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独 り 言 (2017年2月分)
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2017年2月28日(火)
日経朝刊1面のコラム〈原発漂流〉。 〈見えぬ廃炉費用〉 〈消えた「低廉」の文字〉 〈経済産業省は昨年末、福島第1原発の廃炉や賠償にかかる費用の総額が21兆5千億円にのぼるという試算をまとめた〉 これは年前に示した約11兆円のほぼ2倍の数字だが、これは、 〈廃炉に向けた作業の入り口にも立たない段階ではじいた数字〉 だとかで、実際にはもっとかかるだろうという話。 で、こうしたことを受けて、原発を受け入れている地元の首長に宛てて政府が出す再稼働の要請書から「低廉」の文字が消え たのだと言う。 〈「安全対策などの費用を考えれば、原発の電気が安いとはもう声高に言えなくなった」経産省幹部はこう漏らす〉 要するに原発を稼働させる理由は「安いから」ではなくなった。 では、どんな理由で原発を稼働させるのかと言うと、火力発電に依存した場合の問題点、 ・国際情勢による燃料供給の不安定性の問題がある。 ・地球温暖化を防ぐ観点。 が、あるからだと言う。 だから、今後、原発を普及を訴えるならば、 「原発は高くつく。しかし国際情勢の影響を受けにくいし、地球温暖化を防げる」 という方向で話せば良いんじゃないかと思う。 午前中。 ネットをうろうろしていたら、昨日の安倍総理が赤坂飯店に各社のキャップを呼んで「森友のことを書くな」との圧力をかけ たというツィートの情報源らしきものが分かったという話を見つけた。 首相の1日のスケジュールをまとめた「首相動向」(普通にネットで見られる)に、 〈午後6時57分、官邸発。同7時5分、東京・赤坂の中国料理店「赤坂飯店」着。内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇 談〉 と、書いてあるのだね。 ここから「この時期に内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談したのなら、当然、森友学園の件について圧力をかけるため なのだろう」という推測が生まれ、これがツィッターで拡散したということなのだろうな。 まあ、この件について、ひとこと言わせて貰えるのならば、 「李下に冠を整さず」という考えからいって、報道の立場にある者は、取材対象とあまり親しくしない方が良くはないか? (いま、トランプ大統領とCNNのキャップが仲良く懇談を行ったりしたら、CNNは信用を失うよな?) 午前中。 日本テレビが「森友学園問題」を取り上げ、「専門家」だという人が出てきて、 「ゴミ処理に8億円は不自然な数字じゃない」 と、発言していた。 (前夜の「首相が加盟報道各社のキャップと懇談」という話を知らなければ、もっと素直に聞けたのにな) 昼。 新聞にスーツ屋のチラシが入っていたので、行ってみる。 試着するも、私の腹が収まるスーツがない! 改めて突きつけられた重い現実に、暗い気持ちになる。 「ちょっと、うつっぽくて」 という知人と昼食。 「死にたいなあ、死にたいなあ」 と言っている人と街を歩く。 (うつ病患者の「死にたいなあ」は、花粉症患者のくしゃみみたいなものなのか?) 帰宅。 夕刊1面の記事。 〈築地市場、土壌汚染恐れ〉 感情号線の建設工事の主体である都の建設局が、築地市場を含む道路用地の履歴を調査した。 その結果、築地市場の敷地に、ドライクリーニングに用いられる溶剤である「ソルベント」のタンクが2基建てられたことが あったということが分かった。 このことから、 〈都は「土壌汚染の可能性がある」と分析した〉 という記事。 これは早急に築地市場の該当の場所の土壌を調査して、土壌が「ソルベント」で汚染されているか否かを調査すべきだな。 汚染されていた場合は対策が必要だし、汚染されていなかった場合には風評被害を防がなくてはならないだろうから。 ネットで、プレミアムフライデーについてのネットの記事を読む。 〈プレ金、実際どうだった? 経産省の目論見外れる皮肉な結果に「自分には関係ない」〉 (YAHOO! JAPAN 2/28(火) 23:28) 〈月末金曜日は午後3時に退社し余暇を楽しもう−。停滞する消費を押し上げようと経産省が旗振り役となり、2月24日に 鳴り物入りでスタートした「プレミアムフライデー」〉 ……についての記事。 「プレミアムフライデーの取り組みをどのように感じているか」 という質問に対して、1番多かった回答は、 〈「いい取り組みだと思うが自分には関係ない」が47.8%〉 だったのだそうだ。 政府の政策には反対しない。 感想を聞かれれば「良いと思います」と答える。 でも、その政策が自分に良い影響を及ぼすとは考えていない。 ……という、典型的な現代日本人。 だって政治家の偉い人は、軒並み◯◯◯大臣の息子やら孫。 一般的な国民とは違う世界の人に大衆の実情なんかわかるわけがないから、政策がトンチンカンでも「しょうがないよね」。 言ってもしょうがないから、良いと思っていなくても口だけは「良いでーす」という人が、増えて来る。 支持率が高い割には、国民が政府の政策に積極的に協力しないという結果が生まれる。 国民の協力が得られないから政策が上手くいかない。 これで焦った政府が国民に政策への協力を「強制」しだすなんてことになったら、ディストピアだな。 寝る。
2017年2月27日(月)
朝から鼻がムズムズ、目が痒い。 (来たな! 花粉症) 毎年のことだが、花粉の季節は肌の露出部分がヒリヒリする。 すごく嫌な感じ。 午後。 「世界侵略 ロサンゼルス決戦」という映画をやっていた。 SFかと思って観たら、設定は一応SFだが、基本的に戦争映画だった。 多数の死者を出した戦闘で、生き残って勲章まで貰ってしまった男の後ろめたと、その克服がテーマらしい。 (つーか、前に観た気がするな、この映画) この映画についてネットで調べてみたら「ロサンゼルスの戦い」という言葉に行き当たった。 太平洋戦争中の1942年2月25日にロサンゼルスに25機の「日本軍機」が飛来して戦闘が行われたという話だ。 でも、日本人である私たちは知っている。 「そんな戦闘ってなかったはず」 じゃあ「アレ」は一体何だったんだ? 映画では「アレ」はきっと宇宙人だったに違いないという話になっていて、その宇宙人が2011年にまたやって来たから、 さあ大変! でも、この宇宙人のイメージが「宇宙の戦士」に出てくる敵の宇宙人「バグズ」にそっくり。 そして、確か「バグズ」のモデルは、日本兵じゃなかったっけ? というわけで、日本人としては、観ていてなんだか複雑な気持ちになって来る映画だった。 夜。 ツィッターを見ていたら、 「安倍総理が、赤坂飯店に各社のキャップを呼んで森友学園のこと書くなとの圧力をかけている」 という趣旨のツィートが、リツィートで回って来た。 「リークあって、聞いた話によると」という、なんともあやふやな書き出しに「各位!戦え」という勇ましい締めくくり。 「キャップ」というのは、マスコミ関係の偉い人という意味なのだろう。 「赤坂飯店」は、ネットで検索したら個室のあるタイプの老舗の中華料理屋らしい。 まあ、総理大臣が行くような店なのだから、個室は当たり前だね。 その個室でなされた話の内容をリーク出来る人って、誰だよ? (そもそも誰のツィートなんだ?) と、よく見てみれば『日本会議の研究』の著者であられる菅野完氏だった。 ああ、あの人か……(^^) さてと、そろそろ寝よう。
2017年2月26日(日)
朝刊の科学特集。 〈宇宙の「一番星」を探せ〉 宇宙誕生後の暗黒の中で最初に誕生した初代の星「ファーストスター」の発見を世界の天文学者が競っているという特集。 最近の新聞の色図版は鮮やか。 昔だったらこんなぼんやりした初期宇宙のイラストなんか、新聞に印刷しても何を描いてあるのかわからなかっただろう。 午後。 久しぶりに、2時間サスペンスを観る。 2軒のそっくりの家を利用し、Aの家に行ったと見せかけて、実はBの家に連れて行くというトリック。 これ、同じトリックをモーリス・ルブランのルパンで読んだなあ。 (どうでもいいが、わざわざ「モーリス・ルブランの」って断らないといけなんだよな、最近) ルパンの時代は良かったかもしれないけれど「夜なので道が違っていても分からなかった」っていう話を、21世紀の東京も 23区内というロケーションでやるのは、ちょっと無理があるんでないかい? 道路にデカデカと案内標識が出ているぞ。 薫子ちゃんが掲示板に「君の名は。」のことを、 > 何の期待もしないで見ると超面白いんですが、 と、書き込んでいたのだが、私は何の期待もしないで見て、それでもつまらなかったのでガッカリしたのだよ。 監督がやりたかったのは、タイトルから推測できる通り、すれ違いドラマ。 要するに「会えないし連絡も取り合えない2人の恋愛の物語」を描きたかったわけだ。 ところが、時代は21世紀。 交通網は発達しているわ、携帯電話は普及しているわで、なかなか「会えない」状況を作り出せない。 会えない理由を考えすぎて大災害まで行ってしまった。 元祖「君の名は」では、2人が離れ離れになった理由が空襲という人災とは言え、大災害。 不可抗力で会えなくるのだ。 何しろ相手は第2次世界大戦なのだから、主人公たち2人にはどうすることもできない災害。 元祖「君の名は」のヒーロー、ヒロインに「なんで戦争を止めなかった!」と言って責める奴はいない。 無理だからだ。 ところが新海誠版「君の名は。」では、主人公たちは迫り来る大災害に対して影響を及ぼせる立場になってしまっていた。 主人公たちの行動が、多数の人命に関与するという責任ある立場。 これがものすごく、余計な設定。 「シン・ゴジラ」の矢口が、ゴジラを放っておいて自分たちの恋愛に「キャッキャ、ウフフ」していたらおかしいだろう。 その違和感が、ずっと拭えないのだ。 そして一番の問題点。 主人公に魅力がない! よく考えたら、彼はほとんど何もしていないのだ。 これならヒロインの幼馴染の「テッシー」こと勅使河原くんの方が、ずっとヒーローっぽい活躍をしている。 だからこの「君の名は。」という作品、いわゆる「ぱっとしない主人公が、何の努力もしていないのに、なぜか複数の美女に モテる」というハーレムものなのだと思って、やっと納得できる作品なのだ。 まあ、ハーレムものは人気のジャンルだから、ただボーッとしているだけの主人公に、美女が次々に寄って来るという物語を 見せられて「最高だ!」と思う人も少なからずいるのだろう。 夜。 NHKスペシャル「又吉直樹 第二作への苦闘」を見る。 人気お笑い芸人が芥川賞を獲り、2作目を書く姿を密着取材したドキュメンタリー。 ……ちょっと、つまんなかったな。(笑) 「作家、作家」とそれにこだわって、又吉直樹の「お笑い芸人」としての側面を排除した編集になっていた。 受賞作のテーマから見ても「お笑い芸人であること」が、彼の作風に多大な影響を与えているというのは明らか。 (なぜ、そっちをもっと掘り下げなかったかなあ???) 寝る。
2017年2月25日(土)
朝起きると、やや二日酔い。 風呂を浴びて、朝昼兼用の食事。 午後。 池袋でカルチャー・スクールの手続きをしてから昼食を取ろうとサイゼに行ったら行列が出来ていたので地下道へ。 地下のイタリア・レストランでスパゲティとピザとワインを1本注文。 食生活がメタボに与える影響についての反省点を考察しながら、全てを胃袋に収める。 レシートで福引が出来るというので、福引会場である地下商店街のパン屋へ。 「あと72円分のお買い物をすると、もう1回引けますよ」 と、唆されて税込み108円のパンを1個買う。 福引は、2回やってティッシュを2つ貰えただけだが、パンは美味だった。 そのまま、ぶらぶら歩いてハンズで靴用のスプレー(靴にシュッとすると履いていても足が痛くならないやつ)を買う。 地下へ降りて、サンシャイン60内のショッピングモールを散歩。 私が顔を知らないアイドルっぽい女の子がイベントをやっていた。 なんか疲れたので東池袋駅から有楽町線に乗って帰宅。 夜。 ネットのニュースを見たら、日経の電子版に、 〈大阪知事、不認可の可能性に言及 森友学園の小学校〉(日経 2017/2/25 23:35) という記事が載っていた。 〈松井一郎知事は25日、小学校の設立が認可されない可能性に言及した。「財務省が優遇しているなら大問題だし、安定 した経営ができないなら認めるわけにいかないというのが(認可を判断する)府教育庁の立場だ」と述べた。 代表を務める日本維新の会が大阪市の党本部で開いた会合で語った。〉 〈用地を巡っては、ごみの撤去工事で土砂の搬出に関わった京都府の処理業者が「掘り出したごみが交じった土砂の半分程 度は運び出さず、敷地内に埋めた」と証言していることも判明〉 〈松井氏は25日夜、大阪府和泉市で記者団に「撤去したと言って(実際には)ごみを埋めていたなら大きな問題だ。行政 の不作為ではない」と指摘。用地のごみを再調査するよう豊中市に指示したことを明らかにした〉 実は私は、「日刊ゲンダイ」の電子版で、 〈森友学園のためか 大阪「私立小設置基準」緩和に重大疑義〉(日刊ゲンダイ 2017年2月25日) という記事を読んだばかりだった。 タブロイド紙の電子版の記事なので、どの程度の信憑性があるか分からないのだが、 〈大阪府が2012年に「私立小学校の設置基準」を緩和しているのだが、どうにも不自然な改正で、森友学園のためだっ たのではないかという疑いがあるのだ〉 というもの。 大阪府では2012年以前は、借り入れのある幼稚園法人の小学校設置は一切認められていなかった。 ところが、2012年の4月に、突然「借り入れありの幼稚園」にも小学校参入の門戸を開いた。 日刊ゲンダイの記事では、大阪産業大客員教授の八幡義雄氏の意見として、 「社会的なニーズに逆行する改正です。最近は、子どもが少ないので、小学校の統廃合が課題になっている状況。新規で小 学校を立ち上げるには、よほど健全な財務状況の法人でないと手が出せません。小学校の経営破綻を避けるために、入り口 で財務審査を厳しくするならわかりますが、大阪府の基準緩和は理解に苦しみます」 というコメントを掲載している。 つまり、 少子化で子供の数が減っている現状がある。 当然、生徒は集めにくく、小学校の経営は難しい状態。 そんな時に、わざわざ規制の基準を緩和して、借金のある幼稚園でも小学校を設置して良いことにしたのは不自然。 そして現実に、 〈改正以降の5年間で申請をしたのは森友学園だけ〉 という結果。 これを日刊ゲンダイは、森友学園のために規制を緩和したのではないかと疑っているというのだ。 この日刊ゲンダイ言うところの「不自然な規制緩和」が行われた時の大阪府知事が、今回、森友学園が開校を予定している 「瑞穂の国記念小学院」の不認可の可能性に言及している松井知事なのだ。 日刊ゲンダイによれば、 〈森友学園の籠池泰典理事長は、幼稚園の保護者に配布した資料で、「維新の会」の橋下徹前大阪市長や松井知事との近し さを表すとともに絶賛している〉 のだそうだ。 これも悪いのは森友学園の籠池理事長で、安倍さんと同じように松井さんも「勝手に名前を使われた」被害者なのかな? 松井さんは、「撤去したと言って(実際には)ごみを埋めていたなら大きな問題だ。行政の不作為ではない」と言っている わけだから、大阪府も「ごみを撤去した」と言っていた森友学園側の嘘にすっかり騙されていたことになる。 内閣総理大臣と大阪府知事の言葉を信じる限り、籠池理事長は大悪人の詐欺師である。 松井府知事も「用地のごみを再調査するよう豊中市に指示した」と言っていることだし、その結果によっては籠池理事長は 逮捕されることになるんじゃないかと思う。 寝る。
2017年2月24日(金)
朝。 民放の情報番組で、女子大生刺傷事件の裁判で、被告人が不規則発言を行って退廷を命じられた話を扱っていた。 被害者の意見陳述が行われ、 「今、私が意見陳述をしている間も、きっと心の中では笑っていて」 と言ったところで、被告は大きく咳払い。 「また絶対に同じことをする。野放しにしてはいけない」 に対して、大声で「じゃあ殺せよ」。 「今度こそ、私を殺しに来るかもしれない」 に対して「殺さない」。 ここで被告人は退廷を命じられたわけだが、なおも衝立で仕切られた被害者の席に向かって、「殺すわけないだろ」「殺す わけがない」と、叫び続けていたそうだ。 彼が反応した言葉を分析すれば、ストーカー行為を行う人間の心理が分かって、今後、類似の事件の発生を防ぐのに役立つ のじゃないかという気がした。 ストーカーは狂っているわけだが、その狂い方の方向が見えれば、防ぎ方も分かるんじゃないかと。 午後。 買い物に出かけ、婦人服売り場の前を通りかかった時に「ん?」というものを発見。 私の「変なモノ・アンテナ」が反応したのは、一見ブラウスとスカートに見えるワンピース。 衣服というものは着脱可能であるべきものであるから、そのデザインには着脱が考慮されているはずである。 例えばズボンならば、腰の部分が伸びる素材、あるいはファスナー等で開く構造になっている。 そしてYシャツなら前の部分のボタンを外せば容易に着脱ができる。 婦人物のブラウスだと、デザイン性を重視するのかこの前ボタンがないものがあるが、そうしたデザインのブラウスはよく 見ると首の開口部が広く、かつ丈も短くなっており、下から体を通して被れる構造になっている。 ところが目の前にあるコレは、そのボタンのないブラウスにスカートがくっついているのだ。 この衣服を着るには、まずスカート部分に頭を通し、続いてブラウス部分にも通して上から頭を出さなくてはならない。 しかもスカートはスーツ用の硬い布地で仕立てられており、セーターやTシャツみたいにたぐめるのが難しいのだ。 さすがにその婦人用ワンピースを試着してみようとは思わなかったので、脳内シミュレーションしただけだが、この服は、 ものすごく着脱しづらいものなのではないだろうか? ましてや、化粧をしているご婦人においておやである。 ぜひ服飾デザイナーの意見を聞いてみたいと思った。 帰宅。 夕刊が届いていた。 総合面の記事。 〈国有地取得の森友学園巡り〉 〈小学校名誉校長昭恵夫人が辞任〉 〈衆院予算委で首相〉 という見出しの記事。 〈同学園は「安倍晋三記念小学校」という名称を用いて小学校開設に伴う寄付金を集めていた。首相は「連続してお断りし たにもかかわらず、名前を使われたことは遺憾だと抗議した」と述べた〉 名前が実際に使われたことについても「全く存じ上げなかった」と答弁したそうで、つまり森友学園は、安倍首相に断られ たにもかかわらず、無断で勝手に名前を使用して寄付金を集めていたのか? 「安倍晋三記念小学校」だと言われれば、安倍晋三氏に名前の使用を許可されるような関係にある学校法人なのだと思うの が当たり前。 「安倍晋三氏に名前の使用を許可されるような関係にある学校法人」だと思って寄付金を渡したのに、実は許可を得ていな かったというのならば、これは「相手方を錯誤に陥らせて財物ないし財産上の利益の処分させた」ことになり、立派な詐欺 である。 事実なら、森友学園、とんでもない団体である。 これは一国の首相たる安倍晋三の名誉のためにも、徹底的に真相を調査すべきだと思う。 夜。 ワークショップの飲み会に参加。 映画「君の名は。」の評判は、ここでは最悪だった。 やっぱりあれをひどい作品だと思ったのは、私だけではなかったようだ。 適当に食べて、飲んで、帰宅。 寝る。
2017年2月23日(木)
早朝。 楽しみにしていた朝刊が届く。 〈地球に似た7惑星〉 〈39光年先、NASA発表〉 〈水が存在する可能性〉 おおっ、これがNASAの言っていた「重大発表」か。 〈みずがめ座の方角に39光年離れた恒星「トラピスト1」の周りに、大きさが地球の0.76〜1.13倍の惑星7つが見つ かった〉 〈1つの恒星系で7つも見つかるのは珍しい。このうち6つは地球に似た質量で、岩石でできているとみられる〉 〈少なくとも3つの惑星は地表に水が液体のまま存在する可能性があるという。惑星は恒星からの距離が程よく「ハビタブ ル(生命が住むのに適した)ゾーン」にある。水が蒸発するほど暑すぎたり、凍るほど寒すぎたりすることはない〉 ちょっと分かり難い文章だけれど、2センテンス目の〈惑星は恒星からの〜〉の〈惑星〉というのは前のセンテンスに出て きた〈3つの惑星〉を指すと思えばいいのかな。 つまり、まとめると ・39光年離れた恒星「トラピスト1」の周りに、地球に近い大きさの惑星を1度に7個も見つけた。 ・そのうち6個は地球に似た質量で、岩石でできているとみられる。 ・さらに、そのうち3個は「ハビタブルゾーン」にあるので地表に水が液体のまま存在する可能性がある。 大発見じゃないか! さらに重要なのは、 〈トラピスト1は若い星で、太陽が数十億年後に燃え尽きても10兆年は寿命が残されている〉 と、この点。 移住候補地が見つかったぞ! ロシアの大富豪ユーリ・ミルナー氏と、スティーブン・ホーキング博士による「ブレークスルー・スターショット」計画で 構想されている超小型宇宙船「スターチップ」は光速の20%のスピードで飛行できると聞いている。 39光年の距離だと、片道だいたい200年ぐらいかかるのかな?(誰か数学の得意な人、正確に計算して下さい) 200年か……ウィキペディアで調べたら、いまから200年前の1817年は杉田玄白が死んだ年らしい。 杉田玄白といえば、『解体新書』のあの人、『ターヘル・アナトミア』を翻訳した人だ。 (200年かけて宇宙船を送るより、200年の間にもっと性能の良い宇宙船を開発した方が良いかもな……) 昼。 昨日、通販で届いた使い物にならないYシャツを返品に行く。 郵便局へ着いて、伝票を書こうと眼鏡ケースを開けると、眼鏡が入っていない。 リュックを開けようとしたら、ファスナーの金具が壊れた。 帰り道のカレー屋でカレーセットを頼んだら、サラダに髪の毛が入っていた。 なんだか哀しい気持ちになって帰宅。 (……今日はもう出歩くのはやめよう) テレビで「CSI」のファイナルシーズン第1話を観る。 このシリーズは好きだったのだが、さすが打ち切りになったシーズンだけあって、見事なほどにつまらない。 午後。 本棚から村山斉さんの本を4冊引っこ抜いて来て、読書デーにすることにした。 我々の体を作っているような「通常物質」は、宇宙では少数派になるらしい。 (少数派が「通常」とは?) 夜。 ニュース。 例の「瑞穂の国記念小学院」の問題について。 会計検査院の河戸院長が、今日(23日)の衆院予算委員会で、 「事実関係を確認の上、国会での議論も踏まえ、正確性、合規性、経済性等の多角的観点から検査を実施したい」 と発言したそうである。 まあ、8億円の値引きは、いくらなんでも値引きし過ぎだろうと、素人の私でも思うからな。 要は「これなら8億円かかるのも無理はない」と、国民みんなが納得するような撤去作業が、実際に行われていたのならば 問題はないわけで、ここは徹底的に調査して気持ちの良い結論を出してもらいたいものだと思う。 どうでもいいこと。 この件でインタビューを受け、終始「国民の怒りを代表する顔付き」で答えていた共産党の志位さん。 さすがは「野党のプロ」。 つい、笑みがこぼれてしまった民進党の蓮舫さん。 修行が足りない。 ここは志位さんのように「このような事態が起きてしまって誠に残念でたまりません」みたいな顔をしてテレビに映るのが 野党党首としては大事だと思うよ。 たぶん内心「やったー!」は、志位さんも同じだっただろうと思うけど、彼はぜんぜんそんなそぶりを見せなかった。 万年野党の年季の違いだな。 寝る。
2017年2月22日(水)
久しぶりに試験を受けている夢を見た。 どういうわけか問題文が意味不明の言葉(漢字っぽいのに見たこともない文字)で書かれていて読めないという夢。 (何だったんだろう?) 朝。 日経朝刊の社会面に、 〈大阪の国有地 評価額の1割で売却〉 という記事が出た。 「出た」というのは「ようやく」という感じ。 ネット上では散々話題になっていた「安倍晋三記念小学校」。 正式名称は「瑞穂の國記念小學院」だそうだが、「安倍晋三記念小学校」と印刷された振込用紙で寄付集めが行われていた ことと、安倍晋三夫人である安倍昭恵氏が名誉校長に予定されていることから、この小学校と安倍氏の間に「深い関与」が あると噂されているところ。 記事によれば、 〈大阪市の学校法人が取得した国有地の売買を巡る経緯が、国会などで議論を呼んでいる。野党は当初の評価額の1割強で 払い下げられた点を問題視。国は「地下に埋まったゴミの撤去費用を差し引いた」と妥当性を強調〉 〈国側は不動産鑑定士による評価額約9億5千万円から撤去費用として試算した約8億2千万円を差し引き、最終的に1億 33400万円で売却する随意契約が成立した〉 〈国会で民進党や共産党は、国の撤去費用の見積もりが高すぎると批判〉 ということで、 つまり…… 不動産鑑定士による土地の評価額は、約9億5千万円だった。 しかし国はその土地を、1億3400万円で売却する契約を結んでしまった。 で、差額の約8億2千万円はどこへ行ったのかと聞いたら「地下に埋まったゴミの撤去費用を差し引いた」と回答。 これに対して野党が「ゴミの撤去費用で8億2千万円は、いくらなんでも高すぎるだろう」と批判しているというわけだ。 ところで、この記事が載っている日系社会面の同じページには、文科省OBの天下り問題が報じられていた。 少子化で「子供のいる親」の数が減少。 →そのため教育行政に直接的な関心を持つ人も減少し、国民の目が届かなくなる。 →教育行政の場での汚職が起きやすくなる。 ……と、こういう図式なのかね? 午後。 通販で安かったので買ったワイシャツが届く。 箱を開けてみると、素材が薄すぎて東京都指定ゴミ袋並みに下着が透けて見えることが判明。 そっと箱に戻して返品票を書く。 夜。 NHKのニュースで「瑞穂の國記念小學院」問題が取り上げられていた。 今年の4月に開校予定だったのだそうだが、応募者数が少な過ぎて経営が成り立たないのではないかということから、認可 の取り消しが検討されているのだそうだ。 応募者数が少ないということは、事前に予測できなかったことなのだろうか? 「生徒の数が少なくて収入が足りなくても『秘密の財布』があるから、大丈夫さ」みたいなことを勘ぐってしまった。 午前0時から「コズミックフロントNEXT」を観る。 「村山斉が迫る宇宙の謎」のシリーズで、今回はダークエネルギーの話。 面白そうな話なので、今度本を買ってもう少し調べてみよう。 もう23日。 あと2時間ぐらいでNASAが太陽系外の惑星について重大発表を行うらしいが、詳しいことは明日の朝刊でゆっくり読む ことにして、寝る。
2017年2月21日(火)
朝。 とても良い天気。 昼。 4月から受講しようと思っているカルチャースクールに電話。 実は12月までここの会員だったのだが、更新手続きを忘れて会員権を喪失してしまっているのだ。 そこで、私の知りたかったこと。 「こういう場合は、受講前に普通に新規登録の手続きをすれば良いのか?」 電話に出たお姉さん、 「上司に確認してかけ直しますので、少々お待ち下さい」 「少々」を5分から10分程度と解釈した私。 素直に電話を切って、折り返しの電話を待つ。 ……かかって来ない。 (12時に電話しちゃったのがいけなかったんだな。たぶん「上司」はランチを食べに外出中なんだろう) しかし、1時を過ぎても折り返しの電話は来ない。 2時を回っても……。 (もしかして、忘れられた?) と、不安に思ってこっちからかけ直そうかと思った2時30分過ぎ、ようやく電話がかかって来た。 さあ、これで、 「会員権を喪失している者が受講を申し込むには、受講前に普通に新規登録の手続きをすれば良いのか?」 という質問の回答が聞けるぞ! カルチャースクールの回答。 「あのー、普通……新規登録のお手続きをして頂くことになっているんですが」 「ハイ、ありがとう。じゃあ新規登録の手続きをしますね」 「それでよろしいんですか?」 (よろしいも何も、あんたが3秒前に自分で新規登録の手続きをしろと言っただろうが!) 「私は、普通に新規登録の手続きをすれば良いんですよね?」 と、確認すると。 「じゃあ……お願いします」 で、電話を切って、カルチャースクールのサイトに繋ぎ、新規登録の手続きをしようとしたところ、エラーが出た。 カルチャースクールに電話すると、今度はお兄さんが出て、 「システム上の問題だと思うので、確認します」 と言う。 また電話を切って待っていたら、今度は5分程度でかけ直しをして来て、早い話が会員権喪失後に新規登録を行おうとすると システム上、エラーが出るようになっているのだと説明される。 「その件を、さっき確認したはずなんですが」 (あのお姉さんは、2時間半かけて、いったい何を「確認」していたのだろうか?) ……つい口調がとげとげしくなって、電話口でお兄さんを怯えさせてしまった。 (私は悪質クレーマー認定されてしまったのかな?) 夕方。 「BS世界のドキュメンタリー 不老不死を追いかける男たち」を観る。 実は本放送の時に見損ねて、NHKに再放送リクエストを送ったやつなので、今度は見逃すわけにはいかない。 BBC制作の番組で、コネクトーム(神経回路の地図)を作って死後も自分の人格を残そうとする人やら、頭蓋骨に穴を開け て脳を機械と繋ぎ、ニューロンの動きによってロボットアームを動かす研究をしている人が出てきた。 もちろん、人間そっくりロボット(ジェノミノイド)の開発者である阪大の石黒教授も出演。 こういう番組というのは、製作側としては絵になる映像が欲しいと思う。 でも、出演するのは学者さん。 絵になる演技をして下さいと言われても、普通は難しい。 しかし、そこは関西人の石黒教授。 夜道をアヤシゲに歩いたり、墓場で鞄から自分そっくりのアンドロイドの首を取り出したりと、ノリまくり。 なんか石黒教授のパートだけが、ホラー映画のPVみたいになっていた。(笑) 夜。 ニコ生で、明日発売のCD「Piano Collections FINAL FANTASY XV」の紹介番組を観る。 ピアニート公爵が、生出演&生演奏。 番組視聴後、思わずamazonでポチる。 CDの宣伝番組としては、少なくとも私には効果があった。 寝る。
2017年2月20日(月)
目を覚ます。 ゆうべ寝る前についうっかりツィッターにいらん書き込みをしてしまったせいで、スマホが一晩中うるさかった。 アスクルの倉庫が、まだ燃えているそうだ。 確か、燃え始めたのは先週の木曜日(16日)の朝で、昨日の例会の最中にネットを見ていた参加者が、「まだ燃えている」 なんてことを言っていたな。 たぶん相当に広い倉庫なんだろうが、爆発音が聞こえるということは、爆発するようなものが中にあるのか? 近所の人は避難しているらしい。 昼。 2号くんと池袋の本屋へ。 天気は良いが、風が強い。 セーターを着ていたら汗が出てきたのに、道の途中の寺で一休みして、薄着になる。 帰りにます寿司を買って2号くんのアパートへ。 録画してあった実写版「銭形警部」を観る。 銭形警部が、ちゃんと科学捜査をやっている!(笑) さすが元警視庁の敏腕刑事。 ファンとしては、主演の鈴木亮平の身体能力の高さを鑑賞できる作品。 冒頭のナレーションは、ルパン役の声優である栗田貫一が担当。 山寺宏一が出演するというのでカメオ出演か何かでチラッと出るだけかと思ったら、割と重要な役だった。 流れで東京MX(東京のローカル局)の「5時に夢中!」を観る。 「まさおロス」という言葉を初めて聞いた。 「金正男(キム・ジョンナム)氏を失った精神的ショックを指す言葉」なんだそうだ。 (「まさお」は、ジョンナム氏の日本におけるあだ名) 帰ろうとしたら、まさかの土砂降り。 傘はあったが、靴がグショ濡れ。 夜。 ニュースは金正男氏事件ばかり。 日本で国会とかやってるはずなんだけどなあ。 寝る。
2017年2月19日(日)
良い天気。 昨日と比べて暖かい。 午前中。 デスクトップPCのOSを更新。 午後から、メンサ・テスト合格者の会の例会。 昨日、映画を観た勢いで急遽「新海誠監督の『秒速5センチメートル』と『君の名は』の類似点について」の研究発表をやっ てしまう。 「秒速5センチメートル」は、ともかくPVが素晴らしい作品。 PVそのものが1つの作品として完成している。 で、本編を観ると、ウジウジ男の鬱陶しい恋愛話で、ガッカリする。(笑) 例会終了後「テング酒場」で飲み会。 日曜だからか、客が少ない。 気に入っている店なので、潰れると嫌だな。 帰宅。 デスクトップのOP更新は、途中で止まっていたので(再起動した後「次へ」とか「同意する」とかを何度かクリックしない と先へ進まない仕組みだったらしい)続きをやる。 夜。 ノパソでメールが受信できていないことに気づいて、ネットで調べたら「同期しているPCの更新でメーラーの設定がおかし くなり、メールが受け取れなくなることがあります」だってさ。 慌てて設定を直す。 寝る。
2017年2月18日(土)
朝。 ゲンロンSF創作講座のサイトで確認したら、昨日、課題を提出したのは18人だそうだ。 このうちから1作品だけが選ばれるシステムなので、そこで落ちたら終了ということのようだが、私はすでに大森望先生から 「あなたはプロの作家にはなれない」と太鼓判(笑)を頂いてしまっているので、あまりドキドキした感じはしない。 午後。 池袋の表通り(アゼリア通り)を歩いていたら、auショップの前で福引をやっていた。 au携帯を持っていると1回引けるという仕組みらしい。 携帯電話を見せてガラガラポン(正式名称を知らない)を回したらウェットティッシュが当たった。 店員から、 「これはガラパゴス携帯ですね。スマホに変えませんか?」 と言われたので、 「わしゃ、年寄りなもので、そんな難しい機械のことは分からんのう」 みたいなことを言って、ティッシュだけ貰う。 池袋の街には、金正男さんのそっくりさんみたいな人がいっぱい歩いていて、 「あの人も、池袋かアキバに潜んでいれば、人混みに紛れて助かったかも知れないのに」 などと考えてしまう。 池袋の裏通りに回ってみると、見るからに違法建築っぽい建物や、風俗店の女性従業員向けの婦人服販売店があって楽しい。 (「組事務所の平社員さんかな?」みたいな感じの人とも、ときどきすれ違うし) 西1番街へ。 区画整理が進んでかなり広くなったこの通り(盛衰が激しい街なので店舗の建て直しの際に道路を広げやすい)、大通りへの 出口をふさぐようにどーんと建っているピンクのビルは、娯楽の殿堂ロサ会館。 私の学生時代にはすでに建っていた複合娯楽施設というか、複合商業施設というか、ともかくそんな感じのビル。 (いま調べたら、オープンは1968年だって) そのビルにある映画館が、本日の目的地。 「君の名は」を観に来たのだ。 この映画、公開当初は「恋愛映画だろ?」と観なかったのだが、妙に評判がいいのでとりあえず1ぺん観てみることにした。 チケットを買って、中に入って、パンフレットを買おうとしたら、 「2種類あります」 とか言われたので、両方買う。 中に入って、上映開始。 【以下、ネタバレ注意】 「君の名は」というタイトルの古いラジオドラマをご存知の人も多いと思う。 「恋人同士が会いたいのに運命のいたずらで、なかなか会えない」という物語で、いわゆる「すれ違いドラマ」。 この映画も、おそらくその「すれ違いドラマ」をやりたかったのだろうと思う。 「会えない恋人たち」を描いた作品を、新海誠監督は以前にも撮っている。 「秒速5センチメートル」という作品だ。 東京で出会った2人が親の都合で北関東(だったかな?)と、種子島にそれぞれ引っ越しをする羽目になり、距離は遠いし、 お互い未成年なので「会えない」という話。 今回の「君の名は」は、基本的に、その焼き直し。 会えない理由をSF(というかファンタジーというか)仕立てにして、より会いにくくした。 でもね…… 体に文字を書いたり、ノートやスマホに記録を残したりと、2人は結構コミュニケーション手段を持っているのだよ。 名前やら電話番号やらを教えあっている2人が、なぜ住所だけ教えない? で、彼女に会いに行くために、彼の方は絵を描いて「こんなところ」とやる羽目になるのだが、素人の高校生が描いた絵にし ては、この絵がうま過ぎ。 マジで「アニメの美術スタッフかよ?」というような絵なのだ。 (彼が特に「絵が上手い」という設定にはなっていない) そして、彼女の方。 迷惑がられているのもおかまいなしに、彼の人間関係を引っ掻き回す、超迷惑女。 その理由が「自分が東京でデートをしたかったから」って、なんじゃ、そりゃ? そんな厚かましい女が、東京まで彼に会いに行くのを躊躇した理由が「迷惑じゃないかな?」と心配だったから。 「お前が言うか?」と、突っ込みたくなった。 ヒロインのキャラがブレまくりで、変な女にしか見えない。 作中、口噛み酒というものが使われる神社の儀式が出てくるのだが、その由来は……「火事で資料が焼けて分かりません」。 設定を考えるのが面倒臭かったからとしか思えない。 ものすごく気になったのが、口噛み酒を作る時の巫女の口元。 (あんた、それ、どう見ても口紅つけてるね?) さて、なんやかんやあって、数分間だけ出会えた2人。 ・大惨事が迫っている。 ・会える時間が数分間だけだということが分かっている。 その状況下で、2人が交わす会話。 「前に私のおっぱいに触ったでしょう」 「触ってないよ」 「うそ、触ったでしょう」 「1回だけだよ」 「本当?」 かくて、名前を交換しようとした寸前に、時間切れで2人は離れ離れに……。 (嗚呼! 君の名は……) 主人公たち登場人物2人があまりにバカ過ぎて、声を失った。 さて、彼女の方にはもう1つ問題点が、それは家を出て行った父親との確執。 「この問題をどう解決するのかな?」と観ていたら…… (ええと……ナニ? コレ?) まとめ。 「秒速5センチメートル」で、男女のすれ違いドラマを作った新海監督が「あんなラストはねーだろ」の声に応えて、ラスト だけ変えて作った焼き直しドラマに見えた。 コミュニケーション・ツールの発達した現代で、すれ違いドラマというのを作るのは大変難しい。 それを無理に作ろうとして「携帯電話が通じない理由」を考えたのだろうが、それにしてはその「理由」の話がデカすぎて、 扱いきれなくなっている。 山本弘先生も「彗星の軌道が変だ」と指摘しておられたが、たぶん彗星も口噛み酒も単なる「道具」という考えだったのだろ う、ものすごく設定が雑。 感想。 「すれ違いドラマ」を作るために、登場人物が懸命に情報を伝えまいと努力しているように見えて「33分探偵(放送時間が 余るのを防ぐために、登場人物である探偵がごく単純な事件を懸命にややこしくするというコメディ)」を思い出して笑って しまった。 昨日、2号くんが電話で、就活で靴擦れが出来たとぼやいていたので、百均で買った絆創膏を土産に遊びに行き、なんとなく そのまま「スーパーサラリーマン左衛内氏」を観てから帰宅。 寝る。
2017年2月17日(金)
朝。 今日がゲンロンSF創作講座の最終課題(卒論みたいなもの)の締切日。 これを提出しなければ、1年かけて教室に通ったのがパアになる。 カルチャー・スクールみたいなものかと思って入学したので、まさか卒論があるとは思わなかった。(^^; 午前中。 バタバタと、ただ焦る。 昼。 「アルカン ピアノ・コレクション2 《協奏曲》」を聴く。 午後。 なんとか書き上げて提出。 「エンケラドゥスの烏賊」というSF。 美人で気が強くて、おまけに社長令嬢という幼馴染に振り回されてばかりの主人公が土星の衛星エンケラドゥスへ行く羽目に なって、そこで烏賊のような姿の宇宙生物に遭遇。 この烏賊が、増殖するわ、巨大化するわで……。 そんな感じのストーリーに、大森望先生のアドバイスで「母性本能」というテーマを折り込んでみた。 あー、終わった。 この1年、最終課題が終わったら……みたいなことをずっと考えていたのだが、いざ提出し終わると、何をやって良いのやら わからない。 とりあえず、部屋の掃除など始めてみる。 夜。 2号くんから電話。 Face Timeというアプリケーションを使ったテレビ電話。 「テレビ電話」というツール、私が子供の頃にはSFの定番ガジェットだったのだが、気がつけば日常で普通にテレビ電話で 喋っているのだよなあ。 先週の土曜日に四谷に行った時の写真がLineで届いていたのだが、忙しくて見る暇がなかった。 ファイルを開く。 オノレの肉体の「太ましさ」に驚愕する。 (いかん! これはいかん) さしあたって、夕食のメニューは「刺身コンニャク」にした。 寝る。
2017年2月16日(木)
朝。 民放のニュース番組で、金正男暗殺事件の続報をやっていた。 逮捕された女は、自称ネットアイドルで「ドッキリを撮影するからと説明されていた」と供述しているそうだ。 彼女の着ていたTシャツに、大きく「LOL」と書かれていて、 (どういう意味だろう?) と、ネットで調べてみたら“Laughing Out Loud(大笑い)”の略なんだそうだ。 「ハイ、これを着て、ドッキリをやるから」とか言われたとか? さて、課題……。 創作講座から「提出締め切りまで、あと◯◯時間」みたいなメールが来た。 もう提出を済ませた人もいるそうだ。 明日が締め切り……。 夜。 コーヒーをガンガン飲んで夜遅くまでPCを開いていたが、「寝てない」と「作業が捗る」はイコールではないようだ。 なので、寝る。
2017年2月15日(水)
寝坊した。 なんだかここのところ、体内時計がおかしくなっている。 朝刊に、学習指導要領案についての記事があった。 中学校では「聖徳太子」は「厩戸王」と教える。 「鎖国」は「幕府の対外政策」と教える。 前に大学の教授が、中国の地名を感じ表記から中国語読みのカタカナ表記で教えるように変わったせいで、大学で学生たちが 講義を理解できなくなったとぼやいていた。 (例:「長江」が「チャンジャン」) 大学で歴史を専攻する学生が、教授の言う「鎖国」の意味が分からなくて混乱するとか、「聖徳太子って誰ですか?」と言わ れた教授が頭を抱える図が目に浮かぶ。 思わず「聖徳太子だ〜ってびっくりする♪」と歌ってしまった。 学習指導要領案で、もうひとつ。 〈英語力アップ 先生に宿題〉 〈「準備の時間がない」〉 これも、小学校でいきなりパソコンを教えろと言われた時の現場の混乱を思い出すな。 先生になる勉強で「英語の教え方」を習っていない人に、 「はい、学習指導要領を改定したから、英語を教えて」 って言って、できるか? さて、課題。 ……見事に1文字も進まず。 ニュース。 マレーシアで金正男氏を殺害し、防犯カメラの映像に映っていた女性が逮捕されたらしい。 北朝鮮は、マレーシア当局に「正男氏の遺体を解剖せずに引きわたせ」と言って断られたとか。 (「ハイ、どうぞ」と渡してくれると思ったのか?) 午後。 2号くんが、昨日の忘れ物を取りに来て、なぜか「マツコの知らない世界」の動画を見せられる。 放映した番組を公式にネット配信したもの。 出演していた女性の過去の他局の番組への出演シーンを紹介しているコーナー。 ぼかしが入ったり、まるまるカットされたり。 ネット配信でテレビと同じ内容を再放送すると「使用料を支払って映像を借りた」シーンは、こんな風になるのか。 夜。 課題が……。 寝る。
2017年2月14日(火)
朝刊の社会面に、 〈国土交通省は2018年から高齢化が進む中山間地域で自動運転を使った社会実験を始める〉 という記事が載っていた。 〈中山間地域は過疎化により公共交通機関の維持が難しく、物流業界もドライバーが不足する〉 のだとか。 差し当たっては緊急時のために人間が乗車するそうだが、将来的には完全無人運転での実施も目指すらしい。 自動運転車って、過疎地にまず普及することになるのかな。 午後。 課題……進まず。 ニュース。 アメリカのフリン大統領補佐官が辞任したそうだ。 フリンさんって、なんか名前に覚えがあるから、日本との交渉の時にも出てきた人じゃないのかな? 日本の外務省もせっかく人脈を作ろうと頑張っているのに、仲良くなったら辞められるんじゃ困るよな。 夕方。 役所に出す書類のことで、2号くんが来る。 役所の書類を書くのが苦手という人が、なぜかいて、理由を聞くと「用語が分かりにくい」のだそうだ。 最近の役所の書類は、だいぶ分かりやすい表記になっていると思うのだが。 夜。 相変わらず、課題、進まず。 ネットに「金正男氏がマレーシアで暗殺された」というニュースが流れた。 金正男氏と言えば、北朝鮮書記長の腹違いの兄(長男)。 あの国の書記長一族の中では割と話の分かる方の人で、逆に北朝鮮的にはそこが欠点とされて書記長になれなかったという噂 の人物。 まあ、金正恩にとっては、死んで欲しい兄貴だったよな。 ……と、アメリカの大統領補佐官が辞任し、北朝鮮の書記長の兄が暗殺された今日、2月14日。 日本では「渋谷でバレンタイン・デー粉砕デモ」だってさ。 日本は平和だ。 まあ、こういうことで世の中に不満を抱えている連中のガス抜きが行われているから平和だとも言えるが。 寝る。
2017年2月13日(月)
朝。 ゆうべ眠れなくて、寝不足。 (課題をやらなきゃ……) 夜。 1文字も 書けないままに 日が暮れる (こんな川柳を作ってる場合じゃないんだーっ!) ネットで拾った話。 昨日、北朝鮮からミサイルが発射された件。 ちょうど安倍さんとトランプさんが食事会の最中に第一報が入ったらしく、両首脳、何を思ったか、周囲に山ほど一般人が いる中で「公開戦略会議」をおっぱじめ、その様子を写真に撮られてSNSに拡散され「危機管理能力ゼロ」と、笑い者に なったとか。 (嘘だろ?) いくら安倍さんが平和ボケしていて、いくらトランプさんがおっちょこちょいでも、2カ国首脳による戦略会議を公開の場で やるほど……バカだったら、どうしよう? 日経夕刊。 1面の〈北朝鮮が「新型ミサイル」〉の記事の下にあるコラム〈あすへの話題〉で、アサヒグループホールディングス会長の 泉谷直木さんが、こんなことを書いていた。 〈日本老年学会と日本老年医学会が現在「65歳以上」とされる高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げるべきだと国に 提言した。時宜を得た提言だと賛意を表したい〉 泉谷さんが〈賛意を表したい〉理由は〈気力も体力も元気な高齢者は増えている〉から〈労働人口の減少が見込まれる中で 高齢者に活躍して頂かない手はない〉ということらしいのだが……。 ここで大事なことは「気力も体力も元気な高齢者は増えている」は「すべての高齢者は気力も体力も元気」とイコールでは ないということ。 高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げた時「気力も体力も元気じゃない高齢者」は、どうなるのだ? 「気力も体力も元気じゃない」から働けない。 でも「高齢者」じゃないから年金は貰えない。 根底に「弱者は社会の邪魔者から、いないことにしてしまおう」という考えがありはしないか? 私なんかまだ50代だけれど、電車に乗るとシルバーシートで席を譲ってもらえるほどヨボヨボだぞ。(笑) 労働人口の減少でどうしても高齢者に働いてもらわないと困るのならば「高齢者も働いて当たり前」みたいな常識が世間に 蔓延しないように細心の注意を払って欲しい。 でないと絶対に社会が混乱する。 だいたい「高齢ドライバーは危ないから免許を返上しろ」と「高齢者も働け」を同時に言っている時点で、いまの世の中は 十分におかしいのだから。 繰り返すが「高齢者を無理に働かせてはいけません。危険です」。 課題も進まないし……寝る。
2017年2月12日(日)
朝刊一面トップに〈10日、共同記者会見を終え、握手する安倍首相とトランプ大統領〉の写真。 どう見ても「握手」というより「手を掴まれている」という図にしか見えない。 インターネットの「らばQ」というサイトを見てみたら、この「トランプ流握手」やはり評判が悪いらしい。 握手というのは、そもそも武器を持つ右手を相手に預けることで戦意のないことを伝える挨拶だと聞いたことがある。 つまり、互いに自分の手を相手に握らせるのが「握手」であるはず。 こんな「一方的に相手の手を掴んで服従させる」ような握手は、礼儀上よろしくないと思う。 それともトランプさん「東洋のサルなんぞに礼儀を示す必要はない」とでも思ったか? おまけに国際面の記事によると、共同記者会見の場で、 〈CNNテレビは、トランプ氏が会見の途中まで日本語から英語への同時通訳を流すイヤホンをしていなかったと指摘〉 要するに、日本の記者の質問なんか聞いていなかった? 昨日の記事でも、 〈安倍晋三首相の訪米に同行している昭恵夫人は10日、首都ワシントンで聴覚障害者のための総合大学などを訪問したが、 メラニア・トランプ米大統領夫人は付き添わなかった。米CNNテレビは「ワシントンで外国首脳の配偶者に随行するのは、 伝統的にファーストレディーの役割」と異例さを指摘している〉(日経 2017/2/11 7:37) なんてのがあって、日本国は、丸ごとコケにされたことになるのか? さて、課題……。 あまりにどうしようもないので、午後、気分転換に東京芸術劇場へ行く。 昨日のリベンジで、予約分のお金を払いに行ったのだが風が冷たくて強いのに閉口。 サイゼリアでスパゲティを食べて、家に帰ろうとしたのだが、あまりの強風につい百均に避難。 いらんものを買ってしまう。 どういういらんものかと言うと、電球型の瓶。 一応、液体を入れて蓋の穴から出す仕組みのようなのだが「長時間液体を入れて置くのには適しません」みたいな注意書きが 付いていて、確かに不安定な形。 なのに、なぜ買ってしまったのかと言うと、靴下を繕うのに便利だから。 LEDだと、カーブの形がイマイチなんだよね。(笑) 帰宅。 課題……。 本当に、どうにもまったく進まなくなる。 (そもそも、この話、どういう終わり方をさせれば良いのだろう?) ニュース。 読売新聞の電子版に、 〈「安倍首相の勝利」「貿易不安」…欧米メディア〉 という見出しの記事があったので、読んでみたら、 〈もっとも、米メディアの関心はむしろ入国制限の大統領令をめぐるトランプ政権の対応にあり、安倍首相とトランプ氏によ る共同記者会見では、米メディアから入国制限に関する質問が相次いだ〉(読売 2017年02月12日 17時13分) ……って、何だよその「安倍はさておき」みたいな記者会見。 総じて、非常に国辱的な会談だったという印象を受けてたな。 寝る。
2017年2月11日(土)
今日はとってもいい天気。 (外出しなかったので気付かなかったが、昨日はみぞれが降ったのだそうだ) 午前中。 東京芸術劇場に予約を入れるのを忘れていたのに気づく。 (8日が予約開始日だった) 慌てて電話すると、なんとか取れた。 午後。 佐藤編集長と一緒に四谷にシャンソンを聴きに行く。 出演は、お医者様の奥様で娘さんもお医者様だというご婦人で、その方のご招待。 (席のほとんどが、その方のお名前で「予約席」となっていた) 少し早めに着いたので、開演までの編集長と2人で新風舎商法の話をして時間を潰す。 ライブ終了後、10分ほど歩いたところの画廊で前衛芸術の展覧会を鑑賞。 「デジタルコラージュ」だと書かれた作品を見たが「コラージュ(貼り絵)」というより「描いた絵」という感じ。 プリンターを使って出力された作品のようだが、画面から絵が盛り上がっている。 出力したものに、さらに何かを乗せた(貼り付けた)という意味のコラージュなのだろうか? 前衛芸術は、よく分からない。 シャンソンの会場で会った女性が、イギリスに留学していたというので、 「もしかして『レッド・ドワーフ』を観たことは?」 と聞いたら、 「大好きです」 と言うので、2人で「レッド・ドワーフ」話で盛り上がる。 (ダニー、彼女は「キャット」のファンだそうだよ) 小腹が空いたので夕食を食べる店を探していたら、同行していたY氏が「生パスタ・モンスター」という店を見つける。 「これは『空飛ぶスパゲッティ・モンスター教』の隠れ家かも……」 と、少しドキドキしながら入ったが、店員が湯切りザルを頭に被っているわけでもなく、普通のイタリアンのお店だった。 名前に惹かれて「モンスター・ミートソース」を注文。 出てきたのは半熟卵の載ったミートソース・スパゲティで、もっちりしたパスタが美味しかった。 池袋のヤマダ電気で買い物をするというY氏を店まで送ってから、東京芸術劇場へ予約のお金を払いに。 窓口は開いている時間帯だが「お金の扱いは5時まで」みたいなことを言われたら嫌だなと思いつつ、楽屋口から中に入って 「支払いを」と言うと、制服姿のお姉さんがニッコリ笑って時計を指差し、 「申し訳ございません。金銭のお取り扱いは19時までとなっております」 (予想通りの撃沈!) 家に帰って、寝る。
2017年2月10日(金)
朝刊。 ちょっと引っかかった記事。 〈踏切で手押し車、事故死〉 〈9日午前10時50分ごろ、東京都豊島区西池袋4の西武池袋線池袋ー椎名町間にある踏切で、手押し車を押して横断して いた近くに住む高津幸子さん(78)が上りの準急電車にはねられ、搬送先の病院で死亡した〉 〈高津さんは押していた手押し車のタイヤがレールに挟まったはずみで転倒。踏切から脱出しようとするが立ち上がれず、電 車と衝突した〉 〈現場はカーブしていて見通しが悪く、運転手が転倒した高津さんに気づくのが遅れたとみられる〉 被害者が死亡している上、運転手からも見えにくかったという事故現場での被害者の行動が細かく報道されている。 事故があった時刻が午前10時50分ごろということは、人通りも多かっただろうから、たぶん周りに事故を見ていた目撃者 がいたのだろう。 (この辺の踏切で、前にも似たような事故があったんじゃなかったっけ?) その時の犠牲者は車椅子の人で、事故が起こったのは、早朝の人通りのない時間帯。 一度は、運転手が「車椅子の車輪が、線路に挟まっていた」と言っていたと報道されたものの、その後の報道ではこの発言が 消えていて、結局、車椅子の人が自殺する目的で、わざと電車の来る踏切にいたのだという話になったのが気になっていた。 当時から、西武線の踏切は車椅子やベビーカーの車輪がよく挟まると言われていた。 (あの時に線路の改良工事をやっていればよかったんじゃないかなあ……) NHKの朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」。 ヒロインの娘の知り合いであるミュージシャンが、東京進出の夢を掴みかけるが、交際中の彼女の妊娠が発覚。 「彼の夢を潰したくない」という彼女。 「東京へ行きたい」というミュージシャン。 ……というところが前回までの話だったのだが、東京へ行こうとするミュージシャンの前に突如、今まで1度も出てきたこと のない弟が登場。 「父ちゃんが家を出て行って、母ちゃんは泣いてばかり、兄ちゃんが東京に行ったら、俺たちは生きていけない」 と、まことに簡潔に状況説明。 ミュージシャン、いきなり東京へ行けなくなる。 (ちなみに、この「泣いてばかりの母ちゃん」この間までの話では、ろくでなしで働かない父親に代わって一家を支えている 気丈な女性という設定だった) 弟の登場が、あまりにも唐突すぎ。 これ、当初は「彼女の妊娠で東京行きを断念」の予定だったのが、それだと「男の足をひっぱる女」の構図になって、女性の 多い視聴者のウケが悪い。 「だからミュージシャンが東京に行けなくなった別の理由を考えよう」みたいなストーリー変更があったんじゃなかろうか? ……とかいろいろと考えてしまった。 午後。 課題……。 夕方。 2号くん(転職活動中)が来る。 「明日、面接」 なのだそうだ。 C言語だか何だかが使えるかと聞かれて「学校で習っただけです」と答えたら「不採用」と言われた会社から、 「◯◯◯というソフトを使えると言ってましたよね?」 という電話がかかって来たのだそうだ。 「明日、祝日だけど面接か? そんな会社で大丈夫か?」 と念を押す。 夜。 (金曜ロードショーの録画は、2号くんに頼んでおいた) 課題(「ゲンロンSF新人賞」応募作品の原稿のこと。ゲンロンSF講座を受講した者にしかエントリー資格がない)が全然 進まない……。 15万円と1年間をかけて、エントリー資格を入手したのに、締め切りまであと1週間しかないのだ。 これで書き上げないと、1万円札を束にして「どっぷーん」とドブに投げ込むことになる。 午前1時過ぎ。 書けないものは書けないので、寝る。
2017年2月9日(木)
朝刊の1面のコラム〈春秋〉に「少年老いやすく学なりがたし 一寸の光陰軽んずべからず」という出だしから始まる室町 時代に日本の禅僧が作った漢詩「偶成」が、長らく朱子(「朱子学」の、あの朱子)の作品であるとされていたという話が 紹介されていた。 〈専門家の研究によれば、明治政府が検定した中学生向けの漢文の教科書がはじまりだった、とのこと。教育にたずさわる 立場からは、子供の心に刻みつけたくなる詩だったことは、理解できる。とはいえ、その目的のために朱子の権威を借りよ うとして誤解を広めたのだとすれば、本末転倒だろう〉 これを読んで「江戸しぐさ」を連想したのは、私だけじゃないと思う。 さあ、課題。 本当に、今回という今回はサボり過ぎていたのが分かる。 すでに老いてしまった身でアレなんだが「一寸の光陰」どころじゃない、1週間以上の時間を完全に軽んじていた。 午後。 2号くんが『うつヌケ』(田中圭一 角川書店)を返しに来る。 感想。 「もともと成功している人の話だよね」 (うーん、そうか?) 夜。 「コズミックフロントNEXT 村山斉の宇宙をめぐる大冒険 宇宙の始まりを探る」を観る。 ダークマターの話。 番組が終わってから、課題。 まるで進まない。 「コズミックフロントNEXT」をやってるってことは、今日は木曜日じゃないか! これはさすがに残り時間がやばい。 (どうする、オレ?) 寝る。
2017年2月8日(水)
ニュースによると、トランプ大統領の入国制限大統領令に、司法側からストップがかかった件は、まだもめているらしい。 薫子ちゃんの言うように、トランプさんが戦略的にこの大統領令を出したのだとすると、失敗かもしれない。 アメリカでは、大統領が就任して100日間は、マスコミが叩かないという暗黙のルールがあるのだそうだ。 だからこの100日間の間に、普通だったら叩かれるような極端な政策を出す。 これによって(あまり教養の高くない)トランプ支持者に「大統領は選挙中の約束を守った」とアピールするのが狙いなので はないかというのが、薫子ちゃんの説。 現実には、選挙中に言ったことがあまりに極端で差別的だったために、派手な反大統領デモが勃発。 マスコミがこれを報道したことで「暗黙の100日間ルール」が破られる。 いったんルールが破られると、マスコミは躊躇わずトランプ批判を行うようになる。 テレビ的に絵になる有名人も、次々に「反トランプ」アピール。 司法も出てきて、大統領令を無効に。 結果、トランプさんが、せっかく「行動力のある大統領」をアピールしようとしたのに「司法に行動を止められる大統領」に なってしまった。 ……というわけで、薫子ちゃんの説が正しいとすると、トランプさん、大失敗なのだ。 さて、ネット・ニュースを見ている場合ではない。 課題が、かなりやばい状態なのだ。 午後。 一休み。 ツィッターで、稲田防衛大臣の話が回って来ているので、何かと思ったら、 〈南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊の日報で現地の「戦闘」が報告されていた問題に絡み、稲 田朋美防衛相は8日の衆院予算委員会で「戦闘行為」の有無について、「事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法9条上 の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」と述べた〉 (朝日 2/8(水) 13:59配信) というニュースがあったのだね。 「事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を 使っている」 ……って、本当はそうなんだろうけど、それを国会で言っちゃまずいだろう。 この人、悪いけど、バカ? さあ、課題……。 ああああああっ、進まない! 夜。 「ねほりんぱほりん」で、地下アイドルへのインタビューをやっていた。 「ストーカー被害に遭ったが、警察に通報すると自分の親に知られて、アイドル活動をやめさせられてしまうので通報できな かった」 という言葉に「あー」と思う。 「親が子供に厳しくし過ぎると、子供が嘘つきになります」という典型だな。 たぶん、この子の親は「危険とは遭ってはいけないもの」と考えるタイプなのだろう。 「危険には遭うもの」と考えて、その対処法を教えた方が良いと思うぞ。 今日1日、課題がぜんぜん捗らなかった。 なぜだろう?(→答え:ネットやテレビを見て遊んでいたから) 寝る。
2017年2月7日(火)
いい加減、課題(ゲンロン講座の卒業作品)をやらなくてはならない。 卒論みたいなものなので、これを提出しないと、1年間、何をやって来たのだが分からないという課題。 ……これが、提出日が迫っているのに、まだ1文字も書けていない。 午前中。 ……まったく書けない。 午後。 2号くんを誘ってジョナサンへ。 糖分を脳に流し込むと作業が捗るという話を信じてチーズケーキを食べる。 夕方。 課題をやろうという努力だけはしてみる。 夜。 郵便受けにアパートの管理人からのチラシ。 最近、夜の10時過ぎに不穏な物音が聞こえるとの苦情が出ているので聞いたという人は連絡をしてくれみたいな内容。 そう言えば、何日か前に1度聞いたな、「ドカーン」という音。 気のせいかと思っていたのだが、たぶんあれのことなのだろう。 (アパート内で爆破実験をやっている人がいたら、嫌だなあ) 気になって、10時過ぎにしばらく耳をすませていたが、今夜は聞こえなかった。 寝る。
2017年2月6日(月)
千代田区長選は、現職が勝ったらしい。 当選した現職の石川雅己さんは、都立大を出て都職員になったあと、2001年に千代田区長選挙に無所属で出馬して当選。 その後、自民党の支持を得て連続当選を続けていたが、2013年の区長選では、自民党が対立候補を応援。 今回の選挙でも、自民党は地元選出の衆院議員であった与謝野馨氏の甥を対立候補として擁立したというわけで、素人目にも 「自民党と確執のあった人なんだね」ぐらいは分かる人。 かつ、今回は例の「都議会のドン・内田茂」のお膝元である千代田区で、内田さんの推す与謝野さんvs小池さんの推す石川 さんという図式だったので、大盛り上がり。 結果が石川さん(つまり小池さん側)の圧勝だったので、小池さんが「この勢いで都議選も行っちゃおう!」となるのは予想 がつく。 すごくローカルな話になるが、豊島区の議員は、 ・自由民主党豊島区議団:9名 ・公明党豊島区議団:8名 ・日本共産党豊島区議団:6名 ・民主ネット豊島区議団:5名 ・都民ファーストの会豊島区議団:5名 ・豊島刷新の会:1名 ・豊島区無所属元気の会:1名 ・社民党:1名 ……と、こんな感じの構成になっている。 「都民ファーストの会」というのは、いわゆる「小池新党」で、ぶっちゃけ例の都知事選で造反した元自民党議員の集まり。 つまり、ちょっと前までは「自民党14名」+「公明党8名」で揺るぎない与党勢力を固めていたのが、かなりアレレな感じ になって来たわけだ。 都議会では公明党も民進党も小池さんに擦り寄っているから「公明党」と「民主ネット」が「都民ファーストの会」と仲良く なっても変じゃない。 下手をすると「自民党9名」vs「公明党8名」「民主ネット5名」「都民ファーストの会5名」なんてことになるかも。 (ちなみに、豊島区長の高野さんは、小池さんととっても仲良しなので、別に困らない) どうする自民党豊島区議団? 午後。 勤労福祉会館の改修工事終了に伴う説明会に参加。 改修前に、この建物のランニングコースを利用していたので、 (利用登録の更新みたいなことがあるのかな?) と、利用券を手に出かけたところ、 「改修後の変更点としては、ランニングコースを観客席にしました」 と、さらりと言われてしまう。 心の中で泣きながら会場を出て、本屋へ。 『うつヌケ』(田中圭一 角川書店)を買う。 うつに苦しんだ過去を持つ人々が語る体験談を、自分自身もうつだった田中氏が漫画にしたもの。 「うつトンネルを抜けた人たち」というサブタイトルがついているが、実際にはうつ病というのは、 〈一度「うつ」を患ってしまうと心に「うつスイッチ」ができて……「うつ」に戻ったりまた抜けたりということを繰り返し やすくなりますよね〉 ということで、そう簡単に「治った」とはならない病気らしい。 〈でも……このスイッチとうまくつきあっていくことも「うつヌケ」なんだと思うんですよ〉(P90) というのが、著者の言いたいことらしい。 興味深かったのは、うつ病になった田中氏が最初に行った病院で医師に言われたというセリフ。 〈いいですか? 田中さん。あなたのうつ病は「一生もの」です〉(P9) 「ったく! 苦しみの渦中にいる患者に医者が言うセリフじゃないよ!!」(P10) ということで、医者への不信感を募らせた田中氏は、泥沼のドクターショッピングへと突入。 幸いなことに田中氏は、コンビニの文庫本売り場でたまたまみつけた自分自身がうつを体験した精神科医の書いた本に出会い うつの「正体」を知ることになる。 (ここで出会ったのが「怪しげな宗教本」じゃなくて、本当に良かった) で、何が興味深いのかと言うと、 〈一度「うつ」を患ってしまうと心に「うつスイッチ」ができて……「うつ」に戻ったりまた抜けたりということを繰り返し やすくなりますよね〉 と、 〈あなたのうつ病は「一生もの」です〉 って、同じことを言ってないか? 違いは、田中氏の言葉には、 〈このスイッチとうまくつきあっていくことも「うつヌケ」なんだと思うんですよ〉 が、くっついていること。 つまり「うつは、うまくつきあっていける病気なんだ」という希望を語っていることだ。 患者の立場から言わせてもらいたいことがあるのだが、医者の中にはどうも、 「最初に患者に病状を重めに伝える」 ということをやるヤブ医者がいるらしい。 「あなたはとても重い病気だ」 と言っておけば、 「その重い病気を治療してくれる医者は偉い」 「期待したほど良くならなくても、そもそもが重い病気だったのだから医者のせいじゃない」 ……という風に患者が考えてくれて、治療がやりやすくなると考える医者が、どうも実在するらしいのだ。 でもね、アンタは世界にひとりだけの医者じゃないから。 特に病院の多い都市部では、田中氏のように「この医者はダメだ」と見切りをつけて、ドクターショッピングを始めてしまう 患者も多いから、この「最初に患者に病状を重めに伝える」は、是非ともやめて欲しいなあ。 全然関係ない話。 この本の著者である田中圭一氏と言えば、エロ漫画で有名な人。 そして田中氏のエロ漫画は、女性にも人気があるのだ。 この本、女性がレイプされているシーンが漫画になっているのだが(P77)レイプ犯の顔が、本当に凶悪に描かれている。 割と小さめの絵で単純な線なのだが、それでも「レイプ犯の醜悪な表情」がちゃんと描き込まれているのだ。 (女性も「本当に嫌がっている顔」をしている) 要は「相手を幸せにするセックス」じゃないものはダメ。 (だから『Gの侍』に出てくる自分勝手な男性コンビは、永遠に童貞なのだ) 帰りに、小腹が空いたので喫茶店で、サンドイッチとアイスティーを頼んだら1700円だった。 レジで一瞬「え?」という顔をしたのだろう、 「サービスタイムなので」 と、笑顔で説明されたが「安い理由」を尋ねたかったわけじゃないのだよな、実は。(^^; 帰宅。 家計簿をつけていたら、疲労がどっと出たので、寝る。
2017年2月5日(日)
今日も朝からトランプ、トランプ。 日経朝刊は1面のトップで、 〈米入国制限 司法の壁〉 〈連邦地裁が差し止め〉 〈トランプ氏、強く反論〉 添えられた写真は、 〈空港で家族の歓迎を受けるイラン人留学生〉で、連邦地裁の大統領令差し止めのおかげで家族に会えて喜ぶイラン人の姿。 これは、日経としても連邦地裁の判断に賛成ということなのだろうな。 「総合・経済面」の署名コラム〈けいざい解読〉(ニューヨーク:大塚節雄)には、 〈トランプ政権、かすむ成長路線〉 のタイトルで、 〈市場がトランプ相場に沸いたのは共和党主導の「決められる政治」のもと、「金融政策への依存」から「財政刺激による成 長」に転回すると踏んだからだ〉 〈「国を閉ざす」姿勢が前面に出た大統領により、初動は混乱を呼んだ〉 と、難民などへの入国制限措置が、民主党のみならず、共和党からも批判を受けたことを〈最たる例〉として挙げ、 〈議会の緊張は「決められる政治」の足かせとなり、ひいては「財政刺激による成長」も危うくする〉 としている。 要するに、オバマ時代は大統領は民主党だが議会は共和党が多数派を占めていたので、政策が思うように進められなかった。 共和党のトランプ氏が大統領になったので、今度はスムーズに政策が進むかと思ったら、彼が共和党にまで批判されるような 大統領令を連発したせいで議会が緊張状態に。 「せっかく共和党の大統領になったのに、これじゃダメじゃん」と言う話のようだ。 夕方。 SF乱学講座に行くために井の頭線に乗車。 向かいの席に座っていた男性が、何か妙。 いわゆる「まことちゃんカット」の髪に、黒ぶちの丸メガネ、大きな水玉もようの上着に、脛の半分ぐらいの長さのズボン。 靴下は紫色に何かの柄。 何色もの水滴模様が描かれた白のスニーカーを履いている。 ひとことで言うならば「絵に描いたような田舎者のオタク」。 そして、身につけているものそれぞれに金がかかっている感じ。 無頓着に服を選んだわけではなく、明らかに意識して「絵に描いたような田舎者のオタク」に見えるようにコーディネートし ているのだ。 井の頭線なので、下北沢の舞台に出ている役者かコメディアンが、何らかの事情で(新作のプロモーションとか?)舞台衣装 で電車に乗っている感じ。 「芸能人の方ですか?」とか、声をかけてみればよかったかなあ……と後悔した、ミーハーな私。 さて、本日のSF乱学講座は「自然倍音列から作る純正調音階について 」。 講師は、佐藤編集長! 肩書きは「アマチュア楽器研究家」だって。 〈モノコードにより自然倍音列を発生させ、その組み合わせから音階を構成します。 純正調音階理論をモノコード以外の楽器を用いずに、数値で考察しようという試みです〉 ということで、机に弦を張って指で押さえながらバイオリンの弓でギーコギーコと弾きながら高さの変化を実演。 数学的に出した「平均率」と物理学的に出した「純正律」の音階の違い。 数学的には弦の半分でなんちゃら、1/3でなんちゃらなんだけれど、押さえた弦は物理的に伸びるので、その分を調整しな ければならない。 ……と、そんな理解で良いのかな? 数学的に導かれた数学の理論vs現実の「物体」である楽器から出す音みたいな話かなあ? (私は、音楽と数学と物理は、まとめて苦手だぞ) 放課後は、いつも通り「包茶」で食事。 薫子ちゃんが、 「トランプは、自分の支持者を納得させるために、就任後100日間は選挙戦中通りのポーズを演じるつもりなのだろう」 と、自論を展開していた。 家に帰って、寝る。
2017年2月4日(土)
朝刊の1面トップ。 〈日米安保、尖閣に適用〉 〈国防長官、首相に明言〉 アメリカのマティス国防長官との50分間の会談の成果は、この件での言質を取れたことか。 怖いのは、トランプさんがこのあと言うかもしれない「その代わりに……」だな。 今日はSF大会のスタッフ会議。 市ヶ谷の会議室で会議とニコ生の放送。 目の前で喋る出演者を見ながら手元のノパソにニコ生の画面を映していると、なんか面白いな。(^^) 終了後に市ヶ谷で飲み会。 ふぐやくじら、鶏の刺身をつまみに日本酒を飲む。 ちょっとトリビア。 東京都では「身欠きふぐ(加工済みのふぐ)」を仕入れれば、ふぐ調理師のいない店でも提供できるのだそうだ。 軽く酔って帰宅。 寝る。
2017年2月3日(金)
課題が進まない……。 今日は節分。 朝からツィッターで「恵方巻」についての議論が交わされているのだが、私がこの風習を知ったのは、故中島らも氏のエッセ イか何かで「京都の方の変わった風習」として紹介されていたのを読んだとき。 「そんな変な風習があるなんて信じてもらえないと思うが」というようなニュアンスでの紹介だった。 最近になって、どうやらこれはそもそもが花街あたりの風習であったらしいということになり(黒くて太い棒状のものを若い 女性が咥える姿を旦那衆が見て楽しんだ)そんな下品な風習は如何なものかという議論になっているようだ。 午後。 Boston Dynamics社が開発した脚に車輪を備えた二足走行ロボットの動画に釘付け。 後足で立ち上がった馬のような形のロボットで、その後足が車輪になっている。 驚くべきことに、そのままの格好でジャンプもできる。 (こいつに追いかけられたら、瞬速で捕まる自信があるな) さて、今日は1号くんの誕生会をやる予定。 夕方からパーティーの準備で、ケーキやワインを買ってから寿司屋へ。 誕生会に恵方巻もないと思うので、普通の桶入りの寿司を注文。 アパートに先に行って、1号くんが会社から帰って来るのを待ってパーティーを開始。 寿司を食べ、ケーキの写真を撮り、2号くんが録画しておいたというバラエティー番組を見ながら福豆をつまみに酒を飲んで 盛り上がる。 バラエティー番組は日本人のコメディアンがイタリアのサーカス団で空中ブランコに挑戦するという内容だった。 このコメディアンの身体能力が凄まじくて(10日程度のレッスンで空中ブランコをものにして観客の前で披露)同じく身体 能力を売りにしている女性コメディアンが画面に映った際に、真剣というよりやや険しい表情をしていたのが印象に残った。 ほろ酔いで帰宅。 寝る。
2017年2月2日(木)
ぼーっと目覚める朝。 咳が出て眠れない→咳止めを飲む→胃をやられて痛くて眠れない→咳止めをやめる→咳が出て眠れない ……の、どっちみち眠れない日々。 ニュースによると、今年は花粉が早くから飛ぶそうな。 普通に道とか歩いていて窒息して死ぬんじゃないか、私は? 午後。 課題をやろうと思うのだが、気分が乗らない。 動画サイトで井上涼のアニメなど見てみる。 「確信」というアニメ。 (ゲイの人って、どうやって相手を見つけるのだろう?) という長年の疑問に対する答えがわかったというか…… (やっぱり苦労してるんだ) どうでもいいこと。 「確信」に出て来た「神様」。 グッズ化したら、ちょっと欲しいかも。 人形とか、部屋に飾っておきたいような造形。 私が井上涼の作品で一番好きなのは「見返りすぎてほぼドリル」かな? 片思いの力がスーパーパワーを生み出し、ついには隕石の衝突から地球を救うことになってしまった見返り美人。 その力を「役に立つ」と重宝がる町の人々は、彼女の恋が続く(つまり片思いのままでいること)を祈るのだ。 誰かのために役に立てば役に立つほど、その相手から不幸を祈られるヒロイン。 彼女を一方的に利用する町の人々は酷い奴らなのだが、歌詞がその町の人々の視点から書かれているというところが井上涼 作品の「毒」。 夜。 NHKで「未成年後見人の男が、震災孤児の預金6800万円を横領して懲役6年」というニュースをやっていた。 逮捕されたのは、被害者である震災孤児の叔父だそうだが、この男の言い分がスゴイ。 「横領したつもりはない。未成年後見人は育ての親という認識で甥の金は使っていいと思った」 どこから何を突っ込んでいいやら分からない話だが、そもそも「育ての親」という認識だと、なぜ「子」の金を使っていいと 思うんだ? 金の使い道は、ベンツを買ったり贅沢な外食をしたり、自分の店の開店資金にしたりだったそうだ。 発覚の理由は、自分が後見人を務める震災孤児を虐待したので児相案件となり、調査が入ったものらしい。 なんて分かりやすいバカだろう! ……寝よう。
2017年2月1日(水)
朝。 起き上がったものの、何かと動くのが億劫。 人間は足の親指の爪が割れかけているというだけで、モチベーションが下がるものなのか。 プラス脚の筋肉痛。 こっちの方は風呂に入ってマッサージ。 銀行に行く用事があるので、服を着替えて外へ。 1000円床屋の前を通りかかったら緑のマーク(待ち時間0の表示)が出ていた。 むさ苦しく伸びた髪が気になっていたので、店に入って、 「短くして」 と、言ったら若い理容師、手にしたのは櫛ではなくバリカン。 いきなりガーッと髪を刈り上げられ、注文通り「短く」なった。 そして、仕上がりが思いの外、良い。 (天才タイプ?) 銀行へ。 磁気がダメになった通帳の交換。 「ついでに映画でも」と、映画館の前まで行くが、次の上映時間が夕方からだったので、そこまで待つ気になれずに断念。 2号くんに渡す書類があったので、電話して西池袋で待ち合わせ。 ついでに昼食。 2号くんお勧めのカレー屋で、ナンが美味。 マトンカレーを食べて帰宅。 ニュースによると、藩基文(バン・キムン)氏が韓国の大統領選への出馬を断念したそうだ。 身内のスキャンダルと国連事務総長時代に2015年の日韓合意を歓迎する発言をしたのが人気を下げたのだとか。 これで、日韓合意に反対する立場の人が大統領になると、日韓合意は破棄されるのかね? 夜。 民放で、記憶喪失の人の身元を公開捜査するとかいう生放送番組を見る。 その人たち(2人いた)が画面に映って間もなく、局に電話がかかって来たとかで、あっと言う間に身元が判明してしまった らしい。 番組では「脳波を検査して身元につながる手がかりを探る」とか「記憶を辿るために列車に乗って旅」とか、盛りだくさんの プログラムを用意していたようで、いきなりの身元判明に、CMを挟んだ挙句に電話は後回しにして、ともかく折角撮影して 来たビデオを回すことにしたらしい。 で、もう大方、身元が分かっている人の身元探しのビデオをぐだぐだ。 番組の最後になって、ようやく身内の人と記憶喪失の人が電話で話し始めたのだが、会話の最中に司会がテンパって、 「あの、あと10秒なんで……あ……いえ……そのままお話を続けていても結構です……」 (これには笑った) で、肝心の会話は言葉の途中で時間切れ。 この記憶喪失の人の身元探し番組、これまでもときどきやっていて、これまでは主に老人の身元探しだったのだが、今回は、 記憶喪失の人が20代前半の若者2人だった。 老人の時と違って、高校時代の卒業アルバムなどを持っている人が多数いたわけだし、その写真を撮った時から、あまり容貌 も変わっていない。 だからすぐに身元が判明したわけだ。 これまでの「なかなか身元が判明しない」パターンを考えていろいろビデオを用意してしまい「せっかく用意したビデオなん だから」と、予定通りの構成で番組を放送しようとした挙句が、この結果。 生放送に慣れていた昔のテレビマンだったら「ビデオは無駄になってもいいから、生放送の利点を生かせ」という風に構成を 変更したんじゃないかなあ。 最近の若い人は、きちんと決められた仕事はすごく上手いけれど、突発的な事態への対応が下手なのかな? 寝る。2017年1月分へ 目次へ
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