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独 り 言 (2019年6月分)
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2019年6月30日(日)
雨はかろうじて降っていないものの、朝からじとじとした天気。

午後からメンサ・テスト合格者の会の例会があるのだが、SF乱学講座のことで講師の先生との打ち合わせもしなくてはならない。
そして、まるで進んでいない「はるこん」の翻訳について、締め切りを確認したら「今日です」という返事が返って来た。
(どうする、オレ???)

まずは例会へ。
受付の仕事をしながら辞書を広げて英文を訳す。
そして、講師の先生とは電話で打ち合わせ。

私の尊敬するアイザック・アシモフは、テレビの討論番組に出演して発言しながら小説を1本書いて番組内で発表したことが
あるそうだが、私はどうも不器用なタイプで、そういう同時進行的なことが苦手。

受付の業務をやって、それが一段落したら英文を訳し、電話がかかって来たら中断して……と何だか作業が切れ切れ。
(やはりアシモフは偉大だ)

そんなこんなで、どうにか15時に乱学講座の打ち合わせ、終了。
続いて、16時過ぎに「はるこん」の翻訳を終わらせて送信。
17時から、メンサの懇親会に出席して、帰宅。
(さすがに、どっと疲れた)

テレビをつけたら「米朝首脳が板門店で電撃会談」というニュースをやっていた。
どうやら日本政府は事前に何も聞かされていなかった模様。
(またトランプさん、Twitterで打ち合わせをしたとか?)

明日も仕事なので、風呂に入って、寝よう。

2019年6月29日(土)
図書館に開館日の問い合わせ。
開いている一番近所の図書館へ行き、作業。
雨が止んでいたので、自転車で出かけ、途中で降られて引き返すという間抜けをやったあと、到着。
……しかし作業は、まるで進まず。

2号くんのアパートへ行って休憩。
手土産に近所のパン屋で買ったパンと自販機で買った飲み物を持って行ったのだが、
「俺には砂糖入りのミルクティーを、自分にはミネラルウォーターを買って来たのは、俺を太らせようという陰謀だな!」
と、見抜かれてしまった。(^^)v

パンを食べた後、2人でヘルスメーターに乗ってお互いに1キロ痩せたことを確認。
勝利宣言をする。
2号くんは、会社の健康診断で、1年に12キロ(!)体重が増えたと言われ、私は医者に血糖値とコレステロール値が高い
と言われているのだ。
まだまだ道のりは長い。

6時過ぎに帰宅。
晩食は、そうめん。
軽めの食事のようでいて、意外と炭水化物のメニューだな。

ニュース。
大阪で開かれていたG20サミットの件。
集合写真撮影の時に、安倍さんが他の参加者に無視されていたように見えるという動画がTwitterで回って来た。

通訳が近くにいなかったので会話ができなかったからなのかも知れないが、他の首脳陣が互いに談笑している中だったので、
ポツンと立っている安倍さんの姿がとても目立ってしまっていた。
(もしかして、この映像が全世界に配信されるのか?)
日本の外交が大失敗に終わったという印象が世界中に流布されてしまうのではないかと心配になった。

さて、明日はメンサ・テスト合格者の会の例会。
しかし天気はあまり良くないようだ。

寝る。

2019年6月28日(金)
今日は仕事が休みなので、近所のセブンイレブンへ行ってお中元の発送。
店を出る時に「では、ご来店をお待ちしています」と言われる。
商品の発送手続きをしたはずなので「妙なことを言うな?」とは思ったが、小売店の決まり文句なのだそうと聞き流す。

郵便局で会社宛の特定記録郵便を発送。
平日勤務の従業員に、郵便局から発送しないといけない方式で書類を送るように指示するのはどうなのだろう?

まあたぶん「スマホでデータを送るか特定記録郵便で郵送」という指示を出したら誰もがスマホを使うと思ったのだろうが、
生憎と私はスマホを持っていない。
たまたま本日はシフト的に休みだったから事なきを得たわけだが、システム的には「スマホを持ってないやつなんて、滅多に
いないからOK」ということなのかな?
時代に付いていけてないのを感じてしまった。

今日は近所の図書館が軒並み休館日なので、2号くんの部屋を借りて作業。
……のはずが、部屋に着いてからWifiルータを忘れたことに気づいた。
取りに戻るのも面倒なので予定を変更して体力回復(別名:昼寝)に時間を使うことにする。
眠れるチャンスがあったら眠るというのは大事。

夕方。
いったん帰宅。
留守電を聞いたらセブンイレブンから電話が入っていた「先ほど誤ってお伝えしてしまいましたが、商品は運送会社が先方に
お届けいたしますので、ご来店いただかなくて結構です」だそうだ。
どうも店員が本気で何か勘違いしていた模様。
コンビニで購入手続きをしたお中元を私が受け取って自分で先方まで出向き、心を込めて手渡すシステム……とか?
(それはそれで面白いかも)

夜。
空想小説ワークショップ。
毎度、絶好調の浅暮先生、ついに缶チューハイを手に現れたぞ。
さすがはグレさん!(笑)

講義は、物語の冒頭部分について。
教材はお馴染み「テルマ&ルイーズ」と「キューティ・ブロンド」。

「テルマ&ルイーズ」は、週末の旅行に出た女性2人が、行きずりの男にレイプされかけて相手を射殺してしまうところまで
が冒頭部分に当たるが、「キューティ・ブロンド」の方は、見るからに「金髪馬鹿女」であるヒロインが上昇志向のある恋人
に振られたことをきっかけに、法科大学院受験を決めるというエピソードがそれに当たる。
ロースクール(法科大学院)から上院議員を目指す男性の妻に相応しくないと言われたヒロインが、そうした男性に相応しい
女になるために、自分もロースクールを目指すことにするエピソードである。

興味深かったのは、恋人にデートに誘われたヒロインがてっきりプロポーズされるのだと思い込んで、わざわざドレスを買い
に行く場面。
店員から金持ちの「金髪馬鹿女」だとと侮られ、セール品を「一点モノ」だと嘘をつかれて正価で売りつけられそうになった
ヒロインが、服の縫製の仕方が店員の説明と矛盾している上、このデザインは去年の秋のファッション誌で見たもの(つまり
流行遅れのセール品であるはず)だと論破するのだ。
喋り方はいかにも「金髪馬鹿女」風であるが、発言内容は理路整然としている。

つまり、この物語の主人公は、見かけこそ「金髪馬鹿女」であるものの、中身はむしろ裁判で訴訟相手を理路整然と論破する
「法律家タイプ」なのである。
(あとでネットで調べたら、この映画は「金髪馬鹿女」であるヒロインが法律家として成功するという物語であるらしい)
伏線の入れ方が上手いなあ。

いつものように「勝や」で飲んでから帰宅。
この店のホット烏龍茶が、意外と本格的で美味しいことに気づいた。

寝る。

2019年6月27日(木)
蒸し蒸しジメジメと暑い。
出勤して普通に仕事。
昨日、急な残業のせいで受け取り損ねたシフト表を休憩時間の終わり頃にようやく渡されたのだが、改めて内容を確認すると
週3勤務のはずが週4勤務になっていた。

もしかして、シフトを組む時に希望を聞かれ「金曜日は用事があるので休みたいのです」と言ったのが「金曜日だけ休めれば
いい」という風に伝わってしまったのだろうか?
「週3でも週5でも良いですよ」を私は2択だと思ったが「週3から週5まで任意の日数」という意味だったのかも。
(まあ、特に問題はないのでいいけれど)

それより「土曜日に出勤できる人」を聞いて回っている社員の動きの方が不穏。
やはりだいぶスケジュールが押しているっぽい。
さすがに週末にまで働かされるのは嫌だ。

そして、今日も1時間半の残業。
危ういところで夜9時からの「幻解!超常ファイル ダークサイドミステリー」を見逃すところだった。

 私信:1号くんへ、私が駅で君に声をかけられたとき、めちゃくちゃ急いでいたのはそういうわけなのだよ。(^^)
    玉子は無事に家まで持って帰れたかな?

さて……
今夜の「幻解!超常ファイル」は、いわゆるUMA(馬のことではない、未確認生物のことである)の話。
実はこの「未確認生物」という言葉自体が、オカルトじみたUMAの話を生み出す一因となっているのだそうだ。

生物学者は、ある生物の目撃事例について、例えば「サメだか小型のクジラだか分からない」というとき「その生物の正体は
未確認である」という言い方をする。
そして「つまり未確認生物がいたということですか?」と聞かれたら「そうです」と答えてしまうわけである。

ところが一般に「未確認生物」と言うと、未知の生物、謎の生き物を想像する人が多い。
そのため「明らかにサメだがどの種類のサメであるかまでは分からない」というレベルの「未確認生物」の話が、一般に広ま
る過程で「専門家が未確認生物の存在にお墨付きを与えた」という話に変化してしまったりするのだという。

これって「極めて低い可能性」という言葉と似ているな。
専門家が「極めて低い可能性」と言ったら「まず、有り得ない」という意味なのだが、デマになって広まる時には「専門家が
低いながらも可能性があると言った」→「専門家が可能性があると言った」という話になりがち。
「専門家が言っていた」という話を聞いたら、気をつけないとな。

そして続いて「コズミックフロント NEXT」。
2017年に、中性子星の合体によって生まれた重力波が観測された時の話。
(興味深い話だったが「第一報が届いた時に、科学者は子供のオムツを替えているところだった」とか「別の科学者は遊園地
でデート中で」とかいう情報は、必要だったか?)

明日は仕事は休み。
はるこんの翻訳をやらなくては。

寝る。

2019年6月26日(水)
出勤。
今日も朝から研修が始まる。
午前中いっぱい。

午後。
さすがに仕事が始まると思ったのだが、研修内容に改訂があったとかで、その解説。

夕方5時過ぎ。
業務に入っている社員は、本日、残業がある由。

まだまだ解説を聞いている状態の我々には関係ない話だと思っていたら、17時40分に研修終了。
直ちに業務に入るようにとの指示を受ける。
(念のため、定時の退社時刻は18時)
さすがに20分で終わる仕事ではないので、1時間の残業になる。

19時半近くに、退社。
駅に向かって歩いている途中で、池袋行きのバスを目にしたので、バス停まで逆戻りしてバスに乗って池袋まで帰る。
……疲れた。

夕食を食べながら気がついたのだが、疲れていると口に入れた食べものを体が「食べられるもの」と認識しないな。
咀嚼しても飲み込んでも何か違和感がある。

さて。明日は普通に仕事なのだろうか?
寝る。

2019年6月25日(火)
朝。
5時に目を覚ます。
昨夜はブルーレイレコーダーの設定途中で疲れて眠ってしまったので、今日はその続き。

昨日は「音は出るが、映像が出ない」という状態だった。
接続に問題があるとすると原因は……
古くなったケーブルか?
買ったばかりのコンバーターか?

アマゾンのサイトでコンバーターの商品説明をよく読んでみると〈入力側の接続機器にディスプレイ用機器が表示しない場合
には、電源を落とさずに再度HDMIケーブルを抜いて挿し直してください〉と書いてある。

「入力側の接続機器にディスプレイ用機器が表示しない」という日本語が、やや分かりにくかったが、とりあえずケーブルを
抜いて差し直してみる。
すると、テストパターンが表示された。
(これは昨日も1度だけ出たな)

テストパターンが表示される場合と表示されない場合があるわけだが、何かが表示されるということは、映像用のケーブルは
物理的には繋がっている(断線していない)ということになる。

そして、さらに商品説明をよく読むと〈モバイル機器などHDMIポートから十分な電力が供給されない場合は、動作が不安定
になります。その場合は、付属のmicro USBケーブルを接続し電力を供給してください〉とも書いてある。

私が接続しているのはモバイル機器ではないし、そもそも「付属のmicro USBケーブル」にACアダプターが付いていない。
ACアダプターは持ってはいるものの、携帯の充電用なので、正直、他の用途に使いたくない。
なので、この方法を試すのは避けていたのだが、他の方法が思い当たらない。
仕方なく、micro USBケーブルをコンバーターに差して、携帯の充電用ACアダプターに繋げてコンセントに……。

いきなりテレビの画面が点いて、初期設定の画面が表示された。
コンバーターが、正しく動作したのだ。
やはり、電化製品を使用する時には「プラグをコンセントに差す」が基本のようだ。
(アマゾンで、コンバーター用にACアダプターをポチる)

問題なくチャンネル設定が終わったので、NHKから民放に買えようとリモコンを操作する。
CATVボックスのチャンネル表示が変わり、テレビ画面が……変わらない。
(アレ?)
と思いつつ、ブルーレイレコーダーのリモコンを操作すると、画面の表示が変わった。
チャンネル設定をしている時に気づくべきだったのだが、どうやらこのレコーダーはレコーダーのリモコンでテレビのチャン
ネルを変えるようになっているらしい。
(これまでは、CATVボックスのリモコンでチャンネルを変えていた)

ブルーレイレコーダーのリモコンでチャンネルを変えると画面は変わるが、当然ながらCATVボックスのチャンネル表示は
そのまま。

(現在のチャンネルがわかりにくくなったなあ)
ぐらいに考えながら、BSに切り替えようとしたら、エラーメッセージが表示されてしまった。

レコーダーのチャンネルをBSに合わせると、エラーがでてしまうのだ。
BSの番組が観られない。
「なぜだ?!」
と叫んだところで、力尽きる。

午後。
レコーダーの設定はとりあえず置いておいて、図書館へ行こうと開館日の確認をしたら中央図書館も千早図書館も休館日。
仕方がないので池袋図書館に向かうが、実はこの図書館はちょっと苦手。
何度行っても、必ず道に迷うからだ。

今回も自転車で出かけ、同じところをぐるぐる回った挙句に近所の人らしき中年のご婦人に道を聞いたら、ぜんぜん違う道に
迷いこんでいたことが判明。

本当に道がわかりにくいのだ。
嘘だと思ったらネットで「豊島区立池袋図書館」を検索して地図を見てみて欲しい。
ここに池袋駅から要町交差点に続く大通り(アゼリア通り)の方から行こうとすると、訳が分からなくなるのだ。

というわけで、さんざん迷った末に、どうにか図書館には到着。
「研修中」のバッジをつけた図書館員の肩にパソコン席の場所を聞いて行ってみると、3人ぐらいしか座れない狭いところ。
しかもその3人分を合わせてやっと、中央図書館や千早図書館の1人分のスペースしかないのだ。
3つの席は1つだけ埋まっていて、先客は辞書を引きながらPC画面の英文を読んでいるご老人。

ひとつ置いた隣の席に座って、ノパソを出して準備をしながら、何か異臭を感じた。
(近くに生ゴミのバケツでもあるのか?)
と、辺りを見回してから、ご老人の衣服に改めて視線を向ける。
よく見ると、シミやほつれが目立つ服。
そして、臭いはどうやらそこから発しているようだ。

学術研究に没頭するあまり、洗濯や風呂にかかる経費を節約されておられる方なのか?
しばらく我慢して作業していたが、あまりの強烈な臭いに作業に集中できない。

図書館の規則では「異臭のする方」は出て行って頂いて良いことになっているようだが、このご老人がなされている作業は、
図書館で行う行為として王道的に正しい。
これは私の方が遠慮した方が良いだろうと、早々に作業を切り替えて帰宅する。

どうせ帰って来たのだからと、ブルーレイレコーダーの取説を読みながら設置作業を再開。
〈外部機器の映像を見るとき〉のやり方を発見する。
取説を見ながら設定をいじって、CATVの方のリモコンでチャンネルが変えられるようになったのだが、どうやらこっちの
リモコンで操作できる機能には制限があるようで、画面の大きさの切り替えができなくなってしまった。
なんだかちっこい画面(14インチより一回り小さい感じ)でテレビを視聴する羽目になる。

普通の大きさでテレビを視聴したいときには、リモコンで切り替えるのだが、それだとBSが観られない。
BSを観ようと「外部機器の映像」に切り替えると、画面が小さくなる。
切り替え自体も、ちょっと手間。

でも、まるっきりテレビが視聴できないわけではないので、差し当たってはこれで良いとすることにした。
それにしてもレコーダーの購入からテレビが見られるようになるまで、丸2日。
なんで最近の家電はこんなに面倒臭いんだろう?

テレビはニュースをやっていて「内閣不信任決議案否決」だそうだ。
議員の人数から考えて、結果が見えていたのでさほどのニュースとも思わない。

寝る。 

2019年6月24日(月)
雨。
普通に出勤……のつもりだったのだが、駅を降りたら何か様子が違う。
改札を出て階段を上がったところで、降りる駅を間違えたことに気づく。

ホームに戻って、改めて会社の最寄駅へ向かう電車に乗って無事出社。
数分おきに同じ方面に向かう地下鉄がない世界に行ったら、私は簡単に死亡してしまうかもしれない。
(人にやさしい東京大好き)

今日も研修。
(本来は、研修は先週で終了している予定だった)
席に着いて本日の説明を聞いている最中に、部屋が揺れだした。

 時刻:9時11分頃
 震源:千葉県南東沖(北緯34.9度 東経140.0度)
 深さ:約60km
 規模:マグニチュード5.5
 最大震度:4
  千葉県:館山市、南房総市
  東京都	:千代田区
  神奈川県:川崎市川崎区、秦野市

参考までに、豊島区は震度3だったそうだ。
(自宅、大丈夫かな?)

夕方。
一応、研修終了ということで、
(これからいよいよ業務に入るのかな?)
と思っていたら、変更点が出たのだとかで、まだまだ続く研修。
「明日も続きがあります」と言われたが、明日はシフトの関係で私は休みだぞ???
質問したら、補習をやってくれるとのこと。
じゃあ、安心して休もう。

会社を出たら雨が止んでいたので、傘を畳んで家へ向かう。
……家まであと5分というところで、大粒の雨が降り出した。

帰宅。
部屋に入ったが、特に地震の影響はなさそう。

さて、昨日買ったブルーレイレコーダーの接続作業を開始する。
アマゾンでポチッたコンバーターを繋いで、古いDVDから引っこ抜いたケーブル類をそのまま差し直すだけなので、理屈の
上では簡単なはずだが、重たいブラウン管のテレビを動かすのは結構な重労働。
(思った通り、台座との間に手を挟んで怪我をする)

そんなこんなでどうにかケーブル類を繋いで、電源を入れる。
しかし、なぜか画面が映らない。
(真っ暗だったり、映ってもカラーパターンだけという状態)

念の為、テレビ受像器を替えて実験してみるが、やはりダメ。
音声は聞こえるのだが、画面が映らず、初期設定もできない状態なのだ。
(昔の家電は、コンセントさえ繋がれば使えたのになあ)

夜中まで頑張って、疲れ果てたので、寝る。

2019年6月23日(日)
午前中。
テレビを点けようとしたら、画面が映らない。
調べてみたらDVDレコーダーの調子が変(電源が入らない)になっていることが分かる。
我が家のテレビはかなりヘンテコな繋ぎ方をしているので、DVDレコーダーの電源が入らないとテレビの方も映らないので
ある。

レコーダーのスイッチをいろいろと押してみたり、コンセントを引っこ抜いて差し直してみたりといろいろやった挙句、
「これは本格的に壊れた」
と判断してビックカメラに新しいものを買いに行くことにする。

ビックカメラ池袋本店。
映像関係の売り場に来るのは久しぶり。
なんだか様子が変わっていて、一番変わったのはDVDレコーダーの売り場。
どう変わったのかと言えば「存在しない」のである。

これにはさすがにうろたえる。
(ここはどこ? いまはせんきゅうひゃくなんねんですか?)
と、気分はすっかりタイムトラベラー。

店員に聞いたら、
「いまはDVDレコーダーは、ブルーレイレコーダーと言うのです」
と、教えてくれる。
「いや、でも欲しいのはDVDレコーダーの方で……」
と言うと、
「大丈夫です。ブルーレイレコーダーでもDVDは使用できます」
と、力強い言葉。

勧められた通りの商品を買おうとして、ふと心配になって、
「これ、赤と黄色と白の線で繋げますか?」
と聞いたら、
「できません」
と、きっぱり言われてしまう。
いまのレコーダーは、HDMI端子というものを使うのだそうだ。

「お使いのテレビは、何年頃にお買い求めのものでしょうか?」
と聞かれたので、
「2001年です」
と答えたら、
「2001年? 2011年ではなくて?」
と、聞き返される。

間違いなく2001年製のブラウン管テレビだと答えると、
「では、HDMI端子は付いていませんねえ」
と、ため息をつかれてしまった。
(我が家は難視聴地域でケーブルテレビを使用しているため、地デジ化の時に特にテレビ受像機を買い替える必要がなかった
のだ)

とりあえずそのブルーレイレコーダーを買って帰る。
1号くんが引越しの際に我が家に置いて行った箱の中に、確かテレビの箱があったことを思い出したのだ。
物置にしている部屋の奥から取り出そうとすると、この箱がやたらに重い。

(最近のテレビって、こんなに重いのか?)
と、開封してみたら、テレビと一緒に、なぜか3キロの鉄アレイが出てきた。
(1号くんが雑な荷物の梱包をする奴だということは知っていたが、普通、テレビと鉄アレイを一緒の箱に入れるか?)

箱から出て来たテレビはブラウン管方式ではないものの、残念ながら赤と黄色と白のケーブルで繋ぐやつだった。
ええと……???
(困った時は、アマゾンに相談だ!)

「HDMI to AV 変換コンバーター」というものをポチる。
(あとのことは、コンバーターが届いてから考えよう)

夕方。
2号くん(以前、1号くんと一緒に住んでいた)が来る。

「DVDレコーダーが壊れて、テレビの箱に鉄アレイが入っていて……」
という話をすると、
「失くしたと思っていた鉄アレイが、そんなところにあったのか」
と、喜んで持って帰った。
(なぜ2号くんの鉄アレイが、1号くんのテレビと一緒に梱包されていたのかは不明のまま)

夜。
大河ドラマ「いだてん」がクライマックスだったらしく、Twitterがその話題で盛り上がっている。
当然、こっちは見られない。
なんだか精神的に疲れたので、もう寝る。

2019年6月22日(土)
午前中。
NHKドラマ「なつぞら」の1週間分再放送を観る。
兄妹3人がそれぞれバラバラに育った戦災孤児の長女であるヒロイン。
自分は父親の戦友に引き取られ、兄は施設に、妹は親類の元へ。

兄は施設で虐待を受けて脱走、幸い親切な女性に拾われて現在は劇団の手伝いをしながら育ての母の家で暮らしている。
ヒロインも親切な養父母の元ですくすくと成長し、今は夢を追って東京に出てきて、再会した兄と一緒に暮らしている。

ヒロインたち2人は、当時は一番確かな身の寄せ先だと考えられていた「親類の元」へ行った妹を探す。
「妹が幸せならそのままにしておこう」と話し合っていた2人だが、なんと妹は親類の家で虐待を受けた挙句にその家を逃げ
出して行方不明になってしまったていたのだった。

行方不明の妹を探したいヒロイン。
しかし手段がない。
そこで思いついたのが自分の仕事であるアニメーション制作。
制作スタッフとしてポスターに名前が載れば、どこかで生きているかも知れない妹の目に触れる可能性が……。
ヒロインはその可能性に賭けて仕事を頑張るという流れ。
可能性としては、かなり低い気もするのだが、まあ「お話」だから。(^^)

午後。
はるこんの会議に出かけようとしたら、雨だった。
会議では、来月に発刊予定の「はるこんブックス」の話とか、来年のはるこんの話とか。
……いろいろと前途多難な様子。

飲み会にも参加。
日本酒が売りの店なのだが、この店は日本酒を出したらちゃんと水を出す。
それも瓶入りの水をたっぷりと。
水を飲みながら日本酒を飲むとあまり酔っ払わないので飲む量は増えるし(つまり売上が増える)、客の方も翌朝に二日酔い
にならない。
これは賢いな。

家に帰って、寝る。

2019年6月21日(金)
出勤。
広い建物の中で、今日も道に迷う。

研修最終日なので、テスト。
午前中と午後に1回ずつの模試みたいなもの。
成績によっては、補習があるそうだ。

1ヶ月間の短期バイトの仕事をするのに2週間の座学研修が必要というのが、合理的に考えてどうかと思う。
どうしてこんなことになったのかと想像してみるに……

例えば「偉い人」の思いつき。
「仕事量が膨大だ。手順に従えばアホでもできるようなシステムを作って人海戦術で乗り切ろう!」

でも、実際に手順を運用してみようとすると問題点が発覚する。
「このシステムで行くという方針は、上の決済を通ってしまったので覆せないぞ」
「じゃあ、問題点の部分は〈例外〉にしましょう」
「問題点が山ほど出てきました」
「じゃあ、それを全て〈例外〉に……」
で、〈例外〉が多すぎて、すでに「アホでもできるシステム」ではなくなってしまっているのに最初の方針を覆せないとか?
(プログラムを組んでコンピューターにやらせ、エラーが出た場合だけ専門家が対応するシステムじゃダメなんだろうか?)

思い出したのは、アーサー・C・クラークの某短編小説。
ネタバレになるのでタイトルは明かせないが、宇宙船のコンピューターが故障したので、みんなで算盤を使って膨大な計算を
人海戦術で乗り切ろうという話。
当然、多量の算盤とそれが使える人が必要になるのだが「宇宙船に日本人が乗っていてよかったね」で、すべて解決。
日本人は手先が器用だから、そこらへんの材料で簡単に算盤が作れるし、すぐに乗員たちに算盤を教えられる。
なんと言っても「日本人」だから。(笑)
(これ以上のバカSFって、そうそう書けるものじゃないと思うのだが、編集者もよく通したな)

18時に仕事が終わって、19時過ぎに帰宅。
当初の説明では「通勤時間は30分ちょっと」だったのだが、結局なんやかんやで通勤に1時間かかる。
(駅から会社までが結構遠かったりとか、職場の建物が広すぎて門についてから事務所にたどり着くまでの時間がバカにならないとか)

さて、明日は、はるこんの会議。
風呂に入って、寝る。

2019年6月20日(木)
出勤。
いつもの時計が電池切れなので古いデジタル時計を使用したのだが「あと何分か?」を感覚的に捉えるのにはデジタル表示は
やはり不便。

駅に着いたら電車が遅れていて、発車時刻が中途半端なので乗り換えの勘も狂った感じ。
いつもならすぐに渡れる信号が赤信号だったりと、会社に着くまでに無駄な時間がかかってしまった。

今日も研修。
そしてテスト。
ふと思ったのだが、人間を訓練するよりプログラムを組んでコンピュータに仕事をさせた方が能率的じゃないだろうか?

18時に仕事を終えて、19時過ぎに帰宅。
通勤時間が1時間を超えるというのは、ちょっと時間を無駄にしている気がする。

夜。
「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」を観る。
過去の放送の再編集版のような内容で「うつぼ舟」の話が面白かったな。

「うつぼ舟」とは、江戸時代に滝沢馬琴が語った話の中に出てくるもので、謎の箱を持った美女が乗っていたという舟のこと
だと言う。
奇妙な形の舟で「こんな形の舟は、当時どこの国にもなかった」と専門家が解説していたが、私には「茶釜」に見えた。

ちなみに「うつぼ舟」に乗っていたとされる女性は、一説によれば養蚕を日本に伝えたという「金色姫」ではないかとされて
いるそうだ。(つまり、手にした「謎の箱」の中には蚕が入っている)

で、
(養蚕に関係のあるもので、茶釜に形が似たものはないだろうか?)
とググッたら「養蚕火鉢」というものがあるそうだ。
「養蚕火鉢」は、蚕室の室温を上げるために使うもので、その気になればうつぼ舟に見えなくもない。

「うつぼ舟」の絵の元ネタが蚕の箱を持った金色姫と大きく描いた養蚕火鉢だったとすると、そんな絵がこの世にあったとし
てもおかしくはない。
さらに画像検索を続けていたら、蚕に繭を作らせるためのまぶし(やどい)にもあんな感じの形のものがある。
いずれにせよ「養蚕の道具」だと思えば、箱を持った金色姫と並べて描いてあっても不思議なことはない。

うつぼ舟と一緒に書かれていた、どこの国の文字でもない「謎の文字」も「蚕がまぶしに繭を作った図」だったものを意味が
わからないまま書き写したら、なんだか文字っぽい形になってしまったのだと考えると、そんな風に見えなくもない。

「養蚕の説明図」を、内容を理解しないまま書き写した絵を目にした滝沢馬琴が、イマジネーションを駆使して創作した物語
が「うつぼ舟」の話だと考えると、それはそれで別の意味でロマンが広がるような気がするな。

寝る。

2019年6月19日(水)
夕べは地震のせいで目が冴えて眠れなかった。
やや寝不足。

いつものように家を出て、地下鉄に乗車。
英語の車内アナウンスがなぜか日本語訛り。
こういうのは外人さんが録音しているのだと思っていた。

別の路線の地下鉄に乗り換えたら、車内の電光掲示板が故障中とかで、次の駅名が表示されないトラブル。
なんだか不調な地下鉄。
もしかしてあの日本語訛りのアナウンスも、正規の録音に何か不具合でもあったのだろうか?

会社の最寄駅で降りて時計を見たら、やたら早い時間。
(今朝はいつもより乗った1本電車が早かったか?)
などと思いつつ、自宅近くで投函する予定だった郵便物を、まだ持っていたことに気がついてポストを探す。
早めに着いたのだから、良い時間調整……と思いつつ、大通りをウロウロ。
だいぶ先の交差点まで歩いたのに、ポストが1個もない。

そして、時計を見るとさっきから5分と経っていない。
というより、1分も時計の針が動いていない。
(結構、歩いたつもりだったのだけれどな???)
と、ここでふと、不安になって携帯電話の時計を確認。

驚愕の真相が判明する。
腕時計、電池切れ!

どうやら7時40分に電池の力が尽きたらしく、携帯の時計は8時10分を指していた。
これはさすがにやばい。
急いで会社に飛び込んで、更衣室へ!

……どうにか更衣室が混み始める前の時間に間に合った。
(セーフ!)

今日も1日、研修。
帰りの地下鉄は、電光掲示板は普通に表示されていたが、なぜか車内CM用のモニターが真っ暗だった。
いろいろとガタが来ているのだろうか、東京メトロ。

帰宅。
投函する予定だった郵便物をまだ持っていることに気づく。
そして腕時計の電池を買うのも忘れた。
さらに、この「独り言」を更新しようとしたらエンコーディングの設定ミスでファイルが全て文字化けしていた。

ガタが来ているのは地下鉄だけじゃないようだ。(^^;
寝る。

2019年6月18日(火)
朝。
やや寝坊したようで、5時に目覚ましが鳴ったのに気づかなかった。

目覚めると、今日も良い天気。
満員電車に乗車したら、隣に立ったサラリーマン風の中年男性が、吐き出すように「疲れた!」とつぶやくのを耳にした。
その足元には、そこそこ多めの荷物。
そしてワイシャツからは鍋物の匂い。

朝食に鍋物は珍しいから、察するにこれは彼の昨夜の夕食の匂いか?
大荷物は、単に会社に行くには不釣り合い。

泊りがけの出張から帰る途中のサラリーマン?
昨夜遅くまで鍋料理の出る夕食会に出席した?
着替えのワイシャツが用意できないようなシチュエーション?
(事情はよく知らないが、なんかお疲れ様)

さて、こちらも出勤。
今日も研修。
残業はないので、定時で退社。

帰りの有楽町線がドアの点検だとかで遅れていた。
(最近、こういう理由での列車の遅れが増えた気がするなあ)

帰宅。
夕食をとって、風呂に入り、そろそろ寝ようかと思っていたら、部屋がユラユラ揺れ出した。

そこそこ揺れが長かったので速報が流れるかとテレビをつけたら、臨時ニュースをやっていた。
思ったより大きな地震であったらしい。
津波注意報が出たようだ。

 時刻:	22時22分頃
 震源:山形県沖 酒田の南西50km付近(北緯38.6度 東経139.5度)
 深さ:約10km
 規模:マグニチュード6.8
 最大震度:震度6強(新潟県村上市)
(豊島区は震度1だった)

午前0時近くになっても、まだ地震のニュースが続いている。
揺れが大きかったあたりでは停電もしているそうだ。
夜中の地震は、暗闇の危険というのも怖いな。

……そろそろ寝よう。

2019年6月17日(月)
朝起きて、出勤、研修、テストと、いつものスケジュール。

帰宅すると、昨日のニュースでやっていた警察官から拳銃を奪った容疑者というのが逮捕されていた。
容疑者は精神障害のある人で、山の中で寝ているところを見つかったらしい。

拳銃は彼が寝ていたベンチの下に置いてあったそうだ。
そして当人は犯行を否認しているのだと言う。
(「精神障害者を犯人に仕立て上げる真犯人」というネタを考えてしまった)

NHKの旅番組みたいなものを見ていたら、臨時ニュースが入る。
中国の習近平主席が北朝鮮を訪問することになったのだそうだ。
北朝鮮情勢も、なんだか最近めまぐるしい。

夜9時のニュース。
警官を襲った容疑者が、元自衛官である可能性があるのだそうだ。
訓練を受けた警察官を襲ってナイフで刺せたということは、犯人の側も訓練を受けた人間だった?
それにしても、物騒な世の中。

寝る。

2019年6月16日(日)
朝刊の1面に、
〈香港、条例改正を延期〉
の見出し。

〈香港政府トップの林鄭月娥行政長官は15日、刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」の改正
を期限を定めず延期すると表明した〉

〈条例改正をめぐっては、中国に都合の悪い人物が引き渡しの対象になりかねないとの懸念が広がっていた〉
とのことで、改正に反対するデモ隊と警察の衝突で80人以上が負傷したと伝えられている。

〈中国政府も15日、審議延期の決定を「支持する」との談話を発表した〉とのこと。

3面に関連記事があり、
〈中国、G20控え事態収拾〉
〈欧米の批判を警戒〉
という見出し。

記事は、
〈民主派団体は条例案の完全撤回を求めており、反対運動が早期に収束するかは不透明だ〉
〈政府方針を変更させた「成功体験」を得たことで、他の中国寄りの政策にも反発が強まる可能性もある〉
と結ばれていたが、G20後に中国政府はどう動くのだろう?

別のニュース。
同じ3面のすぐ隣の記事。
〈中東で13日に起きたタンカー攻撃を巡り、米国がイラン包囲網を強めている〉
という内容。
「シェール革命」のおかげで、アメリカは中東への依存度が低くなっているから良いのかもしれないが、日本はどうなるんだ
ろうか?

午後。
午前中から花粉か風邪かよく分からない症状が出ていたが、花粉症の薬を飲んでも改善しないので、風邪薬に変えてみる。

夕方。
昨日、ワークショップで教材に使われたやりかけの課題(ミステリー)をいじる。
警官が襲われて拳銃を奪われるというストーリーだったのだが、ネットのニュースを見ていたら、大阪の方で警官が襲われて
拳銃を奪われたらしい。
偽の通報でおびき出すというところまで、私のアイデアと一緒だった。
(本当にやるなよ……)

夜。
テレビは観ていなかったのだが、Twitterに大河ドラマ「いだてん」の感想が流れて来た。
今回は関東大震災の話で、熊本出身という設定の主人公の金栗四三が方言のせいで自警団に外国人と間違えられかけるという
エピソードがあったらしい。
(観れば良かったかな?)

さて、明日は仕事なので、そろそろ風呂に入って寝よう。

2019年6月15日(土)
午前中。
2号くんから「一緒に『ゴジラ』を観に行かないか」との電話。
一緒に行く予定だった1号くんが寝坊して来られなくなった模様。
「そろそろ家を出ないと間に合わない時間なのだが、1号と連絡がとれない」
とにこと。
ちなみに電話がかかって来たのは8時23分で、チケットを予約したのは9時からの回であるらしい。

残念ながら、先日、物理的にアウトになったSuicaが今日の午前中に届く予定なのと、1週間分の「なつぞら」を観るつもり
であったので、佐藤編集長に回す。

編集長、
「なんや、もう時間がないやないか」
とブツブツ言っていたものの、しばらくして「無事に池袋の映画館にたどり着いて上映に間に合った」と連絡があった。

さて、今週の「なつぞら」は、ヒロインがトレースの練習をしてアニメーターの試験に合格するまでの話。
社長が結婚退社を当然のものとして語るシーンは伏線だろう。

ところで、ヒロインの服装について、彼女にはモデルがいて、その女性は「少ない服を着まわす名人」だったらしい。
しかし、ドラマではヒロインは「豊富な服を持つ知人から毎日服を借りている」という設定になっていて、同じ「毎日、違う
服装で出社していた」でもまるで意味合いが違ってくる。
(これだとヒロインのキャラのイメージが変わって来るな……)

気になっていたら、ドラマではヒロインの「お洒落」に触発された同僚が「少ない服を着まわして毎日、違う服装で出社する
ようになった」という流れになっていた。
これ、何か意味があってそうしたのだろうか?

午後。
無事にSuicaを受け取れたので、映画を観終わった佐藤編集長と一緒に表参道へ。
(彼はなぜか田嶋陽子氏の「書アート展」へ行くのが好きなのだ)

「書アート」というのは墨と筆で書いた文字を使ったアート作品のことで「書道」とは違って、墨に他の素材(木工用ボンド
とか)を混ぜることで絵画的な作品に仕上げたりもする。

会場に行ったら田島氏が来ていて(当たり前か?)、会場の人に、
「どうやってこの個展の存在を知ったか?」
と聞かれたのに対して、佐藤編集長が、
「以前、シャンソンを聴きに行ったときにアンケートに回答したら案内が来た」
と答えると、田島氏、なぜか非常にハイテンションになられた。

「最近は、平日昼間の公演ばかりなので、仕事があってシャンソンは聴きに行けていない」
と言うと、
「わかった。じゃあ、平日の夜にもやろう。何時頃がいい?」
って……(笑)
(これって必ず聴きに来いみたいなプレッシャー?)

コーヒーとケーキを頂いてから(美味だった)会場を出る。
外は雨。

私が表参道へ行くのは半年に1回ぐらいなのだが、なぜか毎回、寒い。
冬場なら、まだ仕方がないのだが、今日は6月も半ばだと言うのに。

その寒い中を、傘を差して「明治神宮前〈原宿〉」まで移動。
妙に思われるかも知れないが、本当に「明治神宮前〈原宿〉」という駅名なのだ。
昔は単に「明治神宮前」だったのだが、JRの「原宿」との乗換駅なので「駅名が違っているので分かりにくい」という苦情
でも来たのかも知れない。

だったら東京メトロ「雑司が谷」も「雑司が谷〈鬼子母神前〉」とかにすれば良いのにな。
副都心線から都電荒川線への乗り換えは、荒川線の方にも「雑司が谷」という名前の駅があるので余計にややこしいのだ。
普通、同じ名前の駅があったら、そっちが乗換駅だと思うよな?

帰り道で、佐藤編集長と「アートとは何か」について話し合う。
「表現されたものに何らかのテーマがあるのがアートだろう」
というのが私の意見。

「今日の個展は、書かれていた文字が〈憲法九条〉とか政治的だったな。あれはアートか?」
と、佐藤編集長。
「そりゃ、今回はテーマが〈反戦〉だったからだろう。これ以上ないくらいテーマが明確な個展だったぞ」
と、私。
ここで初めて「え?」と、案内ハガキを見直した編集長、かなりアレだと思う。

アートの鑑賞に行くときには、テーマぐらいは事前に確認しておくべきだと思うぞ。
案内ハガキにデカデカと書いてあるのだから。

帰宅。
ワークショップの課題に取り組むが、進まず。
(探偵のキャラが……)

寝る。

2019年6月14日(金)
良い天気。
会社に行って、研修とテスト。

午後。
長袖の制服が支給された。
これで冷房の効いた部屋でもなんとか過ごせる。

夕方。
今日は空想小説ワークショップの日。

バス停に着いたら、ちょうど池袋行きのバスのドアがしまったところ。
「あちゃー!」
と思ったら、運転士がドアを開けてくれたので飛び乗る。
(なにせ、20分に1本ぐらいしか来ないバスなのだ)

お陰で講座に間に合ったのは良いのだが……
今日提出の課題が出来ていない!

なので教室に入ると開口一番、
「ミステリで、殺人事件が起きる話なのですが犯人の動機が思いつかなくて……」
と言い訳から。

講師の先生が動機のアイデアについていろいろとアドバイスをくれた。
そして、誰も課題を提出しない。(^^;

中休みのときに、先生がふと気がついて、
「今日は課題の提出日じゃなかったっけ?」
(宿題もみんなが忘れると、先生も出したのを忘れる?)

「そうですよ。授業の始まりに私ができなかった言い訳をしたじゃないですか」
「あ、あれは、そういうこと?」
「そうです。そういうことです」
(胸を張って言うことじゃないと思うが)
結局、私の中途半端な宿題は、講義後半の教材に使われた。

講座終了後は、いつものように「勝や」で飲んでから帰宅。
Twitterを見たら、例の金融庁が出した「老後のために2000万円の貯蓄が必要」という報告書については、なかったことに
されるらしい。

「足りないだろうと思っていた年金が、思っていた通りに足りなかった」という話をいまさら取り消されても「じゃあ大丈夫
なんだ」とは思えないよなあ。

若い人には「とりあえず老後のための貯金に励め」以外のアドバイスは思いつかない。
これって、しかし経済を回す上ではマイナスになる。
(どうしたもんかねえ?)

寝る。

2019年6月13日(木)
晴天。
日差しが強くて、むしろ暑い。
但し、会社の建物に入るまでは。

システム的に全館冷房なのか、私のいるオフィスエリアはやたらに寒いのだが昼休みに「暑い」と愚痴っていた社員を見かけ
たから、暑い部屋は暑いらしい。

それはそうと、午前中に体調不良だとかで1人早退したようだ。
(風邪かな?)

午後。
ついに「制服の下にセーターを着ないように」という指導が入る。
やっぱり(^^;

「どうしても寒いのなら長袖の制服を用意しますが、季節的にもうすぐ7月ですよ」
と、担当者は、長袖の導入にあまり乗り気じゃなかったようだが、試しに長袖の制服の希望者を集めたら、長い行列ができて
しまった。
締め切ったオフィスで、冷房をガンガンにかけていたら7月も8月も気温的には真冬に近いのだよ。

今日も研修とテストで1日が終わる。
帰宅してなんだか脚が痛い気がするのに気がついた。
筋肉痛っぽい痛さ。

昨日、帰り道に後楽園の駅で南北線から丸ノ内線まで駆け上がったのを思い出した。
地下鉄の線路が入り組んでいる東京メトロの駅は、新しい路線の駅を作ろうとすると、どうしても地面の深い場所になる。
浅いところにはすでに別の路線の駅があるからだ。
そして南北線の後楽園駅は、平成8年の開業と比較的新しく、丸ノ内線の後楽園駅はご存知の通り地上にある。
とは言え、地下鉄のホームからホームへ移動しただけで筋肉痛というのは、やはり日頃の運動不足か。

のんびり風呂に入っていたら「ダークサイドミステリー」と「コズミックフロント」を見忘れたことに気づいた。
ちょっと損した気分。
まあ、筋肉痛の方はお陰でやや改善したので、良しとしよう。

寝る。

2019年6月12日(水)
朝。
出勤途中で闇夜のうさぎさんに会ったので、声をかけたら「誰かと思った。お仕事バージョン」と笑われる。
私のスーツ姿が珍しかったらしい。

今の職場に限らず、自分では仕事に行くときには割とスーツを着ていた気でいたのだが、そういえば最近、スーツ系の仕事を
あまりしていなかったな。
逆に以前の勤務先の職場の人は、私の私服の方を街で偶然見かけたときに、すごく意外だと言っていた。
基本的に、スーツかGパンの人なので。

職場着。
建物の中で、またも道に迷う。
広い上に、廊下のあらゆる壁が全て同じデザインという方向音痴の天敵のような建造物。

今日もやることは変わらない。
研修と小テスト。

寒さ対策に、ついにセーターを着用することに。
半袖の制服の下に長袖のセーターというのは奇妙な格好に思えるが、みんながやっているので意外に普通に見える。
これだけガンガンに冷房を効かせるのなら、何のために半袖の制服を作ったのだろう?

夕方。
晩飯の買い出しにスーパーに寄ったら、またも闇夜のうさぎさんに会う。
考えてみたら同じ町内に住んでいるのだから、いままで遭遇率が低かった方が異常だったのか?

帰宅。
ツィッターに流れて来たニュースによると、香港で「逃亡犯条例の改正」(刑事事件の容疑者を中国へ移送できるような形の
改正)に反対する市民の大規模なデモが行われ、改正案を審議する本会議が延期となったとか。

ちなみに中国当局は「デモの参加者は外国人」だと言っているそうな。
「反政府デモの参加者の正体は、我が国を害そうとする外国人」というのは、どこの国でも政府の決まり文句であるらしい。

そんなことを考えていたら、続報が来て、デモ隊に警察が発砲し始めたという。
天安門事件を思い出して、暗い気持ちになる。

明日も仕事(研修)なので、風呂へ入って、寝る。

2019年6月11日(火)
今日は雨が降っていないので、昨日に比べれば通勤は楽。
楽とは言っても職場は遠いので、それなりに大変。

学生時代は、片道3時間の距離を通学していた。
大変だとは言っても、始発駅で電車に乗ってあとは目的地までほぼそのまま寝ていればよかった。
寝ていて移動する3時間と満員電車を乗り継いでの1時間だと、体感的には3時間の方が楽なんだよな。

職場に着いて、迷路のような建物の中に入る。
一緒にゲートを通った人が、
「こっち、こっち」
と誘導してくれたのは良いのだが、なんだか随分と遠回り。
「すぐに行ける道もあるけれど、あなたを案内しようと思ってわざと遠い方へ回ったの」
だそうだ。
よくわからないが、親切な人なのか?

更衣室で制服に着替える。
この制服は機能的な意味合いというより、セキュリティのために部外者を識別する目的のもののようだ。
この建物内で働いている人は、清掃係と守衛を除いて全員が同じ制服を着ている。
なかなかに壮観。

9時から18時まで研修を受けて、1単元ごとに小テスト。
ずっと椅子に座っているのって、疲れるな。
事務の仕事はこれまでに何度もやったが、オフィスワークは意外に立ったり座ったりが多いのだ。

昼休みに廊下に出たら、やっぱり道に迷っている人がいた。
(ひょっとして、セキュリティのために、わざと部外者にわかりにくい構造にしている?)

これだけ大勢の「迷子」を目にすると、自分が多数派になった気分になって心強い。
ついに我々方向音痴の時代がやって来たのだ!(違っ!)

18時過ぎに研修室を出たのに、帰宅したのは19時過ぎ。
やっぱり体感的に遠い。

家に帰ると飯食って風呂に入る以上の体力が残っていない。
今回の短期バイトが終わったら、次はもっと家の近くで仕事を探そう。

寝る。

2019年6月10日(月)
今日からバイト。
初出勤だと言うのに、朝から土砂降りの雨。

片手に通勤鞄を持ち、傘を差しながら地図を広げるのは非常に大変。
いろいろとバージョンアップがあったせいか、目下、地図アプリは思い切り役立たずになっている。
(なぜ急いで地図を確認しようとしているユーザーに「この近くのお勧めのお店」を紹介しようとする?)

さて、分かっている情報として、駅から目的地までは1本道。
1本道というのは、2方向のいずれかが目的地に向かう正解だということだ。
ここで方向を間違えると初日から遅刻というめでたくない結果になるので、慎重に確認。

素晴らしいことに、歩き出して10分ほどで無事に目的地が見えて来た。
ただし、広い道路の向かい側。
横断歩道を探して右往左往したものの、どうにか勤務先にはたどり着いたのだ。
自分で自分を盛大に褒める。

しかし、落とし穴はその後にあった。
職場の建物がやたらに広い。
そして、中が迷路。
廊下で中で何度も迷子になった。
これは私だけではなく他のバイト連中も迷っていたので、方向音痴に悪意を持つ何者かによって設計された建物であるに違い
ない。

本日は初日なので、まずは研修。
最近はセキュリティがうるさいらしく、研修室に入るのにポケットのない服に着替えさせられる。
それは良いのだが、着替えさせられた服が季節柄夏服で、今日の気温にそぐわない。
ひたすらに寒かった。

研修は2週間あると聞いているのだが、今回は短期バイトなので私は7月の末にはここを辞める予定。
なので実質的に「仕事」をするのは1ヶ月と1週間ということになるようだ。

昼。
社員食堂で食事をして、もちろん帰り道の廊下で、いくども迷いつつも研修室まで戻ることに成功を収める。

夕方。
そんなわけでなかなかの滑り出しであったバイト初日であったのだが、帰りに玄関から外に出ようとして他のバイト共々道に
迷う。
(やだもう、この建物!)

帰り道も土砂降り。
そして乗った電車はホームドアの異常だとかで途中で止まる。
なんかいろいろと余計なものに「祝福」されているな。(笑)

帰宅。
冷え切った体を風呂で温めて、寝る。

2019年6月9日(日)
朝。
目を覚ますと涼しい。
というか、むしろ寒い。
雨が降っていた。
(なんなんだ、この気温差は?)

今日は天皇皇后両陛下の26回目の結婚記念日。
ご成婚は、まだ20世紀の出来事。
21世紀は、当時予想していたものとはだいぶ違っている。

昼。
雨が止んだので図書館へ行き、どうにかはるこんの翻訳を終わらせて送信。

ビックカメラで買い物をしようとしたら、クレジットカードが使えない。
仕方がないので現金で支払い、カウンターでカードを確認して貰ったら、
「取引停止になっているようです」
と、穏やかじゃないことを言われる。

慌ててカード会社に電話。
確認を取って貰ったところ、
「そもそも支払いの請求が届いていません」
(つまり取引停止ではなく、店舗からの取引の依頼が来ていない状態)
カードの磁気がダメになったのだろうから、新しいカードを発行してくれるという話になった。

「ついては、このカードは使用できなくなります」
(なるほど)
「そして、Suicaも使用できなくなります」
「えっ?!」

クレジットカード付きSuicaの思わぬ落とし穴!
Suicaがないと電車やバスやファミマの買い物が、全て現金支払いになってしまう。
(急いでいるときにいちいち駅で券売機を探して切符を買うのか?)
考えてみたら昔はみんなやっていたことなのに、一度「ピッ」に慣れてしまうと死ぬほど面倒に感じてしまう。

なので、間に合わせにSuicaオンリーのカードを購入。
やたら混んでいるみどりの窓口に延々と並んだ末に窓口で事情を話して、
「新しいカードが届いたら、このカードの払い戻しはできますか?」
と聞いたら、
「出来ますが、手数料がかかるのでコンビニ等で使い切ってしまった方がお得です」
と、アドバイスされた。

帰り道は再び雨。
Siriに聞いたら、明日も雨だと言う。
風呂に入って、寝る。 

2019年6月8日(土)
出かけるつもりで風呂まで入ったのに、なんだかやる気がなくなってしまった。
(……暑い)
湿度が高い暑さなので、不快感が倍増。

夕方。
アガサクリスティーの「検察側の証人」の新作ドラマをBSでやるというので、観る。
いきなり戦場のシーンから始まって、
(えっ、そういう話だったっけ?)
と、戸惑う。

原作では「元女優」だった妻は、このドラマでは現役のショーガール。
ちなみに同じ原作でビリー・ワイルダー監督の映画版ではマレーネ・デートリッヒが演じていた役。

短編小説を前後編2時間のドラマにしたので、原作にはないシーンや設定がいっぱい出てくる。
弁護士の息子が戦時中に毒ガスで死亡し、弁護士自身も後遺症に悩まされている……という設定は必要なのだろうか?
(本日放映されたのは、前後編の前編だけなのでたぶん後編で何か出てくることになるのだろうが)

ドラマが終わって始まったドキュメンタリー「超常現象」は、どうもイマイチ。
これなら「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」の方が面白い。

阿部寛が謎の男に超常現象の話を聞かされるという「茶番」は必要か?
「幻解!超常ファイル」にも、栗山千明演じる「黒栗」による茶番劇のシーンがあるが、あっちはひとり芝居。
2人以上の役者が出てくると、下手に「芝居」になってしまうのだよな。

本日のテーマは「超能力」で、毎度おなじみユリ・ゲラー登場。
台所へ行ってスプーンを取り出すゲラーさん。
日本からの取材陣を前に「MADE IN JAPAN」の刻印入りのスプーンをわざわざ取り出して使う。(笑)
そしてご期待通りにスプーンは曲がって2つに折れてしまう。

これって日本人の「日本製品信仰」を利用したトリック?
(日本製の手品グッズも「MADE IN JAPAN」には違いないよね?

そもそも普通に日本で使われているスプーンに「MADE IN JAPAN」なんて刻印があるのかね?
うちで使っているやつには、メーカー名とかブランド名が彫られているのだけれど???

「科学者が超能力を科学的に検証した」という話と「超能力を科学的に検証したつもりの科学者が手品師にまんまと騙されて
いた」という話が紹介されていたが、アメリカでの超能力研究が打ち切られたことについての超能力肯定派の科学者による、
「超能力研究が政治的な理由で打ち切られたことが残念でなりません」みたいなコメントも出しておく。

ただ、ここまでの話の流れを先入観なしに見ていたら、これはあくまでこの肯定派の科学者の「個人の感想」で、実際には、
「検証したが超能力が存在するという証拠が得られなかったので、予算の削減の際に無意味な研究と判断されて切られた」が
事実に近いと思う。

さて、阿部寛による茶番。
「いまもなお、超能力の存在を信じている人がいる」とか「アメリカのような国が超能力を真面目に研究した」とかいう話を
謎の男に聞かされた阿部寛が大げさに驚く芝居をするわけだが、
「いまもなお、超能力の存在を信じている人がいる」って、そりゃオカルト的なことを信じる人って大勢いるよね。
「アメリカのような国が超能力を真面目に研究した」って、うんうんアメリカって昔からそういうのが好きな国だよね。
と、笑ってしまう。

でも、これこそが実はニセ超能力者によるトリックのあるあるなんだよね。
印象操作によるミスリードというやつ。
「超能力の存在を信じている人がいる」というのが何か特別なことで、「アメリカが超能力の研究をした」ということが何か
特別な意味を持っているかのように錯覚させるトリック。
(実は、当たり前のことを言っているだけ)

この番組はつまるところ「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」が、オカルトを否定的に取り上げていることに
ご不満の視聴者のご機嫌を取るために「雑に観るとオカルトを肯定しているように見える番組」を制作してみたというところ
なのかな?

阿部寛を使ったのも「インチキ・オカルトを暴く」というストーリーの映画「トリック」で主役を演じていた彼が、謎の男に
よって「安易にオカルトを否定する愚か者」としてやり込められるところを見せることによって、オカルト信奉者の溜飲を下
げさせるのを狙ったのかも知れない。

夜。
今夜の「世にも奇妙な物語」で、森下唯さんがピアノの吹き替えをやっているというので、楽しみに観る。
「さかさま少女のためのピアノソナタ」という作品で(原作は北山猛邦の同名小説)、唯さんは劇中で天才ピアニストの女性
がリストの「マゼッパ」とラフマニノフの「ピアノソナタ第2番」を弾くシーンでピアノの音源を担当していた。

「さかさま少女のためのピアノソナタ」
物語の主人公は、自分の才能に限界を感じている芸大生。
彼は「弾き間違えると手を失う」という呪いの楽譜みたいなものを手に入れる。
そして、実際にその曲を弾いてみた主人公の友人は、伝説通りに手に大怪我をして、2度とピアノが弾けなくなったのだ。
自暴自棄になりかけていた主人公は「いっそ手を失えばこの悩みから解放される」と、その曲を弾き始めるのだが……

感想。
唯さんの「マゼッパ」いいね。(^^)

今回は、いつもはタモリが幕間にひとり芝居をするシーンで、相手役が登場するという演出。
佐藤二朗は殺人強盗の役。
番組の狙いとしては、彼に「軽くタモリと絡んで欲しい」と期待したのかもしれないが、実のところ佐藤二朗は結構な実力派
俳優なのだ。
そして空気が読めない(?)佐藤が、ちゃんとした演技をやってしまったために、本当に怖い殺人者になってしまった。

いわゆる「茶番」なので、台本もそんなに力を入れてはいないはずなのに、雰囲気で「人を殺して来た」感が出てしまう。
案に反して、この幕間の茶番劇が今回の「世にも奇妙な物語」の中で一番怖いシーンになってしまっていた。

「しらず森」
離婚寸前だった夫婦が、子供が行方不明になったことで家族の絆を取り戻す話。
ちょっときれいごとだなあ。

「永遠のヒーロー」
郷ひろみが主人公を演じたことで話題になった作品。
変身ヒーローが実在する世界で、郷ひろみが演じたのは定年間際のヒーロー。
考えてみれば実際の彼はそういう年齢なわけで、でもちゃんとヒーローに見える……というところで適役かな?
ただ、娘である少女の年齢を考えると「いくつの時の子だよ」という気もしなくはないが。

「人間の種」
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインの子供時代を演じていた粟野咲莉が出ていた。
幼少時のトラウマのせいでプロポーズを承諾できないヒロインは……という話。

自分を抑え込む性格だった幼少時のヒロイン。
母親は、彼女のそんな性格を心配して「わがままを言っていいんだ」と言う。
そこで彼女は初めての「わがまま」を口にするのだが、そのことが彼女にとってトラウマとなる事件の原因となってしまう。

(この母親、なんだかなあ)というのが感想。
自分では良い母親のつもりなのだろうが、娘が自分を抑え込む性格になったのは、こいつの押し付けがましさが原因であると
いう気がするぞ。
ドラマのラストは娘が母親に感謝して終わるのだが、見ていてあまりすっきりしなかった。

ところでこの「世にも奇妙な物語」、なぜか1本だけ、話を途中でぶった切って、無理やり前後編に分け、後編部分をエンデ
ィングの後に持って来る構成にしてあるのだが、これは単純に、途中でチャンネルを変えられないためか?
今回、その「ぶった切り」をされた作品は「大根侍」(原作は田丸雅智の同名小説)。

だから構成的には「永遠のヒーロー」→「大根侍(前半)」→「人間の種」→「エンディング」→「大根侍(後半)」となり
幕間にタモリと佐藤二朗による茶番が挟まる形になっている。

憧れの先輩に好物のぶり大根を作ってあげるために大根を買って帰宅しようとした女子高生が、大根を刀のように腰に差した
浪人者に絡まれ、果し合いを挑まれる……。
という、シュールな話。
たぶん「なぜ大根?」とか「なぜ浪人者?」とか考えたら負けなのだろう。

全体の感想としては、佐藤二朗が無駄に上手い。
殺人者は本当に怖かったし、タモリを演じたのも本当に「佐藤二朗の顔をしたタモリ」に見えた。
幕間の茶番でやるレベルの演技じゃないだろう。
空気読めよ、佐藤二朗。(^^)

寝る。

2019年6月7日(金)
朝から雨。
午後。
土砂降り。
3時に病院の予約を入れていたので2時45分に受付に着いて手続き。
3時45分になっても呼ばれず。

4時前になってようやく診察室に入れたので、医者に、
「何かあったんですか?」
と聞いたら、
「前の人の話が長くて……」
だそうで、お疲れ様。
検査の結果を聞いたら「コレステロール値が高い」のだそうだ。
肝臓のエコーでは、特に異常は見つかっていないものの、脂肪肝になる可能性がないとは言い切れない状態らしい。

帰宅。
帰り道では雨が止んでいた。
ニュースを見たら、西日本の方では大雨で避難する騒ぎになっていたらしい。

もうひとつニュース。
厚生労働省が発表した人口動態統計によると、2018年に生まれた子どもの数(出生数)は91万8397人だった。
前年比だと2万7668人減だそうだから、このままいくと90万人を割るのも時間の問題。

そして第1子の出産年齢が、30.7歳。
去年生まれた子供が最初に子を産むのは、約30年後ということになる。
雑な計算をすると、30年後の2048年に生まれる子供の数は46万人ぐらいか。

このまま少子高齢化が進む前提で国家運営を考えると……
コンパクトシティ化を進めて輸送にかかる労働力を節約し、農地はビル内に作り、食肉は人工肉?

平均寿命が90歳ぐらいまで伸びていると仮定すると、85歳までは労働力人口にできるか?
老化による能力の衰えを補うシステムをどう構築するのか?
医学の発達に期待するのか?
そのための基礎研究をいまからどう進めるのか?
国家として、そういうことをもっと考えておくべきなんじゃないかなあ?

夜。
実写版「美女と野獣」を観る。
アニメ版と基本的に同じ。
わざわざ作る必要があったのかという気もしたが、進歩的な女性という設定になっていたベルが都会を目指そうとしなかった
理由や、そもそも王子の心が歪んでしまった理由等が補足されていたので、これはこれで良いかも。

寝る。

2019年6月6日(木)
6月6日の午前6時に目を覚ます。
(どうでもいいことだが私の学生時代のあだ名は「ダミアン」である)

今日も朝から暑い日。
昼頃。
池袋の祥雲寺がカフェの日だということを思い出して出かける。
禅寺で「ぼうず’n coffee」という週に1度か2度の営業のカフェが開かれるのだ。

冬には、ここの店(?)で抹茶を飲んだのだが、さすがに今日は熱い飲み物は飲みたくない。
なので店員(住職である)に、
「冷たいドリンクは何かありますか?」
と、聞いたら「冷たい抹茶「というのがあるというので、それを頼む。

店内は思いの外、混んでいた。
私はこの店が開店した直後ぐらいから時々行っていたのだが、店の隅で店長(副住職)が雑誌のインタビューを受けていたの
を思い出す。
(宣伝に成功したのだろうね)

冷房をかけっぱなしで窓も開けっぱなしの店内(電力は太陽光発電を利用している)は、涼しすぎず、暑すぎず、心地よい。
やがて運ばれて来た「冷たい抹茶」は、コップ入りの抹茶に氷を入れたものだった。

店(寺?)を出て、はるこんの作業の追い込みのために図書館へ。
メガネをかけても辞書の細かい文字が読みづらくなって来たので途中の百均でやや度の強いメガネを買う。
よく見えるのは良いのだが、2時間ほどかけていたら頭痛がして来た。

頭が痛いので、作業を終了して帰宅。
やっぱりメガネは自分に合ったものが大事。

夜。
今夜の「コズミックフロント NEXT」は「ザ・プラネッツ ひとときの楽園 水星・金星」。

水星が昔は火星の軌道の近くを回っていたのではないかという大胆な仮説。
水星の核が星全体の大きさから見て割合的に大きすぎるのは、火星軌道近くにあった水星が何かの天体と衝突して軌道が変わ
った時に外側部分が吹っ飛んだから……という仮説。
(どうかなあ?)

金星が昔は地球のような海を持っていたという話の方は……まあ以前から言われていたことだね。
そしてタイタンの将来の話。
太陽が膨張して赤色巨星になったら、タイタンが温暖で生命を育めそうな星になるという予測。
(これで1本書けないかな?)

……番組が終わったので、風呂に入って、寝る。

2019年6月5日(水)
午前中。
金融庁が報告書に盛り込んだ、夫65歳以上、妻60歳以上の無職世帯では、毎月平均5万円の収支不足が生じているので、
今後30年の人生があるとすれば、単純計算で2000万円が必要だとする内容が、ネットで炎上しているようだ。
「年金は払え、老後の生活費は自分で貯金しろ」じゃあ怒る人がいても無理はないよな。

さて、来週からバイトなので、いろいろと片付けておかないといけない用事がある。
差し当たっては、はるこんの翻訳。
午後に図書館へ行き、3時間半ほど作業。
(結局、終わらなかった)

夜。
「クローズアップ現代プラス」で、クローン技術の特集をやっていたので観る。

最近、ロシアでマンモスの販売が盛んになっているそうだ。
その理由。
ひとつには、温暖化の影響で氷に埋もれていたマンモスが掘り出しやすくなったから。
そして、もうひとつの理由が、象牙の密輸の取り締まり強化。
闇取引される象牙が、テロ組織の収入源になっているのが問題視され出したのが原因らしい。

象牙が手に入りにくくなった中国で、マンモスの牙の輸入が盛んになったのだそうだ。
(象がダメならマンモスって……さすが中国?)

で、日本の近畿大学で、牙を取るために発掘したマンモスの細胞を使ってマンモスのクローンを作ろうとしたそうだが、さす
がに細胞が古すぎてDNAに欠損があって上手くいかなかった。

そこで、今度は外国の研究機関がDNAの欠損をゲノム編集で補うことによって、マンモスは無理でもマンモスっぽい生き物
ならできるんじゃないかと、目下、頑張っているところらしい。
番組では、髭もじゃの博士が「ゆくゆくはジュラシックパークならぬ、マンモスパークを!」とか盛り上がっていた。
なかなか楽しい人だ。(笑)

ここからは、私の邪推。
この番組、もしかして「近畿大学でマンモスのクローン作成に成功!」という締めにするつもりで取材を始めたのかな?
ところが失敗してしまい、オチがつかないので外国のゲノム編集の話になったとか?

なぜなら、番組の後半が急に「ペットのクローン」の話になったから。
「クローン」の特集番組のつもりで撮影を開始していたのに目玉にする予定の部分がなくなってしまって仕方なく、そこだけ
ゲノム編集の話を突っ込んだので、前半と後半の繋がりが微妙になってしまったのではないだろうか?

それはさておき……
マンモスパーク、できたら面白いな。
(映画「ジュラシックパーク」みたいな事故が起きなければの話だが)

寝る。

2019年6月4日(火)
(今日は虫歯予防デーだな……)
と、思って目を覚ましたのだが、テレビをつけると「天安門事件から30年」と、朝からそればっかり。

当時は私も「大事件だ!」と騒いで、自分が発行していたミニコミ誌に特集記事を組んだのだけれど、いまの中国の若者への
インタビューを聞くと「共産党政権が続いているお陰でいまの経済発展があるんだし」みたいな反応。
教育の成果なのか?
それとも一般民衆というのは、いま現在の自分たちの生活が豊かならば言論の自由がないことなんか気にしないのか?
(中国の経済格差は、確かに大きいが、貧しい人たちもそれなりに「以前よりはマシ」な状況らしい)

中国では監視カメラがものすごい勢いで増えていると聞くが、日本でもそこそこに増えているのだよな。
(こういうのは、私が子供の頃に読んだディストピアSFの世界の特徴であるのだが)
……ディストピアSFを1本書いてみようかとアイデアをひねったが、オチが思いつかなかった。

午前中。
主にプリンターを使った事務作業。

午後。
頭痛がし始めたので、いったん休憩。
(気圧のせいか?)

夜。
民放(BSーTBS)は、やっぱり天安門事件の特集。
中国政府の主張は「あれから経済発展したのだから、天安門での対処は正しかった」であるらしい。

NHKの「アナザーストーリーズ」は、金大中氏事件。
日本のホテルから連れ去られた金大中氏が、船の上で殺されかけた時に、あわやのところで救ったのは自衛隊機……と、私は
ずっと信じて来たのだが(自衛隊機が照明弾を打ち上げることで韓国船を牽制した)公式には、この時に自衛隊機は飛んでい
なかったことになっているらしいのだね。
初めて知った。

拉致から解放された直後の金大中氏が、目隠しはされていたが航空機のエンジンの音を聞いて「飛行機だ!」という声も聞い
たと言っていたのは、何かの勘違いということになっているらしい。
(外交的な何かの関係かな?)

ところで、インタビュアーが、事件直後に真相を掴んでいたという外務省の情報担当官に「それを警察に言わなかったんです
か?」と聞いていたが、そりゃ言わないよなあ「外務省情報担当官」って、簡単に言ったらスパイのことだろうが。

「KCIAと日本の情報担当官の間のやり取りは、非公式なものなので外部には漏らさないことになっている」
と、当たり前のことを丁寧に説明してくれた元情報担当官の人、お疲れ様。

どうでもいいトリビア。
当時、朝鮮半島の情報収拾を担当していた情報担当官のことを「朝鮮屋」と呼んでいたのだとか。

朝鮮と言えば、今現在の話だが、安倍さんが言っていた北朝鮮の金正恩さんとの会談については「厚かましい」と向こうから
断られたらしい。
今後、拉致問題はどうなるのだろう?
(日本の外交は、失点続きだなあ……)

寝る。

2019年6月3日(月)
朝。
東京ローカルの番組を見る。
この間、川崎で小学生を殺害した犯人が「引きこもり」だと報道されたが、今度は練馬の方で「引きこもり」の子を持つ親が
「自分の子供が他人に危害を加えたら大変だ」と息子を殺してしまったのだそうだ。

この2つの事件で、私が一番気になった点のは、川崎の犯人と練馬の被害者の間に「引きこもり」以外に何か共通点があった
のかということ。
「事件を起こした人物と何らかの共通点のある人」というのは、世の中に山のようにいるはず。
それが報道のされ方によって「ある特定の共通点」を持つ人間だけが抽出されて、あたかも危険人物であるかのようにみなさ
れる。そうしたことの方がずっと危険であると思う。

さて……
NHKの「あさイチ」では、脂肪肝の特集。
ネットで自己診断ができるというのでNHKのサイトで試したところ、脂肪肝の可能性「高」と出てしまった。
(これはやばい?)

11時頃。
山手通りの方角から緊急車両のサイレンの音。
それ自体は特に珍しくもないことなのだが(大きな国道だからね)その音が昼の12時を過ぎても止まない。
しまいにヘリコプターの音まで聞こえて来た。
(何があった?)

騒ぎの音は1時頃まで聞こえていた。
ネットで確認したところ、豊島区と板橋区の境目ぐらいの場所で火事があったらしい。
テレビのニュースでやらなかったところを見ると、死傷者が出るような大火事じゃなかったのかな?

午後。
ただでさえ暑いところに2時間もサイレンの音を聞かされて、ややイライラ。

心を鎮めるために、ネットでお勧めだった「Minori」というフランス人が日本を舞台に撮った短編映画を観る。
日本の出版社に自作漫画の持ち込みに来たフランス人が、たまたま隣に座った「みのり」という名前しか知らない女性とファ
イルを取り違えてしまい、彼女が間違えて持って行った漫画原稿を取り戻すために東京の街を駆け回るというストーリー。

素人作品なので、役者があまり上手くないのは目を瞑ろう。
原稿持ち込みに対して編集者が「明日の10時がラストチャンス」という謎ルールを設けるのはなぜだ?(笑)
まあ、いろいろあるけれど、出てくる東京の風景がとても綺麗で、観光客の誘致には有効な映画だと思った。

さらに心を鎮めるために(?)『大きな森の小さな密室』(小林泰三 創元推理文庫)を読む。
ミステリ短編集。
基本的におバカな話で、あり得ないトリックで犯行が行われる短編を集めたもの。
心を打つ名作ではないが、気分転換に読むには良い本。
(但し、小林泰三作品なので、無駄にグロい)

夕方。
脂肪肝にはタンパク質の摂取が大事だと言うので、夕食のメニューは焼き魚。

睡眠も十分にとるために、早めに風呂に入って、寝る。 

2019年6月2日(日)
朝。
ニュースを見たら、昨夜私が飲んだくれている間に、横浜市内で無人運転の新交通システム「シーサイドライン」が、車両の
逆走事故を起こしていた。

この「新交通システム」というのは「ゆりかもめ」や「舎人ライナー」なんかと同じシステムなのだろうか?
もしかすると「ゆりかもめ」や「舎人ライナー」でも同様の事故が起こる可能性があるということか?
(やや不安)

夕方からSF乱学講座。
妖怪研究家の多田克己さんによる「鬼門の誕生」という話。
多田さんによると、いわゆる「鬼門」というのは、日本独自のものだったのだとか。

十二支を1年の暦に重ねると「子」が冬至で「午」が夏至、立春が「丑」と「寅」の間に当たる「艮(うしとら)」になり、
「艮」は方位に直すと「北東」に当たる。
立春は、昔の暦では新年で、年の変わる直前の「節分」には鬼が暴れ出すので、それを鎮める追儺(ついな)が必要だと考え
られた。
そして桓武天皇の時代になると、方位の「艮」を「鬼門」と呼んで「悪いものが入って来る方位」という考えが生まれたのだ
そうだ。

日本人のイメージする「鬼」というものの姿についての話も興味深かった。
中国では「鬼」というのは「死者」を指す。
だから中国の「鬼」は、どちらかと言うと「幽霊」に近いイメージ。

その中国から「地獄絵図」が渡って来た時に、日本人は「ここに描かれているものが鬼だ」と教えられた。
「地獄絵図」とは死者の世界を描いた絵図であるから、当然、描かれているものはすべて「鬼」なわけである。
(念の為、死の国を統治している閻魔大王も「死者」であり、人類最初の死者であると考えられている)

しかし、これを聞いた日本人は「地獄絵図」の中の「亡者を責める仕事をしているもの」のことを「鬼」だと受け取ってしま
い、それが「鬼の姿」なのだと理解したらしい。
なんか、長年の謎が解けたような……。

面白い話だったが、私は懇親会で出た河童の話の方がより面白かったな。
河童は、昔は年を経たカワウソが化けたものだと考えられ、毛むくじゃらの姿とされていたが、江戸中期に年を経たスッポン
が化けたものだという説が主流になり、背中に甲羅を背負った今の姿になったのだそうだ。
(河童……奥が深い)

帰宅。

2019年6月1日(土)
朝。
はるこんの翻訳版のミーティングが渋谷メトロプラザで行われることになっている。
問題は、メトロプラザのどこでやるのかが未定であること。
リーダーに問い合わせたが、返事が来ない。
仕方がないので、とりあえず渋谷へ向かう。

副都心線のFライナー。
池袋、新宿三丁目、そして……。
大勢が降りたので、一緒に降りる。
そこでメトロプラザのある出口を探すが、ない。

改札口を出る直前で駅員に聞いたら、
「メトロプラザというのは、渋谷のですか?」
と、聞き返される。
「そうです」
と言ったら、
「ここは明治神宮前駅です」
(テヘペロ!)

慌ててホームに戻って、地下鉄に乗り直す。
(改札を出る前でよかった!)

今度こそ、間違いなく渋谷駅。
清算所の駅員に道を聞いて外に出て、歩き出してから気がついた。
急いで戻る。
清算所で道を聞くだけ聞いて、出札の手続きをしていなかった。(笑)
(これは駅員もうっかりしていたのだと思うぞ)

さて、メトロプラザ。
ノパソを開いて確認したら、ルノアールに集合だという連絡が来ていた。
集合時間は午前9時で、連絡が来たのは8時55分。
(ネットが発達していない時代には考えられない待ち合わせ方法だなあ)
無事に集合出来たので、ミーティング開始。

ラヴィ・ティドハーという作家のシリーズものの短編小説を手分けして訳しているのだが、シリーズだから当然、訳語を統一
しなくてはならない。
そのための打ち合わせ。
しかし……。

「訳していて意味不明の単語がいくつかあるのですが」
と、聞くと、
「ああ、それはね、他の作家の作品のパロディらしいのよね」
と、さすがリーダー、ちゃんと調べてくれていた。
「これはG.I.ジョーのパロディで、こっちはエドガー・ライス・バローズ『火星のプリンセス』のパロディで……」

「ちょっと待ってください。ティドハーさんって、歳はいくつですか?」
「さあ? 私より10歳以上は若いはずだけれど?」
「それで、『火星のプリンセス』(1917年に発表されたSF小説)のパロディ?」
(これだからオタクは!)

おまけにティドハーさんの作品、造語が多い。
謎の宗教が出てくる。
面白いのだが、翻訳者泣かせ。

昼まで打ち合わせ。
その後、図書館で打ち合わせを元に直しの作業。

帰り道で2号くんのアパートへ寄り、録画しておいたメンサの知人が出た民放番組「凄技!仮スマ動画」を一緒に観る。
記憶術の専門家としてそこそこ有名な人で、番組では寿司の注文を覚えるというネタをやっていた。

途中で思い出せなくなってピンチに陥り、練乳を飲んだら記憶が回復するという流れに、心の汚れた崎田は、ついヤラセを疑
って当人に確認してしまったが「確かに食品関係のCMの話は来ているが、練乳のCMではない」そうである。

ところで、最近「練乳を飲む」という人の話をよく聞くのだが、あれって「飲む」ものか?
念の為に2号くんに聞いてみたところ、
「うん、俺もときどき飲むよ」
という返事だったので、飲む人もいるらしい。

夕方。
2号くん1号くんと一緒に、2号くんのお気に入りの沖縄料理店に飲みに行く。(練乳じゃなく、酒をだ)

帰宅。
さすがに疲れたので、寝る。

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