目次へ
独 り 言 (2016年9月分)
2016年10月分へ

2016年9月30日(金)
朝刊の記事。
〈NY近郊 電車が駅衝突〉
〈1人死亡、100人超負傷〉

事故があったのは「ホーボーケン」という駅らしい。
写真を見るとかなりの大惨事のようだが、これで「死者1名」というのは運が良かったと考えるべきなのだろうか?

小さな記事。
〈長谷川アナが番組降板〉
長谷川豊というフリーアナウンサーが、テレビ大阪の番組を降板させられたという記事。

その理由は、ブログに、
「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ! 無理だと泣くならそのまま殺せ! 今のシステムは日本を亡ぼ
すだけだ!」
と書いたからだそうだ。

彼の根拠は、現場の医師に取材したところ、
「大半の人工透析患者は暴飲暴食という行為を繰り返してなってしまった自業自得」
「患者を見るとお金にしか見えない」
「人工透析を見ると日本の未来はないというのがよく分かる」
という発言があったことだそうだが、私なら「患者を見るとお金にしか見えない」なんてことを言う医者の言葉は信用しない
なあと思う。

腎臓病の大きな原因のひとつは「ストレス」。
残業と強制飲み会でヘトヘトになって体を壊したサラリーマンがなる病気というイメージだ。

医者から見れば「健康は一番大切なものなのだから、上司に嫌われようが、降格・解雇をほのめかされようが、残業も職場の
飲み会もきっぱり断ってゆっくり休養しないのが悪い」なのかな?
この長谷川さんという人の失敗は、医者の側からだけ取材して、患者側の事情を取材せずにブログを書いてしまったことだと
思うな。

午後。
課題……。
自分に文章を書く能力がないことを再確認する作業をやっている気がして来た。

夜。
テレビで「ターミネーター4」を観る。

この映画、T−800というアンドロイドが出てくるのだが「ターミネーター」「ターミネーター2」「ターミネーター3」
でT−800を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーは、この映画を製作した頃には年をとっている。
おまけに出演シーンでは全裸という設定。
そこで若い俳優にT−800を演じさせ、顔だけ「3Dで作った若き日のシュワルツェネッガーの顔」を合成したそうだ。
(実はそのシーンが見たくてチャンネルを合わせた)

この技術が進んだら、死んだ俳優を映画に出演させることも可能かも。
すでに声だけなら死亡した声優の声を復活させる技術もできているようだし。

課題を少しやって、寝よう。

2016年9月29日(木)
朝のニュース。
「OSを改造したiPhoneを販売した男が逮捕」
iPhoneのOSを改造したというのは、具体的に言うとアップル社がiPhoneにかけている制限を外したということ
だそうだ。
これにより、広告を非表示にしたり、SIMロックを解除したり、アップルがダウンロードを制限しているアプリを入手した
りすることが出来る。

私はメカ音痴の文系人間だが、ネットでこの改造(通称「脱獄」)の話は読んだことがある。
(「脱獄」という言葉には、アップル社が独自に設けている制限からユーザーを自由にするというニュアンスがあるらしい)

ニュースを聞いてびっくりしたのは「脱獄」って違法だったのか? というところ。
「脱獄」のやり方は、普通にネットに公開されていたので、スマホ上級者が自分の所有する機械を使いやすいようにカスタマ
イズする、合法的な行為というイメージを持っていた。

(一体「何罪」で逮捕されたのだろう?)
と、ネットでニュースを確認すると、アサヒ・コムのサイトにこう書いてあった。
〈改造されたiPhoneは偽物にあたり、アップルが商標権を持つリンゴのマークを付けたまま販売したことで同社の権利
を侵害したと判断〉
〈商標法違反(直接侵害)の疑いで逮捕した〉

ああ、ナルホド。
「改造iPhoneは、iPhoneに非ず」よって、それをiPhoneとして販売したら商標法違反という解釈なのね。

〈捜査関係者によると、男が改造したiPhoneは、ネットゲームで不正にスコアを上げられるようになっていた〉
どうも、ここら辺がよろしくないということで、適用出来る法律を探したという感じかな?

さて、スポーツの話題。
オリンピック会場を作るのに3兆円かかることが分かり、小池さんが「もうちょっと安いところでやれよ」と言い、森さんが
「やだ。無理」と答えたらしい。

だから私は最初から、オリンピックなんてロクなもんじゃないからやめろと言っていたんだ。
もういまさらやめるわけにはいかないだろうから、こうなったら出来るだけ安くチャチャッとやってチャチャッと終わらせる
のが一番いいのでは?

ロサンゼルスが「オリンピックは儲かる」というモデルを示して以来、金儲けがオリンピックの裏の目的になり、金の亡者が
たかって来るようになっている。
おこぼれに与かろうという有象無象が湧いて出るから、こういうことになるんだ。

そしてもうひとつの問題。
いま私の住む東京の街には、オリンピック施設建設のためにタコ部屋暮らしの労働者が地方から集まって来ている。
オリンピックが終わったら、この人達は大量の「貯蓄を持たない失業者」となるはずだ。
生活保護の窓口がパンク状態になるのが目に浮かぶ。
一体どうするつもりなんだろう?

午後。
体がだるい。
ノパソの前で作業していて、気がついたら眠っていた。
風邪っぽい症状はないのだが、どうしたんだろう?

夕方。
アマゾンから「モブサイコ100」のDVDが届く。
おまけアニメが思ったよりしょぼくてガッカリする。
小さな画面に、昔のゲームのドット絵みたいなアニメ。
(「ワンパンマン」のおまけアニメが、作品として完成したものだったので、少し期待し過ぎたか?)

そしてオーディオコメンタリーが、画面の映像と関係のない話ばかり。
これじゃ「オーディオコメンタリー」じゃないよな。
(本編は良いので、まあ良いか)

夜。
寝る前にニュースをチェックしていたら、
〈豊洲地下水に基準超ベンゼン・ヒ素…定期調査で〉

東京都が今日(9月29日)に発表したもので、2年前から定期的に実施している地下水調査で、環境基準を上回るベンゼン
とヒ素が検出されたのだそうだ。

〈都の定期調査は8回目で、環境基準を上回る有害化学物質が検出されたのは初めて〉
なぜ、いままでに7回もやっている調査で検出されなかったものが、知事が変わった途端に検出されるんだろうかと、疑いを
持ちたくなる。

検出されたベンゼンとヒ素は〈環境基準をわずかに上回る〉程度だったらしい。
これまでは「微妙な数値」を、ちょっとドガジャガしてしまっていたのではないかと勘ぐってしまうなあ。

ここまでいくと今後たとえ万全の安全対策が行われたとしても、風評で食べ物市場としてはダメなんじゃないかと思うよ。
「もしかしたら毒で汚染されているかもしれない刺身」なんて食べたくないよ、普通の感覚として。

寝る。

2016年9月28日(水)
午前中。
課題。
書いては消し……で、結局、進まず。

午後。
ネットで読んだ今日の参議院選挙での各党代表質問でのやりとり。

蓮舫代表「アベノミクスは成功しているとしながら2回も消費税増税を先送りした。矛盾だ」
安倍首相「参院選で国民の信を問い、信任を得て、連立与党は安定した政治基盤を頂いた。矛盾、ごまかしとの指摘は当たら
ない」

つまり、
 質問:アベノミクスが成功しているというのなら、なぜ2回も消費税増税を先送りしたのか?
 回答:参院選で勝って安定した政治基盤を頂いているから。
政治家のやりとりって日本語の会話じゃないよな。

夜。
米魂の第7回(笑)打ち上げで市ヶ谷へ。
有楽町線に乗るために道を歩いていたら急に呼び止められて、箱を抱えたお兄さんに「お菓子屋なんですけど……」。
(これって「八百屋詐欺」の別バージョンか?)

市ヶ谷。
駅徒歩4分のはずの店に行くのに30分近く迷う。
そして雨が降り出す。

「豊島区で、トキワ荘再建とかいう馬鹿な計画が進んでいるらしい」
と愚痴ったら、
「建設予定地は用途を公園に限って借りている国有地じゃなかったっけ? 建物なんか建てていいの?」
と、言われた。
(ホントかよ?)

帰宅。
夕刊に〈電子タグで無線コンビニ〉という記事が載っていた。
経済産業省が主導して進めている計画らしいが、コンビニって商品を販売する以外にも宅配の受け付けとか公共料金の支払い
地域によっては公的書類の発行なんかもやっているぞ?
将来のコンビニは、商品の販売は機械が行い、その他の業務は人間の店員がやるようになるのかもなあ?

行政機関の窓口業務をコンビニに委託すれば、公務員の人員削減が出来るな。
財政的に逼迫している地方自治体なんかには有効だと思う。
あとは法的な整備か……と、妄想中。

寝る。

2016年9月27日(火)
朝。
ネットでニュースをチェックしていたら、一昨日(9月25日)のNHKスペシャル「縮小ニッポンの衝撃」で豊島区が取り
上げられていたという記事を見つける。
豊島区は、2014年の日本創成会議の発表で「消滅可能性都市」とされた自治体。

その後、他の地域からの転入者によって人口が増え始めて喜んでいたのだが、転入者の収入を見て慌てた。
転入者の年齢別で最も多い20代の平均年収が2,413,307円。
これは転入者以外の豊島区の20代の平均を40万円も下回る金額だ。
この収入では結婚も難しいだろう。
若い人が入って来て子供が生まれれば人口も増加して……と当てにしていた区としては、ガッカリ。

さらに近年増えている30代以上の転入者の年収に至っては、200万円程度。
彼らは東京オリンピック準備の工事現場で警備員の仕事をしている地方出身者なのだそうだ。
オリンピックが終わったら、この人たち、どうなるんだろう?
大量の失業者が一気に生活保護申請?

おまけに、ある程度収入がある25歳以上の区民は結婚などを機に区外へ転出してしまっているらしい。
貧乏な地方出身者が豊島区へ転入。
余裕が出来ると豊島区から転出。
豊島区は、永遠に儲からない図式だ。
(どうする、高野区長?)

午後。
課題、進まず。
テレビで「ゲーム」という映画を観てしまう。
謎の陰謀に巻き込まれたのかと思ったら、ドッキリでしたという話。
マイケル・ダグラス主演の割にはアホみたいな内容で、大コケしたというのも頷ける。

夕刊1面の記事。
〈米航空宇宙局(NASA)は26日、宇宙望遠鏡による観測結果をもとに、木星の衛星「エウロパ」の地表から水蒸気が噴
出している可能性があると発表した〉

エウロパは同じ太陽系内なんだから、もっと探査機を飛ばして良い星だと思うのだよな。
前から海があって生物がいそうだと言っているんだから。

夜。
2号くんが来る。
「ワンパンマン」のスマホゲームが出来るそうだ。
このアニメ、中国で脚本賞を受賞したんだってね。
知らなかった。

上海TVフェスティバル「マグノリア賞」アニメーション部門の最優秀アニメ脚本賞。
以下が賞の主催者のコメント。
「『ワンパンマン』のストーリーは、今までのスーパーヒーローの物語の形式を覆した。複雑な戦闘シーンはなく、すべての
戦いが一撃で決まります。展開が独特で、挑戦的なシナリオです」
これって、脚本家というより原作者の手柄だよな。

さて、課題……。
数行書いて、止まった。

今日はもう寝る。

2016年9月26日(月)
朝。
大阪日帰りの翌日なので、さすがに疲れている。
歳のせいか?
運動不足のせいか?
(最近、とみに体が重くなって……なぜだろう?)

昼。
昼食代わりに、昨日、大阪駅で買った伊勢の赤福を食べる。

大阪と言えば、昨日知った大阪語トリビア。
大阪では「JR線」と書いて「ザイライセン」と読む……という話を前に佐藤編集長から聞いて冗談だと思っていたのだが、
昨日、新大阪で待ち合わせた関西の人に、
「ザイライセンと書いてある案内板を目印に」
と言われ(聞き返したが間違いなくそう言った)、半信半疑で「JR線」と書いてある案内板のところに行ったら普通に会え
たのだった。

午後。
読んでいなかった昨日の新聞に目を通す。
本日の豊洲(笑)は、日本経済新聞が行った世論調査の結果。

豊洲市場への移転について、
・豊洲の安全が確認できるまで延期すべきだ・・・・・・・・・・・64%
・移転はやめるべきだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14%
・東京五輪に影響が出ないようにできるだけ早く移転すべきだ・・・12%

やっぱり、口に入るもののことだからね。
ちゃんと調べてもらわないと気持ち悪いよな。

夕方。
ネットで「羊の木」という漫画が実写映画化されるというニュースを読む。
その漫画が「原作:山上たつひこ 漫画:いがらしみきお」だというので興味を持った。
山上たつひこと言えば「光る風」、いがらしみきおといえば「ネ暗トピア」の作者である。
(「がきデカ」とか「ぼのぼの」とかもあったっけ?)
この2人が描いた漫画とは、どういうこのなのだろうと興味を持って調べたら、アマゾンで第1巻の電子書籍版がタダで読め
ることが分かったので、さっそくダウンロード。

ストーリー。
人口減少に悩む地方都市で、国からの補助金と引き換えに刑務所の出所者の更正のための受け入れ事業を行うことになる。
こんなことが住民に知られたら反対運動が起きることは必至。
そこで市長とその親友2人のみにこの事実を知らせ「地方への移住者」として彼らを受け入れることに。
受け入れることとなった受刑者は、殺人や強盗の前科のある者たち。
市長からの依頼で、彼らの生活の面倒をみることになった市長の親友は……。
それの事実を「知っている者」の心理が細かく描写されていた。
興味深いのは、連続レイプ犯がバイセクシュアルであることを知った男の怯えよう。
(そりゃ、怖いよなあ)

ネットの解説によると、このあとの続巻では殺人事件が起こったりとか、いろいろあるらしい。
作中に出て来た奇祭「のろろ祭り」には、何かモデルとなった祭りがあるのかな?
オオカミウオのような怪物の仮面を被った行列が町を練り歩き、家々では戸口に柄のない包丁をいくつも飾りって決して外に
出ず、「もらおう、もらおう」という怪物たちに「刃がある、刃がある。従うように」と答えて立ち去らせるという祭り。
(刃物を嫌う水妖と言ったら、まず思いつくのは河童なのだが、オオカミウオって?)
予想した通り、かなり気持ちの悪い作品だった。

夜。
2号くんが来たので、お土産の赤福を渡す。
「モブサイコのゲームアプリが配信開始したよ」
との情報に、早速ダウンロード。

時間内に同じ色のタイルを3つ揃えて消して行くパズルゲーム。
(これは、面白いのか?)

夜。
アニメ「モブサイコ100」12話(最終回)を観る。
全パワー(100%)を出さないと仲間が敵に殺されてしまう。
しかし、全パワーを出すと自分自身がコントロールできなくなる(相手を殺してしまうかも知れない)。
苦悩するモブに師匠の霊幻が「嫌な時はな、逃げたっていいんだよ!」とアドバイス。
その直後に霊幻は後ろから斬られるが……。
……と、ここまでが前回。

師匠のアドバイスを受けたモブは、霊幻の体に全エネルギーを「丸投げ」する。
そこで一時的に強力な超能力者になった霊幻は、その力で自分の体を守りつつ舌先三寸で相手を精神的に攻撃、論破してしま
うという話。
その結果、悪の組織「爪」の第7支部(日本支部)は崩壊、平和な日常が戻って来るのだった。

相手を殺すか、自分が殺されるかという場面で、舌先三寸で丸め込むという解決策が出て来るという意表に出た展開。
2つの選択肢に主人公が真剣に悩んでいる時に、突然3つ目の解答を出して来られると笑ってしまう。
すごい。

Cパート(30分アニメでのエンディング後のドラマ部分)で、原作ファンへのサービスか、原作者が原画を担当していた。
ファンの間で「ONE画」と呼ばれているヘタクソ味のある絵。

Bパートが、2期の予告編みたいになっていたから、製作陣は2期をやる気は満々なのだろうな。
昨日、同じ原作者による「ワンパンマン」の2期をやることが決定したそうだから、可能性はあるかも。

すごくどうでもいいこと。
変声機付きマスクを外した第7支部長の声、クライテンの岩崎ひろしさんだよな?
変声機を通した声は女性声優の声を加工したもの、変声機なしの声は高音を得意とする男性声優の生の声。
細かいところだが、この工夫にちょっと感動した。

……寝よう。

2016年9月25日(日)
朝。
早めに起きて地下鉄とJRを乗り継ぎ、新横浜で8時49分発の新幹線に乗る。
朝食は駅弁でと思っていたのだが、車内販売が来たのは列車が名古屋の直前、ブランチになってしまった。
名古屋で妙に愛想の良いアジア系外国人が隣の席に座ったが、言葉が通じないので会話は出来なかった。
(外国人は京都で降りて行った)

こちらはそのまま新大阪まで乗車。
車内で昨日アマゾンから届いた『時間衝突』(バリントン・J・ベイリー 大森望訳 創元SF文庫)読了。
タイトルがネタバレなのだが、未来から過去に向かう時間線に生きる人類(?)がいて、過去から現在に向かう我々と衝突し
そうになるという話。

中国人の名前がいくつか出てきて、訳文だと漢字表記になっているのだが、ベイリーってイギリスだよな。
原文ではどう書かれていたのだろう?

新大阪の改札口まで迎えに来てくれた「まねきねこSFファンクラブ」の人と天満橋へ。
坂上宏一さんの追悼茶話会に出席する。

SF大会の前日に亡くなられたために、通夜や葬式に出席できなかった坂上さんの友人たちが故人の思い出を語り合う会。
途中から「これからのSF文学について語り合う会」になったのは、まあメンツがメンツだけに仕方がない。(^^;
5時まで一緒にお茶を飲んでから、故人がよく行っていたという居酒屋へ。

2時間ほど飲んでから、また新幹線で帰宅。
寝る。

2016年9月24日(土)
ローカルなニュース。
豊島区の自民党区議団の1/3以上に自民党東京都連が辞職勧告を出している。

東京都連としては、この辺で造反議員に泣きついて貰って「どちらが上なのか」をはっきりさせるつもりだったのだろうが、
都知事選での「ヒーロー vs 悪役」みたいなイメージが忘れ去られる頃かと思っていたら豊洲問題でガソリン追加状態になっ
てしまった。

ところで、現在のところ、豊島区議会の会派別議員数は、
・自由民主党豊島区議団:14名
・公明党豊島区議団  : 8名
・日本共産党豊島区議団: 6名
・民主ネット豊島区議団: 5名
・社民党       : 1名
・豊島刷新の会    : 1名
・豊島区無所属元気の会: 1名

この状態から自民党が9名に減ってしまいそうなわけで、万一この5人で「希望の党」とか立ち上げられちゃったらどうする
んだよ?
区議会の運営を考えると、一番頭を抱えているのは高野区長かもしれないな。


昼。
海老名で森下唯さんの「ピアノレクチャーコンサート」があるので、出かける。
小田急線の海老名駅で降りて駅の外へ出る。
当然のように、目的地と正反対の方角へ歩き出す。

GPSのおかげで気がついて、戻る。
その後だいぶ歩いてから、不安を覚えて通行人に道を聞くと、今来た方向を指さされる。
ご期待通り曲がるべき角を行き過ぎていたようだ。
方向音痴じゃない人は、歩いて行った先に目的地があるそうだが、どうやったらそんなことが起きるのだろう?

ウロウロしたお陰で、海老名駅前の歩道橋をたっぷり堪能してしまった。
歩道橋の上に屋根があり、その下に動く歩道があるという、子供の頃に見た「未来の道路」みたいなところ。
「屋根のある歩道橋」って良いな。

その歩道橋を降りて屋根のない道を歩き出した途端、雨が降って来た。
唯さんは、雨男のようで(私は密かに「砂漠の救世主」と呼んでいる)この人のコンサートは、かなりの確率で雨なのだ。
天気予報では降らないと言っていたが、気象予報士風情に騙される私ではない。
傘を出して差す。
しかし会場に着く頃には土砂降りで、折りたたみの小さな傘はあまり強力な武器にはならなかった。
さすがは砂漠の救世主、この私を倒すとは……

会場に入って席でボーッとしていたら、隣に森下一仁先生が出現。
いつもの笑顔で、
「課題はどうですか? チクチクチク」
と言われる。

「プロットと実作の両方を毎月出すので大変です」
と答えたら、
「まあ、プロになったらもっと大変だから」
そ、そうですね。(^^;

さて、ショパンの「小犬のワルツ」でコンサート開始。
主に子供に音楽についてレクチャーしながら曲を弾くという形式のコンサートなので、客席には子供が多い。
子供の親もこういうところに子供を連れて来るような親だから、客の雰囲気がなんとなく音楽の授業風。
基本的に、静かに音楽を聴くことの出来る躾の良いお子様たちのようだ。

30分ほどのトークのあと、湯山昭「お菓子の世界」より、
・お菓子のベルト・コンベヤー
・ シュークリーム
・ホットケーキ 
・むしば
・ドロップス
・ヌガー
・鬼あられ
・マロン・グラッセ
・プリン
・チューインガム
私はこのピアノ曲集も作曲者の湯山昭という人も知らなかったが、面白い曲だ。

休憩を挟んで、シューマンの「森の情景」より、
・森の入り口
・待ち伏せする狩人
・気持ちの良い風景
・予言の鳥
・別れ

もちろんアルカンの曲もある。
「エスキス 48のモチーフ集」より、
・叱責
・嘆息

ドビュッシー「ベルガマスク組曲」より、
・月の光

申し訳ないが、聴いていてつい「月の光仮面」というしょうもないキャラクターを思いついてしまった。
ドビュッシーの「月の光」とともに現れ、なんかこうふんわりとした感じで戦うヒーロー。

どうでもいいトリビア。
ドビュッシーは、最初この「ベルガマスク組曲」に「仮面」という曲も加える予定だった……とネットに書いてあった。

続けて、ドビュッシー「子供の領分」より、
・雪は踊っている
・ゴリウォークのケークウォーク

最後の曲は、アルカンの「鉄道」。
あの森下唯がアルカンを弾いているわけで、それはそれはものすごくすごいことになる。(←ボキャブラリー貧困)
小さな子供を含めて客席全体が完全に静まり返った。

曲の説明で唯さん、これは機械の動きを表現した曲なので、他のクラシック曲と違って「呼吸」の隙がないと言っていたが、
(唯さんの説明によれば、クラシックは歌から生まれた音楽なので、曲に「呼吸」があるのが普通なのだそうだ)
本当に聞いていると息をするのを忘れそうになる。

私は音痴なので、音楽で「苦悩の人生の軌跡」なんかを表現されてもさっぱり分からない。
アルカンの曲は、絵画でいうと写実画みたいな曲。
「走って来た汽車が警笛を鳴らしてホームに入って来て停車した」といった描写なので音痴にも分かりやすい。

帰りに、駅までの道を歩きながら来年のSF大会の企画局長に電話して、
「来年のSF大会で、ピアニート公爵ピアノリサイタルをやりましょう」
と、力強く説得。
(とりあえず、企画局長の了解までは取り付けた)

帰宅。
夕刊を広げたら、
〈豊洲空洞「水は地下水」〉
という見出しが飛び込んで来た。
豊洲の盛り土問題、ほとんど連載記事状態だな。

寝る。

2016年9月23日(金)
朝刊。
1面トップに、
〈新薬候補 AIが提案〉
〈抗がん剤など 開発費を抑制〉
という見出しが載っていた。
〈厚生労働省は人工知能(AI)を使い、高い効果の見込める画期的新薬の開発をあと押しする〉

画期的新薬は完治の難しい病気に高い効果を発揮する代わりに、高い。
開発に金がかかるからだ。

日経3面のコラムによれば、
〈厚生労働省は新薬を使いすぎて医療費が膨張しないよう、使用適正化ガイドラインを16年度内に作成する〉

開発に金のかかる新薬を作ったのに厚生労働省に「あんまり使うな」と言われたら、製薬会社は赤字になってしまう。
そこで厚生労働省が「開発費に金がかかって困るのならAIを使って安く作れ」と言っているということのようだ。

〈厚労省は数年かけてAIを使った新薬開発の具体化にメドをつけたい考えだ〉
ということだが、上手くいくと良いね。

昼。
中国の宇宙ステーションが制御不能になったというニュース。

来年の後半には地球に落下するだろうということだが、制御不能ということは落下地点がどこになるか分からないというこ
とになる。
もちろん、ちゃんと大気圏突入で燃えつきる設計なんだよな、中国?
燃え残った宇宙ステーションが都市に墜落とか、シャレにならない。

午後。
笑えるニュース?
アップル社が出願している特許の中に「紙製ショッピングバッッグ」というのがあって、話題になっているらしい。
(The Guardianの記事より)これが出願書類。

素人には、この発明の新奇性が分からない。

夜。
課題をやらないといけないんだよなあ……。

寝る。

2016年9月22日(木)
日経1面トップは、
〈日銀、緩和の長期化視野〉
日銀が昨日の金融政策決定会合で導入を決めた新たな金融緩和の枠組み。
〈マイナス金利政策を維持したうえで長期金利の指標となる10年物国債利回りをゼロ%程度に誘導する〉

〈物価上昇率が前年比2%を安定的に超えるまで金融緩和を続ける方針も示した〉
って、物価は上昇している気がするんだけどねえ???
(100円スーパーのアジフライが、明らかに小さくなっている)

総合面の記事。
〈フィリピン大統領来日へ〉

〈フィリピンのドゥテルテ大統領が10月に日本を訪問する予定で調整していることが21日分かった〉
〈ドゥテルテ氏は日米安保協力を口にする半面、中国への配慮も示す。日本は同氏が中国を訪問する前に日本へ招き、経済支
援を通じて中国に取り込まれないようにクギを刺す狙いだ〉

ドゥテルテさん、印象としてオッチョコチョイなんだよな。
暴言でアメリカ大統領との会談を中止にされちゃったり。

午後。
部屋の大掃除。
夜までかかる。
(もっとこまめにやっていれば良いのにね)

夜。
コズミックフロント・NEXTの「生命の新天地!?アイボール・アース」を観る。
赤色矮星の周囲で最近いくつも見つかっているアイボール・アースと呼ばれるタイプの惑星に、地球外生命の存在が期待され
ているという話。
アイボール・アースと呼ばれる理由は、この惑星が地球の月のように自転と公転の周期が一致しているために、常に同じ面を
太陽に向けているので、そちらの面の氷だけが溶けて海になり、惑星全体を見ると眼球のようにな外見をしていると推測され
ているからだそうだ。
先月発見されたケンタウロス座のプロキシマbもアイボール・アースなのではないかと言われているらしい。
今後の観測結果が楽しみだ。

寝る。

2016年9月21日(水)
〈もんじゅ廃炉の方向〉の記事の続報。
〈核燃サイクルは堅持〉
で、
〈ポスト「もんじゅ」年内にも新計画〉
なのだそうだ。

〈経済産業省は、もんじゅの廃炉を巡る議論が長期化すれば、高速炉研究や核燃料サイクル政策に国内外から不信を招くとし
て廃炉すべきとの考えだ〉
この「国内外からの不信」とは、たぶん「日本は原爆を作る気か?」なんだろうな。

3面のこの関連の記事が載っているすぐ隣が、クリントン氏が安倍首相ら各国首脳と相次いで会談したという内容のコラム。
彼女のライバルのトランプ氏は「日本にも核を持たせろ」と発言したとかしないとか。
たぶん日米は、水面下でいろいろとやっているのだと思う。

昼。
電気の点検があるとか言うので、パソコン関係をすべてシャットダウン。
コンセントを引っこ抜いて、自分は外出。

ジュンク堂へ行ったら、店内の喫茶店が別の店に変わっていた。
喫茶店は喫茶店のままだったのだが、支払いシステムとかいろいろと違う。
一番驚いたのが、店内での会話が禁止になっていたこと。

以前の店では店内での読書は「黙認」されていた。
あまりにも本を読んでいる人が多いので「会話禁止」と勘違いして、普通に喋っている客に文句を言うひとまでいたのだが、
そっちのルールが正式採用になったのか。(^^;

喋ってはいけない代わりに、堂々と読書ができる。
紅茶とアップルパイを頼んで、ジュンク堂で買った『ケルン市警オド 1』(青池保子 秋田書店)を、まるまる1巻読んで
から出る。

『ケルン市警オド』は、14世紀のケルンの街を舞台にしたミステリー。
街の警吏であるオドアケル・ショルツが、難事件に立ち向かうという話。

主人公のオドアケルは、同じ作者の「修道士ファルコ」シリーズに出て来る修道士オドの若き日の姿。
警吏として任務に励むオドを邪魔する街の有力者の横槍とかが出て来るので、
(オドはそれに嫌気が差して出家してしまったのだろうか?)
などと想像してしまう。

当時のオドは警吏の仕事に使命感を持っていたようだ、修道士に勧誘されたオドが、それを断るシーンは「修道士ファルコ」
読者へのサービスだろうな。

帰宅。
点検作業は終了していて、郵便受けに報告書が入っていた。
我が家はどうやら漏電などなかったようだ。

日経夕刊の記事。
〈離れている場所に瞬時に情報を転送できる「量子テレポーテーション」を使って、光の粒が持つ情報を6キロ離れた場所に
瞬時に転送させることに成功したと、カナダと中国の研究チームが21日までに、科学誌電子版に同時に発表した〉

「量子テレポーテーション」というのは、「量子もつれ=2つの量子が離れていてもつながっているという状態」を利用した
情報伝達方法のことらしい。

1個の量子を1つに割ると、この2つの量子の間に「量子もつれ」が起きる。
この2つに割った量子を、それぞれ量子A、量子Bとすると、2つの量子が量子もつれによってつながっているので、量子A
に情報を与えると量子Bにも瞬時に同じ情報が届く。
情報の伝達スピードが格段に上がることになり、例えばインターネットがすごく速くなる。

で、今回の成功の何がすごいのかと言うと、
〈こうした実験は研究室内での成功例はあるが、環境が変化しやすい室外での転送は難しいとされてきた〉
〈距離が遠いと光子のペアの性質を保つのが難しいため実現が困難だった〉
〈光ファイバーを使い、光子の検出器の性能を高めることで、6キロ離れた場所への瞬間転送を完成させた〉
とのことで、
1)室外で成功した。
2)長距離で成功した。
この2点がすごいらしい。
これで「量子テレポーテーション」が実用化できそうになって来たぞ、という話のようだ。

さて、寝るか。

2016年9月20日(火)
日経朝刊の記事。
〈黒田緩和 枠組み修正へ〉
〈日銀きょうから「総括検証」〉

〈日銀は二千十三年4月に量的・質的金融緩和を導入した際、物価2%の目標を「2年」で実現すると約束した。ところが
約年たっても物価上昇の勢いは弱いため、2%を達成できない理由や、政策の効果と副作用を改めて検証する〉

〈日銀が重視しているのは、企業や家計が「これから物価が上がっていく」という確信(インフレ期待)を持てるかどうか
だ〉
とのことで、
〈日銀は今後の追加金融緩和の軸に、マイナス金利政策の強化を据えたい考えだ〉
という話なのだが……。

素人の疑問。
「マイナス金利にすると、一般消費者は金を使うのか?」

高齢化が進んで、すでに会社を退職して年金や貯蓄の切り崩しで生活している人が多いというのが日本の現状。
そういう高齢者にとって「貯金の利子」が結構重要な「収入」になっているのではないだろうか?

例えば1千万円の貯蓄を持っている高齢者が、これを金融機関に預けるとする。
3年ぐらいの定期預金と考えよう。
金利が高ければ、3年後にそこそこの金が利息として貰えるので、いまちょっと贅沢しても大丈夫。
でも金利が安ければ、3年後の利息も期待できないから、いまは節約するしかない。
日銀のマイナス金利政策って、高齢化で「貯金の利子が収入」という人が増えていることを忘れているんじゃないだろうか?

午後。
2号くんが来る。
クレジットカードの引き落としが出来なかったとかでバタバタ。

こいつは給料がだんだん下がって、ついに「月に5万円」まで行っちゃったので、先月転職したばかり。
転職後の給料も、私の時代の初任給より6万円ほど安い。
老人の貯金が減って、若者の給料が安いのに、消費が活性化するわけはないよな。

夕方。
将棋ソフトで遊ぶ。

夕刊の1面トップが、
〈もんじゅ 廃炉の方向〉

〈文科省は高速炉の開発にはもんじゅが欠かせないとして再稼働の意義を訴えている〉
但し文科省によると、再稼働させた場合、維持費が年間200億円新規制基準への対応にかかる費用2000億円がかかる
のだそうだ。

〈核燃料サイクル政策を支えるために1兆円超を投じた「夢の原子炉」はほとんど稼働しないまま、終止符が打たれる見通し
だ〉
まあ、素直に言って、もったいなかったよな1兆円。
こういう大失敗をした時こそ、「何が、どうしていけなかったのか?」を徹底検証して、組織的問題点を改善するチャンスだ
と思うのだが、たぶん日本の場合関係者全員が、「自分たちのところが責任を負わなくて良いように」という方向に一丸と
なって努力し、最終的に「大事にしなかったのは我々の功績」と、その努力を讃え合っちゃうんだろうな。
大事なことは大事にしないといけないのだが。

夕食後。
課題1を送信。
SFミステリー。
「二つ目のキュウリの謎、あるいはバートレット教授はなぜ時空犯罪者を支持することにしたのか?」
タイトルがやたら長くなった。(^^;
平行宇宙を利用した犯罪が起き、犯人は科学者、探偵も科学者。
探偵は謎を解くうちに、この犯罪が「必要なもの」だったことに気づく……という感じの話。

明日から、課題2。
寝よう。

2016年9月19日(月)
今日は祝日。
敬老や 敬う相手が 増え過ぎる。(和香子)

朝から雨。
2号くんが高田馬場にあるお勧めの天ぷら屋を教えると言うので出かける。
地下鉄の出口付近で、落ちていた定期券を拾ったので階段を降りて駅に届けたら、
「出口から出てしまうと警察の管轄になるんです」
と言われ、駅の階段を上がって交番へ。

出口から一歩でも出ると管轄が変わるらしい。
間違いなくこの駅の利用者の定期券なのだが、そういうところで融通を利かせちゃダメなんだろうな。

高田馬場の天ぷら屋は、食券を買ってカウンターに座るタイプの店。
そこそこの味だったがランチに850円は、池袋住人の基準だとちょっと高い。

駅で売っていた古着の着物も、池袋だったら0がひとつ少ないんじゃないかという気がしたな。
さすがは新宿区。
都会の価格って、たぶんこんなもんなのだろう。
池袋だと、安い店なら新品の洋服が「90円」とかあるのだ。
(「900円」の間違いではない)

帰りに2号くんのアパートに寄って『モブサイコ100』の最新巻(13巻)を借りて読む。
学校に進路希望票を提出しなくてはならなくなったモブが、霊幻師匠(詐欺師)に相談する話。
こういう時、親ではなくて師匠なんだ。

帰宅して、課題をやる。
謎の死体が発見され、カッコイイ探偵が謎を解くという話の予定なのだが、やや難航。

夜。
アニメ「モブサイコ100」を観る。
前回、弟の律を助けるために悪の超能力者のアジトに乗り込み、逆に捕まってしまったモブとテル。
バイトに来ないモブを探してGPSを頼りにアジトまでやって来た霊幻。
詐欺師の口八丁で敵の下っ端どもをまんまと丸め込み、お陰でモブたち3人は脱出に成功。
しかし、敵の支部長に見つかってしまい……。

今回は、舌先三寸の霊幻新隆大活躍の回。
「誰かに指図されたからって外道かましていいわけないだろうが!」
「そんなんでトップに立ったところで自分たちが踏み荒らして来た汚い景色しか残らないぞ」
「マナーを守った上で頂点取るから気持ちいいんだろうが!」
「嫌な時はなあ、逃げたっていいんだよ!」
さすが詐欺師、おもわずこっちが頷きたくなる名ゼリフの数々。(笑)

ところで、次回のタイトル。
アニメ「モブサイコ100」のサイトのソースを開くと、「モブと霊幻〜巨大ツチノコの巻〜」になっているのだが、今日、
正式に表のサイトに表示されたタイトルを見ると「モブと霊幻」だけ。
これまでのタイトルが「巨悪のオーラ〜黒幕〜」とか「師匠〜leader〜」だったので、このタイトルのつけ方は変則的。

なんらかの予定変更があったのかな?
期待していた2期がなくなったとか?

どーだっていいので、寝る。

2016年9月18日(日)
朝。
昨日届いた『アンノ対ホノオ。』を読む。
漫画「アオイホノオ」の作者である島本和彦先生が漫画で描いた庵野秀明監督の映画「シン・ゴジラ」の感想。

「アオイホノオ」の主人公である焔燃(ホノオモユル)が、同じ漫画の登場人物であるトン子さんや津田さん相手に「シン・
ゴジラ」について語るという内容。

何がスゴイと言って、この漫画に出てくる人物が全てドラマ「アオイホノオ」の役者さんたちの似顔絵なのだ。
(なので「シン・ゴジラ」の現場にいるはずのない福田監督まで特別出演している)

漫画「アオイホノオ」の登場人物に扮した役者の似顔絵で漫画「アオイホノオ」を描く。
(こ……これは肖像権的にギリギリセーフか?)

午前中。
アマゾンから本が届く。
『量子論のすべてがわかる本 』(学研雑誌研究倶楽部編 学研)
『宇宙は何でできているのか 』(村山斉 幻冬舎新書)     

午後。
メンサ・テスト合格者の会の例会に行くために家を出る。

郵便受けを覗いたら、アマゾンから本が届いていた。
『宇宙はなぜこんなにうまくできているのか』(村山斉 集英社インターナショナル)
『宇宙になぜ我々が存在するのか』(村山斉 講談社ブルーバックス)
『新装版 マックスウェルの悪魔』(都筑卓司 講談社ブルーバックス)
……自分の自制心のなさがよく分かって落ち込む。

例会は、いつもの通り。
ダラダラしていたら、ネットでニュースを見ていた参加者が、
「マンハッタンで爆破事件があったらしい」
と言い出した。
物騒な世の中だ。

例会終了後、2時会の会場に向かっていたら、ティッシュ配りのお兄さんからティッシュを渡される。
「ED治療専門男性専用クリニック」のチラシ入りのティッシュ。
(私がEDに悩む男に見えたのか?)

軽く飲んで帰宅。
寝る。

2016年9月17日(土)
朝刊の1面、2面、地方面、社会面に豊洲の汚染土問題の記事。
ここのところ連日の報道で、さながら「今日の豊洲」状態。

昨日、地下空洞の内部が報道陣に公開されたそうで、
〈一面に水 漂う臭気〉
という見出しで、豊洲の地下空洞の有様を、
〈じめじめと湿気が多く天井も結露し、泥やカビのような臭いが全体に充満〉
と表現しており、ベンゼンが検出されなかったにしても、食品を扱う施設としては不衛生という印象を受けた。
東京都はたぶん「問題ありません」とか言うのだろうが、今回のようなことがあった後でそれがどこまで信用できるのか?

別の話題。
社会面に、
〈体外受精で4万7000人誕生〉
日本産婦人科学会が発表した国内の医療機関で2014年に実施された体外受精の数字で、新生児の21人に1人が体外受精
だったのだと言う。
そのうち、妊娠は体外受精が普通という時代が来るかも???

午後。
課題と戦う。
「謎≠解こうとする物語の作成」ということで、梗概の作成。
とりあえずミステリーにしてみた。

謎の怪事件に巻き込まれたマヌケ男は、頭の良い犯人のトリックに立ち向かうが……。
と、昨日ここまでは考えたのだが、問題に気づいた。
(マヌケ男に頭の良い犯人の考えたトリックが解けるのか?)

おおっ! そうだ。
頭の良い名探偵を登場させれば良いのだ。
ええと、マヌケ男は頭の良い名探偵に助けを求め……。
(完成するのか、この作品?)

寝る。

2016年9月16日(金)
朝刊の1面に、
〈コンクリ床も計画せず〉
豊洲市場の地下空洞の記事である。

盛り土はないが代わりにコンクリートで固めてあるのだから大丈夫……のはずが、そのコンクリートもなかったということの
ようだ。

今回の件、何が問題なのかと言うと、
〈「○○である」だから問題ない〉
と、論理的に安全を証明しようとしても、肝心の「○○である」を言っている人間が、パズル問題で言うところの「嘘つき」
なので、論理が立脚する土台が不確かになってしまうのだ。

結果、東京都の言うことは信用できないので、調査を最初からやり直さなくてはならない。
でも、それには時間がかかるぞ。
オリンピックに間に合わない。
どうしよう?
そんなところか。

私の意見。
とりあえず、環状2号は築地の地下を通すことにして、道路の整備に全力投球。
市場の移転は、それが済んでから再検討しようよ。

午後。
『宇宙は本当にひとつなのか』(村山斉 講談社ブルーバックス)読了。
サブタイトルが「最新宇宙論入門」で、主に暗黒物質について書かれた素人向けの科学解説書。
とても読みやすく、分かりやすい本。
2011年の7月20日に第1刷が出て、2014年の1月10日に第9刷。
売れている本なのだと思う。
アマゾンで「村山斉」で検索して発注してしまう。(^^;

夕方のニュースで、例の豊洲の地下空間案についての石原元都知事のインタビュー映像が流れていた。
石原氏は、市場長から「そうなりました」と聞いたと言う。
ところが2009年から市場長を務めている比留間氏は「石原氏から提案があったが、検討の結果、採用できませんでしたと報告した」と
言っている。

時系列で言うと、
2008年5月 専門家会議が「盛り土案」を提示。
   同年同月 石原都知事が「地下空間案」に言及。
2008年7月 専門家会議が「盛り土案」を提言して解散。
2009年7月 比留間氏市場長に就任。

比留間氏によれば、このあとで石原氏に「地下空間案」を提案されたが「採用できませんでした」と報告した。
石原氏によれば、比留間氏に「そうなりました(地下空間案が採用された)」と報告された。
ここが違うわけなのだが、こんな大切な報告は記録が残っているはずなので、その辺を引っ張り出して調べてみてはどうか。

夜。
課題。
「謎≠解こうとする物語の作成」

ミステリーっぽい課題。
ミステリーと言えばやっぱり〈死体〉だよなあ」
と、主人公の目の前に死体があるところから物語をスタートさせた。
謎の怪事件である。

もちろん、その謎の答えも考えた。
怪事件の謎を生み出した犯人は、すごく頭のいい奴ということで、カッコイイ犯人キャラも作ったぞ。
ところが、ここで問題。
犯人が頭のいい奴すぎて、主人公にその謎が解けそうにないのだ。
(どうしよう?)

考えても無駄みたいなので、寝ることにする。

2016年9月15日(木)
朝刊、社会面の記事。
〈JASRAC、違反確定〉
何に違反かと言うと「独占禁止法」。

JASRACは放送事業者に対して「包括契約」というのを結んでいる。
「包括契約」というのは、使用曲数に関わらず、JASRACが放送事業者から事業収入の一定金額を受け取るという契約。
雑に説明すると「セット販売」。

放送事業者はJASRACが管理している楽曲を使っている限りはいくら楽曲を示諭押しても「包括契約」で定められた金額だけ
支払えば良いが、JASRAC以外の会社が管理している楽曲を使うと「包括契約」のJASRACへの支払い+その楽曲の使用料を
支払わなくてはならない。
「じゃあ、JASRACが管理している楽曲だけを使用した方が得だね」ということになり他の著作権管理会社が参入しづらい。
それで独占禁止法違反なのではないかと揉めていたのだ。

そもそもこの「包括契約」というのが生まれた理由は、放送事業者(テレビ局とか)が、番組にどの曲を何分間使用したかと
いうことを把握するのが困難だったかららしい。

で、2012年には一度「独占禁止法違反ではない」という結論が出されたのだ。
しかし、その翌年に東京高裁がその結論をひっくり返し、あれこれあってようやく包括契約は独占禁止法違反だということに
落ち着いたわけだ。

背景には、その間に技術が進んで放送事業者が、番組にどの曲を何分間使用したかということを把握するのが容易になったと
いうことがあるようだ。
それが簡単に分かれば「使っても使わなくても同じ額」より「使った分だけ払えばいい」の方が得になるものね。

午後。
将棋ソフトで遊んでしまった。
何をやってんだ私?

夕方。
ゲンロン創作講座のために五反田へ。
原宿駅を出かかったところで山手線が急停車。
後発の列車が池袋駅の直前で安全確認のために停車したとかなんとかアナウンス。
どうやら緊急停止警報が出て慌てて止めたらややこしいところ(エアセクションと言うそうだ)で停車してしまったらしい。
列車は5分ほどで動き出した。

教室で授業開始を待っていたら、大森先生に声をかけられ、先日提出した作品について、
「この分野でやって行くのなら草上仁を超えるものがなきゃ買って貰えないよ」
偉大な「草上仁」が目の前にそびえ立っているのか!
ファンなんですけど、私。
(草上仁にサインを貰いに行く自分はイメージ出来ても、草上仁を超える作品を書く自分はまったくイメージできない)

とてつもない劣等生の気分となって授業を受ける。
本日のメイン講師は法月綸太郎先生。

教室にひとり13歳の天才少女がいる。
彼女は今回、量子物理学をネタにした作品を書いていたのだが、どう見てもまごう事なきギフテッドで、IQはたぶん160
は超えているのだろうと思う。
この子の通っている学校の先生はどうしているのだろうなあ?

授業は長引いて、なんやかやで午前0時頃まで。
駅まで走って山手線に飛び乗る。
そして、また点検のためだとかで停車。
今回は緊急停止ボタンを押した人がいたらしい。
1日に2度もこういうことに遭遇すると、誰かが故意にやってるんじゃないかという気がして来る。

帰宅。
ダウンロードしたてのアプリ「マンガワン」で「モブサイコ100」の最新話を読んでみた。
(無料のアプリで最新話は無料で読める)

iPodは画面が小さいので文字が読みづらいが、拡大が容易なのでそれほど困らない。
(漫画の1話分ぐらいなら十分に読めそうだが、小説はどうかなあ?)

夕刊をパラパラみていたら、社会面の記事で目が止まった。
〈豊洲06年に地下空間案〉

2006年の10月の「新市場建設協議会」の議事録によれば、このとき東京都は水産仲卸売り場の一部に地下空間を設けて
「ターレー」という小型作業貨物の置き場として活用する計画を説明しているのだそうだ。

この地下空間を活用する案は2007年5月の「専門家会議」でも提案されたが、会議の委員から、地下にある揮発性の有害
物質が床の隙間や亀裂から漏れ出す恐れがあるといった否定的な意見が出た。

そして「専門家会議」は2008年7月、土壌汚染対策として、4.5メートルの盛り土を提言。
しかし東京都は「技術会議」に建物の地下に盛り土をしない案を示していた。

まとめてみると、
2006年10月「新市場建設協議会」で東京都が地下空間を設けて「ターレー」の置き場として活用する計画を説明。
2007年5月「専門家会議」で会議の委員から、この案に否定的な意見が出る。
2008年7月「専門家会議」は2008年7月、土壌汚染対策として、4.5メートルの盛り土を提言。
と、地下空間を設ける案が「専門家会議」によって否定されているにもかかわらず、東京都は「技術会議」には建物の地下に
盛り土の代わりに空間を設ける案を提示したことになる。
出した提言を無視するのなら「専門家会議」を設けた意味ないじゃん!

寝る。

2016年9月14日(水)
近頃どうも運動不足なのでジョギング……は、疲れるので散歩に行く。
区内をウロウロ。
椎名町駅に辿り着く。

椎名町駅は豊島区長崎一丁目にある駅。
駅前には「長崎神社」があるわけだが、今日はその隣の「金剛院」に行く。
寺の名前からわかる通り真言宗の寺で、門を入るとすぐ左手に弘法大師の像が立っている。
その像の左斜め後ろにあるのが「マンガ地蔵」。
昨年の3月に建てられたもので、まあたぶん「トキワ荘」を観光スポットにしようという計画の一環なのだろう。

「トキワ荘」というのは、もともとは手塚治虫氏らが住んでいた木造アパートの名称。
1982年に取り壊されたのだが、その時は別に豊島区は何もしなかった。
1989年に手塚治虫氏が亡くなられ、遺族が遺品を区に寄贈しようと申し出たが、豊島区は断った。
ところがその後、漫画はクールジャパンで文化で価値があるということになり、
2009年豊島区は記念碑「トキワ荘のヒーローたち」 を設置。
その後「トキワ荘通りお休み処」を作るなどして「マンガの豊島区 トキワ荘のあった街」を必死でアピール。
2020年には「トキワ荘」を復元する計画も立てているそうな。

この「マンガ」を観光名所とする以前の豊島区一番の観光スポットと言えば「アトリエ村」。
戦前に若手の画家たちが集まっていた、言うなれば「絵描きのトキワ荘」だった場所。
これも完全に壊してだいぶ経ってから価値のあるものだと分かったらしく跡地に看板だけ建てて観光地図に載せたりするもの
だから地図を見てやって来た人たちをガッカリさせるいわゆる「ガッカリ名所」になっていた。
クリエイターを邪険に扱っておいて、後に価値があると分かると慌てて観光資源にしようと騒ぐのは、豊島区のお家芸か?

帰宅。
ネットで「MITの研究者らが、表紙を閉じた状態で本の中身を識別する手法を開発した」という記事を見つけて踊る。

その手法の仕組みはこんな感じ。
テラヘルツ波を本に照射する。
テラヘルツ波は紙とインクで吸収率が異なるため、これを利用してインクの部分を識別。→文字が読める。

テラヘルツ波を照射してから反射して帰ってくるまでの時間を測定する
テラヘルツ波がどの深さで反射して戻ってきたかを識別できる。→どのページの文字かわかる。

この技術を使えば、紙が劣化してページをめくると崩壊してしまいそうな古文書とか、野田コレクションとか(^^; が、
読めるかも。

夜。
「クローズアップ現代+」を観ていたら、出演者が喋っている途中でいきなりプツンと放送が終わってしまった。
「急接近!日本とロシア 交渉の内幕に迫る」という内容だったので、
(ロシアのハッカーが妨害?)
と、一瞬驚いたが、どうやら生放送での時間配分ミスだったようだ。
国谷さんだったら、こんなことはなかったんじゃないかなあ?

寝る。

2016年9月13日(火)
朝。
ニュースによると、昨日、朝鮮半島南部(慶州付近)を震源とする地震が2回あったそうだ。
 19時44分頃 マグニチュード5.1
 20時32分頃 マグニチュード5.7
「観測史上最大規模の地震」だったらしい。
20時32分頃の地震では、震源の近くだと日本の震度に換算して5強から6弱程度の揺れがあった可能性があるのだとかで
ユーラシア大陸東側の地下で何かが???

なんてことを考えていたら、こっちも揺れた。
 震源:千葉県北西部(北緯35.8度 東経140.1度)
 深さ:約70km
 規模:マグニチュード4.1
 最大震度:2

朝刊の地方面によると、豊洲の地下の空洞を見つけたのは共産党の都議団らしい。
さすが万年野党だけあって、野党としての仕事は民進党なんかよりちゃんとやってくれる党だ。(笑)

午後。
ちょっと風邪っぽい。
熱はないが頭痛はする。
本を読もうと広げても、頭に入って来ない。
何度も同じ行を読み直してページが先へ進まない。

夕刊。
豊洲の盛土問題の続報。
〈豊洲市場の敷内で環境基準値を上回るベンゼンなどが検出、都は2種類の有識者会議を設けた〉

この2種類の有識者会議は、
1)専門家会議(土壌汚染対策を議論する有識者会議)
2)技術会議(専門家会議の提言を受けて具体的な工法を検討する有識者会議)

〈「専門家会議」は08年7月、土壌汚染対策として、4.5メートルの盛り土を提言した。その直後に(都が)「技術会議」
に建物の地下に盛り土をしない案を示したことになる〉 ※()内は崎田が補足

そして東京都は「専門家会議」の方に盛り土をしないということを伝えていなかったものらしい。
これって「専門家会議」と「技術会議」の間に立った東京都が「専門家会議」の提言を無視した提案を行って「技術会議」を
進めてしまったということか?
なぜ、そんなことをした?

もう面倒臭いから豊洲には仮設の市場を建てるだけにして、築地を新しく立て直して長期的にはそっちを使うことにしない?
環状2号線は地下を通せばなんとかなると思うんだけどなあ。

例えば、こんな感じ。
築地の市場を豊洲の仮設市場に移す。
その間、問題となっている地下の汚染水はポンプで汲み出すとかの方法で一時的にしのぐ。
築地の地下を掘って道路を通す。
その上に新築地市場を建設。
市場を築地に戻して豊洲には別のものを作る。

実は、築地の地下を掘って環状2号線を通すというのは、元々の案だったらしい。(石原都知事が変更した)
元の案に戻すだけなのだから、ゼロから始めるよりはスムーズに行くんじゃないかなと思うのは素人考えかな?

夜。
また地震があった。
 時刻:19時12分頃
 震源:埼玉県南部(北緯35.9度 東経139.8度)
 深さ:約80m
 規模:マグニチュード4.8
 最大震度:3

今朝の地震と震源地の地名は違うが「北緯35.8度 東経140.1度」と「北緯35.9度 東経139.8度」って、割合と
近いと思う。

寝る。

2016年9月12日(月)
朝。
民放の情報番組を見ていたら、築地市場の移転先のはずの豊洲の建物の地下に、定められていた盛土がされていなかった件を
扱っていた。
盛土がしてあるという説明だった建物の地下に大空洞、しかも共産党都議団が撮影したという写真によると、その空洞に水が
溜まっている。

この空洞、都の説明では「パイプを通すためのもの」ということなのだが、あまりに天井が高すぎて(4m以上あるようだ)
パイプをきちんと天井に固定できなくなっている。
(天井が高すぎて、天井に取り付けてしまうとメンテナンス等を行う時に手が届かない)
仕方がないのでパイプは天井から吊り下げられる形で設置されている。
こんな変なパイプの取り付け方をしなくてはならない空洞が「パイプを通すためのもの」というのは変じゃないかと番組では
言っていた。

午後。
1号くんのアパートで「僕だけがいない街」というアニメを観る。
なんらかの事件、事故が起こる現場に居合わせると、その事件が起こる以前の時間にタイムスリップしてしまうという特殊な
超能力を持った20代の主人公。

彼は母親と一緒にいるときに、このタイムスリップ(劇中での用語では「リバイバル」)を体験する。
この時は、行われようとしていた誘拐事件を未然に防いだのだが、母親が口封じのために犯人に殺害され、主人公が容疑者と
して警察に追われる羽目に……というところで「リバイバル」が起き、彼は15年前の小学生時代に戻ってしまう。

どうやら母親が目撃した犯人は、彼が小学生の時に起きた小学生誘拐殺人事件の犯人と同一人物で、この時の犯行を防ぐことが
15年後の母親殺害を防ぐ結果になるようなのだ。
そこで小学生となった主人公は……。

思ったより本格的なミステリー。
ミステリーなので、意外な人物が犯人。
物語の中で人を信じることの大切さが強調されていながら、うっかり人を信用すると相手が真犯人という面白い構造。
見終わって、大変人間不信になる作品だった。(笑)

帰宅。
夕食を食べて「モブサイコ100」を観る。
これも超能力者が主人公のアニメ。
今回は、悪の組織に弟を誘拐された主人公(中学生)が敵のアジトに乗り込んで超能力で敵と戦う話。
敵の超能力で気を失ってしまった主人公、ピンチに!
そこへやって来たのが、お馴染み霊験師匠(詐欺師)。
で、以下来週。

なんか1日中アニメを観ていた気がするな。
寝る。

2016年9月11日(日)
日経朝刊2面の記事。
築地問題。
〈豊洲の主要棟、盛土せず〉

記事によれば、
〈都は「コンクリートによる遮断でも安全性を確保している」との認識。ただ、過去に土壌汚染を調査した専門会議はコンク
リートによる安全性を確認する前に解散していたことも判明した〉

つまり「安全性は確認していないが、安全性を確保していると認識している」ということか?
なんだその「私には根拠の無い自信というものがある」みたいなセリフは!

だから私は最初から、汚染土壌の上で食べ物をいじるのはやめようと言っているんだ。
(私が言っても意味はないかもしれないが、一応は「都民」である)

これ、邪推させて頂くと、石原さんが都知事だったら、
「安全だから安全だと言っているんだ。馬鹿者!」
か何かで通してしまったんじゃ?
というか、実際にそんな感じで話が進められていたんじゃないかという気がする。

ふと、フィリピンのドゥテルテ大統領を連想してしまった。
オバマ大統領を「プータン・イナ・モ」と罵ったことでアメリカとの首脳会談が中止になったことについてのドゥテルテさん
の釈明は、
「あれはオバマ大統領ではなくアメリカ国務省に向けたものだ」
(ヲイヲイ)

ちなみに、ドゥテルテさん、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長についても「タランタドゥ」だと罵ったらしい。
この人と石原さん、気が合いそうだと思うのは私だけか?

午後。
久しぶりに水道橋重工の倉田光吾郎さんのブログを読む。
2月に更新がされて以来、ずっと止まっていたので最近は1週間に1度ぐらいしか見に行っていなかったのだが、どうやら
先週の火曜日(9月6日)に更新されていたようだ。

内容は、7月に予定されていたクラタス vs メガボット戦が未だに行われていない理由の説明。
クラタス vs メガボット戦。
知らない人のために簡単に説明すると、搭乗型巨大ロボによる日米対戦試合のこと。
試合を申し込んで来たのはアメリカのメガボッツ社。
受けて立ったのは日本の水道橋重工。

で、試合の場所だが、アメリカ側としては、アメリカ国内でやりたい。
日本側としては、公平さを期すために日米以外の場所でやりたい。
但し、試合を申し込んで来た時の条件が「試合の場所は日本側に選ばせる」だったんだよね。
だからアメリカでの対戦というのは無しになる。

ここで問題。
対戦用巨大ロボは、倉田さんのブログの言葉をそのまま引用させて頂ければ、
〈空気圧とは言えキャノンついてるし、見るからに平和な感じのしないロボット〉
まあ、見ようによっては一種の戦車?

これを外国に持って行って起動させるということは、
「すいませーん、うちの戦車を、ちょっとお宅の国で使わせて頂いてもいいッスかあ?」
みたいなもので、下手をすると、
「それって宣戦布告?」
とか、なっちゃいそうだ。

で、大概の国では断られたのだが、アラブの某国が、
「あ、うちなら良いかも」
と言ってくれて、
「それじゃあ」
と、7月にアラブで対戦する気でいたら、ともかく時間にルーズなのがアラブのやり方らしく、(倉田さんのブログによれば
〈どんなに順調に進んでも2〜3か月は普通に遅れる〉ものらしい)
そんなことで、7月にやる予定だった対戦が9月になっても行われない理由は、試合場の許可が下りないからのようだ。
とりあえずロボット好きの私としては、日米のロボットがアラブで対戦する日が楽しみだ。

夜。
テレビをつけたら「ザ・鉄腕ダッシュ!」という番組をやっていた。
この番組、以前ロボットを使った実験を行っていた頃には結構、見ていたのだがな。
今回は「新宿に人間と動物が一緒に暮らせる街を作ろう」的な企画で、まずは新宿区内の野生動物の生態を調査する。
区内の寺院の敷地内でタヌキを発見。
以外といるんだ。

面白かったのは、ビル(高田馬場の富士大学の校舎)の屋上に緑地を作るという企画。
屋上に敷くための軽い土を作るために神楽坂の料理店からワインの瓶を回収(ビールや日本酒はリサイクルの対象なので)、
これを砕いて工場で加工して人工土壌を作るわけだ。
原料が廃品なので、経費が安く済む。
新宿区の都市計画部や東京都の都市整備局の人なんかは、見ておいた方が良い番組かもしれない。

ただ、土壌への加工に都外の工場を使っている。
こういうのは、お役所は嫌がるんじゃないかな?
「なぜ地域(自分の管轄する行政区内)の業者に金を落とさないのか!」とか言いそう。
だから民放の番組でこういうことをやるのは興味深い。
東京の儲けを、こういう形で他県に還元していくというのは、日本全国を考えると良いことだと思うのだが。

寝る。

2016年9月10日(土)
今日は「超高速!参勤交代 リターンズ」の封切り日なので池袋の映画館へ行く。
西口にある複合レジャー施設の中の映画館。
私が大学生の時にはもうあったような歴史の長い建物。
1階はゲームセンターになっているのだが、見たところ利用者の平均年齢は50代〜60代。
「昔からここに通っていて、いまも通っている」みたいな?

映画館の入り口に近づくと、長い行列が出来ていた。
(えっ、こんなに並ぶのか?)
と、一瞬、引きかけたら奥から係員らしき人がやって来て、
「参勤交代のお客様はいますかあ?」

たぶん私は「参勤交代のお客様」なんだろうと思って手をあげたら、
「こちらです」
と、2階に案内される。
(他に「参勤交代のお客様」はいなかったようだ)
通路から見えた感じでは、行列は建物の外まで伸びていたが、あれは全て「君の名は。」を観に来た人らしい。

階段を上がって2階のチケット売り場に到着。
売り場に人がいない。
(あれ?)
と、思って見回すと、別のところで何かしていた人が走って来てカウンターの中に入った。
「次の回の席は空いていますか?」
と、聞くと、
「余裕です」
「どの席が空いていますか?」
と、聞くと、
「どこでも、お好きなところを」
と言うので、真ん中あたりの席を選んでチケットを購入。

コンビニのイートインで時間つぶしをしてから映画館へ戻る。
「君の名は。」の行列は、まだ続いている。

劇場に入るとかなり空席が目立ったが、少ししてチラホラ埋まって来た。
(想像だが「君の名は。」を観に来て建物の前の行列を見て、予定を変更した人も絶対にいたと思う)

【ここからネタバレ注意】
さて、「超高速!参勤交代 リターンズ」は、一昨日テレビで観た話の、まさに続き。
前作「超高速!参勤交代」は、隠し金山の疑いをかけられた大名が、申し開きのために急いで(つまり超高速で)江戸に向か
うという話だった。
そのラストで、江戸からの帰り道の路銀がないと家老から聞かされ、
「走っつぉー!」
と叫んだ殿様のその後。

帰りの路銀を稼ぐために、家臣たちがそれぞれの特技を生かして金を手に入れ、宿でくつろいでいるところに江戸家老が駆け
込んで来る。
なんと国許で一揆が起こったのだ。
目付けが調べに来るまでに、なんとかことを納めないと藩がお取り潰しになるかもしれない。
急いで国へ帰らなくては!
と、また走り出す一行。

前回の悪役である老中松平信祝が将軍の日光社参に伴う恩赦により蟄居を解かれ、再び老中としてわるだくみ。
もちろん一揆も彼が隠密を使ってやらせたこと。
かねてより領民に慕われていた殿様の国許で一揆が起こるはずはなかったのだ……。

どうせハッピーエンドなのは分かっている話なのでラストも言っちゃうが、ハッピーエンドだった。(笑)
今回も松平信祝が切腹を申し付けられなかったということは「3」を作る気満々か?

パンフレットによると、主人公である湯長谷藩主内藤政醇(ないとう・まさあつ)は、実在の人物ではあったが早世した殿様
で、実際には参勤交代は1度しか経験していなかったそうで、どうやらキャラクター的には初代湯長谷藩主である遠山政亮が
モデルであるらしい。

 内藤忠興(陸奥磐城平藩第2代藩主・長男・大坂冬の陣で功績があった人)
  |
 遠山政亮(湯長谷藩初代藩主・パンフレットには次男と書いてあったがウィキペディアでは三男・名君であったらしい)
  |
 遠山政徳(湯長谷藩2代藩主・養子)
  |
 内藤政貞(湯長谷藩3代藩主・養子)
  |
 内藤政醇(湯長谷藩4代藩主・長男 1741年7月に初めてお国入り、同年9月死亡、享年28)

なので、実在した政醇は領民に慕われる殿様になっているヒマはなかったと思われる。

内藤忠興の奥方は浮気した殿を薙刀で追い回す気の強い女で、忠興は恐妻家だったという記録があるそうで、ひょっとして、
映画に出て来た、腕は立つが恐妻家の荒木源八郎と薙刀を振るって大活躍する妻の富江のモデルになったのはこの夫婦か?

感想。
おサルが可愛かった。

昼夜兼用の食事をしてから帰宅。
寝る。

2016年9月9日(金)
午前中。
北朝鮮がミサイルを発射したとかしないとか。
「またか!」と思う。

昼。
伸びっぱなの髪が我ながらあまりにむさ苦しいので散髪へ。
バリカンで一気に刈ってもらってスッキリする。

昼食は60階通りのダイマル水産。
休日に来るといつも満員で入れなかった店。
平日の、かつ昼飯時を外して行ったので比較的空いていた。

この店は、タッチパネルで注文すると皿がレールを走って来る方式。
壁に張り紙がしてあって、9月9日(つまり今日)から値段別だった皿の色を種類別に変えたのだそうだ。
よく見ると、レールの下にかつてはベルコトンベアがあったような形跡がある。

つまり……
皿ごとに値段が違う普通の回転ずしがタッチパネルとレールの方式にチェンジ。
コンピューターで注文内容を管理するシステムへ。
よく考えたら値段ごとに皿の色を変えておく必要はなくね?
……という流れだったのかな?

帰りにレジで「注文内容に間違いありませんね?」と確認された。
(なんか言う奴が多いのか?)

通りを歩いていたら、白いTシャツにピッタリした黒いズボンという男女混合の一団に出会う。
制服ではなく、私服だが色や形を指定して揃えたという感じ。
一団が出て来た建物を確認すると「佐々木学園総合美容専門学校」と書いてある。
(美容師の学校には服装の指定があるのだろうか?)

あとで学校のホームページを調べたら、この学校、ホールや教室の貸し出しもやっているのだね。
平日にも教室が借りられるようなので教室数にかなり余裕があるのだろう。

ジュンク堂で買い物。(^^;
『宇宙はほんとうにひとつなのか』(村山斉 講談社ブルーバックス)
『量子コンピュータ』(竹内繁樹 講談社ブルーバックス)
『量子テレポーテーション』(古澤明 講談社ブルーバックス)
『宇宙エレベーター』(佐藤実 祥伝社新書)
『iPS細胞が医療をここまで変える』(山中伸弥 PHP新書)

夕方。
2号くんと待ち合わせて「四十八漁場(よんぱちぎょじょう)」で飲む。
桶に鮮魚を入れて座席まで持って来て、調理方法を選ぶシステムの居酒屋。
鱚は天ぷらにして、「今朝まで泳いでいた」という鯛は刺身にしてもらい、獺祭のつまみにする。

帰宅。
北朝鮮のニュースの続報、どうやら核弾頭実験を行ったものらしいとのこと。
キムさんの頭の中では「制裁を受けるのはナメられているから。核を持てば怖がって制裁をやめるだろう」なのかな?

買って来た本を読みながら、寝る。

2016年9月8日(木)
朝。
外に出ると道路が少し濡れている

東京芸術劇場へ。
楽屋口。
ここの扉は9時5分前にならないと開かない。
扉の外にある屋根の下へ入って間もなく、雨。
だんだんひどくなって来て、屋根の下にいてもしぶきがかかるようになる。

近くで扉が開くのを待っている劇団員のお兄ちゃん(推定年齢20代)が、結構な大声で、
「雨に濡れている子供たちが可哀想だから扉を開けてやろうという気持ちはないのか!」
(え? 子供?)
と、周りを見回したが「子供」というのはどうやら自分たちのことらしい。
永遠の子供め!(笑)

時間が来て中へ入る。
雨は書類を書いているうちに止んだ。

帰宅。
風呂へ入って頭をすっきりさせ、課題開始。

午後4時、課題提出。
(なぜ締切日の集中力を、もっと早くに出せないのだろうなあ?)
脳味噌をクールダウンさせるため、将棋ソフトと遊ぶ。

日経電子版に、
〈「アジアのトランプ氏」、中国が猛接近 〉
という記事が載っていた。
「アジアのトランプ氏」というのは、フィリピンの新大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏のこと。
例の「プータン・イナ・モ発言」でオバマ大統領を怒らせ首脳会談会談中止という騒ぎを起こした人だ。

ちょっと話を整理。
「南シナ海は中国の海」という中国の主張について、フィリピンの前大統領であるアキノ氏が仲裁裁判所に提訴。
仲裁裁判所が「中国の主張には根拠がない」という判決を出した。
中国はこの判決を不服として無視する方針。
日米は「判決は尊重すべきだ」と強く主張。

そのタイミングでドゥテルテ氏がフィリピンの新大統領に。
ドゥテルテ氏、「国連からの脱退も検討しなければならない」とか「(オバマ大統領を)会議の席上で罵倒してやる」とか、
危ない発言を連発。
そんなドゥルテ大統領に、国連やアメリカが、ちょっと引き気味に。
これを見ていた中国がニンマリ「判決を棚上げにしないか?」と秋波を送っている。
そんな状態。

万一、提訴した側であるフィリピンに「あの判決は棚上げにしよう」とか言われたら、日米はハシゴを外された格好になる。
で、安倍さんは「自衛隊のTC90を貸してあげるからさあ」的なことを言って味方に付けようと一生懸命。
(頑張れ、安倍さん!)

いま日本のリーダーに求められているものって「なにわ商人の土性っ骨」みたいなものじゃないのかなと思う。
寝る。

2016年9月7日(水)
朝刊に、アメリカとフィリピンの首脳会談が、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領の暴言によって中止になったという
記事が載っていた。

ネットの情報を頼りに調べたところ、暴言の内容は、だいたい以下のようなものだったようだ。(意訳)
「私は独立国家であるフィリピンの大統領だ。我が国が植民地だった時代はとっくに終わっている。私は自国の国民以外の
誰からも指図は受けない。それに例外はない。私に敬意を払わなくてはならない。安易な質問をするんじゃないこのプータ
ン・イナ・モ(注:とても下品な言葉らしい)。もしも奴がこの話を持ち出したら会議の席上で罵倒してやる」

ここに出てきた「この話」とは、ドゥテルテ大統領が麻薬撲滅のために進めている超法規的殺害のことで、就任以来2カ月で
超法規的殺害が急増した理由を取材陣から質問されてキレたらしい。

で、この「奴がこの話を持ち出したら会議の席上で罵倒してやる」という言葉がオバマ大統領に向けられたものであるとして
アメリカ側が会談中止を申し入れたもののようだ。

もちろん、これを聞いた中国はすぐに、
「フィリピは中国の隣国だ。対話を維持しながら関係改善へ共に努力していきたい※」
と、ニッコニコ。

 ※(中国外務省副報道局長の記者会見での発言)

一方、日本の安倍総理の方はドゥテルテ大統領と普通に会談。
フィリピンが中国と領有権を争っている南シナ海の問題で協力を強化することで一致。
海上自衛隊の練習機「TC90」の貸与などを決めたそうだ。
オバマさんには、下で梯子を支えてもらいたいところだと思う。

昼。
1号くんが来る。
一緒に食事をして1号くんが帰りかけたとき「ビーッ」という音を聞いたので、
「地震だ」
と言って呼び止める。
間もなく部屋が揺れ始め1号くんが、
「本当だ!」
と驚いている。

 時刻:13時28分頃
 震源:茨城県南部(北緯36.2度 東経140.1度)
 深さ:約50m
 規模:マグニチュード4.9
 最大震度4
 茨城県水戸市・笠間市・石岡市・筑西市・坂東市・境町
 栃木県小山市・真岡市
 埼玉県春日部市
 千葉県野田市

1号くんに、
「いまの『ビーッ』という音が聞こえなかったのか?」
と聞いたら、
「聞こえなかった。2号も地震の前にそんな音が聞こえると言っていたが」
どうやら聞こえる人間と聞こえない人間がいるらしい。
私にはかなりはっきりと聞こえるのだが。

午後。
課題。
殺人事件の話なのだが、最後に探偵役の刑事が真相を説明する場面で止まってしまう。

探偵小説の謎解き場面で、探偵が関係者全員を集めるパターンを、ずっと不自然だと思っていたのだが、この理由が分かった
気がする。
探偵が、ただ延々と喋り続けることになるので、途中で「各登場人物のリアクション」を挟まないと文章が退屈になる。
困った。

夜。
逃避行動。
「養老乃瀧」で一杯。

帰宅して、テレビで「超高速!参覲交代」を観る。
コメディ時代劇。

隠し金山の疑いをかけられた東北の小国の大名が、申し開きのために急いで大名行列を率いて江戸に向かうという話。
申し開きで江戸へ向かうのに大名行列を率いる必要など全くなく、最初から「デタラメですよ」と開き直っているので、その
あとの話のいい加減さにいちいちツッコミを入れていたら、こっちのハリセンがもたない。
なのでそういうものとして観ることにする。
だから小国の大名が将軍と座布団並べて談笑していても何も言わない。(^^;

この映画、私は初見ではあるものの、実は浜村淳氏のラジオの解説で、ほとんどストーリーが分かっていた。(笑)
いわゆる「走れメロス」のパターン。
約束の刻限までに所定の場所に行き着けるかどうかが物語のポイント。
この物語では、それに「大名行列を率いて」というハンデが付く。
もちろん随所に「敵の妨害」も配置されている。

その分、こちらが有利になる要素もあって、謎の忍者が味方をしてくれたりする。
ピンチになる度に何か助け舟が現れるので、観ている側も主人公がピンチに陥る度に「今度は誰が助けに来るのかな?」と
楽しみになる。
面白かった。

ひとつだけツッコミ。
一行を狙う刺客高坂小太郎が女装しているのはなんか意味があるのか?

どうでもいいこと。
湯長谷藩って実在していたんだね。(子孫から苦情は来なかったのか?)

もっと、どうでもいいこと。
湯長谷藩の本家筋にあたる磐城平藩の藩主内藤政樹を演じた人、どこかで見覚えがあると思ったら「泣くな、はらちゃん」
で、笑いおじさんを演っていた甲本雅裕さんだった。

さて、寝ようかとメールをチェックしたら、ゲンロンスクールから、
> 〆切は明日です。
というメールが届いていた。
(分かってます!)

寝る。

2016年9月6日(火)
朝。
今月行く予定のチケットを確認。
昨日、コンビニで発券してもらった奴だ。
パッケージから取り出すと……ない!
11月の分のチケットしか入っていない。

慌ててコンビニまで走り、改めて発券してもらう。
レジのお姉さんの単純なヒューマン・エラーだった。
自動発券機ならこんなことはないのだから、コンビニの発券はぜんぶ発券機に任せた方が良いのでは?

日経朝刊の1面トップは、日中首脳会談。

まずは、会談冒頭のやりとりでの日中関係について。
 習主席「一日も早く正常な発展の軌道に戻すよう努力しなければならない」
安倍首相「戦略的互恵関係の考え方に立ち、困難な課題をマネージしつつ、大局的な観点から安定的な友好関係を築いていき  
     たい」

そしていろいろと揉めている東シナ海問題については。
安倍首相「東シナ海での中国公船、軍による特異な活動は極めて遺憾だ。一方的に緊張をエスカレートさせる行動をなくし、
     状況を改善すべきだ」
 習主席「対話を通じて東シナ海の問題を適切に処理していかなければならない」

日本側の発表によれば、
〈両首脳は、戦略的互恵関係の考えに基づき、両国の肯定的な面を拡大することで一致〉

〈首相は11月にペルーで開くアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での会談を打診した〉
とあるので、日本としては中国と仲良くしていきたいということを表明したことになるね。

午後。
課題をやらなくてはならないなあ。
……と思いつつネットで将棋を指したり。

夜。
課題の締め切りは明後日。
さすがに少し焦り出す。

午前2時までポチポチやって、結果はあまり進まず。
寝る。

2016年9月5日(月)
風邪っぽい。
頭がぼんやりして、課題どころではない。

午後。
家にいても作業が捗らないので、1号くんと一緒に池袋へ。
パルコで「モブサイコ100ショップ」をやっていた。
1号くんに、
「記念にTシャツを買ったらどうか?」
と勧められるが、50代の中年デブが漫画の絵のついたTシャツを着て歩くのも世間的にアレだと思うのでやめて、代わりに
バター飴を買う。
(そしてまた太る)

「パニーノジュスト」で食事。
イケメンの西洋人のウエイターがいた。
留学生のアルバイトか?
本部から日本の支店に出向中の社員だろうか?

1号くんのアパートへ。
ネットフリックスで「シャーロック・ホームズ」を観る。
ベネディクト・カンバーバッチのホームズ。

アメリカのドラマと違って、登場人物同士があまり抱き合わない。
そして会話の流れもイギリス流。

アメリカ流のドラマでの会話。
A「君は◯◯◯を知っているね」
B「ああ、大好きだよ」
A「これから◯◯◯をやるのだが来るかい?」
B「もちろん」

イギリス流のドラマでの会話。
A「君は◯◯◯を知っているね」
B「ああ、ひどい目に遭ったことがある」
A「これから◯◯◯をやるのだが、もちろん来るだろう?」
B「当然だ」

アメリカ人は思いやりのある登場人物が好きだが、イギリス人は負けん気が強いキャラクターが好きなのか?
説明するのが難しいのだが、イギリスでは「敢えて相手を傷つけるギリギリのことをやって、それに負けない相手を称える」
みたいな?

2号くんが帰って来たので、一緒に夕食。
しばらく駄弁ってから帰宅。
「モブサイコ100」を観る。
前回、悪の組織「爪」に誘拐されたモブの弟、律(りつ)。

中学1年生ながら頭の良い律は、相手が自分たちを子供だと侮っていることを利用し、無事に牢を脱出。
一方モブは、圧倒的なパワーで敵の超能力者たちを次々に倒しつつ、アジトに潜入。
兄弟で違う戦い方をさせているので、画面に変化があって良かったな。

そろそろ寝よう。

2016年9月4日(日)
朝。
突然、かぼちゃの煮物が食べたくなり、近所の惣菜屋に買いに行く。

午後。
課題……。(^^;

SF乱学講座のために、高井戸へ。
新宿駅で聞こえたアナウンス。
「歩きながらのスマホのご使用はご遠慮ください」は、いつも通り。
「なお、ゲーム遊びの際には立ち止まってご使用ください」。
「ゲーム遊び」に吹いた。
「ポケモンGO」は構内アナウンスにも影響を与えているようだ。

そういえばこの間、池袋の西口公園(いわゆるウエストゲートパーク)で演説をしていた野党の議員さんが、公園内の誰も
スマホから目を挙げてくれないので、
「『ポケモンGO』の合間に聞いて下さい」
と、悲痛な訴え(?)を叫んでいた。
何十人も人がいる広場の真ん中にマイクを持って立っているのに、誰も自分を見てくれないってどんな感じなんだろう?

京王線に乗り換える。
目の前を黒い点が高速で通過。
(飛蚊症……じゃないよなあ???)
と、思っていたら、少し離れたところで乗客が何かを避ける仕草。
どうやら蜂か何かが入り込んだらしい。
蜂というのは、列車で運ばれてしまっても巣には戻れるものなのだろうか?

本日の講座は、
タイトル:祖母の温もり<平和百人一首>
講師:大竹桂子氏(吉祥寺村立雑学大学副学長)
ということで、講師の大竹さんのお祖母様の詠んだ歌が新憲法発布の翌年に募集された「平和百人一首」に選ばれ、その後
大竹さんがその「平和百人一首」をまとめた本の復刻版を出されたというお話。

『平和百人一首』には英訳が載っているというので、
「どうせなら中国語とか韓国語にも翻訳したらどうですか?」
と言ってみたが、大竹さん、あまり乗り気ではない様子。
「せっかく『百人一首』なら、カードにしてゲームマーケットで売ったらどうですか?」
と提案し、ゲームマーケットの主催者である草場純さんと一緒に少し具体的な話もしてみたが、そっちの話にもあまり乗っ
て来なかった。

エピクトさんが、
「11月の講座の案内を『SFマガジン』に載せなくてはならない。締め切りがあるので、できればいますぐ原田実さんに
連絡して都合を聞いて貰いたい」
というので、電話する。
(原田先生、急な電話で申し訳ありませんでした)

そんなわけで、11月のSF乱学講座には、原田実先生のお話が伺えそうです。
原田実ファンの皆様は、お楽しみに。

「包茶」で飲んで食べて、帰宅。
寝る。

2016年9月3日(土)
午前中。
スラッシュドットを開こうとしたら、開けない。
こっちのPCの異常かと思って再起動とか試して見るが、やはりダメ。
そんなことをやっているうちに出かける時間になってしまったので家を出る。

今日は市ヶ谷の某所でSF大会のスタッフ会議。
早めに行ってエアコンをつけ、ノパソを広げて、ともかく課題。

1時30分。
会議開始。

自己紹介で「シン・ゴジラ」を観たと言っている人が多かった。
「シン・ゴジラ」と言えば、日経電子版の〈映画シン・ゴジラ「弊社も御社も木っ端みじん」〉という記事に、
〈劇場では「弊社も破壊してリセットしてほしい」という声が度々聞かれた〉
と書いてあった。
「ゴジラ」のように都市が破壊される怪獣映画は、閉塞感を覚えて「何もかも破壊されてしまえばいいのに」と感じている
人々に歓迎されるジャンルなのだろうな。

ちなみに日経の記事の文章は、このあと、
〈なお、日本経済新聞社の東京本社もゴジラの出す放射熱線で上層階が吹き飛んだもようだ〉
と、続いていた。
こんなことをわざわざ書くのは、記者が「日経新聞の上層部など……」と考えたということかな?(笑)

4時半に会議を終了して、5時からそのままニコ生の中継へ。
実行委員長、しゃべることをあんまり考えていなかったのか、10分で話が終わってしまう。(30分番組)
仕方なく、その後は他のイベントの紹介をしたりして、グダグダ。

終了後、飯田橋で飲んで帰宅。
寝る。

2016年9月2日(金)
午前中。
「独り言」を更新していて、なんだかおかしいことに気づく。
20分ほどイロイロした挙句、HTMLの中に “ > ” が1個抜けている箇所を発見。
直す。

午後。
課題をやらなくてはな……と思いつつ、ネットで将棋で遊んでしまう。
結構良いところまで行っていたのに「打ち歩詰め」で負けてしまう。
(何だよ「打ち歩詰め」って?)

そのサイトの「将棋のルール」には、
 ・王を取ったら勝ち
 ・取った駒は好きな場所に打てる
 ・敵陣に入ると成ることができる
としか書いてない。
(何この「後出し」的な勝ち方)

夜。
(課題をやらなきゃなあ……)
と思いつつ「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観る。

【ネタバレ注意】
舞台は侵略してきたエイリアンと中の地球。
ヘタレ広報担当将校が、将軍の逆鱗に触れて二等兵として前線に送り込まれてあっけなく戦死。
ところが死ぬ時に「時を遡る能力を持ったエイリアンの血」を浴びたために将軍の逆鱗に触れて二等兵にされた直後の時間に
精神だけがタイムリープ。
「死ぬと過去に戻る」体質(?)になってしまった主人公は、その体質を利用してなんとかエイリアンをやっつけて、地球を
救おうと大奮戦。
「戦う→死ぬ→戻る」の繰り返しが、コメディのようで笑えるのだが、登場人物、至って真面目……な映画。

原作は、『All You Need Is Kill』という日本のライトノベル。
「ライトノベルがハリウッド映画になった!」と評判になった作品。

映画の原題は “Edge of Tomorrow” (DVDでは “Live Die Repeat” )
 “Edge of Tomorrow” は、日本語に訳すと「明日の境界」かな?
なかなか文学的なタイトルだ。

 “Live Die Repeat” の方は「生と死の繰り返し」。
内容そのまんま。
上映時のタイトルじゃあ、よくわからなくてDVDとしては売れないと判断したのかもな。

さて……
課題をやらなくては。
眠気覚しには合法の「チョコレート」を使用。
私のお気に入りは「ブルボン セピアート」。
眠気が吹っ飛ぶのは良いが、副作用として太る。(個人の感想です)

午前3時。
明日は会議なので、少し眠っておこうかと思ったのだが「チョコレート」が効き過ぎて眠れない。

結局4時を回ってから、寝る。

2016年9月1日(木)
午前中。
ネットのニュースで平田実音さんの死を知る。
33歳。
若すぎる!

平田実音さんと言って分からない人でも「ひとりでできるもん!」のまいちゃん(初代)と言えば思い出すだろう。
子供向けの料理番組で、子供が「お手伝い」ではなくメインになって料理を作るという画期的な番組だった。
ご冥福をお祈りします。

昼。
1号くんを誘って昼食。
東京芸術劇場内の郵便局へ移動。
1号くんがカップ入りコーヒーの自販機に用があるというので、エスカレーターで5階へ上がる。
2階でエスカレーターを乗り換える時に、
「ここでは改装前は1階から5階まで直通のエスカレーターがなかったっけ?」
と言うので、
「ワンフェスの事故があったからじゃないか?」
と言う。

ワンフェスの事故というのは、エスカレーターのモーターの土台を固定するボルトが緩んでいたことが原因で逆走が起こり、
乗っていた人が怪我をしたという事故のこと。
事故直後の報道で「定員を超過した人数がエレベーターに乗ったのが原因」みたいなことを言われ、あたかも怪我をした客の
方が悪いみたいな言われ方をしたのだが、そのナレーションと合わせて流れた映像は「事故直後」のものだった。

テレビで、エスカレーターの事故で上から落ちて来た人が折り重なるようになっている映像と共に「人が押し寄せた」とか
「定員を超える人数」とか言うので、ニュースをいい加減に見ていた人には「あんなに折り重なるような乗り方をしたら事故
を起こすのも当たり前」という印象を受けた人も多かったようだ。
実際には、さっきも書いた通り「モーターの土台を固定するボルトが緩んでいたこと」が事故の原因だったのだが。
映像の印象と思い込みの怖さを痛感した事件だった。

1号くんが「椅子を買いたい」と言うので、東京芸術劇場を出てロフトへ。
期間限定っぽい懐かし玩具のコーナーが出来ていて、子供の頃の宝物だった「スパイ手帳」の復刻版が売られていたのだが、
これを見た1号くん、
「これ、あかんやつと違うか?」
スパイ手帳に印刷されていた「蜘蛛」や「蝙蝠」の絵が、どう見ても「マーベルコミックのアレ」や「DCコミックのアレ」
なのだと言う。
「昔は、そういうところが緩かったからなあ……」
でも、さすがに最近出された復刻版では、その辺は問題ないように少し変えているだろうと思う。

カレンダー売り場「プーチン・カレンダー」というのがあったのだが、どうやら国外持ち出し不可製品らしい。
買おうかどうしようか一瞬、真剣に悩んでしまったぞ。(笑)
ところで、プーチン・カレンダー持ち込み禁止の国ってどこなんだろう?

ドトールでお茶を飲む。
店を出たところで、目の前をハイスピードで走り抜ける電動車椅子を目撃。
小走り程度の速度だったのだろうが、電動車椅子はゆっくり走るものと思っていたのでちょっとびっくり。
あのゆっくりな速度は脇を歩く介護者に合わせてのもので、本来はそのぐらいスピードの出る乗り物だったのかも。

帰宅。
さて、課題……。

夜。
深夜0時に「バリバラ」の再放送を観る。
例の24時間テレビの裏番組として放送して、盛大にディスったということで話題になった番組。
まずセットは24時間テレビのイメージカラーである黄色で、出演者も同色のTシャツを着用。
背景にはでかでかと「笑いは地球を救う」の文字。

〈NHK広報部は、「24時間テレビ」との関連性や放送日時が重なったことについて「他意はない」としている〉
(産経ニュース 電子版 2016.8.27 15:00)
わあーい、わかりやす過ぎる嘘だ。(^^)
番組の最後にみんなで歌った「サライ」はなんだよ?

番組では、2014年に亡くなられたコメディアン兼ジャーナリストであるステラ・ヤングさんのスピーチが取り上げられ、
その中の「感動ポルノ」という言葉をキーワードに話が進められた。

「感動ポルノ」とは、障害者の姿を感動的に見せることで健常者を感動させ「自分の人生はうまく行っていないけれど、もっ
とひどい人だっているんだ」と思わせることを目的に作られた画像や映像のこと。
(ある特定のグループに属する人間を他のグループの人間の利益のためにモノ扱いするという点で「ポルノ」と同じだという
意味らしい)

「バリバラ」では「身障者をテーマにした感動的な番組の撮影現場」というストーリーのコント映像が流された。
身障者が「感動的でないこと」例えば「不治の病で絶望の淵に立たされ……」とかいう話をやりたいときに「入院先の先生が
イケメンでテンション上がっちゃって」などということを言い出し、ディレクターが慌てて指導を入れるというような感じ。
(実際、似たようなことをやってるんだろうなあ)

本放送の時には、このコントを見てから日本テレビにチャンネルを変えると、ちょうど「身障者をテーマにした感動のドキュ
メンタリー」をやっているところだったりして、面白かったらしい。

ちなみに、番組放送後にこの件についてコメントを求められた日テレ側の編成部長は、
「他局さんの番組に関しましてはこちらからご説明しないということで統一見解としていますのでご了承していただければと
思います」
と、答えたそうだ。
日テレの方は、もっと大騒動があったので、それどころじゃなかったのかもね。

番組は29分で終了したが、続きをネットで公開していて(放送終了直後のスタジオからそのまま始まる本物の「続き」)、
これが30分程度。

番組終了後にすぐネットで番組サイトの映像を見た私は、普通に番組の続きとして見られた。
1時間番組を放送したいのだが番組枠が30分しか空いていない時なんか、この手法は良いかも。
そのうち「Aパートはテレビ」「Bパートはネット」なんて番組が普通になるかも。
無料ですぐに見られる分「続きは劇場で」より良心的な気がする。

ちなみにネットで紹介されているコーナーは、寝たきり芸人あそどっぐが、募金を募るという実験の映像が主。
(集めた金は、あそどっぐのギャラになるらしい)

まず、コメディアンとしての芸を見せて募金を募る。
募金箱に金を入れる人は、少数。

次に、身障者であることをアピールしながら募金を募る。
募金箱に金を入れる人は、多数。

ところが、集まった金額はさほど違わなかった。
つまり、芸人としてのあそどっぐに金を渡した人は芸に対する対価として金を払い、身障者としてのあそどっぐに金を渡した
人は「金を渡す行為」に重点を置いて金を払っていたようなのだ。

「金を渡す」という行為は、相手のためなら「相手が必要な金額」を考えて渡すが、自分のためなら「金を渡す」という行為
そのものが出来れば良いので、金額はどうだって良いということかな?

私の感動ポイント。
ゲストに呼ばれていたコメディアンが、あそどっぐの芸そのものにダメ出ししていた。
私も、もうちょっと芸を磨いたら、もっと金が取れる芸人になるんじゃないかという気がした。

寝る。

2016年8月分へ  目次へ