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独 り 言 (2019年10月分)
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2019年10月31日(木)
沖縄で首里城が火事で燃えてしまったというニュース。
「放火か?」とか嫌な想像が広がってしまう。

昼。
ここのところ電話待ちの自宅待機が続き、家に閉じこもりがちだったので午後には買い物がてらちょっと外に出てみようかと
思う。

午後2時。
乱歩通りを散歩。
祥雲寺の前で妙な人とすれ違う。

小太り30代(?)短髪でメガネの男性が、ウエストポーチらしきものを肩から斜めがけして歩いていたのだが、誰かとすれ
違うたびにそのポーチに手を添えてかばうような姿勢で立ち止まるのだ。
乱歩通りというのは、池袋駅から西に伸びた大通りにある商店街のことで、当然人っ子ひとりいないような道ではない。
つまり男性はほぼ2〜3秒に1度、そうして立ち止まっているわけで、これはさすがに目立つ。

1)あのポーチには、よほど大事なものが入っている。
2)ハロウィンのために「不審者」のコスプレをしている。
どっちだろう?

西口側でちょっと買い物をしてから地下道を潜って東口へ。
サンシャイン60通りに出るために地上に出た途端に、また変わった人とすれ違う。
青白い顔をして左右にフラフラと揺れながら、半分目をつぶった状態で歩いている人。

1)普通に病人。
2)ハロウィンのために「夢遊病者」のコスプレをしている。
どっちだろう?

何しろ時期が時期で、口裂け女メイクの人とか、ロングドレスを引きずったシンデレラ(?)とかが普通に街中を歩いている
ので、問題のある人なのか、そういうコスプレの人なのかの見分けが付きづらい。

サンシャイン60通り。
歩いていたら芸人だという人が呼び込みをしていたので、ワンコイン(500円)のお笑いライブを観に行く。

MCの若手芸人さん「いま、激ヤセの企画のために太らなくてはならなくて苦しい」という話。
「体重100キロの人が、こんなに痩せました」という企画の準備のために、通常体重50キロ代の芸人さんが、無理をして
体重を100キロまで増やし、そこから企画スタート。
「みるみる体重が半分に」というところを客に見せるという企画であるらしい。

「ちょっと油断すると、すぐに体重が落ちてしまうので、通常の食事の量を増やすとともに夜寝る前にコンビニ弁当を2つも
食べて、それでもうっかりすると一晩で2キロぐらい落ちてしまう」のだそうだ。
なかなか興味深い話。

若手のお笑い芸人が次々に出てきて、短いコント。
最初のコンビ。
「不死鳥を食べる男」というネタは面白いのだが、話の入り方が唐突で客席が取り残されていた。

時代を反映してか、ネガティヴなネタが多かった。
男が恋人と楽しそうに会話をしているのだが、実は恋人の存在自体が妄想で……とか。

記憶喪失で入院中の男子高校生の元に学校のプリントを届けてくれた同級生の女子。
男子高校生は彼女を自分の恋人だったと思い込むが、実は男子高校生はストーカーだった……とか。

感想。
全体に「間」が悪い。
あなたたちはそのネタを何度も練習して話が分かっているのだろうが、客にとっては初めて聴く話。
「意外性」で笑いを取るのなら、その予想外の展開を相手が理解して咀嚼するための「間」を取ってくれ。

45分の舞台が終わり、外へ出てハンズへ。
ハロウィンの衣装のコーナーへ行ったが、すでに売り切れに近い状態。
雑貨を買って外に出る。

帰る道すがら、タピオカミルクティーを売っている自販機を見つけたので買ってみる。
(これが噂のタピオカか……)

ネットでは「タピオカドリンクを飲み切らずに捨てる人」が、よく叩かれているが、これは確かに飲みづらい。
味覚的な問題ではなく、物理的な意味で飲むのが難しのだ。
特に最後に底の方に残ってしまったタピオカを、蓋に固定されたストローで吸って飲むのが面倒臭い。
私は最終的に蓋をとってストローを外し、最後まで飲み切ったが、歩きながら飲むドリンクとしては容器にもう1工夫欲しい
ところ。

有楽町線の改札口近くで、外国のお菓子を販売していた白人男性を見かける。
どういう経緯でそこに店を出すことになったのかは知らないが、たったひとりでポツンと売り場に座っているだけ。
かろうじて看板を1つ立てているが、売り場はキャンプ用みたいな折りたたみのテーブルを広げただけのもの。
(コミケのブースだって、売り台にテーブルクロスぐらいはかけておくぞ)
どうして彼がそこでそのような形で物販を行なっているのか興味を持ったが、言葉が通じるかどうかがわからないので話しか
けるのは止めておいた。

西口に向かう地下通路にある貸衣装屋の前で、店の外に張り出してあるメイクサービスの見本写真に何か違和感を覚える。
普段は普通にパーティーメイクのサービスとかやっている店なのだが、見本がよく見たらゾンビメイクの写真になっていた。
(特殊メイクのサービスもやる店だったのか!)

東京芸術劇場を覗く。
地下に屋台が出ていて何かそそる匂いが……。
ヒマそうにしていた屋台の人に、
「ここで何か売っているのですか?」
と聞いたら、
「ベルギービールを販売しています」
と言われたので注文。
500円を受け取ったお店の人、瓶をカウンターの上に出して……どこかへ消える。
(アレ?)
待っても戻って来ないので、隣のパンフレットコーナーの人に、
「ここの屋台の人が、どこへ行ったか知っていますか?」
と聞いたら、
「栓抜きを取りに行くと行っていました」
とのこと。
(ビールを売るのに栓抜きを用意しとらんかったんかい!)
というか、ということは私が最初の客?

やがて戻って来た屋台の人、栓を開けてビールをプラスチックコップに注いでくれたあと、瓶に栓をしたのだが(栓が付いて
いるタイプの栓抜きだった)あれじゃあビールの気が抜けちゃうんじゃないかなあ?
そして、ビールは2種類あったのだが、別のビールの注文が入ったら、あの栓抜きを外すのだろうか?

いろいろ考えつつ、ビールを飲む。
日本のビールと違って、苦甘い感じの濃厚な味。
飲み物を飲んだというより、何か食べたみたいなどっしり感が胃に来た。

帰宅。
『【合本版】ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜』(堺三保 ブックウォーカー Kindle版)の第2巻、堺さんが
ついに車を手に入れたところまで読む。
この本、堺さんがアメリカの大学で演出を学んだ時のノートにもなっているので、物語を作る上での参考書にもなる。
意外と実用性の高い本だった。

で、読みふけっていたらいつの間にか午前0時過ぎ。
11月になっていた。

……そろそろ寝ることにする。

2019年10月30日(水)
濃霧。

朝。
求人に応募した会社から、
〈3営業日以内にこちらから連絡がない場合は、残念ながら選考に残られなかったとご理解頂きますようお願い致します〉
というメールが届く。
……とりあえず3日待機してみるか。

午後。
雑用が一段落したので、昨日、勢いでポチッた『【合本版】ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜 全6巻セット』
(堺三保 ブックウォーカー Kindle版)を読む。

過去にSNSに投稿した日記をまとめたもので、表示は横書き。
電子書籍を使ったことがある人なら分かると思うが、画面のページ送りが左手ではなく右手になるわけだ。
慣れるまでちょっと戸惑った。

正直、
(SNSの日記って面白いのか?)
と、疑問に思っていて、だから今回【合本版】が出るまで買わずにいたのだが、これが意外に面白かった。
ひとつには私が著者である堺三保さんという人を知っていて、日記に書かれている話の「その後」を知っているということも
あるのだと思う。
日記は、大学受験に2度失敗した堺さんが3度目の受験に挑戦し、点数の伸び悩みに苦しんでいるところから始まるのだが、
「その後」を知っていると、
「大丈夫、あなたはちゃんと合格しているから」
と「未来人目線」で見ることができるのだ。

1巻は受験に合格するまで。
しかしこの大学の入試、日本人で受かる人ってどのぐらいいるのだろう?
一般の日本人だったら、推薦状の段階で断念するんじゃなかろうか?
(アメリカの大学の映画学科の人の心に刺さるような人からの推薦状を何通も集めるって、どうやるんだよ?)

「すごい!」と思ったのは、合格通知は手にしたものの学費の工面がつかなくなった堺さんが、インターネットで「私に金を
貸してください」と呼びかけたこと。
そして本当にちゃんと金が集まったこと。
これは、推薦状の件と合わせて「御人徳」としか言いようがない。

さて、2巻目でいよいよキャンパスライフが始まるわけなのだが……。
まずは車がないと生活できないアメリカ生活。
ここでも堺さん、友人、知人に手を貸して貰いまくる。
「シーツと毛布を買い忘れた」と言えば車を出して買い物を手助けしてくれる友人、安い中古車を手に入れる方法についてを
いろいろとアドバイスしてくれる知人……。
昔くからの友人はともかく、入学後に初めて会った同級の女子学生までが、堺さんに手を差し伸べてくれる。
どんだけの「御人徳」なんだ?

夕方。
求職先から電話。
「来月面接に来い」という内容だった。
そして、先日受けたところからは郵便で「お祈りレター」が届く。

夜。
Twitterのトレンドワードに「遺体発見」という物騒なものが流れたので、何かと思って見てみたら、富士山を登山中に滑落
した方のご遺体と思われるものが発見されたというニュースだった。

(なぜ、Twitterでこんなに話題に?)
と調べてみると、どうやらこの方、ニコ生で動画配信中に事故に遭ったようだ。
つまり、足を滑らせて斜面を落下していったときに手に持ったカメラが回り続けていたために、事故の様子がリアルタイムで
配信され、その配信を見た人が驚いて110番したということのようだ。

もしも亡くなられた方が生配信中でなかったら、事故の発覚はもっと遅れていただろう。
季節柄、雪に埋もれて春まで遺体が見つからなかったかも知れない。
ただ、逆に言えば「生配信のためのネタ作り」という目的がなければ、危険な冬の富士登山をすることもなかったのかも知れ
ないのだよなあ。
なんとも複雑な気持ちにさせられた事件だった。

『【合本版】ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜』の第2巻目を読みながら、寝る。

2019年10月29日(火)
雨。
念のため、もう1日だけ就活先からの電話を待って自宅待機。
昨日買った『時空旅行者の砂時計』(方丈貴恵 東京創元社 Kindle版)を読んで過ごす。

主人公の妻は不治の病で瀕死の状態。
そこへ未来からタイムトラベラーが現れ、病気の妻を救うには過去に戻って連続殺人事件を解決するしかないと告げられる。
タイムトラベラーの力で、過去へタイムトラベルする主人公。
そこでは大富豪の別荘での殺人事件が発生していた。

別荘は小島にあったが、何者かによってたった1つしかない橋が落とされ、警察の助けは得られない状態。
「東京から来た名探偵」という触れ込みで、事件解決に乗り出した主人公は……。

この作品は、ツッコミを入れたら負け。(笑)
タイムマシンがある世界における密室殺人トリックの話なのだ。

ネタバレすると、最初から犯人だと疑われるような人物が、やたら怪しげな動きをするので、
(さすがにこいつは読者をミスリードするためのダミーだろう)
と思っていたら、そいつが真犯人だったという冗談のようなオチ。

……さて、夕方まで待っても電話がなかったので、他の求人先に応募を出す。
「書類選考の上、追って担当者よりご連絡いたします」みたいな返信が来た。

ニュース。
日本人として初めて国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんが亡くなられたそうだ。
最近、こういう骨のある人材は日本にいるだろうか?
心からお悔やみ申し上げます。

夜。
『【合本版】ルーカスの後輩になる! 〜堺三保留学日記〜(全6巻セット)』(堺三保 ブックウォーカー Kindle版)を
ポチる。
横書きの本なのだね。
堺さんが留学したときの記録を、その準備段階からリアルタイムでSNSに公開したものをまとめたもの。
(SNSに書いたものを、あとから読んでも面白いかなあ?)
と、やや不安だったのだが、予想外に興味深い内容だった。

本を読みながら、寝る。

2019年10月28日(月)
朝。
天気は晴れ。

テレビの東京ローカル局のトップニュースは、アメリカ軍がシリアで行った軍事作戦でISの指導者であるバグダディ容疑者
が死亡したとトランプ大統領が発表したというもの。
こういうテロ集団というのは、トップがいなくなれば大人しくなるものなのだろうか?
報復テロで泥沼化というのが一番怖い。
指導者がいなくなった集団は行動の方向性が読めなくなることが多く、やることの予測がつきにくくなる。

さて、先週末に履歴書を送ったので、本日はその返事待ちで待機。
部屋で『魔眼の匣の殺人』(今村昌弘 東京創元社 Kindle版)を読む。
「屍人荘の殺人」の続編。
どうやら「屍人荘の殺人」に出て来た謎の組織「斑目機関」の研究を巡るシリーズものらしい。

前回も、ややオカルト的な研究成果(?)のせいで事件の原因を作った斑目機関。
今回の〈研究成果〉は、予知能力。
よって、物語世界の中では予知能力は存在するものとなっている。

(ふと嫌な予感がしたのだが、もしかしてこのシリーズの最終話あたりで「死者の復活」的なことをやって、第1話で死んだ
人が復活する……みたいな話にはならないよね?)

まあ、それはさておき、斑目機関で研究されていた予知能力に関して調査することになった探偵とその助手(主人公)。
とある山奥にやって来るのだが、ここで外部とのたった1つの通路である釣り橋が失われ、またも「密室(クローズドサーク
ル)」状態に陥ってしまう。
そして、お約束通り連続殺人事件が起きるわけだ。

感想。
犯人が分かってからの説教が長い。
そして一番悪いのは、どう考えても説教されている相手じゃないだろう。
むしろ騙された被害者と言っていい「この人」が酷い目に遭うとスカッとするという読者がいるのか?

ニュース。
八千草薫が亡くなったそうだ。
「美しく歳を重ねた女性」の見本のような女優さんだった。
ご冥福をお祈りいたします。

夜。
待っていた履歴書送付先からの電話は、結局来なかった。
傷心を癒すために『時空旅行者の砂時計』(方丈貴恵 東京創元社 Kindle版)をポチる。

布団に入って読みながら、寝る。

2019年10月27日(日)
本日はメンサ・テスト合格者の会。
茶道体験会企画をやる予定なので、西武の地下に抹茶と茶菓子を買いに行き、ハロウィン仕様のジャック・オー・ランタンと
お化けの形の和菓子を選ぶ。
(お茶を点てる担当の人には「粋じゃないけど面白い」と評された)

店を出ようとしたところで日本酒の試飲をやっているのを発見。
島根の李白酒造の新作の試飲。
これはさすがに素通りできないので、3種類を試飲して1本買う。

予約してあった和室へ移動。
残念なことに炉を切ってある部屋が借りられず、季節的には変なのだが風炉を借りる。

茶道の体験会。
適当に雑談を楽しみつつ、気が向くとお茶を点てて貰って飲むという、かなりいい加減なもの。

そしてメンサ関係者の集まりなので、当然のように遅刻者が多い。

最後に来た内山さん(鍼灸師)がお茶を飲んだのは4時半ごろ。
私が首からぶら下げた眼鏡を見て、
「老眼なんですか?」
と言うので「そうだ」と言ったら脈を診てくれ、それから首筋やふくらはぎの凝りを診て、
「全身がダメだ」
との診断。

撤収作業中の会場で、急遽、首筋の全身の凝りをほぐす治療。
結果、やや視界が明るくなった。

いつもの「テング酒場」で二次会。
酒を飲みつつ、日本の若者が結婚しなくなった理由について議論。
「目の前に結婚して幸せになった人が少ないからではないか」という結論に達した。

10時頃に帰宅。
寝る。

2019年10月26日(土)
明け方に夢を見た。
夢にだけ何度も出てくる学校にいる夢。
そして今回はその学校が「少年院」という設定になっているのだ。
と言っても、別に監禁も拘束もされているわけではなく、普通の学校と同じように普通の服を着た男女が自由に歩き回って、
喋ったりしている。
目が覚めて、夢の「少年院」という唐突な設定がどこから来たものなのか悩む。
そもそも私は「少年院」にいる年齢ではないのだよな。

目が覚めると、軽く喉が痛い。
(この不快感が「少年院」の原因か?)

大阪から買って来た「お持ち帰り通天閣」を食べる。
通天閣の形をしたホワイトチョコレートのクリスピーショコラで、モロゾフとのコラボ製品なのだとか。
専門メーカーの技術力のお陰か、ホワイトチョコレートが苦手の私でも美味しく食べられる。

午後いっぱいかけて『屍人荘の殺人』 (東京創元社 今村昌弘  Kindle版)読了。
この作家のデビュー作だそうだ。
ミステリーの各賞を総ナメにしたという評判の作品だが、確かにミステリーを読み飽きたような玄人には喜ばれる作品。
つまり「ミステリーによくあるパターン」のパロディ的な作品なのだ。
(私も読み始めは「よくあるパターン」の作品だと思って読んでいた)

天才肌だが変人の探偵と、気の弱いその助手。
依頼人の美少女。
山奥のペンションに集まった若者たち。
そこで起こる殺人事件。
……しかし、凶器は○○○なのだ。

物語中は、あくまで○○○は「存在するもの」として描かれていて、○○○とはどういうものなのかの説明にもページが割か
れている。
その○○○を凶器に使っての殺人。

物語に欠点があるとすると、○○○の発生が犯人にとって偶発的なものであり、急遽○○○を使って殺人を行おうと思いつい
たにしては、犯行が込み入っている点。

「予想外の展開」という点では確かにものすごく予想外だったので、ミステリー関係者が選ぶ賞を総ナメにしてしまったのも
理解できる作品。
但し、ミステリー初心者には、あまりお勧めできないかも。

どうやらこれはシリーズものになったらしく、続編が出ているとのことだったのでKindle版をポチる。
正直、紙の本だったら買わなかった。
場所を取らないKindle版は、本を買うときの躊躇いを著しく減少させるな。

寝る。

2019年10月25日(金)
朝からザンザン降りの大雨。
テレビを見ようとしたら、リモコンが見当たらない。
部屋中を探し回るが、ない。
そのせいで「モーニング・クロス」を見損なう。

午前中。
雨の中を病院へ。
幸い、10時に診察してもらえることになり再チャレンジはなし。

前回の検査の結果、処方薬の量を変更することになる。
薬局は、1方通行の狭い道路を挟んだ向かい側。
道路を渡るだけで、傘がビシャビシャになった。

そして処方箋が微妙に間違っていたらしい。
(薬の量を変更したのに備考欄の変更を忘れたようだ。よくあること)

薬剤師に、
「これは備考欄の間違いですよね」
と、確認されたので、
「あの先生のことだからなあ」
と答えたらとても丁寧に頭を下げられた。
薬剤師はぜんぜん悪くないと思うのだが。

帰宅。
書類を探していたら、書類入れの引き出しからテレビのリモコンを発見。
どうやら昨日、部屋を整理していたときに紛れ込んだらしいが、なぜこんなところに?

夕方。
空想小説ワークショップは「アイデア」について。
最近、受講生の数も増え、講師の先生もノリノリになって来ている。
私が買って行った神戸のお土産(神戸ミルクチョコ ラングドシャ)は好評だった。

余談。
浅暮先生の学生時代、三里塚の集会に誘いに来た学生運動の連中をご母堂が「大学の友達が遊びに来てくれた」と勘違いして
スイカを切って出してしまい、並んでスイカを食べているうちに学生運動の人の気持ちが萎えて来て、最終的に、
「三里塚なんかウッドストックに比べたら大したことない」
という浅暮先生の言葉に撃沈されて帰って行った……という話に笑った。

「勝や」で飲んで帰宅。
寝る。

2019年10月24日(木)
就活再開。
午前中。
履歴書の写真を撮りに行く。
証明写真機で撮ろうとしたら「美肌」というモードがあったので利用してみたら、のっぺりした変な写真になってしまった。
人間の顔は、年相応のシワやシミを失うとバランスが悪くなるものなのかもしれない。
撮り直し。

帰宅。
明日の病院の予約を忘れていたことを思い出して電話すると、
「空き時間に入れることになるので、運が良ければ午前10時。確実なのは夕方です」
と言われたので、差し当たって10時に行き、ダメだったら夕方に再チャレンジすることにする。

午後。
部屋の整理。
4時間かかったが、前途は多難。

夜。
Twitterを見ていたら、午後7時40分〜午後8時北海道の函館市や北斗市などで、謎の爆発音や衝撃波があったという話が
流れて来た。
昨日の午後7時30分〜午後8時にも同様の爆発音や揺れを感じたという情報が相次いでいるのだとか。
ちなみに地震(震度1以上の揺れ)は観測されていなかったそうだ。
(なんだろう?)

……しばらく待ってみたが、続報はなさそうなので、寝る。

2019年10月23日(水)
週末はいろいろと忙しかったので、本日は休養日。
 
ネットを1巡。
亡くなられた吾妻ひでお先生が、最後までペン入れをしていたという原稿がUPされていた。
ロリコン漫画の祖である吾妻先生の漫画であるから、当然のようにセックスする美少女の絵が出てくる。
(ちゃんと相手の男性の姿も描かれているところがフェアである)

漫画は、セックスの最中に美少女に急な仕事が入るという流れ。
「いかなきゃ」と言う美少女を引き止めようとする相手の男性。
その男性を蹴飛ばして仕事に向かう美少女。

吾妻先生のロリコンは「和姦」であることが明確にされているのが良いなあ。
美少女が、嫌だと思ったら相手を蹴飛ばして拒否できる立場にある者として描かれている。
吾妻先生にはもっと描き続けて欲しかった。

さて、休養日に読むために、Twitterで評判の良かった『屍人荘の殺人』(今村昌弘 東京創元社 Kindle版)をポチる。
Kindleを買って以来、本屋で本を買って来るのが億劫になってしまった。
(こうして人間は堕落して行くのだな……)

『屍人荘の殺人』は、天才だが変わり者の探偵と、ひょんなことから彼を手伝うことになってしまった書き手という最近流行
りのパターンのミステリーのようだ。

午後。
風邪っぽい症状が出てきた。
ただの疲労だと良いのだが。
ふと時計を見たら夕方の4時を回っていたので仰天する。
体調が悪いと時間の経つのが早く感じられるのは、こちらの思考が緩慢になっているからか。

海外ニュース。
香港政府が、身柄引き渡し条例改正案を正式に撤回。
ただし抗議活動は今後も続く見通し。

テレビで「連邦制を取り入れるべき大きさの国家が中央集権制を敷いているのが中国の問題」と言っていた人がいた。
連邦制になった中国を想像してみる。

夜。
体調、やや悪化。
なんか全体にやばいので、このまま寝る。

2019年10月22日(火)
朝から雨。
森下唯さんのコンサートの日だから仕方がない。(笑)

テレビのニュース。
午前6時頃に皇居周辺で黒煙が上がる騒ぎがあったそうだ。
本日は即位の礼が予定されているので、伝えているアナウンサーもいつもより緊張した表情をしていた。

昼前に調布へ。
万一、天候の関係で列車が遅れた場合を考えて少し早めに家を出る。
池袋から新宿までは埼京線で1駅5分。
新宿で京王線の快速に乗車。

調布市は23区から外に出るので、イメージとしては遠い印象なのだが実際には新宿から20分ぐらいで着く。
座席に座っての20分だから、体感的にはむしろ短い感じ。

駅の外に出ても、雨。
食事をするためにサイゼリアへ寄る。
混んでいたが、時間はたっぷりあるのでゆっくり待って席に着き、ゆっくり料理が届くのを待つ。

ゆっくり会場へ向かい。
1本道で律儀に道に迷う。
(道路のどっち側の歩道を歩けばいいのか分からなくなった)

調布市文化会館の謎。
なぜこの建物は、大通りに面した大きなドアが非常口で、脇にあるドアの方が入り口なのだろう?

着くのが少し早すぎたので入場無料の展示コーナーに入ったら能面の展示をやっていた。
普通の能面かと思って見ているうちに、なんか違うことに気づく。
どうやら「創作能面」みたいなものだったようで、縄文時代の刺青をデザインに取り入れた能面とか、幾何学的なデザインの
「未来の能面」とか。
普通の「山姥」の能面の隣にガングロ女子高生の顔を彫った「渋谷の山姥」の能面があったりする。

「能面」というのは、能楽を演じるための衣装の一部という認識でいたので、
(この面を付けて、いったいどのような物語を演じるつもりなのだろう?)
と、不思議に思った。

さて、開場1時間前。
革靴で動き回るのも足が痛くなって来たので、ホール前の廊下にあるベンチで休憩。

唯さんの父上でSF作家の森下一仁先生が出て来られて、
「随分と早いですね」
とおっしゃるので、
「雨だったので交通機関の遅れを考えて早めに家を出ました」
と答えたら、
「本当にあいつのアレは……」
と、唯さんの雨男ぶりを嘆かれる。

「前回は、ついに台風で中止になりましたからねえ」
と言うと、
「じゃあ、これくらいは勘弁していただけますか。すいません」
と、謝られたが、森下先生のせいではないと思う。

「雨男もここまで行くとむしろ超能力ですから、砂漠へ行ったら救世主と崇められるかもしれませんよ」
と、慰めたら、
「砂漠だと、砂嵐を呼んでしまったりしませんかね?」
って、先生、そのネタで1本書いてください。(笑)

開場。
全席指定なのだが、私のお気に入りの席は今回は取り損なってしまったので、そのすぐ後ろの席に座る。
開演を待っていたら前の席に座ったのが、なんと早川書房のI手さんだったので、
「その席のチケットを手に入れたのは、I手さんだったのですか!」
と、声をかける。
そこは超絶技巧の唯さんの手元が1番よく見える座席なのだ。

さて、開演。
まずはベートーヴェンの「6つのバガテル 作品126」。
唯さんの演奏は、やや速めに感じたのだが音痴の私の言っていることだから真面目に受け取らないように。
ネット動画で聴いた別の人の「6つのバガテル」より私には心地良かった。

そしてアルカンの「エスキス 48のモチーフ 作品63 第4巻」。
まったく個人的な好みの問題で、私は「ヘラクレイトスとデモクリトス」がいいなと思った。
なぜど素人の私に曲名が分かったのかと言うと、曲名が映写機で壁に映し出される親切仕様だったから。
これ、他のクラシックの演奏会でもやって欲しいと思ったな。
客席でプログラムを確認するカサカサ音が減るので曲の出だしからちゃんと演奏に集中できる。

休憩時間に廊下でI手さんに会ったので、
「どうでしたか?」
と、感想を聞くと、
「本当にあの席はいいですね。次回から私も狙おうかな」
と、意外なところでライバルが出現してしまった!

後半。
ベートーヴェンの「ピアノソナタ第29番 変ロ長調 作品106〈ハンマークラヴィーア〉」。
長い曲だが、唯さんのことなので繊細ながらもかなりぶっ飛ばした演奏。
終了と同時に客席から「ブラボー!」の声がかかり、その後はアンコールの嵐。
ピアニスト汗だくの体育会系演奏会。(笑)

終演後、会場で会ったSF関係者と新宿で軽く飲む。
自宅近くまで戻ったところで、2号くんに会う。
「これから1号と夕飯を食いに行くところだ」
というので合流して食事、2号くんのアパートで少し休んでから帰宅する。

ネットでニュースをチェック。
朝の黒煙騒ぎは、トレーラーのタイヤがパンクしただけだったらしい。

そして雨の方も、即位礼正殿の儀の直前に上がって虹が出たそうな。
さすがは天皇陛下、唯さんに勝った。(笑)

まあ、いろいろと無事で良い1日だった。
寝る。

2019年10月21日(月)
朝。
6時にホテルで目を覚ます。
ここの朝食はルームサービス・オンリー。
(つまり食堂がないのだ)
7時にその朝食(弁当)が届いた。
卵焼きが私の好みよりもちょっとしょっぱかったのを除けば、まあ普通の味。

10時半ごろにチェックアウトして、駅前のスーパーマーケットの店内にあるサイゼリアへ向かったのだが、途中で見かけた
吉野家の看板に違和感を覚える。
吉野家の看板といえば目立つオレンジ色がトレードマーク……のはず。
(なぜ、この看板は黄色なんだ?)

よく見ると、黄色い看板の両脇には黒い縦線が数本引かれて、黄色と黒のストライプの柄になっていた。
(この地域では、オレンジ色の看板が条例か何かで禁止されているのだろうか?)

ランチタイム直前まで、サイゼリアで知人と喋ったあと、次の予定までの時間つぶしにスーパーマーケットの中をうろうろ。
鍋の売り場に行ったら、鍋で作ったロボット(?)が展示されていた。
(どういう狙いのオブジェなのだろう?)

駅へ。
エレベーターに乗ろうとしたら、ボタンが野球のボールのデザインになっていた。
たぶん駅前の阪神の野球場に来るお客を喜ばせる目的なのだと思う。
甲子園駅から阪神電車に乗って2駅移動。
そこで用事を済ませて軽く雑談。

藤本幸利という声優さんのお父さんという方と話をする。
大阪の方で活躍中の方なのだそうだが……
(すいません知りませんでした)

1号くんからメール。
吾妻ひでお先生が亡くなられたそうだ。

予定していた用事が全て終了したので、新幹線で東京へ帰る。
夕食は駅弁。

最近、車内販売を捉まえられる機会が減ったので(車内が混んでいるとなかなか自由席まで販売ワゴンが来てくれない)駅弁
は乗車前に買うことにしている。
しかしなぜか今回は、こっちが弁当を食べ終わってから2回もワゴンがやって来た。
そのワゴンを押していたのが、源氏物語絵巻から抜け出して来たかのような女性で、肌は白くてもち肌、小柄なところも平安
美人の条件を満たしている。
十二単を着たらさぞ似合うだろうに、1000年ほど生まれる時代を間違った人かなあ。

新幹線内での電光掲示板にも吾妻先生の訃報が流れ〈おたく文化の祖〉と紹介されていた。
(どっちかと言うと「ロリコン文化の祖」が正しいと思うが)

2号くんからも電話がかかって来た。
「吾妻ひでおが……」
「知ってる!」

品川で降りて山手線で池袋へ。
普通にウィークデーなので、普通にラッシュアワーだった。

帰宅。
吾妻先生のご冥福を祈りつつ、寝る。

2019年10月20日(日)
朝。
4時の目覚ましで起きて始発の新幹線に乗る。
のぞみ1号博多行き。
こんな時間だから空いているかと思ったら、以外な混雑。
駅に着くたびにデッキの客に昇降客のために一旦ホームに降りるようにというアナウンスが流れる。

東京から静岡までは、天気はほぼ曇り空。
名古屋辺りから少しずつ青空になり、新大阪で降りると晴天。
日本列島、以外に広い。

環状線に乗り換えて新今宮駅へ。
どうでもいいことだが、新今宮駅の発車メロディーは、ドヴォルザークの「新世界より」。
なぜドヴォルザーク?

駅を降りて通天閣に向かったら、途中の道で観光客がフグの提灯の写真を撮っていた。
この辺り一帯を「新世界」と呼ぶのだということは聞いていたが、ドヴォルザークの交響曲とは関係ないと思う。

通天閣。
展望台へ上がるエレベーターの入り口は、なぜか地下にあるので上に上がるのに一旦下へ降りなくてはならない構造になって
いる。
800円を支払って展望台へ。

通天閣の展望台にはビリケンさんという神像が、祀られて(?)いる。
以前に来たときにはビリケンさんは1体だけだったが、いつのまにかにビリケンさん本体(3代目だそうだ)の他にビリケン
さんの七福神なるものが増えていた。

「ビリケンさんおみくじ」というものがあった。
300円を入れて自分で透明ケースの中に手を突っ込み、根付になったビリケン人形を1つ取り出すという性善説に依存した
仕組み。
引いてみたら「中吉 ラッキーアイテム:金のスプーン ラッキーナンバー:8」と出た。

「あなたの周りの人が良いきっかけを運んで来てくれるでしょう」
だそうなので、誰か私に金のスプーンを8本運んで来てくれ。(^^)

ビリケンさんの像は、通天閣の中以外にも新世界のあちらこちらで見かけた。
「新世界の神」という言葉が浮かんだ。

通天閣を出て、近くのたこ焼き屋で大阪名物のたこ焼きを食べる。
大阪のたこ焼きは、池袋でよく食べるたこ焼きよりもふわふわとした食感だった。

梅田に移動。
昼食を食べてから、今夜の宿に向かうために阪神電車に乗車。

阪神電車のドアの脇にボタンが付いていて、客が開閉するシステムだった。
ボタンは内側と外側の両方にあって、どうやら閉まったドアを客が外から開けることも可能であるようだ。
なぜこういうシステムを採用しているのかは不明。

甲子園駅で下車。
阪神球場の近くを通ってホテルにチェックイン。
ホテルの敷地に入ってすぐのところに守衛室のようなものがあり、人間の代わりになぜかペッパー君がいて、丸い目でじっと
こちらを見ていた。
あれは、ただ単に置いてあるのか?
何らかの機能を果たしている装置なのか?

宿泊したホテルは、ホテルというよりマンションっぽい建物で、部屋の入り口には玄関のような靴脱ぎがあって、短い廊下を
抜けてもう1度ドアを開けてから部屋に入る構造。

一休みしてから夕食を食べに外へ。
適当な寿司屋に入ったら、そこそこいい値段(3700円ぐらい)を取られた。
味はごく普通だったが、刷毛を渡されてそれを使って醤油をネタに塗るように言われる。

(大阪では、江戸っ子がよくやるように寿司の上下をひっくり返して醤油につけて食べるのはマナー違反なのだろうか?)
言われるままに刷毛を使ったが、やっぱりダイレクトに醤油につけた方が美味いような気がする。

熱燗1合を飲んでからホテルへ戻り、NHKをつけたらいつもの「いだてん」の代わりにスポーツ中継をやっている。
スポーツにはまるで興味がないのでテレビを消し、風呂に入って寝る。

2019年10月19日(土)
朝からかなり強い雨。
午前中はNHKの「スカーレット」1週間分を観て潰れる。
ヒロインは15歳という設定のようだが、演じている女優さんは30代。
(さすがに無理がある気が……)

午後。
昼飯を食べて、おやつを食べて、夕飯を食べて、晩飯を食べる。

夕方。
ネットで次の仕事を探す。

ニュース。
〈厚生労働省は18日、公的年金を受け取り始める年齢を60〜70歳の間で選べる今の仕組みを変え、75歳まで繰り下げ
られる案を社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の年金部会に示した〉

〈部会の委員から目立った反対意見は出ず、厚労省はこの案に沿って改革案を取りまとめる方針。来年の通常国会への関連法
改正案の提出を目指す〉
(山本恭介 2019年10月18日20時48分 朝日新聞電子版)

参考までに、昨年(2018年)の簡易生命表による日本人の平均寿命は、男性81.25年、女性87.32年。
(もう年金を支払う気がないのか?)

夜。
明日は泊りがけで出かける予定なので、その準備。

有意義な1日だった。
寝る。

2019年10月18日(金)
朝のニュース。
来年の東京オリンピック。
国際オリンピック委員会が、マラソンと競歩は札幌でやることに決めたのだそうだ。
最初から「札幌オリンピック」にしておけば問題なかったんじゃなかろうか?

最後の出勤日。
出社したら、なぜか上司ではなく私の携帯(ガラケー)に欠席の連絡を入れて来た人がいた。
「なんでだろう?」
と言ったら、職場が地下倉庫なので、スマホだと電波が入りにくいからじゃないかと教えてくれた人がいた。
(本当かい?)

仕事は午前中で終了。
マクドナルドで軽く打ち上げをしてから帰宅。

『モリアーティ』(アンソニー・ホロヴィッツ 駒月雅子訳 角川文庫 Kindle版)読了。
「シャーロック・ホームズ」のパスティーシュ。
「最後の事件」直後に起きた事件という設定で、主人公(ホームズでもワトソンでもない)がモリアーティ亡きあとの犯罪者
集団を相手に闘うという物語。

最初に「こいつが犯人かな?」と思った人物が、やっぱり犯人だった。
後味は良くない作品。
タイトルで分かる通り、これは「犯罪者が主役」と言うべき物語なので勧善懲悪の探偵小説と同じ読後感は得られない。

巻末に、普通のホームズものの体裁の短編「三つのヴィクトリア女王像」という短編が収録されている。
こっちは探偵が犯罪者をやっつける話なので、本編を読んで気分を悪くした人は、口直しに読もう。

夜。
福田雄一監督の恋愛映画だというので、テレビで「50回目のファーストキス」を観る。
交通事故による側頭葉の損傷によって眠ると前日の記憶を失ってしまう女性に恋をした男の物語。
ダン・シモンズの『ハイペリオン』第4章「学者の物語:忘却の川の水は苦く」を思い出したのは私だけだろうか?

寝る。

2019年10月17日(木)
朝。
東京MXのモーニング・クロスを見ていたら、国際オリンピック委員会が、
「東京は暑すぎるから東京オリンピックのマラソンや競歩は北海道でやったら?」
とか言ったそうで、
「北海道は東京なのか?」的な話をしていた。

オリンピックというのは「国」ではなく、あくまで「都市」でやるという決まりがあるのだそうで、
「〈日本オリンピック〉なら北海道で競技をやるのもアリかもしれないが〈東京オリンピック〉を北海道でやるのは、変じゃ
ないか」
みたいな話。

真夏のオリンピックを東京でやるのが無理なら、最初から東京を開催地に選ばなければ良いのだ。
東京の夏の気温がどのぐらい高いかなんて、調べれば分かるはずだと思うのだが、開催地を選ぶときに資料に当たらなかった
のか?

出勤。
寒いので、上着を着て行く。
つい先日まで暑かった気がするので、なんだか変な気分だ。
定時まで仕事をして会社を出ると、雨が降っていた。

傘を差して帰宅。
ネットのニュースを見たら、東京都の小池知事が、国際オリンピック委員会の「マラソンや競歩は北海道でやったら」発言に
対して「いっそ北方領土でやったら?」的なことを言ったらしい。
落ち着け、小池さん。(^^;

東京オリンピックに関しては、私は小池都知事に同情的。
こんな無謀な計画を途中から渡されたら、誰だって頭をかかえると思うから。

オリンピックを東京でやる羽目になってしまった理由は、石原慎太郎が考えなしで、彼の周囲が無責任だったからだと思う。
真夏の東京でオリンピックなんて、ちょっと考えればどれだけ問題のある計画かわかるだろうに。

明日は今回のバイトの最終日。
天気が良いといいのだが。

2019年10月16日(水)
昨夜は寒くて、夜中に毛布を1枚増やした。
会社へ行くのにも上着を羽織る。
10月も半ばを過ぎたのだから、これが正常な気温なのだろうが夏の気温がおかしかったせいか季節の感覚が狂っている。

今日も定時で退社して、外苑前に向かうために表参道へ急ぐ。
一番の難関だと思われた駅までの初めての道は割合とスムーズに辿れた。
方向音痴の私としては珍しい。

もちろんそんな奇跡が長続きするはずもなく、銀座線に乗ろうとしてなぜか半蔵門線に乗ってしまい、青山一丁目へ。
慌てて銀座線で戻ろうとしたら、当然のように浅草行きに乗車、着いた駅は永田町。
表参道からすぐ隣の駅に行くだけなのに、列車に乗るたびに目的地から遠ざかる……。

どうにか外苑前に到着。
17時開場、18時開演と聞いていたので走って会場へ。
いつもは行列のできている会場前に誰もいないので扉を開けたら受付の人に「会場は18時です」と言われる。

しばらくして列が扉の外に出来てきて並んでいる人に聞いたら、
「昨日だか一昨日だかに急に開演時間と開場時間が変更になった」
のだそうだ。

さて、開場。
(再び変更があって、18時5分の開場だった)
入場料は無料ということだが、中へ入ると「600円です」と言われる。
金を渡したらドリンクチケットを渡されたので、どうやらこの600円はドリンクチケット代であったようだ。

チケットで烏龍茶を頼み、ついでに店のオリジナル料理だという飯の上に肉の乗った料理(600円)を注文。
これが意外と美味だった。

ライブ開始。
最初に舞台に上がって来たのは女性2人組で、ホラーっぽい演出でゾンビダンスみたいなものを踊り出した。
彼女たちのファンは多いらしく、カメラを構えて舞台のすぐ前に立たれるのでこっちも立ち上がっての見物。
開店15周年記念イベントだとかで、いろんなバンドが代わる代わる登場し、藤岡藤巻は最後に登場。

舞台に上がる前に打ち上げをやると言って飲み始めた藤岡藤巻の2人、私を見て、藤巻さんが宇宙犬作戦の話をしてくれた。
興味深い話だったので、
「続報があったら、連絡してください」
と言って名刺を渡す。

すでに酔っ払っている藤巻さんのMCで、酔っ払いの愚痴めいたトークのあと、1曲目は「いいよな、若くて」。
2局目はドレミの歌を短調に変えたパロディソング「ラシドの歌」。

そして最後は放送禁止ソング「俺たちの主張」。
歌詞を縦読み(?)にすると放送禁止用語になっているという歌で、コーラスでその部分のみを叫ぶというとんでもない歌。

青山の上品なお客さんたちは、まさか歌手が舞台の上でそんな下品な言葉を叫んでいるとは思わなかったようで、歌の意味が
わからない。
仕方なく藤岡さんが「コーラスのみ」の指示を出し、ようやく意味が理解されたものの、客席は完全に引いていた。
そりゃそうだ(笑)

舞台を降りて来た藤岡さんに、
「まさか締めにこの歌を歌うとは思いませんでした」
と言うと、
「藤巻が決めたんだ。私は止めたんだよ」
とのこと。

帰りがけに扉の外に出たら、キーボードの羽生さんがタバコを吸っていて、顔を見るなり、
「すみませんでした」
と謝られる。

周囲の別の出演者に、
「ありがとうございましたじゃないんですか?」
と言われて、
「いやもう、あんな歌をすみませんでした」
と、繰り返していたが、悪いのはあなたじゃないよ、羽生さん。

帰宅。
帰り道があまりに寒かったので帰宅と同時に風呂に入り、体を温めてから、寝る。

2019年10月15日(火)
朝。
テレビで、午前6時過ぎに武蔵境駅で人身事故が発生した関係で、中央線快速が運転見合わせ中だと言っていた。
西武線も、6時10分過ぎに野方ー都立家政駅間で人身事故が起き、新宿線と拝島線が運転見合わせだとか。
(最近、人身事故が多いな)

出勤。
案の定、列車の遅延で遅刻して来た人がいた。

今日は、うちのチームは私だけ。
部屋を独占して広々と使えるので大変に快適なのは良いが、本日、異動して来る予定だった人はどうなったのかと気になって
会社の人に聞いたところ予定が変更になったようだ。

で、予定していた人員が確保できないので取得予定だった私の休暇が消滅。
前日のライブで夜中まではっちゃけようと、チケットを予約していたのに。
(ライブ……どうしようかなあ)

定時で退社。
渋谷駅に着いたら、西武線直通だったはずの副都心線が池袋行きに変更になっていた。
16時4分頃に清瀬駅で発生した人身事故の影響だそうだ。
(本当に、人身事故が多いな)

その「池袋行き」に乗車。
各駅停車なので『モリアーティ』(アンソニー・ホロヴィッツ 駒月雅子訳 角川文庫 Kindle版)をゆっくり読む。
シャーロック・ホームズの「最後の事件」の直後に起きたという設定の事件の物語。
モリアーティが死んでいるのはもちろんのこと、ホームズもなかなか出てこないし、語り部もワトソンではないという異色の
ホームズ・パスティーシュ。

地下鉄の方は、新宿三丁目に到着した辺りで、気がついたら電車の行き先が「千川(池袋の2つ先の駅)」になっていた。
無事帰宅。
明日は普通に電車が走ると良いな。

風呂に入って、寝る。

2019年10月14日(月)
体育の日で祝日。

ニュースを見ると、台風19号後の復旧には、まだまだ時間がかかりそうな様子。
総務省消防庁によると、本日13時の時点で、死者20人と行方不明者13人、負傷者192人が確認されているそうだ。

台風の最終はアクセスの集中とかで開けなくなっていたハザードマップが、いまさら開けるようになった。
我が家の周辺は比較的安全な地域であるらしい。
(昔は結構、危険な場所だったようで、古くからある住宅には床が高い家をよく見かける)

夕方。
2号くんが来る。

2号くんが1号くんと電話で話していたので、途中で変わったら、
「台風の時に川の水が増水したとかで緊急速報が来たので避難しようと避難所の場所を確認したら、増水しているという川の
向こう岸だったので避難を止めた」
という話をされる。
本日のポイント1)避難するときには経路の安全性も大事。

1号くん、
「この間、風邪を引いたので薬局でセシオンハイという薬を買って飲んだら、とても気分が良くなってハイになった」
とのこと。

(風邪薬を飲んで気分が良くなるのは普通だと思うが……ハイになる???)
と、念のためネットでセシオンハイの注意書きを検索したら、副作用に〈興奮〉と書いてあった。
本日のポイント2)薬を飲む時には副作用に注意。

夜。
7時のニュースは、台風による河川の決壊についてと被災地の後始末の話題。
こう自然災害が続くと、復旧する前に次の災害が起こって、だんだん街が壊れているのが常態化するのではないかと心配にな
って来るな。

さて、明日は仕事。
風呂に入って、寝よう。

2019年10月13日(日)
台風一過の好い天気。
なんか勢いがついてコロッケを食べて続けていたら胸焼けがして来た。

午後。
特に外出する用もないので、Twitterを眺めていたら「台東区が避難所からホームレスを締め出している」という話が話題に
なっていた。
問い合わせをしたら「台東区民だと証明できないと避難所には入れられない」と言われ、台東区に住民票がないホームレスは
避難所まで逃げて来ても中に入れないという回答があったのだとのこと。

念のため「台東区」がどういうところか知らない人のために説明しておくと、「山谷(サンヤ)」という有名なドヤ街のある
地域のこと。

「台東区、酷い」ということで散々に叩かれていたのだが、私も一応は役人の子なので、役人のために少し弁護させて貰うと
恐らく「台東区民だと証明できないと避難所には入れられない」というのは、あくまで建前であって、実際の現場では、逃げ
て来たホームレスを避難所から締め出すなんてことはやっていなかったと思う。

これはたぶん気の荒いドヤ街の連中が何らかのトラブルを起こした際に「そういうことをするようなら出て行ってもらいます
よ!」と言うための切り札として「出て行ってもらうことが可能であるという法的根拠」を残しているということなのだと思
うのだ。
つまり問題が起きた際の脅し文句の根拠として「本来ならば、台東区民だと証明できないと避難所には入れられないところを
好意で入れてあげている」という形を取っているということなのじゃないかな。
(まあ「ドヤ街の連中は気が荒い」というのがそもそも偏見なのだと言われればそれまでなのだが)

ただ気をつけないといけないのは、そうした裁量が現場の役人に委ねられているという点で、役人の中にもたまにアホな奴が
いて、自分より弱い者に対する大きな裁量権を与えられるとはしゃいで乱用する輩が出現するので、その点には注意。

夕方。
BSで「いだてん」を観る。
評判の良いドラマなのだが、タイミングが合わなくて視聴できていなかった番組。

今回は、物語の語り部である古今亭志ん生(ビートたけし)の若い頃(森山未來)の話。
このドラマの第1回目に、ひとりの青年(神木隆之介)が「志ん生の富久は絶品」と書いてある絵葉書を手に、志ん生の家に
やって来たというエピソードがあるのだが、その絵葉書が書かれた経緯が、今回でようやく語られる。
たまたまかなりの「当たり回」を観たのだろうか?
すごく良いドラマだった。

番組が終わって、次に始まったのがドキュメンタリー枠でのドラマ。
「東京ブラックホール II 」
NHKのアーカイブと画像合成の技術を使って1964年にタイムスリップした青年を通して、あの時代の「暗部」を描いた
作品。
こういう「最新技術を使った実験的ドラマ」は、しばしば茶番に終わることが多いのだが、このドラマはその辺がしっかりし
ていた。
(「有り得ないほど最低な編集者」と「魔法(?)が使える外国人」の存在については、この際、目をつぶろう)

こういうタイムスリップものだと主人公が別の時代ですんなり社会に溶け込んでしまうと言う部分が往々に不自然になりがち
なのだが、このドラマでは主人公が「日雇い労働者」という設定になっている。
もともとが日雇い労働者なので、1964年に行っても日雇い労働者としてスムーズに溶け込める。

その彼の目から見た1964年の暗部。
オリンピックに間に合わせるための無理な工事のために犠牲になる日雇い労働者たち。
安全面を無視した工事のせいで事故に遭い、死亡したり重い障害を負った者が続出したことがドキュメンタリーの映像で語ら
れる。

そして、当時の世論調査。
東京オリンピックに関心があった割合は、1964年春の時点で2%台。
これには驚いた。

「東京の魔女」と称えられた女子バレーボールチームは、当人たちの希望を無視して無理やり出場させられた人々だった。
この話は、最近ちょっと聞いたかな?

興味深かったのは、当時制作されたもののお蔵入りになっていたというドキュメンタリー・フィルム。
「東京で暮らす人の多くが地方出身者」という内容が、東京の輝かしいイメージを強調したかったスポンサーの意向に合わな
かったというのが、お蔵入りの理由らしい。
(つまり、製作したのは民放か?)

ちょっと前にNHKで放映された「ひよっこ」という、「東京に出て来てウェイトレスになった少女」を描いた連続ドラマが
あったのだが、ドラマと違って実際の「地方から東京に出て来たウェイトレス」は、毎日の長時間労働でヘトヘトになるまで
働かされ「仕事が終わったらお風呂に行って寝るだけ」の生活を送っており、ドラマのように仕事が終わってから遊びに行っ
たりはできなかったようである。

1964年には、私も生まれていたことは生まれていたが、さすがにまだ記憶はない年齢。
ただ、大気汚染や水質汚染等の、いわゆる公害問題はリアルタイムで知っている。
あの頃の川の水は汚く「光化学スモッグ警報」なんてものが存在していたのだ。

ドラマパートで、外国人がバーで飲みながら日本人を馬鹿にして笑うシーンがあったが、実際に当時の日本は外国人に馬鹿に
されているのを自覚しつつ、なんとか馬鹿にされまいと懸命になっていたのだよな。

ほろ苦くも懐かしい気持ちにさせられる良い番組だった。
寝る。

2019年10月12日(土)
台風が来た。
風雨の音が激しい。
不要不急の外出は避けつつも、とりあえずコロッケは手に入れた。(^^;

(台風の日にコロッケを食べるという風習は、いつごろ誰が始めたもので、どういう効果のあるまじないなんだろうか?)
と、ネットで検索したら、2001年8月21日に2ちゃんねるの台風実況のスレッドに書き込まれた〈念のため、コロッケ
を16個買ってきました。もう3個食べてしまいました〉が最初らしい。
効果としては……心が和む???

コロッケは冷めても美味しく食べられるし、子供にも人気のおかずなので、台風でガスや電気が止まってしまったときに便利
なので主婦の間にも「台風に備えてコロッケを買う」という人が増え、店の側でも台風になるとコロッケが売れるから増産す
るようになったのだということかな?

……アホなことをやっていたら、いきなり携帯が鳴って、豊島区からの緊急速報。
〈警戒レベル3 避難準備・高齢者等避難開始を発令〉

まだ「避難準備」の段階なら、下手に動かない方が良さそうだ。
様子を見ることにして、ひとまずコロッケを食べる。

午後。
川の近くに住んでいる知人が「水位が上がった」「避難所に行った」等をSNSに書き込み始めた。
コロッケが美味。

『モリアーティ』(アンソニー・ホロヴィッツ 駒月雅子訳 角川文庫 Kindle版)をアマゾンで買って読む。
台風で外に出られないので、部屋で本を読むしかない。

午後3時。
コロッケばかりだと胃にもたれるので、そうめんを茹でて食べる。

Twitterを覗いたら「川辺の家が台風の被害に遭ったのは民主党政権で蓮舫さんがスーパー堤防を仕分けしたせいだ」という
趣旨のTweetをしている人がいた。

「スーパー堤防」というのは、「川の周辺地域の町を取り壊し、その辺り一帯に盛り土をして堤防の働きを持たせる」という
アイデアのこと。
だから、もしもスーパー堤防のアイデアが実現していたら台風の被害以前に川辺の家そのものがすでに取り壊されてなくなっ
ていたことになるのだが???

どうも「スーパー堤防」を「大きな堤防」か何かと勘違いしている人がいるようだ。
何かに賛成や反対の意見を述べること自体は自由だと思うが、とりあえず自分が何に賛成・反対しているのかぐらいは調べて
おいた方が良いと思うぞ。

夕方。
部屋が揺れ出す。
そんなに強風が吹き出したのかと思ったら、地震だった。

 時刻:18時22分頃
 震源:千葉県南東沖(北緯34.7度 東経140.7度)
 深さ:約80km
 規模:マグニチュード5.7
 最大震度:4(千葉県鴨川市)

テレビのニュース画面が、台風速報の外側に、さらに地震速報というわけのわからない表示になっていた。
コロッケがなくなったので、シャワーを浴びて歯を磨こうと風呂場に行ったら、煙突から吹き込む風で途中でガスが消えてし
まった。
しかたがないので、水を浴びる。

夜。
BSで「八つ墓村」を見始めたら、しばらくしてまた携帯に緊急速報が入った。
落ち着いて殺人事件を楽しめる気分じゃなくなったので、チャンネルをニュースに切り替える。
こういう「怖い」系のドラマは、テレビ画面の外側に安定した日常があってこそ楽しめるものだと思う。

Twitterを見てから寝ようと思ったら、
いま日本に災害が多いのは、先の天皇の退位から新天皇の即位(の儀式)までの空白の時間に当たるので国を守る結界が破れ
た状態にあるから……という流言がTweetされて来た。
(何か起こると、すかさずこの手の話を流布する輩が沸いて出るのだなあ)

寝る。

2019年10月11日(金)
台風接近中だそうだが、雨も降っていない。
普通に仕事に行く。

いつも早めにやって来る同じチームの女性が、珍しくギリギリに来たので不思議に思ったら、
「体調不良で、途中駅で2度も下車したので」
とのこと。
いつもは髪を後ろで縛っているのに、今日は下ろしていた。
体調不良だと、髪をゴムで引っ張られるだけでも辛いとかだろうか?

普通に仕事。
意外と捗ったので、彼女は作業量調整を理由に早退することに。

そして私は定時で退社後、空想小説ワークショップがあるので池袋へ向かう。
バスの中で流れていたニュースによると、どうやら和田誠氏が亡くなられたらしい。
ご冥福をお祈りする。

ワークショップの前に、教室のすぐ外の喫茶室で軽く食事。
(ふと、台風で講師が来られなくて講座は中止とかはないよな?)
と、不安になり、食事を終えたら確認してみようかと思案していたら、店の窓越しに講師の浅暮さんに声をかけられた。
(よかった。講座は普通に行われるようだ)

10月からの講座には、カモちゃんが久しぶりに参加。
放課後に外に出るとまだ小雨の状態だったので、そのままみんなで飲みに行く。

Z間さんから電話があって、
「今日は台風だから、みなさん飲んでいませんよね?」
と言うから、
「いや、もちろん飲んでいるよ」
と答えたら、店までやって来た。
「講座は受講するんでしょう?」
と、聞いたら、
「この間の変な人が来るのなら嫌です」
と言うので、
「アレはもう来ないから、大丈夫」
と答えて安心させる。

帰宅。
明日の森下唯ピアノコンサートは、延期になったようだ。
(唯さん、雨男なんだよなあ)

池袋の西口で傷害事件が起きたらしい。
(傷害事件程度でニュースになるなんて、池袋の治安も良くなったよなあ)
と、感じてしまう私はおかしいのだろうか?

寝る。 

2019年10月10日(木)
朝のニュースで、ノーベル賞を取ったという人が記者会見をしている映像が映った。
Twitterの下馬評にも上がっていた「リチウム電池の人」で、当人も期待して待っていたという雰囲気。
取る来ていた人が取ったという順当な結果であったようだ。

出勤。
仕事が減って辞める人が増え、本日出勤したのは全体で5人だけ。
契約した勤務日数分だけ仕事を見つけて働かせてくれているという感じ。

書庫の外で入力作業をしていたら、
「細かい仕事を大変ねえ」
と、掃除のおばさんたちに同情される。

昼休み。
電話でメンサ・テスト合格者の会のための会場予約。

午後。
営業の人が地下に降りて来て、
「今日は渋谷に外国の偉い人でも来ているのかな。外務省の旗を立てた車が外に並んでいた」
と言うので、帰りに手荷物検査でもあるかと期待してみたが、夕方に表に出た時には何もいなかった。

帰りに予約した会場の使用料を支払いに行くついでに床屋で髪を切ることにした。
いわゆる千円床屋(正確には今は1200円するが)。

店に入ると嫌な予感。
私を担当した理容師の髪型に見覚えがあったのだ。
前髪と両サイドの髪を直線的に切った独特の髪型。
前にもこの髪型の人に髪を切られたことがあって……

さて席に着き、髪型についての注文を具体的に伝える。
前髪の長さ、両サイドの長さ、そして後ろ髪の長さ。
これだけ伝えておけば、大抵はそうイメージとかけ離れた髪型にはならないはずなのだ……普通は。

理容師、申し訳程度にハサミを入れると、やたら私の髪をなでつけ始める。
繊細なセットか何かの仕上げをするような手つきだが、繰り返すがここは千円床屋なのである。

5分間ほど経過したところで、ついにこちらが口を開く。
「あの、髪を切ってください」
そして理容師がなおも、指先でそっとなでつけ続けている前髪をグイと引っ張って引き下ろした。
上げてあった前髪が下に降りて、元の長さに。
切っていないのだから、当たり前だ。

「切ってください」
と、繰り返す。
切ってくれと言った前髪を横分けになでつけて、それで金を取られたら、たまらない。

すると理容師曰く、
「髪が長くなっていたので、切ってはいけないのかと思いました」
言葉の意味が脳に染み込むのに時間がかかって、とっさに言い返せなかったぞ。(笑)

長く伸びた髪を短く切るのが床屋の仕事じゃないのか?
「ともかく、切ってください」
と、繰り返して、理容師、ようやくまともに髪にハサミを入れ始める。
そして終了……?

(ちょっと待て!)
「この、頭の半分だけパッツンカットになっている髪をなんとかしてください」
と言うと、
「クセ毛なんですね」
という返事。
間違いない、この人は、前と同じ人だ。
カットに失敗して客に文句を言われたら「クセ毛だから」と言い訳したあの女性理容師と再会してしまったらしい。

「この店には何度も来ているけれど、こんなことになったことはないよ」
と言ったら、パッツン部分にすきバサミを入れて、まあなんとか外を歩ける状態に修正してくれた。
ただし「1人10分以内」のはずの制限時間は大幅にオーバーしていた。

千円床屋で理容師に文句を言った私が悪いのか?
「髪が長くなっていたので、切ってはいけないのかと思いました」と、ひたすら髪をなでつけ続けた理容師が悪いのか?
店を出た後もしばらく考えたのだが、いまだにこの謎の言葉の意味が分からない。
(長い髪をそのままにしておきたいと思う人間は、普通は床屋に行かないと思うのだが???)

帰宅。
昨夜、CotEditorをアップデートしたら保存したページがブラウザ表示できなくなってしまったので、元に戻せないかと格闘
してみる。
ブラウザを開いて、そこからファイルを開けば可能なのだが、以前はファイルをダブルクリックしたらダイレクトにブラウザ
表示になったのだ。
アップデートで仕様が変わってしまったのだろうか?

いろいろやったがダメそうなので、諦めて、寝る。

2019年10月9日(水)
どうも朝方に地震があったようなのだが、私は寝ていて気づかなかった。
 時刻:4時58分頃	
 震源千葉県北西部(北緯35.8度 東経140.2度)
 深さ:約80km
 規模:マグニチュード4.1
 最大震度は、震度2だったそうだが、私が住んでいる豊島区は震度1だった。

朝。
今朝は良い天気なのだが、日本列島に台風が接近中であるらしい。
もう10月なのに。

出勤。
今日はうちのチームは私1人だけ。
(チーム4人のうち。1人が他の部屋に異動になり、1人が辞めて、1人が休暇を取った)
さすがに1人では無理な仕事もあるので、隣の部屋に応援を頼む。
本は重いので、まとめた量を1人で持つと腰がやばいのだ。

夕方。
帰り支度をしていたら、職場の人が部屋へ来て、
「地震は大丈夫でしたか?」
と、聞かれる。

こっちは揺れたことにすら気づいていなかったので「は?」という反応。
それを見て安心したようで「地下はあまり揺れないのですね」と言って戻って行った。

私の仕事場は地下2階。
そこで書棚や積み上がった本の囲まれた狭い空間で働いているわけで、万一大地震で周辺が崩れて来たら下敷きになって死ぬ
危険性がないわけではないのだな。

帰宅してから地震についてネットで調べたところ、
 時刻:16時48分頃
 震源:東京都23区(北緯35.7度 東経139.6度)
 深さ:約30km
 最大震度:震度3(東京都練馬区)
ということだったので、自宅にいたらそこそこの揺れを感じたのかな?
(豊島区は練馬区の隣の区)

震源地が「東京23区」というのに、少々驚いた。
台風接近中だし、地震は来るし、東京は天変地異が目白押し。
寝る。

2019年10月8日(火)
4日ぶりの出勤。
通勤のお供は『メインテーマは殺人』(アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭訳 創元推理文庫 Kindle版)

職場に着いたら先週で辞めたという人が大勢いて驚いた。
そして、昨日で辞めたという人も。
(勤務終了日がまちまちになるとは、聞かされていたがどういう基準で勤務終了日が決められるのかがよく分からないのだ)

仕事は先週の続き。
図書館資料のデータ入力。
入力作業自体は問題ないのだが、データを入力し終わった本を詰めたダンボール箱を積み上げる作業が、地味に腰に来る。
(次の仕事を探す時には、腰に負担のない仕事を選ぼう)

定時で帰宅して『メインテーマは殺人』読了。
性格がアレな名探偵に自分の捜査に同行してその記録を本にまとめて欲しいと言われた作家が主人公のミステリー。
言うまでもなく、シャーロック・ホームズへのオマージュ作品。

事件は、老女が絞殺された殺人事件。
警察は単純な強盗事件と見るが、その葬儀でとんでもないことが起こり……。

ややネタバレを言ってしまうと、目くらましの要素を取り去って犯行が可能な人間に容疑者を絞ると、そいつが犯人だという
極めて基本に忠実なミステリーだった。

主人公は著者であるアンソニー・ホロヴィッツ自身という設定で、コナン・ドイル財団公認のホームズ物である『絹の家』を
書き上げた直後の物語ということになっている。
ホロヴィッツは実際に『絹の家』というコナン・ドイル財団公認のホームズ物を書いているのだ。

当然のように、『絹の家』(Kindle版)をポチる。
明日からの通勤のお供は、この作品になる予定。

寝る。

2019年10月7日(月)
本日の日経朝刊、1面トップの見出し。
〈出生数90万人割れへ〉
〈推計より2年早く〉

厚生労働省の人口動態統計(速報)の数字による1月から7月まで月の出生数から推定して、今年の日本の出生数が90万人を
割る可能性が高いだろうという記事だ。

〈団塊ジュニア世代が40代後半になり、出産期の女性が減ったことが大きい〉
のだそうだ。
女性の数の減少による出生数の減少なら、今後も子供の数が増える見込みは少ないな。

そしてもうひとつ大きな問題なのだが、現在、給与の少なさから外国人労働者にとって日本は敬遠される働き先らしい。
日本人労働者も減少、外国人労働者も来ない、ではどう考えても労働人口が足りないから、やはりこれはロボットかな?

今日は仕事が休み。
胃の調子がかなり悪いので、ちょうど良かった。

午前中。
部屋で『メインテーマは殺人』(アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭訳 創元推理文庫 Kindle版)を読むことにする。
今回は、ホロヴィッツ自身が主人公という設定のミステリー。
前作『カササギ殺人事件』には、エルキュール・ポワロっぽい探偵が出てきたが、今回はシャーロック・ホームズっぽい探偵
が登場する話のようだ。

午後。
4時過ぎに駅前に買い物に行こうと家を出たら、近所のアパートから妙な音が聞こえた。
警報機のアラームにしては小さな音。

買い物を済ませて戻って来たが、まだ音はしている。
他の通行人も気づいたようで、2人で通りから管理人室の中を伺うが、誰もいない。
(住民の誰かが午前と午後を間違えて目覚まし時計を仕掛けたまま外出した?)
どうでも良いようなことなのだが、なんとなく気になる。

帰宅。
ドトールで買って来たサンドイッチとココアを飲む。
パンが喉を通ったのは、かなり回復したということかな。

明日は仕事なので、夜更かしはせずに寝ることにする。

2019年10月6日(日)
午前中。
Twitterに、新潮社が百田氏の新作をヨイショした人に賞金を出すというキャンペーンを中止したという話が流れていた。
中止した理由はなんとなく理解できるが、謎なのはそもそもなんであんなキャンペーンを始めたのかということ。
新潮社の内部で、いったい何が起こっているのだろう?

午後。
体調はイマイチ。
固形物は受け付けないが栄養は取らないとまずいので、市販のプリンを食べてみる。

夕方。
SF乱学講座。

往きの山手線で席を譲られた。
体調の悪さが顔に出ていたのか?
相当の老人に見えたのか?

会場で受講生のひとりに声をかけられる。
「知人が水戸で落語会を企画しているのだが……」
と、相談を受けたので、
「交通費とか、場合によっては宿泊の費用もかかるけれど、その辺のところは大丈夫か? 落語家さんが着替えるための楽屋
も用意する必要があるのでその部屋代も考慮した方がいい。そして集客のための宣伝費用も考えないと。そもそも誰を呼ぶか
によって客の集まりも違うけれど、ギャラをどう考えているのか?」
と、聞いたら、
「……止めようかな」
という話になった。(^^;

講座はDVDの上映会。
機械の調子が悪くてエンディングの途中で時間切れになってしまったが本編は一応は視聴できた。

内容の中で興味深かったこと。
旧日本兵が「(戦時中に沖縄に駐留していた際に)自分たちがタピオカや豚肉などを主食とする沖縄の文化を見下していたと
いう点を反省すべきだと思う」といった趣旨の発言をしていた。
タピオカは、戦前の沖縄では主食だったのだね。

懇親会。
心配していたのだが、ビールとエビチリは無事に喉を通った。
(ビール、最強!)

食事をしながら、旧日本軍は、なぜ負けると分かっている対米戦争に突き進んだのかという話題になる。
「陸軍は海軍がなんとかできる、海軍は陸軍がなんとかできると思っていたとか?」
「そもそも日本軍は横の連帯が悪すぎた。なんで軍隊同士がこんなに連絡が取れなかったのか?」

ちなみに、私は……
明治政府が出来た当時、新政府にとって一番危険な相手とは旧幕臣だった。
つまり、政府は武力を持つサムライ(軍人)が連携して幕府を復活させることを最も警戒していたのだ。
だから軍人同士が横の繋がりを持たないように国家のシステムを構築した。
このシステムが対外戦争の際に、日本軍のウィークポイントとなってしまった。
……のではないかと考えているのだが。

帰宅。
そのままぶっ倒れて、寝る。

2019年10月5日(土)
〈承前〉
気がつくと午前2時を回っていた。
眠った記憶はないのだが、目覚めた場所が布団の上だったのだから、普通に寝たのだと考えれば良いのかな?
体がだるくて起き上がれない。
いずれにせよ、こんな時間に起き上がってもやることもないので、そのまま寝る。

朝。
目を覚ます。
全身が痛い。
立ち上がるのが困難なので、朝食はパックのコーヒー牛乳のみ。(ストローを差して飲めるやつ)

朝刊の一面に、
〈香港「緊急条例」を発動〉
という見出し。

香港「緊急条例」とは、正式には「緊急状況規則条例」と言い、行政長官が公共の安全に危険が及ぶ緊急事態と判断した場合
に議会の同意なしに適用できるというもの。
状況に応じてインターネット通信の遮断や出版物の検閲、逮捕や勾留、人や貨物輸送の管制、輸出入などの経済活動の制限も
可能になるので、運用によってはかなり危険な条例であると思える。

午後。
横になったまま『カササギ殺人事件』を読む。

昼。
固形物が飲み込めないので、昼食は練乳アイスで済ませた。
(これでカロリー的には十分過ぎるぐらいのはず)

正午。
意識が遠のいて何度も電子ブックを顔の上に落としかけ、危険なので本を読むのをやめて目を閉じる。

再び目を開けると午後3時になっていた。
全身の痛みは変わらず。
ロキソニンを2錠飲む。

Twitterを覗いたら、新潮社が叩かれている。
なんでも新潮社のTwitterアカウントで百田尚樹氏の『夏の騎士』をほめちぎる読書感想文を募集するとの告知があったのだ
そうだ。

「夏の騎士ヨイショ感想文」で「百田先生を気持ちよくさせた20名の方に、ネットで使える1万円分の図書カードを贈呈」
するという内容だとかで、実際にTwitter上でその告知を探して見てみたら、金ピカに加工した百田氏の画像とともに確かに
新潮社のTwitterアカウントでつぶやかれていた。

金ピカに加工した百田氏の画像からは、むしろ百田氏をバカにしている印象を受けたので、もしかして、百田氏の担当者が、
ストレスのあまりキレてしまい「もう嫌だ! 誰か俺の代わりにあのバカをヨイショしてやってくれ!」と、悲鳴を上げたの
ではないかと考えてしまったな。

……薬が効いて来たので、読書を再開。
『カササギ殺人事件』上巻(アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭訳 創元推理文庫 Kindle版)を読了。
探偵が家政婦を殺した犯人の名前を口にしたところまでで、この犯人は私が想像した通りの人物だった。

さて、下巻へ……
この小説は、冒頭で編集者が担当する作家から送られて来たミステリー小説「カササギ殺人事件」の原稿を読み始めるところ
から始まり、あとはずっとその「カササギ殺人事件」という劇中小説がそのまま綴られる構成だった。

そして下巻の頭で、再び編集者のパートに戻り、送られて来た原稿の最後の部分が欠落していることに気づくというわけだ。
つまり「探偵が家政婦を殺した犯人の名前を口にしたところ」で、その後が分からないという話。

これでは本として出版できないので、編集者は作家に連絡を取ろうとするがそこで作家の急死を知る。
作家の館にある高い塔からの転落死で、編集者は上司である社長から、実は作家からの遺書を受け取ってるという話を聞かさ
れる。

編集者は小説の最終章を手に入れようと作家の家に赴いて作品の下書きやメモを探すが、なぜかこの作品に関するデータだけ
がきれいさっぱり消え去っているのだ。
編集者は、この不自然な状況に疑問を抱く。
作家の死は、本当に自殺だったのだろうか……?
……というわけで、ここからは「カササギ殺人事件」を書いた作家の不自然な死を巡るミステリーの話となる。

このミステリー作家殺人事件のパートによって「カササギ殺人事件」の世界が、私にとって懐かしくも居心地良く感じられた
理由も分かって来た。
作中作である「カササギ殺人事件」はアガサ・クリスティーへのオマージュとして書かれたという設定になっているのだ。
だから「カササギ殺人事件」は、クリスティー・ファンの私に懐かしく感じられたのだね。

夜。
『カササギ殺人事件』下巻(アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭訳 創元推理文庫 Kindle版)を読了。
家政婦は、やはり私が想像した通りの方法で「殺されて」いた。
(そしてこの作品がアガサ・クリスティへのオマージュだと考えると、殺人の動機は「あの作品」をヒントにしている)

作者のアンソニー・ホロヴィッツは、デヴィッド・スーシェ主演のテレビ・シリーズ「名探偵ポワロ」の脚本家だそうだ。
この作品の構想は15年前から温めていたそうだ。

これは私の想像だが、ホロヴィッツ氏が書きたかったのは、実は自分のオリジナルのポワロだったのではないだろうか?
ポワロ・シリーズと「カササギ殺人事件」は、
 ベルギー生まれの名探偵エルキュール・ポワロ→ドイツ生まれの名探偵アティカス・ピュント
 探偵の助手のアーサー・ヘイスティングス→探偵の助手のジェイムズ・フレイザー
 ジェームズ・ジャップ主任警部→レイモンド・チャブ警部補
という具合に、登場人物をきれいに置き換えられるのだ。

長年、ポワロ・シリーズの脚本を書いて来たなら、ちょっとこのシリーズのオリジナルも書いてみたい気持ちになるというの
は自然なことだろう。
でも、さすがにそれはアレなので「アガサクリスティへのオマージュを書いた作家の作品」を、作中作として書くことを思い
ついたのではなかろうか?

感想。
普通に面白かったが、主人公である担当編集者は気の毒だったと思う。

私がこの人の立場だったら(この人ほど善良でも正義感に溢れている人というわけでもないので)シレッとして社長の椅子を
GETしてから普通に警察に通報し、「カササギ殺人事件」の完全版を出版して事件を宣伝に利用したかも知れないなあ。

寝る。

2019年10月4日(金)
朝。
何か顔に違和感を感じ、風呂場の鏡を覗いたら唇が辛子明太子色になっていた。
赤い絵の具でも塗ったみたいな色。
(刺激物を食べたわけでもないのに、どうしたのだろう?)

雨。
傘を差して出勤。
バス停から職場の建物までが徒歩30秒ほどなので、街路樹の下づたいに行けば問題ないはず……と、傘なしで走ったら、風
が吹いて葉の上に溜まった水滴がザァッと降って来た。
完全に間抜けである。

出勤。
地下倉庫のダンボールの中に仕舞っていある書籍の整理という、地味に肉体労働。
そしてこういう労働にありがちなことだが、メチャクチャに楽しい!
問題は、肉体的に疲れることかな。

昼。
地下室から上に上がると、晴天。
雨が上がったというより、外が暑そうとう印象。

午後。
仕事中に、自分の内臓の重み(?)を感じるという謎の症状が出て困惑する。

夕方。
定時で家に帰るが、アパートの階段を上ろうとして、脚が持ち上げにくいことに気づく。
というか、全身の関節が痛い。
全身の皮膚がヒリヒリする。
(風邪か?)

両足で体をさせているのが困難になって来たので、畳の上に敷いた布団の上に横になる。
意識が遠のいて来る。
体の下から全力で毛布を引っ張り出して、どうにか体を覆うのに成功。
朦朧とする中で、部屋の灯りを消すために、電灯の紐に手を伸ばし……
〈つづく?〉

2019年10月3日(木)
朝のニュース。
北朝鮮が、またミサイルを撃ったらしい。
そうしたら韓国が日本に情報を求めて来たそうだ。
で、日本は情報を渡したらしい。

もうちょっと詳しい言い方をすると……
韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相が、北朝鮮が発射した潜水艦発射弾道ミサイルに関して、日韓の軍事情報包括保護
協定(GSOMIA)に基づき日本側に情報共有を要請したことを発表した。
韓国政府は、今年の8月23日にGSOMIAの破棄を日本に通告したが、情報共有は11月22日まで継続されるのだ。

支持率が大事な政治家は、両国ともに反日・嫌韓の派手なパフォーマンスをやりたがるが、現場の軍人・自衛官にとっては、
いい迷惑なのだと思う。
両国政府が対立を煽っている割には、韓国軍と自衛隊は実は仲良しという噂は、たぶん本当なのだろうな。

出勤。
職場の人が、部屋に入って来るなり「ちょっと寝かせて」と言って、そのまま本当に眠ってしまった。
かなりお疲れの模様。

定時まで仕事をして退社。
帰りの電車で「カササギ殺人事件」の続きを読む。
Kindleは、文字サイズを変えられるので、目に優しい。

帰宅。
昨夜は、有楽町線だけでなくJR新宿駅でも事故があったらしい。
あっちこっちで大変だったのだな。

寝る。

2019年10月2日(水)
朝。
出勤途中のバスで、座席に座ったら隣の席の人に、
「心臓病ですか?」
と聞かれる。
違うと言ったら、スマホをいじりだしたので、意味が分かり、
「ペースメーカーは使用していません」
と答える。
まあ、最近のスマホならペースメーカーには影響は出ないと思うけれど、一応聞くのがマナーなのかな?

仕事。
いつになく捗る。
一緒に組んだ人が「あまり仕事が速くないので」と言うのでリフトのオペレーションをセーブしていたら、なぜか終業時刻が
近づいたら彼が急に気合を入れ出して、明日の分に予定していた作業まで終わらせてしまったのだ。
どうやらどこかで彼のやる気スイッチを押してしまったらしい。

ここのところ通勤電車の中ではずっとKindleを読んでいる。
スマホをいじっている人というのは、こういう気分なのだろうか?

帰りの副都心線でアナウンスが流れ、東武東上線が人身事故の影響で遅れているみたいなことを言っていた。
遅れているというより「止まっている」感じなのかな?
駅のアナウンスを聞いただけでは、詳しい状況はよく分からない。

夜。
2号くんと、近所の沖縄料理屋に飲みに行く。

2号くん、初代「仮面ライダー」の第1話を観たとかで、面白かったと言っていた。
「スマホも携帯もない時代に、必要な時にどこからともなく現れる立花さんは、どうやって本郷猛と連絡を取っていたのだろ
うね?」
と言うと、
「立花さんは未来人で、実はスマホを持ってたとか」
って、勝手な設定を作るな!(笑)

店内でずっと三線の音が聴こえていて、CDか何かかと思ったら店長が弾いていたのだそうだ。
ちょっと借りてみるが、独特の形状のバチ(というか爪)の扱いが分からない。
見た目より演奏が難しい楽器のようだ。

帰宅。
ノパソを広げ、先日、シャンソンフェスティバルで聴いた「ミロール」という歌について調べていたら、自分が勘違いをして
いたことに気づく。
「ミロール」をずっと人の名前だと思い込んでいて、娼婦をミロールの知り合いなのだと思っていたのだ。

「ミロール」というのは、日本語で言うところの「ご主人」か「旦那」の意味なのだそうだ。
娼婦が「旦那、寄ってらっしゃいよ」と言う時の、あの「旦那」だ。

ということは、この旦那(ミロール)は、自分の失恋の顛末を見ず知らずの娼婦にまで知られて慰められているわけだ。
なかなか情けない話である。
「泣かないでミロール」と言われても、これは泣きたくなるね。(^^;

寝る前にTwitterをチェックしたら、東上線どころか有楽町線も止まってしまっているらしい。
(何が起きている?)

私が部屋で騒いでいてもしょうがない。
明日にはどうにかなっているだろう。

寝る。

2019年10月1日(火)
朝。
「モーニング・クロス」で香港のデモの話題を取り上げていた。
人権的な側面から、もう少し諸外国が騒いでも良い事件だと思うが。

出勤。
職場の人が、
「いつものようにイートインで食事をしようとしたら、軽減税率のせいで入れなかった」
と言っていた。
イートインで消費する分は、レジで申告しないといけないシステムの店だったらしい。

仕事。
休みで勘が狂ったのか、右手の小指の爪を割り、薬指は関節の皮が剥ける負傷をしてしまう。
ハードカバーの大型本は凶器。

帰りの電車。
『カササギ殺人事件』(アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭訳 創元推理文庫 Kindle版)の続きを読む。
いよいよ名探偵が登場して来る場面。

夜。
7時のニュース。
NHKでは、香港のデモで負傷者が出たということに軽く触れた他は、消費税の話題ばかり。
ネットで詳細を確認したら、警官に撃たれたデモ参加者が命に関わる重傷を負ったのだとのこと。
撃たれたのは左胸なので、脚ではなく胸を狙った警官には殺意があったと、デモ隊側が主張しているらしい。
(どうなるのかな、香港?)

2号くんが来て、
「近所のドラッグストアでトイレットペーパーを買おうとしたら売り切れだった」
という話をする。
増税前の駆け込み需要がどうのと言っていたが、実際に庶民が買うのはその程度の価格の商品なのだろうな。

なぜか『源氏物語』の話になり、
「源氏物語絵巻はエロいので、夜中に布団を被って読むのにいい」
と、2号くん。
源氏物語絵巻を、そういう読み方をする人間は珍しいと思うぞ。(笑)

……寝よう。

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