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独 り 言 (2017年5月分)
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2017年5月31日(水)
午前中。
短編集『あなたの人生の物語』(テッド・チャン ハヤカワ文庫)の「バビロンの塔」を読み終わる。
SFと言うよりファンタジー?
神の怒りで破壊されたという、いわゆる「バベルの塔」が壊れなかった世界。
塔はついに天に届くが、なぜ神が塔を破壊しなかったのかと言うと……みたいな話。
別の作品「理解」は、途中まで政府との戦いみたいなストーリーなのかと思ったら、途中から哲学っぽい話になった。

実はテッド・チャンの作品を読むのは、この本が初めて。
まあ、面白いっちゃあ、面白いのか?

午後。
ネットで見つけた動画。
サッカーの試合で審判にボールを渡す人がドローンに乗って空を飛んで審判の前に降りて来る。
(「スパイダーマン」に出て来るグリーンゴブリンが乗っているアレのイメージ?)

大きな試合のための演出なのだろうが、人がドローンに乗って跳ぶというのが私的にツボだった。
やっぱり21世紀は、日常の交通手段が空中を移動する乗り物でないと。

空を飛ぶと言えば、高層ビルを空から吊るして移動しながら暮らすというアイデアを何日か前にネットで読んだ。
何に吊るすのかと言えば、地球軌道まで運んで来た小惑星。
(未来型「バビルの塔」か?)
ビルが落っこちたりとか、小惑星そのものが墜落してしまう危険性はないのかな?

夜。
「クローズアップ現代」が、小惑星衝突の特集をやっていた。
火星と木星の間にある小惑星が、軌道をそれて地球の近くに飛んで来るというのは、そこそこあることなのだそうで(実際、
2013年の2月に、ロシアに隕石が1個落ちている)その対策をシミュレーションする科学者の会議。
ちょっと面白かった。

テレビを見終わって軽く大学の勉強をしてから就寝……のはずが、雷鳴が気になって眠れない。
続いて土砂降りの雨の音。
結局、午前4時過ぎまで一睡もできなかった。

2017年5月30日(火)
午前中。
工事の音がうるさくて不快。
自宅の周囲に3箇所ぐらい工事現場があるという嫌な状態なのだ。

気のせいかときどき建物自体がグラグラ揺れるような……。
(ガリガリやりすぎて地盤が緩んだりはしていないよなあ?)

午後。
mixiに、NHKが昨日掲載した記事のタイトルが話題になっているという記事が載っていた。
〈官房長官 隠岐諸島から約300キロの日本海に落下か〉

説明するまでもなく、北朝鮮のミサイル発射に関する菅官房長官の記者会見の記事のタイトル。
このタイトルが大喜利化してツィッター上で拡散。

「NHKの報道は雑すぎだろ。頭から落ちたのか足から着水したのか腹を盛大に打ったのか、それとも菅の四肢がバラバラに
なって着水したのか詳細に報道しろ」
「スガットミサイル」
「ついに菅官房長官が発射されてしまったか……」
等々のコメントが付けられ、しまいには「日本海に落下する菅官房長官の漫画」まで描かれたのだそうだ。

確かにこのタイトル、確かに日本語として少し変だが、これ単体として考えるとそんなに「面白いもの」だったろうか?
この「大喜利」拡散の理由に「政府要人をおおっぴらにネタにできる」という、庶民のストレス発散的なものを感じたなあ。

夕方。
なんだか体がだるいので、休憩して本を開く。
短編集『あなたの人生の物語』(テッド・チャン ハヤカワ文庫)の中から「バビロンの塔」を読み始めたのだが、多少高所
恐怖症の気のある私は、読んでいて足元がゾワゾワしてしまった。
ピアニート公爵が、ホラー小説の「指を切り落とされるシーン」を読んでいて気を失ったという話を笑えない。

……足元のゾワゾワが背筋のゾクゾクに発展し、だるさに頭痛が加わったので、
(ひょっとして風邪?)
と、毛布を被って横になる。

1時間ほど眠ったらすっきりしたので活動開始。
(なんだったのだろう?)

夜。
日経新聞の電子版登録読者のみを対象としたネットでの世論調査の結果が公開されていた。
(1)加計学園問題をめぐる政府の説明に納得できますか
・納得できる  18.6%
・納得できない 81.4%

(2)前川前文科次官の説明に納得できますか
・納得できる  74.1%
・納得できない 25.9%

(3)安倍内閣を支持しますか、しませんか
・支持する  26.7%
・支持しない 73.3%

日経という保守系の新聞の読者を対象とする調査で「安倍内閣を支持しない」と答えた人が70%を超えていたということが
ネットで話題になっていた。
日経の読者というと、主に経済界の人とかビジネスマンだよな?
そういう層には安倍内閣は、人気がないのかな。

寝る。

2017年5月29日(月)
寝坊して、目が覚めたらなんと8時過ぎ。
「ひよっこ」を途中から見る。
ヒロインの勤務先がオリンピック終了後の不況のあおりを受けて倒産する話。

ドラマ終了後にニュース。
北朝鮮が、またまた日本海に「ミサイルぽちゃん」をやったらしい。
この間「ミサイルを量産する予定」とかのニュースも流れたが、実際あの国にそんな資金や資源があるのだろうか?

午後。
「宇宙パトロールホッパ」の第1話が東映アニメーション創立60周年記念配信でネットに公開されていたので、観る。

〈ストーリー〉
恐竜絶滅ののちに、隕石の衝突によって荒廃した地球から宇宙に活路を求めて他の惑星に移住した人類(?)であるホッパは
その地に高い文明を築いていたが、自らの故郷が地球であることは忘れていなかった。
ホッパは頭に吸盤を持ち、強いジャンプ力とサイボーグ化(?)によって空を飛ぶことも可能。
植物の育たないホッパ星において「エラン」という物質をエネルギー&食物として利用しつつ平和に生活していた。

そのホッパ星に「エラン」を目当てに地球人から犯罪者がやって来ようとする。
彼らは科学者に協力させるため、その息子(小学生ぐらいの年齢)を人質にとって宇宙船に乗せるが、科学者が協力を拒んだ
ことから乱闘となって宇宙船の操縦装置等が壊れ、全員が死亡してしまう。

そして漂流していたその宇宙船を発見したホッパの宇宙パトロール隊員たちが、かろうじて仮死状態にあった息子(ジュン)
の救出に成功することになる。
ホッパたちは、ジュンの脳内の記憶を映像化することで何が起きたのかを把握し、彼を地球に返そうとする。

しかしジュンは、性質が善良で文明も進んでいるホッパの社会が気に入り「地球に戻るのは、ここで学んでから」と、ホッパ
の社会に順応できるように、自らの体に改造手術を施すことを望むのだった……。

子供っぽい絵柄から、もっとぬるい話かと思って見たら、見事なSF。
「ジュンの記憶を映像化した際に、当人の許可をとるまでは閲覧しない」「ジュンに改造手術を施すにあたり、ちゃんと委員
会を設けて協議を行う」等々、きちんとホッパ社会の文化や倫理観が描かれているのには感心した。
(いま風の絵柄でリメイクしたら、最近の視聴者にもウケる作品になるかな?)

夜。
今日の池上解説番組は、英国のEU離脱の話。
目下、英国ではEU離脱前にということで駆け込み移民が増えているのだとか。
英国への移民を希望する者が多い理由は、その福祉の充実にあるらしい。

歴史の皮肉を感じたのは、第二次世界大戦のナチスの弾圧を逃れてイギリスに渡ったユダヤ人の子孫が、今回のEU離脱で、
またドイツ国籍を取ろうとしているという話。
より住み良い国を求めて国民が移動するというのは、ヨーロッパの歴史を考えると健全なことなのかも知れないね。

寝る。

2017年5月28日(日)
午前中。
大学の試験。
試験と言っても在宅試験なので、試験時間が来たら自宅のパソコンから大学のサイトに接続し、解答を入力するというもの。
当然のごとく、教科書・資料、何でも持ち込み可。
適当な答えを書いて送信したが、記述式の試験なので合格かどうかは採点が済むまで分からない。

午後。
メンサ・テスト合格者の会の例会に出席して、夜はその懇親会。

帰宅。
アマゾンから届いた短編集『あなたの人生の物語』(テッド・チャン 浅倉久志他[訳] ハヤカワ文庫)から表題作のみを
読む。
映画「メッセージ」の原作だそうで、表紙のデザインは映画の宣伝ポスターと同じ写真。

〈以下、ネタバレあり〉
主人公は女性言語学者。
ある日、地球に宇宙人がやって来て、彼女は彼らの言語を分析するために呼ばれる。
地球人とは認識や思考が異なる宇宙人の言語を分析しているうちに、彼らの時間の感覚に影響を受けた主人公は、自分の未来
を見てしまい……。

物理の「変分原理」の話が出てくる。
物理学に疎い完全文系人間の私にはよくわからないが、作品内の説明によると、こんな感じのことらしい。

光を空気中の点Aから水中の点Bに向かって照射すると、水による「光の屈折」によって、光の経路は曲がる。
仮に、この屈折がなく、光が直進したとする。
すると、距離が短くなるにもかかわらず、A点からB点に到達するのに現実の(屈折した)場合より時間かかってしまう。
直進すると、水中を進む分の距離が増えるからである。
光は空中より水中の方が進む速度が遅いのだ。

それならば、光が水中を進む距離を減らすために、現実の場合より光を大きく屈折させてみたら?
だが、そうすると全体の距離が長くなり、その結果、やはり現実の場合より時間がかかってしまうのだ。
つまり、現実の光が屈折して進む経路が、実は光が一番速く進む経路なのだ……そんな感じの話だった。

さて、物語の中で主人公は自分の未来を見るわけだが、これは自分がこれから産むことになる娘(あなた)の人生を見ること
も意味している。
これから生まれてくる娘の一生をすでに知っている母親は……。
……というわけで「変分原理」の「現実に光が辿っている経路が、実は目的地点に最も速く到達する経路」という話に重なっ
て来るというわけ。

ところで、この作品を翻訳された公手成幸(くで・しげゆき)さんの訳文。
〈物理学者と言語学者を含む科学者のティームが、それぞれのルッキンググラスに配属され、このひとつについては、ゲーリ
ー・ドネリーとわたし〉

原文に忠実なのだろうが、
〈物理学者と言語学者を含む科学者のチームが、それぞれのルッキンググラスに配属され、このひとつにゲーリー・ドネリー
とわたしが配属されることになった〉
とか訳して頂けたら、もっと読みやすかった。

この人の訳文、全体にこんな感じなのだ。
(そもそもなんで「チーム」をわざわざ「ティーム」と訳す?)

この本の他の作品はあとで読むことにして、
ムロツヨシと柳楽優弥が出ているというので、『おんな城主 直虎』を観る。

ムロツヨシも柳楽優弥も別に問題なかったのだが、主人公の直虎がやたら甲高い声でわめくのにイライラして、途中でテレビ
を消してしまう。

軽く仮眠をとって目を覚ましたら23時。
「フランケンシュタインの恋」の後半部分だけ視聴。
今回は義足の子供が駆けっこをするのしないのといういわゆる感動のコーナーをラジオ番組で放送したところ……という話。

主人公(怪物)が、そのラジオ番組を気に入って、出演者に連絡したことから、自分も番組に出ることになったという流れが
あったようだ。(かなり無理な流れという気がするが)

このコーナーが、他の出演者から批判を受ける。
主人公の立ち位置は、その感動コーナーを作った側の味方なのだか、見ていてどうしても「こんな『感動』はいらない」と、
批判する側の方に頷きたくなる。
だって本当にわざとらしくて、ウザイ印象しか受けないのだ。
(これは、そういう風に見ていて正解なのだろうか?)

物語は、番組を批判する人間の大声に感情が高ぶった怪物が、例の危険な胞子を体から放出。
側にいた人間がそれを浴びてしまった……ところで、来週へ。

寝よう。

2017年5月27日(土)
朝。
交通情報番組によると、長野の方で土砂災害で列車が止まったそうだ。
昨日の大雨の影響らしい。

「ひよっこ」
来週は

NHKでメガマウスの話題を取り上げられていた。
最近、報告の多いこの深海魚。
なぜ報告が増えたのかについて「さかなくん」さんが解説していた。

それによると……
メガマウスは大きくて重い上、食用には向かない魚。
これまでも漁師の網にかかることはあったが、商業的に無価値な魚であったために、すぐに網から外して海に放していた。
ところが、この深海魚が学術的に価値の高い珍しい魚であるということが報道された。
それを見た漁師がメガマウスの捕獲を報告をすることが増えた。

(なるほど!)
と感心する。
極めて人文学的な理由であったのだな。

昼。
「福しん」要町店へ。
このチェーン店の手もみラーメンは、変な自己主張がなくて好き。
「普通のラーメン」が食べたい時には、この店に行くことにしている。

午後。
通信制の大学に在籍していたことを思い出し(^^;明日のテストのためのテスト勉強などやってみる。
10代の頃からテストはたいてい一夜漬け。
50代になっても治らない悪癖である。

夜。
まあ、明日は明日のことなので、悪あがきはしないで寝ることにする。

2017年5月26日(金)
雨。
それもかなりの大雨。

出かけるのは止めて、家にいることにしたのだが、そうなるとどうしても時間が細切れになる。
細かい雑用が入って目の前のことに集中できない。

昼。
「NCIS」は、シーズン5の最終回。
前回で局長が死に、新局長とソリの合わないメンバーたち。
アメリカの番組は、シーズン最終話がクリフハンガーで終わることになっているようで、ラストは新局長がメンバーの大半に
異動を言い渡すところで終了。
来週からのこの時間帯は「ハワイ5ー0」を放送するらしい。

夕方。
空想小説ワークショップへ。
雨は止んでいたが、念のため傘を持っていく。

今回は「脚本を動かす黄金の法則」。
物語の冒頭の観客に主人公に対する好感を持たせるためのシーンのことを「SAVE THE CAT」と言うらしい。

サスペンスで一旦観客を油断させることで、その後のショックの効果を高めることを「なんだ猫か」と言うという話は、以前
聞いた。
(どうでもいいけど、なんでいつでも例えが「猫」なんだ?)

「1つの物語で使える魔法は一回だけ」という法則。
「吸血鬼に噛まれて不死身になった宇宙人」みたいなのはダメらしい。

『チャーリーとチョコレート工場』の続編『ガラスの大エレベーター』が、なんとも残念な話になってしまったのは、その
せいか?
ウォンカの存在が十分に魔法なのに、それが宇宙人と遭遇する話だったものな。

「ヤクザの幽霊は怖くない」に近い感じで「変なもの」と「変なもの」を合わせると、打ち消しあって「ありきたり」にな
ってしまうということなのだろう。

放課後。
外に出たら、また雨。
「魚が食べたい」との黒崎先生のリクエストで、東口の「四十八漁場」で飲んでから帰宅。
寝る。

2017年5月25日(木)
朝。
知人がフェイスブックに、東飯能駅で手榴弾らしきものが見つかったせいで、列車が止まって困ったという内容を書き込んでいた。

ネットに流れてくる情報によると……
朝の7時過ぎぐらいに、駅の外で不審なものを見つけた人が駅事務所に届けたらしい。
受け取った駅員が「手榴弾みたいなものが落ちているのを乗客が見つけた」と110番通報。
この不審物は長さ30センチほどの茶色の筒状のものだったそうだ。
その後、通報を受けてやって来た警察官が東飯能駅近くの植え込みで新たな不審物を2つ発見。
1つはパイナップルのような形で、1つは筒状だった。

爆発物処理班が出動して東飯能駅は封鎖。
JR八高線と西武鉄道池袋線が約2時間、区間運休、計5000人の足に影響が出る騒ぎとなったらしい。

ええと……
駅の外で不審物を発見した人、わざわざ人駅に持って来るなよ。(^^;
なぜ外にあった危険物を人の多く集まっている場所まで移動させる?
(ちなみに「駅の外」に落ちていた落し物を届けるのなら、基本は交番へ)

そもそも、そんなものに触るな。
「手を触れず、すぐに電話で110番」が基本だから。

午前中。
出かけようとしたら自転車がびしょ濡れ(アパートの自転車置き場は屋根がない)。
かすかに小雨が残る中、図書館へ。

昼に一旦帰宅。
テレビで「NCIS」を観る。
今回の話は……
上司の護衛の任務についていたら上司自身から「しばらく休憩するように」と命じられた捜査官。
言われるままに上司の側を離れたものの、何か違和感。
念のため上司に電話してみるが「何も起きていない」と言われる。
ところが、関わっていた事件関係者が不審死。
上司に報告するも「ただの偶然」と言われる。
で、やっぱり変だと戻ったところ、そこには射殺された上司の遺体が……というところで、次回に続く。

午後。
図書館へ戻る。
ここの図書館はノパソの持ち込み可なので、エアコンの効いた静かな環境で地味な入力作業。

帰宅。
ネットのニュースで見たところ、東飯能駅の「手榴弾らしきもの」は、オモチャだったらしい。
誰かが落とすか捨てるかしたものか、あるいはイタズラ目的等で故意に置いたものなのかまではわかっていないらしい。
本物の手榴弾じゃなくて、一安心。

ちなみに、見つかった手榴弾のオモチャは全部で4個。
そのうち3個は筒状で柄は木製、先の部分は金属、1個はパイナップルのような形で、プラスチック製だったらしい。
いずれも中は空洞だったと言うから、持てば軽いのですぐにオモチャと分かるようなものだったのかな?

誰かが捨てたか落としたかしたものなのか?
騒ぎを起こす目的のイタズラだったとしたら、なぜ東飯能みたいな、言っちゃ悪いが「田舎の駅」に?
と言うか、発見場所は「駅の外」だったわけだから「駅」ですらなかったのだよな。
友達にドッキリを仕掛けたつもりが関係ない人に拾われてしまい、今頃「やべえ!」と真っ青になっているバカがいるとか?

大事なことなので繰り返すけれど、不審物を見つけたら、
「手を触れず、すぐに電話で110番」
だからね!

寝る。

2017年5月24日(水)
NHKの「ひよっこ」を観る。
前回、デパートへ行ってそれぞれ水着を買って来たヒロインたち。
彼女たちが手にしていた水着の中にはかなりきわどいデザインのものもあったのだが、今回はいよいよ海へ行く話。

水着を買って楽しみにしていたお盆休みだったが、朝から雨。
仕方なく予定を変更して映画「ウエストサイド物語」を観に行くことに。

ドラマ「アオイホノオ」でも、主人公が映画「ロッキー」を観に行くシーンがあったのだが、こういうのを映像化するとき
には困った問題がある。
「主人公が観ている」設定になる映画の著作権とかそういう問題である。
もちろん、ちゃんと使用料を払えば問題ないのだが、これ、結構高いのだ。
(私もSF大会の映像系の企画のときに苦労した)

で、「アオイホノオ」では、日本人の役者を使って「ロッキー」の名場面を演じさせた映画をオリジナルで作って、主人公が
映画を観るシーンでは、それを使った。

(「ひよっこ」は、どうするのかなあ?)
と、思って見ていたら、ヒロインと同じ工場で働く女子工員たち役の劇団員が「ウエストサイド物語」の有名なダンスシーン
を演じ、かつそれにナレーションをかぶせるという手で来た。
ダンスに使用されている音楽にも、もちろん著作権はあるわけだから、これは曲を流す代わりに指を鳴らしてリズムをとる
という手法で演出していた。

ラストは、雨上がりの海へ行ったヒロインたちが「水着には着替えずに」浜辺で遊ぶシーン。
そしてヒロインの彼氏(?)役の俳優が、加山雄三の「恋は紅いバラ」を歌う。(これはちゃんと許可をとったのだろう)

このドラマ、この間読んだシナリオの書き方の本に書かれていた「やってはいけない」的なことをやりまくっては、問題を
演出でスマートに回避するという洒落たことをやりまくってくれるので、好き。

午前中。
今日も図書館へ。
カウンターに「来月ブッカーかけの無料体験がある」というチラシが置いてあったので申し込む。

昼。
食事を摂りに帰宅して、また図書館へ。
午前中は空一面が青空だったのに、黒い雲が出てきた。
小さな水滴のようなものをパラパラと感じる。

午後。
帰宅途中で、小雨に遭う。
不安定な天気。

帰宅。
ほのぼの系のニュース。
〈オランダのウィレム・アレクサンダー国王(50)は地元紙とのインタビューで、月に2回ほどのペースで21年間にわた
り、副操縦士として商用旅客機に乗務していたことを明らかにした〉(読売 2017年05月24日 18時41分)

アレクサンダー国王は、パイロットの資格を持っていて、以前からゲスト操縦士として旅客機の運航にかかわっていたことは
知られていたそうなのだが、国王(2013年4月に即位)をやりながら副操縦士の仕事もしていたんだね。
日本の皇室だったら考えられないな。

夜。
BS日テレで「オリエント急行殺人事件」を観る。
アルバート・フィニーがポアロを演じた1974年版。

イスタンブール発カレー行きの寝台列車オリエント急行の中で殺人事件が起きる。
列車は大雪で止まってしまい、閉ざされた車内で名探偵ポアロによる犯人探しが始まるのだが、調べるほどに被害者がクソ
みたいな野郎だったことが分かって来る。

……やっぱりポアロのイメージは、デヴィッド・スーシエかなあ?
(フィニーのポアロは、やたら偉そう)

ラストで被害者よりも犯人に同情してしまった自分を、フィニーのポアロは当然のように受けいれるが、スーシエのポアロは
強い不快感を示す。
殺されて当然のような人物が殺された時、ポアロならどう感じるのが正しいのか?
(私はスーシエ派なんだが)

寝る。

2017年5月23日(火)
朝のニュース。
また外国で爆破テロがあったらしい。
場所はイギリスのマンチェスターのコンサート会場だそうだ。
知人がイギリス旅行中なので、少し心配になる。

民放テレビが北朝鮮の金正植(キム・ジョンシク)という人について特集していた。
ミサイル実験に関わる重要人物で「天才科学者」と呼ばれている人だそうだ。
もしかして、この人を北朝鮮から連れ出してしまったら、北朝鮮のミサイル計画は頓挫?
(やってみる価値はあるんじゃないかなあ)

午前中。
あまり暑いので、クーラーの効いた近所の図書館へ避難。

昼。
一旦帰宅して、昼食。
再び図書館へ逃げ帰る。

夕方。
フェイスブックに、イギリスに旅行に行っている友人の「マンチェスターで爆発がありましたが、私は行ってないので無事で
す」という書き込みがあった。
(よかった!)
こういう安否確認にSNSは非常に便利。

夜のニュース。
「テロ等準備罪」は衆議院を通過したそうだ。

寝る。

2017年5月22日(月)
暑さで体がだるい。
5月に夏バテってありか?

午前中なのに、キューピーコーワゴールドを飲んでしまう。
軽く部屋の整理をしただけで汗が出て、疲労を覚えるのは年齢のせいか?

昼。
「NCIS」は、バグダッドで起きた殺人事件の捜査。
誰を現地に派遣するかということになり、アラビア語が堪能な元モサドの捜査官が志願するが「イスラエル人をイラクに派遣
するわけにはいかない」と、却下。

現地に派遣された捜査官の方も、現地の軍人と揉めたりする。
そもそも被害者が、戦地に呼び出された予備役の軍人で、普段は不動産の事業経営者。
外国に軍隊を派遣しつつ本土では日常を送っているアメリカという国の複雑さがわかって興味深い。

午後。
北朝鮮が昨日発射したミサイルがカメラを搭載していて、そのカメラで撮影した宇宙からの映像というのが届いたそうだ。
この「ミサイル」の設計者、もしかして本当は「宇宙ロケット」を作りたいのではないだろうか?
脱北させてNASAに連れて行ったら、嬉々として仕事をするのではなかろうかと妄想。

夕方。
ネットで読んだロイター発の記事。
〈菅義偉官房長官は22日午前の会見で、人権状況などを調査・監視する国連特別報告者が「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組
織犯罪処罰法改正案はプライバシーや表現の自由を制約するおそれがあるとの書簡を安倍晋三首相に送ったことについて、
「不適切なものであり、強く抗議を行っている」と述べた〉

もちろん菅さんもバカじゃないから、
「特別報告者という立場は独立した個人の資格で人権状況の調査報告を行う立場であり、国連の立場を反映するものではない」
と強調し、国連に喧嘩を売っているわけではなく、特別報告者という個人に対する抗議なのだと言うことは忘れていないが、
国連の側から「それは詭弁だ」と言われたらどう答えるんだろう?

夜。
佐藤編集長から電話。
「いまから昨日行ったトンカツ屋に行くのだけど、持ち帰り弁当を買って行ってやろうか?」
彼の頭の中は、目下トンカツでいっぱのようだ。
(明日は出勤前にトンカツを食べに行こうと計画しているらしい)
人間、好きなものがあるって、大事だよね?

幸せそうな笑顔の編集長が持って来てくれたトンカツ弁当を食べて、寝る。

2017年5月21日(日)
午前中。
昨日買った『できない脳ほど自信過剰』(池谷裕二 朝日新聞出版)を読む。

この本によると、自閉スペクトラム症の患者はミクロビオーム(腸内細菌の状態)が健康な者と異なっているのだそうだ。
炎症性腸疾患に罹っている母マウスから生まれた仔マウスは、自閉スペクトラム症そっくりの症状を示す。

この仔マウスが生まれたきたばかりの時に「バクテロイデスフラジリス」という大腸炎改善薬を投与。
すると投与を受けた仔マウスは成長しても自閉スペクトラム症の症状を示さない。

(じゃあ新生児の腸内細菌を調べて、その結果に応じて「バクテロイデスフラジリス」を投与するようにすれば、自閉スペク
トラム症の患者は減るのか?)

同じ本に載っていたちょっと怖い話。
トキソプラズマという寄生虫がいる。
この寄生虫の「真」の宿主はネコなのだそうだ。
ネズミは通常、ネコを嫌う。
ところがトキソプラズマに感染したネズミは、天敵であるネコに近寄っていくことがある。

トキソプラズマの感染部位は、筋肉と脳。
脳をトキソプラズマに侵されたネズミは、より繁殖しやすい「真」の宿主の体内に入り込むために、現在の宿主をネコに近寄
らせようとするのではないか?

カレル大学のフレグル博士らの主張によると、トキソプラズマに感染した人間も、ネコが好きになるのだそうだ。
最近なんだか急にネコをモフりたくなったという人は、トキソプラズマの検査をした方が良い???

昼。
佐藤編集長に誘われて池袋のトンカツ屋へ。
5月とは思えないほど暑い。

ところで、昨日買った「新潮45」の〈いまなお進化する日本文化「漫喫」〉というルポに「大人向け高級漫画喫茶」につい
て書かれていたのだが、
〈JR池袋駅北口。家電量販店の派手なネオンが喧しい表通りから裏路地へ一歩入ると、個室ビデオ、ストリップ劇場、ガー
ルズバーなどの風俗店が負けじと電飾をきらめかせる〉
……という書き出しに、実は違和感を覚えていた。

まず、JR池袋駅北口には、現在、家電量販店はない。
そして〈個室ビデオ、ストリップ劇場、ガールズバーなどの風俗店〉があるのは、むしろ東口の方。

私の記憶に間違いがないことを確認するために、東口駅前を歩く。
駅を出て左手の方角。
なぜ左手かと言うと、そっちが駅の「北側」だからだ。
つまり「池袋駅北口」は「池袋駅東口北側」の誤りではないかと見当をつけたわけだ。
「池袋駅東口北側」は「池袋駅北口」を出てすぐ目の前の地下通路を抜けたところであるからだ。

駅を出て左方向に明治通りを歩くと、まず「ビックカメラ」、そして困り顔にしか見えないデザインの池袋とうきゅうビルを
挟んで「ヤマダ電機」。
池袋で〈家電量販店の派手なネオンが喧しい表通り〉と言ったら、普通はこの通りのことだ。

さて、明治通りをそのまま歩いて行くと、佐藤編集長が、
「ここや」
と言う。
(さっきも書いた通り、佐藤編集長の目的地はトンカツ屋である)

佐藤編集長オススメのトンカツ屋「松乃家」は雑居ビルの2階。
通りに立って上を見上げた時に、
「あ……」

「新潮45」によると、「大人向け高級漫画喫茶」は〈雑居ビルの5階〉らしいのだが、トンカツ屋の入っているビルの隣の
雑居ビルの5階から7階までが「Hailey’5 Cafe」という見るからに高級そうな漫画喫茶になっているのに気付いたのだ。
(ここかなあ?)
問題は、店の場所が記事の〈家電量販店の派手なネオンが喧しい表通りから裏路地へ一歩入ると〉という記述と違って、もろ
に〈家電量販店の派手なネオンが喧しい表通り〉であるということ。

記事を書いた中山茂夫さんの思い違いか?
それとも別の場所にもうひとつ「大人向け高級漫画喫茶」があるのか?
……と、どうだって言いようなことを悩みつつ「松乃家」へ。
期間限定キャンペーン中のワンコインの味噌カツ定食は美味だった。

帰宅。
暑さにバテて横になり、そのまま少し眠る。

夜のニュースをつけたら、また北朝鮮が日本海に「ミサイルちゃぽん」をやったらしい。
(またかよ!)

「フランケンシュタインの恋」は、怪物の正体が、むかし伝染病で死亡した男の死体らしいというところまでわかってきた。
不死の細胞を持つキノコの細胞は、どうやらその男の死体に植え付けられたようだ。
怪物の正体を探りつつ、彼を守ろうとするヒロイン。
ところがラジオ番組のタレントが、怪物を東京に連れて行ってしまう。
(怪物は彼の出ているラジオ番組がお気に入りなので、喜んでついていく)
タレントは、怪物が興奮した時に毒性の胞子を放出することを知らないため、怪物の危険性に気づいていないのだ……。
……というところで、次回へ。

脚本家の大森寿美男氏は、「精霊の守り人」の脚本を書いた人で、決して下手なわけじゃないと思うのだが、なんとなく話が
ちぐはぐ。
(何が変なのだろう?)

寝る。

2017年5月20日(土)
良い天気。
5月だというのに真夏のような日差し。

昼に池袋の三省堂へ。
「SFマガジン」と「新潮45」を買い、少し時間を潰してから「『SFの書き方』刊行記念 大森望さん×長谷敏司さんトー
ク・サイン会 -ゲンロン 大森望SF創作講座 池袋特別講義-」に参加する。

いろいろためになる話を聞けて良かったのだが、ひとつだけ。
大森先生、「50代の作家志望者の欠点」についての話題で、わざわざマイクを通して「崎田さんの話じゃないよ」と断らな
くていいから。(笑)

どうでもいい話。
長谷先生:
「僕は(ラノベの出身なので)SFを書くようになってからは自分のSFになっているのかどうかをH書房のS編集長に確認
してもらっていましたね」
大森先生:
「そう? Sはこの間のトークで『自分はSFがよくわからないので作品がSFかどうかについては口出ししない』と言って
たんだけど?」
長谷先生が、思いっきり「えっ?」という顔をしたのだけれど、大丈夫なのか?(^^;

トークは予定通りに3時に終了した。
(それなのに余計な質問で時間を延ばしたのは私です。会場スタッフの方、すみません)

このあとSF大会のスタッフ会議があるのだが、携帯電話を家に忘れたのに気付いたので一旦帰宅。
電話を持って家を出たあとで、手袋が片方ないのに気づく。
ポケットやカバンの中を全部調べてみたのだが、ない。

時間がないのでそのまま地下鉄に乗って市ヶ谷へ。
皮膚の日光過敏症なので、手袋なしで道を歩いたら案の定、皮膚が赤くなってヒリヒリし出した。
こんな季節にはコンビニでも手袋など売っていないから困ったものだ。

会議の終わりの方に出席。
カラオケでの懇親会に参加する前に、会場内のトイレへ。
トイレを出てから立ち話をしていたら、私のあとでトイレに行った人が「トイレの手洗いの前の床に手袋が片方落ちている」
と言って来た。
確認すると確かにさっきなくしたはずの私の手袋の片方。
落ちていたのは床の真ん中で、そんな場所でポケットからものを出し入れしたり、もちろんカバンを開けたりもしていない。
そもそもポケットもカバンも、さっきさんざん確かめて、そこに手袋がないことは確認済み。
(どうして、これがここに?)

以前も、出がけにどうしても見つからなかった腕時計を、翌朝、旅行先のホテルの部屋の中で見つけたことがある。
(自分用にカスタマイズした腕時計なので、似ている別の時計ということはないはず)
似たようなことはときどき起こるのだが、こういうことがどうして起きるのかは、私自身にも分からない。

さて、カラオケ。
幹事が予約した部屋が、なぜか最上階のスイートルーム。
応接セット2組、トイレ、ダイニング、バルコニー、足湯(!)付き。
大きなカラオケモニターが2つも付いている。

ビールやハイボールがサーバーで飲み放題。
コース料理が付いて3時間で1人5500円。
さすがは秋葉原。

私は歌は苦手なので、専ら足湯(と酒)を楽しませて貰った。
ジャグジー付きの足湯はマッサージ効果があって、とても快適だった。
家に帰って、寝る。

2017年5月19日(金)
朝から体調不良で困ったものだ。
たぶんここのところの急激な気温の変化のせい。

「ひよっこ」は主人公(みね子)が幼馴染たちと銀座の街へ遊びに行く話。
集合場所である噴水の前で「銀座に行こう」と言って歩き出すみね子たち。
あとは当時の銀座の街の記録映像に「みね子たちは銀ぶら中です」というテロップが流れ、銀ぶらについてのナレーション。
その後、画面は再び噴水の前に戻り、みね子たちが銀座から戻って来たシーン。
こういう演出って好きだな。
このシーンの脚本を読んでみたいと思った。

午後。
本を読んで部屋に閉じこもる。

夕方。
共謀罪が強行採決。
まあ、予想どおり。

夜。
テレビで映画「美女と野獣」をやっていたので、観る。
2014年フランス。
クリストフ・ガンズ監督の作品で、前半部分は1946年のジャン・コクトー版に近いが、野獣がなぜあんな姿になったのか
が語られ、終盤では巨人が大暴れするスペクタクル。
「大魔神怒る」(1966年公開の日本映画)へのオマージュなんだそうな。

恋愛映画を期待して行った人はガッカリしたかも知れない。
コクトー版と違って、ヒロインのベルは野獣に対してものすごく辛辣。
どうしてあんな女に恋ができるのだろう?

寝る。

2017年5月18日(木)
日経の朝刊に「安倍さんが森友以外の学校に関しても変なことをしていたらしいことが書かれた文書が出て来た」という趣旨
の記事が載っていた。

1966年以来、獣医師の増えすぎを抑える目的で獣医学部の新設が認められていなかった。
しかし安倍首相が議長を務める政府の国家戦略特区諮問会議が、昨年の11月に「獣医学部の空白地域に限り新設を認める」
という方針を示した。
この方針によって、既に獣医学部のある地域の事業者は申請を諦め、獣医学部のない四国地方での新設を目指す加計学園のみ
が新設を認めれられることとなった。

問題は、この加計学園の理事長が安倍さんの「腹心の友」だったということ。
そこで、「獣医学部の空白地域に限り新設を認める」というのはつまるところ加計学園に有利になるように考えられたルール
なのではないかと言い出す人が出て来ることになる。
で、そこに「総理のご意向」とか何とかややこしいことが書かれた文書が出て来て騒動になっているらしい。
アメリカや韓国だったら市民デモで大変な騒ぎになっていそう。

午前中。
いつやってもいいようなものだが、いつかはやらなくてはならない地味な事務作業。

昼。
「NCIS」を観る。
重要事件の容疑者が殺害され、そこに口に血を付けた犬がいた。
「犬の無実」を信じる検視官は……。

検視官の言い分は「推定無罪」で、これは良いのだが、私が気になったのは、捜査官が容疑者を脅して「仲間」の名前を吐か
せようとするシーン。
実はこの容疑者、事件とは無関係だったのだ。
(万一、彼が脅しに負けて嘘の「仲間」の名前を口にしてしまったらどうなったのだろう?)

もちろんドラマでは、有能な捜査官が、すぐに容疑者が犯人の一味ではないことに気づくのだが、これがもし、無能な捜査官
だったら???
推定無罪の原則に基づいて事件を捜査する難しさを感じたな。

午後。
……地味な事務作業、続き。
途中でつい『アオイホノオ』を読み返してしまう。(^^;

夜。
作業を中断「コズミックフロントNEXT」を観る。
「宇宙に満ちる謎 ダークエネルギー」

……要するにダークエネルギーというのが何だか分かっていないということは理解できた。
(佐藤勝彦先生は「真空のエネルギー」なんじゃないかと言っていたが)

寝る。

2017年5月17日(水)
朝。
私が下北沢で酒を飲んでいる間に、世間では秋篠宮の長女である眞子様が結婚を前提とした交際をしているというニュースが流れていたようだ。

午前中。
眞子様関連で、テレビでは「女性皇族が結婚すると皇族がまたひとり減ることになるだろう」という解説をやっている。
画面に皇族の家系図が映っていたが、現在未婚の皇族は8人、そのうち女性は7人。
悠仁親王が即位される頃には、皇族って何人ぐらいになっているのだろう?

その頃には少子高齢化で日本全体もだいぶコンパクトになっているのだろうな。
昨日、下北沢でも感じたのだが、すでにあっちこっちで日本語が通じにくくなっている。
50年後にはもっと外国人の割合が増えて、日本語だけだと買い物なんかも難しくなっているかもな。

午後。
昨日買った『スクリプトドクターの脚本教室・中級編』(三宅隆太 新書館)を読む。
このシリーズの初級編をすでに持っていて、昨日「B&B」で中級編を見つけたので買ったのだ。
三宅氏、「初級編」の中でシリーズ化を狙って敢えて本のタイトルに「初級編」と入れたと書いていたから、作戦が成功したということになる。
こういうメタなギャグは好き。

夕方。
2号くんから電話。
仕事帰りに私が2号くんの部屋に置き忘れた『アオイホノオ 17』を持って来てくれるという。
そして「ついでに飯を食わせろ!」と。(笑)
2号くん、やって来て私が『アオイホノオ』を読んでいる間に冷や飯をモシャモシャ食べて帰って行った。

夜
『スクリプトドクターの脚本教室』の続きを読みつつ、寝る。

2017年5月16日(火)
午前中にしょうもないトラブルが起きて、午後まで引きずる。
でも、昼に「NCIS」は観る。(笑)

「教会に盗聴器を仕掛けると言ったら令状は降りないのに、イスラム教の寺院だと簡単に降りる」
というセリフにアメリカの差別問題が匂わされていた。
こういうのをちゃんとドラマでやるアメリカはいいね。
いまもそうであって欲しい。

夕方。
下北沢へ。
駅で駅員に道を聞く。
胸についていた「新人」のバッジに若干の不安を覚えつつ手持ちの地図を指差したら、駅の窓口に備え付けの地図をクルクル
回しながら説明してくれる。
(これは、方向音痴が方向音痴に道を教えている図では?)

「だいたい右手方向の感じです」
というアバウトな道案内を受けて駅から出るが、当然、道に迷う。

同じ道を行ったり来たり。
ベビーカーの脇で休んでいる若いお父さんっぽい人を見かけたので、
(地元の人、発見♪)
と、駆け寄って道を聞いたのだが、帰って来た言葉がよく聞き取れない。

2度ほど聞き返してから、
「ジャパニーズ?」
と、聞いたら、
「ノー」
という返事。
(日本語の通じない人だった)

さらに同じ場所を2〜3回往復したあとで、何度も前を通り過ぎた建物が目的地の「B&B」であったことが判明。
ちなみに、ベビーカーのお父さんのいた場所は「B&B」のすぐ前だった。
(方向音痴は目的地に辿り着いていても、そこが目的地であることに気づかない)

「B&B」は、ビールの飲める本屋さん。
最近よく見かけるようになったトーク専門のライブハウス型書店。
(本も売っているライブハウスと言うべきか?)

本を買いつつ受付の時間を待って入場。
〈『SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録』刊行記念 大森望×塩澤快浩「SF作家になる方法」〉
というタイトルの講演会。
(上記の2人に、途中からゲンロンSF新人賞受賞者の高木刑さんが加わった)

ちょうどこの本に取り上げられた宮内悠介先生が第30回三島由紀夫賞を受賞されたということで、まずは、その話題から。
(なにしろ、出演者2人がそっちの関係者)

その後、
「以前は、他社の新人でもSFなら当社に持って来てくれたので、他社が新人賞で発掘してちょうどいい頃合に育てた新人の
作品を楽に手に入れられたのに、最近は他社もSFを出すようになったので前のようにいかなくなった」
と、塩澤編集長の愚痴(?)。

大森先生が、例の爆発的大爆死(笑)を遂げたという折り紙付文庫に話を振ると編集長、
「思い出したくもない」
と、ひと言。

SF小説に折り紙をオマケに付けるという画期的過ぎるアイデアに、読者が付いて来れなかった模様。
私も長年、
(なぜ折り紙?)
と、疑問を抱いていたのだが、どうやら、
「フィギュアが人気→本のフィギュアをオマケに付けたら売れるかも→でもフィギュアを用意するのは大変→なら折り紙で」
という流れの発想だったらしい。
実際には、作るのがやたら難しい折り紙に、SFファンは投げ出し、折り紙ファンはそもそもそんな本の存在を知らなかった
という哀しい結果に。

対談は途中で何度も微妙な間が生じ(塩澤編集長、トークは苦手なのか?)終いには客席にいた高橋文樹さんや、なぜか私に
まで話が振られる始末。
高橋文樹さん飛浩隆賞受賞者だから、まだ分かるが、私は本当にそこにいただけ。(^^;

そんな風な感じで、対談はほぼ時間通りに終了。
客席にいたSF大会のスタッフと飲みに行ったら、酔っ払ったスタッフのO氏に、
「日本のケン・リュウを目指して下さい」
と、意味不明な励まし方をされる。
(目指すだけなら誰でも目指せるけどね)

家に帰って、寝る。

2017年5月15日(月)
午前中。
手続きの関係で銀行へ。
帰りに「文藝春秋」を買う。
「特集 朝鮮半島クライシス」
「太平洋戦争の失敗に学べ」というタイトルで、作家の半藤一利さんとジャーネリストの船橋洋一さんの対談。

4月8日に、空母カール・ビンソンを中心とするアメリカ海軍第一空母打撃軍がシンガポールから朝鮮半島に向かったという
ニュース(結果的に誤報)が流れたことに関して、船橋さんが、
「太平洋軍のハリー・ハリス司令官は初めからオーストラリアとの合同訓練をしてからというつもりだったのですが、トラン
プ大統領が早合点して『無敵艦隊、朝鮮半島へ』と明かしてしまった。米軍は日本に朝鮮半島に到着するのは四月下旬と連絡
してきています」
と発言している。
そんな大事なことを「早合点」して世界に情報を発信してしまう大統領って大丈夫か?

で、タイトルの「太平洋戦争の失敗に学べ」とは何かと言うと、アメリカが日本への石油の輸出を止めたことで日本が一気に
開戦に走った。
同様に、いまここで北朝鮮の石油を断ったら「半藤:北朝鮮は第日本帝国の二の舞を演じます」ということになるのだという
ことのようだ。
「船橋:だから中国が石油を完全に止めるようなことはないでしょうし、アメリカもそこまで求めてない」

北朝鮮の核問題については「非核化させる」「現状維持で凍結させる」の2通りの方法があるのだが、これについても半藤さ
んは、
「私が凍結でいいと思うのは、満州事変の教訓があるからなんです。大日本帝国がともかく満州国を建設したところで国際連
盟が入って、そこで凍結ということになれば、日本陸軍もそれ以上は侵略の歩を進めないですんだと思われます」
「『満州は日本の生命線』、同様に『核とミサイルは北朝鮮の生命線』、ここまで来たらゼロに戻すことはもう不可能。北朝
鮮にポイント・オブ・ノーリターン(帰還不能点)を超えさせてしまっているから」
と、凍結を主張している。
(つまり、いまの北朝鮮を一番理解できる立場なのは、日本なのか?)

夕方。
「アナザーストーリーズ」を観る。
「天才ハッカーが世界をつなげた フェイスブック革命」

実はこのフェイスブック、私もやっているのだが、「友達」に推薦される人物に「誰ぞ、お前?」な人が多くて、あまり役に
立っていない。
私の使い方がアレなのかな?
(たぶん、人見知りな性格が問題なのだと思う)

ニュース。
小惑星の地球への衝突を回避する方法を話し合う国際会議が今日から東京都江東区の日本科学未来館で始まったのだそうだ。
1個でもぶつかったら、被害は甚大だろうから侮れないよな。

寝る。

2017年5月14日(日)
朝。
6時半に清々しく目覚め、ネットのニュースで1時間前に北朝鮮のミサイルが発射されたというニュースを読む。
これって「対話」に向かっていた国を一気に引かせた気がするのだが、もしかして国家としての統合的なコントロールができ
なくなっているのか?

昼。
『アオイホノオ 17 小冊子付き特別版』(島本和彦 少年サンデーコミックス)を買いに三省堂へ。
帰り道で少し散歩。

区役所の建物を通過する際に気づいたこと。
豊島区役所には、通常の区民の入り口以外に職員用の通用口というのがある。
この通用口の扉、セキュリティーの目的からか、ちょっと意外な場所に設置されている上、扉自体にも周囲の壁と同じ素材を
使っていて、パッと見ではそこに扉があるのが分からないデザイン。

なぜその扉の存在に気付いたのかと言うと、デカデカと派手な色使いで「関係者以外通行禁止」と張り紙がしてあるから。
(この張り紙さえなかったら、本当にただの壁に見える)
作った人と使っている人の気持ちがこんなにも擦れ違っているデザインも珍しいのでは?

2号くんから電話があったので、アパートへ遊びに行く。
録画していた番組を一緒に見てから、買って来た『アオイホノオ 17 小冊子付き特別版』を読む。
小冊子は「被害者の会」ということで「アオイホノオ」連載100回を記念して作中で登場、あるいは話題にされた漫画家、
ドラマの監督らが作者を罵るというシチュエーションでお祝いの言葉を述べる趣向。
福田監督がドラマの続編を企画しているらしいということが、私にとっては一番のトピックスだった。

さて、本編の『アオイホノオ 17』の方は、原作付きの連載の仕事をもらった主人公が、カラー原稿の色塗りのコツを教え
て貰うために、編集者に連れられて先輩漫画家である新谷かおるの元へ行く話。
絵の具を使った彩色の技術が細かく解説されているので、アナログでカラーの絵を描く人は、これだけのために買っても損は
ない本だと思う。

どうでもいいこと。
作中で原作と完成した漫画の関係の例として挙げられた原作の原稿「戦う!負けそうになるが勝つ!」の元ネタは『男どアホ
ウ甲子園』で佐々木守氏が書いたという「試合始まる、打つ!打つ!打つ!勝つ!後はよろしく」かな?

夕方。
2号くんに付き合って「探偵ナイトスクープ!」を観る。
カラオケ店のトイレから異音が聴こえるという怪談を、番組が検証。
問題の店に実際に行ってみると、確かに「プー」とか「プップー」という音が便器の辺りから聞こえてくる。

まず、オカルトの専門家として、毎度おなじみ(笑)山口敏太郎氏に電話。
もちろんこの番組における自分の立場をよく理解している山口さんは「妖怪の仕業です」と、お約束通りに答えてくれる。

そこで神主を呼んでお祓い。
(神主って、呼ぶと来てくれるものなんだね)
でも、異音は止まない。

で、水道工事の専門家を呼ぶ。
すると……
「パッキンが劣化して空気漏れを起こしていますね」
と、謎の異音の真相を語ってくれたのだった!

夕食。
1号くん、2号くんと「養老乃瀧」へ。
帰宅して「フランケンシュタインの恋」第4話を観る。
不死のキノコの細胞を死体に植え付けることで復活させたマッドサイエンティスト、そうして生まれた「怪物」が人間の世界
に連れ出されたために起こる騒動の話。

第4話では……
工事現場で事故に遭った怪物は、病院に運び込まれるが、移植されたキノコの細胞が持つ再生能力のおかげで医者の手当てを
受ける以前に傷が完治してしまう。
その代わり、彼の寝ていたベッドにはキノコが生えて……。
ストーリー的には、怪物が自分が怪物として再生される以前の記憶を徐々に取り戻していくという流れになっていくっぽい。

感想。
「気持ちが悪い!」とか言って入院患者を追い出す看護師って、どうよ?(笑)

寝る。

2017年5月13日(土)
明け方に嫌な夢を見ていて「あー、もうこんな夢はやめだ!」と、目を覚ました。
目を覚ましてから「なぜ私は夢を夢だと気付いたのか?」について、しばらく考え込む。
「インセプション」という映画を思い出す。

天気は雨。
部屋で事務処理。

午後。
佐藤編集長が鶏の唐揚げを持ってやって来る。
鶏の唐揚げを持って来た理由は「サソリの唐揚げが手に入らなかったから」だと謎発言。
ちなみに、私はサソリの唐揚げは嫌いだ。(食べたことはないが)

夕刊の社会面に、
〈学校史切り取り 全国で被害続々〉
〈「誰が、何のために」〉
〈図書館協会が緊急調査〉
という記事が載っていた。

切り取られていたのは、部活動や遠足の写真のページだと言う。
犯罪心理学者が、
「学校生活へのコンプレックスを持つ者の犯行かもしれない」(奈良女子大の岡本英夫教授)
「教育全般や学校に対する何らかの恨みを感じるが、愉快犯の可能性もある」(東京未来大の出口保行教授)
と、意見を述べている。

(もしかしたら、これ、インターネットで流行りの「話題の人の過去を特定」というのに使っているんじゃないかな?)
と、ふと思う。
「事件関係者の中学時代の写真を発見!」とか、「○○○容疑者の出身高校を特定!」とかいう、あの画像。
実はこういうものを普段から集めて画像データを作っている人がいるとか?

夜。
知人と電話。
「最近、周りで老後のために節約生活をしている80代というのが出てきた」
という話。
(100歳まで生きるのも珍しくないと聞いて不安になるらしい)

私の周辺では、20代の人がやはり「老後が心配だから節約して貯金しよう」とか言っていた。
20代から80代までの国民が、みんな老後の心配で節約生活を送っている国って大丈夫なのか?

寝る。

2017年5月12日(金)
朝からパソコンをポチポチ。
というのも、この間、酔った勢いで大学の通信教育なんてものに申し込んでしまい、そのレポートを書かなくてはならなくな
ったからだ。
私は人生のいろんな決定をみんな「酔った勢い」でやってしまっている気がするなあ。

昼。
レポート送信。
「NCIS」を観る。
ボーイスカウトの見学会の日。
見学に来た子供に自動指紋識別システムを試させる鑑識係。
センサーにタッチした人物の指紋と犯罪に関わりのある指紋とを照合する機械なのだが、子供の指紋がまさかのヒット。
この子は誘拐された子供だったのだ……。

NCISは海軍関係の捜査を行う機関なので、どうやって主人公たちの管轄の仕事にするのかと思ったら、誘拐された子供を
育てていた女性が海軍大佐だったという設定にしてあった。
(そう来たか)

事件の捜査上浮かんだ容疑者像と、容疑者の身近な人間が語る容疑者像の齟齬の謎を解くのが今回のミステリー。
ミス・マープルが得意なタイプの事件だな。

夕方。
空想小説ワークショップは、インデックスカードによるアイデア整理方法。

放課後の飲み会は、前回の店が暑かったと不評だったので「北海道」という名前の店に入る。
何の解決にもなっていない気がするが、まあ、そこは気分で。(^^;

ジャガバターをつまみに日本酒とビール。
(北海道の味、いいねえ)

家に帰って、寝る。

2017年5月11日(木)
朝。
昨日大統領に就任した韓国の文さんに安倍さんが電話会談を申し込んだというニュース。
(文さんは安倍さんの前に、もうトランプさんと電話会談を済ませていた)
日韓合意について文さんが「韓国の国内世論は合意反対の声が大きい」という趣旨のことを発言したのについて、萩生田内閣
官房副長官の記者会見で、「文大統領は韓国の世論について説明しただけで(日韓合意に)反対しているとは言わなかった」
と説明。
ポジティブなものの見方をする人だと思った。

午前中。
自転車で豊島区内の図書館へ。
この図書館はPC席があるので気に入っている。
PC自体は利用者の持ち込みだが、電源から延長コードを引っ張って来てテープで机に貼り付けてある気遣いが、消滅可能性
都市の図書館の精一杯の頑張りっぽくて好きなのだ。

昼。
帰宅して昼食。
ドラマ「NCIS」を観る。
海軍少将の乗ったタクシーがバイクに乗った男に銃撃される。
「誰が少将を狙ったのか?」
と、捜査を開始した捜査官たちだったが、やがてタクシーの運転手が祖国で反政府活動家としてマークされていた人物である
ことが分かり……。

そう言えば、とある日本の議員がSNSで外国の要人を「前科者」とディスって「マハトマ・ガンジーやネルソン・マンデラ
はどうなんだ?」とツッコミを入れられたそうだね。
こういうのを「日本人の平和ボケ」と言うのだろうな。

夕方。
仕事帰りの2号くんが来る。
「今日の『NCIS』はどうだった?」
と聞くので、ざっとストーリーを解説。
(録画をし忘れたらしい)

ニュースを見たら、暴力団の乗った車がバイクに乗った男に銃撃される事件があったのだそうだ。
ドラマで見たのとまったく同じ手口だったが、これって暗殺の手口としてよくあるやつなのか?

トランプさんがFBI長官を解任した件で、日本のマスコミ(?)がプーチンさんにインタビューに行き、
「これからホッケーをやるので忙しいんだよ」
と、鼻も引っ掛けられなかったというニュース。
まあ、そうだろうね。

トランプさんの方は、ロシアとの関係改善に意欲的で、FBIの長官をクビにした理由を「彼が良い仕事をしなかったから
だ」と説明したそうだが、アメリカ国内では、これを「第2のウォーターゲート事件」と捉える人もいるという報道。

「ウォーターゲート事件」というのは、雑にまとめると、むかしニクソン大統領が自分に不利な捜査を行っていた捜査機関
の責任者をクビにしたことから大統領弾劾の動きが広がり、大統領が辞任に追い込まれた事件のこと。
(アメリカ、もうひと揉め起こるのかな?)

寝る。

2017年5月10日(水)
韓国の新大統領の結果が出て、当選したのは予想通り革新系の「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)さん(64)。
対北朝鮮政策については対話型の解決を目指す「太陽政策」の人だそうだから、今の日本の政策とは合わないみたいだね。

出かけるつもりだったのだが、あいにくの雨。
ノパソを入れたリュックを背負って自転車を走らせるにはふさわしくない天候。

午後。
ちょっと暇つぶし。
ネットで自動翻訳が話題になっていた件で遊ぶ。

「?? ???? ??? ?? ?? ?? ??? ??? ?? ?? ?? ?? ?????. ?? ????. ?????.」
という韓国語を、Twitterの自動翻訳が、
「今日のファンサイン会の順序性の軟乳は右の例の1つケーラユダヤ支配へのデモを自分の私の精神です。ご覧ください。あり
がとうございます。」
と、とんでもない翻訳をしたのだそうだ。

さて、私は韓国語はまったく知らない。
その私(人間)が、ネットの自動翻訳と検索の機能を駆使してこの文章を翻訳するとどうなるか? にチャレンジしてみる。

まず、ネットの自動翻訳サイトをいくつか巡って元の文章を入力して翻訳させてみた。
Google翻訳の翻訳結果。
「今日のファンサイン会の順序は、ソンヨン流下ウヌ例一つケーラギョルギョンロアデモレナナヨンです。参考ください。あり
がとうございます」

weblioというサイトでの翻訳結果。
「今日ファンサイン会順序では盛宴柳河恩遇はいするがカイルだとギョルギョングロア試演レやナヤングです. 我慢して望みま
す. ありがとうございます」

Yandex Translateというサイトでの翻訳結果。
「日ファンサイン会を保つためには、または結果を変えるビュッフェはプールがあります。 ご注意ください。 お願い致します」

いずれもすごい訳文が出た。(笑)
でも、出だしを見ると、どうやらファンサイン会についての案内の文章であることが分かる。

試しにGoogle翻訳で冒頭の3つの言葉「?? ???? ??? 」だけを入れてみると「今日のファンサイン会の順序は」という
意味だと分った。
「だったらあとは、タレントの名前が並んでいるんじゃないか?」と、当たりをつけて「??  読み方」みたいにしていくつか
検索してみたところ、並んでいたのがPristinというグループのメンバーの名前であることが判明。
ファンサイトを探したら、ハングルで書かれたタレントの名前のカタカナ表記が見つかった。
(こういうところがインターネットの利点)

あとは、文章のタレントの名前以外の部分を普通に翻訳。
「今日のファンサイン会の順序は、(タレントの名前)です。 ご注意ください。 お願い致します。」

これにタレントの名前を挿入。
「今日のファンサイン会の順序は、ソンヨン、ユハ、ウヌ、イェハナ、カイラ、キョルギョン、ロア、シヨン、レナ、 ナヨン
です。 ご注意ください。 お願い致します」

日本語として読みやすく形を整える。
「本日のファンサイン会は、ソンヨン、ユハ、ウヌ、イェハナ、カイラ、キョルギョン、ロア、シヨン、レナ、 ナヨンの順で
行いますので、ご注意くださいますようお願い致します」

ひとこと。
「インターネット、すげえ!」
まったく知らない外国語が、読めてしまった。

夕方。
トランプ大統領が、FBIの局長をクビにしたというニュース。
FBIは目下、トランプ政権とロシアとの裏のつながりを調査中だという話を聞いた。
(なんて分かりやすい)

世界はどっちへ向かうのだろう?
寝る。

2017年5月9日(火)
午前中。
来週の火曜日に行われるイベント〈大森望×塩澤快浩「SF作家になる方法」〉のチケットを申し込む。
最近のこういうチケットは、相手がスマホ所有という前提か?
こっちはノパソで申し込んだ後、iPod(iPadではない。念のため)に転送したりと、なんか面倒臭い。

昼。
「NCIS」を観る。
アメリカには海軍や海兵隊の将兵が関わる事件を専門に扱う「海軍犯罪捜査局(NCIS)」という捜査機関があるのだそう
だ。
いったい何種類捜査機関があるのだ、アメリカ?
日本の江戸時代にも町奉行やら寺社奉行やら火付盗賊改方やらいろいろとあって、縄張り争いがあったらしいが、アメリカの
捜査機関同士の縄張り争いも大変そう。

さて、今回は極秘任務中の海軍の船の上で事件が発生。
さっそく船に赴いたNCIS捜査官を襲う謎の何か。
誰にどんな理由で襲われているのか?
その鍵は海軍の任務内容にあるようなのだが、なにしろ極秘任務なので海軍がその内容を教えてくれない。
国に奉職する捜査官であっても、必ずしも国が守ってくれるわけではないのだね、というシビアなオチだった。
国と国民との「大人の契約関係」を前提とした愛国心って良いよな。

午後。
面識のない人から、アンソロジーの同人誌を出すのに加わらないかという誘いのメール。
(創作系のメーリングリストに登録していたので、メアドはそこで知ったらしい)

メールでやりとりをしたが、相手がなぜ私に声をかけて来たのかがさっぱり分からず、結局お断りすることにした。
もしかしたら、誰でもいいからと手当たり次第にメールを送っていたのかも。
同人でアンソロジーを作るのは、気心が知れた人同士じゃないと上手くいかない場合が多いんだけどな。

夜。
部屋に閉じこもっての地味な作業。

寝る。

2017年5月8日(月)
朝。
日本テレビのサイトで、昨夜の「フランケンシュタインの恋」を視聴。
光石研さんが無知な主人公のセリフを哲学的な問いかけと深読みして答えるのは「泣くな!はらちゃん」と同じパターン。
柄本明さん演じる「科学者」の科学解説のいい加減さは、もうお笑いだと思ってスルーしよう。

さて、主人公は感情が高ぶると体からキノコの胞子を放出してしまう体質なのだということが分かって来た。
そして主人公の正体が、息子の死を受け入れられなかったマッドサイエンティストが、不死の遺伝子を持つキノコから取り出
した物質を息子の遺体に移植し、「雷のエネルギーを使って」復活させた生き物であるらしいことが示唆される。
……と説明すると、微妙にSFっぽいよな。
ここに嘘でもいいからもう少しもっともらしい理屈をつけてくれたら、もう少し私好みの作品になるのだが。

午前中。
図書館へ。
自転車を走らせていると、暑い。
もう夏だよな。

午後。
ニュースを見たらフランスの大統領選で予想通りにマクロンさんが勝ったそうだ。
もしもルペンさんが勝ったら、フランスがEU離脱。
EUは実質的ドイツにコントロールされる?
「それって、どういうヒトラーの野望だよ!」と、心配していたので、まずはめでたい。

夜。
昨日、乱学講座の人から「読んで感想を聞かせてくれ」と受け取った小説を最後まで読む。
長編の一部とは聞いていたのだが、ひょっとして、かなりの大長編?
途中までの小説の感想って、難しいな。

寝る。

2017年5月7日(日)
午前中。
2号くんのアパートへ。
アメコミの特集番組を観る。
マーベルのスタン・リーへのインタビュー。
94歳、元気だなあ。

池袋で昼食。
天丼を食べる。
(揚げ物がこう美味しいと、太るな、確実に)

夕方からSF乱学講座。
早めに着く予定が、新宿駅でいつもと違う階段を使ったのがケチの付き始め。
電車の乗り換えにことごとく失敗し、ギリギリで教室に滑り込む。

さて、本日の乱学講座は、十年留保という著作権の抜け穴(?)をうまく使って海外のSF小説を翻訳、自費で出版している
荒川水路氏の体験談。

タイトル:勝手に未訳SFアンソロジーを編む
講師:荒川水路氏(SF愛好家) 

出版社などが海外のアンソロジーをそのまま翻訳して出版する場合、小説そのものの翻訳権だけでなく、編集権や挿絵に関す
る権利、そしてアンソロジーそのもののタイトルの著作権など、さまざまな権利に関してお金を払わなくてはならない。
(以前、ある小さな出版社が海外のアンソロジーの上巻だけ出して下巻は出さなかったことがあるが、あれは上巻を出した後
で、著作権違反に気づいたからではなかろうか?)
なんていう話。
面白かった。

放課後は「包茶」で食事。
「共謀罪」の話をする。
「劇場版『名探偵コナン』の脚本を担当しているのが私の知人なのだが、彼は共謀罪に大反対」
とか。

打ち合わせで始終「じゃあ、次はあのビルを爆破しましょう」とかやっているわけで、この法案が通ってしまったら喫茶店で
スタッフと打ち合わせをするたびに通報されてしまうだろうという話。
(私も「今度は東京を火の海にしようかと思ってるんだ」とか、よくやっているからなあ)

乱学講座の受講生のひとりから「私の書いている小説を読んでみて下さい」と、渡されたので帰宅後にすぐに読み始める。
最近のタイプの小説のようだ。
(私は、こういうのが書けないんだよなあ)

寝る。

2017年5月6日(土)
今朝の「ひよっこ」。
ヒロインの重い事情(出稼ぎに出た父親が突然の音信不通で行方不明になり、家計を支えるためにヒロイン自身が東京の工場
で働くことになった)を、どの辺で同僚たちに明かすのかと思ったら、東北出身の中卒の女の子のひとりが、まず「休みの日
は寝ている」と笑いを誘う発言に続いて、その理由を説明する。

彼女は幼い頃に母親を亡くし、父親に朝から晩までこき使われて寝る暇もなかった。
そしてその父親が新しい妻を迎えたので自分が邪魔になり、家を追い出されたのだという話。
だから寝ることができる時には寝ていたいのだと。
(この重い話をサラッと言うところがなかなか)

続いて、もう1人の中卒女子。
彼女は勉強が好きで成績も良かったのに「女に学問は必要ない」という親のせいで、いつも隠れて勉強をしていた。
いま通信制とはいえ高校に入り、明るい部屋の中で堂々とノートを広げられるのが嬉しくて仕方がない。
だから休みの日には勉強をしたいのだと話す。

そこでヒロインの父親が行方不明……の話になる。
前の2人の話が、思いっきり重かったのでヒロインの不幸話が重すぎない、適度な軽さになる。
(さすが岡田惠和さんの脚本!)

午後。
自転車で千川(池袋から有楽町線で2駅ほど離れたところ)方面へ行く。
帰りに大通りの「DHCダイニングステーション」の前を通りかかったらシャッターが下りていて、張り紙がしてあった。
この店、今年の1月の末に開店したばかりで、一時期、毎日のように新聞に折り込みチラシが入っていた。
そのチラシが、結構いい紙に両面フルカラー印刷で、
(宣伝に、金かけているなあ……)
と、思っていたのだが、そう言えば、あのチラシ、最近入っていなかったな。

で、張り紙によれば「DHCダイニングステーション」は、3月31日に閉店したらしい。
(早っ)
1月31日に開店したばかりだから、2ヶ月で店を閉めたことになる。
外から覗いても凝った内装の店だったのに、あれを作って2ヶ月で店を閉めちゃったのか?

自転車をアパートに置いてから、佐藤編集長に、
「一緒に飯を食いにいかないか?」
と言って誘ったら、
「千川の方に、新しくDHCダイニングステーションという店ができたそうだから、そこに……」
「いや、もうとっくに潰れてる」
と、哀しい会話。

結局、池袋の「四十八漁場」で食事をして帰宅。
ふと気になって「DHCダイニングステーション」をネットで検索したら、2月7日に中村橋に開店した店も3月の31日で
閉店していた。
東長崎に開店予定だった店に至っては、なんと開店する前に閉店。
(何があった、DHC?)

寝る。

2017年5月5日(金)
朝。
NHKの「ひよっこ」を観る。
女子寮の女の子たちの喧嘩のシーンが面白かった。
不器用でミスばかりするヒロイン、彼女を庇って親友がわざとミスをする。
それを「間違っている」と指摘する同僚。

これに対する親友の答えが、要約すると、「正しくないのはわかっているが、あなたのものの言い方に心の屈折を感じる」
で、論点は指摘した同僚の心の問題へ。
言い争う2人に、割って入ったヒロインに、今度は「立ち聞きしていた」ことへの非難が……。
こういう、論点が少しずつズレることで話が転がって行くドラマ運びって、好きだなあ。

午前中。
ネットで拾ったニュース。
〈「対日赤字、耐えられぬ」 米商務長官、貿易統計で異例の声明 〉
〈米国の貿易赤字の半分は中国が占めるが、今回の声明では「対中赤字は改善している」と批判を避けた〉
(日経 2017/5/5 6:23)

アメリカは、日本より中国を選んだということかな?
中国と言えば「中国嫁日記」という、中国人女性と結婚した日本人が日常を綴ったブログ漫画があるのだが、これに中国の
知人と電話で話をした嫁が、中国では北朝鮮問題がまったく報道されていないことを知らされたというエピソードが載って
いた。

中国人の嫁は、これを国民がパニックを起こさないようにと報道が抑えられているのだと推理する。
(ちなみに別の報道で知ったのだが、韓国人は目下、大統領選で頭がいっぱいで「北朝鮮のミサイル? またいつものハッ
タリでしょ?」状態であるらしい)

トランプさんは、北との対話の可能性について言及し始めているし、マジであんまり慌てて2階に上がると、はしごを外さ
れる結果になるのではないだろうか?

午後。
池袋の三省堂へ。
イベント参加券付きの本を買うのに、ネットに「電話で申し込むように」と書かれていたため電話をしたら、
「では、できるだけ早く書店で書籍をご購入ください。入場は購入順です。もうだいぶ購入された方がいます」
と、急かされたから。

(だったら最初から直接書店に行けば良かったのか???)
と、思いつつ三省堂へ。
インフォメーションで事情を話し、該当書籍の売り場を聞いたら、
「お電話をいただいているのなら、直接レジへお越しください」
というので、レジの列に並ぶ。

レジのお姉さん、胸に「研修中」のマーク。
若干の不安を胸に、インフォメーションで言われた通りに「電話予約したイベントの参加券付き書籍を、ここで受け取れる
と聞いたのだが」と言うと、文字どおり「は?」という感じ。
予約書籍の棚を調べてくれるが、ない。

研修生、ベテランの書店員さんを呼んでくる。
同じ説明を繰り返す。
なんだか話が通じない。
書籍名とイベント名を繰り返し、こっちの電話番号を確認。
かなりドタバタした挙句に、ようやく書籍と参加券をゲット。

思うに、電話を受けた人から売り場への連絡が届いていなかったのだろう。
これは書店員が悪いというより、うちが本屋の近所過ぎるせいかな?
例えば電話で受けた申し込みを30分に1回まとめて店頭に送るシステムだったりすると、電話後20分で書店に着いてし
まった私に関する情報は、まだ店頭に届いていなかったとしても無理はない。
(つくづく、最初から店に来れば良かった)

帰宅。
精神的に疲れて帰宅。
三省堂でついでに買って来た「月刊フラワーズ6月号」を読む。
「7SEEDS」は、次回が最終回らしい。

そう言えば、今日はこどもの日だった。
総務省統計局の発表によると平成29年4月1日現在における子供の数(15歳未満人口)は、前年に比べ17万人少ない1571万人。

コンビニのレジは、そろそろ自動化しないと人手が足りないことになりそう。
あと、ファミレスもタッチパネルとベルトコンベアにするとか。
(ロボット好きとしては、そんな未来も案外と悪くない?)

寝る。

2017年5月4日(木)
ニュース。
北朝鮮国営放送が中国を名指しで非難したそうだ。
中国がアメリカと仲良しすぎて怪しからんみたいなことらしい。
トランプさんは習近平さんをリスペクトしているとか言っていたし、確かにアメリカと中国は上手くいっている感じ。
(で、日本は?)

朝刊の記事。
安倍さんは憲法を変えて2020年に新憲法を施行したいらしい。
この件に絡んで問題になっているのが第24条の改正案の、この条文。
「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」

これ、何がやばいのかと言うと具体的に言うと介護の問題。
家族の介護で行政に助けを求めた時に「行政が手を貸すのは、まず家族が互いに助け合いを十分に行ってから。どこまでが
十分かは行政の側で決めますが」とやられる可能性が非常に高いのだ。

なぜそう思うかと言うと、現状がすでにそんな感じだから。
(「ご家族で、なんとか面倒を見られませんかあ?」とか、それができないから窓口に来ている人に対して普通に言う)
これにお墨付きを与えてしまったら、行政は万歳三唱して福祉予算を削りまくるんじゃないかと思う。

少子化でひとりっ子の家庭が増えて、かつ高齢化も進んでいる現状で、高齢の親の面倒を子供がみるべきなどということを
「憲法」で定めたらどうなるか?
現在の日本では慣習的に介護は女性が行っているから、結婚した女性は事実上、4人の高齢者の介護を行うことを義務付け
られることになってしまう。

それを考えたら、恐ろしくて結婚なんかできないという女性が増えるのは必至。
女性の生涯未婚率が増えれば、出生率も低下する。

少子化対策とか言いつつ、明らかに女性が結婚から遠ざかる方向に国が政策を進めようとしているのだ。
こんなことをやっていたら、私が愛する日本国が壊滅してしまうのではないかと真剣に危機感を覚える。

午後。
暑さにだらだらと半日を過ごす。

夜。
BSで「獄門島」をやっていたので、観る。
長谷川博己主演の2016年版。
脚本は、喜安浩平。
演出は、吉田照幸。

ストーリー。
終戦直後、復員船の中で戦友の最期を看取った私立探偵・金田一耕助は「俺が死んだら妹が殺される」という、その戦友の
頼みで彼の故郷である獄門島へやって来る。
そして戦友が案じた通り、彼の3人の妹が次々と殺されて行って……。

ええと……長谷川博己も犯人役のベテラン俳優も決して下手な役者じゃないはずだから、これは演出がひどいのか?
それとも、脚本?

金田一耕助は、いままでいろいろな役者が演じていたが、私が知っている限り、いずれも社会的地位の高い犯人をあくまで
慇懃な態度で静かに追い詰めて行くのが「獄門島」の山場だった。

長谷川博己の金田一耕助は、なぜかやたらに偉そうに、しかもけたたましく笑いながら犯人を追求するのだ。
さすがに「これはない!」と、叫びそうになったぞ。

……寝よう。

2017年5月3日(水)
昨日、1日中自転車で走り回ったせいか、若干の疲労感。
疲れたというより眠い。
本を読んでいても、ページを広げたままうとうとしてしまう。

夕方。
新橋でSF大会企画会議。
なぜか本会議より出席者が多い。
(本会議に出席するとスタッフにされると警戒されてしまうのかも)

9時まで会議。
その後、ラストオーダー9時半という店に滑り込んでラストオーダーの時刻を9時40分にして貰い、10時過ぎまで飲んで
帰宅。
(ここまでは覚えている)
……午前2時に目を覚ましたら部屋の真ん中で服のまま寝ていたので、パジャマに着替えて布団に入り、改めて寝る。

2017年5月2日(火)
午前中。
近所の図書館に行ったら休館日だったので、隣町の図書館へ行く。
自習室がなくて閲覧室のみ。
使用目的が館内図書の閲覧に限られるので、ちょっとやりにくい。

昼食を摂りに一旦、帰宅。
午後。
中央図書館へ。
広くてきれいなのだが、交通の便が良いので(東池袋の改札口から徒歩地下道伝いに徒歩1分程度)利用者も多く、閲覧室
の利用に時間の制限がある。
そして何より窓が大きい。
景色は良いが、日差しが暑い。
(書籍を広げて閲覧するのには、ちょっと問題があるかも)

夕方。
IKE・Biz(旧勤労福祉会館)に寄る。
受付で申し込んで中を見学させて貰ってから帰宅。

ニュース。
トランプさんが、金正恩さんと「対話をしてもいい」とか「できたら光栄」みたいなことをちょろっと言ったらしい。
「アメリカにミサイルを向けている相手に『光栄』って、どういう意味やねん?(意訳)」
と、記者団に突っ込まれた報道官が、
「それは外交的な言い回しで……」みたいな言い訳をしていた。

外交の一手段として対話があるのは結構なのだが、日本が思いっきりハシゴを外されてしまう危険はないのか?
北朝鮮に「アメリカとは仲良くするが、日本は別」という選択肢を与えてしまうと、うちの国は困るのだが。

夜。
短編集『翼のジェニー』(ケイト・ウィルヘルム アトリエサード発行)の表題作だけ読む。
翻訳は佐藤正明氏。

「翼のジェニー」
1963年に発表された作品。(今から54年前だ)
タイトルだけは聞いたことがあり、パロディはいくつも読んだことがあるのに、中身を読んだことがなかった小説。
物語は、祖父に育てられた世間知らずの娘がブライダルチェック(?)のために、医師の元を訪れるところから始まる。
彼女はハンサムな男に出会って恋に落ちたのだと言い……。

まあ、オチは分かるよね?
もちろん、診察した医師は独身。
そういう話だ。

寝る。

2017年5月1日(月)
いつの間にかに5月。

民放の朝の番組で「なぜ北朝鮮のミサイル発射は、こうも連続して失敗しているのか?」という話題を取り上げていた。
3人の専門家が、それぞれ自分の意見を言う。

1)わざと失敗している。
ミサイルの発射をやらないとアメリカの言いなりになっているようでまずいが、成功させるとアメリカがマジ怒りしそうで、
これもまずい。
だから「発射したけど失敗した」ぐらいがちょうどいいのではないかという政治的判断だという説。

2)失敗するほど難しいことに挑戦している。
つまり新兵器の開発中なのではないかという説。

3)アメリカが失敗させている。
アメリカのサイバー攻撃によって、すでに北朝鮮のミサイル発射制御システムは乗っ取られている。
アメリカは、北朝鮮のミサイルの脅威を政治利用しているが、実はすでに北朝鮮のミサイルはアメリカのコントロール下にあ
るのだという説。

どれが正しいのだろうなあ?
「ミサイル、ミサイル」と騒ぎながら、花見や外遊をやっている日本の政治家ののんびりぶりを見ると、3番目かな?
アメリカから「どうせ北のミサイルは飛んで来ないから」と教えて貰っていたのなら、安倍さんが呑気に花見をやっていたの
も頷ける。

午後。
自転車で図書館に行こうとしたら、突然、雷鳴が轟いて、雨。
急遽予定を変更する。

オリンピック関連のニュース。
東京ビッグサイトが、東京オリンピックのための「メディアセンター」や「プレスセンター」に使われ、幕張メッセがレスリ
ングなど7つの競技が行われる予定なので、東京オリンピックの前後の期間、首都圏の2大展示場が使用できなくなるのだそ
うだ。
この2つの展示場は、日本の企業にとって商談を取りまとめるための非常に重要な場なのである。

オリンピックの大きなメリットの1つが「経済活動が活発になる」ということ。
しかし、東京やその近郊は、すでに十分に経済活動が活発な地域。
おまけに、土地も限られている。
そういう地域でオリンピックをやるには、普段の経済活動の一部を、期間中ストップさせるしかない。
オリンピックでせっかく経済活動が活発になっても、その分のメリットより、普段の経済活動がストップされたデメリットの
方が大きかったならば、オリンピックは赤字という結果になってしまう。
本当にもう、そういうことを最初によく考えなかったのか?

寝る。

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