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独 り 言 (2018年1月分)
2018年2月分へ

2018年1月31日(水)
午前中。
(レポートをやらないとなあ……)
と、思いつつ雑用に追われる。

昼。
「ハワイ5−0 7」を観る。
今回のゲストは、007を思わせる風貌の英国人スパイ。
(どこかで見た顔だなあ)
と思ったら、ドラマ版「トランスポーター」で主役を演じたクリス・ヴァンスだった。

全体に007のパロディで、ヴァンスはジェームズ・ボンドっぽいスパイを見事に演じていたのだが、問題はあまりに見事
過ぎて貫禄で完全に主役を食ってしまったこと。
アレックス・オローリン演じるマクギャレット少佐が下っ端に見えてしまった。(^^;

(レポートをやらないとなあ……)
と、思いつつ、つい「ゲットバック 人質奪還」を観てしまう。
邦題が「人質奪還」なので、誰かが人質にとられるのかと思って見ていたら、誰も人質にはならなかった。

出だしは強盗に入られた男が正当防衛で強盗たちを殺して警察に電話するが、格闘の際に負った傷が元で、そのまま意識を
失ってしまう……というところから。

目が覚めると病院。
明らかな正当防衛なのに、警察は彼を拘束する。
理由は男の身元が怪しいから。
で、なぜ身元が怪しいのかというと……。

感想。(ネタバレ注意)
最初にアメリカから国際電話の1本も入れれば良かったのでは?
2016年製作の映画なので、通信手段がない時代ではない。
それなのに「いま飛行機でイギリスに向かっている」じゃないだろう。
(お陰で罪もない警官3人が病院送りにされる羽目に)

アメリカのプロレス団体WWEの系列会社が製作したそうで、悪役はプロレスラーが演じているのだとか。
よって、見所は格闘シーン。

主人公の敵のラスボスが、武器の密売組織の親玉で犯罪者なのだが、人間として気持ちは分かる。
信頼していた娘婿に騙された挙句、その男をブッ殺そうとしたら庇った愛娘の方が死んでしまい、せめて娘が産んだ孫娘を
自分の手元で育てたいというのが犯行の動機なのだから。
(まあ、やり方はいろいろとアレだったが)

彼が犯罪者でなかったら、主人公の方が絶対にひどい奴だ。
ラスボスの「私はお前を本当の息子のように思っていたんだ」に対する主人公の返事を聞きたいところ。

夜。
皆既月食だと言うので、9時半頃に見に行ったら、まだ三ヶ月みたいな状態だった。
根性がないので、寒いからと途中で部屋に入る。

湯たんぽで冷えた手足を温め、
(レポートをやらないとなあ……)
と、思いつつ、寝る。

2018年1月30日(火)
日経朝刊の1面。
〈外国人材と拓く〉というコラムの見出しが、いきなりショッキングなものだった。

〈いずれ誰も来ない国に〉

中国や韓国など日本周辺の国々で働く外国人労働者が増え、昔なら日本に来ていた人材がそれらの国に向かっているという
内容。
中国で働くフィリピン人女性によれば、支払われる賃金が、
〈日本よりも2割多い。中国の方が条件がずっと良い〉
とのことで、それなら日本より中国で働きたがる外国人労働者が増えるのも道理だ。

記事には、
〈外国人材に三顧の礼で来てもらわなければいけない時代が現実味を帯びる。待っていても経済力が引き寄せるというのは
もはや幻想だ〉
とか書かれていた。
イソップの「うさぎとかめ」じゃないが、ちょっと日本は油断しすぎていたようだ。

昼。
「ハワイ5ー0 7」の第1話を観る。
ストーリーよりもビルからビルへと跳び移っての追いかけっこがメインみたいなエピソード。

午後。
2号くんが来たので今日の「ハワイ5ー0」の話をしたら、
「それは〈パルクール〉といって、いま流行りのゲームなんだ」
と、教えてくれた。

〈パルクール〉をネットで調べたら英語では〈フリーランニング〉と言うそうで、走る・登る・跳ぶの3つの動作を中心に
周囲の環境を活かして行う運動のことらしい。
これ、失敗してビルから落ちて死亡したとかした場合、ビルの所有者への補償とかはどうするのだろう?
(「事故物件」になっちゃうよな?)

夜。
レポート、進まず。

「マツコの知らない世界」というバラエティ番組を見ていたら、
「海外で抹茶を原料としたお菓子などの人気が高まり、原料としての抹茶の需要が増えたため、これまで煎茶を作っていた
茶畑を抹茶用に転用するケースが出て来た」
と、言っていた。

外国の人には「緑色のお菓子」が珍しいのかな?
でも、私は抹茶は普通に飲んだ方が好きだなあ。

寝る。

2018年1月29日(月)
午前中。
外に出たら、日差しだけは暖かい。

帰宅して、昼に「エレメンタリー2」の最終回を観る。
やたら感情的になって怒鳴りまくるホームズと、冷静で気の強いワトソンのコンビが活躍するミステリーだった。

午後。
口直をしたくなり、ネットで「四つの署名」を読む。
コナン・ドイルの異人種(アンダマン諸島の先住民)への偏見が清々しいほどで、その容姿の醜さや性質の凶暴さが強調さ
れていたが、恐らくこの先住民とはアンダマン諸島に住むジャラワ族のことで、ジャワラ族と言えば日本人との遺伝子的類
似が言われている民族。
ついでに言うと、ジャラワ族は小柄なのが特徴なのだそうだが、江戸時代の日本人男性の平均身長は155センチほどだと
言われているから、小柄な体格は栄養状態が原因であるとも考えられるな。

夕方。
先日買った「梅ジャム」を食べる。
「復刻版」と書いてあるから、たぶん話題になっている元祖の奴とは違うのだろうが、だいたいの味は似ているはず。
生まれて初めて食べた「梅ジャム」は、減塩梅干しをペーストにしたような味だった。
はっきり言って、あんまり美味いもんじゃないな。

夜。
テレビで「今週また雪が降るかもしれない」と言っていた。
(やだなあ……)

ペットボトル湯たんぽで布団を温めてから、寝る。

2018年1月28日(日)
寒い。
ありえないほど、寒い。

服を4枚重ね着して、その上にコートを着ているのに、外に出ると寒い。
今日はメンサ・テスト合格者の会の年次会。
休むわけにはいかないのだ。

業務報告や会計報告、規約の改正についての会議。
終了後は、新年会。

日本の産業界において、ベテランの引退で技術の継承が途絶えて困っている問題について。
バブル崩壊後のリストラで、雇用年数の長い社員が対象とされた。
彼らは技術を若手に教えてしまうと自分がお払い箱になると恐れて技術の継承を嫌がった。
継承が行われないまま、やがて技術を持つ年代が定年を迎えてしまったということなのではないか……という話。

そこから、最近の日本のドラマやアニメは脚本が良くないのではないかという話へ。
脚本を書く技術の継承も途絶えているということなのか?

店の外に出ると、やっぱり寒い。
急いで家に帰ってペットボトル湯たんぽで布団を温めて、寝る。

2018年1月27日(土)
午前中。
充電が不安定になって来たので、電源ケーブルを昨日買った新しい物に取り替える。
不安定さが解消したので、やはり原因はケーブルにあったのだということだろう。

Apple社の電源ケーブルは、見た目はクールなのだが何しろ細い。
買って来たケーブルは、太くて無骨な他社製。
Macの電源ケーブルがダメになったのは今回が初めてじゃないので、Apple社にはもう少し改良を考えて欲しい。

午後。
東池袋へ。
サンシャイン60の中の駄菓子屋「1丁目1番地」へ。
「梅ジャムはありませんか?」
と、店員に聞いたら、
「ミンナ、サガシテル。デモ、モウナイ」
と、外国なまりの日本語で答えられた。
(やっぱり!)
せんべいに梅ジャム1個がセットになったものならあるというので、それを1袋買って店を出る。

なぜか1号くんから電話。
「近所のコンビニで店長が刺されたらしいよ」
と、物騒な話。

7時から「サンシャイン・クルーズクルーズ」で、空想小説ワークショップの新年会。
隣の席に座ったK山さんから「中国人は世界における大阪人である」という説を拝聴する。
自分の持つ文化を、他の土地へ行っても失わないどころか広めていくところが似ているのだそうだ。
「串カツ田中」での二次会まで参加して帰宅。

ネットでコンビニの事件を検索したら、事件が起きたのは昨夜の8時とのこと。
おにぎり2個を万引きした男が、経営者の男性に見つかって事務所に連れて行かれた際にナイフで襲いかかったらしい。
異変に気付いた30代の女性客が経営者の男性と一緒に取り押さえたのだそうだ。

ネットにニュース動画が上がっていて、その中に午前2時半に店に「休業中」の張り紙がされている映像と警官が付近で作業
している映像があった。
もしかして、私が昨夜、店の近くを通った時(11時半〜12時ぐらいの間だと思う)は、まだ事件の後始末をしている最中
だったのか?
怖いなあ。

寝る。

2018年1月26日(金)
朝からとても寒い。
昨夜はお湯の入ったペットボトルを古い靴下に突っ込んだものを布団の足元に入れて、ようやく眠った。
即席の湯たんぽである。

午後。
ノパソの充電が不安定なので、ビックカメラに電源ケーブルを買いに行く。
店に着いてからケーブル1本が2〜3000円もするという事実に愕然。
1番安いケーブルは、店頭で見ると売り切れ。
店員に聞いたら、
「入荷が本日なので、まだ倉庫で仕分けしていない商品の中にあるかも知れません」
とのこと。
探すのに時間がかかるかも知れないと言うので、どのぐらいかと聞いてみたら、
「これから探しに行き、見つかっても見つからなくても、ともかく5分以内にここに戻って参ります」
という返事。
時計を見ていたら、店員、本当に4分27秒で手にケーブルを持って戻って来た。
(さすがビッカメ!)
やや、ゼーゼーいっている店員からケーブルを受け取って精算。
彼のやり遂げた感のある表情が爽やかに眩しかった。

夕方。
空想小説ワークショップ。
第2回の今日は「テーマと状況設定」。
エンターテイメント小説におけるテーマとは何かという話。
浅暮先生の講義は密度が高い。

放課後の飲み会に出席してから帰宅。
池袋で西武線で何かトラブルがあったと騒いでいた。

エチカを歩いていたら、SF大会の関係者に会う。
そう言えば一昨日も同じ地下道で別のSF大会関係者に会ったな。
(SF者は池袋に集っているのか?)

寝る。

2018年1月25日(木)
朝。
ノパソを開いたら画面が真っ暗。
「なんじゃーこりゃー!」
と、素で叫びつつ電源ボタンを連打したら「充電:0%」の表示。
バッテリーがダメになっているのは知っていたが、ケーブルはちゃんと挿さっている。
パニクってなんとか電源を入れようとするが、パッと点いてはパタッと消え……の繰り返し。

ケーブルを何度も挿し直し、再起動を繰り返しているうちに、表示が「充電:1%」に。
そしてしばらくすると「充電:2%」。
どうにか使えるようになった。
しかし不調の原因は分からない。

午前中。
寒いので風呂に入ろうと風呂桶に水を入れたら、なんだか水の色が濁っている。
(茶色っぽい?)

台所の水道は、水の出方が悪いと思ったらフィルターが錆の粉みたいなもので詰まっている。
夜中に断水でも起きたのだろうか?

昼。
ニュースを見たら「昭和45年以来の寒さで、都内で水道管が凍って破裂する事故が続発」と言っていた。
家のアパートでは水道管は破裂しなかったようだが、やはり何か不具合があったみたいだ。

午後。
用があって2号くんに会ったら、買い物に付き合う羽目になる。
半年前に貸したゴム長を今日も履いて来たので、
「いい加減返せ」
と言ったら、
「他に履ける靴がない」
と答えられたので。
靴1足、1480円プラス税。

夕方。
帰り道がやたらに寒い。
コートを着ているのに寒さが肌まで沁みて来る。

夜。
「フランケンシュタインの誘惑」は、孤児院の子供達を実験台にした「モンスター・スタディ」の話題。

吃音は否定的な言葉によるプレッシャーで起こるという学説を実証するために、健康な孤児院の子供達に「お前は吃音だ」と
繰り返してプレッシャーを与える実験をした科学者がいた。

実験結果は、学説に対して否定的なものだったが、科学者は自分の説に固執し、この実験結果を公表しなかった。
さらにナチスの人体実験のニュースの影響で人体実験そのものが社会的に糾弾されるようになったため、実験を行ったという
事実も隠蔽した。

実験台になった子供達は、それが実験であったことを知らされないまま、科学者から受けた「吃音を治すための療法」という
嘘の説明を信じた孤児院の職員たちによって否定的な言葉を投げかけられ続けた。

彼の実験のことが明るみに出たのは、つい最近のことだった。
事実を知らされたときにすでに90代になっていた元被験者は「私は否定的な言葉を投げかけられ続けたことで、自分をダメ
な人間だと思い込み、抱いていた夢も全て諦めて生きた来た」と語っていた。

この「モンスター・スタディ」を行った学者の名前は、ウェンデル・ジョンソン。
言語療法の世界では、いまも「権威」とみなされている人なのだが。

寝る。

2018年1月24日(水)
午前中。
区役所へ手続きに。

窓口前の待合室は満員。
豊島区なので、やはり外国人が多い。
聞こえて来る言語に多いのはやはり中国語かな。
発音の特徴なのか、中国語と大阪弁は人混みの中でもはっきり聞き取れるのですぐ分かる。

自分の番号が電光掲示板に表示されるのを待っていたら、館内アナウンス。
避難訓練を行うらしい。
間も無く、非常ベルが鳴り響き、同時に「訓練です」の放送。
そして「居住区域(※)から出火」なんて声。

しかし……
ちょっと自分で想像して欲しい、アメリカとかフランスとかの役所に手続きに行ったとしよう。
外国語で、何やら聞きなれない単語のアナウンス(「避難訓練」なんて言葉は旅行中、あんまり聞かないよね?)に続いて、
いきなり非常事態っぽいアナウンスが聞こえて来たら……。

隣に座っていた中国人の団体が、慌てて立ち上がりかける。
(この人たちにパニックを起こされたら、フロア全体がパニックになりそう)

急いで「必殺! ジャパニーズ・スマイル」を炸裂させつつ、
「訓練です」
と言って、落ち着いて頂く。
騒ぎに気付いた区の職員が、飛んで来て、
「訓練です! 訓練です!」

気の毒だったのは、近くに座っていた東南アジアの方らしき肌の色の男性。
想像してみよう。
言葉の分からない外国での面倒臭い手続きで待たされ、めいっぱい緊張しているところに、いきなり非常ベル。
隣の集団が立ち上がりかけて、すぐに笑いながらまた腰を下ろし、誰も避難しないのに非常ベルは鳴り続けている。
何がどうしてどうなっているのか、彼にはさっぱり分からなかったのだろう。
あそこまで体を硬直させて座っている人を見たことはない。
(びっくりしたんだろうなあ)

豊島区も、これだけ外国人の多いところなのだから、避難訓練の時のアナウンスは外国語でも行った方が良いと思う。
そしてもちろん本番の場合も。

ところで、非常ベルが鳴っただけで、特に避難経路の説明とかはなかったわけだが、一体どういう訓練だったのだろう?
避難訓練で一番肝心なのは、区民の避難誘導である気がするのだが。

サンシャイン60通りのサイゼリアで昼食。
乱歩通り商店街を歩いていたら車道からシャラシャラという音がするので、見たら乾いたアスファルトの道路をタイヤにチェ
ーンを巻いた車が走っていた。
雪の積もった地域から走って来たのかな?

夕方。
2号くんのアパートに寄って録画しておいてもらった「エレメンタリー 2」を2人で観る。
「なんだかアメリカの国内情勢に合わせて、薬物患者の更生をテーマにした社会派ドラマみたいになっているんだ」
と説明してからビデオを再生したら、元依存症患者のミーティングのシーンからドラマが始まって、2号くん、大笑い。
(こんなの、シャーロック・ホームズじゃない!)

帰宅して、夕食。
自分が「バスカヴィル家の犬」を未読だったことに気づいて(ダイジェスト版を子供の頃に読んで、読んだ気になっていた)
「コンプリート・シャーロックホームズ」のサイトへ。

「バスカヴィル家の犬」を読みながら、寝る。

2018年1月23日(火)
朝。
どうせ積もった雪で自転車には乗れないだろうと、外出をやめる。

昨日の晩から、SF乱学講座関係でメールが回って来ている。
問い合わせフォームに「謎のメール」が届いたのでどうしようかという内容。

内容から見て、どう見てもH川書房という出版社に送るつもりだった「原稿」。
「それを、なぜ乱学講座に送って来たのか?」
「送り主はぜんぜん知らない人」
「ひょっとして、間違いメールと見せかけた危ないメール?」
……というわけで、メール会議が行われているわけだ。

念のため、H川書房が発行している「S○マ○ジン 2月号」を確認してみたら、読者投稿ページの最後に載っていたのが乱学
講座のメールアドレス。
誌面編集の関係で、ページの途中からイベント案内のコーナーになっていたからなのだが、もしかして乱学講座のメールアド
レスをH川書房のメールアドレスと間違えて送って来た???

ネットのニュースによると、アメリカでAIコンビニ「アマゾン ゴー」が開業したらしい。
アメリカでは、マクドナルドも店員の代わりにロボットを使うところがあるそうだ。
少子化に向かう日本でも、このシステムは早期に導入すべきだと思う。
そして、合わせてベーシック・インカムの導入も。

「そうすると人が働かなくなる」という意見もあるようだが、生活費に困らなければ働かないという人は、たぶん職場にいて
もあまり積極的に仕事はしない気がする。
やる気のない奴が嫌々やったために生じたミスを他の労働者がフォローすることで生じる損失を考えたら、むしろ働きたくな
い人には働いて貰わない方が良い場合もあるのではなかろうか?

世の中、ボランティア労働をせっせとやっている人もいるので「労働=金のため」というわけでもないようだし。
単純労働は機械に任せ、最低限の生活費があれば満足という人は働かなくていい、そういう社会はダメなのかな?

午後。
午後のロドショーで映画「ジキル&ハイド」を観る。
はロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説『ジキル博士とハイド氏』ではなく、ヴァレリー・マーティンの『メアリー・
ライリー/ジーキル&ハイドの恋』に方を原作とした作品で、ジキル博士とハイド氏を演じているのは、ジョン・マルコヴィ
ッチ。
私は「マルコヴィッチの穴」で、この俳優の存在を知り、「銀河ヒッチハイク・ガイド」で好きになった。

「ジキル&ハイド」は、『ジキル博士とハイド氏』の物語をジキル博士の屋敷で働くメイドの視点で描いた映画。
時間内に収めるためか、あまりに凄惨な場面はテレビ放映にふさわしくないと判断されたからか、どうもかなり重要なシーン
がカットされているようで、分かりにくかった。

ストーリー。
子供時代に父親から虐待を受けていたメアリーは、温厚な医師であるジキル博士に雇われて平穏な日々を送っている。
やがてジキル博士も聡明なメアリーに好意を抱くようになったが、博士にはある(ご存知の)秘密があった……。
原作のサブタイトルからも分かる通り、恋愛の要素の強い作品。
ハイドがなかなか魅力的な男として描かれている。
これはこれで良いんじゃないかと思える作品。
マルコヴィッチも出てるし。

夕方。
草津白根山が噴火して、訓練のために訪れていた自衛官が噴石に当たって死亡したというニュース。
なんという不運だろう。
訓練に行った先で火山の噴火に遭って死亡するなんて、予想もしていなかっただろう。
あまりに気の毒で言葉も出ない。

草津白根山は、ここ3000年間、噴火が起こっていなかった火山なのだそうだ。
休火山と言えども安心できないな。

夜。
アラスカ湾で18時32分頃にマグニチュード7.9の地震が発生したそうだ。
そしてフィリピンではマヨン山の火山活動が活発化しているという報道。
地球規模で何か起きているのではないかと不安になるな……。

寝る。

2018年1月22日(月)
朝。
(雨が降っているのかな?)
と、思いつつアパートの階段を降りると、降っていたのは雪だった。
見慣れた牡丹雪ではなく、粉雪。
つまり寒いわけだ。

傘を差して駅へ行き、地下鉄で市ヶ谷へ。
外に出たら雪は止んでいた。

さて授業。
テストは「ノートのみ披見可」だが、授業当日に試験なのでノート整理をしている時間がない。
どうするのかと言うと、授業のプリントをハサミで切ってノートに貼り付ける。
昼休みと試験前の休憩は、教室中でノリとハサミで楽しい工作。

試験時間は1時間。
「〜について説明しなさい」形式の問題が7問あって、そのうち4問を選んで解答するというもの。
授業でやった話だから、答えはノートに書いてある。
自分のノートのどこら辺にその話を書いたかを見つけて、書き写せば良いだけなのだが、手書きで書き写すのは以外と時間が
かかるもので、終了5分前にようやく4問の解答を書き写し終わって、試験終了。
要は、ノートをちゃんと取っているかどうかを確認する目的の試験だった。

5時に試験が終わって、外に出ようとしたら大雪。
市ヶ谷のサラリーマンは雪に慣れていない人が多いようで、地下鉄の入り口で雪の積もった傘をそのまま畳んで降りていく。
当然、階段を下りながら傘に積もった雪をバサバサ落としていく。
階段に雪が積もる。
滑りやすい。
降りるのが嫌だ。
地下鉄のホームに降りられない。
だから家に帰れない。
しょうがない、試験も終わったことだしそこらの居酒屋で……

ま、酔った勢いで帰って来たけどね。(笑)
サラリーマンの帰宅ラッシュの時間を外せば、地下鉄の階段の雪も溶けていたし。

寒いので、寝る。

2018年1月21日(日)
朝。
ケーブルをガチャガチャやっていたら、プリンターが直った。

とりあえず、大学へ行く。
5時まで授業。

帰宅して、明日のテストに備えてノート整理。
夜中の2時までかかって、さてプリントアウトを……と思ったら、またプリンターが接続できない状態に。
今度は、どこをガチャガチャやっても直らない。

しょうがないので、PDFに落としてコンビニでプリントアウト。
家に帰ると午前3時。
(今から寝て、明日ちゃんと目が覚めるかなあ……)

寝る。

2018年1月20日(土)
朝。
5時の目覚ましで目覚め、7時にもう1回目覚ましが鳴るのを聞いて、起きたのが7時20分。
7時半から「わろてんか」をしっかり観てからバタバタと支度をして8時に家を出る。
地下鉄で、大学に向かう。

駅を降りてから、駅から大学の校舎までの間にコンビニが1軒もないという事実に気づく。
遠回りをして昼食とお茶、ウイダーインゼリーを購入。

教室でこそっとウイダーインゼリーで朝食。
5時までみっちり授業。

帰宅。
PCで今日の復習をしてからプリントアウトしようとしたら、プリンターが接続されていないというエラー。
なんだか疲れがどっと出てしまった。
風呂に入って気分転換してから、アナログで今日の復習。

午前1時半になったので、寝る。

2018年1月19日(金)
朝。
なぜか5時に目を覚ます。
自分の睡眠サイクルが分からない。
そして、くしゃみがひどい。

昼。
頭痛がするのでロキソニンを飲む。

午後。
やや熱っぽいが、一応、図書館へ。
帰宅してレポートをプリントアウト。

明日から大学のスクーリングなので、その予習をしたかったのだが、体調が予想外の状態。
風邪かと思ったが、熱がないので、たぶん花粉。

今夜は風呂で体を暖かくして寝よう。

2018年1月18日(木)
寝坊した!
目が覚めたら8時半だった。
どうしてたっぷり寝た翌日に限ってこうなる?

昼。
本日の「エレメンタリー2」は、傲慢なレストレイド警部(ドラマでは元警部)に、ホームズが迷惑する話。
事件は、切り落とされた妻の耳を郵送された夫の話。
(まさかネズミの話じゃないだろうな?)
と、思ったら、やっぱりネズミの話だった。

午後。
図書館へ。
5時過ぎまで予習をして、帰り道で軽く飲んでから帰宅。

夜。
夕食を食べて風呂に入って出て来たら、ちょうど11時。
いつもは10時からEテレかBSの科学番組を見るので、うっかりして見損なったなと思いつつ改めて番組欄を確認したとこ
ろNHK総合の「クローズアップ現代+」で「#くいもん小さくなってませんか 食の“スモールチェンジ”裏事情」という話を
やっていたらしい。
見たかった。

タイトルから想像するに、最近ネットで話題の同じ食品のサイズや数量が減少しているという内容だったのだろう。
番組のホームページにあった紹介文によれば、
〈原因を探ると、円安による原料高騰や、世界的な需要の高まりによって食材の奪い合いで苦しむメーカーの姿が見えてきた〉
原料が高騰しているのに消費が低迷しているのが原因ということかな?
「食材の奪い合いで苦しむメーカー」って、昔の未来SFに出て来た食糧難の話みたいだ。
給料は上がらないのに、同じ値段で買える食べ物の値段が目に見えない形で値上がりしていく……。
地味にホラーだな。

寝る。

2018年1月17日(水)
昨夜は何だか眠れなくて、布団の中で朝の4時まで悶々としていた。

天気も悪くて、窓の外が暗い。
寝不足でボーッとした頭でのルーティンワーク。
無駄なミスが多くて、効率が悪い。

ツィッターに「うなぎ絶滅の危機」というツィートがやたらに回って来る。
だから庶民向けのスーパーやコンビニでは、本物のうなぎの代わりに「うなぎかまぼこ」でも売れば良いのだ。
庶民にまでうなぎを届けようなどとするから乱獲が起きるのだ。
定食屋の季節メニューのうな丼にまで、本物のうなぎを使う必要はないんだよ。
「うなかま丼」で十分じゃないか。

ちなみに私はセブンイレブンの「香り箱の寿司」(かにかまを使った寿司)が好きだ。
だからコンビニが「うなかま丼」の販売を開始したら喜んで買うつもりでいる。

午後1時半。
寝ているのか起きているのか分からない状態での作業があまりにも効率が悪いので、思い切ってちゃんと寝ることにする。

……細切れの悪夢をいくつも見た。
ゆうべ眠れなかったのは、気づかないうちに何らかのストレスを感じていたということなのだろうか?

目をさますと、時計が4時を指していた。
あたりも暗いし、午前4時かと思い、なぜこんな時間に目覚めたのだろうかと記憶を辿る。
ひどく汗をかいていた。
嫌な夢の断片が頭の中に浮かではすうっと消える。

テレビをつけて、今が夕方であることを確認。
外は雨らしい。
道理で薄暗いはずだ。

ネットのニュースを辿っていて長野県佐久穂町の「佐久高原ケーブルビジョン」が、今月15日に放送を停止したという記事
をみつける。
「佐久高原ケーブルビジョン」は、2015年3月に「デジタル化への設備投資が難しい」という理由で放送事業を廃止する
意向を町側に伝えたが、町は事業継続を要請。
「佐久高原ケーブルビジョン」の社長によれば、町が放送を引き継ぐからと放送設備の無償譲渡を申し入れて来ておきながら
その後、撤回したという経緯があるらしい。

読売新聞電子版の記事(2018年01月17日 07時59分)に掲載されていた「佐久高原ケーブルビジョンとみられる建物」の写
真が工事現場で見かけるようなプレハブ小屋みたいな建物で驚いた。

つまり「採算が合わないので事業を廃止したい」と言っているテレビ局に佐久穂町が「事業を引き継ぐから設備はタダでよこ
せ。やっぱりやめた。事業を継続しろ」とやっていたら、テレビ局側がキレて放送中止を強行したということかな?

どっちが悪いかと言えば町が悪いのだろうが、町の側も金がなかったのだろう。
こういう自治体としての機能を果たせなくなった自治体は維持するより他の自治体と合併して、元の町役場は「○○地域町民
事務所」みたいな形で運営するのが良いと思うのだけどね。
合わせて他の地域への移住や高齢者の施設入居に助成金を出すことで、大きな地域全体でのコンパクトシティ化を促進する。

日本は現実に人口が減少しているのに人口減少を「悪いこと」と捉えて「人口を減少させない」ばかりを言っているが、そろ
そろ「人口が減少してもやっていける国づくり」の方に考えをシフトすべきなんじゃないかな。

風呂に入って、寝る。

2018年1月16日(火)
午前中。
部屋にいてずっと寒いなと思っていて、午後に外に出たら暖かかった。
これだから日当たりの悪いアパートは嫌だ。

午前中。
フェイスブックで、昨日の「Youは何しに日本へ?」の映像に大森望先生が映り込んでいたことを知る。
取材対象の黒人女性がアイドルのコンサートを観に行った先で、同じ舞台を観に来ていた大森先生がバックに映っていたのだとか。
もっと良く見ておけばよかった。(笑)

午後。
図書館でレポートを仕上げ、授業の予習をしていたら、2号くんから電話。
駅前で待ち合わせて、2号くんのアパートへ。
野暮用を済ませてから、Netflixでドラマ「モブサイコ100」の第1話を観る。

主人公の性格が原作に比べて卑屈な感じなのがちょっと嫌だった。
(原作では、素直でおおらかな性格)

2号くんは、マドンナ役の女の子がクソ女になっているのが嫌だと言っていた。
このマドンナ、原作では一本芯の通った女の子だったのが、アニメ版では単に可愛い女の子になり、そしてドラマ版では顔は
可愛いがバカな女になっていた。

漫画 → アニメ → ドラマと、読者(視聴者)層が広かるに従って、オタク好みの女の子から最近の言葉で言う「ウェーイ系」
の男子の好みの女の子に変化している感じ?
(主人公が彼女に好きになって貰うために懸命に自分を高め、成長して行くところが好きだったのだがなあ)

2号くんの家で夕食を食べて帰宅。
寝る。

2018年1月15日(月)
朝。
民放のニュース番組で、トランプ大統領の失言が取り上げられていた。
例の “Shithole” なる単語を含む発言を、アメリカ人のタレントが読み上げるように言われ、分かりやすく嫌がっていた。
意味は日本語で言うと「クソ溜め」が最も近いそうで、確かにアメリカ大統領が他の国連加盟国を「クソ溜めみたいな国」
と表現したら、まずいよな。

この発言は非公式なもので、トランプ大統領自身はこの件に関して「言ってない」と言っているそうだが、周りにいた人の
方は「聞いた」と言っているので、真偽のほどは分からない。

昼。
「エレメンタリー2」は、事件の解決より仲間の薬物依存患者を助けることを優先するホームズ。
このようにしてホームズは身勝手な性格を少しずつ直して思いやりの心を身につけていき、微笑みながら彼の成長を温かく
見守るワトソンなのであった……。
(だからなぜ主人公に、シャーロック・ホームズという名を付けた?)

午後。
図書館へ。

夕方、帰宅。
昨日の午後に郵便受けに届いていたっぽい『素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック』(シド・フィール
ド著 安藤紘平、加藤正人、小林美也子監修 菊池淳子訳 フィルムアート社)と夕刊、そして今朝の朝刊を持って部屋に
入る。(^^;

長いタイトルの本だが、たぶんサブタイトルの「シド・フィールドの脚本術2」と言った方が分かりやすい脚本家のための
テキスト。
今期の空想小説ワークショップでは、この本がテキストに使われるのだそうだ。

夜。
ニュースを見て途中でチャンネルを変えたら「Youは何しに日本へ?」という番組をやっていた。
アイドルを読め見て来日したという黒人女性。
なんだか扱いがバカにした印象で不快になったので、すぐに消す。

夕食後。
風呂を沸かして、さて入ろうとしたら電話がかかって来て1時間ぐらい掴まってしまった。
今夜は早く寝るつもりだったのに。

結局、風呂を出たら0時近くになってしまったので、急いで布団に入って、寝る。

2018年1月14日(日)
ここのところ体調がイマイチ。
花粉にまだ体が慣れていないのだと思う。

午後。
2号くんが来る。
昨日、鎌倉で行われた茶会に出たというので、
「どうだった?」
と、聞いたら、
「茶菓子が通常の3倍の大きさだった。柏餅かと思ったら、ごぼうが……」
って、
「いや、掛け軸とか、生けてあった花とかは?」
と、質問すると、
「掛け軸は、なんか亀。あと花じゃなくて、結んであるなんか」
「なんか」ばかりでわからない。

「その『結んであるなんか』というのは何だ?」
「本当はもっと長い方がいいって、先生が言ってた」
「だから、何が?」
「植物っぽいやつ」
……説明がわかりにくいので、スケッチブックを渡す。(やつは一応イラストレーターなので)

正解は「結び柳」だった。
せっかくの初釜が、こいつの頭に残っていたのは茶菓子だけだったようだ。

そのあと、アニメの話をしていたら「ビューティフル・ドリーマー」を観ていなというのでストーリーを簡単に説明したら、
「それ、『うる星やつら』じゃないじゃん。普通のSFじゃん」
と言われる。
(まあ、そうかな?)
2号くんはなんでかファースト・ガンダムのテレビ版と劇場版の違いについて熱く語っていた。

夜。
早めに風呂に入って寝ようかと思ったらタモリの番組で、腸内フローラとアレルギーの話をしていたので、つい見てしまう。
最近、腸内フローラとうものは、かなり注目されているようだ。
長年の食物繊維の多い食文化のせいで、日本人の腸内細菌(善玉)には食物繊維をエネルギー源としているものが多いのだ
とか。
アレルギー体質の青年が、出家して寺で食物繊維の多い食事を摂るようになったら症状が改善された由。
そこで修行僧たちの腸内細菌を調べるために大便の採取容器を配布したのだが、さすがお坊さん、採取容器を受け取る際に
全員が合掌。
……番組の趣旨とぜんぜん関係ないところで、大爆笑してしまった。

寝る。

2018年1月13日(土)
豊島区は晴天だが、雪が降っている地方もあるらしい。
日本は広い。

実は雪がとても苦手。
だから南関東より北には住めない。

午前中。
2号くんが来る。
「和服用のコートって持ってないか?」
と聞かれたので、とりあえず持っていたポンチョを貸す。
晴れてはいるが、寒いのだ。

午後。
パソコンを開いていて、気がついたら眠っていた。

テレビをつけたら、舞台劇「トロイ戦争は起こらない」をやっていて、何となく最後まで観てしまう。
舞台はトロイ戦争の開戦直前のトロイ。
パリスの兄であるヘクトールは、戦争を回避しようとするが……。

戦争を防ぐ困難さと、敢えてそれに挑むヘクトールの苦悩を現代の世相になぞらえて描いた作品。
なので、トロイの英雄であるヘクトールが、現代風の軍服姿であったりする。
戦争というのは、頑張って防いでいないと、簡単に起こってしまうものだという物語。

夜。
早めに寝たつもりが、夜中に目が覚めてしまう。
(午前3時ぐらい)

眠れなくなってしまったので、ニコ動で「ポプテピピック」の第2話を観る。
アニメと実写をうまく使った実験的な番組で、15分のアニメを声優を入れ替えて2度流す構成は第1回と同じ。
私は実写パートの、声優がプロデューサーにキレる話が好きだな。

寝よう。
今度こそ、本気で寝よう。

2018年1月12日(金)
朝。
寒いので毛布を何枚か重ねがけしているのだが、上の方の2枚ぐらいは触るとヒヤリとする感じ。

くしゃみと涙目は、花粉のせいだろうな。
目薬でなんとか対応。

昼。
本日の「エレメンタリー2」は、惚れた女に振り回されるホームズの話。
だからホームズの名前を使うなと……。

今日は夕方から空想小説ワークショップ。
今期から講師が浅暮三文先生に。
ご自分でもおっしゃっていたが、名前がやや難読。
「あさぐれ・みつふみ」と、なかなか正しく読んで貰えないらしい。

浅暮先生、レジュメを用意して、すごくきちんとした講義を行ってくれた。
さすが『10センチの空』(徳間書店)の作者。
本当に真面目な方なんである。
(見た目は「関西弁で喋るブラック魔王」だが)

今回は「物語の構造と構成」。
「小説とはなにか」から始まって「なぜ構成が必要か」「構成とはなにか=どうかくのかを学ぶ」という流れから三幕構成の
話へ。
密度の高い講義で、私は久しぶりに講義中目を覚ましていた。(ヲイヲイ)

帰りに「四十八漁場」で飲む。
仕事の都合で今日の講義に間に合わなかったH川さんが参加。
浅暮先生、H川さんにもレジュメを渡し、その他の受講生にも課外授業。
すごく充実した講義だった。

唯一の問題は、初講義のグレさんの緊張が伝わって来て、こっちまで肩が凝った点。(^^;
(大丈夫! あなたはイケる!)

帰宅。
コートのままウトウトしてしまい、途中で気がついて着替えて布団に入り、寝る。

2018年1月11日(木)
午前中。
2号くんが来たのでついでに「SFマガジン 2月号」を買って来てもらう。
昨年の12月に発売された号。
雑誌の「○月号」と発売日がずれるのは、もはや普通のことなのだが隔月刊の場合には、まだ違和感がある。
特に1月に2月発売の4月号の「エトセトラ」の原稿を送るというような作業をやっていると、
(ええと……何月だっけ?)
という感じになるのだ。

そして、いま気がついたのだが、最近の「SFマガジン」の2月号って薄いのだな。
薄いというか、普通の厚みなのだが、なんだか「2月号は特集号で厚い」という思い込みがあった。
あれはたぶん月刊のときは2月号が1月(つまり正月)に発売されていたからだったのだろうな。
暮れの12月に特集号を作るのは、ちょっと無理なのか。

午後。
図書館へ。
ポカポカ陽気。

7時前まで館内にいて、外に出たら寒い!
帰宅。
「所さん、大変ですよ!」というバラエティ番組を見る。
高齢者についての特集。

とある工場で生産性向上のために操業時刻を朝の5時からにしようとした。
しかし、工員を募集しても、そんな早い時刻からのシフトに入ってくれる人はいない。
そこで募集広告に「年齢制限60歳以上」と入れたところ、早起きの高齢者が続々と応募して来たのだそうだ。
これはこれで良いと思う。

別の話。
とあるステーキハウスで、高齢のシェフを雇ったところ客の評判が上がったとのこと。
客に言わせると「やはりベテランが焼いたステーキは美味しい」のだそうだ。
しかし実はこのシェフ、元はイタリアン専門。
「この店に来るまでステーキを焼いたことはありません」と言っていた。
店側は「採用後にきちんとした研修を受けさせているので、問題はない」というのが店側の主張。
確かに問題はないので(勘違いしたのは客の勝手)、これもこれでアリなのか?
(でも、この番組の放映後に文句を言って来る奴はきっといると思うな)

……寒いので、風呂に入って寝よう。

2018年1月10日(水)
朝からくしゃみが止まらない。
たぶんスギの花粉だろう。
ピーク時よりはややマシなのだが、目もかゆい。

昼。
文句を言いつつ「エレメンタリー2」を観る私。

シーズン2は、2013年から2014年にかけて放送されている。
オバマさんが大統領だった時期だ。
主人公の命の恩人である刑事も、元薬物依存症である主人公の支援者(元薬物依存症患者であり先輩として助言を行う係)も
主人公が支援者となる薬物依存症患者もみんな黒人。
ちなみに主人公のパートナーであるワトソンは、東洋人女性という設定。

今回は、自分の捜査方法についてワトソンから問題があると指摘されたホームズが、深く反省してそのやり方を改めるという
ストーリー。
(もう「ホームズ」とか「ワトソン」とかいう名前を使うなよ!)
とりあえず、アメリカ社会において薬物依存が極めて深刻な問題であることはわかった。

午後。
レポート、進まず。

夕方。
2号くんから電話。
用があって会う予定だったので、
「これからそっちへ行くけど、ついでに買い物を頼まれようか?」
という確認だった。
「じゃあ、何か飲み物を買って来てくれ。あとで精算するから」
と、答えたら、
「わかった。飲み物とケバブな」
待て、誰もケバブとは言ってない!

(どうやら、奴は私の奢りでケバブを食いたかっただけのようだ)
2号くんが買って来たチキンケバブを2人で食う。

すごくどうでもいいことだが、池袋西口の乱歩通り商店街には、ケバブ屋が道路を挟んで2軒ある。
この通り、他にケバブ屋なんて1軒も無いのだよな。
よりによって、なぜたった2軒のケバブ屋が向かい合わせに?
池袋西口の謎のひとつ。

夜。
「ねほりんぱほりん」を観る。
テーマは腐女子。
「レモンと唐揚げ」とか「天井と床」というカップリングが斬新だったな。

「腐女子」の話そのものとは、あまり関係なかったが、ゲストの一般女性のひとりが男性不信になったキッカケのエピソード
が、なんとも……。
中学の時に告白して来た男子を断った。
すると高校に入ってから、その男子がクラス全員の前でプレゼントを渡すというパフォーマンスをやらかす。
そのせいで好きでもない男と交際しているという噂が広まり、暗黒の3年間を過ごした女性。
大学に入ってやっと清々しい日々を送っていたら、2年のときに問題の男子が1度入った大学を中退して同じ大学に入学して
来る。
おまけに同じサークルに入会。
ギクシャクした状態が続いていたある日、サークルの飲み会で酔ったその男子が「俺は恋をしちゃいけないのか!」と絡んで
来た。
とっさに「迷惑なんです!」と言い返して、やっと彼からの攻撃は収まったが、以後、男性不信に。
トラウマで、未だに男性と付き合えずにいるのだそうだ。

これ、相手の男性目線で見ると、中学時代から好きだった女性を大学を中退してまで追いかけたのに、サークルのみんなの前
でひどい言い方で振られた……になるのだろうか。
自分が恋をする自由と同じぐらい、相手にも断る自由というものがあるのだということが理解できない人だったのだろうな。

寝る。

2018年1月9日(火)
朝。
トランプタワーで火災というニュース。

〈ロイター通信によると2人が重軽症を負った〉
(2018.1.8 22:20 産経)

〈FDNYの報道担当ケン・ライリー氏によれば(中略)炎により2人が負傷。うち1人は生命を脅かしかねない重傷を負っ
た〉  ※崎田注: FDNY=Fire Department of the City of New York(ニューヨーク市消防局)
(2018年1月8日 23:20 JST)

〈消防隊員ら3人が負傷したと伝えた。1人が重傷との情報もある〉
(2018年01月09日 01時05分 読売)

〈この火災で消防隊員1人を含む合わせて3人が軽いけがをしました。消防は当初、1人が重傷だと発表していましたが、
その後、訂正しました〉
(1月9日 4時20分 NHK)

〈米情報サイトTMZのその後の報道 によると(中略)2人が負傷。そのうちの1人と、消防局員1人が重体としているが、
ワシントンポスト紙電子版は、3人とも軽傷だったと報じており、詳しいことは明らかでない〉
(2018年1月9日13時18分 日刊スポーツ)

……負傷者についての情報が錯綜していたことが、よく分かった。

昼。
「エレメンタリー 2」は、なんだか憂鬱な話。
ホームズの独特の捜査の巻き添えを食って、刑事が障碍を負うというストーリー。
その刑事がレギュラー出演者なので、おそらくこの件が今後に影を落とすという展開なのだろう。

このドラマ、シャーロック・ホームズというキャラクターを主役にしながら、そのキャラクターをのものを否定するという
よく分からないことをやっている。

午後。
図書館へ。
レポート、進まず。
資料を探しに池袋図書館まで行こうとして、見事に道に迷う。
道路整備のせいで道の印象がガラリと変わって、昔の記憶を頼りに自転車を走らせていると訳がわからなくなるのだ。

久しぶりに行った池袋図書館、入り口にペッパー君が立っていたのに驚いた。
近づいても黙っているのは図書館仕様か?
単なる館内案内用パソコンとその台みたいな扱いに見えた。

帰宅。
出かけた時にはやや暖かかったのに、帰り道は急に冷え込んで寒かった。

夕刊のトップが、
〈トヨタ、多用途EV開発〉
〈トヨタ自動車は8日、1台で移動や宅配、小売りなどの多様なサービスに使える自動運転車を発表した〉
自動運転車の開発が進むのは良いことだと思うので、あとは法整備の方をなんとかして欲しいと思う。

同じ夕刊の「マーケット・投資」欄の〈話題の株〉というコラムに、安川電機が取り上げられ
〈人手不足でロボット好調〉
という記事が載っていた。

〈人手不足が深刻な国内や欧米にとどまらず、賃金の上昇する中国など新興国でもロボット需要は強い〉
工場のライン労働者は、間も無くほぼロボットに置き換わるのだろうな。

いま思いついたネタ。
自動運転車の導入によって失業しそうになった交通課の警察官と、AI搭載車両との間で繰り広げられる熱いバトル!

夜。
「ポプテピピック」というアニメーションが話題になっていたので、ネットに公開された公式の動画で観る。

原作は、女子中学生2人を主人公にした4コマなのだが、これを(たぶん第1回に限って)男性の声優に声を当てさせると
いう遊びをやっていた。
あまり書くとネタバレになるのでやめるが遊びはこれだけではなく、第1話でネットの話題を誘うことでの宣伝効果を狙っ
た第1話だったのだろう。

怖いのは、男性声優が演じる女子中学生が、だんだん「これもアリかも」と思えて来たこと。
江原正士さんと大塚芳忠さん、さすが!

寝る。

2018年1月8日(月)
朝。
天気がいまひとつ。
自転車で東京芸術劇場に行ったら、帰りに振袖姿の若い女性とすれ違った。
そう言えば、今日は成人の日だ。
移動祝祭日になってから、なんだかピンと来なくなった。

帰宅。
ネットで日本のお笑い番組が黒人差別かどうかで揉めているという記事を読む。

問題となった番組で行われたコント(?)とは……
 複数のお笑い芸人が「アメリカンポリス」の服に着替えるように指示される。
 その場には人数分の更衣室が用意されており、着替えるべき衣装は部屋の中にあるという説明。
 芸人たち、更衣室に入ってアメリカの警察官の制服に着替えて一人ずつ出て来る。
 しかし最後の更衣室から出て来たのは制服ではなく「ビバリーヒルズ・コップ」のエディ・マーフィーの扮装をした芸人。
 戸惑った表情で出て来たその芸人を見て、周囲が笑う。
……というものだったのだそうだ。

このギャグのどこが面白いのかと言うと……
制服姿の人間が次々に出て来た最後に「予想外の扮装」の人間が出て来るということによる「確かに、アメリカンポリスには
違いないが、まさか『ビバリーヒルズ・コップ』のエディ・マーフィーが出て来るとは思わなかった!」
……という「予想外」の笑い。
さらに言うなら、「なんで俺だけエディ・マーフィーの格好をしなくちゃならないんだ」と文句を言いつつ、黒塗りのメイク
まできっちりやっているという「芸人の性」を笑いにするという楽屋オチ的な笑い。
……どうもそういう構造のギャグであったらしい。

人種差別という観点から見たこのギャグの問題点。
1つは、黒人ではない者が顔を黒く塗って黒人に扮するという行為が「ミンストレル・ショー」を想起させるというもの。
「ミンストレル・ショー」というのは、顔を黒塗りにした役者が愚かな黒人を演じるというコメディ・ショーで、黒人を馬鹿
にした内容が差別的であるとして、主にアメリカでは非常に忌避されているものであるらしい。

そして、これは私自身が感じた問題点なのであるが、私は今回問題になった番組について解説付きで知ったわけだが、もしも
これを何の予備知識もなしに観たとしたら「黒人に扮した芸人が登場したら他の出演者が笑い転げた」という非常に感じの悪
い映像になっていたのではないかという点。
特に日本在住の、あまり日本語が分からない外国人が見たら、単に「黒人を馬鹿にしている映像」に見えてしまうだろう。
外国人観光客を増やしたいと言っている時期に「やっぱりちょっと、これはまずいかな?」と思った。

夕方のニュース。
「沖縄で、また米軍ヘリが不時着」

少し頻度が多くないか?
米軍はヘリの整備をちゃんとしていないのか?
それともよほどのポンコツなのか?
これ、もしも戦時中で敵の真っ只中を飛んでいる時とかだったら、相当にやばいよ。

成人式関係のニュース。
「晴れ着屋が、振袖の代金だけ受け取って成人式当日に雲隠れ」
ここのところ成人式と言うと「荒ぶる新成人」のニュースというのが定番だったが、今回は完全にこっちに食われたな。

その陰に隠れて「新宿区では新成人の半数近くが外国人」というニュースをやっていた。
ちなみに、23区で新宿区に次いで外国人の割合が高いのは豊島区。
まあ、最近「街を歩いていて日本語が通じにくくなったな」とは感じていた。
(……なんとなく、ネットの古本屋に中国語のテキストを発注してみる)

ちなみに、新成人の数は昨年と同数の123万人で、内訳は男性が63万人、女性が60万人なのだそうだが、この人数には
外国人も含まれているということかな。

昨年(2017年)に生まれた赤ん坊の数は94万1千人だそうだから、20年後の新成人の数はこの人数プラス日本に住民
票を移した外国人の数ということになるはず。
その時に、新宿区の日本人と外国人の比率はどうなっているだろうか?

寝る。

2018年1月7日(日)
体調、イマイチ。
花粉症っぽいのだがどの植物の花粉なのだろう?

午後。
ネットで拾った記事。
〈介護の外国人技能実習、申請ゼロ〉(共同)

要約すると、こんなことらしい。
政府が推進している外国人労働者受け入れの一環で、昨年11月から外国人技能実習制度に介護職種が追加されたが、未だに
申請がゼロだったことが分かった。
政府は日本語が原因と見ているようだが、外国人技能実習制度ではあまりにも酷い待遇から脱走する外国人労働者も多いため
低賃金や労働環境の問題ではないかと指摘する声もある。

日本の技能実習生は、実情は「奴隷」であると評判が悪いが、海外にもこの情報が知れ渡ってしまったということかな?
厚生労働省は「(技能実習生を申請する外国人は)直ぐに来ると思っていた」と言っているそうだが、現実はコレ。
人手不足を外国人で補うという案は、考え直した方が良いんじゃないかな。

夕方。
SF乱学講座。
タイトル:ことばの多義性のふしぎ
講師:三好潤一氏(パズル懇話会幹事)

ジャレド・ダイアモンド博士の「獲物を捕る際に、より複雑な情報を伝える必要性から言語が進化した」という説に三好氏は
異論を唱えていた。
三好氏の説によると簡単な号令のようなものだった言語が、嘘をつく者の出現によって言語の面白さや文化が生まれ発展して
いった……みたいなことらしいのだが、ダイアモンド博士の説の方が説得力があると思ったな。

人の進化について、薫子ちゃんが「なぜヒトは、体毛がないという生存に不利な特徴の方向に進化したのか?」という疑問を
提示していた。
面白いので少し考えてみることにした。

 〈以下は崎田の妄想〉
 あるとき、体毛のない個体が生まれた。
 寒いので、他の獣の毛皮で身を包む。
 すると意外にも他の個体より立派に見えるようになった。
 おまけに獣の毛皮をまとってヒトの体臭を消した方が狩りに有利だった。
 体毛のない個体は、見かけは立派、仕事もできる、ゆえに女の子にモテる。
 楽しいハーレム、子孫をいっぱい残せるので毛がない一族、大繁栄!

さて、三好氏は、作詞もされるそうで「小説の書き方講座で言葉遊びを使ったものがない」と言っておられたが、アシモフは
ダジャレ小説ばかり書いていたし、ミステリーにも多義語をトリックに使ったものは多い。
(かく言う私も、自分のデータ量の多さに悩むデータ型エイリアンとメタボの地球人が「重い」繋がりで意気投合するという
馬鹿SFを書いたことがある)

放課後の食事会。
なぜか自衛隊の人手不足の話。
現在、自衛隊では人員の不足のために本来十数人で行うべき作業に3〜4人で当たっているのだそうだ。
確かに、少子化が進む日本で、自衛隊だけが例外ということはないよな。

昨年の末に導入が決まった地上配備型の弾道ミサイル迎撃システムイージス・アショアについても、少ない人員予算を割きた
くない陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊の各隊が、互いに押し付け合いをして険悪な状態になっているのだとか。

兵器を導入すれば、それを扱う人員が必要になるのは当たり前なのだが、どうも政治家は自分の支持者にアピールする大型兵
器を導入したがるようで、現場の自衛官の声は無視される。
いま、日本国内において自衛隊の1番の敵は自民党の議員なんじゃなかろうか?

家に帰って、寝る。

2018年1月6日(土)
深夜の地震で変な時刻に目覚めたせいか、あの後ちゃんと寝たはずなのに妙に寝不足。

ネットで「トットの部屋」という動画を見つける。(ゲスト:マツコロイド)
黒柳徹子そっくりのロボットとマツコ・デラックスそっくりのロボットが対談するという番組。
まだ動きはぎこちないが、サンダーバードだと思えばアリかな?
AIの技術が進めば、喋りももっとスムーズになりそう。

午後。
レポート……やらないとな。

夕方。
ニュースをつけたら、沖縄で海岸に米軍ヘリが不時着したと言っていた。
この間もヘリから窓枠が落ちたとか言っていたよな。
不良品が多いのか、米国製?
米国から兵器を買って、本当に大丈夫なのだろうか?
どうしても「故障の多いアメリカ車」のイメージが、頭を過るのだが。

夜。
池上解説番組を観る。
最近の子供のお年玉の使い道で、最も多いのは「貯金」だそうだ。

経済の先行き不安で、企業から子供までもが入って来たお金は貯金に回すという昨今、貸出が減って困った銀行では、貯金額
が1000万円以下の預金者から預金管理料を取ろうという案が検討されているとかいう話。
でも、そうなったら、貧乏な人は箪笥預金を始めるだろうし、少しお金のある人は預金額が1000万円を切らないように、
お金を節約して預金を下さないように努めるだろうと思うから、ますます経済は回らなくなるんじゃなかろうか?

流れで「古舘トーキングヒストリー 〜戦国最大のミステリー本能寺の変、完全実況〜」という番組を観る。
本能寺の変を、できるだけ史実に忠実な形で再現ドラマにしたという番組で、合間に歴史学者の解説が付く。

本能寺の変が起きた時間帯は、実は深夜ではなく明け方だったのだそうで、これは知らなかった。
光秀の軍が攻め入った時間には、すでに信長は目を覚まして神社に先勝祈願に出かけるために身支度を整えているところだっ
たのだそうだ。

光秀軍が簡単に寺の境内に入れたのは、信長が出かけるために門が開かれていたからだというトリビア。
どうやら部下が気を利かせて早めに門を開けておいたのが仇になったらしい。

……ということは、もしも光秀軍の到着がもう少し遅れていたならば、信長はすでに神社に向けて出発していて、本能寺襲撃
は失敗に終わっていたということになる。
そう考えると興味深いな。

さて、門を入った光秀軍は、当然、信長を護衛する侍たちに見つかる。
ただ槍や鎧で武装した軍隊に対して、通常の刀しか武器のない状態で応戦したわけで、これは勝負にならない。
斬り合いにはなったわけだから、この騒ぎは信長の耳にも届いたが、この時点では信長はこれを味方の軍の中で起きた喧嘩か
何かだと思ったらしい。

しばらくして、ようやく光秀の謀反だと気付いた信長、逃走のために厩に急ぐが、光秀軍もそんなことは予測済みだから厩の
前には人間バリケード。
さすがの信長もこれは突破できず、鉄砲で片腕を負傷した挙句、槍で致命傷を受け(これは光秀の部下のひとりが「俺が信長
を槍で刺した。確かな手応えがあった」と言ったそうなのだが、証拠はない)奥の部屋に逃げ込んで自害。
森蘭丸の弟たち2人に命じて部屋に火をつけさせたのだそうだ。
弟たちは、森蘭丸と共に火が回るまで応戦して時間を稼ぎ、おかげで信長は自分の首が光秀の手に渡るのだけは防いだ。

信長の息子(織田信忠)は、この時、本能寺の近くの別の寺にいたのだが、逃げる代わりに立てこもることを選んだために、
光秀軍によって殺害されてしまった。

ここで信忠が生き延びていれば、光秀が信長を討ったことを周囲に示せずにもたもたしている間に、織田軍の巻き返しとかが
ありえたかも知れなかったのだが、彼が死んでしまったために光秀を倒して天下を取ったのは信長の部下のひとりだった秀吉
ということになったわけだ。

結局いちばん得をしたのは秀吉だったわけだから、実は本能寺の変の黒幕は、実は秀吉だったかもね……という説を歴史学者
の磯田道史氏がスタジオで語っていた。

すごくどうでもいいこと。
再現ドラマで明智光秀を演じた大杉漣と織田信長を演じた筧利夫がやたらに上手くて、この2人でもっとちゃんとした時代劇
としてやってくれたらいいなと思った。

そして、さらにものすごくどうでもいいこと。
スタジオ・ゲストとして呼ばれていながら、たぶんこの辺の歴史にあまり詳しくないせいか、ほとんど発言しなかった女優の
大地真央、たぶん番宣のためだけに来たのだろうな。
番組内での大地真央の印象があまりに薄かったので、肝心の紹介された番組名まで記憶に残らなかった。
(多少なりとも発言していた東山紀之の方は「必殺ナントカ」に出ると言ったのを覚えている)

寝る。

2018年1月5日(金)
朝。
気のせいか、やたらに寒い。

ニュース。
第一生命のアンケート調査で、男子が大人になったらなりたい職業のトップが「学者・博士」だったのだそうだ。
真面目な大人のメディアは、日本人科学者のノーベル賞受賞の影響ではないかと分析していたが、オタク情報によると、昨年
に放送された「仮面ライダー」で、主人公であるライダーの職業が学者(博士)だったのだそうだ。
つまり、男の子は昔も今も「仮面ライダーになりたい!」だということらしい。

(これは教育に役立てられそうじゃないか)
と、思ったら今年放送予定の女の子向けのアニメは「少女戦士が子育てをする」という話らしい。
少子化対策を考慮した?

午前中。
部屋で本を広げていたら、携帯電話がけたたましく鳴った。
緊急地震速報。
「え?」
と、思ったら、軽く揺れた。
テレビをつけてみると臨時ニュースになっているのだが、中継映像の画面がぜんぜん揺れていない。
あとで分かったのだが、3秒ほどの時間差で起きた以下の2つの地震を、観測機械が広範囲に渡って揺れた地震だと誤認した
ものらしい。

 時刻:11時2分頃
 震源:富山県西部(北緯36.9度 東経137.0度)
 深さ:約20km
 規模:マグニチュード3.9
 最大震度:震度3
  石川県:七尾市、中能登町

 時刻:11時2分頃
 震源:茨城県沖(北緯36.0度 東経140.8度)
 深さ:約40km
 規模:マグニチュード4.4
 最大震度:震度3
  茨城県:神栖市

午後。
レポートが進まない!

夜。
テレビで「ダイアモンド博士のヒトの秘密」を観る。
想像図のネアンデールタール人が、道具を持った知的なイラストに描かれているのに笑った。
(昔の想像図ではネアンテールタール人は、もっとゴリラっぽかった)

最近の研究で、黒人と白人の違いがネアンデルタール人の遺伝子が混じっているか否かにあり、白人の方がネアンデルタール
人との「混血」であることが分かったのだそうだ。

番組では、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の違いは言語を喋る能力であると解説していた。
コミュニケーション能力が生き残りにおける成否を分けたのだということであるらしい。

「ダイアモンド博士のヒトの秘密」が終わって、次の番組「欲望の経済史」が始まった。
面白そうなのでこっちも観る。
利息を禁じたキリスト教の教義と金融業の存在とのせめぎ合いの歴史の話。

異教徒からは利息を取って良いという教義に則って金融業を営んだユダヤ教徒。
外国に支店を作り「利息ではない。為替レートの差額だ」と主張して実質的に金融業で巨万の富を得たメディチ家。
そして「聖書が禁じているのは高利であって適正な利息のことではない」と主張したジャン・カルヴァンの宗教改革……。
なかなか興味深い話だった。

午後11時。
番組が終わったので布団に入る。

深夜。
大きな揺れに目を覚ます。
棚の上のDVDボックスが落ちて来た。

 時刻:0時54分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.7度 東経140.0度)
 深さ:約80km
 規模:マグニチュード4.8
 最大震度:震度4
  東京都:中央区、港区、品川区、渋谷区、葛飾区、調布市、町田市
  神奈川県:横浜市鶴見区、神奈川区、港北区、戸塚区、緑区、青葉区 川崎市宮前区 大和市 相模原市南区

テレビをつけると「精霊の守り人」をやっていて、画面に地震速報が出ていたが、0時57分に臨時ニュースに切り替わる。
豊島区は震度3の揺れ。
気持ちを言うと、むしろこっちの揺れで緊急地震速報に鳴って欲しかった。

臨時ニュースが終わったので、改めて、寝る。

2018年1月4日(木)
日経朝刊の特集記事〈ポスト平成の未来学〉。
〈第3部 SFを現実に スマホよさらば〉
〈AIイヤホン 万能執事〉
という見出しでイヤホン型情報端末が紹介されていた。
スマホの画面を見なくても、耳から情報が得られるというデバイス。
近未来SFの登場人物は、耳にこういう端末をつけていることになるのかね?

午後。
昼間なのに眠気が襲って来て、うっかりするとウトウトしてしまう。
昨日の疲れがやや残っているようだ。
やや強行軍だったからな。
20代の頃には、あれぐらいなんともなかったのになあ。

……ところで、ふと思い出したのだが、昨夜大阪の新幹線の自動販売機を3台独占して、ひとりで切符を何十枚も買っていた
あのおっさん、あんなにたくさんの切符を何に使う気だったのだろう?
世の中には不思議なことをする人がいるものだ。

夜。
「コズミックフロントNEXT」は、去年の夏にやった「プラネット9」の話の再放送。
〈要約〉
太陽系の第10番惑星を見つけようとした天文学者が、冥王星とほぼ同じ大きさのエリスという天体をを見つけたが、これ
がきっかけになって「そもそも冥王星は惑星か?」という議論が起こり、結局、冥王星はエリスと一緒に「準惑星」という
新たなカテゴリーの天体に分けられることになった。
その後、エリスを見つけた天文学者のチームは、準惑星の軌道が偏っていることに注目。
軌道を偏らせている天体(=惑星)があるのではないかという予測を発表した。
「プラネット9」は、この予測における惑星の仮称である。

念のため「プラネット9」は、まだ見つかっていない。
いろいろとSF者の妄想を誘う話ではあるが。

政治のニュース。
日刊スポーツの電子版(2018年1月4日23時5分)の記事によると……

安倍さんが「今年こそ憲法のあるべき姿を国民に提示する」と言ったことについて、立憲民主党の枝野さんが、「憲法のある
べき姿を語る前に、(首相は)憲法は何だと理解しているのか。国会でもお答えいただきたいが、聞かれてもお答えになって
いない」と批判。

「憲法は国民が権力を縛るためのルールであるという根本的な理解が、(首相との間で)一致していなければ、まっとうな
議論にはならない」と述べたそうである。

「憲法は国民が権力を縛るためのルールである」
これは、かなり大事なことだと思う。

現行憲法は、国民の義務についての規定が不十分だということを言う人がいるのだが、立法府である国会議員は、その気に
なれば国民に義務を負わせる目的の法律をいくらでも作れるわけで、憲法はそれにブレーキをかける働きをする法律。

「このブレーキはスピードを上げる機能が不十分だから直そう」
とか言ったら、すごく危険な車ができるぞ。

代々権力の側にいた人は、どうしても権力の側から国家を見てしまう欠点がある。
その欠点に気づいて心がけてくれれば良いのだが、安倍さんは「政治家の家に生まれてしまった自分の欠点」に気づいている
のだろうか?
そこがどうも怖いのだよな。

寝る。

2018年1月3日(水)
4時に起きるつもりだったのだが、3時に目が醒めてしまった。
目覚ましを合わせていたので鳴るまで待とうと布団の中で目を閉じる。
……なかなかアラームの音がしない。
明かりを点けてみたら4時35分だった。
5時に駅で待ち合わせだったので慌てて服を着てダッシュ。
途中で少し遅れることを連絡しておこうと待ち合わせ相手に電話したら、まだ家を出ていないと言われ、脱力。

どうにか予定通りの列車に間に合って、東京駅から新幹線で大阪へ。
野暮用を片付け、午後は梅田を足の向くままにうろうろ。
あられのようなものが降る天気。

ヨドバシカメラの前で吉本の若手漫才師が無料ライブをやると言うアナウンスを聞いて行ってみたのだが、あまりつまらない
ので3分で会場を離れる。
自分に合わないタイプのお笑いは、聞いていると苦痛。
熱心なファンのような人も何人かいたので、好きな人には面白いのだろう。

夕方。
関西のメンサ・テスト合格者の新年会に参加。
私以外はみんな60歳過ぎで、老人会みたいになっていた。(笑)
8時頃まで飲んでから新幹線で東京へ戻る。

車両の点検のためとか言って15分ほど発車が遅れ、連結部分にカバンを置いている人がいたとかでアナウンスが流れた。
隣の席の人が様子を見に行って、
「カバンを置いていた人が、乗務員になんかものすごく怒られていた」
と、教えてくれた。

電光掲示板に流れたニュースに「成田空港に爆破予告の脅迫電話」とあったから、もしかして新幹線にも変な電話があったの
だろうか?

「混雑しているので指定席の通路に自由席の客を入れるかもしれない」みたいなことが電光掲示板に表示されている割には、
車内は空いている。
実際、私が乗った自由席は発車間際の乗車にもかかわらずガラガラで、余裕で座れ、もちろん通路に立っている人もいない。
とても自由席の客が指定席にまで溢れるとは思えない乗車率に見えたのだが、なんでだろう?

品川駅で山手線に乗り換えようとしたら、改札で引っかかる。
駅員を呼ぶと、
「磁気がダメになっているようなので、降りるときに改札でそう言ってください」
とのこと。
なので池袋で駅員に「切符の磁気がダメになったようです」と言ったら、即座に「どうぞ!」。
もっと切符の確認などをするのかと思っていた。

日付が変わる頃に帰宅。
寝る。

2018年1月2日(火)
正月2日目だが、特にやることもなく、お節料理も食べ切った。
伊達巻ぐらい残っていないかとコンビニを回ってみたが、売り切れ。

午後。
スルメをつまみにビール。
怠惰な時を過ごす。

夕方。
トイレの水が止まらなくなる。

トイレの水道栓をドライバーで締めて1号くんのアパートへ行き、Netflixで「ブレイキング・バッド」を途中まで観る。
アメリカでは評判の良かったドラマらしいが、物語の出だしは風に舞うズボンとパンツ1丁の男がトレーラーを走らせている
場面。
男はんぜかガスマスク姿で、なんでこうなったのかと言うと……と話が遡る構成。

主人公は脳性麻痺の息子を抱えた高校教師で、生活苦から教師の仕事以外に洗車場でアルバイトをする生活を送っている。
教壇に立って授業をしつつ、空き時間には洗車場で生徒の車を洗う日々。
もちろん生徒からは馬鹿にされている。

そんなある日、主人公は、自分が末期癌であることを知る。
だが、病状より治療費が気になる経済状態。
そんな折、麻薬取締官である義理の弟(妻の妹の夫)から麻薬の売人を逮捕して大金を押収したという話を聞くわけである。

ここで「え? 麻薬の売人って、そんなに儲かるの?」と反応してしまった主人公、自分のかつての教え子が麻薬の売人であ
ることを知ると、さっそくその教え子の家に出かけ「一緒に組まない?」と話をもちかけるのだった……。

てっきりコメディかと思って見始めたら、意外にシリアス。
というか、グロい。

良い人だった主人公がどんどん悪人になっていくのを楽しむというドラマなのか?
演出も演技も申し分のないドラマなので、あとは自分がこういう物語を好きなのかどうなのかが問題。

なか卯で夕食を食べて帰宅。
いきなり部屋が揺れ出した。

 時刻:19時48分頃
 震源:東京湾(北緯35.6度 東経140.0度)
 深さ:約60km
 規模:マグニチュード4.2
 最大震度	震度3
最大震度:震度3(埼玉県さいたま市大宮区 埼玉県草加市 千葉県千葉市緑区 千葉県船橋市)

豊島区は震度1だった。

寝る。

2018年1月1日(月)
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

正月なので、お屠蘇を祝って朝食は雑煮。

午前中。
昨日買った戦利品を眺めて過ごす。

『九州縦断観光鉄道の旅』(テツあねご)600円
『科学魔界 49号 追悼!米澤嘉博』(立花眞奈美/青井美香)500円
『英国メイドがいた時代』(久我真樹)500円
『『名探偵ポワロ』が出会った「働く人たち」ガイド 上』(久我真樹)500円

『九州縦断観光鉄道の旅』
これは、そのまんま実際に鉄道を使って九州を縦断した記録。
著者のテツあねご氏に、
「東京から九州って遠いでしょう?」
と聞いたら、
「いや、電車で行ったらすぐでしたよ」
との返事。
これだから鉄道ファンは……(笑)
(楽しい時間は過ぎるのが早いもの)

『科学魔界 49号 追悼!米澤嘉博』
コミケを作った米澤嘉博氏の講演録が載っている貴重な本。

『英国メイドがいた時代』(久我真樹)500円
英国の「メイド」という職業の歴史。
職業としての「メイド」が誕生した社会背景。
当時のイギリス社会における「家事労働者」の位置付けや変遷。
統計の表やグラフがふんだんに掲載されている。

『『名探偵ポワロ』が出会った「働く人たち」ガイド 上』(久我真樹)500円
これもタイトルのまま。
ドラマ「名探偵ポワロ」で主人公ポワロが出会ったさまざまな職業の人々についてイラスト入りで解説した本。
ドラマの舞台となった20世紀前半のそれぞれの職業人の社会的位置付けが分かって面白い。
コミケは、採算が微妙で普通の出版社からは出せないような研究書が比較的安価に手に入るので嬉しいな。

午後。
お菓子を食べ過ぎて昼食を抜かす。

夕方。
雑煮に入れる大根と人参が足りなくなったので、コンビニに買いにいく。
元日からコンビニで野菜を買える時代は便利で良いが、人手不足が進んだらこういう時代は終わるのかもね。
コンビニ、早くロボットを導入してくれないかな?
スーパーやコンビニの店員と運送業をロボット化すれば、日本の人手不足はだいぶ改善されると思うのだが。

夜。
1号くんが、
「知人の土産で、ますの寿司を貰ったが食いに来るか?」
と、電話をくれたので出かける。

一緒にNetflixで「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を観る。
20世紀前半のアメリカに現れたイギリス人の青年の「いかにもなイギリス人」な感じがすごくいい。
アメリカ人とイギリス人って、この時代には本当に一目で見分けがついたのだね。

イギリス人の服装は全体に「時代遅れで垢抜けない」感じがするのだ。
これに対してアメリカ人の服装は「無駄を省いてスマートな」感じ。

物語は、イギリスの野生動物保護運動家みたいな魔法使いの青年がニューヨークにやって来るところから始まる。
魔法使いなので、彼が保護しようとしている野生動物は、もちろん魔法生物。

「ハリー・ポッター・シリーズ」の前日譚のようで「ホグワーツ魔法学校」についても言及されているが(この物語の主人公
が書くことになる『幻の動物とその生息地』をハリーたちは学校で教科書として使っている)物語の舞台はアメリカであり、
登場人物も大半がアメリカ人なので、雰囲気はハリーポッターとはかなり違う。
(そもそも、主人公も子供ではないし)

この映画の感想を一言で言うならば、
「みんなジェイコブが大好き!」

続編の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの誕生」のファーストルックに、ジェイコブ役のダン・フォグラーがいた
ので、大いに期待。

ますの寿司をつまみにビールを飲んでから帰宅。
寝る。

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