目次へ
独 り 言 (2013年5月分)
2013年6月分へ

2013年5月31日(金)
朝。
調整休暇なので、のんびり起きる。
「あまちゃん」は、本日も「トシちゃん似の男」(原俊作)のオンステージ。
15分ドラマの尺から考えてかなりの長時間芸を披露するシーンがあり、最後にスカウトマンに「あんたテレビに出られる
よ」と言われるというオイシイ役だ。
(制作スタッフによほど気に入られたのか、原俊作?)

午前中。
服何気なくGパンのポケットに手を入れたら、予想していなかった金属の感触。
そう言えば昨日、地下倉庫の鍵を開けて両手で除湿器を運び出したとき、右手に持っていた邪魔な倉庫の鍵を……
せっかくの休日なのに、自転車でチャリチャリ職場まで鍵を返しに行く。

ネットのニュース。
〈アキバの職質、違法と認定 都に5万円賠償命令 東京地裁〉
昨日、日経の夕刊にも小さな記事が載っていたのだが、読んでも意味が分からなかった話。
その事件についてが詳しく掲載されていた。

要するに、秋葉原の街を歩いていた人を警察官が強引に職務質問して所持品検査をし、ポケットに入っていた「携帯工具」
を理由に軽犯罪法違反容疑で書類送検したところ、違法な職務質問だとして損害賠償請求をされたというもの。

秋葉原という街は,最近ではオタクのなんとかと言われているが、もともと電気街。
ちょっと裏道に入れば電気部品を売る店が軒を並べている。
歩いているのは休日に趣味でパソコンの組み立てなんかをやっている人たち。

そういう人たちには、作業中に足りない部品の調達しに作業服のままふらりと秋葉原にやって来る人も多い。
で、それっぽい人に目をつけて強引に身体検査をすれば、作業服のポケットから出し忘れた小さな工具のひとつやふたつ出
て来たりする。
工具を持って街を歩くことは、言うなれば軽犯罪法違反なので、警察官、ポイントになる。

もちろん、まともなお巡りさんなら、そんな市民の安全を守る上で何の役にも立たない露骨な点数稼ぎをしたりはしない。
しかしどの世界にもクズというのはいて、そういう輩が組織全体の品位まで下げてしまう。
警察は、綱紀粛正のためにも、こういうクズ警官を徹底的に取り締まって処分してもらいたい。
警察組織全体への市民の信頼が揺らいでしまう。

午後。
SF大会、ゲストに企画で使用する楽曲の確認をしていなかったことに気づいてアタフタ。
JASRACの申請手続きを取らなくてはならないのだ。

ひとりで企画を回しているとこういったうっかりミスのポカがある。
大勢で企画を回していると「誰かがやってるだろ」的なポカがある。
(結局どっちもダメじゃん)

夕方。
ゴドウィン本の件でイラストレーターのところへ。
「Gペンで描いて、アナログの味を出したいと思ったんですよね」
(うんうん……?)
「で、墨汁が切れたので……」
(なんだこの昭和風味の言い訳は?)

百均で墨汁を買って来て、机の上に置いて帰る。
(あとは勝手に徹夜でもなんでもして絵を仕上げてくれ!)

闘いは続く???
寝る。

2013年5月30日(水)
雨が降りそうで降らないような……

出勤。
自販機の現金を数えて記録紙の数字と照合すると、午前中の仕事は終わり。

昼。
テレビで「あまちゃん」を観る。
ヒロインの代役として呼ばれて来ていた物まね芸人を、ちゃんと画面に登場させたのは、さすが。
うん、あれはみんな気になっていたから。(笑)
(ラストシーンは、なんと! ヒロインではなくこの男のアップ)

午後。
除湿器を倉庫から出すという仕事。

帰宅。
株式市場が安定しないとニュースで言っていた。
それは困るな。

出勤日数調整の関係で、私は明日から三連休。
SF大会のSNSに進捗状況報告を上げて、今日はもう寝る。

2013年5月29日(水)
雨模様の天気。

仕事が休みなので、ゆっくり起きてテレビで「あまちゃん」を観る。
失恋のショックでお座敷列車での歌謡ショーへの出演を拒否しているヒロインを説得するその親友の話。
駅に掲げられた看板に描かれた自分の絵を見て、心を変えるヒロイン。
話としては良いのかもしれないが、出演しないと言ってる人を看板に描いてしまうというのは詐欺じゃないか?
とか、
彼女の代役をやるはずだった物まね芸人の立場は?
とか、いろいろと引っかかってしまう。

午後。
SF大会の企画のことで、ゲスト予定者との打ち合わせ。
よく考えたら待ち合わせをしている相手をテレビの画面でしか見たことがなかったことに、途中で気づく。

まあ、なんとかなるかと思ったら、なんとかなった。
テレビで見覚えのある顔の人が、アルタ前の信号を渡って来るのが見えたから。

レッド・ドワーフの企画もやったことがあるから、テレビの中の人に会うのはこれが初めてではないのだが、完全にメイク
してキャラを作っていたキャットや女ホリーと違って「大橋さんの息子さん」の場合は、かなり素に近かったので、テレビ
そのまんまの人が現実の地面を歩いてこっちに近づいて来る光景は、なんだか不思議。

「大橋さんの息子さんですか?」
と、声をかけると反則のように爽やかな笑顔が返って来た。
テレビで見たより二割増のイケメン。
お陰でこっちはその後の打ち合わせの間中、ずっと舞い上がっていた。(←バカ)。

今回のゲストは完全に「外の人」なので、話はSF大会の概略から。
私の説明が悪かったのか、
「どうも雰囲気がよくつかめません」
と、言われてしまう。

知っているSFを聞いたら「銀河ヒッチハイクガイド」と「夏への扉」だって。
マニアックなんだか正当派なんだか……

とりあえず、シナリオブックにサインを頂いて帰宅。
(結局、私は何をしに行ったんだろう???)

寝る。

2013年5月28日(火)
薄曇り。

出勤。
今日も楽しい職場は長閑。

本日のお仕事。
パンクした自転車を修理に持って行く。

自転車屋の前まで来たら、開いているはずの時間なのにシャッターが閉ったまま。
電話をすると店番のお婆ちゃんが出る。
お婆ちゃん、どうやら自力でシャッターを開けられないようだ。

シャッターを外から開けて自転車の修理を頼むと、鍵を外したまま店の前の道に置いて行って欲しいと言われた。
よく見れば新品の自転車も箱ごとその辺の道端に置いてある。
池袋は、長閑で住み良い町だと思う。

午後。
見事なほどに徹底して仕事がない。

夕方。
帰りがけに藤岡藤巻の「ダメですよ」を口ずさみながら燃えるゴミをゴミ置き場に持って行く。
(♪あなたがいなかったら 燃えるゴミはいったい誰が出すんです?)
充実感に包まれて、帰宅。

夕方。
ディーラーズで販売する本の挿絵の件で、イラストレーターさんのところへ資料を届ける。
「イメージ的に、こんな感じで」
とか話をしたら、
「期待通りのものが描けるかなあ……」
とかつぶやかれる。
(大丈夫! 空も飛べるさ、君ならば)

夜。
機材のことで担当者に確認メール。
ネット接続用のケーブルは、どうやら企画側で準備するらしい。
(確認しておいて良かった)
他にも「抜け」がないかと、なんだかドキドキして来る。

(ゲストに明日の打ち合わせの確認メールを送らないといけないなあ)
と、思っていたら、向こうから先に来た。
素晴らしい!

世界中の人が、人との約束を忘れない世界になれば、みんなもっと幸せになれると思うなあ。
寝る。

2013年5月27日(月)
調整休暇。
せっかくなので床屋に行く。
髪や鬚が伸び放題でもむさ苦しくならない人というのもいるみたいだが、私は完全にホームレスっぽくなるタイプ。
床屋のハサミが目の前で動く度に短い毛が散って、脂でギトついた顔にへばりつく。
私を担当した若いお姉さんが、ちょっと嫌そうな顔をしていた。

昼。
スパゲティを食べる。
最近、池袋の食べ物屋が平均して、内装に無駄に凝った分だけ価格が高くて料理がイマイチという方向に向かっているよう
な気がする。
私は内装が普通で安くて美味しい店が好きなんだが、そういう店には客が入らないのか?

帰宅。
なんだが全身がチクチクするので風呂場へ行って石鹸で体と髪を一緒に洗う。

夕方。
ニュースで是枝裕和監督の「そして父になる」がカンヌの映画祭で審査員賞を受賞したと言っていた。
新生児の取り違え事件を扱った話らしい。
私には経験のないことなので良く分からないのだが、病院で産んだ赤ん坊って、親から離して管理するものなのか?
ベビーブームで産院が忙しかった時代には、ときどき赤ん坊の取り違えという話を聞いたが、最近でもそういうことって起
こるものなのだろうか。

夜。
「実録世界のミステリー」という外国で起こった人質事件を扱ったテレビ番組を観る。
番組中、「ストックホルム症候群」と「リマ症候群」という2つの「症候群」が紹介されていた。
「ストックホルム症候群」は、人質がずっと一緒にいるうちに犯人に好意を抱くというもので、「リマ症候群」は、犯人の
側が人質に好意を抱くというもの。

「症候群」と言うことは、病的な心理状態と見なされているということなのだろうが、傍にいる人を好きになるって異常な
ことか?
敵として出会った同士が互いを好きになることを「症候群」と呼ぶ感覚が分からない。

ストックホルム症候群の語源となった事件では、事件後に犯人と結婚した人質がいたらしい。
それで幸せになったのなら、めでたい話だ。

また、リマ症候群の語源となった事件では、犯人は人質への好意のために殺害を断念したのだそうだ。
これも、どう考えても良いことのような気がする。

人間同士、憎み合うより愛し合った方がいいよなあ?
寝る。

2013年5月26日(日)
今日は、メンサ・テスト合格者の会の例会だったのだが、SF大会の会議も同時刻。
会場の隅で音を小さくして、こそっと会議に参加。
合間にゴドウィン本の件でイラストレーターさんに電話。
なんだか妙に忙しい。

例会後の飲み会では、ビールと日本酒2合を飲んだだけで軽く酔う。
(疲れているのかな?)

帰宅。
昨夜録画しておいた「スイッチインタビュー達人達 宮藤官九郎VS葉加瀬太郎」を観る。
天才である宮藤官九郎に対して、葉加瀬太郎は軽やかに見える割には、どちらかと言えば努力の人。
「宮藤の化けの皮を剥がす」ことに挑んだ葉加瀬が、逆にどんどん素の自分を晒していってしまう過程が興味深い。
逆に宮藤は、見れば見るほどに本当に天才であることが分かって来る。
(この人は「やりたいと思ったこと」と「出来たこと」に差がないのか?)

そう言えば、昨日の「あまちゃん」(宮藤官九郎、脚本)は、ヒロインが自転車に乗ったまま空を飛ぶシーンで終わってい
たし、「中学生円山」(宮藤官九郎、脚本・監督)は、中学生の妄想の映像化みたいな話らしい。

自分が頭で空想したことが現実になるというのは、宮藤官九郎の場合リアルなのだろう。
(天才にとって、空想と現実はイコールだ!)

空想を現実にしようとして理屈をこねるのがSF。
そこに「手を使う」ことを加えると科学技術になるのだよな。

寝る。

2013年5月25日(土)
朝刊に、前米大統領補佐官のジェフリー・ベーダー氏へのインタビューが載っていた。

「日本がこの地域で『暴れん坊』になることなどないと思う。憲法改正を巡って何が起ころうとも、ないだろう。ただ、そ
うした予測をする隣人がいることも確かだ。(中略)彼らが胸に描いている偏見を裏づけることによって、彼らとの関係を
難しくすることは日本も望んでいないはずだ」

中国や韓国が日本を好戦的な軍国主義国家と考えるのは、彼らの偏見に基づく誤解。
偏見を持つ方が「悪いのだから」、誤解を解くために日本の側からわざわざ何かをやってやる必要はない……ではなくて、
偏見を持たれたら日本の方が「損をするのだから」、国益を守るために日本の側が努力するべきだ。
と、私も思う。

近隣諸国の偏見を助長することで「日本の外交的立場を悪くするような形での」憲法改正に私は反対である。
日本の国益を損なうからだ。
自国の国益を損なうようなことを敢えて行う者は、国賊だろう。

午後。
ゴドウィン本の挿絵の件でイラストレーターと話し合い。
……疲れた。
感性で喋るタイプの人が、ちょっと苦手なのだ。
「数独」でストレスを解消する。

夜。
「レッドドワーフ」のオフ会。

リーダーが引きこもり状態(本業が殺人的に忙しかったらしい)から帰って来た!
当然のように盛り上がる「わるだくみ」の話。

午前0時頃帰宅。
寝る。

2013年5月24日(金)
良い天気。

自転車で出勤。
今日も長閑な1日。

午後。
知らない人が事務所に駆け込んで来る。

「すいません! ここに救急箱とか置いていないでしょうか? 前の道でお巡りさんが怪我をしたので」
(事件? 事故? ひょっとして銃撃戦?!)
「パトカーに乗ろうとして、ドアに指を挟んじゃったんですッ!」
「………………」

救急箱は貸してあげたが、町の安全を守るお巡りさんがそんなドジな人で大丈夫なんだろうかと、ふと思った。
まあ、長閑な町だけどね。(^^;

帰宅。
ニュースで株価の動きを見たら、午前中は昨日の反動で上げて、午後は急落、さらにまた上げて……と要するに乱高下した
らしい。
週末で落ち着いてくれればいいな。

ラジオの録音を聴く。
ビブオ先生へのインタビューの最終回。
ちゃんとした質問をすればちゃんとした返事が返って来る人のようなので、安心する。
声も良く通るし、あとは来週の「作戦会議」だな。

夜。
コインランドリーにGパンを放り込んで外を散歩していたら、月が綺麗だった。

家に帰って、寝る。

2013年5月23日(木)
朝。
夜中の汗が明け方に冷えたのか、ちょっとゾクゾクずる嫌な感じ。

ラジオの録音の準備をして出勤。
全員で4人の係のうち、今日はひとりが全日休暇。
午前中は係長が2時間休暇。
午後は若手が2時間休暇。
それでも滞りなく業務が回る良い職場。
ここにいると、体調も回復してしまう。

帰宅。
録音しておいたラジオを聴く。
岡田惠和先生とビブオ先生が「泣くな、はらちゃん」について語るという番組。

岡田先生のイチ推しはやっぱり「神回」と呼ばれた第5話。
観ていた時にはまったく違和感を感じなかったのだが、ラストの一場が全て漫画の絵で進行するというあのラストシーンはド
ラマの脚本としてはかなりの冒険だったのだという話。

ビブオ先生が、第6話(はらちゃんが自分でノートを開く話)を観た後、ヒロインに感情移入し過ぎてしばらく落ち込んで
しまったという話は、少し意外だった。
割と客観的にドラマを観て淡々と絵を描いているのだと思っていたから。

ニュースは株価の大暴落。
ITバブルがはじけた13年前以来の大幅な下落だったのだとか。
このあと反動で逆に上向くのか、このまま下がり始めてしまうのか?
明日からしばらく株価に注目。

寝る。

2013年5月22日(水)
良い天気。
熱は下がった。
軽く喉が痛いのは風邪ではなく花粉症だろう。

調整休暇で家にいる。
ビブオ先生の出演するラジオ番組を録音しようと例によってラジカセを窓の外に出していたら、何やら表で不穏な動き……
「アパートの外壁清掃のため、これから高圧洗浄を行います」
って、ヲイ!

録音終了と同時にラジカセを部屋の中へ。
しばらくして高圧洗浄開始。
(セーフ!)

昼。
海外ミステリードラマ「LAW & ORDER:LA」を観る。
アメリカの社会事情が分からないので、いまひとつピンと来ない話だった。
近所迷惑も考えずに海岸で騒ぐ人間を偏狭な近隣住民から守るという考え方に、日本人は正義を感じないからか?

午後。
ゴドウィン本の件でイラストレーターと話し合い。
今週末までに形になっていなかったら、他の人に頼むということで。
……って、私の方の原稿も遅れているのだよな。(^^;

夕方のNHKニュース。
PC遠隔操作事件の続報。
報道の仕方が興味深かった。

弁護側の主張が弁護団の映像入りでまず流れ、それに対する検察側の主張は字幕とアナウンスのみ。
通常の刑事事件の報道だと、検察側の主張の方にウエイトが置かれるので、ちょっと珍しいなと思う。
マスコミ的に、弁護側が有利な事件と判断したのだろうか?

夕刊。
金正恩の特使が中国で共産党幹部と会談したという記事。
北朝鮮の狙いは、韓国の孤立化なのか?

夜。
ミステリードラマ「鬼刑事と車椅子の少女」を観る。
真相に繋がるヒントが、ちゃんとドラマの前半部分に隠されている正統派のミステリードラマだった。
犯人役の人、役者として面白かったろうと思う。

明日は仕事なので、そろそろ寝る。

2013年5月21日(火)
朝。
雨は止んでいた。

朝のニュースは北朝鮮のミサイル発射問題。
飯島内閣参与が北朝鮮から日本に帰国した途端にミサイルを撃ちまくってアメリカと韓国を非難しているそうな。
素人が見ても「日本は実は北朝鮮の味方」をアピールして、米韓と日本との仲を裂こうとしているというのは見え見え。
歴史的に見て、岸さんのお孫さんである安倍さんは、北朝鮮と関わりは深いはず。
(裏で何か動いているのかなあ?)

そうした動きがあったとして、それがどういう思惑でどういった結論を狙ったものなのかは現段階では外部には不明。
日本の外交の行方は日本人にも分からないことになっているな。

自転車で出勤。
職場に着くと、除湿器が満水で停止していた。
湿度70%。
事務所が地下にあるからだ。
雨上がりの晴天の日は、地下の部屋はじとじと、地上の部屋は蒸し暑い。

今日のお仕事。
除湿器の水を捨てた。

一旦、帰宅してから、SF大会のスタッフ会議のために出かける。
道の途中でゲストの漫画家さんに描いて頂いたイラストのことで、出版社から電話。
「ほら、○ャ○ーズさんがね」
「ああ、○ャ○ーズさんですか」

ドラマ企画は、番組そのものの著作権の他に、俳優さん自身の肖像権の問題をきちんとクリアしておかないと、あとでやや
こしいトラブルになってしまうことがある。
今回の場合、「俳優」が演じている「番組の登場人物」を描いた「絵」の権利者は誰かみたいな話で、出版社とかテレビ局と
かいろいろなところに話を通さなくてはならなかったわけだが、結論としては問題無しということで、セーフ。

地下鉄で会議室に到着したが、まだ部屋が開いていないと言うので、外でしばらく待つ。
K原くんが来たので、2人でしばらくだべる。
「崎田ってさあ、最近、丸くなったというか、前みたいに突撃するばかりじゃなくなったよね」
と、言われる。

彼は私を誤解している。
私は昔から「木に登るには、まず梯子を作る」というタイプ。
突撃して枝に飛び乗ったように見えたのは「特撮」を使ったからだ。(笑)

会議。
新人のスタッフから成る通称「ウサギさんチーム」のメンバーはみんな優秀で、問題なく仕事を進めていることが確認でき
た。
良いことだ。

会議終了後は、当然のように飲み会。
どういうわけか「お国なまり」の話で盛り上がる。

「蕎麦屋でペエイチたあ本寸法だね(お蕎麦屋さんでお酒を飲むなんて正統派なんですね)」
という東京弁、「まったく意味が分からない」と言われてしまった。
自分の生まれた土地の言葉が、意外に他の土地の人に通じないのにびっくり。

「アスンどいで(遊んで来なさい)」は、かろうじて通じたものの「ワキィイッテ言うなよ(ここだけの話ですが)」は、
大半の人が「意味不明」と答えた。
では、私がこれまでに喋った「ここだけの話」は…… Σ( ̄□ ̄|||)

家に帰って、寝る。

2013年5月20日(月)
朝。
ビブオ先生が出演するというラジオ日本の「坂上みきのエンタメGo!Go!」という番組を聴きたかったのだが、放送時
間が朝の9時50分から。
さすがに出勤している時間帯なので、録音して聴くことに。
しかし自宅はビルの谷間。
安普請だが鉄筋コンクリート。
ラジオ日本の電波が入らない!

ラジカセを窓の外に出せばかろうじて音が入るのだが、外は雨。
ゴミ袋のビニールを被せて……なんとか……

職場は今日もとても長閑。
倉庫から除湿器を取り出したのが、仕事らしい仕事。
何もやることがないと、ひたすら眠い。
風邪薬を飲んでいるので、なおさら眠い……

夕方。
帰りに池袋へ寄ってラジカセ用の120分テープを探す。
ビックカメラのオタクっぽい(←褒め言葉)店員が、かなり熱心に在庫を調べてくれたが、やはりないとのこと。
(この時代にまだラジカセを使っている私が間違っているのか?)

帰宅して、録音を聴いてみたら雑音が多いながらちゃんと音が録れていた。
ビブオ先生は、マイクが拾いやすい良く通る声質らしい。
企画をやる側としては、これは大変有り難い。
(出演者の声がよく聞こえないままの90分間は地獄なので)

夜。
「ガリレオ」というミステリードラマを観る。
刑事が最初に疑った人間が犯人という、ミステリーとしてはかなりつまらない展開。
犯行に使用した立体映像のトリックにも、無理があり過ぎるし。
ネタ切れかなあ。
このドラマ、無理に続編を作らない方が良かったんじゃ?

立体映像と言えば、今日の朝刊に、今週末に渋谷のオーチャードホールで上演される初音ミク主演のオペラの記事が載って
いた。
〈会場には巨大なスクリーンを配し、CG映像と大音量の音響で物語が進行する〉
というものなのだそうだ。

そのうち、映像と生の舞台の境界がなくなってしまうのかなあ。
それとも、そんな境界に拘っている私の感覚が既に古いのだろうか?

寝る。

2013年5月19日(日)
朝から微熱。

部屋でだらだらと昨日の夕刊(日経)に目を通す。
〈シェールガス、日本へ〉
〈米、天然ガス輸出解禁〉
〈中部電・大ガスに〉
〈17年にも年440万トン〉
ということで、
〈米国産LNGを安定調達できれば、発電コストを削減できるほか、他のガス産出国との価格交渉力も高まりそうだ〉
とのめでたいニュース。

原子力発電所の新設が難しくなっている現状を考えると、今後、発電は火力が主流になりそうだ。
あと必要なのは、二酸化炭素の回収・処理技術の開発だね。

昼。
風邪薬でかろうじて症状を抑え、ベッドでごろごろ。
『天のお父っとなぜに見捨てる』(小嵐九八郎 河出書房新社)読了。

内容は、イエス・キリスト伝。
イスカリオテのユダの日記と熱心党のシモンの書簡の形式で語られている。
「ユダの日記」と聞いてピンと来た人もいると思うが、巻末の参考文献には『ユダの福音書』がちゃんとあった。
つまり、この「日記」こそが近年になって発見された例の『ユダの福音書』だったという設定らしい。
だからこの物語のイスカリオテのユダには、重大な使命が課せられることになる。
日本人は、本当にユダが大好き。

物語の大筋は『新約聖書』の通り。
但し、上記の理由でイスカリオテのユダの立場が『聖書』とは異なるものになっているのはもちろんのこと、もうひとつ違う
のが、マグダラのマリア。
この作品におけるマリアは、女の立場を声高に主張する極めて気の強い女性。
ナザレのイエスは彼女に惚れるが振られてしまうという話になっている。
(「気の強い女」って、いまの日本ではモテるらしいが、2000年前のエルサレムでは、どうだったのだろうね?)

独特の文体と「なまり」だらけの登場人物のセリフを面白いと思うか鬱陶しく感じるかで感想分かれる作品。
ストーリーそのものは「ユダは裏切り者じゃなかった説」の比較的スタンダードなもの。
人間臭いイエスと、あまり有り難くない12使徒の描写はリアルで、実際こんな感じだったんじゃないかと思わせるのは作者の
力量だと思う。
キリスト教に対しては基本、肯定的なので、キリスト教が嫌いな人にはやや抵抗があるかも。
『聖書』の物語を読み物として面白く読みたい人にはお勧め。

午後。
SF大会のことでいろいろ。
プログラムブックの担当者とのやり取りが、なんとなくトンチンカン。

夕方。
薬を飲んで症状を抑えて、少し外出。
近所の家の前を通りかかったら、鍵がドアの鍵穴に差し込んだままになっている。
不用心なので家の人に知らせようとチャイムを鳴らすと、耳にピアスをしたインド人が出て来た。
どうにか意思の疎通に成功して、鍵を渡す。

ニュース。
カンヌ映画祭の生中継中にスターターピストル(運動会の「ヨーイ、ドン」のアレ)を鳴らした男が逮捕されたそうだ。
(何をしたかったんだろう?)

夜。
昨日の画像データの加工を頼む。
戻って来たものをSNSに上げ、もう1度プログラムブック担当者とやり取り。
どうやら原稿の締め切り日について担当者と他のスタッフとの間で行き違いがあったようだ。
(会話が噛み合なかった訳がやっと分かった)

企画紹介文の修正版をSNSに送った……辺りで、薬が切れて熱が出て来た。
今夜はもう寝よう。

2013年5月18日(土)
朝。
休みなので解熱剤を飲まずに放っておいたら、やっぱり熱が上がって来た。
風邪をひくと熱が長引く体質で、嫌になる。
(でも、あんまり毎日解熱剤を飲み続けるというのもアレだしなあ)

昼。
SF大会のプログラムブック用の画像データが届く。
加工担当者に送ってデータを開けることを確認したところで、力尽きる。

午後。
こいこんのスタッフ会議をやっているのをスカイプで聞きつつ、気がつけば眠っていた。

なんか地震があったみたいだ。
 時刻:14時47分頃
 震源:福島県沖(北緯37.7度 東経141.6度)
 深さ:約50km
 規模:6.0
宮城県の石巻で震度5強だったとか。

夕方。
目が覚めたらスタッフ会議は終わっていた。
何が決まったのだろう?(←間抜け)

ニュース。
北朝鮮が短距離ミサイルを発射したのだとか。
実験用ミサイルではないかとのこと。
(本気で戦争をやる気なのかね? 考えていることがよく分からない国だ)

夜。
熱が上がって全身の関節が痛み出す。
(いろいろとやることがあるのになあ)
痛み止めを飲んで寝ることにする。

2013年5月17日(金)
晴天。
バイトに行ったら、昨日風邪で休んでいた人が出社していて、その隣の席の人がやたらクシャミをしている。
この人の席が私の斜め向かい。
だんだん病気がこっちに近づいて来る感じですごく嫌だ。

夕方。
今日も定時で退社して、ゲンロンカフェに電話をかける。
本日の大森望先生の講義(「SFに何ができるか―― "伊藤計劃以後" の現代SF展望」第1回)の当日券がまだあるのかの
問い合わせ。

「オフィシャルには満席ですが、立ち見ならまだ余裕があります」
と言われたので出かけたら、
「実はキャンセルが出て、4つほど席が空いています」
と言われる。
結局、一番前のかなりいい席に座れた。
(これも日頃の行いの……)

講義開始まで、まだ時間があってので廊下をぶらぶらしていたら、大森先生がエレベーターから出て来た。
とっさにお互い「あっ」と言ってなんとなく同時に「どーも」と、間抜けな挨拶をしてしまう。
ついでなので「はらちゃん」企画の簡単な打ち合わせ。

さて、肝心の「SFに何ができるか」。
「伊藤計劃以後」という括りがあるということを初めて知った。
アニメにおける「ヤマト以後」みたいなものか?

会場にはどう見ても20代という感じの参加者が多く、SF読者の年齢層が確実に若返っているのが実感出来た。
これが「伊藤計劃」の力か。
SF界は本当に惜しい人をなくした。

全3回の講座の第1回目の今日は、主に日本SF界の歴史の話。
「○○はSFじゃない論争」の話とか。

講座修了後、参加者同士数名と近所で食事。
はるこんのK合さんに、
「崎田さんのことをキ×ガイだの頭がおかしいだのと悪口を言っているのは、私ではありません!」
と、意味不明な絡まれ方をする。
いや、明らかにオマエだろ!(笑)

「SF人口を増やすために、ちょとでもSFっぽいものを書くやつがいたら、そいつの両肩をガッシと?み、『お前の書いた
ものはSFだーッ」と言ってこっちの世界に引きずり込め!」
という私の主張は、賛同者がいたのだか、いなかったのだか。(こっちも酔っぱらい)
「SFファンタジー」とか「「SFミステリー」とか「SF純文学」とか、もうみんなSFにしてしまえ!

終電で帰宅。
ビブオ先生からメールの返信が来ていた。
この企画もまとめないとな。

寝る。

2013年5月16日(木)
天気予報によると、今日は夕方から雨だと言う。
少し悩んでから、やっぱり自転車で出勤することにする。

バイト先では、風邪で欠勤1名。
でも、特に支障無し。
今日も長閑な1日。

職場で流れているラジオを聞いていたら、
「お巡りさんが道に拳銃を落としたら、通行人が拾って警察に届けてくれた」
との心温まる(?)ニュース。
日本中がとても長閑。

夕方。
帰ろうとしたら、雨が降って来た。
昼には腫れていたのに。
雨宿りがてらに定食屋で食事。

帰宅。
SF大会の「はらちゃん」企画。
座談会企画の予定なのだが、出演を承諾してくれた2人のうち、
片方から「僕は主に相槌を打つ役としてお願い致します」
もう片方から「僕も聞き手にまわる感じですかね」
というメールが来た。
(じゃあ、誰が喋るのだろう?)

(どうすっかなあ???)
と、悩んでいたら「日本テレビの「はらちゃん」担当プロデューサーから、「SF大会頑張ってください!」という励ましの
お便りが届く。
ハイ、頑張ります。

もういろいろ考えるのが面倒臭いから、今夜は寝てしまおう。

2013年5月15日(水)
朝。
喉が痛い。
昨日からどうも風邪気味だと思っていたのだが、咳をしたら痰に血が混じっていた。
喉が炎症を起こしているらしい。
調整休暇を幸いに、寝ていることにする。

午前中。
SF大会関係でメールが1通。

午後。
文字通り倒れている。

夜。
午前中のメールの関係で電話が来る。
「泣くな、はらちゃん」企画に、劇中漫画を描いたビブオ先生が出演してくれることになった。

寝る。  

2013年5月14日(火)
天気が良い。
ニュースによると真夏並みの暑さだったところもあるそうだが、私が仕事をしている事務所は地下にあるのでその点は問題ない。
(冬場は寒いらしいが)

なんだか風邪っぽい。
職場は相変わらずなので、のんびりと仕事。

昼。
テレビで「あまちゃん」を観る。
小泉今日子がアイドルを目指して挫折したという過去を持つ女性の役を演じているドラマ。
(つまり、このドラマの世界には、アイドル「キョンキョン」はいないのだ)

劇中で小泉の歌が披露されると何かに書いてあったと思うが、ドラマではその歌が録音されているカセットテープが登場。
テープレコーダーにテープを入れてスイッチを入れたところで、続きは次回……は普通だと思うが、そこに「15分って、
短いですね」のナレーションを被せたのは、さすが宮藤官九郎だと思った。

午後。
長閑に過ごして定時で退社。
今日もお仕事お疲れさん。

帰宅。
大阪の橋下市長がしょうもない失言をしたとかいうニュース。

猪瀬さんと言い橋下さんと言い、どうしてこう「言わない約束」のことをペラペラ口に出すのだろう?
そういうおっちょこちょいを「正直だ」ともてはやす支持者もやっぱりどうかしていると思う。
「本音をほのめかしつつ建前を言う」という大人のコミュニケーションが出来ない「お子様」が彼らの支持者なのか?

夜。
SF大会のゲストの件でメール。
プログラムブックの原稿が遅れそう。
「良い子の締め切り」は守れそうもないので「悪い子の締め切り」を確認しよう。(良い子はマネしちゃダメだよ!)

寝る。

2013年5月13日(月)
朝。
道に雨の名残があった。

出勤。
午前中。
お客様にトイレのペダルの位置を尋ねられて教えて差し上げる。

昼。
ニュースで中国の船が尖閣諸島の日本の海域に入ったとかなんとか。
この間は「沖縄はそもそも中国の領土」とか新聞に載せるし……
最近の中国は、ちょっと変なことをやっているね。

中国と言えば、むかし蜀の諸葛孔明が、魏の司馬仲達に女の着物を贈って愚弄したことがあった。
仲達の部下たちは怒って「蜀を討つべし」と進言したが、仲達は冷静に「孔明は焦っているな」と言った。
あからさまな挑発を行うのは、魏の側から先に手を出させようという策略だと見抜いたのだ。

さて、現在の中国の話。
目下、中国が狙っているのはアジア・アフリカ市場。
そのアジアやアフリカの国々に向かって中国は「日本は好戦的な国。その日本から守ってやるから中国の傘下に入れ」的な
プロパガンダを盛んに行っているらしい。
ところが肝心の日本が、あまり目立って「好戦的」なことをやってくれていない。

そういった状態で、中国があからさまに日本を挑発しているわけだ。
ここで日本人としては、
1)頭に血を昇らせて「中国討つべし」と騒ぐ?
2)「中国は焦っているな」と冷静に分析する?

以上を踏まえて。
私は憲法九条の改正を「いまの時期に」行うことには反対している。
中国に格好のプロパガンダの材料を与えることになるからだ。

魏の仲達は、血気にはやる部下を冷静に押しとどめた。
日本の安倍さんは?

午後。
いつものように過ごして定時で帰宅。

夜。
SF大会のスタッフ会議。
ゲストの宿泊の件とか、JASRAC申請の件とか……。

9時半に会議終了。
当然のように飲みに行き、帰宅したのは午前0時過ぎ。
今日も元気な一日だった。
寝る。

2013年5月12日(日)
朝。
親戚に不幸があり、通夜と葬式と初七日を全て今日の午前中に済ませてしまうのだという連絡を受け、寺に行く。

聡明で面倒見が良く、周囲の尊敬を集めていたはずの故人の告別式には数えるほどの人数の参列者しかなく、聞けば、
「連絡が取れなかった」
のだと言う。
残された年賀状の葉書の束の誰が親しい人か分からないから、全員に連絡を取らないことにしたのだそうな。
私が死んだ時にも、こういう感じになるのかな?

この一族の中にいると私はどうも居心地が悪い。
しょうがないので初対面の人とだけ喋っていたが、何か言葉を口にする度に年上の従姉から、
「この人は、変わり者なんです」
と、フォローを入れられる。
公務員と教員だらけの一族の中で、私は遺伝子異常の変異種であるらしい。

昼過ぎ。
式場を出て、カンカン照りの道を帰る。

午後。
着替えてシャワーを浴びてから、ギター・セミナー。
チューニング中に弦が切れ、講師に張り替えてもらう
練習開始。
正直に言って、ヘタ。
ぜんぜん曲になっていない。

「弾けるようになったら、お客を入れて発表会をやりましょう!」
と、あくまで前向きな講師。
(客席から生卵が飛んで来そうな……)

終了後、講習生のひとりであるSF大会スタッフと夕食。
長野のローカル・リフレッシュ・コンベンションの話とか。
「東京でローカルコンをやったら……」
とか妄想を広げる。

夜。
帰宅後、コインランドリーに行ってからテレビで「探偵はBARにいる」を観る。
北海道・すすき野を舞台にした大泉洋主演のコミカル・ハードボイルド。
1度劇場で観ているので、途中で寝る。

2013年5月11日(土)
雨。
出かける予定とかをキャンセル。

午後。
SF大会の企画会議に途中からスカイプ参加。
夜の9時まで延々と。
こっちは食事したり風呂に入ったりしながら聞いていたが、会場で参加していた人たち、お疲れさま。

夜。
テレビで「世にも奇妙な物語」を観る。

「呪Web」
「地獄少女」に似ているかな?
嫌な相手を呪ってくれるというサイトにアクセスして、規定の料金を払うと……というやつ。

「AIRドクター」
国試に落ちた医学部出の青年が、航空機内で急病人に遭遇し、とっさに医者だと名乗ってしまったことから……
一見あり得そうな話からどんどん話がエスカレートして行き、カオスに突入して行く展開が面白い。
他の者はともかくも、間違えられた温度計の気持ちを思うと……(笑)
どうでもいいことだけど、客室乗務員(?)の男性、「泣くな、はらちゃん」でお巡りさんをやった人だね。
地味だけど確実な芝居をする人だ。

「石油が出た」
人間から石油が出る話。
「赤いろうそくと人魚」系かな?
丸山隆平、まさかのスカトロSMに挑戦……ぢゃねえよ!(*^□^*)
しかし縛られたまま、だんだん膀胱が限界になって来る辺り、ややそっち系を狙っているよな?
おまけに「ジャニーズがそういうモノを武器にしたらあかん!」というものを武器にしようとするし……
(火がついたらどうする!)
これもどうでもいいことだけど、主人公を演じていたのは「泣くな、はらちゃん」で田中君をやっていた人。

「不死身の夫」
妻がうっとうしい夫を殺そうとするのだが……タイトル通りの話。
本当にどうでもいいことだが、妻を演じていたのは「宇宙犬作戦」で美しすぎる大統領をやっていた人だった。

「階段の花子」
犯人の動機と花子さんの目的がちょっと分かり辛かった。
単なる復讐?
それとも伝説の「ルール」を守っただけなのか?

今回の中では、「AIRドクター」が一番面白かったな。
ネットでストーリーを読んだ時には一番退屈そうな話だと思ったのだが、シナリオと演出が良いとドラマは面白くなるもの
なのだね。

寝る。

2013年5月10日(金)
朝。
SF大会関係でメールが来ていたので、返信。
今回は企画2つをひとりで回すという初めてのことをやっているので、やや忙しい。

出勤。
午前中は、新しく入ったPCソフトの研修。

午後。
お茶を飲みつつ隣席の社員がときどきあげる「ああっ!」とか「うわっ!」とかいう声を聞いている。
彼はド近眼(差別語か?)なのだが眼鏡が嫌い。
書類の細かい文字が読めないので、当然ミスをする。
ミスに気がついては叫び声をあげる。
(無能な人というわけではないのだけどねー)

しかし彼の担当部分が終わらないと、こっちに仕事が回って来ないのだ。
とりあえず、作業中だけは眼鏡をかけることを提案してみる。

夕方。
定時で帰宅。
SF大会関係のメールを送る。
いろいろと前途多難。

寝る。

2013年5月9日(木)
快晴。
自転車でバイト先へ。
今日も会議があるので事務所から離れた会議室へ資料の束を自転車で運ぶ。
紙の束というのは重いので、自転車のバランスを悪くする。
停車してスタンドを立てようとしたとき、いつかやると思っていた通り、思いっきり自転車を倒す。
……右脚に長さ10センチほど痣を作ったものの、資料は守った。
(偉い!>オレ)

会議室で準備中に、係長が忘れ物を思い出したので、私が自転車で取りに行く。
昨日から合計して、これで3回目。

ファイルを手に急いでいたら。廊下ですれ違った隣の係の人に、
「少し痩せたね」
と、声を掛けられた。
(係長はきっと私のダイエットのために、忘れ物をした振りをして運動をさせてくれているに違いない!)

昼。
テレビ(NHK総合)を観ていたら、いきなり画面が真っ暗になり「現在、このチャンネルは放送を休止しています」とい
うメッセージが映る。
スカイツリーからの試験放送のせいらしい。
しばらくすると画面は元に戻った。

午後。
長閑な時を過ごして、定時で帰宅。

録画しておいたCSI(テレビ東京の番組)を観たら、やはり12時36分頃に画面が真っ暗になり、職場のテレビに映っ
たのと同じメッセージが表示された。
(こっちはケーブルテレビだったのだが)
東京タワーからスカイツリーに切り替えて、本当に大丈夫なのかと不安に思う。

夜。
ネットで見つけたニュース。
ブリティッシュ・コロンビア大学のダニエル・ランドルズらが行った実験について。
被験者を3つのグループに分け、そのうち2つのグループには心理的な苦痛を感じさせるような映像を見せる。
その2つのグループのうち片方にはアセトアミノフェンを、もう片方にはプラセボ(偽薬)を与える。
その後、3つのグループの被験者に「罪を犯した者への刑罰」を決めさせる。
すると、映像を見せられて、かつ、アセトアミノフェンを与えられなかったグループは、他の2つのグループの被験者に比べ
重い刑罰を選択した。
(念のため、彼らが見せられた映像は、刑罰の対象となる者が犯した罪とは関係がない)

実験は、アセトアミノフェンが精神的な苦痛を取り除く効果に関するものだったが、私は別の感想を持った。
先日読んだ殺人事件の事件写真を見せらて精神疾患になった元裁判員が訴訟を起こしたというニュースのことを思い出した
のだ。
このときの裁判で裁判員が出した判決は「死刑」。
裁判員は残酷な事件現場の写真が判決に重要な影響を与えたと言っており、これが裁判員に現場写真を見せたのは必要不可
欠な行為であったという証拠として挙げられていたのだが……

この裁判の話と「心理的に苦痛を感じさせる映像を見た人間は、その映像が事件に関係あるかどうかに関わらず重い刑罰を
選択する」という話が頭の中で出会ってしまったのだ。

精神疾患になる人が出たぐらいだから、問題の現場写真は相当に心理的苦痛を感じさせる内容のものだったのだろう。
ひょっとして「残酷な事件を起こした犯人だから死刑」なのではなく「裁判員自身が残酷な現場写真によって精神的苦痛を
感じたから死刑」という判決となったのか?

アセトアミノフェンは、頭痛薬のノーシンなんかに入っている成分。
裁判員に事件現場の写真を見せても、ノーシンを飲ませたら軽い刑罰を選択する?
逆に軽い罪でも、裁判員自身に精神的な苦痛を感じることがあったら、重い刑罰を選択する?
ネットなので、何かと「(他人を)厳しく罰するべきだ」と主張する人は、実は強い精神的な苦痛を感じている人なのか?

いろいろと考えさせられる話だと思った。
とりあえず酒を飲んで、寝る。

2013年5月8日(水)
朝。
某民放の情報番組で、例の大西洋で見つかった陸地の痕跡の話題を取り上げていたのだが、番組がインタビューした相手が
「ムー」の三上編集長というのは……(笑)
(三上さん、明らかに面白がっていたぞ)

出勤。
天気は良いが、気温がイマイチ信用できなかったので、上着を着て外に出る。
案の定、自転車で風を受けると少しばかり風が冷たかった。
職場に着いて、自転車の鍵をポケットに入れたとき、体育館の番号札が指に触れる。
夕べ吹き矢の練習のときに返し忘れたようだ。

午前中は会議。
なんやかんやで事務所と会議室のある建物を、自転車で3往復。
なぜならいまのバイト先には、係長以外は定年退職後の再雇用職員と20代だが病弱な職員しかいないのだ。
つまり、肉体労働要員が私しかいないのである。
帰り道に自販機で買ったリポD代が経費で落ちないものかと、一瞬本気で考える。

午後は、事務所の隣の部屋でまた会議。
私の仕事は、会議資料を資料をコピーして終わり。

やることがないので、東口まで「仕事」に行く。
帰って来たら退社時刻。

体育館の鍵を返しに行ってから、帰宅。
メールをチェックしたら、昨日のメールの返信が届いていた。
要約すると「コッチではなくアッチに問い合わせて欲しい」という内容。
もう1度アッチの方に電話をかけ、ここでも「文書の形で」と言われたのでそのようにして……

結論から言うと、ダメだった。
やっぱり「御社の商品(通常使用料15万円ぐらいのもの)をタダで貸してくれませんか?」ってのは、無理があったか。
(たまに貸してくれるところもあるのだが……)

夜。
レイ・ハリーハウゼンが死亡したとのニュース。
(すみません。とっくの昔にお亡くなりになっていたとばかり思っておりました。謹んでご冥福をお祈り致します)

寝る。

2013年5月7日(火)
朝。
いきなり寒い。
このところ気温の変化が大きいな。

午前中。
仕事を休んでSF大会関係の電話。
アッチにかけたらコッチじゃないソッチだと言われるいつものパターン。
(すみません。毎度ワケノワカラン電話をかけて)

結局、あまりにワケノワカラン話に「文章に書いて送ってくれ」と言うことになり、メールを送る。
「Yes」か「No」の返事がじきにに戻って来るだろうと待つが、何も言って来ないのでテレビをつけてCSIを観る。
今日のCSIは、ものすごく精巧なカンニングペーパーというものが出て来る話だった。
(そこまでするぐらいなら、普通に勉強しろよ)

夕方。
吹き矢の講習。
広報紙に案内が載ったとかで受講生の数が増え、珍しく順番待ちをすることに。

帰り道。
強くて冷たい風。
ニュースによると、西新宿で強風のため看板が落ちて通行人が怪我をしたとか。

夕刊。
〈大西洋に陸地の痕跡〉
という記事。
海洋研究開発機構とブラジル政府が行った「しんかい6500」による調査で分かったそうだが、
〈伝説のアトランティスついに!?〉
って見出しはどうよ?

記事をよく読めば、
〈アトランティスは大西洋にあったとされる伝説の古代大陸、高度な文明を誇り、約1万2千年前に沈んだと伝えられる。
今回見つかった「大陸」は数千万年前に沈んだと推定され、人工構造物は現時点では見つかっていない〉
と、ちゃんと書いてあるから分かっていて付けた見出しだと思うが、「1万2千年前」と「数千万年前」では年代が違い過
ぎる。
どうも見つかった陸地の痕跡に「アトランティスのような」という形容詞を付けて発表したのはブラジル側らしい。
これって日本の学者が古い墳墓らしきものが見つかると「卑弥呼の墓か?」とやるのと同じことか?
一般ウケしやすい話にした方が研究費が付きやすいとかそういうことなのだろうな、たぶん。

寝る。

2013年5月6日(月)
午前中。
企画の進捗状況報告とか、問い合わせのメールとか。

昼から、
微熱が出たり、体が重くなったり、汗が出たりを繰り返しつつ、とろとろと眠る。
ずっと風邪をひいていたのに薬で症状を抑えていたので、体が中途半端なことになっている。

夕方。
復活!
ニュースを見たら「今日は全国的に夏日で、帯広では積雪」と言っていた。
(何があったんだ、帯広?)

日が暮れてから、急に雷雨。
(何かあったのは、帯広だけじゃないらしい)

雨が止んだのでコインランドリーへ。
洗濯機が止まるのを待っていたら、初対面の青年に50円玉を100円玉に両替してくれと頼まれる。
背の高いイマドキ風の若者で、腕にタトゥーをしている。
小銭を両替してやると丁寧に礼を言い、帰る時にもきちんと頭を下げてもう一度礼を言ってから店を出て行った。
最近の若者は、平均的に見て我々が20代だった時より礼儀正しいように思う。

帰宅。
先日、深夜に録画しておいた「冨田勲のイーハトーヴ交響曲 〜初音ミクが歌う賢治の世界〜」を観る。
ボカロをリアルタイムで演奏するという技術を使った世界初のオーケストラとのコラボレーション。

思うにボカロを生のオーケストラと合わせてリアルタイムで演奏なんてことは、言い出したのが冨田勲じゃなかったら「無理
です」で終わっていたのではないだろうか?
巨匠の無茶振りは技術を発展させる!

……寝ようか。

2013年5月5日(日)
妙な夢を見た。
小学校の体育館で燕尾服を着たピアニストが演奏を行おうとしている。
しかし集められた近所の子供たちは落ち着きなく体育館の中を走り回っている。
ピアニストはついに怒って帰ってしまう……
なんでこんな夢を見たのか、さっぱり分からない。

こどもの日。
総務省の発表によると、4月1日現在の15歳未満の子供の推計人口は、前年より15万人少ない1649万人だった。

いま日本に生まれて来る子供たちは本当に可哀想だと思う。
子供が育つには、家の周囲に子供が大声を出して走り回り、ボールを投げ合えるような空間が普通にあることが必要だが、
自宅の周囲を見回して、そういう場所が見当たらない。
せいぜいが学校の校庭か体育館。
君が子供だったら、遊び場が学校の中だけって、楽しいか?

路地裏は狭隘道路整備なんちゃらで消え、空き地には鉄条網。
民家の隙間にある狭い児童公園では、ボール遊びはもちろん大声を出すことも禁止。

「子供が騒いではいけない場所では静かにさせておくように躾を」
とか正論を吐く人も、
「じゃあ、子供が騒いでもいい場所はどこ?」
と聞いたら具体的な場所を答えられるだろうか?
例えば池袋だと、どの辺?

子供の居場所をどんどん潰して大人の場所に変えてしまい、そうした大人の場所で子供が子供らしくしていることに不快感
を示す。
(子供が育ち辛い環境を作りながら少子化を嘆いていてもなあ……)

昼から新橋でSF大会のスタッフ会議。
どうでもいいことだが、10台持ち込まれた端末のうち2台がタブレット、4台がWindows、残りがMacBook Air。
あと何年かしたら、タブレットが逆転するかな?

会議は企画に関する詰め。
ゲストに送ったはずの招待状が届いていなかったことが判ったりして、ちょっとバタバタ。

夕方からSF乱学講座。
ライターの堺三保さんを講師に、「ルーカスの後輩になってみて」というタイトルで。
堺さんがUSC(南カリフォルニア大学)に留学した経験から日米の大学の教育システムの違いについて。

講義開始前のヨタ話。
デザインは素晴らしいがやたら使い辛い新校舎、設計したのがジョージ・ルーカスという話に個人的にツボッた。
天才に実用品を作らせてはならないという見本か。

USCの教育システムが、ダメな者を積極的にドロップアウトさせるように出来ているという点が、さすがアメリカ。
なんのかんの言いつつ、落ちこぼれを救済しようとする日本のシステムと対照的。
渡米前は自分自身をかなりアメリカナイズされた人間と自覚していた堺さんが、留学中に「自分はやっぱり日本人だな」と
思い直したというのが分かる。

堺さんが専攻したのは映画だが、商業科の日本人留学生に「商業科では白人の学生は有色人種の自分には声もかけない」と
聞かされたという話が印象深かった。
やっぱり根強くあるのか、人種差別。
(映画科の世界でそれをやってしまうと役者やスタッフが揃わなくなるので、他の科に比べると差別が薄いらしい)

堺さん、アメリカでの映画製作を目指しているらしいが、まず日本に軸足を置いて日米合作映画とか撮って貰えると嬉しい
なあ。
そして堺さんが卒論代わりに書いたというシナリオ「メイド・イン・ブラック」を、ぜひ映像化して欲しい。
私が観たい!

帰宅。
高井戸駅でプリントアウトした昨日の乗降記録を調べる……。
記録によれば、私は新橋駅で山手線に乗車したあと、有楽町駅で有楽町線に乗り換えていることになっている。
でも自分の記憶では、降りたホームは副都心線。

考えられるルートとしては、有楽町線を乗り過ごし、どこかの駅で副都心線に乗り換えて池袋まで戻って来た?
単純に有楽町線のホームを副都心線のホームと錯覚した?
(でもなあ、あそこは構造的に……)
と、謎は深まるばかりなのであった。

寝る。

2013年5月4日(土)
朝から変な咳が出る。
1週間前にバイト先の係長が変な咳をしていたことを思い出す。
感染してしまっていたらしい。

部屋で大人しくしていることにして、2号くんお勧めのアニメ「DD北斗の拳」(録画)を観る。
世紀末の地球滅亡が起きなかったため、救世主となるはずだった主人公がコンビニの使えないバイトとして間抜けな日常を
送っているという話。

「爆笑問題」の大田光が、コンビニ店員としてはまったく使えない奴だったという話を思い出したな。
「私にもきっと何か出来ることがあるはず!」とか人生を前向きに捉えてみようかと思った。

午後。
体がだるいので寝る。

夕方。
目を覚まして新橋に飲みに行く。
今夜はSFセミナーで上京して来た広島のスタッフの歓迎会があるのだ。
SL広場で待ち合わせて出発。

しかし、ゴールデンウィーク中の新橋は休業中の店が多い。
サラリーマン相手の商売をしているので、サラリーマンが休みの時には店も休むのだ。
数少ない開いている店に客が詰めかけるので、そういう店の前には長い行列ができてしまう。
新橋の街をぐるぐる回った挙げ句に、結局駅前の居酒屋に落ち着いた。
長時間屋外にいると少し肌寒い感じだ。

最初はビールを飲んでいたのだが、なんだか寒くなって来たので熱燗に切り替える。
それでも寒いので、これは寒さではなく悪寒だと気がついて風邪薬を飲んだら(危険なので絶対にマネしないように)二次
会の店で寝てしまう。

どうにか家には帰り着いたものの帰り道の記憶がなく、なぜか列車を降りたのが副都心線のホームだった。
新橋から池袋まで一体どういうルートで戻ったのか、今度スイカの乗降履歴を調べてみようと思う。

風邪薬、恐るべし。
寝る。

2013年5月3日(金)
今日は、憲法記念日。
日経朝刊のコラム「春秋」が、憲法とはそもそも何かに関する橋下市長の発言を取り上げていた。
「特定の価値を国民に押しつけるものでなく、国家権力を縛ってその乱用を防ぐものだ」
私が橋下さんを嫌いなことは皆さんご存知だと思うが、この発言に限っては、さすが弁護士、正しいと思う。

『パタリロ!』という漫画がある。
主人公のパタリロは、小国ながら一国の国王。
国家権力を握る立場にあるのだが、そのパタリロのセリフに「憲法で決まっているからなあ」というのがあった。
国王が国民にやらせたいことがあっても、憲法が邪魔してできないというぼやきである。
「憲法」とは為政者のぼやきの対象となるようなものなわけだ。

今回の憲法改正の動きで私が不安に思うのは、総理大臣の安倍さんがどう見ても「やる気満々」であるという点。
憲法が「国家権力を縛ってその乱用を防ぐもの」なのに、縛られる側が嬉々としているという点がどうにも腑に落ちないのだ。

私は、法律の専門家ではないので、詳しいことは分からないが、改正後の憲法はちゃんと、
「特定の価値を国民に押しつけるものでなく、国家権力を縛ってその乱用を防ぐもの」
になっているのだろうね?

憲法に関するニュースをもうひとつ。
元裁判員の女性がストレス障害を理由に国家賠償請求訴訟を起こしたというもの。

この女性、殺人事件の裁判員に選ばれたのだが、殺人事件の血みどろの写真を何枚も見せられたショックで、急性ストレス
障害になったのだという。

裁判員裁判が開始された当時、こういった精神的なダメージを和らげるために「裁判員メンタルヘルスサポート窓口」とい
う制度が作られると説明されていたような気がするが、この「裁判員メンタルヘルスサポート窓口」、実は利用するには、
当人が東京まで自腹で交通費を払って通わなくてはならないという実態になっているのだそうだ。
初めて知った。

つまり、表向きには「ちゃんと制度を設けています」という建前になっているが、地方の人には実質的に利用出来ない制度
になっているということらしい。
これは怒るのも無理はない。

なんか「銀河ヒッチハイクガイド」に出て来た「市役所の中に一定期間掲示しておくこと」という規定のある通達を市役所
の地下にある使用されていないトイレの個室の中に貼っておいて「規定は充たしている」と主張する役人みたいだ。

女性は、裁判員を務めることが憲法18条の禁じる「意に反する苦役」に当たるとして国の責任を問う方針だとか。
興味深い裁判になりそうだ。

憲法改正、とりあえず国家が国民に強要する義務を増やそうとした時に、強力なストッパーとなる方向でお願いしたいな。
大臣に「憲法で決まっているからなあ」とぼやかせてこその憲法。

午前中。
こいこんの企画関係でメール。
一度も会ったことのない(著書を読んだことがあるだけ)相手にいきなりメールを送るわけだから、送られた側もびっくり
するだろうが送る側も相当にドキドキ。
双方にとってストレスになる不幸のメール。(笑)

午後。
ビックカメラへマウスを買いに行く。
私が普段使っているiMacは、付属のマウスがワイヤレス。
オシャレでスタイリッシュなのは良いのだが、東日本大震災の時にこいつの重大な欠点に気づいた。
つまり、落っことしてどこかへ行ってしまうと見つけるのが大変なのだ。

で、ノパソ用に買ったケーブル付きのマウスをiMacに接続して使っていたのだが、これだとPCを2つ立ち上げて使用し
ている時にマウスをあっちに差したりこっちに差したりしなくてはならず、とても面倒臭い。
そういうわけで、iMac用の新しいマウスを購入。
498円。
そのままリブロとかをぶらぶらしていたら夕方になったので、パニーノ・ジュストで軽くワインを飲んでから帰宅。

夜。
NHKで、ETV特集「音で描く賢治の宇宙 〜冨田勲×初音ミク 異次元コラボ〜」の再放送をやっていたので、観る。
ボカロをリアルタイムで演奏する技術の開発の話が面白かった。
指揮に合わせてボカロの「歌う」速度を調整し、それに連動して映像を動かす。
これ、演奏者の技術も、もう少し注目されて良かったんじゃないか?

寝る前にメールをチェックしたら、今朝送ったメールの返信がもう届いていた。
先方は、礼儀正しく真面目な常識的人のようだ。
こんなまともな人が私と会話して、頭がおかしくならないかと、ちょっと心配になる。

寝る。   

2013年5月2日(木)
5月だと言うのに、なんだか寒い。
上着を着て出勤。
今日も穏やかな時間の流れる職場。

昼休み。
テレビで「あまちゃん」を観る。
ヒロインの通う高校には「潜水土木科」という専門科があるという設定。
あとで調べたのだが、スキューバダイビング等を教える専門科を持つ公立高校は、実在するらしい。

こういう地域の特性を生かした科目を高校で教えるのっていいと思った。
(豊島区だと、印刷科とか漫画製作科とかかなあ……)
なにせ地場産業が印刷業。
同人誌がなくなると、マジでやばい地域。

午後。
東口まで自転車で行って帰って来るという「仕事」。
日差しがポカポカして気持ちよかった。
隣の係の係長から柏餅を貰う。

その後、窓口にお客がひとり。
受付書類に日付印を押すという重要な仕事を見事にこなす!

それから、メールで送られて来た書類をプリントアウトして、コピーを取ったら退社時刻になった。
(今日も充実して働いたなあ)

リブロで『シャンハイチャーリー』(ビブオ IKKIコミックス)を買って帰宅。
読む。

主要登場人物は、貧乏な兄(シャンハイ)、と弟(チャーリー)。
5億円の遺産を残して死んだ彼らの父親は、預金口座のカードと暗証番号の書かれたメモと銀行印をペットのサルの首に結び
つけた巾着袋に入れるよう弁護士に指示していた。
当然のように、このサルは逃げ足が速くて……
(これ以上書くとネタバレになるので自分で本を買って読んで下さい。税込み630円です)

夕方。
近所の居酒屋で軽く飲んで帰宅。
録画しておいたリメイク版の「エルム街の悪夢」を観る。

……生前のフレディに関する描写が出て来た分「得体の知れない殺人鬼」という怖さが薄れてしまった。
(そもそも「連続殺人鬼」じゃないし)
こういうB級色の強いホラーは、下手に論理的説明とかを入れない方が良いと思ったな。

どうでもいいことかも知れないが、ヒロインのボーイフレンド、もうちょっと二枚目の俳優にやらせた方が良かったんじゃな
いかなあ。
オリジナル版ではジョニー・デップがやっていた役なんだから。

夜。
ネットで見たら「北海道で雪」とか書いてあった。
北海道でも5月に雪は珍しいんじゃないだろうか?

寝る。

2013年5月1日(水)
朝から空が曇っている。

日経の朝刊のコラム「春秋」が、猪瀬知事の失言を叩いていた。
東京にオリンピックを持って来たい経済界の人たちにとって、今回の失言は相当に腹立たしい大失敗だったのだろうな。

出勤。
月初めの集計をやっている最中に係長に呼ばれる。
「急ぎですか?」
と聞いたら、
「この職場に急ぎの仕事はありません」
と、答えられた。
まだ職場に馴染めていない自分を反省。(^^;

自転車で東池袋まで行って、帰って来たら昼休み。
そして長閑な午後のひととき。

今日も定時で帰宅。
帰り道は、雨だった。

夕刊。
社会面を開いたら、
〈五輪招致「東京は負け」〉
〈トルコ 書き込み相次ぐ〉
の見出し。
都知事の失言騒動の記事だ。

まだこの話題、引っ張るのか。
日経は、猪瀬を許さない???(笑)

私個人としては、トルコでやって貰った方が嬉しいんだけどね、オリンピック。
寝る。

2013年4月分へ  目次へ