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独 り 言 (2018年10月分)
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2018年10月31日(水)
10月の最終日。 「ハロウィン」なのだそうだ。 ところで、いつから日本にこの習慣が入って来たのだろう? そして、確か本家では子供の祭りじゃなかったっけ? 子供にお菓子を渡す祭りだと記憶していたのだが。 「クリスマスと完全に一致する」祭りのはずだし。(by「黒後家蜘蛛の会」) 昼。 昼食を済ませてから図書館へ。 夕方に帰宅。 2号くんから、 「これからそっちに行く」 という電話がかかって来たので、 「ついでにファミマで焼き包子(パオズ)を買って来てくれ」 と頼んだら、しばらくしてやって来た2号くん、 「ファミマはいい加減、焼き包子の商品名をきちんとしてくれ」 と、文句を言う。 正式な商品名は「焼き包子クワトロチーズ」なのだが、「チーズまん」とか「クワトロまん」とかそれぞれの店員が勝手に別 の名称をつけて覚えているのか、1回で通じたことがあまりないのだ。 「今日の店員は〈クワトロチーズまん〉でやっと通じた」 のだとか。 ちなみに「クワトロ」というのは「4」という意味のスペイン語。 「焼き包子クワトロチーズ」というのは「焼き包子に4種類のチーズが入ったもの」という意味になり、ネットで調べたら、 4種類とは、カマンベールチーズ、ゴルゴンゾーラチーズ、ゴーダチーズ、パルミジャーノ・レジャーノチーズだそうだ。 本当にどうでもいいことだが、パルメザンチーズというのは、パルミジャーノ・レジャーノチーズのイミテーションらしい。 夕食後。 さすがに来月がテストなので、テキストを広げたり。 夜。 ネットで知って、ちょっと意外だったこと。 MacBook Airの新型が出るのだそうだね。 MacBook Airというのは、その名の通り「軽さ」が売りのMacBook。 MacBookシリーズには、これ以外にMacBook ProとMacBookの2つのノパソが存在する。 そしてMacBookは、MacBook Airの後に出たタイプのもので「小さく軽い」のが売りのMacBook。 これが出た時に、私は、これをMacBook Airの後継機と認識したのだが、どうもそうではないらしい。 却ってMacBookの方が、現状ではマイナーチェンジぐらいしかしない機種というイメージ。 (もしかしてMacBookって失敗作? 私は買ってしまったのだが?) 新型のMacBook Airは、MacBookの売りだったバタフライ構造のキーボードを採用している。 MacBookのもう一つの売りであるバッテリーの長持ち機能も同じ。 そして開いた時のビジュアルも、MacBookそっくり。 これって、スピーカーを画面前からキーボードの両脇に移動させたMacBookじゃないか? (次にパソコンを買い換える時には、MacBook Airにしようか? それともMacBookの今後を信じてみるか?) これは悩むところである。 ……寝よう。
2018年10月30日(火)
午前中に雑用を片付け、自転車で図書館に行こうとしたらサドルに水滴の跡がある。 何か粘性のある液体がかかったような跡で、猛烈な悪臭がする。 どうやら猫によるマーキングの被害を受けたようだ。 手持ちのウエットティッシュで拭いて、図書館まで乗っていったものの、やや臭いが残っている。 とりあえず、図書館では普通に試験勉強。 夕方に帰宅してからホースで水をかけて自転車全体を洗う。 念のため、サドルに接触したジーパンは洗濯に回すことに。 (どこの猫だよ、まったく!) 夕方。 ネットに、渋谷のハロウィンで起きた軽トラ横転事件に関する動画だというものが流れて来た。 動画によると、まず軽トラの運転手が路上にいた若者たちに手招きし「乗れ、乗れ」と言ったようだ。 ここまでは軽トラの運転手の方もお祭りに参加している雰囲気である。 運転手としては、もちろん軽トラの荷台に乗れと言ったつもりなのだろうが、荷台で盛り上がった若者の一部が、興奮して 軽トラの屋根に上がってしまった。 その後、さらに興奮状態に陥った群衆によって軽トラは横転させられてしまったようだ。 興奮した群衆に「ここまでの悪ふざけならOK」は通じにくい。 誰かが何か目立ったことをすると「もっと目立ったことをしなくては」という心理が働きがちだから。 とりあえず、興奮した群衆には近づかないのが吉。 夜。 部屋でくつろいでいると、2号くんから電話。 「いま、テレビに柴田亜美が出ている!」 2号くんは柴田亜美のファン。 どうやら感動を共有したかったらしい。 付き合いでテレビをつけたら、柴田氏、ザクロを食べようとしたら皮が硬くて剥きにくかったので歯を使って皮を齧り取っ たところ、皮に含まれていた毒を飲み込んでしまい、全身マヒの症状に襲われて倒れたことがあるのだそうだ。 天然の食材は、食品であっても一部に毒が含まれていることがあるので注意が必要だね。 ……寝よう。
2018年10月29日(月)
午前中。 金曜日に行くはずだった銀行へ。 図書館へ行く前にマクドナルドで昼食をとろうとしたが、ちょうど昼時なので混んでいる。 ハンバーガーショップで、初めて相席をお願いした。 考えてみると私はランチタイムにこういう店に入ることってあまりなかったのだよな。 中央図書館で2時間試験勉強。 帰りに三省堂で「ミステリマガジン11月号」と「SFマガジン12月号」を買う。 「ミステリマガジン」は、ルパン・パスティーシュの特集だったが、時代モノが好きな私は、まず「戯作屋伴内捕物ばなし」 (稲葉一広)から。 殺人事件が起きて、いかにも怪しい奴が出て来る。 どんなどんでん返しがあるのかとワクワクしながら読んでいたら、結局そのいかにも怪しい奴が犯人だった。 気を取り直して特集の方の「アルセーヌ・ルパンとハーロック・ショームズ」(アンドレ・マッサン 萩原純訳)と「アルセ ーヌ・ルパン最後の飛行」(ポール・ファルグ 江村諭実香訳)を読んだら、この2本はどんでん返しに次ぐどんでん返しと いう流れだった。 「SFマガジン」は、ハーラン・エリスン追悼特集。 鏡明さんが〈「世界の中心で愛を叫んだけもの」は、ラブストーリーと言えば、まあ、そうなのだけれども〉と書いていたが、 あれは「ラブストーリー」だったのか! 私の記憶では「世界の中心で愛を叫んだけもの」は、だいたいこんな話だったと思う。 狂気を世界の中心から周辺世界に排出する事によって世界の中心の平和を保とうとする政治家と周辺世界が狂気で汚染される ことを案じて排出に反対する科学者が争った末に、科学者が排出されることになった狂気とともに、自分の善意を周辺世界に バラ撒こうとする。 その結果、周辺世界には大量の狂気と科学者の善意の一部がバラ撒かれることになって、殺人鬼が法廷で愛を叫び、ローマの 虐殺や第四次世界大戦が起きるのだが、最後にパンドラの箱が…… 特集とは別に、第6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作であるオムニバス短編集「トランスヒューマンガンマ線バースト 童話集」から「灰かぶり姫」。 人間が肉体を自由に選べる未来を舞台に、継母にいじめられていたシンデレラがパーティーに行けることになったのは、その 裏で動いているある計画があったからで……という話。 面白かった。 それはさておき。 いろいろ事情はあるのだろうが、「SFマガジン」ページによって2段組になったり3段組になったり、文字の大きさが違っ たり、ページ内に無駄な空白があったりして老眼で目の調整機能の弱った身にはとても読みづらい。 どうにかならないものだろうか? 夜。 「クローズアップ現代 プラス」は、「なぜ起きた?弁護士への大量懲戒請求」。 懲戒請求の理由は「朝鮮学校への補助金支給を要求する声明に関わったから」だったのだが、実際には問題の弁護士は、その 声明には関与していなかった。 結果的に、懲戒請求を行った側が、逆に訴えられて敗訴。 懲戒請求を出した側は、なんでこんなことをやったのかと言うと、どうやら例の「在日特権デマ(=在日韓国・朝鮮人は日本 国内において不当な特権を与えられており、日本人の方が虐げられているというデマ)」を本気にした奴がいるらしい。 興味深かったのは、懲戒請求を他人に勧めていたサイトの管理者へのインターホン越しのインタビュー。 「別にやれと命令しているわけでもないし」 と、自分には責任がないというスタンス。 そして、どうやらこのサイト管理者、他人には懲戒請求を勧めながら、自分はやっていなかったらしい。 煽られた人たちは、完全にバカを見たわけだ。 番組では原因のひとつとして、利用者の興味対象に合わせてお勧めのサイトを紹介するネットサービスの仕組みについて触れ ていた。 つまり「Aは朝鮮学校への補助金支給を要求する声明に関わった」というデマサイトを閲覧すると、同様の(誤った)内容が 書かれたサイトがお勧めサイトとして画面に表示されるので「日本中の誰もが同じことを言っている」という錯覚に陥ってし まうという仕組みだ。 サイトの閲覧によって、自分で自分を洗脳してしまう? 怖いな。 寝る。
2018年10月28日(日)
本日は「メンサ・テスト合格者の会」の例会。 試験勉強を少しやって、午後から例会の会場へ。 会場では「フェイクニュース」というドラマについてが話題になる。 ネットに流れたフェイクニュースを追うジャーナリストが、大きな事件に巻き込まれ……という話。 非常に緻密に計算された脚本だったようで、細かな伏線がラストまでにすべてきれいに回収されるという気持ちの良い終わり 方のドラマなのだそうだ。 現実の政治を風刺するネタが仕込まれていたのも面白かったらしい。 やっぱりエンタメに風刺って必要だよな。 笑ったというか、ある意味怖いと思ったのは、このドラマが放送されたあと、「フェイクニュースというのはマスコミが流す ものであるはずなのに、ネット上のものをフェイクニュースと呼ぶのは印象操作だ」ということをネットに書き込んだ人間が 相当数出現したという話。 媒体が何であれ「フェイク」の「ニュース」は「フェイクニュース」だろう。 なぜ「マスコミが流すもの」に限定する? ネットで主に情報を得ている人間の変な「選民思想」みたいなものを感じたな。 「大手メディアから情報を得ている人間はマスコミのフェイクニュースにだまされているバカだが、自分たちは違う」 みたいな? 終了後、いつものように北口の「テング酒場」へ。 また外国人店員が増えていた。 ろれつの回らなくなった酔っ払いから注文を聞き取るのは苦労だろうなと同情した。 帰宅。 福田雄一監督のドラマ「今日から俺は!!」を観たら、なんと特別出演でホノオモユルが出ていた。 主人公が本屋で立ち読みをしていたら、店員が「アオイホノオ」の主人公であるホノオモユルだったという流れで、もちろん 演じていたのは柳楽優弥。 言うまでもないが、ドラマ「アオイホノオ」も、もちろん福田雄一監督の作品。 ホノオモユルの格好をして出てきた柳楽優弥が「アオイホノオ」の中で話題になったホノオモユルの漫画家論を語る……。 当然「アオイホノオ」を知らない人にはわからないギャグなわけで、自分が監督したドラマには「固定客」がいることを知っ ているな、福田監督www さて、ドラマが終わってNHK(教育)にチャンネルを切り替える。 今夜の「サイエンスZERO」は、「シリーズ原発事故(19)“被ばく量” 解明への挑戦」。 被災地の子供の甲状腺癌の罹患者数は、被災前より明らかに増えてはいるのだが、そもそも被災前には甲状腺癌の検査を受け る子供の数も少なかったわけで、本当に患者の数が増えたのか、検査を受けた人の数が増えたから発見される患者の数が増え たのかが分からない。 細胞が癌化しても初期のケースだと自然治癒してしまうこともあるので、検査を受けないと分からない場合も多いのだ。 そこで被災地にいた子供たちが、どの程度、被曝したのかが重要になって来るのだが、癌の原因となる「ヨウ素131」は、 半減期が短いためにすでに消滅してしまっており、事故当時に被災地にいた人の被曝量が分からない。 事故当時には、そこで放射性物質の観測など行われていなかったからだ。 研究者は、大気中の公害物質を測定するために設置されていた測定器に注目。 この測定器のフィルターの一部を譲り受けて、フィルターに残っていた「ヨウ素131」の測定を行い、被曝量を割り出そう とするのだが…… ともかく、地道な作業に頭が下がるとしか。 ニュース。 渋谷のハロウィンで暴徒化した群衆に軽トラが横倒しにされたらしい。 明らかに日本人が全体がイライラしているのだと思う。 いっそ来年のハロウィンは首相官邸前で行ったらどうだろう? 池袋のハロウィンには都知事も参加したことだし。 首相が来れば暴徒が罪もない軽トラを襲ってしまうこともないのではないかな。 寝る。
2018年10月27日(土)
今日は完全休養日と決めていたので、基本的に部屋にいる。 ニュースを見たら、安倍さんが中国で首脳会談をやって帰国したそうだ。 トランプに経済戦争を仕掛けられたら、中国と手を結ばないと勝てないものね。 (このまま日中関係が良くなっていくといいなあ) 午後。 ネットで買う気もないiPhoneの新製品のレビュー動画をぼんやり眺める。 動画では、カメラの性能の話ばかりしていたが、通話の音質はどうなのだろう? iPhoneって、電話機だよね? 夕食。 うどん。 胃の粘膜も弱っているのだ。 夜。 BSーTBSで、映画「トゥモロー・ワールド」を観る。 2006年のイギリス・アメリカ合作映画だそうだ。 物語の舞台は2027年のイギリス。 インフルエンザのせいで世界中の女性が不妊症になった未来で不法移民の女性が妊娠する。 新しい生命の誕生のシンボルとなる子供が不法移民の子供では政府にとって具合が悪いので、知られたら子供を取り上げられて しまうだろう。 そのために「ヒューマン・プロジェクト」という団体に妊婦を送り届けなくてはならない。 しかし「ヒューマン・プロジェクト」は、政府に見つからないように船で移動している。 かつ、こちらから連絡を取ることができない。 よって船が秘密の船着場にやって来る時間にその場所に彼女を連れて行かなくてはならないのだ。 主人公の敵は2つ。 1つはもちろん政府。 もう1つは、彼女と子供を政治利用しようとしている不法移民の団体。 感想。 あまりに雑な設定に、どこかでどんでん返し的に裏設定が現れるのだろうと期待して観ていたら、最後までそのままだった。 物語の出だしが「最年少の子供」である少年がファンに唾を吐きかけてナイフで刺されるニュース。 そんなに大事な子供なら、ボディガードでもつけておけ! 不妊症の原因も「インフルエンザ」だけで、説明が終わり。 物語のキモであるはずの「ヒューマン・プロジェクト」の正体も、最後まで不明。 当初はUFOを信じるヒッピーかぶれの老人によって都市伝説の一種のように語られるのだが、後半では現実的な存在となって いる。 (もしかして「ヒューマン・プロジェクト」の正体はUFOの宇宙人とか言いたかったのか?) もう少しSF的な世界を期待していたのだが、製作者は現代(と言っても2006年のだが)のイギリスの移民政策の批判をし たかったのかも知れない。 テレビ局がこの番組を放映したのは、安倍政権の移民政策から見てタイムリーだと判断したのだろうか? すごくどうでもいいこと。 この映画、アクションシーンの長回しがウリだったのだそうだが、その撮影の際にカメラに血しぶきの水滴がついてしまった。 この赤い水滴が、途中で消えるのだ。 ここでカメラが切り替わったのか、あるいはレンズの水滴を何らかの方法で落としたのか。 録画ではなかったのでよく分からなかったので微妙に気になった。 ところで日本の移民政策だが、すでに「給料の良い外国で働きたい」という日本人が増え始めているという現状は、踏まえた 上のものなのだろうか? 「日本」の認識が、未だに「ジャパン・アズ・ナンバーワン」だった1980年代で止まっている人がいるからなあ。 寝る。
2018年10月26日(金)
朝。 普通に元気に起き上がったつもりが、立ち上がったらよろめいた。 (やっぱり疲れている?) 喉が痛いのでうがいをしたら血が出た。 喉の粘膜から出血していたらしい。 おまけに口内炎まで出来ている。 生まれつき粘膜が弱いので、体が弱ると出血や炎症が起きて困る。 午前中の外出の予定をキャンセル。 午後はゆっくり体を休め、夕方から空想小説ワークショップ。 本日の講義は、アイデアについて。 「課題:神様の電話番号を調べる」 放課後はいつも通り「勝や」で飲んで帰宅。 寝る。
2018年10月23日(火)〜25(木)
【10月23日(火)】 朝。 大阪で行われる葬儀のために6時6分発の新幹線に乗車。 9時前に大阪着。 葬儀場で打ち合わせ。 式場の都合で葬儀が明日になったので連れ2人と共にホテルに向かい、3時にチェックイン。 経費をかけたくなかったので、安いホテルをネットで探したら3人部屋6000円という部屋を発見。 1人2000円というのは安いので、そこへ決める。 まあこの価格のホテルなので、そこは期待通り。 まず、フロントが喫茶店のレジ。 喫茶店のレジ&調理係がフロントも兼ねている仕組み。 ここで、いま部屋の前が工事中なので、その分、安くなっているという説明を受ける。 騒音は「人の足音がする程度」とのことなので、了承して部屋へ。 アメニティはセルフサービス。 歯ブラシと共に耳栓が置いてあることに笑う。 部屋。 ドアを開けると、中はコンクリに丸石で仕上げた飲み屋の玄関風になっていて、そこに洗面台。 そこにドアが2つあって、1つはトイレ、1つは風呂場。 風呂場は古いタイル敷きで、隅の方にやはりタイルで細長い台形の囲いができている。 どうやらその囲いの部分がバスタブのつもりらしい。 丸石の玄関には、なぜかソファーが置いていあり、小上がりの上がベッドルーム。 ベッドが3つ並べてあった。 ここは風呂場のすぐ隣で、そしてなぜか風呂場との仕切りが、曇りガラスになっていた。 「さすが1人2000円の部屋だね」 と感心する。 何か絶対に違う目的で作られた建物を無理やり客室に改造したに違いない部屋。 壁の一部に至っては、大谷石? 要するに、石塀のような感じ。 外壁の裏側がそのまま部屋の壁になったような状態なのだ。 そして夜中になると聞こえて来た工事の音。 「人の足音がする程度」って、大阪では人はガチャン、ガー、ガリガリガリみたいな音で歩くのか? 明らかに重機の音だぞ、これは! (耳栓が役に立って、とても良かったと思う) 寝る。 【10月24日(水)】 朝。 同室の人間が、 「猫の鳴き声がする」 と、部屋のドアを開けたら、本当に猫が入って来た。 ドアを開けた奴は、 「ホテルで飼っている猫じゃないか?」 と言っていたが、猫は慣れた態度で洗面台に上がって水を要求し、水道をひねってやると落ち着いて水を飲んで出て行った。 (猫はホテルのサービスか?) さて、ホテルをチェックアウトして、お通夜。 故人は90代の老婦人。 非常に立派な人だったようで、 「信心深い人やったから、きっと利益やねえ、坊さんがイケメンや」 と感心している人がいたが、それは「ご利益」か? 式場で夜を明かす。 仮眠。 【10月25日(木)】 シャワーを浴びて、告別式。 初七日までを済ませて新幹線で帰宅。 帰りの新幹線でジャーナリストの安田純平さん帰国のニュースを知る。 無事で何より。 夜の8時半に帰宅。 少し休んでから立ち上がろうとしたらよろめいた。 自覚していなかったが、やはり疲れていたのだろう。 今夜は早めに、寝る。
2018年10月22日(月)
朝。 テレビの東京ローカル局の「モーニングクロス」という番組で女優の春名風花女史の姿を見る。 まだ20歳前らしいが、かなりIQの高そうなしっかりした女性だ。 昼過ぎ。 そろそろ図書館へ行こうかとしていたら、親戚の訃報が入り、明日、急遽大阪へ行くことになって、その準備で午後が飛ぶ。 夜。 ようやく準備が一段落してニュースをつけたら台湾で列車が脱線したという報道。 ブレーキの不具合の可能性について言及されていたが、詳しいことはまだ分からないようだ。 さて、明日は早いのでホテルの予約をして、寝よう。
2018年10月21日(日)
朝。 夕べ、喉が痛くて薬を飲んだら胃をやられてしまったようだ。 朝食、おじや。 午前中。 昨日のDVD不調の原因はレンズの汚れではないかと推測し、レンズクリーナーを発注する。 午後。 昨日、アマゾンから届いた『偽書が描いた超古代史』(原田実 KAWADE夢文庫)を読む。 戸来村の、いわゆる「キリストの墓」については知っていたが、戸来村のキリスト伝説が生まれた経緯を初めて知った。 国立公園の指定予定地域から外れてしまった戸来村が、観光客誘致のために有名画家に協力を仰いだところ、その有名画家が 紹介したのが、現在では偽書の代名詞ともなっている『竹内文献』で有名な竹内巨麿。 村長から話を聞いた巨麿は、その2ヶ月後に「自分の所蔵している古文書」の中からイエス・キリストの遺言書を「発見」し たのだそうだ。 つまり「イエス・キリストの遺言書」は『竹内文献』の一部ということになる。 この「遺言書」によって、青森県の戸来村こそがキリストが晩年を過ごした地であることが分かり(つまりイエス・キリスト は十字架に架けられて死んだわけではなかったのだ!)「キリストの墓」を中心に整備された「キリストの里公園」は、今や 村の貴重な観光資源となり、年に1回行われる「キリスト祭り」には毎年、大勢の観光客がやって来るのだそうだ。 なんとめでたい。(笑) この本は、ゆっくりじっくり噛みしめながら(何を?)読んでいこう。 ネットのニュース。 中国の企業が2020年に地上を照らす人工の「月」の打ち上げを計画。 2020年に初号機を打ち上げ、2022年には3機の「月」によって地上を照らす実験を行う予定なのだそうだ。 この「月」は。人工衛星に搭載した巨大な鏡で太陽光を反射させる仕組みで、夏の黄昏時ぐらいの明るさを得られるらしい。 なんかSF的な話だな。 (「兵器に転用」とかしないよね?) 夜。 コメディ・ドラマ「今日から俺は!!」を観る。 主人公であるツッパリ高校生が内心恋する女子高生、その女子高校生の父親が経営する道場が道場破りに狙われる。 そこで主人公が得意の喧嘩の技で道場破りを打ち負かして、メデタシメデタシ。 非常にバカバカしい物語なのだが、それを面白く見せてしまう福田雄一監督と、いわゆる「福田組」の俳優陣、さすが! 寝る。
2018年10月20日(土)
今日は午後から出かける予定だったのだが、夜に放送する番組を録画しようと思っていた。 で、DVDのリモコンを探したら、ない! 考えてみると、ここのところ録画して観たいような番組は、全部2号くんに頼んで奴のアパートで視聴していた。 使わないリモコンは仕舞い込んで、どこに仕舞ったかも忘れてしまった。 結局、予定を変更してリモコン探しに半日。 夕方頃に、ようやく探し出したものの、どうやら装置そのものが故障していたようで、録画できず。 リアルタイムで観る。 ……結果、期待したような番組ではなかったので、まあ、結果オーライ? NHK−BSプレミアムの「天国からのお客さま」。 死んだ有名人のロボットを製作して、声優のアテレコで喋らせるというもの。 作られたロボットは、勝新太郎、立川談志、夏目漱石の3体。 そのロボットに声優が声を当てて会話をするという趣向なのだが「本物の勝新太郎は、そんなことは言わないだろう」という ようなことをペラペラと喋るロボットにイライラした。 (勝新が公の場で、女房とイチャつくか?) 死者のロボットを作って、当人だったら言わないようなことを、あたかもその人の言葉であるかのような演出で喋らせる番組 というのは、死者に対する冒涜ではないのだろうか? なんか変な宗教を連想してしまった。 それはともかく、勝新太郎のロボットの出来は良かったと思う。 変な演出をせずに、単純にロボットそのものを紹介する番組であったならば、良かったのにな。 22時30分からの「フランケンシュタインの誘惑」では、精子バンクについてが扱われていた。 ノーベル賞受賞者の精子を集めた精子バンク。 何か恐ろしいもののように取り上げられていたが、別にいいんじゃないかと思う。 (ちなみにこの研究を始めた科学者は「断種」には絶対反対の立場) 「思った通りの子供が生まれなかった場合に、その子に愛情を持てなくなる可能性がある」 とか言っていたが、それって普通に生まれた子供でも同じだろう。 私自身、親に「私は普通の子供が欲しかったのよ!」と泣かれたし。(笑) 寝る。
2018年10月19日(金)
午前中に雑用を片付けて、昼過ぎに自転車で図書館へ。 試験勉強。 ……飽きたのでマンガ・コーナーで手塚治虫の『未来人カオス』を読む。 手塚治虫の、あまり有名ではない作品。 物語の舞台は199×年の未来。 つまり199×年が未来だった時代に描かれたもの。 (ウィキペディアによると「週刊少年マガジン」の1978年4月16日号から1979年1月1日号まで連載だそうだ) 受かれば将来が約束されるというアカデミーの試験直前から物語は始まる。 優秀な幼馴染を殺せばアカデミーに入れるとそそのかされた青年は…… 「友情」をテーマにした作品らしい。 途中まで読んでふと気になって最終巻(第3巻)の最後をチラ見したら「第一部完」と書いてあった。 どうやら打ち切り作品っぽい。 (今度ヒマが出来たら続きを読んでみようか) 帰ろうと自転車置き場に来たら地面が濡れている、 そして、家に向かって走り出したら雨が降り始めた。 濡れながら帰宅。 ただでさえ少し風邪気味なのに。 夜。 テレビで映画「謝罪の王様」を観る。 「謝罪の王様」ストーリー。(完全ネタバレ注意!!!) ラーメン屋で湯切りの熱湯が顔にかかったのに、謝罪しなかった店員に抗議した主人公。 しかし店側は「店員に謝らせる」以外の方法でこのトラブルを解決しようとして事態を悪化させ、結局、潰れてしまう。 この事件のきっかけに、主人公は「謝罪師」という仕事を始める。 トラブルに見舞われた企業や個人に事態を上手く収集するための謝罪のやり方を指南するコンサルタントである。 そんな彼の元にやって来た依頼人は、ヤクザの車に車をぶつけてしまった帰国子女。 トラブルの際には安易に謝るべきではないと考えていた彼女は事態を悪化させてしまい、ヤクザから400万円もの賠償請求 を受けていた。 主人公は、このトラブルをヤクザの気が済むまで謝ることで解決。 帰国子女は、なぜか主人公のアシスタントとして働き出すことになる。 次の依頼人は、仕事関係の女性にセクハラしたために、訴えられている男。 男のチャラついた態度に相手女性はカンカン、しかも相手弁護士も態度を硬化させている状態。 そこで主人公は男に街を疾走させて汗だくで息も絶え絶えの状態で謝罪させ、かつ主人公が「セクハラでクビになったせいで 自殺した男の幽霊」に化けて相手の女性を説得する。 女性自身はどうにか態度を軟化させたものの、問題は手強い相手側弁護士。 しかし主人公は「それは大丈夫」と、なぜか自信満々なのだった。 3番目の依頼人は、有名俳優。 息子が暴力事件を起こしてしまったために謝罪会見を開くこととなり、そのノウハウを教えて欲しいとやって来たのだ。 マスコミを前に謝罪会見を行った俳優だが、アシスタントの帰国子女が「事件の被害者に謝るべき」と気づいて被害者のとこ ろへ行くと、実は被害者の方が酒に酔って息子に絡んだ事件だったと分かる。 被害者は、例のセクハラ事件の依頼人が街を疾走中にぶつかった酔っ払いだったのだ。 4番目の依頼人は弁護士。 実はこの弁護士は、セクハラ事件の相手側弁護士。 主人公が弁護士については「大丈夫」と言ったのは、彼が謝罪したい相手が自分のアシスタントの帰国子女であることを知っ ていたからだった。 弁護士は、娘が3歳の時にカッとして暴力を振るってしまい、それが原因となって離婚していた。 彼がカッとなった理由は、娘が何かで覚えて来た「脇毛ボーボー自由の女神」という下品な言葉をしつこく繰り返したから。 弁護士は、再会した娘が他人行儀なのは、まだ自分を許していないからだと思い込んで態度がぎこちなくなっていたのだ。 しかし娘の方は単に父親の顔を忘れていただけだった。 5番目の依頼人は映画プロデューサー。 映画の撮影中に、その辺の通行人を強引に引っ張って来てエキストラをやらせたところ、それがお忍びで日本に来ていたマン タン王国の皇太子だったという事件。 飲酒が禁じられているマンタン王国の皇太子に、ビールをもたせて「酔っ払いの通行人」の役を演じさせたことが国際問題に 発展してしまい、大臣が土下座で謝るが「土下座のポーズ」がマンタン王国では「相手を最大限に侮辱するポーズ」であった ために問題はこじれてしまう。 マンタン王国での謝罪の作法が分からずに途方にくれる主人公。 一方、アシスタントの帰国子女は、むかし主人公に湯切りの熱湯をかけてしまい、謝りそびれていたというラーメン屋の店員 と出会って話をしていた時に、ふと父親に殴られた過去の出来事を思い出す。 そして自分が幼い頃に繰り返していた「脇毛ボーボー自由の女神」という言葉が日本語ではなく、マンタン王国を舞台にした 映画に出て来た「マンタン語の最大の謝罪の言葉」であったことに気づく。 日本の首相がマンタン王国に出向いて「ワキゲボーボージユーノメガミ」と言うと、国王は謝罪を受け入れる。 こうして国際問題は解決し、弁護士と帰国子女の父娘も和解。 主人公とラーメン屋の店員も和解して、万事はメデタシ、メデタシ。 感想。 映画館に行ってまで観たいとは思わないが、自宅のテレビでのんびり鑑賞するには程よいコメディだった。 どうでもいいこと。 暴行事件の被害者を演じた小松和重とマンタン王国の皇太子を演じた野間口徹って、遠目だと似てないか? 一瞬、混乱した。 ……寝る。
2018年10月18日(木)
朝。 深夜の変な時刻に目を覚ましてしまってせいで、寝不足。 午前中。 レポートの下書きメモを完成させてプリントアウト。 昼。 アップルに発注していた電源ケーブルが届く。 買った時についていた付属のケーブルが壊れ、ネットで買ったケーブルが接続が甘くて最近、接触不良を繰り返すようになっ ていたので。 午後。 レポート本番。 うちの大学のレポート提出方法は、大学のサイトに接続して、その場で専用フォームに直接入力して提出するシステムなので、 午前中にプリントアウトしたメモを参考に本番のレポートを書く。 文字数制限内に収めるために四苦八苦している最中、部屋が揺れた。 時刻:14時18分頃 震源:千葉県東方沖(北緯35.5度 東経141.1度) 深さ:約40km 規模:マグニチュード4.9 最大震度:2 〈最大震度を観測した地域〉 千葉県:銚子市、東金市、旭市、匝瑳市、香取市、山武市、大網白里市、成田市、市原市、千葉市花見川区、 多古町、九十九里町、芝山町、横芝光町、長南町 茨城県:取手市、潮来市、稲敷市、神栖市 (揺れてるなー) と、感じながら、レポート続行。 なんとか書き上げて送信する。 夕方。 昨日も書いた消費税のイートインの扱いについて、少し考える。 そもそもが、同じ商品を店の中で食べるか外で食べるかで価格を変えるというのが、実際の現場を考えるとおかしいのだ。 おそらく最初に線引きを考えた人が「贅沢な外食」にしか馴染みがなく「外食=贅沢」と考えて線を引いてしまった後で、 想像もしていなかった「イートインでの食事」について聞かれてトチ狂ったのではないかと思う。 一般庶民の生活に詳しくない人が法律を考えたという証拠。 たぶんその人にとっては「イートインでの食事」というのは「例外的な事例」であったのだろう。 だから「一般的な外食に当てはめて考える」ということを自然にやってしまったのだと思う。 しかし、そもそもコンビニのイートインというのは「買った商品を店の出口で食べる客」への対応として考えられたはず。 レストランなんかでの「ちゃんとした外食」ができない低所得者向けのシステムなのだ。 それを「贅沢な外食」と同じに考えるというのが、根本的に変なのだ。 夜。 NHK(教育)の「人間ってナンだ?超AI入門」の第3回を観る。 レンブラントの絵をAIに学習させて「レンブラントの新作」を描かせるという実験について。 描かれた絵は、実際にレンブラントっぽいのだが、番組ではその作品がAIの描いたいくつもの作品の中から、最もレンブ ラントの作品に近いものを人間が選び出したことを明かしていた。 最終的な判断は、やはり人間がやっているのだね。 ところで、ゲストで出演した映画監督の樋口真嗣さんがイメージしていたという人工知能。 「人間の愛を見て、『理解不能!』と叫んでショートする」って、ヲイヲイ。(笑) 寝よう。
2018年10月17日(水)
朝。 右側頭部の首から耳の上あたりまでが時々ズキンと痛む。 風邪かね? 民放の番組が、積水ハウスが詐欺に遭った事件について取り上げていた。 地主が病気で入院中なのを良い事に、詐欺師が地主になりすまして土地の購入を積水ハウス持ちかけ、55億円を騙し取った という事件。 詐欺師との契約を締結し、手付金を支払った直後に、これを知った本物の地主が「登記済証は自分が持っており、提出された 書類は全て偽造」という内容証明を何度も積水ハウスに送ったが、同社は「取引妨害の嫌がらせを目的とする怪文書」として 無視、登記を完全履行すれば嫌がらせも止むだろうと考えて残金を支払ってしまったのだそうだ。 騙される人間の心理状態という点で興味深いな。 詐欺師の言うことが本当なら欲しかった土地が安価で手に入るが、嘘だったら欲しかった土地は手に入らない。 「土地を手に入れたい」と思っていた被害者が2つの情報のうち無意識のうちに自分の望みに合う方の情報を選択し、自分の 希望と反する情報をシャットアウトしてしてしまったということではないかと推測する。 午前中。 作業用BGM代わりにYouTubeを再生しようとしたら、エラー表示が出て画面が映らない。 ネットで確認すると「YouTubeが世界レベルでシステム接続障害発生中」なのだそうだ。 障害が発生しているのは、アメリカの海岸沿いの都市(東海岸一帯とワシントン州、ロサンザルス近郊)とブラジルの一部、 オーストラリアのシドニー付近、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、そして日本らしい。 (何が起きた?) 昼。 ファミマへ。 どうでもいいことだが、個人的には謎な事件(?)に遭遇。 ファミマには焼き包子(パオズ)を買いに行ったのだが、レジのお兄さんに、 「焼き包子はありません」 と言われてしまう。 (さっき蒸し器の中で見た気がするが、まだ蒸しあがっていないのかな?) と、深く考えず、 「じゃあ、他の中華まんを……。何なら残っていますか? 肉まんとかは?」 と聞いたら、 「肉まんと、あとはチーズまんなら残っています」 という返事。 ファミマの焼き包子は、中華まんの餡にチーズを使ったものである。 (へえ、焼き包子以外に「チーズまん」というのもあるのか……。焼き包子とどう違うのかな?) と、興味を持ったのでその商品を買う事にして、お兄さんが包んで渡してくれた「チーズまん」を受け取り、家に帰って袋を 開けたら「焼き包子」が出て来た。 つまり、店員のお兄さんは、わざわざ「焼き包子はありません」と断ったあとで、商品名を「チーズまん」と言い変えて私に 勧めたことになる。 (いったい、何がしたかったのだろう?) 午後。 ネットで来年から増税になる消費税の軽減税率についてが話題になっていた。 コンビニで買い物をした場合、買った商品をイートインコーナーで食べると「外食」と見なされ、軽減税率の対象にならない という話。 ここで疑問がひとつ。 コンビニの店長がコンビニの売り場とイートインコーナーの間に仕切りを作って、そこを「コンビニの外」と主張したらどう なるのだろう? コンビニと同じ建物の中で系列店として「有料休憩所」を経営し、系列のコンビニのレシートを持った客には休憩所の利用が 無料になるサービスを実施しているだけだと言われたら? なんだか今回の増税は、いろいろと混乱しそうな気がするね。 夜。 いったん眠ったのだが、午前2時に喉の痛みで目が覚めた。 薬を飲んで、寝る。
2018年10月16日(火)
このところ「目が覚めると喉が痛い」という日が続く。 秋花粉の季節。 午後。 東京芸術劇場リベンジ。 めでたく目標を達成して楽屋口から出ようとしたら「ゲゲゲの先生へ」と書いた札(入館証?)を首からぶら下げた人とすれ 違う。 そう言えば、そんなポスターが貼ってあった。 何か水木しげる関係の芝居が上演中なのかな? 帰宅。 レポート、進まず。 夜。 1号くんが来て、またも藤野古白について語る。 ついでに正岡子規の若い頃についても語る。 「学生時代に食堂の給仕をいじめるために運ばれて来た茶碗をわざとひっくり返し、挙句に集団で給仕をリンチ。一緒にいた 学生たちは処分を受けたが、子規自身は成績が良かったのでおとがめなしで済んだそうだ」 とかいう話。 (マジ?) その時の給仕が藁人形に五寸釘を打ち込んで、手にした金槌が「コォーン」というたびに子規が血を吐いてのたうち回る…… というホラー・ストーリーを思いついてしまったぞ。 1号くんが帰ったので、寝る。
2018年10月15日(月)
午前中。 雑用が一段落したので、通販で買った『豊島区あるある』(東京23区あるある研究所 TOブックス)を読む。 (金曜日のワークショップのあと、浅暮先生が持っているのを見て衝動買いした本) この本、表紙のイラストが「レストランのメニューを見て〈カイコのネギ生姜炒め〉に衝撃を受けている人物」のマンガ絵に なっている。 確かに他の地域から来た人にとっては、それが一番インパクトのある特色なのかも知れないが、ひとつ言い訳させて欲しい。 「豊島区には、メニューに昆虫料理が載っていない店もたくさんあるんだよーっ!」 表紙絵には「日本人の客、俺だけ?」とも書いてあったが、豊島区には日本人の客の多い店だっていくつもあるし。 みんな、豊島区を誤解しないでくれ! 昼。 「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」を観たのだが、敵に捕まって拷問を受け、瀕死の重傷だったはずの登場人物が、病院を 抜け出して派手なアクションで大活躍(「瀕死の重傷」はどうした?)という流れに苦笑する。 午後。 東京芸術劇場に行ったら休館日で、すごすごと戻って来る。 ところで…… 最近、ネットCMでメルセデスベンツの「喋る自動車」の宣伝をよく見かけるのだが「ナイト2000」を思い出した人は私 だけじゃないと思う。 再放送しないかな「ナイトライダー」(※)。 (主役のマイケル・ナイトを演じていたデビッド・ハッセルホフって他に何の役をやったっけ?) と、ウィキペディアで調べたら、 ・スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー(本人役) ・イースターラビットのキャンディ工場(本人役) ・ピラニア リターンズ(本人役) ・クレイジー・ドライブ(本人役) ・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(本人役) と、なんかやたらに「本人役」での映画演出の多い役者さんになっていた。 ※「ナイトライダー」 1980年代の人気海外ドラマ。 人間(マイケル・ナイト)と、スポーツカーに搭載されたコンピューター(キット)のコンビという異色のバディもの。 ちなみに「コンピューターが搭載された自動車」というアイデアは、アシモフの「サリーはわが恋人」にも出て来る。 サリーは自分の意思を持った完全自動制御のコンピューター自動車だった。 (もしもコンピューターを搭載した完全自動制御型双椀重機が出来たら……?) とか想像すると、もうわくわくするしかないな。 寝る。
2018年10月14日(日)
朝のニュース。 来年の10月に、消費税は予定通り上がるそうだ。 消費税が上がれば消費が冷え込むのは仕方がないだろうな。 私は経済の素人だが、もしも景気を上向かせたかったら、むしろ税金を値下げするけどな。 デフレから脱却するということはインフレにすれば良いわけで、インフレにするには市場に流通するお金を増やせば良いのだ と思うので。 市場に流通するお金を増やすには、日銀にどんどんお金を刷って貰って、それを市場に流せば良いはず。 そのためにいま日銀がやっているのは「低金利でお金を貸します」なのだが、これは相手が「お金を借りたい」という場合に しか効力を発揮しない。 企業がお金を借りたくなるのは、物が売れて商品を大量に仕入れよう(あるいは生産しよう)と思った時。 でも、今はデフレで物が売れないので、企業は商品をあまり仕入れたいとは思わない。 だからいくら日銀が「ゼロ金利」とか言ってもお金を借りに来てくれない。 よって、金利を下げて企業にお金を借りてもらうという方式で、市場に流れるお金を増やす方法が、あまりうまくいかない。 だったら、別の方法で市場にお金を流したら良いではないかい? 企業が曲がりなりにも儲かっているのに、消費があまり上向かない原因のひとつが、いわゆる「内部留保」。 「内部留保」というのは、ざっくり言って企業がする「貯金」。 いくら収益が増えても「このお金は貯金に回して」とやられたら、市場にお金は流通しない。 ここで私の素人考え。 「じゃあ、貯金する余裕のない人に、国がお金を直接渡してしまったらいいんじゃね?」 現在、政府は「生活保護費の削減」とかやっているが、それの逆をやる。 生活保護受給者と言うのは貧乏なので「貯金」なんんてしている余裕はないはず。 貧乏な人というのは「使い途はあるのに、お金がない人」のことだよね? (逆に、貯金する人というのは「お金があるのに、使い途がない人」のこと) 貯金(内部留保)なんてする余裕のない人にお金を渡した方が、すぐに使ってくれるので、市場にお金が流れやすくなる。 だから市場にお金を流したいのなら、生活保護費をむしろ上げて、貧乏な人にお金を私は方が手っ取り早いと思うのだ。 そして、生活保護費の値上げにはもう1つ利点がある。 それは労働者の不公平感。 労働者に「なんで働いている俺らのもらう賃金が、生活保護費より安いわけ?」と不満を抱いてもらえれば、「もっと給料を 上げてくれないと働きたくない」という企業への賃上げ圧力が生まれる。 これは、企業の「内部留保」を「賃金」の形で労働者(=消費者)に流す力となると思うのだが、ダメ? 昼。 今日は新馬場(しんばんば)の六行会(りっこうかい)ホールで《RELAX》25周年記念公演「下世話繚乱 からまる」 という芝居があるので、2号くんと2人で観に行く。 (それにしても読みづらい駅名とホール名だ) どうでもいいこと。 六行会ホールの近くのビルの壁にホールの案内が描いてあるのだが、この案内の表示がだまし絵になっていて、通りの反対側 から見ると立体的な看板に見える。 (こんなところに、いつあんな大きな看板を作ったんだ?) と、近づいて良くみると、ビルの壁面に描いてある看板の絵だとわかるという仕組み。 (おヒマな方は、京急新馬場駅の北口を出て、六行会ホールに向かって歩いて行くと見えるよ) さて、芝居の方。 「下世話繚乱 からまる」は、江戸時代を舞台とした時代劇で、浮世絵の版元「からまる」こと蔓屋九三郎(つるや・きゅう ざぶろう)の周囲で起きる事件をめぐる物語。 この「からまる」のモデルは、江戸時代の浮世絵の版元蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)だと思われる。 (重三郎の狂歌名が「蔦唐丸(つたの・からまる)」なので、まず間違いはなさそう) 物語は、からまるが侍に追われていた若い男(蝸牛十兵衛)を助け出すところから始まる。 この若い男は、実は絵師で役者絵が得意。 そこに同じ版元に絵を卸している遊女絵の得意な絵師「銀流しの歌次こと月川歌春(モデルは喜多川歌麿)」や風景画が得意 な絵師「表六玉の鉄蔵こと亀有北辰(モデルは葛飾北斎)」が絡み、歌次が出入りする吉原の遊女屋で起こる花魁と相撲取り の駆け落ち騒動を挟んで、最後に十兵衛の正体が明かされるという仕組み。 事件の舞台となった遊女屋の持ち主である丸屋を演じた石川ひろあきさん、存在感のある名演技で、有名な俳優さんかと思っ たのだが顔に覚えがなく、家に帰ってから調べたらベテランの声優さんだった。 歌次を演じたのは戸部公爾さん、鉄蔵を演じたのは飛田展男さん。 2人の息の合った掛け合いは、この芝居の見所と言って良いと思う。 特に、からまるに娘を嫁に貰ってくれないかと言う鉄蔵のセリフに歌次が茶々を入れて次第に鉄蔵と歌次のやりとりになって しまうシーンが最高。 このシーンの直後、歌次が店から出て行き、鉄蔵の飛田さんも草履を履こうとして上手く履けず、 「……と見せかけて」 というセリフと共にまた店の中へ戻って、引き返してきた歌次(戸部さん)に草履を手に持ったまま引きずられて退場すると いう下りがあった。 場内は爆笑だったのだが、草履を履くのにもたつく飛田さんがあまりにリアルだったので、後で台本を買って確認してみたら この場面はト書きに〈歌次と鉄蔵は草履を履き、店の外へ〉とだけあって、「……と見せかけて」からのやりとりがない。 もしかして、これ、マジで草履を履き損なって、あまりに開いた間をごまかすための飛田さんのアドリブだった? だとしたら、ちゃんと引き返して来た戸部さん、さすが! 終演後。 楽屋口で出待ちをしていたら、戸部さんが来た。 今回の芝居、狐の面が演出に使われていたので、 「このホールの裏にお稲荷さんがありますよね」 と言うと、 「ええ、相性は良かったようで、怪我人もなく済みました。小さなイタズラはされましたが」 との返事。 どんなイタズラかと思ったら「小道具の手ぬぐいがなくなって、どこを探しても出てこないので仕方なく代わりの手ぬぐいを 用意したら、本番中に衣装の着物の中から出て来た」のだとか。 (それは本当に狐のイタズラだったのか?) 芝居の現場はオカルト話が多い。 帰りに2号くんの部屋に寄り、2人で軽く飲んでから帰宅。 寝る。
2018年10月13日(土)
午前中。 大学のレポート、進まず。 昼。 佐藤編集長から電話。 こちらに来ると言うので、 「ついでにファミマで焼き包子(パオズ)を買って来てくれ」 と言ったら、 「それは何だ?」 と聞かれた。 ファミマの焼き包子は、チーズ入りの中華まんじゅうのこと。 (たぶん、カロリーは高い) 佐藤編集長、来る。 「店員が日本語の通じない外国人で、買い物に苦労した」 とのこと 池袋では、店員が日本人のコンビニの方が珍しい気がするが、私はあまり言葉が通じないと感じたことはない。 たぶん以前ボランティアで外国人に日本語を教えていたことがあるので、無意識に初級の日本語の教科書に載っている構文で 話しているからだろう。 外国人店員と会話が通じないと大声で同じことを繰り返す人がいるが、別に聞こえていないわけじゃないのでそれでは意味が ない。 ちなみに今回の佐藤編集長は、焼き包子を2個買おうとして「1個しかないんですか?」と聞いたらしい。 これは外国人店員にとってはイレギュラーな質問なので、 「焼き包子を2つください」 と言い換えると通じやすい。 もしも1個しかなかったら相手が「1個しかありません」と答えてくれるはずだ。 焼き包子はほかほかで美味しかった。 佐藤編集長も「美味いな」と言っていた。 編集長、結局、2軒のファミマをハシゴしたらしい。 (池袋はファミマの向かいがファミマで、セブンを挟んで隣がまたファミマ……みたいな地域なのだ) 午後。 ネットで、先日脳梗塞で倒れた山本先生のブログを読む。 仕事場で異変を感じ、なんとか自宅まで辿り着いた山本先生、門を入ったところで力尽きて携帯で家族に助けを求めた。 この時にはかなりろれつが回らなくなっていたそうだが、幸いなことに奥様が、以前介護の仕事をしていて「脳梗塞でろれつ の回らなくなった人間」の話し方に慣れていたのだそうだ。 奥様がろれつの回らなくなった舌で救援を求める先生の言葉を無事に聞き取って、救急車を呼んでくれたのだそうだ。 夕方。 1号くんと2号くんが来て、夕食。 夜。 1号くんと2号くんが帰ったので、風呂に入って、寝る。
2018年10月12日(金)
天気が悪いので、今日は図書館に行くのをやめて大掃除の日にする。 ……本棚から溢れた本のせいで、いくら片付けても片付かない私の部屋。 昼。 1号くんからメール。 私が古本屋に発注した『正岡子規と藤野古白』がいつ届くのかという質問で、 「来週の火曜あたり」 と答えると、 「届いたら貸して」 と言って来た。 (ヲイヲイ、私が買った本だぞ) 「読み終わったら連絡する」 と返信。 最近、1号くんは藤野古白にハマッていて、国会図書館に通っては古白について調べているらしい。 ……と言うと、真面目な研究でもしているようだが、単に古白を主人公にしたマンガが描きたいだけ。(笑) 午後。 1時過ぎになんだか部屋がユラユラする。 一瞬、めまいでも起こしたかと思ったが、地震だった。 時刻:13時15分頃 震源:千葉県北東部(北緯35.7度 東経140.7度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード5.3 最大震度:4(千葉県山武市、多古町、横芝光町) 豊島区はほとんど揺れなかったそうだが、我が家は安普請なので揺れには敏感。 夕方。 空想小説ワークショップ。 本日の浅暮先生。 玄関を出たら何か焦げ臭いので、火事かと思って家の中に戻ってみたが何も燃えていない。 外に出て道を歩いていてもなぜか焦げ臭い臭いはそのまま。 電車に乗ったら隣にいた人に、 「あなた、燃えてますよ」 と言われたので、 「いいえ、くすぶってます」 と答えた……って、それがオチかい! 言われてみると、確かに先生の上着が焦げ臭い。 焚き火にあたったわけもないので、もともとそういう臭いの布なんじゃないかという話になったが、そんな布ってあるのか? 授業は、やや時間に余裕があり過ぎて、突然フィクションの世界に行ってしまう雑談に、新入生が戸惑っていた。(^^; この新入生、バンドでボーカルをやっているそうで、きれいな長い黒髪をした青年だった。 放課後は、いつもの「勝や」で飲み会。 予約は入れていないのに席に「予約席」の札が立っていたのに笑った。 さんざん飲み食いして、1人2000円。(安い!) 家に帰って、寝る。
2018年10月11日(木)
朝。 ニュースで、今日は豊洲市場のオープン初日だそうだが、未明にターレが燃える小火があったらしい。 「水戸黄門」の縁起担ぎ(※)かよ。 ※「水戸黄門」の縁起担ぎ むかし「水戸黄門」という時代劇のシリーズがあり、そのシーズン1の第1話が火事のエピソードだった。 このドラマが大当たりしたので、その後、縁起を担いで「水戸黄門」のシーズン第1話は火事のエピソードから始まること にした……という話がある。 午後。 天気予報が雨だと言うので、外出は控えることに。 宇宙関係のニュースが2件。 その1。 ソユーズが打ち上げ後に爆発。 乗員2名はいずれも無事。 爆発しても中の人が助かる宇宙船というのは大事。 その2。 はやぶさ2の着陸延期。 小惑星リュウグウの地表がゴツゴツ過ぎて着陸場所が見つからなかったから。 私は技術的なことはよく分からない素人なのだが、その問題は着陸延期で解決できるものなのか? 遠隔操作で、ゴツゴツの地表でも着陸できるように何かするのだろうか? それともゆっくり探して上手い着陸地点を探すということなのだろうか? はやぶさ2の探査計画も、何らかの形で映画化されたりするのだろうか? 何にせよ、いろいろと楽しみである。 経済ニュースは、株価の大幅下落。 これは「暴落」に入るのか? トランプさんは「(利上げを加速させる)FRBは頭がおかしい」みたいなことを言ったそうだが。 安倍さんが「東日本大震災のようなことが起きない限り消費税を増税します」と言ったら、熊本で大地震。 菅さんが「リーマンショックのようなことが起きない限り消費税を増税します」と言ったら、今回の株価の下落。 偶然だとは分かっていても、なんか「縁起が悪い」気がするよなあ……。 気象情報によれば、明日も雨だという予報。 カラッとした秋晴れはまだなのか。 寝る。
2018年10月10日(水)
朝。 東京ローカルの番組「モーニング・クロス」は、今日も孟宏偉さん拘束の件を扱っていた。 習近平さんの権力固めが目的なのかも知れないが、あまりに締め付けが強いと反発も生まれるのではないかなあ。 (その反発が爆発して、勢いで中国共産党が転覆してしまったりはしないだろうか?) と、共産党嫌いの私は、ついつい妄想してしまう。 今日は雨は降らないようだ。 午前中に雑用を済ませて、午後から図書館でレポート。 夕方に帰宅。 どうも最近ノパソ(Mac Book)の調子が悪い。 kernel_taskなるものが、やたらにメモリを食って、動画を再生していると画面が頻繁にストップしてしまうのだ。 修理に出した方が良いのか? バージョンアップが出たら買い替えようかとも思っているのだが、12インチディスプレイのMac Bookと13インチディス プレイのMac Book Proの価格が、なぜか同じ「142,800円から」で、解せないでいる。 (つまりMac Bookの方だけ、128GBの廉価版がないのだ) Mac Book、小型でかさばらないのが気に入っているのだが、欠点としては放熱ファンがないので加熱しやすい。 後続機が出ないのは、こういう点で人気がないからなのだろうか? ところで、同じ私が持っているコンピューターでも、iPod touchの方は全く調子が悪くならない。 それはめでたいのだが新しいアプリを入れようとすると、軒並み非対応なのだ。 こっちの方は新機種が出ているのだが、あまりにも壊れたところがないので買い替えを躊躇している。 なんかこう、上手くいかないものだね。 いま思い出したが、今日は「目の愛護デー」だった。 パソコンの画面をあまり見ていると、目に悪いので、寝る。
2018年10月9日(火)
朝。 東京ローカルの番組で、9月下旬から行方不明になっていたICPO(国際刑事警察機構)の孟宏偉総裁が、中国当局に身柄 を拘束されていたという事件が取り上げられていた。 (中国政府の公式発表によると汚職の罪で逮捕) 実は、孟氏がICPOの総裁に就任した時に、中国政府の手から逃れて外国に隠れている政治犯に関する情報が孟氏を通じて 中国政府側に漏れるのではないかということを懸念した関係者がいたそうなのだが、中国政府も逆に中国側の情報が、孟氏を 通じてICPOに漏れるのではないかということを懸念したのか……などと、番組のゲストコメンテーターが推論を語ってい た。 この番組を見て初めて知ったのだが、孟宏偉さんって周永康派だったのだね。 周永康さんは、2015年6月に、やはり汚職の罪で無期懲役の判決を受けている。 中国の「汚職で逮捕」というのは、しばしば政敵の粛清だったりするので、孟宏偉さんの逮捕も、やっぱりそういう関係なの かな? 午後。 SF作家の山本弘先生が5月に脳梗塞で倒れ、現在もリハビリ中だというニュースが飛び込んできた。 文章を書くのに支障のある状態であるらしい。 血管系の病気は怖い。 山本先生の1日も早いご回復をお祈りしたい。 夕刊の1面トップは、 〈米朝会談「相当近づく」〉 〈ポンペオ米国務長官は8日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との7日の会談を受けて2回目の米朝首脳会談に 「相当近づいている」との認識を示した〉 〈ポンペオ氏は米朝再会談が実現すれば、非核化で実質的な進展が見込めるとの期待感を表明〉 北朝鮮のミサイルが飛んで来なくなるのは、日本人としては良いことだね。 ちょっと興味深いと思った社会面の記事。 〈詐欺対策、名簿を警察に提供〉 〈高齢者4割拒否〉 〈新宿区の誤算〉 〈高齢者を狙う特殊詐欺の被害防止に役立てるため、東京都新宿区が65歳以上の区民の名簿を警察署に提供すると通知文を 送ったところ、約4割から提出を拒否する回答が届いた〉 〈通知文には、警察への情報提供、警察官による戸別訪問を希望しない場合は回答書を送るように記しており、4日までに全 体の4割を超える役万9千人が拒否の回答書を送ってきた〉 「希望しない場合は回答書を送るように」と、わざわざ拒否する方が手間がかかるようなシステムにしたのに、高齢者の4割 が、その手間をかけてまで警察署への名簿提供を拒否して来たわけだ。 (新宿だねえ) イメージで言って申し訳ないのだが、やはりいま現在、新宿という街に暮らしている高齢者は、警察官の戸別訪問なんて受け たくないタイプの人が多い気がするなあ。 夜。 2号くんから電話。 「いまテレビでサリン事件を扱っているが、地下鉄サリン事件って、俺が2歳ぐらいの時の事件なんだね」 と言うので、 「そうだよ」 と答えてからテレビをつけてみる。 松本サリン事件についても触れていたが、河野さんの冤罪が、ほんの数日で晴れたみたいな表現になっていた。 実際には、翌年の3月に地下鉄サリン事件が起きてオウムが犯人だと判明するまでは、河野さんは完全に犯人扱いされていた はずなのだが。 この事件、マスコミが河野さん犯人説をかなり広めていた。 (やっぱりテレビ局としても、自分たちの「やっちゃった」件はできるだけ小さなことにしておきたいのだろうな) ……寝ようか。
2018年10月8日(月)
寝坊した! 目が覚めたら9時という、衝撃の事実。 朝の時間を1回損した。 昼食。 そうめん。 10月だと言うのに夏バテ気味。 午後。 1号くんが来る。 夕方。 2号くんが来る。 夜。 3人で飲みに行く。 メニューの日本酒に好きな銘柄のものがなかったので、馬刺しをつまみに黒霧島をお湯割で。 帰りに2号くんのアパートへ寄って「はたらく細胞」の最終話(録画)を観る。 「出血性ショック」の後編。 前編の話で起きた頭部付近での大量出血で、酸素を運ぶ赤血球が不足しているところから後編が始まる。 酸素の供給が滞ったために赤血球に早く運搬させようと血圧を上げたところ、傷口がまだ塞がっていなかったせいで、さら に出血して赤血球がほとんどいなくなってしまうという事態に。 残った赤血球が懸命に酸素を運ぼうとするが、大量出血のために体温が大幅に低下。 あわやというところで、献血によって他の体から集められた赤血球たちが輸血によって血管内に到着。 他の体から来た赤血球たちが酸素の運搬を手伝ってくれ、血小板によって無事に傷口も塞がれるという感動の物語。 どうでもいいが、この体の持ち主、食中毒は起こすわ、熱中症で倒れるわ、大量出血はするわで、どういう生活をしている のだ?(笑) ついでにアニメ「銀魂」の最新話の録画も観る。 最近、観ていなかったらいつの間にか最終章に入っていた。 高杉晋助が血を吐くシーンに、 (そういえば「高杉晋作」は、結核で死んだのだったな……) と、思い出す。 もちろんSFなので、さすがに高杉の喀血は結核ではない別の原因によるものとされていたが。 かつて政府の役人に追われていた桂小太郎は、首相になっているという話。 桂のモデルである木戸孝允(きど・たかよし=桂小五郎)は、総裁局顧問専任だったのだが、それだと子供に分かりにくいからかな? 10時になったので、家に帰って寝る。
2018年10月7日(日)
朝。 熱は引いたようだが、体力は戦後の焼け野が原。 風邪との戦いで全エネルギーを使い果たしたようだ。 昼。 これではいけないと、コンビニでケーキを買って来て食べる。 甘いものはあまり好きじゃないのだけれど、考え付く範囲で一番カロリーが高そうだったので。 今日は夕方からSF乱学講座。 「橋のしくみ」 講師は、山本美知さん(元中学校理科教師、映像と科学教育の研究会、科学教室主宰) 岩波科学教育映画「たのしい科学」から「橋のしくみ」という橋の構造についての回を上映、解説する内容。 どうやら私はずっと橋脚と橋桁の構造について誤解していたようだ。 橋桁というのは、橋の両岸に渡した棒状の部分のことなのだね。 だから「桁橋」という種類の橋以外には、橋桁はないのだ。 私はなぜか吊り橋以外の橋には、すべて橋桁があるものだと思い込んでいた。 桁橋の一番シンプルな形が丸木橋で、桁橋には橋桁を2本並べてその上に通路を乗せたものや、橋桁を途中で支える橋脚が 付いたものなどがあるというのが正しいのだそうだ。 桁橋には、 長い橋桁を複数の橋脚で支えた連続桁橋や複数の短い橋桁を複数の橋脚で支えたもの(特に名前は付いていないらしい)、 橋桁の継ぎ目部分が、L字とT字と?字の組み合わせになっている構造のベルバー式桁橋といった種類があるそうだ。 トラス橋は、三角形から成る構造物をつくり、三角形の底辺部分を橋の両端にそれぞれ固定したもの。 三角形は非常に安定した形なので、三角形が形状を保とうとする力を使って橋の構造を支えるというもの。 その他、 枠で支えるラーメン橋(ドイツ語のローメン=Rahmenが語源)、 2つの塔の間にケーブルを渡し、通路をぶら下げた吊り橋、 吊り橋のバリエーションで塔が1つの斜張橋(しゃちょうきょう)、 材料を四角な枠で組んだフィーレンデル橋(新宿駅南口歩道橋のアレ)、 などなど。 帰りの山手線の駅で階段を上がったら、久しぶりに心臓がやばい状態になる。 (ただ立っているだけなのに、フルマラソンを走った直後みたいにドキドキして吐きそうになる感じ) しばらく放っておいたら治ったので、普通に帰宅。 (来月あたりに医者に行こう) 寝る。
2018年10月6日(土)
朝食、おじや。 おかゆにめんつゆで味をつけたやつ。 (風邪をひくと、まず消化器系がやられるタイプなのだ) 起き上がると目が回るのと、頭痛がするのが困ったもの。 昼。 テキストを開くが、頭に入って来ない。 午後。 汗がどっと出る。 熱はだいぶ下がったようだ。 びしょ濡れのままでは健康に良くないので、着替えるついでに風呂場で汗を流したら、またクラクラして来た。 夕方。 2号くんが来る。 「レンタルした『この世界の片隅に』のDVDが返却期限ギリギリなので一緒に見ないか?」 と、誘われたのだが、残念ながら体調的に無理。 夜。 9時頃、2号くんから電話があり、 「『この世界の片隅に』観終わった。良かった」 とのこと。 それは良いのだが、 「(原爆投下時に広島に住んでいた登場人物)の体に青いしみが出来たのは何でだ?」 と聞かれて驚いた。 「お前、学校で原爆症のことを習わなかったのか?」 と聞いたら、 「習った覚えがない」 との返事。 それは、きちんと教えておかなくてはならないことだと思った。 寝る。
2018年10月5日(金)
朝。 東京ローカルの番組で、沖縄の県知事選の話題が取り上げられていた。 「創価学会の旗を持った人が公明党にとっての対立候補を応援していたが、こうしたことは公明党にどう影響を与えるのだろ うか?」みたいな話。 支持母体と政党の関係は、思っていたより複雑なものであるらしい。 NHKにチャンネルを変えて、阿部サダヲを見ていたら北海道で地震があったとかでニュースに切り替わってしまった。 時刻:8時58分頃 震源:胆振地方中東部(北緯42.6度 東経142.0度) 深さ:約30km 規模:マグニチュード5.2 最大震度:5弱(北海道 厚真町、むかわ町、平取町) 一昨日(10月3日)の緊急地震速報の時と違って、今度はかなり大きな地震だったらしい。 午前中。 明らかに熱が出てきた。 完全にアウトな状態なので、今日は動き回るのは止めにする。 昨日、テレビで取り上げていた世田谷区と講師としてやって来た漫画家さんの話。 ネットで元の漫画を見つけたので読んでみて、自分の勘違いに気づいた。 「世田谷区は、自分のミスで発生した会場のキャンセル料を漫画家から取らなかった」のではなく、この会場費が、そもそも 漫画家のギャラから引かれていた、つまり「すでに漫画家から費用を取っていたにも関わらず、もう1度キャンセル料という 名目で金を取ろうとした」のであって、結局のところ漫画家は世田谷区のミスで予約した会場の費用を負担させられていたの だという。 (要は、より悪質だったのだ) これって法律的にどうなのだろう? 午後。 眠ろうと部屋の明かりを消したのだが、今日に限って電話が3回も鳴る。 (うちはナンバーディスプレイで、表示された番号が怪しげだと取らないことにしている) 最近は、表示された番号をネットで検索すると「悪質セールス注意」みたいなことが分かるので便利。 電話だけでなく、玄関にも人が来た。 ドアを開けずに、 「どちら様ですか?」 と聞いたら、無言で立ち去られ、まもなく同じアパートの別の部屋で聖書の勉強がどうとか言っている声が聞こえた。 確認せずにうっかりドアを開けた人を勧誘しているらしい。 お陰で、せっかく風邪薬を飲んで寝ようとしているのに、眠れない。 夜。 佐藤編集長が部屋に来て、うどんを作ってくれたので、食べながら、 「一昨日の緊急速報で、スマホを2台持っているのが奥さんにバレたらしい人の話が、笑い話としてネットで流れて来たよ」 というどうでも良い話をしたら、 「そう言えば、今日、電車の中でわざわざ携帯の電池を取り外してポケットに入れた人を見かけたな」 と、佐藤編集長。 電源を切っていても電池が入ったままだとGPSなどは機能するので注意しよう。 (誰がだ?) 夕食後。 寝ようとするのだが、頭痛がしてなかなか眠れない。 明日には回復していると良いのだが……
2018年10月4日(木)
雨。 東京ローカルの番組で、世田谷区に子供向けワークショップの講師に呼ばれた漫画家のやまもとさほさんが、遭遇した事件 についてが取り上げられていた。 会場予約のミスで、実際に使った会場とは別の店を予約してしまったという世田谷区から、そのキャンセル料2万円を講師 のギャラから引かれると言われたというもの。 山本さんが、この時の区の職員とのやりとりを漫画にしてネットに上げたため、区長がツィッター上で謝罪する騒ぎになっ たのだそうだ。 そのやりとりと言うのが、以下の通り。 「そのお店のキャンセル料2万円、山本さんのギャラから出しますね〜」 「えっ!? なんで !?」 「いや〜確かに僕も悪いですけど、山本さんがお店に連絡しなかったのも悪くないですか?」 「え?? 私他で予約してたこと知らないですよ」 「でもふつう連絡しません?」 「そのお店のこと知らないのに……?」 その世田谷区職員は、ワークショップが終了した後、態度が豹変。 「もう大丈夫ですので、ギャラはお支払いいたします !!」 と言って来た。 たぶんこの職員としては、これで全て済んだ気でいたのだろうが、相手は漫画家だった。 不審に思った山本さんが、ドタキャンしたことになったお店に事情を確認した上で、その他の問題点(渡しておいた資料の データをなくした上、それを講師側の責任にしようとしたり、ワークショップで使う画材を講師に自腹で買わせたり)も含 めて経緯を漫画に描いてネットで公表してしまったために、ことが公になり、区長が謝罪する騒動となったわけだ。 ここから先は私の推測なのだが…… 区役所の職員の中には、自分たちが金を払って雇った「業者」を無条件に見下す人がいる。 そして、そうした「業者」に自分のミスを被らせることを手柄のように考えるダメ職員というのが実在するのだ。 (役所の出入りの「業者」というのは、今後の役所との長いお付き合いを考えて、多少の無理は聞いてくれることが多い) 山本さんの担当になった世田谷区職員は、そうした先輩たちのやり方を見て、講師も金を払って雇った「業者」なのだから、 同じように上手くミスを被せてしまうのが正しいやり方だと勘違いしたのではないだろうか? そこで堂々と自分の「手柄」を上に報告したところ「講師は業者とは違う」とかなんか言われて叱られ、態度を豹変させた のでは? そして彼の甘かった点は「金さえ払えば、相手は不満を持たない」と思った点。 これも役人の一部が持っている「民間人は我々役所の人間と違い、金目当てで仕事をしている連中」という、変な見下しの 感情が働いたのではないかと思う。 しかし逆に漫画家のようなフリーランスの人々には「自分が舐めた対応に黙っていると、他のフリーランスの人たちに迷惑 がかかる」という意識を持っている人が少なくない。 その結果が今回の漫画になったわけで、担当職員がこの結果をどう受け止めたのか興味がある。 午前中。 昨日、入力した「独り言」をネットにアップしようとしたら、なぜかテキストエディターが暴走。 保存しておいたはずのデータが全て消えてしまった。 (何が起こった?) 昼に小雨だからと傘を差さずに買い物に言ったら、午後になって明らかに風邪と分かる症状。 全身が痛い。 ニュース。 日本経済新聞の世論調査で、安倍政権の支持率下落。 日本経済新聞社の世論調査で内閣改造・自民党役員人事後に内閣支持率が下がったのは、第1次・第2次を通じて安倍政権 では初めてだそうだ。 (改造内閣の役員人事が不評だった?) あと、経済がなあ……。 私は経済学の素人なので、安倍さんが目指す「デフレ脱却」をするには、政府が日銀から金を借りて公共投資に投下しつつ、 税金を値下げすれば良いんじゃないかと思うのだが。 (「デフレ脱却」って、市場に金が回ってインフレになれば良いのだよね?) 「ゼロ金利にして、企業が金を借りやすくする」みたいなまどろっこしい方法より、政府が直接市場に金を投下した方が話 が早い気がしないか? でも、実際に政府がやっているのは財政赤字削減(つまり日銀に借金を返して、公共投資を削減する)と増税なのだよね。 そういうことは、インフレの時にやった方が良くないか? ……体調が、本格的にやばくなって来たので、寝る。
2018年10月3日(水)
日経の朝刊に「第4次安倍改造内閣」の顔ぶれが載っていた。 印象としては、兼任が多いかな? 例えば、新入閣の内閣府特命担当大臣の宮腰光寛さんは、沖縄及び北方対策担当大臣で、消費者及び食品安全担当大臣で、 少子化対策担当大臣で、海洋政策担当大臣。 安倍総理は記者会見で、 「少子高齢化に真っ正面から立ち向かい、全ての世代が安心できる社会保障制度へと改革を進めていく」 と言ったそうだが、肝心の少子化対策担当が他の仕事で忙し過ぎるのではないだろうか? 「沖縄」だけでも、大変な仕事になりそうな気がするのだが。 同じ朝刊の文化欄〈私の履歴書〉は、各界の著名人が月替わりで自分の半生を綴る連載コラム。 今月はバイオリニストの前橋汀子さんの担当で、 〈バイオリンを始めたのは4歳の時。目白にあった自由学園幼児生活団に入ったのがきっかけだった〉 〈幼児生活団では情操教育の一環として、ピアノかバイオリンが必修になっていた〉 「生活団」という言葉に、私の古い記憶がを思い出した。 私も幼児期、親にそこに通わされていたのだ。 音痴の私は、そこで必修のピアノを強制されたせいで、すっかり音楽嫌いになってしまったのだ。 (今でもピアノの鍵盤に手を触れると、ふっと嫌な気持ちが蘇って来ることがある) 前橋さんの方は、お母様が「こっちの方が安かったから」という理由で子供用のバイオリンを買って来たのが「運命の分か れ道」で、その後、前橋さんはバイオリニストとしての道へ進むことになったのだから、同じ教育を受けても「元」が違う とぜんぜん違った結果になるという実証例だな。(笑) 午後。 コンビニに行った帰りに郵便受けを覗いたら、大学の参考書が届いていた。 夜。 なんだか寝付かれずにネット動画を見ていたら、携帯電話が鳴った。 (こんな時間に誰だろう?) と、ぼんやりと考えながら携帯を手に取り、ここで通常の鳴り方と違っていることに気づく。 緊急地震速報だった。 時刻:0次15分頃 震源: 千葉県東方沖(北緯35.8度 東経141.0度) 深さ:約30km 規模:マグニチュード4.6 最大震度:4(茨城県神栖市 千葉県 銚子市) 速報のアラームが鳴ってしばらくしてから、部屋が少し揺れたが、大した揺れではない。 (アラームが鳴らなかった時の方が大きな地震であることが多いような気がするのだが) ところで、新しい携帯を買って、もう使っていないはずの携帯電話の方も緊急地震速報が鳴ったのだが、そういう仕様? もう揺れは来ないみたいなので、寝る。
2018年10月2日(火)
朝。 東京ローカルの番組で、ノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょ・たすく)教授についてが取り上げられていた。 アメリカ留学からの帰国後、本庶氏が東大で行った研究に研究費や試薬を提供してくれたのはアメリカだったのだそうだ。 当時の日本は貧しかったのかも知れないが、今の日本でも政府は大学の研究費に金を出すのは渋る。 優秀な研究者は、どんどん海外に流出してしまうのではないかと不安だ。 午後。 東池袋の中央図書館へ。 1号くんからメール。 昨日更新した「独り言」の9月分の表示が変だとのことなので、確認してみたら文字のフォントの指定を間違えていた。 なんだか頭がボーッとして、試験勉強がまったく捗らないので、早めに切り上げて帰宅。 風邪薬を飲む。 夜。 夕食後も体調が回復しないので、寝る。
2018年10月1日(月)
朝。 台風一過の青空。 BSでNHKの連続ドラマ「まんぷく」を観た後、東京ローカルの「モーニングクロス」にチャンネルを合わせたら、8時で 終わってしまった。 予算の関係で放送時間が30分短縮されたのだとか。 (その30分は、通販番組に変わっていた) この局(東京MX)は、以前、夕方からの番組「5時に夢中!」で、放送禁止用語を口走った西原理恵子氏を出禁にして番組 スポンサーだった高須克弥氏を怒らせ、スポンサーを降りてしまった高須クリニックの代わりのスポンサーを番組内で募集す るという面白いことをやったテレビ局。 あの時はシャレかと思ったのだが、結構マジで台所事情は厳しいのか? ネット。 「沖縄の知事選で基地反対派が勝ったので、モメそう」みたいな話が流れて来た。 いっそ、沖縄以外の場所に米軍基地を移転したらどうだろう。 北朝鮮に備えるのなら、沖縄より地理的に近い山口県とかは? 首相の地盤なんだから安倍さんが直接「日本のためです」とか説明すればいけるかもしれない??? 午後。 図書館へ。 帰りにちょっと本屋へ寄り道。 『できるかな ロワイヤル』(西原理恵子 扶桑社)を買って読む。 高須院長と仲の良い、あの西原さんの漫画である。 〈高知の主な産業は生活保護〉だそうだ。(笑) 最近、地方をdisって盛り上げるのが流行っているのか? 夜。 2号くんが来て、民放のバラエティ番組に付き合わされる。 むかし1度ヒットしたものの、その後はまったく売れずにいたアンヴィルというロックバンドが、日本で公演を行ったら幕張 の広い会場を観客で埋めた……という密着ドキュメント。 調べたら、どうやら番組で使用された映像は「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」というドキュメンタリー映画のもの であるようだ。 1984年に、日本の西武ライオンズ球場で開かれた「スーパー・ロック・フェスティバル」に、ボン・ジョヴィらと並んで 招待されたカナダのヘヴィメタルバンド「アンヴィル」は、その後まったく鳴かず飛ばず。 ヨーロッパツアーに出かけるも、ろくな扱いを受けない。 人気が出ないのは録音が悪いからだと考えて、かつてのデビュー・アルバムのプロデューサーに掛け合い、家族から借金まで して完成した新アルバムのCDを完成させるも、どこへ持っていってもろくに聴いてすらもらえない。 そこへ日本のプロモーターから連絡が入り、幕張メッセで開催される「LOUD PARK06」への出演を依頼され、そこ で2万人の熱狂的な観客に迎えられるのだった。 監督は、「ターミナル」(スティーヴン・スピルバーグ監督 トム・ハンクス出演)の脚本を書いたサーシャ・ガヴァシで、 2012年にアンソニー・ホプキンス主演の「ヒッチコック」で監督デビューしていた。 そして、1980年代(つまりアンヴィルの絶頂期)に彼らのロードマネージャー(付き人みたいなものか?)だった人なの だそうだ。 ちなみに「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」は、インディペンデント・スピリット賞で最優秀ドキュメンタリー賞、 最優秀音楽賞、国際ドキュメンタリー協会賞最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。 最高のドキュメンタリー映画だと賞賛されたそうで、おかげでアンヴィルもメディアの注目を集めることになったらしい。 (付き人は大事にしておいた方が良いね) ふと思ったのだが、この人たちが最初に大ヒットしたのが西武ライオンズ球場での「スーパー・ロック・フェスティバル」。 復活したのが幕張メッセでの「LOUD PARK06」。 ということは、もういっそ日本を活動の拠点にした方が良くないか? ニュース。 本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大学特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞。 それはめでたい。 寝る。2018年9月分へ 目次へ
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