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独 り 言 (2019年4月分)
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2019年4月30日(火)
今日はいよいよ「宇宙品質にシフトMOMO3号機」の打ち上げ予定日。
打ち上げは「11:15〜12:30のウィンドウ」ということだから、お昼前後。

ネットで読んだ「進め! なつのロケット団(インターステラテクノロジズの宇宙開発記録を元ネタにした漫画)」によれば
実験段階ではエンジンに問題はないようだ。

午前中。
Twitterを見ていたら、なつのロケット団公式に、
〈「宇宙品質にシフトMOMO3号機」は極低温バルブに問題が発生したため、手順を逆行し液体酸素の排出などを行い、機
体の点検作業へ移ります。11:15〜12:30のウィンドウでの打上は見送ります。〉
というお知らせが流れた。

ドキドキしながら続報を待つと、
〈「宇宙品質にシフトMOMO3号機」は姿勢制御用ホットガススラスタの液体酸素バルブに問題が発生しており、一旦機体を
組み立て棟に戻し点検を行います。このため、11:15〜12:30のウィンドウでの打上げは見送ります。〉
とのこと。

結局、午後になって、
〈「宇宙品質にシフトMOMO3号機 」は、問題の発生したバルブの交換と点検作業に時間を要するため、本日中の打上げを
見送ります。明日5月1日は地上風・上空風ともに強く打上げ条件を満たさないため、5月2日(木)11:15からのウィンドウを
目指し再度準備を進めます〉
という発表があり、笹本祐一先生の、
〈平成最後の打ち上げ延期である。〉
というTweetが流れて来た。

午後。
『泥の銃弾』(吉上亮 新潮文庫)読了。
日本の難民問題を扱った社会派SF(?)ミステリー。

事件の黒幕は、だいたい予想通りの人物だった。
惜しかったのは、真犯人が分かってからの話が長すぎること。

1番の残念ポイントは、老獪なはずの都知事の考えが20代の書生とどっこいどっこいであるという点かな。
(爺さんにしては、ちょっと言うことが青臭すぎる)

そして主人公、そんなことでポリシー曲げるな!
でも、なんやかんやで一番気になったのは「彼らはゲイだったのか?」だな。

寝る。

2019年4月29日(月)
昭和の日。
昨日は上越新幹線が停電で止まったそうだ。

今日もどうせどこも混んでいるだろうから、家で過ごす。
ネットで「平成最後の昭和の日に大正駅で明治のR1を飲む」というのが流行っているという話が流れて来た。
そういうことは慶應大学の学生にやってもらいたいものだ。(笑)

もうひとつネットで拾った、こちらはシリアスなニュース。
〈「平成経済」を知るための重要な指標の一つである「賃金伸び率」の検証が、今年1月に発覚した政府の統計不正のために
できなくなっている〉
という記事が東京新聞の朝刊に載ったのだそうだ。

〈問題発覚後、厚労省は12年以降の結果を再集計して本来の数値を再現したが「04〜11年分は調査票などの資料を廃棄・
紛失していて再集計ができない」(厚労省の賃金統計担当者)ため、公表資料を空欄とした〉

「調査票などの資料を廃棄・紛失していて再集計ができない」って……。
国家の長期経済計画を考えるのに重要な資料が、こんなことでは困る。
きちんとしたデータが、その後の国家運営にとって貴重であるということは自明のことだと思うのだが。

午後。
ネットの古本屋でつい『幻の大戦果・大本営発表の真相』(辻泰明、NHK取材班 日本放送出版協会)をポチッてしまう。
台湾沖航空戦の記録。

太平洋戦争末期に未熟な航空兵によって行われたアメリカ空母への夜襲の戦果(実態はボロ負け)が、誤って大戦果と伝えら
れた件について、関係者への取材をまとめたもの。
この誤報によって、アメリカの空母がほぼ全滅したものと誤認され、それに基づいてその後の作戦が立てられてしまい、結果
として日本は敗戦を迎えている。

ネット情報ついで。
いまネットでは〈上級国民〉という言葉が流行っているらしい。
池袋で交通事故を起こした老人が、その場で逮捕されなかったのは、彼が〈上級国民〉だったからだという話。

実際には日本の法律では、交通事故を起こしたからと言って逃亡や証拠隠滅の恐れのない被疑者をその場で逮捕はしないはず
なので、この老人は単に法律通りの扱いを受けただけの話なのだが、逆に考えると、その他の人間の方が「法律通りの扱い」
受けていないことになる。

で、「彼が〈上級国民〉でないとすると、事故を起こした直後にしばしば身柄を拘束される〈我々〉とは何なのだ?」という
話になるわけだ。

夜。
『泥の銃弾』(吉上亮 新潮文庫)の上巻を読み終わって、下巻へ。
主人公は、都知事銃撃事件の犯人を追うジャーナリストから彼の情報提供者に移り、視点が変化することで事件の中心人物の
人物像が立体的になる仕組み。
面白い!

ところで、明日はいよいよMOMO(正式名称は「宇宙品質にシフトMOMO3号機」)の打ち上げ予定日。
成功すると良いな。

寝る。

2019年4月28日(日)
メンサ・テスト合格者の会の例会。
今日は10年ぶりに参加してくれたOさん(30代の若いメンバー)が「人狼」というゲームの実況動画の話をしてくれた。
いわゆるパーティー・ゲームで「嘘つき探し」をするゲームだそうで、どうやらコミュニケーション能力を問われるゲームの
ようだ。

Oさんに、
「あなたはコミュニケーション能力が高い方ですか?」
と聞いたら、
「分かりません」
という返事。
最近、読んだ本を聞いてみたらノンフィクションばかりだったので、小説を読むことを勧めてみる。

小説は、主人公という「自分以外の人間」の内面に共感することができないと、なかなか楽しめない。
だから小説を楽しめるかどうかは、コミュニケーション能力の基礎となる「他者との共感能力」を推し量るためのバロメータ
になり得る。
自分のコミュニケーション能力の高さが分からないという時は、小説を読んでみるのがお勧め。

ところで、今日は会計監査担当のメンバーが来なかった。
メールで連絡を入れるが、返信もなかなか来ない。
「仕事で忙しいのかなあ」
などと話していたが、それにしても几帳面な彼が連絡もなしに欠席するのは大変に珍しいことだ。

Oさんも、
「彼は今日は来ないのでしょうか」
と、残念がっていた。

例会後はいつもの通り懇親会。
懇親会から参加した2号くんは、
「Oさんは、話しかけて来ないので楽だなあ」
と、褒めていた。
自他共に認めるコミュ障である2号くんは、他人に話しかけられること自体が苦痛であったらしい。
道理で、愛想の良い人物に限って、奴に嫌われていたわけだ。

帰宅。
会計監査担当からメールの返信がやっと届く。
なんと入院中なのだそうだ。
「Oさんに休むと伝えてあったのですが、伝わらず失礼しました」
とのこと。
どうやらOさんは、他人にものを伝えたり、伝えられたりということが苦手だった模様。
(まあ、人によって、いろいろと苦手はあるから)

なぜか精神的にとても疲れた気がするので、早めに寝る。

2019年4月27日(土)
寒い。
朝、うっかりして「なつぞら」の冒頭部分を見逃した。
夜の再放送で観るしかないな。

昼。
はるこんの会議で人形町に向かう。
服装は、オーバーコートに手袋、ネックウォーマーまで着用しての完全に冬装備。
ついこの間、もう夏の陽気だと片付けた冬物を取り出して着る羽目に。

さて会議。
はるこんの反省会だったのだが、はるこん当日に変テコな問題が起きていたことが発覚する。

はるこんは、参加者全員から参加費を貰うことで運営されているイベント。
この参加費は、ゲスト・オブ・オナーの2名以外の全ての参加者が例外なく支払うことになっている。

企画出演者の中には企画団体側が参加費を肩代わりするケースもあるが、それはあくまで出演者と企画団体との間のやりとり
であってはるこんとして参加費を無料にするということはないのである。

ところがコンベンション当日に、SFファンなら知らない者はない某出版社の若手編集者が「プレス」を名乗って、参加費を
払わずに会場に入って行ったと言うのだ。

「プレスです」と言われたスタッフは、他の仕事で忙しい最中だったこともあり、咄嗟に「あー、はいはい」と答えたものの
(変だな?)と感じ、あとで確認を取ったが、その出版社からは取材の申し込みはなく、もちろんプレスとしての入場許可は
出していなかったのだと言う。(そもそもはるこんには、そういう制度がない)
もちろん、何かの企画の出演者として企画団体に参加費を肩代わりしてもらったわけでもない。

単純に考えれば、その「プレス」を名乗った編集者が、インチキをやって会場に入ってしまったことになるのだが、彼は顔も
名前も勤務先も、上司や先輩の名前や顔さえも……つまるところ何もかもをスタッフに知られている立場なのである。
そんな調べれば簡単にバレるインチキをやるものだろうか?

たぶん何か勘違いしていたのだろうなあ。
プレス入場の許可を取ったものと思い込んでいたとか?
あるいは「プレス」として取材に行くはずだった他のイベントと間違えて入場してしまったとか?
……謎は深まるばかり。

私個人的には、出版社に直接問い合わせれば済むことだと思うのだが、はるこんは、なぜかそういうことを嫌う団体なのだ。
たぶん、その若手編集者の社内的立場を悪くせずに上手く問い合わせる方法が分からないのだろうなあ。
(みんなコミュ障だから)

会議終了後は、例によって飲み会。
会場の外に出ると、真冬の寒さ。
「クリーニングに出してしまった冬物をまた着るのは嫌だと我慢した挙句に、体調を崩す人も多い」
という話を聞かされる。
そのせいか、インフルエンザがまた流行り出したのだとか。
やだねえ。

帰宅。
(11時半から「なつぞら」を見よう)
と、思いつつ、どうやらそのまま眠ってしまったらしく、目覚めると午前2時。
(あちゃあ!)

とりあえずコートを脱ぎ、パジャマに着替えて、寝る。

2019年4月26日(金)
朝から天気が悪くて気が滅入る。
そして寒い。
まるで部屋で冷房をかけているようだ。

午前中。
『泥の銃弾』(吉上亮 新潮文庫)の続きを読む。
拷問シーンは出て来たものの、それほど酷い感じではない。

在日外国人がテーマのミステリーだから、舞台はどうしても23区の西の方から埼玉県あたりになる。
身近な地名がやたらに出て来るので、笑ってしまう。
(たぶん「電光城」というビルの名前は「陽光城」が元ネタなのだろうな)

作中の「電光城」は、秘密組織の出先機関みたいな感じだったが、現実の「陽光城」は、池袋にある店の名前。
中華食材を扱っている小さな食料品店なのだが、店の外観のいかにも「中華」な感じがビジュアル的に映えるからか「中華の
街・池袋」みたいな特集記事があると、必ずと言って良いほどこの店の写真が使われる。
(そのせいか「中国マフィアの巣窟」とかデマを流されたりしたこともあるらしい。店にとっては大迷惑な話だと思う)

さて「電光城」を出た主人公は、映画館へと向かう。
(この映画館は、おそらく「シネマ・ロサ」だろう)

現実のものとは少し違った架空の池袋の街を彷徨う感覚がとても楽しい……。
まだ上巻も読み切っていないので、この楽しさはまだまだ続けられそうだ。

そんな楽しい読書の最中に、電話が1本かかって来て、なんだか先日受けたMRIの支払い金額が変だったと言われた。
要するに何らかの手違いで健康保険組合の負担分まで私が支払ってしまったということらしい。

だから医療機関に連絡して、金を返して貰って来て欲しいと言われたのだが、医療機関に電話すると「担当者が不在で」との
返事。
こっちから電話したり、向こうから電話がかかって来たりのやりとりで午後が潰れた挙句、
「担当者とどうしても連絡が取れないので週明けにまた」
という結果になった。
(私の午後の時間を返せ!)

雨も止んだので、空想小説ワークショップへ。
本日の講義は、アイデア、テーマ(あらすじ)、エピソード、構成、リサーチ、執筆という創作の流れについてをプロットの
組み立て方を中心に。

終了後、いつもの「勝や」へ。
7名で行って鍋を4人前頼んだら、白湯スープ鍋のスープが少し余ってしまった。(うどんは全部平らげたぞ!)
もったいない。
この量で1人2000円から3000円で済むのだから、池袋は物価の安い街だと思う。

気分良く帰宅。
寝る。

2019年4月25日(木)
朝の連続テレビ小説「なつぞら」。
農業高校に通うヒロインは、演劇部に入部して舞台に出ることに。
そこで顧問から「(芝居に)魂がない」と言われ、自宅で同じ演劇部員と「魂のある芝居とは何か」について議論する。
そのことに対してヒロインが世話になっている家の娘が「農業高校の生徒が、そんなことを言うのはおかしい」と突っ込む。

これはドラマなわけで、もちろん「農業高校の生徒」を演じているのは全員、若手俳優。
メタな視点で見ると「若手俳優が演劇論を交わしている」場面になるわけだ。
そこにこの突っ込み。
絶対に、脚本家が遊んでいる。
稽古場で、みんな笑いを噛み殺していたんじゃないだろうか?

午後。
天気が悪いので、部屋で本を読んで過ごす。
『泥の銃弾』(吉上亮 新潮文庫)

夕方。
「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうに人工クレーターを作ることに成功していたことが確認されたそうだ。
人工クレーターは、直径10メートル。
クレーターを作るための金属弾を撃ち込み、舞い上がる岩石の破片を避けるために少し離れた位置に避難していた「はやぶさ
2」が戻って来てりゅうぐうの地表を撮影したところ、計画通りのクレーターができているのが確認できたのだと言う。

「はやぶさ2」が金属弾を撃ち込んだのは、今月の5日。
つまり、金属弾を撃ち込んでからクレーターを確認するまでに20日かかったわけだ。

(宇宙空間での戦艦同士の撃ち合いをリアルに書くと、どんな感じになるのだろう?)
と、少し悩む。

夜。
海外のニュース。
アメリカ海軍はこのほど、海軍パイロットがUFO(未確認飛行物体)を目撃したと思われる場合を想定して正式な報告手順
を定めていることを明らかにした。

日本ではUFOと言うとすぐに「空飛ぶ円盤だ」とか「宇宙人の乗り物だ」とか言う人がいるが、UFO(未確認飛行物体)
というのは、文字通り未確認の飛行物体のことで、正体が未だ確認されていない飛行物体全般のこと。

空の防衛に携わる軍のパイロットが、自国の領空を侵犯した正体不明の飛行物体について正式な報告手順を定めるというのは
むしろ普通のことだと思うけどな。
だって「未確認飛行物体」の正体が敵対国家の偵察用ドローンだったりしたらまずいだろう。

……寝ようか。

2019年4月24日(水)
朝から天気はイマイチ。
アマゾンから届いた『まほうのレンズ』(リチャード・ヒューズ 矢川澄子訳 岩波少年文庫)を読む。

タイトルから分かる通り、児童文学。
内容は短編集。
Twitterで、子供のお休み前の読み聞かせ本として紹介されていたのだが、どうも何やらクセの強そうな雰囲気に興味を惹か
れての衝動買い。

……思った通り。
テイスト的には星新一っぽいと言うか、まず、書き手に「子供を教育してやろう」というような上から目線が一切ない。

例えば「でんわからでてきた子」。
養父母から冷たくされていた5歳の女の子が、ふとした事故から見知らぬ人の家で暮らすことになる。
親に甘えたことのない子供は、そこで「養父母ではない大人」に少しわがままを言ってみる。
するとその人たちは「子供を喜ばせたい」と、その子のわがままを何でも聞いてやった。
その結果、子供はどんどん増長しだし……。

「かわいそうな子供が、親切な人に出会って幸せになる物語」かと思って読んでいた読者の予想は見事に裏切られる。
大人の視点で読んでいると、大人の都合に翻弄されるこの5歳児こそ被害者なのだと思うが、これ、児童文学なのだよね。
この話を読み聞かされた子供の感想をぜひ聞きたいと思った。

私が一番気に入ったのは「クモの宮殿」。
ヘビに脅かされる生活を送っていた女の子が、クモに救い出されて天空の宮殿に連れて行かれる。
空に浮かぶ透明な宮殿には、ひとつだけカーテンで仕切られた部屋があり……。
この手の話の定番として、女の子は好奇心からその部屋の中を覗いてしまうわけだが、そこから続くオチが、若年層の危うい
恋愛ではなく長年連れ添った夫婦の関係のようで、すごくいい。
でもこれ、繰り返すけど、児童文学なんだよね。

作者は実際に子供を前にお話を聞かせながら物語を作り上げていくという手法で作品を作り上げているらしい。
……ということは、子供がこの物語を歓迎したということなのか?
お子様、侮るべからず。

午後。
今日も履歴書を書いてネットで送信。

『泥の銃弾』(吉上亮 新潮文庫)を読み始める。
SFミステリー。

物語は、2019年7月9日という「近未来」から始まる。(ちなみに、この本の発行日は2019年4月1日)
この日に東京都知事狙撃事件が起こるという話なのだが、物語中の東京都知事は小池さんじゃないので、これはパラレルワー
ルドSFなのだろう。

狙撃した場所との距離から見て、狙撃犯は相当の腕前。
訓練を受けたプロの仕業で、かつ組織的に動ける協力者もいたはず。
ところが、自首してきた「犯人」は、ど素人の単独犯で、しかも留置所で病死してしまう。
主人公はこの不自然な事件の幕引きに疑問を抱き……。
ここまで読んだ感じでは、面白そうな作品だ。

夜。
2号くんが来る。
「『サイコパス』という作品を知っているか?」
と聞いたら、
「知っている」
とのこと。
「どんな作品か?」
と聞いたら、
「気持ち悪そうなので見なかった」
との返事。

やっぱり気持ち悪い感じの内容なのかな?
(作った人は「拷問好き」だし……)

私も拷問シーンみたいなものはあまり好きではないので、そういう作品は他の人の感想をよく聞いてできるだけ避けているの
だが、どうしようかなあ?
面白そうな作品ではあるみたいなのだがなあ……。
(ちなみに、いま読んでいる『泥の銃弾』にも拷問シーンは出て来るらしい)

夜、悪い夢を見そうな作品は、苦手なんだが。
……寝る。
(良い夢を見られると良いな)

2019年4月23日(火)
朝。
東京ローカルのテレビ番組「モーニングクロス」で、性懲りも無く(笑)東京オリンピックの話題を取り上げていた。

まずは街頭インタビュー。
「東京オリンピックに行きたいです」と答える「街の人々」の映像を流してから「TOKYO 2020 IDの登録しまし
たか?」のリアルタイム・アンケート(ローカル番組なので、回答者は基本的に都内かその近郊の在住者)。

その結果が、
・した    : 243ポイント
・これからする: 330ポイント
・しない   :1818ポイント
これには司会者も「やっぱり」と苦笑いするしかなかった模様。

なにしろ先週の水曜日(4月17日)に行ったアンケート「東京オリンピックを観に行きたいと思う?」の結果が、
・はい : 903ポイント
・いいえ:1686ポイント
だったのだから。
東京都民の「東京オリンピックを観に行きたくない」という意志は固いようだ。

午後。
就活面接。
(私は、就職って向かないのか?)と、思い始める。

夕方からゲンロンカフェで【大森望のSF喫茶 #29】 冲方丁 × 深見真 × 吉上亮 × 大森望「エンターテインメントの極大
射程ーー吉上亮『泥の銃弾』刊行記念イベント」。

4時過ぎに面接が終わって帰宅し、着替えてから急いで五反田へ。
吉上亮先生と深見真先生は、なぜか趣味が完全に一致する模様で、例えば吉上先生が「いまカミユの『ペスト』を読んでいる
ところで」と Twitterでつぶやくと、深見先生も「いま僕も同じ本を読んでいます」という風に、なぜか行動がシンクロする
のだと言う。

あまりに2人が同じ本、同じ映画を観ているので、冲方先生が大笑い。
「2人の会話にはとても入っていけない。なぜ僕は今日ここに呼ばれたんだろう?」
(いや、2人だけで会話されたら会場の観客も入っていけないから、冲方先生の存在は必須だと思ったぞ)

深見先生の「拷問好き」についての冲方先生の見解。
「作品に出す拷問を自分の体で試して窒息しかけるというのは普通じゃない」
(私も同意見だ)

深見先生によると、
「僕と虚淵さん(※)では、残酷性が違うんです。音楽性の違いみたいなもので、僕が求めるのは残酷性で、虚淵さんが求め
ているのは残虐性なんです」
だそうだが、正直、どーでもええわ!
そもそも、なんやねん「残酷性の違い」って?(←なぜか関西弁になる)

 ※虚淵さん
  シナリオライターの虚淵玄のこと。代表作「魔法少女まどか☆マギカ」

『泥の銃弾』は、まだ読んでいないが、日本国内の外国人労働者問題を扱ったSF作品っぽい。
興味を惹かれたので、買って帰る。

……ある意味、充実した1日だった。
寝る。

2019年4月22日(月)
朝方もさほど冷え込まなかった。
というより、むしろ暑い。

ローカルニュース。
昨日の選挙結果。
豊島区長選挙の結果は、現職当選。

区議会選挙の結果は、
自民党、9議席
公明党、7議席
都民ファーストの会、6議席
共産党、4議席
立憲民主党、3議席
無所属、3議席
そして、豊島・生活者ネットワーク、あたらしい党、、国民民主党が、それぞれ1議席ずつ獲得。
まあ、予想通り?
(「NHKから国民を守る党」が議席を獲得したのは、やや予想外かも知れないが)

海外ニュース。
スリランカで爆破事件。
スリランカ政府は「イスラム教過激派の仕業」だと言っているそうだ。

午後。
病院へ。
いつもの医師のいる日に来たつもりだったのだが、窓口で外来のシフトが変わったことを知らされる。
せっかく行ったので、別の医師に診て貰えるように交渉し、外来の診察室へ。

「胃が痛いので胃薬を」
と言うと、
「何にします?」
と聞かれたので、
「タケプロン(胃酸の分泌を抑制する薬)かムコスタ(胃粘膜を修復する薬)を」
と答えたら、
「2種類もいらないでしょう」
と言うので、
「じゃあ、ムコスタの方を」
「量はどのぐらいにします?」
「2週間分ぐらいで」
ほぼ2分で診察終了。
早い!(^^)v

帰宅。
就職関係のメールを送った先から電話が来て、明日、面接に来いと言われる。
(さて……?)

夜。
選挙のニュースで、衆議院の補選(大阪と沖縄)で自民党が負けたと言っていた。
圧倒的多数政党なのだから、2議席ぐらいで「負けた、負けた」と騒がなくてもいい気がするけどな。

寝る。

2019年4月21日(日)
せっかくの投票日よりだと言うのに、朝から体調が悪い。
どうにか投票所へ行って投票を済ませ、昼食は少しスタミナをつけようとステーキ屋へ。

食事をしていたら、2歳ぐらいの女の子を連れた若いお父さんが入店して来た。
やがて、ご機嫌斜めになり出す女の子。
父親の声が聞こえて来る。
「どうして? ハンバーグ食べたいって言ったでしょ?」

その父親の前には、本格派ハンバーグステーキ。
ここはステーキ屋なのだ。

女の子の顔にありありと浮かんだ「コレジャナイ感」に、思わず笑ってしまった。
私もむかし「餃子を食べたい」と言った人に中央大飯店の高級海老蒸餃子を奢った時に、ああいう顔をされたことがあるぞ。
(お子様ランチのハンバーグみたいなのが出て来ると期待していたのだろうなあ)

風邪薬を買って帰宅。
薬を飲んで、そのまま倒れ込んで眠ってしまった。
2号くんからの電話で目を覚ましたのは、夕方の5時。
再び風邪薬を飲んで、その後、再び意識がなくなる。

(夜の8時ぐらいかな?)
と、目を覚まして時計を見たら10時過ぎだった。

ええと……
選挙に行って、ステーキを食べて、寝た?
(充実した1日だ)

……今夜はもうこのまま寝てしまおう。

2019年4月20日(土)
朝。
微妙に体がだるいのは、花粉か季節の変わり目の風邪か?
毎年のこの微熱なしに体が冬向きから夏向きへと変化してくれたら随分と楽なんじゃないかと思う。

「なつぞら」。
父と祖父(正しくは孤児となった自分を引き取ってくれた人とその人の舅に当たる人)の諍いに心を痛めるヒロインに、高校
の先生が、問題を劇で演じることによってお互いの考え方を理解させることを勧める。

こういう「問題をお芝居で表現することで解決」というパターン、ドラマを作るような仕事をしている人たちにとっては普通
のことなのかもしれないが、ヒロインのような演劇とは縁もゆかりもない酪農家の家で育ったような人間にとっては「舞台に
立つ」というのはかなりハードルの高いことであると思うぞ。
製作陣の中に、それを言い出す人はいなかったのか?

午後。
体調が非常にやばくなって来る。
漫画家の空知英秋氏が「チーズ蒸しパンになりたい」と表現したような、体全体が重く動きたくなくなる感覚。

夕方のニュース。
トップニュースは、昨日の池袋の事故について。
確かに大きな事故だったが、そんなに「続報」を出さなくてはならないほど刻々と状況が変化する事件ではない気がするのだ
が???

案の定、報じられている内容は昨日と同じ。
・事故を起こした人は87歳。
・ブレーキ痕はない。
・運転者は「アクセルが戻らなくなった」と言っている。
(それ、もう何度も聞いた)

もしかして高齢者の免許返納の方向に世論を誘導したいのかと勘ぐってしまう。
日本には、車がないと実質的に生きていけない地域というのがあるからなあ。
(そして、そういう地域に限って高齢者の割合が高かったりする)
これは、過疎地域に住む高齢者の移住を推進して地方のコンパクト・シティ化を狙っているということなのだろうか?

夜。
くしゃみが止まらないので、とりあえず花粉症の薬を飲んだが、風邪薬の方が良かっただろうか?
寝る。

2019年4月19日(金)
午前中。
区役所に行くつもりが、雑用を片付けているうちに12時を過ぎてしまった。

急いで着替えてカバンを手にかけたところで気がついた。
(今から出かけると、豊島区役所に着くのはだいたい12時半ぐらい。ちょうど昼休みで職員の数が減り、かつ職場を抜けて
手続きに来る人で窓口は混んでいるはずだ)
待ち時間の間に本でも読んでいれば問題はないのだが、まあとりあえず昼休みの時間帯は外すことにした。

1時過ぎ。
そろそろ良かろうかと家を出たら思ったより日差しが強い。
強烈な日差しというわけでもないが、なんとなく嫌で、今日は地下伝いの道を行くことにする。

区役所。
窓口で書類を受け取ったところで小腹が空いているのを感じ、そのままエスカレーターで地下のコンビニまで降りたら、ファ
ミマの前にセルフレジがあるという表示を見つけたので、さっそく試してみる。
パンとコーヒーを買ってバーコードを「ピッ」として、Suicaで支払い。
ビニール袋の口を開いて商品を入れる。
……たったこれだけの作業なのに、慣れないせいかだいぶモタついてしまった。
いつも、スムーズにレジを捌いている店員さん、エライ!

せっかく冷たいコーヒーを買ったので、ぬるくならないうちに……と地下鉄で「池袋駅」の西口側まで移動。
(区役所は東池袋にあるので「東池袋駅」が最寄り駅)

そのまま普通に家に帰って、夕方にニュースをつけたら、
「12時半頃に豊島区役所近くで乗用車が暴走」
と言っていた。
(……当初の予定通りに家を出て、地上の道を歩いて行ったら、やばかった?)

夜。
事故についてはローカルニュースだけでなく、全国ニュースでも報じられた。
想像していたより大きな事故であったらしく、亡くなられた方がいたそうだ。
犠牲になった方が乗っていた自転車が中央で真っ二つになっていたのを見て、改めてゾッとした。

人間に「ふと考えが浮かぶ」とか「急に気が変わる」みたいなことが起こるのは、宇宙線が脳細胞に当たるから……という話
を聞いたことがある。
(私はなぜ、今日に限って普段は気にならない窓口の待ち時間を気にして、わざわざ出発時刻をずらしたのだろうな?)

寝る。

2019年4月18日(木)
今朝は割と暖かい。
もうこれで春になるのだよね?

4月から視聴している朝のNHK連続テレビ小説「なつぞら」は、昭和が舞台の物語。
劇中の時代的には喫煙者がいないのは不自然なのだが、いまどきの朝ドラでは喫煙シーンを放映すると何かと面倒臭いことに
なるようだ。

本日の放送では、タバコを吸おうとした喫煙者が高校生と間違えられて取り上げられてしまうというエピソードが出て来た。
誤解が解けてタバコを返してもらい、そこから時間はタバコを吸い終わった場面へと飛んで、通常の会話へと移行する……と
いう流れ。
(つまり、喫煙者がいるということを示しつつ、タバコを吸う場面は画面に映さない仕組み)
脚本家さんの苦労が偲ばれて、ドラマのストーリーとは全く関係のない方向で感動してしまった。

はるこんの古本交換コーナー(読んでしまった本を互いに交換し合うコーナー)で手に入れた『叙述トリック短編集』(似鳥
鶏 講談社)を読む。
帯が本の上半分に巻いてあるという変わった装丁が話題になった本。
ちなみに作者の名前は「にたどり・けい」と読むらしい。

面白いが、謎解きが主なので2回読むのは苦しいかも知れないミステリー。
だから古本交換コーナーに出ていたのだろうな。

途中まで読んだところでニュースをつけたら、台湾で大地震があったと言っていた。
現地時間午後1時(日本時間午後2時)頃、台湾東部の花蓮県でマグニチュード6.4の地震が発生。
震源の深さは18.8kmで、最大震度は台湾の基準で最も強い「震度7」。

「17名が負傷」と言っていたが、いまのところ死者は報告されていないようだ。
ただ「うち1名は重体」とのこと。
助かって欲しい!

夜。
ネットで拾ったニュース。
アメリカなどの研究グループが、死んだブタの脳に血液の代わりとなる液体を流したところ脳の一部の細胞が動き始め、機能
が回復しているのが観察されたと科学雑誌「ネイチャー」に発表。
但し、意識や感覚など、脳の高度な機能は働いていなかったらしい。

研究グループは、死後4時間が経過したブタの脳に血液の代わりとなる液体を流し始めた。
すると、死後10時間の時点で、海馬など脳の一部で細胞が動き、酸素やブドウ糖を消費しているのが観測された。
また、神経信号の伝達に関わる部分も働いているのも観察されたということです。

哺乳類のブタで死後も脳の一部の機能が回復したのが観察されたことで、将来的に、脳梗塞後の脳の機能を維持する治療への
応用が期待される。
問題は「脳死」の定義がややこしくなったことらしい。
(ふむ……)

『叙述トリック短編集』の続きを読みながら、寝る。

2019年4月17日(水)
今日は私の誕生日。
56歳になったわけだ。
……特にどうということはない。

そんなことより訃報。
モンキー・パンチさんが亡くなられていたらしい。
合掌。

朝。
東京ローカルのテレビ番組「モーニングクロス」で対馬の自衛隊基地のすぐ隣に韓国資本のホテルが建っているという話題を
扱っていた。
スパイしようとしたら絶好のロケーションだよなあ。

日本は防衛のためとか言って高い兵器を買う割には、こういうところが完全に抜けている。
アメリカ軍が「極秘情報は日本に知らせたくない」と言うはずだ。

ところで、この番組ではリモコンを使った視聴者アンケートというのを行なっている。
視聴者がボタンを押して回答すると、その数字が画面に表示されるという形式なのだが、本日のアンケートは「東京オリンピ
ックに行きたいか?」を「行きたい」「行きたくない」で答える2択。

念のため断っておくが、「モーニング・クロス」は東京ローカルの放送局の番組。
従って、これは基本的に東京都民を対象にしたアンケートということになる。
そして結果は、大差で「行きたくない」が多数。
これには司会者が、ややうろたえていた。

まあ、行きたくないと思うよ。
実際に東京に住んでいる私の周辺で「東京オリンピックに行きたい」と言っていた人って1人(しかも都民じゃない人)しか
知らないし、そもそも話題に上がらないのだよね。

午前中。
甥っ子の誕生日が近いので、プレゼントに図書カードを郵送する。
仕事の関係で遠方に住んでいて、最近あまり彼の顔を見ていないのだが。

夕方。
ゲンロンカフェへ。
【大森望のSF喫茶 #28】長谷敏司×三宅陽一郎×大森望「Al研究の現在とSFの想像力」を聞きに行く。

iPod touchの画面にチケットを出したら、システムが変わっていて「あなたは受付担当者ですか?」という質問が表示され
た。
(前はこちらがQRコードを表示して、係の人が機械で読み込んでくれたはず……)
と、わざわざQRコードの画面を出して提示したら、窓口の人が私の手からiPod touchをひょいと受け取り「あなたは受付
担当者ですか?」の画面に戻して操作していた。
やり方が変わったらしい。

チケットは、ワンドリンク付き。
「お好きな飲み物を」
と言われ、混んだ会場内で飲み物をぶちまけるのは嫌だったので、
(ここはミネラルウォーターなら蓋つきの容器で出たはず)
と、ミネラルウォーターを注文したら、プラスチックのコップに注いだミネラルウォーターを渡してくれた。
これもやり方を変えた?
それにしても、コップ入りのミネラルウォーターって、なんか「お冷や」感が強いぞ。(笑)

さて、本題。
「Al研究の現在とSFの想像力」。
三宅陽一郎さんは、以前、SF乱学講座にも講師として来て頂いた方で、ゲームAIの開発者。

ゲームプレイヤーが戦う相手である敵キャラの行動をせいぎょするAIの意思決定の仕組みの話が興味深かった。
特に「モブキャラ」は、それぞれの意思決定のポイント(例えばあるキャラクターは「ルール」を重視して行動し、別のキャ
ラクターは「目的」を重視して行動するというようなもの)が単純化されているのだそうだ。
これは、物語を作る際にも生かせそう。

終了後は、駅前の「かまどか」で軽く飲む。
一応、乾杯の際に「誕生日おめでとう」と言ってもらい、私の誕生会、終了。

家に帰ったら、すでに日付が変わっていた。
寝る。

2019年4月16日(火)
午前中。
宅急便の荷物を待つ。
(はるこんの帰りに自分の荷物を思い切り忘れて来てしまったのだ)

荷物は昼前に届いた。
ニュースはノートルダム大聖堂火災の続報。
所蔵されている美術品を運び出しながら注意深く消火活動を行なっていたフランスに対して、アメリカのトランプ大統領が、
「ヘリで上空からバシャバシャ水をかけた方が手っ取り早いだろうが!」
みたいなことをTwitterでつぶやき、フランス側に、
「繊細な造りの大聖堂にそんな乱暴ことをしたら、壊れなくても良いものまで壊れてしまう」
と反論されたという噂がTweetされて来た。
ネットの情報なので真偽は不明だが、アメリカとフランスの文化の違いを感じさせて興味深い。

ところで、見た目が完全に石造りのノートルダム大聖堂が、なんでこんなに火災に弱かったのかという日本人の疑問について
テレビが解説していた。
ノートルダム大聖堂が石造りなのは表面だけで、中の骨組みは木製だったのだね。
知らなかった。

午後。
三省堂へ。

帰宅したら「港湾労働者のスト」というニュースが入って来た。
バブル期には「ストライキなんかする連中は利用者の迷惑を考えろ」という空気が強かったのだが、今は「給料が安過ぎる?
そりゃ怒るよなあ」という見方も増えているようだ。

これはつまり「給料が安過ぎる」と聞いて「俺も同じだ」と共感する人が増えたということじゃないか?
そういう「現状に不満を抱いている国民」の増加は、国家としてやばいことなのではなかろうか?

国家を構成しているのは「政府」と「国土」と「国民」だと思うのだが、このうち「政府」が転覆しても「国家」は無くなら
ないことがフランス革命等で裏付けられている。
政権が交代しても、国は国だ。

そして「国土」は失われても、取り返すことができる。
ポーランドやユダヤ人の国家であるイスラエルなんかが、その実例。

でも「国民」がいなくなってしまったら「国家」はなくなる。
いくら「私は王様だ」と言っても「あなたは我々の王様だ」と言う人がいなければ、それは王ではない。

だから国家を大切にするためには国民を一番に大切にしなくてはならないはずなのだが、島国である日本では国民を少々雑に
扱っても国から国民が逃げ出してしまう危険性は低い。
だからあとは、国内の国民の不満を表面化させないために全力を尽くせばOK……なのか?

昔の若者は、不満を抱いた時にはデモをやったから不満が可視化できたのだけれど、今の若者は、どうも「出産を止める」と
いう方法を選択しているように見える。
政府が何をやっても不満を言わない代わりに、政府が何を言っても子供を産まないって、そういうことだよね?

さて、憂鬱なニュースがひとつ。
「F35A墜落事故、原因不明のまま訓練再開か」

F35は、2018年に米会計検査院が966の不具合などを指摘、改善を繰り返している機体。
その機体に搭乗したパイロットが、訓練中止の通信を発した約1分後に機影がレーダーから消えたわけで通信の発信時間から
機影消失までの時間を踏まえると、上空で突発的な事象が起きて制御不能になって墜落した可能性は否定できない。

ちなみに不具合の中には「搭乗しているパイロットが酸欠を起こす」という、とんでもないものもあるそうである。
「この機に乗って空を飛んでいると、途中で酸欠を起こして墜落するかもしれないけれど、乗ってね」
と、そういう話だよな、これは?
自衛官も日本政府が雑に扱って良いと思っている国民のひとりということか。
(日本政府が軍人の命を粗末に扱うのは、別に今に始まったことではないけれどね)

寝る。

2019年4月15日(月)
朝の連続ドラマ「なつぞら」は、牛のお産の話。
農業高校に通うヒロインが世話になっている家で、朝に子牛が逆子で生まれて来る。

正常なお産だと、まず頭が母牛の体外に出て子牛が呼吸ができる体制になってからへその緒が切れるのだが、逆子は後ろ足の
方から出て来るので窒息事故が起きやすい。
(ちなみにへその緒がまだ繋がっている状態だと、母牛から繋がった血管によって子牛には酸素が供給されている)

案の定、生まれて来た子牛は呼吸をせずにぐったりしている。
そこでヒロイン、まず子牛の口に自分の口を当てて口の中の羊水を吸い出してから人工呼吸。
無事に蘇生に成功するも、ヒロインは高校に盛大に遅刻してしまう。

しかしそこは農業高校畜産科。
遅刻の理由を聞かれて「牛の出産の介助をして、逆子を人工呼吸で蘇生させた」と言うと、教師は授業を止めて「その体験を
みんなに話すように」と、教室内で英雄扱い。

教師が、生徒の家庭状況を把握した上で的確な指導を行い、かつ、それを授業に役立てる。
理想的な教育だと思う。

午前中。
郵便局で、昨日、会場で見つかった落し物(指輪)を持ち主に郵送する。
窓口で「ゆうパケット」というものを教えて貰った。
普通の郵便物と違って着払いでの発送も可能なので助かる。(ただし手紙は入れられない)

自転車で帰宅。
午後もいろいろやろうと思っていたのに、どっと疲れが来て動けなくなってしまった。
若い頃に比べて、確実に体力がなくなったな。

企画出演者への出演御礼メールを送って、あとはテレビで古いミステリードラマを観て過ごす。
平日の民放はBSも含めて再放送のミステリーか韓流ドラマばかりやっているのだ。

夕方。
「やよい軒、一部店舗でおかわり有料化」という話がTwitterに流れて来た。
いろいろと、少しずつ食べ物の値段が高くなっていく。

夜。
「逆転人生 金星探査機あかつき 執念のカムバック」を観る。
金星に向けて打ち上げられた探査機が、メインエンジンの不調によって金星ではなく太陽の軌道に乗ってしまうというまさか
の大失敗。
5年後に地球の公転によって探査機と地球が近づくチャンスを狙って、姿勢制御用ロケットを噴射させ、無事に金星の軌道に
乗せるまでのドキュメンタリー。
こういうプロジェクトの責任者は、万一に備えてあらかじめ謝罪会見の練習をしておくのだという話がトリビアだったな。

布団に入る前にもう1度Twitterを覗いたら、「ノートルダム寺院が炎上」。
ガセかと思ったら本当だった。
それもぼやとかではなく、ガチの大炎上であるらしい。
(貴重な文化遺産が!)

寝る。

2019年4月14日(日)
5時半に目覚ましをかけて寝たはずなのに、なぜか目覚めると6時20分。
急いで服を着て朝食を摂りに食堂へ。

今日は第1枠から私の担当する企画。
幸い出演者はちゃんと時間前に到着していて、一安心。
緊急特別企画「K浜を待ちながら」にならなくて済んだ。(^^;
(去年は出演者がホテルの部屋で酔い潰れて遅刻するという、それはそれで楽しいハプニングがあったのだ)

小説を書く際には、人生の節目をテーマにするのが良いという話。
例えば、
・子供の入学式
・定年退職の日
等々。

SF小説の場合の「人生の節目」とは?
・宇宙人が来たとき。
・自分が死んだ日
???

さて、問題の2枠目「『けもフレ2』のきゃくほんかのセリフ!」。
客席は半分以上が埋まっていて、それなりの関心の高さが窺われる。
進行は、原田実先生。

この企画の心労のせいでヘルペスが再発したという原田先生。
「けものフレンズ2」用意して来たスケッチブックを元に、全12話の物語を1回ずつ丁寧に解説し、脚本家のますもとさん
から面白い話を上手に話を聞き出してくれた。
(内容をここに書けないのが残念)

自分の担当企画が終わったので、ちょっと息抜きで吹き矢の体験。
嶋田洋一先生が、図星にピタリと矢が刺さる驚異の腕前を披露してくださる。
5mぐらいの距離から、赤ん坊の指の爪ほどの大きさの丸い点にスッと矢が刺さるのだ。
私も1回試しに吹いてみるが……
(的まで矢が届いて、エライ!)

弁当を食べてから、終了まで細々とした手伝い。
クロージングの最中に落し物をしたという参加者が本部に来て、すでに片付け始めていた会場中を探すも、出て来ない。
仕方がないので電話番号だけ聞いておいたのだが、クロージング終了後にその会場だったホールから発見される。
急いで電話するも、すでに電車に乗られた後だったので、住所を聞いてあとで郵送することにした。
(昨日のI田さんと言い、落し物をする人が多いな……)

終了後は打ち上げに行って二次会まで出席。
電車に乗って帰宅途中。
自宅の最寄り駅に着いたので、降りようとしたらボストンバッグが丸ごとない。

慌てて残っていたスタッフに電話したら、居酒屋の店内に置き忘れて来たらしい。
大阪駅にスマホを落としたI田さんを笑っていたら、この始末だよ。

もうやだ!
寝よう。

2019年4月13日(土)
朝。
ホテルで目覚める。
時刻は目覚ましを合わせた通りの5時半。
それから30分ほどウダウダし、ベッドを出たのは6時過ぎ。
独り言の更新を済ませてから朝食を摂りに行く。

食堂で自分の企画の出演者である原田実先生にお会いしたので、軽い打ち合わせ……というか軽い愚痴を聞く。
原田先生、企画を受けたあと、心労でヘルペスが再発してしまったのだそうだ。

「去年、手術で入院したときにも再発はしなかったのに」
というほどのストレスを与えてしまったらしい。
「でも、手術と違って命に関わるようなものではないから……」
って、つまり「命に関わるような病気」を上回るほどのご心労ということか?
(大変に申し訳なく思う)

大阪のI田さんに会う。
なぜか浮かない顔をしているので声をかけると、
「スマホを落とした」
と言う。
それは一大事!

しかしI田さん、他のスタッフからパソコンを借りて、自分のスマホの位置を特定。
「大阪駅構内にあることが分かったので、ロックをかけた上で画面に『このスマホを拾った方は駅係員に届けてください』と
いうメッセージを表示させた」
とのこと。
スマホというのは、そういうことがいろいろできるらしい。(私はガラケー・ユーザー)

さて、一応はスタッフなので設営作業に入る。
椅子やパーテーションを運ぶ作業。
こういう力仕事は、精神的に楽なので好き。

企画に使う輪ゴムがないと言うので、近所のコンビニまで買いに行く。
「ついでに他の物も買って来ましょうか?」
と、声をかけたら、
「じゃあ、2リットル入りのペットボトルのお茶を6本」
と頼まれる。

どう考えても、ついでの買い物の方が多い。(^^;
こちらの筋力を考えてペットボトルの数を4本に減らしたが、それでも十分に指に食い込む重量。
(「はるこん」が終わったら、少し痩せているかなあ?)
と、淡い期待をする。

午後。
ディーラーズでの店番とか、細かい仕事。
「けものフレンズ2」の脚本家であるますもとたくやさんが到着したので、会場を案内をする。
ますもとさん「宇宙犬作戦」企画のとき以来の再会だが、相変わらずの爽やかイケメン。

夕方からGoH(ゲスト・オブ・オナー)パーティー。
ますもとさんが参加されたので『きゃくほんかのセリフ!』(ますもとたくや 小学館ガガガ文庫)にサインを頂く。
ついさっきまで、ますもとさんとずっと喋っていたスタッフの1人に、
「ますもとたくやさんのサインを貰った」
と、自慢すると、
「ますもとたくやさんが、この会場にいるの?」
と、質問される。

「さっきまで喋っていたじゃないか」
と言ったら、
「あのますもとさんが、このますもとさんなの?」
と、素で驚かれた。
(ずっと、誰と喋っているつもりだったのだろう?)

20時。
パーティーはお開き。

21時。
ルームパーティー開始。
酔った原田先生が「けものフレンズ2」と「おそ松さん」の違いについて熱く語るのを聞く。
ますもとさんは参加しなかった。
酔いつぶれているのではないかと心配になる。
明日までには回復しているか?

パーティー内で、ゲスト・オブ・オナーのひとりである久正人氏の絵画のオークション。
縛られる女をテーマにしているらしい作品群で、女の口元だけが狼のような獣の口になっていたりという独特な絵。
(これは人狼のような怪物なのだろうか?)

もうひとりのゲスト・オブ・オナーであるティドハーさんが1点、落札していたが、税関で止められないか心配だ。
ちなみに、原田実先生も1点、落札していた。(笑)

23時。
部屋へ戻ってシャワーを浴びる。
他の連中は、まだ飲んでいるようだが、こちらはそろそろ寝ることにする。

2019年4月12日(金)
午前中。
明日から川崎で「はるこん」なので、その準備。
服をパッキングしてバッグに詰め、次にケーブル類を入れようとしたら、入らない。
急遽、ボストンバッグを出して荷物の詰め直し。
1本ずつで見た感じで大した大きさにならないと思っていたケーブル類が、束になると意外とかさばることが判明。

夕方からは、空想小説ワークショップ。
本日の講義は、作品が失敗する原因について。

今期から1年分のレジュメを最初にまとめて渡してテキストの形状にしたそうなのだが、係りの人に頼んだら片面印刷でプリ
ントアウトして無理にホチキスで止めたために、すごく分厚くホチキスの針も上手く通っていないものが出来上がっていた。
両面印刷にすれば問題ないのだが、カルチャースクールの事務員さんは編集者じゃないので、そこまでのスキルを求めるのは
無理なのだろう。

終了後の飲み会は、せっかく久々に浅暮先生が参加なのに、私は参加できない。
教室を出たその足で川崎へ向かう。
副都心線が私鉄と連絡して横浜まで繋がっているので、池袋から1本で行けるのは便利だ。

ただし、駅を出てからは、お約束通り道に迷う。
うろうろしていたら、スタッフの福助くんを発見。
(ラッキー♪)
と、声をかけたら、
「会場はどこでしょう? 道に迷ってて……」
と使えない返事をされる。

2人で会場を探し、どうにか見つけたので、セブンイレブンでプリントアウトする書類があるという福助くんと別れて前泊用
に予約しておいたホテルに向かう。
もちろん、ここでも入り口がわからなくて道に迷う。

どうにかホテルの部屋についてひと休み。
テレビのバラエティ番組を眺めていたら「通常のテレビ番組をユーチューバーが編集し直してみる」という企画をやっていて
バラエティ番組が編集が変わるだけでユーチューブ動画っぽくなるのが面白かったが、元の番組の編集担当者の感想が聞きた
いと思った。

夕食は、近所のインド・ネパール料理屋へ。
最初、スタッフのひとりがそこで食事をしていたのだが、はるこんスタッフ用の連絡SNSにそのことをアップしたために、
情報が拡散。
店がラストオーダーにしようとすると、新たなはるこんスタッフが入店するのでなかなか店が閉められない。
大変に迷惑な客。(私もそのひとりだが)

結局、午前0時前まで飲んで解散。
部屋に戻ってシャワーを浴び、寝る。

2019年4月11日(木)
朝。
民放の全国放送のチャンネルを観ていたら、昨日発表された「ブラックホールの存在を画像で直接証明」のニュースについて
解説していたのだが、出演者があまりにトンチンカンなので、解説に呼ばれていた物理学者が途中から明らかに投げやりにな
っていた。(笑)

解説はクイズ形式で「ブラックホールに近づくと、人間はどうなる?」という問題に「ラーメンのようになる」と答えた女性
ゲストがいた。
番組では、これは「不正解」だそうで、正解は「スパゲッティのようになる」だとのこと。

「潮汐力によって引き伸ばされる」のだから「ラーメン(引き伸ばして作る麺)」は、むしろ正しいと思うのだが。
単にこの例えを最初に考えた欧米人が「細く長く伸ばされたもの」の例えとして自分たちに馴染みのある麺である「スパゲッ
ティ」を使っただけだろう。

午後。
明日から2日ほど「はるこん」で川崎に行くので、その準備。
準備のさなかに、はるこんのスタッフから「この日本語を英訳してください」という無茶な注文が来たので「無理です。英語
のできる人に頼んでください」と返信する。
(いくら人手不足だからと言って「中学1年1学期前半レベルの英語力」の人間に和文英訳をやらせようというのは無茶!)

夕方。
佐藤編集長がやって来て、2人でビールを飲む。

夜。
1号くんが来る。
「ブラックホールに毛が3本って何だ?」
と聞かれたのだが、こっちはいい加減できあがっていたので、
(質量と電荷と……あと何だっけ?)

最近、酔うと想起力が無茶苦茶に悪くなる。
(ちなみに正解は「角運動量」)

「毛」というのは、ブラックホールが持ち得る3つの物理量のこと。
(これは知っているよね?)
この3つを3つとも持っているとされるブラックホールは「カー・ニューマン・ブラックホール」と言う。

ざっくりと言うと、一口に「ブラック・ホール」と言っても、種類があるという話なのだ。
ご存知の通り、ブラックホールというのは、やたらに質量が馬鹿でかい天体。

そのうち、質量だけを持っているのが「シュヴァルツシルト・ブラックホール」。
帯電している、つまり質量だけでなく電荷も持っているのが「ライスナー・ノルドシュトルム・ブラックホール」。
電荷を持っているだけでなく、回転もしている(角運動量を持っている)のが「カー・ニューマン・ブラックホール」。
回転はしているが、電荷は持っていないのが「カー・ブラックホール」。

で、今のところ、電荷を持つブラック・ホールというのは実在しないのではないかと言われている。
つまり、現実に存在するのは、質量だけを持っている「シュヴァルツシルト・ブラックホール」と質量を持ち、回転はしてい
るが、電荷は持っていないの「カー・ブラックホール」の2種類だけということらしい。

ところで、この「ブラックホールの持ち得る物理量」のことを「毛」と表現した人、いま調べたら、ジョン・ホイーラーだっ
た。
ゆうべ「誰だっけ? ホーキングだったかなあ?」とか、いい加減に答えてゴメン。>1号くん

さてと……。
1号くんも帰ったことだし、そろそろ寝ようか。

2019年4月10日(水)
朝。
テレビで自衛隊機が行方不明だと言っていた。
機影がレーダーから消える直前に、搭乗していたパイロットから訓練を中止する旨の通信が入っていたそうだ。
つまり、その時点で何らかの異変が生じていたわけだ。
(無事だと良いけどなあ)

天気は雨。
ひたすら寒い。
青梅市あたりでは雪も降ったそうだ。

午後。
ミステリードラマを観る。
ドンデン返しを狙った構成だったのだが、狙いすぎて最初から犯人が分かってしまった。
そして、用意周到な計画の上での犯行である割には、肝心の犯罪そのものが偶然だのみで興ざめ。
かなりガッカリ。

テレビを消して、書きかけの自分の作品の方に少し手をつけてみる。
トリックは良いとして、犯人の動機が思いつかない。

夕方。
ニュース。
行方不明になっていた自衛隊機の破片が見つかったそうだ。
どうやら海に墜落したらしい。
パイロットは依然、行方不明だそうだ。

Twitterに、事故を起こしたステルス戦闘機F35Aは墜落こそ初めてだが、これまでも搭乗していたパイロットが酸欠になる
といったトラブルの多い機体だという話が流れて来た。
いまのところあくまでネットの情報だが、事実だとしたらゆゆしきこと。
自衛官の命を乗せる機体は、安全なものでなくてはならない。

夜。
ニュース速報。
桜田五輪担当大臣が、失言を理由に辞任したそうだ。
この間も副大臣がひとり、失言で辞任しているんだよなあ。
安倍政権、ちょっと不用意なことを言う大臣が多すぎ。

さて、楽しいニュース。
巨大ブラックホールとその影の存在を、史上初めて「画像で直接証明すること」に成功したことが発表されたそうだ。
(テレビでは「ブラックホールの撮影に成功」という報じ方がされていたが、正確には写っているのは降着円盤だと思う)
こういうワクワクするようなニュースばかりだと良いのだけれどなあ。

寝る。

2019年4月9日(火)
昨日とは打って変わって良い天気。
会場予約リベンジ。

7月の予約なので、申請用紙に「令和元年7月」と書いて提出したら「平成31年7月」と印刷された承認証が発行された。
「令和じゃないんですか?」
と聞いたら、
「まだシステムが改正されておりませんので」
との返事。
(なんだか、ガッカリ)

帰宅して、本日もネットで仕事探し。
と言っても、メールで受け取った求人広告の中から条件に合うものを探して応募フォームで送信するだけだが。

ニュース。
お札のデザインがまた新しくなるそうだ。
なんでこのタイミングで?

新元号でコンピューターのシステム関係者が忙しくなる時期に紙幣のデザインまで変えたら、ただれさえ人手不足の現場が、
パニックになりはしないだろうか?

ゴーンさん関連のニュース。
記者会見を予告した直後に再逮捕されたゴーンさんが「こんなこともあろうかと」と、自分の言い分を録画しておいたビデオ
を弁護士が公開。

「もし皆さんがこの動画を通じて私のお話をお聞きいただいているとすれば、それは私が4月11日に予定していた記者会見
を開くことができなかったということになります」だって。

「君がこの手紙を読んでいるということは、僕はもうこの世にいないということだ」というのは、映画なんかではありがちな
パターンだが、現実でこの言葉を聞くことになるとは……。

夜。
BSで「アナザーストーリーズ」を観る。
今夜の話題は「ノストラダムスの大予言」。

この本が出た舞台裏というのが、なかなか興味深かった。
そもそも、この本を出した出版社、祥伝社というのは、当時、出来たばかりの弱小出版社だった。
その出版社でひとつの事件が起こる。
出版を予定していた本が、急に出せなくなったのだ。

小さな出版社にとって、予定の新刊本が出ないというのは死活問題。
ともかくその穴を埋めなくてはならない。
「何かないか?」と探していたところへ、ライターのひとりである五島勉氏が持ち込んだのが、昔のフランスの予言者ネタ。

とりあえず、それを出そうということになって、原稿の執筆が開始。
ところが、諸般の事情で、この本の出版予定が2ヶ月ほど先送りになった。

ちょうどその頃、偶然にも中東戦争をきっかけとしたオイルショックが起きる。
年配の人には懐かしい「トイレットペーパーがなくなる騒動」である。

さらにその年の前半に発表されたSF小説『日本沈没』(小松左京 光文社カッパ・ノベルス)によって「突然、日常が壊れ
る」という話がブームになっていたところで、オイルショックによって現実に日常が壊れるのを目撃した一般大衆は「日常が
突然、壊れるかもしれない」というこの話に飛びついた。

ちなみに、この本の内容構成は「人類が滅亡するかもしれない大変だ!」で始まって「でもみんなが気をつければ大丈夫さ」
で終わるという構造になっている。
いわゆる「盛り上げておいて、落とす」という娯楽読み物にありがちなパターン。

そこで当時の宣伝部は、思い切り不安を煽る宣伝の仕方をすることにした。
本を買って読めば「なーんだ大丈夫なんだ」となるわけだから、売るためには少々話を盛って、大げさな宣伝をした方が良い
と考えたのだ。

ところが、前述のオイルショックである。
普段なら「日常がいきなり壊れる話」なんかに興味を抱かない層までが、この本に手を出した。

さて、先に書いた通り、当時の祥伝社は弱小出版社。
売れるかどうか分からない本を、そんなに大部数は刷らない。
『ノストラダムスの大予言』初版本は25000部だった。

それを新聞の大げさな広告を読んだ想定外の読者層が買いに来た。
あっと言う間に売り切れる。
そこで増刷をかけるわけだが、しつこく繰り返すが、当時の祥伝社は弱小出版社なのである、
「慌てて大量増刷をかけて、赤字を出したら大変だ」
という不安から、増刷数はたったの5000部。
当然というか、足りない。

そこで、さらに増刷をかけようとしたのだが、世は「トイレットペーパーがなくなる」ほどの紙不足。
肝心の紙が手に入らない。
増刷が遅れる。

一般読者からすると「人類の未来を予言したとされる書物が、書店に並んだかと思ったら突然消えた」わけである。
「『幻の本』には、いったい何が書いてあったのか?」と、巷ではますます話題になって、盛り上がる。
(こんな状況だったら、読まずに内容を想像したり語ったりする人も出て来ただろうなあ……)

かくて……
本を買って読めば「なーんだ」となるはずだった娯楽読み物が、なんかえらいことになってしまったわけである。

この本、後にオウム事件で教団に利用されたとかでバッシングを受けたが、ああいう輩は、節操なくなんでも道具にするもの
だから、この本がなかったらたぶん別な何かをネタに事件を起こしただろうと思う。

SFファン、特にアシモフ・ファンとしては、あまり言いたくないことだが、実は彼らのネタ本の中にはアシモフのファウン
デーション・シリーズも入っていたのだ。
ただ、ノストラダムスに比べるとアシモフは日本での知名度がいまひとつだったので、ワイドショーで取り上げられなかった
だけ。

私はとても楽しんだ本なので、いまさら悪口を言う気はない。
五島さんも、最後までちゃんと読めば1999年に人類が滅亡するなんて書いていないのがわかるはずだったのだが、まさか
こういうパターンの大人向け娯楽読み物を子供が読んで本気で怖がるというのは想定外だったようで、
「当時の子供達には謝りたい」
と、言ったことが、番組でも触れられていた。

いろいろな偶然が重なって、思いも寄らない本がベストセラーになってしまった騒動の舞台裏が興味深かったな。
(ところで『ノストラダムスの大予言』が世に出るきっかけとなった「急に出せなくなった本」って何だったのだろうな?)

寝る。

2019年4月8日(月)
朝。
会場予約に出かける。
冬のコートが必要な気温。
途中で雨まで降り出す。
そして、ようやくたどり着いたら、休館日だった。
精神的にどっと疲れて帰宅。

午後。
ノストラダムスの五島勉さんが、例の本について、
「子供たちには謝りたい。子供が読むとは思っていなかった」
と言ったそうだ。
(念のため、あの本を出したことそのものについての謝罪でもないし、予言が外れたという謝罪でもないよ)

ちなみに私は、むしろ楽しんだ側。
「人類滅亡」には「大怪獣が東京を破壊」的な楽しさがあったよな。
「台風が来たら学校へ行かなくて済む」に似た無責任なワクワク感。
大変なことだし実際に起きたら困るのだけれど、竜巻で家が捲き上げられているのを見て一瞬「すげえ!」と思うあの感じ。

夕方。
雨の降りかたがハンパなくなって来て、雷鳴がとどろき始める。

そして統一地方選挙も始まっていたのだな。
立候補者が少なくて無投票で議員が決まってしまうところが増えたと話題になっていたが、相模原市議選では投票数が同数で
くじ引きで議員が決まったそうだ。
1票、大事。

夜になってようやく思い出したのだが、今日は灌仏会(花祭り)だったのだな。
お釈迦様の誕生日ということになっている日なのだが、クリスマスほど騒がないのは、やはり仏教というと葬式専門宗教だと
思っている人が多いからか?
坊さんも、もっと「明るい仏教」をアピールすれば良いのに。

……寝よう。

2019年4月7日(日)
午後。
はるこんの会議。

ものすごい伝達ミスが発覚。
「他人は自分の言ったことの3割しか聞いていない」
が、持論の私だったが、もしかすると、
「他人は自分の言ったことを100%聞いていない」
が、正しいのかもしれない。

つまり、「甲はAと言うはずだ」と思い込んでいる相手に、甲が「B」と言っても、彼には「甲はAと言った」と認識されて
しまうという恐ろしい事実。
(今後重要な内容は、何かに書き残すように心がけよう)

夕方からSF乱学講座。
講師は、八島游舷氏。
タイトルは「『Final Anchors』から『天駆せよ法勝寺』へーーAIのトロッコ問題・佛パンク・仏教SF」で、八島氏自身
による自作についてのプレゼン。
集まった受講者も、SF乱学講座のいつものメンバーより八島氏のファンが多かった。

終了後の懇親会は、いつもの「包茶」が団体客で埋まっていたので、急遽、近所の居酒屋に会場を変更。
結構、飲み食いしたのに1人3000円程度で済んだ。
「九州琉球ダイニング あいたか」
ラフティの美味しい店だったので、また行きたいな。

家に帰って、寝る。

2019年4月6日(土)
今更な話だが、はやぶさ2が、小惑星の表面にクレーターを作るのに成功したそうだ。
小惑星の内部を観測するためのクレーターだそうだ。
薄い金属の板のちょうど真ん中あたりに爆薬を仕掛けて後ろを抑えた状態で爆発させると、板が前に飛ばされる時に弾丸状に
なる……みたいな仕組みらしい。
こういう装置を作るのって、日本は得意だよね。

午後。
『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」』(斉藤光政 集英社文庫)を読む。
これは何度読み返しても面白い本。

夕方。
1号くんが来て、
「5000円の図書カードに使われている東山魁夷の『秋翳』という作品が、どう見てもチャーハンにしか見えない」
という話をする。
そう言われて見ると、私にもチャーハンに見えて来た。
というか、もうチャーハンにしか見えない。
魁夷には、秋の山がこんな「ケチャップ色」に見えていたのだろうか?

夜。
NHKの新番組で「東京都内で0円で買える1戸建」の話題を取り上げていた。
どこかと思えば「奥多摩」だそうだ。
(ああ、自然に恵まれた緑豊かな、あそこね)

「乗り換え1回で新宿まで約時間半の場所」
(確かに嘘じゃないな)
当人が納得して住む分には、問題ないと思う。

寝る前にKindleを充電する。
明日は、はるこんの会議のあとにSF乱学講座があり、課題図書が電子書籍なのだ。
……と書けば気がつくと思うが、Kindle、買ったのは良いがあまり使いこなしていないのだよね。
やっぱり、まだ紙の本の方が読みやすいんだよなあ。

寝る。

2019年4月5日(金)
朝。
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」は、ヒロインがようやく小学校に通えることになったのだが、いきなり学校に行って、
即日転入みたいな流れ。
転校の手続きはどうしたのだろうか?
戦後のドサクサで、そこら辺がかなりいい加減だったということなのだろうか?
そして、郵便屋の役で登場したのが戸次重幸。

ヒロインを引き取った家の従業員が音尾琢真で、ヒロイン家の主人の友人の息子が安田顕なので、TEAM NACS固めか?
大泉洋と森崎博之も出るのか?
……などと、どうでもいい期待をしてしまった。

ローカル・ニュース。
東京都が今後10〜20年後をめどに、東京都が銀座と臨海部を直通で結ぶ新しい地下鉄路線を、整備する方針を決めたのだ
そうだ。
将来的には、こと地下鉄を「つくばエクスプレス」とも接続させて、羽田空港まで直結させることを目指す計画らしい。

羽田に着いた外国人を、銀座やつくばまで運ぶ流れを作りたいのかな?
つくばから空港までが直通になれば、海外の学会へ行く研究者にとっても便利だろうね。

午後。
『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」』(斉藤光政 集英社文庫)を、安彦良和のカバーイラ
ストに惹かれてジャケ買いしてしまった。
すでに持っている本の新装版なのだが、新章が書き足されていたので、これはこれで価値があると思う。

夕方。
ニュースで「道路整備に関して安倍総理や麻生副総理の意向を忖度した」と発言した塚田国土交通副大臣が辞任したと言って
いた。

この発言の理由について、当初「我を忘れて」と説明していた副大臣は、その後「熱が入ってしまったから」と説明し、今回
の辞任に際しての説明では「雰囲気に飲まれたから」と言っていた。

記者団からも質問が出ていたが「大勢の人に囲まれたらつい嘘を口にしてしまう人」というのが、政治家を続けていても良い
ものなのだろうか?
転職を考えるのも手だと思うぞ。

夜のニュースで「韓国とアメリカで5Gのサービスが始まった」と言っていた。
「G」というのは “Generation(世代)” の略なので「5G」というのは「第5世代」という意味。
何の「第5世代」かと言うと、モバイル通信の第5世代である。

なんでも「これまでの100倍速い」らしい。
CM動画では、その速い通信速度を利用して、田舎のおじいちゃんとおばあちゃんに、仕事の都合で金婚式のお祝いに行けな
かった姉の立体映像を届ける弟のハートウォーミングなドラマが流されていたが、ネットに疎い私としては、
(そんな田舎に、最新の高速ネットワークのアンテナがあるのか?)
という感想を抱いてしまった。

ドラマと言えば……
NHKがSFドラマを放映するというので、観る。
NHK-BSのドラマ「マリオ AIのゆくえ」

脳死状態の人間の脳にAIを移植するという話。
設定を聞くと面白そうだが、脚本家がAIが何であるのかよく分かっていない感じがしたぞ。
このストーリーならば「人間にそっくりのロボット」で十分ではないかという気がした。

研究所を逃げ出したAIが、孤独ないじめられっ子の少年と出会う展開は、もう見飽きた印象。
追って来る悪役は、警察官という設定なのだが、日本であんな風にやたら拳銃を撃ちまくる警察官は不自然。
(警察官というより、ショッカーの戦闘員みたいな感じだった)

で、いじめられっ子だった少年は精神的に成長し、AIは愛を学んで……
(アア、ソウデスカ)

「最近、AIというものが流行りだから、AIで1本ドラマを作ろう。脚本書いてよ」
「ぼく、AIってなんだかよく知らないんですけど」
……みたいな感じで作られたドラマかと思ったぞ。

唯一の見どころは、AIが何であるかを落語のまくらで説明する柳家三三ぐらいか。
たぶんこの「落語のまくら」で語られた以上の知識を、脚本家が持っていなかったのではないだろうか?
(時間を無駄にしてしまった)

寝る。

2019年4月4日(木)
朝。
日産のゴーンさんが、ツィッターで「11日に記者会見を開く」と予告した直後に再逮捕されたそうだ。

午後。
ミステリーのヒントにならないかと、テレビのミステリードラマを3本ほど観る。
(最近の民放は、この時間ミステリードラマばっかりやっているな……)

私は基本的に海外ミステリーが好きなのだが、このところ海外ドラマの放送が減っている。
本日、私が観たのも日本のドラマ。

日本のミステリーの残念な点は「想像もつかなかった人物が犯人」というパターンが少ないこと。
海外ミステリーだと、ものすごく良い人っぽく見えた人が実は真犯人という意外性のあるオチのものが多い。
日本のドラマの場合「意外に良い人だった」というパターンはあっても「意外に悪い人だった」というパターンはまれ。
ブツブツ文句を言いつつも、一応のメモを作成。

夜。
民放のニュース解説番組で、
「ゴーンさんは、自分が記者会見の予告を出したのは、再逮捕の動きを察して『いま自分を逮捕したら記者会見の妨害に見え
るぞ』と、検察側に圧力をかけるためではないか」
という「穿った見方」を披露している解説者がいた。
(この事件、ミステリー・ファンのオモチャになってないか?)

NHKの「フランケンシュタインの誘惑E+」。
(タイトルがマイナーチェンジししたな)
と思っていたら、ナビゲーターが、吉川晃司からCGアニメーションの「ドクターフランケンE+」(謎の知的生命体という
設定らしい)に変わっていた。

今回のテーマは「人体蘇生」。
死んだ人間を生き返らせようとしたロバート・E・コーニッシュ博士について。
死体の血液に凝固を防ぐ薬物を注入し、装置を使って血液を循環させることによって人体蘇生を試みた科学者である。

当時、彼はマッドサイエンティストと見なされたが、現在、彼の手法の一部(心臓マッサージ等)は、救急蘇生法の中に取り
入れられているわけで、ちょっと早すぎた人だったのかな?

寝る。

2019年4月3日(水)
朝。
連続テレビ小説「なつぞら」を観る。
ヒロインの子供時代を演じている子役、粟野咲莉(あわの・さり)が異常に上手い。
この子役の演技を見るのが楽しみで、ドラマを観ている感じ。

午前中。
ミステリーのネタを思いつく。

午後。
探偵役とワトソン役はなんとかできた。
事件はやっぱり殺人事件が良いかな?

夕方。
ニュース。
本州と九州を結ぶ道路事業の調査の関係で安倍総理と麻生副総理の意向を忖度したと発言し、その後、撤回した塚田国土交通
副大臣が、国会答弁で「我を忘れて事実と異なる発言をした」と陳謝。

「我を忘れて事実と異なる発言をした」って、意味がわからないのだが???
演説の中での発言だろ?
「我を忘れる」ような状況ではなかったはずだと思うが。

夜。
1日中いじくり回していたミステリーのアイデア。
どうも話が膨らまない。一旦、寝かすことに。
浅暮先生の言う「てんやわんや」をもう少し考えないといけないな。

寝る。

2019年4月2日(火)
朝。
昨日から始まったNHKの連続テレビ小説「なつぞら」。

戦災孤児となった戦友の娘(ヒロイン)を自宅に連れ帰った男性。
一見、善人のようだが、やっと復員して来た父親が他人の子供にかかりっきりで、自分の子供の方は「久しぶりに会ったから
どう接していいかわからん」を言い訳に放置状態という、その家の子供たちが非常に気の毒な展開。

母親は母親で、亭主には「もう少し子供たちのことを考えて」とか言いつつ、自分は娘のお気に入りの服を「可哀想だから」
と、勝手に戦災孤児にやってしまおうとする無神経さ。

こんな中で空気を読んだヒロインは小学校へ行くことを諦めて牧場で働くことにするのだが、一緒に働いている大人たちが、
誰も彼女が学校へ通っていないことを気にかけないという、笑顔で楽しく児童虐待の展開。
なかなか面白いドラマになりそうだ。

今日は午後から検査センターでMRIの予定。
初めての場所なので、早めに家を出る。
郵送されて来たパンフレットに記載された地図によると、場所はグリーン大通り。

池袋駅から豊島区役所方面に伸びるこの通りは、一般的ないわゆる「池袋」のイメージとは違い、銀行などの金融機関が建ち
並ぶオフォイス街になっている。
とりあえず、場所を確認してから時間調整でサンシャイン60通りへ。

近代的なオフィス街が、角をひとつ曲がるといきなり雑然とした飲屋街となり、美久仁小路の入口が見えて来る。
おっさんがステテコ姿で歩いているような場所だ。

そして、そこを抜けるとサンシャイン60通り。
テレビで良く紹介される「池袋の街」と言えば、ココ。

実際には徒歩で5分程度で通り抜けられるような短い通りなのだが、最初に佐藤編集長を連れて来た時に、
「池袋は、今日は祭りでもやっているのか?」
と、笑われた。
そんなところ。

まあ、当時は時代がバブルだったのもあるが、今もそのなごりで、なんとなくワイワイした感じの場所。
ちょっと前までは、よくチンドン屋が練り歩いていたと言えば、雰囲気が分かるだろうか?

さて、東急ハンズで時間つぶしをして、検診センターへ戻る。
検査着に着替えてカウンターへ行くと、
「検査後のお飲み物は、何にいたしましょう?」
と、聞かれる。
もてなしの良い検査センターである。

MRIは、まあ、普通のMRIだが、私は用心深いので、
「ヘッドホンに音楽を流さないでください」
と、あらかじめ注文をつける。

これを言っておかないと、変なサービスで監査の間中、ヘッドホンから聞きたくもない音楽を聞かされる。
理由は、検査中、機械の発する騒音でうるさいかららしいが、その対策として音楽をかけるというのが私には理解できない。
(工事現場の騒音対策としてスピーカーから音楽を流されたら、二重にうるさいよなあ)

ちなみに私はMRIの機械音そのものに関しては、あまり気にならないタイプ。
むしろ目をつぶって「カプセルに入って恒星間旅行中」みたいな空想を楽しめるので好きなくらい。
気持ちよくうとうとしているうちに、検査終了。
終了後は喫茶室で飲み物とお菓子(高そうなクッキーだった)をサービスされて、気持ちよくセンターを出る。

帰宅。
ニュースは、イギリスのEU離脱が上手くいっていないとか、そういう内容。

あと、新元号への感想とか、期待の話とか。
私は平和な時代になってくれれば、それで良いかなと思う。
景気回復については、あまり期待できそうもないし。

寝よう。

2019年4月1日(月)
午前中。
履歴書を書いて発送するために郵便局へ。

コートを着て何気なくポケットに手を入れたら、昨夜、酔った勢いで立ち寄った占い師の領収書が出て来た。
「就職したいのですが、どうしたら良いでしょうか?」
という私の相談に、生年月日を聞いて厳かに占いを終えた女性占い師は、
「職安に行きなさい」
というありがたいお告げを下さったのだった。
この料金が、3240円。
間違ったアドバイスではないと思うのだが。

昼。
日経のサイトを開いたら、ちょうど元号発表の記者会見の中継が流れていて、新元号は「令和」だそうだ。
略称に使われるアルファベットは、普通に考えて「R」になるわけで、さっそく「18年後は、R18」というTweetが流れ
て来た。

午後。
明日受ける予定の健康診断の問診票が郵送されると説明されていたのだが、それが昨日、届いていた。
てっきり問診票が入っているものと思って封筒を開けたら、出て来たのはQRコード。
これを「スマホ」で読み取って問診に答えろということらしいが、私はスマートフォンを持っていない。

パソコンからでも入力可能と書いてあるが、そのURLも書いていない。
Googleで検索してどうにかサイトに辿り着いて記入したのだが、スマートフォンを使わない人は、だんだんと社会生活が送り
にくくなって来るなあ。

……寝よう。

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