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独 り 言 (2018年8月分)
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2018年8月31日(土)
天気は今日も不安定。 昼。 ドラマ「スコーピオン」を観る。 今回は、海外の連続ドラマにありがちな「主人公の宿敵」っぽい人物が登場する回。 「宿敵」は他人の心を操るのが得意な男という設定。 主人公は、かつてそいつのせいで危険な目に遭った……というのだが、登場人物の会話から推察する「危険な目」というのが どうも「仕事にのめり込みすぎて寝食を忘れ、健康を損なった」というようなもの。 私が日本人である私には、その「宿敵」のどこがどう危険な人物であるのかが分からない。 そして肝心の「他人の心を操る能力」の方も、どうも不自然な雰囲気で「操られた」感じがしない。 そいつは「相手の自信を失わせる能力」を使うのだそうだが、自信を失ったぐらいで全てが崩壊するほど、人間全てが自信に 満ちて生きている前提なのか、アメリカ人? 午後。 図書館へ。 館内にいる時に雷雨の音を聞いたが、夕方に外に出ると道路は濡れていたが雨は止んでいた。 こんな風に天気が不安定だと、体調もおかしくなるので困る。 帰宅。 夕食は、炊いた飯に寿司酢を混ぜてスーパーの特売の刺身を乗せた「なんちゃって寿司」。 夜。 今日は堺三保さんのクラウドファウンディングの最終日。 夜中の12時に締め切ったのだが、2000万円を超える出資が集まったのだそうだ。 すごいね。 (ちなみに私は、この企画に1万と500円出資している) 寝る。
2018年8月30日(金)
朝起きると、顔が痛い。 正確には顎の辺りと首の後ろが、まるでアッパーカットでも受けたかのように痛い。 そして、なぜか枕元に置いてあった眼鏡のレンズに傷がついている。 昨日まではこんな傷はなかったはずなのに。 (深夜にUFOに誘拐された美女を取り戻すために戦った末に記憶を奪われたとか???) 昼。 「スコーピオン」を観てから家を出て、マクドナルドで食事。 中央図書館でテスト勉強をしてから帰宅する。 雲が厚くて日差しは強くないのだが、蒸し暑くて少し歩いただけで汗だくになった。 夜。 1号くんが来る。 例の事故物件に引越し、非常に快適に暮らしているのだそうだが、不動産屋に更新の手続きについて確認した際に、 「ずっとここに住み続けるつもりですか?」 と言われたという話は聞いていたが、なぜか近所の人にも同じことを言われたのだそうで、目下「オラ、ワクワクすっぞ!」 みたいな状態であるらしい。 「もしかしたら、君が連れて来た何かが私の眼鏡に傷をつけて行ったのかもしれないぞ」 と言ったら、 「救急車に連れて行かせればいい」 と、謎のアドバイスを受ける。 幽霊って、救急車で移動するものなのか? 走っている救急車に飛び乗ったり、飛び降りたりしている幽霊を想像したら、なんかカッコイイと思ってしまった。 一緒にネットでソフトバンクの新CMを観る。 「オリエント急行殺人事件」のパロディになっていて、犯人当てっぽいやつ。 「探偵が『犯人はこの中にいる』と言った瞬間に画面に映っていたのはスマホなので、たぶん犯人はユーチューバー」 というのが、私の推理なのだが、違うかな?(笑) 寝る。
2018年8月29日(木)
ニュース。 岐阜の病院でエアコンが故障し、修理業者が順番待ちだと言うので扇風機を回して待っていたら、患者4人が熱中症で死亡 したらしい。 岐阜と言えば、ともかく暑いので連日報道されていた地域。 そんな地域の体の弱った病人がたくさんいる建物で、スポットクーラーのレンタルもせずに扇風機って……。 昼。 ドラマ「スコーピオン」を観ていたら、高IQ者である登場人物が「メンサ」と馬鹿にされて怒るシーンがあった。 「メンサ」という言葉を良いイメージで使うドラマって少ないよな。 まあ、確かにアレな人間の集まりではあるし、マイノリティーだし、嘲笑の的にしやすいのかもしれないが。 (でも「メンサ」の人たちだって、一生懸命に生きているんだよ) 午後。 銀行、郵便局、100均を巡って帰宅。 ネットで、 〈装着するだけで通常視覚の約3倍の望遠効果が得られる「望遠コンタクトレンズ」が開発中〉 という記事を読む。 加齢黄斑変性症の患者向きの医療器具らしいが、SF的な妄想が広がってしまうな。 ニュース。 岐阜の病院の事件の続報。 死亡者が5人に増えたのだとか。 考えれば考えるほど恐ろしい事件だ。 寝る。
2018年8月28日(水)
曇り。 昼。 ドラマ「スコーピオン」の第2話を観る。(第1話は見損なった) 犯罪者と戦う高IQ者集団の話。 数学が出来ることで、小学校の先生から苛められる主人公の過去の回想がいい。 (学校の先生に好かれるのは「適度に出来る子」であって「過度に出来る子」ではない) そして登場人部のひとりの9歳の息子が、やはり高IQが理由で知的障害と間違えられるあたりもリアル。 (もちろんこの子も学校嫌いである) 今回の物語は、細菌を使った犯罪者と戦うために「潔癖性」というハンデを抱えるメンバーが細菌研究所に潜入するという 話だったのだが「潔癖性なら手袋ぐらい用意しておけよ」と思った。 午後。 図書館で試験勉強。 飽きたので、マンガのコーナーで手塚治虫の「地球の悪魔」を読む。 国家レベルの事業のアイデアが、実はその事業を提案した天才科学者の脳腫瘍の症状から生まれたものだったという話。 ……とまとめてしまって良いのかな? 村の少年が交通事故に遭った事件を皮切りに、地下要塞やらスパイやらが出て来るSF冒険活劇? 「地球の悪魔」の初出は1954年で、初出時のタイトルは「地球1954」で、物語の舞台も1954年の日本らしい。 終戦からまだ10年も経っていない時代なので、地下要塞やスパイの存在は現在よりリアルなものだったのだろう。 帰り道でちょっと雨に降られた。 不安定な天気。 ニュース。 南池袋の「シアターグリーン」を運営している仙行寺が、大仏を作ったのだそうだ。 高野区長が、観光スポットになりそうだと嬉しそうにインタビューに答えていた。 仙行寺、元は木造の寺院だったのだが、東日本大震災で柱をやられて改築……というか、わけのわからない建物に建て替え られていた。 (ニュース画面でもレポーターに「マンションみたい」的なことを言われていた) 「シアターグリーン」の仙行寺のやることなら「日蓮宗の寺に大仏」ぐらいで、いまさら驚いても仕方がないのかもしれない が、念のため、あれは「御本尊」ではないのだよね? (日蓮宗の御本尊は「南無妙法蓮華経」と書いた掛け軸のはず) 池袋、だんだんわけのわからない街になって行く。 その方が池袋らしくて、私は楽しいが。 寝る。
2018年8月27日(月)
朝。 台風が来ているようで、天気が不安定。 午前中。 レポートを提出。 悪天候の日には、パソコンをポチって提出できるシステムがありがたい。 午後。 ツィッターに「本日再放送される回の『謎解きはディナーのあとで』は面白いよ」という話が流れて来たので、見る。 ミステリー。 被害者は浴室で殺害されており、犯行現場のマンションの帽子置き場から帽子が1個なくなっていた。 犯人はなぜ帽子を盗んだのか? なぜその帽子でなくてはならなかったのか? 帽子はいまどこにあるのか? という謎を解いて、名探偵が犯人を特定する割と本格派のミステリーだった。 夕方。 雨は小降り。 池袋の三省堂まで行って「SFマガジン(10月号)」を買う。 先月(7月)の6日にゲンロンカフェで行われた【大森望のSF喫茶 #26】小川哲×飛浩隆×東浩紀×大森望「日本SFの 新たな地平――日本SF大賞同時受賞&『ゲームの王国』山本周五郎賞&『ポリフォニック・イリュージョン』刊行記念イベ ント」でのトークが収録されていたが、さすがはプロの編集者、小川先生が泥酔してレロレロ状態で喋ったアレが、あたかも まともな発言であるかのような形に直って掲載されていた。(笑) 夕刊。 自動運転のタクシーに客を乗せるという世界初の実験が都内で行われたそうだ。 スマホで予約して乗車するシステムのようで、ここにも「スマホは持っていて当たり前」の波が……。 夜。 雷鳴が轟き、何度か落雷の音が響いた。 フェイスブックで繋がっている川崎の方の人がすぐ目の前に落雷があったと書いていた。 そして埼玉の方でも落雷はひどかったらしい。 豊島区では蛍光灯がチラついた程度。 雨の中を1号くんが来る。 昨日、引っ越しを終えたばかりだそうで、 「部屋がまだ片付いていない」 のはともかく「プレゼント」みたいな顔で持って来たあれやそれやは、明らかに「引越しで出たいらないもの」だぞ。 池袋から練馬に引越した感想を聞くと、 「道を歩いている人が日本語を喋っているのに驚いた」 のだそうだ。 それは確かに……(^^; スマホをいじっていた1号くんが、変な叫び声をあげたので、何かと思ったら、 「さくらももこが死んだ!」 「ちびまるこちゃん」の作者。 死因は乳がんで、まだ50代前半であったらしい。 ニュース番組で「さくら先生の肉声」として流れた声が、アニメでちびまるこちゃんの役を演じていた声優のTARAKOさんの 声にそっくりなことに驚いた。 ご冥福をお祈り致します。 1号くんが帰ったので、寝る。
2018年8月26日(日)
朝。 昨夜の夜更かしで、寝不足。 午前中。 この間、オンラインで外国のゲームをインストールしたら、ノパソがやたらに熱くなるという不具合が発生して困っていた。 購入費用がもったいない気がしたが、機械に故障されても困るのでアンインストールすることにする。 外国のゲームソフトのアンインストールという操作には慣れていなかったのでネットでやり方を調べたところ、まず、“App cleaner”というソフトをダウンロードして、このソフトを使ってゴミ箱へ→「ゴミ箱を空に」の操作で良いと書いてあったの で、そのようにする。 これで機械の過熱状態が改善すると良いな。 昼前。 今日はメンサ・テスト合格者の会があるので家を出て、炎天下を会場まで歩く。 さすがに途中のコンビニで冷たいお茶を購入。 会場に着いて間もなく1本まるまる飲み干した。 夕方まで普通に例会に参加して、5時から懇親会。 会場となった北口の「テング酒場」は宴会が2組ほど入っていたのか、周囲が賑やか。 (8月の最終日曜日って何かあったっけ?) 帰りに2号くんの家に寄り、録画してあった「ゴールデンカムイ」を観る。 アイヌ民族が隠したという莫大な金塊を巡っての複数のグループによる争奪戦の物語。 宝の在り処を記した地図は、網走刑務所から集団脱走した死刑囚たちの体に刺青の形で彫ってあるという設定で、脱走中の 死刑囚なので、相手は当然、素性を隠して逃げ回っていることになり、しかも刺青は服で隠れた部分にある。 おまけに死刑囚になるような人間たちだから、危険な人物。 彼らを見つけて、倒して、地図の断片を集めないと宝の在り処はわからない。 また、刺青を手に入れると、自分自身もそれを狙う他のグループの標的にされるわけだ。 主人公は、逃げたり追いかけたり戦ったりを繰り返すことになるのだが、場所が北海道の山中なので争奪戦での敵以外にも 野生の獣に襲われたり、食料の調達をしなくてはならないという障害が存在する。 非常に面白いストーリーだ。 連続アニメの2本分を観て、帰宅。 寝る。
2018年8月25日(土)
晴天。 めちゃくちゃに暑い。 昼。 運動不足解消も兼ねて、佐藤編集長と千川(ローカルな地名ですいません。有楽町線で池袋から2駅目の駅)まで歩い て食事に行くことに。 要町(池袋と千川の間にある町)辺りの路地を歩いていたら、狭い道に大きなトラックが止まっていて、どうやら工事 をしているようだ。 そしてトラックの近くにある工事中の家の前には、なぜか「撮影禁止」という謎の注意書き。 (なんだ?) と、思ったら、黄色いTシャツを着た人が中から出て来て背中に「スタッフ」と書いてあった。 どうやら何かのロケをこの工事現場で行っていたようだ。 路地を抜け、千川にたどり着くが、暑さで死にそう。 ファミレスでハンバーグを食べて外に出たら、いきなり直射日光に照らされて汗が吹き出る。 あまりの暑さに、近くのスーパーマーケットに避難。 (なぜかスパイダーマンのコスプレをした人が手相占いの宣伝ビラを配っていた) 食品売り場に行ったら、今度はやたらに冷房が効きすぎて寒いというコントのような展開に。 寝具売り場で座布団を1枚買う。 受け取った釣り銭がなぜか熱くて、手のひらを軽く火傷する。 帰り道は、さすがに地下鉄。 家の近くの自販機でカルピスを買う。 取り出し口の金属が直射日光で熱せられていて、手の甲を軽く火傷する。 夜。 日テレの24時間テレビで「石森章太郎物語」をやるというので観る。 東京に出て来た石森先生の心の支えだった姉が病死して、姉思いの弟である石森先生がショックを受けるも、仲間の支 えによって立ち直るというストーリー。 石森先生のカッコ良さを際立たせる演出のためか、手塚治虫先生が情けないクズ男みたいに描かれていた。 深夜。 「はたらく細胞」を観る。 ドラマ的な要素は少なく、赤血球の仕事を解説した回だった。 未明。 なんだか眠れなかったので、そのまま「銀魂 ミツバ編」を観る。 江戸に出て来た沖田総悟の心の支えだった姉が病死して、姉思いの弟である沖田がショックを受けるも、仲間の支えに よって立ち直るというストーリー。 寝る。
2018年8月24日(金)
台風は通り過ぎたようだが、朝から胃の内側がヒリヒリと痛む。 胃腸そのものは、この間、検査をしたばかりなので気圧の変化のせいで自律神経系がおかしな信号を発しているのではないか と思うのだが、困ったものだ。 午後。 この間、コミックマーケットでブースを手伝った人から電話。 「テレビ局の人から、顔が映っても良いかと確認が来たのですが、別に良いですよね?」 という内容。 私が取材を受けたわけではなく、隣のブースでの取材(席で言うと、私の隣のさらに隣の、そのまた隣の人の取材)の際に、 背景に小さくちらっと顔が映ったかも知れないのだそうだ。 話を聞けば聞くほど「どーでも良いこと」なので「どーでも良いです」と返事をする。 それにしても、取材先だけではなく、取材先の隣のブースに座っていた人の連絡先まで調べて確認を取るのか? テレビ局の人、お疲れさん。 夕方から空想小説ワークショップ。 本日の講義は、物語の「結末」について。 来期も浅暮先生の講座が続くというので、受講を継続しようかと思う。 寝る。
2018年8月23日(木)
台風20号が来ているらしい。 朝刊の記事。 NASAが月の南極と北極に氷があるのを観測したと発表したそうだ。 〈これまでも、月表面に氷がある可能性は指摘されていたが、直接確認できたのは初めて〉 〈米国が中心となって進める新たな有人月面探査に勢いがつきそうだ〉 とのこと。 ムーンベースアルファのような恒久的な月面基地を作るとか? 午後。 シャワーを浴びてから床屋へ。 いわゆる10分床屋。 比較的空いているはずの2時過ぎに行ったのだが、それでも30分ぐらいは待たされた。 床屋のニュース動画で菅井きんさんが亡くなったことを知る。 92歳だと言うから大往生なのだろうが、なぜか「絶対に死なない人」みたいなイメージを持っていたので理不尽に驚いた。 床屋の冷房がきつくて(たぶん汗で髪の毛がひっつくと切りにくいからだろう)寒くなったので、暖かい屋外をゆっくり歩い て帰ろう……などと甘いことを考えて歩きだ出したら、当然の結果で汗が吹き出て来た。 湿度がひどく高い。 ニュースは台風情報ばかり。 夜になって四国の方に上陸したと言っていた。 なんだか今年は四国がずっと水攻めに遭っているような気がする。 夜半に外から雨の音が聞こえて来た。 台風、いよいよこっちにも来たか。 寝る。
2018年8月22日(水)
今朝の東京ローカル番組「モーニングCROSS」は、司会の堀潤氏が休みで、パックンが司会。 そしてゲストが取り上げた話題が「日米地協定」。 ドイツやイタリアなどの他の敗戦国と比較した日本の米軍に対する「地位」の低さに、アメリカ人のパックンが引いていた。 午前中。 昨日の晩から胃腸の具合が変で、食欲がない。 朝食はヨーグルトドリンクを1本飲んだだけ。 昼。 何か食べないといけないかと無理してカップ麺を口にしたら、吐き気に襲われる。 午後。 めまいと吐き気で動けない。 夕食。 佐藤編集長に電話で 「……というわけなので、ジュースと、あと何か消化に良い食べ物を買ってきてくれないか?」 と頼んだら「濃いめのカルピス」と、なぜか刺身を買って来てくれた。 「濃いめのカルピス」を飲む。 「カルピス」という商品名は「カルシウム+サルピス(サンスクリット語で「醍醐味」の意味)」から作った造語なのだと 大学で習った。 その時は、 (なぜわざわざサンスクリット語?) と、不思議だったのだが、インドの飲み物「ラッシー(ヨーグルトを牛乳で溶いた飲み物)」を飲んで、 (もしかして、これが元か?) と、思った。 釈尊が無理な断食でフラフラになっていた時にスジャータが差し出した「醍醐味」は、日本では「乳粥」とされているが、 彼女が釈尊に出会ったのは野外でのこと。 そんな時に偶然「乳粥」を持ち歩いていると考えるのは不自然なので「放牧中の牛の乳を搾って飲ませた」あるいは「自分 が飲むために用意していた飲み物を分けた」かどちらかではなかったのかと思う。 そう考えると「乳粥」よりは「ラッシー」のような飲み物であった可能性の方が高い気がする。 ……アホなことをだらだらと考えていないで、寝よう。
2018年8月21日(火)
朝。 ニュースで、アジア大会出場のためにインドネシアに行った日本の代表選手が「酒を飲んで不適切な行為」を行ったと言って いた。 (「不適切な行為」ってなんだ?) と、ネットで見たら「買春」だそうだ。 日本人の男はアジアでだらしない行動をとると、ただでさえ評判が悪いのに。 従軍慰安婦の件で日本を不利な状況に追い込んでいるのは、こういう「日本の男は下半身がだらしない」という印象を上塗 りしていく連中だろう。 ニュースでは「公式ユニフォームを着て歓楽街に行った」と、なせかそっちの方で叩いていたが、歓楽街に行っても買春は しないものなのだよ、良識があれば! 調べたら、選手は外出の際に公式ユニフォームを着用することが義務付けられているそうで、たぶんそれは「さすがに公式 ユニフォームを着てバカなことはしないだろう」という歯止めを期待してのルールなのだと思う。 でも「とことんバカ」には効果がなかったと。 午後。 図書館で、レポートの下書き。 夕方に帰宅する。 夜。 BSの「アナザーストーリーズ」でソニーのCDプレイヤー開発の話を観る。 変わり者の社員ばかりを集めたプロジェクト・チームの成功譚なのだが、笑ったのはそのチームの中心人物の言い草。 退社時刻とともに酒を取り出して飲み始め、 「就業規則に違反している」 という指摘に対して、 「よく読め、規則で禁止しているのは『酒気を帯びて社の門をくぐること』だ。中で飲んではいけないとは書いていない」 こういう脳みその人が、新しいことを考えつくのだね。 寝る。
2018年8月20日(月)
天気予報によれば、雨が降りそうなのだとか。 朝から妙な頭痛。 午後。 頭痛が続いている。 最初は低気圧のせいかと思ったのだが、どうやら服を整理した際のパラゾールが原因らしいと気づく 換気扇を回して空気を入れ替えたら、少し楽になった。 夕方。 2号くんが来て、 「防虫剤の臭いがする」 と言っていたので、実はかなりの濃度のパラゾール揮発ガスが充満していたのか? 揮発性の薬剤は、気温が高いときには危険なのかも。 夜。 NHKの「ファミリー・ヒストリー」を観る。 さだまさしの先祖の話。 彼の父親と祖父は、揃って旧日本軍のスパイだったのだね。 (これはトリビアか?) まさしの祖父はロシアで、父親は中国で諜報活動を行っていたらしい。 祖母は正体がバレてロシア兵に追われていた祖父を匿った料亭の女将だそうで、そのまま映画にできるような話。 母方の方は、祖父が音楽(尺八)に夢中になり、琵琶奏者の女性と結婚して家業(沖仲仕の元締め)を畳んでしまったために 家計が苦しかったそうだ。 嫁いで来たまさしの母親は、まさしへの音楽教育に熱心で、家が経済的に苦しい時でも彼を東京に行かせてまでバイオリンの レッスンを続けさせていたそうだが、そのさだまさし自身は高校の音楽科への入試に失敗。 その後、普通の大学へ通うようになったものの、作曲に夢中になって体を壊して中退してしまう。 そして故郷に帰った後に作曲した曲がヒットして、さだまさしは人気歌手になったのだそうだ。 さだまさし自身は、 「僕はこっち(母方)の血を受けているのですね」 と言っていたが、確かに彼の持つ雰囲気は「旧日本軍のスパイ」より「音楽好きの道楽息子」に近いな。(笑) ……寝よう。
2018年8月19日(日)
朝起きて、シャワーを浴びて、雑用系を済ませ、さて…… 昼前に、自転車を持って自転車屋へ。 鍵の交換をして貰う。 手伝って貰った佐藤編集長をドトールに誘って、お疲れさん会。 自転車って、持って歩くと以外と重いのだね。(^^; 帰りに100均に寄って鍵用のキーホルダーを買い(自転車屋で買おうとしたら、品切れだった)そこから図書館へ回ろうと して、ご期待通り道に迷う。 汗だくになって、どうにか図書館に到着。 パソコン席が埋まっていたので、近くの席でテキストを広げつつ席が空くのを伺い、空いた瞬間に移動。 この図書館のパソコン席は、もう少し増やしても良い気がする。 閉館のアナウンスが流れるまで館内にいて、帰宅。 1号くんが来て、一緒に夕食。 引越しの準備をしているそうなのでアマゾンのマーク入りのダンボール箱(笑)を進呈する。 夜。 池上解説番組は、終戦時の総理大臣鈴木貫太郎について。 元海軍軍令部長であった鈴木は、その後、侍従長を務めている時に二・二六事件で重傷を負ったが、襲撃した安藤輝三陸軍大 尉に対し、鈴木の妻たかが留めを刺さないように止め、彼らが帰った後に止血の処理をし、宮内庁に連絡して医師の手配を頼 んだのだそうで、実はこの電話が昭和天皇への二・二六事件の第一報になったらしい。 たかは、若い頃に昭和天皇の御養育係を務めていたのだそうで、宮内庁は勝手知ったる元職場。 とっさの時に、連絡を入れるのに躊躇しなかったのは、そのせいもあったのかも知れない。 番組を見た感じでは、いわゆる「終戦の御聖断」は、家族ぐるみで昭和天皇と交流の深かった鈴木貫太郎とのあうんの呼吸で 下されたものという印象。 陸軍の反対を押し切って彼を内閣総理大臣に任命した時点で、昭和天皇は戦争終結に向けて動き出していたのだろう。 鈴木の総理大臣就任に反対した東條英機は、終戦後、A級戦犯として処刑されている。 ところで、昭和20年8月15日の朝に、鈴木の家が襲撃されて自宅が全焼したという話は初耳だった。 どうでもいいこと。 襲撃犯が鈴木の家を見つけられずにもたついているうちに裏口から逃げて助かったという話のところで、 「普通の家だったので、見つけられなかったのだと思います」(鈴木の孫娘の道子さんのコメント) 「周囲もみんな立派なお屋敷ばかりだったので、見分けがつかなかったのでしょうね」(池上彰氏の解説) と、金持ちの感覚での「普通の家」と一般人の「普通の家」の違いに笑ってしまった。 寝る前に「はたらく細胞(第7話)」を観たら、まさかの鬱回だった。 今回の敵は「がん細胞」。 細菌なんかは分かりやすい悪者なのだが、がん細胞はある意味「身内」だからね。 鬱な気分で寝るのは嫌なので、ゲーム実況の動画を観て心穏やかになってから、寝る。
2018年8月18日(土)
午前中に雑用を済ませ、午後から図書館へ。 夕方頃に1号くんから電話がかかって来て、 「シャブシャブ食いに行かないか?」 ……というわけで、シャブシャブ屋へ。 だし汁を選べるシステムで、2種類のだし汁を選んで食べ放題コースを選択。 ひとつは普通のだし汁で、もう一つは1号くんの希望で豆乳にした。 2時間制の制限時間があるのだが、だし汁が熱するまでには時間がかかり、当然この「だし汁が沸くのを待っている時間」も 制限時間に入る。 ……と、ここで気がついたのだが「豆乳は、普通の水よりも早く沸く!」。 沸いた出し汁を見た店員がすかさずやって来て、 「だし汁が沸騰していますので」 と、火力を弱めるが、もうひとつのだし汁は、まだ沸いていない(間に仕切りがある1つの鍋を使っていた)わけで、 (これではだし汁の片方は、いつまで経っても熱湯にならないではないか!) そこで肉の追加を頼んで、すぐに火力を上げて貰い。 その後は、 「火力を弱めましょう」 「結構です!」 「だし汁を追加しましょう(水温が下がるので再び沸くまでに時間がかかる)」 「結構です!」 を、繰り返し、あとはひたすら肉の追加、追加、追加…… 肉をたっぷり堪能して帰宅し、ポケットの中を確かめたら自転車の鍵をどこかに落としていたのは食われた牛の祟りか? 9時から「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2018」を観る。 (稲垣吾郎さん、お元気そうで何より) ※このあと、ややネタバレあり。 第1話「見えない澱」 脚本:三宅隆太 演出:森脇智延 主演:神木隆之介 〈ストーリー〉 主人公は不動産屋の若手社員。 予算が少ないのに贅沢な希望を出して来る客に、事故物件を紹介した不動産屋だが……。 〈感想〉 「社員が書類上、短期間その部屋を借りたことにして告知義務を逃れる」というのは、実際にやっている不動産屋もありそう だね。 第2話「毟り取られた居場所」 脚本:鶴田法男、山上ちはる 演出:下畠優太 主演:菜々緒 〈ストーリー〉 主人公は病院の看護師。 母親を亡くして精神的に不安定になっていた主人公は、死んだ患者が大切にしていた鉢植えの竹を自宅に持ち帰ってしまうの だが……。 〈感想〉 主人公が精神的に不安定な時期だったというところが「エクソシスト」を連想させた。 第3話「ナニワ心霊道」 脚本:酒巻浩史 演出:森脇智延 主演:よしこ(ガンバレルーヤ) 〈ストーリー〉 芸人のよしこの実体験? まだ売れずにスナックでアルバイトをしていたよしこは、常連客が連れて来た若手社員と連絡先を交換する。 上司に言われて無理やり連絡先を交換したように見えたその若手社員から、ある日よしこに連絡があり、喜んで行ってみると 父親の遺品整理の手伝いで力仕事をさせられた。 と、ここまでだとただのネタ話になってしまうのだが、その時に男がプレゼントしてくれた「父の形見の数珠」を身につけた よしこは…… 〈感想〉 「食器棚のものが落ちたのは、場末のスナックで床が傾いていたからじゃないか?」と思ってしまった私。 そしてスナックのホステスと無理やり連絡先を交換させられた男と連絡がつかなくなるのは、別に怪奇現象じゃないから。 第4話「迷い道に憑く女」 脚本:酒巻浩史 演出:下畠優太 主演:平祐奈 〈ストーリー〉 主人公は、親の転勤で不本意に田舎に引っ越した女子高生。 下校の際に、普段とは違う人気のない山道を通ろうとしたところ、白い服の女に追いかけられて…… 〈感想〉 単に頭のおかしな人だったとかじゃないのだろうか? 第5話「姿見」 脚本:穂科エミ 演出:星野和成 出演:葵わかな 〈ストーリー〉 主人公はファミレスのウエイトレス。 同僚から姿見を譲って貰うが、その同僚のドッペルゲンガーが職場の人たちの間で頻繁に目撃されるようになり…… 〈感想〉 どうも「何かのドラマで見た話」という気がしたのだが。 事実だとすると、彼女の職場の人たちが悪意のある噂話が好きな連中で、同僚はターゲットにされていたとか? 第6話「果てからの念波」 脚本:酒巻浩史 演出:星野和成 出演:北村一輝 〈ストーリー〉 主人公はちょっとマニアな趣味を持つ会計士。 ある日、リサイクルショップで、年代物の短波ラジオを購入しするが、そのラジオはある周波数に合わせると人のうめき声の ような音が聞こえる。 気になって元の持ち主を訪ねた主人公だが…… 〈感想〉 ホラーというよりミステリーっぽいテイスト。 ラジオから「うめき声」を発生させるメカニズムの説明さえつければ、立派なミステリーになると思う。 ところで「あの一家が出る!」というキャッチがナレーションでが流れたのだが「あの一家」と言われても「カメラを止める な!」を観ていない人には、どの一家か分からなかっただろう。 周知という前提なのか「あの一家」? 念のため、確かに出ていた「あの一家」(笑)。 濱津隆之さんと、しゅはまはるみさんと、真魚さん、これを機にメジャーデビュー??? 眠くなったので、そろそろ寝ようか。 今夜は良い夢が見られそうだ。
2018年8月17日(金)
とても良い天気。 ニュース。 今月12日の午後8時半頃に大阪府警富田林(とんだばやし)署の留置場から逃げた容疑者が、まだ捕まっていないらしい。 逃げたのは弁護士との接見直後のようで、容疑者から「接見が終わったことは署員に自分が伝えるので、そのまま帰って欲し い」と言われた弁護士が、言われるままに接見の終了を署員に伝えず、かつ開けると鳴るはずの接見室のドアのブザーは電池 が取り外されていて鳴らなかったのだそうだ。 電池を取り外した理由について、署員は「接見が終わると弁護士がそれを伝えてくれるので必要ないと思って外した」と説明 しているそうだが、そんな理由でわざわざ装置を開けてまで電池を取り外すものだろうか? 接見室のドアと容疑者のいるスペースを隔てていた仕切りは、蹴ると簡単に外れるアクリル板。 ブザーの電池が取り外されたドアを出た容疑者は、たまたま置いてあった署員の靴に履き替え、たまたま置いてあった脚立を 使って塀を乗り越え、たまたまそこに停めてあった自転車に乗って逃走したのだとか。 なんとなく誰かが嘘をついているような気がしてしまうのは、ミステリーの読み過ぎか? 昼過ぎ。 家を出て図書館へ。 日差しは照りつけるようだが、湿度が低いので苦痛を感じるような暑さではない。 4時頃まで図書館にいて、帰宅。 夜。 アマゾンに発注した防災用ヘルメットが本日の8時に届く予定だとネットで知らせて来た。 最近、自然災害が多いので気になって買ったもの。 パソコン画面に「20時までに到着の予定」という通知が来たので待っていたのだが、届かない。 別に急ぐものでもないので、 (明日には着くかな?) と、思っていたら、パソコンの表示が「当初の到着予定時刻を過ぎました。問い合わせ先は〜」に変わる。 結局、荷物が届いたのは21時。 1時間ぐらい遅れてもどうということはないのだが「当初の到着予定時刻を過ぎました」の表示に、 (もしかして、ドライバーが事故にでも?) と、余計な心配をしてしまった。 到着予定時刻をあまり細かく通知するのも、良し悪しだね。 さて、届いたヘルメットにヘッドライトを付ける作業。 まずはドライバーでライトの電池ボックスを開けて、単四電池を3個入れる。 それから100均で買ったヘッドライトを付属のゴムバンドでヘルメットに付けるのだが、それだけだと滑って外れてしまう のでコードホルダー(電線を壁に這わせるときの固定金具)を5個ばかり上下逆さに貼り付けて留める。 至って簡単な作業で、15分ですべて終わった。 鏡を見て気づいたのだが、ヘッドライト付きのヘルメットって、被ると川口浩探検隊みたいになるね。 洞窟探検でもしようかな?(ヲイ!) 寝る。
2018年8月16日(木)
朝起きても、疲労から完全に回復していない。 これが50代も半ばを過ぎたということかな? 午後。 体の変な部分が筋肉痛。 普通に体を動かすと「そこが痛いか!」みたいなことになるので、何をするのも恐る恐る。 通常の三分の一の速度で(笑)作業を行う。 ワークショップの課題。 引っかかっていた部分を「外す」作業。 これで、上手く動くようになるかな? 動きが滑らか過ぎても「フック」がなくなるので、加減が難しい。 夜。 実写版「銀魂」をテレビで観る。 これ、映画館でも観たのだが娯楽映画として、かなり良い出来だと思うな。 近藤勲を演じた6代目中村勘九郎の役者魂にも感動したし。 (この人、マジで将来、人間国宝とかにならないかな?) 寝る。
2018年8月15日(水)
朝。 「モーニングCROSS」という番組をみていたら、ゲスト・コメンテーターが「カメラを止めるな!」という映画を絶賛していた。 最近、ネットでチラホラ目にするタイトル。 検索するとうちの近所(徒歩圏)の映画館で上映しているらしい。 なので、佐藤編集長を誘って映画館へ。 午前中にチケットを確保してから、昼食。 サイゼリアに褐色の肌をした美人のウエイトレスがいた。 インドかパキスタンからの留学生だろうか。 NHKのアナウンサー並みに綺麗な日本語で、仕事もテキパキしている。 不躾にならないように注意しつつ見とれる。 2時半頃に映画館(ロサ会館)へ入り、上映を待つ。 見回すと満席のようで、どうやら「人気の映画」という前評判は本当らしい。 映画学校の生徒の作品とかで、出演者に有名俳優がひとりも起用されていない。 いわゆる脚本と演出で見せるタイプの映画らしい。 なるほど、技術的に非常に困難であろうことに挑戦しているのが分かる。 物語の骨子は、人生に挫折し、我が子からも尊敬を得られなくなった主人公が、再チャレンジの機会を得て、家族や周囲に助 けられながらさまざまな困難を乗り越えた末に、ついに求められた仕事をやり遂げるという話。 すごく王道のストーリーなのである。 この映画の見所は、それをそのままやらなかったこと。 見事な「ひねり」が加えられ、その「ひねり」の部分が見所となっているのだ。 まあ、まずは技術的に難しいだろう撮影を「よくやったなあ」と言うのが感想。 そして、その困難さが伝わって来るがゆえに、観客は固唾を呑み、上映終了とともに場内に拍手が沸き起こる。 要は「客に感動を与えるのに成功してしている映画」なのである。 劇場内で販売されていたパンフレットに映画の脚本が丸ごと掲載されているので、映像制作を学びたい人にとっての良い教材 になると思う。 喫茶店でお茶を飲みながら感想を聞いたら、まったく前知識なしで観た佐藤編集長が、とても面白かったと言っていた。 私は、残念ながらネットで少しばかり情報を得てしまっていたのだが、それでも十分に楽しめる映画だった。 帰宅。 夕食後にNHKでドラマ「夜警」を観る。 安田顕主演のシリアスな心理ドラマ。 新人警官が刃物を手に人質をとった犯人に殺される。 警官は向かって来る犯人に向かって銃を発砲したのだが、犯人も最期の執念で警官に向かってナイフを振り下ろしたのだ。 英雄的殉職と見られた新人警官の死に、先輩警官である主人公は違和感を覚える。 新人警官は、ミスをすると姑息な手段でごまかそうとするような小心者だった。 その彼が……? さっくりまとめると「警察官に向いていない人が警察官になると本人も周囲も不幸だね」という話。 安田顕の演技力を楽しむドラマだった。 寝る。
2018年8月14日(火)
暑い。 気温が高いというより、蒸し暑い。 昨夜、徳島の阿波踊りで「総踊り」が行われたそうだ。 当たり前なことの気がするが、実はこの「総踊り」を徳島市長が中止するように申し入れていたのだとか。 理由は、人気の「総踊り」を実施されると、同時刻に開催される他の会場の入場チケットが売れなくなるからだそうだ。 関係のない地域に住む人間としては、 「阿波踊りって、つまりは盆踊りだろ? 盆踊りを金とって見せるって、そもそも変じゃね?」 という感覚になるのだが。 ちなみに池袋の「よさこい」は、池袋周辺の道路を閉鎖して行う大規模な祭りだが、入場料なんて取らない。 集まった見物客を相手に商売を行うことはあっても、踊りそのものはあくまで「集客の目玉」であって、誰でも無料で見物で きる仕組みになっている。 そして、その方が普通という気がするのだが。 午後。 ビックカメラに買い物へ。 暑い道を歩くだけで汗がどっと出て、買い物して定食屋でトンカツ定食を食べて帰って来ただけでぐったりしてしまった。 夜。 2号くんが来たので、 「昨日貸した同人誌『トンコメーテル流出事件』に書いてあった映画『女子ーズ』には、高畑充希や有村架純が出ていたのだ ぞ」 という話をしたら、 「誰、それ?」 という反応をされた。 (こいつは「知らないことは本当に知らない」奴なのだ) ちなみに「女子ーズ」とは、いわゆる特撮戦隊もののコメディで、その名の通り戦隊の全員が女子という設定。 但し、戦隊の指令官は男性で、名前は「チャールズ」というギリギリの線。 (誰かが愛称で「チャーリー」と呼んでしまったらアウトだろう) ネットに転がっていた裏話によると、当時から高畑充希はなかなかの女優で、チャールズを演じる佐藤二朗が「ヨシヒコ」の 仏のノリで繰り出すアドリブにアドリブ返しをやってのけ「素で慌てる佐藤二朗の反応」という面白い芝居を引き出している のだとか。 夜。 「世界仰天ニュース」という番組で、ネットのデマを鵜呑みにして弁護士相手に懲戒請求をした挙句に逆に訴えられた人の話 を取り上げていたが、この話題はもう少し掘り下げて欲しかったな。 ちなみにネットのデマとは、 ・この弁護士はある事件を担当した。 ・この事件で弁護を行うことは違法行為だ。 というもの。 どこがデマなのかと言うと、弁護を行うことは別に違法でもなんでもなく、そもそも懲戒請求を受けた弁護士は、その事件の 担当者ではなかったという根本的にすべてが間違った話だったのだ。 掘り下げて欲しかった内容とは、 ・懲戒請求を行った人が、それを行うと相手に自分の住所、氏名が伝えられるということを知らなかったということ。 ・デマを流した懲戒請求の発案者自身は、懲戒請求に参加していなかったということ。 など。 これをテレビでもっと言って欲しかった。 (どうやら懲戒請求者は、ネットで行う署名運動みたいなものかと思って参加したものらしい) 番組では、日常をつまらないと感じていた孤独な人が「共感できる心強い仲間とともに、大きな敵と闘っている自分」という 幻想を与えられ「つまらない日常を変えたい」と懲戒請求に署名したのだとまとめていた。 ええと…… そのつまらない日常がどうのというのは「面白い小説を読む」とかじゃ解決できない問題だったのかな? 寝る。
2018年8月13日(月)
朝。 昨日、アマゾンから届いていた箱を開ける。 ノパソが充電できるモバイルバッテリー。 (差し当たってバッテリー自体を充電するが、今日は外出はしないので実際に使用するのは後日ということで) それにしてもバッテリーがスマートフォン程度のサイズであることに驚いた。 こういうものがどんどん普及したら、将来的に電化製品の使い方は、コンセントに直に繋ぐのではなく、バッテリーに充電し て電化製品ごと持ち歩くというものに変わるんじゃ? 現在、だいたいどこの家庭にもある持ち歩けないような大型家電というと、テレビ、洗濯機、冷蔵庫ぐらいか? いまのところはテレビの大型化が進んでいるが、装着型のディスプレイが小型化、高性能化したら、メガネ感覚で常にモバイ ル・ディスプレイを装着しているのが普通の時代になって、テレビは逆に小型化して持ち歩きが普通になるのじゃないかな? さらに、洗濯はコインランドリー、食事は外食かコンビニ弁当という人が増えれば、個人の住宅から大型家電は消えるのでは ないだろうか……などとSF的な未来を想像してしまった。 (ちなみに、公共のレンタル・キッチンなら既にあるので「たまには手作り料理が食べたい」なんて人は、そこを利用すれば 良いと思う) 自動車はカーシェア、服はレンタルか、買っても着なくなったりサイズが合わなくなったら売って新しいものを買う。 本は電子書籍、ゲームもダウンロード。 そうなると収納のスペースが最小限で済むことになり、私物がスーツケース数個に収まってしまう人も出てくるかも。 安価な宿泊施設が増えれば、最小限の荷物以外をレンタル倉庫に預けて、その日の宿はネット予約で最寄りのホテルというこ とが可能になる。 そうして、朝起きたらサテライトオフィスに出勤……と、妄想は限りなく広がる。 午前中。 同人誌を読む。 読んで笑ったのが、島本和彦先生の『トンコメーテル流出事件』。 「トンコ」というのは、島本先生の漫画「アオイホノオ」に出てくるヒロインのこと。 ドラマ版「アオイホノオ」では、このトンコさんの役を山本美月さんが演じたのだが、この際に島本先生が作中の演出として トンコさんが「銀河鉄道999」のメーテルの格好で主人公の前に現れるというアイデアを出した。 ドラマ「アオイホノオ」の監督は、例の福田雄一さんなわけだが、どうやらこの「山本美月にメーテルの格好をさせる」とい うアイデアをとても気に入ってしまったようで、彼が演出するまったく別のドラマ「銀魂2−世にも奇妙な銀魂ちゃん−」に この「メーテルの格好をした山本美月」を登場させたいと思ったらしい。 (念のため。「銀魂」の作者は空知英秋というまったく別の漫画家) 基本的なことだが「メーテル」は、そもそも「銀河鉄道999」の登場人物。 そこで「銀河鉄道999」の作者である松本零士先生に使用許諾を求めたところ、その許諾は島本和彦に求めるべきだと言わ れたのだそうだ。 つまり「メーテル」の著作権は松本零士のものだが「山本美月にメーテルの格好をさせる」というアイデアの知的所有権は、 島本和彦の方にあるという理屈であるらしい。 なかなかややこしい。(笑) 昼。 暑さと疲労(さすがにね)で食欲不振。 コンビニのカルピスアイスを買って食べる。 ツィッターに流れて来た話。 食欲不振が続いている終末期の患者が、ガリガリ君しか食べられなくなったら危ないのだそうで、医療従事者の間の隠語で、 「ガリガリ君サイン」と呼ばれているらしいが、カルピスアイスはどうなんだろう? 午後。 いきなりの雷鳴。 そして雨の音。 (出かけなくて、良かった) 夕方。 2号くんが来て、私がコミケで入手して来た同人誌8冊を借りて行った。 夜。 1号くんが来て、私がコミケで入手して来てやった同人誌1冊を金を払って持って行った。 読むものが手元からなくなったので、寝る。
2018年8月12日(日)
コミケ3日目。 コミケというのは何かと言うと、コミックマーケットというイベントの略称で、いわゆる同人誌即売会。 商業的販路に乗せづらい書籍を、作者が自費で印刷、製本して販売するためのもので、商業デビューしていない作家や漫画家 の作品やニッチな分野の研究所や参考書等が売られているのだが、当然と言うべきなのか「過激すぎて商業的に発表できない エロ本」を作って売る輩も出てきて、むしろそっちの方で有名になってしまったイベント。 そのため、困ったことに、 「コミケで本を買ってくる」 と言うと、 「なるほど、エロ本を買いに行くのですね」 と言われる事態が生じてしまった。(^^; さて、そのコミケに行くために昼前に家を出る。 会場はビッグサイト(東京国際展示場)。 暑い中を歩くのは嫌なので「国際展示場正門駅」という、その名の通り国際展示場正門のすぐ前にある駅を目指す。 有楽町線で豊洲へ行き、そこでゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)に乗り換えてビッグサイト到着。 まずはプロ漫画家(島本和彦先生、田中圭一先生、一本木蛮先生)の出している同人誌を手に入れることに。 しかし、 (島本先生と田中先生は西館、一本木先生は東館かあ……) ご存知の方はご存知の通り、東京ビッグサイトの西館と東館の間には、かなりの距離がある。 おまけに人気の島本先生のブースは、売り切れの可能性が高い。 島本先生と田中先生、一本木先生は仲が良いので、絶対に相互委託(お互いの本を自分のブースで頒布すること)をしている はず……。 そこで最初の行き先を一本木先生のブースに定めたのだが、通路がものすごく混雑している。 人混みの中を2〜3歩、歩いては止まり、歩いては止まり、背の低い私にとって人混みとは人の壁の谷間。 天井が低く空気の流れのない通路に、汗をかいた小太りの男性がびっしり並んだ状態で、その真ん中に立つと呼吸する酸素に も不自由するような状態。 やっと吸える酸素が、汗(それも2〜3日は風呂に入っていない感じの男性の汗)の臭いで充満している。 スタッフが「もうダメだと思った人は、列を抜けて休んでください」と、盛んに呼びかけているところを見ると、やはり気を 失って倒れる人も多いのだろう。 感情を殺し、目は半眼、呼吸も最低数にして酸素消費を抑えながら前進。 水を持って来ておいて良かった。 ときどき水分補給をしながら、1歩、また1歩と進んで行く。 ようやく東館に到着。 天井が高くなり、空気が流れ始める。 ほっと息をついて歓声をあげた人もいる。 みんな、空気を吸えるって、こんなにありがたいことなんだぞ!(笑) 東館では作戦通り、島本先生の新刊3冊と、田中先生の新刊2冊、一本木先生の新刊2冊と既刊1冊を無事GET! その他、『あねご船長のプレジャーボート入門 東京水路をボートで走ろう 教科書にない、小型船舶の操縦と楽しみ方』、 『マンガで覚える英文法(改)第12巻 時制編』、『紅茶手帳』そして故水玉螢之丞画伯についての研究資料である『SF まで100000光年以上1000000光年未満』も手に入れる。 あとは、はるこんブースで椅子に座ってゆっくり休憩しよう……としていたら、1号くんからメール。 要は「コミケにいるなら同人誌を買って来て」という内容なのだが、リクエストの同人誌を頒布しているのは西館。 (何のために、綿密な作戦を立てて東館から動かなくて済むようにしたのだ!) ブースで荷物を預かってもらって、水だけ持って西館へ向かう。 遠い西館、長い通路、高い湿度と真夏の気温……。 やっとのことで同人誌を手に入れて戻ろうとしたら、混雑を避けるための1方通行で元来た道が使えない。 案内に従って歩いているうちにコスプレ撮影会の会場に迷いこんでしまい、ものすごい人混みの中を彷徨うことに。 汗は出ているのに、喉が渇かない。 (これは、塩分不足だ!) と、気づいて倒れる前にコンビニに向かおうとするのだが、目の前のコンビニまでの道の途中に撮影会用のロープが張られて いて前に進めない。 私と同じように迷い込んだ人が複数いるのか、 「こちらは出口ではありません! 後ろに回ってください!」 と、スタッフが叫んでいる。 ぐるっと回ってコンビニへ、 「塩飴みたいなものはありませんか?」 と聞いたが、売り切れっぽい。 「梅ぼしのシート」を見つけたので、これを購入する。 ブースに戻って塩を含んだシートを口に入れ、しばらくしたら喉の渇きを覚えて来た。 やっぱり熱中症には塩分も大事だね。 次回からは、忘れずに用意するようにしよう。 1号くんに頼まれた同人誌を買って来たと聞いた(荷物を預かってもらう際に事情を説明した)おっさん連中、 「いまどきの20代は、どんな本を読むのだ?」 と、興味津々。 ページを開いてみんなで読んでみるが、 「はて?」 「これは面白いのか?」 という反応。 (中年のおっさんが酔ってラブコメについて夢中で語るというストーリーの漫画だった) 20代の間では、きっとこういうのが抱腹絶倒のギャグ……なのか??? 4時に撤収。 新宿に飲みに行く。 駅ではぐれたりとイロイロあって、どうにか合流。 電車の中で、 「昔、コミケ帰りの人が日航機墜落事故で大勢亡くなった」 という話を聞かされる。 1985年8月12日、私は1日つくば博の会場にいて、外に出てタクシーに乗ったら運転手に、 「坂本九ちゃんがあんなことになって……」 と聞かされたのが、あのニュースについて知った第1報だった。(合掌) 新宿。 「馬鹿と煙」という店で飲む。 料理の美味しい店。 酒が進むとおバカなSF者が盛り上がり、 再来年のSF大会の相談を始めた。 (面白そうなら、私も参加しようかな?) 地下鉄で帰宅して、寝る。
2018年8月11日(土)
朝刊。 自民党総裁選の記事。 〈石破氏が出馬表明〉 「正直で公正、謙虚で丁寧な政治をつくりたい」 という石破氏のコメントは、極めてありきたりなものだと思うが、現政権が「正直でも公正でも謙虚でも丁寧でもない」と 批判を受けている現状から、ネットでは現政権への強い批判と受け止める向きも多いようだ。 石破さんは国会議員票が弱いから(前に出馬した時も、それで負けた)安倍さんは自分が負けるとは思っていないだろうと 思うけれどね。 午前中。 MOMO3号機の、クラウドファウンディングにポチる。 今度こそうまいこと飛んで行って欲しいな。 午後。 昨日、コミケ会場からネットで予約を入れたメンサ・テスト合格者の会のための会場に使用料を支払いに行く。 入金もネットでできるようにすれば楽なのだけれどな。 帰りに1号くんのアパートへ。 「三並良(みなみ・はじめ)の名前は、なぜ〈はじめ〉と読むのだ?」 と聞かれる。 三並良は、正岡子規の母親(八重)の従兄弟である。 つまり八重の母親(歌原重)の兄弟(歌原邁)とその妻(三並春)の間に生まれた子供で、母方の姓を継いだ人。 確かに、言われてみれば「良」という字に「はじめ」の意味はなさそうだ。 「終わり良ければすべて良し、初めも良ければみな良し〈みなみよし〉かなあ?」 と苦し紛れの駄洒落を言ったら、 「案外と、そんなものだったりして」 と、笑われた。 1号くん、良いアパートが見つかったとかで近々、引っ越す予定なんだとか。 「部屋で死体が見つかったとかで、家賃が格安なんだ」 とのこと。 (そりゃ、良かったね) 帰宅。 昨日、群馬県の防災ヘリコプターが墜落したそうだ。 そういえば、アメリカでも航空会社の従業員が航空機を盗んでF15戦闘機2機が緊急発進するという事件が起きたところ だ。(結局、航空機は墜落してしまったらしい) こういう事件が相次ぐと、飛行機って「落ちる」ものなのだとしみじみ思う。 明日は坂本九さんの命日。 寝る。
2018年8月10日(金)
朝。 コミケの売り子の手伝いでビッグサイトへ。 待ち合わせ場所は「サークル入場口E」で8時集合の予定だったのだが、道に迷いまくって、25分も遅刻する。 スタッフに道を聞いたのが間違いで、 「ここをまっすぐです」 と言われた道を行ったら通行止めでぐるっと迂回させられ、 「この道を左です」 と自信満々教えられた道を行ったら「サークル入場口B」に着いた。 結局、相手に入り口まで出てきてもらい、 「あらかじめ通行証(これがあればどのサークル入場口からも入れる)を郵送してもらうべきだったね」 を、今後の反省点とする。 そんなわけでブースに着くと既に設営は済んでいて、出だしから思い切り役立たず。(泣) さて、売り子の仕事なのだが、頒布するのはインディーズの特撮映画のDVD。 どうやら以前頒布していたものと比較して録音の質が良いものであるらしいのだが、その辺の知識がまるでない私には、何が どう良いのかさっぱり理解できず、当然、何の説明もできない。 売り子としても、役立たず。 どうでも良いこと。 隣のブースにテレビカメラが取材に来たので話を聞いていると、どうやら隣のサークルの人は催眠術を独学で勉強して、それ についてネットに上げ、興味を抱いてやって来た人たち(なぜか全員が若い女性)を実際に催眠術にかけた記録をDVD及び 同人誌にして頒布しているらしい。 話を聞いて興味を引かれたのか、レポーター、 「じゃあ、こいつ(そばにいたAD)に今ここで催眠術をかけることはできますか?」 と、質問、その場で催眠術の実演となった。 行ったのは、例の「握った手が開かなくなる」という催眠術。 これは有名なもので「どんなに力を入れても手が開かなくなる」と暗示をかけるというやつ。 念のため説明すると、人間は「握った手を開く」という動作を行う時には手の力を抜くもの。 それを巧妙に誘導して「手に力を入れて開かなくてはならない」と思い込ませるというトリック。 で、目の前でADの手のひらは……簡単に開いた。 催眠術師(?)、懸命に相手の手に力を入れさせようとするが、ことごとく失敗。 最終的にレポーターが、 「この人(そのブースの売り子の女性)に催眠術をかけることはできますか?」 と、助け舟を出す。 女性は、催眠術師(笑)がパチンと指を鳴らすと、一瞬でと意識を失い。 カメラの前でレポーターが「ほうっ!」と驚いてみせた。 (この映像、たぶん放映される時には編集が入るのだろうな) 面白そうなので、そこで頒布していた同人誌を3冊購入。 読んでみたら「自分の元を訪れた女性たちにいともたやすく催眠術をかけるのに成功した話」のレポートだった。 (信じるか信じないかは、あなた次第???) 私の個人的な感想を言わせて貰うと、この「催眠術師」は、極めて迎合的な性格の女性たちによって、逆に彼自身が催眠術に 成功していると思い込まされているのではないかという気がした。 いわゆる「信者の都合で教祖に祭り上げられてしまった人」のパターン。 さて、4時に撤収。 私はこれから池袋で空想小説ワークショップがあるので、撤収作業の途中で退出。 最後まで役立たず。 ゆりかもめと有楽町線を乗り継いで池袋へ。 前回に提出した課題についての講評を聞く。 廃墟に肝試しに行ったアホな大学生たちが殺人事件に巻き込まれる話なのだが、 「大学生は幽霊を捕まえるための道具を持っていかなあかんやろ」 と、意外な指摘を受ける。 「勝や」で飲んで帰宅。 寝る。
2018年8月9日(木)
スイッチが入ったままの扇風機を抱えて目を覚ました。 蒸し暑い日。 長崎への原爆投下は今日だった。 人類史上、最後の原爆投下。 ずっとそうあって欲しいものだ。 沖縄県知事が、昨夜病死したというニュースが報じられていた。 翁長雄志さん、死ぬまでよく戦った。 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に強く反対していた人。 (ちなみに、沖縄の米軍基地全てを排除しようとしたというのはデマ) この人、もともと自民党の人なのだよね。 古くからの自民党支持者としては、自民党の方が、この人を置いてどこかへ行っちゃったのだと言う気がするなあ。 ご冥福をお祈りします。 昼。 雨も止んだので図書館へ。 ドトールのサンドイッチで昼食。 店を出ると台風一過の青空が広がり、暑い。 図書館で2時間ほど過ごすが、レポート、進まず。 夕方。 あまりの暑さにコンビニでアイスを買って帰宅。 夜。 明日はコミケなので、シャワーを浴びて、寝る。
2018年8月8日(水)
朝。 台風接近中の雨の中、メンサ・テスト合格者の会の会場予約に行ったら、すでに部屋が全て埋まっていた。 強風で吹き付ける雨粒に濡れながら、トボトボと帰宅。 襟元が濡れた服を放置していたら、頭痛がして来た。 お湯のシャワーを首と肩にかけて血行を良くしてみるが、なんだか調子が変。 昼。 風邪薬を買いに駅前のドラッグストアへ。 空腹時に行ったのが悪かったのか、ついでにサンドイッチやら菓子パンやらを買い込んでしまった。 パンを食べて風邪薬を飲む。 風邪薬の困ったところは、副作用で眠くなること。 頭がボーッとして、レポートがまったく進まない。 夕方。 2号くんが来る。 「台風が接近しているので、会社に早く帰れと言われた」 のだそうだ。 ホワイト企業だな。(笑) (昭和の時代だと「台風が接近しているので会社を守るために泊まり込め」みたいなことを言う企業が普通にあったのだよ) 夜。 なんだか千葉の方が大変なことになっているようなので、そっちに住んでいる親戚にメールで安否確認。 今年の台風はスピードが遅いので、その分、1箇所に停滞する形になって被害も大きいらしい。 親戚から無事だと返信が来たので安心して、寝る。
2018年8月7日(火)
朝から天気がいまひとつ。 手足に出来た虫刺されの赤い斑点は、いまだに痒い。 今さらと思いつつ駅前のドラッグストアに「ムヒ」を買いに行く。 ついでに寝室用に殺虫剤不使用の殺虫スプレーも買う。 殺虫剤と比べると効きはイマイチだが毒性がなく、食品の近くでも使用出来るというやつなので寝具にかかっても問題ない という優れもの。(但し、火気厳禁) 帰宅。 「ムヒ」すごい! 塗ると即効で痒みが引く。 もっと早くに買って来れば良かった。 午後。 大学のレポート。 ……進まず。 ツィッターを覗いたら「六神合体ゴッドマーズ」というアニメについてが話題になっていた。 理由は、ドラマ版「この世界の片隅に」について、原作者のこうの史代氏が、 「でも大丈夫…『六神合体ゴッドマーズ』よりは原作に近いんじゃないかな!?」 と、コメントしたからであるそうだ。 この「六神合体ゴッドマーズ」、最近の若い人は知らないかも知れないが、昔の人気アニメである。 さて、話は変わるが横山光輝先生の「マーズ」という漫画を、私は連載当初の第1話から読んでいた。 その後、「六神合体ゴッドマーズ」というアニメが放映開始したのは知っていたが、この2つの作品に関連があると知ったの は、だいぶ後になってからだった……というぐらい、内容が違っていた。 つまり、こうの史代さん「無茶苦茶に改変されている」ということを遠まわしに言ったらしい。 ドラマ版の脚本担当は岡田惠和氏。 あの人に原作ものを書かせちゃいけないのだということが、どうして分からないのだろう? 「アルジャーノン」で懲りなかったのか? 完全に「私の世界」の人なんだよ、あの人は! 夜。 夕刊に俳優の津川雅彦が亡くなっていたという記事が載っていた。 「亡くなった」ではなく「亡くなっていた」というところがなんとも……。 今年の4月に、アルツハイマー型認知症を患っていた妻の朝丘雪路さんが亡くなったばかり。 合掌。 ……寝ようか。
2018年8月6日(月)
原爆忌。 朝。 歯を磨こうとして、右手が痛だるいのに気づく。 歯ブラシを動かそうとすると筋肉痛で上手くいかない。 先週のアレが、今頃になって効いた来たようだ。 午後。 『福家警部補の考察』(大倉崇裕 東京創元社)の「是枝哲の敗北」の登場人物、串田熊五郎のセリフが「刑事コロンボ」 の「逆転の構図」に出てきた浮浪者のセリフにそっくりなのが気になっていたので、作者のサイトで質問したらあれはコロ ンボの「オマージュ」なのだとすぐ回答してくれた。 (大倉先生、コロンボ好きだからなあ) 夜。 こうの史代の「夕凪の街 桜の国」がドラマ化されたというので観るが、冒頭の「本作りの夢を抱いて出版社に勤めていた ヒロインがリストラで営業に異動させられそうに……」とかいう原作にまったくないエピソードは必要だったか? それはそれで一つの物語ができるテーマなのに、被爆二世、三世の苦悩を描いた物語に付け足しのようにくっつけられて、 しかも何の解決もなしに終わるので、見ていて消化不良。 さて、本日のNHK特集は「被爆による遺伝子の異常は、子孫に遺伝するのか?」という研究を追ったドキュメンタリー。 どうやら当時のアメリカの研究者は「放射線被爆による遺伝子の異常が、子孫に遺伝する」という仮説に強い関心を抱いて いた模様。 番組の中では答えは出ていなかったが、画面には白血病で7歳で死んだ被爆二世の男の子の写真が映った。 この件についてちょっと補足。(2018.8.9) 番組では曖昧な結論になっていたが、現在、科学的に被爆の影響が確認されているのはあくまで「一世が被爆した時にお腹の中にいた子供」まで。 但し、その後に生まれた被爆二世、三世が精神的な不安を抱えなくてはならなかったということが、別の問題として存在する。 「夕凪の街 桜の国」の「原爆を落としたアメリカの兵隊さん」は、この子の死を喜んでくれただろうか? 自分が殺そうとした相手が死んだのだから、その死を喜ぶのは殺した側のマナーのような気がする。 (あなたすら喜んでくれないのならば、彼は何のために死んだのか?) 寝る。
2018年8月5日(日)
朝。 6時半に目を覚ます。 大阪では網戸のない建物に寝ていたので(おまけに換気のためにしばしば窓が開けられていた)気がつくと手足にいくつも 赤い斑点。 虫刺され専用薬の用意がないので、とりあえずマキロン。 この斑点は、もう何日も前から体にあったはずなのに痒いと感じなかったのは、精神的に緊張していたせいか? 昼。 アマゾンから『キミのお金はどこに消えるのか』(井上純一 角川書店)が届いたので、読む。 漫画で描かれた経済学の素人向け入門書。 経済学の素人である作者が、経済に詳しい人から聞いた経済の話を自分の妻(中国人)に解説するという形式なのだが、 この本の大きな特徴として、この妻が単なる「聞き手」ではないこと。 中国の経済発展を体験して来た彼女は、内容によっては夫より詳しいのだ。 この賢夫人にツッコミを入れられながら、「お金」の価値とは、物理的な「紙幣」や「貨幣」のことではなくそれの持つ 「信用」のことである……といった経済学の基礎についてを解説していくわけである。 お金が「消える」とは、例えば「Aさんに50万円のお金を貸している」=「Aさんに預けているだけで、私は50万円を 持っている」という状態が、「Aさんの破産によって貸した50万円が返してもらえなくなった」→「私の50万円が消え た」となることなのだね。 読んでわからなくなったのは、この経済学の基礎さえわかっていれば決してやらないはずの経済政策を日本政府が実行して いる理由。 ちなみに本の帯にある煽りは、著者の妻のセリフ「次、総理大臣になる人、このマンガ読むイイジャナイ?」である。 (本当になぜ、景気を良くしたい時に消費税を上げるのか、私にもさっぱりわからない) だって、 「消費税導入前1988年度と消費税ありで税収が確定した1989年度から1916年度までの平均を比べて、一般会計 の税収の金額は何%くらいになっているでしょう?」 「正解は……約98%です」(つまり消費税の導入後に税収が2%減った) なんだよ? 税金を増やして税収が減ったんじゃ意味がないどころか逆効果。 読んだ感想。 日本の景気を良くしたいなら、生活保護受給額を増やして、かつ受給基準も緩和するのが良いと思うな。 貯金する余裕のない人にお金を渡すと、すぐに使っちゃう(市場にお金を流通させる)から。 大勢の生活保護受給者にお金を渡せば、彼らは「内部留保」なんてことはしないから、経済が活性化するわけだ。 経済が活性化すれば、税収も増えるわけで、結果的に見て日本政府にとって安い投資になると思うのだが。 「節約は美徳」みたいな価値観を流布しつつ、景気を上向かせようとしているのがいまの日本なんじゃなかろうか? 景気という観点から見れば「渡した生活保護費をすぐに酒に変えて飲んじゃった? よくやった!」が正しいはずだ。 夕方からSF乱学講座。 薫子ちゃんから「堺三保さんが企画している映画の製作に乱学講座名義で資金を寄付しよう」という提案があり、特に誰も 反対する人がいなかったので、そのようにすることになる。 本日の講座は、「フカカイ(SFファン科学勉強会)創世記」というタイトルで、講師は、SF乱学者で乱学講座座長でも ある大宮信光さん。 内容は、 T フカカイ誕生秘話 U 誕生のきっかけになった「SF的意識」論とは V フカカイ貴人怪人列伝 W テーマの迷路・迷宮・舞酔路 ……の予定だったのだが。 〈フカカイ誕生秘話〉というのは、大宮さんの書いた論文に小松左京先生がツッコミを入れ、反論して来た大宮さんの相手 をするのを小松先生が面倒臭がったという話……のようだ。 「のよう」というのは、大宮さんの話は例によって例のごとく「〜で、〜で、〜で……」の繰り返しで話が着地しない。 しかも、 「すみません。それは何についての話ですか?」 と聞くと、 「何についての話なんだろう?」 という返事が返って来たりする。 この辺を追求しようとすると「まあいいや、この話は置いておいて……」で終わってしまう。 (まあ、これは毎度のことなので、もう馴れた) 〈誕生のきっかけになった「SF的意識」論とは〉というのは、大宮さんが若い頃に書いたという論文についてで、実際に その論文のコピーが配られたのだが、〈古来、ヒトの諸文明は、ヒトがヒトであることを越えんとする試みによって、離陸 せんとし、そして、にもかかわらず、その挫折のために、離陸せんとする姿勢のまま凝固した形態であった〉という、大宮 さん自身の持論から始まり、その発想の根拠ではなく、この持論を「前提」として展開されていく文章。 「その前提が、そもそも変じゃないですか?」 というツッコミを入れると、話が終わってしまうので、そういうツッコミは入れないというルール(?)。 しかし、そうすると、いくら考えても結論にたどり着かないわけで、 「つまりは、何が言いたいんですか?」 と聞くと、 「まあいいや、この話は置いておいて……」(って、ヲイ!) 〈フカカイ貴人怪人列伝〉は、大宮さんはよく知っているが参加者の大半が知らない誰かについて、大宮さんが抱いている 「印象」を抽象的に語る内容だった。 〈テーマの迷路・迷宮・舞酔路〉 もう、この講座そのものが十分にソレだった。(笑) 時間切れで続きの話はいつもの「包茶」で。 大宮さんが影響を受けたマルクス主義にについて、 「マルクスの間違いはなにかを書いている(24ページから)本がここにありますよ」 と、『キミのお金はどこに消えるのか』を見せたら、飲み会の会場を本が回ってしまったので、 「続きを読むなら自分で買うように」 と言って、回収。 最後にテーブルごとに自分の分のお金を払ったら、なぜか計算が合わない。 私のテーブルの計算をしたのは乱学講座の会計担当者だったのだが、大丈夫か? 家に帰って、寝る。
2018年8月4日(土)
朝。 体が動かない。 思いの外、疲労が蓄積していたようだ。 朝食は、昨日、新幹線の車内販売で買ったどらやき。 昼食はコンビニ弁当で済ませる。 ネットに接続。 ツィッターでは東京医科大学が女子が合格しづらいように入試の得点を操作していた話が話題になっていた。 入試の成績だけ見れば女子の方が成績が良いが、実際に医師として就職したのちに結婚等で離職する例が多いからだそうだが せっかく医師免許まで取った人が、結婚後には働けなくなる職場環境の方に問題があるとは思わないのだろうか? 「医師の仕事はブラックだから、女性には務まらない」って、自分の職場がブラックであることの方を問題だと思えよ。 「同じ医療現場で働く職員でも女性の多い看護師は1日に1回のシフトだが、医師は深夜勤の後に日勤が入るのが普通」とか 言ってるんじゃない! その勤務体制「普通」じゃないから。 それ、「我々医師はいつも寝不足でボーッとした頭で患者さんを診ています」と、胸を張って言っているようなもの。 「いつもボーッとしているから、誤診で患者を殺すのは当たり前」みたいな意味になるぞ。 そんな医師に診られたい患者はいないだろう。 医師は、もう少し「患者のため」を考えて勤務体制を改善して欲しいと思う。 夜。 池上解説番組は、トランプさんの関税の話。 アメリカの市場を守るためだと、EUや中国、日本からの輸入品の関税を大幅に引き上げることにしたトランプさん。 当然、EUと中国は報復関税をかけて、貿易戦争状態に。 (ただし日本だけは「トランプさんの機嫌を損ねるといけないから」と報復関税はかけないことにしたようだ) 中国とアメリカの関税引き上げの応酬は、そのアメリカへの輸出品の原料を中国に輸出している日本にとっても大きな影響を 与える問題なのだが、日本国内であまりその話をする人はいないよね。 こういうところが平和ボケ? (貿易戦争も戦争だ) 午後9時。 急激に眠くなって少し眠る。 目が覚めたら午前0時。 ネットで話題になっていた「はたらく細胞」というアニメの第1話が無料公開になっているのを発見。 初めて見るアニメだったが「二酸化炭素を肺に運ぼうとした赤血球が肺炎球菌に襲われ、危ないところを白血球に救われる」 というストーリーだった。 意外とエキサイティングな内容で面白かったのだが、白血球が肺炎球菌を倒すといった暴力シーンがあるので、子供に見せる にはちょっと向かないかな? 寝る。
2018年8月3日(金)
今日は私が東京へ帰る日。 地元の人から寿司を奢って貰う。 「大阪の寿司の味はどうですか?」 って、全国チェーンの回転寿司で聞かれても……(^^; (大阪の名物ってなんだろう?) と、人気の大阪土産をネットで検索してみる。 「粟おこし」……浅草の「雷おこし」との差異が分かりづらい。 「面白い恋人」……明らかに北海道の「白い恋人」のパクリやろ? 「大阪プチバナナ」……東京人の私に、これをどうコメントしろと? 土産を買うのはやめて(と言うか、そんな時間はなかった)新幹線に飛び乗る。 自由席だったが、余裕で座れた。 それはそうと、名古屋で乗って来て隣に座った小太りのおっさんが、やたらにフレンドリー。 特に会話を交わしたわけではないのだが(「ここ座って良いですか?」「どうぞ」とかそのレベル)新横浜で降りて行く時に とても親しげに「じゃあ、また」と挨拶される。 あなたに会うのは、私の人生でこれが最後だと思うのだが??? (思わず「口を滑らせたタイムトラベラー」というネタを考えてしまう) おっさんが降りた新横浜、土砂降り。 大阪を出るときはカンカン照りで、天気予報でも「本州上空は高気圧に覆われ……」とか言っていたのに。 「うひゃー!」 と、窓の外を見ていたら、新横浜で乗って来て隣の席に座った30代ぐらいの女性が、 「さっき雷が鳴って、急に降り出したのです」 と、フレンドリーに教えてくれる。 ちなみに、この人もぜんぜん知らない人。 彼女は品川で下車した。 (新幹線を1駅だけ乗って、隣の席の人にフレンドリー話しかけるのがブームなのだろうか?) 私も品川で降りて、山手線で池袋へ。 1号くん、2号くんを誘って居酒屋で飲む。 ついでに2号くんに誕生日プレゼント(100均で買った捺印マット)を渡す。 2号くんは、 「わあっ、これ欲しかったんだ!」 と、とても喜んでくれた。 帰宅。 疲れていたので、そのまま寝る。
2018年8月2日(木)
大阪4日目。 人を待つのがメインの日。 いろいろと準備をして、12時から13時の間に来る予定の人を待つ。 地元の人の情報によると「いつも来るのはほぼ12時」とのこと。 11時。 準備の人がやって来て、 「あと1時間で来ます」 と知らせてくれる。 12時。 待っている。 12時10分。 待っているうちに、部屋の時計が壊れる。 12時20分。 待ち続けている。 器用な奴が、時計を分解して直すと言い出す。 12時30分。 まだ待っている。 気がつくと、時計は分解されていた。 12時40分。 「なぜ来ないのだ?」 という声が上がる。 12時50分。 「昼食を先にしないか?」 という提案が出る。 13時。 「とりあえず、昼食にしよう」 という声が大きくなる。 13時3分。 昼食の準備、開始。 13時5分。 待ち人、到着。 「なぜ5分遅れたのか?」 と、 「なぜ5分待たなかった」 で、意見が分かれる。 13時30分。 来た人が帰り、ランチライム。 なんとなく落ち着きを取り戻す。 14時。 分解された時計は、まだ直らない。 14時30分。 時計はまだバラバラのまま。 14時50分。 さっき時計を直すと言っていた奴が、新しい時計を買いにヨドバシカメラに出かける。 15時30分。 ヨドバシカメラに行った奴から、時計をゲットしたという連絡が入る。 16時10分。 壊れた時計の代わりに新しい時計がデスクに置かれる。 見た目は前の時計とそっくりなので、事情を知らない人に「直ったのか?」と聞かれるが、アラーム時計がベル音に変わった 理由について、どう説明しよう? そもそも「SEIKO」が「RHYTHM」に変わっているし。(^^: 夜。 スカイプで東京と通話。 明日は東京に帰る予定。 寝る。
2018年8月1日(水)
大阪2日目。 午前中。 たこ焼きの差し入れがあったので、みんなで食べる。 「じゃんぼ総本店」というチェーン店のたこ焼きで、ふわふわで柔らかく非常に美味。 「最近、子供の数が減ったせいか、たこ焼き屋が減った」 と、地元の人。 どうやら大阪では「たこ焼き」は、子供の食べ物であるらしい。 ちなみに、池袋では「たこ焼き」はデパ地下の惣菜コーナーの一角で実演販売を行っている感じの食品。 午後。 2時間ほど仮眠。 夜。 スカイプで東京とのやり取り。 テレビ電話で会話ができるのがとても便利だ。 10時頃、仮眠室のベッドへ。 今夜もたぶん、睡眠は細切れになると思う。2018年7月分へ 目次へ
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