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独 り 言 (2014年6月分)
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2014年6月30日(月)
朝のニュースによると、北朝鮮がまたミサイルを発射したらしい。
でも、明日の日朝協議は予定通り行うのだそうだ。
この辺のやるかやらないかみたいなものの基準は、どうなっているのだろうね。

仕事を休んで郵便局の手続き。
数分で済むと思っていたのだが、窓口のお兄さんが「ちょっとお待ち下さい」と言って奥へ電話を掛けに行ってそれっきり、
15分ぐらい戻って来なかった。
どうやら私はよほど面倒臭いことを頼んでしまったらしい。
結局、手続きが終わるまでに30分以上かかり、帰宅したら意味もなく疲れていた。

午後。
テレビの洋画を見ながら半分ウトウト。
「アンダー・サスピション」という映画。

ミステリー。
連続少女殺人事件が起こり、2番目の事件の第一発見者の供述が曖昧なことから怪しいと睨んだ警察署長(主人公)が、執拗
な取り調べで相手を追いつめて行く。
しかし、この男は弁護士で大金持ちの町の名士。
当然のように本部長から圧力がかかる。

容疑者である弁護士は、
「お前は貧しくてロースクールに行けなかったから、弁護士の資格を持っている自分を妬んでいるのだろう」
と、主人公を罵る。

主人公は、そんな弁護士のプライベートを暴き、夫婦生活の問題までを曝け出させる。
弁護士の妻は夫が自分たちのプライバシーについてまでを喋ってしまったことにショックを受け、署長は動揺する妻を説得し
て家宅捜索の許可を得る。
そこで見つかったものは……

もともとは舞台劇だったのでそうで、その関係か場面は警察署の中からほとんど動かない。
ひたすらに取り調べの場面が続く映画を「動きのないつまらない映画」と見るか「行き詰まるセリフのやりとりが快い緊張を
生み出す映画」と見るかで評価が分かれる作品だと思う。
(私は、この映画のオチが好きだが)

午後。
なんだか関節が痛くて立ち上がるのが非常に苦痛。

夕方のニュースを見たら、大阪の御堂筋で暴走車が人をはねたらしい。
こういう事件が続くね。

夜。
体調がいまひとつなので、早めに寝る。 

2014年6月29日(日)
良い天気。

昼から「メンサ・テスト合格者の会」。
会場でtwitterをネタにだべっていたら、新宿の方で何か事件があったっぽい書き込みが。
検索してみると、南新宿で集団的自衛権容認への反対を訴えて焼身自殺を図った人がいたのだそうだ。

とっさに、フランシーヌ・ルコントを思い出してしまった。
ベトナム戦争に反対して焼身自殺した女性。
私の年代では恐らく知らない者はないだろうと思われる歌「フランシーヌの場合」のモデルとなった人だ。

うろ覚えだが、「フランシーヌの場合」の歌詞は確かこんな感じ。

♪フランシーヌの場合は、あまりにもおばかさん

♪ホントのことを云ったら、オリコウになれない

夕方。
急な土砂降り。

池袋から南の方を見ても新宿の高層ビルが白いもやに隠されて見えないほど。
雨は4時半過ぎまで続いて、止んだ。

5時から「天狗」で飲み会。
帰り道は、また雨。

先日の暴走車事件の現場には花束やペットボトルがいっぱい供えてあった。
佐藤編集長が後ろを振り返って、
「犯人に脱法ハーブを売った店はあそこやねん」
と、指差したが、ホントか?

帰宅。
ネットで日経のサイトを見たら、集団的自衛権に関するアンケートの結果が載っていた。

Q.アメリカなど日本と密接な関係にある国が攻撃されたとき、日本が攻撃されていなくても反撃する権利を集団的自衛権と
いいます。政府は憲法上、集団的自衛権を使うことはできないとしてきましたが、7月上旬の閣議で方針を変更して使えるよ
うにする予定です。あなたは集団的自衛権についてどう思いますか。
 使えるようにすべきだ	    34%
 使えるようにすべきではない 50%

世論調査では、集団的自衛権反対の人の方が多いのだよな。
でも、安倍政権は、こんなものは無視。
安倍さんによると「反対している国民は、集団的自衛権を理解していないから」なのだそうだ。

その安倍さんが実際に行った「集団的自衛権を行使する場合」の説明というのが、
アメリカの軍艦と自衛艦が一緒に紛争地域の日本人を救出しに行った際に、救助した日本人を(日本の自衛艦ではなく、なぜ
かわざわざ)アメリカの軍艦に乗せて、(ちゃんと護衛艦を連れているはずのアメリカの軍艦を、なぜかわざわざ)自衛艦が
護る場合……
とか、素人が考えてもヘンテコなもの。

だから、安倍さんが国民を本当に納得させたいのなら、
1)紛争地域に日本人の救助に向かった自衛艦が、自国の国民を自分で救助してはならない訳。
2)すでに護衛艦に護られているアメリカの軍艦を、さらに自衛艦が護らなくてはならない訳。
これを国民に分かりやすく説明すべきなのだ。

寝る。

2014年6月28日(土)
朝から雨模様だが、今日はSF大会の企画会議。

何度も行っている会場なのに、地下鉄でいつもと違う出口から出たら、ちゃんと道に迷う。
見事な方向音痴能力!

さんざん歩き回って、ようやく見慣れたドトールを発見。
歩いて空腹を覚えたので、あまり時間がないのにジャーマンドッグを注文。
慌てて食べたら上あごの内側を火傷した。

会場へ。
部屋に入るが誰もいない。
灯りすら点いていない。

ノパソをコンセントに繋いで水を買って戻って来たら、助成スタッフがひとりだけ部屋の中に突っ立っている。
「他の人が来ない」
のだそうだ。

……そんな感じで、開始からすでにグダグダなスタッフ会議。
結局、一番活躍したのはスカイプで繋がっていた大阪のスタッフ。
この人が仕切ってくれたので、いろいろと決まるべきことが決まる。

会議後は、いつものように飲み会。
そろそろ閉店だと言われたので店を出るが、まだ残っている人もいて、解散までグダグダ。
店を出たところで気がついたのだが「駅の方向が分からない!」
場所が中央区なので道が碁盤の目のようになっており、どの道も似たように見えて自分がどこにいるのか分からなくなるのだ。
また、道に迷う。

うろうろしていたら横断歩道を渡って来た地元の人らしき人がいたので呼び止めて道を聞く。
どうにか駅にたどり着き、ホームに降りたらあたさんが居て、
「あれっ? 先に帰ったと思ったのに!」
と。驚かれる。
(彼は私の方向音痴能力を知らない)

あたさん、
「おかしいなあ? おかしいなあ?」
と、何度も首を傾げていた。
よもや店から目と鼻の先にある駅まで辿り着くのに道に迷う能力を持った人間がいようとは、彼の知る由もない事実なのであった。
(^^)(^^)(^^)

帰宅。
そのまま、寝る。

2014年6月27日(金)
朝。
空は曇り。

出勤。
「自宅でテレビをつけてもワールドカップの中継ってやってないなー」と思っていたら、時差の関係で中継は明け方頃にやっ
ているのだそうだ。
つまり大半の日本人が、まだ寝ている時間帯だ。
(それじゃあ、見られないよなあ)

おまけに日本チームは、3回試合をして3回とも負けて、もう試合には出ないらしい。
「日本チームは強い」とか前に誰かがテレビで言っていたような気がするのだが、あれはデマだったのか。
やっぱり、今年のワールドカップは、キックオフ以外に見るところはなかったのだな。

昼休み。
SF大会のことで苦情電話を受ける。
かなり大変なことのようなのでK合さんの携帯に留守電を入れる。

午後。
現地調査。
帰り道で思いっきり雨に降られる。

事務所の除湿器は5台がフル稼働中で始終「満水」のアラームが鳴る。
湿った紙がプリンターを通ると丸まってしまい、大きな図面の場合だと業務に支障が出る。
これだから梅雨時は……

……などと言っていたら社員の人が、
「これだけ降れば、今年の夏に水不足はないな♪」
と、のたもうておられた。
前向きに生きられる人は強い!

夕方。
会社から帰ると、メールをチェック。
K合さんからの返信を読む。

やや不快な気分で家を出て、空想小説ワークショップの教室へ。
O河内さんが、
「K合さんがなつこんのトラブルの関係でmixiで叩かれていて可哀想でした」
と言うので、
「彼はトラブル処理の時に、余計な一言が多いのだよねえ」
などと。
悪い人じゃないのだが……。

本日の講義は、
岡田斗司夫の『人生テスト〜人を動かす4つの力』を元にキャラクター造形について。

岡田斗司夫の『人生テスト」は、人間を、
人から注目されたい、認められたい、 頼られたいという欲求が基本的に強い「王様タイプ」
勝ち負けや上下関係にこだわる努力家の「軍人タイプ」
物事のしくみ・法則を自分なりに理解したり、発見したり、推測したり、仮説を立てたりすることが好きな「学者タイプ」
結果よりプロセス、目的より手段を重要視し、自分の価値観に強いこだわりを持つ芸術家肌の「職人タイプ」
の4つのタイプに分ける分類法。

「王様タイプ」と「学者タイプ」は互いに相手を理解出来ず、「軍人タイプ」と「職人タイプ」も互いに相手を理解できない
のだそうだ。
そして、「王様タイプ」は「職人タイプ」を「職人タイプ」は「学者タイプ」を「職人タイプ」は「軍人タイプ」を「軍人タ
イプ」は「王様タイプ」を軽視する傾向にあり、逆に「王様タイプ」は「軍人タイプ」に「軍人タイプ」は「学者タイプ」に
「学者タイプ」は「職人タイプ」に「職人タイプ」は「王様タイプ」に憧れを抱く傾向にあるのだそうだ。

分類のためのテストというのをやってみたが、私は「学者タイプ」らしい。
つまり「王様タイプ」のやることが理解不能で、「軍人タイプ」をバカにしていることになる。

「軍人タイプ」というのは、つまるところ「体育会系」かな?
あ、バカにしてるかも。(笑)

そして、この『人生テスト〜人を動かす4つの力』を書いた岡田斗司夫氏は「王様タイプ」なのだそうだ。
そうか、私は岡田斗司夫氏を理解できないのか!

いつものように大馬鹿地蔵で飲んでから帰宅。
昼間に苦情を受けたSF大会のトラブル処理の件で担当者からメール。

事務的な内容としてはK合さんからのメールと同じ。
但し、「余計な一言」がない。(^^;
トラブル処理に向く人と、向かない人がいるのだな。

寝る。

2014年6月26日(木)
仕事は休み。
朝刊にトヨタの燃料電池車の記事が載っていた。
水素を使って発電する事で走る車。
むかし本で読んだ「水素スタンド」のある未来が実現か?

この燃料電池、発電所にも応用出来る技術らしい。
水素なら国内でも作れるから、ペルシャ湾に機雷が浮かぼうが、シーア派とスンニ派が揉めようが、日本がエネルギーの供給
について心配しなくても良くなるかも知れない。
こういう国益に叶う技術の開発は、政府も積極的に援助して欲しいな。

午後。
SF大会のパーティー参加費を支払いに郵便局へ。
別に気にしたわけではないが、地下づたいに移動したので例の現場は通らなかった。

ビックカメラの酒飯コーナーでピストル型ボトル入りの酒を発見。
グラス2個付き。
ショットグラス&ガンである。
ちょっと欲しかった。

地下通路で「ウェアラブル クロージング」なるものを発見。
通販ショップで販売している服を目の前の等身大モニターに映してバーチャルで試着できるという機械。
客は試着が楽に出来るし、店は試着で服を汚される心配がない。

覗いてみたら、ひげ面のおっさんがなぜか婦人物のワンピースの試着をしていた。
まあ、ファッションの好みっていろいろあるから……

夕方。
新宿の紀伊国屋へ『いるか句会へようこそ!』刊行記念トークショーを聞きに行く。
この本は、俳句の入門書で、主に句会の進め方を扱ったもの。

本の表紙と章ごとのイラストを描いたのが「泣くな、はらちゃん」で、「越前さんの漫画」を担当したビブオさん。
『いるか句会へようこそ!』は、一応、物語仕立てになっているとは言え、句会のハウツー本なので、出て来る場面はほとん
ど句会をやっているところ。

ビブオさん、似たような場面の絵を同じ構図にしないように苦労したそうだ。
言われて見直してみると、確かに「第一章」「第三章」「第九章」「第十章」がほぼ同じ「句会」の場面。
(並べてみると構図のバラエティーが楽しめるな)

そして「第四章」と「第八章」は、「ヒロインが自宅で母親と会話している」という同じような場面。
この2つを「同じ絵」にしないために、ビブオさん、片方は室内からの視点で、片方は家の外からの視点の構図にしたのだと
いう話を語ってくれた。
お疲れさま。
(本を持っている人は、室内の絵のお父さんと家の外からの絵の月に注目してもう1度このイラストを見直してみよう)

編集部の人によると、この本のイラストをビブオさんにお願いしようということになった時、
「最初に声をかけてから正式に依頼するまでに随分時間が経ってしまったので、『スケジュールが埋まった』と断られるかと
心配していたが快く引き受けてくれた」
のだそうで、著者によると、
「ゲラを読んで貰ったら、とてもやる気のある返事が返って来たので、自分の書いた作品は面白いのだと自信を持った」
のだそうだ。

そのビブオさん、トークの最後の挨拶で、
「ともかく仕事がないんで、仕事を下さい」
と、言っていた。

さて、本日の「ドッヒャー!」。
『いるか句会へようこそ!』の著者の堀本裕樹氏、あの角川春樹氏の弟子なのだそうだ。
言われてみれば、堀本氏、言葉の端々に、確かに師匠の影響と思われるものを感じさせた。

トークショー終了後にサイン会。
既にAmazonで買ったものを1冊持っているのだが、サイン会のために「保存用」を購入。

ところで、Amazonで買った時に先着300名特典のビブオさんの描き下ろしイラスト付きポストカードを貰い損なった私は
出版社の公式サイトの「お問い合わせフォーム」から、
「余っていたらくれませんか?」
と、「お問い合わせ」を送ったのだが返事は来なかった。

……という話を本日ビブオさんにしたら、本当にポストカードを1セットくれた。
言ってみるもんだ。
(よい子は真似しちゃダメだよ)

副都心線で帰宅。
寝る。

2014年6月25日(水)
朝のニュースによると、昨夜池袋の西口で、脱法ハーブを吸ったアホが車を暴走させて人をはねまくったら
しい。

私が火曜日に隔週で通っている吹き矢の講習は、池袋の西口側で夜の8時頃まで。
練習のある週だったら、ちょうど事件があった事件帯に事件のあったあの場所を自転車で走っていたことに
なる。
個人的には運が良かったと思うが、亡くなられた方もいるそうで、ご冥福をお祈りしたい。

出勤。
昼頃から雲行きが怪しくなる。

午後。
現地調査に行こうとしたら、社員の人に、
「1時25分から、この地域に豪雨だそうだ」
と言われる。
半信半疑だったが、見事に1時25分から土砂降り。
最近の気象情報は正確だ。

調査には2時過ぎに、念のため自転車はやめて傘を持って行く。
図面を仕上げて帰宅。

部隊を録画したビデオ「ONE」が届いていたので、観る。
戸次重幸によるオムニバス形式の一人芝居。
ひとりで「落ちぶれた元人気俳優」「スマートフォン」「気の狂った殺人者」「陽気な貧乏神」「オカマ」
「お人好しのタクシー運転手」の6役をこなしていた戸次重幸。
やっぱりこの人は、舞台の役者さんだよな。

夜。
NHK「クローズアップ現代」で、私が見逃してしまったワールドカップのキックオフの映像が放映。
ワールドカップにこんなにワクワクさせられる日が来るとは!
(明日から、少しワールドカップというものを観てみようかな?)

御近所のニュース。
都議会で自民党の議員が下品な野次を飛ばした件で、野次った議員について調査したり罰したりしようとい
う決議案は、多数派を占める自民党議員の反対により否決されたそうだ。

こういう議員自身の利益、不利益に関わる問題を議員自身が多数決で決定するというシステムには、改善の
余地があると思うな。
これじゃあ「悪い事をしても多数派の会派に属していれば罰せられない」ということになるから。
第三者機関による監視システムを考えるべきじゃないかな、舛添さん?

寝る。

2014年6月24日(火)
朝。
雨は降っていない。

ネットでニュースを見たら、都議会で野次を飛ばして問題になっている議員の事務所に生卵が投げつけられたそうだ。
詳しく読んだら、この議員、発言中に女性議員に「早く結婚したらいいんじゃないか」と野次を飛ばしたその釈明会見で、
「(「早く結婚したらいいんじゃないか」という野次は)早く結婚して欲しいという思いから言った」
と発言して記者団の失笑を買っていたそうだ。

この人、政治家という職業に向いていないな。
転職した方が良いと思うぞ。

出勤。
午前中に現地調査3件。
雨を心配していたが、日が照って逆に暑いぐらい。

午後。
雲ゆきが怪しくなる。

夕方。
雨。
どうにか自転車で帰宅する。

テレビの気象情報。
池袋では雨だったが、三鷹では雹が雪のように積もったのだとか。
ちょっと異常気象だよな。

ニュース。
議員事務所に卵を投げつけたのは「近所に住む酔っぱらい」だったらしい。

夜。
救急車のサイレンの音を聞く。
サイレン自体はそんなに珍しいものではないが、今夜は少し数が多いような気がするな。

SF大会関係のメールを読んで、返信。
寝る。

2014年6月23日(月)
朝。
調整休暇。
仕事の件で職場に電話。

午前中。
ずっとSF大会の事務作業。

午後。
ハンズに買い物へ。
イベントが近づいたので、何はなくとも養生テープ。

帰り道のサイゼリアでスパゲティを食べ、ついでにワインを1本。
地下鉄に「東西線が乗務員トラブルで遅れている」という案内が流れていたが「乗務員トラブル」って何だろう?

喫茶店で酔いを覚ましていたら1号くん、続いて2号くんから電話。
2号くんのリクエストで西池袋のインドカレー屋に行く。
なかなか美味しかったが、値段もなかなか。

帰宅。
あまりの量の多さにうんざりしつつ、SF大会のメーリングリストに目を通す。

途中で嫌になってネットのニュースをボーッとサーフィンしていたら「東西線が車掌を乗せずに発車」だって。
これか、「乗務員トラブル」。

テレビのニュース。
都議会で野次を飛ばした議員が叱られたらしい。

(普通なら新聞のベタ記事扱いのようなニュースを、随分と時間を割いて報道しているなあ……?)
と、ネットを見たら、野次られた議員のツィッターでのつぶやきを、『五体不満足』の乙武洋匡や脳科学者の茂木健一郎氏
などのフォロワー数の多い人がリツィートしたため、ネット上で野次った議員への批判が広がり、海外のメディアでも報道
される騒ぎになっているのだそうだ。
現象として、興味深いな。

夜。
SF大会の事務作業の続き。

……疲れたので、風呂に入って、寝る。

2014年6月23日(日)
雨。

昼からRD企画の打ち合わせのため高田馬場へ。
某社の社内で夕方まで秘密会議。

会議中の雑談で聞いたちょっと楽しい話。
本日の会議場を貸してくれた会社の社長がが、外国を旅行中に「漫画を描いている」というアメリカ人と知り合いになったの
だそうだ。
しばらくして、そいつが日本に旅行にやって来たので、京都を案内してやることに。
国際漫画ミュージアムに連れて行ったところ、そこにプロの漫画家が描いた絵が展示されていた。
それを見て、そいつが「自分の絵もここに飾りたい」と言い出したので係の人に通訳してやったところ、奥から館長が飛んで
来て、ほとんど平伏せんばかり……

「……ということがあったんだけど、そいつの名前、フランク・ミラーって言うんだけど、誰か知ってる?」
ええと……確か『デアデビル』とか『バットマン:ダークナイト・リターンズ』とか『300〈スリーハンドレッド〉』とか
を描いた人だよね?
知ってる人には相当な有名人。

夕方まで会議。
会社の近くの店でイタリアンとワインを楽しむ。

社長が以前、女性と来た時に食べ損なったというピッツァにリベンジ。
そこそこ大きめのピッツァだったので、当然2人で分けるつもりが、「美味しい!」と連れの女性に1枚ペロリと平らげられ
てしまったのだそうだ。
……確かに美味であった。

店の人に、
「このピッツァは美味しいですね」
と言うと、
「うちの料理はどれも美味しいのです」
失礼しました。(笑)

山手線で帰宅。
SF大会関係のメールを読んで返信したり……寝る。

2014年6月21日(土)
午前中。
休日だが、なぜか仕事の件でメールのやり取り。

昼。
新宿のロフトプラスワンに「妖怪玉手箱 vol,7 〜多田による21世紀妖怪観察考〜」を聴きに行く。
「そもそも妖怪とは何か?」
「怪獣とどう違うのか?」
「どうすると妖怪が生まれるのか?」
みたいな話。

出演は、お馴染み多田克己さんと、原田実さん。
そして今回は木原浩勝という妙にテンションの高いおっさんが来ていた。

このおっさん、正直に言うと私は苦手なタイプで、
「このトークショーに自分が持ち込んだ資料についてツィッター等でつぶやく人がいたら、私は二度と妖怪関係のイベント
には出演しません」
と、言われた瞬間、思わず「それならば♪」と黒い誘惑に心が揺れてしまった。(笑)

木原氏、「コロコロコミック」という子供向け雑誌の誌上で「Dr.キハラ」とかいうキャラクターを演じているのだそうで
その雑誌の撮影のために、休憩時間にハゲヅラを被った役者(?)相手に、変なマントと帽子を着けて子供向けの小芝居を
させられていた。
(いろいろと大変なんだな……)
一生懸命にお仕事をしている人に、事情も知らずに反感を抱いてしまった自分自身を反省する。

「コロコロコミック」を読んでいるよい子のお友達へ。
大人の人はみんなご飯を食べるために、いろんなお仕事を一生懸命やっているんだよ。

ちなみに、本日のメインである多田克己さんの職業は「妖怪研究家」。
(この「職業」で、ちゃんと「飯が食えている」ということがスゴイと話題になっていた)

さて、イベント。
冒頭で「リキッド」という短編映画の上映。
ヤクザな男が病気になり、その情婦が復讐(?)のために怪しい店を訪れて……

場内、シン……となる。
だってその映画のプロデューサーが会場に来ているのだもの、何も言えないじゃん。

トークライブ本編の内容をさっくりとまとめると、
「共有できるイメージがないと怪奇は妖怪にはならないので、妖怪の誕生には描かれた絵が必要」
……かな?

20世紀の日本の妖怪のイメージを作っていたのは、主に水木しげる氏の「絵」だった。
21世紀に、新たな絵描きが新たな妖怪の「絵」を描く事によって、既存の妖怪のイメージは変化し、同時に新たな妖怪が
生み出されて行くだろう。
……と、まとめるとこんな感じ。

どうでもいいこと。
「ロフトプラスワン」は、客の飲食費が出演者のギャラになるシステム。
なので、前から気になっていた「クリームチーズの蜂蜜がけ」というメニューに挑戦。
食べた感想。
「これは、太る!」

本日のスペシャルメニューは「こなきの盗み酒」。
大歩危の酒らしい。
この地名、無学な私は最初、読めなかったのだが「おおぼけ」と読むのだそうだ。
「ぼけ」というのは、断崖を意味する古語で(「歩危」は当て字)、切り立った崖がそそり立つ秘境であるらしい。

そして肝心の「こなきの盗み酒」。
アルコール度数は、15。
とろりとした口当たりの、いかにも「日本酒」という味。
店ではガラスのコップに入れて出されたが、出来れば盃(さかずき)で飲みたい酒。

イベントが終わって会場から出ると、携帯にSF大会関係の留守電がいくつも入っていた。
帰宅。

「弱くても勝てます」最終話を観る。
「主人公の宿敵」という設定で登場したものの、なぜか途中からアメリカへ行ったことになって出て来なかった市川海老蔵
演じるライバル高のコーチが、また唐突に出て来て主人公とキャッチボールをする。
(ちょっと意味が分からない)

このドラマ、1回毎で観ると結構面白かったのだが、連続者の全体のストーリとして観ると何か変。
大人の事情系の何かがあったのだろうか?

SF大会のことでメール。
明日も企画の関係で打ち合わせ。
ちょっと忙しい。

寝る

>2014年6月20日(金)
寝坊した。
目を覚ますと6時10分前。

バタバタと着替えて朝食をとりながらツィターを覗いたら、5時間前に「揺れている」とつぶやいていた人がいた。
地震情報を見ると、夜中に地震があったようだ。

 時刻:1時43分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.5度 東経140.1度)
 深さ:約80km
 規模:マグニチュード4.3

とりあえず、出勤。
隣の席の人に「地震がありましたよね」と声を掛けられる。
(知らずに眠り惚けていたのは私だけか?)

午前中に2件、午後に1件現地調査。
自転車を走らせているとヒヨドリの声に包まれる。

事務所に戻って、
「ヒヨドリが鳴いていましたね」
と言うと、東久留米から来ている社員さんに、
「ヒヨドリの声って聞いたことがない。なんて鳴くの?」
と、聞かれる。
「ヒーヨ,ヒーヨとか……」

「私の家の近くでは、カッコウの声はよく聞くけれど」
「ああ、カッコウ、カッコウと、鳴くやつですね……」

言いながら、
(鳥の名前のつけ方って、案外と雑だな)
と、思う。

ちなみに、カッコウの別名は「閑古鳥」。
カッコウは、スズメなどと違い人里離れた森の中に棲んでいる。
人気のないところで鳴く鳥なので、来る人の少ないさびれた店などを「閑古鳥が鳴くような店」と言うのだそうだ。

夕方。
今日は、ほぼ定時で退社できたので「ラッキー♪」と家に帰ったら、職場から電話。(^^;
……そんな日もある。

夕刊。
集団的自衛権について。
〈自民党はシーレーン(海上交通路〉での機雷除去を念頭に、国連の集団安全保障措置に自衛隊が参加し武力行使を可能にす
る案を主張〉

「機雷の除去作業」って、どう考えても「武力行使」じゃないよなあ。
もしも作業中に攻撃を受けたら、自分を護るのは「個別的自衛権」だと思うし……。

この問題、何度も言うが「個別的自衛権」(日本を護ること)についてを、まず真剣に議論して不要な制限を取り払い、その
後にどうしても必要がある場合に改めて「集団的自衛権」(よその国を護ること)についての議論をするのが順序のはず。

これじゃあ「日本はどうでもいいからてアメリカを護ろう」と言っているように聞こえるぞ。
日本の自衛隊には、まず日本を護って頂きたい。

寝る。

2014年6月19日(木)
良い天気。
暑くなる前にと、午前中に2件の現地調査を済ませて図面を仕上げる。

午後。
エアコンの効いた事務室で快適にデスクワーク。

夕方。
「ものすごく急ぎなんです」
というお客様がご来店。
自転車で現場まですっ飛ばし、残業して図面を仕上げる。

帰宅。
「アンビリーバボー」という番組を観る。
本日の特集は、いわゆるアンダーグラウンドで取引されている「アレルギー治療用の寄生虫」について。

アレルギーとは、本来寄生虫に対して起きていた免疫反応が、体内に寄生虫がいなくなったことで暴走して起こるのだという説がある。
しかしアレルギー対策のために寄生虫を人間に感染させると、その寄生虫によって健康を害してしまう危険性がある。
よって正規の医薬品として寄生虫を販売することは(アメリカ等では)法律的に出来ない。
だが、アレルギーに苦しむ患者は、治療用の寄生虫を欲しがる。
そこで、地下取引によって寄生虫を販売するビジネスというものが生まれたのだとか。

特集の第二弾は、地雷除去の作業をしていて手足を失ってしまった米兵の話。
彼の恋人は、仕事を辞めて介護に専念(それまでは介護士の仕事をしていたようだ)。
当人もリハビリを頑張って義足や義手に馴染み、無事退院……という良い話。
自分が手足を失い、恋人も働かなくても十分に生活が出来、かつかなり高性能の義手や義足を装着している。
アメリカは、戦傷兵に対するケアが手厚いのだろうか?

もしもこの米兵の恋人が、介護と生活のための仕事で疲れ切り、米兵の方も金銭的な理由でまともな装具もリハビリの機会も
手に入れられなかったら、結果は変わって来たのじゃないか?
『五体不満足』の乙武酸さんの時にも思ったのだが、やはり障碍者が幸せに生きるには、それなりの金が必要なのだよな。

……と、せっかくの「いい話」を黒い心で観てからチャンネルを変えてニュースを観る。
小田急線で脱線事故があったようだ。
幸い、乗客が乗っていない車庫から本戦に向かう列車で、運転手も無事だったようだが、興味深かったのはインタビュー。
帰宅のラッシュアワーの時間帯に電車が止まってしまったのにも関わらず、インタビューを受けていた人がとても穏やかな表
情をしている。
「困りますけど、仕方がないですよね」
と、そんな感じ。

昭和30年代頃に同様の事故が起こったら、もう少し乗客がイラ立った様子を見せたように思う。
紳士的で礼儀正しいのは大変に結構なことなのだが……
ふと言い様のない不安に襲われる。

寝る。

2014年6月18日(水)
薄曇り。

仕事は休み。
朝。
佐藤編集長が今日退院すると言うので、野次馬がてら荷物持ちに病院へ。
勤務先の会社から電話があったのだとかで、編集長は包帯で脚をぐるぐる巻きにしたまま病院から(文字通り)その足で出
社して行った。

ドトールでコーヒーを飲んで帰宅。
ネットでニュースを拾い読み。
石原環境大臣がまた失言して揉めているらしい。

この人は前にも福島原発を「サティアン」と呼んで物議を醸した人だが、今回は福島原発事故の除染で出た汚染土を保管す
る中間貯蔵施設の建設について、記者団に「説明会が終わったから、(菅義偉官房長官に)今後の日程について話をした。
最後は金目でしょ」
と言ったそうだ。

石原さんは、この件に関して直接に住民に説明に行くということを一切していないのだそうだ。
だから、ただでさえ地元住民から「環境大臣は自分たちを軽視している」と反感を持たれているところにこの失言。

確かにこういう住民補償問題というのは、最終的に補償金によって決着をつけるケースが多いが、いきなりカネの話を持ち
出すのは、正直言って、バカ。

交通事故を起こして、いきなり相手に「金ですか? いくら欲しいんです?」と言ったら、まとまる示談もまとまらなくな
るだろう。
それと同じだ。

こういう相手の感情を逆撫でするタイプの失言を繰り返す人は、大臣には向かないと思う。
でも、自民党はこの人を切らないつもりらしい。
(ドラ息子甘やかすパパか?)

そう言えばこの大臣のパパ(石原慎太郎議員)は、憲法解釈の問題で自民党に協力するとか言っていたな。
「僕は何をやっても大丈夫。だってパパは有力者だもん」
という典型的なバカ息子の図だなあ。

午後。
軽く仮眠……のつもりが日が暮れるまで寝てしまう。

夕食後。
メールをチェックして返信する作業。

今夜は早めに寝る。

2014年6月17日(火)
ふと目が覚めて時計を見ると、2時半を回ったところ。
間もなく体ビィーンという揺れを感じた。

 時刻:2時42分頃。
 震源:房総半島南方沖(北緯34.0 東経139.0)
 深さ:約120km
 規模:マグニチュード5.3

……その後、眠りそびれてそのまま出勤。
空には薄く雲が広がり、日差しはそこそこ、湿度が高い。

午前中に現地調査2件。
2件ともやたらに遠い現場。
蒸し暑い中を自転車で往復。

午後は図面描き。
……充実した1日だった。

夕方。
帰り道で自転車を漕いでいたら携帯が鳴る。
慌てて道路脇に止めて(ながら携帯は危険です)出ると、佐藤編集長から。
「明日、退院する」
「君、昨日会ったときは、確か脚に包帯巻いて車椅子で……???」

「だから、明後日から仕事に行くことにした」
(……元から普通とは少し違ったところのある男だった)
たぶん、一般人の常識でこいつのことを考えるのは間違っているのだろう。

夜。
吹き矢の講習に行く。

帰宅。
録画しておいた「弱くても勝てます」を観る。
高校野球の話。
今回のメインは試合開始からゲームセットまでの話。

次に何が起こるのかが、まるで読めない展開の画面から目が離せない展開。
非常に密度が濃く面白いドラマだが、テレビを「ながら見」する層にはウケないだろう。
数分感、目を離しただけで何が起こっているのか分からなくなってしまうからだ。
スポーツドラマには珍しく「どちらのチームが勝つのか」すら読めない。

ところで主人公のライバル役のはずだった市川海老蔵、今回も回想シーンでしか出て来なかったがどうなっているのだろう?
今週末の最終話が楽しみ。

寝る。

2014年6月16日(月)
梅雨の中休みだとかで、今日も晴れ。
当然と言うか、暑い。

朝。
小さな揺れを感じる。
時刻:5時14分頃
震源:福島県沖(北緯37.1度 東経141.2度
深さ:約50m
規模:マグニチュード5.8

ネットのニュースを見たら、
サッカーのワールドカップで日本が負けたのに、渋谷に集まったサポーター(サッカーのファンをこう呼ぶらしい)達は、
ハイタッチを交わしてはしゃいでいた。
という記事を見つける。

つまりサッカーとかどうでも良くて、ただはしゃぐ口実が欲しかったんじゃね?
楽しいのならそれで良いと思うな。

出勤。
自転車でチャリチャリと……

昼休みに区民事務所まで行って納税の義務を果たす。
「区民が税金を納めに来ました」
と言ったら、窓口の役人に、
「ありがとうございます」
と、頭を下げられたので威張って納税する。

夕方。
佐藤編集長の見舞いに行ったら医者が病室に来たので、
「脚を切断するという話は、その後どうなりました?」
と、聞いたら、どうやらその話はなくなったようだ。

いまは患部の壊死した部分をスプーン(佐藤編集長によると、耳かきのちょっと大きめのやつみたいな形の医療器具なのだ
そうだ)で、引っ掻いて取り除いている段階なのだとか。

帰宅。
途中で買って来た「SAPIO」を読んだら、安倍さんの集団的自衛権の容認に関する話題が取り上げられていた。
その記事によると……
既に過去に国会における議論の結果、自衛隊員は自己や部隊のほか、自己の管理下に入った者の生命、身体の防護のために
も武力行使できるということになっているのに「(集団的自衛権が行使できなければ)海外で活動する邦人が襲われた時に
守れない」とする安倍さんの主張はおかしいのだそうだ。

私も、以前に自衛隊の通常任務として行っていた機雷の除去を、突然「集団的自衛権が行使できなければやってはいけない
行為だ」と言い出した安倍さんの主張をおかしいと思っていたのだが、要するに安倍さんは、いままで自衛隊がやっていた
任務をあれもこれも「集団的自衛権がなければやってはいけない」と言っては、「だから集団的自衛艦が必要」と主張して
いるようだ。

「SAPIO」は、安倍さんの本音を「集団的自衛権を行使できるようにした歴史的総理大臣」という名誉が欲しいだけ、
と断じていたが、そうなの?

夜。
ドラマ「ホワイト・ラボ」を見る。
2人の科学者が連続して毒殺される。
殺害に使用されたのは即効性の毒物。
容疑者となった男は、被害者が死亡するずっと前に被害者の傍を離れている……というトリック。

今回のエピソードはとても面白かった。
理由は犯人が非常にキャラの立った人物だったから、物語を面白くするには主人公以外の人物をきちんと造形しておくこと
が大事なのだと痛感するドラマだった。

新聞のテレビ欄で池上彰が出る番組を見つける。
現在進行形のイラク情勢について。

勢力を拡大しつつ、イラクの首都バクダットに迫る武力勢力ISIL。
このISILはスンニ派なので、フセイン失脚以来イラク国内で不遇な立場に置かれているスンニ派の若者が多く加わり、
兵士の人員を確保できる。
制圧した地域で石油やガソリンを安く供給するので、民衆の支持を得ている。
また、非常に残虐なので正規軍が彼らを恐れて戦車や武器を捨てて(民間人になりすますためだそうだ)逃げてしまうので
武器も十分に手に入れている。
おまけに「国」ではなく、あくまで「国の中にいる武装勢力」なので、アメリカ軍が攻撃目標を定めにくい。
……というわけで、非常に手強い相手なのだそうだ。

かなり大変なことになっているようなので、ニュース番組も、この件をもっと時間を割いて報道して欲しいな。
寝る。

2014年6月15日(日)
朝。
夕べの記憶が曖昧なので、まずはその辺のところを確認。(^^;
……携帯電話の発信記録によると、どうも知り合いに電話をかけたらしい。

メールボックスをチェックすると、その相手から
>昨日は色々とボケたこと言ってしまって、すいませんでした。
というメールが来ていた。
どうやら昨夜の電話で、だいぶ話の通じないやりとりがあった模様。
(すいません。あなたがボケていたのではなく、私が酔っぱらっていたのです)

風呂に入って体の奥に残っているアルコールを飛ばし、いろいろと雑用を済ませてから佐藤編集長の見舞いに病院へ。
ちょうどシャワーを浴びるところだったというので、1階のコンビニで時間を潰す。
コンビニの隣が飲食コーナーなので、寿司を買って食べたり……

病室へ戻ると、編集長が風呂場から車椅子でキコキコ帰って来た。
コインランドリーにつき合ってから、再び病室に戻る。

「一番最近撮った火傷の写真」
というのを見せて貰った。
日焼けは火傷の一種だという話を聞いたことがあるが、火傷で黒くなった皮膚も、日焼けと同じように剥けるのだそうだ。

帰宅。
ニュースはイラク情勢。
集団的自衛権が容認されれば、自衛隊もこういうところに送られて、米軍の手足となって戦闘に加わる事になるのだろうな。
当然、日本の民間人も「敵国人」と見なされる。
日本の貿易に影響を与え、景気回復にも打撃があるだろう。
そうしたことをきちんと国会で議論して欲しいのだが、こうしたデメリットに関する安倍さんの答弁はさっくり「デメリット
はなくしていかなければいけない」とかで全然具体的なことが論じられていない。
大丈夫なのか、この国は?

寝る。

2014年6月14日(土)
SF大会のスタッフ会議でつくばへ。
会場は、吾妻交流センター。

この会場、入り口が非常に分かりづらい。
以前にここでメンサ・テストを行った時に「試験会場まで辿り着ける知能があればメンサ・テストも合格できる」とネタに
されたことのある会場。

私は高IQ者なので(笑)、無事に会場に到達。
部屋の予約をしてくれたつくば市役所の人が来て「使える部屋は和室」と言う。

当然のように和室には、床の間はあってもホワイトボードはない。
市役所の人には「ホワイトボードの用意できない部屋で申し訳ない」と謝られ、念のため私が受け付けに掛け合うが、やは
り「和室で使用で切るホワイトボードはない」ときっぱり断られる。
ところがスタッフのK玉氏が、当然のようにホワイトボードを借りて来た。

「なんでだ?」
と、腑に落ちない一同。
「こいつは『l困った顔』がものすごく上手いんや」
と、あたさんの解説。
(そういうものなのか?)

会議を地中で抜けて、会場の下見へ。
エントランスホールでは、豪華なパーティーの準備の最中。
その中でコンベックスを引っ張り出して柱の間の距離を測る。
通報はされなかったので、不審者とは思われなかったのだろう。(たぶん)

ホールでは、バザーらしきものの準備中。
ワイシャツを売っているブースを覗き、
「私に合うサイズはないな」
と、ブースを離れてホール内の下見をしていたら、売り子の人が追いかけて来て、
「お客様、LLサイズが見つかりました!」
……わざわざ探して頂いたので、買う。
ワイシャツ1枚100円。
売り上げは東日本大震災の支援に使うのだそうだ。

しばらくして他の大会スタッフも下見に来たので合流。
「めっちゃ安い店があるで」
と、女性陣を誘い、突発的に楽しいお買い物タイム。
東日本大震災支援に貢献する。

売り子の人に、
「エントランスで準備中のパーティーに無料で入れるバッジをあげましょうか?」
と言われ、心が動くがこれからスタッフの懇親会があるので、断腸の思いで会場を後にする。

懇親会。
例によって記憶が飛ぶほど酒を飲み、最終列車で帰宅。
寝る。

2014年6月13日(金)
13日の金曜日♪

空は快晴。
昨日とはうって変わって強い日差しが降り注ぎ、自転車を走らせていると汗ばむような陽気。
初夏の風の中を出勤。

午前中。
出先で会場準備の仕事。
椅子を運んで机を並べる肉体労働。
こういう仕事はかなり好き。

昼。
テレビのニュースでワールドカップが開幕したと言っていた。

わくわくしながら画面を観たのだが、映っているのはただの人間ばかり。
(ブレイン・マシーン・インターフェースで動くパワードスーツを装着した人はどこなんだ?)
ワールドカップのニュースで、こんなにガッカリしたのは初めてだ。

気象情報を見ていたら、豊島区に雷注意報と、大雨注意報と、洪水注意報?
「え?」
……などと言っていたら、突然の稲光と雷鳴。
そして、突然の土砂降り。
気象情報によると、東京に竜巻注意報だそうだ。


午後。
雨が上がったので、現地調査を急いで5件。
空は青空。
(なんなんだ、この天気は?)

図面を1件分仕上げて、定時で帰宅。
今日は空想小説ワークショップ。

糖尿病の受講者から、
「私の母も糖尿病で脚を切りました」
などという話を聞かせて頂く。

カレッジのスタッフの方が、映画「るろうに剣心」の監督さんのトークイベントの案内を配りに来た。
「すごく金のかかっている映画です。私は予告編を見ただけで疲れました」
と言うので、
「それは、褒め言葉ですか? それともディスって(disrespect)いるのですか?」
と聞くと、
「もちろん褒め言葉です。ジャニーズが出ていない本当に良い映画です」
との答え。
このスタッフの方、ちょっとリスペクト(respect)???(^^;

放課後。
いつものように大馬鹿地蔵で飲んで帰宅。

寝る。

>2014年6月12日(木)
雨。
傘を差して出勤する。

雨なのでお客が来ない。
雨なので現地調査へも行ず……
下調べとか雑用で1日が終わる。

夕方。
会社帰りに佐藤編集長の入院する病院へ。
売店につき合って、ついでに「文藝春秋」を買う。
BMI(ブレイン・マシーン・インターフェース)についての記事があった。

サッカーのワールドカップの開会セレモニーで、下半身マヒの人に油圧式の外骨格を装着させ、脳に繋いだ機械からの信号を
使って脚を操作してボールを蹴らせるという演出が予定されているのだそうだ。
私はスポーツには興味がないのでよく知らなかったのだが、近々サッカーのワールドカップが行われるらしい。
これは見てみたいな。
いつやるのだろう、ワールドカップ?

風呂に入って、寝る。

2014年6月11日(水)
朝。
予約していた東京芸術劇場の「マクベス」が昨日だったことを思い出す。
(やってしまった……)

仕事を休んで昼から新宿へ。
土砂降りの雨。
地下鉄に乗ったら「都立大学前で人身事故」とかいうアナウンスが流れていた。

野暮用を済ませてから中央線で飯田橋へ。
電車の中でしばし爆睡する。

午後。
佐藤編集長の見舞いに行く。
携帯で脚の火傷を撮ったとかいう写真を見せられる。
シャワーを浴びたときについでに撮ったのだそうだ。

せっかくなので脚のパッドの下の「生(なま)火傷」も見せて貰う。
最近はガーゼの替わりに小さな穴がいっぱい開いたビニールみたいなものを使うらしい。

黄色く壊死した部分が、佐藤編集長によると「昨日は5センチ、今日は2センチになっていた」のだそうで、良くはなって
いるらしい。

帰りの地下鉄。
車内で「東武東上線内で事故があったという情報が入りました」というアナウンスを聞く。
なんか今日は、あっちこっちで事故らしい。

帰宅。
とりあえず爆睡。

夜。
メールをチェックして返信。

寝る。

>2014年6月10日(火)
朝。
寝坊したので、朝食を摂らずに出勤。
職場の給湯コーナーで、グラニュー糖を湯のみに溶かして飲み、とりあえずのカロリーはOK。
外は曇り。

午前中。
デスクワーク。

昼。
体育会系の社員と2人で近所の定食屋へ。
店の人が体育会系に、
「お代わり1回タダですよ」
と、声を掛けたので、すかさずお代わりを頼み、体育会系に、
「おかずもないのに、よくそれだけ飯だけ食べられるねえ」
と、感心(たぶん)される。

午後。
現地調査1件。

夕方。
佐藤編集長の入院している病院へ。
「携帯のマニュアルが欲しいので持って来てくれないか」
と、頼まれる。
(使用機種が同じなのだ)

「どうしたんだ?」
と、聞くと、
「マイクロSDカードの入れ方が分からない」
と言うので、カードをセットしてやる。
奴はどうやら病院の食事を毎日写真に撮って保存しているらしい。
基本的にオタクだね。

病院にはPCの設置された部屋もあるので、そこへ行ってしばらく2人でネットを見る。
(このPC、Yahooは繋がるが、なぜかGoogleはダメなのだそうだ)

帰宅。
アマゾンから『いるか句会へようこそ!』(堀本裕樹 駿河台出版社)が届いていた。
表紙とイラストがビブオさんなのでジャケ買いした本。

小説かと思っていたのだが、どっちかと言うと小説仕立ての句会の入門書。
初心者である若い女の子が俳句好きの母親に強引に誘われて句会に参加し、句会のやり方を学んでいくというこの手の本に
ありがちなストーリー。
句会のハウツー本としてはよく出来ているので、そっち方面の資料が欲しい方にはお勧め。

夜になって、また雨。
明日の天気はどうだろう?

寝る。

2014年6月9日(月)
朝。
雨は上がっていた。
自転車で出勤。

職場の人に「マゴットセラピー」というものを教えて頂く。
糖尿病による患部の壊死に効果があるそうだ。

具体的には、ウジ虫を患部に載せて壊死した部分を食べさせるらしい。
魚に角質を食べさせる美容法というのがあるが、理屈的には同じかな?

昼。
4月に異動して行った非メガネくんが遊びに来る。
「鼻血を治しに会社を休んで耳鼻科に行ったら休みだった」
のだそうだ。
せっかくなので、お菓子をあげる。

午後。
少し雨がパラついたようだ。
コピー機が壊れて業者を呼ぶ。

夕方。
レシートの紙切れを交換。

雨が止む。
定時に自転車で帰宅。

ヒマなので佐藤編集長の見舞いに行く。
(地下鉄に乗るとすぐなので)

向かいのベッドの患者が回診時刻にどこかへ行ってしまっていたとかで、担当医が叱られていた。
大部屋の病室は面白いな。

帰宅。
電話でメンサの人に「湿潤療法」というものを教えて頂く。
火傷の治療に効果があるらしい。

傷口を急いで乾かすと引きつれの跡が残るなどして良くない。
ただ、以前は感染症の危険が大きかったので患部を乾かして清潔に保つ方を優先していた。
しかし近年は衛生環境が向上し、患部を乾かさずに覆う絆創膏も開発された。
そこで最近、乾かさずに治療する方法の人気が高くなっているのだそうだ。

夜。
SF大会関係のメールを読んで返信する作業。

風呂に入って、寝る。

2014年6月8日(日)
朝からしとしと雨。

桂宮宜仁親王逝去のニュース。
享年66。
昭和63年に戦後初めて独身のまま宮家を創設した皇族と解説されていた。
ご冥福をお祈り致します。

午前中。
フリーペーパー「R25」を読んでいて見つけた記事。
〈彼女がいない20〜30代の男性200人にアンケー調査を行ったところ51.5%が「彼女を作るのは無理、となかば諦め
ている」と回答、さらに「この先も彼女が出来ないんじゃないかと思う」男性は59.0%〉

その理由
 収入が低く、金銭的余裕がないから    45.0%
 自分の性格に問題があると思うから    38.3%
 そもそも彼女をほしいと思っていないから 30.8%
 容姿が人並み以下だと思うから      29.2%
 女性との関わり方がわからないから    28.3%
……要するに女とつき合うのが面倒臭くて、その理由として言い訳を並べているように思えるが。

午後。
SF大会のスタッフ会議。
地下鉄の駅を出ると、降ったり止んだりの雨がまた降り出す。
雨に濡れながら歩いていた子供連れの母親が、警察署の前で呼び止められ、警官に、
「傘をあげるからいらっしゃい」
とか言われていた。
平和な日本の心温まる光景。

4時まで会議に出て、自分の担当企画の部屋割りを決めてから、地下鉄で佐藤編集長の入院している病院まで移動。
編集長、ガーゼをめくって私に「ほれほれ」と自分の火傷を見せていて、
「感染の危険があるので、めくらないで下さい」
と、看護師に叱られていた。
(アホだ、この男は……)

編集長に案内されて院内のコインランドリーを見に行く。
入院患者はここで自分の寝間着等を洗濯するらしい。

病院を出て池袋まで戻り、1号くんと2号くんを誘って軽く飲む。
2人で昨日「英会話カフェ」(正式名称忘れた)とかいうところに行って来たそうだ。

語学学校に通っているとかいう女性に話しかけられた2号くん、相手が、
「私って、よく日本人に見えないとか言われるの」
と、言うので、
「そうですね、目がパッチリして肌が浅黒いので、タイ人かと思いました」
と、絶賛したら、以後話しかけて来なくなったそうだ。
私もタイ人には美人が多いと思うが。

帰宅。
さっそくSF大会関係者から電話.
いろいろと話す。(^^)

明日は仕事なので風呂に入って、寝る。

2014年6月7日(土)
今日も雨。
昨日のような土砂降りではないが、風が強いので外を歩くと吹きつけて来る。

この天気の中を、しかし午後から打ち合わせのために外出しなくてはならない。
高田馬場で待ち合わせて、某社の社長らと4時間に渡って楽しい「わるだくみ」を行う。(情報解禁は、来月19日)

会議終了後。
社長のお勧めの四川料理屋へ。
皿に盛った真っ赤な唐辛子の山の中から肉を探し出しては口に入れる。
美味しいが辛い。
私と社長が汗を流しながら食べている隣で、一緒に行ったイケメンがひとり涼しい顔で料理を口に運んでいる。
(イケメンは、汗をかかないのか?)

夜の7時になったので、私は先に失礼させて貰って佐藤編集長の入院先へ。
今回はちゃんと百円ショップで買ったプラスチックのコップを見舞いに持参。
「わざわざ買ったのか?」
と言われたので、
「そうだ。君のためにわざわざ買ってやったのだ」
と、ドヤ顔で胸を張る。
ちゃんと見舞いの品を用意していると、大きな顔が出来て良いな。

怪我の具合を聞いたら、医者はまだ「様子を見る」と言っているらしい。
当人は、
「診察室に車椅子で来いとか言いやがったから、スキップしながら行ってやろうか」
などと相変わらすなことをほざいている。

「痛いのか?」
と聞いたら、
「痛かったり、痛くなかったり」
と、ぼやぁーっとした返事。
私は「科学的」に考えて、鎮痛剤が効いているときと切れているときの違いなんじゃないかと思うのだが。

気がついたら面会時間が終わっていたので病室を出る。
地下鉄で帰宅して、ドラマ「弱くても勝てます」を観る。
弱小野球部を舞台としたドラマ。
今回は、公式戦第一試合の話。
いつも野球部員たちを励ましてくれていた食堂の女将が、相手チームの特別コーチとなって選手達にアドバイスしているとい
う設定が、面白い。

こういうドラマは普通「一回戦の相手チーム」など、どうだって良い描き方をされることが多いのだが、主人公の側より、
むしろ相手チームのピッッチャーがメンタルの弱さを克服する話の方が重要なドラマとなっている。

何に似ているのかと言えば,水島新治の「ドカベン」。
あれも、一回戦の相手チームは「町の経済を支えて来た炭坑の閉鎖によって廃校になることが決まっている高校の野球部
」という設定で、相手チームのピッチャーは「貧しい家庭を支えるために出稼ぎで働きながら野球をやっている高校生」だっ
た。

相手チームへの共感を誘いつつ展開する試合場面は、視聴者に複雑な心の動きを体験させる。
非常に高度な仕掛けのあるドラマだと思うのだが、ながら視聴できる単純なドラマを好む層からの数字(視聴率)は取れな
いだろうなあ。

夜。
SF大会関係の人から電話。
「いま長野のローカル・リフレッシュ・コンベンションの会場に来ています。なつこんのK合さんがみんなに問いつめられ
ています」
とのご報告を受けたので、
「楽しそうなコンベンションですね。私もぜひ参加したかった」
と、答える。

寝る。

>2014年6月6日(金)
6月6日。
映画「オーメン」では、この日の午前6時に主人公ダミアンが山犬の腹から生まれたことになっている。

雨なので傘を差して出勤。
雨なので事務所でずっとデスクワーク。
雨なのでお客はチラホラ。
帰り道は土砂降り。

帰宅してすぐ佐藤編集長から電話があった。
「病院に入院した。見舞いに来るかどうかはお前の判断に任せる」
(……来て欲しいのだな)

土砂降りの中を地下鉄で入院先の病院へ。
日が暮れている上に傘で見通しが悪いので当然のように道に迷う。
ずぶ濡れになって、どうにか病院到着。

彼の入院の理由は脚の火傷。
ゆで卵のナベをひっくり返して脚にお湯を浴びちゃったらしい。

回診に来た医師に、
「脚を切断するのですか?」
と、聞いたら、
「その可能性もあります」
との返事。
糖尿病の人間は傷口が壊死しやすいのだとかで、だいぶ組織がやられちゃっているっぽい。

佐藤編集長によると、
「別に痛くもなかったので病院でガーゼだけ取り替えてもらおうと思ったら、即入院とか言われた」
のだそうだ。
たしかに細胞が壊死してしまったら、痛くはないかもね。

「私はパニックを起こしそうだよ」と言おうと思ったがやめておく。
病院の夕食の時間になったので、いったん退出。
よく考えたら手ぶらで見舞いというのもアレなので、コンビニでティッシュを買って来た。

7時半過ぎに病院を出て、帰宅。
待っていたかの用にSF大会の件で電話がかかって来る。
(私はパニックを起こしそうだ)

夜。
テレビで映画「ダーク・シャドウ」をやっていたが、イマイチ観る気分にならなかったので、録画だけしてベッドへ。
軽い睡眠障害のようで寝付けないので、諦めてパソコンで溜まっていたメールを読む。

……気がつけば午前2時過ぎ。
そろそろ本当に寝よう。

2014年6月5日(木)
朝。
天気予報では雨だが、外に出てみるとまだ降っていない。
自転車で出勤。
昼頃に雨になったものの、夕方には小降りになったので自転車で帰る。

夕方。
ネットサーフィンしていて見つけたかなりガッカリした記事。
〈「アイアムアヒーロー」大泉洋主演で実写映画化〉

「アイアムアヒーロー」は、好きな作品で、いつか実写化してくれるだろうと楽しみにしていたのだ。
しかし、なんでよりにもよって、大泉洋?

〈プロデューサーは大泉の起用に「コミカルでキュートなダメさ加減と、ヒーローとして成長していく様を体現できるのは大
泉さんしかいない」と説明。大泉は「どうかみなさん、僕がZQNに食べられないよう祈っていてください。いやぁ〜ZQN
怖ぇ〜」とすでにダメ男になりきっている〉(スポニチ)

鈴木英雄(「アイアムアヒーロー」の主人公)に「コミカルでキュートなダメさ加減」ってあるか?
あるのは「薄暗い気持ちの悪さ」だろう。

「アイアムアヒーロー」の主人公は、漫画家デビューをしたものの売れずに他人の漫画のアシスタントをやって糊口を凌いで
いる30代の男。
プライドは高いのに認めて貰えず、鬱屈した精神状態から必要以上に卑屈になり、常にうつむいてブツブツ独り言をつぶやき
ながら妄想の世界に逃げ込むことで、どうにか日々を送っている、いつ犯罪に走ってもおかしくないような人物なのだ。

少なくとも「どうかみなさん、僕がZQNに食べられないよう祈っていてください」なんて世間を信じたセリフは絶対に口に
しない。
自分がそんなことを言ったらどうせ「キモいクズが何いってるんだ? さっさと死ね」というような冷たい視線が返って来る
ものだと思い込んでいるような男なのだ。
どう考えても大泉洋のイメージじゃない。

さて、現実の世界に戻ると……
〈「人口1億人維持」に高い壁 出生数最少102万人 〉
と、日本の出生数は相変わらず減り続けているらしい。

もうひとつニュース。
〈ソフトバンク、感情を理解するロボット発売へ〉

本体価格は19万8千円の予定で、発売予定は来年の2月だが、今夏をメドに一部の携帯電話販売店に設置して、接客に利用
する見通しなのだそうだ。

(少子化による人手不足をロボットの活用で補えないかな?)
などとマジで考える。
コンビニのような定価販売が前提の小売店なんかは、今後どんどんロボットを導入していくのではないだろうか?

テレビのニュース。
千葉県に国内最大規模の野菜工場が完成。

農業も機械化して人口密集地域の近くに農地を作れば、生産と輸送にかかる人手を同時に削減できるのではなかろうか?
もはや人口減少をどう止めるかより、人口が減少してもやっていける社会システムの構築を優先すべき時期だと思うぞ。

寝る。

2014年6月4日(水)
朝。
SF大会実行委員会からピアニート公爵企画の原稿がギリギリセーフでスーベニアブックの入稿に間に合ったとの連絡が入り
ひと安心。

これでどうやら7月20日につくば国際会議場エントランスホールで行う一般公開企画(SF大会参の加者でなくても無料で
入れる企画)「ピアニート公爵のSFクラシック・コンサート」は、ほぼ実施確定に。
あとはピアノの調達だな……(^^;

仕事は休み。
でもSF大会の事務連絡で忙しかったりする。

午後。
ピアニート公爵の企画の件、ツィッターでつぶやいたらリツィートしてくれた人が複数いた。
ほとんどフォロワーのいない私のツィートでは、かなり珍しいこと。
さすがはビッグネーム!

夕方。
ニュースで、EUの議長が安倍さんに、
「ウクライナと国境を接してもいない日本が、ロシア制裁に参加してくれたことを感謝する」
と言ったそうだ。
プーチンさんは、既に「驚いた」と言っているが、EU議長としても、日本の制裁参加は意外だったのか?

夜。
SF大会の件で電話が来る。
怒りとともに語られるお話を承る事に。

私に対する苦情というわけではないのだが、いやはや……なんとも……
実行委委員長を決めない実行委員会という試みは、やっぱり失敗だったかなあ???(←あくまで個人の感想です)

明日は仕事なので、そろそろ寝る。

2014年6月3日(火)
朝刊の政治面。
〈石原新党 安倍政権と連携視野〉

石原氏は、
「自民党と公明党が袂(たもと)を分かつきっかけにしたい」
のだそうだ。
(やれやれ……)

出勤。
午前中と昼に現地調査を1件ずつ。
社員と一緒に現場まで自転車を走らせるのだが、同じ日差しの中を走っていても「空が明るいね」という人と、「暑いね」と
言う人がいる。
外回りの仕事に向いている人と向いていない人の違いなのかもな。
私は初夏の太陽の下を風を受けながら走るのは好き。

仕事中に見つけたモノ。
巣鴨信用金庫のポスターなのだが、
「すがもチビッ子SOS こまったときはすがもにきてね」
という大きな文字。

これは普通なのだが、そこに挙げられた「こんな時は “すがも” のお店に行ってみよう」の具体例がなかなか。
「赤ちゃんに授乳したい時やおむつを替えたいとき」
「急に雨が降り出した時」
「トイレに行きたい時」
「ケガをした時」

いままでも「不審者を見かけたら店内へ」なんてことを書いてあるポスターは見かけたことはあるのだが、ここまで踏み込んだ
「困った時」を掲げてあるのは、さすが豊島区???
まあ、なんというか……いい街だよね。(^^)

定時で帰宅。
吹き矢に行く。
帰りに空腹を覚えたので牛丼屋へ。
(おおっ! 生ビールが期間限定割引中ではないか!)
軽く飲んで帰宅。

寝る。

2014年6月2日(月)
今日も晴天、気温も高い。
出勤。

午前中はデスクワーク。
今年から異動して来た女性社員にCADの使い方を教える。
飲み込みの良い人なので、それほど手間はかからない。

午後、出張所で受け付けの手伝い。
ここのルーターがアホなので、ネット接続がしょっちゅう切れる。
その度に接続し直すのが私の仕事。

事務所に戻って接客業務。
古くからいる社員さんに、
「相変わらずいろんなことをやってるねえ」
と笑われる。
採用時の人事の説明では、私の仕事は「事務補助その他」なのである。

帰宅。
ドラマ「ホワイト・ラボ」を観る。
このシリーズの中では、私が観た範囲で一番面白かった。

犯人は最初から分かっていて、その犯行方法のトリックを暴くという「ハウダニット」のパターン。
そのトリックがなかなか面白かった。
犯行動機にはイマイチ無理があったが、ともかく「主人公を敵視する身内の警察官」があまり出て来なかった点に高評価。

謎解きよりも身内の小姑的な嫌がらせがメインになって、ホームコメディみたいになってしまっているミステリードラマは、
嫌いなのだ。
ミステリーだったら、やはり謎解きをメインにして貰わないと。

天気予報によると、関東地方は週末辺りから梅雨に入るらしい。
雨が続くと現地調査の仕事が滞って嫌だな。

寝る。

2014年6月1日(日)
夕べは扇風機のお陰でよく眠れた。

明け方に短い夢を見る。
宅配便を受け取る夢。
配達員がすぐに戻って来て「届け先を間違えた」と荷物を回収して行く。
返す荷物の伝票をふと見ると「人の形をしたウニ」という文字が目に入った。
(あれは「品名」だったのか? それとも「届け先」?)

目が覚めてもしばらく悩んだ。
ときどき、自分の潜在意識がよく分からないと思うことがある。

朝食を摂るとすぐにメールに目を通す。
来ていたのはほとんどSF大会関係のメール。
ここのところメールのやりとりで忙しい。

朝刊。
アメリカで開発中の宇宙ロケットについての記事。
〈めざせ火星の旅5000万円〉
〈機体を再利用、コスト1/100〉

〈いまのロケットは機体を1回しか使わない使い捨て型だ。しかし打ち上げ後に無傷で着陸して再利用すれば、打ち上げコス
トは100分の1に下がるという〉
……なんだろうな、このデジャヴ感は?

夕方。
SF乱学講座で高井戸へ。
本日のタイトルは「文部科学省推奨SF?江戸しぐさ」
講師はお馴染み歴史研究家の原田実先生。

「江戸しぐさ」という江戸時代から伝わっているマナーがあるというデマの誕生と変遷。
そしてなぜかそのデマに引っかかって道徳の副読本に掲載させてしまった文部科学省の話。

「江戸しぐさ」に出て来る、絶対に実在の江戸ではあり得ない風俗を持った「パラレルワールドの江戸」が、どのようにして
生まれたのかということについての原田先生の推理が面白かった。

原田先生は、「江戸しぐさ」を考えた芝三光(しばみつあきら 本名:小林和雄)と言う人の生涯を出来るだけ事実に基づい
て辿り(なにしろこの人の経歴には捏造されたものが多く、1922年に東京の芝で生まれたとか、1923年に洋上を航海
中の船の上で生まれたとか、華族の出身だとか、外交官の子だとか、母親が外資系企業のタイピストだったとか……ともかく
いろいろな話があるのだ)、芝の言う「江戸時代」とは、彼の人生の楽しかった時の思い出を繋ぎ合わせて作られていたので
はないかと推理していた。

だから江戸時代の人の好物が「バナナ」だったり「ショコラ入のパン」だったりするのだろうというのが原田先生の考え。
「これは、昭和の時代の子供の好物ですよね」

「江戸しぐさ」に出て来る「かた引き」というのは、海軍の軍人が狭い船内通路ですれ違うときのマナー。
「横浜で育った芝さんは、小学生時代に海軍式の軍事教練を受けているはずです」

客の羽織を預かって火のしでシワを伸ばすという「(芝三光が言っている)江戸時代の習慣は、欧米のクラブで行われていた
サービス。
「どうも芝さんは、戦後GHQを相手にしたクラブでボーイのアルバイトをしていたようなんです」

芝三光の楽しい思い出の世界から生まれた「架空の江戸時代」は、その後、彼の弟子となった越川禮子の登場によって大きく
変化する。
越川は、芝の「江戸しぐさが存在する架空の江戸時代」と「そんなものが存在しない現実の江戸時代から続く現在」との辻褄
を合わせるために、「江戸末期に行われた江戸っ子狩りというジェノサイドによって、江戸しぐさ伝承者が大量虐殺された」
というとんでもない嘘を思いつく。
いまの東京に「江戸しぐさ」が伝えられていなかったのは、そのせいなのだと……

なかなか笑える面白い話だったが、こんな与太話を信じて道徳の副読本に掲載してしまった文部科学省!
(現在「NPO法人江戸しぐさ」は、認定講師養成講座を開いて江戸しぐさを教える講師を金を取って養成しているらしい)

さて、江戸しぐさの話も面白かったが、講座前の雑談で原田先生から聞いた映画「キカイダー」の話もなかなか楽しかった。
なんでも正統派のヤクザ映画のセオリーに則ったストーリーなのだそうで,主人公が「殴り込みに行く」なんてセリフもちゃ
んと出て来るらしい。
ちょっと観たいかも。

包茶で食事をして帰宅。
寝る。

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