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独 り 言 (2019年3月分)
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2019年3月31日(日)
午前中。
自治会の総会。

自治会長が、
「今年の新年会は、どこも去年と同じ会費なのに料理の質が落ちていた」
と、ぼやいていた。
不景気なのに物価高というスタグフレーションの状態なのだろうなあ。

総会では、危うく会計監査を押し付けられそうになって必死に逃げたらなぜか「じゃあ次年度の総会議長に」と言われる。
「議長は総会の開始時に決めるものですから」
と、逃げたが、たぶん来年の総会の時には、なんか言われるのだろうな。

午後。
メンサ・テスト合格者の会の例会。

今年からの試みで、参加者による持ち込み企画。
今回は、つくばのYさんの持ち込みによる映画の上映会。
Yさんの知人が制作に携わったというドキュメンタリー映画で、沖縄の近代史を扱った内容だった。

監督はアメリカ人で、元米兵へのインタビューが興味深かった。
沖縄戦で戦った元米兵と、戦後に沖縄で小学生をレイプした元米兵が、それぞれの立場で沖縄を語る。
小学生をレイプした米兵が「自分は地獄へ落ちるんだ」と繰り返していたのが印象的だった。

さて、終戦後に沖縄では本土復帰運動が高まり、実際に沖縄は日本に返還されたわけなのだが、その本土復帰運動の理由は、
「日本に返還されたら米軍に接収された米軍基地の土地が沖縄に返されると思ったから」だったのだね。

けれども現実に起きたのは「沖縄は日本に返還されたが、米軍基地はそのまま」という、頑張って本土復帰運動をやった沖縄
県人から見れば、意味のわからない本土復帰。
日本政府と米国政府の間で、沖縄県人には知らせないまま、そういう「密約」を結んでいたのだ。

その結果、日本政府は領土を取り戻せたが、沖縄県人は土地を取り戻せなかった。
これは沖縄の人は怒るよね。

終了後の飲み会。
ワインを1瓶空けて帰宅。

寝る。

2019年3月30日(土)
朝起きて、はるこんの作業。
ついでにネットで求職情報をチェック。

午後も地味な翻訳作業。
訳しているのは、爺さんが死んで、孫娘と牧師が故人の思い出を語り合いながら葬儀の打ち合わせをするというストーリーの
SF小説。

夕方に、ようやくひと段落ついたので「第1稿」として送信。
(はるこんが終わったら、ちゃんとしたものに直そう)

ニュース。
白石冬実の訃報が飛び込んで来た。
「えっ、パタリロが?」
と、衝撃を受ける。
(少し前の世代の人にとっては、深夜ラジオ「ナチチャコパック」のチャコだろうな)
ご冥福をお祈りいたします。

明日は午前中は自治会、メンサ・テスト合格者の会と忙しい。
さっさと寝よう。

2019年3月29日(金)
朝。
自分のくしゃみで目が醒める。
寒い。

とりあえず「布団の中から出たくない」を1コーラス歌ってみるが、改善されない。
(当たり前だ)

東京ローカルの番組「モーニング・クロス」で「親権」について取り上げられていた。
「〈親権〉という言葉は(成人後の子供を親がコントロールできた)戦前の民法の時に出来た言葉であって、現在はむしろ、
子供を保護監督する〈義務〉であるのに、言葉に引っ張られて親の〈権利〉であるかのように誤解している人が多い」
という話。

極端な話を言うと、親権者には、クソガキが万引きしたら土下座して弁償する義務はあるけれど、成人後のガキが、
「俺はフィリピーナのハニーと外国で暮らすから、もちろん住所は教えないよ。親の介護? 知るかよ!」
と言うのを止める権利はないということかな?
(ガキをぶん殴るのは、この度成立した、東京都の条例違反になるので。念の為)

今日はiPod touchが届く予定なので、午前中はそれを待つ。
……12時15分前に、届く。
(まあ「午前中」ですね)

届いたiPod touchを設定する。
と言っても、壊れた機種からMacBookにダウンロードしておいたデータをそのまま移すだけ。

簡単そうに思えるのだが、iPod touchの設定というのは、基本的にiPhoneの応用。
当たり前のように「電話をかけます」とやられる。
電話は、もちろん携帯電話の方にかかるわけだ。(iPod touchというのはウォークマンみたいなものなので、当たり前だが
電話の機能は付いていない)

だからiPod touchの設定を行うには、iPod touchそのものと、ルーター(もちろんルーターのパスワードが書かれたもの)と、
MacBookと、携帯電話を準備しなくてはならないのである。
(私は今回、携帯電話を準備するのを忘れて、取りに行っている間にタイムアウトになって、1回やりなおしをする羽目にな
った)

どうにかこうにか、設定終了。
幸い、サイズは前のiPod touchと同じなのでケースと画面の保護シールはそのまま流用。
新型には旧型に付いていたストラップがないので、ケースの変なところに無用のストラップの穴が開いていることになったが
それ以外は特に問題ない。
問題なさ過ぎて、新しいものを買った実感が湧かない。
唯一、戸惑うのは起動が以前の機種ではスワイプだったのが、ホームボタンに変わったこと。
これもホームボタンの方が良いので、慣れれば問題ないと思う。

さて……
そんなこんなで時間を食ってしまった。
午後から、はるこんの地味な作業、開始。

夜になっても終わらないので、適当なところで切り上げて、寝る。

2019年3月28日(木)
今日も今日とて、昨日の続きの作業。
正直言って、かなり苦手な仕事なので、早く終わらせたい。

昼にiPod touchの修理のためにビックカメラへ。
地下鉄の構内で見かけた電動車椅子のデザインが、すごく未来的でカッコ良かった。
高齢者が増えると車椅子ユーザーも増えるのでいろいろな車椅子ができそう。

さて、肝心の修理の件。
年末と違って、修理カウンターへは比較的容易にたどり着いたものの、やはり修理はお勧めしないとのこと。
かと言って、新品を買おうとすると、
「うちには在庫があまりないので……」
と、渋られる。
結局、ネット通販でアップルに新品を発注。
(最初から、こうすれば良かった)

一旦、帰宅してから図書館へ。
腰を据えて作業。
……だからと言って捗るわけではない。

夕方に帰宅。

夕食後に「ニュースで平成を振り返る」的な池上解説番組を見ていたら、
「大手動画共有サービスの創始者はネットに上げられたスマトラ島の地震の動画を見て、このサービスを思いついた」
という話をしていた。
貴重な動画はネット上に保存して、誰でも見られるようにしておくべきだと考えたらしい。

驚いたのは「秋葉原事件が、海外のテロリストに与えた影響」の話。
あの事件が報道されたことによって「銃を持たなくてもテロはできる」と、変な方向に目覚めてしまった連中がいるらしい。
その後、秋葉原事件と同様の「車を使ったテロ」が増えたのだとか。
困ったものだ。

番組中、臨時ニュースの字幕が入ったので、何かと思ったら「萩原健一さん死去」だそうだ。
この人、つい10日ほど前に、内田裕也への追悼コメントで「近々、企画書をもって裕也さんと共演することを楽しみにして
いましたが奥様のご不幸があり、タイミングを逃しました」と言った人なんだよね。

「引かれる(死者が親しい生者をあの世に連れて行く)」というのは迷信だとは知っているが、
「おい、ショーケンがお前のせいで俺と仕事ができなかったって、ぼやいてるぞ」
「あらあ! じゃ、ショーケンさんもここへ来て貰えばいいじゃない」
と、ついオカルトめいた妄想をしてしまった。

それはさておき、萩原健一氏と言えば「傷だらけの天使」での「カッコイイ貧乏」の演技が印象的。
自分で納得のできる生き方を模索した結果、無力な存在として踏みつけられる主人公の「弱者の矜持」に感動したものだ。
ご冥福をお祈りいたします。

寝る。

2019年3月27日(水)
寝坊した!
目が覚めたら7時半。

Twitterを覗いたら、昨日、NHKで報じられていた「若者(特に東大生)の官僚離れ」の話題で盛り上がっていた。
東大出の優秀な若者が官僚にならず、政治家は政治家で当人にさして実力のない二世、三世議員ばかりの未来。
そういう政府が諸外国と渡り合って国益を守るわけだ。
(日本の未来は大丈夫か?)

午後。
図書館へ行ってはるこんの作業の続き。

夕方。
帰宅してニュースを見たら、千住で屋形船の火災があったようだ。
燃える船が対岸に流されたので、岸のこちらからでは消防の放水が届かず、消防艇が出動してやっと消火したとのこと。
対岸から消防車で消せなかったものなのかと、映像を見ながら不思議に思った。
これ、疑問に思った人も多いと思うので、ニュースはその辺を調べて伝えて欲しかったな。

夜。
はるこんの作業を少しやってから、寝る。

2019年3月26日(火)
朝。

花粉を飲み込むと、胃が痛くなる。
……という話を信じない人が多いのだが、でなければ毎年、春先になるとやって来るこの胃腸の不快感は何だろう?

で、図書館へ行ってやるつもりだった作業を自宅でやることにする。
その前に、病院に電話をして検査の予約を入れる。
健保組合の割引が利くのが、55歳のうちまでなのだ。
私の誕生日は来月半ばすぎで、割引が利く期間の始まりが4月になってから。
つまり、月の前半の間に予約を入れなくてはならない。

「早く予約を入れないと、埋まってしまいますよ」
と、健保組合の人から散々脅かされたので焦って電話。
「あ、あの……いま空いている日は?」
「ガラ空きですから、別にいつでも良いですよ」
健保組合の人、嘘つき。(笑)

まあ、よく考えてみれば「4月の前半までに予約を入れないといけない人」というのは、4月の半ばに誕生日が来る人間だけ
なわけで、焦らなくてはならない人間がそうたくさんいるわけではなかったのだ。

改めて、仕切り直しではるこんの作業。
中学生にやらせた方がまだマシなレベルの英語力の私に、翻訳作業が降って来たのだ。
明らかな人材不足なのだと思う。
(マジで中学1年の1学期レベルの英語力しかない人間に、小説を翻訳させるなよ!)

午後。
辞書を引く作業。
「the Lakshmi Planum → ラクシュミー高原」「Maxwell Montes → マクスウェル山」という風に英単語の意味を辞書で
調べて日本語に置き換えるという、地味な作業を黙々と……。

はるこんの企画関係。
レスポンスの遅い関係者の尻を(鋭利なナイフで)チョンとつつく感じのこと。(^^;
(これをやるから、私は嫌われるのだろうなあ)

ニュース。
小学生の英語の教科書について。
小学校から英語教育を開始するための教科書について。
そこそこ高度な内容らしい。
……ということは、今は「中学1年生レベル」と言っている私の英語力は、間も無く「小学生レベル」と言い換えないといけ
ないことになるのか???

夜。
NHKのニュースで「若者の官僚離れ」の問題を扱っていた。

東大の卒業生が官僚になるのを嫌がっているのだそうだ。
確かに、テレビで政治家にいいように利用されて、汚れ仕事を押し付けられている官僚の姿を見ていたら、ああいうものには
なりたくないと思うのも無理はない気がする。

東大生のいま1番人気の就職先は「コンサルティング会社」であるらしい。
これはちょっと意外。

私のイメージする「コンサルタント」は、どうしても「ねずみ男」なのだが、たぶん感覚が古いのだろうなあ。
今の時代は「東大を出てコンサルタントになった」と言ったら「それは大層なご出世で」というイメージなのかな?

……寝よう。

2019年3月25日(月)
午前中。
インターネット関連のニュース。
世田谷区の年金課の課長が、ネット上のヘイト書き込みで更迭。
かなり悪質なヘイトだったようで、精神科医の香山リカさんの本名を晒した上で、それは通名で実は韓国人だという嘘の書き
込みをし、罵倒したのだとか。
(何をどこからどう突っ込んで良いのやら分からん所業だな)

大きな問題として、彼は「年金課の課長」なのである。
例えば、障害年金などは医師が作成した診断書等の書類を元に年金課が受給の可否を判断するわけであるが、その判断を行う
機関の人間が、書類を作成する立場の医師に対して有り得ないような悪意を表明していたということになる。

ヘイトの内容は、インターネット上で読むことが出来たので目を通したが、相当に常識外れな内容だった。
まともな公務員なら「私的に嫌いな人間の書いた書類だから審査で落とそう」なんてことはやらないはずであるが、この課長
の場合、そういう公私混同をやっていてもおかしくないほど常識のない人間性が推測できるような書き込みを行なっていたの
である。

そして、これは「彼がどこで香山さんの本名を知ったのか」という問題とも関わって来る。
もしかして、この公務員は「公務上で知り得た個人情報」ネットで暴露していたのか?
これは大変な問題だぞ。

役所に書類を提出したら、それを処理した公務員によって、
「○○の個人情報を大暴露!」
なんてことをやられたら、うっかり公的手続きも行えない。
まさに、誰にとっても「冗談じゃない!」というような大事件である。

午後。
はるこんの翻訳作業。
SF小説の難しいところは、全体の設定が分かるまで、自分がとんでもない勘違いをしているかも知れないという不安が常に
つきまうということ。

「妻に新しい毛皮をねだられた」と書いてあるからセレブな家庭をイメージして訳していたら、原始時代の話だった、なんて
のはまだ良い方で、人間の話かと思っていた登場人物(?)が機械だったり、なんかわけのわからない生物だったり……。

いまも翻訳作業を進めながら、
(人間だよね? この主人公は人間でいいんだよね?)
と、かなりドキドキしている。

たぶん英語の読める人なら、全体をざっと読んでまず内容を把握したりできるのだろうが、私の英語力は恐らく中学1年生の
1学期レベル。
辞書を引きながら、最初の1行目から地道に訳して行くので、文字通りの五里霧中状態。
(ストレスで、胃が痛い)

夜。
NHKの「東洋医学ホントのチカラ」を観る。
鍼灸の話の第2回目。
鍼灸治療が結核に効果があるって、マジ?
結核そのものというより、体力を高める的な効果らしいが、高価な薬が買えない人にはかなり役立っているらしい。

ちょっと興味深かったのは、世界のそうした地域に鍼灸の技術を広めていた人の存在。
技術を広めるのは良いことだが、技術のレベルについての審査みたいなことをやっているという話は出なかった。
その辺のところは、大丈夫なのだろうか?

寝る。

2019年3月24日(日)
朝から、はるこんの翻訳作業。
なぜ、私がやる羽目になったのか、いまひとつ納得がいっていない。
だって周りがみんな、どう考えても私よりずっと英語ができる人ばかりなのだ(「英語で博士論文を書いたことはありますが
英語はできません」とか言ってる奴とか)。
単にヒマそうに見えたからだろうか?

午後。
午前中の続き。

英文というより、英単語を見て、意味が分からないので辞書を引き……の繰り返し。
(こんなことなら、中学生でもできるよなあ)
3時のおやつは「闇夜のうさぎ」さんの差し入れの芋けんぴ。(美味)

夕方に、2号くんが部屋に来たあと、花粉症の症状が出た。
勤務先にも着て行っているというコートを着て来たから、たぶんそいつに花粉が付着していたのだろう。

夜。
「いだてん」を観る。
オリンピックのマラソン競技の回。
主人公はゴールできなかったというのが史実なので、当然、オチは分かっている。
ストーリーは、主人公がマラソンコースを走るというもの。
それだけの話をちゃんとも見せるドラマにしているところが、さすがは宮藤官九郎。

勢いで同じNHKの健康番組のようなものを見たら「脂肪肝」を扱っていた。
血液検査では見つからない脂肪肝を発見する医療器具の開発で、これまで脂肪肝ではないとされていた人にも脂肪肝が見つか
るようになったのだそうだ。

脂肪肝は、症状が出ないうちに進行するので怖い病気。
ある日突然吐血し、医者に行ったら肝硬変の合併症だと言われた人って、早い話が食道動脈瘤破裂だよね?
……怖いなあ。

寝る。

2019年3月23日(土)
今日は、はるこんの打ち合わせ。
昨日の感覚で外に出たら、やたら寒い。
慌ててオーバーコートを取りに戻る。
昨日は春だったのに、今日は真冬の気温。

午後。
はるこんの会議。
メンサの総会をドタキャンして参加した甲斐あって、ややこしい仕事について、一応の解決がついた。
ほっとしていたら、さらにややこしい仕事が降って来て、さらにやばい事態になってしまう。

飲み会に出席して、帰宅。
郵便受けには、今日もお祈りメール。
前途多難である。

寝る。

2019年3月22日(金)
朝。
「モーニングクロス」で、国連が発表した2019年の世界幸福度ランキングで、日本は58位と4ランクダウンしたという
話題を取り上げていた。
(1位は2年連続でフィンランド)

・1人当たりの国内総生産(GDP)
・社会的支援の充実ぶり
・健康寿命
・人生の選択の自由度
・寛容さ
・社会の腐敗の少なさ
6項目から分析したもので、日本は健康寿命で2位、1人当たりGDPで24位の日本の幸福度が低い理由は「人生の選択の
自由度(64位)」「寛容さ(92位)」という2つの項目が、やたらと低かったせいらしい。
日本は世界水準から見ると、不自由で不寛容な国なのか。

そして、厚生労働省がまとめた2017年の人口動態統計によると、10〜14歳の日本人の死因として、戦後初めて自殺が
1位になったのだとか。
やっぱり、国民は「不幸」を感じているということなのだろうか?

午前中。
昨日1日探し回った書類が、あっさり見つかった。
普段、置いている場所の30センチ横。
なぜ見つからなかったのかと言うと、その上にスーツが掛かっていたから。
ニワトリは、自分の産んだ卵の上に布を一枚載せると見失うそうだが、似たようなものか。(^^;
いろいろあって置き場所が少しずれたのと「いつもの場所にない→下に落ちた」という思い込み。

午後。
『きゃくほんかのセリフ!』(ますもとたくや 小学館ガガガ文庫)読了。
監督がプロデューサーと喧嘩して降板になったといういわくつきのアニメ作品の脚本を丸投げされた主人公は、関係者の無茶
振りに振り回されつつも懸命に脚本を書き上げるが……

面白かったけれどフォールポイント(主人公が苦境に陥る場面)のあとのカタルシスが、ちょっとあっさりし過ぎたかなあ?
ここはもう少しじっくりと味わいたかった。

夕方。
昨年からの懸案事項、iPod touchを修理に出そうとしたら、先にバックアップを取っておいてくれと言われる。
さっそくライトニングゲーブルでMacに繋いだのだが、認識されない。

サポセンに電話して、いろいろとやった挙句、携帯の充電ケーブルの先っちょに、これもぜんぜん関係ない充電器の付属部品
であるライトニングケーブル用アダプターをくっつけたら、いろいろエラーメッセージは出たものの、認識はされた。

「その方法は、あまりお勧めできないと、わたくしからは申し上げておきます」
と、サポセンの方。
そうだよねえ。(笑)

夜。
空想小説ワークショップ。
今期の最終日。
題名、素材、枠組み、視点等を考える際の注意点について。

来期からは、ちゃんと初回にテキストを渡してくれるそうだ。
私も、それが良いと思う。

いつもの「勝や」で飲む。
私が「『特撮ガガガ』というドラマは1回分だけチラッと見たけれど、それほど面白くなかったな。ヒロインにもあまり共感
できなかったし」と言ったのが地雷だったらしく、K山さんに激怒される。
どうやらあの作品のファンだったようだ。

店を出ると雨。
傘を差して帰宅し、午前1時からの番組を見るつもりで12時に少しウトウトして、目覚めたら2時だった。
(2号くんに、録画を頼んでおいてよかった)

改めて、寝る。

2019年3月21日(木)
春分の日。

朝。
ふと大事な書類を置いておいた場所を確認したら、ない!
書類探しで部屋の中を引っ掻き回すが、出て来ない。

昼食。
佐藤編集長お手製のいなり寿司とかっぱ巻き。

美味だったので、
「この油揚げ、レシピを教えてくれんか?」
と言ってみたら、
「目分量」
と、答えられた。

どうやらみりんとめんつゆを適当に混ぜたもので煮たらしい。
めんつゆ、最強!

午後。
書類は探しても見つからないので、いったん休憩。
ドラッグストアに歯磨きを買いに行く。
ついでに花粉症用の目薬も買う。
薬剤師が「すごく良く効く」と言っていたお勧め商品。

帰宅して、目のかゆみを感じたのでさっそく使用したら、即効!
今年から、これを常に持ち歩こう。

夜。
アマゾンから届いた『きゃくほんかのセリフ!』(ますもとたくや 小学館ガガガ文庫)を読む。

主人公はアニメの脚本家。
自分ではそこそこ面白い脚本を書いているのに演出や現場の作業の都合で内容がメチャクチャに改変され、惨憺たる仕上がり
になった作品への罵倒を日々一身に受けていた彼が、監督がプロデューサーと喧嘩して降板となったというややこしい来歴の
人気作品の劇場版の脚本を引き受けることになり……。

作者のますもとさんは「けものフレンズ2」の脚本家。
そんなわけで、はるこんの企画絡みで読み始めたのだが、想像していたより面白い作品のようだ。

今夜は『きゃくほんかのセリフ!』を読みつつ、寝る。

2019年3月20日(水)
朝。
NHKの「おはよう日本」で、中国でマナー教室が人気を呼んでいるという話題を扱っていた。
「中国政府は自国民が海外で良い印象を残すことを望んでいる」のだとか。
中国人のマナーの悪さが話題に上ることが増えたからだろうな。
こういうところは共産主義国は対応が早い。

東京ローカルの「モーニングクロス」では、
「東大、人間の第六感を発見」
という話題。
この「第六感」とは、磁気を感じる「磁覚」という感覚機能だそうだ。
渡り鳥が磁気を感じて方向を知るという話は聞いたことがあるが、人間にも弱いながら同様の感覚機能があるらしい。

科学ニュースをもうひとつ。
「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウの地表に太古の水成分を発見したそうだ。
リュウグウは、火星と木星の間にある小惑星が他の天体と衝突し、飛び散ったかけらが再び集まったものではないかと言われ
ているが、今回発見された「水」は、このリュウグウの「親」にあたる小惑星にあった液体の水の名残ではないかという。

海外からのニュース。
インターネットのTwitterには、カンボジアで日本人がタクシー強盗を行なったという事件が流れて来て話題になっていたが
テレビではあまり大きく取り上げられていない。

NHKでは今日は1日「桜の開花はまだだった」という話題がトップニュースで、気象庁の担当官が、
「日本、平和でいいです」
と、コメントしていた。

いや、そんなに平和じゃないと思うぞ。
むしろ、JOCの会長が贈賄事件の容疑者になったり、上にも書いたカンボジアでタクシー強盗をやる奴が出たりと、日本の
イメージダウンに繋がる大きな事件が増えている様子なのだが。

ピエール瀧事件の時に感じたのだが、日本人ってトラブルが起きると、まずそこから目を背けようとする傾向がないか?
トラブルに目を向け、原因を究明して改善しようという方向に動いた方が、事態の解決には早道だと思うぞ。

夜。
2号くんが来たので、2人で酒盛り。
「最近の若い人は、国の政治体制に文句は言わないが、その国で自分たちの子供を産もうとはしないね」
などという話をする。
この国がこのままで良いと考えているのなら、明るい未来を期待してもっと子供を作りそうなものだが……。

寝る。

2019年3月19日(火)
日経朝刊の1面トップの記事。
〈賃金水準 世界に劣後〉
〈時給、20年で9%下落〉

時給がマイナスになっているのは、主要国で日本だけらしい。
日本経済は、明らかにやばい状態だと思うのだが、総理大臣は何をしているんだ?

午前中。
今日も今日とて届くメールは、お祈りメール。

午後。
ドラマ「執事 西園寺の名推理」を観る。

「相撲取りのウエディングケーキ」なるものが重要なキーワードになるミステリーなのだが、よく考えたら「相撲取りのウエ
ディングケーキ」ってなんだよ?(笑)

主演の上川隆也という俳優、どこかで見覚えがあるような、ないような……?
で、調べてみたら「大地の子」で、主役の陸一心を演じた人だった。
(上手いのに、あれ以来、大ヒット作と言える作品には恵まれなかった人?)

ドラマの中で、日本でも現在「執事」という職業の人がいるというようなセリフがあって、割と具体的な数字まで上げていた
ので調べてみたら、確かに国内に「プロフェッショナルバトラーアカデミー」というものが存在するらしい。
(このドラマの監修をやっている学校だった)

夜。
インターステラテクノロジズが、人工衛星を軌道に投入するためのロケット「ZERO」の開発を発表というニュース。
ホリエモンが「有人宇宙飛行も目指している」と言っていた。
ぜひ頑張って貰いたい。

夕食は、食事と言うより「お米は飲み物」の世界へ。
早めに、寝る。

2019年3月18日(月)
午前中。
はるこん関係のメールのやりとり。

午後。
メンサ関係のメールのやりとり。

合間にTwitterを覗いたら、高須クリニックの院長がアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館から抗議を受けたらしい。
どうやら院長、「ホロコーストは捏造」というトンデモを吹き込まれて信じ込み、ネットで拡散してしまったようだ。
そりゃ、抗議が来るだろうな。

ここからは、私個人のかなり偏った感想。
前の亭主と言い、西原理恵子という人は、男を潰す魔性の女なんじゃなかろうか?

彼女は、自分自身が億単位で金を稼げる女なのだ。
ところが育った環境のせいなのか生まれつきなのか「男は女より強いはず」という姿勢で生きている。
億の金を稼ぐ女に「強いあなたが好き」とやられたら、たいていの男性はプレッシャーで潰れてしまう。

高須さんのイメージする西原理恵子は「クマ」なのだそうだ。
強いのだ。
そして、西原は自分を「泣いているクマ」として描く。
高須さんに「クマを支える男」を求めるのだ。
(「クマを支える男」って、どんだけ強い生き物なんだ?)

高須さんも、若い頃は良かったのかも知れないが、老いて自分の弱さと向き合わなくてはならなくなった時に「これではいけ
ない。彼女の恋人の資格を保つためにはもっと強くあらねば!」と、本業以外の部分でまで「強い男」になろうとした結果、
トンデモに取り込まれてしまったのではないかな。

夜。
夕食後にBSーTBSのニュース解説番組を観ていたら、臨時ニュースが入って、
「オランダのユトレヒトの路面電車で銃乱射事件が起きた」
と言っていた。
(つい最近、ニュージーランドでテロ騒ぎがあったばかりなのに……)
物騒な世の中だな。

寝る。

2019年3月17日(日)
ニュース。
ニュージーランドで銃乱射事件が起きた件について。
容疑者であるオーストラリア出身の白人は犯行声明で「イスラム系移民は侵入者である」と主張しているそうだ。
アボリジニの意見を聞きたいと思ったのは、私だけじゃないと思う。

午前中。
地域の防災訓練で近所の公園へ。

非常時の消火栓や放水ポンプの使用方法などの説明を受けるが、集まったのは平均年齢80代ぐらいの老婦人がほとんど。
説明を受けている間、立っているのも大変だということで、椅子を用意してそこに座って頂く。

説明する消防団も諦めているのか、
「地面にあるこの鉄の蓋を開けるわけですが、無理だと思いますので近くにいる若い方に開けて貰ってください」
「この放水ポンプを起動させるわけですが、無理だと思いますので近くにいる若い方に……」
(しかしこの町内で、非常時に都合よく近くに「若い方」がいる確率ってどのぐらいあるのだろうなあ?)

一旦、帰宅して、午後は町内会館での防災講習会。
区の防災課の人によると、いわゆるライフハック的なものは、あまりお勧めしないそうだ。
「災害に遭ってヘロヘロになっている時に『身近なものを工夫してランタン作り』なんてやろうという気になれますか?」
正しいと思った。
災害時用の備品というものは、心身ともにボロボロの状態でも楽に使えるようなものでないと役に立たない。

そして、これは大事なこと。
災害に遭った時に、この地域では安易に避難所に行くべきではない。
なぜなら、この地域は水害には強い地形だから。
自宅にいられる状態だったら、自宅にいた方が良いそうだ。
(水害等に弱い地域は別)

「非常時は、人間の精神状態は平時とは違います。あまり報道はされませんが避難所での犯罪は少なくありません」
避難所は、興奮で気が立っている人、いっぺんに財産を無くして倫理観が吹き飛んでしまった人が集まっている場所なのだ。
そういうところにわざわざ行くより、自宅で待機していた方がむしろ安全。

「確かに避難所に行けば食料はありますが、普通の家でも数日分の食べ物ぐらいあるでしょう」
「そもそも被災直後には、人間はあまり食欲は出ないもの」
自宅にそこそこ食料があるのに、お腹が空いてもいない人が、わざわざ避難所に行ってトラブルに巻き込まれる必要はない。

「集合住宅が多いこの地域で、地震でインフラが破壊された際に大事なのは、食べることよりもむしろトイレの心配」
……というわけで、お土産に「簡易トイレ」を配られて、解散。
役に立つ良い講習会だったと思う。

ひとつ気になったのは、隣の席にいたお年寄りが「ランタン」という言葉を知らなかったこと。
通じているつもりで話していることが、相手に通じていないというのは、特に非常時の情報伝達においては危険。

防災グッズとして役に立つのは、日常的に食べている賞味期限の長い食料や卓上コンロ、その他、アウトドアグッズなんかも
良いみたいだというので、帰宅してからアウトドアグッズ関連のレビュー動画を観てみる。
変な災害用よりキャンプ系の動画が意外に役に立った。

夕食は、鶏と筍の炊き込みご飯。
安い鶏皮で肉を増量したら、脂でベトベトになった。
でも、味は悪くなかったので、良いことにする。

……寝よう。

2019年3月16日(土)
今日は午後から佐藤編集長と一緒に映画館に「翔んで埼玉」を観に行く予定。
午前中にネットで座席を予約しようとしたら、システムトラブルだとかでできない。
しょうがないので直接、映画館まで行くことに。

座席はほぼ満席で最前列しか空いていなかった。
選択の余地がないので、その席を買って、あとはサンシャイン60で時間つぶし。
編集長から1月早い誕生日プレゼントとして懐中時計を買って貰う。

昼食は、天丼。
午後1時頃に映画館に戻って「翔んで埼玉」鑑賞。

【ネタバレ注意】
原作は、架空の世界を舞台にした物語。

冒頭は、いきなりバレエのシーン。
これは原作者の魔夜峰央先生の「家族で出演したい」という希望を叶えたものであるらしく、漫画を描く魔夜峰央先生の周囲
で他のバレエダンサーたちと共に踊っているのは、魔夜先生の奥様とお子様達。
(魔夜先生の奥様はプロのバレリーナで、お子様達も幼少期からバレエを習っている)

そこからいきなり現実世界の埼玉県の平凡な一家の物語が始まる。
どうやら本編は、彼らがラジオで聞いた「埼玉の都市伝説」として語られるという趣向らしい。

架空世界は都市伝説の世界というより、宝塚的ファンタジー世界。
18世紀のヨーロッパの貴族のような服装に身を包み、白馬に乗った人物が駆けて行く宮殿のような建物が「高校」だという
設定になっている。
そこでは「都会指数」が階級を形成しており、生徒達の頂点に君臨する生徒会長は都知事の息子。
反対に、被差別階級として家畜以下の扱いを受けているのが埼玉生まれの生徒達。
その「高校」にアメリカ帰りの転校生がやって来たところから物語は始まる……。

実際には存在しない差別が描かれることで、差別を行う人間の姿が戯画化されていくわけだが、基本的にギャグ。
群馬は田舎なのでプテラノドンが飛んでいるほど遅れている……とか、ほとんどタイムトラベル状態。

そんな感じに他の地域が激しくデフォルメされている中で、中途半端にリアルだったのが池袋。
(池袋にある映画館内には微妙な空気が流れた)

結構、王道のストーリーなので、ひっちゃかめっちゃかな割には分かりやすかった。
個人的に好きだったのは、実際に都庁前を封鎖して撮影したというクライマックス・シーン。
押し寄せる群衆にさすがの機動隊も押されて都庁の前で大乱闘となるわけだが、1960年代生まれとしては、その光景に、
ふと懐かしさを感じてしまった。(笑)

帰宅。
スパゲッティを食べて、寝る。

2019年3月15日(金)
夕べ行った居酒屋(沖縄料理の出る店だった)で食べた豆腐ようが美味だったので、自宅で作れないものかとネットで調べた
のだが、私が作ると「酢豆腐」になりそうだ。(笑)
カビさせず、腐らせずに豆腐を発酵させるには技術が必要だと思う。

午前中。
最近、ネットやテレビで「MMT」という言葉をよく聞くようになったので、とりあえず意味を調べてみる。

MMTとは、“Modern Monetary Theory” の略で、日本語でいうと「現代金融理論」。
内容は、独自の通貨を持つ国の政府は、通貨を限度なく発行できるため、デフォルト(債務不履行)に陥ることがない。
よって、政府債務残高がどれだけ増加しても問題はないというものだそうだ。
(政府債務残高が増加しても問題がないのなら、財政赤字解消のための増税をしなくて済むので、めでたいのだが)

午後。
荷物が届く予定なので、家で待機していたら夕方まで来なかった。
だいたい何時頃に届くのかを、午前中の時点で知らせてくれるとありがたいのだが、難しいのかな?

日経夕刊。
〈2020年東京五輪・パラリンピックの招致疑惑を巡り、フランス司法当局から贈賄容疑で捜査対象となっている日本オリ
ンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)の退任が避けられない見通しとなっていることが15日、わかった〉

これ、仮に日本オリンピック委員会の会長がオリンピック招致に関係して贈賄容疑逮捕された場合、東京オリンピックは中止
になるのだろうか?
規約とか前例とかはどうなっているのだろう?

ネットで広まっていた芸能関係の話題。
NHKがコカイン使用で逮捕された俳優の出演映画の放送を中止して外国映画に差し替えたら、その映画の出演者がヘロイン
とコカインの過剰摂取で死亡した俳優だったので「意味がわからない」と叩かれているそうだ。

急遽の差し替えで急いでいたのかも知れないが、差し替えの理由が理由だけに、ここはもう少し慎重になるべきだった。
……というか、そもそも逮捕された俳優の出演作の放送を取りやめる必要があるのだろうか?

夕方。
無事に荷物を受け取る。
通販で買ったワイシャツ。
(このように就職の準備は整って行くのだが、肝心の就職ができていないのであった)

夜。
佐藤編集長が、酒を買って来たので、2人で酒盛り。

良い感じに酔っ払ったので、このまま、寝る。

2019年3月14日(木)
今日も午前中から面接。
スーツを着てラッシュアワーの地下鉄に乗車。
ぐしゃぐしゃになった髪の毛(背が低いので混んだ列車に揉まれるとそうなる)を駅のトイレで直して面接会場へ。

「外国語は話せますか?」
と聞かれて、
「いいえ、全然」
と答える。

面接終了。
池袋に戻ってビックカメラへ。
昨年末にiPod touchが故障して、修理に1万円ぐらいかかると言われたので、
(それならいっそ、2万円ちょっと出して新しいのを買おうか)
と考えたのだが、店員に聞いてみると、
「21,800円のものは32GBの商品でして、現在取り扱っているのは128GBのものだけです」
と言われる。

128GBのiPod touchは、32,800円するそうだ。
(iPod touchに32,800円かあ……)
と、迷っていたら、店員、諦めたのか行ってしまった。

私が店員だったら、ここで同じ128GBで、より画面の大きい45,800円のiPad miniを勧めてみるけどな。
「それならいっそ、あと1万円ちょっとご予算を頂ければ、より使いやすい商品がございますが……」とか言って(笑)
まあ、無理押ししないところがビックカメラの店員の良いところかな。

家に帰ってから、はるこんの企画の件でメール会議。
「けものフレンズ2」の脚本家に、ファン代表が質問をぶつけるという内容の企画について、脚本家とファン代表それぞれの
意見をまとめてプログラムブックに載せる企画説明文を作成する作業。
地味に神経を使う。

夜。
精神的に疲れたので、2号くんを誘って近所の居酒屋へ。
生ビールと日本酒2合で復活したので、帰宅。

寝る。

2019年3月13日(水)
午前中。
はるこん関係のメールのやりとり。

午後。
就活関係の書類書き。
(充実しているような、何もしていないような……)

夜。
TBSの池上解説番組を観る。
今回のテーマは「宇宙」。

池上彰氏の中学時代の愛読書(?)は「SFマガジン」だったそうだ。
「空想科学小説の専門誌というものがあるのです」
と、わざわざ説明していた。
どんだけマイナーだ、SFマガジン。(笑)

生々しかったのは、NASAが公開したという宇宙船の事故の記録音声。
どうやらアポロ1号の火災の時の記録らしい。
ぞっとするような断末魔の声だった。

ソ連の科学者は、事故で宇宙飛行士が死亡したのがトラウマになって仕事ができなくなってしまったという話を聞いたことが
あるが、アメリカの科学者は、そういう意味ではメンタルが強いのかも。

ちょっと興味深かったのは「アポロが帰還したときに、地球外の微生物による汚染を恐れて宇宙船をイソジンで消毒した」と
いう話。
(正確には「イソジン」の有効成分であるポビドンヨードを主成分とする殺菌消毒剤)
やっぱり、外から帰ったらまずイソジン。(笑)

明日も面接があるので、そろそろ風呂へ入って、寝よう。

2019年3月12日(火)
午前中。
郵便局へ行き、履歴書の発送。

午後は午後で、別の会社の面接。
(3月中に、どこか就職先が決まるかなあ……)

スーツを着て革靴を履こうとしたら、つま先部分に小さな傷が出来ていた。
とりあえず、黒の絵の具で誤魔化そう。

地下鉄に乗り、面接会場へ。
少し早めに着いたので、その辺を歩いて時間を潰す。

とは言っても、私は方向音痴なので迷わないように1本道をただ真っ直ぐに歩くだけ。
適当に行ったところで引き返して元の場所に……
辿り着かない!

気がつけば、あと5分で面接開始の時刻。
交番に駆け込んで道を聞いたら、私はいつの間にか会場の前を通り過ぎていたらしい。
(これぞスーパー・エクセレント方向音痴エキスパートのクオリティ!)

ギリギリセーフでどうにか間に合った。
面接では、勤務時間と給料の話を聞かされ、こっちはまったくの未経験であることなどを話して終了。

帰り道の列車内で、ドターンという音がしたので何かと思ったら人が床に倒れていた。
「誰か、緊急ボタンを押して下さい!」
という女性の声が聞こえる。
近くにいたサラリーマン風の男性が押したようで、非常通報ボタンが使用されるのを初めて見た。

倒れたのは、どうやら酔っ払いのようで、
「大丈夫、大丈夫」
と言いつつ、次の駅で係員が駆けつける前に自力で列車を降りて行ったが「頭を打ったようだ」という目撃情報もあり、少し
心配だ。

帰宅。
なんか精神的にどっと疲れた。

寝る。

2019年3月11日(月)
嫌な夢を見て目を覚ました。
ネット上に私に関するデマがバラ撒かれているという夢。
デマの出どころを確認しようと焦っているところで目が覚めた。
(なんでこんな夢を?)

午後。
就職関係の書類書き。
また、お祈りメールが来る???(^^;

夕方。
買い物へ。
面接に着ていくための黒のジャケットを買う。

今日は東日本大震災があった日で、テレビはずっとその話題だった。
あの日、私は揺れが収まってからどうしても外せない用事で外出し、出先のテレビで津波のニュースを見たのだった。

テレビが、なぜか地面を流れる水を映していて、堤防から溢れた水が足元を流れているのかと思ったら、広い畑が津波に押し
流される様子を上空から撮影した映像だった。
災害の規模の大きさに、画面から映っているもののスケールが判断できなかったのだ。

池袋駅前の通りを歩きながら、今日は、人通りが多いなあと思ったのを覚えている。
(電車が止まって、歩いて帰る人たちだったのだと後から知った)

携帯電話が繋がらず、待ち合わせしていた相手にもその理由がよく分からず、ようやく会えた瞬間、
「なぜ携帯の電源を切っていたんだ!」
と、怒られた。
何が起こっているのかが、お互いによく分からなかったのだ。

帰宅してから見た動画サイトでは、揺れる自宅の映像をUPした人が海外の人に「フェイクだろう」と言われていた。
(私だって自分の家が揺れなかったらそう思ったかも知れない)

震災から8年経っても、被災地の現状は、未だ厳しい状況であるらしい。
(我々は呑気にオリンピックなんかやっていて良いのだろうか?)
復興五輪とか言っているが、オリンピックにかける費用を直接被災地の復興に当てた方が解決が早い気がするのだが。

寝る。

2019年3月10日(日)
午後からはるこんの会議なので出かけようとしたら、手袋がない。
部屋のどこかに置き忘れたのだろうが、探している暇はないのでコンビニで買う。

手袋を置いているコンビニがなくて、3軒目でようやく見つけたのだが、
(最近の手袋って、指先がスマホ仕様で手のひらに滑り止めが普通なのか?)
ともかく、そういう手袋を買って装着。

途中で電車が遅れたりして10分ほど遅刻したはずなのだが、相手もSF者なので光画部時間。(^^;
普通に最初から会議に参加できた。
最近は会議で決まったことを、その場でメールで関係者に伝えられるので便利だ。

いつも通りの飲み会の後、帰宅。
帰り道で雨に降られた。

NHKの「いだてん」を途中から観る。
この番組、視聴率はイマイチだそうだ。
「大河ドラマはちょんまげ時代劇」という人には受け入れられないのかな?
私は結構、面白いと感じたのだが。

寝る。

2019年3月9日(土)
朝。
なんとなく試してみたら、ウンともスンとも言わなかった風呂釜が機能した。
(何なんだ?)

午前中。
「はるこん」関係のメールのやりとりで潰れる。
考えてみると、もう来月なのだな。

私の担当する企画のタイトルについての打ち合わせをした。
冗談で〈「けもフレ2」のきゃくほんかのセリフ!〉というのを提案したら、出演者がそれでいいと言って来て、慌てる。
「マジですか?」
と確認したら、マジだそうだ。

そういうわけで、私の企画のタイトルは〈「けもフレ2」のきゃくほんかのセリフ!〉に決定。
内容は「けものフレンズ2」の脚本家であるますもとたくやさんに、原田実さんがインタビューする企画を予定している。
面白い企画になると良いな。

午後。
ニュース。
9日午後0時15分ごろ、新潟県の佐渡島沖合で高速水中翼船が海洋生物と衝突し、乗客80人が怪我。
亡くなった人がいなかったのは不幸中の幸いだった。
ネットでは、なぜか「海洋生物と衝突」に食いつく連中が続出しているようで、Twitterに「ゴジラか?」みたいなツィートが
回って来た。
(まったく、もう!)

夜。
1号くんから電話。
先日、預かった同人誌が売れたかと聞かれたので、
「5セット、10部売れた」
と答えたら、代金を受け取りに来ると言う。

それは別に良いのだが、
「追加でもっと持って行こうか?」
って、ヲイ!
自分の同人誌は、自分で売れ。(笑)

そもそも「藤野古白」なんてニッチな趣味を持つ人は、あまりいない。
売れたのは、マニアック過ぎて「こんな珍しい人物を扱った漫画は初めて見た」的な興味を引いたからだと思う。

「もういっそ、〈日本初の藤野古白伝記漫画〉として出版社に売り込んだらどうだ?」
と、無責任なアドバイスをしてみる。

テレビで映画「インフェルノ」を観る。
「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの3作目。
今回は、シリーズの主人公であるラングドン教授は、頭部に外傷を負い、記憶を失った状態で発見される。
複数のグループに追われて逃げるラングドン。
記憶を失っているラングドンには、そのうちのどのグループが敵でどのグループが味方なのかがわからない。

次第に事件の概要が明らかになり、人口増加で人類が滅びることを危惧した男が、地球の人口を減らすためにパンデミックを
起こそうとしていることが判明するのだが……。

人口増加の危機は、確かに全世界的な危機であるのだが、先進国ではむしろ人口減少の方が問題になっている。
だから犯人も、人口を減らすことが目的であるならば、先進国ではなく開発途上国の方で生物兵器を使うのが理に適っている
と思うなあ。

ドンデン返しとかいろいろあってそれなりに面白かったけれど、これが「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズじゃなかったら、
たぶん、観なかったな。

寝る。

2019年3月8日(金)
朝。
所用で外出。
ラッシュアワーの時間帯だったので地下鉄が渋滞して、線路の途中で止まってしまう。
「ドアの点検でダイヤが乱れている」と車内アナウンスで言っていた。

少しのダイヤの乱れで渋滞を起こして列車が止まってしまう過密ダイヤ。
よく列車同士で追突事故を起こさないものだと思う。

帰宅。
風呂に入る。
電気湯沸かし器で、普通にお湯が沸いていた。
なんだか不思議な感じがする。
投げ込み式の湯沸かし器の欠点は、入浴中の追い焚きができないこと。

ところで、江戸っ子が熱い湯好きなのは、当時の風呂が追い焚きが出来ない仕組みだったからだそうで、清潔なお湯で入浴し
たかったら湯の熱いのを我慢しなくてはならなかったかららしい。
体には悪い気がするなあ。

午後。
就活関係の書類書き。

夕方。
空想小説ワークショップ。

雑談で、
「……というわけで、風呂釜が壊れて投げ込み式の湯沸かし器を使う羽目に」
という話をしたら、
「熱帯魚用のヒーターと同じ仕組みですよね?」
と言われる。
確かにそうだが、
(私は熱帯魚と一緒か?)

授業は、小説の基本となるポイントについて。
「小説のテーマの選定基準は、その問題が作者自身にとって重要かどうか」
(なるほど……)

いつものように「勝や」で飲んで、帰宅。
寝る。

2019年3月7日(木)
朝。
ドラマ「まんぷく」は、ヒロインの娘が大阪万博で知り合った外国人を自宅に連れ帰る話。
ホテルで働いていた頃は英語がペラペラだったヒロインは、進駐軍との騒動の時には「ずっと使っていなかったから」という
理由で英語が喋れなくなり、今回はまたペラペラに戻っている。
そう言えば、彼女の姉の夫である画家も事故によって色覚異常になって、ほぼ色のない絵を描いていたのが、最近ではなぜか
極彩色の画風になっている。
(なんだかなあ……)

昼。
テレビが「ゴーン、ゴーン」と言うので、つい考えてしまったお馬鹿ネタ。

拘置所から、マスクをしたゴーンらしき人物が出て来たのを見つけて、マスコミが殺到。
驚いて逃げ出すマスクの男。
東京中を逃げ回る男を追って、ドッタンバッタン大騒ぎ。
ついに男を追い詰めると、そこには突然大勢の日本人に追いかけられてパニックを起こした花粉症のMr.ビーンが……。

……花粉症で頭がボーッとしていると、つい、しょうもないことを考えてしまう。

午後。
昨日、発注した湯沸かし器が今日届く予定なので、外出ができない。

部屋でできる用事を片付けつつ、ひたすら待つが、ようやく届いたのが午後7時過ぎ。
急いでコンセントに繋いで風呂桶に放り込むも、取説によるとお湯が沸くまで8時間ぐらいかかるそうだ。

9時のニュース。
景気の状況を示す今年1月の「景気動向指数」が3か月連続で悪化。
内閣府は基調判断を下向きに修正。

(月例経済報告では、好景気が続いて「いざなぎ超え」だったはずなのだが???)
そこのところを突っ込まれた専門家が、テレビで、
「景気動向指数は純粋に客観的な数字だが、月例経済報告には政府と委員会の主観が入るから」
みたいな説明をしていた。

要するに、好景気が続いていると言うのは政府と委員会の主観で、客観的な数字で見ると景気は悪くなっているのか?
そして私個人の体感的にも、確かに景気は悪い気がする。
日本の景気、本当は悪いんじゃなかろうか?

NHK「コズミックフロント NEXT」で、オウムアムアを扱っていたので、観る。
例の太陽系外から飛んで来て、飛んで行ってしまった葉巻型の天体だ。

この天体、当初はガスの流出が観測できなかったことから第1発見者である天文学者は「彗星型ではない」と予測したのだが
その後、天体のスピードをよく調べると、なんと加速していることが判明。
よって「観測できないガスを流出させていた彗星型天体」というところに落ち着いたらしい。

どうでもいいことだが、私は昔、ガスを噴射させながら太陽系に向かって来た小型天体が、地球人のとんでもない行動の結果
太陽系を飛び去って行く「ファースト・レイプ」というSFを書いたことがあるぞ。(笑)

……風呂は、明日入ることにして、もう寝ようか。

2019年3月6日(水)
天気が不安定。

午前中。
就活用の書類が、まだ書けてない。

午後。
面接の予約を入れる。

夕方。
ニュースは、今日も「ゴーン保釈」。
そして、もうひとつのニュースは「籠池被告、無罪を主張」。

夜。
風呂に入ろうとガス釜を点けようとしたら「ボン!」と音がして、点かなくなった。
前回の故障の時に、ガス屋に「次に壊れたら修理できないかも知れません」と言われたのを思い出す。
おまけに、この構造の風呂場で使用できるタイプの風呂釜は、すでに製造中止なのだとか。
(古いアパートだからね)

アマゾンで電気式湯沸かし器をポチる。
電気代がかかりそうだし、湯の温度についても心もとないが、他に方法が思いつかない。
さすがに今夜の配達は無理なので、明日まで風呂に入れない。
(最悪!)

NHKの「ためしてガッテン!」でレビー小体型認知症を扱っていた。
記憶低下等はあまりないが、幻視の症状が現れるというタイプの認知症。
「小体」というのが「小さなゴミ」のことであることを初めて知った。

この「ゴミ」によって、目から入った情報を「これは○○だな」と認識する機能に問題が生じるタイプの認知症。
簡単に言うと、ものすごく頑固な「見間違え」をしてしまうようなものらしい。

例えば、床に置いてあるギターケースを「体育座りをしている人間」と認識してしまう。
普通の人の場合は「なーんだ、よく見たらギターケースじゃん」となるのだが、この病気の人の場合、一度「体育座りをして
いる人間」だと認識してしまうと、何度見ても「体育座りをしている人間」に見えてしまうようだ。
これはなかなか不便な病気。

「クローズアップ現代+」は、故スティーブン・ホーキング博士の特集。
物理学の理論と言うより、その人となりの紹介のような番組だった。

キップ・ソーンが当たり前のように出ていて「えっ、まだ生きていたのか!」とびっくりしたり。(笑)
調べたら、この人、1940年生まれなのだね。
まだ70代なんだ。
なんだか「歴史上の人物」というイメージがあって、もっと昔の人だと思い込んでいた。

1942年生まれのホーキングが、すごく「最近の人」に思えていたのは、つい最近までなんやかやと話題になることをやっ
ていたからなのだろうなあ、たぶん。

いま調べたら、この人がスターショット計画(アルファ・ケンタウリに探査機を送ろうという計画)を発表したのは2016
年のことだった。
亡くなったのが昨年(2018年)のことだから、ほぼ死ぬ直前まで、なんか面白いことをやっていた人だったわけだ。

寝る。

2019年3月5日(火)
良い天気。
当然、花粉も飛んでいる。

午前中。
就活関係の書類と格闘。
書いていて、よく分からなくなってきたので昼食にする。
(私が大学を出た頃は、あまり「自己PR」みたいなことを書かせられなかった気がする)

頭を休めるために、映画「ミッシングID」を途中まで観る。
前にも観たことのある映画で、最初の30分がとにかく退屈。
で、その30分間をわざわざ観たわけだ。(笑)
(批評家にはボロクソに言われた作品らしいが、私はそれほど嫌いじゃない)

夕方。
1号くんからメール。
ニコ生の番組を見たいのでタイムシフト予約をして欲しいと言う内容。

番組名を聞いて調べてみると、有料放送。
「立て替えておいてくれたら、後で払う」
と言うから、予約手続きをしようとしたら「3Dセキュアのサービスを受けていないカードでないと使用不可です」みたいな
エラー表示が出る。

ニコ生の料金を支払っているカードを3Dセキュアサービスに登録(?)しようとしたら、「このカードは3Dセキュアサー
ビスの対象外です」というエラー表示。
手持ちのカードを試して、3枚目のカードでやっと料金を支払うまでに30分ぐらい無駄な時間を取られてしまった。
クレジットカードに3Dセキュアに対応しているものとしていないものがあるなんて、初めて知った。

夜。
テレビのニュースが「ゴーン保釈」ばかりなので、BSで映画を観る。
「殿、利息でござる!」を観る。
このタイトルで主演が阿部サダヲで、フィギュアスケーターの羽生結弦が殿様の役で出ているというから、てっきりコメディ
かと思って観たら、真面目な歴史物の時代劇だった。

羽生結弦の殿様は、大事なところへ出てきてカッコイイことを言って立ち去るというおいしい役だったが、無難に演じていた
ので、特に彼の登場で芝居が壊れることはなかった。

ストーリー。
江戸時代、吉岡宿という宿場町は「伝馬役」の費用負担のために窮乏を極めていた。
吉岡宿は藩の直轄領ではないため、通常は支給されている助成金が支給されず、費用が町民の持ち出しになっていたのだ。
そこで宿場町を救うために、町の顔役たちが金を出し合って「藩に金を貸してその利息を伝馬役の費用に充てる」という方法
で藩から金を引き出そうとする……というストーリー。

「複数の人間で大金を集める」わけで、人間ドラマがなかなか面白い。
阿部サダヲの演じたリーダーが「長男なのに他家に養子に出された過去のために屈折した内面を抱えている」というところも
良かった。
「親は才覚的に優れた弟を優遇したのだ」と思い込んでいたのが、実は……という話なのだが、子供の頃とは言え、実の弟の
そんなことに気づかなかったとは、やはり「才覚的に劣っている」人だったのかも知れないなあ。

寝よう。

2019年3月4日(月)
朝。
今日も雨。

ニュースで「昨日行われた東京マラソン」と言っていたので、
(え? そんなのやってたか?)
と、ネットでコースを調べたら、豊島区とは関係ない場所でやっていたらしい。
(じゃあ、私が知らなくても無理はないな)

それにしても、あの雨の中をご苦労さん。
ニュースによると、あまりに寒くて低体温症で途中棄権した選手が出たのだとか。
(そんな天気の日にマラソン大会をするなよ。雨天延期とか中止とかにすれば良かったのに)

スポーツのニュースって、怪我をしたとか倒れたとか、なんだか体に悪そうなことが多いなあ。
体を動かすことは良いことだが、スポーツが競技になってしまった時点で目的が健康よりも勝利になってしまうからかな?

そして下手に規模を大きくしてしまうと、融通が利かなくなって延期や中止がやり難くなる。
無理は良くない。
体に悪い。
本当に健康に良いスポーツをやりたければ、もう少し小回りの効く規模で開催すれば良いのだ。

午後。
就活用の履歴書書き。
そしてネットからも応募。
ネットで応募したら「職務経歴書を送れ」とか言って来たところがあって、そんなものは書いたことがないので戸惑う。
そもそも「職務経歴書」って何だろう?
私が就職活動をやっていた時代には、そんなものはなかった気がするのだが。

夜。
BSの民放。
ニュース解説番組みたいなのに、佐藤外務副大臣が出演していたので、観る。

番組では、日韓両国で流れている2つの噂が取り上げられていた。
日本では「韓国政府は国内問題から国民の目を背けるために反日感情を煽っている」という噂。
韓国では「日本政府は国内問題から国民の目を背けるために反韓感情を煽っている」という噂。
これらがそれぞれの国で広まっているという話。

私の印象を言わせて貰うと、こうした情報に対する佐藤さんの反応は良くなかった。
「韓国が原因を作っている!」と、強い口調で言うのが感情的に見えて「日本政府は反韓感情を煽っている」という噂を逆に
裏付けてしまうような映像になってしまっていた。
これはもっと冷静な態度で論評すべきだったと思うな。

さて、NHK「クローズアップ現代+」。
本日は、フェイクニュースのせいで自殺に追い込まれた台湾の外交官の話。
大型の台風のせいで外国人観光客多数が関西空港に取り残された。
翌日、空港までの道が通れるようになり「関西空港」は、さっそく取り残されたお客を迎えに行くバスを出した。

ところが何者かが「中国(大陸の方)がバスを出してくれた。中国は素晴らしい」という内容のツィートをネットに流した。
その何者かが誰かは分かっていないようだが「共産主義者は信用できない」という常識の中で育った我々の世代には、普通に
「奴らの例のプロパガンダ」に思えてしまうので、ちょっと意外だったのだが、多くの台湾人がこのデマを信じてしまった。

そのうち「バスに乗る前に中国人から『お前は自分を中国人だと認めるか(つまり台湾は大陸中国の領土だと認めるか)とい
う屈辱的な尋問を受け、「ハイ」と答えた者だけがバスに乗せて貰えた」という追加のデマが流れる。

「これと言うのも、中国が迎えのバスを次々と出しているのに台湾領事館の方が何もしなかったからだ」
「台湾領事館が悪い」
という話になって、領事館に非難が殺到。

もちろん領事館では、中国も台湾も迎えのバスなど出していないことは分かっていたが、抗議の電話をかけて来る相手は聞く
耳を持たない。
ついに台湾の外交官の1人が、追い詰められて自殺してしまう。
「中国が迎えのバスを出したというのはデマだった」という民間団体の調査結果がようやくネットに流れたのは、外交官が亡
くなった翌日のことだった……。
(あと1日、早まらずにいてくれたら!)

ネットで拡散されるフェイクニュースというものは、基本的に「事実より面白い話」。
もっと言うなら「他人に話したくなるような話」。
作り話より面白い事実は、あまりない。

だって例えば「憲法改正に向けて外国の脅威を強調したい安倍さんだが、北朝鮮との関係改善に積極的なトランプさんの手前
以前のように北朝鮮を仮想敵国扱いし難くなった。だから日本政府は今の韓国では普通の〈お祭り〉のイメージになっている
〈三・一デモ〉を、あたかも危険な反日集会であるかのように言いたてて韓国を仮想敵国扱いするしようとしている」と言わ
れたら、ちょっと面白そうな話だと思わないか?
こういう話に、冷静に、論理的に、聞いた相手が納得できる形で反論できるのが、政治家に求められる能力だと思う。

寝る。

2019年3月3日(日)
朝から雨。
パトカーのサイレン、そして街宣車が喧しい。
今日は右翼系の何かの日か?
普通に桃の節句の日だと思っていたのだが。

午後。
アマゾンから『ぬすまれた月』(和田誠 岩崎書店)が届く。
装丁で少し面白いなと思ったのが、ISBNコードがシールになっていて剥がせるようになっていたこと。
(〈お買いもとめいただいた後、このシールははがしてください〉と注意書きがある)

ISBNコードが採用される前の古い本の復刻版だったのだが、シールを剥がすことによって昔通りの装丁になる。
このシール方式、他の本でも採用してくれないかな。
せっかくの凝った装丁がISBNコードのせいで台無しになっている本というのが時折あるのだが。

さて、内容。
タイトル通り「月が盗まれる」というストーリーなのだが、「月を盗む」というシュールな行為を通して月についての科学的
な説明がされるという面白い展開。

泥棒が、月を保管してある箱を盗んで中身を盗もうとしたが、失敗した。
なぜなら、その日は新月であったから……というところから新月の科学的説明に入ったり、その月を手に入れた女が月を竪琴
にして音楽を奏でるが、やがて竪琴は壊れてしまい怒った女は月を海に投げ込んだ……というところから、海の潮の満ち引き
と月の関係についての科学的な説明が始まるという按配。
和田誠らしい作品。

夕方。
本日のSF乱学講座は「ユネスコの世界無形文化遺産としての伝統的針灸治療の実際」
講師は、内山真氏(針灸師、古法針灸伝承者)。

鍼灸の「秘伝」の伝承方法がなかなか興味深かった。
師匠から普通に鍼灸を学んでいる時には「秘伝」教えて貰えない。
ではいつ教えてくれるのかと言うと、一緒に喫茶店でお茶を飲んでいる時などに急に紙ナプキンに秘伝を書いて説明を始め、
説明が終わるとナプキンは廃棄してしまう……というような方法で教えるのだそうだ。

理由は、本気で技術を伝承しようと考えず「技術の一部だけを盗んでやろう」などと考えている弟子は、プライベートなお茶
にまで付き合わないから……なのだとか。

その他、中国の文献には、鍼灸は中国発祥ではないという記述があるとか。
アルプスのオーストリアとイタリアの国境付近で発見された「アイスマン」の刺青の位置がツボの位置に一致したとか。
耳ツボはフランス発祥であるとか。
足ツボはスイスの修道院が発祥で宣教師が台湾に伝えたものが日本に伝わったものであるとか、興味深い話が多かった。

そして、鍼灸の話の本筋からはズレるが、長年の私の疑問が解けた。
それは、いわゆる「五臓六腑(※)」に膵臓が含まれていないということ。
大きな膵臓が含まれていないのに、その端にある小さな脾臓はの方は含まれている。
これがずっと不思議だったのだ。

 ※五臓六腑
  「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」と「六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)」を合わせて呼んだもの。
  ちなみに「三焦」は物理的には存在していない臓器とされている。

これは西洋の医学書が日本語に訳された時に、図が分かりにくくて「膵臓」と「脾臓」を取り違えたのではないかというのが
内山さんの説。

興味深かったので、自宅に戻ってからネットで調べたら、どうやら「膵」という字は日本でつくられた国字であるらしい。
内山さんは、脾臓と膵臓を取り違えたのは『ターヘル・アナトミア』を翻訳した杉田玄白ではないかと推測していたが、『タ
ーヘル・アナトミア』の原文において「パンクレアス(pancreas)」と記述されている「膵臓」は、杉田玄白の『解体新書』
では、「大キリイル(※)」と訳されているのだそうだ。

 ※キリイル
  オランダ語で「腺」を指す言葉。kiriiru。

書物に「膵臓」という言葉が初めて出て来るのは、宇田川玄真の『医範提綱(いはんていこう)』(1805年)であるよう
で、ここから、かつての「脾臓」は「膵臓」と呼ばれることになったらしい。
そして、日本を通して西洋医学を学んだ中国でも、この臓器を「膵臓」と呼ぶことになってしまった。

そもそもは杉田玄白が、ちゃんと「脾臓」という言葉があるものに「大キリイル」なんて変な訳語を当てて話をややこしくし
てしまったことが!

……寝ようか。

2019年3月2日(土)
朝。
NHKの朝の連続テレビ小説「まんぷく」を観る。
本日は、即席ラーメンのライセンス契約の話。

ところで、このドラマ、高度成長期の日本の話であるはずなのだが、観ていてどうも違和感がある。
登場人物がタバコを吸っていないのは、まあこのご時勢だから諦めるとして、夫が仕事で帰りが遅くなることについて、なぜ
か家族総出で責められるシーンが多いのだ。
遊びでも、飲み歩いているわけでもなく、仕事である。

しかも彼は妻の実家に同居しているという設定なので、妻は決して家にひとりだけでいるわけではなく、夫から見て舅と姑、
妻の祖母、妻の妹が一緒にいるのだ。
仕事もせずに家事は専ら妻の母と祖母に任せ、子育ても手伝って貰っている状況で「夫が仕事で忙しくて帰宅が遅い」と責め
る妻。
どう考えても高度成長期のサラリーマンの妻の姿ではないのだよな。

午後。
就活。
ネットで求人を探し、ネットで応募。
(時代が変わったなあ)
という気がする。

テレビで就活について取り上げていたので観ていたら、最近の企業の中には、自己アピールは動画でとか、面接はテレビ電話
でとかというところがあるらしい。

これで仕事も在宅勤務だったりしたら……未来の会社は社長室だけ?
だったら社長も自宅で仕事をすれば良いよな。
オフィス街がこの世から消えてしまうとか?

夕方。
「刑事コロンボ」の「パイルDー3の壁」を観る。
1972年の作品で、コロンボが普通に室内で葉巻を吸っているのがなんだか新鮮。
そして「葉巻は健康に悪い」と言うのが、少々風変わりな医者。
当時は「他人の吸っているタバコにケチをつけるのは、口うるさい医者ぐらい」というイメージだったのだよな。

夜。
1号くんが来る。
「藤野古白の学生時代について調べているのだが、早稲田の東京専門学校時代の校舎の見取り図って手に入らないかな?」
と言われたので、
「早稲田大学に問い合わせろ」
と、答えたら、
「えーっ、あんな偏差値の高い大学に?」
って、研究資料の請求に、偏差値は関係ないだろうが!

BSの民放で「メン・イン・ブラック3」をやっていた。
主人公が悪い宇宙人をやっつける話。
こういう娯楽映画って良いよね。

寝る。

2019年3月1日(金)
今日から3月。
春の気配は花粉症。
テレビの気象情報をつけたら「雨上がりで、花粉が多く飛ぶでしょう」なんて恐ろしいことを言っている。
(今日は外出は控えよう)

ニュース。
米朝会談の続報。
トランプ大統領が、合意に至らなかった理由を、
「北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)の核施設廃棄と引き換えに、制裁の全面解除を要求したから」
と説明したのに対し、北朝鮮側が深夜の2時に記者会見を開き、
「我々が要求したのは全面解除ではなく、部分解除だ」
と反論。
アメリカ側の国務省高官が、さらに反論して
「北朝鮮は11の対北朝鮮制裁のうちの5つの解除を求めて来たが、この5つは制裁で最も重要な分野だ」
と、実質的に全面解除を求めたのと同じだとの認識を表明した。
(要するに、トランプさんの言い方が正確じゃなくて、物議を醸したということかな?)

午後。
ミステリードラマ「記憶捜査」を観る。
これ、そこそこ面白いドラマなのだが、タイトルがちょっと地味なんだよね。
再任用されたベテラン刑事が地元を昔から知っている強みを生かして難事件を解決するという話なのだが、タイトルから内容
が想像しづらい。

この番組、実は再放送で、本放送は先週の夜。
1週遅れで昼に再放送しているわけで、今日日中の放送の続きが今夜に観られることになる。
そして、今回の話は面白かった。

東京オリンピック日本代表の末路の話で、フィクションなのだろうが、あってもおかしくないような「ほんの些細なこと」に
よって一生を台無しにしてしまった元選手が主要登場人物。
良かったのは、犯人がストーリーの都合に合わせた殊更に複雑なトリックを使ったりしていない点。
視聴者の先入観を利用したあまりにシンプルなトリックに思わず唸った。

夕方。
『火星へシルクハットを』(園山俊二 岩崎書店ポニーブックス〈復刻版〉)が届いたので、読む。
園山俊二の作品なので、ナンセンスギャグみたいな話かと思ったら、割とガチなSFだった。
ちなみに漫画ではなく「絵本」なのだが、内容的にはむしろ大人向き。

初の有人火星探検。
火星の土地をわれがちに自分のものにしようとする者、自社の宣伝に利用しようとする製薬会社の社員、そして軍人。
そんな彼らの前に現れた火星生物とのファーストコンタクトは不幸な誤解から失敗に終わり……。

何より文章が美しい。
〈ここは火星だし 空には星があったのですが その時三人にみえたのはあのなつかしい地球の緑の丘が 五月のそよかぜが 
愛するひとのおもかげが 金魚ばちの水のきらめきが 白い雲とと空とぶ鳥のすがたが空いっぱいにきらめくさまでした〉
……泣いた。

夜。
「記憶捜査」の最終話を観る。
このドラマ、事件現場で負傷して半身不随になったベテラン刑事が地味な入力作業が主な仕事である司法係に配置されている
という設定。

【ここからネタバレ】
上司の制止を振り切って、入力業務を放り出しては現場に駆け出して行ってしまう元気の良い女性部下。
自分の管轄の犯罪認知件数がワースト1位であることを毎度大げさに嘆く上司。
「前任者は、ひとりでこの仕事をこなしていたのに」と嫌味を言われる主人公と女性部下。
よくある「刑事もの」のパターンが、なんと事件の真相を示していたという驚愕のオチだった。

これは、騙された。
面白い!

寝る前に『火星へシルクハットを』を読み返していたら、カバーの折り返しに同じシリーズで和田誠の『ぬすまれた月』とい
う作品が紹介されていた。

和田誠で、しかもタイトルが『ぬすまれた月』かあ……ポチッ(あっ!)
……また、本が子を産んでしまった。
寝る。

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