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独 り 言 (2016年6月分)
2016年7月分へ

2016年6月30日(木)
朝刊。
〈「ロボットのソニー」復活へ〉
〈再参入を発表〉
おおおおおお!!!

〈音響技術やセンサー、最新の人工知能(AI)を活用し、ハードとサービスを組み合わせた新事業を目指す〉
〈ロボット活用で有望視されている製造工程や物流分野も視野に入れる〉
なかなか楽しみな記事だ。

ところで、本日の1面トップの記事は、
〈女性・シニア 働く人の5割〉

〈少子高齢化のあおりで労働人口は6075万人と前回の十年調査と比べ295万人減少し、6千万人割れが目前に迫る〉
という内容。

これとソニーのロボット事業再参入の記事を合わせて考えてみると、なかなか興味深い。
労働者を、どのぐらい機械に置き換えられるのだろう?

おバカ記事。
〈高校の試験問題 LINEで流出〉
〈講師、教室に置き忘れ〉

先生が教卓に置き忘れた試験問題を生徒が見つけて教室中に回される。
よくあること。
それのツールにLINEが使われたというだけのことだ。

新聞の記事にするほどのことかね?
LINEさえなければ、生徒はカンニングをしないとでも?
(これは逆にLINEを使ったからこそ発覚したとも言える)

インターネット関連でもうひとつ、
〈航空自衛隊の元幹部が28日にインターネット上で、中国軍戦闘機が東シナ海上空で「空自機に攻撃動作を仕掛けてきた」
と指摘し、波紋を広げた。

これについて荻生副官房長官は、
〈「いわゆる攻撃動作をかけられた、ミサイル攻撃を受けたという事実はない」と否定した〉
そうだ。

読売新聞(電子版)の記事だと、
〈「攻撃動作をかけられたとかミサイル攻撃を受けたという事実はない」と語った〉
になっていた。
つまり「攻撃動作はかけられなかった」わけだ。

さらに読売電子版の記事によると、
〈今月17日に東シナ海上空を南下した中国軍用機に対し、航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)した際、「上空で近距
離でのやり取り」が発生〉
〈萩生田氏は今回の事案については「特別な行動ではないと判断をしている」と述べた〉
だそうで、早い話が「よくあるスクランブルだった」ということらしい。

この「航空自衛隊の元幹部」(読売の記事では「航空自衛隊の元空将」になっていた)、どこから情報を得たかを調査して、
何らかの処分を行うべきなんじゃないだろうか?

自軍の軍事行動についてインターネットに公開しちゃう元空将って、どんだけアホだ?(それも不正確な情報を)
自衛官には(退役後も含めて)「軍事機密の重要性」を徹底教育して欲しい。

時事通信によると、
〈在日中国大使館の薛剣報道官代理は29日の記者会見で、「全く事実無根」と否定した。
 その上で「人為的な誇張やあおりは、関連問題の処理と解決、中日関係改善のプロセスに悪影響をもたらす」と指摘した〉
とのこと。 

「中国側が自衛隊機がスクランブルをかけるようなことをやった」だった話が、アホのせいで「日本はいい加減な情報を流す
ような国だ」という話になり、外交戦におけるポイントを中国側に与える結果になってしまった。
「情報」を無責任に扱う自衛官は、厳罰にすべきだと思う。

午後。
テレビ東京で「レオン」を観る。
無学でお人好しの殺し屋と、利発な美少女の物語。

ひとつ疑問。
ヒロインの女の子、親がかなりろくでもない奴なのだが、結構いい感じの学校の卒業までの学費は先払いしているのか?

突然キレる悪役の親玉、誰が吹き替えているのかと思ったら、山寺宏一さんだった。
(これに一番驚いた)

夕方のニュース。
盛岡八幡宮の巫女さんを自衛官が誘拐監禁。

巫女さんを誘拐しちゃダメだろ!
それも朝の8時過ぎに巫女装束で誘拐されたということは、巫女さん、お勤め中だったんじゃないか!
「神社に敬意を払わない自衛官」という存在が、私の中ではものすごく銃殺刑。
バチ当たりめが!

容疑者の自衛官、調べに対し、2人は顔見知りで男女関係のもつれだと話しているということだが、「顔見知り」程度の相手
に対して「男女関係のもつれ」などという言葉を口にするあたりがなんともストーカーっぽい。

夜。
1号くんに誘われて、養老乃滝へ飲みに行く。

帰宅後、
「コズミックNEXT」を観る。
ルナ15号について。

月探査でアメリカの先を行っていたソビエト。
しかしリーダーであった人物が死亡したことと、後継者が引きついだ直後に人身事故が起きたことで、計画が停滞。
有人着陸でアメリカに先んじられてしまった……という内容。

有人飛行で遅れをとることが確実になったソビエトは、無人探査機を月に送り、アポロより先に月の土を地球に持ち帰る計画
を立て、実行したのだそうだ。

ここで思い出したのが「第三の選択」騒動の時の話。
アポロ11号とヒューストンとの通信で、アポロの乗組員が「何かを見た」と言ったのに対し、ヒューストンが「ボストーク
じゃないのか?」と言ったのだそうだ。

ボストークは、地球の軌道上に打ち上げられた有人宇宙船の名称。
「地球の軌道上にしか行かないはずの『ボストーク』を月の軌道上にあるアポロ11号の乗員が目撃するはずはない。だから
きっと『ボストーク』は、宇宙人の円盤を指す暗号だったに違いない」というのが、矢追さん系の人たちの説だった。

でも、アポロ11号が月の軌道上にいた同時刻に、ソビエトの無人月面探査機「ルナ15号」が月の軌道上にいたとなると、
話は違ってくる。
もちろん、当時のNASAは、この「ルナ15号」の存在を知っていた。
だったら、アポロ11号の乗員が「月で何か(宇宙船っぽいもの)を見た」と言ったら、NASAの職員がソビエトの宇宙船
だと思うのは、ごくごく自然なこと。

ヒューストンは、
1)ソビエトが「月の土を持ち帰ること」においてアメリカを出し抜くかも知れない「ルナ15号」の存在を、なるべく広め
  たくなかったので(当時アポロとヒューストンとのやりとりは世界中に放送されていた)「ルナ15号」と言う代わりに
  「ボストーク」と言い換えた。
2)NASAはソビエトの宇宙船のそれぞれの名称までは知らず、すべて「ボストーク」と呼んでいた。
3)単に焦って言い間違えた。
……どれだったにしても、宇宙人が月面に居たという話よりは信憑性があると思う。

結局、ルナ15号は月面着陸に失敗。
ルナ16号が月の土を持ち帰るのに成功したのは1970年のことになる。
ちなみに、単なる月面軟着陸だったら1966年にすでにルナ9号が成功している。(世界初)

番組の終わり頃、部屋が揺れた。
 時刻:22時54分頃
 震源:東京都23区(北緯35.7度 東経139.6度)
 深さ:約30km
 規模:マグニチュード3.4
最大震度は練馬区の震度3だそうだ。

23区内が震源ということで気になって調べてみた。
「北緯35.7度 東経139.6度」ピッタリの場所は、杉並区の西荻南2丁目なのだが、小数点以下1桁までしか書いてい
ないから、これはたぶん「四捨五入」した数字だろう。
「四捨五入したら北緯35.7度 東経139.6度」になる範囲。
杉並区を中心に適当に四角を描くと、武蔵野市や三鷹市、世田谷区、中野区、そして今回の地震で最大震度を記録した練馬区
とかが入りそう。
(まあ、とりあえず、あそこいら辺ということは分かった)

寝る。 

2016年6月29日(水)
今朝も蒸し暑い。
テレビをつけると、九州でまた大雨とか言っている。

昼。
都知事選関連のニュース。
小池百合子氏が立候補を表明したそうだ。
但し、自民党東京都連の了承は取っていないそうだ。
桜井俊氏は、やっぱり出馬を断ったとか。
(でも、自民党は食い下がっているらしい)

桜井さんがいなければ、自民党内で小池さんという話もあったろうから、小池さんとしては、
「いつまで断ってる人を追いかけてんのよ、私でいいでしょ!」
なんじゃないかな。

メールのチェック。
〈宅配便お届けのお知らせ〉というタイトルのメールが届いていた。

こんなの================
 ■品名:****************
 ■商品名:宅急便
 ■ご依頼主:
 ■伝票番号:4109−3570−7949

 ヤマト運輸株式会社
====================

で、この下にZIPファイルが付いている。(笑)
ヤマトさんからは、何度も配達通知メールを受け取っているが、ZIPファイル付きのものなんかなかったぞ。
だいだいなんだ「■品名:****************」って???

分かりやすいスパムメール。
こんなZIPファイルを開いてめでたいことはなさそうなので、ソッコー削除。

午後。
課題……やらなくちゃならないんだろうなあ……。

夜。
「クローズアップ現代+」は重力波について。
中川翔子さんを呼んだのは、ある意味、正解。
素人代表として、よく分からないなりにハイテンションで喋りまくっていた。
科学者の興奮を伝えるには正しい演出。
生放送30分で、それなりによくまとめていたと思う。

で、重力波というのは何か?
ゴムのシートをピンと張った上にボーリングの玉を載せてたわませ、「これがブラックホールの重力による空間の歪みです」
の図は、おなじみのヤツ。

今回は2つのブラックホール。
ボーリングの玉は回転しながら次第に近づいて行って、ゴッチンとぶつかりひとつになる。
このゴッチンの時にゴムのシートが大きくボヨヨンと揺れる、シートが波打つ。
この波が重力波。

ちなみに、重力波というのは、物体が移動すれば起きるものなので、ヒーローが両手を前に突き出しながら「重力波発生!」
と叫んだら、物理学的に正しいことを言っていることになる。
ただ、ものすごく小さな波なので、現在の地球の科学では観測不能な重力波になるのだけれど。

で、重力波を観測しようという話。
ヒーローの両手から発生した重力波は、さすがに小さすぎて無理なので、ブラックホールや中性子星がぶつかった時に発生す
る重力波を観測。

そこで問題。
ブラックホールの衝突なんてレアなことは、10万年に1回ぐらいしか起きない。
どうしよう?

テレビから離れて考えてみた……
コーヒーブレイクにジョークをひとつ。
「明日は雨」と天気予報を出した男。
しかし結果は晴れだった。
「ハズレじゃないか」と責められて。
「いや、当たりだ。調べてみたらブラジルが雨だった」
地球上を探せば、きっとどこかは雨のはず……というオチ。

さて、ブラックホールの衝突。
10万年に1回しか起こらなことなら、観測範囲を広げてみよう。
そうすりゃ、どこかでブラックホールが衝突しているはず。

結果、機械を調整して2日後に重力波を観測できたのだとか。
大成功!

その方法は?
垂直に交わる同じ長さの2つの通路AとBに同時に光線を発射。
通路に鏡を設置して、交点で光線Bの進路を光線Aと同じ方向に変える。
通路の長さが同じなので、光線Aと光線Bは途中(交点のところ)から同じ通路を同時に通ることになる。
光は波の性質を持っているので、重なった光線は互いの波を打ち消しあって消えてしまう。
光線が観測できないという結果になる。

ここに重力波が届く。
すると空間が歪むので、通路Aは歪みのせいで短くなり、通路Bは長くなる。
通路の長さが違うので、2つの光線は通路を同時には通らず、重なり合わない。
互いの波を打ち消しあうことがなくなる。
光線が観測できるという結果になる。
つまり、この装置を使って光線を観測できたら、重力波が届いたということになるのだ。

そして観測された重力波の波形は、アインシュタインの予測通り。
(中川翔子さんは「アインシュタインに教えてあげたーい!」と叫んでいた)

そろそろ寝ようかと、その前にネットのニュースを一巡。
桜井氏、都知事選出馬を表明。
(え?)

よく読んだら、出馬を表明したのは「桜井誠」という人だった。
前「在特会」会長だそうで、
「米国のトランプ氏に負けないナショナリズムを掲げる」
と言っているそうだ。
(「ナショナリズム」と自分で言っちゃうような人なのね)

ところで、ドクター中松は、また出るのかな?
寝る。 

2016年6月28日(火)
夢見が悪くて寝覚めがすっきりしない。
蒸し暑い朝。

昼にドラマ「ナンバーズ」を観る。
数学者が犯罪捜査に協力するという設定が面白いと思ったのだが、「容疑者が自分の名前と次のターゲットを数字を使った
暗号で警察に教える」というストーリーに、かなり萎える。
(なぜわざわざそんなことをする必要がある?)

午後。
課題、進まず。

夜。
NHKの「クローズアップ現代+」で「ドラえもんの世界が今 分身ロボット生出演!」というのをやるというからわくわく
しながら見たのだが……

(「コピーロボット」って、そりゃ「ドラえもん」にも出たかも知れないけど、やっぱり「パーマン」だよな)
は、まあ良いとして。

テレビ電話にリモコンの車を付けただけのものを「分身ロボット」と呼ぶべきなのか?
あれはどう見ても「移動式テレビ電話」。
(期待した分、かなりガッカリ)

それはさておき、用途として興味深かったのが医療。
遠隔地の診療所で、このテレビ電話型ロボット(?)が患者を診て医療上のアドバイスをするというもの。
これは病院の無い地域とかで使えそう。

そして、卓上サイズのロボットにカメラやマイク、スピーカーを組み込んだものを使って、育休中の上司が部下の様子を見守
ったり指示を出したりするシステムも面白かったな。
見た目が可愛らしいロボットなので、部下が上司に遠慮せずものが頼めるのだそうだ。

感想。
同じ目的の機械でもアメリカでは相手の顔が見えるテレビ電話型、日本では顔が見えないロボット型が普及しているようだ。
「顔が見えない方がものが言いやすい」というのは、日本人だけの特性なのだろうか?
その辺のところを、石黒教授とかに研究して頂きたいな。

寝る前に課題を少し。
……行き詰まった。
寝る。 

2016年6月28日(月)
朝。
部屋が大きくゆらゆら揺れる。

 時刻:7時57分頃
 震源:福島県沖(北緯37.0度 東経142.4度)
 深さ:約10km
 規模:マグニチュード5.8

最大震度は東北や北関東で3。
東京は震度1ぐらいだったそうだが、かなり長い揺れだった。

昼。
ドラマ「ナンバーズ」を観る。
天才的数学者が、その才能を犯罪捜査に発揮して事件を解決するという話。
彼の才能を惜しんで「ガロアが政治や恋愛などに関わっていなかったら……」と忠告する同僚の顔に見覚えがあると思ったら
ピーター・マクニコルだった。
「シカゴホープ」で病院の顧問弁護士を演じたアラン・バーチ。
頭は良いがちょっとマヌケな役を演らせたら、彼の右に出るものはいないのでは?

ところでドラマ視聴中、地震速報が入った。

 時刻:13時35分頃
 震源:新潟県上中越沖(北緯37.6度 東経138.1度)
 深さ:約10km
 規模:マグニチュード4.4

最大震度は、上越市と能登町で震度3
東京、だんだん囲まれていく感じだが大丈夫なのか?

午後。
昨夜、アパートの敷地内に積み上がっていた荷物が消え、大量のゴミのみが残されていた。
絶対に何かがあったのだと思うのだが、何があったのかは分からない。

アパートの他の住人に聞いたところでは、今朝、外階段に虫(具体的名称を書きたくない)が数十匹も歩いていたのだとか。
「あの部屋の外国人たちは、虫を殺さずに追い出しているようでした」
との証言。
ジャイナ教徒か?(^^;

夕方。
創作講座の人たちと「ロバさんを囲む会」。
ロバさんというのは、創作講座の非受講生(仕事の都合で受講できないのだそうだ)。
ボランティアで創作講座の作品についてかなり質の高い評論をネットで公開してくれている人。

会場は新宿の伊勢丹会館にある「チャンパー」というタイ料理の店。
(どうでもいいが、ここの蒸し鶏は美味だった)
10時までSFの話をして帰宅。

寝る。 

2016年6月26日(日)
朝。
新しいノパソのメールソフトに、とんでもない機能(?)があることが分かる。
同じメアドを使っているデスクトップPCのメールソフトを立ち上げるとダウンロード後のメールがノパソの画面からが消え
てしまうのだ。
これには、かなり蒼ざめる。

サーバからダウンロードしていないメールが消えるのは分かっていたが、ダウンロード後のものまで消えるとは!
何かの設定の問題か?

午後。
メンサ・テスト合格者の会。
出かけようとアパートの階段を降りる途中で、同じアパートに住む外国人の人が階段を駆け降りて行くのに会う。
(何か 、急ぎの用かなー)
と、見送る。

ミーティング終了後の飲み会は盛り上がって、そのままカラオケへ。
帰宅すると、アパートの敷地内が家具の山。
どうやら引越し荷物のようだ。
時刻は夜の9時前ぐらい。

昼に階段で会った外国人の家の前を通りかかったら、中の荷物が全て運び出され、日本人らしい中年の男性が中で後片付け
をしていた。
とりあえず、その部屋の外国人の人たちがものすごく慌ただしく引越しをして行ったらしいことが分かる。
(何があった?!)

ニュース。
イギリスのEU離脱の余波。
ロンドンをイギリスから独立させようという意見まで出てきたそうだ。
スコットランドや北アイルランドは予想していたが、ロンドンって首都だろうが!
(東京が日本から独立する図を想像してみた)
今後どうなるのだろうな、イギリス。

寝る。 

2016年6月25日(土)
今日はバイトの日。
午前8時に出勤して、ずっと椅子に座っている。

昼食は、弁当支給。
控え室で、ひとりで食べる。

午後、ずっと椅子に座っている。
たまに、変な人が来る。

夕食も、弁当支給。
控え室で、ひとりで食べる。

午後8時に終了。
帰宅する。
(疲れた)

2号くんに話したら、
「いいバイトだ。俺もやりたい!」
と言うので、バイト先の人に連絡しておく。
実態は、一般に想像されるより過酷なんだけどね。

新聞に目を通す。
夕刊の1面トップは、
〈英離脱 世界同時株安〉
イギリスのEU離脱の影響で、各国の株価がダダ下がりしているそうだ。
〈金融庁・財務省・日銀臨時会合へ〉

〈EU外相が緊急会合へ〉
こっちは辞任するキャメロン首相の後継者対策を話し合うらしい。
しばらくは、世界がてんやわんや。

寝る。 

2016年6月24日(金)
朝刊。
日経の1面トップは、参院選序盤情勢。
〈自民、単独過半数に迫る〉
〈改憲勢力2/3うかがう〉
世論調査の結果だそうだ。
まあ、自民党は勝つだろうね。

テレビをつける。
民放の情報番組で「イギリスがEUを離脱した場合のメリット」として、「円高で17万円の高級イギリス製品が13万円に
値下がりしてお得」みたいなことを言っていた。
どっちにしろ買わねえよ、そんなもの!(笑)

昼。
イギリスの国民投票の結果が出た。
離脱派が勝ち。
昨日まで「残留派が優勢」とか言っていたので、正直、驚いた。
テレビの解説も「高級イギリス製品が」とかいう呑気な論調からシリアスな経済の話にシフトしていた。

さっそく市場に影響が出て、円高、一時1ドル99円。
日経平均も、一時1300円安。
勘弁して欲しい。

麻生さんがテレビに映って、
「極めて憂慮している」
と、元気のない声で喋っていた。

夕方。
クリーニング屋へスーツを引き取りに行く。
外は雨。

思い荷物を持って6階まで階段を上がったら動悸がした。
歳か?

Twitter。
井上純一氏(中国嫁日記の作者、中国在住)が、中国は竜巻の騒ぎで、イギリスのEU離脱どころじゃないという趣旨の内容
をつぶやいていた。
テレビのそっち関連のニュースを見たら、確かに相当の被害だったらしい。
そしてインドでは落雷があったそうだ。

夕刊。
EU離脱派の勝利を受けて、スコットランド民族党のアンガス・ロバートソン議員が、スコットランドが再度イギリスからの
独立を問う住民投票を行うことを示唆する発言を行ったらしい。
どうなるイギリス?

ちょっと笑った話。
伊勢志摩サミットで、安倍首相が「世界経済はリーマン・ショック前に似ている」と言ったのは、イギリスのEU離脱の予言
だったというネタがネットでウケているらしい。(^^;
なんでもオカルトチックにしがたる奴がいるのだな。

寝る。 

2016年6月23日(木)
朝。
民放の情報番組にチャンネルを回したら、「亡くなられた鳩山邦夫氏は炭水化物抜きダイエットを行なっていた」とか言って
まるで死因が炭水化物抜きダイエットであるかのような話をしていた。

でも、最近の鳩山さんのお写真を拝見した限りでは、ダイエットが必要そうな体型にはとても見えない。
(むしろ悪性の病気なんじゃないかというぐらい痩せている)

鳩山さんの死因は十二指腸潰瘍と発表されている。
十二指腸潰瘍は消化器系の病気だから、それまでのように食事は摂れなくなり、当然、痩せる。

政治家は、自分の病気を隠したがるもの。
消化器系の病気を隠して「食事の量が減った理由」と「急激に痩せた理由」を説明するのに「食事療法でのダイエット」は、
都合の良い言い訳になる。
鳩山さん、本当に「ダイエット」をしていたのかな?
「炭水化物抜きダイエット」は、とんだとばっちりを受けたんじゃなかろうか?

昼。
イギリスのEU脱退を巡る国民投票の投票が開始されたそうだ。
脱退されたら円高は必至だと思うので、その場合はアベノミクスを大幅に修正するなり何なりして対応する必要がありそう。

午後。
課題。
夕方頃になって、やっと「課題その1」が終わる。
「誰もが知っている物語をSFにしよう」という課題だったので「赤ずきん」を元ネタに「宇宙を二分して数十億年に渡って
続けられる大戦争」の話を梗概にまとめてみた。

北朝鮮のミサイルについてのニュース。
北朝鮮の発表によれば「実験は成功」なのだそうで、テレビ画面に映った図によればミサイルは日本や韓国ではなくアメリカ
の方に向けて飛ばされたようだ。
(地球儀を見れば分かる通り、北朝鮮から見るとアメリカと日本は方向がまるで違う)

夜。
「課題その2」に取り掛からなくたはならないのだが、イマイチ気分が乗らない。
早めに寝ることにする。 

2016年6月22日(水)
日経朝刊の1面トップは〈参院選きょう公示〉ではなく、
〈ソフトバンク孫氏、禅譲撤回〉
日経的には、そっちの方が大事か。

参院選関連では、
〈党首討論 アベノミクス論戦〉
という記事で、各党党首の主張を紹介。

自民党・安倍総裁
「デフレから完全脱却して経済を成長させるのが第一の目標だ」
「手段は日銀が判断することで、私が言うことではない」

公明党・山口代表
「デフレ脱却をさらに進め、実感を地方や中小企業、家計へと国の隅々まで届ける」

民進党・岡田代表
「金融や財政で膨らませるだけのやり方は限界がある。経済政策の転換が必要だ」
「(大量の国債を市場から買い取る日銀の金融政策について)前代未聞のことをやっている。歯止めをかけないと未来世代が
不幸だ」

共産党・志位委員長
「アベノミクスによる国民生活の破壊、格差と貧困を是正する」

おおさか維新の会・片山共同代表
「社会保障と税の一体改革は消費増税の再延期で事実上破綻した」

社会党・吉田党首
「格差は拡大している」

生活の党・小沢代表
「実質的に景気は一向によくなっていない」

というわけで、与党側はデフレ脱却という「目標」を掲げ、野党側は格差拡大と景気の低迷という「現状」について攻撃。
(「いまにきっとよくなるから……」という言葉を国民があとどのぐらい信じてくれるのか、なんだよなあ)

午後。
天気はこのところずっと悪く、部屋に籠って課題。

北朝鮮がミサイルを発射したというニュース。
おそらく「ムスダン」というミサイルだろうとのこと。
発射したのは2発で、2発目が400キロほど飛んだのだそうだ。
400キロじゃあ、韓国は危ないけれど日本までは届かないかな?

夕方。
ネットに鳩山邦夫氏死亡のニュースが流れる。
(首相になれずに死んでしまったのか……)
首相になれずに死んだ人は日本中に山ほどいるが、この人の場合、たぶん首相になるつもりで生きてきたのだろうからなあ。

死因は、十二指腸潰瘍とのこと。
ストレスも半端なかったのだろう。
ご冥福をお祈りしたい。

夕刊。
参院選公示の記事。
〈アベノミクス再審判〉
が1面トップ。

やはりそこが争点なのだろうね。
アベノミクスは上手くいっている、そして今後も上手くいくだろうと考えている人は、自民党に投票するだろうという感じ?

夜。
課題……(泣)

寝る。 

2016年6月21日(火)
朝のニュースで「九州で大雨」と言っていた。
(熊本とか、あの辺は大丈夫なのか?)

東京も朝から雨。
郵便局に行く用事があったので、傘を差し、念のためゴム長を履いて出かける。
雨の日にはゴム長が心強い。

帰宅。
課題をやる。

夕方。
ニュース。
運転開始から40年を超えた高浜原子力発電所1、2号機について、原子力規制委員会が20年間の運転延長を認可。
いきなり20年とかじゃなく、もう少し小刻みに延長するわけにはいかないのだろうか?
事故を起こしたら大惨事になる施設なのだから、その辺は慎重になって悪いことはないと思うぞ。

夜。
テレビ埼玉で「ウルトラQ」の再放送をやっていたのを見つけて観てみる。
「マンモスフラワー」
暴れる植物怪獣もさることながら当時の東京の風景が貴重。

主人公の万城目(まんじょうめ)は、航空会社のパイロットという設定。
宣伝ビラを空中から撒くのが主な仕事らしく、仕事の関係で新聞社に頻繁に出入りしているのでカメラマンとも仲が良い。
つまり、巨大怪獣を相手にするのに必要な航空機の操縦というスキルを持っていて、かつ、いち早く事件の情報を入手できる
立場の人間なわけだ。

彼と仲の良いカメラマンは女性で、美人だがちょっと勝気でボーイッシュ。
たぶん当時の男性に人気のある女性像だったのだろう。

主人公の助手は、おしゃべりでおっちょこちょいな若い男。
彼が主に物語のコメディの部分を担当している。

そして、SFで忘れてならないのは「科学的な説明」を行う専門家。
一の谷(いちのたに)研究所の所長である一の谷博士。
世界的権威を持つ科学者という設定で、当時の子供向けドラマによく出てきた「なんでも専門家」。
「博士」なので、どんなことにも詳しいのだ。(笑)

【ネタバレ注意】
物語は深夜の無人の街から始まる。
1960年代の東京のオフィス街は、深夜ともなるとここまで人気がなくなったのか?
最初の犠牲者はパトロールの警察官。
たった一人で深夜のオフィス街をパトロール中に謎の怪物に襲われて死亡。

翌朝、得意先に宣伝ビラを取りに来た主人公は、ここで事件の情報を得ると同時に、「お堀に奇妙な物が浮いている」という
貴重な情報もGET。
さらに、この得意先の女性社員と主人公の助手との恋愛関係が軽く紹介される。(伏線)

主人公は(勤務時間中のはずだが)新聞社のカメラマンであるガールフレンドを車に乗せてお堀へ。
この時に乗っている車が、なぜかオープンカー。
サラリーマンなら、もうちょっと普通の車に乗るもんじゃないだろうか?(^^;

さて、お堀は全体が水なので、最初の登場時にはよくわからなかった地中の怪物の姿が明らかになる。
トゲの付いた巨大な植物の根のようなものだ。
ここで、一の谷博士が登場して「古代の生物には巨大なものもいたから、植物が巨大化しても不思議ではない」的なことを、
もっともらしく説明する。

もちろん特撮モノであるから、ここで巨大植物が大暴れ。
植物の球根が、最初に主人公が行った得意先の地下にあることが判明。
助手とその彼女がピンチ!(伏線が回収され、主人公に救出に行く動機が発生する)

ここで一の谷博士と対立して、科学研究を人命より優先して考えていた科学者が主人公の姿に感動して反省し(人間ドラマ)
怪物をやっつける薬を渡してくれたので(主人公が事件解決の手段を入手)それを使ってハッピーエンド。
1960年代の東京の雰囲気がよく分かる面白いドラマだった。

ニュースを見る。
栽培を禁止されている水草を栽培していた会社員が、外来種被害防止法違反の容疑で逮捕。

この水草はボタンウキクサと言い、以前は普通に水槽用の水草としてペットショップなどで販売されていたが2006年に環
境省特定外来生物に指定し、無許可での栽培が禁止されていたのだそうだ。
知らなかった。

「以前は普通に水槽用の水草としてペットショップなどで販売されていた」ということは、10年前に買ってそのまま水槽の
中で増えっぱなし……という人もいるかも知れない。
逮捕された容疑者は、ネット販売を行っていたので警察の知るところとなったのだと思うが、気付かれないまま金魚鉢の中で
今も増殖を続けているボタンウキクサは、絶対にあると思うなあ。
(異常繁殖したボタンウキクサが人類を襲うというアホなネタを思いついてしまった)

寝る前にネットでニュースを見たら、九州で大雨のために6人が死亡。
(やっぱり、大丈夫じゃなかったか)
九州は毎年水害があるのだから、なんかこう、対策みたいなものがないのだろうか?

寝る。 

2016年6月20日(月)
朝。
貝の食べ過ぎでやや体調悪し。
あさりとムール貝とエスカルゴの、どれが消化に悪かったのだろう?

昼。
ネットで拾ったニュース。
〈It seems the moon is not Earth's only cosmic companion.〉
「月は宇宙における地球の唯一の友ではなかったようだ」で良いのかな?

2016 HO3と名付けられた小惑星が、地球に近い軌道で太陽の周りを回っているのが発見されたのだとかで、
〈making it a "quasi-satellite" of our planet, scientists say〉
「それは我々の惑星の『準惑星』ということになる」か?

この小惑星は4月27日ハワイのある望遠鏡「Pan-STARRS 1」によって発見され、大きさはだいたい幅40m〜100m
ぐらいじゃないかということだ。
探査機を飛ばしてくれないかなあ、JAXAさん?

午後。
映画「トゥルーライズ」を観る。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のコメディ。

タイトルは、直訳すると「ホントのウソ」。
意訳すれば「嘘から出たまこと」。

平凡なサラリーマンに身をやつして、実は諜報員として活躍している主人公が、妻が刺激のある生活を求めていることを知り
危険なスパイ事件に巻き込まれるドッキリを仕込むのだが、その最中に本物のテロリストに襲われてしまい……。

シュワちゃんの役どころは諜報部員なのだが、ターミネーターなんかと打って変わったマヌケな演技も上手いのだなこの人。
一見、シリアスなシーンでも、出てきた瞬間になんとなくマヌケな雰囲気をちゃんと出している。

「売春婦に化けて盗聴器を仕掛けろ」という偽の任務を受けた主人公の妻が下着姿でセクシー・ダンスを踊るシーン。
なぜ、平凡な人妻がそんなダンスを踊れるのか?
ってゆーか、アンタ普段からそんなセクシー下着をつけて生活してるんかい?
とか、ツッコミどころも多いが、まあ、その辺は大人になろう。(笑)

夜。
池上解説番組。
イギリスのEU離脱問題。

離脱派の言い分。
「EUは、細かい規制が多すぎる」
例えば「危険なので8歳以下の子供に風船を膨らませさせてはいけない」。
「そんな細っけえことまでゴチャゴチャ決めんな、鬱陶しい!」
ナルホド。

でも、EUを離脱したところで経済的な問題はどうするの?
中国と仲良くして経済援助とかしてもらおうか。
……というところで出てきたのが、この間のエリザベス女王の「中国は無礼です」発言。
警備員に声をかけての雑談を、たまたまマイクが拾ってしまった……との建前なのだが、こういう取材に慣れている女王が、
そんなウッカリをするだろうか?
彼女はなかなかの策士だぞ。
ちなみに英国王室のメンバーは、日本の皇室と同じで公式に政治的発言をしてはいけないことになっている。
でも「ウッカリ雑談をマイクが拾った」のなら、しょうがないよね?
と、番組ではそんな話。

実は中国が金に飽かして名門ゴルフクラブを買い取り、メンバーの質より金儲けを重視した経営を行うことや、ロンドン大学
の学生の大半が中国人になってしまっている現状がイギリス人を不快にしているそうだ。

話は変わって日本人。
「鉄道発祥の地」と言われるイギリスの地で、日本企業が鉄道車両の製造を行うことに。
日本の鉄道技術はイギリスから学んだものであることを紹介したあと、日本企業の人が登場して、
「恩返しのつもりでやらせていただいています。……イギリスへの恩返しのつもりでやらせていただいています」
録画していなかったのでセリフの詳細は覚えていないが、同じ言葉を、頭に「イギリスへの」をつけて言い直したのは確か。

これ、もしかして番組側からの注文で言い直したのか?
ことによると、このセリフそのものが番組側で作られたもので、素人である企業の人がセリフの肝心なところを飛ばすという
ミスを犯してしまい、ディレクターの指摘で言い直したとか?

イギリスの伝統的な領域に東洋人が入り込んでいるという点では中国も日本も変わらない。
でも、日本は「イギリスへの恩返し」という謙虚な態度で行っているので、中国とは違う。
その「違い」を強調する演出にしたかったのじゃないだろうか。

で、本当のところ、どうなんだろう?
番組で紹介されたのは「日本企業で働くことを誇りに思っています」みたいなことを言っているイギリス人ばかりだったが、
本当にイギリス人がみんなそうなのだろうか?
その辺のところが、ちょっと気になったな。

寝る。 

2016年6月19日(日)
朝。
ゆっくり起きて、朝食はあさりの炊き込みご飯。

講座の課題。
完全に詰まる。

午後。
メンサのメンバーに誘われて佐藤編集長と一緒にシャンソンを聴きに行く。
「あんたは前に行ったことのある場所だから」
と言われて私の方が道案内。
飯田橋で東西線と南北線を間違えてウロウロ。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。

「そうか、あんたいつもこういう風に道に迷っとんのか」
と、感心される。
編集長、「伝書鳩」とあだ名されるほど方向感覚が良い。
方向音痴がどうして道に迷うのか、長年、不思議だったのだとか。

さて、シャンソンだが、今回は「シャンソン歌手とその仲間達」のような企画で、シャンソンはもちろん、ミュージカルや、
宝塚、韓国歌謡……と、バラエティーに富んだ内容。
韓国の歌謡曲って、あまり聞いたことがなかったのだが、日本の演歌っぽいな。

メンサの人が、
「最近、テレビ出演の依頼が増えたのだが、何を喋ってもどうせ番組の意向に添わなければカットされまくるだけだから」
と言うので、
「『我々は愚民どもとは違って超頭の良いエリートなのだ』とか言えば、きっと全部放送してくれますよ」
と答えたら笑っていた。

「サイゼリア」で打ち上げ。
エスカルゴとムール貝をつまみにワイン。
朝から貝づくしの1日。

家に帰って、寝る。 

2016年6月18日(土)
朝刊。
舛添さんが昨日の「知事の定例記者会見」を欠席したのだそうだ。
舛添さんとしては「もう辞める知事の話をいまさら聴いてどうするの?」だったのだろうな。
私も「もう辞める知事の話」なんかにぜんぜん興味はないのだが、マスコミは違うようだ。
いったいどういう話が聞けると期待していたのだろう?
いままでずっとあれだった舛添さんが、突然マスコミが聞きたい話をペラペラ喋り出すとでも?

昼。
SF大会のスタッフ会議。
終了後、軽く飲んで帰宅。

ツィッターを見たら、人違いの情報が拡散されたとかいう話がリツィートで回って来ていた。
なんとなく、読む。

この事件、そもそもの発端は、民放A社と民放B社が街頭インタビューを行ったこと。
それ自体は特に問題はないのだが、2社が新橋駅前の雑踏でインタビューをした相手が同じ女性だったというところから、
話はややこしくなって来る。
「やらせだ」と騒ぎ出す人が出て来たのだ。

質問の内容は2社とも同じ「次の東京都知事は誰が良いと思いますか?」みたいなものだったようだ。
同じ女性に同じ質問をしたので、当然、返って来る答えも同じ。
で「やらせだ」という人は、これは特定の候補者を有利にするための策略だと主張する。
(ライバルである民放2社が協力してまでそんなことをして何の得があるのか分からないが)

さらに「この女性の名前が分かった」と言い出した人が出て来たあたりで、話はもっとややこしくなる。
その女性とはピースボートという団体でボランティアをしている人なのだそうで「ピースボートのボランティアが一般女性を
装ってインタビューに答えるとはけしからん」という話になり(そもそもボランティアは一般人なので「装って」というのは
おかしな話なのだが)ついにこの話が産経新聞の電子版にまで載ってしまった。

その辺りで、さすがにピースボートの人が出て来て「その女性なら、ここずっと熊本でボランティア活動をやっていました。
新橋でインタビューに答えられるはずがありません」と証言。
私もインタビューの女性とボランティアの女性の写真を見比べてみたのだが、あまり似ていない。
(強いて言うのなら、両者ともになかなかの美人)

つまり「インタビューに答えていた女性はピースボートのボランティア」という話は、人違いによるデマだったのだ。
これが分かった時点で、産経は記事を削除して謝罪したのだが、ネットでこの話を流していた方は止まらない。
「2社のインタビューに答えていたのだから、女性がさくらなのは明らか」とそっちの方で話を続ける。

で、ここからは、私の考えなのだが……
この女性、さっきも書いた通り美人なのだ。
おまけに目立つ黄色の服を着ている。

自分が上司から「新橋駅前ですぐにインタビューをして来い」と命じられたテレビクルーだったと想像しよう。
駅前の雑踏の中を急いでインタビューの相手を探す。
相手は、やはりテレビ映りのよさそうな人がいいだろう……。
そんな場合に「目立つ黄色の服を着た美人」が選ばれる確率って、結構高いんじゃないだろうか?
これ「2社のクルーが偶然、同じ人に声をかけた」が、一番素直な解釈である気がする。

おまけ。
名前が挙がっていた「ピースボート」という団体についてもちょっと調べてみた。
どうやら「見聞を広げるための地球一周旅行」を有料で提供する組織であるらしい。
ボランティア・スタッフとして働けば、その分、費用が安くなるというのが売り。

ネットで拾った「ピースボートの船旅」利用者からの悪評は、
・スタッフがボランティアなので普通の客船よりサービスが悪い。
・船が古い。
・同室の客が変な奴だった。
・無料(船旅の料金に含まれている)で付いている食事がイマイチ。
・上陸してレストランで食事をした代金や、上陸地の店で買った土産物代は別料金だった。
などなど。

ざっと読んで私がイメージしたものは「船の上のSF大会」(笑)
(ピースボートも「客」ではなく「参加者」という言葉を使うそうだ)
売っている商品は「快適な船旅」ではなく「経験」なので「快適な船旅」を期待して乗船した人からは非難轟々というこ
とになりそうだ。
(「経験」を求めて乗船した人からは「いい経験が出来た」と好評)

ピースボート側の説明不足なのか?
「参加者」側の「船旅ならこうであるはず」という思い込みのせいなのか?
その辺は、結局、良く分からなかったな。

寝る。 

2016年6月17日(金)
朝。
目を覚まして「とと姉ちゃん」を観るが、途中で眠ってしまう。

なんとか目を覚まして次の課題に取り掛かる。
脳細胞が、まだ酔っ払っている。

昨日、北海道で震度6弱の地震があったのだそうだ。
14時21分ごろで、震源は内浦湾だそうだ。
地図で見たら、だいぶ本州寄りの場所だった。
九州と北海道で相次いで地震。
本州は大丈夫か?

昼。
眠いのだが、いま寝てしまうと睡眠のサイクルがおかしくなる。
眠らないようにテレビを点けて、海外ドラマ「キャッスル」を観る。
1話完結式のミステリー・ドラマで、今回は金持ちだが根性が腐ったお嬢様と、貧しいが心の美しいストリッパーの物語。

殺人事件が発生して、その解決に動く主人公。
お嬢様の根性の腐れっぷりと、ストリッパーの前向きで真面目な性格をたっぷり描写した末に、犯人が語った殺人の動機は、
ストリッパー風情が、お嬢様を穢したと感じて許せなかったから。
「正しさ」というのは、人それぞれなのだろうね。
上手い脚本だ。

続けて「ザ・リング2」を観る。
ビデオは途中からどうでも良くなっちゃって、ひたすら「水」。
サマラ(オリジナル版の貞子の立場)が「キリスト教的な悪魔」っぽくなって、倒すことが可能な敵となってしまう。
お陰で、怖さは激減。

日本の怪談は、化けて出る側にたいてい理があり、倒す側には罪悪感がつきまとう。
(これは「水爆で全身ケロイド状にされたテラノサウルス」であるゴジラも同じ)

「ザ・リング」までは、サマラは「理不尽に殺された少女」だったのだが、「ザ・リング2」地獄とかそんなものの話が出て
来て、話が普通の「悪魔退治モノ」になってしまった。

個人的に面白かったシーン。
車に乗った主人公が鹿の大群に襲われるところ。
つい、ヘラジカの話(「宇宙船レッド・ドワーフ号」シーズン10第1話参照)を思い出して笑ってしまった。

ヘラジカは車は運転しないが交通事故は起こす。(笑)
もしかして、あの「鹿に襲われる」シーンは、脚本家か誰かの実体験とか?

関係ないが、奈良公園の鹿はちゃんと信号を守るそうだ。
ヘラジカが交通事故を起こすのは、きっと交通規則を教えないからだな。(^^)

夕方。
ニュース。
イギリスで、EU離脱反対派の議員が射殺。
(なんかなあ……)

夜。
課題、まったく捗らず。

寝る。 

2016年6月16日(木)
ジメジメとした天気。
嫌な感じ。
体調がすぐれない。
寒いのか暑いのかはっきりしない天気に、自律神経が戸惑っているような。
スタミナ不足かもしれないと、うな重を買って食べて見るが、改善せず。

午後。
体を温めてみることを思いつき、風呂を沸かす。
風呂桶に入ったが全身が冷え切った感じ。
お湯に浸かっているのにまるで温まった気がしない。

夕方。
SF創作講座のためにゲンロンカフェへ。
本日のゲストは冲方丁氏。

受講生の梗概を読んでの感想は、
「いままでの講義で、受講生に梗概の書き方を教えていなかったんですか?」
から始まって、絶好調!

ちなみに私の提出した梗概は、大森先生に「普通」という評価を頂いて、撃沈。
後で詳しく伺ったところでは「評価B止まり」と、どうしようもないものだったらしい)

前回の授業で梗概の評価が上位4名に選ばれたものが作品に仕上げられて、ニコ生中継中に講評が行われる。
(もちろん私は入っていない)
比較的温厚な塩澤編集長(早川書房)の講評が、
「(選んで)ごめんなさい、書かせちゃいけない作品でした」

冲方節も好調そのもの。
ニコ生を見ていた人の感想は「公開処刑か?」「私刑」。

終了後、自分の実作の評価(成績の悪い子の作品は、授業時間中には講評してもらえない)を聞きに列に並ぶが、並んでいる
うちに11時半の閉店時間になってしまったので、24時間営業の居酒屋へ場所を移して続き。
(ビールを飲んだら体の不調が回復した)

私の作品(タイトル「エイリアンには秘密」)は、はっきり言って「古い」らしい。
「これを早川や創元が買うということはない」
「○○○や×××(いずれも同人誌名)なら載せてくれるかも知れないけれど」
とのこと。
玉砕!

明け方までガンガンに飲んで五反田駅から山手線に乗り、瞬きすると大塚駅。
次の駅の巣鴨まで来て気がついた。
(池袋、どこへ行った?)
慌てて降りて、反対行きの列車で戻る。
一瞬に、30分の時間をタイムワープしてしまったようだ。

家に帰ってから傘を忘れて来たことに気づく。
寝る。

2016年6月15日(水)
午前中。
今日の舛添さん。
辞任するらしい。
(なーんだ!)
もうちょっと頑張ってくれると思っていたのに。

今回の舛添さん程度のスキャンダル(数百万円程度の政治資金の不適切な使用)なら、普通はバックについている政党がなん
とかしてくれるものなのだが、舛添さんには前に自民党が民主党に惨敗して政権を取られた時にさっさと自民党をやめた経緯
がある。

舛添さんみたいな人にとって自民党みたいな政党のシステムはアホらしく、たぶん前々から抱いていた不満があって、惨敗の
時に見切りをつけたのだろうが、ちょっと判断を早まった。
その後、自民党が復活したら「あいつは一番苦しい時に俺らを見捨てた裏切り者」と風当たりが強くなる。
それでも舛添さんの人気は絶大だったから、前回の都知事選では自民党もしぶしぶながら舛添さんを担がざるを得ない。

そんな状況の中での今回のスキャンダル。
・人気が凋落した。(利用価値がなくなったどころか、足を引っ張られる危険が大きい)
・前からムカつく奴だった。
→「舛添、イラネ」と、自民党。

午後になると、民放各社が「次の都知事は誰が良いか?」とか街頭インタビュー。
と言っても、局の方であらかじめ選んだ候補者リストの中から選ばせる方式。
リストの中に、見慣れない名前「桜井俊」。
(そんな名前の政治家っていたっけ?)

夕方のニュースで、その桜井俊氏がインタビューを受けていた。
桜井氏は総務省事務次官で、間もなく退官の予定。

東大法学部から旧郵政省に入省後、総合通信基盤局長、情報通信国際戦略局長、総務審議官などを経て、総務省事務次官と
なったエリート官僚……なのはともかく「ジャニーズの人気タレントのお父さん」なのだそうだ。
(そっちかよ!)

年齢的に見て入省は1970年代後半ぐらいなのだと思うが、「東大法学部を出て郵政省」のコースから総務省事務次官まで
上り詰めたということは、仕事のできる人なのだろうね。
テレビカメラの前で出馬をきっぱり否定していた。
賢い人なのだと思う。

夜。
2号くんと飲む。
「この間、オタクじゃない知人の家に行ったら、部屋に本がないのにびっくりした」
という話をされる。
まあ、すべての家で本棚からあふれた本が床から天井まで積み上がっているわけではないということだね。(笑)

家に帰って、寝る。 

2016年6月14日(火)
今朝はまた暑い。
乱高下する気温に、病気ではないが体がだるい。
リポDを飲んでみる。

朝刊のトップ記事は、
〈世界株安・円高が進行〉
イギリスがEUを離脱するのではないかとの懸念からだそうだ。
(世論調査では離脱支持派が半数を超えている)
これで世界経済がドカンと来たら、アベノミクスは大幅な修正というか根本的になんとかしないと対応しきれなくなるのでは
ないだろうか?

昼。
今日の舛添さん。
公明党は不信任決議案を出すことにしたそうだ。

夕方。
舛添さん続報。
議長に「今のうちに辞表を出したら?」と促された舛添さん、拒否。
で、自民党も不信任案を出すことにしたらしい。

不信任決議案が可決されたら場合、
(1)舛添さんが辞める。
(2)都議会を解散する。
(3)舛添さんが辞めて、都議会も解散する。
のどれかになるそうな。

で、舛添さんが辞めたとして、次の都知事はどうするのだろう?
都民の意見としては、いまのところ東京都の財政は黒字でそこそこうまく行っているので、下手にかき回さない人がいい。
せっかく順調に行っているものを「俺のカラーを出したい」「俺独自の路線で」なんて変なことはやって欲しくない。
だから大阪の橋下さんのような個性が勝ち過ぎる人は、願い下げ。
都知事の意見を打ち出すより、都民の意見をよく聞いてくれる人がいいなあ。

夜。
暑いので半ズボン。
膝にノパソを乗っけて作業していたら機械の熱で火傷した。
じんわり火傷した時って案外と痛いのだね。
コンビニで氷を買って来て冷やす。

夜。
ドラマ「重版出来!」最終話を観る。
第1話での活躍以来、基本的に狂言回しを演じてきた主人公が再び主役として活躍。
第1話で物語の中心にいた老漫画家も、再び重要な役割で出てくる。

物語。
主人公が担当しているのは、支配的な母親に虐待されて育った新人漫画家。
仕事にのめり込むと寝食を忘れる彼の健康を心配した主人公は、つい高圧的な態度で健康管理のアドバイスをしてしまう。
その結果、相手のトラウマを呼び起こしてしまい、激しく拒絶されてしまうことに……。

最終回なので、これまでの主な登場人物全員に顔出しさせたいところ。
その辺を「漫画賞の受賞パーティー」という設定にして自然にメンバーに顔を揃えさせる。
このパーティーに来ては不自然な「かつての人気漫画家の娘」は、主人公が担当する新人漫画家のサイン会のシーンでファン
のひとりとして登場させることで解決。
この新人漫画家と廃業した元チーフ・アシスタントの2人、パーティーで顔を合わせたら話をまとめにくくなるかなと、私は
個人的に心配(笑)していたのだが、ここもサイン会を上手く使って漫画家が遅刻することに。
到着した時には受賞者のスピーチがもう始まっていたという流れで両者の会話のシーンを上手く逃げていた。

主人公と何かと対立していた先輩編集者は、実は酒に弱いという話にして、まんざら悪い人でもないところを演出。
(この人が実は良い人だということを、主人公は知らない設定になっている)
演じていた安田顕が目立ち過ぎない範囲で良い味を出していた。
毎回思うのだが、この人はこの辺の加減が実に天才的。
決して主役を食うような真似はしないのに「さすが安田顕!」と思わせる。

これもレギュラーだがパーティー会場には来ない立場の小料理屋の女将は、二次会のシーンで登場。
みんなが騒いでいるところに主人公の担当作品に重版がかるという連絡が入って、タイトル「重版出来!」にリンクする。
きれいな終わり方だった。
面白かった。

全く私個人的にすごく興味深かったところ。
サイン会の前に新人漫画家がサインに添えるイラストを練習するシーン。
広島のSF大会の時のビブオ先生のサイン会を思い出してしまった。
客を前に、その場でサラサラとイラストを描いて見せるのは、意外と難しいらしくそれなりの練習が必要らしい。

寝る。 

2016年6月13日(月)
昨日とは打って変わって涼しい朝。
雨が降っている。

本日の舛添さん。
「不信任案を出すなとは言わないけど、リオの五輪の時に次回開催都市である東京の都知事が選挙中で不在ってのは、まずい
だろ?」
野党各党。
「それでも不信任案を出す」
そこでどうする、自民党と公明党?……つづく。

アメリカからシリアスなニュース。
フロリダで銃乱射事件。
ネットでイスラム教過激派の思想に感化された男が、同性愛者がパーティーを開いていたナイトクラブでライフルを乱射し、
死傷者は合計100人以上。

FBIは、2013年に、この事件の容疑者が同僚に「自分はテロリストとの接点がある」と話したことや、2014年に、
自爆テロの犯人とのつながりがある可能性が浮上したことを理由に、彼をマークしていたが、直接、本人に事情聴取を行った
結果、イスラム過激派とのつながりが薄いと判断されて捜査が打ち切られていた。

つまり「テロリストと接点がある」というのが嘘だったので「なーんだ、ただのフカシ野郎か」と放っておいたところ、テロ
リストに憧れているという点は事実だったので、テロを実行されてしまったと?

アルカイダの時も思ったのだが、ある思想に共感することで、その思想を持つグループと直接の接点を持たなくてもグループ
の一員と類似の行動を取るということは、あるわけで「イスラム過激派とのつながりが薄い」というのを理由に捜査を打ち切
ってしまったFBIは、たぶん叩かれるだろうな。

この容疑者の男、周囲の証言によると「女性や社会的弱者、性的マイノリティーへの差別意識を持っていた」のだそうだ。
自分より弱い者へ否定的な感情を持つ人というのは「社会に不満を持ち、フラストレーションを強い者へ向ける力がない人」
と考えて良いのかな?

(1)自分が社会的に強い立場にいないのが不満だ。(内面的な不幸)
(2)しかし自分より弱い立場の者がいるので、相対的に自分は「奴らよりは強い立場」にいる。(自分への慰め)
(3)性的マイノリティーが力を持ち「惨めで弱い者」ではなくなってしまった。(社会の変化)
(4)自分の「相対的立場」が脅かされる。(自分への慰めが困難になる)
(5)自分の危機であるので自己防衛を行いたい。(欲求)
(6)でも自分を守るためだけに行動を起こすような利己的人間にはなりたくない。(欲求と倫理観の葛藤)
(7)ネットで過激派のグループから「性的マイノリティーは悪だ」という思想を入手。(葛藤のバランスの崩れ)
(8)なんてすばらしい! 自分にとって嫌な連中を攻撃することが「正義」なのだ。(バランスの崩れのエスカレート)
(9)テロ実行。(犯行)

……という段階で容疑者が犯行に及んだと考えると、過激派の思想に触れたなどというのは、きっかけに過ぎないな。
根本的には、この人が社会的弱者で、かつそのことを不幸と感じていたということが原因なのだと思う。

1960〜70年代、フラストレーションを抱えた人間は学生運動などで政府に反抗した。
そうした運動が鎮圧された後もフラストレーションは残ったが、前のことで懲りているので行動は政府には向かわない。
自分よりさらに弱い「社会的弱者」に向かった。
ここで何か対策を取れば良かったと思うのだが、政府は「俺らに向かって来ないならいいや」と放置。
やがて社会の成熟に従って社会的弱者だった者たちの立場が向上。(良いことだ!)
ところが「憂さ晴らしに虐める相手を失った者たち」がテロに走るように。←イマココ
……なんじゃないかね?
(要は、社会的弱者のフラストレーションの処理をどうするかなんだと思うなあ)

さて……
この世に「オタク」という存在がある。
オタクは一見「社会的弱者」なので、ひと昔前のマスコミはオタクを「犯罪者予備軍」などと呼んでいたりした。
しかしオタクの自己認識上、彼らはそれほど「社会的弱者」ではないようだ。
なぜならオタクには「オタク社会」というものがあるから。
「オタク」は一般社会ではペーペーでも「オタク社会」で認められているので、さほど「弱者」としてのフラストレーション
を溜め込まずに済んでいるわけだ。

……で、思うのだが、こういう「社会的弱者」が、自分を不幸だと認識しなければ、こうしたテロ組織の構成員ではない者に
よるテロ(「一匹狼型」というのだそうだ)はだいぶ減るんじゃないかね?

FBIは「ちょっとアブナイやつ」という理由では逮捕しない。
(そんな理由でいちいち逮捕されるようになったら大変だ)
でも「ちょっとアブナイやつ」を放っておいたら、今回のような事件になる。
だから「ちょっとアブナイやつ」を「ちょっとアブナイやつ」じゃなくすれば良いのだ

「ちょっとアブナイやつ」をボランティア活動などに参加させ「必要とされる自分」を感じてもらうというのはどうだろう?
あるいは、仮想世界で……。(^^;

夜。
テロ事件の続報。
民主党のヒラリー候補が、「だから銃規制が大切」と訴え、共和党のトランプ候補が、「だからイスラム教徒の排除が大切」
と訴えたのだそうな。
(アア、ソウ)

寝る。 

2016年6月12日(日)
暑い。
昨日あたりから気温は夏。
夏は暑いのが当たり前なので、汗をポタポタ滴らせながら季節の今を満喫!
……暑い。

午後。
ノパソの動作の遅さにイライラする。
いろいろと試行錯誤するのだが、一向に改善しない。

そんなことを言いつつネットサーフィンをしていて「ハンロンの剃刀」という言葉を知る。
この言葉の意味は、下記の通りだそうだ。
“Never attribute to malice that which is adequately explained by stupidity.”

(うわあ、英語だ!)
……辞書を引く。

 Never〜=決して〜するな
 attribute to〜=〜によるものと考える
 malice=悪意
 that which〜=〜(である)ところのもの
 adequately=十分に
 explained=explain(説明する)の過去分詞形 be動詞+過去分詞で受動態を作るので、 is explained=説明される
 by〜=〜によって
 stupidity=愚かさ

「愚かさによって十分に説明されるところのものを、決して悪意によるものと考えるな」
つまり「失敗したから」で十分説明できることを、わざわざ「わざとやったんだろう」「陰謀だ」などと考えるのはやめろと
いう意味のになる。

例えば、この間の北海道で小学生が行方不明になった事件。
 1)演習場のすぐ外の道まで捜索したのに、演習場の中を探さなかったこと。
 2)廠舎(しょうしゃ)の中を点検した自衛官が中にいた小学生に気づかなかったこと。
 3)そもそも廠舎の鍵をかけ忘れたこと。

これらは全て自衛隊の単純な「ヘマ」なのである。
それを「自衛隊は悪意でやったのだろう」などというのは的外れ。
変なことを勘ぐるべきではないというのが、この「ハンロンの剃刀」の意味。
そうした変な勘ぐりを剃刀で切り払ってしまえば、そこに残るものが真実ということになる。

夕方。
膝に乗せたノパソで火傷しそうになる。
どうやら動作が重いのはこの熱が原因らしい。
気温が高すぎて放熱が上手くいかないようだ。

夜。
「サイエンスZERO」を観る。
金星探査機「あかつき」の話。
当初、メインロケットの故障で計画通り軌道に乗せるのに失敗したので、その後の軌道を計算して再び金星に接近した際に、
姿勢制御用ロケットをメインロケット代わりに使用して無事、金星の軌道に乗せることに成功。

この「1度、軌道投入に失敗した探査機を2度目のチャレンジで軌道に乗せる」というのに成功したのは世界初なのだとか。
なんか「はやぶさ」の時にも似たようなことを言っていなかったか、JAXA?
「再チャレンジ」は、JAXAのお家芸か?(笑)

もうひとつ、金星の「スーパーローテーション」の話。
金星では、惑星全体を自転方向に向かって常に非常に強い風が吹いている。(高度60kmでの風速が、約毎秒100m)
これは金星の自転速度(1周243日)の60倍にもなる。(ちなみに、金星の自転の向きは地球とは逆)
惑星の大気の循環は自転によるものというのが現在の定説なので、金星に自転速度より速い風が吹いている理由がわからない
のだそうだ。

寝る。 

2016年6月11日(土)
朝。
「フラワーズ 7月号」を買いに行く。
発売後すぐに売り切れてしまったために月刊誌でありながら重版がかかったという話題の雑誌だ。
その重版の発売日が今日なのだ。

売り切れた原因は、萩尾望都の「ポーの一族」の最新作が掲載されているから。
実際、書店に買いに行ったら背表紙は薄いグリーンの「flowers」という雑誌タイトルの上に「ポーの一族」の文字が被さり
表紙では雑誌タイトルは「ポーの一族」のイラストで3分の1隠されている。
そして雑誌タトルよりはるかに大きな文字で、黒々と「ポーの一族」の文字。
まるで雑誌名が「ポーの一族」であるかのようだ。

この販売戦略は大成功を収めたようで、月刊誌で重版がかかるという異例の事態に。
小学館さん、おめでとう。

さて、その「ポーの一族」シリーズ。
知らない人はもしかしたら知らないかもしれないので、おおまかなストーリーをさっくり。

18世紀のイギリスで、お家騒動に巻き込まれた幼い兄妹が森の中に捨てられる。
普通だったら、そのまま死んでしまうところなのだが、実はその森には実は吸血鬼の隠れ里があったのだ。
隠れ里で吸血鬼に育てられた兄妹は、その後、吸血鬼の仲間となる。
しかし隠れ里は吸血鬼狩りに遭い、仲間は散り散りに。
家族を殺され、一族の最後の生き残りとなってしまったエドガー・ポーツネル(捨られた兄妹のうちの兄)は、彼が吸血鬼に
なった年齢(14歳)の姿のまま(この作品が書かれた時代である)20世紀までヨーロッパの歴史の中を旅をしながら生き
続けることになるのだった……。

で、今回の最新作は1940年のイギリスが舞台。
ナチスのユダヤ人狩りから逃れてドイツから逃げてきたユダヤ人の少女と出会ったエドガーは……という話で、読み切りでは
なく、今冬に続きが掲載されるそうだ。

そしてこの雑誌には、特別付録として小冊子「訪問者・湖畔にて」が付いている。
「訪問者」と「湖畔にて」は萩尾望都のもう1つの代表作である「トーマの心臓」のスピンオフ作品で「訪問者」は前日譚、
「湖畔にて」は後日譚である。

実を言うと私は「トーマの心臓」本編より、この「訪問者」の方が好きだ。
タイトルの「訪問者」とは、裁きの神のこと。

【注意:あまりに昔の作品なので読む人はもうとっくに読んでいると思うので、以下、盛大にネタバレ】
両親と小学生の息子の3人家族の自宅で、ある日、母親が猟銃事故で死亡する。
銃の暴発事故と思われたこの事件に、ひとりの刑事が疑問を持つ。
「事故」という結論が出されたのは、部屋で銃声がした当時、そこにいたのが死亡した母親だけだったから。
その根拠とされたのが、家の前で遊んでいた子供たちの証言なのだ。
子供3人のうち、1人はその家の息子。
もう1人は彼の友達である女の子。
そして、3人目がその女の子の未就学児の弟なのだ。

小学生2人は、妻のいる部屋で銃声がした時刻に、夫は玄関を出るところだったと言う。
しかし、幼い弟だけが「おじさんは玄関にいなかった」と証言。
証言者の年齢があまりに幼いことと、3人のうちの2人の証言と食い違うことから、警察はこの証言を取り上げなかったのだ
が……。

誰も「嘘」は、言っていないのに、証言の内容が食い違うのはなぜか?
その謎解きの過程は、かなり正統派のミステリー。
しかし、物語のテーマは謎解きではない。

もしも父親が母親殺しの犯人として逮捕されたら、幼い息子は母親だけでなく父親も失うことになる。
これはその息子の物語なのである。

正義を行う「裁きの神」なら、父親を逮捕させるべきだろう。
名探偵は真相を暴き、幼い息子には「強く生きていけ」とか諭してハッピーエンド。

しかしこの物語は、他ならぬその「息子」の視点から描かれている。
父親を失いたくない息子の心がテーマになっているのだ。
「神さまはこないでほしい パパを苦しめないでください」
と、息子は祈るのだが……。

「トーマの心臓」を読んだ人ならご存知の通り、息子は最後に全寮制の学校に入ることになる。
この息子こそは「トーマの心臓」で、ユリスモールの信頼できる親友として登場してくる頼もしい同級生、あのオスカーなので
あるから。
オスカーの、年齢に似合わない大人びた雰囲気の裏には、幼少時のこんな体験があったからなのだというお話。

「トーマの心臓」には、オスカーが校長からなんとなく特別扱いされている雰囲気があったのだが、その理由もこの話の中で
明らかにされる。
そりゃ校長の側にそれだけの負い目があったのなら無理もない。

午後。
佐藤編集長と一緒にサンシャイン60へ。
長らく工事をしていた地下の入り口が綺麗に改装されていた。
吹き抜けのあるホールでは、夕方に演奏会が行われる予定のようで、席を取っておくつもりなのだろう、座席には早々と傘や
バッグが置かれていた。
そういう物を置いておいて盗まれる心配がない長閑さは、やっぱり池袋。(笑)

帰宅。
夜は部屋でゆっくりテレビを観る。
NHKスペシャル「不寛容社会」について。

何かというと「炎上」を起こす人間の心理。
簡単に言うと、格差社会で不満を抱えている人間が「正義を行う」ことによって快感を覚えるのだという話。

ところで番組では、学習帳の表紙から昆虫の写真が消えた理由を「不寛容」の例として取り上げていたが、私は違うと思う。
だって、これはただの「市場調査」だろう?

消費者に「虫の写真は気持ちが悪い」と思う人が増えたから、虫を表紙を使った商品が売れなくなった。
だからデザインを変えた。
これって、ぜんぜんネットの炎上と関係がない。

むしろメーカーが虫の表紙をやめたというニュースを聞いて「『虫の表紙は気持ちが悪い』と言った消費者」を叩いた行動の
方が「不寛容」だと思う。

その後、このノートのメーカーは「虫の表紙のノート(復刻版)」を出して儲けたらしい。
となると、これって単にネットの炎上を上手く利用した商品の宣伝だったんじゃないかという気がして来る。
この件をあたかも「不寛容社会」の代表例のように扱ったこの番組には、かなり違和感を覚えたな。

寝る。  

2016年6月10日(金)
朝。
昨日送った課題の送信時にミスがあったことに気がついて、慌てて学校に連絡。
事なきを得る。

午後。
「ザ・リング」(ハリウッド版「リング」)を観る。
オリジナルの日本語版と違ってヒロインの息子エイダンの精神年齢がかなり高く、サマラ(日本版での貞子)とテレパシーで
会話ができるという設定。
だったら最初からこの子のアドバイスを聞いて行動していた方が良かったんじゃ?
エイダンを演じたデヴィッド・ドーフマンがハンパなく怖くて、あまり「守ってあげないと」という気分になれない。
ひとつの怪談にお化けはひとりで良かったんじゃ?

ニュース。
今日の舛添さん。(笑)
違法なことはやっていないが、道義的責任がどうのという話。
ひとことで言うと、この人、セコい。
そして、周囲の人から嫌われるタイプらしい。
ある意味、それが強みかな?
「私を支えてくれる周囲の人には迷惑をかけられない」なんてことを考えないで済む。
だから今までの政治家と違って、最後までねばるかも知れない。

ところで、もしも舛添さんが辞めたら、誰が次の都知事になるんだろうね?
細川さん?
宇都宮さん?
家入さんだったら、笑うぞ。

夜。
映画「ゼロ・グラビティ」を観る。
【以下、ネタバレ注意】

ロシアが無責任に人工衛星を破壊したせいで、スペースシャトルが大迷惑という話。
悪い事をするのはロシア人。(笑)

ライアン・ストーンというおばさんが出てくるのだが、この人が見事なほどに典型的な「足ひっぱりキャラ」。
事故が起きた時、すぐにシャトルに避難しろと言われたのに、緊急性を理解できずにもたもたしていて命綱なしに飛ばされて
しまう。
ベテラン・パイロットのマット・コワルスキーは、そのせいでシャトルを離れて彼女を救出しに行く羽目に。
ところがこれが怪我の功名。
シャトルは衛星の破片の直撃を受けて大破。
避難していた方が全滅していた。

そこで2人は、命綱で結ばれたまま宇宙ステーションに向かう。
ステーションにあるロシアのソユーズで地球に戻ろうとしたのだ。
ところが、ここのソユーズは、もう別の人が使ってしまったらしい。
さらにマットが……。

オーソドックスな冒険映画には、決まって何かとトラブルを起こす役回りの登場人物が出てきた。
緊急事態なのにそれを理解できずに避難を遅らせ、大事な時に「アタシ、できなーい」と泣き喚く。
この映画のヒロイン、典型的なそっち系のキャラなのだ。

普通の映画だったら、こういうタイプは途中で死んで観客に「自業自得だ。ザマアミロ!」と思われる役回り。
この映画、その「足引っ張りキャラ」を主人公に置いているのだ。
彼女のもたもたぶりにイライラしていた観客が、途中から「あれ、この人、意外とやればできる子?」と気づき始めるあたり
から、物語は俄然、面白くなる。

特に消化器。
「おお、こいつ俺より優秀かも!」と、観ている側が彼女が「ヒーロー」であることを認める瞬間である。

どうでもいいところ。
英語を使うアメリカ人である主人公が言葉の壁に苦労するところが、語学音痴の日本人としては、ちょっと痛快!
中国製の機械を前に漢字が読めずにオタオタする主人公に「こんなん読まれへんのアホちゃう?」と言いたくなった。(笑)
(日頃、私が訳のわからないアルファベットにどれだけ苦労しているか、思い知ったかアメリカ人め!)

残念だったところ。
今夜の金曜プレミアム、吹き替え版で観たのだが、主人公とアンガ(Aningaaq)の会話のシーン。
アンガのセリフが消えていて、まるでストーンが独り言を言っているようになっていた。

主人公が救助を求めようとしたものの、たまたま無線が通じた相手が英語を介さない国の人だったために会話が成立しないと
いう喜悲劇が生じる場面で、このヒロインにとっての「外国語」のセリフの音声が消えていたのだ。
そのため、まるでヒロインが独り言を喋って、いきなり犬の鳴き真似をしだすアブナイ人に見える。
アンガの喋っているのが無線越しの聞き取りづらい外国語だったので、吹き替え制作者が投げた?

ちなみに、この「アンガとの会話」のシーン、人気があったのか、本作品の監督であるアルフォンソ・キュアロン監督の息子
であるホナス・キュアロン監督が〈Aningaaq〉というショートムービーを製作している。
(〈Gravity (2013) - Spinoff Short Film: Aningaaq - The Other Side of Sandra Bullock's Distress 
Call〉で動画検索すると観られる)

このショート・ムービーだとアンガのセリフはクリアに聞こえ、親切に英語の字幕までついている。
ちなみに、ここのやり取りを2本の映画のセリフを合わせてざっくり訳すと(面倒臭いので、だいぶ省略した)こんな感じ。

 ストーン「メイデイ、メイデイ(遭難信号を発する際の緊急用符号語)」
  アンガ「ハロー、メイデイ。私はアンガだ」
 ストーン「メイデイは私の名前じゃないわ。私はストーン。ストーン博士。救助を必要としています」
 (犬が吠える。アンガはそっちに気を取られて話を聞いていない様子)
 ストーン「犬がいるのね。地球からの声だわ。地球からの声!(泣く)」
  アンガ「私の犬だ。病気なんだ。年寄りの犬で、でも私は見捨てたりはしないよ。お別れを言いたくなんてないんだ」
 (……と、延々、自分の犬の話)
 ストーン「(諦めて)犬の声を聞かせて。あなたの犬の声。犬よ、分かるでしょう? ワンワン」
  アンガ「犬の鳴き声はそうじゃないよ。ワオーン、ワンワオーンだ」
 ストーン「ワオーン、ワンワオーン」
  アンガ「(一緒に)ワオーン、ワンワオーン」
 ストーン「私はもうすぐ死ぬの。人は誰だって死ぬわ。分かっている。でも私は今日、死ぬの。変ね。分かっているのに、  
      すごく怖い。誰も私のために泣いてくれない。誰にも祈って貰えない。私のために泣いてくれる? 私のために
      祈ってくれる?」
 (アンガ、子供をあやすのに気を取られて聞いていない)
 ストーン「赤ちゃんがいるの? やさしい歌ね。もっと歌って。私もよく子守唄を歌ってやったわ。もうじきあの子に会え 
      たら嬉しい……」

シリアスな状況でかなり深刻な話をしているのに、通じた会話が「ワオーン、ワンワオーン」だけだったという皮肉な場面。
劇場で観た時、気に入ったシーンだったのにな。

ネットで脚本の原文を探して読んでみたら、確かにアンガのセリフはほとんど書かれていない。
アンガは(Inuit)と書かれていたのだが、無線から聞こえて来る言語については(over radio; in Tagalog)となっていた。

タガログ語って、フィリピンじゃ?
イヌイットもタガログ語を話すのか?
よく分からない。
アメリカ人にとっては少数民族の言語は、みんな一緒とか?

そして、タガログならば、日本にタガログ語を話せる人は沢山いるだろうに、吹き替えに協力して貰えなかったのだろうか?
……とか、イロイロ考えてしまった。

寝る。

2016年6月9日(木)
今日は皇太子殿下の御成婚記念日のはずなのだが、新聞もテレビもその話に触れていないね。
ちょっと気になる。

今朝の大ニュースは、新しく発見された元素の名前がニホニウムに決まったというもの。
周期表、新しいのが出たら買おうか。

さて、私は個人的にそれどころではない。
ゲンロン創作講座の本日が課題の締め切りなのだ。
ひたすらパソコンをパコパコして、夕方5時前になんとか送信する。

一息ついて夕刊を広げたら、1面トップの記事がこれだった。
〈尖閣接続水域に中国軍艦〉
〈初確認、政府が抗議〉
〈ロシア艦も 領海入らず〉

見出しだけだとよく分からないが、領土の周りには「領海」があり、さらにその外側の水域にあるのが「接続水域」。
日経新聞の説明によると、
・原則として公海と同じように他国の船も自由に航行できる。
・不審な船などを見つけた場合は、領海に侵入する意図などを考慮し、警告を発することが認められている。
そんな水域のことなのだとか。

イメージで言うと……
家の塀のすぐ外を普通に歩くなら問題ない。
でも怪しげな感じでウロウロしているようなら「ワレ、ここでなにしとんねん!」と声をかける。
……そんな感じかな?
その「接続水域」に今回「中国海軍の艦船」と「ロシア海軍の艦船」が入ってきたというわけだ。

〈ロシア軍艦船の接続水域の航行は過去にもあり〉
〈尖閣諸島の周辺海域では中国公船による日本の領海や接続水域への侵入が頻発している〉
ということなので、見出しの〈初確認〉の何が「初」なのかと言えば「中国の軍艦は初」ということのようだ。

日経(夕刊)には本件に関する斎木外務次官の発言が掲載されていた。
「尖閣の領有権を巡って中国はこれまで独自の主張を述べてきている。ロシア側はそういうことはない。中国の行動とロシア
の行動は区別している」
だから、ロシアの軍艦が通る分には、特にお咎めなしだったわけだ。

でも、菅官房長官によれば、今回は、
「ロシアに外交ルートを通じて必要な注意を行った」
のだそうだ。
「必要な注意」って、どんな内容だったのだろう?

〈防衛省内には「ロシア艦船が接続水域に入ったため、情報収集のため中国艦船も入ったのではないか」との見方もある〉
と記事にあったから、
「尖閣諸島の接続水域に入る時には、周りに中国の艦船がいないかどうかをよく確かめてね。あいつらややこしいから」
かな?(注意:あくまで私の妄想である)

中国としては「尖閣諸島に関連して領土問題が存在する」ことを世界にアピールしたい立場なので、日本は下手に騒ぐと相手
の術中に嵌ることになる。
外交的に抗議はしても、マスコミを集めてわざわざ記者会見を開いて大ニュースとして報じさせるというの。、あんまりうま
い手じゃなかった気がする。

個人的に夕刊の一番ショッキングだった記事。
宝くじ当選番号の発表。
ハズレたああああ!
巨大ロボ「ジャンボリオン」が欲しかったのに。(笑)

参考までに、実在する巨大ロボ「クラタス」のスターターキットは、1億2千万円。
クラタスと言えば、予定では来月のはずの対メガボッツ戦。
2月以来情報が公開されていないので観戦を楽しみにしているファンとしては、すこしジリジリしているところ。

寝る。 

2016年6月8日(水)
日経が1面トップで、
〈三菱UFJ銀「国債離れ」〉
〈入札の特別資格返上へ〉
と報じていた。

どういうことなのかと言うと……
「国債市場特別参加者(プライマリー・ディーラー)」という特別な資格がある。
メリットは、発行当局と意見交換する場に参加できること等。
デメリットは、発行予定額の4%以上の応札(入札に参加すること)を義務付けられること等。
(ちなみに、この資格がなくても入札には参加できる)

で、マイナス金利政策。
金融機関は満期まで国債を持っていると、儲けるどころか逆に損失を出してしまう。
それなのに発行予定額の4%以上の応札が義務になっている。
結果、義務だから応札はするが、買った国債をすぐに日銀に転売しているという有様。
だったらプライマリー・ディーラーなんていらないよ!
……と、そういうことらしい。

この三菱東京UFJの方針に、他の金融機関が追随するようなことがあれば、国債の発行はやりにくくなるのかな?
金融界全体としては、今の政権の経済政策をどう評価しているのだろう?

午前中。
東京芸術劇場へ。
楽屋口から入って手続きをして出て来ただけ。

午後。
課題、明日が締め切りなのだ!

夕刊。
今日は池田小の小学生無差別殺傷事件から15年目。
そして秋葉原無差別殺傷事件から8年目なのだそうだ。
6月8日は無差別殺傷事件の特異日か?

夜。
課題、終わらず。
……寝よう。 

2016年6月7日(火)
朝刊の地方面。
豊島区が、禁煙を徹底している飲食店を「禁煙レストラン」として認証し、ステッカーを交付する制度を始めたのだとか。
最近、店内禁煙の店が増えていて、むしろタバコを吸える店の方が貴重。
ステッカーを貼ったことで、特に店の客が増えるような気はしない。
税金を使ってステッカーを作る金がもったいない気がするが。

午後。
課題、ずっと課題。
でも捗らない。
かなりやばい状況。

夕刊。
〈夕張市の人口 9千人を割る〉
〈2013年9月末に1万人を割ったばかり、その後2年8ヶ月で人口の1割が減ったことになる〉
〈行政サービスを切り詰めたことも影響し、11〜15年度は年平均で400人近い人口が減少している〉

記事によると夕張市、
世帯数:5198世帯
 人口:8982人
ということは、1世帯あたりの人数は、約1.7人ということになる。
高齢化率は、45%。

メロンは美味しいところなんだけどねえ。
(あのメロンはなくなって欲しくない)
人口がいまの半分になってもやっていけるようなコンパクトな都市計画が必要だよなあ。
労働人口が減った地域でのロボットの導入に、国が補助金を出すとか。

夜。
ドラマ「重版出来!」を観る。

このドラマ、新人女性編集者が一応、主人公なのだが、群像劇で毎回ストーリーのメインとなる人物が違う。
今回のメインは、主人公の直接の上司である副編集長の五百旗頭(いおきべ)。

五百旗頭はかつて、才能ある若手漫画家の担当編集者だった。
その漫画家が持って来たネームを見た五百旗頭は連載を取ろうと頑張るが、当時の編集長のによって却下。
「この作品を描きたいので他社に移る」という漫画家を、その才能を活かすべきだと敢えて引き止めなかった。

ところが、漫画家の側は「さんざん連載する」と言っておきながら直前で中止。
「他社に移る」と言っても、引き止めてもくれない冷たい態度を取られたと恨みに思っていたのだ。
折しも自社で連載中の別の漫画家が、他社の編集から声をかけられ……。

群像劇なので、並行して別の物語も進行中。
主人公が発掘した新人漫画家。
彼の作品には得体の知れない怪物が登場する。
この怪物とは何か?
怪物は、作品のテーマに大きく関わって来る存在なのだ。
担当編集者が連載予定の作品のテーマが説明できなければ、連載会議は通らない。
そこで主人公は、怪物の正体を会議で説明しなければならないのだが……。

一方、この新人漫画家、どうしてもヒロインがうまく描けないことに悩んでいた。
実は彼は幼少時に母親に虐待を受けたトラウマを背負っていたのだ。
悩みつつ編集部を訪れた新人漫画家は、そこでアルコール依存症の父親に育てられ苦労しつつもその苦境を乗り越えた少女と
出会い……。

3人の「主人公」がいる物語を、1時間ドラマの中で見事にまとめていた。
ラストでつい涙が出てしまった。

このドラマ、視聴率は悪いそうだ。
出版とか創作系の仕事をしたい人なら見ておいた方が良いと思んだがなあ。
次回が最終回。

さあ、私の方は課題をやらなくては。
締め切りは明後日なのだ。

敢えて、寝る。 

2016年6月6日(月)
朝。
テレビをつけると、まだ北海道の男児発見の件の続報をやっていた。
番組を見ていて自分の勘違いに気づいた。
捜索中当時のテレビの映像が林の茂みの中を分け入って行くようなものばかりだったので、私はてっきり演習場方面への道は
なく、男児が木の生い茂る林の中を歩いて行ったのだと思い込んでいたのだ。

道があるじゃん!
舗装こそされていないものの、車も通れる立派な道が演習場まで続いている。

実際に、その道を歩いてみると歩き出したレポーター、
「ここに別れ道があります」
などと言いつつ、なぜかわざわざ獣道のようなものに入って行く。
そして行き止まりになっているところから普通の道へ引き返し、
「男の子がこちらの道を選んだのはまったくの偶然です」
って……。
車が走れるような普通の道と獣道とがあったら、普通の人は普通の道へ行くよな?

さらに進むと再び分かれ道があり、
「男の子が右側の道を選んだのは、本当に偶々なんです」
とか言っていたが、インタビューを受けた自衛官によると、やや遠回りながら左の道でも演習場へはたどり着くそうだ。
どっちへ行っても結論はさして変わらなかったということ。

で、演習場の入り口。
門はあるものの両側がガラ開きで簡単に人が通れる状態。
この敷地内に入って最初の建物が、男児が発見された場所なのだ。
要するに、素直に道沿いに来れば簡単にたどり着く場所だった。

レポーターによると、男児の行方不明ポイントから建物まで3時間17分かかったのだとか。
あんな人が行きっこない獣道に入って道草をしなければ、もっと早くに着いただろう。

つまり、せいぜ徒歩3時間程度の距離。
立派な道もある。
私は前に北海道の人は線路沿いを探さないのかと、ここに書いたのだが、どうやら道も探していなかったらしい。

だって演習場は、捜索対象だった道の行き止まりにあるのだ。
そこまで来たなら、ちょっと入れよ。
自衛官が自衛隊の演習場に入るのに、そんなに面倒臭い手続きはいらないと思うぞ。

わざと男児を見つけないようにしていたとは思わないから、見つかりっこないという先入観で、よく探さなかったということ
なのかな?
これを言うと気の毒なのだが、父親が最初につまらない嘘をついたせいで警察の心証が悪くなり、犯罪を念頭においての捜索
になってしまったのではないだろうか。
だから7歳の子供が普通に歩いて行きそうな場所ではなく、何かが埋めてありそうな場所ばかり探していたとか?

朝刊。
沖縄関係の記事。
県議会議員選挙で移設反対派が勝ったそうだ。
例の遺体遺棄事件で米軍に対する反感が強まったのが原因ではないかとのこと。

沖縄関係で、もうひとつ。
米兵が飲酒運転で事故を起こして逮捕されたそうだ。
遺体遺棄事件を受けての「哀悼期間」の最中のこと。

私は基地の町で暮らしたことはないが、基地の町の近所で生活したことはある。
その印象から言うと、米兵って基本的に日本人をナメているよ。
体格が違うからね。
米兵のグループが、少々「おいた」をしたところで、注意できる日本人はあまりいない。

君が、米兵が若い女の子を取り囲んでいるところに遭遇したと思ってくれ。
1)米兵の輪の中に飛び込んで行って女の子を助け出す。
2)「あれはきっと尻軽女で、きっと本人も内心では喜んでいるに違いない。助ける必要はない。俺は悪くない」
  と、自分に言い聞かせつつ、その場を立ち去る。
どっちだ?

お巡りさんだって、手続きの面倒な米兵の事件なんて扱うのを嫌がるし。
そりゃ、ナメられるわな。
今回の事故も「少々の飲酒運転なら日本の警官は何も言わない」と踏んでいたんじゃなかろうか。

午後。
今日の舛添さん。
アヤシイ金の使い道についての調査結果の公表。
「違法ではないが不適切」
とのことで、結論として都知事はやめないそうだ。

ちなみに、話題になった『クレヨンしんちゃん』の購入費については、児童の保護者から「子供が悪い言葉遣いを真似る」と
相談を受け、内容を確かめるために買ったのだとか。

舛添さん、調査を弁護士にやらせたのは、法律面からの調査を重点に置きたかったからなのだろうな。
つまり「違法ではない」ことには自信があったのだろう。
でも「適切ではない」わけだから、再発を防ぐためにも政治資金の使用についてを常時監視する機関を設けてはどうかな。

夜。
テレビ東京の「未来世紀ジパング」はドイツの特集。
先日のサミットで安倍総理の主張した「財政出動」について、ドイツのメルケルさんが乗り気でなかったのは、ドイツは既に
「財政出動」を行っているからなのだそうだ。
「これ以上は、特にいらないでしょ」という立場だったらしい。

その「財政出動」の内容とは、移民への支援金。
番組ではさらっと流したが、たぶんこういうことなのだろう。
金に困っている移民に支援金を渡せば、貯金なんかしている余裕はないから、すぐに使う。
政府が出したお金が、直ちに市場を回り始めるだけだ。
経済政策として考えると、下手に企業に金を流して「内部留保」で止まってしまうより、ずっといい。

それとは関係ないが、昨日のシリア人の話を思い出した。
残念ながら内戦の影響で、昨年、募集が停止されてしまったが、シリアのダマスカス大学に、なぜか日本語学科(2002年
開設)がある。

おそらくは日本側からの働きかけで開設されたのだろうとの話だったが、もう少しシリアの日本語教育に力を注いでいたら、
言葉の壁が低くなって、今回のシリアからの難民も、もっと積極的に日本を目指したのかもね。

寝る。 

2016年6月5日(日)
今朝の日経が、12面1ページをほぼ丸々割いて、
〈乱立 安倍会議〉
〈目立つ短命・開店休業〉
という大見出しの特集記事を書いていた。

(日経は最近、安倍さんに厳しいなあ)
と、思いつつ、中身を読むと。

6月2日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2016」が新鮮味に乏しいと書かれている。
本当は、消費税増税を前提とした文言が盛り込まれる予定だったのだが、首相の増税延期表明を受けて削除したそうな。

「骨太の方針」は、消費税増税を前提に組み立てられた方針だったのに、肝心の増税がなくなっちゃったために、中身のない
ものになってしまったと言いたいのだろうな。

この「骨太の方針」とともに閣議決定された「ニッポン一億層活躍プラン」についても、
〈秋の臨時国会に提出する16年度第2次補正予算の柱になるとみられたいたが、目玉は保育士と介護職員の賃金増ぐらいで
約2000億円の予算にとどまる。担当部署からは「財源がなく思い切った政策ができなかった」との声が漏れる〉

つまり「ニッポン一億層活躍プラン」もダメダメで、理由は「財源がないから」だと。
これも増税延期が原因だと言いたいわけだ。

日経の主な読者層は、経済界の人やビジネスマン。
当然、記事もそっち向きになる。
彼らにとって、消費税の増税をするかしないかは、今後の自分たちの計画や直接の業務に関わる重大問題。
「そこで嘘をつかれた!」と感じているのだろうな。

一方、永田町では民進党が、この間まで、
「アベノミクスは失敗したんだから、政府は消費税増税はやめろ」
最近では、
「政府が消費税増税をやめたということは、アベノミクスが失敗した証拠」
と、攻撃中。

そして、この間のサミット。
安倍さん、日本国内で、
「日本の景気が悪いのは、海外の経済状況が危機的状況だから」
と説明して来たのだが、この間の伊勢志摩サミットで諸外国の首脳から、
「いや、国際的な景気は別に悪くないけど?」
と言われてしまったのだ。

安倍さん、サミット直後に、
「世界経済が通常の景気循環を超えて、危機に陥る大きなリスクに直面している。私たちG7はその認識を共有し、強い危機
感を共有しました」
と語ったのでそれなりの成果を上げたのかと思っていたのだが、実際の首脳宣言を読んでみたら、ぜんぜん違うじゃん!

外務省のサイト(G7伊勢志摩首脳宣言/仮訳)のPDFによると、合意した「世界経済の状況」は、
〈世界経済の回復は続いているが、成長は引き続き緩やかでばらつきがあり、また、前回の会合以降、世界経済の見通しに対
する下方リスクが高まってきている〉
と、始まる。

つまり土台として「世界経済は回復が続いている」というのが、各国首脳が一致した見解なのだ。
そして「下方リスクが高まってきている」と「大きなリスクに直面している」は、どう考えても同じではない。

さらに、安倍さんがこだわった「危機」という言葉についても、
〈我々は、新たな危機に陥ることを回避するため〉
という文章の中に出てくるのみで、これもどう読んでも「現在、危機に直面している」という意味にはならない。
(伊勢志摩サミット、実は大失敗だったんじゃないのか?)

午後。
SF乱学講座に参加するために家を出る。

新宿駅で見かけた2台のタクシーが、いずれもドアミラーを採用していることに軽くショックを受ける。
(私は、フェンダーミラーが好きなのになあ)

顔を動かさずにミラーを見ることができるフェンダーミラーは、長時間の運転をするタクシー運転手には好評だと聞いていた
のに、裏切られた気持ちでいっぱいです!(笑)

流行らなくなったのかねえ、フェンダーミラー。
あの、ピョコッと角みたいにとび出した感じが可愛くて好きだったのだが。

さて、本日の講義は、
「シリアの文化の歴史についてーーシリアの紹介」
講師は、NAHED ALMEREE(ナーヘド・アルメリ)氏(筑波大学人文社会科学研究科文芸・言語専攻 博士後期課程)とい
う、日本語が堪能なシリア人。

シリアの歴史や文化(食べ物やお茶など)の紹介。
アルメリさん、遺跡についてに特に力を入れて解説してくれた。
長い歴史を持つことが誇りなのだろう。

何かといろいろ言われているアサドさんについては、教育や福祉に力を入れている人で、アルメリさん的には好きな大統領な
のだそうだ。
面白かったのは、アサド大統領が「政治に興味がなかったのに、兄が事故死したので、留学先から急遽呼び戻されて大統領に
なった」という話。

大統領と言っても、一種の「王朝」的なイメージのものなのだろうな。
(日本の麻生元首相が「将来の首相にと目されていた弟が事故死したので、留学先から急遽呼び戻されて政治家になった」と
いう話を思い出した)

もうひとつ面白かった話。
「シリアではお天気の話は話題にならない」のだとか。
シリアは「冬は寒い季節、夏は雨が降らない暑い季節」それだけなので、来日当初は、日本人がなぜお天気のことをこんなに
話題にするのか分からなかったのだそうだ。

昔の日本では、田植えの時期を間違えたら死活問題だっただろうし、今も冷夏か猛暑かは家電メーカーやビールのメーカーに
とっての重大問題。

シリアの人にとっては「なんで虫の声が大事?」なのかもしれないが「今年は秋の虫が鳴くのが早い」となれば冬支度を急が
ねばならない気候の国なのだよ、日本は。

逆に、日本人にとって政治や宗教の話は割とお気楽な話題。
でも、そうじゃない国の方が多いのだ。
この点、日本はかなり特殊な国だと思う。

放課後の食事会の時に、何度、注意されても「イスラエル」という言葉を使う人がいて、
「シリア人の前ではパレスチナという言葉を使え」
と、言ったら、
「だってイスラエルとパレスチナは違うでしょう。私が話したいイスラエルのことなんだから」

「中国人に向かって『台湾という国』の話をしちゃいかんだろ?」
と、説明するも、
「だから私はちゃんと『あなたにとっては敵国であるイスラエルの話をするのは不快でしょうが』と断りましたよ」
と、胸を張られてしまった。
(うわあ……)
でも、たぶんこの人「普通の日本人」なんだよなあ。

念のため。
「シリアにとってイスラエルは敵国」なのではない。
「シリアにとってイスラエルは存在していない国」なのだ。
よって「イスラエルという国が存在している」という前提で話をすること自体がダメなのである。

本日の講座での、私の個人的な収穫。
子供の頃に「アラビアのむかし話」的な本で読んで、ずっと疑問に思っていたことがあったのだ。

物語は、だいたいこんな話だった。
王に子供が生まれるたびに、悪い大臣が赤ん坊を犬や猫やねずみとすり替え「王妃は化け物だ」と報告する。
王はそれを信じて王妃を牢に入れるが、のちに成長した子供たちの元へ王がそれと知らずにが訪ねて来る。
食事の時間となり子供たちは王に「真珠を詰めたキュウリ」を出す。
そして、不思議がる王に「キュウリから真珠が出て来るのが有り得ないのと同じように人間が犬や猫やねずみを産むのも有り
得ない」と言って大臣の嘘を暴く。

この話を読んで「キュウリに真珠を詰めるって、どうやるんだ? 入らないだろう?」と、長年、疑問に思っていたのだ。
本日、マハシー(=ズッキーニをくりぬいて肉を詰めたシリアの料理)の話を聞いて、ようやく分かった気がした。
たぶん、翻訳者が「ズッキーニでは日本の子供にわかりにくいだろう」と、キュウリと訳したのだね。
ズッキーニなら、キュウリよりずっと太いから詰めものも入る。
たぶん肉の代わりに真珠を詰めたマハシーを出したということだったのだろう。
長年の謎が解けて清々しい。

家へ帰って、寝る。  

2016年6月4日(土)
朝。
NHKのニュース解説番組で北海道の男児置き去り事件を取り上げていた。

事件を起こしてしまった父親は、子供に危害を加えるつもりはなかったのに、結果的にこんなことになってしまった。
つまりこの人は、悪人ではないけれど、子育てに関する知識、技能に欠けていたのだと思う。
可能ならば、彼には子育ての研修のようなものを受けて貰いたいなあ。
行政が子育て支援策として、そういう研修制度を設置するというのは無理なのか?

それはさておき……
ここからは、事件当時のこの父親の心理状態に関する私の勝手な想像。
発見時の子供の態度から見て、この子は相当に気が強そうだ。
反対に、父親は気弱げに見える。
(事件発生時にも「子供を虐待していると思われたくなくて、つい嘘をついてしまった」と小心な感じの発言をしている)
そこからの推測だが、この父親、日頃からこの「きかん気の息子」に押され気味だったのではなかろうか?

ところが事件当日、山林で車から降ろして走り去る振りをしたところ、日頃なかなか言うことを聞かない息子が泣きながら
自分を追って来た。
子供はすぐに車に追いついて乗車したが、この時、父親の中に「これだ!」的なものが閃いたのではないか?
車から降ろして走り出せば、子供は泣きながら自分を追ってくる。
これは「父親としての威厳」を手にするチャンスかも!

そこで父親は、一度車に乗せた子供を再び降ろし、少し行った曲がり角の先で車を止めて待つ。
父親の計画では、子供は再び泣きながら自分を追いかけて来るはずだった。

ところが、さっきは不意打ちを食って驚いた息子も、2度も同じことをやられたら冷静になる。
「ああ、そういう作戦なのね」
で、「親父の思うままになってたまるか!」と、後を追うのをやめてしまう。

時刻表によれば、ちょうどこの頃、彼の頭上を、銚子口駅16時52分発函館行きの列車が通過したはずだ。
そうだ、電車。
電車の線路を辿って歩いて行けば、父親から離れても道に迷うことはない。
子供は確かな足取りで歩き始める。
もしかしたら、少し走ったのかも知れない。

5分後。
泣きながら自分を追ってくるはずの息子を待っていた父親が「アレ?」と気づく。
不安になって、子供を降ろした場所に戻って来る。
歩いて戻ったので、少し時間がかかっただろう。
その辺をウロウロと探す。
その頃、子供は「父親から離れるために」鹿部駅方面に向かって移動中。

この時、父親が「息子は自分から逃げようとしている」ということに気づいて対応していれば、あるいは子供に追いつけたの
かもしれない。
けれど父親の頭の中には、先ほどの「泣きながら自分に追いすがって来た息子」という「心地良い記憶」があった。
一般的に人間は「心地良い考え」から「不快な考え」に発想をシフトするのには時間がかかるものだ。

事件発生から5〜6日後に、父親は「捜索地域をもっと北側に」と捜索隊に頼んだのだとか。
北側には、線路沿いの林道がある。
つまり「子供が道に迷った」のではなく「子供が自分の意志で林道を歩いて行った」場合に向かう方向。
この頃になって父親はようやく「息子が自分から離れようとして行動した」という考えを受け入れたのではないだろうか?

今回の事件から、この子供が学んだであろう教訓は「父親に逆らうとヒーローになれる」ということかな?
結果的に、良い「しつけ」にはならなかったと思う。

午後。
2号くんから電話。
「靴底、くっつけられる接着剤、持ってねえ?」
「どうした?」
「池袋駅を降りたところで、革靴の底が剥がれた」
「……ミスター・ミニットへ行け!」
「金がない」
「なんとかしろ!」

30分後。
2号くんから報告の電話。
「ミスター・ミニットへ行ったら『靴底を貼り付けるだけなら500円でいい』と言うので頼んだら、しばらくして『上手く
貼り付けられなかったので、タダでいい』と言われた」
(なんとかなって、良かったな)

それにしても、納得のいかない仕事では金を取らないミスター・ミニットの職人魂、偉い!
(別にミスター・ミニットのステマではないよ)

『ダーリンは70歳』(西原理恵子 小学館)を読む。
先日、発売直後に絶版になった例の『ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲』(西原理恵子&高須克弥 小学館)は、この本
の続編である。
(念のため、高須克弥というのは、彼の有名な高須クリニックの院長のこと)

絶版になった理由は、発売後に小学館の上層部から「内容に問題があるので書き直して欲しい」と言われたのを、高須院長
が断ったから。

そして、その本の1巻目である、この『ダーリンは70歳』を読んだところ……
この漫画の雑誌連載当時に、内容に自分にとって不名誉な記述があるのに気づいた高須院長が、担当編集者である小学館の
八巻氏に頭を下げて、その部分の描き直しを頼んだのだそうだ。

電話で院長に頼まれた八巻氏、一旦は描き直しを引き受けたものの、気を変えて元のままの原稿を雑誌に掲載してしまう。
それを知った高須院長は「彼には、おってそれなりの(仕返しをしてやる)」と激怒。
……ということが描かれていた。

今回、その本の続編で、今度は小学館側が高須院長に「原稿の書き直し」を求めて来たわけだ。
残念ながら問題の本を入手しそこなった私はネットの情報でしか問題部分の記述を知らないが、それを読んだ限りの感想を
言わせて貰うと、
「プロの編集者なら、絶対にこの単語はチェックするよなあ」
というような単語が使用されていたのである。
なんでこれが原稿の段階で訂正されずに本になってしまったものか???

「これって、1巻で自分を裏切った八巻氏に2巻で高須院長が仕返しをするというストーリーの小芝居じゃないか?」
と、つい妄想してしまったぞ。

ほとぼりが冷めた頃に西原氏の漫画の部分(こっちは何の問題もない)だけを編集したものが出版され、話題になった本の
関連書籍として宣伝もバッチリ!
とか?(^^;
いや、あくまで私の妄想なんだが。

夜。
BSーTBSで「刑事コロンボ 死を呼ぶジグソー」を観る。
ピーター・フォーク主演の「刑事コロンボ」でありながら、倒叙ミステリーでも、心理ドラマでもなく、よくある刑事ものに
なっているという異色作。

重傷を負いながらも病院を抜け出して捜査に復帰したり、マフィアに変装したりとハードボイルドなコロンボが、荒っぽく車
を乗り回して連続殺人犯相手に大活躍!
(誰だよ、こんなの作っちゃった奴は?)

寝る。 

2016年6月3日(金)
今朝の日経朝刊の連載コラム〈春秋〉が、ちょっと変だった。
内容が例の「アイドル」襲撃事件についてなのだ。
(ちょっと話題が古くないか?)

そもそもあの女子大生が、実は「アイドル」ではなかったことがわかり、マスコミ各社はとっくにその呼び名を使用しなく
なっているというのに、なぜか「地下アイドル」として話を進めている。
(何か事情があって急遽コラムの差し替えをすることになり、古いボツ原稿を使用したとか?)

テレビ。
NHKの「朝イチ」の放送中に臨時ニュースが入った。
例の北海道で行方不明になっていた小学生が見つかったらしいとのこと。
「警察によりますと、3日朝、北海道鹿部町で幼い男の子が見つかり、近くの住宅で保護されたということです」
とか言っていた。

少ししてから民放にチャンネルを変えたら詳しい情報が入っていた。
発見場所は陸上自衛隊の駒ケ岳演習場だそうだ。
(「近くの住宅」というのは誤報か?)
Google Mapで調べたら、演習場は函館本線「鹿部(しかべ)駅」の駅前にあった。

鹿部駅というのは、小学生が置き去りにされた場所の最寄駅・銚子口駅の隣の駅で、置き去り地点を挟んで逆方向にある。
銚子口駅の時刻表で鹿部駅方面行きの列車を調べたら「16時52分発函館行き」という列車があった。
土曜日の17時頃、父親に置き去りにされた7歳児の頭上を、この列車が通過して行ったのだろうな。
列車の走って行った方向に線路を辿れば、鹿部駅に辿り着く。
そのすぐ目の前が駒ケ岳演習場。

報道によると、男の子は行方不明になった28日の夜からずっと演習場内の建物の中にいたそうだ。
今となっては笑い話だが、自衛隊員が懸命に捜索していた間中、探していた子供はずっと自衛隊の施設の中にいたわけだ。
子供が建物に入れたということは、鍵をかけていなかったということか?
(セキュリティーは大丈夫なのか、自衛隊?)
ともかく見つかって、本当に良かった。

どうでもいいことだが、北海道の人って、迷子を探すのに「道路沿い」は探しても「線路沿い」は探さないのだね。
市街地を離れると、あまり列車を利用しないからかな?
最寄駅の両隣の駅周辺って、東京だったら完全に捜索の範囲内と思う。

午後。
所用で区役所へ。
東池袋駅から豊島区役所までの地下道で道に迷うという離れ業をやってのける。
安定の方向音痴能力。

知人と飲んで帰宅。
ネットで北海道の事件の続報を読む。
子供がいたのは「廠舎(しょうしゃ)」という宿泊施設で、寒さをしのぐマットも水道もトイレもあるところなんだとか。
この子、自分の意志で父親から離れ、1週間の冒険を楽しんだだけじゃないかという気がしてきた。

発見された子供は特に泣きもせず、駆けつけた父親の謝罪に「うん」と頷いたそうだ。
逆に父親の方が半べそ状態。
家庭内での、この子と父親の力関係が窺い知れるなあ。
保護された直後の子供の写真というのがネットに上がっていたが、カメラ目線の実にふてぶてしい面構え。(笑)

山の中に置き去りにされても父親を追いかけるどころか、さっさと反対の方向に歩いて行っていまう子供。
確かに扱いづらいよな。
ところでこの父親、保護責任者遺棄罪とかで逮捕されるのかね?

そして子供が一週間を過ごしたという自衛隊の廠舎。
北海道新聞電子版の記事によると、
〈2カ所ある出入り口のうち、1カ所の鍵が開いていたため、大和君はそこから入ったとみられる。5月30日に隊員が定
期的な施設点検として小屋に入り、ストーブなど備品の状態を確認したが、その時は発見できなかったという〉
だそうだ。

発見できなかったのは、子供がうまく隠れていたからか?
「親の元に帰ろうと助けを求めて来る子供」を想定していたのだろうな。
「親から逃げて隠れている子供」とは思わなかったのだろう。

「1カ所の鍵が開いていたため」というのは、鍵のかけ忘れなんだろうなあ。
担当自衛官、怪我の巧妙。

寝る。 

2016年6月2日(木)
朝刊の1面トップ。
〈消費増税延期を表明〉

その記事のすぐ隣にコラム〈増税再延期を問う〉。
コラムを読めば、
〈増税できる環境を整えられなかった首相の責任は重い〉
と「再延期したこと」というより「再延期せざるを得ないほどの経済政策の失敗」を論点としている。

安倍さんは、日本経済は改善していて心配なのは世界経済の悪化の方だと主張しているが、実際に数字を見ると、
〈日本の成長こそ主要国で突出して低い。国際通貨基金(IMF)は16年の実質経済成長率を0.5%とみる。危機に苦し
んだユーロ圏の3分の1だ〉

これ、この間のサミットの時に「アレ?」と思ったこと。
私もずっと「日本の景気が悪いのは、世界的な景気が悪化の影響を受けているから」となんとなく思っていたのだが、実際
に伊勢志摩に先進各国の首脳が集まって会議をしたら、
「世界経済は危機的状況ですよね?」
と、懸命に言う安倍さんに対して、各国首脳の反応は、
「それほどでもないんじゃない?」
だった。

要するに、経済が「危機的状況」にあるのは、先進国の中で「日本だけ」なのだ。

日経は、同じ1面のコラム〈春秋〉で、増税を先送りにする安倍政権を手遅れになって救急車で運ばれるまで病気を放って
おく患者に例えている。

そしてページをめくれば、2面の関連記事は、
〈アベノミクス 傷かくす〉
3面では、
〈景気再点火 道険しく〉

4面(政治面)では、あくまで野党の主張という形だが〈アベノミクスは失敗〉という言葉を目立つ位置に置いている。

7面(国際面)では、各国メディアの報道として、
〈アベノミクス「難航」の見方〉

社会面では、
〈増税延期 よかったの?〉
という見出しで関連記事。

その下に、
〈大人の思考停止では〉
〈方針覆されて混乱〉
と、並ぶ。

上は若者の意見、下は商店主の意見だそうで、若干でも延期を評価している印象の現役世代の意見、
〈家計助かる、でも〉
は、なぜかこれだけ写真の真下に横組みの見出し(つまり、パッと見、目に入りにくい)になっている。

日経新聞、どの面のも一丸となってアベノミクスを叩いているなあ。(笑)
(経済界的に見て、安倍さんは「敵」なのか?)
デフレ脱却を掲げて総理になった安倍さんに期待していたのに「ぜんぜんダメじゃん」と失望しているのかも。

さて、」ぜんぜん関係ないネットで拾ったどーでもいいニュース。
西原理恵子の新刊『ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲』(小学館)が絶版になったそうだ。
先月の25日に出たばかりの新刊だ。

この本、高須クリニックの院長との共著だったのだが、その院長が書いた部分について、
〈「表現に不適切な部分があり、回収することに決定しました。書き直しをお願いいたします」と言われた〉
のだそうだ。
(発売した後の本の内容について「表現に不適切な部分」って、原稿の段階で編集がチェックしたはずだろう?)
で、高須院長が怒って「書き直さない」→絶版へ。

2号くん、慌てて池袋の書店に走ったのだそうだが、
「取り扱っていませんと言われた」
と、わざわざ電話でご報告があった。
(しまったあ! 買っておけば良かった!)

午後。
課題、捗らず。

夜。
2号くんが会社帰りに家に来る。
なか卯のうな重を食べる。

「アンビリーバボー」という番組を途中から見たら、戦時中の感動話をやっていた。
 戦前、看護婦を目指していた若い女性。
 しかし試験に落ちてしまう。
 失意の日々の中で商船学校生と巡り逢い、婚約。
 しかし太平洋戦争が勃発し、婚約者は海軍へ。
 そして戦況は悪化。
 婚約者は婚姻の手続きを急いだが軍人の結婚には軍の許可が必要なために、やたら時間がかかる。
 結局、手続きが済む前に婚約者は戦死。
 戦死の公報を受け取るも、戦時中の特例で、死後の婚姻が認められる。
 婚約者が婚姻を急いだのは、海軍軍人の遺族は医学校への入学金及び学費が免除されるという制度があったから。
 女性はめでたく医学校に入学、戦後、医師国家試験にも合格し、いまも現役の医師として活躍している。
……そういう話だった。

一番驚いたのは「戦時中の特例で、死後の婚姻が認められ」というところ。
「本当かよ?」と、ネットで調べたら、ちゃんと裁判とかいろいろあった後に認められているのだね。
ここのところを省略するから、訳のわからない話になる。

戦死した軍人の妻を対象にした医学専門学校の受験枠というのは、本当にあったらしい。
彼女が出たのは東京女子医学専門学校(東京女子医専)。
戦前は東京女子医専を出た人は、無試験で女医になれたはずだから「医師国家試験に合格し」ということは、戦後の医大の
制度改革に引っかかってややこしい思いをしたひとりなのかな?

ところで、最近の若い人の中には、戦前の「医専(医学専門学校=医師の養成校)」を、いまの「医専(医療系専門学校=
看護師や理学療法士などの養成校)」と勘違いしている人がいるらしいが、昔の「東京女子医専」は今の「東京女子医大」
だからね。

私もそんなに詳しくは知らないのだが、戦前は医学の現場に携わる「臨床医」は専門学校で養成、大学の方は専ら医学に関
する「研究者」の養成を行っていたところのようだ。

寝よう。 

2016年6月1日(水)
朝。
アクセスポイントが完全に使えなくなる。
何をどうしても接続できなくなったのでポケットWifiを使用したが、使用量の制限の関係で、あまりこれを使いたくない。

午前中。
1号くん、2号くんと映画を観に行く。
「デッドプール」という、ご両名イチオシの洋画。

最愛の恋人へのプロポーズに成功し、幸福の絶頂にあった主人公ウェイドは、医師から手遅れの癌であることを知らされ……
というストーリーの、グロで下品なアクション・コメディ映画だった。

原作(アメコミだそうだ)に詳しい2号くんによると、アメリカでは同じ作品を複数の作家が描くのは普通のことで、主人公
が「デッドプール」になる以前の設定も作家によって異なっているのだとか。
日本の漫画の常識では考えられないことだが、アメコミだとよくあることなのだとか。

物語の中心は、癌が治ると誘われて怪しげな研究所に出向いた主人公が人体実験の結果、二目と見られない姿にされてしまい
復讐と元の顔を取り戻すために暴れまくるアクション・コメディ。
気がついたのだが、この主人公の設定、通常のヒーロー漫画だと「哀れな悪役」の設定だよな?

で、2号くんに聞いたところ、デッドプールは元々は悪役として他の漫画に登場したキャラだったのだそうだ。
それが人気が出たので、彼を主人公にしたシリーズが出来上がったらしい。

映画には主人公を「X-MEN 」というヒーローのグループに誘う正義のヒーローが出て来て、いわゆる一般的なヒーローもの
のヒーローのお決まりのセリフ「復讐は何も生み出さない」みたいなゴタクを並べる。

ところでこの「X-MEN 」、本来はもっと人数が多いらしいのだが、この作品に出て来るのは2人だけ。
主人公がギャグで「たった2人なのは予算の都合?」と茶化すセリフがあるのだが、あとでパンフレットを読んだら、人数が
少なかったのは本当に予算の都合だったそうで、脚本家がそのことに不満を持っていたらしい。

「デッドプール」
笑のセンス(グロなところや人間の死を笑のネタにするところなど)は、英国のコメディに近い感じ。
グロい殺傷シーンが多い上、かなり下品(主人公カップルのセックスもハードで変態的)。
なので、そういうものが大丈夫な人になら、かなりお勧め。
私が行った映画館では、場内は爆笑だった。

どうでもいい話。
映画館で前の席に座った客がかなり座高の高い男で、つい心の中で「映画館でいつも座高の高い奴の後ろの席になる呪い」を
唱えていたら、途中で隣の席の座高の低い彼女(たぶん)と席を交換してくれたので助かった。
別に声に出して何か言っていたわけではないので、上映開始後のこの移動の理由は謎。
(殺気でも感じたか?)

映画館を出てから3人で食事をしていたら、1号くんが、
「これからダチと待ち合わせしているから」
と、席を立った。
4DXで「デッドプール」を観るのだと言うので、
「確かに面白いけど3回(1号くん、わざわざこの映画を観にニューヨークへ行っている)も観る映画かね?」
と、言ったら、
「ネットの有料サービスでも観ているから、4回目」
なのだとか。
(アホか!)

アニメイトに寄ってから2号くんのアパートへ行き、部屋でゴロゴロ。
夕方、「大森望のSF喫茶」を聴きに五反田のゲンロンカフェへ。

恵比寿駅で停止ボタンを押した人がいたとかで山手線が5分ほど遅れ、会場到着は6時28分。
6時半の開場を2分、前倒ししてもらって入る。

やはり山手線の遅れの影響で客席は人がまばらだったが、予定通り7時開演。
ゲストは直木賞作家の東山彰良氏。
東山氏が台湾国籍であることを、初めて知った。

直木賞を受賞したことで、台湾の出版社が総統に会わせることを企画しているそうで、東山氏、政治的な問題に巻き込まれる
のではないかと心配していた。
中国といろいろ揉めている台湾では、政治家に会うということに、日本よりずっと神経を使うようだ。

終了後、近所の店で軽く飲んでから帰宅。
アクセスポイントの修復は諦めることにした。
ないと困るものなので、アマゾンで新しいのをポチッたら、なぜか急に直った。
(なぜだーっ!)

(スペアがあってもいいか)
と思うことにして、寝る。

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