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独 り 言 (2014年5月分)
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2014年5月31日(土)
朝。
明らかな寝不足。
これは部屋の冷房器具(団扇)の性能のせい。
暑いので体に風を送っていないと眠れないのだが、団扇は手動式なので、眠ると停止してしまう。
暑くて目を覚ます→団扇で扇ぐ→眠る→風が来なくなる→暑くて目を覚ます……の繰り返しで熟睡できなかったのが原因だ。

事態を改善すべく、ビックカメラに扇風機を買いに行くが、小型扇風機は売り切れで入荷の見込みも不明なのだと言う。
「まだ5月のこの時期に、急に暑さが来てしまって」
というのが理由らしい。

しょうがないのでドンキホーテに行き、ものすごいピンク色の小型扇風機を発見。
「他の色のは?」
「ありません」
……ピンクの扇風機を買って帰る。

帰り道の地下道の売店で『聖おにいさん(10巻)』(中村光 講談社)を衝動買い。
絵画教室に行ったブッダが、モデルの女性を写生しようとしたらウ×コの絵になってしまった……とか。

元ネタはたぶん『スッタニパータ』(835節)
「私は、愛執と嫌悪と貪欲(←女のこと)を見ても、彼女たちと婬欲の交わりをしたいという欲望さえ起らなかった。糞尿に
満ちたこれがそもそも何ものだというのか。私はそれに足でさえも触れたくない」
なのだろうな。

悟りを開いた者には、女なんかウ×コに見える……と。
あまり悟りは開きたくないような。(笑)

夜。
ドラマ「弱くても勝てます」を観る。
最近、一応「主人公のライバル」ということになっていた市川海老蔵がぜんぜん出て来ないのだけど、なぜかな?

夕食後。
SF大会に関する苦情の電話。
スタッフの無責任な行動のせいでひどい目にあったという話を語られる。
だから、私に言われてもなあ……(^^;

SF大会実行委員会というのは、基本的に開催の1年ぐらい前に組織され、スタッフを募集し、組織を作り、一千万円レベル
で金の動く事業を行い、解散する団体。
大会に関わると、ひとつの団体の誕生から解散までを約1年間で体験できることになる。

毎回違う人が実行委員長になる関係で集まる人の個性も違い、「組織運営」のさまざまなパターンを実地で学べると言うのは
非常に興味深い。
社会学とか経営学とかを勉強したい人は、1度大会スタッフをやってみるといいかもね。

扇風機をつけて、寝る。

2014年5月30日(金)
朝。
SF大会関係者からメールが届く。
「今日、お電話差し上げて宜しいでしょうか?」
とのこと。
何か嫌な予感がしたので、お断り申し上げる。

さて、仕事。
休日明けの出勤日。
職場に着くと「至急」とメモのついた書類が机に載っている。

さっそく自転車で現地調査。
いつもコンビを組んでいる男性社員が今日は休みなので、あまり慣れていない女性社員と工事現場へ。
ビニール製の巻き尺でマークからの距離を測ろうとしたら、女性社員が、
「巻き尺がこんがらがって出て来ない」
と言う。
仕方がないのでコンベックス(金属製の巻き尺)をいっぱいに伸ばして距離を測る。

目盛りを読んで、
「ハイ、OKです」
と、相手に近寄ろうとした瞬間、女性社員、持っていたコンベックスの端を離す。
ストッパーを外したコンベックスは、ご存知の通り自動で巻き戻る。
薄い金属の帯がシュルシュルッと私の中指の第2関節めがけて飛んで来て、激突。
手袋をしていたから切り傷にはならなかったものの、内出血の赤い筋がついてその周囲が紫色に。

女性社員「あらあ!」とか言って笑っているので、腫れた中指を見せたら驚いていた。
言うまでもなく、コンベックスの危険性と使用方法を事前に教えておかなかった私が悪かったのだが……
……しかし指は痛い。(泣)

午後。
急ぎの現地調査1件。
図面を仕上げて所長に回し、本日は退社。

サイトのURLが変わったので、印刷屋に行って新しい名刺を注文。
隣で外国人らしきお客がパスポート(?)みたいなものを差し出して「この写真の部分を修正して下さい」と言っていた。
何に使うのだろうなあ?

帰宅。
SF大会スタッフ(今朝メールをくれた人とは別の人)が激怒して電話をかけて来た。
私に対してではなく、幹部スタッフに腹を立てている模様。
……30分間ほどお話を承る。
ま、例年のことながら、SF大会は揉めるもの……

私の担当の業務に関しては、粛々と作業を進め……寝る。

朝起きると、全身がだるく熱っぽい。 季節の変わり目の風邪らしい。 仕事は休みなので、午前中は部屋でダラダラ。 サイトの修理などやっている。 今度のホームページスペースはCGIが使えない。 さっそく苦情が来たので、目次ページからCGIを使ったページへのリンクを削除する。 午後。 テレビで国会中継を観る。 集団的自衛権に関する首相の答弁。 別にノートを取っていたわけじゃないが、だいたいこんなやり取り。 野党議員の質問。 「日本の民間人がアメリカの軍艦に乗って紛争地域から避難する際に集団的自衛権がないと自衛艦が護衛できないと言うが アメリカの軍艦が他国の民間人を乗船させたり、紛争地域に護衛艦も連れずに行ったりするとは考えられないが」 首相の答弁。 「嫌な事でも考えなくてはならない」 野党議員の質問。 「集団的自衛権についてメリットばかり言っているが、デメリットについても話して欲しい」 首相の答弁。 「デメリットはなくしていかなくてはならない」 ……国会答弁って、日本語の会話として成立していないよな。 夕方。 少し眠る。 夜。 ニュースが2つ。 「日本維新の会が分党」 (また石原さんか……) 「日本人拉致問題で、北朝鮮がに全面的な再調査を行うことを表明」 こういったことを成立させ得る「北朝鮮との太いパイプ」に関して、自民党はもっと評価されるべきだと私は思っている。 風邪薬をんで、寝る。

2014年5月28日(水)
朝。
空は曇り。
自転車で出勤。
日差しは強くないが気温は暑い。

昼休み。
社員の人が、
「安倍(総理)の暴走を止める奴はいないのか」
と、嘆いていた。
「紛争地域の日本人を救出するのに、わざわざアメリカの軍艦に乗せて、それを自衛艦で護衛するというシチュエーションが
既におかしいだろう」
私もそう思う。

だって自衛隊がアメリカの軍艦を護衛するということは、自衛隊の船はアメリカの軍艦と一緒に紛争地域に行っていることに
なるよね?
そこで日本人を救出するのに「日本の船ではなく、アメリカの軍艦の方に乗って下さい」と言うのか?
変だろ?

安倍さんは「集団的自衛権」を認めさせたい。
ところが実際に具体的な話になると、日本が「集団的自衛権」を行使しなくてはならない場面が思い浮かばない。
そこで、「紛争地域の日本人がアメリカの軍艦に〜」式の不自然な話になってしまうのだろう。

午後。
空が晴れ、真夏のような気温。
自転車で現地調査2件。
(こういうことが好きじゃなかったら、たぶん楽しくない仕事なのだろうな)

アゲハ蝶が舞う季節。
汗ばむ肌に風が心地良い。

夕方。
「養老乃瀧」で軽く飲んで帰宅。
明日は休み。
SF大会の仕事をしないと。

寝る。

2014年5月27日(火)
夕べは雨だった……。
外に出ると、天気はどうにか曇り。
自転車に乗って職場へ向かう、
交差点で信号待ちをしていたら、ザーッと大粒の水滴に降り注がれる。
雨!……ではなく、電線に溜まった雨水が落ちて来たのだった。
(濡れたのは同じだが)

午前中。
デスクワーク。

午後。
現地調査3件。

夕方。
帰ろうとしたら、どうやら本社の方でトラブルが発生したらしい。
1時間残業&明日の休みが消える。

帰宅。
録画しておいた「弱くても勝てます」を観る。
両親が離婚して父親と母親にそれぞれ引き取られた兄弟。

兄は野球強豪校のエース、弟は超進学校の弱小野球部の部員。
弟は野球の強い兄に劣等意識を持っているが、兄は勉強のできる弟に劣等意識を持っている。
私はこういう話が好きなのだが、たぶん視聴率は取りにくい設定。

手っ取り早く視聴率の稼げる番組作ろうとしたら、劣等意識を持っている側を一方だけにして、弱い方が強い方を一発逆転
……とかいう話にした方が良いのだろうな。

そして、野球場での兄弟の直接対決では兄が弟に勝ち、でも2人にとってぜんぜん関係のない弱小チームの選手がホームラン
を打って兄の負けとなる。

このときに、ホームランを打った選手のセリフがすごくいい。
「とりあえず、さしあたり」
そう言ってホームランを打ったのは、弱小チームの気の弱いキャプテン。
こういう「伏兵の活躍」的ドンデン返し、私は大好きなのだが、ドラマを「ながら見」する層には、ストーリーが追えなくな
ってつまらないのだろうなあ……。

夕食後。
SF大会関係の事務連絡でメールを送信。

夜。
ニュース。
高円宮家の典子女王が出雲大社の禰宜(ねぎ)と婚約内定」
と言っていた。
典子女王、25歳。
禰宜の千家国麿さん、40歳。
テレビは「皇族の数が減る」と、そっちを心配する話をしていたが、めでたい話なんだから素直に祝ってやればいいのに。

ちなみに禰宜(ねぎ)というのは、宮司補佐のこと。
念のため、宮司は神社におけるトップ。
会社で言ったら副社長みたいなものかな?
千家国麿さんのお父さんが出雲大社の宮司だから「社長の息子で副社長」的なイメージか。

明日も仕事なので、そろそろ寝る。

2014年5月26日(月)
朝。
調整休暇で仕事が休みなのでゆっくり起きてテレビをつけたら、昨日アキバ系アイドルがイベント会場でノコギリで斬りつけ
られるという事件があったようだ。
イベントが行われていたのは岩手県だが、犯人は青森県人らしい。

ふと思い出したのだが、2008年6月8日に秋葉原で起きた無差別殺傷事件の犯人も、確か青森県人だった。
青森県人は、アキバが嫌いなのか?
                                                      
別のニュース。
准看護師が殺害されてパスポートを偽造された事件。
いわゆる「なりすまし」な訳だが、そう言えば昨日会ったメンサ・テスト合格者の会のメンバーも「なりすまし」で、危うく
借りた覚えのない借金を背負わされかけたと言っていた。

不審に思った金融機関からの問い合わせで発覚したのだそうだが、犯人はインターネットに公開してある彼のプロフィールを
利用して本人になりすまし、勝手に融資を申し込んだらしい。
怖い話だ。
自営業者のブログなんかには、住所、氏名、電話番号、生年月日などが公開してあるものがあるが、ああいうのは危ないね。

午後。
1時間ほど眠る。

夕刊。
1面のトップは、ウクライナ大統領選。
〈親欧米派が勝利〉
だそうだが、反欧米派(親ロ派)は、選挙自体をボイコットしているからね。
あの国は、これからが大変だと思うよ。

さて、日本。
同じ夕刊の〈らいふ〉欄に連載している藤野可織さんのエッセイに、
〈それにしても驚くのが、学生さんたちがものすごくいい子たちであることだ〉
〈素直だし、やさしいし、礼儀正しい〉
〈私は19歳や20歳だったころあんないい子ではなかったはずだ〉
と、最近の若者の〈いい子〉ぶりに驚いている文章が載っていた。

で、社会面。
2013年11〜12月に、日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンの7カ国で行われたインターネット
調査についての記事が載っていた。

これが、
〈「自分自身に満足している」と答えたのは1位の米国が86.0%、6位の韓国でも71.5%だったが、日本は45.8%と
著しく低かった〉
という結果。

「自分の将来に希望を持っているか」「40歳になったときに幸せになっているか」という質問に対する肯定的答えも、日本が
最下位。

〈「自国のために役立つことをしたい」若者は、日本が54.5%で1位〉
〈一方で「自分の参加で社会現象が変えられるかもしれない」と前向きに考える若者は30.2%と他国より低かった〉

つまり、日本の若者は「国のために役に立ちたい」と思いつつ「どうせ自分はダメだから社会を良くするなんて無理」だから
「将来も幸せにはなれないだろう」と思って生きているのか?
(「いい子」なのに)
なんか、悲惨だな。

この若者たちの意識を改革することは、国家の将来にとって非常に大事な仕事だと思うのだが。
「あなたは自分の周囲の若者に自信を持たせることに成功していますか?」

寝る。

2014年5月25日(日)
昼からメンサ・テスト合格者の会の例会。
5時に終了。
その後は飲み会。

居酒屋でトイレに行った帰りに他の客の会話が聞こえて来て、
「集団的自衛権容認ということは、俺たちも徴兵されるのかな」
なんて話をしていた。

席に戻ると、こちらは「国防意識」の高い我がメンバー。
「本気で国を守りたいのなら、国は国民に銃を配るべきですね♪」
などと、そっちの方向で話が盛り上がる。

「たぶん福島の事故で打撃を受けた〈原発の輸出事業〉に代わるものとして〈収益の上がる輸出品としての兵器〉に産業界が
目を付け、安倍政権に武器の輸出がしやすくなる憲法解釈変更を要求したのでは?」
というのは、あくまで飲み会の与太話。
その他、チェルノブイリ原発の援助金を巡る利権的な話とか、与太話は続く……

帰りにカラオケに寄って1時間ほど歌ってから帰宅。
寝る。

2014年5月24日(土)
土曜日。
休日。

朝。
「花子とアン」を観る。
主人公がペンネームで投稿した小説が賞を受賞するが、なぜか本名で掲載されてしまう。
編集者が「本名にした方が作者の知り合いに彼女の受賞を知らせることが出来るから」という理由で(なんじゃ、そりゃ?)
印刷屋に入稿する際に本名に書き直したのだ。
今だったら訴訟騒ぎだろうなあ。

午後。
今年のSF大会の企画会議で人形町へ。
日差しが強く、あまりに暑いので日よけ代わりに雨傘を広げて使用。

正面からの太陽光線を防ぐために傘を斜めに持っていると、前方から歩いて来る人間が脚から視界に入って来る。
すばらしく美しい女性の脚に遭遇して、思わず顔を確認。
「うーむ……そうか」とつぶやく。(==)
(人生は、深い)

会場。
冷房が故障中だとかで、扇風機を借りる。
それは良いのだが、窓を開け放さざるを得ないので書類が風で飛ぶ飛ぶ……。

5時に会議終了。
5時半から来年のSF大会のスタッフ会議で新橋へ。
再来年のSF大会の実行委員長候補という人が出席していた。

会議終了後は、近所の店でみんなで夕食。
イタリアン。
100円払うとダーツが出来る店ということで、人生初ダーツに挑戦。
思ったより当たらない(というか刺さらない)ものなのだな。

有楽町線で帰宅。
寝る。

2014年5月23日(金)
朝。
空は薄曇り。
風が涼しくて気持ち良い。

職場は4月の異動以来の忙しさが一段落して、長閑さを取り戻している。
濃いめに作った冷茶が美味しい。

夕方。
心配した雨も降らず、自転車で帰宅。

ネットでニュースをチェック。
特定秘密に関する国会の監視機関「情報監視審査会」(仮称)について。

審査会は、特定秘密が不適切に運用されているとの疑いが出た場合は、該当する資料の提供を政府に求め、非公開の秘密会
で指定の是非を審議して問題があると判断すれば運用改善を勧告するが、この勧告には強制力はない。

また、国会の各委員会が政府に特定秘密の提供を求めて拒否された場合にも、委員会の要請を受けて審査会が是非を審査し
提出が適切と判断すれば、政府に委員会への提出を勧告できるが、この勧告にも強制力はない。

いずれの勧告にも強制力を持たせない理由は「国会から政府への強制的な命令は、三権分立に反するから」。
強制力のない勧告って、有効に機能するのか?

この法案、国会で審議されていた時に「運用についてはちゃんと監視する機関を設けるから」と説明して通したのに、いざ
具体的に監視機関を作る段階になったら、監視機関の勧告には強制力がないって???

「ちゃんと見てますから大丈夫」と言っておいて、実のところは「見てるだけ」か?
「見てる」とは言ったけど、「止める」とは言ってないってか?
ホント政治家は正直だよなあ。

夜。
空想小説ワークショップなので教室に入ったら、中でビデオを観ていた係の人があたふたと立ち上がり、
「知らないうちに時間が経ってしまった」
と言いつつ、画面を消して出て行った。
(なんか、邪魔して悪かったなあ……)

本日の講義は「マインドマップ」について。
放課後。
いつものように「大馬鹿地蔵」で飲み会。
いつものように座敷を貸し切り。
中に入った人が、入り口付近に固まっているので訳を聞いたら、部屋の冷房が効き過ぎて寒いので吹き出し口から離れた席
に移動しているのだと言う。

「冷房のスイッチを切ったらどうです?」
と、提案したら、黒碕先生に、
「崎田さん、天才!」
と、褒めて頂く。

だが、真の天才は、おもむろに冷房の操作板に近づき、隣にある電灯のスイッチを素で押したH部さんだと思う。
一瞬、部屋が真っ暗!
どうやったらあんな呼吸をするかのような「ボケ」が出来るのか?
まさに天性の……
ワインを飲んで帰宅。

寝る。

2014年5月22日(木)
天気が好いので普通に自転車で出勤。
昼休みにパンを買いに出たら、陽は照っているのに真っ黒な雲が迫って来るのが見えた。

午後。
土砂降り。

夕方。
雨が上がったので、普通に自転車で帰宅。
2号くんを誘ってラーメンを食べに行き、イマドキの学生の就活事情について話を聴く。

就活をする学生は、エントリーシートを書いたり面接を受けたりしなくてはならないのだが、当然のことながら学生の中には
そうしたことが苦手な者もいる。
そうした学生のために、近頃できたらしい面白い商売があるのだそうだ。

彼らは大学の就職課と契約し、学生を企業に売り込む。
就職活動のマナーを教えるばかりでなく、面接に同席し隣でアドバイス&学生が答えに詰まると脇からフォロー。
こうして面接を通った学生は、インターンシップという形で企業で一定期間実際に働く。
企業はその働き振りを見て、本採用をするかどうかを決めるわけである。

技術職などの採用の場合、技術はあるのに面接が苦手というような学生は、いままでの採用方法では不利であり、企業として
も、面接で好印象の学生を採用してみたら口先ばかりのいわゆる「面接の達人」だったというような失敗がある。

そこでこの商売では「口下手だが専門知識と技術は持っている学生」を企業に紹介し、大学側から就職の手伝いということで
手数料を取る。
(2号くんの話では分からなかったが、恐らく企業の側からも手数料を取っているのだと思う)
大学側は、学生の就職率が上がることで入学志願者が増え、学生の方は、苦手な面接をフォローして貰えて就活が楽になる。
面白い新商売だと思った。

2号くんと別れて、池袋の東口の方へ。
新しいコスプレショップが出来ていたので、覗いてみる。
私にはコスプレ趣味はないが、この手の店の商品には、ときどき面白いものがあるのだ。

本日発見したのは、ドライヤーの熱で柔らかくして形状を自由に変えられる新素材のシート。
コスプレをやる人が、これで小道具を自作するらしい。

ちょっといい感じのギターケースを見つけて購入。
この店ではミュージシャンのコスプレをする人のための小道具として販売していて、「模造刀を入れられます」なんてことが
書いてある。
「このギターケースは、ギターを入れるのにも使用できますか?」
と、店員に我ながら不思議な質問をしてしまった。

帰りがけ、ルノアールで休んでいたら、いきなり閃光とともに大音響が聞こえる。
雷である。
慌てて家に向かったが、家まであと4分というところで大雨に遭遇。
傘を持って行っていて、本当に良かった。

帰宅。
SF大会の企画関係でメールのやり取り。
このところ、こればっかり。

……そろそろ深夜の時間帯になって来た。
メールの返信は、明日の朝読もう。

寝る。

2014年5月21日(水)
雨。
部屋でネットを見ていて、自分が「消滅可能性都市」に住んでいることを知る。

(「消滅可能性都市」って何だ?)
と、調べてみたところ……
有識者会議「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」(座長:増田元総務大臣)が発表した「2010年から2040年
の30年間で女性人口が半分になる都市」のことなのだそうだ。
女性の人口が減ると子供が生まれないので全体の人口も減っていき、ついには住人がいなくなる。
つまり「消滅」してしまうわけだ。

でも、豊島区って、見たところ人口密度は多そうなのだけれど???
で、さらにネット検索すると、豊島区企画課に取材したというJ-CASTニュースの記事が見つかった。
どうやら豊島区企画課としては、この発表について「豊島区の現状を認識していない上での分析になっている」と、否定的な
見方をしているらしい。

J-CASTニュースの記事によれば、豊島区企画課は、なぜ消滅の危機だと名指しされたのかは不明としているものの、
〈ただし可能性があるとすれば、今回の研究発表の起点になったのは2010年の国勢調査であり、この頃は人口が減少して
いた時期だった〉
と言っているそうだ。
人口が減少していた時期のデータを元にした予測なので、人口が減り続けるという結果になってしまったということか。

記事によると、
〈池袋に外国人が急に増え、治安が心配だとか、池袋周辺は不良行為少年たちのたまり場だと騒がれ、池袋を舞台に抗争が
繰り広げられる小説やドラマ、マンガやアニメも多く発表されていた。区の評判はあまりよくなかったのだ。
   しかし、その後人気は急上昇しそれまで人気ランキングに登場していなかった池袋がここにきて上位に顔を出すようになっ
た〉
のだそうだ。

ここで言われている「池袋を舞台に抗争が繰り広げられる小説やドラマ、マンガやアニメ」というのは、恐らく「池袋ウエス
トゲートパーク」(※1)と「デュラララ!!」(※2)のことだと思う。

※1「池袋ウエストゲートパーク」
   石田衣良による人気小説。(初出:「オール讀物」1997年11月号)
   長瀬智也主戦、宮藤官九郎脚本でドラマ化、2000年4月〜6月まで夜9時台に放映されて高視聴率を記録した。

※2「デュラララ!!」
   成田良悟による日本のライトノベル(イラストはヤスダスズヒト)。(初出:電撃文庫 2004年4月)
   アニメ化され、2010年1月から6月までの深夜に放映され、漫画化もされた。

しかし、いまの池袋は、
〈13年3月には東京メトロ副都心線が開通し、東武線、西武線などを加え5社相互乗り入れと交通がさらに便利になった。
アニメイト本社も移転してきたためオタク層の熱い視線も受けているのだという〉
ということで、人気の街だというのが豊島区企画課の見解。

この見解にちょっと突っ込みを入れさせて貰うと、「池袋ウエストゲートパーク」や「デュラララ!!」が発表されたことが、
区の評判が悪かった例として上げられ、「オタク層の熱い視線を受けている」ことが、区の評判が良くなった例に挙げられて
いるのは、どうも解せない。

「デュラララ!!」のヒットは、オタクが池袋に注目するようになった大きな理由のひとつだろう。
(アニメ放映当時、池袋の街では「デュラララ!!」を随分と宣伝に使っていたと記憶している)

「池袋ウエストゲートパーク」と「デュラララ!!」以前には池袋の街を前面に押し出したドラマやアニメはなかったのじゃ
ないだろうか?
それ以前はメディアに登場する「東京の街」というと銀座、浅草、あるいは渋谷、新宿であって、池袋なんてお呼びじゃかっ
たのだから。

私はむしろ、「池袋ウエストゲートパーク」や「デュラララ!!」が、池袋という街を取り上げたことが、その後の池袋の人気
上昇に一役買ったのだと思っている。

もうひとつ、池袋は治安が悪いと言われていることについて、記事では「外国人が増えたから」みたいな書き方をしているが、
池袋というのは戦後に大きな闇市があった土地で、もともとあまり治安の良いイメージの街ではなかったのだ。
決して外国人が増えて、それまで良かったイメージが悪くなった訳ではない。

それに、もしも外国人が多いことが治安の悪いイメージに繋がるのなら、横浜は相当にイメージの悪い街になると思うのだが、
実際にはそうなっていない。
横浜中華街なんか、むしろ観光名所として人を集めている。

さらに一言。
記事ではオタクに人気が高いことをポジティブに捉えているが、
・人気ドラマの舞台となった(ネガティブ要因)
・人気アニメの舞台となった(ネガティブ要因)
・外国から人が集まって来た(ネガティブ要因)
・オタクが集まって来た(ポジティブ要因)
って、この分け方は変じゃないか?

私は、もともとがダサくてイメージの悪かった池袋が、だんだん発展して来て人気ドラマの舞台になるまでになり、さらに
発展を続けているのだと思っているけどな。
確かに2010年頃には豊島区の人口は減少していたが、これは日本全体の人口が減少し始めた時期。
単に、都市への人口流入分を交通の便の良い新宿とかに取られちゃっていただけだろう。
だから2013年の副都心線開通が知られて来た辺りから、出遅れを挽回してまた池袋に人が集って来たのだと思う。

「日本創成会議・人口減少問題検討分科会」が、どういう基準で「消滅可能性都市」を決めたのか、詳しくは知らないが、
もしも2013年に鉄道開通という大きな人口増加要因が生じた地域の人口減少傾向を2010年の資料を元に算出したの
だとしたら、それはちょっと大雑把過ぎる。
これだけ大きな要因は、十分に補正材料だと思うよ。

そういったものはすべて考慮した上で、それでも豊島区は「消滅可能性都市」だと言うのなら、高野区長は慌てなければなら
ないと思うが。

午後。
SF大会の事務連絡でメールのやり取り、ほとんどチャットのようなメール会議状態。

夕方。
2号くんが来る。
「舞台恐怖症」を観たいと言うので、2人でDVD鑑賞。
2度目に観ると、最初は気づかなかった伏線がいくつも見つかる。
やはりヒッチコックは天才だ。

夜。
1号くんモ来たので、3人でするめをツマミに焼酎を飲む。

明日は仕事なので、そろそろ寝る。

2014年5月20日(火)
自転車で出勤。
今日は社員が2人休みで、一日何かと忙しかった。
5時に退社。
シューズを取りに一旦帰宅して、そのまま吹き矢の練習へ。
帰りに講師の先生と他の受講者と3人で飲み、帰宅。

ニュース。
PC遠隔操作事件の片山容疑者は、自殺しようとしたものの死に切れずに戻って来て逮捕されたのだとか。
とても不謹慎なのだが、もしも彼が自殺に成功していたら、後世まで語り継がれるミステリーになっただろうなあと思う。
(心のどこかでガッカリしている「黒い私」の存在を否定する気はない)

片山容疑者「自分は平気で嘘をつける人間」と言ったそうだ。
彼は裁判で無罪になる可能性が高かったにも関わらず、わざわざいらない「真犯人からのメール」を送信してスマホを河原に
埋めた理由を、「母親をこれ以上心配させたくなかったので、早く裁判を終わらせようとした」「警察に尾行されているとは
知らなかった」と説明しているが、じゃあ、これも嘘?

全くの私見だが、片山容疑者、心のどこかで佐藤弁護士を恨んでいたのではないだろうか?
むかしNHKの連続テレビ小説「ひまわり」に、裁判で無罪を勝ち取った刑事被告人が、弁護士事務所に怒鳴り込んで来ると
いうシーンがあった。
「なんで俺を無罪にしちゃったんだよ! 本当は俺が犯人なのに!」

物語では、よく真犯人なのに無罪を勝ち取った犯罪者が嬉しそうにする場面があるが、あれは嘘だと思うのだ。
実際、片山被告が保釈された時、佐藤弁護士は本当に嬉しそうにしていたのに、片山被告の方は「ストロボが眩しい」と変な
ことを言っていた。
「お天道様に顔を向けられない」という言葉があるが後ろ暗いことがあると、人間は本当に光を不快に感じるのではなかろう
か?

保釈された自分が警察にマークされているだろうということは、バカでも分かるはず。
それを「尾行されているとは知らなかった」というのは、どうも嘘臭い。
しかも証拠のスマホを発見されやすい河原に埋めると言うのも「何か見つけてほしがっていた」ような印象を受ける。
敏腕弁護士のお陰で危うく無罪にされそうになった片山被告の内心が抵抗を示したのではないかと、私は思うのだ。
そう考えるのは、私がこれまでの人生で「悪人」というものに一度も出会ったことがないから。
(そこ、「鏡を見ろ」とか言わないように)

さて、明日も仕事は休み。
寝る。

2014年5月19日(月)
週の初めから調整休暇。

午前中。
土曜日に元のホームページスペースが突然使えなくなった件、あれこれやってみるが、結局ダメ。
月末にきちんと引っ越すつもりだったのだがなあ。

午後。
銀行の振り込みとか、買い物とか。
池袋の地下道で「舞台恐怖症」というDVDを買う(原題:Stage Fright)。
(この邦題、もう少しなんとかならなかったものか?)

帰宅して買って来たDVDを観る。
サスペンス・ミステリー。
物語は、ひとりの男がヒロインの助けを借りて警察から逃げているところから始まる。
そして、自分がなぜこんなことになったのかが、男の口から語られる。
彼には殺人の濡れ衣が着せられているというのだ……

マレーネ・デートリッヒが悪女の役を演じているのだが、女優の役なので豪華な衣装を着て舞台で歌うシーンがある。
視覚的にデートリッヒ・ファンには嬉しい作品だが日本では劇場未公開なのだそうだ。
筋書きが複雑なので、日本人にはウケなかったかもね。

夕刊。
PC遠隔操作事件の続報。
例の「真犯人」からのメールについて、警察は片山被告による自作自演だと言っているそうだ。
その辺は予想通りなのだが、その理由が「片山被告が河川敷にスマホを埋めているところを見た」からなのだとか。
ネットに、さらに続報が載っていて、なんと片山被告が行方不明になってしまったのだと言う。

時系列的に言うと、こんな感じ。
・警察が片山被告が河川敷にスマホを埋めているところを目撃。
・「真犯人」を名乗るメールがマスコミ各社に届く。
・片山被告が記者会見し「保釈後の自分の通信履歴はきちんと残して弁護士に管理して貰っている」と発言。
・警察が河川敷からスマホを掘り出し「メールは片山被告の自作自演」と発表。
・片山被告、弁護士に「これから(弁護士の)事務所に向かいます」と連絡したあと行方不明。

誰もが突っ込んだことと思うが……
警察はなぜ「片山被告が河川敷にスマホを埋めるのを目撃しながら、それが送信されるまで放置しておいたのだろう?

なんか話がホラーになって来た。
なにしろこのまま行ったら片山被告が無罪になる可能性が高いと思われたタイミングで、被告は「保釈したら証拠を隠滅し、
逃亡する恐れがある」という警察の主張通りの行動を取ったことになるのだから。
これで片山被告が「自殺死体」で発見され、遺書にに「すべては警察の言う通りで、私が真犯人です」みたいなことが書いて
あったら完璧だな。

さて、明日は仕事だ。
寝る。

2014年5月18日(日)
朝。
飲んだ翌朝にはよくあることで、午前4時前に目を覚ます。
さて、家に帰らないと。

窓を開けると浅野空気が清々しい。
眼下に古い民家の庭が見える。
どうやらこのホテルは民家の点在する地域に建っているようだ。
そして……駅はどこだろう?
夜中に酔っぱらって辿り着いたホテルから逆の道順を辿って駅まで戻るには、私の方向音痴能力は高過ぎる。

東京ならば、道を歩けば人に会う。
言葉が通じれば目的地に辿り着ける。
しかしここは茨城県。
池袋との比較で言うと、圧倒的に人が少ない。

幸いなことに荷物の中にはノートパソコンがある。
昨日の会議で結局使わなかったので、無駄な荷物かと思っていたのだが、これがここで大活躍。
ホテルから駅までのルートを調べ、ついでに時刻表を検索。
5時7分に始発が出ることが分かったので、4時半まで部屋でのんびり過ごした後、荷物を背負って出発する。

やや困惑したのはホテルのフロントが開いていなかったこと。
支払いは昨夜のうちに済ませてあるので、カウンターにルームキーを置かせて貰うことにした。
外へ。
地平線から朝日が昇りかけている。

駐車場を抜けて大通りに出て、さあ、それから?
地図で確認したとはいえ、それで道に迷わないほど私の方向音痴は甘くない。

ウロウロしているうちに「つくば駅西」という表示を見つける。
この表示が意味することは、ここから東に向かえば「つくば駅」に辿り着けるということ。
……で?
東って、どっち?

非常に幸運なことに、私はいま住み慣れた地球の地表に立っている。
時刻は午前4時半を少し過ぎた頃。
この時刻に地球の表面からは太陽が東に見える。
あの恒星に向けて進路を取れば良いのだ!

そして、辿り着いたつくば駅だが、入り口にはシャッターが降りている。
日の出直後の茨城県、5月の空気は少し寒い。

しかし今日の私はどこまでもツイているのだ。
高速バスの待合所を発見。
中に入ると、気温は十分に暖かかった。

やがて駅のシャッターが開き、無事TXに乗車。
6時半には無事、帰宅することが出来た。
朝食をとって、さすがに疲れたのでしばらく眠る。

午後。
録画しておいた「弱くても勝てます」を観る。
このドラマ、どうやら昔の青春モノのパロディのようで、今回も定番「家の都合で学校をやめなくてはならなくなったチーム
メイト」の話。

貧しい実家の両親に苦労をかけないために、なんとか彼を引き止めたい野球部の仲間達は、文化祭で劇をやることにし、彼を
その主役に抜擢するのだが……
選ばれた演目が「女殺油地獄」というのに笑った。
(高校生の文化祭の出し物にしては、渋くないかい?)

そう言えばこのドラマ、市川海老蔵が出ているのだよな。
(関係ないけど、私が生まれて初めて観た歌舞伎の舞台は、先代海老蔵の「女殺油地獄」だった)

あまりに渋い演目過ぎて、視聴者に馴染みがないと思ったのか、ドラマではイラストを使ってこの劇中劇のストーリーを説明
していた。
その使われていたイラストに、どうも見覚えがあると思ってエンドロールを確認したら、やっぱりとんだばやしロンゲさんの
絵だった。
とんだばやしロンゲさんは「泣くな、はらちゃん」で、劇中に小道具として登場した架空の漫画「フライング・シュータ」を
描いた人で、ビブオさんと同じように、「月刊 IKKI」の漫画家さん。
日テレは「月刊 IKKI」と、よほど仲が良いらしい。

夜。
テレビ朝日で、映像で20世紀の歴史的事件を振り返る……的な内容の番組(タイトルは見なかった)をやっていた。
その中で、私が存在は知っていたものの、詳しくは知らなかった「ルーマニア革命」について取り上げていた。

番組によると……
1977年、ルーマニアで大地震が起きた。
ルーマニア政府は多額の債務を背負ってしまう。
当時の大統領チャウシェスクはこの債務を返済を優先するために、国民に負担を強いた。
同時に、人口を増やすために時に高妊娠中絶の禁止や離婚を困難にすることで、女性に多くの子供を産ませる政策を実行。

貧しい国に子供が増えたので、栄養失調となった子供に栄養として大人の血液を輸血。
(この発想が、さすが「ドラキュラのふるさと」)
エイスに感染する子供が続出。

この惨状の中で贅沢な生活を続けるチャウシェスク一家に、国民の怒りが爆発。
番組で放映された映像は、いつものように「自分を讃える国民たち」に囲まれて演説を行っていた独裁者チャウシェスクが、
「人殺し!」というひとりの男の野次をきっかけに、突然自分に罵声を浴びせ出す群衆に戸惑う様子。

ネットで調べたところでは、独裁者の機嫌を損ねることを恐れた部下が、「国は豊かになっている」という嘘の報告を行い、
大統領の視察先の店には彼がいる間だけ豊富な商品を並べて見せていたのだという話もあるらしい。

チャウシェスクとその妻は、簡易裁判にかけられて公開処刑されたが、裁判の時に「大統領夫人」は、「国民のために仕事を
して来たのに!」と怒ったそうだ。
もしかしたらチャウシェスク、本当に自分の仕事のおかげで国民が豊かになったので、自分は感謝されているはずだと思い込
んでいたのか?

それはともかく、財政赤字の削減や少子化対策は、やり方を間違えると悲惨な結果になるという例のひとつとして、日本人は
学んでおくべき点が多いと思う。

寝る。

2014年5月17日(土)
朝。
ネットに「独り言」を更新しようとしたら、
「サーバが想定外の応答を返しました」
というエラーメッセージが出て、ファイルがネットに上げられない。
出かける予定で時間がないときにこの有様。
仕方がないので、準備中だった引っ越し先のホームページスペースを使用することにする。

午前中。
つくばでSF大会のスタッフ会議があるので出かける。
池袋からJRと千代田線を乗り継ぎ、北千住でTXに乗車。
車窓から見える風景に建物の数が減り、視界が開けて行く。

つくば駅着。
他にも同じ列車で着いたらしいスタッフがいたので一緒に昼食をとりに行き、その後、西武デパートの会議室で会議。
貸し会議室みたいなものを借りたのかと思っていたのだが、エレベーターホールを改造したらしき一室は、どうやら社員用の
ミーティングルームのようだ。
困ったのは、ホワイトボードマーカーがどれもインク切れしていたこと。
このホワイトボードは普段使っていないものなのだろうか?

夕方。
会議終了後、飲み会。
2次会まで参加したら終電を逃したので、大会当日の宿の下見がてらビジネスホテルに泊まることにする。
素泊まり1泊5000円。
(安いが、当日はもう少し会場に近いホテルの方が良いかな?)

シャワーを浴びてから、寝る。

2014年5月16日(金)
朝。
普通に出勤。
デスクワーク。

昼休みに職場のテレビでニュースを見ながら雑談。
集団的自衛権についての安倍さんの説明が変だったというような話。

例えば……
「海外で紛争に巻き込まれた日本人がアメリカの軍艦に乗って避難する場合に、集団的自衛権がないとその軍艦を守れない」

海外の紛争地域から邦人が脱出するのに、アメリカの軍艦を利用したことなんて、いまだかつてあったか?
私は聞いたことがないぞ。

まあ、将来どこかの国で紛争が起きて、その国にいる外国人が避難することになり、親切なアメリカ軍が「自国の国民を避難
させるついでに日本人も乗せてあげよう」というようなことがあったとしよう。
その場合でもアメリカの軍艦なら、普通はアメリカ軍が守るだろう。

海外で紛争に巻き込まれた日本人がアメリカの軍艦に乗って避難する場合。
しかもその軍艦を自衛隊が守らなくてはならない場合。

こんな特殊な場合を想定しなければ安倍さんが集団的自衛権の必要性を説明できない理由は、「他国を守る権利」である集団
的自衛権を無理に「自国を守る権利」として説明しようとしているからではないかと思う。

「自国を守る権利」は、個別的自衛権。
集団的自衛権とは、「他国を守る権利」なのである。

午後。
現地調査一件。
夕方は職場の打ち上げ飲み会。

帰宅。
メールをチェックして必要なものに返信。

ネットのニュース(読売新聞の電子版)を見たら、
〈公判中のパソコン遠隔操作事件に絡み、「真犯人」を名乗るメールが16日、読売新聞に届いた〉
〈この日は午前から東京地裁で事件の公判が開かれており、閉廷後に記者会見した片山被告は「自分がメールを出すことはで
きず、自作自演はあり得ない」と述べた〉
という記事を見つけた。

(これで真犯人が片山被告だったら、逆に面白いかも……)
と、つい不謹慎なことを考えてしまうミステリーファン。(^^;

寝る。

2014年5月15日(木)
諸般の事情で仕事を休む。

朝のニュースは、昨日のKADOKAWAとドワンゴの統合の話の続報。

KADOKAWAとドワンゴが経営統合して出来る新会社の社名は「KADOKAWA・DOWANGO」、統合後はドワンゴが経営の
主導権を握る方向なのだそうだ。

昨日の日経の記事には、
〈持ち株会社の社長はKADOKAWAが出しドワンゴも代表取締役を出す方向で調整している〉
と書いてあったが、今朝のニュースによると、
「新会社の社長にはKADOKAWAの佐藤辰男相談役が就任し、会長にはドワンゴの川上量生会長が就任する予定」
とのこと。
(ふーむ???)

ニュースでは「KADOKAWA」は「角川書店」を前身とする企業グループで、昭和50年代に映画制作に参入し、「メデ
ィアミックス」の成功例ともされた……っぽい説明をしていたが、当時の社長で、その「メディアミックス」の立役者である
角川春樹さんについては触れなかったな。(笑)

午後。
伸び放題の髪があまりにもむさ苦しいので床屋へ行く。
QBハウス。
いわゆる1000円床屋だったのだが、消費税の導入で1080円に。
自動販売機が釣り銭の出る高性能(?)のものに替わっていた。

床屋を出てからビックカメラへ寄り、扇風機を買って帰る。
郵便受けを見たら、アマゾンから『あなたの知らない都市伝説の真実』(皆神龍太郎 学研パブリッシング)が届いていた。

皆神龍太郎は「と学会」の人。
テレビ「やりすぎ都市伝説」等で「ミスター都市伝説」と名乗って活躍している関暁夫について、よほど腹に据えかねているのか、
〈一方的な歪んだ情報だけを視聴者に押し付けておいて「信じるか信じないかは、あなた次第」と、相手の責任にぶん投げて
逃げる「ミスター都市伝説」。世界を騙そうとする、彼の言うことを信じてはいけない〉
と、散々である。

まあ、私も関暁夫という芸人は、あまり好きではない。
特に、ビル・ゲイツの「人口爆発地域における家族計画の必要性」についての発言と、彼の運営する財団が推し進める「ワク
チン接種事業」についての発言を切って繋げて編集することで、「人口抑制のためにワクチンを接種している」という発言を
捏造し、ビル・ゲイツが世界の人口をコントロールしようと企んでいるという話をデッチ上げたのは、さすがにひどいと思っ
た。
(アレは、あの芸人自身が持ち込んだ企画なのか?)

さて、本の内容は、いわゆる「都市伝説」の類を取り上げて、それがデマであることを解説する内容。
私にとって一番大きな「へぇー」は、朝日文左衛門(※)が元禄12年(1699年)6月5日の『鸚鵡篭中記』で、すでに
「うつろ舟」について「今日」の話として記述していたということ。
(もちろん「虚説(デマ)」としてだが)
少なくとも「空穂船」という言葉自体は元禄の頃に既にあったらしい。

※朝日文左衛門
 元禄時代の侍。
 平凡な武士だったらしいが、日常の出来事を事細かに記した日記を書き残したことで、後の歴史家を大変喜ばせた人物。
 彼の日記『鸚鵡篭中記』については、神坂次郎の『元禄御畳奉行の日記』(中公新書)で紹介されしている。

もうひとつ、これは私も騙されていた話。
「江戸五色不動」のうち、目黄不動と目青不動が出来たのは、明治13年以降のことだったのか!
(つまり「五色不動を作って江戸を風水的になんちゃら……という話はデマだったわけだ)

「江戸」と名前が付いていても江戸時代のものとは限らないのだね。
すっかり騙されていた。

寝る。

2014年5月14日(水)
朝。
郵便受けに朝刊が入っていなかったので、販売店に電話。
新人配達員が、まだ慣れていないのかな?

出勤。
昨日休んだので、当然、机の上に書類が貯まっている。

午前中はずっとデスクワーク。
午後は現地調査3件。
書類に仕上げて提出して、帰宅。

朝刊が届いていたので広げたら1面トップが、
〈角川・ドワンゴ統合〉
の記事だった。

日経の記事によると、
〈来春にも持ち株会社を設立して2社が傘下に入る〉
のだそうで、
〈持ち株会社の社長はKADOKAWAが出しドワンゴも代表取締役を出す方向で調整している〉
のだとか。
この件は、続報を待とう。

さて、隣の記事は、集団的自衛権についてだった。
「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」のまとめた報告書の内容。
解釈の変更によって行使できるようになる「集団的自衛権」の例が表になっていたのだが……

・公海上で攻撃を受けた米艦の防護
これは昨日も書いた通り、公海上で米艦と自衛艦が一緒にいて「米艦だけが」攻撃を受けるというのは、普通に考えて有り得
ないだろうから、「公海上で米艦と自衛艦が攻撃を受けた場合に」相手を攻撃するのは「個別的自衛権」だと思う。

・米国に向かう弾道ミサイルの迎撃
……どの国から飛ぶ弾道ミサイルを想定しているのか知らないが、少なくとも北朝鮮とかその辺の国が飛ばした弾道ミサイル
なら、日本から迎撃するのは物理的に無理だと思う。
地球儀を見ながら考えてみれば分かることだが、ミサイルの飛ぶルートは北極海経由になるんだよ?

・近隣有事の際に米軍への攻撃排除などの支援
ここで言う「近隣」というのはどこまでのことだろう?
この「近隣」の線引きをきちんとやっておかないと、日本の国益にならない遠くの国の紛争に巻き込まれる危険性があるの
で、日本政府として「ここより遠くの紛争には関わらない」という線引きを国際社会に対して明確に示しておいて欲しい。

ところで、この「近隣有事」が、北朝鮮や中国、あるいは韓国との間に生じた「有事」であるとするならば、自衛隊が攻撃を
受けずに米軍だけが攻撃を受けるシュチュエーションというのが、私には思い浮かばない。
自衛隊が自分への攻撃に対処するのなら、それは「個別的自衛権」の行使。

・米国が攻撃を受けた際に、攻撃国に武器供与する船の立ち入り調査など
つまり、航行中の船舶が武器を積んでいないかどうかの立ち入り調査を行うことだよな。
これは自衛隊じゃなく、海上保安庁の仕事じゃないか?

・日本の船舶の航行に重大な影響を及ぼす海域での機雷除去作業
1991年のペルシャ湾での機雷除去作業は「海上自衛隊の通常業務」として行ったはずだが???

……と、読めば読むほど、私のようなド素人でも「?」と思うことが多い報告。
もうちょっと国民が納得できる理由を考えられなかったのか、「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」?

私が一番心配しているのは、この「集団的自衛権」がアメリカに都合の良いように利用されて日本の国益が損なわれること。
例えばウクライナ米ロの軍事衝突が起こった場合などに「ウクライナは日本の近隣だ」などと言われて自衛隊が米軍の便利な
楯にされてしまうのではないかという心配なのである。

芋焼酎を飲んで、寝る。

2014年5月13日(火)
朝のニュース。
例の「福島に行った主人公が鼻血を出した」描写で問題になっている漫画の件の続報。

作者はブログで「自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに」書いたのだと言ってい
るそうだ。
しかし、双葉町役場では「役場には取材に来なかった」と言っている。
2年間かけて、どこを取材していたのだろう?

作者が嘘を言っているとは思わないが、偏った人たちに取り込まれて2年間かけて偏った考えを吹き込まれてしまったという
可能性はある。

私は問題の雑誌を入手していないのでテレビの画面に映ったページを見ただけなのだが、
「福島の放射線とこの鼻血を関連づける医学的な知見がありません」
と説明する医師に対して、主人公が、
「うっかり関連づけたら大変ですよね」
と答えているシーンがあった。

つまり、主人公は、医師がちゃんと「放射線と鼻血を関連づける医学的な知見はない」と説明しているにも関わらず、「うっ
かり関連づけたら大変なことになるから(本当は関連があるのに)関連があると言わないのだろう」と考えて信用していない
のだ。

こんな風に、自分の考えに合わない人の言うことは全部嘘だと排除してしまうような姿勢で取材をしていたら、何年取材した
としても「真実」には辿り着けない。
どうしてこんな変な宗教信者みたいなことになってしまったのだろう?
なんか、この漫画の作者、誰かに洗脳されてしまった被害者に思えて来たぞ。

さて、今日は仕事が休みなので部屋でグータラしていたら、ビーンという音に続いて床がゆらゆら揺れ出した。
 時刻:8時35分頃	
 震源:千葉県北西部(北緯35.6度 東経140.2度
 深さ:約80km
 規模:マグニチュード4.9
最大震度は4で、豊島区は震度3の揺れだったらしい。
私の家は、特に被害はなし。

昼。
ニュースによると、ウクライナ東部のドネツクとルガンスクで行われた住民投票の結果、両州の親露派がそれぞれ「独立国」
を宣言したらしい。
両州では、今後ロシアに編入を求めて行く方針のようだが、ロシアは「投票の結果は尊重する」としながらも編入については
言及していない。
どうするのだろうな、プーチンさん?

午後。
ホームページの引っ越し作業。

夕方。
町田の工場で火事があったというニュース。
倉庫にマグネシウムが大量に保管されているので水がかけられず、消火作業が難航しているらしい。
水を使わない消化剤とかではダメなのだろうか?

夜。
NHKニュースで集団的防衛権についての解説をしていたのだが、具体的な行使の場面と言うのが、ちょっと分かりにくい。
公海上をアメリカの艦船と自衛隊の艦船が一緒に航行している際に、アメリカの艦船が攻撃を受けたら、自衛隊がその相手を
攻撃できるのが集団的自衛権だというのだが……

一緒に航行中の船が攻撃の被害を受けたということは、普通に考ええて、自分の船も狙われているということだよね?
自分を狙っている相手を攻撃するのは、個別的自衛権だろう。

アメリカ艦と自衛艦が一緒に航行しているということは、共同して任務に当たっているという状況だろうから、相手側がアメ
リカの船だけを選んで攻撃するというのは、どう考えても不自然。
なんでNHK、こんなヘンテコな例を挙げて説明したのだろう?

さてと、明日は仕事なので、そろそろ寝る。

2014年5月12日(月)
朝。
ネットでニュースを流し読み。
「主人公が福島県に取材に行ったら鼻血を出した」という漫画が話題になっているそうだ。
その鼻血を、あたかも放射線の影響であるかのように描写しているのが「非科学的でいたずらに風評を煽っている」と問題にな
っているようなのだ。

漫画では、主人公が福島で取材を行った直後に鼻血を出すのだそうだが、そんなにすぐに鼻血が出るほどの放射線を浴びたら、
死ぬぞ。
(主人公、その後もピンピンしているらしい)

作者は双葉町の前町長である井戸川氏に取材して漫画にしているようで、
この前町長が自分自身の体調について、
「最近、鼻血がよく出て、体が疲れやすくなっている」
と言ったらしい。
それって肝機能障害の症状じゃ???

震災後、双葉町も大変だったようだから、ストレスと疲労で町長が肝臓を悪くしても不思議ではない。
漫画の中では前町長の体調不良について「原因不明」と書いているそうだが、井戸川氏が受診した医者が本当に「原因不明」
と言ったのなら、専門病院で徹底的に検査を受けてみた方が良いと思う。
セカンドオピニオンを求めることで発見される病気もあるからね。

ちなみに放射線被曝が原因の鼻血だと素人でも思いつくのが白血病だが、井戸川氏のように事故を起こした原発の近くに住んで
いた患者が鼻血の症状を訴えた場合、医師が真っ先にこの病気をを疑って検査しただろうから、病院で「原因不明」と言われた
のなら、逆に放射線被曝による白血球異常ではない可能性の方が高いと思う。

朝の天気はやや曇り。
自転車で出勤。

1日中デスクワークで、ややストレスが溜まったので、帰りに雨宿りがてら飲みに行く。
焼酎を飲んで帰宅。
寝る。

2014年5月11日(日)
午前中。
ネットでニュースを観る。
個人的にかなりゾッとしたニュース。
茨城県牛久市の路上で体長120センチのオオサンショウウオが見つかったそうだ。
体長120センチって……
そんな巨大でヌメヌメした鋭い歯を持つ生き物が、路上を這い回っている図は、想像するだけで背筋に悪寒が走る。

関東地方には、本来、生息していないはずの生き物なので、個人的に飼育されていたものが逃げ出したか、誰かが逃がしたの
ではないかとのことだが、飼うなよ、そんなもん。
(念のため、オオサンショウウオは特別天然記念物なので、勝手に飼うのは違法)
頼むからあんな気色の悪い生き物を、わざわざ生息地から持ち出して、その辺の路上に捨てておかないで欲しい。

今日は午後からギターセミナーがあるのだが、正直この1ヶ月まったく練習をしていない。
とりあえず、ちょっと早めに行ってコードを思い出す感じ。
今日は新規の受講者がいたので、基本的に自主練。

セミナーの後は、近所の店で軽く飲んで帰宅。
寝る。

014年5月10日(土)
爽やかな朝。
昨日の謎の荷物の件で、宅急便屋に問い合わせの電話。

オチは……
「不在連絡票の送り主の欄を書き間違えてました」(by宅急便屋)
私の一晩のドキドキを返せ!

で、謎の宅急便の正体は、知人が送ってくれた宮崎の芋焼酎「如虎(じょとら)」であったことが判明。
有り難く頂くことにする。

午後。
北海道で起きているカセットコンロによる連続爆破事件について、読売新聞の電子版に続報が載っていたので読む。
記事は、勾留理由を開示する法廷における容疑者の意見陳述の内容。

容疑者は、
「1月27日に札幌北署駐車場で同様の爆発事件が発生した際には同署で別の事件の取り調べを受けていた」
と主張。
「(これをきっかけに、爆発事件に)興味を持った」
のだそうで、

道警官舎での事件(これが直接の逮捕容疑)が起きた4月3日夜に現場付近を車で走っていたことについては、
「自分が推理していることを確認するためだった」
と説明したとのこと。

このうち、
「1月27日に札幌北署駐車場で同様の爆発事件が発生した際には同署で別の事件の取り調べを受けていた」
については、署内で記録を調べれば一発で分かることなので特に問題はないと思う。

面白かったのは、容疑者が4月3日の事件発生時に現場付近に出向いた理由を、
「爆発事件に興味を持ち、自分の推理を確認するためだった」
と、説明していること。

ミステリードラマには、主人公である素人探偵が独自の推理に基づいて事件現場を調査中に刑事に犯人と間違えられるという
お約束のギャグシーンがあるが、アレのリアル版か?
ミステリーファン的に、ちょっと面白かったぞ。

もいひとつ、これは真面目に興味深かった点。
この意見陳述が「勾留理由を開示する法廷」においてなされたということ。

容疑者側が勾留理由の開示を求めて裁判を開かせ、そこで陳述の形で自分の側の主張を述べるという戦術は、確かPC遠隔操
作事件で使われた手法だ。
今後、この戦法を使う容疑者が増えるのだろうか?

同じ読売の電子版の別の記事。
科学技術関係。
〈メガネ型装置に目の映像を映して他人とのコミュニケーションを代行してもらう装置を、筑波大学の大澤博隆助教(31)
が試作した〉

〈将来、看護師や教師、接客業に携わる人たちが仕事で強いられる感情表現を、代行してくれる装置の開発につながるかもし
れない〉
というもので、要するに将来的に人間の代わりに「愛想笑い」をしてくれるという機械の開発を目指しているのか?
名付けて「エージェンシーグラス」。

看護師や学校の先生に代わって、心から相手のことを思っているような顔をしてくれる機械。
使えば人間関係が円滑になるかなあ?

そう言えば、星新一のショートショートに、人間に代わって心にもないお世辞を言ってくれる機械というのがあったな。
あと、知人の顔を認識して、適当なタイミングで挨拶をしてくれる機械とか出来たら完璧かも(^^;
冗談商品でいいから、誰か作ってくれないか?

夕刊。
作詞家の阿木陽子さんが日経のコラムに「5月にマスク」というエッセイを書いていた。
最近「マスク依存症」なるものが話題になっているのだそうで「人の視線から顔を隠せる」という理由でマスクをしている人
が増えているらしい。
(真面目に「スマイルマスク」とかいうものを作って商品化しようかなあ???)

夜。
ドラマ「弱くても勝てます」を観る。
今回も、主人公のチームが試合に負ける話。

この番組、視聴率は振るわないそうだ。
主人公が負け続けながら少しずつ成長して行く話より、一発逆転大勝利という話の方が、一般的に面白いのだろうなあ。
私は毎回の「負け方」が面白いと思うのだが、マニアックな意見かな?

寝る。

2014年5月9日(金)
朝。
好い天気なのだが、天気予報では雨が降ると言う。

自転車で出勤。
午前中に現地調査の下調べを済ませ、午後に現場を3件回る。
事務所に戻って間もなく大雨。
ギリギリセーフ。
書類にまとめて提出し、定時で帰宅。

家に帰ったら、宅急便の「不在連絡通知」というのが入っていた。
送り主を見てみると、「同上」。
……ということは、私か?
(いや、私は送った覚えはないぞ)

記憶喪失?
未来からの宅急便?
実はドッペルゲンガー?

妄想を楽しみつつ、空想小説ワークショップへ。
♪かものはしさんからハンコをプレゼントして貰う。
(先月の私の誕生日に会えなかったので)
宇宙飛行士のイラスト入りのハンコ。

「アシモの絵かと思った」
と言うと、
「アシモは時季じゃないでしょう」
と言われた。
とっさに「アシモの季節」という言葉を連想する。

ワークショップは、本日の講義は、アイデアの作り方について。
放課後は、いつものように飲み会。
「新日本SF」という言葉がなぜかウケる。
(そういう新しいジャンルとかグループって作っても良いと思う)

例の3Dプリンターで作ったピストルについて。
「あまりにもチャチな見かけに驚いた」
という人がいた。
私もそう思った。

日が暮れてから少し寒くなって来たので、日本酒で体を暖めて帰宅。
寝る。

2014年5月8日(木)
今日も天気が好い。
自転車で出勤し、昨日の現地調査の結果を書類にまとめていたら、連休中に入れた新しい機械が故障したとの連絡。
しかし、この機械、まだ操作方法を知っている人が少数で、その少数の社員が今日は揃って出張中。

……試行錯誤の末に、どうやら動き出したが、念のためメーカーを呼んで調整して貰う。
(設置2日で故障って、まずいので)

部品を一部交換して、問題が解決したかと思ったら、また新たな不具合が……
(新機種の導入って、これだから)

夕方。
精神的に疲れて帰宅。

ニュースを見たら、3Dプリンターでプラスチック製のピストルを作った人が銃刀法違反で逮捕されたそうだ。
画面に映ったピストルはオモチャにしか見えなかったが、警察で実弾を装着して発射したところベニア板を11〜15枚打ち
抜く威力があったので銃刀法で言う「拳銃」になると判断されたのだそうだ。
(容疑者は、実弾の方は持っていなかった)

私にとって「へぇー」だったのは、家庭用3Dプリンターなんかで作ったプラスチックのピストルで、本当に実弾が撃てちゃ
うということ。
今回の容疑者は、自分でネットに書き込んだので発覚したそうだが、そうじゃなかったら見つからなかったかも知れない。

私が「怖いな」と思ったのは、今回の事件が報道されたことで「そんなことで拳銃が作れるのなら自分も」と思うお馬鹿様が
現れるのではないかということ。
ある程度の知識があれば、拳銃を設計して3Dプリンター用のデータを作製するのは可能だと思うので、密造拳銃を量産して
犯罪者に売るという商売をする悪人が出て来るのではないかと心配なのだ。

また、そういう商売を考えていた悪人にとって、今回の報道は格好の宣伝になってしまったのではないかという点も不安だ。
「ほら、ニュースでも言っていたでしょう親分さん、3Dプリンターで作った拳銃は実際に使えるんですよ」
みたいな感じで……
新しい技術が出来ると、それを利用した犯罪というものの危険性を、常に考えなくてはならないよな。

夜。
なんかホームページのプログラムが、またおかしくなった。
(無料の安いソフトを使っているのがいけないのか?)
ソースを開いて、HTMLをセコセコ修復。
週末には、プロバイダーの引っ越し準備もしなくてはならないし……
面倒臭いな。

寝る。

2014年5月7日(水)
連休明け。
晴天。

午前中に準備を済ませて、午後に現地調査6件。
なかなか良い運動。

帰宅。
テレビのニュースはタイの首相が違憲判決を受けて失職したと言っていた。
首相はタクシン派で、裁判所には反タクシン派が多いのだとか。
あの国もいろいろとややこしい。

国内のニュース。
札幌市北区でカセットボンベを使った爆破事件が相次ぎ、警察が札幌北署に恨みを持っていた女性を逮捕したが(この女性
は容疑を否認しているらしい)、それでも爆破事件は止まないそうだ。
警察の見解によると、真犯人は逮捕された女性で、それ以後の犯行を行っているのは模倣犯なのだとか。
北海道のことなので、私は詳しくないのだが、札幌北署というのは複数の人間に爆破事件を起こされるほど恨みを持たれて
いるところなのか?

さて、明日も仕事だ。
寝よう。

2014年5月6日(火)
朝刊の1面トップが〈企業の地震保険料上げ〉。
企業向けの地震保険の保険料引き上げについての記事だ。
昨日、千代田区で震度5弱という大きな地震があったばかりなので、タイミングが良過ぎ。

ネットのニュース。
クリミア半島とロシアを結ぶ橋の建設を中国企業が受注。
ウクライナはどう反応するのだろう?

国内ニュース。
昨日のこどもの日に関連して、総務省が発表した統計数値によると、
今年4月1日現在における15歳未満人口は、1633万人。
内訳は、男子が836万人、女子が797万人だそうだ。

午前中。
昨日、雨に濡れたのと、会場内で冷房の下に座っていたせいか、風邪をひいたようだ。
ベッドに横になりつつ、文学フリマ会場で貰って来たチラシやパンフに目を通す。
イベントがイベントだけに、小説講座のパンフレットが多い。
教室で優秀賞を取った作品というのを読んでみたが、残念ながら面白くなかった。

午後。
熱が出て来たので、眠る。

夕食はカップの天ぷら蕎麦。
少し汗が出る。

夜。
バラエティ番組を観ていたら、石破茂自民党幹事長が出演していた。
「子供の頃に『おそ松くん』の登場人物がみんな戦争で死んでしまう話(※)を読んで戦争のない世界を作りたいと思った」
と言うのは良いが、
「石破さんは防衛大臣も務めているが?」
という質問に対して、
「いろいろあるんです」
せっかくなので、その「いろいろ」の内容をもっと語って欲しかった。

 ※『おそ松くん』の登場人物がみんな戦争で死んでしまう話
  「イヤミ小隊突撃せよ」というエピソードのことと思われる。

ところで石破さん、なぜか池上彰氏が出演するコーナーでだけ、スタジオから姿を消していた。
単にスケジュールの関係か?
それとも舛添都知事と同じように、石破さんも池上氏との番組出演を嫌がったのか?

明日から仕事。
風邪薬を飲んで、寝る。

2014年5月5日(月)
明け方に地震があったような気がする。
 時刻:5時2分頃
 震源:茨城県南部(北緯 36.2度 東経139.9度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード4.2

(気のせいかな?)
と、思ってたら、ビーンという音に続いてグラグラと大きな揺れ。
 時刻:5時18分頃
 震源:伊豆大島近海(北緯 34.9度 東経139.5度)
 深さ:約160km
 規模:マグニチュード6.0

最初の地震は、震度1ぐらいだったが、次の大きな揺れは豊島区で震度3。
千代で区では震度5弱の大きな揺れだったらしい。

起き上がって外を見ると、昨日とは打って変わって曇り空。
……というか雨模様。

今日は流通センターで文学フリマがあるので、本の在庫を持って出発。
サークル入場を待っている間に、ついに雨が降って来た。
売り物が本なので、これはまずい。

コミケスタッフと比べると手際の悪い入場整理に参加者が苛立ち始める。
まあ、比べる方が間違っているのかも知れないが。
(コミケスタッフの入場整理は、職人芸の域だから)

結局、入場時刻よりやや早目に入り口を開けたようだ。
中に入ってブースに売り場を作る。
自分の割り当てられたブース(1ブースは会議机の半分)に持参した布をかけて売り台にし、その上に商品を並べて、看板と
見本誌を、これも持参した卓上イーゼルを立てて飾る。
うちはこんなものだが、中には組み立て式の売り棚やら看板やらを

10時に一般開場(つまり開店)となり、入り口の扉が開くと同時にまっすぐうちのブースにやって来た人がいて、いきなり
3冊もまとめて買って行った。
続くお客も3冊まとめ買い。

「文学フリマは本が売れる」とは聞いていたが、コミケなんかで苦戦していた本だったので、これにはちょとびっくり。
持参した本が全て午前中で完売してしまい、早々と撤収する羽目になってしまった。

ヒマなので、K山さんのブースに遊びに行ったら、
「背筋にゾッとするものを感じたと思ったら……」
って、どーU意味だ?

卒塔婆を看板にしているサークルがあったので、
「どこで手に入れたのですか?」
と、聞いたら、
「通販で」
という答え。
通販って、そんなものまで売っているのか?

「あの看板は目立つから、うちも真似しよう」
とか言い出す人がいて、
「しかし、どうやって運ぶ? 車のトランクに入れたらはみ出してお巡りさんに叱られるぞ」
「その時は『えっ、あなたには何かが見えるんですか?』と、真顔で言って超常現象を装おう」
……などと馬鹿話。

本日の会場内の弁当屋はインドカレー料理の店。
タンドリーチキンのナンバーガーが欲しかったのだが、売り切れてしまった。
仕方がないので、タンドリーチキンとナンを買って、チキンをナンに挟んで食べる。

夕方まで会場をブラブラしてから、はるこんブックスのブースのメンバーと浜松町に飲みに行く。
立教大の1年生だという男の子が飛び入り参加。
まだ18歳なのだそうで、居酒屋で大人に交じってカルピスを飲んでいた。
最近の大学生は、みな真面目なのだ。

寒くてなんだか風邪をひいたっぽいので燗酒で体を暖めて帰宅。
寝る。

2014年5月4日(日)
晴天。
昼に買い物に行きがてら、近所の蕎麦屋へ。
カウンター越しに店員同士が喋っている声が聞こえる。
「俺、最近、表情が乏しくなったみたいで、この間、舞台でも言われちゃった」
……どうやら、蕎麦屋の店員とは世を忍ぶ仮の姿で、その実体は、役者か何からしい。

こういう人、池袋にはよくいて、逆に舞台を観に行ったら出演者に、
「仕事がない日は○○○というコンビニでバイトしています」
なんて言われたこともある。
芸能人って、相当に売れていないと経済的に厳しいのだろうな。

夕方。
SF乱学講座。
“鉄子”から見た鉄道・乗り物学
講師はライターの荒木佳代氏。

鉄道の楽しみ方の話で、駅弁の買い方とか(最近は駅弁の売り子が回って来るといことが少なく、ホームですら販売していな
いこともあるのだそうだ)、「鉄子」から見た「鉄男」とか(「鉄子(女性の鉄道マニア)」から見ると、やたらナンパし
て来たり、無闇に知識をひけらかすタイプの「鉄男(男性の鉄道マニア)」は、相当にウザイらしい)、鉄道マニアの裏話
的な話とか。

面白かったのは、水戸岡鋭治という工業デザイナーについて。
通常、車両のデザイナーにとって「お客様」は鉄道会社。
そして鉄道会社が求める車両とは、汎用性の高いものなのだそうだ。

しかし、この水戸岡氏は、エンドユーザーである乗客が求める車両を作ろうと、個性的な車両をデアザインした。
その結果、交通手段として考えればあまり価値の高くないローカル線を「乗る楽しみ」のためにわざわざ遠方からやって来
て利用する乗客が増えたのだそうだ。
客が商品を買う理由を、企業の側が作り出すという戦略。

放課後の食事会は、いつもの包茶が満席だったので、少し歩いてファミレスへ。
ビールを飲んで、帰宅。

寝る。

2014年5月3日(土)
朝。
休日なので、部屋でのんびりネットのニュースを読む。
ニューヨークで2日午前(日本時間同日夜)、地下鉄が脱線。
今度はアメリカか。
最近、地下鉄の事故が増えているのか?

科学ニュース。
オバマ大統領が1億ドルの予算を投じる脳機能に関する研究「BRAIN」の一環として、米国防高等研究計画局が記憶回復装置
の構築を目的とした4年計画を進めている。

これは海馬と直接的に相互作用する人工神経装置を開発し、陳述記憶を回復させる装置なのだそうで、脳に外傷を負った戦傷
兵や、アルツハイマー症などで記憶を失った人への利用が期待されているようだ。

これ、物忘れのひどくなった高齢者とかにも使えるのだろうか?
だとしたら、私も欲しいな。
(最近パズルゲームをやっていて、直前に解いたはずのパズルの手順が思い出せないという恐ろしい現象を体験したのだ)

午後。
今月末までにホームページの引っ越しをしなくてはならないのだが、ホスト名が違うたら、ユーザー名が違うたら、パスワー
ドが違うたら、接続方法が違うたら……いろいろ言われて良く分からない。
サポセンに連絡しようとしたら、連休中で休みらしい。
メールで質問を送って、しばらくボーッと動画サイトを眺める。(疲れた)

夜。
「弱くても勝てます」を観る。
試験期間で野球部の練習がなくなり、野球部のルポルタージュを連載しようと目論んでいる雑誌記者が、ネタ欲しさにいらん
ことをするという話。
今回は、繋ぎ的なエピソード。

バッティングネットを導入してバッティング練習の機会を増やしたら、1打への集中力が損なわれて却って打てなくなるとい
うエピソードは原作通り。
(ドラマでは、バッティングネットを撤去したことで、これを野球部に寄付した金持ちの怒りを買って……という風に話を作
っていた)
次回以降に、もう少し話が動くのかな。

……なんかグータラしているうちに1日が終わってしまった。
酒を飲んで、寝る。

2014年5月2日(金)
暑い。
夏服で出勤。

午前中。
事務所でデスクワーク。

昼休み。
休憩室に行ったらテレビで、
「韓国の旅客船事故で大統領の支持率が低下」
と言っていた。

「事故が起きたのは、大統領の人徳が低いから」
だそうだ。
さすがは儒教国。
パクさんも大変だ。

午後。
現地調査1件。

夕方。
取引先を1件回ってから帰宅。

夜。
「悪夢ちゃん」スペシャルを観る。
ももいろクローバーZを出演させなくてはならないという縛りのせいか、ストーリーがイマイチ。

ヒロインは、犯人を、証拠もないのにステージの上で名指し。
そして真犯人、のんきに踊りを踊ってる場合じゃないと思うが。

どうやら今回のドラマスペシャルは、映画版のための登場人物紹介であったらしい。
海に落ちて死んだと思われていた志岐貴は(無人島に流れ着いて!)生きていたことになって、映画版出演確実。
派手な行動の割に本筋のストーリーには全く絡まなかった小学生発明家コンビも、映画版で活躍する予定なのか?

そんなわけで、単独のドラマとして観ると、ちょっとアレな出来だった。
(この連続ドラマ版の亜と番組が「泣くな、はらちゃん」だったのだよなあ……)
などと、しみじみしてみる。

ニュース。
韓国の地下鉄で事故があったらしい。

寝る。

2014年5月1日(木)
朝方まですごい雨だったので肌寒いかと思っていたのだが、玄関のドアを出た後、上着を置きに帰る。

午前中。
月初めなのでそれなりに忙しい。

午後。
出先のPCが、またネットに繋がりにくくなり四苦八苦。
wifiのルーターを買って欲しい。

夕方。
現地調査1件。

帰宅して「クローズアップ現代」を観る。
東京大学大学院客員教授の増田寛也氏をゲストに「極点社会」について。

番組によると、「極点社会」とは、大都市以外の土地に人が住まなくなった社会のことらしい。
人口が地方から都市に流出して、地方に人が住まなくなった状態を指すようだ。

例に挙げられていたのが、徳島県の三好市。
ここは人口の高齢化が進んだため老人中心の社会となり、主要産業が介護や医療となっている市なのだそうだ。

ところが、老人はやがて死ぬ。(当たり前だ)
介護施設は客を求めて老人の増えている大都市へ。
この時に従業員として市内に住む若い女性を連れて行ってしまう。

若い女性が少なくなった三好市では、子供が生まれなくなる。
老人が死んで子供が生まれないのでは、人口は減る一方。
こうした状況が続けば、やがてその地域から人が居なくなってしまう。
そして、この状況が日本国内で三好市だけの話ではないのだそうだ。

番組の主旨とはぜんぜん関係のないことだが、統計を表した画面の日本地図から福島がポッカリ抜けていた。
(統計が取れない状況なのだろうか?)
と、そっちが気になったな。

さて、番組の主題に戻ると……
地方での介護の仕事が減ったために都会の福祉施設で働くようになった若い女性、今度は生活費の高さを理由に、これでは
結婚して子供を育てるのは無理だと言う。
(東京は保育園に入れない「待機児童」も突出して多い)

例として挙げられた新宿区の出生率は、0.9とか言っていた。
せっかく地方から若い女性がやって来ても、子供を産まないのでは人口は増えない。
地方で起こっている高齢化と、それに続く人口の全体的な減少は、都市部においても他人事ではないという話だった。

ちなみに、人口減少に歯止めをかけるのに成功しているフランスでは、国が子育て支援を厚くし、その結果シングルマザー
が増えて、最近生まれた赤ん坊の半数以上はシングルマザーの子供。

しかし、この成功例を日本で話すと、
「未婚の母になるような女の子供が増えられたら困る」
という返事が返って来てしまったりする。

日本で人口問題の解決を言う人は、あくまで従来の「家」の形を崩さないままの社会での子供の増加を望んでいるらしい。
だから日本の人口問題対策は「早く子供を産まないと卵子が劣化する」とかいう、脅しの方向。
「家」社会では「嫁」にチヤホヤしてはいけないのだ。
「嫁」は、あくまで「従わせる」べき存在なのだから。

で、これがうまくいかないと「最近の女は我が儘になった」と文句を垂れるだけ。
そんなことを言っているうちに、人口の減少はどんどん進む。
国民がいなくなれば国家は成り立たなくなってしまう。
日本国は、「家」を守るために総自決してしまうのではないかと、最近本気で思えて来たぞ。

寝る。。

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