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独 り 言 (2015年5月分)
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2015年5月31日(日)
朝。 改めて部屋の中を見回したら、置いてあるテレビの位置とかが微妙にズレていて夕べの地震の大きさを再認識。 何より棚の上の箱に収納しておいた眼鏡が、箱ごとどこかへ飛んでしまったのが一大事。 1時間ぐらい探しまわって、寝床の毛布の下で発見。 (夕べ、布団の上に落ちていたのに気づかず、そのまま寝てしまった?) 潰れていなくて本当に良かった。 午後。 メンサ・テスト合格者の会の例会。 昨日の地震のせいで、会場まで行く道すがら、ビルに設置された看板が気になって見上げてしまう。 結構、歩道にはみ出す形で設置されているものも多くて、いざというときにああいうのが落ちて来たら怖いなと思う。 それにしても、暑い。 本当に5月か? 例会。 パズルを解いたりだべったりと、いつも通り。 帰りに飲み会。 石ノ森先生のお墓参りをしてから帰宅。 寝る。
2015年5月30日(土)
朝刊で、昨日の火山噴火の記事を読む。 避難した中には小中学生も混じっていたが、落ち着いて整然と避難したらしい。 複式学級で小中あわせて20人足らずの学校で、日頃からまとまって行動することに慣れていたのだろう。 非常時には少人数の学校の方が良いかな。 午後。 SF大会のことでメール。 あとで気がついたのだが、本日は企画会議があったらしい。 他にもあとで気づいたという人が掲示板に書き込みをしていたので、どうやら気づかなかったのは私だけではないようだ。 今回の実行委員会、連絡システムの関係で、自分の業務に関係のないことでもメールで知らせて来るので、届くメールの量が 膨大になり、必要な情報がメールの山に埋もれてしまう。 情報の共有は大切なことなのだが、情報量が多すぎるのもそれはそれで困るのだよな。 夕方。 2号くんが来る。 一緒に夕食をとろうということになり、1号くんも誘って日が暮れてから近所の「養老乃瀧」へ。 ビールとワインを飲み、レジに向かって歩いていたら足下がグラつく。 (普段は、このぐらいで酔わないのだが???) レジを打っていた店員が、 「○○○ですね?」 店の喧噪で「○○○」のところが聞き取れない。 「え?」 と、聞き返そうとして気がついた。 揺れているのは私の脳味噌ではなく、店の床だった! 「地震だね」 と、後ろの方に座っていた客から、今度ははっきり聞こえる声がして、 「食い逃げじゃないよ。避難するんだよ」 などと、言いつつ、店の外に出て行く人も。 厨房の方を見たが特に火災も起こっていない様子なので、鉄筋の建物の中にいた方が安全と判断して、レジカウンターの傍に しゃがみ込んで揺れが収まるのを待った。 時刻: 20時23分頃 震源:小笠原諸島西方沖(北緯27.9度 東経140.8度) 深さ:約590km 規模:マグニチュード8.5 最大震度:震度5強(東京都小笠原村 神奈川県二宮町) 豊島区は、震度4の揺れだったらしい。 帰る途中で、SF大会のスタッフから電話が来る。 ピアニート公爵の演奏会の担当が他の人に変わったという連絡。 地震の話は特に出なかったので、気づかなかった人は気づかなかった? 帰宅したら台の上に置いておいた扇風機が床に落ちていた。 壊れてはいなかったから、それは良いのだが隣に置いておいた眼鏡がない。 これは困るので、明日、明るくなったら部屋を探そう。 寝る。
2015年5月29日(金)
昨夜。 寝付きが悪くて眠れないので、起きてiPodのメール設定をいじる。 (なぜか受信は出来るのに送信が出来ない) 2時間ぐらいあーでもない、こーでもないをやったがダメ。 飽きて無料アプリのダウンロード。 「音声通訳 Free」というソフトを入れる。 アップルの音声認識ソフトは、なかなか出来が良くて、私の言葉をちゃんと聞き取ってくれる。 しばらくアプリで遊んでから、本格的に眠る。 朝。 「音声通訳 Free」で遊ぼうとしたら、1日の上限がどうだらと英語で言われて使えなくなる。 ネットで調べたが、そんな使用制限があるとはどこにも書いていない。 「上限」と言われても、ダウンロードしてから翻訳させた文章は10個に満たない。 (はて???) 朝刊の特集記事を読む。 〈月面探査 日本が挑む理由〉 という記事。 〈ピンポイント着陸、国際協力で優位に〉 つまり着陸予定地点と実際の着陸地点との誤差を縮める技術で優位に立とうと言うのだ。 「月は火星探査へ向けたステップアップだ」(文部科学省担当者)だそうで、最終的な目的地は火星か。 行きたいな。 (寒そうだけど) 昼。 「口永良部島で火山が噴火」というニュース。 ここのところ日本列島、火山噴火が多い。 (もしも日本列島が「三日と二夜のうちに」海中に沈んだら、あとにはどんな伝説が残るだろう?) ……などと妄想を広げる。 「アトランティス伝説」とか、子どもの頃に好きだったんだよな。 ファンタジー的には、原因は「神々の怒り」か。 ドラマ「ホワイトカラー」の第4シーズン最終話を観る。 まさかの鬱展開にイラッとなる。 (意外性を重視したのは分かるが、人間不信になりそうな展開) このシリーズ、第6シーズンで打ち切りになるのだとか。 無理もない気がする。 「ありがち」と言われても気分よく観られる作品の方が、視聴者的には好きだなあ。 午後。 ネットでニュースサイトを見たついでに、共産党の志位和夫委員長の経歴をウィキペディアで読む。 この人、帝国陸軍中将の孫なんだね。 確かに国会での答弁のやり取りを聞いていると、まるで自民党の議員よりも、共産党の志位さんの方が自衛隊員の身の安全を 心配しているみたいに聞こえるね。(笑) (実は軍人寄り?) 夕方。 「音声通訳 Free」をいったん削除して入れ直す。 そうすれば使用回数がリセットされるのでまた使えるわけだが、面倒臭い。 これって、そういう仕様のアプリなのか? それとも私が使い方を間違っているのか? 夕刊。 口永良部島の島民はフェリーで避難したそうだ。 島の住民は、約140名。 フェリーの定員は100名。 理論上は2往復で全島民が避難できるわけだが、家畜とか飼っていたら、人間よりそっちの避難が大変だろうな。 夜。 今夜こそ早く寝ようと思ったら、午前2時に携帯へのメールで起こされる。 (マナーモードにしていると、メールの着信がバイブになって意外とうるさいのだな) 何かと思えば、いわゆる迷惑メールで、 〈【最終通告】給料、預貯_.金等の全財産に対_し.ての差押さえよる_強制.執行を行いま_す〉 というタイトルのもの。 (途中の変な下線やピリオドは、何かのチェックを逃れるためのものか?) 本文は、 〈貴殿の利用した「電子契約通信未納料金」に関して、当該運営会社からの申立てにより我が弁護団は〜〉 から始まり、要約すると「ともかく文中にあるURLを今すぐポチッとしてね」という内容。 〈我が弁護団は〉にはちょっと吹いた。 こういうの、未だに引っかかる人がいるのかな? 改めて寝直す。
2015年5月28日(木)
朝の連続テレビ小説「まれ」は、主人公が無理矢理キスされた相手の男(泥酔した男にアパートの自室に乱入され強引に抱 きすくめられてキスされた)を、家族が「ファーストキスの相手」と大歓迎する話。 それどころか「19歳にもなってファーストキスだったとは」と主人公の方が非難される。 ……私の常識が付いていけない。 これを見たティーンエイジャーが、「若い女性の部屋に力づくで押し入って性的接触を行うことは、周囲に歓迎されるべき 行為」という印象を抱いたらどうするんだ? 誰が見ても「キモチワルイ」「非常識なこと」と分かるようなエロ漫画なんかを取り締まる前に、こういう表現の方を問題 にすべきだ。 午後。 円安がさらに進んでいるというニュース。 一時「1ドル=124円30銭」という2002年12月6日以来、およそ12年半ぶりの円安ドル高水準にまで下がった のだとか。 午前中に、菅官房長官が円安容認と受け取られる発言をしたのが原因だと報じられていた。 円安で輸出が増えると喜んでいたメーカーも、原材料費の値上がりに困惑しているそうな。 小麦が値上がりすると、食品全体の価格に響く。 この上、消費税が上がったらエンゲル係数が上昇して消費全体が低迷するんじゃなかろうか? これは私の個人的なアイデアだが「単価が安いものからは消費税を取らないことにしたら良くね?」 「食品」とかそういう種類の分類だと「テイクアウトとイートイン」をどうする?」みたいな面倒臭い話になるから、価格 で切っちゃったらどうだろう? 同じ肉でも「高級松坂牛」には税金をかけるが「豚コマ肉」にはかけないみたいな。 レジのプログラムを作る人も「商品の種類」なんかで分類するより「○円以上は一律課税」とかにして貰った方が、仕事が 簡単になって良いと思うのだが。 夕方。 佐藤編集長から連絡。 実は昨日、「FOMA」の「SH902iS」にプリインストールされている「撮ったのかよ!」という音声についてメールしたの だ。 編集長、耳は良いはずなのだがなぜか言葉の聞き間違いが多い。 で、私がネットでその理由を調べていたところ「FOMA」の「SH902iS」の「撮ったのかよ!」という音声が人によっ別の 音に聞こえるという記事を見つけたのだ。 「SH902iS」は、2006年に発売されたドコモの携帯電話端末でシャープの製品。 いわゆる「しゃべる機能」が搭載されていたものの、当時の音声合成技術は今と比べて悪かったので、音声があまりクリア とは言いがたかった。 この「SH902iS」には、写真を撮るとシャッター音代わりに「撮ったのかよ!」と喋るオモシロ機能が付いていたのだが、 その「撮ったのかよ!」という音声が人によって「エイアイアイ」とか「ピーカルカイ」とか別の音に聞こえるのだというの が記事の内容。 年齢が高い人ほど「エイアイアイ」とかには聞こえないのだそうで、ちなみに私には、はっきり「撮ったのかよ!」と聞こ える。 (これって「モスキート音」とかが聞こえる、聞こえないと関係あるのかな?) この「撮ったのかよ!」が「エイアイアイ」とかになってしまう仕組みは、子音が周囲のノイズにかき消されて母音のみが 聞こえてしまうことらしく、早い話が周囲のノイズまで拾ってしまうような耳の人ほど聞き間違え易いということになるよ うだ。 佐藤編集長、私よりはるかに聴力は良いはず。 (音を聴いただけでピアノのメーカーの違いが分かる男だから) なので、この「SH902iS」の音声を聞く事が出来るサイトをネットで探し、編集長に教えたところ。 >何度聴いても「撮ったのかよ!」には聞こえない。 という返事が来た。 そう言えば佐藤編集長、以前、私が「あの歌は歌詞が日本語として意味不明」と言った時に怪訝そうな顔をしていた。 伴奏の音(つまり周囲のノイズ)と共に聞こえる歌詞の言葉が、彼には言葉として聞き取れていなかったのだ。 「歌の歌詞なんて、歌詞カードを見て初めて分かるもんやないんか?」と言っていたのは、このせいか! (長年の謎が解けたような……) 夜。 民放のニュースで国会の話題。 野党の質問が防衛大臣ばかりに集中することにじれた安倍総理が、野党議員の質問中に野次を飛ばし、謝罪する羽目になっ たのだとか。 (ちなみに、野次を飛ばされたのは民主党の辻元議員で、質問の内容は「ホルムズ海峡で機雷の除去作業を行っている自衛 隊が攻撃を受ける危険性はないのか?」だったらしい) 人数的に圧倒的多数を締める与党の総理が、なんでそんな浮き足立ったと見られるようなマネをするのか? 別に追いつめられた立場ではないはずだろう。 なんで慌てなくても良い場面で、そんなアワアワした姿を中継カメラに晒しちゃうのかな、この人? あらゆる法律は、条文だけで完結するものではなく、その運用も重要。 国家有事の際に総理大臣がテンパッってアワアワと変な命令を出してしまったら取り返しがつかない。 一国の首相なのだから、もうちょっと落ち着いてどっしりと構えていてくれないかな。 寝る。
2015年5月27日(水)
NHKの「あさイチ」という番組で、本日の特集は沖縄。 普段は、ほのぼの探訪記みたいな感じのコーナーなのだが、なぜか沖縄の米軍基地問題を取り上げていた。 米軍基地があることで、感覚的に一番、嫌だろうなと思ったのは「キィーン」という飛行機の騒音。 オスプレイが落ちかどうかということより、頭の上で年がら年中あの「キィーン」が響いているというのは、相当にストレス になりそう。 午後。 『超訳 日本国憲法』読了。 昨日も書いた通り「日本国憲法」を分かりやすく現代語に直したもので、議論が分かれている部分は双方の言い分を反映する 形で2通りの「超訳」を併記している。 巻末に「日本国憲法」の全文がちゃんと原文で載っていて、どうしても池上訳に納得がいかなければ自分で読んで解釈を考え るということも可能。 この本の特徴のひとつが、参考として挙げられている、北朝鮮、中国、アメリカの憲法。 これを日本国憲法と比較して読むと面白い。 例えば主権在民。 日本国憲法では主権は「日本国民」にあるが、北朝鮮では「勤労人民」にある。 国民であっても「勤労」していないと主権者ではないというのが北朝鮮で、これが日本との大きな違い。 ところで、北朝鮮の憲法でも条文上は「公民は、言論、出版、集会、示威と結社の自由を有する」となっている。(第67条) 但し、「朝鮮民主主義人民共和国は、労働者階級が指導する労農同盟に基づく全人民の政治的・思想的統一に依拠(いきょ) する」(第10条)というが前提であるから、北朝鮮の国民は、当然「政治的・思想的に統一」しているはずなわけである。 ぶっちゃけて言うと「君たちは誰でも自由に将軍様を讃えて良いし、将軍様を讃える本を出版して良いし、集まって将軍様を 讃えても、将軍様を讃えるデモ行進をしても、『将軍様を讃える会』を作っても良いのだよ」ということ。 有り難くってしょうがないような自由だ。 続いて中国の憲法。 「中華人民共和国公民は、言論、出版、集会、結社、行進及び示威の自由を有する」(第35条) 但し、憲法前文に「中国共産党の指導の下に」という言葉があり、これらの自由は、あくまで「中国共産党の指導の下に」於 ける自由ということになる。 ぶっちゃけて言うと「君たちは誰でも自由に共産主義を讃えて良いし……(以下略)」 最後に挙げられていたアメリカの憲法(権利の章典)は、当然というか共産主義国の憲法とは少々毛色が違い、アメリカとい う国家の人種差別との戦いの歴史が刻まれた内容。 アメリカで人種による法的差別が解消されたのは、実に1970年代になってから。 (実質的差別は、今もなお続いている) この差別を改善し、国民が自由を拡大していくための修正が、アメリカの憲法改正における重要なポイントだったのだね。 現在、憲法を改正しようという論議が存在している。 それに反対している人の理由のひとつは「安倍さんは憲法が何であるのかを勘違いしているので、そういう人の下で憲法を改 正してしまったら憲法が憲法でなくなってしまう」。 どういう勘違いか? 「憲法は国家権力を縛るための法律」ということを理解していない。 なぜ、勘違いしていると思うのか? 憲法第99条の「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」 が、自民党案では「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。2.国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、 この憲法を擁護する義務を負う」(第102条)になっている。 憲法を「国民が権力者に突きつける要求のこと」だと認識していれば「お前はお前の要求を尊重しろ」なんてトンチンカンな ことは言い出さないはず。 そういうトンチンカンな認識で作った憲法だと、下手をすると「国家の側から国民に要求する内容の憲法」なんてヘンテコな ものが出来かねない。 夜。 ニュース国会質問を見ていたら、 共産党の志位さんが、 「補給路を絶つというのは軍事作戦上の常識なので、後方支援で物資を運搬している自衛隊は、当然に攻撃対象となるのでは ないか?」 という主旨の質問をしていたのだが、安倍さんの回答は、 「私は100%自衛隊が攻撃対象とならないとは申し上げておりません」 とかいうもの。 「申し上げていなかった」から何なんだ? で、攻撃されたら作戦を変更してどうのこうのと、あとはグダグダ。 私は共産党が嫌いなので、共産党議員の質問を前に、ここまで醜態を晒す自民党党首には嫌悪を感じる。 こんなの想定の範囲内の質問なのだから「自衛隊が攻撃を受けた場合はこういう対策をとる」ということを、きちんと決めて おいて、国会答弁ではビシッと決めてもらいたい。 作成行動中の自衛官が攻撃を受けた場合にどうするかより「私が申し上げたかどうか(=俺の責任になるかどうか)」を先に 口にするような首相の命令で、実質的紛争地域に行かされる自衛官が本当に気の毒。 「護衛艦に向かってミサイルが発射されましたッ!」 「えー、私わぁ、ミサイルが飛んで来ないとわぁ、ひと言も申し上げていないのでありましてぇ……」 寝る。
2015年5月26日(火)
日経朝刊の〈変わる日本の「守り」〉というコラムに、日本の安全保障法案に対する韓国の新聞「東亜日報」の引用が載って いた。 〈北東アジアの緊張が高まる半面、在日米軍への支援強化で北朝鮮への抑止力が向上する〉 また、韓国政府は(日本の)集団的自衛権の行使が朝鮮半島に影響を及ぼす場合には、 〈我々の要請や同意なしには認めない〉 と言っているそうだ。 韓国政府が要請も同意もしていないのに、日本の自衛隊が朝鮮半島で活動を行うというシュチュエーションは考えにくいので これは実質何も言っていないに等しいと思う。 まあ、北朝鮮が電撃侵攻して韓国政府が日本政府に連絡を取る前に壊滅したとかいう極端なケースなら別だが、その場合「認 めない」という立場の韓国政府自体が既に存在していないことになる。 午後。 朝から腫れた感じがすると思っていた喉が本格的に痛み出したので、風邪薬を飲んだら副作用で眠ってしまった。 効く薬って、副作用もすごいよな。 夕方。 目を覚まして『超訳 日本国憲法』(池上彰 新潮新書)を読む。 『池上彰の憲法入門』(ちくまプリマー新書)の続編と思えば良いのかな? 『憲法入門』の方の最後に「憲法を読んでみよう」という章があり、実際に日本国憲法の全文が掲載されていたのだが、それ でも「読んで分からない」という人がいたのだろう、憲法の条文を現代の言葉で分かりやすく書き直したもの。 特徴は、解釈の分かれる部分では2通りの解釈が併記されている点。 だから右翼の人が読んだら「左翼の主張なんか書きやがって、池上は左翼だ」になり、逆に左翼の人が読んだら「右翼の主張 なんか書きやがって、池上は右翼だ」になるかも。 『超訳 日本国憲法』半分ほど読んだところで、米魂関係者から電話。 「メールを送ったのだが、読んだか?」 という内容だったので、メーラーを開いて問題のメールを探し出して読む。 SF大会の企画についてのメールだった。 夜。 カップヌードル「トムヤンクンヌードル」を食べる。 思ったより美味。 汗が出て、風邪がやや回復した気がする。 SF大会関係の事務作業を片付けて、寝る。
2015年5月25日(月)
午前中にいろいろ雑用。 昼食を食べてゆっくり本を広げていたら「ビィー」という嫌な振動。 部屋がゆさゆさという感じに揺れ始め、久々に聞く携帯電話の緊急地震速報のアラーム。 時刻:14時28分頃 震源:埼玉県北部(北緯36.1度 東経139.6度) 深さ:約60km 規模:マグニチュード5.5 最大震度:震度5弱(茨城県土浦市) これがもしも昨日だったら、ちょうどピアニート公爵がホールで演奏している時間だ。 つくばの震度は「4」だったから、幼児や小学生の多いあの会場にいたら大変だったかも知れない。 こういう自然災害は自分ではどうにもできないから運というのも大事かも。 テレビをつけて、しばらく地震情報を見ていたが、取り立てて危険なこともなさそうなので日常に戻る。 夜。 日本テレビのバラエティで、スティーブン・ホーキングの特集をやっていたので、観る。 (いつの間にかに、2度目の奥さんとも別れていたんだなあ) この人、病気なのでそういう印象がないが、本当は遊び人だった? どうでもいいこと。 「筋萎縮性側索硬化症」って、いつの間にか「運動ニューロン疾患」と、呼び名が変わっていたのか? せっかくこの面倒臭い病名を覚えたのに。(笑) 寝る。
2015年5月24日(日)
今日はピアニート公爵のピアノコンサートがあるので、佐藤編集長とつくばへ。 有楽町線から飯田橋乗り換えで大江戸線に乗り替え、さらに新御徒町でTXに。 会場の入り口にビアニート公爵の似顔絵付きのパネルが飾ってあって笑う。 さらにはロビーには「ピアニート公爵への捧げもの置き場」。 (羞恥プレイか?) 留めはプログラムの「ピアニート公爵 こと 森下唯」の文字。 これって「ふなっしー こと 中の人の○○○」とか言うのと同じだよな。 (本番の舞台トークで、さすがに公爵自身が「公式では生き分かれの兄弟なんですが」と言っていた) 列に並んでいたら、スタッフTシャツを着た子どもが来て、 「なんで並んでるんだ?」 と、驚いていた。(あとで分かったが花束贈呈係の子だったようだ) ……ということは、主催団体である「つくば子ども劇場」のイベントには、あまり人が並ぶということがないのかな? 実を言うと、今回のコンサート、私は個人的に非常に楽しみにしていた。 公爵からメールで、つくばのSF大会での演奏を聴いて主催者から声をかけられたのだと知らされていたから。 つくばのSF大会のコンサートは、私が企画したもの。 初めて担当することになった演奏会企画で、曲を何にしようかとか、演出をどうしようかとか打ち合わせをして、準備に苦労 した思い入れのある企画だ。 お客の評判も良くて、「なんでこんな楽しい演奏会をやるのに、事前に知らせてくれなかった?」と、会場のご近所の方だと いう方に叱られたのも良い思い出。 もちろん公爵の演奏あっての成功なのだが、そんなに気に入ってくれた人がいたというのは裏方としても嬉しい話。 ルンルンと会場に入って席に座る。 1曲目「くるみわり人形」より「行進曲」。 続いて「金平糖の精の踊り」。 トークはチェレスタという楽器についてのチャイコフスキーのこだわりの話とか。 (当時発明されたばかりのチェレスタの存在を他の作曲家に知られたくないと、店頭の楽器をわざわざ購入) それから、これは主催者側のリクエストによるという「魔法使いの弟子」。 事前に「『ファンタジア』というアニメーション作品を見たことがあるか?」という質問をした公爵。 そこそこの人数が手を上げた。 しかし気になったのが、手を上げた大半が大人だったこと。 つまり「子ども劇場」の本来のターゲットである子どもではなく、付き添いの保護者の方なのだ。 「ファンタジア」の制作は1940年。 「4歳以上」と指定されている客席の子どもたちにとって、おそらく観た事もないアニメーション作品のはず。 「ディズニーのアニメに使われた曲だから、子どもは喜ぶだろう)とか思ったのだろうか? 嫌な予感が的中して、演奏中、退屈した子どもたちが立ったり座ったりと動き回り出す。 次の曲は「オペラ座の怪人」これも演奏は素晴らしい。 客席の子どもも、こういうコンサートに連れて来られるような子どもたちだから、それなりに躾は良いようで、大声などは出 さない。 (でも退屈している) そして前半、最後の曲「魔法少女まどか☆マギカ」より “Symposium magarum”。 演奏に問題はない。 曲も名曲だと思う。 でも、もしも私が「子ども相手のコンサートでこの曲を演奏する」と言われたら「それはちょっと……」と言ったと思う。 そして休憩後の後半、第1曲目は「魔法少女まどか☆マギカ」より “Puella in somnio”。 タイトルに幻惑されて、この曲を選んじゃったのかなあ、主催者? 「魔法少女まどか☆マギカ」って、どっちかと言うと、子どもに見せちゃダメなタイプの深夜番組だぞ。 次「タンホイザー序曲」。 ワーグナー作曲、リスト編曲。 明らかにピアニート公爵の趣味だな。(^^) 「風の谷のナウシカ」より「風の伝説」(オープニングのアレ)。 アニメ音楽だが、これも1984年の作品。 最近の子どもは、たぶんよく知らないと思う。 同じく「風の谷のナウシカ」より「ナウシカ・レクイエム」編曲は公爵自身。 編曲の仕方が、ちょっとリストに似ている? 「音と音との間に隙間があるのが嫌」っぽい。(笑) 最後は「くるみ割り人形」より「花のワルツによるパラフレーズ」。 客席の子どもたち、 (静かだなあ) と、思っていたらやすらかな寝息を立てていた。(泣) (このプログラム、子ども向けじゃなかったんじゃないだろうか?) 近所のドイツ料理屋でビールを飲んで帰宅。 寝る。
2015年5月23日(土)
朝。 ゆっくり起きて、昼ぐらいまで部屋でのんびり。 (なんでこんなに暇なんだろう?) と、ふと気がついてスケジュールを確認したら、スタッフ会議に行くのを忘れていた! 慌ててシャワーを浴びて家を出る。 ……会場の場所を間違えた上、道に迷い、10分遅刻。 「私の担当しているアオイホノオ企画、出演者が盛り上がり過ぎた時のために司会進行役が欲しいんだけど……」 と言ったら、 「あたさん(DAICON IIIの時にオープニングアニメ制作に自宅を提供した大会スタッフ)は?」 (ヲイヲイ、火を消すのにガソリンかけてどーすんだ?!) 会議終了後、近くの養老乃瀧で飲み会。 なぜか痴漢の話で盛り上がる。 こんなに多くの「男性」が痴漢の被害に遭っているのかと驚いた。 「ホモの黒人男性に、強引にホテルに誘われて」 とかのリアルな経験談。 同性愛の男性は、あくまで「男性」が好きなので、男性的な人ほど魅力的に見えるのだとか。 日本人としては男性的な外見、でも外人と比べたら体格的に劣るというタイプが狙われやすいらしい。 怖い! 夜道に気をつけつつ、帰宅。 寝る。
2015年5月22日(金)
朝。 2号くん(最近同じワークショップに通っている)から電話。 「今日はワークショップだったよな?」 と確認する内容だったので、今日は自分が読んだ本を発表するのだったことを思い出し、 (どの本にしようかなあ?) と、部屋の中を見回し『去年はいい年になるだろう』(山本弘 PHP研究所)を選ぶ。 午後。 本を読んだのはだいぶ前だったので発表に備えて読み直し。 夕方。 ワークショップへ。 2号くんより携帯に電話。 「道に迷った」 ワークショップの教室は8階にあるのだが「乗ったエレベーターが8階まで行かない……」とかいう3次元迷子。 まあ、この建物のエレベーター、ちょっと複雑だからね。 さて、2号くんは無事教室に辿り着き、私の方は『去年はいい年になるだろう』の内容を発表する。 この小説、作者自身が主人公で、現実と虚構がいい感じに混ざったSF小説。 ストーリー。 過去に起こった悲惨な事件、事故を防ごうと未来からやって来たロボットが活躍。 お陰で、全世界的には不幸な出来事が減っていくようなのだが、困ったことに主人公の職業はSF作家。 未来のことを知っているロボットが大量にいては、未来の空想を描くSF小説は売れなくなる。 仕事がなくなった主人公は、どんどん悲惨なことになり……という話。 物語の出だしの方で主人公の幸せな家庭が描かれ、それがみるみる壊れていく描写がリアル。 「ロボットによる幸せ」が数字やテレビのニュースなどによる「客観的かつ遠いもの」であるのに対し「主人公個人の不幸」 の方は「主観的で身近」。 「世界はこんなに良くなりました」というロボットの説明を頭で理解しつつも、その身で感じる不幸に悩む主人公が山本先生 御自身のキャラ(なにしろ「と学会」の前会長だ)なので、懸命に感情論を排して理性的に対応しようと努力する。 悲劇的なストーリーではありながらラストにやや救いもあり、読後感も良いお勧め本。 今日は、もう1人発表者がいて、紹介されたのは『読書力』(斎藤孝 岩波新書)。 紹介者は褒めていたのだが、オタクの多いワークショップメンバーには今ひとつウケが悪かった。 著者が勧めている本があまりにもジジムサイ方向に偏っているというのが、その理由。 発表を聞いた限りでは「著者は、他人に読書を勧めている割には、最近、本を読んでいないのかな?」という印象を持った。 放課後の飲み会。 ワインを飲んで帰宅。 寝る。
2015年5月21日(木)
朝。 ニュース。 動画の中で「明日、浅草で祭りがあるみたいなんだよ。撮影禁止なんて書いてないからね。祭りは無礼講ですよ」と喋った 中学生が威力業務妨害で逮捕されたそうだ。 読売の電子版によると、 〈三社祭の主催者に「ドローンの持ち込みを禁止する」と貼り紙させるなど警備を強化させ、主催者の業務を妨害した疑い。 少年は「ドローンを飛ばすとは一言も言ってない」と容疑を否認している。〉 のだとか。 前に善光寺で撮影中にドローンを落っことしてしまったのと同じ子どもらしく逮捕されたのは警察によほどマークされていた ということだろう。 (たぶん「可愛くない子」なんだろうなあ……) 法律的な論点は「撮影禁止なんて書いてないからね。祭りは無礼講ですよ」という言葉を「ドローンを飛ばす」という意味に 解釈するのを自明と考えるかどうかかな? この言葉を口にした中学生自身は「ドローンを飛ばすとは一言も言ってない(=「ドローンを飛ばす」という意味で言ったわ けではない」と主張しているわけで、警察側がこの中学生を起訴するためには、この主張が嘘で本当は「ドローンを飛ばす」 という意味で言ったのだ、という証拠を見つける必要があるだろうな。 それはさておき、三社祭の主催者は、この動画がなければ「ドローンの持ち込みを禁止する」という貼り紙すらしないつも りだったのだろうか? それはそれで大勢の人を集めて行う祭りの主催者としてどうかとは思う。 ドローンと言えば、昨日から幕張メッセで「国際ドローン展」が開かれているそうだ。 展示会を主催した一般社団法人日本能率協会の担当者は「最新鋭機が有用であることを広く知ってもらうとともに、商業利 用を促したい」と言っているそうだが「商業利用」ということは、人の多い都市部での使用を考えているということか? 早めに「ドローンを飛ばして良い場所」を決めておかないと、せっかくの新技術の導入において日本が世界から置いてけぼり を食う事になりかねないと思うぞ。 夕方。 佐藤編集長に誘われて池袋のライブハウスへ。 バンドは、主旋律を担当するものと伴奏を担当するものの2種類のエレキギター(金属製の糸を指やピックではじいて出た 音を機械で増幅して演奏する楽器)に、パーカッション(シンバルや太鼓のセット)と歌手の人の歌が入るという編成。 これは「ロックンロール」というジャンルの音楽なのかな? 客席の前の方で(客席に椅子のない会場だった)一生懸命に耳を澄ませて聴いていたのだが、伴奏楽器の音量が大き過ぎて 歌詞がさっぱり聞き取れない。 そのうち、片耳に違和感を感じ出し、だんだん頭痛を感じ始めた。 5つのグループが出演して、それぞれの演奏時間は約30分間ほど。 ひとつだけ歌手が正規の発声法で歌っているグループがあったが、その他はなんか「我流」という感じ。 (あれで喉を痛めないのだろうか?) だんだん(肉体的な意味で)気分が悪くなって来てしまったので、最後のグループの演奏中に申し訳ないがリタイヤ。 外に出てから佐藤編集長に、 「正規の発声法で歌っていたのは1グループだけだったね」 と言ったら、 「音大を出たあとで道を踏み誤ったクチかな?」 と、笑っていた。 私には音楽が分からないので(何度も言うが音痴なのだ)、佐藤編集長に、 「楽しかったか?」 と聞いたら、 「楽しかった」 と答えたので、良かったと思う。 軽く飲んで帰宅。 寝る。
2015年5月20日(水)
朝刊に、淡路島で銅鐸が7個出土したと書いてあった。 銅鐸そのものは、そんなに珍しい気はしなかったのだが、出土した銅鐸のうち3個のから「舌(ぜつ」が見つかったというの が、ちょっと「おっ?」な印象。 つまり「銅鐸」って、振って音を出す楽器だったのだね。 ウィキペディアによると、 〈鐸は上部が開口しており柄は下側についている。片手で鐸を持ちもう一方の手にもった打器で鐸を打ち鳴らして音をだして いた。銅鐸のように下部が開口し吊るして使用されるものは本来「鐘」と呼ばれる。 銅鐸の名称がはじめて用いられたのは8世紀に編纂された続日本記においてである。〉 だそうで、8世紀の人が銅鐸に「鐸」の字を使用していたということは、銅鐸はもともと「吊るして使用されるもの」ではな く「手に持って使うもの」だったということなんじゃないかな? 銅鐸って、付いている「輪っか」が妙に大きい。 「鐘」だとすると、あの輪っかは「竜頭」になるはずなのだが、あそこに紐を通して吊るして鳴らすとすると、銅鐸が揺れる 度に輪っかの中で紐が動いちゃってバランスが悪いような気がしていたのだ。 あのショッピングバッグの取手のような形の輪っかを、竜頭ではなくハンドルだと考えるならば、横に広い輪っかの形は人間 が手で握るのに好都合。 手で持って振り動かし「舌」を使って鳴らすのに合理的な形状だ。 そこから推測するに、最初に作られた銅鐸は、そこそこ小さいものだったんじゃないだろうか? それが贈答品や貢ぎ物に使われ出し、人間の悲しい性で(笑)実用より見栄えを重視して、だんだん大きくなったとか? ……などと、新聞の小さな記事から妄想がひろがりんぐ。(^^; 午後。 歯医者へ。 職業で人を差別するつもりは全くないのだが、歯医者ってみんな意地悪そうな顔をしていないか? 特にあの「チュィーン」というのを手に持った時。 私の気のせいか? あの「チュィーン」を手にした時の歯医者って、みんな意地悪そうに見えないか? 私だけか? 会計で、受け付けの人が、 「定期検診のための予約を入れておきますか?」 というのを断って歯科医院を出る。 夜。 東京芸術劇場へ、劇団エーテルの「ゴッホ」を観に行く。 途中の花屋で「ひまわりの花束」を注文。 私の偏った注文に(笑いを取るのが目的なので)、花屋は「私は本当はこんなセンスのない花束は作りたくないんだ」みたい な顔をしつつ、真っ黄色の花束を作ってくれる。 花束を手に劇場に入ったら、出演者の奥さんに見つかり、そこでもうウケてしまった。 (しまった! 隠して持ち込めば良かった) 「ゴッホ」は、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの生涯を描いた作品。 ゴッホって、母親が少し頭のおかしい人だったのかね? 第2部の作品解説で、ゴッホは実は数カ国後の読み書きが出来る(喋るのは苦手だったらしい)人だったとか、自殺したとい うのが定説のゴッホの死に他殺説というのがあるとか、面白い話を聞かせて貰う。 終演後、地下道の店でワインを飲んで帰宅。 寝る。
2015年5月19日(火)
朝。 歯が痛い。 ロキソニンを飲む。 朝食と雑用を済ませ『いま、君たちに一番伝えたいこと』(池上彰 日本経済新聞出版社)を読む。 日経新聞の連載コラム「池上彰の大岡山通信 若者たちへ(2014年6月2日〜2015年3月30日掲載分)を、加筆訂 正してまとめたもの。 東工大の講師でもある池上氏によるリアルタイムな若者向け時事問題解説。 ポル・ポト派の兵士より殺害される側の住民の方がはるかに人数が多かったのに、抵抗する事なく殺されていったのはなぜた ったのか? 「人は、自分が間もなく殺されると知ると、頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなって、従順になってしまう」 これはなかなか貴重な証言。 なお、この証言は殺されずに生き残った人のものだが、この人、殺害の際に銃弾を節約しようとしたポル・ポト派が鍬や鋤 使って殴り殺すという方法をとったために「こんな殺され方は嫌だ。どうせなら銃弾で一思いに殺されたい」と、兵士にタッ クル、相手がひるんだ隙にジャングルに逃げ込んで脱出に成功したのだそうだ。 殺されたくない(目標)→抵抗したところでどうせ殺されるのは同じ→だから何もしない→殺されてしまった 少しでも楽な殺され方をしたい(目標のハードルを下げた)→抵抗した→予想外の出来事に相手がひるんだ→助かった 人間、やれば出来ることをやった者が助かるのだね。 18歳で選挙権があるということはどういうことか? 2012年にアメリカの高校で政治家たちの立会演説会を目撃した池上氏、てっきり高校のイベントに政治家が顔を出したの かと思っていたら、ガチの選挙運動だった。 確かに18歳から選挙権のあるアメリカでは、高校3年生の何割かは有権者。 日本でもそのうち、高校の周りに選挙カーが集まるようなことになるかも知れない。 ……等々、大学生(最近の若者のうちには「学生運動」が何だが知らない人もいるそうな)にも分かりやすく解説した本。 10代〜20代の人は、読んでおいて良い本かも。 午後。 歯医者。 「虫歯ではなく、歯が欠けている」 と、言われる。 虫歯治療後の詰め物と欠けた歯の間に隙間が出来、食事をするとその隙間に物が挟まって痛くなるらしい。 隙間が出来ないように詰め物をすこし削り、ついでに知覚過敏の薬も塗ってもらう。 歯に薬を塗ると30分は食事が出来ない。 ドトールのジャーマンドッグが食べたかったのだが、30分間の時間つぶしに近所の「ブック・オフ」に入ったら『池上彰の 憲法入門』(池上彰 ちくまプリマー新書)という本を見つけたので、買う。 日本国憲法草案が出来る上がる「前夜」とも言うべき時期についての話が面白かった。 当時、マッカーサーが憲法の改正を急いでいた理由が興味深い。 〈当時の連合国の中には、オーストラリアやニュージーランドなど、天皇は戦争犯罪人として処罰すべきだと言う主張を持っ ている国がありました。(中略)天皇制に反対する国々の主張が強くなる前に、天皇の存在を認める日本国憲法を早く作って しまおうと、マッカーサー司令官は考えていたのです〉 実際に日本に来ていたマッカーサーには、天皇を戦犯にしてしまうと日本の統治が難しくなることが分かっていた。 同時に、そうした日本の事情を知らない国々が天皇を戦犯にしたがっていることも分かっていた。 さて、1946年2月1日、毎日新聞が日本の「憲法問題調査委員会」が作成していた憲法改定案をすっぱ抜いてしまった。 この草案の内容が、明治憲法とさして変わらないものであったため、マッカーサーは激怒した。 恐らく当時の日本側は海外の「天皇を戦犯に」という圧力の存在について正しく把握していなかったのではないかと思う。 憲法問題調査委員会は、非常にゆっくりとしたペースで草案作りを進めていたし、その内容も明治憲法同様に「天皇による統 治」を基本に出来ていた。 マッカーサー的には「空気読めよ!」だったと思う。 要するに「天皇を戦犯に」という動きを知っているマッカーサーが「急いで憲法改正案を」そして「天皇を政治に関わらせ という内容にしろ」と言っていたのに対して、日本側は「えー、なんでぇ? まあ言われあてたからやるけどさぁ。別に、 前とそんなに変えなくていいよね?」的な対応をしていたわけだ。 この辺、海外の情報が正しく日本に入って来ていなかったのだとしか思えない。 天皇が戦犯にされるかも知れない瀬戸際という「ヤバさ」が日本側に伝わって来ていなかった。 で、マッカーサー、急いでアメリカ側のメンバーを集めて草案を作成した。 マッカーサーには、急がなくてはならない理由が分かっていたから。 ところでこのとき、ゆったりペースで憲法草案を作っていた「憲法問題調査委員会」とは別に、日本の「憲法研究会」という 民間の学者グループも「憲法改正要綱」というものを発表していた。 この「憲法改正要綱」の発表は、1945年12月27日。 毎日新聞が「憲法問題調査委員会」の草案をすっぱ抜くより1ヶ月以上早い。 マッカーサーの招集した憲法草案作成グループは、この「憲法改正要綱」を大いに参考にしたらしい。 要するに、現在の「日本国憲法」の草案は、マッカーサーが招集したアメリカのグループが作成したものだが、そのさらに元 となる案は、日本人が作ったものだということ。 これは、日本人として大いに誇りに思って良い事だと思うな。 ここからは私の全くの私見。 どうも日本という国、あるいは日本政府は「民」を「官」より軽んじる傾向にあるようだ。 マッカーサーのグループが参考にした「憲法改正要綱」が、日本政府による「憲法問題調査委員会」の作成したものであった ならば、これほどに「日本国憲法はアメリカに押し付けられた憲法」と主張する人もいなかったのではないだろうか? 「憲法研究会」なんて所詮「民間人」じゃないか。 「民間人」なんて、「ちゃんとした日本人」とは言えない。 ……という「官に非ずば、人に非ず」みたいな意識が日本政府というか、日本全体にいまだにある気がする。 「憲法問題調査委員会」という「ちゃんとした(=官である)日本人」の作成した草案が却下され、 「憲法研究会」などという「ちゃんとしていない(=民間の)日本人」の作成した要綱が採用された。 「ちゃんとした日本人」が作ったものでなければ「日本人が作ったもの」ではない。 よって「日本の民間人が作成した要綱を参考に作られた憲法」は「アメリカから一方的に押し付けられた憲法」になる。 現在、日本国憲法を改正しようという動きがあるようだが、その草案を作る人間が「ちゃんとした日本人とは〈官〉のこと」 と、無意識に思い込んでいるとしたら、それは怖いことだと思う。 「日本を守ろう」という意見にうっかり賛同したら、彼らの言う「日本人」は公務員や議員先生や皇族方だけで、それ以外は 「ちゃんとした日本人」じゃないから守らなくて良い。 むしろ「ちゃんとした日本人」のために犠牲にして良い。 ……だったら、怖いと思わないか? さてと、ビールでも飲んで、寝るか。
2015年5月18日(月)
朝の連続テレビ小説「まれ」は、ヒロインの部屋に酒に酔った見知らぬ男が押入り、無理矢理抱きしめられてキスをされ…… という話。 「キスされただけだから大したことない」と、なかったことにされるのだが、どう考えてもこれは「強姦未遂」。 しかしドラマの中での論点は、ヒロインがキスをしたということ。 ということになり「部屋に押し入られた」「無理矢理抱きしめられた」という犯罪要素については一切話題に上がらない。 さすがにこれは不自然。 ニュース。 「大阪都構想が住民投票で受け入れられなければ政治家を辞める」と言っていた橋下市長が、今年の末の市長としての任期が 満了したら、政治家を辞めるそうだ。 (アア、ソウ) 笑ったニュース。 「空のF1」とかいう飛行機レースが開催され、かなり高額の入場料を取って観客を集めたが、何しろレース場が「空」なの で外からまる見え。 金を払った観客が「入場料の意味ないじゃん」と怒ったらしい。 その昔、日本で「飛行機」が外国から見せ物として運ばれて来たとき、似たようなことがあったと何かで読んだな。 (進歩してないなあ……) 午前中。 歯が痛くなったので歯医者に電話。 明日の予約を取る。 午後。 レッド・ドワーフのファンクラブの人が計画していたイベント「レッド・ドワーフ英会話教室」がひとまず中止になったとい うので、押さえていた部屋の予約キャンセルの手続きに行く。 入金後の予約キャンセルの手続きは面倒臭いので(私も同じシステムを使った業務を経験したことがある)窓口の人に当然に 嫌な顔をされる。 で、「出来れば振り替えにしませんか?」と提案されたので、有り難くそうさせて頂く。 これだとキャンセル料(通常料金の半額)が発生しないので私はお得、相手は手続きが楽。 お互いが幸せな気持ちになれて、とても良かった。 帰りに、親会社同士の喧嘩(※)に巻き込まれて間もなく閉店する予定の「リブロ」へ。 西武百貨店クラブオンゲート(地下にある入り口)を入って階段を上がった右脇には、なぜか「セブンイレブン」の小規模な 売り場がある。 (もしかしたら「リブロ」の跡地には「セブンイレブン」が入るのかなあ?) 最近「セブンイレブン」はなぜか「街の本屋」を名乗るようになったし、ひょっとして??? ※親会社同士の喧嘩 「リブロ」は、もともと西武百貨店(セゾンングループ)の書籍部門だった。 当然、本店は西武百貨店の所有する建物の中(テナント契約している)。 その後、独立してパルコ(セゾングループ)の子会社「株式会社リブロ」となる。 2003年、親会社であるパルコが日本出版販売(日販)に「リブロ」の株式を売却。 2006年、西武百貨店が「セブン&アイ・ホールディングス」の傘下に入る。 「セブン&アイ・ホールディングス」のCEO鈴木敏文氏は、日販のライバル会社であるトーハンの役員でもある。 そして「リブロ」は、今年のテナント契約満了後の再契約を、西武百貨店側に断られた。 (そう言えば、今日の日経電子版で池上彰さんが「リブロ」について書いていたなあ……) と、池上さんの本を勢いで買ってしまう。 『知らないと恥をかく世界の大問題 6』(池上彰 角川新書) 『いま、君たちに一番伝えたいこと』(池上彰 日本経済新聞出版社) 『超訳 日本国憲法』(池上彰 新潮新書) コミックスのフロアで、赤塚不二夫の『レッツラゴン』の復刻版を見つける。 最近「ラッスンゴレライ」という意味不明の言葉をギャグにしているお笑いコンビがいるそうだが、ひょっとして元ネタは、 この「レッツラゴン」(あるいはこれを元ネタにした昭和のギャグ「レッツラゴー」)か? こういうマニアックな本を揃えておいてくれる書店が減るのは、本当に惜しいと思う。 勢いで……(^^; 『サイボーグ009 USAエディション』(原作:石ノ森章太郎 脚本:F.J.デザント ブラッドリー・クランプ 画:マーカス・トゥ 小学館集英社プロダクション) 『藤子・F・不二雄全集 別巻 藤子・F・不二雄の異説クラブ』(藤子・F・不二雄 小学館) 帰宅。 『知らないと恥をかく世界の大問題 6』(池上彰 角川新書) 時事問題の解説。 興味深かった話。 「テルアビブ空港乱射事件」の犯人である岡本公三について、日本では「わざわざ外国まで行って殺人事件を起こした迷惑な バカ」の扱いだが、 〈パレスチナ人は、「日本人がパレスチナのためにわざわざ犠牲を厭わず加勢してくれた」と感激。当時は、生まれてきた子 どもに「オカモト」や「コウゾー」とつけるのが流行になったほどです〉 なのだそうで、 〈アラブの国の人たちは、岡本公三をアラブの英雄といい、そこから日本人への親近感も生まれています〉 だそうだ。 「日本とは常識が違う国」というのがあるのだと言う事を、しみじみと感じた。 寝る。
2015年5月17日(日)
本日は、「宇宙船レッド・ドワーフ号 シリーズ9&10」のプレゼント葉書当選者に賞品を発送するための作業。 2号くんと一緒にDVDの配給会社であるレインエンターテイメントに出かける。 この会社の場所、実はかなり分かりにくい。 毎回、道に迷うので本日はGPSを起動させて駅を出発。 急な坂が多く、そこそこ広い道がいきなり行き止まりになる高田馬場をiPodの画面を見つつウロウロ。 ……なんやかんやありつつも、ちゃんと辿り着くものなのだね。 さすがは、GPS。 事務所に入ると、社長に、 「寝ている人がいるから静かにね」 と言われる。 (寝ている人?) と、よく見ると、壁際の机の下にピクリとも動かずに横たわっている人間の姿が。 (ああいうのは「寝ている」というのだろうか? 「倒れている」の間違いじゃ???) 考えてみるとこの会社、そもそもはゲームの制作会社。 「プログラマーは布団の上では寝られない」という話は本当だったのか。 宅配会社の手違いで貼るはずだった伝票が届かず、封入だけで作業は終了。 1時間で終わってしまった。 池袋に戻ってビックカメラで買い物。 正式名称がよく分からないのだがUSB電源をコンセントに繋ぐためのアダプターを買う。 2号くんを連れて帰宅。 花札で「こいこい」をやったら、負けた。 夜。 2号くんお勧めの「鉄腕ダッシュ」とかいう番組を観る。 本日5月17日は、伊能忠敬の命日なのだそうで、それにちなんで伊能忠敬が測量を断念した(測量予定日の朝に地震が起き て島に渡れなくなったのだそうだ)城ヶ島の測量をタレントがやってみるという企画。 城ヶ島というのは、神奈川県の三浦半島の先っぽ近くにある島で「泣くな、はらちゃん」のロケ地でもある場所。 最寄り駅は、京急久里浜線「三崎口」。 「口」という言葉から想像が着くかと思うが、この駅は三浦市三崎町の入り口に当たる場所にある。 予算とかイロイロの都合で鉄道の駅が三崎市の入り口まで来たものの、その先へ延びず、結果的に三崎の町は微妙な交通の便 の悪さから「東京から日帰りで行ける距離にあるのに古くからの漁港が残る風景の町」となっていて、ロケ地として重宝され ているらしい。 ソレハトモカク…… 番組では、同じ歩幅で歩く訓練をしたタレントが、伊能忠敬と同じやり方で島の周囲を測量。 ちゃんと専門家が同行して、伊能忠敬が考案したという測量用の方位磁石などについての解説&実際の測量も行われ、この手 の番組としては、かなり良心的な作り。 結局、3日掛かりで測量を行い、その結果を図面にしてみると……合わない。 どうやら「同じ歩幅で歩いたつもり」が、実際にはそうなっていなかったようだ。 最後に番組で制作した地図を現在の測量技術によって制作した地図に重ね、ズレの大きかった場所を調べ、測量者が疲労して いる休憩直前にはズレが大きく、休憩後にはズレが小さくなっているというところまで検証。 これは人間の生理から考えて極めて当然のことで、改めてこの生理を乗り越えて、元気な時も疲れている時も同じ歩幅で日本 全国を歩き通した伊能忠敬の偉大さを確認したという、いいまとめ方。 きちんとした作りの番組だと感心した。 ニュース。 大阪都構想の賛否を問う住民投票は、反対派の勝ち。 いまの日本人全体があまり変化を好まないことも関係しているのかな? 東京都民としては「どっちでもいい」ことだったが。 寝る。
2015年5月16日(土)
朝。 時計代わりの「まれ」を観ていたら、柳楽優弥が出て来た。 「アオイホノオ」で、主人公のホノオモユルを演じていた人だ。 今回の役は、どうやら遊び人らしい。 この人、上手いんだけどなんか役に恵まれていない感じの気の毒な役者さん。 昼。 ちょうどSF大会の企画会議に行くために家を出ようとした時に、2号くんが訪ねて来る。 連れて行って労働力にすることに。 iPodのGPSを頼りに会場まで行こうとしたら、道に迷って遅刻した。 本日は、タイムスケジュール決め。 会議というより作業。 なぜか担当企画が1つ増える。 会議終了後、ライブを聴くために地下鉄で新中野に移動。 企画会議は八丁堀でやっていたので、23区を東から西へほぼ横断する形。 当然のようにこっちも遅刻。 (5時まで八丁堀で会議をやっていて、5時から新中野で始まるライブに間に合うというのは、ほぼ無理) 今度もまたGPSを使ってライブ会場を探す。 会場は「Live Cafe 弁天」。 新中野の1番出口を出て左へ、最初の角を左に曲がって3分ほどの距離にある「ブック・オフ」の地下。 「G-Session Live 巻之六 忍者大戦」というタイトルのライブは「忍者」に何らかの関係のあるテレビ番組の主題歌や挿入 曲をライブ演奏するという内容。 つまり、「仮面の忍者赤影」や「忍風カムイ外伝」はもちろん、「科学忍者隊ガッチャマン」はタイトルに「忍者」と入って いるから、「009ノ1(ゼロゼロナイン・ワン)」は、一応「くノ一」だから……と、かなり苦しいこじつけのものまで、 ともかく「忍者」と何か関係あるものならなんでもといった感じ。 腹巻猫さんのライブということで行ったのだが、コーラスで尾山ノルマさんも出演していたのは、予想外。 ミニスカートに網タイツという「女忍者」の衣裳で舞台に立ったノルマさん、確か私とそう年齢は変わらないはず。 2号くんが、 「すごいなあ」 と、感心していた。 (ノルマさん、くっきりした目鼻立ちの、ちょっとソフィア・ローレンに似た感じの美人さん) 本日、私が一番感動したのは「キハーダ」というロバの顎の骨で作った(と言うか、ロバの顎の骨そのもの)の楽器。 ロバの顎の骨に、そのまんまロバの歯を残している形をしている。 骨なので歯肉がないから、歯は顎の骨の穴に刺さっているものの、ゆるゆるの状態。 それを叩くと、歯が穴の中で浮き上がるように揺れる。 この時に鳴る「ジャラララー」という音が、この楽器の音色。 ……と説明してもよく分からないかも知れないが、北島三郎の「与作」という曲で、2回目の「ヘイヘイホー」の直後に聞こ える「ジャラララー」という音がそれだと言ったら分かるだろうか? 時代劇の劇伴で良く聴いた、あの「ジャラララー」は、こんな形の楽器が出していたのだね。 演奏終了、アンコールがあって「アンコール曲のリクエスト」を聴かれた。 アンコール曲を用意していないのだとかで、本日の演奏曲の中から客が選んだ曲をもう1度演奏するとのこと。 遅刻して来た私は、自分が聴きそこなった「ガッチャマンの歌」をリクエスト。 「ライブの最初の曲は、緊張して不本意な演奏に終わることが多いので、最後にもう1度演奏できるのは演奏者としてありが たい」と感謝される。(いやぁー、それほどでもぉー) 終演後の懇親会にも出席し、バイキング形式を良い事に欠食児童の如く食いまくって、帰宅。 寝る。
2015年5月15日(金)
朝。 NHKの「あさイチ」に松田翔太が出演。 有働アナと2人でしていた「海外で体験した人種差別」の話が興味深かった。 日本の若者はもっとどんどん外国に留学して、こういう「差別」を体験して来ると良いと思うな。 午後。 花粉症がひどくて、部屋から出られない。 この時期は何の花粉だったけ? とりあえずアレグラで症状を鎮める。 夜。 コインランドリーへ行き、ついでに近所の定食屋で晩飯。 店のテレビで「国会議事堂の近くでドローンを飛ばそうとした中学生が……」 とか言っていた。 「飛ばした」のではなく「飛ばそうとした」という言葉にひっかかり(飛ばす前になぜ分かった?)帰宅してからネットでニュースを確認 したら、どうやらこの間善光寺でドローンを落っことした子供と同じ子らしい。 これは、間違いなく警察にマークされていたな。(笑) 「国会議事堂近く」というのは、どの辺かとネットで位置を確認。 グーグルアースで見たら、確かに遠景に国会議事堂が見える位置。 出来れば「近く」という抽象的な言い方ではなく「何百メートルの位置」という風に具体的に報道してくれると、「この距離だとダメ」と いうのが分かりやすいと思った。 ところで、確か以前セコムがドローンを警備に使うとか言っていたと記憶しているが、警備会社が警備の目的で重要施設周辺でドローンを 飛ばすのはOKなのだろうか? 寝る。
2015年5月15日(木)
朝の連続テレビ小説「まれ」を観る。 横浜の洋菓子店に就職面接を受けに行ったヒロインは、いろいろあってその晩は野宿……?! いや、普通しないぞ。(笑) 自分の進路を家族に説明するのにさえ、わざわざ緻密な図を作成するタイプの主人公が、石川県から横浜に行くのにホテルに 予約も入れていないというのは有り得ないだろう。 昼。 ドラマ「ホワイトカラー 4」を観る。 FBIの知的犯罪捜査班の活躍を描くミステリー。 見始めたのは今シーズンから。 主人公とその相棒の関係がなんとなくホモっぽいなと思っていたら(直接的な表現ではなくハグの仕方とかが)女性捜査員は 実は同性愛者という設定らしい。 あまりにも当たり前にレズが出て来たのでネットで検索したら、主人公のニール・キャフリーを演じているマット・ボマーは 本物のゲイなのだとか。 何か深く頷いてしまう自分……。 午後。 リブロで「月刊少年チャンピオン」を買う。 新浜けいすけという知人の知り合いの作品が載っているとかで、買ってやってくれるようにと電話で頼まれたのだ。 新人の作品なので、まとまりもないしパンチも弱いのはしょうがないが、気になったのは唐突にヒロインが全裸になるシーン が出て来ること。 「はて?」 と、他の掲載作品を読んでみたら、かなりグロな暴力シーンと不自然な展開での女性のヌードシーンのオンパレード。 自然にヌードシーンが出て来るのは別に構わないのだが、物語の前後の流れを無視してのいきなりの全裸シーンが多すぎる。 編集部の方針なのか? これに執拗なまでのグロシーンが加わり、もはや読むのが苦痛になるレベル。 「少年チャンピオン」って、こんな雑誌だったっけ? 1970年代ぐらいに「少年チャンピオン」を愛読していた身としては……どうしてこうなった?!。 ……寝るか。
2015年5月13日(水)
朝。 珍しく早く目覚めた。 のんびりメールチェックなどしていると、ビィーンという嫌な振動。 続いてゆらゆらと部屋が揺れ始めた。 時刻:6時12分頃 震源:宮城県沖(北緯:38.9度 東経:142.2度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード6.8 最大震度は、震度5強(岩手県花巻市)だったそうだ。 気になったのは地震に関してのNHKの地方局からの中継。 なぜか頻繁に音声が途切れる。 NHKだけあって記者の数も多いのか、その度に「では中継を切り替えて」と別の中継地点に繋ぐのだが、何秒かするとまた ふっつりと音が聞こえなくなる。 (何なんだ?) 午前中。 非常袋の中身を点検して、部屋を少し片付ける。 午後。 なんか勢いがついてそのまま部屋の整理続行。 ……笑えるほど片付かない。 たぶん、部屋のキャパに対して物が多すぎるのだと思う。 夕方。 ニュース。 原子力規制委員会の有識者会合が、北陸電力志賀原子力発電所(石川県)1号機原子炉建屋の直下などを通る3本の断層に ついて「活断層の可能性を否定できない」とする見解で一致した。 まあ、原子力発電所を建設するのに、 1)津波多発地帯 2)噴火の可能性のある火山の近く 3)活断層かもしれない断層の上 最低でもこの3つの場所は避けるべきだよな。 夜。 また地震。 時刻:22時45分頃 震源:茨城県北部(北緯:36.6度 東経:140.5度) 深さ:薬50km 規模:マグニチュード4.2 NHKの「探検バクモン」という番組を観る。 爆笑問題が集英社を取材するという番組。 面白かったのは「りぼん」という小学生女子向けの漫画雑誌の付録に関する会議のシーン。 小学生の女の子を数人招いて、付録についての意見を聞いていたのだが、 「可愛いものと使いやすいものは、どちらがいい?」 という編集者の質問に対する、小学生女子の答え。 「使いやすいもの」 この回答に、編集者は意外そうな反応を示していた。 恐らく「可愛いもの」という返事が戻って来ると予想していたのだろう。 確かに小学生の女の子の服装や持ち物には「可愛いもの」が多いが、考えてみるとまだ小学生ぐらいの年齢だと、服や持ち 物は親が買い与えた物のはず。 つまり、子供が「可愛いもの」を身につけたいわけではなく、親が「可愛いもの」を身につけさせたがっているわけだ。 子供は親に嫌われたくない生き物だから、親に買って来られたら大人しく「可愛いもの」を身につけるが、自分の小遣いで 買う漫画やその付録ぐらいは、自分が本当に欲しい「使いやすいもの」を選びたいのかも知れない。 エンドユーザーを直接対象とした市場調査って大事だな。 寝る。
2015年5月12日(火)
窓の外の風の音が強い。 SF大会の連絡等で、1日メールのやり取り。 WiFiルータが充電中なので、PCの傍から離れられない。 午後。 風の音がかなり強くなる。 台風接近中であることを思い出す。 夕方。 wifiルータ、まだ充電中で起動できない。 ふと気がついて接続ケーブルを新しいのに交換。 しばらくしてちゃんと点いた。 (百均のケーブルって、やっぱりダメか?) 夕刊の記事。 〈ドローン 都立公園で禁止〉 の記事に「え?」 ああいうものは、広い公園などでの使用をむしろ推奨すべきなのでは? 「俺の管轄内で事故が起きなければそれでいい」という役人根性を感じたぞ。 基本的に「よく分からない新技術は、とりあえず禁止しておけば自分は責任を取らなくていい」なんだろうなあ。 技術の発展には、 新しいものを作る→試しに使ってみる→「失敗する→改良する(繰り返し)」→新技術として定着する ……というプロセスが不可欠なのに、今の日本では「失敗する」が1度でも起こるとすぐに「禁止」という方向に行く。 そして、外国で試行錯誤の末の完成品が出来上がると「じゃあ大丈夫」と追随。 それでいて「おかしいな、日本は技術大国のはずなのに最近は新技術が生まれないな」とか言う。 このままじゃ日本、確実に衰退していくと思うぞ。 「これじゃダメだ!」と立ち上がる愛国者はいないのか? 寝る。
2015年5月11日(月)
朝刊の一面トップにデカデカと、 〈世界景気 薄曇りに〉 の見出し。 〈世界経済をけん引してきた米国と中国の景気に薄曇りの気配が漂い始めた。(中略)けん引役の減速が緩やかに回復を続け る日本経済の不安要素になっている〉 日本経済新聞がこの記事をトップに持って来たということは、経済界的にかなり「えらいこっちゃ」なのだろうな。 一般庶民としては「今後景気は悪くなる」と考えて自衛した方が良さそう。 昼。 2号くんが来る。 会社を休んで病院に行った帰りだとかで、預けていたものを返しに寄ったそうだ。 午後。 2人で池袋へ。 「お孫さんですか?」 と、声をかけられ、 「俺、ガキに見られたっぽい」 と、2号くん(22歳)落ち込む。 (それとも私が老けて見られた?) 2人揃って、大変に不快になる。 帰りに「火星カレー」で食事しようとしたら、ちょうどランチとディナーの間の時間で店が閉まっている。 予定を変更して「なか卯」へ。 「なか卯」で食事を終え、立ち上がろうとしたら見事、腰痛が復活。 鍼灸師にメールを入れる。 途中の百均で花札を見つけたので、1組購入。 先日ゲームマーケットで買った「なかよし村」の花札とデザインを見比べて見たかったのだ。 2号くんのアパートで、買って来た花札を使って2人で「こいこい」をやるが、2人ともルールがうろ覚え。 「ええと……これ、どっちが勝ったんだ?」 (「なかよし村」の花札は、札に月※と点数が書いてあるので計算し易い) ※花札の月 1月〜12月までの月のこと。 トランプで言うスペードやハートみたいなものが1月〜12月になっているのだと思えば良い。 1月:松 2月:梅 3月:桜 4月:藤 5月:菖蒲 6月:牡丹 7月:萩 8月:芒 9月:菊 10月:紅葉11月:柳 12月:桐 花札は、各月毎の札が4枚ずつ。 これが「月毎に10点と5点の札と1点の札2枚」とでもなっていてくれれば覚えやすいのだが、なぜか月によって20点の ものがあったり1点の札が1枚しかない月があったりと、複雑なことになっている。 2号くんが録画していた「マツコとマツコ」を2人で観る。 遠隔操作できる人間そっくりのアンドロイドを使って、毎回いろいろな心理実験を行うという番組。 アンドロイド好きには楽しい番組。 帰宅。 買って来た花札(伝統柄)のものと見比べてみると、やはり「なかよし村」の花札は絵柄が独特。 色が鮮やかなので、見やすい反面、伝統柄を見慣れていると「コレジャナイ感」を感じるのも否めない。 夜。 ネットで拾った記事。 「EnChroma」とかいう眼鏡があるのだそうな。 色覚異常を補完する機能を持つ眼鏡らしい。 興味深かったのは、この眼鏡の開発にペンキメーカーが協力していたということ。 考えてみると、色覚異常の人はペンキという商品にあまり興味をもたないだろう。 こういう形の「ニーズの開拓」って良いな。 寝る。
2015年5月10日(日)
朝刊の記事。 善光寺の御開張法要中に子供の飛ばしたドローンが境内に落ちた件での、善光寺の清水雄介庶務部長のコメント。 「報道関係者には空撮禁止を告知していたが、一般人がドローンを飛ばすとは思わず驚いた」 私も、これを読んで驚いた。 この庶務部長、バカなのか? ドローンというのは「一般人が簡単に飛ばすことができる」という特長が話題になっている小型無人機。 一般人が飛ばすのは当たり前。 2つの場合を考えてみた。 1)本当に庶務部長が「一般人がドローンを飛ばすとは思っていなかった」場合。 →この人はどういう形で「ドローン」というものの存在を知ったのだろう? 報道とかで知ったのなら「ドローン」と「一般人が簡単に飛ばすことができるのが特長」という情報は、セットで入っ て来るものだと思うのだが??? 2)一般人がドローンを飛ばした場合への対応をサボッた事についての言い訳だった場合。 →「一般人がドローンを飛ばすなんて普通は思わないよね? ね? だからボクちゃん悪くないもん」と言いたい? もしも、2)の方だとすると、この人、随分と卑怯だ。 警備の手落ち(一般人に空撮禁止を周知するのを怠った)を誤摩化すために、あたかも一般人がドローンで空撮を行ったこ と自体が非常識なことであるかのように言って、子供に罪をなすりつけている。 操縦に失敗して墜落させたこと自体は、子供のミスかも知れないが、これだけ「ドローンによる空撮」が一般化しているのに きちんと空撮禁止を周知させなかったのは、明らかに善光寺側の手落ち。 塀も垣根も作らず「立ち入り禁止」の立て札も立てずに「入って来るなんて非常識」と言うのと同じだ。 午前中。 ドラマ「ど根性ガエル」のプロデューサーにファンメール。(笑) 子供の頃、アニメで見て好きだった作品。 実行が理論に勝るというコンセプト(だと私は思っていた)が気に入っていた。 (原作者の吉沢やすみ先生、お元気かなあ?) 午後。 だらだらと原稿を書こうとか……。 夕方。 2号くんが遊びに来て、2人でホラー系の動画を観る。 夜。 1号くんも来たので、3人で酒盛り。 酔っぱらったので、寝る。
2015年5月9日(土)
朝。 腰痛は、少しぶり返して来た? 午前中。 今日は自治会の防災訓練の日……だったのだが、会場に行ってみたら30分前に訓練終了していたという大ポカ。(^^; 午後。 (箱根山の火山活動はどうなったかなあ?) と、ネットで関連ニュースを検索していたら、吾妻山(山形と福島の県境にある火山)でも火山性地震が頻発しているとか。 海は津波が怖いし、山は噴火が怖い。 この夏は、やっぱり自宅に籠ろう。(例年通り) ところで…… 「ど根性ガエル」が、松山ケンイチ主演でドラマ化するというので、制作スタッフを見たら、プロデューサーに河野英裕氏の お名前が。 脚本:岡田惠和 演出:菅原伸太郎 狩山俊輔 ……って、これ「泣くな、はらちゃん」のメンバーじゃん。 2次元と3次元の人間(?)の交流というところまで被っている。 個人的に興味を持った。 夕方。 ネットで、 〈三井住友銀行は現金の集配作業の現場にロボットベンチャーのサイバーダインが製造する装着型ロボットを導入する〉 という記事(日経5月5日付)を見つけたので、 (警備用ロボットスーツ?) と、期待して読んだら、現金を仕分けする社員が札束の重みで腰を痛めないためらしい。 〈社員の16%が65歳以上と高齢者も多く、作業負担の軽減措置が必要と判断した〉 のだとか。 夜。 昨日、ワークショップの課題で書いたプロットを作品にしようと右往左往。 うまくまとまらないので、寝る。
2015年5月8日(金)
朝。 起き上がる。 呻くようだった腰痛が、確かに軽くなっている。 (内山くん、いままでバカにしていてゴメンね) ニュース。 昨日、桜島で今年500回目の爆発的噴火が起きたそうな。 〈1955年の観測開始以来、最も速いペースで、2011年の年間最多記録(996回)を上回る可能性もある〉 と、読売のサイトに書いてあった。 昨年は御嶽山が噴火したし、今年に入って箱根山の噴火警戒レベルも「2」に上がったし、日本列島全体的に火山の活動が 活発化しているのかな? 富士山は大丈夫なのだろうか? 午後。 笑えるニュースを発見。 高崎山自然動物園が、6日に生まれた今年最初の赤ちゃんザルを、公募で最多だった「シャーロット」と名付けたところ、 「サルの名前にするのは英王室に失礼だ」 という抗議が殺到し、動物園側が謝罪する騒ぎになった……というニュースがイギリスで報道され、 「何が失礼なんだ?」 と、首を傾げられたそうな。 抗議して来た人の根拠は、 「天皇家の方々のお名前を外国のサルに付けられたらどんな気持ちか」 「外交問題に影響するのではないか」 だそうで、この辺、日本の皇室に対する日本人の意識とイギリスの王室に対するイギリス人の意識の違いが出たのだと思う。 「モンティ・パイソン」にアーサー王が「選挙で選ばれた訳でもないのに」とバカにされるシーンがある。 たぶん日本では、 「皇室>>>>>(越えられない壁)>>>>>選挙で選ばれた政治家及び一般人」 なのに対して、イギリスでは「王室は選挙で選ばれた訳でもないのに国民の好意で存続を認められている立場」というイメー ジなのだろうな。 ところで、もしもイギリスの動物園でサルに「アイコ」とか「カコ」という名前を付けたら、日本人は抗議するのだろうか? (しそうな気がして怖い) 夕方。 空想小説ワークショップ。 本日から2号くんも一緒に受講。 三宅隆太監督の「ママとパパのためのはじめてのおはなしづくり講座」を参考に、物語の組立を考える。 私はSF小説のプロットを1本作ってみた。 講座修了後「大馬鹿地蔵」で飲み会。 ランブルスコを飲む。 LINEで講師の先生と連絡がつくようにして、帰宅。 寝る。
2015年5月7日(木)
腰痛がひどくて起き上がるのが辛い。 部屋でメールのやり取り。 夕方。 いけふくろう前で鍼灸師と待ち合わせ。 少し早めに行っていけふくろうがよく見える場所に立って待機する。 私は身長が低いので、人の多い待ち合わせ場所に立っていると、他人の体の陰になって相手が私を見つけられない。 また、他人の背中に視界を遮られて、私自身も相手を見つけられない。 よって、私が少し待ち合わせの目印から少し離れた場所から、待ち合わせ場所に立つ相手を見つけるのが合理的なのだ。 しばらくしたら、鍼道具を背負った鍼灸師がやって来た。 ご存知、内山真氏である。 SF関係者には「SF乱学講座の講師」としての方が有名かもしれないが、彼の本業は出張専門の鍼灸師。 先日の乱学講座の時に、 「最近、腰痛がひどくて」 と言ったら、目を輝かせて、 「お安くしときますよー」 と言うので、昨日メールで予約を入れたのだ。 内山氏、いけふくろうの脇にある「ふくろうを背負ったふくろう」というなんのこっちゃか分からない石像の頭を、ニコニコ しながらしきりに撫でている。 (こ、これは紛れもない不審者!) 一瞬、ためらってから(周囲に知り合いだと思われたくない光景だった)声をかけると、 「このふくろう、撫でると御利益とかあるんですか?」 と質問された。 (ありません!) 「最近、スーパーに行くと、すぐに万引きGメンが寄って来るようになって……」 と、こぼす内山氏に、 「それは不審者に見えるからでしょう」 と、私見を述べながら地下道の出口へ案内する。 「この間なんか、いきなり警察が来て住民情報を聞いて行ったんですよ。あそこにはもう何年も前から住んでいるのに……」 「たぶん、通報されたんでしょうね」 謎の大荷物(鍼灸道具)を抱えて平日の真っ昼間に部屋を出入りする(出張専門なので)中年男。 (アヤしい! アヤシ過ぎる!) 出口へ向かう途中、通路に診療台を並べて営業しているマッサージを見つけた内山氏、 「あれは何でしょう?」 と、ひょこひょこと近づいて行き(地下通路に台を並べて営業しているマッサージって、珍しいものなのか?)、 「500円だって。私よりずっと安いですよ」 などと言って戻って来た。 行き先は、某カラオケ屋。 自宅は本とかイロイロ置いてあって、鍼灸の治療をするスペースがないのだ。 フロントに行き、膝掛けと枕を借りる。 普通に貸し出しをしているところをみると、カラオケ屋を仮眠室に使う人が多いのだろうね。 部屋に入って机を動かし、診療スペースを確保。 シートを診療代替わりに鍼治療の開始。 このカラオケ屋の個室は、本当に診療に適している。 照明が少し暗いが、鍼灸はもともと盲人にもできるものだから問題はないらしい。 内山氏の診察によると、私の体は、 「ものすごく疲れている上、背骨がグニャグニャに曲がっている」 状態だったらしい。 これでは腰が痛くなって当たり前という有様だったらしい。 2時間の施術で、椅子から立ち上がる時の腰の痛みはだいぶ治まった。 「すごいなあ、本当に良くなってる」 と、驚くと、 「今は、お金を頂けるだけのことはできますよ」 と笑われた。 内山氏、鍼灸学校の学生時代に、よく私を練習台に鍼の打ち方の練習をしていたのだ。 正直言って、当時の内山氏の技術だと、鍼治療で「良くなる」よりむしろ「悪くなる」ことの方が心配で、私は彼を「幇間腹 (たいこばら)」と渾名で呼んでいた。(^0^) そんなわけで、内山氏の鍼は何度も経験しているのだが、金を払ってやって貰うのは今回が初めて。 店を出ると、夕食の時間。 「テング酒場」へ行く。 「ビールを飲むと、せっかくの治療効果が台無しになる」 とのことなので、日本酒を熱燗で。 「日本は、なぜ政治的集団テロが起きないのか?」 などという話を、 「イスラミックステイトに入りたがってシリアに渡っても、使えない奴はさっさと殺されるらしいね」 とか、物騒な話をしつつ、酒を飲む。 軽くアルコールが体に回ったので、ゆっくり歩いて帰宅。 治療の効果か、脚も痛くならない。 腰の痛みがないので寛いで、寝る。
2015年5月6日(水)
朝。 連休疲れで腰が痛い。 今日は1日、休む事にして、鍼灸治療の予約を入れる。 昨日コミティアで買った同人誌『アオイ同人少女と島本さん』を読む。 一本木蛮先生と島本和彦先生共著の同人誌。 その中にデザイナーのタマイさんのセリフとして、 「オレ……中学生の頃、一本木先生のポスターを部屋にはってました……」 というのがあって、 (そうかあ、一本木先生のポスターかあ。一本木先生のイラストは絵柄が可愛いからなあ) と、普通に読み流していたのだが、途中で「は?」と気がついた。 「一本木先生のポスター」というのは、「一本木先生のイラストが描かれたポスター」ではなく「一本木先生ご自身の写真を ポスターにしたもの」だった! (……まあ、一本木先生なら、アリか) ニュース。 気象庁が今朝、箱根山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げた。 箱根山、やばい状況か? 午後。 2号くんが来る。 「今朝、LINEで電話したのにかからなかった」 と、苦情を言われる。 私が持っているのはiPodという機械で、通話の機能はないはず。 使う時だけ電源を入れて必要な時だけWifiルータを立ち上げれば良いと思っていたのだが、通話ができるアプリケーションと いうのがあって(Face time とかLINEとか言ってた)それを使って電話をかけようとしたのだとか、なんだとか。 (電話なら、普通に携帯電話にかければ良いのになあ) 2号くん、結局、夕方までいて一緒に「銀魂」を見ていたら、1号くんから電話。 「LINEで電話したのに……」 と、苦情を言われる。 使わない時ルーターの電源を入れておくともったいないのでスイッチをOFFにしていたのだが、苦情が多いようなので電源を 入れておくことにする。 (イマイチ納得がいかないのだが) 1号、2号くんのアパートへ移動。 テレビをつけたらニュースをやっていた。 「アメリカで世界最大規模の展示会が開かれ、安全性を高めたドローンが注目を集めています」 だって。 ドローンの安全基準はきちんとして欲しいよな。 街中を安全に飛び回れるドローンを開発して欲しいし、電力会社も邪魔な電線を地面に埋めて欲しい。 ピザの出前にドローンが使えたら、随分と便利だと思うのだ。 3人でDVDの鑑賞。 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。 SF映画。 主人公は少年の頃に宇宙人に誘拐された地球人。 軽薄な性格のひげ面のマッチョで、1960年代のアメリカ音楽を愛する男。 たぶんアメリカではこういうタイプが人気なのだろう。 ヒロインは、ちょっとキツい感じのブルネット。 最初は主人公を追う刺客だが、自分のボスの悪逆非道ぶりに寝返ったという設定。 相棒。 知恵の回る器用な男。 口が達者で、非常識な外見(喋るアライグマ)に反して、恐らくはメンバー中一番の常識人。 相棒の連れ。 謎の力を持つ大男。 温和な性格で、無口(というか、基本的に喋れない)。 そんなわけで、普段は見せびらかすことはないがピンチになるとものすごい超能力を発揮する頼りになる奴。 外見は「歩く木」。 トラブルメーカー。 主人公たちが捕まって放り込まれた刑務所にいた囚人。 怪力だが単細胞の大男。 性格は粗暴で、いらないことをやってはトラブルを起こし、すぐに反省する。 このメンバーが、最初は賞金稼ぎのためにお宝を狙い、ドタバタの後に正義に目覚めて銀河を救い、英雄になるという話。 「アウトローが勇気と仲間の力によってヒーローになる」というアメリカ人お得意の物語を、アメリカ人が大好きなタイプの 男をヒーローに据えて作ったとても楽しい娯楽映画。 ラストで「ハワード・ザ・ダック」がチョロッと出て来たのは、マーベルのお遊びかな? 楽しい映画を観て、ご機嫌で帰宅。 寝る。
2015年5月5日(火)
朝。 1号くんと電話で話していて、 「今日はこれからコミティアへ行く」 と言ったら、 「買い物を頼みたい」 と言われる。 「じゃあ、ブースと書名をメールしてくれ」 と、iPodを立ち上げようとしたら(こういう機器は電池の消耗が激しいと言うので、基本、スイッチを切っている) 「面倒くさいので、Cメールで携帯に送る」 だと。 午前中。 有楽町線で移動。 車内は子供連れが多い。 考えてみたら今日は「こどもの日」。 総務省統計局によると、4月1日時点における15歳未満の子供の数は前年から16万人減の1617万人。 34年連続の減少だそうだが、東京都のみは増加。 東京都の子供の数は、151万7000人で、もちろん全国1位。 少子化が言われる割には、そこそこ子供を見かけるのは、そのせいか。 ゆりかもめの「国際展示場正面駅」で下車。 ゴールデンウィークのビッグサイトはオタク・イベントが目白押し。 そう言えば「ゲーム・マーケット」も今日、この会場で行われているはず。 第1回の時に予想外の参加者に会場が一杯になり(文字通りラッシュアワーの山手線車内状態)通路で身動きができなくなる 人が続出。 調子こいた実行委員長が、 「ハッハッハッ、次は有明だな」 と言ったのを鼻で笑っていたのだが、本当に来やがった。 閑話休題(ソレハサテオキ)。 コミティア会場へ。 通路で目撃「される」。 向こうから歩いて来た集団に、 「あっ、なんか見覚えのある人がいるぞ!」 とか言われてしまった。 彼らはこれからSFセミナーだそうだ。 お元気なことで。 入場して一本木先生のブースへ。 『アオイ同人少女と島本さん』を購入してから名刺を出してご挨拶。 「ああ、メールをくれる人ね」 と、先生、覚えていて下さっていたようなので、さっそく、 「島本先生が、メールに返事をくれないんですぅ」 と、泣き言を言ったら、 「それはね、絶対、読んでない」 (やっぱり!) 「そんなわけで、このままだと赤井さんと一本木先生の対談になってしまいそうです」 と言うと、 「それは無理」 と、恐れていた通りのお返事。 「共演者のリクエストがあれば、こちらで交渉してみます」 と、持ちかけるが、 「そういうのは、赤井さんに言った方がいいよ」 (ですよねー) 完全玉砕してしまったので、その辺をウロウロしていたみもりんを誘って昼食。 とりあえず、昨日買ったiPod toichを自慢する。 支払いの時に、 「買い物用にお金を崩したいので」 と、言ったら、 「おつりがありません」 「しょうがない、じゃあ今回は奢……」 「ありがとうございますッ!」 みもりん、とっても元気なご挨拶。 帰り道で、 「普通『えー、そんな、悪いですよー』とか一応、言ってみるもんじゃないか?」 と、ネチネチとイヤミを言ったが、 「ハハハハハ……」 と、笑われただけだった。 会場に戻り、1号くんから頼まれていた同人誌を買い、S藤さんのブースに近寄ったら、 「普通の主婦!」 と、声をかけられる。 S藤さん、周囲に「Googleで『普通の主婦』を検索すると、この人の名前が出て来る」と、いらんことを言っていた。 そのブースでは、アイマスクを1個だけ買う。 その他、自分の趣味で『イベントを主催したら脅迫が来て警察沙汰になりました』という同人誌(三部作)を買う。 タイトル通り、イベントを主催したために脅迫を受けた人が描いた事件の顛末漫画。 個人的な印象だが…… 警察の考える警察の仕事「事件が起きたら犯人を捕まえる」 一般人の希望する警察の仕事「事件が起きないように市民を守る」 と、そんな感じのズレがあるような気がする。 極端に言うと、 「『殺してやる』という脅迫状が届きました。私を守って下さい」 「安心して下さい。あなたが殺されたら責任を持って犯人を逮捕しますから」 そのぐらいのズレ? さて、コミティア会場を出てゲームマーケットの会場へ移動。 会場には入ったものの、貰った案内にはブース番号がない。 通路を歩いている人に、 「『八八花』を売っている所を探しているんですけど」 と、声をかけると、 「それはうちのブースです。ご案内しますよ」 と、連れて行ってくれた。 (本番直前まで、ブースの位置が決まっていなかったのだそうだ。この辺、初回からの伝統で「ゆるやか」なのか?) ブースで「八八花」を1組買う。 初心者用に「月(1月とか2月とか)」と「点数」が書かれている花札。 デザイナーの趣味なのか、描かれた動物の目が普通の花札の絵のものと違ってパッチリしているのが特徴。 有楽町線で池袋へ戻り、1号くんのアパートへ。 買って来た本を渡して清算する。 夜。 1号くん、2号くん、佐藤編集長の4人で飲む。 ついでにLINEという無料アプリを入れて、QRコードで1号くんと2号くんを「友だち」にする。 自分で説明していてもよく分からないが、そうすると文字を使って会話ができるらしい。 他にIDというのを設定して「友だち」になる方法もあるそうだが、この方法だと見ず知らずの人に「友だち」の申請をされて しまうことがあるので危険(と、ネットの説明に書いてあった)。 帰宅してから2号くんとLINEで会話をしてみたが、これって普通に電話で話せば良いんじゃないか? 何か重要な取引とかで、会話の記録を残したい人が使うものなのかなあ??? 電話で、 「これからLINEで会話するので、起動してくださーい」 と言ってからiPodを起動してネットに接続し、 「どーぞー」 とかやっていたら、昔のパソコン通信を思い出した。 あの当時は、電話してからケーブルをモデムに繋いで頃合いを見て文字データを送信。 タイミングが狂うと文章の頭が切れちゃったりしてやり直しになった。 それに比べると、世の中、便利になったものだ。 寝る。
2015年5月4日(月)
朝。 2号くんから電話があり、iPadを買いに行くのでビックカメラまで付き合って欲しいと言われる。 昼から出かけて一緒に食事をした後、ビックカメラへ。 2号くんが機械について店員から説明を受けている間、その辺をぶらぶら。 ここのところスマートフォンが必要な機会が多いので(チケットの購入が「スマホで」とかいうイベントが増えた)、iPhone を買おうかどうしようかと迷っていたのだ。 (便利そうだが、月々の通信費は高そうだし……) ガラケーを持ってるから「携帯電話」は、もうあるんだよなあ。 別に携帯でゲームをやろうとも思っていないから、メールと地図表示&GPS機能があれば問題ない。 で、売り場をウロウロしていたら、iPod touchというものを見つける。 見た目iPhoneそっくり。 店員に、 「iPhoneとiPod touchはどう違うのか?」 と質問したら、 「iPod touchは月々の通信費がかからない点が、iPhoneと違う」 という答え。 通信の必要がある時には、手持ちのWifiルータに繋げばOKなのだとか。 なんだ、そんな便利なものがあったのか。 iPod touchの値段は、ポイントカードのポイント内で支払える金額だったので、即購入。 ついでにリファレンスも買う。 (最近の機械って、取り説がついていないから) さて、2号くん、ipad miniを買って、自分のWifiルータの契約。 量販店での契約は、しばしば、 「これを私が申しわげる訳にはいかないのですが、お察し頂けますね」 「なるほど」 ……式の微妙な会話で行われる。 (早い話が値引き交渉) 初対面の人と視線や口調を使って金銭の絡む微妙な契約内容を伝え合うのが、2号くんはあまり得意ではない。 店員に、 「私がここで言葉を切ったということは……つまり、そういうことです」 とか言われても、 「は?」 とかなっちゃうのだ。 要するに「空気」が読めない? なので、隣にいて「空気」を通訳する。(笑) 帰り道。 西口公園(ウエストゲートパーク)で、オクトーバーフェストをやっていたので参加しようとするが、あまりの行列に断念。 帰宅して、iPod touchのメール設定。 ……なんか上手くいかない。 オタオタしているうちに、SF大会関係者の歓迎会の時間になったので、家を出る。 途中の道で確認したが、GPSはどうにか機能しているようだ。(現在地の表示が若干ズレていたのはご愛嬌?) 歓迎会会場は「仮面ライダーズ・ダイナー」。 仮面ライダーにちなんだ料理が出て来るアミューズメント的レストラン。 (クリームソーダのクリームが仮面ライダーの顔になっているようなのを想像して欲しい) カメラの練習がてら、料理を写真に撮る。 (この店は、店内撮影OK) 帰宅。 メール設定と再び格闘。 設定の仕方がiMacとiPodでは微妙に異なり、なんかその辺がおかしかったらしい。 無事、設定完了。 リファレンスを少し読んでから、寝る。
2015年5月3日(日)
朝刊の文化欄に萩尾望都先生のエッセイが載っていた。 萩尾先生が審査員を務める「ゆきのまち幻想文学賞」の話。 この賞は、規定枚数が少ないため比較的応募がし易く、私の通っている空想小説ワークショップの受講生も何度か入選してい る。(正直に白状しておくが、私自身は最終選考止まりでそこから上に行ったことがない) 授賞式も家族的な雰囲気らしく、萩尾先生の短編「海の青」(flowers comics『スフィンクス』に収録)のヒロインが受賞 した文学賞は、この賞がモデルじゃないかと思っている。 昼過ぎに、地震。 時刻:13時2分頃 震源:福島県沖(北緯37.5度 東経141.6) 深さ:約40km 規模:マグニチュード4.8 夕方頃、また地震。 時刻:15時53分頃 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経139.9度 深さ:約50km 規模:マグニチュード4.4 念のため「地震」でニュースサイトを検索したら、 神奈川県の箱根山で、先月下旬から山の浅い場所での地震回数が増え温泉の蒸気が勢いを増すなどの変化が観測されている。 気象庁が、今後、大涌谷付近で規模の小さな噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして注意を呼びかけている。 だと、箱根には近づかないように気をつけよう。 夜。 SF乱学講座。 タイトル:中国古典鍼治療の実際 講師:内山真氏(鍼灸師) 「鍼」というのは、古代中国では外科用の器具(今で言うメスとか)一般を指す言葉だったらしい。 よって、中国の文献に「鍼」という文字が出て来たとしても、その時代の中国に「鍼治療」が存在していた証拠にはならない のだそうだ。 勉強になる話だ。 ちなみに、世界最初の鍼灸理論書とされる『黄帝内経』(BC25世紀のものと伝えられるが、実際にはBC2世紀頃に書か れたものらしい)には「(鍼は)南の国の人から習った」という記述があるそうだ。 また、アルプスで発見された「アイスマン」と呼ばれる古代人(推定で約5300年前)のミイラの皮膚にも、ツボの位置を 記したと見られる入れ墨があるそうな。 全世界的に割と普遍的な治療法だったのかもね。 理論的に体系づけたのは、そういうことが大好きな中国人だったのかも知れないが。 さて、日本と中国の鍼治療の違い。 「中国の鍼は、痛い」。 つまり、日本の鍼治療は同じ経絡上に刺激の弱い打ち方でいっぱい鍼を打つが、中国式は刺激の強い打ち方でせいぜい10本 前後、大名人になると1本だけみたいな打ち方をするのだそうだ。 日本の鍼は痛くないので患者は楽なのだが、その分「正しいツボに打てているのかが施術者に分かりにくい」「打つ鍼の本数 が多い分、副作用も心配」という欠点があるのだそうだ。 豆知識(内山真説?) 鍼は皮膚の中にあるカプサイシンレセプターを刺激することで治療効果を得ている。 なので体がカプサイシンに慣れていると鍼治療の効果が出にくい。 よって、鍼治療を受ける時には辛い食品は控えておいた方が良い。 鍼麻酔の欠点。 痛みは取り除けるが、筋肉が弛緩しない。 なので、手術用の麻酔には不向き。 興味深かったこと。 「肺」という言葉について。 日本に西洋医学が入って来た時に「肺(オランダ語で:Long)」を指す言葉として漢方医学の「肺」という文字を当てたが 本来の漢方医学における「肺」は「呼吸器一般」を示す言葉だった。 ……というように今しようしている臓器等の名称は、本来の漢方医学の用語から見てズレがある。 例えば「脾臓」。 これはどうやら日本人の誤訳のようで、本来の「脾」は「膵臓」のことだったとか。 「心」は「心臓」というより、むしろ「脳」のことっぽい(不眠症等の精神的な病気は「心」に異常があると起こる)とか。 講座の終わりに「脈」で内蔵の異常を診断するというのを実際にやって貰った。 「肝臓」を調べてもらったのだが、 「まったく何の問題もないですね」 とのこと。 私が日頃から肝臓を壊すような酒の飲み方をしていないことが、またしても証明された。 山手線で帰宅。 寝る。
2015年5月2日(土)
朝。 ネットで読んだニュース。 昨夜、北九州市の小倉北署に大型トレーラーが突っ込み、正門の門扉を壊す騒ぎがあったそうだ。 トレーラーを運転していた53歳の男の動機は「警察にイライラしたので」。 (ふーん?) と記事を読み進めたら 小倉北署では、昨年7月にも軽乗用車が突っ込んで、運転していた男が逮捕されるという事件があったらしい。 1年も経たないうちに、2度も車で突っ込まれるというのは??? よく分からないが、よほど市民を「イライラさせて」いるのか、小倉北署? 昼からSF大会の企画会議。 やたらネタにされる。 「彼は褒めたつもりなんだよ」 と、フォローしていた人がいたが、「海千山千」は断じて褒め言葉ではないぞ、K原くん。 本日は、星雲賞授与式の会場が決まって、一安心。 以前に星雲賞関係で某実行委員会が連合会議にたいそう叱られ、担当者を「異動」させる羽目になったことがあったとかで、 連合会議の担当者に電話した企画局長のM崎さん、緊張しまくり。 とりにてぃさんに「中間管理職コントみたいだった」と笑われていた。 SF大会というのは、SF者のお祭りなわけだが、あくまでメインはファングループ連合会議と星雲賞授与式。 祭りで言ったらそっちが御神体で、企画は境内に並ぶ屋台みたいなもの。 「今年の実行委員会は星雲賞授与式を軽んじている」とかいうことになると大変な騒ぎになるらしい。 会議終了後、近所の中華料理屋で飲み会。 2時間飲み食い放題だというので入店したのだが、客は我々だけ。 結局、2時間を大幅にオーバーしても何も言われなかったので、結果お得。 帰ろうとしたら、カードで支払いをしようとしたうちのスタッフ2名が、カードリーダーがおかしいとかで揉める。 2次会のカラオケ屋に遅れて来たので、 「何をやってたんだ?」 と、聞いたら、 「店のカードシステムがおかしくなっていたので直してあげていたのだとか(2人ともコンピューターの専門家)。 終電までカラオケで歌って、帰宅。 明日は声が出るかな? 寝る。
2015年5月1日(金)
朝。 今日から5月。 気温は既に初夏。 午後。 韓国の小学校の教科書が、45年ぶりに漢字を併記することとなったという記事。 これはとても良い事だと思う。 と言うか、韓国語の文章を全て漢字+ハングルにして貰えると、日本人にも読みやすい。 韓国人が漢字に慣れてくれれば、韓国人にも日本の文章が読みやすい。 ネットで互いの主張を読み合えば、文化交流が進んで変な誤解も減ると思うのだよね。 夜。 池袋でM上さんと飲む。 先日、東大で見て来たという心理学実験の話。 円筒と人との間にディスプレイを置き、ディスプレイ越しに円筒に触りながら、ディスプレイに映った人の手が円筒に触れて いる映像を見せ、映像上の円筒を膨らませてみせると、触れている円筒が膨らんだと錯覚するのだそうだ。 人間の脳って、本当に騙されやすい。 ちなみに私の脳は、朝、鏡を見ながら笑顔で、 「絶好調だぜ!」 と言うと、ホイホイとその気になるぞ。(笑) 「テング酒場」と「酒菜屋(さかなや)」をハシゴして、帰宅。 寝る。2015年4月分へ 目次へ
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