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独 り 言 (2013年10月分)
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2013年10月31日(木)
自転車で出勤。 まだコートは必要ない気温。 午前中。 事務所に暖房を入れる。 昼。 職場の近くの中華料理屋へ。 一緒に行った「非メガネくん」に、 「よく、その量が入りますね」 と、感心される。 (ほっとけ!) 「今度の日曜日にやる江古田の武蔵大学の学祭にペンギンが来るそうですよ」 という情報に、少し心を動かされる。 午後。 パソコン相手に楽しいお仕事♪ 定時で帰宅。 ネットで山本議員が天皇陛下に手紙を渡したという「事件」が話題になっていた。 「拝啓天皇陛下様」という映画を思い出したのは私だけか? この映画のキャスト、渥美清、長門裕之、桂小金治、西村晃、藤山寛美、左幸子、清川虹子、中村メイコ……と、いま考え るとすごい。 山本議員の頭の中は、渥美清が演じた「山田正助」とさして変わらんのかもしれないなあ。 そう考えるとこの人の行動が全般的に理解できるような……。 さて、寝ようか。
2013年10月30日(水)
仕事は休み。 昨日買った「MIWA」のパンフレットをパラパラ。 (あれは主演の宮沢りえの芝居と言うより、完全に古田新太の芝居だったなー) などと。 午後。 アマゾンからCDが届いたので聴く。 ドラマ「クロコーチ」のエンディング主題歌とクロネコヤマトのCMソングが入ったやつ。 日科暮れた頃に雨が降り出したので、洗濯したGパンを近所のコインランドリーに乾かしに行く。 帰って来てメールを開いたら、知人の関係者の葬式の案内。 先日届いた別の知人からの手紙にも「今年は知り合いが3人も亡くなった」と書いてあったし、うちの親戚関係の葬式だけ でも今年は3件。 葬式ラッシュか? 夜。 ノートンのアンチウィルスの更新手続きについて、公式サイトへ行って聞こうとしたら、質問はチャットでしてくれと表示された。 こういうのは初めてなので、ちょっと戸惑う。 「電話」という通信ツールは、既に時代遅れなのかな? 更新手続きの方は、どうにかやり方が分かったので結果的には問題ないのだが。 いまの若い人にとっては、こういうのが当たり前なのかなあ? 寝る。
2013年10月29日(火)
天気は怪しいが雨は降っていないので自転車で出勤。 午前中。 新システムの講習。 昼。 雨の中、パン屋へ行ってパンを買って昼食。 午後。 新システムの練習。 定時で帰宅。 東京芸術劇場のプレイハウス(中ホール)に「MIWA」を観に行く。 当日券の発売は午後6時からということで、5時に行ったらもう20人以上の列が出来ていた。 そのまま1時間並んで2枚だけ残っていた補助席のチケットを1枚買う。 1番後ろの席(1階X列21番)で、1枚9000円。 どのぐらい後ろかと言うと、座ると劇場の後ろの壁に背中がくっつく。 で、劇場内で販売していたオペラグラスが1個1000円。(我ながら、良いカモ) 「宮沢りえと古田新太が2人1役で美輪明宏を演じる芝居を野田秀樹が作った」と聞いて観に行ったのだが。 (なんだろうなあ? あれは。二人羽織とも違うなあ……) 舞台は天界の場面から始まる(ちょっと下品な「リボンの騎士」か?)。 チ×コの踏み絵を踏めた者のみが女に生まれることが出来、踏めなかった者は男に落とされる……。 (野田秀樹、大真面目!) 美輪明宏の人生のさまざまなエピソードを再構成して、そこに劇中劇として美輪の故郷である長崎の天草四郎のエピソード をはめ込んだ構成。 (前衛演劇だからね) 当然、三島由紀夫(っぽい人)も赤木圭一郎(っぽい人)も出て来る。 個人的感想。 「母の無償の愛」とか「家族愛」とかの最近流行りの気持ちの悪い「愛」が全否定されているのが清々しい。 言っとくけど、「母の愛」は有償だよ。 もしも無償だとしたら、孝行息子が母親の老後の面倒を見ようと言った時に、断らなけりゃ収支が合わない。 「同性愛者」という母にとっても家族にとってもマイナスにしかならない存在に、母や家族は冷酷だ。 だって「助け合う」のが家族でしょう? アンタが私を助ける可能性がゼロになった時点で、アンタを助ける私の義務もゼロになるの。 これが「家族愛」。 「MIWA」は、「母子」とか「家族」とか、そういった「ポジションによって受けられる愛」のポジションから逸脱して しまった人間の「愛」の物語だと思って観ると理解しやすいかも知れない。 「子」だから「母」に愛される。 「家族の一員」だから「他の家族」に愛される。 「女」だから「男」に愛される。 そういう「愛」ではない「愛」の物語。 「母」にとっては嫌悪の対象にしかならず、「家族」の顔に泥を塗る、「女」ではない存在。 そういうものをこの芝居では「バケモノ」と呼んでいるわけだが、金髪の鬘カツラを被ってキラキラのドレスを身に纏った 古田新太に「バケモノ」と名乗られると、観客としてはただただ頷くしかない。(笑) 「MIWA」 東京芸術劇場で11月24日まで。 (その後、大阪公演とか北九州公演とかもあるらしい) 古田新太が美味しい役をもらっていい味を出しているので、古田新太ファンには特にオススメ。 帰宅。 疲れたので、寝る。
2013年10月28日(月)
早めに起きて始業時刻前に会社に置き忘れたハルキルーペを取って来よう。 ……と、思って寝たら、夢を見た。 (夢の1) 目が覚めると、9時55分。 会社の業務はとっくに始まっている。 (うわあ、寝過ごした、時間を巻き戻したい) と思うのだが、もちろんそんなことが「現実」に出来るわけもなく……。 (夢の2) 目を覚まして忘れ物を取りに会社に行くが、なぜか事務所へ降りる階段が普段と違って複雑怪奇な構造に。 建物の中で道に迷ってしまい、焦りつつ見当で階段を下りて行くと、狭苦しい地下倉庫の中に入る。 そこでは普段、スーツを着て仕事をしている会社の人たちが、作業着姿で肉体労働中。 痩せた事務職員が重たそうなダンボールの箱を持って上がって来るのを見かねて手伝う。 階段には作業帽が落ちていて、後ろから上がって来る人が踏みつけて転ばないかと心配していると……。 (夢の3) 午前5時にベッドが2つある部屋で目を覚ます。 「右側のベッドで寝たはずなのに、なぜか左側のベッドで目覚めたこと」を不思議に思う。 (まさか、これも夢じゃないだろうな) などと思いつつ、自分がいつもと反対側のベッドで目覚めた理由を考えると「辻褄合わせ」だと気がつく。 そしてもう1つのベッドがある理由も考える。 どうやら私には生き別れの双子の片割れがいるようで、その人が帰って来たときのためにもう1つベッドが用意されている らしい。 (私と同じDNAを持っている双子は、私に会ったらどう思うのだろうか?) と考えているところで……。 本当に目を覚ました。 もちろんいつものロフトベッドの上。 夢の中の「辻褄合わせ」とは、現実の私のベッドが左手側を壁に向けて置かれていることを意味していたらしい。 但し、夢の中と現実ではベッドの向きが90度違う上、ベッドの形も数も違い、そもそも部屋そのものが見覚えのないもの だった。 (それにしても、夢の中の夢の中の夢を観たのは初めてだ) 朝。 現実に予定通り起きて、チャリチャリと出かける。 事務所に入って自分の机の上のルーペを取って帰る。 せっかくの休みに、仕事もないのに職場に行くのはバカみたいだが、これがないと本が読みづらい。 午後。 『謎解き超科学』(ASIOS 彩図社)読了。 タイトルから分かる通り、インチキ科学の種明かしが主。 「ゲーム脳」だの「フリーエネルギー(永久機関)」だの「ホメオパシー」だの…… 脳神経学者を名乗っていた「ゲーム脳」の森教授が、脳の専門家じゃなかったというのは初めて知った。 日本大学大学院文学研究科から博士課程で医学に転向。 筋肉に関する論文で博士号を取って日大の体育学科の教授になった人なのだそうだ。 この人は、「ゲーム脳」防止のためにジョギングなどの運動や手先を使った遊びを推奨しているのだとか。 これをやると脳波のβ/α値が一時的に下がり、終わると回復するから。 そして「携帯型ゲームの積み木合わせゲーム」などのゲームは「ゲーム脳」になるから危険だと言っているそうな。 これをやると脳波のβ/α値が一時的に下がり、終わると回復するから。 ??? ちょっと待て。(笑) ……こんな感じで、科学に見せかけているが、実は全然科学的じゃないインチキ科学について、その話のどこが嘘なのかを 丁寧に解説している本。 学校図書館とかに置いて欲しいな。 夜。 録画しておいた「安堂ロイド」を観る。 未来からやって来たアンドロイドに、自分の正体を他人に知らせるなと言われるヒロイン。 部外者に正体を知られると歴史の改変が起こってしまうので、秘密を知った相手を殺さなければならないから。 それを聞いたヒロインは、すぐに婚約者の妹にすべてを喋ってしまう。 そして、その妹を殺しに現れたアンドロイドに驚いて「どうして?」と詰め寄る。 (アンタは先生の言うことを聞いていない子供ですか?) さらに、未来から送り込まれる暗殺者に何度も命を狙われ、その度にアンドロイドに救われたヒロインは「彼が充電中だと 炊飯器が使えなくて御飯が炊けないのが頭に来ちゃう」という理由で、アンドロイドを分解して壊そうとする。 (この子、馬鹿なの?) 念のため、ヒロインは「知的キャリアウーマン」という設定。 彼女の行動のどこに「知性」がある? (どうでもいいが、知的な女性なら、炊飯器が使えなかったらガスコンロで米を炊くぐらいの頭は回ると思うぞ) 設定はすごく面白い。 特撮も、いい。 ところが、肝心のドラマが設定と著しく乖離しているのだ。 脚本家は「ダブル・キッチン」とかのホームコメディで有名な西荻弓絵。 設定協力に「エヴァンゲリオン」の庵野秀明を迎えてのSFドラマをやりたいのなら、明らかな人選ミスだ。 非常に勿体ない作品。 明日は仕事。 寝る。
2013年10月27日(日)
台風一過で晴天。 メンサ・テスト合格者の会の例会出席のため、外に出たらやたらに寒い。 やっぱり10月(も後半)。 例会。 この間から読んでいる量子物理学の本が結局のところよく分からないので「教えて! 理系の偉い人」をやってみる。 質問は、 「中性子がベータ崩壊した時に放出されるパイ中間子と、陽子がベータ崩壊したときに放出されるパイ中間子って同じ物な の?」 だったのだが、物理専門の人がいなかったので、質問は持ち越しに。 例会後は、いつものように「天狗」で飲み会。 台風のせいでマグロとタコが入荷していないとのこと。 食べ物屋さんは天気が悪いと大変。 ほっけの開きを肴に焼酎を飲んで体を暖め、帰りにリブロで『謎解き超科学』(ASIOS 彩図社)を買おうとしたら、 「ただいま、このフロアの電算システムが故障中で」 と、言われ、上のフロアヘ。 清算ついでに『毎日かあさん 10巻』(西原理恵子 毎日新聞社)と『人生画力対決 6巻』(西原理恵子 小学館)を 買ってしまう。 帰宅。 会社にハズキルーペを忘れたのを思い出す。 明日は休みの予定だが、忘れ物だけ取りに行こう。 百均で買った老眼鏡をかけて『謎解き超科学』を読みつつ、寝る。
2013年10月26日(土)
夜中に地震があった。 時刻:2時10分頃 震源: 福島県沖、牡鹿半島の東南東290km付近(北緯37.2度 東経144.6度) 深さ:約10km 規模:マグニチュード7.1 1度、変な時刻に目を覚ましてしまったせいか、寝覚めが悪い。 窓の外は台風が2個来ているとかで、風のうねる音と雨の音。 午前中。 今後の「通勤時の足」が心配になり、アマゾンで雨靴をポチる。 1680円。 農作業にも使える至って普通のゴム長。 午後。 台風で家から出られないので、録り溜めておいたDVDを観る。 「クロコーチ」第3話。 ミステリー。 県知事と頭脳派刑事の知恵比べ。 第1話で、刑事が県知事を逮捕。 第2話で、県知事が証拠不十分で釈放。 そして第3話は、殺人の容疑をかけられた刑事が警官隊に取り囲まれて立てこもりをやっているところから物語が始まる。 知事に嵌められたという刑事。 ドンデン返しを楽しむストーリーなので「刑事がそんなことをやったら、普通はクビだろう」とかのツッコミは不要。 視聴者は剛力彩芽演じる女性刑事清家の視点で刑事と知事のシーソーゲームを楽しむという趣向。 なかなか面白い。 「ワンス・アポン・ア・タイム」(第6話) 今回は「白雪姫」の前日譚。 王子が不慮の事故で急死。 実は王子は本当は羊飼いの息子で、双子を生んだ羊飼いの女房に金を払って王が譲り受けたのだった。 そこで急遽、王子に仕立てられた残った双子の片割れの青年は、不本意な政略結婚を強制されることに…… まず、いままで冒頭とラストに「ワンスの案内人」とか言って出て来た速水もこみちの登場シーンがオール・カット。 あれは本当にいらなかったので、むしろ嬉しい。 「おとぎの国」の時間の流れは、まず「白雪姫」の話があって、その前日譚が語られる。 それにシンクロした現実世界の方の物語は、病院でボランティアをやっている女性(白雪姫)と出会って恋に落ちた記憶喪 失の青年(王子)だったが、自分の過去を思い出してしまい、昔の妻の元へ……という流れに。 やや複雑。 夜9時から、リアルタイムで「東京バンドワゴン」を観る。 下町の大家族の人情喜劇。 残念ながら話がつまらない。 見どころは、小料理屋の女将をやっている片桐はいり。 彼女が美人に映っている。 (今回の演出は、菅原伸太郎監督) ガッカリは、玉置浩二の演技がヘタ。 彼がセリフを喋る度に、そこだけ「いかにもお芝居をしている」空気になってしまう。 ドラマとしては、むかし人気のあった昭和の「大家族モノ」を再現しようとして滑っている感じ。 昭和の時代には「人数の多い家族」はリアルに存在したので、その負の面が見えている前提の「家族の良さ」だったのだが 平成の時代にノスタルジーとして描かれる「大家族モノ」は、家族というものの負の面がカットされてしまって嘘臭い。 例えば次男の「押し掛け女房」が、簡単に「家族」に受け入れられてしまう話の流れ。 私もそこそこ人数の多い家族で育ったが、そんなことは有り得ないはずだ。 変に理想化されてしまった「昭和風家族」は、観ていて苦笑いしか湧いて来ない。 (せっかく菅原監督なのになあ9 寝る。
2013年10月25日(金)
朝。 頭痛がするのでロキソニンを飲んで出勤。 台風接近で、外は雨。 自転車は諦め、傘を差して職場まで歩く。 午前中。 職場の人に「顔色が悪いですね」と言われたので、体調は万全ではないのだろう。 軽くふらつくが、直ちに業務に支障が出るというほどのレベルではない。 仕事をしていたら、徐々に回復。 昼休み。 「非メガネくん」に、 「スコットランドでウサギが大量処分されるそうです」 と、暗い顔で言われる。 スコットランドのヘブリディーズ諸島にあるカンナ島(全長7キロ)という島でウサギが繁殖し過ぎてウサギ穴で地滑りが 起きるほどになったので、殺処分することにしたのだそうだ。 島の人口は、わずか12人で、対するウサギの数は1万600羽。 たった12人の人間のために数千羽のウサギを殺すというのが、心優しい「非メガネくん」には納得がいかないようだ。 確かにたった12人なら、人間の方を避難させた方が良い気もする。 そもそもその島では、なんでウサギがそんなに増えてしまったのだろう? 全体的に、解せないニュース。 定時で帰宅。 夜は空想小説ワークショップ。 講座が始まる前の時間を利用して、自習室で「超弦理論」の本を読んでノートをまとめる。 最近、量子物理学についての本を書いたというライターに会ったので「反ニュートリノ」の電荷について質問してみるが、 「本を書き終わったら忘れた」 とのこと。 プロのライターって、そんなものなの? まあ、研究者じゃないわけだから…… 講座は、初版100万部を越えたジャンプコミックスの変遷からの売れ筋の分析的な話。 1990年代後半から、ジャンプの売れ筋漫画から「カレシをひっぱたくヒロイン」が消えたのだそうだ。 それは気づかなかった。 なぜだろう? ちなみに「月刊少年ガンガン」に連載されていた(2001年〜2010年)「鋼の錬金術師」では、ヒロインは元気よく 主人公をスパナで殴っていた。 「ガンガン」の方が読者層に女性が多いせいだろうか? 放課後の飲み会。 某出版社の編集の方と名刺交換をする。 イロイロと面白過ぎる話を伺ったのだが、あまりにも面白過ぎてイロイロとイロイロなので、ここには書けない。 焼酎で体を暖めたせいか、寒気が消える。 帰宅して気持ちよく、寝る。
2013年10月24日(木)
明け方に夢を見た。 どこかの役所っぽい建物の中でハンコだらけの書類を抱えた役人に、 「こんな書類にハンコは必要ないだろ!」 と、怒っている夢。 ここのところアレヤコレヤで面倒臭いお役所手続きが続いているせいだろうか? それとももっとフロイト的な意味でも? 昨日からの頭痛が治らない。 会社を休んで昼まで寝ている。 午後。 『強い力と弱い力』強い力の仕組みが理解できないまま弱い力の話へと読み進める。 (結局、グルーオンはクォークを伸縮するゴム膜で包み込んでいるイメージなのだろうか?) さて、弱い力。 「中性子」+「ニュートリノ」→「陽子」+「電子」 となるベータ崩壊について。 中性子は、uddの3つのクォークで出来ている。 ニュートリノの電荷は、0。 陽子は、uudの3つのクォークから出来ている。 電子の電荷は、−1。 念のため。 u=アップクォーク。電荷は、+2/3 d=ダウンクォーク。電荷は、−1/3 「中性子」+「ニュートリノ」の電荷は、 (+2/3−1/3−1/3)+(0) 「陽子」と「電子」の電荷は、 (+2/3+2/3−1/3)+(−1) (+2/3−1/3−1/3)+(0) ↓ (+2/3+2/3−1/3)+(−1) 中性子が陽子になるためには、中性子を作っているダウンクォーク(d、電荷は−1/3)のひとつをアップクォーク(u、 電荷は+2/3)に変えれば良いわけだ。 −1/3→+2/3 にするためには、 −1/3+x=+2/3 と、こんな式か? 普通に解いて、 x=+3/3=1 余計な1を足したわけだから、その1を引いておく、 −1/3→+2/3−1 つまり、 (−1/3)+(0)→(+2/3)+(−1) と、こんな感じで良いのかな? で、実は中性子が陽子と電子になるときには「反ニュートリノ」という反物質も生まれるのだとか。 つまり、 「中性子」+「ニュートリノ」→「陽子」+「電子」+「反ニュートリノ」 なのだが、 「ニュートリノ」と「反ニュートリノ」が出会うと対消滅をしてしまうので、結果的に、 「中性子」+「ニュートリノ」→「陽子」+「電子」 となるという仕組み。 よく分からないのは、「反ニュートリノ」。 「陽子」の反物質は「反陽子」(つまり電荷がマイナスの陽子) 「電子」の反物質は「陽電子」(つまり電荷がプラスの電子) と、反物質は普通の粒子と電荷が逆になると理解していたのだが、もともと電荷が「0」の「ニュートリノ」の反物質って 何だ? どうやって見分けるんだろう? 夕方。 『強い力と弱い力』(大栗博司 幻冬舎新書)一応読了。 読み終わったことは読み終わったが、内容を全て理解していない。 自分の頭の悪さを痛感。 頭の痛いのも治らない。 夜。 薄い紅茶に砂糖を山のように入れて3杯ほど飲んだらどっと汗が出て、少し頭痛が解消。 ツィッターで「泣くな、はらちゃん」の菅原監督のツィートにコメントしたら返信が来たので、ひとり踊りはしゃぐ。 明日は仕事に行かないと。 寝る。
2013年10月23日(水)
朝起きると、喉が痛くて熱っぽく、頭がズキズキする。 どうせ仕事は休みなので部屋でゴロゴロしていたら「東京ドラマアウォード2013」で「泣くな、はらちゃん」が優秀賞 受賞(作品賞 連続ドラマ部門 )というニュース。 (ちなみに、グランプリは「あまちゃん」。言うまでもないけど) そんなわけで、午前中はずっと「はらちゃん祭り」。 (別に、ひとりで部屋ではしゃいでいただけで、特に何をしたわけでもないが) 午後。 頭痛薬を飲んで、『強い力と弱い力』(大栗博司 幻冬舎新書)の続きを読む。 熱のせいか、薬のせいか、理解力が半減。 原子核で陽子と中性子が「引き合う」仕組みがどうしても理解できない。 夜。 うっとうしい咳も出て来たので、風邪薬を飲んで寝ることにする。
2013年10月22日(火)
朝。 ネットのニュースを読む。 多摩市の「泰尚(たいしょう)」という蕎麦店が10月9日付で東京地裁から破産手続きの決定を受けたという記事。 負債総額は、約3300万円だそうだ。 記事によると、「泰尚」は、昨年創業者が死去して経営が悪化し、もともと3店舗あったうちの2店舗を閉店していた状況 だったらしい。 そして、今年の8月にアルバイトの男子大学生が大型食器洗浄機に横たわるなどの不適切な画像をツイッターに投稿する事 件があり、残りの1店舗でも営業を停止。 「泰尚」では、事件を起こした男子学生への損害賠償を検討しているという。 法人破産の手続きにどのぐらい時間がかかるのかは知らないが、ひとつだけ言えることとして、このアルバイト学生、相当 のバカだな。 テレビの気象情報によれば、台風が接近中。 雲はあるが雨が降っていないので、自転車で出勤。 午前中。 50代の社員さんに、 「さっき新しいソフトを使って書類をプリントアウトしたんだけど、ひとりで出来たよ」 と、言われる。 「はあ……???」 と答えて3秒ほどして褒めて貰いたかったのだと気づく。 おじさんって、頑張っても褒めて貰える機会が少ないから、気の毒だ。 昼。 病弱な社員さんと食事に出る。 並んで歩いていたのだが、そよ風が吹いてもふらついていた。 この人は、生きているというだけで褒めてあげたくなるな……。 午後。 新規に導入予定のシステムの講習で、講師として本社からエリート美人社員が来る。 若手社員が習い立てのシステムを使って入力に成功したので、 「すごい! ひとりで出来た! 偉い!」 と褒めたら、 「ここは幼稚園ですか」 と、言われる。 本日の、心に沁みる講師の一言。 「職場なんて幼稚園みたいなものです」 いろいろと奥の深い言葉だと思った。 そして、本日の、血も凍る講師の一言。 「『独り言』、読んでますよ」 それはそれはもう、聡明で美人で優秀で性格の良い社員さんで……(^^; 帰宅。 「ひげひげ団(ひげのある人、もしくは心にひげのある人による親睦団体)」の飲み会で新橋の立ち飲み屋めぐり。 駅前の広場でテレビ局がインタビューをしていたが、こういうのはやっぱり放映時には背景の通行人の顔にはぼかしを入れ るのだろうな。 個人情報とかうるさいからなあ。 (「残業しているはずのお父さんがあんなところに!」とかいう愉快な事件は、もう起こらないのか?) 飲み会の席上、 「この人は、元メンサの会員なんです」 と、ガチな個人情報を暴露される。 もうねえ、いまさらねえ……(笑) 帰宅。 とても気持ちよく、ぐっすりと、寝る。
2013年10月21日(月)
今月は月の前半にいろいろとあって今日はその調整で仕事を休む。 午前中。 「安堂ロイド」を観る。 登場人物の「あなたのような『虐殺器官』に……」というセリフに、つい笑う。 ウケを狙いたかったのかな? 主人公のアンドロイドを演じているキムタクが「感情のない機械」を上手く演じられず、その彼を「機械的」に見せるために 周囲の他の登場人物が感情過剰になる。 結果的に「知的な女性」のはずのヒロイン(柴咲コウ)がただのバカ女化してしまい、こんなバカ女を命懸けで守りたいと いう気がしないので、主人公が何をやっているのかが分からなくなってしまっている。 でも、とりあえずSFをやろうとしている意気込みは見えるので、視聴続行。 午後。 『重力とは何か』(大栗博司 幻冬舎新書)の続きを読む。 重力と質量が釣り合う仕組みは、どうやら一般相対性理論を理解すれば分かるみたいなのだが、私の脳味噌が完全に文系な ので、どうもこれがイマイチ理解できない。 誰か高校で物理を履修していない人間でも分かるように一般相対性理論を解説してくれないものだろうか? 夕方。 『重力とは何か』一応読了。 アマゾンから『強い力と弱い力』(大栗博司 幻冬舎新書)が届いたので、読み始める。 さっきまで読んでいた本の続編みたいなものなので、比較的頭に入りやすい。 陽子を構成しているクォークが「uud(アップ・アップ・ダウン)」中性子を構成しているクォークが「udd」である 理屈がようやく分かる。 アップクォーク(u)の電荷が +2/3。 ダウンクォーク(d)の電荷が −1/3。 よって「uud」で構成された陽子の電荷は、 +2/3+2/3−1/3 =+4/3−1/3 =+3/3 =+1 となる。 それで陽子はプラスの電荷を持っている。 「udd」で構成された中性子の電荷は、 +2/3−1/3−1/3 =+2/3−2/3 =0 となる。 それで中性子は電荷を持たない。 面白いのは2個のクォークから構成されるパイ中間子で、これは「アップクォーク」と「反ダウンクォーク」あるいは、 「ダウンクォーク」「反アップクォーク」から成っている。 「反アップクォーク」「反ダウンクォーク」は、反物質なので、電荷が通常物質と逆。 つまりアップクォークの電荷がマイナスに、ダウンクォークの電荷がプラスになる。 通常は「+2/3」だったアップクォークが「−2/3」になり、 通常は「−1/3」だったダウンクォークが「+1/3」になるわけだ。 そんなわけで、 「アップクォーク(電荷は +2/3)」と「反ダウンクォーク(電荷は +1/3)」で出来ているパイ中間子は、 +2/3+1/3 =+3/3 =+1 で、プラスの電荷を持ち、 「ダウンクォーク(電荷は −1/3)」と「反アップクォーク(電荷は −2/3)」で出来ているパイ中間子は、 −1/3−2/3 =−3/3 =−1 で、マイナスの電荷を持つことになる。 この辺までは、なんとなくぼやーっと分かるんだけどなあ。 パイ中間子をやりとりしている陽子と中性子が「強い力」で引き合う理屈がイマイチ……。 歳のせいか? 私の頭がもともと悪いせいか? 寝る。
2013年10月20日(日)
朝からざんざか雨、雨、雨。 午前中。 (地震かなあ?) という程度の揺れ。 時刻:10時7分頃 震源:茨城県沖(北緯36.5度 東経140.7度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード4.4 最大震度:4(ひたちなか市 東海村) 午後。 区民センターの文化ホールに箏曲演奏会を聴きに行く。 演奏会と言っても、町内の箏(こと)や三味線や尺八を習っているおじさん、おばさんたちが「さくらさくら」やら「荒城 の月」やらを御愛嬌に弾くようなもの。 池袋という土地柄か、演奏者には外人さんもいて、そのうちひとりがどう見ても和服を着たサンタクロースにしか見えなく て……と、まあ、そんな演奏会。 素人の演奏会は、弾いている方も大変だろうが、聴いている方もなかなか大変。 約1時間半の演奏が終わる頃には双方共にぐったりして、 (いや、お互い良く頑張った……) 帰り道も雨。 なんとなく途中の道でフライパンを買ってしまう。 テフロン【商標】加工でなかなかしっかりした作り、電磁調理器でも使用可という製品なのだが、表面がままごとグッズと 見紛う鮮やかなピンク色。 1個580円で投げ売りをしていたのは、デザイン(主に色彩)が災いして売れ残ったからなのだろうか? 帰宅。 夕食は卵焼き。 テフロン【商標】加工のフライパンは、玉子が焦げ付かなくて良いね。 夜。 『重力とは何か』(大栗博司 幻冬舎新書)を読む。 月面で鉄製の球と木製の球を同時に下に落とすと同時に地面に着地するのは、それぞれの球の質量(=動かしづらさ)と、 重さ(=重力による引き寄せられやすさ)が釣り合っているから……というのは理系の人にとっては常識なのか? つまり…… 鉄の球は、質量が大きい分、重い。 なので、動かしづらいが重力にも引っ張られやすい。 下へ動くまいとする「質量」も大きいが、下へ動かそうとする「重さ」も大きいので、「落ちる」。 木の球は、質量が小さい分、軽い。 なので、重力には引っ張られにくいが、動かすのは容易。 下へ動くまいとする「質量」が小さいので、下へ動かそうとする「重さ」が小さくても、「落ちる」。 それで重い(質量の大きい)鉄の球も、軽い(質量の小さい)木の球も同時に下へ落ちるという理屈。 で、誰か理系の人、物質の「質量」と「重さ」は、なぜ釣り合うのかを私に教えて下さい。 寝る。
2013年10月19日(土)
朝刊を読んだら、足立区で「騒音の苦情処理に行く」と交番を出たまま行方不明になっていた警察官が、宇都宮で発見され 銃刀法違反容疑で逮捕されたそうだ。 警察官は「黙秘」を続けているのだとか。 彼の身に、いったい何があったのだろう。 全てを捨てて逃げなくてはならない何らかの理由があったのか? 交番を出る直前に何かがあったと考えると、事情を知っているのはこの時に一緒に勤務していた上司? いろいろとミステリーな想像をしてしまうな……。 ここのところ疲労が溜まっていたので、夕方まで熟睡。 目を覚まして録画しておいた「ワンス・アポン・ア・タイム」を観る。 今回の主人公は、ジミニー・クリケット。 ジミニーは「ピノキオ」に出て来るコオロギだが、この教訓的な子供向けの物語を現代風にアレンジするのはさすがに難し かったのか、オリジナルの「ピノキオ」の前日譚が語られる。 犯罪者の親の元に生まれた青年、ジミニーは自分の意志に反して強制される悪行に苦しみ、良心に従って生きる人生を切望 しているが……。 現実世界の方は、自分の意志に反して患者であるヘンリー少年にその母親の価値観を押し付けるようなカウンセリングを行 おうとしていたカウンセラーが、方針を転換して本当に少年のためになるカウンセリングを行う決意をするという物語。 ヘンリー少年は、着々と味方を増やして行く……。 夕方。 社交ダンスのひとつである「タンゴ」の教室が風俗営業法の規制対象となる理由にについて、警察庁の担当者が行った説明 がネット上で話題となっていた。 「規制を法律から外すとダンス教室と称して『水着の女子高生と抱き合って踊れる』といった営業をされる可能性がある」 という説明。 男女がペアで踊るダンスは、「享楽的雰囲気が過度にわたる可能性がある」という警察庁の見解を説明したのだそうだが、 「社交ダンスを踊る女性」が「水着を着た女子高生」であった場合などというものを、普通の人は思いつかないだろう。 (普通「社交ダンス」と言ったら、タキシード姿の男性と正装のドレス姿の女性の方が思い浮かぶ) どう考えても「享楽的雰囲気」があるとは思えない「社交ダンス」を無理に「享楽的」イメージと結びつけようとした結果、 こんな訳の分からない説明になってしまったのだろうか? 「相手が水着を着た女子高生である場合を想定したら享楽的になる」が通るのなら「柔道」なんか、モロに「享楽的」だよ なあ。 単に「せっかくの規制を外したくない」だけなんじゃ? やたら治安の良くなってしまった日本で、仕事がなくなって人員削減の対象となることを警察官が恐れているのではないかと つい妄想が膨らんでしまう。 何しろ、大震災直後の人口過密都市で、ごく普通の一般人が自主的に整然と列を作って行動していたという国だ。 「昔は良かったよなあ、学生運動とか言って、若い者がどんどん事件を起こしてくれたから」とか? 夜。 「実験刑事トトリ2」を観る。 倒叙ものの本格推理ミステリーだと言うから楽しみにしていたのだが…… 一番肝心の「謎解き」シーンへ行くところの登場人物の行動が不自然過ぎてコケた。 これ、脚本が悪いのか? それとも演出のせいか? 三上博史は、好きな俳優なのだが、彼の良いところが全部死んでいた気がする。 見どころ。 「三上博史の低身長」を目立たなくするためのカメラアングルと人物の立ち位置の工夫。(笑) 寝る。
2013年10月18日(金)
天気は良いが、外出には上着があった方がいい気温。 さすが10月。 職場に行くと、係長が「布団を掛けずに寝たら寝冷えした」と言っていた。 10月の明け方の気温をナメたらアカン! 昼休み。 NHKの朝ドラのヒロインが作った料理(砂糖と味噌で味付けした刻み納豆入りの巾着を油で揚げたもの)について、 「もともと揚げ物である油揚げを、さらに油で揚げるのはどうなのか?」 について議論となる。 今日も長閑な職場。 午後。 おやつのみたらし団子が美味しかった。 夕方。 時報とともに帰宅。 夜。 ドラマ「クロコーチ」を観る。 今回も「レギュラーっぽく出て来た人」がひとり死亡。 私が「いちばん犯人っぽくないので、たぶん犯人」と思っていた人物。(^^; 見どころ(?) 全身の体毛を剃った全裸の渡部豪太。 前回の剛力彩芽の失禁シーンもそうだったが、このドラマの演出家は「生理的インパクトで印象に残る演出」が好きだな。 この感じで最終回まで行くのだろうか? 寝る。
2013年10月17日(木)
台風が過ぎ去って一夜明けたら、伊豆大島がえらい騒ぎになっていたらしい。 死者、行方不明者が合わせて50名以上出たとか。 避難勧告が遅れたとか言っていたが、これは難しいよな。 台風の中を夜中に大勢が移動するのが却って危険な場合もあるし。 後知恵になるが、台風の進路に当たる地域では明るいうちに念のため避難指示を出しておいた方が良かったのではないかなあ? 出勤。 いつもの1日。 長閑な1日。 昼。 「ごちそうさん」を観たのだが、大正時代の女学生のはずの主人公の言葉遣いの悪さに辟易する。 当時の「女学生」というのは、それなりの階級の娘さんたちなのだから、 「桜子は、どう?」 はないだろう。 大正時代の女学生の言葉遣いじゃない。 「桜子さんは、どうお思いあそばして?」 ぐらいでやってくれないかなあ。 それぞれの時代の言葉が持つ雰囲気って大事だと思う。 杏という女優さんは好きなタイプだし演技も上手いと思うのだが、大正時代の女学生のコスプレをした平成の女に見えてしまって 残念。 午後。 緑茶が美味しい。 夕方。 普通に帰宅。 飯食って、風呂入って、寝る。
2013年10月16日(水)
朝。 雨と風の音がすごい。 着替えて朝食をとり、かなり覚悟して家の外に出たら雨はやんでいた。 強風の中を出勤。 昼のニュースで、台風で学校が休みになったので海に出かけた小学生が行方不明だと言っていた。 安全を考えるなら馬鹿な行為だが、めったに見られない「嵐の海」を一目見てみたいという気持ちは分からなくもない。 可哀想にな。 午後。 「女の子が4人生まれたら、唯と澪と律と紬って名前をつけるんだ」 などと語る正社員に、 「まず嫁をもらえ」 とツッコミを入れつつ定時まで勤務。 帰宅。 録画しておいた「ワンス・アポン・ア・タイム」を観る。 魔法の力で幸せになろうとしたばっかりに、その代償を支払うことになったシンデレラ(!)は、こちらの世界では未婚の まま妊娠した10代の娘に。 息子の将来に傷が付くのを恐れた彼氏の父親と、その言いなりになる頼りない彼氏に一時は赤ん坊を手放そうかと考えた娘 の前に「白雪姫の娘」であるエマが現われて……。 「幸せは他人に頼らず自力で?め」というシンデレラ・ストーリー全否定のシンデレラの物語 夕刊の記事。 〈足立区で警察官が行方不明〉 行方不明になったのは、綾瀬署地域課の男性巡査長(24)で、昨夜の午後11時前に巡査部長(50代)に「騒音苦情の 対応で現場に行く」と言い残して自転車で交番を出た。 午後11時半に署に無線連絡。 午後11時半過ぎに、無線機への呼びかけに応答がなかったため、署員が周囲を捜索。 午前1時半ごろ、巡査長が向かった現場とは逆の方角に交番から2キロほど離れた西綾瀬3丁目の路上で自転車を発見。 近くの川からはコードがちぎれた無線機と制帽が見つかった。 巡査長が持って出た公用の携帯電話は電源が切られているようで、繋がらない状態だと言う。 (いったい何があったんだ?) 夜。 実家の母が救急車で病院に搬送されたという連絡が入る。 年齢が年齢だから年相応に体が弱っているのだろう。 午前0時過ぎに「病状が一応安定した」という連絡が来たので、寝る。
2010年10月15日(火)
「台風接近中」とかニュースで言っている。 告別式と初七日の法要で、昨日と同じところへ。 新宿の京王線で電車を乗り間違える。 (幡ヶ谷に行こうとしたら、笹塚に着いちゃったのだ) 新宿まで戻って駅員に聞いたら、 「それなら4番線です」 とのこと。 指差された階段を降りると、そこは3番線。 ホームを延々100メートル以上歩き、さらに階段を下りてやっと4番線のホームに到着。 新宿駅は、これだから…… 法要を終えて斎場を出たのは午後もかなり遅い時刻。 外はかなり強い雨で、コンビニで大きめのビニール傘を買う。 帰宅。 (Twitterにアンパンマン関係の話題が多いな……) と、ニュースサイトを見たら「やなせたかし氏死去」と書いてある。 やなせたかしと言うと、私は「アンパンマン」より子供の頃のトラウマ映画「やさしいライオン」の方が印象が強いな。 ライオンだがやさしい主人公が、やさしいがライオンだという理由で殺される話。 現実はこんなものなのだと、とても勉強になった。 考えてみるとアンパンマンの方も「他人を助けると自分がダメージを受ける」という設定だね。 やなせたかし氏、享年94とのこと。 この人にはできれば100歳まで生きて毒を吐き続けて欲しかった。 ご冥福をお祈り致します。 寝る。
2013年10月14日(月)
(今日は何で休みなんだっけ?) と、カレンダーを見たら「体育の日」。 移動祝祭日になってから、覚えにくい。 夕方。 親類のお通夜。 最寄り駅まで地下鉄で行って案の定道に迷っていたら、喪服姿に気づいたのか、 「火葬場かい?」 と、声を掛けて来た人がいた。 「火葬場なら、そこォ右ィ行って、そィからシダリだよ」 と、分かりやすい東京弁。 と言うか、都内でこっちが聞く前に道を教えてくれるのは、ほぼ100%東京人。(笑) 東京生まれの人には「道を教えたがり遺伝子」というのが組み込まれているんじゃなかろうか? お陰様で、無事、着く。 焼香を済ませ、棺の中の故人と対面。 ダンディだった故人は、棺の中でもダンディ。 御遺体になってもこんなにハンサム(「イケメン」というよりこっちの言葉が似合う)な人は珍しいんじゃないだろうか? 享年96。 大往生だよね。 帰宅。 録画しておいた「安堂ロイド」を観る。 キムタク主演だが、SFドラマなので。 キムタク主演なのに、意外に面白かった。 キムタクは、相変わらず何をやってもキムタクだったのだが(この人は根本的に「他者を演ずる」ということが出来ないの で、彼を出演させる時には脚本の方をキムタクに合わせるらしい)ストーリーがちゃんとSFになっていた。 主人公は物理学者。 量子力学によって未来予測が出来るという理論を発見した物理学者が(ここで突っ込まない!)自分が殺される未来を予測 して何とかそれを避けようとするが、失敗。 未来から来た何者かによって殺害されてしまう。 殺人者の手は彼の婚約者にも伸びるが、未来からやって来た主人公そっくりのアンドロイド(?)がそれを阻止するために 戦う(この辺は「ターミネーター2」のノリ)というストーリー。 この未来のアンドロイドが過去へ来る方法が面白い。 データを送信して「5Dプリンター」(どういう仕組みだ?)で、プリントアウトするという方式なのだ。 何もない空間に立体プリント物が出現する仕組みは「空中元素固定装置」の理屈かね? この番組、見どころはなんと言っても特撮技術。 (日本のドラマでここまで出来るんじゃん) と、ちょっと感動。 調べてみたら、制作協力に庵野秀明監督とかが、入っている。 (日本はアニメはすごいのだから、ドラマにアニメの人を連れて来れば、ドラマのクオリティが上がる???) どうでもいいが、ツボだった件。 主人公の周辺で起こる一連の事件を追うことになる刑事の名前が葦母衣朔(アシモ・イサク)。 「イサク」が「アイザック」のロシア語読みであることは言うまでもない。 つまり「アイザック・アシモ」という名前なのだ。(SFファンサービス?) 主演がキムタクであることは置いておくとして(←しつこい)このドラマは続きが楽しみだ。 寝る。
2013年10月13日(日)
昼に家を出て新宿の大学の学祭へ。 簡単なフラッシュアニメのプログラムの講座があるというので行ってみたら、開始時刻が30分遅れるという。 30分近所のマクドナルドで時間を潰して再び行ったら、また開始が30分延びたらしい。 今度は近所の3Dプリンター屋で時間を潰す。 説明してくれると出て来た店のお姉さんに、 「このサンプルの素材は何ですか?」 と聞いたら、 「プラスチックです」 という返事。 そりゃ、そうだろうけどさあ。(^^; 「プラスチックにもいろいろあるよね?」 と、聞いたら、店の奥の人に聞いて来て、 「PLAです」 と、教えてくれた。 「じゃあ、こっちは?」 と、聞くと、また店の奥へ。 (店の奥の人、直接出て来てくれ!) ちなみに、PLA(ポリ乳酸)というのは、ポリエステル類に分類される合成樹脂の一種。 私は専門家じゃないので化学式とかはよく分からないが「〈乳酸〉が〈エステル結合〉で繋がった構造をしているのだな」 とぼんやり理解している。 名前からなんとなく推測できる通り、農産物由来。 生分解性プラスチックの一種で、堆肥に混ぜておくと1週間ぐらいで分解して最終的には水と二酸化炭素になってしまうと いう「地球にやさしいプラスチック」。 サバゲーをやっている人なら「あの分解するBB弾」に使われているプラスチックだと思えば良い。 屋外でのゲームのあと、いちいち拾って集めなくて済むので楽なやつ。 大学へ戻って、プログラムの講義を受けるが、教えているのが学生さんなので、教え方がイマイチ……。 まあ、御愛嬌か。 帰りに池袋のリブロへ寄り、『アル中病棟』(吾妻ひでお イースト・プレス)を買って帰る。 『失踪日記』の「アル中病棟編」の続きで、精神病院のアルコール依存症患者病棟に入院する人々の日常をリアルにスケッ チした内容。 当然、同じ登場人物が出て来るが、プライバシーに配慮してか微妙に名前が変わっている。 例えば「渡辺→渡鍋」「N村→鈴木」「A川→浅野」と、こんな感じ。 たぶん、前作ではそれほど売れないだろうからと、それほど気を使っていなかったのだろうね。 (「渡辺」さんなんか、まんまだったし……) 感想。 精神病院を退院した主人公(作者)が帰宅途中のバス停でバスを乗り換えるシーンを描いたラスト3ページの絵が怖い! 病院の外に出て、ひとりの社会人として生きて行かなくてはならない不安感が空気の中に漂っている。 思わず酒を飲んでしまいたくなるような絵だった。(ヲイ!) 笑ったところ。 入院して収入の道が途絶えた吾妻ひでお氏が「まんだらけ」に自分が描いた鉛筆デッサンを売りに行った場面。 渡された絵を見て、 「誰の絵これ?」「吾妻ひでおじゃない?」「本物か?」 と、騒然となる店員達。 結局「ちょっと社長に見てもらわないと値段つけられません」ということになって絵を預けて帰ることに。 (後日、「吾妻ひでおの絵っぽい」という鑑定結果が出たが、「サインが入っていない」と言われ、店頭でサインを書いて 無事に売って来たそうだ) それにしても吾妻ひでお自身が売りに来た吾妻ひでおの絵を見て「本物か?」って……。(笑) まだ1回目ざっと読んだところだが、眠くなって来たので、寝る。
2013年10月12日(土)
明け方。 かなり鮮明な夢を見ていた気がする。 今日は風邪を治すのに専念することにして、朝食後に風邪薬を飲んでひたすらうつらうつらと昼まで。 昼過ぎに起きて録画しておいた「クロコーチ」を観る。 三億円事件の真相を追う刑事の話ということで、あまり期待はしていなかったのだが、面白かった。 第1話では、まだ主人公が三億円事件になぜか関心を持っているらしいということを匂わせる程度。 ストーリーの中心はドラマの冒頭で起きた殺人事件と、その関係者が起こしたと見られる過去の未解決事件。 主人公の黒河内警部補は、非合法捜査を行う警察官で演じているのは長瀬智也。 その相棒である清家が、剛力彩芽演じるキャリア組の警部補。 この2人のコンビネーションが絶妙にいい。 清家警部補には異常な記憶力という特殊能力があるという設定。 そして、彼女は推理力にも優れている。 これを背の高い気の強そうな女優が演じると黒河内と清家が「張り合っている」雰囲気になってしまうのだが、妖精っぽい イメージの剛力彩芽が演じると、微妙な不思議感が生まれる。 見た目の体格的に完全に勝っている上、ストーリー進行上も清家より優位にいるはずの黒河内が、清家に一歩譲った態度を 取るのが納得できるのだ。 立場が互角なので「相棒」としてのコンビが成立する。 良かったのは、門を乗り越えるのに黒河内が清家を「踏み台」に使ったシーン。 普通なら体格のいい方が体格の悪い方の体に乗ったりはしない。 それを敢えて逆にして、かつその件で清家が文句を言わないところが演出として見事。 「自分が囮になるから逃げろ」と言う黒河内を、清家が「はい、分かりました」とためらいなく見捨てようとするやりとり も笑った。 清家は、まるで黒河内を必要でないもののように振る舞うのだ。 その後、失禁した清家を黒河内が写真に撮るシーンは「フラれた」黒河内の仕返しに見える。 (だから、この件で清家は特に怒らない?) そういうわけで「若いのにこういう押さえた演技が出来る剛力彩芽は女優としてすごいなあ……」と、感心して見ていたの だが、ネットの評判を見て驚いたことには、彼女の演技は「棒読み」と捉えられているらしい。 キャーキャー、ピーピー、いちいち大げさなリアクションを取らないと「演技をした」と認めてもらえないのか? 俳優さんの受難の時代だのう…… ドラマを見終わってから、三億円事件についてネットでおさらい。 いまさら言うまでもないが、白バイ警官に変装した犯人に「爆弾が仕掛けられている」と言われて銀行員が現金輸送車から 降りたところ、車を移動させる振りをした犯人に、そのまま乗り逃げされてしまったという事件。 もう40年以上も前の事件になるのだね。 (ちなみに、あれは「窃盗事件」であり、俗に「三億円強奪事件」と言われているのは間違いだそうだ) 「完全犯罪」と言われているが、捜査経緯を改めて読んでみると、犯人、結構ポカをやっている。 つまり事件は「完全犯罪」ではなかったのだが、捜査の方も「完全捜査」ではなかったので、結果的に未解決のまま終わっ てしまったということらしい。 ちなみに、このときの捜査担当者は、平塚八兵衛。 数々の有名事件を手掛け、「名刑事」と言われている人物だ。 参考までに、平塚八兵衛の手掛けた主な事件は以下の通り。 ・小平事件(犯人逮捕) ・片岡仁左衛門一家殺害事件(犯人逮捕) ・帝銀事件(犯人逮捕、但し冤罪の可能性が指摘されている) ・下山事件(捜査打ち切り、未解決) ・BOACスチュワーデス殺人事件(時効成立、未解決) ・吉展ちゃん誘拐殺人事件(犯人逮捕) ・カクタホテル殺人事件(犯人逮捕) ・三億円事件(時効成立、未解決) ・大森勧銀事件(犯人逮捕、但し後に冤罪と判明) まとめてみると、この9件中、 犯人逮捕:4件 未解決:3件 冤罪:1件 冤罪の疑い:1件 この勝率は、「名刑事」なのかなあ……??? 夜。 熱は引いたがだるさが取れない。 酒を飲んで、寝よう。
2013年10月11日(金)
朝。 ニュースに目を通す。 ネットで拾った記事。(昨日の毎日新聞電子版) 『セックス嫌いな若者たち』などの著者である産婦人科医、北村邦夫氏が、2002年から2年ごとに行っている「男女の 生活と意識に関する調査」によると、20〜24歳の男性でセックスに「関心がない」「嫌悪している」と回答した割合は、 2008年:11・8% 2010年:21・5% 2012年:24・6% なのだそうだ。 セックスに「関心がない」「嫌悪している」と回答した20代前半の割合が急激に増えた2010年は、例の「東京都青少 年健全育成条例」改正問題(いわゆる「非実在青少年」問題)で、揉めた年。 普通に考えて「条例を改正しよう」なんて話が唐突に出て来るわけはないから、その前の数年間は、行政が「18歳未満の 若者が性行為を肯定的に捉えないように」と頑張っていた期間だと推測できると思う。 その間に教育を受けた子供が20代の前半に入って来た年代から、セックスに「関心がない」「嫌悪している」という回答 の割合が増えたというのは、言ってみれば「行政の努力の賜物」なんじゃないだろうか? 10代の時に「セックスに興味を持ってはいけない」「セックスは汚いものだ」と教えられた若者が20代になって、突然 セックスに肯定的関心を持つようになるわけがないと思うな。 さて、そろそろ出勤時間だが、どうも風邪っぽい。 鼻炎の薬と解熱剤で症状を抑えて出社。 どうにか退社時間まで乗り切る。 夜は今日から空想小説ワークショップ21。 カルチャースクールの会員権が切れていたので再入会の手続きを取る。 受講の申し込みを済ませ、自習スペースで時間が来るのを待っていたら近所に住む御婦人に会う。 「カルチャースクールに通う子供を迎えに来た」 のだと言うので、 「お子さんはおいくつですか?」 と、聞いたら、 「一番上は24歳、一番下は小学生」 だとかで、どうやら5〜6人の子持ちのようだ。 「小学生のお子さんを育てるのは大変でしょう」 と、言ったら、 「だから子供をカルチャースクールに通わせて、その間に休んでいるの。じゃないと身が持たないから」 と、言われる。 子供って贅沢品なんだなあ。 空想小説ワークショップ。 講師は黒崎薫先生。 美人で講義が上手いので、私はこの先生の講座が好きだ。 本日はアメリカの「オタコン」で行われた「るろうに剣心」の原画展の話のあと、小説の要素とキャラクター造形の基礎に ついて。 ストーリー上必要なキャラクターの行動がキャラクターの性格設定と矛盾しないように、あらかじめキャラクターの設定を きちんと作り込んでおくようにというような話。 以前「あまりにも気が短いために客を殴ってバンドをクビになった元ミュージシャンが、行きがかり上なりたくもなかった 落語家に弟子入りし、兄弟子の嫌がらせに辛抱強く耐えて修行をしていく」というストーリーの連載小説を読み、第1話で ぶん投げた記憶がある私には、大きく頷ける話だった。 (それにしても、あれを書いた小説家は、いったい何を考えていたのだろう?) 放課後は「大馬鹿地蔵」へ。 焼酎のお湯割りで体を暖めて、帰宅。 ゆっくりと、寝る。
2013年10月10日(木)
今日は「萌え」の日。 十十 日月 そして「目」の日。 一 一 ○ ○ どちらがより下らないだろうか? それはさておき…… 10月だというのに、やや暑い朝。 夏物のシャツに薄手の上着を羽織って出勤……しようとして玄関を出てすぐに上着を脱ぐ。 (マジで暑いな) 職場に着いて、昨日、すっ飛ばしてしまった図面の復元。 他にやることもないので、午前中いっぱいかけてどうにか成功する。 このソフト、何しろすぐに落ちる。 その度に入力中のデータが消える。 そもそも使いにくい。 (うちの会社は、なんでこんなものを買ったのだろう?) と、不思議に思って正社員に聞いてみたら、 「安いからでしょう」 と、即答。 昼休み。 ラーメン屋で昼食をとりながら「非メガネ君」(26歳)に、 「このソフトを使う時には、描いている図面の座標を紙にメモっておくしかないですね」 と、愚痴るが、彼は先日「〈平行〉って、線に直角ってことですよね?」という名言を発した男なので、やや不安は残る。 午後。 ソフトのマニュアルを読みつつ作業。 (書いてある通りの操作をして、書いてある通りの結果にならないのはなぜだ?) 夕方。 描き上げた図面を前に「非メガネ君」(26歳)に簡単に操作方法を教える。 「非メガネ君」、 「こんなもの、俺にかかれば……」 と、キーボードに手を触れて2分でデータをすっ飛ばす。 (ありがとう。明日の私の仕事を作ってくれて……) 帰宅。 7時のニュースをつけたら「ノーベル文学賞が、あと40分数分で発表」と言っていた。 そう言えば、前に中島らものエッセイで「NHKは受賞コメントを受賞発表前に取りに来る」というようなことを読んだが まだそんなことをやっているのかな、NHK? 発表になった受賞者は、アリス・マンローさんという人だった。 82歳のカナダ人女性で「短編の名手」とのこと。 機会があったら読んでみようと思う。 ネットを見たら「産經新聞が、受賞者名を間違えて電子版の号外を出してしまった」そうだ。 事前に準備していた記事を急いで配信した時に、内容をよく確かめなかったらしい。 (やっちゃったね) 私は産経の記事は、例の「宇宙人騒ぎ」以来、信頼していない。 夜。 携帯に、また親類が亡くなったという連絡が入る。 もう90歳は過ぎていたはずだから、大往生と言って良いと思う。 私が死んだ時には「やっと」と言われるのか? 「意外に早かった」と言われるのか? 「惜しい人を亡くしました」と棒読みで言われるのは嫌だな。 寝る。
2013年10月9日(水)
朝。 出勤したら隣の席の人に、 「顔色が悪いですよ」 と言われる。 どうやら蒼白に近い顔をしていたらしい。 「実は、疲れ果てることがあって……」 と、昨夜の地獄の2時間耐久レースのような会議の惨状を愚痴ったら、 「会議なんて、だいたいそんなもんですよ」 と、慰められる。 何も決まらないまま、ただ苦行のようにだらだらと長いだけの会議が好きな人はいないと思うが、嫌なことは早く終わらせ たいとは思わないのかな? 午後。 新規に導入されたソフトでデータを入力中、誤って図面のデータを一部消してしまう。 焦りまくって復元を試行錯誤していたら、ニコニコと寄って来た係長に、 「さっきから、夢中になってそれをやってるけど、そんなに楽しい作業なの?」 と、聞かれた。 夕方。 データの復元は明日やることにして、帰宅。 昨日の夜の会議について、掲示板に「平日の夜は疲れているのだから会議は早く終わらせて欲しい」という主旨の書き込み をしたら「平日の夜は疲れているのだから会議をはかどらせるのは無理」という主旨の返事が戻って来る。 それはそれで一理あるのかもしれないが。 でも一番の「勝者」は、疲れ果てた参加者の発言が、どんどんあらぬ方向に脱線して行くのを「楽しんでいた」という人だ ろうな。 まさに惨劇の中のひとり勝ち。 ……さてと、明日の朝までに、どうにかして図面データを復元する方法を考えよう。 (そんなに楽しい作業なの?) 今夜は楽しい夢を見られそうだ。 寝る。
2013年10月8日(火)
朝。 目が覚めると喉が猛烈に痛い。 喉を洗って痛み止めを飲み、出勤。 軽くふらついたので、キューピーコーワゴールドを飲んで誤摩化す。 健康を大切にする人なら決してやらないことだ。 今日は会議。 会議場まで自転車で資料を運び、(いつものように)忘れ物を取りに戻る。 上司が引き出しの中に忘れて行った書類を持って会議場にUターンする途中で、ノーブレーキで角を曲がって来た自転車と 危うく衝突しそうになる。 どこのバカヤローかと思ったら、うちのバカヤローだった。(笑) 自転車をすっとばして来た若手社員、 「他にも忘れものがあったので取りに行く途中」 なのだそうだ。 (何をやっているのだか……) ……どうにか会議が始まった風なので、事務所に戻ったら上司から電話。 「持って来た会議資料が間違っていた」 と言う。 準備したのは私なので、念のため確認。 確かに別の課から「本日用の資料」として届けられたものを正しくセットして渡しているので、そのように報告。 会議が終了して戻って来た上司によると、 「別の課が、間違った資料を届けて来たらしい」 とのこと。 (社を挙げてズンドコなのか?) それでもさほど大きな問題もなく、無事に会議が終了してしまう辺り、我が社の柔軟性を誇るべきか? 昼休み。 若手社員が、自分を「オタクではない」と言い張るので、 「では、あげようと思っていたこのアニキャラ・ストラップは、いらないので捨ててしまおう……」 と言ったら、私が知る限りで「その人史上最速」の勢いでひったくられる。 (フッフッフッ……体は嘘をつかないのう) 夕方。 時報と同時に定時で帰宅。 夜。 SF文学振興会の会議。 体調がイマイチなので休もうかと思ったが、今日は理事を決めて終了みたいな話だったので、とりあえず、行く。 ところが、会議が始まってみると、出席人数が足りないので理事は決められないとのこと。 いくつか議題がホワイトボードに書かれたが、特にそれに沿った話もされない。 代表から「会の目的をどうしようか?」という話が出て、「これまで通りで良い」という代表の意見のまま決まる。 代表から「規約を改正しよう」という話が出るも、「既に案は出来ているが、今日は持って来ていない」とのことで、手元 に現物がないので議論のしようもないまま「ネットに上げてみんなの意見を聞こう」という代表の希望が通る。 そんな具合でなんの議論も交わされないまま、決定事項は以上のたった2件。 にもかかわらず、会議時間は優に2時間超。 私が司会進行担当者に飛び蹴りを入れなかったのは、単に体調が悪かったからだ。 疲労困憊し果てて帰宅。 寝る。
2013年10月7日(月)
出勤。 直接の上司である正社員が休みなので、ヒマなような、遊撃的雑用が多いような……まあ総合的にはヒマ。(笑) 昼のニュース。 隣の公園を勝手に使っていた朝鮮学校に嫌がらせをしたとして在特会が京都地裁に街宣禁止と1200万円の賠償を命じら れたそうだ。 一方、朝鮮学校の元校長の方も「公園を無許可で占用した」として罰金10万円が確定しているのだとかで、普通に法律の 手続きに則って処理できる問題に街宣車を出して騒いだ挙げ句に裁判で負けて賠償を命じられるようなやり方は、あまり頭 が良いとは言えない。 ネットの情報では、在特会というのは右翼からも嫌われている団体のようだ。 やることがあまりにアホなので「まともな右翼」としては、「あいつらのせいで、こっちまで同じアホだと思われて迷惑」 という感じらしい。 裁判官も「在特会なら賠償を命じても、右翼を敵に回さずに済む」と計算したんじゃないかな? 在特会側、 「朝鮮人が公園を不法占拠しているという社会問題のアピールが正当に評価されずに残念」 とか言っているそうだが、だから不法占拠については、ちゃんと罰金を命じられているんだってば! 午後。 今日も長閑な昼下がり。 定時で帰宅。 2号くんの部屋へ行ったら、ダンベルで筋トレをやっているところだった。 「近所のおばさんが立ててくれた抹茶が美味しかったので、自分も同じ物を作りたいと思ったが、高速で茶筅を動かすには 腕の筋肉が必要だと考えた」 ……のだそうだ。 私は茶道というのはやったことがないのでよく知らないのだが、あれは筋トレが必要なものなのか? 2号くん、目下4キロのダンベルを軽々と持って筋トレ中。 頑張って、美味しいお茶を立ててくれ。 夜。 録画しておいた「ワンス・アポン・ア・タイム」を観る。 おとぎ話の登場人物が、魔女の呪いで記憶を奪われて現代のアメリカで暮らしているというファンタジードラマ。 「眠っている白雪姫を見て王子がひと目惚れ」という話はアメリカ人には好まれなかったのか、この辺が大幅に改変。 このドラマの白雪姫は、悪い女王の手から逃れて外国で暮らすための資金集めを目的に盗賊を働いている行動的な女性。 対する王子は、政略結婚のために好きでもない女との結婚を承諾するやや従順なタイプ。 そして、現代のアメリカで「白雪姫が王子を目覚めさせる」わけである。 いまの恋愛もののトレンドは「雄々しい女」と「女々しい男」のカップルなのか? 寝る。
2013年10月6日(日)
今日は昼から来年のSF大会「なつこん」のスタッフ会議。 ノパソを持って出かける。 ノパソは持ち慣れてしまうと、メモを取るのもノパソになってしまうな。 そのうち手書きで字が書けない人になってしまうのではないかと、ふと不安になる。 たった1度した来た事のない会場に珍しく道に迷わずに到着。 (オレ的にはかなりすごい) 先に来ていたK合さんとどうでもいい話とかしながら機材の準備。 冗談で、 「小学校の頃に同じクラスの女子に『K合菌が伝染する』とか言われたことがあるだろう?」 と言ったら、 「もちろんあるけど」 と即答される。 (あるのか! しかも「もちろん」か!) ひょっとして、触れてはいけない過去だったのだろうか……? 会議。 私のスタッフとしての所属は「企画局」に決定した。 「企画局」って、どんな仕事をするのだろう? 今年の大会でも「企画局」だったのだが、ほとんど仕事はしていないからなあ。 「新人研修はやるんですか?」 と聞いてみたら、一応、前向きに検討はしてくれそうな感じだった。 会議終了。 夕方からSF乱学講座があるので、高井戸に移動。 渋谷から井の頭線の急行に乗り、永福町で降り損なう。 「忘れられた作家・鶴田知也を読む〜北海道・開拓・アイヌ〜」 講師はライターの東條慎生氏と文芸評論家の岡和田晃氏。 鶴田知也は、1902年に、九州の福岡に生まれたキリスト教徒で、北海道に渡りプロレタリア文学者になった人。 戦時中は検閲を恐れて非常に注意深く文章を書いたので、その当時の彼の作品はむしろ右翼的に見える。 そして終戦後は社会党に入党し、農業指導者としての人生を送った。 後半生にはあまり作品を発表しなかったので「忘れられ」てしまったらしい。 1936年に発表した芥川賞受賞作「コシャマイン記」は、アイヌの青年が日本人の支配に抵抗して戦おうと志すが、同胞 の裏切りや非協力的態度のために断念せざるを得ないまま、あっけなく日本人に殺されてしまう内容。 読んで楽しいところのない作品だが、当時の社会主義活動家のリアルな現実を描写したものだと考えると興味深い。 そう言えば戦後の学生運動も、結局は内ゲバに明け暮れてなんだか分からなくなってしまったよな。 フランス革命も、王様の首をちょん切ったあとは、内輪揉めで恐怖政治状態になったし。 民衆を主体とする革命というのは、それまでの伝統的価値観をいったん否定するものだから、集団が共通の価値観を持てな いまま暴走しがち。 放課後は、いつもの通り「包茶」で食事をしてから帰宅。 今日はちょっと忙しい1日だった。 寝る。
2013年10月5日(土)
雨。 『大栗先生の超弦理論入門』(大栗博司 講談社ブルーバックス)読了。 私がいままでに読んだ超弦理論(超ひも理論)の素人向け解説書の中で、一番分かりやすかったが、それにも増して私には 理解力がなかった。 何が書いてあったのかと言うと、ええと…… まず、宇宙には4つの力がある。 まず「電磁気力(電気の力と磁気の力をひとまとめにしてこう呼ぶ)」とそして「重力」。 それから「強い力」と「弱い力」。 何に比べて「強い・弱い」なのかと言うと「電磁気力」。 電磁気力の世界では「プラス」と「プラス」は反発し合うというのは知っているよね? それなのに、同じ「プラス」の電荷を持つ複数の陽子がひとつにまとまって「原子核」を作っているのは、原子核をひとつ にしている力が「電磁気力」より強いから。 だからこの力を「強い力」と名付けた。 (なんてネーミングセンスだ!) で、「弱い力」の方は、電子をベータ線として放出する(つまり放射線を出す)力。 (……って???) 分かんなくなって来たので、話を電磁気力に戻そう…… 電子によって起きた電磁場の変化がほかの電子へ電子へと伝わるのが電磁気力の仕組み。 電磁場の変化を発信した電子も、その電磁場の影響を受ける。 ところが「電磁場において働く力の強さは距離の二乗に反比例する」という「クーロンの法則」というものがある。 もしも電子が大きさを持たない「点」だとすると、自分自身からの距離は「0」。 これを「クーロンの法則」に当てはめると電磁場の変化を発信した電子自身が感じる電磁場の強さは無限大になる。 要するに、発信元の電子自身にとっての電磁場のエネルギーが無限大になるわけだ。 さて、アインシュタインの式、「エネルギー=質量×光速の二乗」というのがあるので、エネルギーが無限大ということは、 質量が無限大だということになる。 質量(=動かしづらさ)が無限大ということは、その電子は「動かない」ということになるのだが、実際には電子は今日も 元気に動き回っている。 だから電子は「点」ではない。 大きさを持った線というか「ひも(弦)」の形をしている。 ちなみに電子は「素粒子」の一種。 つまり素粒子は「弦」の形をしている。 でも、素粒子っていろいろ種類があったよね? 「電子」以外にも「ニュートリノ」とか「クォーク」とか「光子」とか……。 「弦理論」では、これらの素粒子を全て同じ「弦」と捉え、「弦」の振動の仕方によっていろんな素粒子が出来ると考える ……らしい。 (やっぱり、理系の人にちゃんと解説して貰ってから、改めて読み直そう) 一番面白かったところ。 I型の超弦理論におけるアノマリー(量子的なゆらぎの効果で理論の整合性が失われてしまうこと)の問題を解決した学者 が、それを物理学者のイベントで上演したコメディのマッド・サイエンティストのセリフとして発表したという話。 なんか、SF。(笑) さて、明日は忙しいので、そろそろ寝る。
2013年10月4日(金)
朝刊。 〈東京電力は3日、福島第1原子力発電所の地上タンクから新たに高濃度の汚染水が漏れた問題で、タンクから漏れた水 が、港湾外に流出した可能性があるとの見解を示した〉 海は広いから、汚染水自体はだいぶ薄まるだろうけれど、漁師の人とかが風評被害を受けるんじゃないか? 出勤。 新システムを導入したのだが、PCを使えないおっさんたち(=立場の偉い人)が、 「出来るだけいままでのやり方のままで行きたい」 とか言うものだから、PCに入力したデータをわざわざ紙に書き写すという2度手間に。 おっさん、どや顔で、 「ほーら、やっぱりコンピューターなんか入れると、却って手間が増えるんだ」 って、それはなあ……。凸(==) 夕方。 10月からの雇用についての辞令が出る。 「忘れていた」らしい。 (ヲイヲイ) まあ、ともかく年末までは首がつながった。 帰宅。 このところ、Facebookというのを始めた。 登録したのはだいぶ前だったのだが、使い道が分からずに放っておいたのだ。 最近、これの使い道が出来た。 Facebookの「友達」の人と同じ本を読む。 私にとって専門外の理系の本とかを理系の人と同時に読み始めるわけだ。 で、読んでいて分からないところをFacebook上で質問。 これは便利な使い方だと思ったのだが…… 『大栗先生の超弦理論入門』(大栗博司 講談社ブルーバックス)を一緒に読んで内容について質問したら、 「まだそこまで行っていません」 という返事が戻って来てしまった。 そう言えば、高校時代とかでも理系コースの人って本を読むのがゆっくりだったな。 たぶん言葉をひとつひとつ丁寧に読み込んで理解しながら先へ進むからなのだろう。 ……なので、目下、質問箇所には付箋を立てて読み進めているわけだが、なんか本がハリネズミみたくなって来た。 というわけで、ここでも聞いてみようと思う。 〈以下質問内容〉 「オイラーの公式」というものがあって、この公式を超弦理論に当てはめると、 光子のエネルギー=2−(D−1)/4 (Dは次元の数) アインシュタインの式「エネルギー=質量×光速の二乗」より、エネルギー=質量。 よって、光子の質量=2−(D−1)/4 光の質量は0のはずなので、 2−(D−1)/4=0 この式を解くと、D=9 よって、超弦理論の空間は9次元。(正確には9次元+グロスマン数) (グロスマン数とは、同じ数どうしを掛けると答えが「0」になるという特殊な数字のこと) 9次元に「時間」を加えると超弦理論の時空間は「9+1」で、10次元になる。 ここまでは分かるのだが、この10を2で割ると5で、2の5乗が32だから超弦理論のゲージ対称性が「32次元の回転 対称性」だとI型の超弦理論のアノマリーが解決されるという話がさっぱり。 (誰か分かります?) 【無用の知識】 回転対称性: 回しても性質が変わらないこと。 たとえば「円」は右へ回しても左へ回しても同じ「円」なので回転対称性(1次元の回転対称性)がある。 I型の超弦理論」: 「開いた弦(普通のヒモの形の弦)」と「閉じた弦(輪っかになったヒモの形の弦)」の両方で出来ている超弦理論の こと。 アノマリー: 量子的なゆらぎの効果で理論の整合性が失われてしまうこと。 ……寝る。
2013年10月3日(木)
朝。 ソフトバンクが携帯電話料金を分割払いしているユーザーを誤って「未納者」として登録したために、氏名がブラックリス トに載ってしまい、住宅ローン等の申し込みを断られた人が出た可能性があるという事件がネットで話題になっていた。 ソフトバンクは、既にユーザーには「詫び状」を送っているそうだが、例えば家を買い損なって「ゴメンネ」で済むのか? 出勤。 会議資料の準備とか、一応「お仕事」をする。 昼休み。 昨日、私が休みだったので、若手社員に、 「昨日はお疲れさま」 と、ペロペロキャンデーをあげたら、 「俺、近所の店に買い物に行っても、よく店の人からペロペロキャンデーを貰うんですけど、一体いくつに見えます?」 と、聞かれる。(正解は25歳だそうだ) 言われてみれば、私はなぜこの人の顔を見て「ペロペロキャンデーをあげなきゃ」という気分になったのだろう? 「なんかこう、ペロペロキャンデーを渡したくなる顔なんですよ」 と、答えておいたが、七五三のシーズンになったら千歳飴を渡したくなるのではないかと、今からドキドキする。 よく分からないが「飴を引き寄せる顔」というのがあるのか??? 午後。 また新しいシステムが入るので、その説明を聞く。 夕方。 定時で帰宅したら、豊島区役所から電話が入る。 昨日、私が送ったクレーム・メールの返事。 子宮頸がんワクチンの接種を積極的に勧める内容のパンフレットが一部の区民に郵送されたと聞いたので、その件に関して 区にメールを送ったのだ。 どうやら、さっそく今朝の9時に電話をくれたそうなのだが、私が仕事で留守だったので改めて電話して来たらしい。 子宮頸がんワクチンは、副作用が大きくていろいろと問題になっているもの。 区役所の職員の説明によると、 「パンフレットは、今年の6月に作成されたものを業者から購入して内容を確認せずに送付してしまった。『積極的な接種 勧奨を差し控えるように』という厚生労働省の通知に反する内容の印刷物を配布してしまったのは、豊島区側のミスであっ て、パンフレットの送付先には明日にもその旨を通知する文書を郵送する予定」 なのだとか。 さて、この件で実際に事故が起きた場合、豊島区的には「通知を送った」で済むのかな? 夜。 「養老乃瀧」で軽く飲んで帰宅。 『大栗先生の超弦理論入門』の続きを読んでから、寝る。
2013年10月2日(水)
朝のニュース。 消費税が来年4月から8%値上がりすることが正式発表。 さて、これで「十分な税の増収」が見込めるのか? 「増税をしたけれど、増収額が意外にしょぼかった」とか「消費が減って却って減収となった」とかいうことになると困る のだが。 仕事は休み。 天気は雨。 休みを利用して雨の鎌倉へ。 池袋から湘南新宿ライン(逗子行き)に乗車。 1時間ちょっとぐらいで鎌倉駅に着く。 (私の学生時代には、東京から鎌倉へ行くのは、ちょっとした「旅行」だったものだが) 10代の頃、この街の学校に3年ほど通ったことがある。 ふと錯覚に陥り、既に死んでいる人に会いに行きたいと思った。 最近読んだ「我々の住む三次元の世界では、縦横高さの座標を特定すれば1点を決めることが出来る」のだそうだが、私は どうやら四次元の世界に住んでいるらしい。 (三次元的には、確かに「ここ」に立っているのだがな……) 小町通り。 何かすっきりした感じだなと思たら、電線が消えていた。 さらに道路の舗装も新しい。 どうやら電線類を地中に埋めたらしい。 雨の小町通で買い物。 ぶらぶら歩くうちに昼になったので「ランチタイム」のボードを持ったお姉さんに誘われるように店内へ。 店に入ると、どうやらこの店の本業は居酒屋らしい。 ランチビールと定食を頼む。 鎌倉の特産品と言えば「しらす干し」。 食べてみたが……まあ、「しらす干し」の味だね。(笑) 子供の頃、鎌倉で「しらすが沖へ逃げる」という漁師の苦情を無視して観光客誘致のために海に消毒剤を撒いたという話を 聞いたことがある。 しらすを獲っている漁師の収める税金と、観光客の落とす金とを天秤にかけたら、ハンパなく一方に傾くのだろうな。 再び湘南新宿ラインに乗車。 気持ちよくうとうとしていたら、もう新宿。 目を覚まして5分で池袋に帰る。 長距離列車というのは、自分がシートに座ったままで移動するので「動いていないのに移動した」という奇妙な感覚を覚え る。 銀行へ。 長く使っているキャッシュカードに小さなひびが入ったので、再発行の手続き。 窓口が混んでいて10人待ちだと言う。 電話でも手続きが出来ると言われ、番号を教えて貰ったので、そこへかけたら3分ほどで手続きが済んだ。 (21世紀には「移動のシステム」と「移動しないで用件を済ませるシステム」が同時に発達して行くのかなあ?) 帰宅。 『大栗先生の超弦理論入門』(大栗博司 講談社ブルーバックス)を読む。 〈開いた弦が動くと、その軌跡はタリアテッレのようになる〉 〈閉じた弦が動くと、その軌跡はペンネのようになる〉 「タリアテッレ」とか「ペンネ」とか言われるより、「きしめん」と「マカロニ」と言ってくれればイメージしやすいのに なあ。 夜。 「ダンダリン」を観る。 段田凛という名前の女性がヒロイン。 「クロコーチ」とかもそうだが、最近、主人公の名前をそのままタイトルに付けたドラマが多いな。 (ひょっとして、タイトル考えるのが面倒臭い?) 「ダンダリン」。 自分の「正義」を信じて突っ走る主人公に、周囲が感化されて行くという物語のようだ。 私はちょっと苦手なパターンだな。 『大栗先生の超弦理論入門』を読みつつ、寝る。
2013年10月1日(金)
今日から職場で新システム導入。 分室の非常勤がPCを全く使えないからとの理由で、午後からそっちへ行くことに。 「こちらにもお客様が来られると思うので、システムを立ち上げておいた方が良いですよ」 と言われた係長が、 「どこへ接続するんだ?」 と、怖いことを言い出す。 「とりあえず、このURLをコピー&ペーストして……」 「コピー&ペーストって、何だ?」 ……一抹の不安は胸に残ったものの、昼食を早めにとり、自転車でチャリチャリと分室へ。 部屋に入ると広げたノパソの前に椅子が置いてあり、正職員(本来の担当者)に笑顔で「どうぞ」と言われる。 (「どうぞ」じゃないだろ!) それなりのデータ量をやりとりしなくてはならないのに、予算の都合で最新とは言えないノパソと、しょぼい無線ルーター しかない。 このルーターの伝送速度が笑えるほど遅いのだ。 窓口のお客様から料金を受け取って、領収書を発行するのだが受け取りのデータを送って領収書のデータが送られて来るま でに、1件につき2分以上かかるのだ。 つまり4件の予約を申し込んだお客様の場合……ハイ、単純かけ算! それに内容確認や料金の受け渡しの時間を加えると…… 「まだなんですかー?」 と、後ろの方のお客様。 (お気持ちは分かります。痛いほど分かります) その最中に、事務所から携帯に電話。 「窓口にお客様が来られているのだけど、PCの使い方が分からなくて……」 左手に持った携帯で機械の操作を教えつつ、右手で目の前のノパソの操作。 忙しいので窓口でお怒りの声を上げるお客様への謝罪については正職員に一任する。(笑) (どーも、すいませんっしたぁ!) 帰宅。 夜は吹き矢の講習。 10mに挑戦する。 (挑戦は、あくまで挑戦である) 帰り道にホカ弁を買って帰ろうとしたら、レジのお姉さんが、なんか一生懸命謝っている。 「10分ほどお待ち頂きますが」 と言われて待つが、結局、待たされること30分。 どうやらみんなそのぐらい待たされているらしい。 イライラして怒鳴り出すお客出現。 (ダメだよ広い心で待ってあげなきゃ) 帰宅してテレビをつけたら、宮藤官九郎と阿部サダヲが出ていて、映画「謝罪の王様」の宣伝をしていた。 ストーリーはよく分からないが、何か阿部サダヲが謝る話らしい。 「ゴメンナサイ」は、美しい日本語だと思う。 寝る。2013年9月分へ 目次へ
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