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独 り 言 (2016年8月分)
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2016年8月31日(水)
ニュースによると、北海道が台風で大変なことになっているらしい。 和歌山県では拳銃を2丁持った男が人を殺して逃げているのだとか。 「拳銃2丁」って……。 (なぜ持ってる?) 続報によれば、容疑者は会社の専務だったが、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で逮捕・起訴されて保釈中。 近々、収監される予定だったそうだ。 つまり、ろくでもない連中との付き合いはあったということかな? 北朝鮮では、副首相が銃殺されたそうだ。 理由は「6月に平壌で開かれた最高人民会議での姿勢がふさわしくなかったから」。 「反党・反革命分子」と見なされたのだとか。 怖い国だ。 午前中。 1号くんが昨日の忘れ物を取りに来て、帰る。 昼。 風呂に入ろうとしたら風呂釜の火がつかない。 風のせいかも知れない。 しょううがないので水のシャワーを浴びる。 午後。 BSで「ガス灯」をやっていたので、途中から観る。 あまりに有名なので今更説明の必要もないが、サスペンス映画。 今回、放映されたのは1944年製作のイングリッド・バーグマンがヒロインをやっているやつ。 (この映画は1940年版のリメイクで、そもそもは1939年に上演された舞台のようだ) タクシーみたいな感じで馬車が出て来るのだが、設定としてはいつぐらいなのだろう? 1887年から1927年にかけて発表されたシャーロック・ホームズでは、馬車が移動手段だった。 これに対してエルキュール・ポワロの主な移動手段は自動車だ。 ポワロが主に活躍したのは第一次世界大戦後のイギリス。 つまり「ガス灯」の時代は第一次世界大戦前なのは確実。 ガス灯が室内照明に使われていたということは、19世紀の終わり? この時代のイギリスの女性って大変だったようだ。 ヴィクトリア朝時代のドレスって拘束具かよ? あんな窮屈で重たい服を着せられていたら「解放されたい」と思う人間が出てきても無理はない。 ちょっと服飾史の話。 1914年から1918年にかけて起きた第一次世界大戦で、戦地に行った男性の代わりに女性が外に出て働くようになると 女性の服装が動きやすい軽いものになる。 ポワロの作品の中には軽やかにスカートを翻し、自らハンドルを握る女性が多数出て来る。 「解放されたい」と思っていた女性たちが、本当に自分たちを解放する方向に動き出したことが社会現象となる。 人間は動きやすいと発言も活発になるようだ。 ところでこの映画、アンジェラ・ランズベリーがメイドの役で出ていたのだね。 私のとっては「ジェシカおばさん」の人なのだが、若い頃もあったんだ!(アタリマエだ) 「ガス灯」で、女性が長いスカートを履いている時代の蓮っ葉な娘を演じていたアンジェラ・ランズベリー(当時17歳)は 「ジェシカおばさんの事件簿」では、女性がスラックスを履く時代の活動的な女性を好演していた。 さて、21世紀。 働く女性の間では、スラックスのスーツがすでに普及している。 たった100年であのゾロッとしたドレスが消え去り、スラックスに変化してしまったのだ。 いまの東京に「ガス灯」に出てきた服装の男性が現れても「ちょっとレトロでお洒落」で済んでしまいそうだが、あの時代の 衣装を着た女性が現れたら「何のコスプレ?」になってしまうだろう。 女性の服装の変化は、かように著しい。 近未来の小説を書いていてうっかり「パンプスを履いた女性」なんてのを出したら大間違いとかいうことになるのかも。 晩飯時。 2号くん、来る。 「これから給料日まで、毎日来て良いか?」 って、狙いがバレバレだろう。(笑) ニュース。 熊本地震のあと住民の不安が高まっていることを理由に、鹿児島県知事から川内原子力発電所を一時停止して安全性を再点検 するよう申し入れを受けていた九州電力が、一時停止の要請には応じず、10月から予定されている定期検査の中で対応して いく方向で調整を進めているとのこと。 夜。 地震のニュース。 19時46分頃に熊本で、また震度5弱の地震。 拳銃を持って逃げていた犯人の続報も入ったようだ。 「警察が確保」と言っていたので逮捕したのかと思ったら、自殺したらしい。 ところで、拳銃はどこから手に入れた? 寝る。
2016年8月30日(火)
台風が東北方面に向かってえらいことになっているらしい。 午前中。 1号くんが来る。 「近所のレンタルビデオ屋が貸本も始めたので見に行かないか」 というお誘い。 行ってみると、普通に本屋で売られているような漫画本が「貸本」として棚に並んでおり、料金はは1冊80円。 最近、ブックオフが赤字っぽいと聞いたが、ブックオフのライバルは貸本屋か? 出版社が図書館に新刊を置かないで欲しいとか言っているそうだが、こういう貸本屋はどうなるんだろう? 貸本屋の近くの店で2人で昼食を食べ、近所に新しくできたという印刷屋へ向かう。 「『ビジネス◯◯』というビルの2階らしいんだが……」 という1号くんに付いてスマホのGPSを頼りにウロウロ。 やがて、1号くんが、 「あ、あった」 というので見ると、木造2階建ての普通の民家のポストに「ビジネス◯◯」と建物名を書いた小さな紙が貼り付けてあった。 (さすが、池袋クオリティ!) どうやら民家の1階は別の会社で、2階だけで営業している印刷屋らしい。 1号くん、そこに仕事を頼むかどうか、もう少し検討してみるとのこと。 雨が降って来たので、急いで1号くんのアパートに避難。 将棋をやって勝つ。v(^^)v コンピューターにはまるで勝てない私だが、人間相手ならまだまだいける??? 1号くんが寝ている間(夜勤の仕事なのだ)iPadを借りて電子書籍の漫画を読む。 『がっこうぐらし!』の1〜7巻。 電子書籍をタブレッットできちんと読むのは、初めての経験だ。 【ネタバレ注意】 『がっこうぐらし!』のストーリー。 主人公たち少女3人(のちに増えて4人)は、毎日、高校の校舎の中で暮らしている。 なぜなら、街の人間たちが皆ゾンビになってしまうという事件が起き、事件当時にたまたま屋上にいた人間たちだけが助かっ て、校舎内で避難生活を送っているからだ。 その後、事故が起きて校舎のインフラが破壊され、校舎内での生活が不可能になってしまったので、彼女らは自分たちと同じ ように生き残りの人間たちが立てこもっている大学へと移動。 ミソは少女たちの中に事件のショックで頭がおかしくなってしまった者がいるという設定。 自分は普通に日常生活を送っていると思い込んでいる彼女を混乱させないため、 「学校で生活しているのは部活の合宿」 「高校の校舎から出て行くのは卒業したから」 「大学へ行くのは進学のため」 と作り話をしているということになっているのだ。 サバイバルな状況の中に、この少女の「日常」が入り込んで来ることで世界観が揺らぐ。 この揺らぎが読み手を不安にさせるという仕組みのホラーSF ……7巻まで一気読み。 慣れないせいかページをめくるのにもたついてしまったのと、やはり目が疲れる。 雨が止んだので帰宅。 アマゾンから『ミステリーの毒を科学する』(山崎昶 講談社ブルーバックス)が届いていた。 ニュース。 自民党の宮沢洋一税調会長が2017年度税制改正での配偶者控除の見直しについて言及。 確かに控除を止めれば、その分、税収が増えるだろう。 控除の枠がなくなれば、主婦の労働時間も増え、労働者不足も解消すると思う。 問題は「外での仕事に向かないから専業主婦になるために結婚を」と考えている若い女性が一定人数いるということ。 不景気で収入の低い男性は「控除がなくなるのなら妻にも働いて欲しい」と思うだろう。 結婚相手を選ぶ際のミスマッチが増えることになるのではないだろうか? 結婚しても働かなくてはならないのなら、 独身:仕事、自分の分だけの家事、場合によっては自分の親の介護。 結婚:仕事、家族全体の家事、育児、場合によっては夫の親の介護と自分の親の介護。 と、結婚した方がむしろ負担が増えることになりそうだ。 その辺のところをちゃんと考えないと、一時的に税収は増えても、その後に大幅な人口減少を引き起こすという結果になりか ねないと思うな。 寝る。
2016年8月29日(月)
台風10号がまた日本列島の方向に曲がって来るらしい。 これはもう「サイボーグ危機一髪(600万ドルの男)」(「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」の方だったけ?) に出てくる気象コントロール装置を使っている者がいるとしか……。 昼。 久しぶりに「福しん」にラーメンを食べに行く。 「福しん」要町店。 佐藤編集長情報では、池袋周辺の「福しん」の中で、この店のラーメンが一番美味いそうだ。 午後。 課題の2つ目がまったく進まない。 締め切りだけが迫って来る。 夜。 「モブサイコ100」を観る。 本日のサブタイトルは「兄ペコ 〜破壊思想〜」。 「兄ペコ」というのはモブが土下座するという意味らしい。 その場にいたのは、町の番長たち、上級悪霊エクボ、モブの弟の律、そして主人公モブ。 もちろん、この中で最強なのはモブなわけで、そのモブの土下座。 これは怖い。 なにしろモブはストレスが爆発するとビルの一個ぐらいは一瞬で破壊してしまうサイキックという設定なのだ。 そして、弟の律がこれまで何かと兄に親切だったのは、モブにストレスを与えると恐ろしいからだということが語られる。 そこに謎の男が現れて、律をモブと間違えて誘拐しようとする。 弟の危機にモブのストレスは高まり……。 バトルシーンは、ボンズさんの真骨頂。 ところで、このアニメ、全12話のはずなんだが、あと4話で、どう収拾をつけるのだろう? 次回のサブタイトルが「爪 〜第7支部〜」なので、4話かけて第7支部を破壊するまでの話? オープニングにブロッコリーが出てくるのだが、これは第2期に回す予定とか?(そもそも2期はあるのか?) (そもそもアニメでは、モブがまだブロッコリーの種を入手していない) 連載漫画のアニメ化って、こういうところがやっかいなんだよな。 寝る。
2016年8月28日(日)
朝刊1面の記事。 〈アフリカに3兆円投資〉 アフリカ開発会議での基調演説で、安倍首相が2016年から18年の3年間で、官民合わせて300億ドル(約3兆円)の 投資をする方針を表明したという記事。 アフリカへの投資は基本的に良いことだと思うが、あの辺、政情の安定についてはどうなんだろう? せっかくお金を出して整えたインフラが内戦で破壊とかいうことになったら無駄になる。 3兆円は安くないからね。 そしてもうひとつ、アフリカでの覇権を巡って中国とは対立する立場になると思うのだが、その辺についての外交的な手は、 打ってあるのか? 昼からメンサ・テスト合格者の会の例会。 実は2時から森下唯さん&ピアニート公爵が出演するラジオ放送があるので、私はこっそり会場の隅でインターネットラジオ を……と思ったら、結局みんなで聴いてしまった。 アルカンの「鉄道」。 大好きな曲だ。 例会終了後に懇親会。 途中から1号くん、2号くんも参加して軽く飲む。 帰り道の100円ショップで将棋のセット(プラスチックの駒に紙の将棋盤というチープな奴)を見つけた2号くんが、 「将棋を差したい」 と言うので、2号くんのアパートへいって1局。 勝利! v(^^) 帰宅。 テレビでマンガンノジュールの特集をやっていたので、見る。 貴重な海洋資源らしいが、海底に敷き詰めらえたように丸いマンガンノジュールがゴロゴロ。 場所は南鳥島付近の深さ5500メートルの深海だそうで、画面ではロボットアームみたいなもので1個ずつ拾っていたが、 こんな採取方法じゃ効率悪いよなあ。 これを採取してくるロボット的なものを開発したら良いんじゃないだろうか。 寝る。
2016年8月27日(土)
朝。 民放の番組で、この間飛んだ北朝鮮のミサイルの話をしていた。 従来と比べてだいぶ飛距離が伸びたとかで、そろそろやばくなって来たとか。 韓国とアメリカが対北朝鮮用に配備したミサイル用レーダーの探知範囲に中国の一部も含まれるため中国が反発。 そのせいで対北朝鮮制裁について中国が協力的でない。 そんな話だった。 午後。 駅前の喫茶店に知人に会いに行く。 帰り道で雨。 夕方。 アマゾンから『毒』(船山信次 PHPサイエンスワールド新書)が届いていたので読む。 毒物の作用や毒物をめぐる歴史や事件、事故等について素人向けに解説した本。 面白かったのだが、ちょっと気になった点。 211ページ〜212ページの、 〈四八%が覚醒剤にからむ犯罪によるものである(外山ひとみ、二〇一〇年、一四四頁)〉は、 〈四八%が覚醒剤にからむ犯罪によるものである(『ニッポンの刑務所』外山ひとみ、二〇一〇年、一四四頁)〉だろうし、 214ページ1行目の、 〈脱却に苦しんだという(由井りょう子、二〇一〇年)〉は、 〈脱却に苦しんだという(『黄色い虫 船山馨と妻・春子の生涯』由井りょう子、二〇一〇年)〉だと思う。 なんで肝心の引用文献のタイトルが抜けちゃったかな? 夜。 部屋がユラユラ揺れた。 時刻:22時46分頃 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経139.9度) 深さ:薬50km 規模:マグニチュード4.1 最大震度:3 (栃木県 宇都宮市・真岡市・下野市 埼玉県熊谷市) このところ、茨城震源の地震が多いな。 寝る。
2016年8月26日(金)
朝刊の記事。 〈イタリア地震 死者241人に〉 そうだよな。 大地震だったんだよ。 日本というのは、日本人が巻き込まれなかったときの事件・災害ニュースの扱いが小さすぎないか? 午後。 昨日「プロキシマ・ケンタウリ」に関する記事をネットで読んでいたときに「EMドライブ」という言葉が出てきた。 聞いたことがない言葉だったので、ネットで検索してみる。 まず、ウィキペディア。 〈イギリスの航空宇宙技術者のRoger Shawyerが考案した宇宙機の推進方法。ロケットエンジンなどの既存の推進機関とは 異なり、推進剤なしで推力を生み出すとされている〉 別のサイトで見てみると、 〈推進用の燃料を必要とせず、太陽光などで発電した電気をもとにしたマイクロ波で推力を得る推進装置〉 だそうだ。 要するに、遠い宇宙に行く際に必要とされる膨大な燃料を宇宙船に搭載しなくても済む画期的推進方式……であるらしい。 この「EMドライブ」の効果は実験で確認されているが、その仕組みについては解明されていなかった。 さて、物体には慣性の法則が働いていることが分かっている。 だが、なぜこの慣性が働くのかについては、これまで満足できる説明がなされていなかった。 イギリス・プリマス大学のマイク・マカロック(Mike McCulloch)氏は、ウンルー効果による放射が物体に圧力を加えることで 慣性が発生するという説を唱え、EMドライブに推力を与えているのは、ウンルー効果による作用であるとした。 なるほど……で、「ウンルー効果」って何だ? 再びウィキペディアに頼ろうとしたら「ウンルー効果」の項には注意書きが書かれていて、 「原文と比べた結果、この記事には多数(少なくとも 5 個以上)の誤訳があることが判明しています。情報の利用には注意 してください」 だって。 で、しょうがないのでに原文というのを読んでみる。 “The hypothetical Unruh effect (or sometimes Fulling Davies Unruh effect) is the prediction that an accelerating observer will observe black-body radiation where an inertial observer would observe none.” さあ、苦手な英語は焦らずゆっくり読もうね。 The hypothetical Unruh effect=ウンルー効果仮説 Fulling Davies Unruh effect=フリング・デービス・ウンルー効果 prediction=予測 accelerate=加速する→accelerating=加速している、加速運動をしている observer=観測者 observe=観測する black-body =黒体(black=黒 body=体) radiation=放射 inertial=慣性の、慣性系内の 「ウンルー効果仮説(フリング・デービス・ウンルー効果と呼ばれることもある)とは、慣性系内の観測者が何も観測できない 場所においても、加速運動を行っている観測者は黒体放射を観測するという予測」 ……と訳して良いのかな? 走り出したら、止まっていた時には感じなかったものを感じる……みたいな? ところで「黒体放射」って何だろう? 大活躍、ウィキペディア。 「黒体放射」とは? 〈黒体が放出する熱放射〉 で、「黒体」とは? 〈外部から入射する電磁波を、あらゆる波長にわたって完全に吸収し、また熱放射できる物体のこと〉 光をまったく反射しない黒い塊みたいなものをイメージすれば良いのかな? でも、ぬくい感じだけはするやつ。 のぞき窓のない真っ黒なストーブ? ブルーバックスあたりから解説書が出るのを待った方が良さそう。(^^; 夜。 映画「オブリビオン」を観る。 初めて観る(というか存在を知った映画) 【ネタバレ注意】 西暦2077年の地球が舞台。 60年前に起きた異星人スカヴとの戦争のせいで荒廃してしまっている地球。 地球人は大半がタイタンに移住しており、一部が地球の軌道上にあるテットというステーションにいる。 主人公はドローンと協力してスカヴの残党狩りを行う任務を担い、地球に残った地球人。 ある日、いつものように任務をこなしていると、墜落した宇宙船を発見。 「ドローンに任せて帰還せよ」との命令を無視して現場に向かうと、中にいたのはなぜか地球人だった。 しかもドローンが彼らを攻撃し始め……。 優秀な◯◯だった主人公がレジスタンスと出会って「君は騙されていたのだ」と言われるパターンのお話。 ヴィジュアルが綺麗なのが見どころ。 ETV特集の「名前を失くした父 〜人間爆弾“桜花”発案者の素顔〜」を観る。 太平洋戦争末期、大田正一という叩き上げの少尉がいた。 彼は戦闘機にミサイルを吊るして敵艦に向けて発射するという兵器を発案する。 ミサイルの制御装置代わりに、人間を搭載。 「そのミサイルには自分が乗ります」という大田に、この兵器「桜花」が採用されることに。 しかし、実際にミサイルを吊るした戦闘機を飛ばすと重さで動きが悪くなり、敵の的になるばかり。 もちろんそれは予見されており、護衛機をつける計画だったのだが、計画を実行に移す際に護衛機の数が半分に減らされた。 最終段階での重要部分の変更は失敗のもと。 「桜花」は、結局、無駄死にした兵士の数を増やしただけだった。 そして「自分が乗ります」と言っていた大田は、なぜか出撃しないまま、終戦。 怒った生き残りの兵士に、終戦の混乱のドサクサに紛れていろいろされた挙句、大田は戦闘機に乗って飛び立つ。 自殺するつもりだったようだが、海に墜落したところで漁船に助けられた。 記録上は死んだことにされ戸籍を失った大田は、その後、横山道雄という偽名を使って生活することに。 大屋という女性と結婚するが、戸籍がないので籍が入れられない。 さらに正式な書類を求められる度に点々と職を変えるため、収入もずっと不安定……。 なんでこの人がこんなことになってしまったのか? 軍の記録によると、大戦末期、軍の上層部で国民の戦意を鼓舞するための、いわゆる「特攻」が発案された。 しかし、上からそんなことを命令されても現場の兵士から反発を受けるのは必至。 そのとき叩き上げの少尉である大田から特攻を発案された。 番組では、軍の上層部が自分たちの計画を実行するのに、大田に責任を負わせようとしたのではないかと示唆していた。 実際、どうだったんだろうね? 大田の息子によれば、大田は子煩悩で優しい人だったそうだ。 言い換えれば、自分の周囲の小さな幸せを大切にするタイプ。 いわゆる小市民的な人だったのかもな。 寝る。
2016年8月25日(木)
日経電子版の記事。 〈太陽系から最も近い約4光年離れた恒星の周りに、地球に似た温暖な環境を持つ可能性がある惑星を発見したと、英ロン ドン大クイーンメアリー校などのチームが24日付英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した〉 〈地球と同じような生命がいる可能性もあるという〉 〈惑星は、地球から4.2光年と最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の周りを回っており、チームは「プロキシマb」 と名付けた〉 と、なかなか素敵なニュース。 ホーキング博士に言わせたら危険なニュースかも知れないが。 博士は「地球外生命探査も良いが、もしも相手が好戦的な宇宙人だったらどうする?」ということを心配していたからな。 〈海外では、将来この恒星系に超小型の高速無人探査機を送る構想がある〉 とのことだが、この〈超小型の高速無人探査機〉って、ホーキング博士が言っていたアレか? 今年の4月に発表された「ブレイクスルー・スターショット計画」。 レーザー推進で進む切手サイズのカメラ付き宇宙船「スターチップ」をアルファ・ケンタウリに送る計画だ。 ちなみに「レーザー推進」というのは、宇宙船の「帆」めがけて地球上からレーザー光線を発射して宇宙船を動かす方式。 ビニールプールに玩具のヨットを浮かべて団扇で扇ぐと前に進む、あれをレーザー光線とソーラーセイルでやるみたいなもの らしい。 この「スターチップ」は光速の20%の速さで飛べるので、アルファ・ケンタウリまで約20年で行ける。 船に通信装置をつけておけば、撮影した映像を4.2年後に地球に送ることが出来る。 30代で計画に携わった研究者が50代の時に研究成果が得られるのならば、やる価値のある計画だと思うな。 午後。 課題その1の「梗概」をなんとか書き上げて送信。 格闘技の競技会に出場させられることになった中年男が、競技会そのものをぶっ潰す方向に動くという話。 万年「体育が2」だった私が幼少期に抱いた「運動会なんかなくなればいいのに!」という思いをテーマに「酒はゆっくり 飲みたい」という中年の心のつぶやきを絡めたSF。 夕方。 佐藤編集長に誘われ、四谷にシャンソンを聴きに行く。 出演、田嶋陽子。 そう、あの田嶋陽子先生。 ほとんど「田嶋先生、何やってんですか!」の世界なのだが、誘った理由を佐藤編集長に聞いたら、 「珍しいので見たいと思った」 だそうだ。 舞台メイクで登場した田嶋先生。 「そのつけまつ毛の総重量はどのぐらいですか?」と喉まで出かかるようなビジュアル。 化粧濃いめの背の低い和田アキ子がおかっぱ頭で出てきたみたいな? でも歌は上手くない。(^^; 共演のシャンソン歌手が彼女を紹介するときに、 「田嶋先生は、だいぶ上手くなったんです。何しろ最初の時があんまりだったので……」 とかネタにしていたが、素人としては上手な方だと思う。 ただ、4400円のチケットを買って聴くほどの歌じゃない。 これはやっぱり「タレント田嶋陽子」としての彼女の価値に付けられた料金なのだろうね。 トークはさすがにプロだったから、トークを聞きに行ったのだと思えば納得の価格。 田島先生、舛添前都知事のおかげで(?)最近テレビの仕事が増えたのだそうだ。 帰りに田嶋先生が書いた文字(「書アート」と言うのだそうだ)が印刷されたトートバッグを買って裏にサインをして頂く。 トートバッグに書かれた「書アート」は、“Women count. Count women’s work” と書いた文字。 さすが田嶋先生、ご健在! でも、どこで使えば良いのかこのバッグ? 帰りにドラマ「重版出来!」のロケに使われたという店で食事。 四谷津之守坂入口ひもの屋(よつやつのかみざかいりぐちのひものや)という長い店名の店。 「タクシー・ドライバー」という変わった名前の日本酒を飲む。 喜久盛酒造というところが作っているらしい。 (うーん、松竹梅白壁蔵「澪」から炭酸を抜いたような味……かな?) オールドパーのソーダ割りと、ブラックニッカのハイボールの飲み比べというアホなことをやる。 やっぱりオールドパーは、ロックの方が良いな。 家に帰って、寝る。
2016年8月24日(水)
朝から歯が痛い。 歯医者に行くが「なんともない」みたいなことを言われて、痛い方ではない方の奥歯を削られる。 (だから歯医者は嫌なんだ) 帰りがけに、 「次回の予約は?」 と言われたので、 「治療は今日で終わりのはずですが?」 と言うと、 「いえ、歯のクリーニングの予約です」 「……いや、要りません」 なぜ虫歯の治療に来て、金のかかるクリーニングを予約せねばならない? (だから歯医者は……) 昼。 1号くんから電話。 食事に誘われて一緒に冷しゃぶを食べに行ったら、帰り道で雨に降られたので、1号くんのアパートで雨宿り。 一緒にDVDで「X-MEN:フューチャー&パスト」を観る。 1号くんの解説によると、この作品は映画「X-MEN」の続編として造られた「X-MEN2」と「X-MEN:ファイナル ディ シジョン」が「あまりにもクソだったので(1号くん談)」なかったことにするために作られたのだそうだ。 要するに、人気作品の続編を作ったのは良いが、人気キャラが死ぬとか設定の大事な部分が台無しになるとかそんなことに なってしまったようだ。 これは困ったというわけで、もっと続きを作れるように軌道修正する目的で作られた作品であるらしい。 【ネタバレ】 物語は、今回の主人公であるウルヴァリンが、ミュータント殺戮ロボットのせいで悲惨な有様になってしまった2023年 から1973年にタイムトラベルして過去を変え、殺戮ロボの誕生を阻止するという話。 過去が改変されてしまったので「X-MEN2」と「X-MEN:ファイナル ディシジョン」で起こったことは、なかったことに なる。 ナントマア都合の良い。(笑) 見終わってから、 「クイックシルバーがいれば、エリック(マグニート)は必要なかったんじゃね?」 と、感想を述べたら、 「クイックシルバー役のエヴァン・ピーターズが、他の仕事の関係で映画の後半シーンに出られなかったから」 って、そういう問題じゃないと思うが。 夕方。 2号くんの仕事が終わったので、3人で飲みに行き、帰宅。 ネットでニュースを見たら「イタリアで大地震」だという。 続報を知りたいと9時のNHKニュースをつけたのだが、終わってしまったオリンピックの話ばかりやっている。 どうやら帰国した選手をスタジオに呼んでしまっていたようなのだが、それにしてもどっちが大事だよ? 地震は家屋が大規模に倒壊して、人もだいぶ亡くなっているんだぞ! さて、課題のプロット作り。 スポーツ大会に参加させられた主人公が、大会をぶっ潰して、今後の開催を阻止する話にしようか? 寝る。
2016年8月23日(火)
日経新聞朝刊の政治面に、 〈マリオに扮しリオ五輪閉会式に登場した安倍首相〉 という写真が載っていた。 〈閉会式では日本のソフトパワーを強調するため、自ら「スーパーマリオブラザース」のマリオに扮して登場。自民党内では 「首相はやはり4年後も首相でいたいのだろう」(党幹部)との声が相次いだ〉 安倍首相が4年後にも首相でいるためには、現在の党則で2期6年と規定されている総裁の任期を延長する必要がある。 もちろん「次期首相候補」と言われている岸田外務大臣や石破前地方創生大臣なんかはこれに反対している。 特に石破さんなんかは、安倍さんが総裁に選ばれた時の選挙で、微妙な負け方をしているからなあ。 それはさて置き、一国の首相が衆人観衆の前でマリオのコスプレ。 うちの親父(大正ひと桁生まれの元海軍将校)が生きていたら「不真面目だ。国辱も甚だしい」と怒ったかもしれない。 時代は変わった……。 ……と、思ったのだが、テレビでその「マリオで登場」の場面を見てみたら、安倍さん、登場と同時にマリオの衣装を脱いで しまっているのだよね。 (衣装も脱ぎやすく工夫された構造に仕立ててあったようだ) 安倍さん、やっぱり恥ずかしかったんだと思う。 かわいそうに。 この「マリオのコスプレ」を発案したのは東京五輪・パラリンピック組織委員会長である森喜朗元首相だそうで、日経の記事 によれば、 〈(同組織委員会の武藤敏郎事務総長は)「直接首相にお願いし、快諾してもらったと聞いた。20年大会をPRする上で最 も適任と考えた」と語った〉 のだとか。 「快諾してもらったと聞いた」とわざわざ言うところに、引っかかりを感じてしまったぞ。(^^; ネット情報だが、当初は「空からかっこよく降りて来る」演出だったのが、途中でマリオに変わったという話もある。 ちょっと妄想…… 安倍さん「嫌だ。そんな恥ずかしい格好で人前に出たくない」 秘書とか「でも、発案が森さんなんです。東京五輪組織委員会長とは仲良くしておかないと……」 安倍さん「仕方がない。じゃあせめて、衣装はすぐに脱げるデザインにしてくれ」 ……とか? さて、同じ政治面の小さめの囲み記事。 〈昭恵夫人、真珠湾で献花〉 〈官房長官「首相訪問の予定ない」〉 昭恵夫人は、いまさら説明する必要もないだろうけど、安倍首相の奥さんね。 オバマ大統領が広島を訪問した時に「だったら日本の首相は真珠湾に来い」という声がアメリカ側から上がったので、その辺 のところを躱そうという意図なんだろうな。 ちなみに、昭恵夫人は〈自らが主催する日米海洋環境シンポジウムに出席するためハワイを訪れていた〉らしい。 自分が主催するシンポジウムなら、開催地も開催日時も自由に決められるだろう。 なかなか便利。 頭いいな。 朝刊ついでに、1面のコラム〈春秋〉。 三菱グループ創始者である岩崎弥太郎氏が、元武士であった店員に愛想よく接客させるため、店頭に「おかめ」の面を掲げた という話から、 〈いま岩崎が日本の接客風景を目にするなら、驚くかもしれない。一部の百貨店や金融機関などは、「何かお探しですか」 「何かお困りですか」と客に話しかける人型ロボットを置いている。(中略)気がかりなのは人間が機械に取って代わられ始 めたことだ〉 と、最近の接客ロボットの話へと繋げていた。 アメリカのマクドナルドなんかでは、もう店員の業務の一部を機械に変えているそうだしね。 今後の少子化による労働者不足にも対応するために、機械はどんどん利用されて行って良いと思うな。 午後。 課題が進まない。 夜。 NHK総合の「SFリアル」という番組を観る。 「アトムと暮らす日」というタイトルでロボットの特集をやったのだが、日本製のロボットは「ロボホン」と、宇宙に行った 「キロボ」ぐらいしか出て来なかった。 考えてみると「ロボット大国」とか言っている割には日本製のロボットって、あまり市販されていないのだよな。 そろそろもう少しロボットが生活に入り込んで来ても良い時代なんじゃないかと思う。 アシモが街の喫茶店でウエイターとして働いているとか♪ 寝る。
2016年8月22日(月)
テレビをつけると「台風が来ている」との情報。 言われなくても窓の外から強い風の音。 風呂場の古い扉が風圧で閉めても閉めても開いてしまう。 午前中。 部屋で課題と戦う。 午後。 原宿で、立木が倒れて線路を塞ぎ、山手線が全線止まったというニュース。 台風は、かなりえらいこっちゃな騒ぎになっているようだ。 昼。 「ER」を観る。 救急センターのスタッフみんなに信頼されていた看護婦長が毒物を飲んで病院に運び込まれ、一同、ショックを受ける。 一方、緊急に手術が必要な患者が運び込まれたが、手術ができる医師がいないので研修医が機転を効かせて無事解決……。 (……きっと、これから面白くなるんだ) 夕方。 課題、まったく白紙のまま時間だけが過ぎる。 夜。 テレビで映画「ミッション・トゥ・マーズ」を観る。 NASAの協力があったそうで、途中まで割とリアルな感じなのに、最後にいきなり変な火星人が現れて「未知との遭遇 on 火星」みたいになって「え?」と思っているうちに終わってしまった。 主人公を演じたのは、ゲイリー・シニーズ。 「CSI:NY」で、冷静沈着なチームの主任、マック・テイラーを演じた人。 「ミッション・トゥ・マーズ」では、妻を病気で亡くしたショックで精神的ダメージを受け、ミッションを外された宇宙飛 行士という設定なのだが、ゲイリー・シニーズに「精神的ダメージを受けている」と言われても全然そう見えない。 さすが主任、いつも冷静沈着ですね。(笑) ところで、宇宙飛行士の夫婦が船内でイチャつくシーンや、宇宙船の中でダンスを踊るシーンは必要だったのだろうか? 24時から「モブサイコ100」。 律くんの闇落ち話。 【ネタバレ注意】 主人公モブの弟、律は成績優秀、スポーツ万能、1年生ながら生徒会の役員もやっているが、兄と違って超能力がない。 兄は強いストレスを感じると超能力を爆発させてしまい、律は内心兄の力に恐怖を覚えている。 そこで「兄にストレスを感じさせる要素を取り除かなくては」と、生徒会長と一緒に不良生徒を陥れる作戦に参加。 この行為の罪悪感が強いストレスとなって、ついに彼自身が超能力に目覚める……。 律くんが悪霊エクボに唆されてスプーンを曲げるシーンがすごく好き。 兄への劣等意識から「曲げられるはずはない」と思い込んでいる律の手にしたスプーンが全く曲がらないのに、律が注意を 向けていなかった机の上のスプーンはぐにゃぐにゃ。 この演出、いいよな。 寝る。
2016年8月21日(日)
そろそろ課題を始めなくてはならないのだが、何も浮かばない。 動作の遅くなって来たノパソのキャッシュを消したり、イロイロ。 夕方。 BSで「ウルトラマンーー故郷は地球ーー」をやっていたので、観る。 この有名すぎるエピソードをいまさら知らないという人はいないと思うが、以下にざっくりストーリーの紹介を。 【ネタバレ注意!!!】 東京で国際平和会議が行われることになったが、日本に向かう要人を乗せた航空機が次々と見えない敵によって爆破される。 捜査に赴いた科学特捜隊の車も見えない壁に行く手を阻まれて進めなくなる。 迎撃のために出動したイデだが、見えない敵に苦戦。 そこで天才科学者でもあるイデは、敵を見えるようにする兵器を開発。 見えるようになった敵の円盤を撃ち落とすと中から怪獣が現れた。 科学特捜隊パリ本部から派遣されたアラン氏は、その怪獣を見て「ジャミラ」と言う。 実はジャミラとは、宇宙開発競争の犠牲となって行方不明になった宇宙飛行士だったのだ。 事故を隠蔽するために放置されたジャミラは過酷な環境で生き延びようとした結果、怪獣になったのだった。 ジャミラは自分を見捨てた地球人に深い恨みを抱き、復讐に来たのだとアラン氏は言う。 その話を聞いたイデは、ジャミラを攻撃したくないと言うが、特捜隊本部からは「ジャミラが地球人であることを隠蔽したまま 殺害せよ」という命令が下る。 なぜならば、ジャミラは国際平和会議会場に向かっており、このままでは平和会議の開催が出来なくなってしまうからだ。 会場に向かうジャミラは、その途中にある民家を破壊。 逃げ遅れた少年を救うためにハヤタ(ここでやっと出てきた主人公)はイデの傍を離れる。 「お前は、人間の心を失ってしまったのか?」と呼びかけるイデの声に、はっと足を止めるジャミラ。 そこへ少年の救出を終えたハヤタがウルトラマンに変身して現れ、ジャミラを倒す。 国際平和会議は無事に開催され、科学特捜隊のメンバーはジャミラの慰霊碑を建てる。 その慰霊碑に刻まれた文字を見たイデは「綺麗ごとを!」と言うのだった……。 まず、全体にイデ隊員の扱いの悪さに驚いた。 徹夜で秘密兵器を開発したのに「眠そうにしている」という理由で叱責するだけの隊長、ひどくね? 見えない敵相手に苦戦しているときにも、同僚の女性隊員に罵倒されていたし。 危険な宇宙飛行に行ったのに事故が起きたら見捨てられたジャミラに、イデが共感したのは、普段から自分が「日頃の貢献にも 関わらずいざとなったら真っ先に見捨てられそうな立場」だからか? そして、子供の頃からずっと抱いていた疑問。 「ジャミラってなんであんなに四角いんだ?」 の答えが、本日の視聴で「科学特捜隊の車が見えない壁に阻まれて前に進めなくなるシーン」を見てやっと分かった。 たぶんジャミラの元ネタは「妖怪ぬりかべ」なんだ。 夜。 1号くん、2号くんと「養老乃瀧」で飲む。 帰宅してからテレビで「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を観る。 「X-MEN:アポカリプス」で盛んに言っていた「浜辺」って、あそこの浜辺なんだね……と、それだけ。 そろそろ、寝る。
2016年8月20日(土)
朝刊1面の短期連載コラム〈新産業創世記〉。 本日のテーマは〈スマホ「箱」から「相棒」へ〉。 マサチューセッツ工科大の研究者が開発した小型ロボット「Jibo(ジーボ)」が紹介されていた。 もうひとつ紹介されていたのは、シャープの「ロボホン」。 両方とも人工知能を搭載し人間らしい振る舞いをするロボットだ。 人間がそうした振る舞いをするロボットを欲しがる理由を、ロボホンの共同開発者でロボットクリエイターの高橋知隆氏は、 「ただの『箱』に話しかけ続けるには限界があるでしょう」 と説明している。 2000年〜2002年に「週刊ヤングマガジン」に連載されていた「ちょびっツ」という漫画に人型パソコンというもの が登場していた。 時代がSF漫画に追いついて来たのか? 漫画は、パソコンと言えば人型が当たり前な時代という設定になっていて、どう見ても人間そっくりな機械を、登場人物が 「パソコン」と呼ぶ違和感が笑いになっている。 しばらくしたら、本当に人型の機械を「パソコン」と呼ぶのが当たり前になり、この漫画の笑いの部分が分からなくなって しまうのかもな。 余談だが、この漫画は海外でも人気があったようで、日本では “Personal computer” の省略形が「パソコン」であることを 知らない外国人の間で「パソコン」が人型ロボット(特に漫画に出てきたような美少女型のもの)を指す言葉として広まって しまったらしい。 なので、海外の漫画好きの前でうっかり「パソコンが欲しい」などと言ったら「あなたはHENTAIですね」と言われてしまう かも知れない。(笑) 美少女ロボットを部屋に置いて愛でる趣味はないのだが。 午後。 銀行に振り込みに行こうとしたら土砂降り。 雨が止んだので出かけたら、帰り道でまた土砂降り。 帰宅して、一休み。 Face Timeのテストのために2号くんにかけるが、画質や音質がイマイチ。 なんかの設定の問題かな? 2号くんに、 「出かけたら、行きと帰りに土砂降りに遭った」 と愚痴られた。 帰り道だけだった私は、日頃の行いが良いのだろうな。 夜。 「幻解!超常ファイル」 「アメリカUFO神話 Part−2政府は異星人を隠しているのか?」を観る。 一番面白かったのは、謎の立ち入り禁止区域「エリア51」の衛星写真が、Googleのお陰で簡単に見られるという点。 むかし「自分はエリア51で働いていた」と主張する人が現れて、彼によると、 ・自分はエリア51内で円盤型の乗り物の研究をしていた。 ・軍関係者がエイリアンっぽい外見の生物と会話しているのを目撃したことがある。 とのことだったのだが、冷戦が終結してエリア51の情報が次第に公開されて行ったところ、 「本当にエリア51で働いていた」という人々が現れて、 ・エリア51は、軍で極秘に開発していた航空機の研究所だった。 ・エリア51には円盤型の航空機などなかった。 という証言が次々に出てきて、最初の証言者が嘘つきか妄想癖がある人だったと言われるようになった。 最初の証言者の主張「なぜ私の言うことは疑って、彼らの言うことは疑わないのだ?」 面白いので「最初の証言者の言うことの方が正しかった」と仮定して思考実験。 まず「エリア51内で円盤型の乗り物の研究をしていた」と「エリア51には円盤型の航空機などなかった」の食い違い。 仮説1)エリア51は広大である上、円盤型の乗り物の研究は重要機密事項であったため、後から出てきた証言者は知らな かっただけ。 仮説2)円盤型の乗り物の研究は現在も重要機密事項であるため、後から出てきた証言者は嘘をついている。例えば円盤型 戦闘機が米軍の開発中の秘密兵器であるとか。 そして「軍関係者がエイリアンっぽい外見の生物と会話していた」について。 これについては、ややSFっぽい説明しか思いつかなかったのだが……。 エリア51は、アメリカの核実験場の近くである。 ここで長年、実験に携わって来た人々の子供に奇形児が何人も産まれてしまった。 もしもそんなことが起きていたとしたら、最高機密とされていてもおかしくない。 生まれた子供たちは、特別な医療設備がないと生きられず、アメリカ政府はそうした設備の提供と引き換えに子供たちの親に 厳重な口止めを行い、秘密が外に漏れないようにしていた。 証言者が目撃したのは、その子供のひとりが軍関係者である父親と面会している場面だった……。 (しまった! このネタで1本書けたのに) ところで、番組中エリア51についての新たな証言者が「エリア51には円盤型の航空機などなかった」と喋っている最中に 画面に流れた資料映像っぽい航空機の中に、見ようによっては「円盤タイプ」の航空機の試作品みたいなのがあった気がした のだが、私の気のせいか? (録画しておけば良かったなあ) 寝る。
2016年8月19日(金)
朝。 目を覚ますと7時半。 「とと姉ちゃん」をBSで観て、また眠る。 8時半に再び目覚めて、また眠る。 本格的に起きたのは、9時半。 15年ぐらい前までは、徹夜で焼酎なんてのは普通だったのに。 50歳を過ぎると体力が落ちるものだな。 くしゃみが出て、熱っぽい。 昨日の変な息切れの原因は風邪か? 今日は家でおとなしくしていることにして、ネットサーフィン。 〈水産大手の日本水産は、完全養殖した本マグロを2017年冬から出荷開始する。量産化が軌道に乗ったためだ〉 (インターネットコム編集部 2016/08/17 12:55) マグロが減っているというので心配していたのだが、これで安心して寿司が食えそうだ。 昼。 「ER」の再放送を観る。 むかし評判になった番組だそうだが、第1話を観た感じでは、さほど面白くない。 医大生が病院に研修にやって来るが、指導医師が忙しく、 「手術予定の患者の点滴をやっておけ」 と指示したまま他の患者を診に行ってしまう。 点滴のやり方は、さっきちょっと教わっただけという医大生、なんとか患者の腕に針を刺すのに成功。 「これで一番大変なところは終わりました。あとは手術だけです」 ……「こんな医者は嫌だ」シリーズか? ちなみに、以前、家族が入院したとき病室で寝ている患者のところへ、 「(指導医)先生がどこに行ったか知りませんか?」 と、聞きに来た研修医がいた。 モタモタしていて、置いて行かれたらしい。 まあ、こんなのはまだ可愛い方かな? 午後。 完全にダウン。 夜。 地震 時刻:21時7分頃 震源:茨城県沖(北緯36.6度 東経141.2度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード5.4 最大震度:4 茨城県 水戸市・笠間市・東海村 栃木県 益子町・市貝町 東海村が震度4というのは、ちょっと怖いな。 テレビで「モーガン・フリーマン 時空を超えて」を観る。 「宇宙は生きているのか?」 宇宙全体を生物と捉える考え方。 だったら宇宙に脳はあるのか? 宇宙は思考しているのか? ネタとしては面白かった。 体調がイマイチなので、寝る。
2016年8月18日(木)
朝。 ネットで少々怖い記事を見つけてしまった。 〈総務省は2017年、都市部の学生や若手社員が長期休暇を利用して地方で働く「ふるさとワーキングホリデー」を立ち上げ る〉(日経電子版 2016/8/17 2:02) 最初、なんのことだか分からなかった。 要は、 〈人手不足の解消〉 〈人口減の加速する地方への移住を促す〉 ということを目的で、都市部の若者を地方で働かせようという制度であるらしい。 〈企業が人材育成の一環で派遣する若手社員も対象とする〉 と、あるから自分の意志ではなく、会社の命令で行かされる場合もあるようだ。 〈都道府県は市町村との連携で、参加者の住まいや勤務先をあっせんし、交流イベントで若者を迎え入れる。自治体によっ ては安い公営住宅の貸し出しや交通費の補助なども検討するとみられる〉 ……という感じで、賃金の補助が出ると言っていないということは、地方基準の給料しか貰えないということか? 期間は〈1週間から1カ月ほど〉だそうで、若手社員が1カ月も有給を取るというのは難しいからその間、元々の勤務先の 給料もなしということ? おまけに「自治体によっては安い公営住宅の貸し出し」とあるから、住むところは自腹で賄えということらしい。 都市部に住む若者は、都市部にあるアパートなりマンションなりの家賃を支払っているわけで、それに加えて地方で暮らす ためにさらに家賃を払って家を借りろと? もしかして、これって若者に、 「地方の人手不足解消のために、せっかく就職した都市部の会社の給料を諦めて家賃を二重に払いながら、低賃金で働け」 と言っているのか? だいたい、若手が1カ月も仕事のブランクを空けたら、復帰するのが大変になりそう。 〈人口減の加速する地方への移住を促す〉ということは? 「オヤ、元の職場に復帰出来なくなった? じゃあ、地方で低賃金で働くしかないねえ……死ぬまで」 みたいな? ホラーなことしか想像できない。 午前中。 雷鳴が2度轟いた。 (落雷でもあったのか?) 昼。 「ナンバーズ」のシーズン2最終話を観る。 主人公の父親が銃で撃たれる。→夢だった。 主人公の兄が毒薬を注射される。→大したことなかった。 ……という意味のないシーンが出て来た。 どう考えても、この2つのシーンがなくても物語は成立する。 急遽シーズン3の製作が決定して、撮影を始めていたドラマのシナリオを大幅に変更した? 単に、予告編用のアイ・キャッチになるシーンが欲しかった? なんだかよく分からない。 夜。 SF創作講座。 駅に行ったら、雷の影響で西武線のダイヤが一部変更になったらしい。 湿度が高く、暑い。 階段を上がると息切れがしたので、五反田駅構内のドラッグストアで、息切れに効くとCMで言っていた「救心」を買って 飲む。 薬を飲んだせいだかなんだか息切れが治まったので、サイゼリアで早めの夕食をとる。 18時。 創作講座の席取り。 この会場、椅子に比べて明らかに机の数が少ないのだ。 「もう少し机の数が多いと、みんながノートを取りやすいんですが」 と、会場の人に言ってみたら、 「もう少し参加者の人数が減れば」 という返事。 途中で脱落する受講生を見越しての、この机の数か? 講座、開始。 本日のメインゲスト講師は宮内悠介先生。 珍しく壇上にホワイトボードが用意されて(これまでの講師はプロジェクターとスクリーンを使用して講義をしていた)、 リーダビリティとか、ドラマツルギーの話。 (ネットにあまり詳しく書くなと言われた) SFのワンダーな部分を生み出すための嘘は、どの程度の、どんなものなら許されるのか? ……とか。 私の作品は、例によって例のごとく売り物にならないという評価。 SF雑誌は若者向けの編集をしているのに、私の作品は中高年向け。 中高年SFファンの方が若者のSFファンより多いと思うんだけどなあ。 どこかの出版社が創刊してくれないだろうか「SFシニア(仮題)」とか。 本日から受講生は名札を付けることになったので、知らない人からいきなり名前を呼ばれて話しかけられる。 「いやあ、最近のSFについて行けない人が、私ひとりでなくて良かった」 ……って知らないところで知らない人に心の安らぎを与えていた私。 始発まで飲んでから帰宅。 寝る。
2016年8月17日(水)
午前中。 1号くんからLINE。 「映画を観に行こう」 というので「X-MEN:アポカリプス」という映画を観にサンシャイン60通りへ。 「X-MEN:アポカリプス」3D。 パンフレットの表紙によるとハゲの男が主役っぽい。 【ネタバレ注意】 物語は古代エジプトから始まり、1980年代のアメリカへ。 登場人物の部屋のテレビからは懐かしの「ナイトライダー」のテーマが流れる。 予想に反してハゲの男は登場せず「プロフェッサー」と呼ばれるロン毛の男が主人公? ピラミッドで眠っていた悪者が目覚めるが、まずやったことは「核廃絶」。 (悪くないじゃん) ……と、思っていたら「こんな危険な武器を開発した人類そのものを滅ぼしてしまえ」的な??? いわゆるデストピアものにありがちな「優秀なものによる支配が一番」という思想らしい。 主人公は何をやっているのかと言えば、学校で子供たちに平和教育。 その主人公に対して「そんなんじゃ敵と戦えない」と言う趣旨の主張をする女。 (なんかこの女、途中で青くなる) 他にも指が3本しかない人とか、翼の生えた人とか、なんか要するにミュータントっぽい人がゾロゾロ。 そうこうするうち、悪者の悪の力のせいで、主人公の毛根がえらいことに。 「大丈夫です。プロフェッサー」 というセリフが入るが、ぜんぜん大丈夫じゃない! そのあと、主人公の恋人らしき女が出て来て、記憶を失っていたとかなんとか。 記憶が戻ったら、目の前で恋人がツルッパゲというのもすごい話だ。 これだけの髪型の変化があったにも関わらず、周囲はそこを突っ込まない。 (それがミュータントの優しさなのか?) 吹き替え版で観たのだが、世界各国を飛び回る話なので英語以外の言語がやたら出て来て、そこは字幕。 結構な割合、字幕だった気がする。 ひとつ気になったところ。 青くて尻尾のある男の子が助け出されるシーン。 “Come with me.” が、そのまま残されていて、字幕にも吹き替えにもなっていない。 英語なので、吹き替えで「来て」とか「こっちへ」とか言うのが正しいと思ったのだが、あそこはミスかな? エンドクレジットの後で、次の事件のイントロみたいなのが流れたし、物語の途中で出て来て大暴れしたあと、行方不明に なったミュータント(?)の話もそのままになっていた。 (これはどういうことなのだろう?) と、1号くんに聞いたら、この映画は続き物になっていて、今回の話である「X-MEN:アポカリプス」の前に「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」と「X-MEN:フューチャー&パスト」という話があるのだそうだ。 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」は、1962年を舞台にした物語。 「X-MEN:フューチャー&パスト」は、主に1973年(と、2023年)を舞台にした物語。 「X-MEN:アポカリプス」は、1983年を舞台にした物語。 ……ということは、このあと1993年、2003年……と続けて行き、最終的に2023年で「フューチャー&パスト」 に繋げる予定なのか? (今回の「アポカリプス」で、途中で行方不明になったミュータントは、「フューチャー&パスト」で活躍する登場人物で あるらしい) そんなわけで、私はどうやら続き物の途中だけ観たようで、訳がわからなかったのは、そのせいらしい。 なので、これからこの作品を観るという方は、先に「ファースト・ジェネレーション」と「フューチャー&パスト」を観て おくことをお勧め。 回転寿司で食事をしてからニコニコ本社に寄る。 「なんかオタクっぽくて嫌だなあ」 と、1号くん。 (お前が言うな!) 池袋駅東口は、ただいま大改装中。 オシャレになって行くに従って、池袋っぽさが薄れてしまうのは、ちょっと寂しい。 帰宅。 ふと、思い立って「ロナルド・L・マレット」でネット検索。 マレット博士はアメリカの理論物理学者で、『タイム・トラベラー―タイム・マシンの方程式を発見した物理学者の記録』 (岡由美訳 祥伝社)の著者である。 ……どうやら博士は、まだダイムマシンを作る気まんまんのようだ。 マレット博士のタイムマシンというのは、レーザーを回転させ、光の「空間を歪める性質」を使って擬似ブラックホールを 作るというもの。 さすがに人間を過去に送ることは出来ないが、素粒子なら送れるはずだというのが博士の考え。 マレット博士のタイムマシンとは、素粒子を過去に送ることで未来の情報を過去に伝えるという仕組みの機械なのである。 この機械で素粒子を送れる「過去」の限界は、そのタイムマシンが動き出した時間。 なので「現在、未来からの通信が来ていない」ということが、将来この機械が作られないということの証明にならない。 だから、この理屈のタイムマシンならば、もしかしたら出来てもおかしくはないといことになる。 博士によれば「タイムマシンの製作には、第1段階として今後5年間で約3000万円の費用が必要になる」そうである。 ビル・ゲイツとかの金持ちが出してくれたら面白いのにな。 寝る。
2016年8月16日(火)
……年甲斐もなくアホみたいに遊び倒した4日間。 さすがに疲れた。 腰が痛い。 のそのそ起きて家計簿に向かう、4日分の支出の計算。 !!!Σ( ̄ロ ̄;) !!!!! み、見なかったことに……。(できるか!) 昼。 ドラマ「ナンバーズ」。 主人公がピザを注文、カードで支払おうとすると、なんと口座の残高がゼロに! 悪い奴に盗まれたのだ。 私もつい最近、似たような目にあった。 悪い奴ではなく、そそっかしい奴のせいで。 簡単に言うと、引落とさなくても良い金(しかも私的にかなり高額)を銀行口座からうっかり引き落としてしまったトンチキ が居たために、いきなり残高がほぼゼロになってしまったのだ。 その口座は他のクレジットカード等の引き落としにも使われていたので、大変困った。 口座引き落としって便利なようで、こういうことがあるから怖いな。 午後。 録画しておいたアニメを2本観る。 ひとつは「名探偵コナン」。 大倉崇裕先生が脚本を書いた回で「不思議な少年」というSF的なサブタイトル。 ちょっとネタバレすると、犯人はオモチャ屋の主人で(^^; 倒叙トリックの作品。 ミステリー作家でありながら特撮SFの大ファンである大倉先生らしく、オチはややSF? (考えてみたらコナンは存在そのものがSFだった) コナンが「見かけは子供、頭脳は大人」な存在である以上、いつかそういうことが起こってもおかしくはない。 そこに初めてツッコミを入れた作品。 大倉先生のサイトの掲示板に「灰原は、立ち聞きしてたんですか?」と質問を書き込んでみる。 録画しておいたもうひとつのアニメは「モブサイコ100」の第6話。 普通のことは何をやってもダメだがスーパー超能力者である兄:茂雄(しげお)通称モブ 普通のことは何をやってもスゴイが超能力がない弟:律(りつ) 1年生でありながら生徒会役員である律が、生徒会で「不良をなくす運動をしよう」と提案。 提案そのものはまともだったが、家庭内の事情で心の歪んでしまった生徒会長によって「不良を罠にはめて学校から追い出す 作戦」に内容がすり替えられてしまう。 身に覚えのない窃盗の容疑をかけられた番長は……。 一方、モブと間違えられて怪しげな超能力研究所に連れて行かれた律は、そこで訓練を受けるうちに超能力に目覚め始める。 そこで彼はついにエクボ(モブに取り憑いていた悪霊で、前回の話で行方不明になっていた)を目にする。 超能力者でなければ見ることのできないエクボの姿が律の目に見えるようになったということは……?! ……というところで、来週に続く。 それにしても「肉体改造部」。 こんな運動部ならば、ちょっと入りたいかも。 練習はキツそうだが、いわゆる「体育会系」の弱い者イジメ感がない。 「試合に勝つ」とか、そういうことが目標ではなく、自分で自分の体を鍛えていくことが目標なので、できない生徒ができな いなりに自分のベストを尽くす姿を普通に認めようという雰囲気がある。 こういう良い人が多く出てくるというのは、原作者の人柄が良いからかな? 観ていて気持ちが良い作品だと思う。 ニュース。 15日付のワシントン・ポスト紙によると、オバマ政権が検討している「核兵器先制不使用政策」について、安倍晋三首相が 反対の意向を伝えたそうだ。 「やられるまでやり返さないとか言って、北朝鮮が核ミサイルを発射したらどうするんだよ?」 と、そういうことなんだろうな。 寝る。
2016年8月15日(月)
朝起きて、 (そろそろ「ゴジラ」を観に行こうか) と思う。 午前中に池袋の映画館に行くが、席が埋まっていて、まともな席が取れるのは夕方からの回だと言われる。 しょうがないので夕方のチケットを取り、サンシャイン60で時間つぶし。 超軽量98gという傘を見つけて試しに買ってみたが(1500円だった)、広げてみると五角形。 軽量にするために、骨を1本減らしたらしい。 五角形の傘は、なんかバランスが悪くて畳むのもやりにくい。 まあ、万一に備えて常にカバンの中に放り込んでおく用なら、これでいいかも。 「炉端かば」でランチを食べて、東急ハンズでちょっと買い物。 そろそろいい時間になったので、映画館へと戻る。 売店で、前脚がなくて顔の気持ち悪い変な怪獣の人形を売っていた。 (これは何だろう?) と、思う。 さて「ゴジラ」。【ネタバレ注意】 ストーリーは、ゴジラが東京で暴れて日本政府が「えらいこっちゃ」になるというもの。 ドラマは、その「えらいこっちゃ」の内容を詳細に描いている。 雑にまとめると「もしも怪獣が現れたら、日本政府はどのように対応するか」のシミュレーション。 監督、実際にお役所に取材に行ったようで、お役所的な対応の様子が描かれている。 まあ、お役所に問い合わせれば、こういう答えが返って来るのだろうなというような、見事に法律に則った対応。 スクリーンいっぱいを字幕の条文で埋めてしまう演出には笑った。 岡田斗司夫氏が何かに書いていたが、庵野監督、政治家や官僚っぽさを出すために、 > 俳優さんに「熟語を早口で しゃべってくれ」と言った のだそうだ。 (政治家や官僚がそういう喋り方をするのは、たぶん相手に突っ込む隙を与えたくないからだと思う) そこで、出てくる俳優がみんな早口言葉みたいに喋る。 年配の俳優さんなんか、可哀想に、ときどき口が回らなくなっていた。(笑) で、怪獣が出てくるのだが、これがさっき売店で見かけた前脚のない顔の気持ち悪いやつ。 これが海から川へ上陸して来るわけで、こいつのなんか変な動きが狂言の「棒縛」で、両手を縄で縛られた太郎冠者が酒を 飲もうと首を突き出すあの動きを連想させると思ったら、スーツアクターは本物の狂言師(野村萬斎)なんだってね。 お馴染みのゴジラも下顎が昆虫っぽい気持ち悪いデザインになっていた。 (この映画の怪獣デザインの基本コンセプトは「気持ち悪い」なのか?) いろいろと掟破りなゴジラで、 (あの形の散水機を作ったら売れないかな?) とか、余計なことを考えてしまったぞ。 人間の芝居の方は、せっかく「早口言葉の官僚」がリアルだったのに、なぜか「日本人とのクォーターで米国政府の要人」 なんて変な女が出てきてしまった。 彼女の祖母が原爆のせいで不幸になったというセリフが出て来るのだが、このお婆ちゃん、どうやら米国の名家の御曹司と 結婚したようだ。 (ぜんぜん不幸になってないじゃん!) そもそも「家柄で大統領を狙えるような名家」の御曹司って、たぶん原爆関係者みたいなややこしい背景を持った日本人の 女性なんかとは結婚しないと思うのだが。 で、この女性も大統領の椅子を狙っているのだとか。(ハイハイ) せっかくのリアルな芝居が、この変な設定の女性の出現で一気に嘘臭くなってしまった。 こんな役を演じさせられた女優さんがひたすら気の毒。 2014年版の「GODZILLA」を観たときにも思ったのだが、ゴジラ映画って原爆関係者を出さなくてはならないみたいな 決まりがあるのか? 嘘臭いと言えば、総理大臣が避難するシーン。 普通は、政府要人は分散して運ぶよな? すごくどうでもいいこと。 主人公がゴジラに襲われて怪我をしたあと「怪我をしています」と言われるシーンとか、周囲の者は救急箱を持って来るシー ンでは、あンまり大した怪我をしているように見えなかっのだが、その後、生き残ったチームの人の前でスピーチするシーン では、おデコに派手な傷が見えた気がするのだ。 私の見間違いか? メイク担当者のミスか? (もう1度観に行こうかなあ) この映画で、最も私自身の心に残った部分。 松尾諭(まつお・さとる)が男前の役をやっていたぜ! 「ゴジラ」は、娯楽作品として成功している映画だと思う。 すごく続編を作りたそうなラストなので「ゴジラ2」とかあるかな? 帰りにサイゼリアで軽く飲んで帰宅。 寝る。
2016年8月14日(日)
朝。 「昨日、ジャニーズのグループが解散するというのが臨時ニュースで流れたが、臨時ニュースにするようなものか?」 と、佐藤編集長からのお便り。 経済的な意味での「大災害」となる立場の人がいるからかなあ? 午後。 作家の卵たちとの交流会。 30代半ばぐらいの年齢で「小説家になりたい」と言っている人々。 当然、中には「そういう感じの人」がいるわけで、言語をコミュニケーション・ツールにすることを拒否しているようなこと を仰せになる方も。 私もかなり大人気ない方なので、相手の言うことをぜんぶ平易な日本語に言い換えてオウム返しに相槌を打っていたら、その うち下を向いてボソボソと喋るようになった。 自分の言うことが高邁過ぎて愚民どもには理解できないのだと思っていたら、単に自分のコミュニケーション能力が低すぎて 考えを伝えられていないだけだったりすると、悲劇だぞ。 誰もやっていないことをやりたいというのは、創造を行う人なら当たり前。 だから周りを見回して「あそこには誰もいない」という方面を目指すことになる。 でもね、実はそこは断崖絶壁で、遠目には誰もいないように見えるけれど、崖の下には死屍累々。 よほどの天才ならばその崖を跳び越えられるのかも知れないから、行こうという君を止めはしないが、跳び越えられた人を 私は見たことがない。 「本格的に作家を目指すために、会社を辞めて来ました」 なんて言っている30代を前にすると、 「いや、せめて何かの賞を取るとかしてからにしようよ」 と言いたくなる。 (30代って、こんなに危うい年齢だっただろうか?) 帰宅。 なんか、精神的に疲れ果てて、寝る。
2016年8月13日(土)
朝。 今日はコミックマーケット。 4時半の目覚ましで目を覚ます。 ……5時過ぎに布団から起き上がる。(そんなもんだ) 6時に駅前で待ち合わせ。 当然のように、相手も寝坊。 有楽町線で豊洲、ゆりかもめで国際展示場正門前。 食料その他を調達にコンビニに寄ったら、レジ前の行列が店の外まで伸びていた。 未清算の商品を手にいったん店の外に出たあと、きちんと並んでお金を払う行儀の良いお客たち。 こういう信頼関係に基づいた商売って好きだな。 さて、7時半。 サークル入場証を手にブースへ。 (ここで自分のブースの場所がわからなくてちょっとドタバタ。人間は2人以上いるとどうしても地味で面倒な仕事はきっと 他の者がやってくれているものと信じる心が生まれてしまうのだ……で、お互い、ブース場所の確認をしていなかった) チラシの山を袋詰めして、椅子を下す。 ……と言われても、コミックマーケットに詳しくない人には何のことやらわからないと思う。 コミックマーケットというのは、同人誌を販売したい者(サークルと呼ぶ)が、コミックマーケット側にお金を払って売り場 を借りるシステムになっている。 この売り場をブースというのだが、1ブースにつき会議室テーブル半分の売り台+パイプ椅子2脚分。 サークルが会場に着いた時点では、自分の借りているブースである机の上に、パイプ椅子2脚が折りたたんで置いてある状態 で準備されている。 ところで、サークルは各種業者(印刷業者とか)にとっては、とても重要な市場である。 よって、サークルがブースに着く前に、これらの業者のチラシが文字通り山積みになっており、これを片付けないことには、 椅子を下に下すことも出来ない。 で、サークルの人間にとって、コミケ会場に着いて真っ先にやらなくてはならない作業は、チラシの山を袋に詰めて片付け、 椅子を机の上から下す作業になる。 さて、次の作業は、ブースを店の形に整えて商品を並べる作業のはずなのだが、売り台にかけるテーブルクロスも、ポスター を掲示するポールも、頒布するチラシも(これがうちの商品)、金庫も、領収書の用紙も、何もない。 それらを持って来るはずの人たちが、まだ来ていないのだ。 しょうがないのでパイプ椅子に腰を下ろしてコンビニで買ったおにぎりを食べ、隣のブースを手伝って感謝されたりしている うちに、どうにかいろいろと揃い、あとは夕方4時までずっとそのまま。 ブースを動けないので、退屈しのぎにやって来るSF関係者と雑談や情報交換。 本日、聞いた「怖い話」。 とあるSF大会の時のこと、会場近くの店舗に、スタッフが宣伝チラシを置いてくれるように頼みに行った。 ところが店主は、ろくに話も聞かず、けんもほろろにスタッフを追い返してしまった。 そのため、スタッフは「SF大会が、どういうイベントで、どのぐらいの規模の人が集まり、いつ行われるのか」を伝えそび れてしまった。 この大会の直前、とあるオタク関連商品が発売され、件の店舗もこの商品を扱うことになる。 そして大会当日、全国から集まって来た1000人規模のオタクたちが、会場近くにあるその店舗へ。 発売直後のオタク関連商品、あっと言う間に売り切れる。 「SF大会が、どういうイベントで、どのぐらいの規模の人が集まり、いつ行われるのか」を全く知らなかった店主は、これ を売れ筋商品と捉えて、早速、追加注文。 2日間のSF大会が終わり、オタクたちはその地域から引き上げる……。 結果、倉庫に在庫の山が出来てしまったという噂だそうで、本当に「怖い話」である。 ショッキングなニュース。 大阪のS上さんが、先月、亡くなられていた。 SF大会の前日の朝に息を引き取られたとかで、大会準備のために会場入りしていたスタッフのひとりに電話で連絡が入り、 「故人と親しかった方に訃報をお伝え下さい」 と言われた幹部スタッフが、館内放送をかけたので、大会に参加した人は知っていたらいしのだが、SF大会に参加していな い私にとっては初耳。 コミックマーケットでは、S上さんを偲ぶための小冊子と追悼漫画が配布されていた。 4時、撤収。 新宿で開かれる別の団体の飲み会に参加。 悲しい出来事。 飲み会参加者に「女にモテない」とぼやいていた青年がいた。 その青年、本日の飲み会でも若い女性参加者を捕まえて盛んに話しかけていたが、しばらくして相手の女性が「帰りたい」と 言い出した。 理由を聞けば「自慢話ばかり聞かされた挙句、上から目線でしつこく内容のない説教をされてうんざりした」のだとか。 結局、その女性は飲み会の途中で帰ってしまい、青年は「逃げるのは良くないよ。もっと話を聞かなきゃ」とか追いすがって 他の参加者に阻止されていた。 ええと……(^^; モテない男というのは往々にして、自分が優秀であることを女にアピールしようとする。 女は基本的に社会性が高い生き物なので、内心「アホか」と思っている相手にも、礼儀上、愛想笑いしたり相槌を打ちながら話を聞いてやることが多い。 モテない男は、この反応を見て「相手が心から自分を尊敬している」と勘違い。 「尊敬を受けている者」の態度で、相手にアドバイスを始めてしまう。 「俺、スゲェ」ぐらいまでなら「ハイハイ」と聞いていた女性も「君はこうしなさい」まで言われたら、さすがにカチン! 心の底からうんざりして、ついには逃げる。 かくて、モテない男は、女の豹変(?)の理由が分からず、 「俺が優秀な人間だということは、たっぷりアピールしたはずなのに、やはり女は中身ではなく外見で人を判断するのか」 女の側は、 「自慢話ばかり聞かされてうんざり。社交辞令ってものを知らないのかしら、馬鹿じゃない?」 ……悲劇である。 (とりあえず、女の子をGETしようと思ったら、自慢話はNGのようだ) こちらも適当なところで帰宅。 寝る。
2016年8月12日(金)
朝。 8時過ぎに無理やりまぶたをこじ開ける。 やや睡眠不足。 午前中。 プリンターがインク切れの表示。 ビックカメラに買いに行こうと支度をして靴を履く寸前にインクの型番を確認しようと戸棚を開けて買い置きのインクの存在 に気づく。 すでに出かける気満々になっていたので買う物もないのにビックカメラに行ったら、1階の携帯電話売り場の隅にPepperが 立っていた。 前に立つと、じっとこちらを見てからお辞儀をするように頭を動かす。(音声は切ってあったようだ) 近くのパンフレット・スタンドに「店頭販売開始」と書かれたパンフレットが刺さっていたので、1冊抜いてPepperの目の 前にかざしてみたら、少しうつむく仕草をした。 本体価格が21万3840円で、月々の通信料だかが1万5984円。 (タブレット端末がでかい人形に貼り付いているものだと思えば良いのかなあ?) イマイチ、使い途が分からない。 マクドナルドでハンバーグを食べてから西口に戻る。 裏通りの洋服屋に立ち寄り、知人女性へのプレゼント用にブラウスとスパッツとネックレスを購入。 合計300円。 この店の値段の付け方が分からない。 2号くんのアパートへ。 録画してあったという「マツコとマツコ」を観る。 アンドロイドにコントをやらせるという実験の回。 人間のコメディアンと組んでのコントは、そこそこ芝居になっていた。 (将来的に、出演者が全てアンドロイドという芝居を観てみたい気がする) 帰宅。 テレビで「コクリコ坂から」をやっていたので途中まで見るが、20分ほど観て私向きの作品じゃない気がしたので消す。 明日は朝からコミックマーケットに行かなくてはならない。 そろそろ寝る。
2016年8月11日(木)
今日は課題の提出日。 1号くんから「映画に行かないか?」とLINEが来るが、それどころじゃない。 断ったら「ジュラル星人の仕業に違いない」という返事が戻って来た。 ジュラル星人(※)、濡れ衣ゴメン。 ※ジュラル星人 「チャージマン研」に出て来る悪い宇宙人。 ちなみに「チャージマン研」とは、そのあまりに雑な作りに伝説となっている1974年製作の日本のアニメ番組。 宿題を提出日ギリギリになるまでやらない癖は、小学校1年の時からなので今さら治しようがないが、困ったものだ。 そして提出日が今日だというのに、動画でアニメを見たり、なぜかめったにやらないネトゲを始めてみたり……。 (子供の頃からダメな子だったが、大人になっても立派にダメな人だな) どうでもいいこと。 MOB CHOIR(モブ クワイア)の「99」という歌、ネットで公開されている歌詞だと、「青春 空へと Splash」と になっているのだが、どう聞いても「青春 Salt Splash」に聞こえるのだよな。 (本当にどうでもいい) 午後。 コンビニの冷やし中華で昼夜兼用の食事。 そして課題。 どう考えても長編向きのプロットを作ってしまっていた。 これで短編小説を書くのは、どう考えても無理だった。 (どうしたものか?) 夜。 23時前に、どうにか書き上げて送信。 残り時間、約1時間。 今回はマジでやばかった! 寝る。
2016年8月10日(水)
朝。 体調、戻らず。 夏風邪のようだ。 課題の締め切りは明日。 ……だが、どうしようもなく進まない。 昼。 ちょっと休憩。 ドラマ「ナンバーズ」を観る。 ……ピーター・マクニコルが出ているという以外、取り柄のない番組のような気がするが、それでも ピーター・マクニコルが 出ているので頑張って観ている。 本国では打ち切りになったそうだ。(それでもシーズン6までは行ったらしい) 午後。 MOB CHOIR「99」をエンドレスで聴いて、なんとか気分を上げる。 (風邪の症状がだんだんひどくなる) 夜。 徹夜のつもりでコーヒーを飲み、課題。 ひたすら課題。 27時。 眠る。
2016年8月9日(火)
長崎に原爆が落ちた日だなあ……。 朝から喉の調子がおかしい。 粘膜が弱いので、炎症を起こすとすぐに出血して不快。 そして課題も進まない。 気分転換にテレビをつけてみるが、なんか分からないスポーツ番組みたいなのばかりやっているし……。 昼。 ドラマ「ナンバーズ」を観る。 アメリカ国内でイスラム教徒が殺害された事件を主人公たちが解決する話。 イスラム教に対するアメリカ人の偏見がてんこ盛りで、笑ってしまった。 何かと言うと「そういう習わしなのよ」というセリフが出て来て来て、文化の背景に関する説明はゼロ。 前に日本人の出てくるアメリカ・ドラマを見て、5分に1回ぐらいの割合で「違うやろ!」とツッコミを入れたくなったのだ が、たぶんイスラム教徒の人も同じ気持ちで見ていたのではないかな? 「キリスト教徒は、死刑囚の死体を象った像を壁に飾り、毎週その前で祈りを捧げるの。そういう習わしなのよ」 「キリスト教は、死んだ人間が甦ったと信じていて、毎年その甦りを祝って祭りをするの。そういう習わしなのよ」 宗教行為は、背景を説明しないと変なことばかり。 午後。 暑い。 だるい。 課題が進まない。 気分を上げるために、MOB CHOIR(モブ・クワイア)の「99(ナインティーナイン)」を聴く。 歌詞がカウントアップしていくので(ワン、ツー、スリー……と始まりナインティーナインで終わる)聴いていると高揚感が ある。 ……つい、関連動画でアニメを見てしまう。 (ダメじゃん!) 夜。 課題はついに完全に詰まってしまった……。 寝る。
2016年8月8日(月)
朝。 手続きの関係で東京芸術劇場へ。 行って帰って来るだけで、汗だく。 昼。 課題。 午後。 1号くんに「飯食いに行かないか?」と誘われて出かけ、サンシャイン60内を散歩。 ここは涼しくて良い。 1号くん、 「ボーナスが出たので、名作だと言われている『ポーの一族』を全巻買って読んでみた」 のだとか、しかし、 「『小鳥の巣』の一番重要な場面(※)で笑ってしまった。魔夜峰央、どうしてくれる!」 だそうだ。 それは、魔夜先生が悪いなあ。(笑) ※「小鳥の巣」の一番重要な場面 ロビンという少年の死の原因であるかも知れない人物にカマをかけるため、主人公ががその人物の前でマザー・グースの 「誰がロビンを殺したか?」という歌を口ずさむシーンのこと。 帰宅。 「玉音放送(お気持ち)」を聞き忘れたことに気づいたが、ネットでほぼ全文が読めたので結果的に問題なかった。 課題。 書いては消し、消しては書き、また消して……。 作業を進めるほど、成果物が減る異常事態。 7時のニュース。 皇居前で直立不動で「玉音放送」を聴いている人の映像が映ったが、あれはマジか? いわゆるテレビカメラ狙いか? ネットで〈ロボットが人に近づく日〉という阪大の石黒教授へのインタビュー記事を読む。 〈――アンドロイドの技術開発が進んでも、ロボットにはできない、人間独自の役割は残ると思われますか。 「残らないと駄目なのでしょうか。人間にも多様性があります。全員が世の中の役にたっているでしょうか。『すべての人間 は(何かアンドロイドにできないことをして世の中で)役にたたないといけない』という前提を置くことには慎重であるべき だと思います」〉 この発想は斬新だなと思った。 石黒教授、他にも「国や公共的な団体がロボットを所有して、ロボットの税金を100%にする」というアイデアをお持ちの ようだ。 つまり、ロボットに働かせてその上がりは国などが徴収、人間には「生活保護」的な形で富を分配するわけだ。 「ベーシックインカム」みたいなものかな? ロボットに労働させて得た金を国家のものにして、それを財源にすべての国民に最低限の生活に必要なだけの金を分配、さら に贅沢をしたい人は、労働して賃金を得るということが出来たら良いと思うけどね。 夜。 「モブサイコ100」を観る。 主人公・モブに生き方を決めさせた人生の先輩の言葉というのが出てきた。 とても立派な言葉だったのだが、それを言ったのが詐欺師の霊幻であったことが分かるという演出だった。 心に響く名言と、詐欺師の舌先三寸が内容的には同じというシュールなオチ。 ナレーションばかりで、ちょっと退屈だったかな。 寝る。
2016年8月7日(日)
朝から喉が変。 1号、2号の風邪を伝染されたかな? 日経朝刊の1面トップは、日本国債に関する特集コラム。 第一回は〈綻ぶ「鉄の三角形」〉というサブタイトルで、三菱東京UFJ銀行がプライマリー・ディーラーの資格を返上した 騒ぎを取り上げていた。 プライマリー・リーダーとは、特別入札に参加して財務省との会合に出席できる代わりにふだんの国債入札で一定の入札義務 を負うという資格のこと。 マイナス金利になって、金融機関は国債を持っているだけで「負の利息」を支払わなくてはならなくなる。 だから国債はあまり欲しくないということになる。 それなのにプライマリー・ディーラーには「入札義務」がある。 損をしてしまう。 だったら、そんな資格はいらないということになる。 で、返上した。 見出しによると、 〈財務省「入札資格返上は裏切りだ」〉 〈三菱UFJ銀、マイナス金利に不満〉 〈「銀行収益を圧迫するマイナス金利政策を突如始めた日銀への抗議だ」ある他行幹部はそう受け止めた〉 と、日経の記事は書いている。 「やっぱり〈マイナス金利政策〉はまずかったんじゃないのか?」 と、日経の記者は思っているのだろうな。 〈未曾有の量に達した日本国債の消化を支えてきた財務省・日銀・銀行の「鉄のトライアングル」。結束は静かにほころび始 めた〉 〈「三菱UFJがプライマリー・ディーラーから抜けても国債市場への影響はありません」財務官僚はそう説いて回る。気づ かないふりはいつまで続くのか〉 素人の理解だと、いままでは「日本は政府が借金をしていても、借り先の多くが国民だから大丈夫」だったのが、黒田さんが マイナス金利政策を打ち出したために、政府と国民の間に立ってくれていた銀行が「もうやってられんわ、いち抜けた」して しまい、だんだん雲行きが怪しくなって来たよと、そんな話かな? 午後。 課題に手をつけ、文章の闇をウロウロ。 夕方からSF乱学講座。 世話人さんが来なくてみんなロビーに溜まっていた。 薫子ちゃんが「ゴジラ」を観て来たとかで、 「まだ観ていないから、ネタバレは言うなよ」 と、言ったら、 「分かりました」 と答えて、ゴジラがどんな兵器でどのようにして倒されるというところまでぜんぶ喋りやがった! (見所は「石原さとみ」らしい) さて、結局、世話人さんは欠席で、別の人が教室の鍵を開けて講座が開始。 タイトル:賢治とベイリー―『銀河鉄道の夜』の宮沢賢治とバリントン・J・ベイリー『カエアンの聖衣』の間に架かる橋 講師:大宮信光氏(SF乱学者) 内容紹介: 両者の共通項として、銀河系や日露戦争があるばかりでなく、服装があるけれど、間には深淵がある。それにしても、<賢治 とベイリー>という対幻想は、英国EU離脱、ダッカ襲撃事件を読み解くのにどこまで有効か、考えてみたいと思います。 ……ということで、いつもの大宮節が炸裂。 もちろん、受講生もツッコミを入れまくり。 講師「衣服を着る生き物は、人間だけです」 受講生1「ヤドカリの殻は衣服の一種では?」 受講生2「ミノムシは?」 と、こんな感じ。 ところで、『カエアンの聖衣』、実は私は読んでいなかった。 気がついた時には、すでに「古典」の扱いで、新訳が出たと聞いた時はたまたま忙しかったと、それだけの理由だが。 なのでこの小説がどんな内容なのか講師にざっくり説明して頂こうと思い、 「主人公は誰で、どこで何をしてどうなったかだけ教えて下さい」 と聞いたら、主人公は「服」らしい。 衣服が支配する世界を描いたSFという理解で良いのかな? 衣服が支配する世界だから、人間は裸になれないということになるらしい。 ところで、実在する裸を嫌う文化と言えば、まず思いつくのがイスラム文化。 イスラム文化に詳しい人が受講生にいたので、 「なぜイスラム社会は肌を見せることを、あれほど嫌うんですか?」 と聞いたら、 「裸は野蛮人の風俗だというのが、彼らの考え方みたいです」 とのこと。 ベリーダンスなどのイスラム教が普及する前の文化との整合性については、微妙なところらしい。 (むしろ、それ以前の文化を否定するために、ことさらに肌の露出を忌避するようになったのじゃないかなあ?) というのは、私の考え。 「包茶」で食事をしてから、帰宅。 日が暮れてるのに、帰り道で汗だくになった。 旧暦原理主義者(笑)のK場さんが、盛んに「もう秋ですよ」と言っていたが、暑いんだよコノヤロー! 寝る。
2016年8月6日(土)
朝。 「とと姉ちゃん」の放送時間が15分早いな……と思ったら、広島の黙祷の時間の関係なのだね。 どのチャンネルも、この時間は広島の特集。 広島市長がオバマ大統領の演説を平和宣言に引用したそうだ。 民放に池上彰氏が出演して「オバマ大統領に謝罪を求めないところが良かった」的なことを言っていた。 私が思うに、戦後の国際社会は「アメリカが勝って良かったね」の上に食卓を並べちゃっている。 ここで「アメリカは謝罪すべき」とか言ったら、壮絶なちゃぶ台返しになってしまうだろう。 そこでご飯を食べている人たち(日本人も含む)にとって大迷惑。 だから謝罪を求めなかった判断は正しいと思う。 午前中。 新しい編集ソフトを使って「独り言」の更新に挑戦。 前に使っていたsohuto (hpDrafter)が新しいノパソのOSに対応していないっぽくて、ずっと古いPCを使って更新作業を やっていたのだが、別のソフト(CotEditor)でなんとかならないかなと。 ……できたことはできたが、かなり時間がかかる。 一番困るのは、リアルタイムのプレビュー機能がないこと。 なんか良いソフトないかな? 午後。 課題をやらなくてはならないのに、なんだか熱っぽい。 そして咽の調子がおかしい。 1号くん、2号くんも風邪でかなりの熱を出しているので、同じ風邪が感染ったようだ。 頭がボーッとするので、ネットで「モブサイコ100」の海外視聴者の反応という動画を観て休憩。 現在放映中の日本のアニメ(英語字幕を付き)を海外の視聴者が鑑賞している様子を撮影してまとめたもの。 興味深かったのは、アメリカ人(たぶん)が、大人である霊幻が中学生の主人公モブを騙して時給300円で働かせている シーンで、かなり本気で怒りを表していたこと。 中学生であるモブは、両親から一定金額の小遣いを貰っているので別に霊幻からバイト代を貰わなくても困らない。 そもそもモブの家庭は裕福で、経済的には霊幻の方が貧しいのだ。 モブは霊幻を「自分の悩みを聞いて相談に乗ってくれる大人」として必要としているわけで、だからバイト代が300円でも 特に問題はないわけだ。 しかし、あれをリアルに重要な収入として捉えていたのなら、彼の怒りはよく分かる。 夜。 セブンイレブンで買い物。 ビタミンC系のドリンク。 ドラッグストアに寄って風邪薬、100均で氷を買って帰宅。 熱が引かない。 寝る。
2016年8月5日(金)
朝刊。 興味深い記事が2つ。 ひとつは、 〈AI、がん治療法助言〉 〈白血病のタイプ見抜く〉 このニュースは、昨晩テレビでもちょろっとやっていたのだが、だいたいこんなことらしい。 病気の診断というのは、医師が病気の症状や検査結果を自分自身の医学知識に照らし「この症状が当てはまるから、この病気 だろう」という風にやるわけだ。 この方法の弱点は、新しく発見されたり珍しかったりする病気の知識を医者が持っていない場合というのがあるということ。 何しろ日々新しくなる医学の知識は膨大だ。 で、今回この膨大な医学データをコンピューターに入力、AIに診断をやらせたところ、 「この患者は、この珍しいタイプの白血病に罹っているので、この薬を処方したら良いでしょう」 てなことを言ったので、その通りにしたら患者が回復したということ。 医者の一番重要な仕事とされてきた「診断」をAIがやっちゃったわけだ。 こういうAIと看護師を組ませたら、医師不足の地域の問題をだいぶ解決できると思うのだけどな。 例えば、看護師が採血して検査業者に回し、結果をコンピューターに送信してAIに診断、処方までをやらせるとか。 もうひとつ、興味深かった記事。 〈狙った遺伝子を操作〉 〈神戸大「ゲノム編集」新手法〉 〈操作したい部分に酵素を付け、DNAを構成する物質に化学変化を起こすことで改変する〉 という手法だそうで、培養したハムスターの細胞を使った実験では、ほぼ100%狙った通りに改変できたのだとか。 将来的には先天的な難病の遺伝子治療に役立つとみられているらしい。 具体的にどういう難病がこの方法で治療できるのか知りたいと思った。 昼。 BSをつけたら映画「黒い雨」をやっていた。 カレンダーを見て明日が広島の原爆忌であったことを思い出す。 午後。 課題……完全に詰まる。 2号くんがしょうもない用事で来る。 「職場の外国人にどこに住んでいるのかと聞かれ、池袋だと答えたら『会社まで徒歩30分だろう歩け!』と言われた」 のだそうだ。 (30分じゃ無理だと思うが、外人さんは脚が丈夫なのか?) 夜。 「モーガン・フリーマン 時空を超えて」を観る。 今回のテーマは「死からよみがえることはできるのか?」 手術のために心臓を停止させる処置。 血液を氷水で冷やして体内に戻す手法で体温を18度程度にまで下げて脳へのダメージを防ぐ。 体温が18度で呼吸も心拍も停止した人間が、再び目を覚ます。 だが、この仮死状態は短い時間に限られる。 いくら体温を下げても血流が途絶えた脳細胞はやがて死に始めてしまうからだ。 死亡した人間の脳を分解して、その神経マップ(コネクトーム)を作ることは可能だ。 ゆくゆくはそのマップを利用して脳を再生することはできるのか? 人間のライフログに基づいて、その心を再現することはできるようになるかもしれない。 だが、肉体のない精神は単に苦痛を感じるだけなのでは? ここで登場、石黒教授。 なぜ「日本」のイメージ映像がラーメン屋の看板だったのかはよく分からないが。 そして、番組スタッフのお気に入り(?)はテレノイド。 石黒教授のアンドロイドの中でピカイチに気持ち悪い外見をした(笑)このアンドロイドが棚に並んでいるところをいかにも なカメラワークで撮影していた。 番組では、石黒教授の開発したジェミノイドを機械的に再生した精神の器にできるのではないかという形で紹介していたのだ が、教授、そんな目的でジェミノイドを開発したんじゃないと思うぞ。 個人的に一番アレだったこと。 石黒教授はアメリカの番組に出演していたので英語で喋っていた。 日本語版は、これを日本語に吹き替えて放送しているわけだが、吹き替えはプロの声優さんであって教授自身ではない。 あの強い大阪弁の、ややダミ声かかった声の代わりに、標準語イントネーションの滑舌さわやかな日本語で喋る石黒教授。 (こんなの石黒教授じゃない〜) 人間を再現するって、難しいことだと思った。 寝る。
2016年8月4日(木)
午前中。 「独り言」を更新しようとしたら、エラーが出てサーバに接続できない。 プロバイダに連絡しつつ、こっちでもソフトを更新したりとバタバタ。 昼。 自民党東京都連の内田茂幹事長が、その他の4人と一緒に辞任することになったそうだ。 でも、後釜が彼の子分だったら本質的なものは変わらないと思うが。 午後。 プロバイダから連絡。 サーバのトラブルがあったそうな。 復旧したというので、遅くなったが「独り言」を更新。 夜。 2号くんから電話。 「転職先の人とランチに行ったら1回の食事に800円以上かかって、財布がカラ」 と愚痴られた。 ご苦労さん。(^^; 「いま民法でやっているバラエティーで法医学者が出ている」 と、教えられたので見てみたのだが再現ドラマの漫画的な演出に少し引いた。 法医学者の上野氏を演じる役者が、鑑識結果が出るたびに「真実はいつもひとつ!」と叫び、変なBGMが流れるのだ。 どう見ても、上野氏をバカにしているようにしか見えない。 上野先生、よほどスタッフに嫌われたのか? それとも元からこんなセンスのスタッフだったのか? 課題を少しやってから、寝る。
2016年8月3日(水)
朝。 北朝鮮のミサイルが、また飛んだそうだ。 今回は初めて日本の排他的経済水域内にミサイルの弾頭部分が落下したのだとかで、これは明らかな挑発行為。 「敵の明らかな挑発行為」に釣られちゃいけないのは、軍事作戦のイロハ。 これは「北サン、必死やのう」と、せいぜい非難声明でも出しておくのが良いかと思うな、素人は。 さて、安倍改造内閣の顔ぶれが発表された。 財政規律重視派の谷垣さんが怪我で幹事長を辞め、財政出動派の二階さんが新しい幹事長。 日本の赤字は大丈夫か? 昼頃。 テレビを見ていてふと思ったのだが、8月に入ってから自衛官募集がCMをやたら増えてないか? 人手不足か、自衛隊? 少子化で若者の数が減っているからなあ。 そうなると、どうしても「徴兵制」という言葉が頭を過る。 ちなみに、憲法で徴兵制が禁止されていると言っている人たちが根拠としている条文は、コレ↓ 〈憲法18条〉 「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない」 国民にとって、国を守ることは「意に反する苦役」なのか? その辺は、あくまで「解釈」の問題だよな。 安倍さんの憲法解釈では、どうなんだろう? 夜。 ツィッターを見ていたら、どうやら現在進行形で「孤独のグルメ」を放送しているらしい。 急いでテレ東をつけると、主人公の井之頭五郎が山道を軽トラで走っているシーンが映った。 スペシャルの「真夏の東北・宮城出張編」ということで、主人公は三陸女川町で海鮮五色丼を美味そうに食べる。 メニューが映ったが、ゼロが3つの高級ランチ。 なんかこっちも腹が空いて夜食。 ただしメニューはコンビニで買った冷凍のかきあげで「かき揚げそば」という庶民派。 (エビが意外にプリッとしていて美味かった) ドラマの最後に「別腹」として五郎がサバだしらーめんを食べるシーンがあったが、あれは昼食を2回食べたと解釈して良いのかな? ドラマが終わってニュース。 新幹事長の二階さんが、2020年度までのプライマリーバランスの黒字化という目標についてテレビ東京のインタビューに 「理想としてそうありたい」 「政策を考え直さなきゃいけねいときもあるかもしれない」 と、答えていた。 プライマリーバランスの黒字化は、あくまで「理想」。 いままでの財政規律重視派の谷垣さんの「政策を考え直す」ということは、やっぱり財政出動派的政策をとるつもりか。 先々のことも考えて最終的に国の赤字がなんとかなるというのなら、それで良いのだが、その辺どういう考えなんだろう? 寝る。
2016年8月2日(火)
昨日の夕方、事業者向けの緊急地震速報に「東京湾でマグニチュード9.0の地震が発生、最大震度は7」という誤報が流れ たのだそうだ。 誤報が流れたのは午後5時9分頃。 これを受けて都営地下鉄や小田急電鉄などが一旦、運行を停止したというから、定時で会社を出た人とかが影響を受けたこと になるな。 気象庁によると、雷の影響で千葉県の富津観測点のデータにノイズが流れたのが原因ではないかとのこと。 事業者向けの緊急地震速報とは、主に鉄道会社などが利用しているもので、一般の緊急地震速報が2か所以上の観測点で揺れ を観測した場合に速報を流すのに対し、1か所で観測されたら速報を流すシステムになっているのだそうだ。 まあ、鉄道なんかは急いで止めないと大惨事になりかねないから、これは妥当なシステムだと思う。 さて、朝の情報番組は、今日も都知事選の続報。 テレビ朝日の番組を見ていたら、東京都議会自民党幹事長の内田茂幹事長の顔が繰り返しアップで流されていたのに笑った。 この人「都議会のドン」とも呼ばれている影の権力者で、元東京都知事の猪瀬さんによると、 「さまざまな利権が彼を通さないと進まないようになってきている」 というほどの力を持っているのだそうだ。 ウィキペディアを見てみたら、 2005年より再び東京都議会自民党幹事長に就任。 2009年の東京都議会議員選挙では落選したものの、東京都議会自民党幹事長は留任。 2013年、東京都議会議員に再当選し、現在は7期目を務める。 と、書いてあった。(見づらいので、崎田が適当に改行を入れた) 興味深いのは〈落選したものの、東京都議会自民党幹事長は留任〉という、ここかな? 議員に落選しても関係なく都議会幹事長を続けていたということになる。 いかにも「一般には知られていない影のドン」という感じがする。 午後。 テレビで「ゴジラ」(1984年版)を観る。 沢口靖子がヒロインで出ているやつ。 私は長らく勘違いしていたのだが、沢口靖子が出演した「ゴジラ」って1989年の「ゴジラ vs ビオランテ」だけじゃなか ったんだね。 確か「ゴジラ」では武田鉄矢が沢口靖子と共演していて、でも沢口靖子が出ていたのは「ゴジラ vs ビオランテ」のはずで、 (アレ???) と、ずっとムダに悩んでいた。(笑) さて、1984年版の「ゴジラ」。 沢口靖子は、まだ「澪つくし」(1985年)でブレイクする前の新人女優で、可愛らしくヘタ。(^^) むかしのパニックもの定番の「もう死ぬんだわ」とか、やたらネガティブ発言をして足を引っ張る女の子の役を演じている。 興味深かったのは、ビルに取り残された男女4名のところに救助のヘリがやって来たとき。 まず、博士、そして沢口演じる少女の兄(博士の助手)の順でヘリに乗る。 結果的に沢口は取り残されることになるのだが、 (えっ、女性が後回し?) と思ってしまった私は、アメリカ映画に毒されているな。 確かに生き残って重要な仕事をしなくてはならない人間から先に救出する方が理に適っている。 夕方。 2号くんのバースデーパーティーに参加。 ケーキと寿司を食べ、ビールを飲んで帰宅。 寝る。
2016年8月1日(月)
朝。 情報番組で、改めて昨日の都知事選の話題。 時点だった増田さんのウリは「中央や他の地方自治体との太いパイプ」だった。 そこで選挙演説ではその点を強調した。 それを聞いた小池さんは「しがらみがない」を自分のウリにして演説で強調。 選挙慣れしていない増田さんは首尾一貫して同じウリを繰り返した。 その結果、増田さんが「太いパイプ」を強調すればするほど、小池さんのウリ「しがらみがない」を補足することになった。 ……さっくりまとめると、そんなところか? 朝刊も1面トップで都知事選を報じており、当選した小池百合子氏、64歳。 同じ1面のすぐ右下に九重親方(元横綱千代の富士)の訃報が載っていて、享年61だった。 スポーツ選手って、長生きできにないのかなあ……。 千代の富士、現役時代にファンだったので、悲しい。 さて、ページをめくって科学技術欄。 〈脳を光で自在に制御〉 という記事が載っていた。 〈光に反応するたんぱく質を神経細胞に組み込み、光を使って活動を自在に操る〉 のだそうで、記事によると、例えば脳梗塞を起こして脳の血流が止まった時に、 〈マウスの小脳で神経細胞の働きを助ける「グリア細胞」に光遺伝子を応用した。脳に通した光ファイバーで光を当てるとた んぱく質がポンプのように働き、グリア細胞内のイオンの行き来が活性化させた。グリア細胞が水素イオンを細胞の外に出す よう光遺伝学で操ると、神経細胞の損傷がおさまった〉 ……簡単に言うと、マウスによる実験で以下のような結果が得られたという話かな? 「小脳で神経細胞の働きを助けている「グリア細胞」に光に反応するたんぱく質を組み込んで脳に通した光ファイバーで光を 当てると、たんぱく質がポンプのように働く。このポンプの力で素イオンをグリア細胞の外に排出させたところ、神経細胞の 損傷がおさまった」 理系の人の書く文章って、ときどき分かりにくい。 昼。 2号くんの誕生日プレゼントを買いに行く。 2号くん、しばらく渋谷でバイトをしていたせいか「アウター」とか、「トップスとボトムス」とかいう言葉を喋る人になっ てしまっていた。 「それは、外宇宙とクォークの話かい?」 と、笑顔で聞き返したら、 「なんか、固まってるね」 と、言われる。 笑顔がひきつっていたらしい。 帰宅。 課題その1を終えて送信しようとしたらエラーが出てしまう。 「選択された課題はまだ発表されていません」 だって。 どうやら私は課題が出される前に課題を提出してしまったようだ。 さすがはSF講座。(笑) 問い合わせたら、 > 今週中には投稿いただける状態になります。 > お手数をおかけしすみませんが、 > なにとぞ、よろしくお願いいたします。 という返事が返って来た。 何らかの手違いがあった模様。 夜。 「モブサイコ100」の第4話を観る。 【以下、ネタバレ注意】 主人公・茂夫(モブ)は、まだ中学生ながら強大な力を持つ超能力者。 超能力に頼ってばかりではいけないと肉体改造部(筋トレ・サークルみたいなもの)に入部した。(これが前々回の話) 今回は、そのモブの通う中学の番長が、他校の生徒と喧嘩するところから話が始まる。 喧嘩には強い番長だが、なぜか相手の裏番ひとりに叩きのめされてしまう。 そこで番長は強そうな生徒の集まる肉体改造部に加勢を頼むが断られる。 番長は、肉体改造部で一番弱そうなモブを人質に肉体改造部の生徒達を呼び出して他校の生徒と戦わせることに。 そこへ問題の裏番が現れる。 実は裏番は超能力者だったのだ。 モブは、超能力を人間に向ける裏番を止めようとして……(次回に続く) ボンズさんだけあって、相変わらず動きが良い。 キャラで言うと、私は主人公の師匠である霊幻新隆が好きなのだ。 嘘つきで口先ばかりの詐欺師だが、利用し搾取している相手のモブを実は一番深いところで理解し支えているのも彼。 こういう深みのあるキャラクター造形が、さすがONEさん。 一見、人間のクズみたいな人物の内面を掘り下げて魅力的なキャラクターを作る天才だな。 午前1時に、1号くんが来る。 「風邪を引いたのだが、風邪薬を切らせていた」 のだそうだ。 午前0時過ぎに薬局が閉まっている街だったのが、奴の敗因か? 寝る。2016年7月分へ 目次へ
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