弥は、この禅の偈文を引用することで、能の上演中に能楽師の心(気持ち)が逸れると、たとえ型通りの動作は
していても、ダメな芝居になってしまうということを言いたかったらしい。

夕方頃。
入れてあったはずのフラッシュプレイヤーが、なぜか消えていることが発覚する。
ダウンロードしようとしたら「残り時間」がだんだん増えていくという謎の現象に遭遇する。
最初「残り時間3分」ぐらいだったのが「1時間」になり「2時間」になり……。

おまけに音までしなくなって、内臓のマイクもスピーカーも認識しなくなってしまった。
これはさすがにまずいと思って、サポセンに電話。

サポセンに言われた通りの手順で再起動したら、なんとか音の問題は解決。
問題は、フラッシュプレイヤーのダウンロードの件で、やはり「残り時間」が増えていく。
ついに「残り時間16時間」になったところで、1度停止。
やり直したら、今度は問題なく数分でダウンロード終了。
(何だったのだろう?)

ノパソの不調に振り回された1日だった。
風呂に入って、寝よう。

2019年11月10日(日)
8日にメンサ・テスト合格者の会のミーティング会場を予約するのに失敗したので、本日再チャレンジ。
電話でも受け付けているのだが、電話が混んで「話し中」で通じなかった場合を考えて、直接会場へ。
昔は受付日には20人以上が並んでいた記憶があったのだが、行ってみたら私の前には1人だけ。
その人数のまま受け付け開始時刻になって、すんなり部屋が取れた。
(システムが変わったせいかなあ?)

ちなみに、予約を取り損なったのは東京都の施設で、簡単に取れたのは豊島区の施設。
同じ通りに公営の貸し会議室が少し間隔を開ける感じで並んで建っているのだ。
豊島区は、今秋には東京芸術劇場(東京都の施設)の隣に野外劇場をオープンさせる予定らしい。

午後。
23区を横断して人形町へ。
再来年のSF大会のスタッフ会議へ。
WEB運用ガイドライン等について話し合う。

休憩時間の雑談。
「星雲賞は同人誌でも対象になるので、適当な同人誌を出して投票人を買収すれば……」とか、黒い話(笑)。
(理論上は可能なのかも知れないが、ほぼ一瞬でバレるので実際にやるお馬鹿様はいないと思う)

終了後の飲み会。
久々に日本酒を飲みまくったら、近年珍しくも撃沈。
(歳のせいか、酒に弱くなった)

地下鉄で帰宅して、寝る。

2019年11月9日(土)
朝食にカフェオレ。
(ところで「カフェオレ」と「コーヒー牛乳」の違いってなんだろう?)
とネットで調べてみたら、コーヒーと牛乳の割合が1:1のものがカフェオレで、それより牛乳の割合が高いものがコーヒー
牛乳だと書いてあるサイトがあった。
(ついでに言うと「カフェラテ」は、エスプレッソを使用したコーヒー牛乳)

昨日に引き続き、体調がイマイチ。
犬は体調が悪いと鼻が乾くと聞いたことがあるが、私は全身の皮膚が乾いた感じになる。
ヒリヒリするので、とても嫌だ。

午後。
昨日、提出した駄洒落ネタをなんとかまとめようとするが、主人公がなかなかうまく動かない。

佐藤編集長に、
「パン・フルートは知らない人が多いのだろうか?」
と相談したら、
「シクーリの方が知名度は高いかな?」
って、私は逆にシクーリの方を知らなかったぞ。(笑)

気分転換にネットをうろうろしていて、世阿弥の『花鏡(かきょう)』の現代語訳が出ているのを発見。
『風姿花伝・花鏡』(世阿弥・著 小西 甚一・翻訳 タチバナ教養文庫) という本。
『風姿花伝』の方は山ほどあるのに、なぜか『花鏡』の現代語訳は見当たらず、何年も前から探していたのだ。
『風姿花伝・花鏡』と1冊になっているのは『花鏡』だけでは売れないと思ったからなのだろうか。
そして、どうでもいいことだがが古文を現代語訳することは「翻訳」になるのか?
アマゾンでポチる。

夜。
ムロツヨシが、Twitterで「世にも奇妙な物語」に出演しているということを呟いていたので、テレビをつける。
ムロツヨシが演じていたのは、宇宙飛行士になる夢を持っていたIT長者の役だった。
余命3ヶ月と診断されたIT長者が治療法が完成するのを待つため、息子に事業を任せて「コールドスリープ」で眠りにつく
が……という話。
(モデルはホリエモンだろうか?)

アマゾンからメールが来て、『風姿花伝・花鏡』は明日届くそうだ。
このスピードはすごいな。

寝る。

2019年11月8日(金)
朝。
所用でラッシュアワーの地下鉄に乗ったら、佐藤編集長と会った。

午前中。
予約を入れに東京芸術劇場まで行ったのに、枠が全部埋まっていた。

体調は、相変わらず悪い。
全身がバキバキに固まった感じで頭痛がする。

昼。
風呂を沸かして体をゆっくり温めてみるが、あまり変わらない。

風呂から出て携帯を確認したら、佐藤編集長から着信とメールが届いていた。
「地下鉄で見覚えのある傘を拾ったので保管してある」
とのこと。
リュックを確認したら、マジックテープで括り付けておいた折りたたみの傘がなくなっていたので「てへぺろ」と返信。

午後。
玄関に宅配が来る。
受け取ったら、漁師町に住む親類から届いたトロ箱。
伝票に書かれた品名は「香典返し」。
(香典返しに魚介?)
と、開けてみたら、中身は洋菓子の詰め合わせだった。
昔の小説家は、よく便箋代わりに原稿用紙を使ったそうだが、漁師町では宅配用のダンボール代わりにトロ箱を使うのか?

さて、今日は空想小説ワークショップ。
でも提出予定の課題「アイデア出し」がぜんぜんやっていない。
そして、できない。
頭の中から何も出て来ない。
……結局、パンとパン・フルートをかけた駄洒落ネタを1本ひねり出して適当にミステリーにまとめる。

本日のワークショップは「テーマとは何か?」という話だった。
課題の発表。
私の考えた駄洒落ネタは、講師の先生から「そもそもパン・フルートというものを知っている人が少ないのではないか」とい
う鋭い指摘を受ける。

「勝や」で飲んで帰宅。
寝る。

2019年11月7日(木)
ニュースによると、羽田空港は断水中だそうだ。
「水道水がしょっぱい」という通報があったのだとか。
(「しょっぱい」って、どこから何が混入した???)

昼。
今日はバイトの面接で東新宿へ。
A3出口を出ると、
(新宿7丁目って、こんなオシャレな街だったっけ?)
というぐらいに駅前が綺麗になっていた。
「新宿も7丁目まで来ると田舎」は、昔の話なのか。

さて肝心の面接の方だが、昨夜眠れなくて寝不足の状態で受けた適正検査の結果は散々。
面接そのものも30秒程度で終了してしまった。
他の人はもっとちゃんと話をしていたので、これはまた「お祈り」されそう。(^^;

帰宅。
銀行のキャッシュカードを紛失したことに気づき、電話でカードの使用を停止して貰う。
なんだかいろいろと……不調。

夜。
『ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜』(堺三保 ブックウォーカー Kindle版)の続きを読む。
ロサンゼルスの大学院に留学した堺さんが交通事故に遭った話。

運転していたフォルクスワーゲンに追突されたらしいが、事故後の話が車の修理代がどうのとか、車を買い替えることになっ
てしまってとか、車の話ばかり。
(私が交通事故に遭ったら、もっと別の話になるんじゃないかと思うが……)
とりあえず、堺さん、体は丈夫な人のようだ。(笑)

寝る。

2019年11月6日(水)
やや体調回復。
(体調不安定は気圧の関係かな?)

午後。
溜まっていた用事を済ませるために外出。
池袋3丁目あたりで「池袋一美味しい担々麺」を掲げた店を発見。
(「池袋一」って微妙だなあ)

一般的な人が「池袋」と認識している駅前の街は、正式な町名は「東池袋」や「西池袋」。
「池袋」という名称の町自体は、地味な商店街やお寺の多いところ。
(どちらの「池袋」なのだろう?)

さて、地下道で食事をしてからビックカメラへ行って、久しぶりに東部デパートへ。
改装で書店が私には合わない品揃えになってしまってから、あまり行っていなかった。

食堂のフロアから素朴感がなくなり、様変わりした店内に道に迷う。
8階にあるややマニアックな映画館シネリーブルでは、現在、夜にアニメの連続上映を行っているらしい。
店内をざっと回ってから帰宅。

ニュース。
安倍総理が国会で質問中の野党議員を指差して野次を飛ばし、審議が一時中断。
安倍さんには、総理大臣としての「品格」というものを考えて貰いたい。

夜。
風呂に入って寝ようとしたのだが、眠れない。
明日は面接なので、寝不足はまずいのだがなあ……

2019年11月5日(火)
体調が回復しないので、外出を控えて室内でできる作業。

ニュースによると、アメリカ政府がパリ協定からの離脱を国連に通告したそうだ。
アメリカが抜けた地球温暖化対策って、効果があるのか?

たぶん今後、大規模な自然災害が増えることになると思うので、日本政府は「防災省」を立ち上げるべきじゃないだろうか?
地方自治体が迅速にレスキュー隊等の出動要請を出せるように災害時の窓口を1本化しておかないと、災害のたびに「関係各
省庁の連絡」の問題で、トラブルが起きることになると思うぞ。

午後。
作業の合間に『【合本版】ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜 全6巻セット』(堺三保 ブックウォーカー 
Kindle版)を読んでいたのだが、途中で何度か意識を失ったようだ。
ふと目を開けたら夕方の4時を回っていた。
(何時間、寝てたんだ?)

いま読んでいるのは合本版の3巻から4巻ぐらいのところ。
映画監督になるためにアメリカの大学で学ぶ堺さんgコンビを組んで実習を行う授業でパートナーとの相性が悪くて四苦八苦
する話である。

パートナーである自分を、やたら避けようとする相手(女子学生)に理由がわからず困惑する堺さん。
堺さんとしては俳優に聞かせてはまずい会話をするために、彼女を物陰に呼んで2人だけで話をしようとするのだが、相手の
女子学生が、それを非常に嫌がるのだ。

日本のSFファンなら、堺三保さんは「寝起きの悪い時の布袋様」みたいな外見はしていても、根は良い人だと知っているが
初対面のアメリカの女子学生には「怪しげな東洋人のおっさん(怖い人)」に見えていた?(^^;

結局、パートナーである女子学生は、父親の病気の悪化、彼女自身の病気等があって、単位が取れそうもなくなる。
向こうの大学のシステム上、そうなるとコンビを組んでいる堺さん自身も単位が取れなくなるわけで、堺さんピンチ!
(まあ、こっちは堺さんが無事に大学院を卒業したことを知っているので、安心して読んでいるわけなんだけどね)

夜。
動画サイトでパワーアシストスーツ(マッスルスーツ)のレビューを見つける。
15万円弱という個人でも手が出しやすい価格帯の商品が出たらしい。
今後、パワーアシストスーツは高齢者や障害者の介護を自宅で行なっている人には必需品になるのではなかろうか?

寝る。

2019年11月4日(月)
寒くて夜中に毛布を1枚増やした。
朝になってもだるさが抜けない。

ニュース。
昨日、安倍首相の乗った専用機でボヤ騒ぎがあったらしい。
〈防衛省によると、オーブンでパンを温めていたところ、焦げて煙も出たため消火器を使用〉
(2019年11月3日23時35分 朝日新聞電子版)

パンを焦がしたぐらいで消火器を使うものだろうか?
機上だから大事をとったのかもしれないが、薬剤が周囲を汚染して後始末が大変なことにならないか?
それともそういう心配のない種類の消火器だったのだろうか?

午後。
亡くなられたMさんの葬儀や香典をどうするかでメールがポツポツ。
親族は葬儀を身内で済ませたいようだが、趣味の団体で長年トップを務めた人なので「さすがに何もしないわけには」という
気持ちの人もいるようで、なかなか話がまとまらない。

夕方。
甘いものを食べたら元気が出るかと思ってコンビニのケーキを食べてみる。
セブンイレブンのモンブラン。
美味だったが期待した薬効はなし。

ニュースその2。
今度は白川郷で火災。
中世あたりの時代だったら、そろそろ帝が天にお伺いをたてるところだ。

夜。
NHKの「ミラクルトラベル 熱狂の1964年東京へ」という番組を観る。
1964年の銀座の街並みを2000枚以上の写真から再現した動画を作り、出演者がその街並みの中を歩く疑似体験すると
いう演出で、当時の日本を振り返るという趣旨のバラエティ番組。

同性愛者であることをカミングアウトしたためにドサ回りをする羽目になった丸山明宏(美輪明宏)が地方の炭鉱町で歌った
と紹介された「ヨイトマケの唄」が披露された。

「土方」の子が勉強して大学を出て技師になり、母親が働いていたのと同じような工事現場に技師としてやって来るという、
ストーリー性のある歌詞の歌。
この「下層階級の人間も真面目に労働し、勉強すれば自分ないしは自分の子供は社会の上の方へ行ける」という希望が昭和の
時代の労働者のモチベーションに繋がっていたのだろうなと思う。
いまは、子供が親より裕福になるというケースの方が少ない気がするからなあ。

体調が回復しない。
体にかけた毛布の重さを「重い」と感じる。
やっぱり体が弱っているのだろう。

寝る。

2019年11月3日(日)
朝。
咳やくしゃみなどのいわゆる風邪の症状はないのだが体がだるい。

午前中。
眉村卓先生の訃報がネットに流れて来た。
85歳だったとのこと。
合掌。

午後。
体調不良が続いている。
Twitterに、堺三保さんが同年代の知人が亡くなったということを書いていた。

体温は上がらないのに体感的に熱がある感じ。
入浴して体を温めてみるが、汗が出ない。
肉体だけ死んでいるような奇妙な感覚と言えばいいのか。

夕方。
本当は乱学講座の日だったのだが、昨夜の例があるので行くのはやめる。

堺さんが Twitterに書いていた知人というのが、他の人のTweetで、どうやら私にとっても知人であったらしいことが分かっ
て驚いた。
添付された電子版の新聞記事によると交通事故だとのことだが、記事には55歳の団体職員男性としか書いていない。
間違いであって欲しい。

夜。
Facebookで知り合いに確認したところ、どうやら亡くなったのは本当にMさんであったらしい。
コンビニで日本酒を買って来て、献杯。

寝る。

2019年11月2日(土)
朝から体調不良。

午前中。
無理にいったん起き上がったものの、しばらくしても改善せず、風邪薬を飲んで少し眠る。

午後。
薬が効いたのか、やや改善。

夕方。
漢方系の眠くならない風邪薬を服用して、新宿に「池澤春菜&堺三保のSFなんでも箱#71」を聴きに行く。

チリに留学中の池澤さん、先日、チリで起きた暴動の様子を語ってくれた。
暴動のきっかけとなったのは、地下鉄料金の値上げ。
日本円にしてほんの4.5円程度の値上げだったのだが、賃金が安く物価の高いチリの国民にとってはそれなりに大きなこと
だったのだろう。

「ラクダの背骨を折る最後の麦わら」という言葉を思い出す。
大量の荷物を無理に乗せられたラクダの背骨が、最後に乗せた麦わら1本で限界に達するという例え。
臨界点を超えちゃったということなのだろうな。

しかし問題は、チリ政府に暴動で焼き討ちされた地下鉄を再建するだけの経済的余力がないことだと、池澤さん。
「地下鉄の何本かは廃線になるのではないかと思う」とのこと。

ただこれって他人事じゃない。
日本でも今回の台風と大雨で畑を流され廃業に追い込まれた農家が多数いるのだ。
ギリギリでなんとか回していたところが破壊され、再建できないので廃業。
そんな形で寂れていく地域が、今後の日本にも広がっていくのではないかと思う。

さて、英語圏以外でのSFの話。
面白そうな話なのだが、こちらの体調がNG。
途中で何度か意識が遠のき、さすがに危ないので懇親会はパスして帰宅する。
(ドタキャンになっちゃったけど、立食形式で当日参加の人も何人かいたようだからお店に損害は与えていないと思う)

アパートの階段を上がって行ったら、踊り場のところで上から降りて来た人にバッタリ会って、素で悲鳴を上げられた。
夜中の10時頃の帰宅だったので、足音を立てないように気をつけていたのがいけなかったのかな?(笑)

自宅にたどり着いたので、そのまま倒れて、寝る。

2019年11月1日(金)
11月。
……にしては気温が高い。

さすがに花粉も飛ばない時期だろうと、花粉症の薬を飲むのは止める。
(数種類の花粉のアレルギーなので、かなり長い期間薬のお世話になっている)

昼。
雑用を片付けて、アパートの管理費の振り込みに銀行へ。
帰りに沖縄料理の店でランチ。
沖縄関係のイベントの告知ポスターが店内のあちらこちらに貼られていたが、使われていが写真が首里城。
気のせいか店員の雰囲気がどことなく暗かった。

帰宅。
部屋の掃除をしたらくしゃみが出たので、アレルギーの薬を飲む。
(ハウスダストのアレルギーでもあるのだ)

夕方。
薬を飲んでも体調が回復しないので、体温を測ったら微熱があった。
熱燗で体を温める。

夜。
電話で親戚の訃報を聞く。
先月の台風の時に安否確認の電話をした時には元気だったのに。
(最近、次々と人が死ぬな……)

『【合本版】ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜』(堺三保 ブックウォーカー Kindle版)を読みつつ、寝る。〜

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