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独 り 言 (2019年8月分)
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2019年8月31日(土)
休日。
食欲がいまひとつなので朝食はコーヒーとヨーグルトドリンクのみ。

午前中。
何も食べずに体を休めることに徹する。
人によって違うのだろうが、私の体はどうやら疲れた時に物を食べると消耗する仕様(?)のようだ。

午後。
体調が回復して来たので香川の郷土料理「ナスそうめん」に挑戦。
「ナスそうめん」とは、茹でて水気をよく絞ったそうめんの上に、炒めてめんつゆで煮たナスをつゆごとかけた料理。
(本来はナスと油揚げを使うらしいが、今回は疲労回復を狙って油揚げの代わりに豚の薄切りを使ってみた)

普通に喉を通る。
しかも美味。
ナス、最強!

夕刊。
全国最大の読書感想文コンクールである「青少年読書感想文全国コンクール」では、電子書籍の感想文を受け付けていないと
いう記事が載っていた。
規定で、読んだ本は「紙媒体に限る」とされ、応募票に本の発行所や発行年と共に「本のサイズ」を記入しなくてはならない
のだそうだ。
(感想文に必要なのか、本のサイズ?)

記事には、
〈電子書籍を拒むのは「ウェブ上で随時内容が更新される可能性があり、応募者が読んだ内容や引用部分を特定するのが難し
い」(事務局)〉
と、理由が説明されていたが、電子書籍とブログか何かを混同していないか?
いま手元にある電子書籍「レッドスーツ(Kindle版)」で確かめてみたが、ちゃんと電子書籍版の発行所や発行年が記載され
ていたぞ。

さらに、
〈白百合女子大の河野順子教授(国語教育)は「子供たちには紙の本に書き込みながら考え込む経験をしてほしい」と一定の
理解を示す〉
とも書いてあったが、その理屈なら図書館で借りた本もダメじゃん。

記事を読んだ感想を言わせてもらうと、事務局側が電子書籍について不勉強で、よくわからないので対応できないから禁止に
してしまっているという印象を受けたな。

夜。
1号くんがイワシを持ってやって来たので、イワシの塩焼きを食べて、寝る。

2019年8月30日(金)
大雨。
セロハンテープで貼り付けたスニーカーの靴底がやや心許ないが、仕事があるので家を出る。

今日はリフトのオペレーターが休みなので、私が代役。
慣れない仕事なので、ゆっくりやろうかと思っていたら、上司が「応援」をよこしてくれた。
リフトで本を運んで入力するという業務の流れなのだが、応援にと増員されたのは、入力の方の人員。(^^;
結果、私がてんやわんや。

午後。
書類の文字が細かくて、私のハズキルーペが大活躍。
交代で借りに来られたので、自分で買うように勧めてみる。
(私は別にハズキルーペの回し者ではない)

携帯電話が鳴ったが、仕事中なので即切り。
見慣れない番号だった。

夕方。
定時まで仕事をして帰ろうとしたら、
「本当に今週は1週間、お疲れ様でした」
と、周囲から労われる。
(月曜から金曜までの5日間、9時から5時まで仕事をしただけでこんなに労われる年齢になったのか……)

帰り道。
傘が壊れていることに気づいた。
(石突が取れてなくなっていた)
なんか、いろいろと凹む。

帰宅してから昼に携帯にかかって来た電話番号をよく確認してみたのだが「+888」から始まる番号だった。
ウィキペディアには「888」は、「災害・救済のための情報通信のために割り当て」と書いてあったが、別のサイトでは、
「中国語での自動音声」となっている。
(結局、何だったのだろう?)

ニュース。
「逃亡犯条例」撤回を求めるデモが続く香港で、2014年の雨傘運動の学生リーダーだった人たちが逮捕されるという事件
が起きたそうだ。
(香港は今後、どうなるのだろうか?)

寝る。

2019年8月29日(木)
目覚める直前に見ていた夢を、起きた後でも覚えていた。
初めて行く電気屋で冷蔵庫を買おうとしている夢。
電気屋であったはずの建物が、なぜか家具屋に変わってしまう。
「行こうとしている場所が別の場所に変わる夢」は、子供の頃からよく見る悪夢のパターンなのだが、自分がなぜこんな夢を
見るのかが毎回わからない。

さて、朝のニュース。
九州の方では豪雨で大変な被害が出ているようだが、東京は晴天。
今日は暑くなるそうだ。

いつものように出勤。
普通に仕事をして、夕方、定時で職場を出たら目の前をバスが通過。
上り坂をバス停までドタドタ走って追いかけるも追いつくはずもなく、1台逃す。

次のバスを待っていたら、見知らぬ女性に、
「足が速いですね。何か走るスポーツでもやっているのですか?」
と、謎の質問をされる。
どう考えても私の足が速いということはあり得ないのだが???

帰宅。
風呂に入ってから「ダークサイドミステリー」で、ディアトロフ峠事件の特集を観る。
ソ連時代のロシアで、「死の山」と呼ばれる雪山で、若者9人が遭難した事件。
番組では「自然現象」と「旧ソ連の陰謀」のどちらとも取れる含みを持たせるまとめ方をしていた。

明日も仕事なので、寝よう。 

2019年8月28日(水)
テレビの天気予報で、今日は雨だと言っていた。
靴底がとれかけたスニーカーが心許ないので、ボンドとセロハンテープで補修して出勤。
幸い、雨が降ったのは日中だけで、行きと帰りは無事だった。

夜。
NHKの「クローズアップ現代」で、ギフテッドの問題が取り上げられていた。
数学の話をしているギフテッドにツッコミを入れているスタッフの声が、揚げ足取りのように聞こえて地味に不快。

学校で提出物を早く提出しすぎて教師に睨まれるなど「ギフテッドあるある」が紹介されていたが、「問題があるんですね」
で終わってしまって問題の解決への議論まで話が進まなかったのは残念。
まずは問題の存在を認識するところからなのだろうな。

ギフテッドの教育が、精神面のサポートからだと説明されたアナウンサーの「能力を伸ばすということではないんですか」と
いう反応は、普通なのかもしれないが、ややガッカリする。
いろいろ大変なんだという例がさんざん説明されていたのに、そういう感想になるのか?

アメリカでギフテッド教育を行っているヌエーバスクールの教師が出演していた。
日本にも、そういう教育機関があると助かる子供もいるだろうなと思う

さて、明日も仕事だ。
そろそろ寝よう。

2019年8月27日(火)
明け方に、会社員になった夢を見た。
(会社に行かなきゃなー)
と思ったところで目が覚めた。
……会社に行かなきゃ。(^^;
(夢から醒めたら見ていた夢と同じ状況というのは、夢として役に立っているのか?)

起き上がると、喉が痛い。
どうやら本の埃でやられたらしい。
かなり腫れているようなので、ロキソニンを飲む。
だいたいの炎症は、これでなんとかなるはず。

出勤。
仕事はいつもと同じ。
携帯電話にメールが届いたので休憩時間に読んだら、昨日の「独り言」の「本の高さが50センチ」というのは何かの間違い
ではないかという問い合わせだった。
マジでその大きさの本が存在するのだよ。
(私も見て驚いたが)

喉の痛みは朝のロキソニン1錠で特に問題なく1日を過ごせた。
定時で帰宅。
「本を取り出してページを開いてデータ入力するだけの作業」で腰と膝をやられたのか、畳に座った状態から立ち上がるのが
やや困難。
毎日ヒンズースクワットをやっているのと似た状態なので、脚の筋肉が鍛えられれば普通に戻るはず。

喉をよく洗ってから、寝る。

2019年8月26日(月)
朝。
ニュース。
G7サミットで初の首脳宣言見送りの模様だそうだ。
サミットもまとまりのない感じになってきたな。
そろそろ別の枠組みでの国際協力を考える時期じゃないかなあ。

出勤。
今日は本来は休みのはずだったのだが、諸般の都合で会社に行く羽目になってしまった。

駅までの道を歩いていて、スニーカーの靴底が取れかかっているのに気づいた。
まだ靴が口を開けるまではいかないが、バイト代が入ったら新しい靴を買おう。
(履いている靴が壊れやすいことと、体重は関係ないよな?)

バスの中でニュースを観る。
香港で警官がデモ隊に実弾を発砲したそうだ。
人道的見地から、外国がもっと何か言っても良いと思うのだが、アメリカの大統領は金の絡まないことには興味がないのか?

仕事。
基本的にやることは、先週と同じで書籍のデータをPCに入力する作業なのだが、1冊の高さが50センチ以上ある本なので
ページをめくるだけでもいい運動。
ヒンズースクワットをやっている感じで7時間。
(でも、たぶん痩せてはいない)

帰宅。
両脚が筋肉痛になっている。
風呂に入って寝よう。

2019年8月25日(日)
今日はメンサ・テスト合格者の会の月例会。
家を出て会場近くに着いてから電話を忘れたことに気づく。
私は受付で手続きをしなくてはならないので他の人に頼んで部屋まで電話を取りに行って貰うが、その人に会場の部屋番号を
伝え忘れてしまった。
おまけに相手の電話番号も不明。

仕方がないので、iPod touchのLINEアプリでその人の電話番号を知っている人に電話して、伝言を頼む。
携帯電話かを忘れてもLINE通話で連絡ができるのは便利だと再確認したで、スマホに変えるのはやめよう。

例会は、まあいつもの通り。
参加者の1人から、
「知人が出版社を始めようとしているのだが」
という話をされたので、
「紙の本は在庫を抱えると保管場所にも金がかかるので、まずは電子書籍から始めては?」
と言うと、
「電子書籍になじまない内容の本なので」
と言われた。
とりあえず、オンデマンド出版を勧めてみた。

終了後は天狗へ
日本の教育水準の低下をみんなで嘆く。
「大学教授の質も落ちて、いまここにいるメンバーが代わりに講義を行った方がマシなぐらい」
だと言う人までいた。
(そこまでひどいのか?)

少子化と人口減少の話で、明治維新の頃に、徳川家と共に約7万人が駿府へ移住した他、武家の奉公人が約10万人、町人も
2〜3万人が横浜等の他の地域へ移住したのだということが、勝海舟が編集した『吹塵録(すいじんろく)』という本に書い
てあるという話が出た。

ふと思ったのだが「江戸しぐさ」というデマの中の「勝海舟が〈江戸っ子狩り(※)〉から江戸っ子たちを守るために彼らを
地方に移住させたという話の元ネタは、この本か?
(「勝海舟が編集した本に江戸の人間が地方に移住したと書いてある」が「勝海舟が江戸の人間を地方に移住させた」に変化
してしまったとか?)

※江戸っ子狩り
架空の伝承である「江戸しぐさ」を広めている人たちが江戸末期に起きたと主張するジェノサイドのこと。
彼らの主張する「江戸しぐさ」が、現実の東京に伝承されていない理由を説明するためにでっち上げた架空の虐殺事件であり
実際にはそんなものはなかった。

夜。
9時頃に帰宅。
ニュースによると、浅間山が噴火したそうだ。
もう、この程度の天変地異では驚かなくなってしまったな。

寝る。

2019年8月24日(土)
朝。
雨は降っていない。

体調は、消化器系がやや不調。
食欲がないので朝食はコーヒー(ミルク入り)とヨーグルト。

午後。
『レッドスーツ 』(ジョン・スコルジー:著 内田昌之:訳 ハヤカワ文庫SF Kindle版)読了。
プロローグで出てきた主役っぽい男がいきなりアレして、アレレと思ったら……(笑)

主人公は銀河連邦の旗艦イントレビット号の少尉。
新人クルーとして乗船したものの、この宇宙船は、何かがおかしい。
不自然に危険に遭遇し、クルーの死亡数が異様に高いのだ。
そして疫病で瀕死の状態になったはずの上官が、なぜかピンピンして現れる。
これは一体?
そして特殊能力を持つらしい謎の男「ジェンキンズ」とは……?

〈以下、ネタバレ注意〉
何を書いてもネタバレになってしまうのだが「宇宙船レッド・ドワーフ号 シリーズ9」を観たことがある人なら「アレか」
と分かるだろう。
(「宇宙船レッド・ドワーフ号 シリーズ9&10」DVDーBOXをまだ買っていない人は、ぜひ買おう)

「終章」は蛇足っぽいなと思って読んでいたのだが、なんと「ジェンキンズの特殊能力」の秘密がここで明かされる仕組みに
なっていた!

ちなみにタイトルの「レッドスーツ」とは、スタートレックに出て来る保安部員の制服のことだそうだ。
保安部員というのは、大勢で出て来て場合によっては名前もなく、ドラマの序盤で犠牲になる役どころ。
内田昌之さんは「エキストラ」と訳していたが、要するに「モブキャラ」のこと。

私は面白いと思ったが、発表当時は賛否両論あった作品だそうで(そりゃ、そうだろう)真面目な人なら「ふざけるな!」と
怒るかもしれないが、ふざけたバカSFを読みたい方にはお勧めできると思う。

寝る。

2019年8月23日(金)
出勤。
雨。

職場の規則でバイトが全員揃うまで建物の中に入れない。
待ち時間にKindleで小説を読んでいたら手に蚊が止まり、慌てて振り払ったらKindleが飛んでコンクリートの地面に着地。
カバーをつけていたから本体に傷はつかなかったが、屋外で電子書籍を読むのは危険かもしれない。

本日は、また新しい作業。
そして、その関係でシフトが変更になって来週の月曜の休みがなくなる。
まあ、特には困らないが。

夕方。
職場からまっすぐ空想小説ワークショップの教室へ。
本日の講義は「葛藤」と「バックストーリー」について。

帰りに先日、教材に使われた「キューティー・ブロンド」という映画を観た人たちの感想を聞く機会があった。
「キューティー・ブロンド」は、実際には聡明なのに見るからに「金髪バカ女」そのものといった外見をした女性が、偏見と
戦って弁護士になるというコメディなのだが……

1)独身男性の感想
「金持ちの美人が自分が差別を受けていると感じる設定に納得できない。自分の恵まれた立場を理解していないヒロインに、
まったく共感できなかった」

2)オタク系女子の感想
「登場した建物の外観が実際のものと異なるのが気になって話の内容が頭に入って来なかった。あの建物の形状は絶対におか
しいと思う」

……作品とは、読者(視聴者)の心を動かして初めて完成品となるのだと考えると、興味深い感想だと思った。

「勝や」で飲んで帰宅。
寝る。

2019年8月22日(木)
朝。
Twitterに流れてきた話では、水道民営化についてのパブリックコメントに、反対意見が多数寄せられたのだとか。
水は生命に強く関わるものなので、慎重に対応した方が良いだろうとは私も思う。

さて、出勤。
駅のホームに着いたところで、昼食を買うのを忘れたことに気づいた。
仕方がないので渋谷で降りてからコンビニを探す。
(なんか、ぼーっとしているな)

午前中。
職場の建物が工事の関係で断水するとかで騒いだが、断水は2時間だけだったようで、気がついたら終わっていた。

仕事は昨日の続きで肉体労働。
昨日と同じ作業は、本日は2人で。
(背筋が鍛えられる作業だな)

定時で帰宅。
脚に筋肉疲労が来ている感じ。

ニュース。
「韓国がGSOMIA(軍事情報包括保護協定)破棄」とのこと。

日韓問題が拗れる理由は、現在、日本でも韓国でも反韓(反日)的なことを言うと政権の支持率が上がるという困った世論が
形成されているからだろうな。
日韓政府ともに相手国と仲が悪いという国内向けのパフォーマンスが止められなくなっている。

本来は、周辺国と仲が悪くなると言うのは「外交的失敗」であるはずなのだが「相手国にガツンと言ってやりました」という
パフォーマンスが国民ウケするから繰り返すというアホな事態に陥っている。

ネットのニュースによると、ブラジルのアマゾンが文字通りの意味で炎上しているそうだ。
地球の裏側の出来事であるせいか、日本ではあまり大騒ぎしていないが気候変動に打撃を与える可能性があるほどの大火災で
あるらしい。
(地球は大丈夫だろうか?)
心配事の種は尽きない。

寝る。

2019年8月21日(水)
雨は降っていないものの湿度はかなり高い。
蒸し暑い朝。

職場である大学はいま夏休み中で、だから図書館の蔵書の整理などをしているわけなのだが、大学内の機械の点検を行うのも
この夏休みの時期。
で、図書館の蔵書の整理(我々の仕事)と、可動式書棚の点検(機械技術者の仕事)のスケジュールが見事にバッティング。
明日は書棚を使った作業ができないことになった。
図書館の蔵書は書棚に置かれているので、書棚が使えないと蔵書の点検もできない。

なのでダンボールに詰めた図書館資料(主に雑誌)の方を整理することになったのだが、急なことで手順が決まっていない。
手順を考えるために試しにやってみようということになり、そういう試行錯誤的な面倒な仕事は、高確率でなぜか私に回って
来る。
日頃の行いのせいかしら……?(^^;

コート紙の雑誌の詰まったダンボール箱を台車に積んで、作業台まで運んで、入力して、再び台車に乗せて、保管場所に運ん
で、台車から下ろして……という作業を半日1人でやっていたら、すっかりいい汗をかいてしまった。
(少しは痩せたか?)

定時で退社。
帰り道で、少し雨に降られた。

風呂で汗を流してから、寝る。

2019年8月20日(火)
朝起きたら、雨。
7時半に家を出てコンビニで昼食を買い、渋谷へ。
駅前のバス停からバスに乗ろうとしたら、工事中だとかで駅前が迷路。
冗談抜きに工事箇所を囲う金属の壁が遊園地の屋外迷路と同じ感じになっているのだ。

付近に立っていた工事の人に道を聞こうと、
「ニッセ……」
と言いかけたら、
「はい、そこをまっすぐ行って突き当り」
と答えられる。
よほど「日赤医療センター行きのバス停」を探して道に迷う人が多いのだろう。

なんとか無事にバスに乗車し、目的地の大学には着いたものの、キャンパス内で再び迷子に。
散歩に来た近所の人っぽい風情の人がベンチに腰を下ろしていたので道を聞いたら、目的地まで案内してくれた。
(あとで分かったのだが、どうやらここの職員の人だったらしい)

契約書を書いてから、地下の書庫へ行って作業開始。
図書館資料を書棚から取り出し、データをコンピューターに入力してから再び戻すだけなのだが、主に新聞の縮写版(ハード
カバーで製本したもの)だったので、1冊の本がそこそこ大きく、そこそこ重い。
(採用の際に聞かれた「本を本棚から出して机に運ぶだけの体力がありますか?」という質問の意味を理解した)

帰りに入力件数を数えてみたら1日に187冊の本を持って書棚と机を往復したことになる。
(少しは脂肪が落ちるか?)

定時で帰宅。
(明日になったら筋肉痛を起こしているかもしれないな)
寝る。

2019年8月19日(月)
朝。
東京MXの「モーニングクロス」で、
「早朝から仕事をするオリンピック・ボランティアに徹夜で交流をさせると連帯感が生まれて良い」
みたいなことを言ってるコメンテーターがいた。

彼は何か勘違いしているのではないかと思うのだが、徹夜するのは「翌日ゆっくり休める日の前夜」ではなく「早朝からボラ
ンティアの仕事をする日の前夜」なのだ。
医学の素人が考えても、たっぷり休養を取らせるのが正しいはず。
(何を考えているのだ?)

午前中。
明日から出社なので、持っている書類等の準備。
思ったよりいろいろ種類があって、無駄に時間がかかってしまった。

午後。
途中まで読んで放ったらかしていて『叙述トリック短編集』(似鳥鶏 講談社)読了。
「意外な結末」を狙いすぎて、やや展開に無理があった気がするが、バカミスと思えば、まあ面白いかな?

気がついたらそろそろ日付が変わる。
明日から仕事なので、もう寝よう。

2019年8月18日(日)
体が熱っぽいので、本日の予定はキャンセル。
来週から仕事が始まるので、初日から不調というのは避けたいのだ。
夏風邪は、早い段階で体を休ませれば悪化しない……はず。

午前中。
Kindle版「レッドスーツ」を読む。
いきなり外惑星の探検シーンから始まるプロローグ。
(そうだよ! こういうSFが読みたかったんだ)
最近の「内宇宙SF」には実のところうんざりしていたのだ。

午後。
2号くんが来る。
午後の予定が変更になったことを知らせたら、私の部屋で「ダラダラする」と言って、有言実行。
マジでダラダラされた。(笑)

「英語ではなんで〈お湯〉のことを “hot water”と言うのだろう?」
という質問をされる。
日本語では「水」と「お湯」という全く別の単語が使われているのに、英語では「お湯」を「熱い水」と表現するのはなぜか
という疑問であるらしい。

私もそんな理由は知らないので、
「日本は火山が多いので自然の状態で温泉のような〈お湯〉が存在する。つまり〈お湯〉が最初から〈お湯〉として沸き出る
ものであるのに対して、温泉が身近にない国では〈お湯〉とは〈水〉を人工的に熱したものであるからじゃないかな」
と、適当に答える。

さらに、その場の思いつきで、
「だから〈水を熱してお湯にすること〉を〈水を沸かす〉ではなく〈お湯を沸かす〉と言うのではないか。つまり〈本来なら
ば自然に沸き出ているものであるお湯〉を〈人工的に沸き出させる〉のが〈お湯を沸かす〉という言葉の意味」
などと、かなりいい加減な解説を加えたら、本気で感心されてしまった。
スイマセン、たったいま考えつきました。(^^;

夕方。
1号くんもやって来て、サンマの干物で夕食会。
今年はサンマが不漁だそうで、干物とは言え結構貴重品。
海水温の上昇でサンマの回遊ルートが変わってしまい、日本沿岸に来なくなっているのだとか。

1977年にイギリスで放映されたエイプリールフール番組「第3の選択」が、すでにジョークではなくなっている。
念の為、「第3の選択」とは「二酸化炭素の増大によって〈温室効果〉なるものが起こって地球の気温が上昇しつつあるので
一部エリートの火星移住が密かに計画されている」というフィクションを、ドキュメンタリー仕立てで製作した番組。

当時は〈温室効果〉などという言葉は一般に知られておらず、私自身、この番組の日本語版(矢追純一の超常現象番組の一環
として1978年に日本テレビで放映された)で、初めて知った言葉だった。

「第3の選択」がジョーク番組と分かった時点で「じゃあ、〈温室効果〉の方もジョークか」みたいな流れになったのだが、
その後〈温室効果〉については、どうやらマジな話であるようだと分かって、少なくとも私はショックを受けた。
(その後、アマゾンで「第3の選択」のDVDを見つけて買ってしまったぐらいだ)

夜。
2人が帰ったので「レッドスーツ」の続きを読みつつ、寝る。

2019年8月17日(土)
午前中。
(昨日読んだ「ロックイン ー統合捜査ー」は面白かったなー)
などと考えていたら、ついうっかり同じ著者の「レッドスーツ」をポチッてしまった。
kindleの恐ろしいところは、読みたいと思った本が秒速で手元に届いてしまうというこの現象。
「本屋まで行くのが面倒」とか「本が届くのを翌日まで待つのが嫌」というハードルが消えてしまう。
(これは……やばい)

午後。
2号くんのアパートへ。
新しく買ったデスクトップPCと液タブの接続が上手く行かないというので、アダプターとかそっち関係の相談に乗る。

行って起動させてみて分かったのだが、接続以前に、どうもこいつは初期不良であるらしい。
ファンが回り出すとものすごく大きな異音がするのだ。
サポセンに電話するように言う。

電話を機械に近づけてサポセンの人に問題の異音を聞いてもらったら非常に謝られて、結局、メーカーに送り返して修理して
もらうことに。
そして接続の方は、私の持っていた使っていない接続ケーブルを使ったらなんとかなった。

なぜ使いもしないケーブルを私が持っていたのかと言えば、いわゆる誤発注というやつ。(^^;
(いやあ、役に立ってよかったなあ)

2人で「宇宙船レッドドワーフ号」(シリーズ11と12)の特典映像を観る。
登場人物たちが使うテーブルに発行する模様が付いているのを、ずっと演出上の単なるデザインだとばかり思っていたのだが
あれは俳優の顔に下からライトを当てるための実用的な役割があるものだったのだね。

模様にはLEDテープというものが使用されているそうで、セットの中にデザイン的に光源を仕込むことで自然な形で光量が
確保できるのだという説明に「ヘえボタン」を連打したくなった。

笑ったのは、全員がクライテンになるエピソードの裏話。
クライテンというのはレギュラー・キャラクターのひとりで、アンドロイドという設定の登場人で、俳優は毎回アンドロイド
の特殊メイクで演技をする。

で、そのエピソードはアンドロイドたちが革命を起こして、人間たちの意識をアンドロイドに移植してしまうという話だった
ので、レギュラー・メンバー全員がクライテン役と同じように顔にピッタリのマスクを被ることになったのだが、実は技術が
進歩していて今のマスクは3D撮影で型取りができる。

つまり、俳優は椅子に座って撮影して貰えば良いだけなので、従来のドロドロのシリコンを顔に塗りたくって何分間もじっと
動かずにいるという方式に比べて、非常に楽。
毎回マスクで登場するクライテン役の俳優のマスクはこの方式で製作していたのだが、この方式には費用が高いというの欠点
がある。

そこで製作陣は、他の俳優のマスクを作る時には従来のドロドロシリコン方式で作ったらしい。
「クライテンのマスクがどうやって作られているのか、どうせ他の俳優たちは知らないからね」
というのが、プロデューサーのありがたいお言葉。(笑)

軽く飲んで帰宅。
寝る。

2019年8月16日(金)
今日も暑い日。

朝。
先週、予約をすっぽかしたことを思い出して9時過ぎに病院に電話する。
「本日の予約は入れられますか?」
と聞いたら、
「いまなら誰もいません」
との言葉。
急いでパジャマから服に着替えて病院へ。

9時10分に受付に到着したのだが、残念ながらタッチの差で先客が入ってしまったようで1時間ほど待合室で待たされる。
診察を受け、薬を処方して貰って薬局へ。
「700円です。1000円お預かりしたので、お釣りは700円です」
と、本当に500円玉1枚と100円玉2枚を渡されかける。
(ヲイヲイヲイ!)

なんとか無事に300円を受け取って薬局を出たが、暑さで頭がボーッとしているのか、薬剤師?
(渡された薬は「いつものやつ」なので問題ないとは思うが)

帰宅。
午後は、だらだらと部屋で作業。

夜。
「ロックイン ー統合捜査ー」(ジョン・スコルジー:著 内田昌之:訳 新ハヤカワSFシリーズ kindle版)読了。
新米FBI捜査官が、酒飲みでヘビースモーカーの先輩や凄腕ハッカーの友人の手を借りながら難事件を解決するという話。
但し、主人公は病気で全身マヒ状態で、遠隔操作できるロボットの体を使っているというSF設定。
体が機械なので、撃たれようが壊れようが新しい体に変えられるので不死身。

おまけに親が大富豪という設定で、金もいくらでもある。
融通の利かないお役所仕事をする事務方に、古いポンコツの機械を渡されたり「新しい機械が必要なら1日掛かりで申請書を
書くように」なんて言われたりすると「じゃあ、僕のポケットマネーで新品をレンタルします」と、さっさと解決。
主人公のチートぶりが、読んでいてとても気持ちが良い。

そして巻末の〈感謝のことば〉にある著者の妻への感謝の言葉がなかなか……。
〈わたしを絞め殺して、死体を木材粉砕機に放り込んでから、そもそもわたしと結婚していなかったというふりをすることは
なかったーーそれこそが彼女がわたしを知る最高の人物であるという事実の証だ〉
〈わたしは自分が彼女と人生を共にしていることに、毎日のように心から驚きをおぼえている〉
この奥さん、会ってみたいなあ。

寝る。

2019年8月15日(木)
終戦の日。
ポツダム宣言の受諾がラジオの玉音放送で国民に知らされた日だ。

午後。
インターネットに流れて来た靖国神社の映像には兵隊コスプレ姿のおっさんがいっぱい映っていた。
境内はコスプレをして遊ぶ場所ではない。
神社をバカにしているのだろうか?

そしてもう一つは、玉串料を納めに来た小泉議員の不機嫌そうな顔。
(総理の代わりの靖国参拝が、結婚記者会見を首相会寧前でやらせて貰った交換条件だったのかね?)

海外のニュース。
香港のデモ。
中国は軍を深セン(香港とは目と鼻の先)に派遣し「香港政府からの要請」があったら攻め込める体勢であるらしい。
(このまま天安門的な展開になってしまうのだろうか? 不安だ)

夜。
「ロックイン ー統合捜査ー」(ジョン・スコルジー:著 内田昌之:訳 新ハヤカワSFシリーズ)の続きを読む。

〈以下、ややネタバレ〉
血まみれ死体の傍で発見された男。
捜査官は、その場でこの男を拘束するが、すぐに弁護士がやって来て釈放を要求する。
男は「全身マヒの患者と、脳同士をリモートコントロールで接続して自分の体を貸す仕事」をしている技術者だったのだ。
おまけに「誰に体を貸していたか」は、守秘義務があるので教えられないと言う。
この難事件を担当することになったのは、自分自身も全身マヒの患者で、リモートコントロールで接続した機械の体を使って
いる新人捜査官だった……。
まだ、最初の1/4を読んだだけだが、これは面白いな。

寝る。

2019年8月14日(水)
今日も朝から暑く、日差しが強い。

午前中。
佐藤編集長と、豊島区役所の4階で開催中の「マンガのマンガ展 ー過去と現在、描き手と読み手ー」の展示を観に行く。

目当ては島本和彦先生の『アオイホノオ』の複製原画だったが、『サルでも描けるまんが教室』(相原コージ・竹熊健太郎)
の複製原画も展示されていて、懐かしかった。
ついでに10階の「豊島の森」に行こうとしたら、悪天候のために行けないと言う。
(悪天候?)
と、外に出てみると、雨。
さっきまであれほど日が照っていたのに。

マクドナルドで昼食をとり、3階の常設展示「トキワ荘のマンガ家たち、豊島区ゆかりの主な作家紹介」のパネルを観てから
外に出たら、カンカン照り。
「天気は良くなったようですが……」
と、受付で10階に出られるかを聞いてみたが、足元が濡れて滑りやすくなっているのでダメだと言う。

ジュンク堂でも「マンガのマンガ展」の展示が行われていると言うので、移動。
まず9階のギャラリーへ行くが、やっていたのは刀剣関係の展示。
(まあ、これはこれで面白かったが)

(地下のサブカルコーナーかなあ?)
と、エスカレーターで降りるが、そこでもなさそう。
うろうろしていたら、1階と地下の間の階段でパネル展示が行われているのを発見。
これはなかなか盲点。

近所の天丼屋で昼食パート2。
店を出たら傘を差している人がいる。
(小雨がパラつきだしたのだな……)
と、自分も傘を出すかどうかを迷っていたら、いきなりの豪雨。
迷う心が押し流される。
(なんなんだ、この天気は?)

いったん無印良品に避難。
地下のショッピングパークで買い物をしてから「ちゃんとしたコーヒーを飲みたい」という佐藤編集長のリクエストに応えて
コメダ珈琲へ行く。
ここはいつも混んでいるので、店の前まで行って諦めてばかりだった店。
今日は気合を入れて待つことにして、念願の入店を果たす。

コーヒーは編集長のお気に召したようだが、デザートのシロノワールを食べていたら、私がハニトーを食べたくなった。
パセラへ移動。
「マジンガーZ」をシャウトしてからハニトーを食べる。

「私が考えたハニトーの正しい食べ方」。
まず、トッピングが溶けないうちに取り皿に取り分ける。(←ここ、ポイント)
皿に残ったハニトーをナイフの歯のギザギザの部分を上手に使って1ピースずつ丁寧に切り分ける。
(ハニトーは底面が固いので、注意して完全に切り離されていることを確認してから取り分けると形が崩れにくい)
必要に応じて、それぞれのピースをさらに小さく切って食べる。
 ※トッピングが溶けたハニトーを底面をよく切らずに分けようとすると悲惨な結果になるので要注意。

佐藤編集長と2人で歌っているうちに夕食の時間になったので、パスタを注文して夕食を済ませてから帰宅。
充実した1日だった。

寝る。

2019年8月13日(火)
昨日でコミックマーケットが終了した。
念の為、コミックマーケットとは「同人誌即売会」のこと。
(ただし、実際には冊子以外のもの、手作りのアクセサリーや人形類、自主制作映画、自作ゲーム等も頒布されている)

今年は、その即売会で結局なにも買わなかった。
理由は「入場料を取られる」と聞いて、自分が売り子をする日以外に参加することを躊躇したから。
でも、あとで聞いたら有料だったのは午前中だけで、私が普段コミックマーケットに顔を出すような午後の時間帯はいままで
通りタダで入れたのだそうだ。
買いたい本があったのに、ちょっと残念。

昼。
近所のコンビニとドラッグストアに行っただけで汗だくになった。
……暑い。

午後。
「ロックインー統合捜査ー」のkindle版をポチる。
SF小説。
最近、電子書籍の購入に抵抗がなくなったな。
物体としての本がない分「本をポチる」ことに対する抵抗が減るようで、怖い。

夜。
「ロックインー統合捜査ー」を読みつつ、寝る。

2019年8月12日(月)
朝。
コミックマーケットの売り子を頼まれているので6時過ぎに家を出て、途中の店で水とサンドイッチ、リポDとウイダーイン
ゼリーを調達する。
豊洲で有楽町線からゆりかもめに乗り換え、いつものように「国際展示場正門」駅で降りようとしたら、ない!

「国際展示場正門」駅がなくなっている!
駅名が変わっていたのだ。
(いつの間に?)
びっくりして、危うく降り損なうところだった。

さて、そんなわけで「東京ビッグサイト駅」で下車。
コミックマーケット会場へ。
サークル参加証を持っていれば、入場料が無料になると聞いていたのでサークル入場口へ。
参加証と引き換えで入場券を受け取り、中へ入ったところでハタと、半券を渡されなかったことに気づく。

いままでのサークル参加証は途中でちぎれるようにミシン目が入れてあって、必要に応じて提示するシステムだったのだが、
今回から入場料が有料になって入場券が発行されるシステムになった関係で半券というものがなくなった模様。

で、何が問題なのかと言うと、サークル参加者証には「自分のブース番号」が書いてあるのだ。
これまで半券に印刷されたブース番号を頼りに目的のブースにたどり着いていた私は、ビッグサイト(めちゃくちゃに広い)
の中に入ったものの、自分のブース番号がわからないというかつてないピンチに陥ってしまった。

会場内を無駄にウロウロした挙句に、サークル受付の窓口で、
「すいません。私はどこのブースに行けば良いのでしょう?」
と、聞くはめに。

コミケの優秀なスタッフさんは、一瞬「は?」と聞き返したあと、半笑いの表情を浮かべながら私の行くべきブースを調べて
くれた。
今回は、私が「偶々」自分の手伝うサークルの名前を覚えていたから良いものの、いつものようにサークル名さえうろ覚えの
状態で参加していたら、本当に危ないところだった。(^^;

……という話をブースにたどり着いてからしたら、
「自分の行くブース名を覚えていないというのが、かなり稀有な人なんです」
と、言われた。
(まあ、それはそうかもしれないが……)

ブースの準備をして、10時から頒布開始。
客足は、そこそこ。
ちなみに、私が今回手伝ったのは「仏陀電影」さんのブース。

食料と水は手元にあるので、トイレ休憩以外はブースを離れなくて済む。
客が来ていない時間は暇なので、サークル主催者であるカイザー閣下と、
「そういえば、今日は日航機の墜落事故があった日ですね」
なんて話をする。

通路を歩く人をなんとなく眺めていて気づいたのだが、ミニスカート等の肌を露出した服装の人は、100%男性だった。
偶然、うちのブースの目の前を歩いていた人だけがそうだっただけなのかも知れないが、正直、驚いた。
女性は浴衣を含めて和服の人がそこそこいて、和服にたすき掛けでスタッフ帽を被っている人も複数見かけた。

最近、日焼けのダメージを嫌ってか、丈の長いワンピースや和服で肌を覆う服装を好む女性が増えたようだ。
肌を露出したファッションは、むしろ男性のものになっていくのかな?

4時前にブースを片付けて、池袋で軽く飲んで帰宅。
寝る。

2019年8月11日(日)
午前中。
家の外に出たら、暑さで頭がクラクラして来た。

咽が渇いたのでミネラルウォーターを買いにドラッグストアへ入る。
予定外の出費だったので、出来るだけ安い水を選んでレジに並んでいたら、すぐ傍にウォーターサーバーが設置してあるのに
気づいた。
「冷たい水。無料です」と書いてある。
(えーと、私は何を買いにここに並んでいるんだっけ?)

出かけたのは区役所に用事があったからなのだが、日曜日なのに窓口が意外と普通に開いているのに驚いた。
そしてイベントルームでは「東アジア文化都市2019」関連の展示が行われていて、式典のオープニング映像が上映中。

豊島区で「文化」と言ったら漫画かアニメのこと(?)。
オープニングでは、当然のように水木一郎アニキが歌う「マジンガーZ」が響きわたる。
これが豊島区クオリティ。(^^;

区役所を出て、東通りを西へ。
「老眼めがね博物館」へ。
老眼鏡を中心に、変わった眼鏡をイロイロと売っているので有名な謎の店。
本日、感心したのは非常持ち出し用の近眼用眼鏡。
近眼の人が、非常持ち出し袋に入れておくための安い眼鏡であるらしい。
(量産するために度数は100均の老眼鏡なみに大雑把)

確かに夜中に何かが起きて避難する際に、枕元の眼鏡が無くなってしまうということはあり得るだろう。
強い近眼の人にとって、眼鏡を失うということは、視力を失うということになる。
これは必要とされる商品だろう。

さて、ビックリガードを潜って西口側に回り、劇場通りに出ようとして道に迷った。
池袋の西口は、イケビズ(劇場通りの南の端にある建物)より南に行くと完全な迷路。
炎天下でウロウロしているうちに暑さで気分が悪くなって来たのでサイゼリアで休憩。

エアコンで復活!
勢いに乗ってワインのボトルを1本注文する。
帰宅。
……と同時に倒れる。
(今後は、炎天下を歩くのが分かりきっている時に、ワインを1本空けるのは、やめよう)

寝る。

2019年8月10日(土)
コミックマーケットが行われているそうだが「今回から入場料が有料に」とか「その入場券を買うのに長蛇の列」とかの情報
が流れて来て、行く気になれない。

警備の経費を賄うためだそうだが、コミケはふらっと行ってふらっと帰るものだと考えていた私のような「邪道」な人間は、
遠ざけられてしまうな。
(あ、それが目的か!)

午前中。
メンサ・テスト合格者の会の会場予約。
「なつぞら」を観る。
北海道の農業協同組合が役所を相手に勝利する話。
なぜか組合と関係ないはずのヒロインとその婚約者が一緒に役所に乗り込むのである。

理屈から言ったら変だが、実在するモデルは、夫とともに労働組合で活躍した女性活動家。
でも、時節柄、労働組合の活動家を出すのはちょっと……という感じで農業協同組合のエピソードに参加させて「本当に描き
たかったシーンを想像してね」みたいな感じなのかな?

午後。
暑さで体がだるい。
うっかり水を飲むのを忘れると死にそうだ。

夜。
NHK総合で「あちこちのすずさん」を観る。
戦時中の庶民の実話を視聴者から集めて紹介する番組。

木炭パーマというものの存在を初めて知った。
台所の煮炊き用に配給された木炭を美容院に持ち込んでコテを焼き、髪にウェーブをつけてもらっていたのだそうだ。

興味深かったのは、戦時中の疎開で都会の女性が田舎に行ったことで、パーマ等の都会のお洒落が地方に広まったという話。
疎開が文化の伝播のきっかけになったのだね。

……寝よう。

2019年8月9日(金)
テレビで「台風接近中」みたいなことを言っていた。

長崎原爆の日。
黙祷。

今日も暑い。
念の為、SNSで外出中の人の感想をチェックすると「汗が止まらない」とか「暑さで溶けそう」などの文字が並んでいる。

出かける予定を全てキャンセル。(←ヘタレ)
室内でできる作業を始めたのだが、エアコンがついているのに暑い。
ノパソの熱で、PCを打っているだけで暑さを感じてしまうのだ。

夕方。
ようやく家の外に出る決心をして玄関のドアを開けたら、温度と湿度に負けそうになる。
ノパソを背負って、空想小説ワークショップの教室へ。

本日の授業は「キューティー・ブロンド」を教材に、物語のミッドポイントについて。
ハーバード・ロースクールに入学したものの、ブロンドでグラマーという外見のせいで偏見を持たれているヒロインが、ボー
イフレンドに馬鹿にされたことをきっかけに一念発起、猛勉強でメキメキ実力を上げて教室内で頭角を表していく。
この物語のミッドポイントは、この「ボーイフレンドに馬鹿にされたことをきっかけに一念発起」の部分だそうだ。

8時半に授業が終わって、放課後。
いつものように「勝や」で食事をしようと建物の外に出たら、消防自動車のサイレンの音が聞こえた。
そしてそれ以前に、空気が煙たい。
消火ホースが道路を這っている。
「これは、火事じゃないですか?」
などと話し合う。

どうやら火災現場は大通りを挟んだジュンク堂の向かいらしい。
つまり西武百貨店の並びで、ラーメン屋に詳しい人なら「無敵家」の辺りだと言えばわかるかな?

「勝や」に入店したあとも、
「非常口はあっちかなあ?」
と、逃げ道を確認していた人がいたが、あんたが指差した出入り口は、火元から考えると確実に炎の侵入経路だぞ。(^^;

まあ、消防自動車があれだけ来ているのだから、たぶん大丈夫だろうと、普通に飲み会を開始。
外に出たら消火は終わっている雰囲気だったが、空気はまだ煙の臭いがして、化学物質が燃えたのか少し咽が痛くなった。

家に帰って、寝る。

2019年8月8日(木)
朝。
メンサ・テスト合格者の会の会場予約へ。
暑い中を1番で並んだのだが、すでに部屋は全て埋まっていた。
(何かのイベントがあるのかな?)

その足で2号くんのアパートへ。
事務的な用件を済ませたついでに、エアコンの効いた部屋で2人で「宇宙船レッド・ドワーフ号」シリーズ12を観る。

シリーズ12第1話は「悪を治せばイイ人だらけ(原題:CURED)」。
今回のドワーフ号の一行は、歴史に名高い悪人を蘇らせて脳を治療し、善人に変える実験を行なっている惑星に到着。
その星では、性格の変わってしまったヒトラーだのスターリンだのツェペシュ(串刺し公)だのといった人々が暮らしている
と言うのだが……
日本人にはやや馴染みのない歴史上の悪人が出て来るが、一番の見ものは「らしくないヒトラー」なので、いいかな?

第2話は「波乱のメカノイド解放戦線(原題:SILCONIA)」。
今日も今日とて、執事ロボット(メカノイド)のクライテンをこき使うドワーフの一行。
そこへ現れたのは、虐待されているメカノイドを救うというメカノイド解放戦線のメンバー。
いままでの行動の報いとしてメカノイドに変えられたリスター、リマー、キャットの3人は、そこで大量のサンドイッチ作り
や床磨き、アイロン掛けをやらされて……

平等を目指してるはずのグループの内側に存在する不平等。
50年ぐらい前によくあった「共産主義批判もの」のパロディ。
ちなみに、メカノイドメイクを施された3人のレギュラーは「やっとロバート(※)の苦労がわかった」と言ったそうな。

 ※ロバート
  ロバート・ルウェリン。クライテン役の俳優。
  メカノイドの役なので、常に顔のほぼ全体を覆う特殊メイクで出演している。

第3話は「批判違反にご用心(原題:TIMEWAVE)」。
過去のトラブルを教訓に、相手を批判することを一切禁じるという規則のある宇宙船に乗り込むことになった一行。
この規則のために、相手が明らかに間違ったことをしている場合でも指摘することができない。
その宇宙船に危機が迫る中、指揮官が誤った判断を下してしまい……

批判が許されない世界では、ファッションのセンスがあり得ないほど酷くなるというのが、イギリスでは定説なのか?(笑)

第4話は「機械主義はじめました(MECHOCRACY)」。
ドワーフ号に危機が迫り、回避が間に合わなかった場合を考えて避難しようとする一行。
幸いうまく回避できたものの、避難の際に自動販売機を置いていこうとしたことで、船に搭載された機械一同が怒ってストラ
イキを決行。
機械の投票で選んだ人間を船の大統領にするという約束をすることになり、さっそく選挙運動が開始される……

懐かしのトーキートースターの再登場は、オールドファンへのサービスかな?
そしてキャットが老眼鏡をかけているのをリマーに見つかってからかわれる下りも。
この番組、シリーズ1第1話の放送は1988年だった。
感慨深い。

第5話は「Mコープ 時間、買います(M-CORP)」。
船のソフトウェアの自動更新をONにしたところ、知らないうちに会社が他社に買収されていて、その会社の方針で競合他社
の製品の存在が乗組員に認識できない仕様に。
否応無くその会社「Mコープ」の商品を買わされることになったリスター(主人公)だったが、Mコープはとんでもない悪徳
会社で……。

これもオールドファンへのサービス映像付き。

第6話「理想の宇宙はどこにある?(SKIPPER)」。
並行宇宙への移動が可能になり、いつも自分の人生の運のなさを嘆いていたリマーが、理想的な宇宙を求めてさまざまな宇宙
へ行ってみることにするのだが……。

ちょっと突っ込み。
事故が起こる前の世界に行った時に、リマーの額に「H」があるのはおかしくないか?

ホリー役のノーマン・ラヴェット、年をとったなあ。
そして、吹き替えが多田野曜平さんだった。
そうだよなあ、青野武さん、亡くなられたんだよなあ。
と、改めて時の流れをしみじみ感じた。

で、シリーズ12全体的な感想としては……
シリーズ1の頃に比べると、特撮技術が上がったよなあ。(って、そこかい!)

レッド・ドワーフを見終わってから、カイザー閣下が録画しておいてくれたMOMO3号打ち上げ関連の報道番組を見る。
1本は堀江貴文氏、1本は稲川貴大氏をゲストに呼んで話を聞いていたのだが、やっぱり、いくら知名度があるからと言って
こういう時に話を聞くのに堀江氏の方を呼んじゃダメな気がする。

だってこの人、資金調達担当なのだから。
当然というか、せっかくのロケット打ち上げ成功の話題なのに、お金の話ばかりになってしまった。

帰宅。
部屋の整理をして、寝る。 

2019年8月7日(水)
午前中。
いろいろ予定を入れていたのだが、病み上がりだからか単なる夏バテなのか、体のだるさが取れない。
作業効率の悪さに、自分でも呆れる。

昼。
空想小説ワークショップの人に、自分の作品を読んでほしいと言われていたのを思い出して読む。
ネタバレになるので内容は言えないが、これは面白い作品だ。

午後。
ツィッターのトレンドに「授かり婚」という言葉が上がっていたので、何かと思ったら、小泉議員がアナウンサーとの結婚を
発表したが、相手の女性がすでに妊娠中なのだそうだ。

夕方。
小泉議員の記者会見の模様がテレビニュースで流れ、女性が東京オリンピックのイメージキャラクターっぽいことをしていた
人だと気がついた。
オリンピックを来年に控えて忙しいだろう時期にそういう女性を妊娠させてしまったわけだ。

普通だったら大いに叩かれるところだと思うが、記者会見の場は首相官邸。
これは「首相のお墨付きがある結婚にケチはつけるなよ」というマスコミに対する牽制かな?

夜。
夜中までかかって部屋の整理。
徹夜で作業しようかと思っていたのだが体力的にやっぱり無理だったので、作業を中断して、寝る。

2019年8月6日(火)
今日は原爆忌。
NHKは、式典を中継していたのだが、民放にチャンネルを変えてみると放送されているのは、どうでもいいような三面記事
みたいな話題。
(こういうのを「風化」と言うのかね?)

私の伯母は昭和20年の7月の末に広島の中心部から東京に引っ越して来たのだという話を、子供の頃によく聞かされた。
人間は、努力や日頃の行いといった比較的因果関係のわかりやすいものではない「運」というものによって運命を左右される
ものなのだと子供心に思ったものだった。

朝食。
ようやくトマトにトマトの味を感じられるところまで回復した。

午後。
買い物に出かけようかと思ったのだが、あまりの暑さにギブアップ。

Kindleを開いたら、無料配信の「応天の門」(灰原薬)をダウンロードしていたのに気づいて読む。
名探偵菅原道真が、在原業平をワトソン役に平安京で起こる怪事件を解決していくミステリー。

「陰陽師」に似ているが、業平の方が道真より20歳年上(つまり道真は少年探偵という設定)なので、私生活では業平の方
が道真をリードしているという人間関係になっている。
「シャーロック・ホームズ」や「陰陽師」のファンにお勧め。

夕方。
2号くんがドトールでサンドイッチと飲み物を買ってやって来てくれたので、金を貸す。(笑)
学生時代から使い続けて来たPCが、ついにダメになってしまったらしく、緊急で金が必要なのだとか。

ドトールのサンドイッチは、久しぶりの普通の食事。
ちゃんと飲み込めた。
(完全回復?)

ニュースで「また北朝鮮が飛翔体を発射した」と言っていた。
アメリカは相変わらず「こっちにさえ飛んで来なければいいよ」的な態度だし、韓国の大統領も冷え込む日韓関係に「もう、
こうなったら北朝鮮の方と組んでやる」みたいなことを言い出したっぽい。
(どうなる、日本外交?)

夜。
シャワーだけ浴びて寝ようかと思ったのだが、温度調節の調子が悪くて真夏になると熱湯が出て来る。
そして水を出そうとすると、ぬるま湯が……。

……水のシャワーを浴びて、寝る。

2019年8月5日(月)
朝。
トマトを食べようとしたら、味覚が変。
甘くない桃というか、酸味も甘みもないプラムというか、そんな味に感じる。
ともかく、不味い。
(たまに「トマトが嫌い」という人がいるが、そういう人にはトマトはこんな味に感じられているのかもしれないなあ)

東京ローカルの番組「モーニング・クロス」では、本日のゲストである藤井聡京都大学大学院教授が、〈消費増税で「先進国
からの転落」が確定する日本〉というテーマで持論を展開していた。

教授が注目しているのは、実質消費の成長のトレンド。
消費税3%だったとき、5%に値上げしてから、8%に値上げしてから……と、トレンドラインの傾きが増税のたびに緩やか
になっていく。
つまり、
 消費税3%の時:2.61%
 消費税5%の時:1.14%
 消費税8%の時:0.41%
という感じで、消費の成長の平均伸び率が減っているのだ。

「これで消費税10%なんてことになれば、消費の成長はゼロか、最悪マイナスになります。まさに『日本オワタ』です」
というのが藤井教授の意見だった。

そして番組恒例の「本日のアンケート」(番組放送中にインターネットでリアルタイムに行うアンケート)。
本日の質問「10月の消費増税前に大きな買い物をしましたか?」に対する回答は、
 した       : 321ポイント
 していない    :1740ポイント
 これからするつもり: 360ポイント

消費増税前に大きな買い物をしていないし、これからするつもりでもない人が約70%というこの結果を、藤井教授は、
「もう消費者に増税前の駆け込みで買い物をする余力が残っていないのです」
と、分析していた。
「本来、財務省は『税収』の増加を目的に動かなくてはならないのに、『税率』の増加の方が目的となってしまっている」
というのが教授の見方のようだ。

消費税の段階的な引き上げというのは、この税金を導入した当初からの計画通りなのだろうとは思うが、その後に、リーマン
ショックやら震災やら海外の情勢の変化とかいろいろあったのだから、そのときどきの情勢に合わせて臨機応変に計画を変更
して行くのが国家運営のあるべき姿なのじゃないかと私も思うな。

午前中。
機種変更のことで携帯電話会社へ。

窓口のお姉さん、どうやらスマホを売りたいらしい。
「今後メーカーがガラケーの販売を打ち切るかも知れませんので、その前にスマホに慣れておいた方が」
言う。
そこまでは、まだいい。

「実物を見比べて決めたい」
と言ったら、まずはガラケーを取り出して、モタモタと操作しながら、
「ガラケーだと、こんな風に操作が面倒臭いのですよね」
次にスマホをスムーズに操作しながら、
「それに比べてスマホだとこんなにスムーズです」
いやアンタ、ガラケーのボタンを押した回数とスマホをクリック回数は同じだったぞ。(笑)

「わかりました。ではガラケーに決めます」
と答えたら、わかりやすく嫌な顔をした。
そして料金プランを見たら、思っていたより月々の支払額が多い。
よく見たら、携帯電話の料金が勝手に36回払いになって通話料金に上乗せしてあった。
「機械の価格は一括払いにすると言いましたよね?」

契約書(タブレットの画面に表示)の見せ方も雑なので、念の為にこっちでタブレトを操作して元の画面に戻り、語句を1つ
1つ確認する。
(ここまで客に不信感を持たれる店員というのも珍しいぞ)
おまけに、頼みもしないのに、
「充電器をつないでおきますね」
と、買った商品を箱から取り出す。

幸いというか彼女(女性店員)の得意客が来店したらしく、途中で別の店員(新人のようだ)に交代してくれたので、箱から
取り出された商品に怪訝そうな顔をするその新人店員に、商品を元に戻して欲しいと丁寧に頼み。
綺麗にパッケージングし直された商品を笑顔で受け取ってお礼を言ったら笑顔を返してくれた。
気持ち良く店を出る。

「スマホが売れなくなってきている」という話は聞いていたが、最近の携帯電話屋の店員は、ああもガツガツするように成り
果ててしまったのか?

昼食は、はなまるうどん。
固形物がやっと普通に胃に収まった。

区役所で手続きをしてから、夏期休暇中の2号くんのアパートへ。
一緒に「宇宙船レッド・ドワーフ号」のシリーズ11を観る。

いまさら説明するまでもないと思うけれど、宇宙船の事故で時間停止空間に閉じ込められ、300万年後に目覚めて宇宙空間
を彷徨うことになった主人公リスターと、その仲間たち、リマー、クライテン、キャット(当然、全て人間ではない)の冒険
を描くSFドラマ。

シリーズ11第1話「テクノロジー禁止令」は、タイムトラベル技術を悪用し、20世紀の前半で人類のテクノロジーの発展
をストップさせようとする悪役と主人公が戦う話。

テクノロジーが悪とされる世界という設定なので、科学技術用語がいわゆる「ふしだらな言葉」扱いされる会話が笑える。
こういうギャグに関する、イギリス人のセンスはさすが。

第2話「悲しき宇宙船、サムサラ号」は、人類の生き残りらしき人物との束の間の邂逅の物語。
生き残りの人類2名を乗せた宇宙船「サムサラ号」、しかし2人は危険を知らせる通信を送って来た直後に何者かに殺害され
てしまう。
乗員全員が奇妙な状態で死亡していた「サムサラ号」で、いったい何があったのか?

第3話「友情はギブ・アンドテイク」。
なぜか体調不良で眠り続けていたリスター、漂流宇宙船発見の知らせに目を覚ますが……
タイムパラドックスもの。

メインのストーリーより、見当違いの相手を優秀な精神科医と勘違いして勝手にセラピーを受けたつもりになるリマー(主人
公の相棒キャラで、ホログラム人間という設定)の蒟蒻問答ぶりが面白かった。

第4話「リマーがいっぱい」は、3Dプリンターが発展して出来たという設定の「バイオプリンター」というガジェットが、
出てくる話。
遠距離を航行するための宇宙船では、効率化のために無人の宇宙船に人間のデータとバイオプリンター、そしてバイオインク
を搭載して打ち上げるようになっていた……。

あらゆる人間の欠点を全て集めて人格化したかのような、我らが愛すべきキャラクター、リマーが今回も大活躍。
おのれの臆病と利己主義と嘘つきな性格による行動が、瓢箪から駒で昇進に結びつくことになったリマー。
たちまち尊大ぶりを発揮して、周囲を辟易とさせるが、その短気な性格が災いして盛大なしっぺ返しを食う。
まあ、ドワーフ・ファンお馴染みの、いつものパターンということで。(^^)
パックマンのパロディである。

第5話「クライテン・クライシス」。
いわゆる「中年の危機」を迎えたクライテン(執事アンドロイド)、彼になんとか危機を乗り越えさせようとするドワーフ号
の仲間たちだったのだが……。
ロバート・J・ソウヤーの『スタープレックス』を連想したのは私だけかな?

第6話「彼女は変身エイリアン」。
リマー、クライテン……と続いたサブキャラがメインのストーリーのラストは、当然キャット(猫から進化したネコ・サピエ
ンスという種族)が主人公を務める物語。

ネコ・サピエンス最後の生き残りであり、メスのネコ・サピエンスに出会ったことのないキャットは、童貞であることを仲間
に知られて落ち込んでしまう。
そんなとき救出した宇宙船の中でネコ・サピエンスのメスを見つけたキャットは……

全6話、相変わらずのレッド・ドワーフ・ワールドに安心するも、つい「冒頭のナレーションに出て来た『墜落船』は、本編
のセリフに出て来た『難破船』と同じもののはず。訳語は統一して欲しいよなあ」などと、いらないことを考えてしまった。
(ちょっと不幸かな?)

時間がないのでシリーズ12は、またの機会に観ることに。
帰宅して夕刊を広げたら、
〈円急騰、一時105円台後半〉
〈7ヵ月ぶり高値 日経平均500円安〉

レイアウトの関係でそうなったのかも知れないが「7ヵ月ぶり高値」は、本来「円急騰、一時105円台後半」の方に付ける
べき言葉だよな。
「高値」で「円安」って意味が分からない。

それはともかく、この状況でも消費税は増税するのか?
マジで?

寝る。

2019年8月4日(日)
朝。
昨日で学習したので、関節の痛みを感じてすぐにエスタック・イブを飲む。
症状がすっと治って快適なのは良いが、この薬、効きすぎて逆に怖い。

唯一、快適でないのが消化器系の不調。
固形物を口にすると胃が痛くなるので、食べられない。
食欲も湧かないので特に苦痛はないのだが、一昨日の昼に食べたサンドイッチが最後のまともな食事というのは、健康を考え
るとやばくないだろうか?

ニュースは日韓関係。
両国首脳が国内世論を気にして引くに引けない状態になり、いつもなら止めに入ってくれるアメリカ大統領が(なにしろ今の
人は「アメリカ・ファースト」で、ぶっちゃけ「よその国のことなんてどーだっていい主義」なので)実質的に放置状態。

韓国側の持っているカードは「北朝鮮からの攻撃の情報を日本に回さないよ」なのだろうけれど、米朝が今のところ割と仲良
しで、日本のトップは基本的にアメリカが怒らない範囲でなら北朝鮮がやることを黙認する主義。
(日本が単独で何か言っても、どうせ相手にされないので)
お互い、出せるカードがない状態で手詰まりになっているようだ。

で、その手詰まりで国民がイライラしている最中に、愛知県で「表現の不自由展・その後」という展覧会が開かれたそうだ。
この展覧会は、2015年に「公立美術館などで展示不許可になった作品を集めた展覧会」というユニークな趣旨で開かれた
「表現の不自由展」で扱った作品の「その後」と、2015年以降に新たに公立美術館などで展示不許可になった作品を合わ
せて展示するという内容のものだったらしい。

要は「過去に誰かが『ケシカラン』と言った作品を集めてわざわざ展示するよ」と公言して開催された展覧会だったわけで、
もちろん展示作品にはいわゆる「慰安婦像」なんかも含まれることになる。
(「誰かが『ケシカラン』と言った作品」を集めれば、当然、そうなるわなあ)

そうしたら、「こんなケシカラン作品を展示するとはケシカランから、会場にガソリンを撒いて火をつけるぞ」という趣旨の
脅迫状が届き、展覧会が中止に追い込まれたのだそうだ。
まあ、タイミングもいろいろとアレだったのかも知れないが、まずは「落ち着け」だよな。

夜。
ニュースの途中で緊急地震速報。
 時刻:19時23分頃
 震源:福島県沖(北緯37.7度 東経141.6度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード6.4
 最大震度:5弱(宮城県亘理町、石巻市 福島県双葉町)
豊島区は、震度2だった。

夕食。
「シメサバを食べたい」と思ったので、バッテラを1切れだけ食べてみたら、どうにか胃に収まった。
これはいけるかもと、うどんを食べることを考えたのだが、あいにく台所にはチキンラーメンしかなかった。

買いに行くのが面倒だったので、代用してみたらまず油の匂いを不快に感じ、無理に飲み下したら十二指腸ぐらいのところが
変な感じに痛くなった。
劣化で内側がくっついちゃったゴムホースを無理に広げるベリベリ感を体の中で感じるとでもいうような痛み。

やはり消化機能に何らかの異常が起きているのは事実なようだ。
来週には血液検査の結果が出るので、その時に医者に相談してみよう。

寝る。

2019年8月3日(土)
なぜか汗がダラダラでているのに寒さを感じる。
水を飲んでも胃腸が痛むので部屋で休んでいたのだがどうも何か変な感じがする。
体の節々が酷く痛むのだ。

朝食。
具のない味噌汁。

昼食。
麺の入っていない麺つゆ。

午後。
ポカリスエット。
缶入りの甘酒。

今日は夕方から2号くんの誕生会なので、起き上がらないといけないと思うのだが、立つと関節が痛くてよろめいてしまう。
寒気がひどいので風呂に湯を張って全身を温めてみるが、改善しない。

夕方。
2号くんには「行けなくなった」と連絡。

熱を測ると36度9分。
別に高熱を出しているわけでもないのに、体感的にはかなり熱があるときに似た状態。

ついに万能薬(と、私が勝手に思っている)エスタックイブを飲む。
30分後。
関節の痛みが引き、起き上がれるようになったので誕生会の会場である2号くんのアパートへ。

「寿司を食べ終わって、これからケーキを食べるところだ」
と言われたので、ケーキの隅っこをちょっとだけ貰う。

プレゼントを渡して、お開きまで適当に喋る。
エスタックイブの副作用で眠くなって来たので、他の人が帰ったあとの会場で少し休ませてもらう。

夜9時。
NHKで「この世界の片隅で」の放送が始まったので、観る。
戦時中の広島県呉市に嫁いだ若い女性の物語。

フィクションのアニメーション映画だが、実際に起きた事件が忠実に再現されているので、
「記録によると、いまの爆撃でさっき主人公の目の前を行進して行った女子挺身隊が犠牲になったそうだ」
なんてことを喋りながらの鑑賞。

この映画、広島に原爆が落ちた瞬間の場面が、いままでの映画にはなかった演出で、非常に怖い。
映画を観終わったあと、周囲を見回して戦争が起きていないことを確認したくなった。

……さすがに遅くなったので、帰宅。
寝る。

2019年8月2日(金)
朝。
東京ローカルの「モーニングクロス」で、ドイツのメルケル首相がいなくなったらEUとロシアの関係が難しくなると言って
いた。
「東ドイツ出身のメルケル首相は、ロシア語で教育を受けている。そしてロシアのプーチン大統領はKGBの東ドイツ支局に
勤めていた。つまり2人は互いに母国語で会話できる仲であり、メルケル首相はEUとロシアのパイプ役を勤めていたのだ」
とのこと。
そういう話って、日本ではあまり一般に知られていないね。

ちょっと面白かった話。
「グリーンランドは、なぜグリーンランドと言うのか」
昔、まずアイスランドという島が発見され、政府が移民政策を進めようとしたのだが、いかにも氷で閉ざされているイメージ
の島名に、国民が移住を嫌がった。
そこで、実際にはアイスランドよりさらに北に広がる新しい島を見つけた時に、これをグリーンランドと名付けた」
(なるほど???)

午後。
胃が痛いので病院へ。
外に出ると猛烈に暑い。
汗が髪の毛からポタポタと落ちる。

病院の待合室で胃腸の痛みがかなり強くなって来る。
どう表現したら良いのか分からないが、内臓が筋肉痛になったような痛み?
もしくは、腸が攣ったみたいな?

血液検査を受けて、場合によっては腹部のMRIを撮ると言われた。
体重は……(^^;

病院を出て、1ヶ月以上も伸びっぱなしだった髪を切りに床屋へ行く。
以前は床屋に行くときは白い服を選んでいたのに、いまは黒い服を選ぶようになった。
その方が襟についた髪の毛を払うのに、見えやすいのだ。

池袋で2号くんと待ち合わせ。
スパゲティを食べる2号くんを眺めながら、私は紅茶だけ。

夕食は抜き。
脱水症状が起きないように水と食塩だけ口にして、今夜は寝る。

2019年8月1日(木)
8月が始まった。
朝。
起きぬけにコーヒーを飲んだら胃が猛烈に痛くなった。
やっぱり胃腸を相当にやられていたらしい。
ストレスが消化器系統に来るタイプ。
困ったものだ。

そして暑い。
テレビが「今日も猛暑日だ」と言っている。
どうやらここ数日、猛暑が続いていたようなのだが、朝から夕方まで窓のない部屋でずっと作業をしていた私は気づいていな
かったようだ。
(そう言えば、通勤時にいつもより暑かったな……)

昼。
恐る恐るパンを食べてみるが、やはりちょっと無理な感じ。

午後。
「ラジエーションハウス」の最終回をやっていたので、観る。(以下、ネタバレ)

医師免許を持つ主人公が、なぜかそれを隠して検査技師として病院で働いているという設定が面白いと思っていたドラマ。
最終回では、技術的に難しい処置にビビる若手女医の代わりに主人公が処置を行って患者を救うものの、それが医師法違反で
はないかと問題になる。(主人公の最大のピンチである)
ここで主人公の味方である院長が登場し、主人公が医師免許を持っているということを暴露!

このシーンをクライマックスに持って行けば良かったのではないかと思うのだが、肝心の「秘密の暴露」が、主人公のいない
場面で行われるという脚本であったために、この暴露シーンが軽く流され、その後の展開がグダグダになってしまった。

何しろ物語の中で一番重要なカギであったはずの秘密が暴露されたのに、問題が解決していないものとして物語が進んでいく
のだから。
そこでもう一つの秘密である「医師免許を持った主人公が、なぜ検査技師として働いていたのか」の暴露に期待するわけだが
これが「子供の頃に幼馴染に検査技師になると約束したから」という腰が抜けるほどくだらない理由。

彼が医師免許を持っていた理由についても「優秀な技師となるために病気についてより詳しく知りたいと勉強しているうちに
気がつけば医学部に入学していて」という舐めたような説明しかない。

物語のポイントである「医師免許を持つ主人公が、それを隠さなくてはならない」ほどの積極的な理由が見当たらないのだ。
同じ「医師であることを隠さねばならない主人公」である「逃亡者」のリチャード・キンブルには、視聴者が納得できるだけ
の理由があったのだが。
ちょっと期待して観ただけに、ガッカリしてしまった。

ニュース。
セブン&アイ・ホールディングスが、不正ログインの被害が相次いだモバイル決済サービス「7pay」を9月末で終了すると
発表。

日本のIT技術って、世界的に見てやはり遅れているということなのではなかろうか?
(と、ガラケーユーザーの私が言うのもアレなんだが)

「ダークサイドミステリー」は、三毛別羆事件。
これはオカルトでもなんでもなく、実際に起きた事件である。

三毛別というのは、山あいの小さな集落で、羆の生息地とも重なる。
なんでそんなところに人が住んでいたのかと言うと、政府が進めていた北海道入植政策のための入植者だったから。
事件が起きたのは、1915年(大正4年)。
明治時代から始まっていた入植政策で、すでに開拓に適した土地はあらかた入植が終了しており、そんな場所しか残っていな
かったからなのである。

少子化で土地の余っている時代の我々から見ると「何もわざわざそんなところを開拓しなくても」という気がしてしまうのだ
が、当時の日本は急激な人口増加に対応するために(何しろ国民の大半が農民だった時代だ)ともかく土地を開墾することで
政府も頭がいっぱいだったのだろう。

そもそもの問題点。
危険な場所を開拓するのに、資金不足のために住居が脆弱だった。
そして、これも資金不足のために、鉄砲が集落に1丁しかなかった。(それも撃つのは素人である農民)

当時の開拓民は、冬場の食料にするために干しトウモロコシを軒下に吊るして保存していた。
羆にとっては、とても食べやすい状態に加工されたエサが大量にある状態である。
11月のある夜のこと、ひとりの開拓者の家にやって来た羆が、軒下のトウモロコシを食べ始める。
その家の住人は鉄砲を持っていなかったので、攻撃ができない。

羆は、トウモロコシの味を覚えて帰る。
住人は鉄砲を所有する別の男を自宅に呼んで羆を待つことにした。
そしてトウモロコシを食べ始めた羆を銃で撃ってもらうものの、彼も素人である農民なので、弾は当たらない。
とりあえず羆は音に驚いて逃げた。

ここまでで、羆が学習したことを整理してみると……
1)集落の家の周りには干しトウモロコシがいっぱいある。
2)干しトウモロコシは美味しい。
3)人間に近づくと大きな音はするものの、特に痛くもなんともない。

翌月。
集落の男たちが、共同作業のために全員、家を空けていた午前中。
幼い子供と女しかいない家に羆がやって来る。

昼食のために男が帰宅すると、男が養子にする予定だった6歳の子供が羆に食い殺されており、女の姿はなかった。
翌日、集落の人間たちは、山の中で雪に埋められた女の死体の残骸を発見。
集落に持ち帰って通夜を行なっていたところ、羆が襲って来て棺を破壊、中の遺体を奪っていった。

専門家の説明によると、保存食にするつもりで雪に埋めておいた獲物を盗まれた羆が、怒って取り戻しに来たのだろうという
ことだ。

結局、住民全員が集落を捨てて避難したのちに軍隊が出動して羆を仕留めたそうだが、この羆の立ち上がった時の身長は3m
(平均的な羆だと2mぐらい)だったそうで、言うまでもなく、走る速度も人間とは桁違い。

なので、万一、羆に遭遇してしまった場合は、
羆は相手が弱いと思うと襲って来るので、むやみに悲鳴をあげたり、荒い息遣い(羆の獲物である草食動物が弱っている時の
息遣いを連想させるのだとか)を聞かせたりしてはいけない。
背中を見せて逃げ出すのは以ての外なので、羆から目を逸らさない。
落ち着いた声をかけて戦う意思がないことを伝える。
荷物を奪われたら無理に取り返さない。(羆は奪ったものは自分の所有物だと思うので、取られそうになると怒る)
……といったことが大事なのだそうだ。

一番大事なのは「羆の生息地には近づかない」である気がするのだけれど、その辺は、時代が違うということがあるのだろう
なあ。
羆の襲撃に遭った集落は、今は人間の住まないただの山に戻っているそうだ。

続いて「コズミックフロント NEXT」が始まった。
天王星と海王星の面白そうな話だったのだが、途中で眠ってしまったようで、気がついたら渡辺直美が喋っていたので(笑)
テレビを消して、寝る。

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