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独 り 言 (2017年8月分)
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2017年8月31日(木)
天気がぐずついて、体調悪し。 低気圧だと体がだるくなる体質、本当になんとかしたい。 旅行荷物の荷解きと片付けが一段落したので、積んだままになっていた週末の新聞に整理がてらに目を通す。 26日土曜日の日経新聞。(総合4面) 〈202X年、人余り再び?〉 〈1000の業務、ロボに〉 〈社内にも余剰人員〉 〈企業が一斉に人工知能(AI)導入などの省力化投資に動き始めたことで次第に余剰人員が膨らみ、2020年代には完全 失業率が再び上昇に転じるとの観測も出ている〉 〈失業者だけでなく、技術の高度化などへの対応が遅れ、企業が社内に抱える潜在的な余剰人員も増える恐れがある〉 というわけで、 〈政府は9月に有識者会議「人生100年時代構想会議」を立ち上げる。幼児教育や高等教育の無償化とともに、社会人が仕 事に必要な技能を学び直す「リカレント教育」の機会充実などがテーマだ〉 確かに「リカレント教育」は、今後の社会にとって重要なものだと思うので、これは良い方向。 問題は、 〈だが「定員割れに苦しむ大学の学生増加など議論が矮小化されれば、理想的な人材育成からはかけ離れたものになる」(経 済官庁幹部)〉 要するに、役人の忖度が絡むと「技術の高度化などへの対応」だったはずの目的が、いつのまにかに「○○センセイのご友人が 経営する学校法人の利益」になりかねないということだよね。 これ「日本のダメなところ」なのだから、いい加減改善してもらいたい。 午後。 週末のスクーリングの準備。 夕方。 まだまだSF大会の後始末が続いている。 寝る。
2017年8月30日(水)
天気が不安定。 午前中。 大学のレポートをやる。 午後。 部屋にいたら、いきなり室内でもはっきりと聞こえるような雨音。 かなりの土砂降り。 夕方。 ニュースをつけたら、埼玉県で雨で増水した川に流されて老人が溺れたというニュースをやっていた。 中洲で釣りをしていたら、急に川が濁流に変わったらしい。 怖いな。 夜。 雨が止んだので2号くんのアパートまで出かけたら、いきなりの土砂降り。 雨宿りしながら、付き合いで「勇者エクスカイザー」を観る。 1990年の作品だが、本日は禁煙をテーマにしたエピソードで、ヘビースモカーの上司に対し部下が「21世紀の文化人は 禁煙派」と主張する、21世紀の禁煙事情を見越したようなシーンに、思わず笑う。 余談だが、このシリーズの設定制作担当の古里尚丈氏は、大の禁煙派なのだそうだ。 8時過ぎ。 雨が止んだようなので、帰宅。 明日も不安定な天気になりそうだ。 寝る。
2017年8月29日(火)
北朝鮮がまたミサイルを発射したそうで、朝からテレビはそのニュースばかり。 期待のテレ東も……と思ったら、30分きっかりに、いきなりニュースから画面が切り替わる。 「Welcome to ようこそジャパリパーク 今日もドッタンバッタン大騒ぎ〜♪」 さすがは我らがテレビ東京! 他の奴らに出来ることは、他の奴らに任せ、テレ東は、テレ東にしかできないことをやる。 在京キー局の中で、いまこの現在、視聴者に歌声を届けているのはテレ東だけなのだから。 午後。 荷物が届く。 配達員が手にしているのは、トロ箱? なんと言うのか名称は分からないが、魚屋が魚を運ぶのに使う、あの発泡スチロールのでかい箱。 一瞬、誤配かと思ったが、そう言えばこの間、お中元を送った先のひとつが魚屋だったことを思い出す。 箱を開けると、中から出て来た伊勢エビ、エビ、エビ……。 お礼の電話を入れたら魚屋さん、威勢の良い声で、 「あ、そのエビは今夜中に食べちゃってくださいっ!」 慌てて2号くんに電話する。 「食い切れない量のエビが届いた。お前も食え」 夕方。 佐藤編集長にも電話。 「エビだエビ、エビを食いに来い!」 「何の話だ?」 「だからエビの話だ」 夜。 1号くんにも、 「エビを食え、エビだ!」 そして、4人、揃って無口にエビを食う。 エビは美味かった。 箱の中には、他にもアジやらサンマやらが入っていたので、当分は海産物祭り。 (それにしても、私が静岡から帰って来たタイミングで届いて良かった) エビの勢いで酒を飲んだら、もうなんかどうでも良くなったので、寝ることにする。
2017年8月28日(月)
朝から全身が痛い。 筋肉痛というのは筋線維が傷つくから起きるのだという説があるそうだが、それなら私の皮膚の下は、目下、満身創痍という ことになる。 昼。 荷ほどきをしながらニュースを見ていたら、アメリカはハリケーンで大変なことになっているらしい。 午後。 休憩しながらオヤツ的なものを探したら、リュックの中からチョコレートが出て来た。 そう言えば、泊まったホテルが、1日につきミネラルウォーター1本、チョコレート2個が無料というサービス付きだった。 (これって、やっぱり震災を想定しての非常食か?) ちなみにSF大会会場では、大ホールで冷えたお茶が無料で飲み放題だった。 静岡のお茶なので、これがかなり美味しくて嬉しかったな…… と、旅の楽しい思い出に浸る。 楽しい思い出と言ってもスタッフとして走り回っていたわけで、ホテルの朝食以外はほとんど食事らしい食事をせずに、肉体 労働。 おかげですっかり胃袋が小さくなって(?)心なしか少し痩せたような……。 (肉体労働系で人手不足に悩んでいる企業は「ダイエットのため」だと言って金をとって人を集めたらどうだろうか?) と、半ば真剣に考える。 実際私も、2万円近くの参加費(+宿代・交通費・食事代)を「支払って」肉体労働を楽しんで来たわけだからね。 夜。 1号くんが来て、クイズ番組を観たいというので、付き合う。 足尾銅山鉱毒事件の「田中正造」が、とっさに出なかった。 私の脳味噌は、かなりイカレてるな……。 1号くんが帰ったあと、寝ようとしたのだがなんだか眠れない。 気がつけば、午前0時を過ぎている……。
2017年8月25日(金)〜8月27日(日)
【8月25日(金)】 朝。 「ひよっこ」を見終わって、ボストンバッグとリュックを手に家を出る。 新幹線「ひかり」に乗車。 平日の午前中だからか、客席にはノートパソコンを開くビジネスマンが多数。 折りたたみテーブルにパソコンが置かれ、背広姿の人々がキーボードやマウスを操作している光景は、列車の車内というより オフィスのようだ。 3人掛けの、そんなビジネスマンの間に割り込んで、私の行き先はSF大会。 静岡駅で降りて、在来線で一駅戻って東静岡駅下車。 受付で場所を聞き、荷物置き場に使っている地下のリハーサル室へ。 リュックを下ろし、ボストンバッグから荷物を取り出してチャックを閉めた瞬間、取れた! チャックの手で持ってシャーってするあの部分。 そして取れてしまったチャックの手で持ってシャーってするあの部分は、元に戻らない。 いきなり最低の気分。 でもいつまでもチャックの手で持ってシャーってするあの部分にこだわっている時間はない。 チャックの手で持ってシャーってするあの部分については、置いておいて、大ホールで作業。 床にシートを敷き、机を運び、椅子を運んで会場設置。 スタッフの中に、なぜかやたらに有能な女性がいて、職業を聞いたら旅館の仲居さんなのだそうだ。 「普段は、和服を着てこの作業をやっています」 (さすが!) この仲居さん、なんと仕事の都合で大会そのものには参加できないそうで、参加費を払って会場設営をするためだけに、わざ わざ三重県からやって来られたのだそうだ。 (いろんな意味で、さすが!) 設営作業、夜まで。 ファミレスで食事……というよりビールだけ……のはずが焼酎をロック……というか、ほぼストレートで飲んで、カロリー的 には十分な燃料補給。 遅れて着いた2号くんと合流してホテルへ。 風呂に入って、寝る。 【8月26日(土)】 SF大会本番。 5時半の目覚ましで起きて、6時半過ぎにホテルで朝食。 バイキング。 さすがに空きっ腹に焼酎のストレートで胃が焼けていたので、おかゆを食べる。 歯を磨こうとしたら、買ったばかりの歯磨きセットのケースのチャックが壊れる。 (何なんだ?) 8時45分に会場入りして、ピアニート公爵を楽屋に案内しようとしたのだが、こっちも昨日来たばかりで楽屋の場所がよく 分からない。 「あのー、舞台から行けば通れば楽屋にたどり着くと思いますが……」 と、案内されているはずの公爵が、控えめに提案。 (なんて正しい意見だろう!) どうにか楽屋の前までたどり着いたものの、鍵が開いていない! 連絡ミスで、楽屋を使用するという連絡が会場側に届いていなかったらしい。 とりあえずリハーサル。 公爵は、グランシップ中ホールの舞台とスタインウェイを気に入ってくれたようだった。 昼食……は、食べている暇がないので、スタッフ本部でおにぎり1個を口に放り込む。 午後。 ピアニート公爵SFクラシックコンサート、本番。 前説を終えて舞台の袖に引っ込む。 ゴッチョークの「バンジョー」。 アニメ「シムーン」のオープニング主題歌「美しければそれでいい」。 コトリンゴの「すずさん」(アニメ「この世界の片隅に」サウンドトラックより)。 恩田陸さんの小説『蜜蜂と遠雷』について、ひとしきり語ったあと、 ショパンの「バラード第1番」 舞台袖で、隣の席で聴いていたK原くんが、 「公爵の演奏を、舞台の袖で聴いていられるなんて最高だ」 と、言ったので、自分がそれまで、「会場に雑音はないか」「変な共鳴は起きていないか」「演奏にミスタッチはないか」に だけ耳を澄ませていたことに気づく。 つくづく不幸な耳。 アルカンの「イソップの饗宴」 ラストは、もちろん田中公平作曲、ピアニート公爵編曲の「ガンバスター幻想曲」。 さすが、ホールで聴くピアノの音色は美しい。 さて、私が持っている企画は、これだけではない。 公爵と入れ違いのように、イギリスから女優ハティ・ヘイリッジさんが到着。 楽屋に案内する。 本日のラストは交流パーティー。 ここでヘイリッジさん、コスプレ・コンテストの審査員を務め、自らも「華麗なるギャッピー」の時代の衣装のコスプレを披 露してくれた。 お茶目なハッティ、司会から、 「『ダウントン・アビー』かと思いました」 と言われたら、 「それでもいいわ」 と答えていた。(笑) パーティーが終了して、あれやこれやの一段落が済んだところで時計を見たら、夜の9時20分。 ホテルに帰って、寝る。 【8月27日(日)】 午前中。 「RED DWARF sleeping quarterX Hattie来るけど台風来ないでSP」。 ハッティたちが来る前に、玄関ホールに案内用のポスターを設置。 そしてイギリスに送るための記録映像の撮影。 スロープに立ってカメラを操作するのだが、しばらくすると酷使し続けていた脚がいうことを聞かなくなって来たので、若い 企画メンバーに交代してもらう。 (やだねえ、年寄りは) ハッティの話した自分がコメディ女優になったきっかけというのが面白かった。 OLだったハッティは、あるとき友達とスタンダップ(漫談)を聞きに行った。 ショーが始まるまでの時間に、彼女は会社であった嫌なことを喋っていた。 やがてショーが始まり、その中で「会場のお客様がスタンダップに挑戦する」というコーナーがあった。 友達に「さっきの会社での話をしたら?」と、促されたハッティは、その話を舞台で喋った。 ショーが終わると、2人の男が彼女の席にやって来て、 「君、コメディエンヌにならないか?」 かくて、コメディ女優ハティ・ヘイリッジのキャリアがスタートする。 さて、当時人気ドラマ「宇宙船レッド・ドワーフ号」でレギュラーのホリー役を演じていたノーマン・ラヴェットは、すでに 英国では有名なコメディアンだったが、ハッティの芸風は彼に似ていると言われ「ノーマン・ラヴェットの女版」と呼ばれる ようになった。 あるとき「宇宙船レッド・ドワーフ号」で、ホリーがパラレルワールドで自分の女版みたいな女(ヒリー)に出会って恋に落 ちる……というエピソードを制作することになった。 そこでキャスティングされたのが、ハッティ。 その後しばらくして、ノーマン・ラヴェットが制作陣と揉めて、ドラマを降板すると言い出す例の事件が発生。 ノーマン・ラヴェットのような個性的なコメディアンの代わりを急に探さなくてはならなくなった制作陣は「ホリーはヒリー を恋するあまり、あさっての方向に暴走。性転換して自分の顔をヒリーそっくりに整形してしまった」という、なんとも素晴 らしい(?)アイデアをひねり出し、この苦肉の策の結果、ハッティは人気ドラマのレギュラーに大抜擢されることになった のだそうだ。 人生、なかなか波乱万丈。 さて、次の私の担当企画は、原田実特別講演「怪獣が本当にいた時代」。 いまからわずか30年ほど前の時代の日本で、外国に棲む生物の名前だけを聞いてその想像図を書いたものが、「怪獣図鑑」 などに「本当にいる怪獣」として掲載されていた。 名称だけから妄想を広げまくって描かれた「怪獣」は、本物よりもずっと魅力的な外見で、かつ巨大。 「世界のどこかには、本当にこんな怪獣が棲んでいるんだ!」 と、ワクワクしてしまった子供の頃の思い出が蘇る。 さて、公演が終わって質疑応答の時間。 誰も手を上げないので、そのままサイン会へ。 サインをもらいに来たついでに、素晴らしく面白い質問をした人がいて、そこに残っていたほんの数名で大盛り上がり。 「なんでその話を、質疑応答の時間にしなかったのですか?」 と聞いたのだが、どうも講演の内容に対する「こういう別の説もありますが」という方向の質問は、してはいけないものだと 思い込んでいたらしい。 もったいない! 原田さん、 「なんであんないいネタを、終わってから持ってくるんだ!」 と、盛んに悔しがっていた。 講演の内容を、より掘り下げる質問をすることは、決して失礼なことではないのだよ。 全企画、終了。 閉会式の間に、こちらは会場の後片付け。 大ホール中に並べた机や椅子を撤収し、床のシートを剥がす。 (その合間に、東京で行なわれているメンサ・テスト合格者の会の月例会にスカイプ参加) 気持ちの良い肉体労働を、約3時間ほど行って、新幹線で帰宅。 2号くんが、 「ボストンバッグのチャックが壊れた」 と言っていた。 さて、家に着いたところで、この3日間の総括。 「チャックが3つ壊れた」 寝る。
2017年8月24日(木)
午前中。 静岡のSF大会に行く出発準備。 まずは……充電。 昔と今の旅行準備の一番の違い。 旅先だとどこで充電できるかわからないので持って行く電子機器の充電を満タンにしておかないといけない。 もちろん充電器もカバンに。 あとは普通に、着替えとか……と、やっている間にもメールは届く。 電話はかかる。 週末が本番なので、急ぎの打ち合わせ。 昼。 荷造りしながらドラマ「ナンバーズ」を見ていたら、漫画オタクが着ているTシャツに「侍」という字が書いてあった。 あれはたぶん中国語ではなく日本語の「サムライ」なのだろうな。 日本語の文字が書かれたTシャツを着ているというのが、アメリカ人の持つ漫画オタクのイメージなのか? 夜。 「用意して頂きたい機材なんですが……」 と、出演者から2ヶ月も前に「最終確認」をしたはずの件で連絡が来る。 まあ2ヶ月前だと普通は言われても、それが「最終」なのだというのがピンと来ないのだろうなあ。 商業イベントとかなら、このタイミングでも間に合うのかも知れないが、SF大会はアマチュアのイベント。 たいていのスタッフは、平日は普通のサラリーマン。 「急ぎなので明日に」は出来ない。 最速でも「急ぎなので次の週末に」となる。 外部の業者との打ち合わせが必要な案件だと、相手の営業時間に合わせて会社に有給を申請し……なんてことになる。 なので、この辺はもう「そんなこともあろうかと、あらかじめ準備しておきました」をやるしかない。 出演者がこれまでの企画で使用した機材を調べて、使いそうなものをこっちで勝手に申請しておくわけだが、初出演の人だと それができないので、そういう場合は、似たような企画の情報を元に類推する。 (ただこの方法、かなり綱渡りとなる上に無駄も出る。機材のレンタルには金がかかるので基本的にやめてね) ちなみに、スタッフは大会前日には準備のために会場入りする人が多いから、前々日が東京にいる最終日だったりもする。 以前はそれで「前々日を過ぎると連絡がつきませんよ」と念を押したりしていたのだが、今はモバイルなんちゃらがあるので その辺は前に比べるとなんとかなる。 (でも、小さなiPod touchの画面でメールをやりとりするのは、かなり難しいのだよね。特にこっちが老眼だと) ……作業が一段落したので、夕食をとり、ニュースを見る・ NHKのニュースによると、北朝鮮のミサイルがどうとか。 (またかよ……) ところでNHK、ミサイルの名前「火星」を、ずっと「かせい」と発音している。 これまでミサイルの名前は「テポドン」とか「ノドン」とか、朝鮮語読みだった気がするのだが、なぜ「火星」は日本語読み なんだろう? さて、今月は、なんとメンサ・テスト合格者の会の例会とSF大会が丸かぶり。 スカイプ参加が出来ないものかと、アプリの確認。 会場にいる予定のメンバーのPCと送受信のチェック。 なぜだかお互いにスカイプが通じなくなっていて「アレ? アレ?」とやっていたのだが、新たにソフト(アプリ)をダウン ロードしたら普通に繋がった。 どうやら古いソフトは使用中止になっていて、相手はここしばらくスカイプなんて使っていなかったし、私の方もiPod touch でのスカイプをやっていなかったのが原因だったらしい。 さて、明日は午前中には出かけないといけないので、今夜はもう寝る。
2017年8月23日(水)
晴天。 (さあ、今日こそ図書館へ!) と、思ったのだが、今週末のSF大会の打ち合わせで電話やらメールやらが頻繁に着信して、落ち着いて本を広げていられる 状態じゃない。 ニュースを見たら、大阪の方で停電があったそうだ。 この暑いのにエアコンが使えないんじゃ、熱中症が心配だよな。 午後。 海外ニュース。 米海軍が23日、第7艦隊のジョセフ・アーコイン司令官を解任したと発表。 公式の解任理由は「指揮能力への信頼がなくなったため」だそうだが、6月には伊豆半島沖で、今月21日にはマラッカ海峡 でと、短期間に2回も衝突事故を起こしているからな。 第7艦隊、最近では専ら北朝鮮とか中国とかを牽制する任務に就いているはず。 忙しすぎて、水面下でいろいろとトラブルが起きているのかな? もしも北朝鮮の挑発に浮き足立って事故続発なら、それこそ敵の思うツボ。 ここは冷静に。 それは日本も同じ。 国内ニュース。 大阪の停電の続報。 原因は落雷だと言っていた。 天気が不安定だと、どこで起きてもおかしくない事故なのかもな。 夜。 またSF大会のことで電話。 出演者の楽屋のローテーション。 午前中に出番がある人と、午後に出番がある人で同じ楽屋を使い回すわけだが、 「女優さんの化粧って、どのぐらい時間がかかるものなの?」的なアレヤコレヤ。 夕食後。 1号くんが来る。 「『抛擲』ってどう読むんだ?」 と質問されたが、私にも読めない。(^^; 字面から言って、意味は「放り出す」っぽいのだが。 で、ネットで検索したら、「ほうてき」だってさ。 最近、日本文学にハマっているっぽい1号くん。 理由を聞いたら、どうもゲームの影響らしい。 明日は荷造りして、明後日に出発。 今夜はもう寝よう。
2017年8月22日(火)
朝。 NHKのドラマ「ひよっこ」は、劇中に登場する漫画家が、ヒロインを主人公にした漫画を描いていたという話。 現実をのままをストーリーにしたということで、つまり漫画のストーリーはドラマのストーリーと同じということ。 この漫画が編集者に「中だるみしている」とか「ヒロインが地味」とか言われるという展開。 言ってみれば、このドラマそのものが「中だるみしている」とか「ヒロインが地味」とか言われているのと同じわけだ。 シナリオ担当の岡田惠和さん、楽屋オチの自虐ネタか?(笑) 午後。 SF大会の準備で、量販店に買い物へ。 「ノートパソコンに繋げるスピーカーを」 と言ったら、西口店の店員。 「50人の部屋ですか? では、ノートパソコンに接続するようなサイズのスピーカーではとても無理です。もっと本格的な タイプのものでないと」 (そんな本格的なスピーカーを買う予算はないなあ……) と、東口に移動。 東口パソコン館の店員。 「50人ということは、学校の教室ぐらいの部屋ですよね? じゃあ、この小さなスピーカーで楽勝ですよ」 で、結局、16Wの小型スピーカーを買ったのだが、なぜ同じ店の支店同士で、こんなに言うことが違うのだ? 帰宅。 アメリカの皆既日食のニュース。 トランプ大統領が裸眼で太陽を見ようとして注意されたという話が地味にツボ。 1号くんが来たので、上記の話をすると、 「トランプは、きっと裸眼で太陽を見ると目を痛めるという話を『フェイクニュース』だと思ったんだろう」 だと。 時事ネタでもうひとつ。 先日、知人から聞いた話。 日本の時計メーカーが、デジタルの腕時計を作った。 安くて軽くて丈夫で、もちろん正確な時計。 メーカーとしては、時計として必要にして十分な機能を考えたのだろうが、この時計にテロリストが目をつけた。 「安くて軽くて丈夫で、かつ正確ってことは、時限爆弾の部品に最適じゃね?」 そのせいでアメリカではこの時計、テロリストの時計(通称「ビンラディン・モデル」)と認識されてしまい、うっかり腕に はめているとテロリストと間違えられるとか。 ヤレヤレ……。 寝る。
2017年8月21日(月)
天気が不安定で、自転車での外出がしづらい。 午前中は自宅でできる作業をやることにして、昼食はパンで済ませ「ナンバーズ」を観る。 ピーター・マクニコル演じるラリー・フラインハート博士は、当初はちょっと間抜けなお調子者の扱いだったが、半年間の 宇宙実験から帰還して世捨て人モードになり、寺に籠って以来、困ったことが起こると主人公たちが相談に行く「賢者」の ポジションに。 今回は、たびたびの外部からの訪問者に、さすがに寺もいい顔をしなくなり……という話。 たぶんこの流れだと、大学に戻って来るのだろうな。 午後。 横須賀基地に配備されているアメリカ軍のイージス駆逐艦「ジョン・マケイン」が、21日の早朝にシンガポール付近の沖合 で民間のタンカーと衝突事故を起こしたのだそうだ。 (またかい?) (映画「バトルシップ」のテレビ放映は、いつになるのだろうか) と、どうでもいいことを考える。 夜。 「マトリックス・レボリューションズ」を観る。 (なんか話が途中からだな???) と思ってネットで調べたら、どうやら私はこの前の話「マトリックス・リローデッド」を見損ねたらしい。 第1話の「マトリックス」では、単なる機械の手先だったスミスが、なんかもっと複雑なものに変化していた。 こういう映画を観てから寝ると怖い夢を見る心配があったので、ネットでお笑い動画を探して10分ほど見てから、布団に 入ることに。 ……「怖いお笑い芸人」の出てくる夢を見てしまった。 いったん目を覚ましてから気持ちを落ち着けて、もう1度、寝る。
2017年8月20日(日)
今日は午後から四谷にシャンソンを聴きに行く予定。 時間調整で入ったスターバックスで、1杯300円のカフェアメリカーノを注文する。 まあ、要するにアメリカンコーヒー。 キャンペーンでクイズに答えると商品が当たると言ってお姉さん2人がやって来る。 「コーヒー畑で病害虫被害が出た時、スターバックス本社が農場に送ったものは?」 1)食料 2)コーヒーの苗木 3)衣料品 みたいな、誰でも正解できるクイズで正解すると試供品がもらえるというやつ。 さて、時間が来たのでライブハウスへ。 男女3人の歌手が歌うショーを3ステージ。 ピアノの担当者がベテランで、歌手の「とちり」を上手くカバーしていた。 (どこかで見た人だと思ったら、むかしテレビの「ごちそうさま」で白いピアノを弾いていた人だった) 終了後、近所のサイゼリアで打ち上げ。 打ち上げ終了後に、知人の鍼灸師と居酒屋で飲み直し。 「死相の見方」という、軽くホラーな話を聞かされる。 「患者さんを多く見ていると死期の近い患者さんの顔に死相が見えるようになって来る。あるとき、さほど重病でもない老人 に鍼を打った時、その顔に死相が見えた。『おかしいな?』と思ったら、しばらくしてその患者さんは、介護に疲れた家族に よって殺されてしまった……」 というような話。 (ホンマかいな?) ほろ酔いで帰宅。 寝る。
2017年8月19日(土)
SF大会のスタッフ会議で市ヶ谷へ。 ファミレスで昼食をとる。 ドリンクバーでコーヒーを入れて席に戻ろうとしたら、座席を立ち上がってこっちに向かって歩き出した人がいる。 よけたつもりが相手の荷物が肘に当たり、コーヒーを床にぶちまける。 自分の体のサイズを正しく認識できなくなった? (「太った」という言葉は使いたくない) 午後の会議は、最終的な詰めのはずだが、何か不安が残る。 見落としはないだろうか? 会議終了後、池袋に戻ったら土砂降り。 漫画を描くのに極細の万年筆が欲しいという2号くんに付き合って、できたばかりの丸善へ。 万年筆を買ったら、おまけにボールペンがついて来たので、私が貰う。 雨も小降りになって来て、西池袋で1号くんと待ち合わせて3人で飲みに行くことに。 居酒屋で飲んで、2号くんの部屋へ。 一緒に「ほんとうにあった怖い話」を視聴。 どこまでが「ほんとうにあった」話かわからないようなチープな再現ドラマに、ちょっと笑う。 「その部屋に入院した患者はみんな死ぬ」という病室の話とか。 〈ここからネタバレ注意!〉 とある病院で身寄りのない老女が死亡する。 その老女は寂しさから、頻繁にナースコールのボタンを押すので有名な患者だった。 病室が空いたので次の患者が入るが、その患者も間もなく死亡し、その患者が前にその部屋で亡くなった老女の名前をつぶや いていたのを聞いた看護師が出てくる。 さらに別の患者がその部屋に入って間もなく死亡し、看護師の間でその部屋は「死に部屋」と呼ばれるようになる。 主任看護師であるヒロインは、両親を早くに亡くし、弟も仕事が長続きしない状態。 その弟が、事故でヒロインの勤務先の病院に搬送され、問題の「死に部屋」に入院することに。 やがて弟はその部屋が「死に部屋」と呼ばれていることを知ってしまう。 弟の様子がおかしくなったので、病室を移したが、弟はふらふらと元の「死に部屋に」戻って、その部屋で亡くなった患者の 名前をつぶやく。 そしてその部屋で、ヒロインは死んだ入院患者たちの幽霊を目撃するのだった……。 感想。 この「死に部屋」、個室なんだよね。 病院が、他の患者への影響を考えて死期の近づいた患者を個室に移すというのは、よくあること。 そういう個室の患者が次々に死亡するのは別に奇妙なことではなく、その部屋が看護師の間で密かに「死に部屋」と呼ばれて いたとしても不思議ではない。 親代わりになって育てた弟に思い入れのあるヒロインが、その立場を使って特別に弟を個室に入院させるというものありえな い話ではない。 たぶんヒロインは、その部屋に特にオカルトじみた感情は抱いておらず、単なる「空いている個室」と認識していたからこそ 弟を入れたのだと思う。 ところが弟は、看護師たちの口から、その部屋が「死に部屋」と呼ばれる縁起の悪い部屋であることを知らされてしまう。 就職がうまくいかず事故まで起こしてしまったことで精神的に不安定になっていた弟は、その噂話に影響を受け、その結果、 異常な行動をとるようになる。 ドラマでは、弟が精神的に不安定になった理由を、弟自身は姉の過干渉にあると言っていた。 大事に育てたつもりの弟にこんなことを言われては、ヒロインが追い詰められた気持ちになるのも無理はない。 その状況下で、彼女は「幽霊」を見る。 (これってオカルトというより、精神科医やカウンセラーの領域の話じゃないか?) 「弟がこんなことを言うのは、自分のせいじゃなく幽霊のせい」なのだ。 確かにそう思った方が気は楽かもね。 再現ドラマは、姉に自立を認められたことで弟が精神的な安定を取り戻したところで終わる。 ハッピーエンド。 ……さすがに遅くなったので、帰ることに。 雨は止んでいた。 寝る。
2017年8月18日(金)
図書館に行きたかったのに朝から天気は悪いし、天気予報だと午後からもっと降るみたいな話だし。 「図書館ぐらい雨が降ってても行けよ!」と思うのだけれど、自転車を使わないと結構不便な場所なんだよね。 11月24日に調布で行われる「オールアルカン・ピアノリサイタル4」のチケットを予約する。 (平日なんだよなあ……) 午後。 ネットで、 〈米バイオ企業が史上初「生体転送機」、生物の惑星間転送も可能に?〉 (MIT Technology Review 2017/08/08) という記事を見つけて、読む。 アメリカのシンセティック・ゲノミクス社(SGI)は、2016年に建物内の別の場所から「デジタル・生体変換器」と呼 ばれる装置に送った遺伝的指令を使って、一般的なインフルエンザウイルスのDNAを自動的に作成したそうだ。 デジタル・生体変換器の心臓部を構成するのは、SGI製の商用DNAプリンター「BioXP 3200」。 SGIのDNAテクノロジー部門副社長を務めるダン・ギブソン博士のチームは、2017年5月下旬に、デジタルで転送さ れたDNAシーケンスから、人間が介入しない自動化された方法で、DNAやRNA、タンパク質、ウイルスを作成した方法 を公開した。 まず「H7N9鳥インフルエンザ」が流行の兆しを見せていた中国からこのウィルスのDNAシーケンスを入手。 デジタル化されたシーケンスを使ってDNAプリンターでH遺伝子とN遺伝子を合成する。 SGIからこれらのDNA鎖を受け取った製薬会社が、新しい遺伝情報を含むウイルス株を作成。 このウイルス株を使ってワクチンを製造した。 (この技術が進んだら、もっと複雑な「生物」の転送も可能になるかな?) と、妄想。 夕方。 テレビのニュースで、 「スペインでテロが起きた」 と言っていた。 物騒だな。 夜。 1号くんが来る。 「北朝鮮はアレだし、トランプもアレだし……」 という話をする。 未来の学生は「とりあえず、この辺の事件は〈2017年〉と書いておけば当たる」とか言うかもね。 NHKで「ここがズレてる健常者」を観る。 「道で見えない相手に大声で怒鳴っている統合失調症の患者を見かけたら、どうするのが正しいのか?」 とかの役に立つ知識。 相手は、自分の頭の中の妄想と闘っているので、とりあえず「放っておく」が正解らしい。 目の見えない女性が、 「頭のハゲている男性は、声で分かる」 と言って、本当に当てていた。 男性ホルモンが多いとハゲやすいと聞いたから、声の低さとかで判別しているのかなあ??? 明日はSF大会のスタッフ会議があるので、1号くんが帰って間もなく、寝る。
2017年8月17日(木)
ニュースは主にお天気について。 雨が続いて、こっちも低気圧による体調不良が続いている。 朝食の時にスープをひっくり返し、その後、お茶もひっくり返す。 明らかな注意力散漫。 もしかして、これが話に聞く「うつ病」なのではないかと不安になった来た。 だとすると「うつ病」って機械で言う「制御装置の故障」みたいなものなのかな? 手足に異常はないのに、そこに至る指令がちゃんと届かない。 午後。 海外ニュースを見る。 アメリカと北朝鮮の騒動は、とりあえず一段落した模様。 素人考えでものすごく雑にまとめると「相手がびびるのを期待していた同士が、びびらない相手にびびって手を引いた」とい う感じか? そんなことよりアメリカは、12日に起きたKKKとかと人種差別反対派の衝突事件が後を引いているらしい。 よせば良いのにこの件で、トランプがKKK側の肩を持つような発言をしたもので、大統領の経済関係のアドバイザー団体が 2つも解散する騒ぎに。 どこへ行く、アメリカ? 夜。 「睡眠の大切さを科学的に検証する」という趣旨の番組が面白くて、つい夜更かししてしまった。(^^; ……寝よう。
2017年8月16日(水)
気圧が低いと体調が悪くなる。 これは子供の頃からなのだが、今回はちょっと重症。 変に体がほてったり、だるかったり、頭がボーッとしたり、そういう「ちょっとした体調の悪さ」が、まとめて来ている。 ネットで読んだ記事、 〈「中国全土を射程に」習近平氏を脅す金正恩氏〉 (2017/8/16 6:30日本経済新聞 電子版) 編集委員、中沢克二氏の署名記事。 〈以下、内容の要約〉 金正恩の叔父であった張成沢が2012年8月17日に、当時の中国のトップだった胡錦濤に「正統性なき金正恩を排し、 中国の後ろ盾を得て兄の金正男を擁立したい」という陰謀を話した。しかし決断力が衰えていた胡錦濤は即答を避け「最高 指導部会議に諮る」と答える。 中国の国家安全省と警察を仕切る江沢民派の最高指導部メンバーであり、金正恩と気脈を通じていた周永康がこれを盗聴に よって察知し、ひそかに金正恩へ通報。 激怒した金正恩は張成沢を追い込み、13年末に死刑にする。 さらに5年かけて中国側にいる兄・金正男を追い詰め、今年2月にマレーシアで殺害。 一方、中国の方では、周永康が13年10月に自由を奪われ、同12月に公式に拘束されたが、張成沢との関係に焦点が当 たるのを避けたい中国は、この事実の発表を翌夏まで引き延ばさし、周永康は最終的に無期懲役になった。 表向きの理由は汚職だが、中国が発表した周永康の罪状を詳細に見ると「国家機密の漏洩」が含まれている。つまり本当の 理由は盗聴で得た張成沢を巡る情報を金正恩に漏らした罪だったのではないか。 ……で、中朝関係は今回の北朝鮮の新型弾道ミサイルが中国全域を射程に収めるという結果に繋がるという内容。 北朝鮮での張成沢の処刑と中国での周永康の逮捕、マレーシアでの金正男殺害って、裏でそういう風に繋がっていたのか。 昼。 ドラマ「ナンバーズ」を観る。 大学教授にしてFBIのアドバイザーである数学者が、事件解決のために同僚である工学博士に相談する。 この工学博士も教授陣のひとりなのだが、自動車の修理工から30代で大学に入って学位を取得したという経歴の持ち主と いう設定。 現場で実際の機械をいじってからその理論を大学で学ぶというルートは、考えてみたら合理的かも。 リカレント教育、日本でももっと普及すると良いな。 午後。 体調は、やや回復。 短編集『行き先は特異点』(大森望/日下三蔵 創元SF文庫)の表題作を読み終わる。 コンピューターのプログラムの問題で、アメリカで交通事故に遭遇してしまった日本人の主人公。 近い未来に起きてもおかしくなさそうな、科学の生んだトラブル。 こういう「現実と地続き」のSFって私は好きだな。 コミケで買った同人誌「S-Fファンジン」の中から、Ieeminさんの「わ・す・れ・も・の」を読む。 3Dプリンターを小道具に、日常が異常な世界に侵食されていくホラーSF。 これも好きなタイプの作品だな。 夜。 外は小雨が降り続いているらしい。 明日の天気はどうなんだろう? 寝る。
2017年8月15日(火)
昨夜は大雨だった。 朝の7時半から、何かと評判だった深夜アニメ「けものフレンズ」の再放送をやっていたので、観る。 記憶を失った少女(少年?)が、半人半獣の住む世界で目を覚まし……という話っぽい。 ニュースは北朝鮮の金正恩委員長とアメリカのトランプ大統領の言葉の応酬について。 「言い合い」で終わってくれれば良いのだけどね。 天気が悪く、体がだるい。 全身が熱を持っている嫌な感じ。 アマゾンから届いた『行き先は特異点』(大森望・日下三蔵:編 創元SF文庫)を読み始める。 面白そうな話なのに、頭がボーッとして言葉が入って来ない。 夕食。 食欲がなくて、ほとんど食べられない。 変な汗が出てくるのに、体感的には寒い。 やばい、もう寝よう。
2017年8月14日(月)
午前中。 電話で2号くんとSF大会の話をしたついでに「みやぞんというコメディアンが面白いよ」という話を聞かされる。 バラエティ番組はあまり好きじゃないので、最近のコメディアンには疎い私。 適当に聞き流していたら、2号くんが、その「みやぞん」について勝手に喋った。 会話の受け答えが普通と違っていて、例えば、 「みやぞんは、アメリカに行ったんだってね?」 「行きました」 「どこへ行ったの?」 「アメリカです」 という感じになるらしい。 (まあ、コメディアンだからね……) 知らない曲を1度聞かせると、習ったこともないピアノで弾いてみせるのだそうだ。 (音感の良い人なのかな?) やったこともない空中ブランコを2週間ほど練習させたら普通に出来るようになり、その道のプロが走って来た闘牛用の牛を ジャンプで跳び越えて見せたところ彼も跳び越え、同じく水の上に浮かべた板の上を走って渡って見せたところ彼も…… 「で、脳をMRIで検査してみたら、通常とは違う発達の仕方をしていることが分かったんだそうだ」 それは確かに面白いというか、興味深い人だが…… 「その人は、たぶん『面白いコメディアン』というのとは違うと思うよ」 と、感想を述べる。 (ハリウッドで映画化したら、ジャンルは「SF」になりそう) 実在するのだね、そんなスーパーマンみたいな人。 午後。 昨日の疲れが残っているので、今日は完全オフ日にしてテレ東で映画を観る。 〈ネタバレ注意!!!〉 「自虐の詩」 2007年の作品だから、すでに観る人は観たと思うのでネタバレするが、短気ですぐにちゃぶ台をひっくり返す粗暴な男と 同棲している女性が主人公。 勤め先のラーメン屋の店主が彼女に惚れていて、同棲相手と別れるように盛んに勧めて来る。 彼女に男と別れるように勧めるのは彼だけでなく、アパートの大家も同じ。 というか、この2人を見ていたら、誰だってそう勧めるはず。 さて、話はヒロインの少女時代にさかのぼる。 父親が銀行強盗をやって捕まり、学校でもバイト先でもつまはじきにされる悲しい過去。 そして彼女のもうひとつの過去。 若い頃に大阪でシャブ中の売春婦に身を落としていたヒロインは、そんな彼女を愛したひとりの若いヤクザに出会う。 ヤクザは彼女と一緒になるために指を詰めてヤクザを辞め、2人は一緒に生きて行こうと誓い合った。 ……それが今の同棲相手なのだ。 ヤクザの子として生まれながらヤクザを辞めた男は、仕事に就こうとするが、なにしろヤクザしかやったことがないのだ。 おまけにかつての仲間の嫌がらせにも遭って仕事が長続きせず、日々苛立ちを募らせていっているのが現在なわけである。 ところで少女時代のヒロインは、誰からもつまはじきにされる中、たったひとりの親友の励ましによって町を出ることを決意 した。 かすかな希望を胸に列車に乗り込む少女。 (だが、その未来を観客はすでに知っている) 粗暴な男との同棲を続け、自ら不幸を選んで生きているように見える女の人生が、実は人生の節目節目で幸せになろうという 選択を重ねた結果だったという物語。 映画のラストでヒロインは赤ん坊を産む。 幸せなひととき。 しかし、これに似た「小さな幸せ」のシーンを観客はすでに何度も見せられているわけで……。 2つの過去と現在を行き来する巧みな編集のせいで、なかなかクセのある作品になっている。 ヒロインの親友「熊本さん」の少女時代を演じた丸岡知恵という女優が、いい味を出していて、彼女を観るためだけに観ても 良い映画。 夜。 アマゾンから「注文の品は明日配達予定です」という通知メールが来る。 (あ、昨日、酔った勢いでポチったんだった) 寝る。
2017年8月13日(日)
目を開けると壁の時計が7時を指している。 (今日は月曜日。昨日は日曜だったから朝からコミケで売り子をやった……アレ? 売り子をやった記憶がない……) と、ここで目を覚ます。 今日は日曜日。 朝からコミケのSF大会のブースで売り子を……これからやるのだった! そしてサークル入場は7時半から。 Gパンに飛び込んでリュックを背負い、駅へ。 駅に着いてから「独り言」を更新し忘れたことに気づいたが、それどころではない。 7時13分池袋発の新木場行きで豊洲に向かう。 豊洲でゆるかもめに乗り換える。 (この時点ですでに7時半は過ぎている) 混んだゆりかもめは座る座席もない。 普段はゆっくり眺めるゆりかもめからの風景も楽しむ心の余裕がないまま有明駅へ。 どやどやと降りる人の群れに一瞬とまどったが、一般参加の列の終わりが一駅分伸びているせいだと理解。 つまり一般参加者が会場に向かう時刻だったのだ。 どうにか8時10分前ぐらいにブースに到着。 慌てて準備を始めたが、気がつけばあまり人がいない。 「山手線が遅延しているそうです」 と、教えてくれる人がいて、 (そう言えば地下鉄の駅で上の駅付近で線路への立ち入りがあったと電光掲示板に流れていたな) と思い出す。 恐らくは自殺。 ちょっと暗い気持ちになるが、この遅延の影響でスタッフも遅れ、バタバタしてそれどころじゃなくなる。 ようやく準備が整ったあたりで、なぜか1号くんから電話。 「いまどこ?」 と聞くから、 「Wの08だ」 と答えたら買い物を頼まれた。 (こっちは売り子で来ていて、忙しいんだけど?) しょうがないので買い物に行ってやったが(近所のブースだった)、なぜか「一時頒布停止」の札が出ていてブースが開いて いない。 そのように知らせてやったら、1号くん、ネットで調べたらしく「ブースの人は山手線の遅延の関係で遅れているらしい」と メールして来た。 山手線の遅延、何かと尾を引いている模様。 (1号くんから頼まれた買い物は、再チャレンジで成功したので、通りすがりの2号くんにことづける) 昼もブースに座ったままサンドイッチで済ませ、委託を受けている来年のSF大会の関係の仕事なども手伝うが、来年の実行 委員長、釣銭の用意を忘れていて私が財布から立て替えた。 ダメじゃん。(^^; 夕方。 4時に撤収。 気のせいか今年は空いていたな。 (コミケ名物のトイレの前の長い行列がなかった) ワシントンホテルの建物の中にあるスペイン料理屋でビールで乾杯してから帰宅。 帰り道で小雨がパラついていた。 とりあえず「独り言」を更新。 今夜はもう寝よう。
2017年8月12日(土)
日経1面のトップ記事が、 〈AIや自動運転「量子」が突破口 1億倍速コンピューター〉 という特集記事で、量子コンピューターが実用段階に向かっているという内容だった。 ページをめくって裏側の2面の記事は、 〈政府は宇宙ビジネスの拡大に向け、国内で新しい発射場の検討に入った〉 というもの。 〈7月に民間初のロケット実験に失敗したインターステラテクノロジズが本社を置く北海道大樹町の名も上がる〉 〈キャノン電子など4社が小型ロケット開発の新会社を立ち上げるなど新規参入の動きも急だ〉 〈新しい発射場は企業が小型ロケットを持ち込み、国の認可の下で打ち上げる想定だ〉 〈大型ロケットが長さ50メートルを超え、1回の発射に100億円かかるのに対し、約10メートルの小型は数億円で済 む〉 ええと……? これって「なつのロケット団」にとって、めでたいニュースなのか? それとも??? 午後。 コミケへ。 『チャレンジ鉄道一人旅〈初級編〉』という同人誌を買って帰る。 文字通り「薄い本」なので、帰りの電車の中で読み終わる。 鉄道での一人旅に必要な準備や持ち物などについて書かれたテキストで、地方を旅行するための注意等も載っている。 〈(タクシーを)手を挙げてどこでも拾えるのは大都市のみです〉 〈「当初歩けるところまで行き、途中で疲れたらタクシーで」というプランはオススメできません〉 とか、実際に初心者がやってしまいがちなミスについて親切に書いてあった。 一人旅をするときには参考にしようと思う。 夕方。 百均に文房具を買いに行く。 佐藤編集長が「〈たんぽぽ〉(池袋のC1出口の近くにある百均)の裏に100円ローソンが出来た」 と言うので、一緒に行ってみたところ……。 〈たんぽぽ〉の近くの路地を入ってしばらく歩いてから右に曲がって、左に曲がって通りを歩いて15分ほど歩いて……。 歩きながら2人で「裏」という言葉の定義について話し合う。 「表をひっくり返して、すぐに見えるものが裏だろ?」 というのが私の考える「裏」なのだが、どうなのだろう? 夜。 2号くんと「養老乃瀧」へ行って軽く飲む。 明日もコミケ。 朝からブースに入らなくてはならないので、そろそろ寝る。
2017年8月11日(金)
朝。 ツィッターを見ていて、今日がコミックマーケット初日であったことに気づく。 (平日にコミケ?) と、思ってよく考えたら今日は「山の日」だった。 去年できた新しい祝日。 要するにお盆休みを長くするために作られた祝日らしい。 午後。 記者会見での小池都知事の、 「情報というか文書が不存在であると、それはAIだからです」 「最後の決めはどうかと言うと、人工知能です。つまり政策決定者である私が決めたということでございます」 という発言がネットで話題になっていた。 どうも小池さんAIを「人間コンピューター」みたいなものだと勘違いしてるんじゃないかという気がする。 前後の文脈から見て「自分の頭脳(=小池さんの頭の中)」的なことを言いたかったみたいだよね。 「情報というか文書が不存在であると、それは私が頭の中で決めたからです」 「最後の決めはどうかと言うと、私の頭(=考え)です。つまり政策決定者である私が決めたということでございます」 これなら少なくとも日本語としての意味は通る。 (記者団、なぜそこで「その〈人工知能〉とはどういう意味ですか?」という質問をしなかったのか?) 夕方。 空想小説ワークショップ。 本日の講師は川又先生。 コミケだし、お盆だし、で教室には受講生が3名のみ。 (あとから遅れて1人来た) 川又先生が審査員を務められたセンス・オブ・ジェンダー賞の候補作についてのあれこれ。 興味深かったのは草野原々(くさの・げんげん)氏の「最後にして最初のアイドル」の原稿を読んだときの早川書房編集長の 反応。 「こんなト書きみたいなものは小説じゃない」 と、激怒したそうだ。 (S澤編集長なら言いそう) でもこの作品、確か今年の星雲賞(日本短編部門)を獲ったんだよね。 つまり読者には歓迎されたと。 草野原々氏は、変な小説を書く人で、川又先生曰く。 「もしかしたら化けるんじゃないかと思う」 という若手作家。 そしてもうひとつ話題になったのは「この世界の片隅に」。 どうも川又先生はこの映画に最初あまり良い印象を抱いていなかった様子。 (「あんな嘘臭いデタラメ」と言っておられた) 川又先生、恐らく予告で子供が戦艦を指差しながらその名前を説明しているシーンを見て「嘘臭い」と感じられたのではない かな? ネタバレをすると、実はあれは子供が戦艦マニアの兄の真似をしている(当然、言っている内容は間違っている)シーンなの だよね。 本編をご覧になった川又先生は、 「原作の方は良いね。原作は白黒だから。やっぱり戦時中のものは白黒でないと嘘臭い」 と、あの口調で言っておられたので、たぶん映画の方の評価も少し変わったのではないかと思う。(^^; センス・オブ・ジェンダー賞は、間も無く発表されるそうだ。 お盆だし明日もコミケがあるしということで、飲み会もなく、そのまま帰宅。 寝る。
2017年8月10日(木)
朝。 部屋が揺れた。 時刻:9時36分頃 震源:千葉県北西部(北緯35.8度 東経140.1度) 深さ:約70km 最大震度 震度3 規模:マグニチュード4.9 最大震度は「3」だったが、豊島区は震度2。 最近、地震が多いね。 午前中。 メンサ・テスト合格者の会の会場予約。 東京芸術劇場が埋まっていたので久しぶりに別のところを取ったら、入力操作を間違えて4部屋分を予約してしまった。 1万円近い金額を請求されたのもさることながら、何よりうちが塞いでしまっっている間は他の団体が取れないので、慌てて 取り消そうと電話をするも、予約開始日なので当然のようにずっと話し中。 自転車に飛び乗って手続きに行く。 (自転車で行ける距離で良かった) 無駄な疲労感を覚えつつ、帰宅。 午後。 雑用で日が暮れる。 夕方。 2号くんと買い物。 空腹を覚えたので東池袋の「炉端焼かば」で食事をする。 まずはビールで乾杯。 「炉端焼かば」は、「李白」が飲める貴重な店。 2人で6合ほど飲む。 酒に弱い2号くんが「少し酔っ払った」言い出したので帰宅。 寝る。
2017年8月9日(水)
昨夜遅く(日本時間で午後10時20分頃)中国の四川で地震があったらしい。 かなりの数の死者が出ているらしい情報も入って来ている。 日本も最近、地震が多いし、大丈夫かな? 午後。 図書館へ。 自転車でちょっと走っただけなのに汗がポタポタ、水を浴びたみたいな状態になる。 隣の席に座った人がこっちをチラチラ見ていたのは汗臭かったからかな? そしてベルトのケータイ・ケースを見たら空。 充電したまま部屋に忘れて来たらしい。 レポートを書いて夕方、外に出たら自転車置き場の地面が濡れている。 そういえばさっき子供が「雨が降って来た」とか騒いでいたっけ。 帰宅。 部屋に入ろうとしたら鍵が開いている。 どうやら閉め忘れていたらしい。 出かけるときにドアから外に出たところで、濡れた傘を外に出しっぱなしにしていたのに気づいて片付け、そのまま出かけて しまったらしい。 靴を履き、外に出て、鍵を閉めるというルーティンに、別の動作がひとつ加わっただけでこの始末。 ニュース。 北朝鮮がグアムにミサイルを撃ち込むことを検討しているとかなんとか言ったそうだ。 ワシントン・ポストの「北朝鮮が核弾頭の小型化に成功した可能性がある」という記事を読んだトランプが 「北朝鮮はこれ以上、米国を脅さない方がいい。世界が見たこともない炎と激怒で対抗する」 と発言したのが、北朝鮮を刺激したのかな? いま北朝鮮もアメリカも常識では考えられないことをする人物がリーダーをやっているので困るよなあ。 さてと、風呂へ入って寝ようか。
2017年8月8日(火)
朝「モーニングCROSS」(東京ローカルの情報番組)で、日本の教育の問題点として「リカレント教育が普及していない」という問題を取り上げていた。 「リカレント教育」というのは、ざっくり言うと「就職してみて必要な知識や技能が何か分かってから、もう1度学校に戻っ てその分野を勉強(そしてキャリア・アップ)」みたいな感じ? 労働者が働いて稼いで得た金で自分で勉強して、より高度な知識・技能を取得してくれるので、国全体を見ると質の高い労働 力を得られる大変に結構なシステムなのだが、終身雇用の考え方が基本にある日本では、就職したあとでキャリア・アップの ためにまた学校に戻るという考え方が、なかなか受け入れられない。 次々に新しい技術が開発され、労働者の方も新しい技能が必要とされているのに、いまの日本の教育システムだと、その状況 に対応できない。 結果、世界的に見て日本企業が不利な立場に置かれている。 同じ番組で、もうひとつ取り上げられていた話題が「日本ファースト」。 この名称のネーミング・センスが悪いという意見が出ていた。 「まるで世界的に評判の悪いトランプ大統領の『アメリカ・ファースト』の二番煎じ。対外的にイメージが悪すぎる」 まあ、確かに、言われてみればそうだよね。 名前を決めるとき、誰もそこに気づく人間はいなかったのだろうか? 昼。 今日の「NCIS」は、「NCIS:LA」とのクロスオーバーで、前後編の後編。 ロサンゼルスに出張捜査に行ったNCISのメンバーが、そこでロサンゼルスのNCISと協力して捜査に当たるという話。 「NCIS:LA」の主人公が銃で撃たれて相棒が救急車を呼ぶシーンで終わったので「え?」と思って調べたら、この話は 「NCIS:LA」のパイロット版で、このエピソードがアメリカで放送された時には、まだ「NCIS:LA」は始まって いなかったのだね。 たぶん人気ドラマである「NCIS」の中でスピンオフの「NCIS:LA」のパイロット版を試し、感触を確かめてから、 「NCIS:LA」の放送を開始……みたいな流れだったのだろう。 テレ東で見ていたこっちとしては「NCIS」より先にスピン・オフの方の「NCIS:LA」が放送されていたせいで混乱 した。 午後。 中央図書館へ。 3時から5時半まで館内にいて、外に出たら雨が降っていた。 しょうがないのでハンズで小さな折りたたみ傘を買ったが、1本1000円もした。 ちょっと前までは500円ぐらいで売っていなかったっけ? 帰宅。 2号くんが部屋に来る。 理由は「風呂が故障したのでシャワー貸してくれ」なのだが、早く修理屋を呼べ! そして来たついでに晩飯は食うわ、テレビは占領するわ。(笑) 2号くんはバラエティ番組が大好きなので、同じ部屋にいる私もバラエティを見る羽目になる。 2号くんが「金正男暗殺に使われた神経剤VXについてらしい」と言うから北朝鮮関連の番組かと思ったら、オウム事件の話 だった。 オウムもVXの製造に成功していて、被害者の会の会長もこの神経剤の被害を受けたらしい。 ところでオウムがやっていたという肉体を痛めつける「修行」で思考力を奪って洗脳するというのは、昔の新人教育セミナー とかでやっていたアレと同じだよな。 中島らもの小説『ガダラの豚』にもインチキ教団の合宿シーンに出てきた。 偶然このバラエティ番組で取り上げられていた他の話題が「拒食症」だったのだが、人間、ちゃんと栄養を摂っていないと、 頭がおかしくなって正常な判断ができなくなってしまうものなのだよな。 さて、2号くんも帰ったので、風呂に入って、寝る。
2017年8月7日(月)
朝。 ネットのニュース。 〈製薬・化学関連の国内企業16社は体のあらゆる部分になることができる万能細胞「iPS細胞」を使い、血液の成分であ る血小板を量産する技術を世界で初めて確立した〉 〈来年にも臨床試験(治験)を始め2020年の承認を目指す〉 〈今回量産のめどが付いたのは血小板の血液製剤。この血液製剤は外科手術時や交通事故の被害者など止血が必要な患者に使 う〉(2017/8/7 2:00日本経済新聞 電子版) 少子化で人口が減ると、献血で集まる血液の量も減る。 そこでiPS細胞を使って血小板を安く製造しようという話。 良いことだと思う。 台風が迷走しているとかで、テレビのニュースはお天気が中心。 気圧の関係か、個人的にも体調が悪い。 ネットでシャーロック・ホームズを読む。 「独身の貴族」 花嫁が行方不明になるという話で、ものすごく予想通りのオチ。 発表当時にこれが「意外な結末」と捉えられたとすると、それは19世紀のイギリス人の「貴族と結婚した平民の娘」の心境 についてのイメージが味方したからだろうな。 午後。 若狭勝氏が「日本ファーストの会」というのを設立したそうだ。 衆議院解散の時期によっては、無党派層の自民党票が流れるかな? 夜。 BSで、映画「マトリックス」をやっていたので、観る。 1999年、アメリカ製作のSF映画。 〈ストーリー〉 主人公の青年トーマス・アンダーソンは、大手ソフトウエア会社に勤めるプログラマーだが、夜中にこっそり違法ソフトを作 っていて、そっちの世界では有名人。 しかし夜中まで起きているせいで遅刻が多く、上司には「今度、遅刻したらクビだ」と叱られる日々。 そんな日常を「こんな世界はニセモノだ」と感じている。 そんなある日のこと、アンダーソンの会社に携帯電話が届けられ、実はこの世界は作り物で自分は人類を救うための選ばれた 救世主「ネオ」であることを知らされて…… なかなか中二病全開で、いま観ても面白い映画。 20世紀に観た時と今とでの感想の違いは、21世紀のいまの方が、現実がディストピアに近い点かな? 寝る。
2017年8月6日(日)
広島原爆忌。 人類が、やってはいけないことをやってしまった日。 これを言うとアメリカ人は嫌がるだろうけれど、別に原爆を落とさなくても、もう少ししたらソ連が参戦して日本は降伏した はずだと思うよ。 悪いけれど、当時の日本のトップは「広島やばい」「長崎やばい」じゃなく「東京やばい」で初めて動く連中だったから。 午後。 親戚の家に電話。 最後にその家に行ったのは、小学生ぐらいのときか。 田舎の結構、広い家だった。 「息子が結婚して家を出たので、いまはひとり暮らし」 なんだそうだ。 増えているよなあ、ひとり暮らしの老人世帯。 夕方。 SF乱学講座。 メンサの内山さんに会う。 (この間の例会で、顔を合わせたばかり) タイトル:ハンセン病と宗教 講師:浜崎眞実氏(カトリック司祭) ハンセン病の差別の歴史の話。 「かったい」という言葉に「ハンセン病の瘢痕によって風貌が著しく変わってしまった人への蔑称」という意味があるのだと 初めて知った。 私の知っている「かたい」は室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思ふもの」というあの詩に出てくる「よしやうらぶれて 異土の乞食(かたい)となるとても」の「乞食」という意味の「かたい」だったのだが、講師によると、ハンセン病患者は、 家から追い出されて乞食になることが多かったので、本来ハンセン病患者を指した「かったい」という言葉が「、かたい」と 変化して乞食も指すようになったのではないかとのこと。 ハンセン病は、体力の低下によって発症することの多い病気なので、発症する人には栄養状態の悪い人が多かった。 20世紀初頭の日本では、所得が低く栄養状態が悪い人が多かった。 そのため、町でよくハンセン病患者を見かけた。 これじゃ日本が開発途上国みたいで西欧諸国に対して体裁が悪いというので、ホームレス状態のハンセン病患者を町から一掃 しようということになった。 ところが、ここで中心となった人物が悪かった。 光田健輔という病理学者で、裕福とは言えない家庭の出身で、そのためう優秀なのに学歴の低い人だったらしい。 ウィキペディアを引用すると、 〈ハンセン病の療養施設「養育院」から献体があったが、学士の同僚達は罹患を恐れ、誰も解剖をしようとはしなかった〉 という状況の中で、彼はその解剖を行ったことでハンセン病の専門家として出世することとなった人物。 これはあくまで私見であり、私の個人的な感想に過ぎないのだが、 「優秀なのに何らかのハンデのために世の中に認められなかった人って、いったん権力を握ると、より弱いものを叩く方向に 暴走しがちだよね?」 さて、東京帝国大学医科大学専科(病理特科)を卒業して東京市養育院に就職した光田は、ハンセン病患者隔離政策の推進派 となり、男性患者に「断種手術」を行うようになる。 1930年 内務省が「らいの根絶策」を策定。 1931年 「らいの根絶策」に基づいて「癩予防法」制定。 「民族浄化」のためとして、すべての患者を隔離収容しようという動きへ。 で、隔離された患者が不満を行動に移さないように活躍しちゃったのが宗教。 ざっくり言うと「あなたが置かれた立場に不満を持たず、心の平安を保つことが幸せへの道」的なことを言って患者の不満を 精神的側面から抑える役割を果たしていたらしい。 「あなたが置かれた立場に不満を持たず、心の平安を保ちなさい」 他人を踏みつける側から見たら、こんなに都合のいい言葉はないよね。 自分が踏みつけにしている相手に、 「私に踏みつけられている立場に不満を持たず、心の平安を保ちなさい」 と、優しく諭す。(笑) で、1996年に「『らい予防法』の廃止に関する法律」が成立。 1996年までこの法律が生きていたというのが驚きなのだが、私が推測するに、たぶん一般の日本人が、そんな法律が存在 すること自体を忘れていたというのが一因だと思う。 (逆にこの法律の存在についてよく知っている人には、この法律が存続した方が都合のいい立場の人が多かったんじゃないか なあ? よく知らないけど) 講座終了後「包茶」で食事。 店の都合で2つのテーブルに分かれて座ったのだが、離れたテーブル同士の会話があまりになかったので、新人っぽいウエイ トレスさんが、 「もしかして、別の団体だったんですか? 私、うっかり伝票を一緒にしちゃったんですけど」 と、慌てていた。 月に1度、顔を合わせるメンバー同士で、店に着く前に喋るだけ喋って来たからね。(^^) 帰宅。 ネットにシャーロック・ホームズの全訳が公開されているサイトがあるというので、読んだことのない「オレンジの種五つ」 という短編を読んでみる。 どうでもいいことだが「ドラウト」というゲーム名。 日本では「ドラフト」か「チェッカー」と訳した方が分かりやすいんじゃないかなあと思った。 そして「オレンジの種五つ」。 なるほど、読んでいない訳が分かった。 これ、つまんない。(´Д`) ミステリーの要素がぜんぜんなくて、どっちかと言うとオカルト寄り。 アメリカの差別団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」が「相手にオレンジの種を送りつけることで死を予告する秘密 結社」として登場するのだが「KKK」は、そういう団体じゃなかった気がするぞ。 〈以下、オチまでネタバレしているので注意〉 とある青年が、ホームズの元を訪れるところから物語は始まる。 青年、曰く。 「アメリカ帰りの伯父さんのところにオレンジの種が送られて来て以来、伯父さんが異様に怯えるようになり、その後、池で 水死体となって発見されたが警察には自殺として片付けられた。次に自分の父親にオレンジの種が送られて来て、父親は転落 死したが警察には事故死として片付けられた。そして今度は自分にオレンジの種が送られて来た。怖くてしょうがない。なん とかしてくれ」 ホームズが種が入っていた封筒を調べると「KKK」と書いてある。 青年が帰ったあと、ホームズは本で調べて「これは相手にオレンジの種を送りつけることで死を予告する秘密結社からの手紙 だ」と気付くが、依頼主の青年はホームズの家からの帰り道で、橋から落ちて死亡してしまった。 怒ったホームズ、手紙の消印から差出人を特定すると、こっちから逆にオレンジの種を送りつけることにするが、その種が届 く前に彼らの乗っていた船が沈没して、差出人は事故死してしまう。 なんか、ミステリーじゃないよね、これ? オレンジの種を送りつけるという行為は、ミステリー的な殺人予告というよりオカルト的な「呪い」っぽいよな。 寝る。
2017年8月5日(土)
風邪は微熱とのどの違和感がちょっとある程度。 昼。 ビックカメラに買い物に行き、ついでにジュンク堂へ寄ったら『進め!なつのロケット団』(あさりよしとお 白泉社)を 衝動買いしてしまった。 『なつのロケット』という漫画の登場人物が実在の「なつのロケット団(先日、北海道でロケットの発射実験を行ったベン チャー企業「インターステラテクノロジズ」の前身的サークル)」の影響を受け、自分たちもロケットを作るという話。 実在の「なつのロケット団」が、そもそも漫画の『なつのロケット』から名前をとった団体なので、そういう元ネタを知っ ている人間はニヤリとさせられる設定。 漫画では小学生という設定の登場人物たちだが、ストーリーは、実在の大人たちによる団体「なつのロケット団」が行った ロケットの製作過程のエピソードをそのまま漫画化したようなもの。 当然というか「ライブドア事件」も出てくる。 この漫画、Webにリアルタイムで連載していたわけで小学生のはずの登場人物が、とある不幸な事情で2年半「長期離脱」 するわけである。 ご当人には悪いが、やっぱりこれ、笑っちゃうよね。 午後。 2号くんのアパートへ行き、以前に録画して貰った「モーガン・フリーマン時空を超えて 光の速度を破れるか?」を観る。 『光速より速い光』(NHK出版)のジョアオ・マゲイジョ博士が出て来た。 例の「光速変動理論(VSL理論)」の人だよね。 「光速変動理論」というのは何かというのを科学音痴の私が理解できる範囲で説明すると…… まず、解決したかった問題として「宇宙の均一性」というものがあったというのが前提。 物質が光速より速く移動できないとすると「遠すぎて宇宙ができてからいままでの時間では光がまだ届いていない場所」と いうのがあるはず。 でも観測してみたら、そんな場所はなかった。(宇宙全体が均一だった) そこで生まれたのが「インフレーション宇宙」という考え方。 これは「宇宙は生まれた頃はもっと狭かった」という理論。 今の宇宙の広さだと遠すぎるような距離の場所でも、昔の宇宙は全体に狭かったからそんなに遠くなかったという考えだ。 これに対して「光速変動理論」は、文字通り「光の速度は昔と今は違う」という説。 昔の光はもっと速かったから、遠くでも届いたのだという考え方。 そして、実はまだ部分的に「光が速い場所」というのがあるんじゃなかろうか……という話が、夢が広がりんぐして大変に よろしい。(^^) 夜。 1号くん、2号くんと近所の居酒屋で軽く飲んでから帰宅。 NHK・BSで4怪談番組特集みたいなのをやっていた。 夜の7時から「鬼」の特集。 桃太郎伝説の元ネタのひとつとされる「温羅伝説」についてが面白かった。 渡来人であり吉備に製鉄をもたらした温羅(うら)という「鬼」を吉備津彦命が弓で射て倒したという話。 そのあと8時過ぎ頃からはホラー小説や映画等の番組。 小説『リング』の作者の鈴木光司さん、映画「呪怨」の監督の清水崇さん、怪談の語り部として有名なタレントの稲川淳二 さんを呼んで創作のコツとかを聞いたのだが、本筋とはまったく関係のない「稲川淳二の字がやたらきれい」にどうしても 引っかかってしまった。 創作メモの文字が、ほとんど「活字かよ!」というほど整った文字だったのだ。 最後に3人に「マンションの部屋に入ったAさんが、その後バルコニーで悲鳴をあげる」というストーリーの物語を小説、 映画、語りのそれぞれの手法で表現してもらうという試み。 面白かったけれど、やらされる方は大変だよな。(笑) それが終わると、今度は地方に伝わる怪奇伝説を再現ドラマで映像化した番組。 「地方に伝わる伝説」として「姥捨山」の話が紹介されていたのだが、海外の話とか創作とかによって「汚染された昔話」 っぽかったなあ。 昔話の「汚染」とは、情報の伝播によって昔話の語り部が、別の地方に伝わる話や創作された物語の知識を得ると、これが 語る昔話の内容に影響を与えて変化してしまうことがよくある。 その結果、物語としては洗練されて完成度の高いものになる反面、オリジナルの伝承とは違った話になるという現象。 物語としての体裁が整いすぎている上、教訓まである「伝承」って、なんか嘘くさい。 そして老母が木の枝を折る場面、自然破壊と非難されることを恐れたのか「木の枝を岩の上に置く」に変えられていた。 かなり不自然に思えたぞ。 その番組が終わって、海外のエクソシストの番組が始まったあたりでテレビを消して、寝る。 (今夜は良い夢が見られるかな?)
2017年8月4日(金)
朝。 7時半に目を覚ます。 全身の筋肉が熱を持っていて、痛い。 風邪のひき始めか? (1週間前に職場で会った人が、風邪をひいていたんだよなあ……) 「NCIS」は、歯医者に行った科学捜査官(鑑識係)の女性が帰り道で拉致される話。 「ランチまでには戻るから」 と言って職場を後にした科学捜査官。 (ってことは、昼休みじゃなく勤務時間中に歯医者を予約したのか?) と、どうでもいいことが気になった。 拉致された理由は、海外派兵された兵士に流行している病気の治療薬を極秘に作るため。 科学捜査官である彼女は、当然のようにその道の専門家なのだ。 そして彼女がいなくなってしまった「NCIS」では、理系の学位を持っている捜査官が、マニュアルと首っ引きで分析作業 を行うことに……。 「何の学位を持っているか?」は、アメリカの刑事ドラマでは結構、重要な問題になるのだよな。 夕方。 2号くんのアパートへ。 少し遅れたが誕生日のケーキを買って持って行き、一緒にテレビを観る。 「アドベンチャー・タイム」というアニメ番組。 主人公の少年が虫歯になるが、歯医者に行くのを嫌がるという話。 (アメリカのテレビ番組、虫歯モノがブームか?) 主人公が歯医者を嫌がる理由は、 「バターまみれのヘビのいる穴の中に入れられるようなことは嫌だから」 で、周囲の説得によってやっと歯医者に行くことになった主人公、そこでバターまみれのヘビのいる穴の中に入れられる。 (シュールだ!) ヘビの穴を通って、主人公がたどり着いたのはアリの巣。 そこで虫歯の治療と引き換えに巨大ミミズを退治するクエストを受けたのだが、アリが彼のパートナーに選んだのは、主人公 に恨みを持つ少年。 この少年と力を合わせなければ巨大ミミズを倒すことはできない。 主人公はなんとか少年を説得して2人で巨大ミミズと戦うが、戦いの最中に少年は死んでしまう。 巨大ミミズを倒すことに成功した主人公は、虫歯が治った上、彼を恨んでいた少年もいなくなって、メデタシ、メデタシ。 この「え? アレ?」感がクセになるアニメ。 夜。 池上解説番組を観る。 本日のテーマは「自衛隊」。 朝鮮戦争で忙しくなったアメリカの都合で警察予備隊が作られることになり、その面接風景を記録したという珍しいニュース フィルムが放送された。 この面接の目的は、警察予備隊に旧日本軍を肯定するような人間を入れないためだったらしく、尊敬する人を聞かれた受験者 が「英雄です」と答えて「英雄ってアンタ!」と、面接官に突っ込まれていた。(笑) その後、朝鮮戦争も終結し、今度は余った武器の払い下げ先として便利に利用される自衛隊。 池上さんが言いたかったことは「要するに自衛隊ってアメリカの都合で作られたんだよ」ということだと思う。 そして、一緒に番組を見ていた20代の2号くんに、戦後史の知識がないのに少し驚いた。 学校では戦後史は駆け足で教えるから、どうやら高校卒業後に美大に進んでしまった2号くんは、戦後史をまともに勉強して いないらしい。 これは問題だな。 買っていった日本酒を1本空けてから帰宅。 寝る。
2017年8月3日(木)
バイト最終日。 普通に出勤したら、事務所のホワイトボードに時間変更のお知らせが書いてあいった。 横浜の方でかなり大規模な列車の遅延があったらしい。 みんなその話をしていて、影響のなかった地域に住んでいる私は軽く疎外感? 業務そのものに問題はなく、普通に仕事をして合間の休憩で休んでいたら細かい振動を感じる。 「地震じゃないですか?」 と言ったら、男性職員が口元に笑みを含んだ余裕の表情で、 「地震じゃないよ」 と即答した。 時刻:13時45分頃 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経139.9度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード4.5 最大震度は3だったが、私がいた渋谷区は「震度2」。 あの自信に満ちた(シャレではない)の微笑は何だったのだろう? 午後の業務も滞りなく済んで、バスで帰る。 渋谷のバスは、見事に時刻表通り……と思っていたら、駅まであとちょっとというところで渋滞に引っかかる。 目の前に駅が見えている場所で止まられると、降りて歩きたくなるな。 帰宅。 2号くんと1号くんが部屋に来た。 1号くんの勤務先(銀座)の近所で火事があったそうで、 「昨日、昼食を食べに行ったファミレスのすぐ隣が燃えて、うちの職場まで煙たかった」 と言っていたのでニュースサイトで見たら、築地場外市場で大火事があったらしい。 地番でいうと中央区築地4丁目らしいのでネットで地図を確認したら、方向音痴的には新発見。 築地って銀座に隣接した町なんだね。 なんか「築地」と「銀座」という町のイメージが違うので錯覚を起こしていた。 そう言えば、むかし(1973年)NHKでやっていた「銀座わが町」というテレビドラマに出てきた銀座は、下町っぽい 雰囲気の町だった。 夕刊の1面トップは、改造内閣の発表。 「人づくり革命担当大臣」というポストがツィッターで話題になっていた。 確かに何をするのかよく分からない役職。 「人づくり」を英語に直訳すると “Human making revolution” 。 (政府が“revolution(革命)”を行うのか?) と、思っていたら、さっそく共産党から、 「『革命』という言葉を軽々しく使わないで欲しい」 と、クレームが来たらしい。(笑) 「革命」は共産党のスローガンだものなあ。 夜。 「モーガン・フリーマン 時空を超えて」、本日のテーマは「人間は神になれるのか?」。 人類が、未来を予知する能力を獲得する可能性、光の速さで物を動かすことができるようになる可能性、新しい生物を作り 出す可能性等について。 2匹のマウスの脳を有線ケーブルでつないで行ったテレパシー(?)実験が興味深かった。 これ、無線で出来るようになったらどうだろう? ところで、ニュース(テレ朝)で、アメリカの自動販売機の会社が、従業員の体内にマイクロチップを埋め込む取り組みを始 めたと報道していたな。 従業員の手の甲に埋め込んだマイクロチップを使って、手をかざすだけでパソコンのログインや売店での商品の購入ができる ようにしたんだそうだ。 あくまで「希望者のみ」ということらしいが、一部の従業員からは「健康への影響をきちんと知りたい」といった不安を訴 える声が上がっているものの、従業員85人のうち約50人がチップの埋め込みに同意したということだから、意外に抵抗 はないのかな、機械の埋め込み? それとも「希望者のみ」と言いつつ、実態は半強制とか? 将来的に脳に機械を埋め込むといったことが、現在の心臓ペースメーカーの埋め込みと同様の感覚で行われるようになった りするのだろうか? 寝る。
2017年8月2日(水)
朝。 「ひよっこ」を観ていたら、地震速報の字幕が入った。 時刻:7時15分頃 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経140.0度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード4.6 最大震度:震度4 震度4の地域 茨城県:笠間市、土浦市、石岡市、筑西市、坂東市、桜川市、境町 栃木県:栃木市、鹿沼市、小山市、真岡市、益子町 埼玉県:春日部市 千葉県:野田市 豊島区は震度2だったそうだが、昨夜の地震と比べると、あまり揺れは強く感じなかったな。 バイトへ。 途中でATMに寄ったら、どうやらそこで手袋を落としてしまったらしい。 午前中の仕事が終わって、学食で食事。 大人なので、500円の定食。 超リッチ! 廊下で若い女性の警備員さんとすれ違う。 小柄で前髪をまっすぐに切り揃えた黒髪ロング&黒縁メガネの可愛らしい感じの人がこれで警備員の制服を着ていると、つい ラノベのヒロインを思い浮かべてしまう。(^^: 午後。 午前中と同じ仕事。 立ちっぱなしなので、脚に来る。 帰り道。 池袋の100均で手袋を購入。 皮膚が弱いので夏場も手袋が必要なのだ。 暑くてとても嫌なのだが何かで覆っておかないと、気がつくと小さな切り傷だらけになって嫌な感じにヒリヒリする。 雨が降ってきたので、ついでに傘を買って帰る。 テレビをつけたら、ちょうどドラマ「名探偵ポアロ」についてのドキュメンタリーをやっていた。 素のデビッド・スーシエが、ポアロとまるで印象の違う人物であることに軽く驚いた。 ポアロ:甲高い声で喋る神経質そうな男。 スーシエ:低い声で喋る落ち着いた紳士。 役者ってすごいな。 再放送の番組らしく、吹き替えが熊倉一雄だった。 笑ったのは「ポアロのふるさと」を勝手に名乗っているベルギーのとある町の話。 「ポアロはこの町の出身です。その証拠に出生証明書があります」 って……(^^; (証明書の日付は4月1日というオチ) 夜。 7時のニュース。 明日正式に発表される予定の新閣僚が内定したというニュースの放送中に、臨時ニュースで「新閣僚内定」のテロップが流れ るという落ち着かない番組。 ほんの数秒のことなんだから、わざわざテロップを流すまでもないと思うのだが、テレビ局同士の速報合戦に夢中になるあま りに視聴者の存在を忘れてしまったのじゃないか? ニュースの最中にチャイムが鳴ってはそう急ぐわけじゃないニュース・テロップが出るのは、ただうっとうしいだけ。 ニュースを見ているときに2号くんが来たので「誕生日おめでとう」と言う。 9時のニュース。 中国で、若手の有望株と見られていた人物が、どうやら失脚したらしいとのこと。 「一強体制だと外交に柔軟性がなくなるということが怖いですよね」 と、コメントした女性アナウンサー、もしかして、安倍さんを意識した?(^^) ネットに流れたアメリカのニュース。 米空軍地球規模攻撃軍団が、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地でICBM「ミニットマン3」の発射実験を行った と発表。 発射された「ミニットマン3」は、約6800km離れた太平洋のマーシャル諸島付近に落下した。 〈米空軍は実験について、「ICBMの精密さや信頼性を検証し、効果的な核抑止力を確保するためのものだ」と説明した〉 (読売新聞電子版 2017年08月02日 22時18分) ……とのことだが北朝鮮と米国が互いに「抑止だ」「抑止だ」と言いつつ次第にエスカレートしていきそうな、嫌な予感。 (トランプさんと金正恩さんって、どっちも「大人」じゃなさそうだから怖い) 寝る。
2017年8月1日(火)
4日連続での宴会に、さすがに疲れたので本日は休養。 天気もあまり良くないし……と思っていたら、午後あたりから雨が本降りになって来た。 夕方。 浸水被害が出たとか。 なんか大変なことになっているようだ。 夜。 「千葉テレビ」で「映画版 マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」をやっていた。 2013年に公開された日本映画で、大雨で野球が中止になったために放送されることになった雨傘番組。 コミュニケーション障害の中年男が、ペットショップで働き始め、挫折し悩みながら、やがてアニマルトレーナーを目指すと いうストーリー。 人気シリーズドラマの映画化だ。 主人公の中年男を演じている佐藤二朗、上手すぎ。 最初観た時、本当にこういう人なのかと思ったぞ。(笑) 他人とコミュニケーションがとれず、幻聴に悩まされる主人公は、一見ただの感じの悪い甘ったれなのだが、その内面の苦し みを佐藤二朗が見事に表現しているため、自分勝手でわがままに見える人間の苦悩が伝わって来る。 それも重たく深刻にならず、コミカルに。 これ、できる人は少ないと思った。 (それにしても、この感じの悪い中年男に周囲の人がみんな優しい) 映画を観終わって、部屋でだらだらとネットサーフィン。 インターステラテクノロジズ(「なつのロケット団」のあの会社のこと)によるロケット打ち上げ実験についての産経新聞の 記事に行き当たる。 〈民間ロケット打ち上げ失敗、宇宙ビジネスに暗雲 通信断絶「非常に初歩的」と専門家〉 〈「非常に初歩的」と専門家〉とは、記事中の文章を読むと、 〈宇宙工学に詳しい宇宙航空研究開発機構(JAXA)の的川泰宣名誉教授は「非常に初歩的なことだ。機体の設計をすると きにも知っていたと思うが、空気力学的な計算が甘かったのかもしれない」と話す〉 という部分のようなのだが、この教授のコメントの日本語、なんか変だよね? 的川教授は、何について「非常に初歩的なことだ」と言ったのだろう? それに「機体の設計をするときにも知っていたと思うが」って、誰が「知っていた」のだ? 機体の設計をした人か? だとすると言葉の前半と後半で時制がねじれているのだが。 なんだか記事を書いた人が的川教授の言葉を適当に継接ぎしてコメントを作りあげた時に、その内容をよく理解できていなく て、こんな変な言葉になってしまったんじゃないかという印象を受けた。 だいたい、 〈ベンチャー企業のインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)による小型ロケット「MOMO(モモ)」初号機の30日 の打ち上げ失敗は、日本のベンチャーによる宇宙ビジネスの難しさを浮き彫りにした。機体の信頼性や点検作業などが不十分 だった可能性があり、技術の未熟さを露呈した形だ〉 ってこれ「なつのロケット団」の会社について書いた記事だと思えない。 「なつのロケット団」の打ち上げが上手くいかなかったからといって〈日本のベンチャーによる宇宙ビジネスの難しさ〉が 浮き彫りにされるか? インターステラテクノロジズがどんな会社なのかをちゃんと取材して書いたのかなあ? ちょっとネットでググれば分かることなのに。 ……と、思っていたら、NHK NEWS WEBが、 〈ロケットのエンジンや機体の開発では、社員みずからが低価格の市販の材料や部品を購入して製作〉 〈燃料をエンジンに送るための調整用のバルブには、ネット通販で購入した電動式ねじ回しのモーターを使っています〉 と、きちんと取材して書いたっぽい記事を載せていた。 そうなんだよ。 市販の部品とかで手作りロケットを作っている会社なんだよ、インターステラテクノロジズは。 そもそもが、漫画家やSF作家が集まって作った趣味のサークル「なつのロケット団」なんだから。 ……気がつけば、午前0時を回っている。 明日はバイトなので寝ようと布団に入り、何かリアルな夢を見ていたら、世界が揺れるのに目を覚ます。 時刻:2時2分頃 震源:茨城県北部(北緯36.8度 東経140.6度) 深さ:約10km 規模:マグニチュード5.5 最大震度:震度4 (ちなみに豊島区は、震度2) もう1度、寝る。2017年7月分へ 目次へ
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