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独 り 言 (2013年4月分)
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2013年4月30日(火)
天気は曇り。

朝。
OSのバージョンアップを知らせる窓が開いたので、クリック。
前回のバージョンアップ以来使えなくなっていたファイル転送ソフトが、また使えるようになる。
どうやらOSの方に何か問題があったらしい。

出勤。
連休の合間のせいか、今日はまた一段と長閑。

1度だけ「トイレの場所が分からない」というお客が来る。
「女子トイレしかないんだ」
と言うので、ドアに貼ってあった「Ladies」という表示をひっぺがして無事解決。
(あとで「男女兼用」のマークを貼り付けておいた)

昼。
ラジオのニュースで、東京都知事がオリンピックの他の候補地の悪口を言ってIOCに叱られたとか言っていた。
新聞のインタビューで他の候補地についての感想を求められ、いらんことを言ったらしい。

そういう質問には、
「○○○は、大変素晴らしいところですが、オリンピック候補地としては東京の方がより適切だと思います」
とか答えておくのが大人の常識だと思う。

大人の話が出来ない政治家を「本音で語る」とか言って持ち上げる日本のマスコミを相手にしていたせいで、変なクセがつ
いたのか、猪瀬さん?

午後。
無駄に掃除とかしてみる。

夕方。
時報とともに外に出て、福しんでビール。
何もしないで椅子に座っていると、精神的に疲れるのだ。
どうせヒマだろうと2号くん(筋トレ大好き大学生)を電話で呼び出し、話し相手にする。

帰り道で、銀行のATMに寄る。
「私の自転車が駐輪取り締まりに持って行かれないように頼んだぞ」
と、言ってATMから戻って来たら、2号くん、自転車を手に持って待っていた。

「お前は、もしかして馬鹿なのか?」
と、聞いたら、
「筋トレが好きなだけだ」
と、返事をされた。
(筋トレ好きって、そういうものなのか? よく知らないが)

帰宅。
夕刊を読んだら、
〈民間宇宙船 音速超える〉
という記事を見つけた。

〈英ヴァージン・グループが開発中の民間宇宙船「スペースシップ2」が29日、米西部上空でエンジンを使った初めての試
験を実施し、音速を超える飛行に成功した〉
とのこと。
日本の民間旅行会社にも、負けずに頑張って欲しいと思う。

寝る。

2013年4月29日(月)
休日なので、気持ちよく寝坊。

午前中。
ネットをウロウロ。
ニコニコ超会議関係で、昨日の児ポ法反対派の人の話の続報。
児ポ法反対派の人が論拠としていた「民主党のブースがガラ空きだった」という話は、一種のデマだったという話。

なんでも「民主党ブースガラ空き」という映像は、開場直後の政党ブース全体に人がいない時間帯を狙って撮影されたもの
だったのだそうで、論拠としていた情報自体が誤ったものであったならば、その後の話の展開は意味がないことになるな。
(私も釣られました。すみません)

超会議関係でもうひとつ。
ボーカロイドの映像を非常に鮮明な3Dで投影する「SORIS VLS」というプロジェクションシステムが会場内で公開された
のだそうだ。
先行き楽しみな技術。

昼。
昨日、画像で見た「ホリエモン弁当」のハンバーグがなぜかとても美味しそうに見えたので、近所のファミレスでハンバー
グを食べる。
気分はもう刑務所の中???

帰宅。
「牧伸二自殺か?」というニュース。
牧伸二ってウクレレ漫談の人だろ?
よく知らないけれど80歳の近い年齢なんじゃないか?
なんでその歳になって「自殺」するのだ?
よく分からない。

午後。
録画しておいた「猫弁と透明人間」を観る。
主人公の弁護士は、セリフには出て来ないが高IQ者という設定らしい。
(例の迷路パズルが出て来るので、分かる人には分かる仕組みになっている)

眼鏡のつるを止めるネジをどこかに飛ばしてしまった主人公が、とっさに爪楊枝をネジの代用にするあたり、彼の頭の良さ
を表現する分かりやすいエピソードだと思った。

この主人公に対する立場にあるのが、司法試験に10年がかりでやっと受かったというやや頭の悪い(但し、コミュニケー
ション能力は高い)弁護士。
そして、もうひとりの高IQ者である「透明人間」と名乗る男。
この男の高IQ者特有の共感性の高さが事件を起こすことになり……。

IQが高い人間には、他人の感情に過剰に共感しやすいという欠点がある。
よく人が「高IQ者には冷たい印象を受ける」というのは、そのせいだ。
自分の欠点が分かっているので、その分ガードが固くなるのである。

書いている人は、その欠点をよく知っているようで、たまたま公園で出会った母子に対し、警戒しつつも自分自身の共感性
に引きずられて行く「透明人間」の描写がすごくリアル。

そしてクライマックスの高IQ者同士の対決。
弱い立場にある母子への思いやりを行動の根拠とする「透明人間」に対し、会ったこともない麻酔医への思いやりを根拠に
反論する主人公。
互いの共感性の高さを理解している者同士のやり取りが心地良い。

夜。
ネットの情報によると「今日の昼頃、池袋駅で蜂の大群が発生」だそうだ。
本当かよ?
って言うか、何でだ?
最近、なんだか良く分からないことが多い。


寝る。

2013年4月28日(日)
朝。
ニュースを見たら、昨日、総理大臣の公用車が自分を警護しているSPの車に追突する事故を起こしたのそうだ。
原因は、料金所のバーが開かなかったので公用車の前を走っていたSPの車が急停車したから。
車間が十分とってなかった?
でも、SPが公用車からあまり離れていては、警護の用を成さないからなあ。
公用車の運転手やSPの人たちは、やっぱりうんと叱られちゃったのだろうか?

それでも総理大臣、事故後に「ニコニコ超会議」に出席したらしい。
(怪我はなかったようで、何より)
ネット選挙が解禁すれば、ニコニコ動画はおいしい票田だものね。

超会議と政治家繋がりで、ツィターで拾った話。
ニコニコ超会議で民主党のブースがガラガラだったのだそうだ。
で、児ポ法改正反対派が「超会議参加者はアホか」的なことを言って怒ったらしい。

言うまでもなく児ポ法の改正を成立させようとしているのは自民党。
自民党の対立政党である民主党の政治家をうまく利用して改正児ポ法の成立にブレーキをかけさせるチャンスなのに、律儀
に「投票する気がないから民主党議員のところへは行かない」とは、知恵が足りないにもほどがあるというお怒りだ。

「1票たりとも入れたことのない共×党議員の元に、陳情の時だけ笑顔で通う」なんてことは、昔の選挙民は平気でやってい
たものだが、ネット民は正直者。(笑)

ついでなのでもうひとつ、ニコニコ超会議関係のニュース。
会場内の食堂で出されたメニューに「ホリエモン弁当」というのがあったそうだ。
ムショ帰りの強みを生かしてホリエモンがプロデュースした、いわゆる「監獄メシ」の弁当なのだとか。
画像で見たら、かなり美味しそう。
(刑務所の中の人たちって、意外といいもの食べてるんだなあ)

午後。
メンサ・テスト合格者の会の例会。
でも、超会議が気になるので(今日はSF大会の紹介番組が放送されるのだ)会場の隅でノパソでこそっと視聴。
超会議の作家によるビブリオバトルとか。
でも、どうも先生方「ビブリオバトル」が何だか分かっていなかったような……(^^;
(浅暮三文先生が出場していたよ)

ちょっと衝撃を受けたのは、年配の先生が「いまの若い者は夏目漱石の『坊ちゃん』も『我が輩は猫である』も知らないに
違いない」と思い込んで話をされていたこと。
念のため、直後に20代の若者たちに確認したてみたが、そんなことはないよ。

物書きが若者を見くびった小説を書いていたら、そんなものを若者は読まない。
ちなみに私は以前「都内でも有数の偏差値の低い高校」の生徒に三島由紀夫の『仮面の告白』を読ませたことがあるのだが
その高校生「こんなに面白い本があったとは」と、驚いてさっそく友達にも勧めていた。
「最近の若者のことだから」とか先入観を持っちゃいけないと思うな。

5時に例会終了。
二次会の会場に移動する途中、藤岡藤巻のバンドでパーカッションを担当している川島さんにバッタリ。
他のバンドのリハーサルでこの辺に来ていたのだそうだ。
思わず話しかけちゃった。(←迷惑なファン)
舞台の上の人に、道で会うとドキドキするね。

飲み会。
その後、田渕純のライブを聴きに東池袋へ。
11頃までライブハウスにいてから帰宅。
寝る。

2013年4月27日(土)
今日は埼玉県ではるこん。
海外からSF作家さんをゲスト招いて講演を聴いたりするイベント。
英語の苦手な私は今まで参加したことがなかったのだが、今回のゲストはジョー・ホールドマン氏。
私の大好きな作品『終りなき戦い』の作者なのだ。
(原文では読めないけど)
そんなわけで、ほぼ「出来心」で参加。

会場は、武蔵浦和のサウスピア。
今回初めて行く場所だが、あとで聞いたら出来たのが今年の初めという新品の建物なのだとか。

「浦和」という地名から、なんとなく遠い場所をイメージしていたのだが(子供の頃、住んでいた新宿から遠かった記憶が
あるので)武蔵浦和は、埼京線に乗ると池袋から鈍行でも30分足らずで着いてしまう駅だった。
そしてサウスピアは、駅の目の前。
道に迷う気満々で出かけたら、はるこん実行委員長より先に会場に着いてしまった。

今回は私は一般参加のはずだったのだが、実行委員長、私の顔を見ると迷わず、
「じゃあ、部屋の鍵開けをお願い」
(だから、私はスタッフじゃないんだってば!)

……ブツブツ言いつつ部屋の鍵をひとつひとつ開けて回る。
スタッフルームに鍵を返しに行くと、販売用の本の山が積んである。
ダンボールに詰めて台車に乗せ、エレベーターで販売ブースまで運ぶ。
それから音楽用の機材をチェックして、音楽室へ。
無線で連絡を受けて階段を駆け上がり、駆け下り、プログラムブックの製本を手伝い……

昼になったので、
「崎田、スタッフではありませんが、スタッフ弁当食っていいスか?」
と、聞いたらみんなから、
「どーぞー」
と言われたので、美味しく頂く。
さっきコンビニで買ったおにぎりを一人前食べたばかりだが、全く問題のない私の胃袋。
そして肥大する肉体。

「スタッフじゃないのになあ……」
と、ぼやいていたらスタッフの人が、私のネームプレートに「ボランティア」と書いたリボンを貼ってくれた。
(これで解決なのか?)

午後。
企画参加。
ビブリオバトルとか。

夕方。
中浦和までタクシーで移動してパーティーに参加。
『ヘミングウェイごっこ』(ジョー・ホールドマン 大森望・訳 ハヤカワ文庫)に、ホールドマンさんと大森先生のサイ
ンを頂き、大森先生にはSF大会での「泣くな、はらちゃん」企画への出演を承諾して頂く。

埼京線で帰宅。
寝る。

2013年4月26日(金)
雷雨という予報に反して、朝からピーカン。

職場に着いたものの、係長は出張中、アウトドア派の若手は研修中。
当然のように私はやる仕事がない。
文房具の整理をして午前中を潰す。
お茶を飲む。

昼。
定食屋で焼き魚定食。
戻って来たら、アウトドア派も研修から戻って来ていた。
出張帰りの係長からは、饅頭を貰う。
お茶を飲む。

まだ昼休み中だったので、そのまま無駄話。
「知人の子供が引きこもりになったというので、相談を受けたんです」
と、アウトドア派、
「返事のしようがないので『自衛隊に入れたら?』と答えておきました」

どうも自衛隊をダメ人間のゴミ捨て場のように考えている人間が多くて困るなあ。
「彼は仕事もできるしスポーツ万能で性格も良く根性もあるからぜひ自衛隊へ」的な発想が出来ないのだろうか?
……などと思いつつ、お茶を飲む。

午後。
お茶がなくなったので、買いに行く。

定時で帰宅。
雨はぜんぜん降って来ない。

夜。
藤岡藤巻 without 藤巻のライブを聞きに代官山へ行く。
副都心線が東横線と繋がったので、とても便利。

対バンの関係で女性が多く、挑戦する気になったのか、藤岡さん過激な歌詞で有名な「妄想しようよ」から始めて、「君に
飽きたんだ」と続ける。
基本的に歌詞の内容は新橋の飲み屋でつぶやかれる中年サラリーマンの愚痴みたいなものだから、女性客、大喜びで、
「キャー、サイテー!」
と、笑い転げつつ声援を送る。
女の悪口を愚痴る中年男は、若い女性の目には可愛らしく映るものらしい。

途中で藤岡さんのギターの弦が1本切れるというハプニング。
どうするのかと見ていたら、後ろで演奏していた別のギタリストのギターと交換して演奏を続けた。
理由は「彼(後ろのギタリスト)なら、5本弦のギターでも演奏が可能だから」なんだとか。
(なんかカッコイイ)

10時過ぎに帰宅。
結局、家に帰るまで雨は降らなかった。
明日は、はるこんなので、そろそろ寝よう。

2013年4月25日(木)
朝。
雨は降っていない。
朝風呂に入ってから出勤。
職場が近いので仕事に行く前にゆっくり風呂に入れるというのは、東京で暮らすメリットかな?

職場は、今日も平和。
係長にパンを貰う。

仕事で外に出たら、雀が2羽、地面の上でもつれ合っていた。
ちょっと珍しい光景だったので、しばらく眺めてしまう。

昼。
テレビでNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」を観たら、小泉今日子が「アイドル」という言葉にまつわる過去を背負った
女を演じていた。
(なんだこの地味に腹筋に来る小ネタは?)

午後。
隣の係の人にチョコレートを貰う。

「アウトドア派」と組んで新しいソフトを使って仕事。
1度でも入力をミスるとエラー表示が出て完全に落ちる。
無論、入力データは瞬時に吹っ飛ぶ。

「本当にこの使い方で正しいんですか?」
と、聞くと、
「実を言うと使い方の研修を受けたのが俺なので、よく分かりません」
と、「アウトドア派」。
彼がこの係の情報機器担当者なのだそうだ。
(なぜまた、そこまで不適切な人材配置を?)

「やっぱり、『アクセスが出来るか?』と聞かれて『ハイ』と答えちゃったのがいけなかったんだろうなあ」
「使えるんですか、『アクセス』?」
「いえ」
(????)
「インターネットにアクセス出来るかとか、そういう意味かと思って……」
「………………」
(リアル落語世界の人か?)

「アトドア派」、ストレスのせいか鼻血を出して貧血を起こし、応接室のソファに横になりに行った。
(病弱なアウトドア派らしい)
退社時間になったので、私は帰宅。
なんとなく精神的に疲れたので少し眠る、目が覚めると夜の8時だった。

今日のうちに片付けておかなくてはならない仕事が2〜3あったので、PCに向かい2時まで作業。
カップラーメンを食べて、寝る。

2013年4月24日(水)
朝から天気の良くない日。
仕事は休み。

夕べ酔っぱらったまま、何も考えずに画面表示に従ってPCのバージョンアップをしたら、今朝ホームページ用のファイル
転送ソフトが立ち上がらなくなっていた。
差し当たってバージョンをいじっていないノパソにデータを送って誤摩化したが、あとでちゃんとしないといけないな。

午後。
雨が小降りになるのを待ってビックカメラに買い物に行く。

夜。
九段下でSF大会のミーティング。
企画担当初心者のための研修みたいなもの。
受講者のつもりで参加したらオブザーバー席に行かされたのが、すごく不本意。
若い女の子の隣に座りたかった……
(研修自体は、割と有意義な内容だったけど)

終了後、「さくら水産」でお疲れさん会。
午前0時過ぎに帰宅して、寝る。

2013年4月23日(火)
午前中。
職場の健康診断でレントゲンを撮りに行く。

午後。
係長が出勤して来たが、声が嗄れている。
「風邪ですか?」
と聞いたら、
「いや、酒」
とのこと。

「なんか仕事はありませんか?」
と聞いたら、
「なんかあったような気がしたんだが、忘れた」
と言われる。

今日も定時で退社。
絵本作家の穂高順也さんの個展を観に曙橋へ。
御期待通りに道に迷う。
会場に電話を入れて、どうにか到着。
穂高さんに会う。

「ちょっと狂気を描いてみました」
と言われたカエルの絵が気に入ったのだが、いまちょっとカネがない。
(貧乏な客で申し訳ないです)

夜。
SF大会の打ち合わせがあると聞いていたので、そっちへ行ったら「打ち合わせは明日だ」と言われる。
しょうがないので同じように日を間違えていたかっぱさんと有楽町で飲む。
(どこかで情報がアレしてしまっていたらしい)

飲むと言ってもかっぱさんは下戸なので、私がひとりでお銚子を転がしながら一方的に絡むだけ。
延々とうっとうしく愚痴っていたら、転職を勧められてしまった。

帰り道。
練馬で目を覚ます。
池袋は、いつの間にか私の傍らを通り過ぎて行ったようだ。
アホなことを言っている場合ではないので、反対行きの電車で戻る。
(終電でこれやっちゃうと怖いんだよな)

家に帰って、寝る。

2013年4月22日(月)
空は明るいようだが、寒い。
そして朝から胃が痛い。
ストレス性の胃炎だろうか?

仕事を休むことも考えたが、とりあえず出勤。
職場に着いたら治った。
誰にでも、心安らぐ場所はある。

今日も職場は静かな一日。
(癒される)

昼休みに外に出たら、吹き矢の講習で一緒の人に声を掛けられた。
同じ建物にある事務所で働いているのだとか。
これは全くの偶然。

夜。
こと座流星群が見られるかと外に出てみたが、月も雲間に見え隠れという状態。

家に帰って、寝る。 

2013年4月21日(日)
朝から雨で、何だか寒い。
昨日は長野で雪が降ったとニュースで言っていた。
4月の下旬に珍しい。

中国四川の地震は、刻々と死亡者の数が増えて行く。
相当に大きな地震だったようだ。

午前中。
昨日、前売りを開始したという「とんでも本大賞」のチケット、既に売り切れていた。
もうちょっと大きなハコでやってくれないかなあ。
動画配信で観るのもいいけど、やっぱり劇場であの独特のサイテー感に包まれつつ鑑賞したい。

午後。
SF大会の会議にスカイプ参加。

夕方。
企画の出演依頼に返信が来る。
秘書の方からの、とても分かりやすいお断りのメール。
断られたのは痛かったが、それ以上にシンプルで明確に内容を伝えているメールの文章に感心してしまった。
今度私が同種の文章を書く時の参考に保存しておくことにする。

会議終了。
昨日録画した「テルマエロマエ」を観る。
アイデアに行き詰まった古代ローマの浴場設計技師が、現代の日本にタイムスリップして日本の風呂を参考に新しい浴場を
設計するという話。

皇帝の病もローマの危機も、ともかく何でも風呂さえあれば全て解決。
ひたすらに馬鹿馬鹿しいストーリーで、なおかつ古代ローマ人を演じている役者がみんな正真正銘の日本人というところが
お馬鹿としか言いようがない。
こんな映画にツッコミを入れるのは、入れる方が馬鹿。
これはこれで良いのではないかと納得してしまうのが正解かと。

夜。
諸般の事情で27日のはるこんのパーティーに参加することに。
そして、SF大会は個人的にだんだん怖いことになって来そうな……

今夜は、酒飲んで寝てしまおう。

2013年4月20日(土)
朝。
窓の外が暗い。
天気予報では、今日は雨とか。

昼。
プリンターのインクとフィンガーピックを買いに行く。
駅前でティッシュを配っていたビックカメラの店員に、
「プリンターのインクはどっち(ビックカメラは東口駅前だけで2軒ある)に売っている?」
と、聞いたら、メーカー名を確認され、
「それなら本館の地下1階です」
と返された。
ティッシュ配り、優秀。

本館の地下へ。
店員にポイントカードを渡して、
「私はどの型番のインクを買えばいい?」
と、聞いたら、
「前回、お買い求めになったのはこちらです」
と、型番を教えてくれる。

たぶん私はかなりの個人情報をビックカメラに押さえられているのだろうが、いまのところそれで特に困ったこともないか
ら、まあいいや。
顔見知りの肉屋のおばちゃんに、
「またカレー用の肉?」
と、聞かれるのと感覚的に大差ない。

ビックカメラを出てイケベ楽器へ。
フィンガーピックを買う。
(昨日なくしたフィンガーピック、結局、見つからなかったのだ)

雨が降り始めた中を、帰宅。
NASAが地球から1200光年離れた恒星「ケプラー62」と2700光年離れた「ケプラー69」の周囲に、生命活動
を維持しうる表面温度が保たれていると見られる惑星を計3個発見というニュース。

「ケプラー62」と「ケプラー69」。
たぶん「ケプラー宇宙望遠鏡」を使って発見した星という意味なのだろうが、そういう興味深い星には、番号以外の名前を
何か付けたいなあ。

夕方。
雨、本格的に。
「なすびの会」で池袋北口へ行く。
参加者は10人ぐらい。
(SF文学振興会のかっぱさんは、東海道線が止まったとかで来られなかった。残念!)

久々に参加のzemoくんは、お婿に行った先の嫁さんが優しくて、彼自身は仕事もせずに家にいて可愛がって貰っているとの
こと。
「今日もねえ、飲みに行くって言ったら、お小遣いをくれるって」
と、嬉しそう。
幸せそうで、何よりだ。

ビールで喉を潤したあと、焼酎の瓶を2つ空け……ワイワイくっちゃべっていたら、店長が飛んで来て、
「お客様のお連れの方が通路で倒れています」
とのこと。
走って行ってみたら、zemoくんだった。
(え? こいつにはビール3杯しか飲ませてねえよ?)
と、思ったのだがどうやら中ジョッキ3杯のビールで、本当に歩けないほど酔っぱらってしまったらしい。
(なんて経済的な……)

トイレに連れて行って吐かせ、店長に「困るんですけど」的なことを言われつつ「まあまあ」とか言って隣の座敷を借りて
寝かせる。
(いちおう50歳を過ぎてるんだよなあ、この子は)
関係ないと思うが、東大出。

「目が回って起き上がれない」
とかつぶやくzemoくんを、ときどき覗きに行きつつ、宴会の続き。
出席者が見つからず、頓挫しそうなSF大会企画について、原田実さん(広島から来てくれた)に相談したり。

zemoくんが起き上がれるようになったのを潮にお開き。
(「天狗」池袋北口店様、大変ご迷惑をおかけ致しました)

帰宅。
ニュースを見たら、中国の四川で大地震とのこと。
ここのところ本当に地震が多いな。

企画関係でメールを1通。
(これでダメだと、企画そのものを中止にするしかないかも)

寝る。

2013年4月19日(金)
ちょっと事情があって仕事を休む。
電話を1本かけなくてはならないのだ。

相手先はテレビ局。
内容は「SF大会の企画に、誰か出席してくれませんか?」。

こういう通常業務とぜんぜん関係のない話で大企業に電話する時には、少なくとも半日は潰れる覚悟をしないといけない。
先方にとっては「ワケノワカラン電話」であるからだ。

案の定、電話はまず「話し中」。
大企業の代表電話にはありがち。
何度かかけ直すと「ただいま回線が混み合っており……」というアナウンスが流れ始める。
これは通常通りだが、この後がさすがテレビ局、オルゴールの音楽の代わりに番宣が流れ始めた。
(人間、イライラしている時に見聞きしたものに良い印象は抱かないから、この番宣は逆効果だと思うがなあ)

……やっと繋がって、こちらの用件を言うと、
「そういったご用件でしたら○○○○番におかけ直し下さい」
と、涼やかな声で言われる。

かけ直して、また番宣を聞く。
用件を伝えて担当部署というところに繋いでもらっている間、さらに番宣を聞き、その部署の人が出たのでもう一度用件を
伝え、担当者に代わると言うので、またまた番宣を聞き、出て来た人に用件を伝えると「それはうちの担当じゃないので、
代表番号からもう一度かけ直してくれ」と言われ……

電話をかけ始めてから正しい「担当部署」の方が電話口に出て来るまで、実に1時間30分。
で、担当部署の方、「それはプロデューサーじゃないと分からない」とのこと。
そしてもちろん、プロデューサーはご不在中。
「では、用件を伝えて……」
と言ったら、紙に書いてFAXで送って欲しいと言われる。

昼食休憩。
気分転換にギターを弾こうとして買ったばかりのフィンガーピックをどこかへ飛ばしてしまい、涙目。

メールをチェックして、SF作家の森下一仁先生からバースデー・メッセージを頂いていたことに気づく。
って言うか、私の誕生日のことをメーリングリストに流してくれちゃった人がいるのね。(笑)

午後。
再チャレンジ。
言われた通り用件を紙に書き、FAX送信。

30分ぐらいして、電話がかかって来た。
大変丁寧な心のこもった口調で、要約すると、
「みんな忙しいので行けません」
という返事。

その内容は予想していたが、びっくりしたのはプロデューサーが自分で電話をかけて来たこと。
テレビ局って、こういう「ワケノワカラン電話」への対応までプロデューサーがやっているのか?
私はもっと下の方の人が「プロデューサーからの伝言ですが」的なことを言って来るパターンを想像していたのだ。
Kプロデューサー、ものすごくマメな人なんだろうか?

夜。
寝ようとしたら、地震。

 時刻:23時11分頃
 震源:千葉県東方沖(北緯35.7度 東経140.9度)
 深さ:約10km
 規模:マグニチュード4.7(最大震度4)

ここのところ、ちょっと地震が多いね。
寝る。

2013年4月18日(木)
一昨日、自転車で走り回ったら日焼けしてヒリヒリしたのに懲りて、今日は顔と首に日焼け止めを塗って出勤。
仕事は……相変わらず。

夜。
東京芸術劇場に中島淳一の「オイディプス王」を観に行く。
昔はなかなかイケメンだった中島さん、恰幅が良くなり、生え際には人生の円熟が感じられるようになった。
還暦を過ぎた自称38歳。

「オイディプス王」
有名なギリシャの悲劇。
「自分の息子に殺される」と予言されたテーバイの王ライオスは、産まれて来た我が子を殺すように命じるが、命をとりと
めた赤ん坊はコリントスの王に育てられ、そこで「父を殺し母と交わる」との神託を受ける。
コリントスの王を自分の実父と信じていたオイディプスは運命から逃れるためにコリントスを離れテーバイへ……
で、ご存知の有様に。

毎度思うのだが、自分の母親と結婚したオイディプス、どんだけ年上好きだ?
親と同年齢の女を見て妻にしようとか思うかなあ、普通。

中島さん、今回ちょっとセリフがアレな部分が目立った。
特に、
「私は自分の素性が知りたいのだ。たとえ母親が卑しい奴隷であったとしても。真実を突きとめぬわけにはいかぬ」
チラシに印刷してあったセリフなので、これをとちったら誤摩化しきれない。

さて、第2部。
もうネタは毎回同じ。
観客も同じ。
多少、話を端折ってもみんな分かっているから同じところで笑う。
これはこれで暖かくて良い。

終演後。
客席の顔見知りと飲みに行く。
10時にはお開きになる優等生の飲み会。

家に帰って、寝る。

2013年4月17日(水)
誕生日おめでとう、オレ。
さあ、50歳だぞ!
気合いを入れて朝シャワー。
鏡に映った我が身をふと見れば、この間自転車でコケてぶつけた尾てい骨の辺りがくっきり青あざになっていて、リアルに
「尻の青い50歳」。

子供の頃は、50歳にもなれば世の中の大概のことは分かっていて、人間としても落ち着いているものだろうと思っていた
のだが、実際に50歳になってみると世界は分からないことだらけで、毎日ドキドキしながら暮らしている。
自分はもうこれ以上「大人」になれそうもないということを悟った分だけ大人になった?

昼。
甥っ子に誕生日のプレゼントを買いに行く。(生まれ月が同じなのだ)
「そろそろ人生の目標は決まりましたか?」というメッセージを付けて郵便局から発送。
(私が決まっていないものを、20代のお兄ちゃんに決まっていると言われたら怖いなあ)
50年生きて、いまだ先の見えない人生の迷子。

午後。
本屋を彷徨ってから帰宅。

夕方。
また地震。
 時刻:17時57分頃
 震源:三宅島近海(北緯34.1度 東経139.4度)
 深さ:約20km
 規模:マグニチュード6.2(最大震度:震度5強)

夜。
「泣くな、はらちゃん」企画でメール。

夕食を食べていたら、またまた地震。
 時刻:21時3分頃
 震源:宮城県沖(北緯38.5度 東経141.6度)
 深さ:約60km
 規模:マグニチュード5.8(最大震度:震度5弱)
夕方の地震と震源が違うのか。

海外からのニュース。
アマリカの大統領に猛毒入りの手紙を送ろうとした奴がいたとか。
地味な感じのテロ。

寝る。

2013年4月16日(火)
朝のニュース。
ボストンマラソンのゴールで爆破騒ぎがあったらしい。

バイトに行く。
新しく入れたソフトが、取説通りに何度やってもエラーが出てしまう。
20代の男性職員がいるので、彼に任せようとしたら、
「俺、アウトドア派なんです」
と、きっぱり。

しょうがないので私があーだこーだして、2時間がかりでやっと取説のミスを見つける。
「操作できるようになりましたよ」
と、「アウトドア派」に言うと、自分がやると言ってやって来て、15分でギブアップした。

人間、スポーツをやると根気がなくなるのか?
私の知っているインドア派は、細かいガンプラとかを何時間でもずーっと組み立て続けていられるぞ。

昼のニュース。
その1。
ボストンマラソンの爆発騒ぎは爆弾テロだったようで、死者が出たのだそうだ。

その2。
猪瀬都知事が東京でオリンピックをやりたいと外国でプレゼンをしたとか。

東京で注目の集まる国際スポーツ大会をやるならテロ組織を撲滅してからにして欲しいと、都民として思う。
家の近所に爆弾を仕掛けられたらたまらない。

午後。
席にいてもヒマなので、今日も外回りの仕事を積極的に引き受ける。
東池袋まで、あそ……う副総理はお元気かなー、などと思いつつ「仕事!」をしに行き、帰って来るとそろそろ退社時間。

帰宅。
知人に「今年のSF大会に来ませんか?」とメールを送ったら、「当日に会社を休む口実を作ってくれたなら」的な返事が
返って来る。
日本のサラリーマンは、土日も出勤が当たり前。
私が知っている一番の強者は、「来週末は、お通夜の予定があるので」という名言を口にした奴。
殺人予告かい?(笑)

夕方。
吹き矢の講習。
的の下半分に矢が集中する。
腹筋に思うように力が入らないっぽい。
筒を支える左手も、微妙に安定しない。
体が疲れているようだ。
(4月はちょっと忙しかった)

帰宅。
イランでマグニチュード8の地震があったというニュース。
なんかもう、世界中あっちこっちで大変。

夜。
疲労は自覚しつつも、いろいろと忙しいので夜中までゴチャゴチャ。
またひとつ歳をとった気がして時計を見上げたら、午前0時を過ぎていた。
誕生日おめでとう、オレ。

寝る。

2013年4月15日(月)
今日も良い天気。
そろそろ上着もいらなくなった。

出勤。
とてもヒマ。

昼休み。
定食屋で焼き肉定食を食べる。

午後。
椅子に座っていると眠くなって来るので、外回りの仕事を引き受ける。
自転車に乗ってポカポカした春の日差しの中、緩やかな下り坂をいつまでも下って行く。
前方で遮断機が下りるのが見えたのでブレーキをかけ、目の前を電車が通過していくのを眺めている。

カンカンカンカンという踏切の音。
カンカンカンカンという音が大きくて、大きくて、大きいので他の音が聞こえなくなる、聞こえない。
何も聞こえない。
列車が通り過ぎて行く、通り過ぎて行った、通り過ぎて遠くへ行ってしまうと、遮断機が上がる。
遮断機が上がったのでペダルに足を乗せ、漕ぎ出……
道から下の民家の庭先まで自転車ごと転落していた。

高さがそんなになかったのと、柔らかい土の上に落ちたので大した怪我はなかったが、それでも打ち付けた腰はそれなりに
痛かった。
ズボンの泥を払い落としつつ自分の身に何が起こったのかを考えるに、要は「寝てた」らしい。
いったいどの辺りからが夢だったのだろう?

自転車の居眠り運転という大変珍しいことをやってしまった。
春の踏切は危険だ。

とりあえず、出先でやるべきことは無事に済んだので、事務所に戻り、定時で帰宅。
夕刊の文化面に村上隆監督の映画「めめめのくらげ」が紹介されていた。
あやしげな研究所が行った危険な実験の結果、大災害が引き起こされて……という話らしい。

〈大人たちは勝手なことを言うばかりでなすすべもない。危機に立ち向かうのは子供たちだ〉
という展開だそうで、
「頼れない大人たちをカリカチュアライズ(戯画化)することで、子どもたち自身で解決の糸口を見つけて欲しいと訴えた
かった」
「子どもたちの存在は未来への期待。この映画は大人から子供たちへの真剣な問いかけでもある」
というのが監督の弁。

むかしの子どもは世の中のことを良く知っている大人に解決策を示唆して貰いつつ育ったものだが、いまの子どもは大人に
解決策を「真剣に問いかけ」られてしまうのか。
イマドキの子どもは、いろいろと荷が重いことが多くて大変だな。
寝る。

2013年4月14日(日)
午前中。
昨日、思い立った「泣くな、はらちゃん」企画の関係で、メールとか送っている最中に、地震。
 時刻:10時22分頃
 震源:埼玉県北部(北緯36.0度 東経139.4度)
 深さ:約100km
 規模:マグニチュード4.7

昼。
「はらちゃん」企画、一応企画申し込みの手続きを行っておくが、実行可能かどうかは、まだ分からない。
出演者がつかまれば、なんとかなるのだがな。
日テレさんにメールを送ってみる。

午後。
昨日かっぱさんから貰った『未来世界へようこそ』(ポプラ社)を読む。
小松左京の「お召し」って、こういう話だったのか。
「十五少年漂流記」っぽい「漂流教室」?
大人がいなくなってしまった世界の物語。

夕方。
ギターの練習をしたり、DVDを観たり。
ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」最終話まで。
2000年制作の作品。
911が起こる前年だ。
「不良少年」というものに対して世の中が寛容だった雰囲気が伝わって来る。

同じ池袋を舞台にした話ということで、どうしても「デュラララ!!」(2004年発表)と比較してしまいたくなるのだが、
「ウエストゲートパーク」の主人公マコトが、20歳という年齢設定でまだまだ社会から「子供」として扱われている描写
になっているのに対し、高校生であるはずの「デュラララ!!」の帝人(みかど)は、「大人」の立場で描かれている。
マコトは母親に甘えるシーンがあるが、帝人にはそういうシーンはない。

911やらリーマンショックやらで、大人が自信を失い、すっかり頼りなくなってしまい、子供が安心して甘ったれられる
存在でなくなってしまったのかな。
大人と子供の違いって「世の中のことが分かっている」かどうかなのだと思うので「何が起こるか分からない世の中」では
いわゆる「大人らしい大人」って存在できないのかも。

自分たちがちゃんとした大人になれず、子供の甘えを受け止めることが出来なくなった「年齢だけの大人」が、子供に対し
て「甘ったれるな」とか無茶を言う。
本来「甘ったれている」から子供なんだと思うのだがなあ。
最近の子供たちって、柔らかさがなくて、妙にカチコチ真面目だと思わないか?
柔軟性がないから、すぐにポキッといく。
もう少しだらしなく体の力を抜いて甘ったれてていいと思うのだけれどね、子供なんだから。

そんなに若いうちからしっかりしちゃダメだよ。
若者は「失敗してもどうせ大人がなんとかしてくれる」と甘ったれた考えで、どんどんいろんなことを試して貰いたい。
でないと社会が新しいものを生み出せない。

夜。
風呂に入っていたら、また地震。
 時刻22時25分頃
 震源:福島県沖(北緯:37.5度 東経141.4度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード5.2

朝の地震と震源が違うなあ。
寝る。

2013年4月13日(土)
朝。
淡路島で大地震があったと言うので、驚いて大阪の知人に電話。
「うん、揺れたでえ。なんや震度4や言うてたわ」
と、のんびり言われる。
さすが大震災を経験したことのある関西人、肝が据わっている。

昼。
所用で外出。
少し寒くなったのでコーヒーショップでホットティーを頼んだら、かつて飲んだことがないほど不味い。
以後、コーヒーショップで紅茶を飲むのは止めよう。

西池袋のプリズムガーデン。
噴水が無くなっていたのは知っていたが、いつのまにかエクセルシオールも店を閉めていた。
一番驚いたのは、全国伝統的工芸品センターが消えていたこと。
あそこは地味に好きだったのに。

夕方。
SF文学振興会の会議。
ビブリオバトル関係で猪瀬知事についての噂話を聞く。
案の定、大方の予想通りのご活躍をされておられるご様子。
(知事、ビブリオバトルの主役は本ですよ、本)

ビブリオバトル参加。
これはピッタリ5分間でスピーチを終わらせる良い訓練になるので、機会があったら参加してみると良いと思う。
就活中の学生さんにお勧め。

会議酒量後は、当然のように飲み会。
紹興酒の瓶を挟んで武田隊長とジャンケンバトル。
(勝った方が飲めるというルール)
やだねえ、酒飲みは。□\(*^。^*)

SF大会関係。
いま動かしている企画の方が今月中に一段落しそうなので、もう1つ企画を立ち上げられないかという話。
7月にファンタジー・ドラマ「泣くな、はらちゃん」のDVDが発売になるので、そのプロモーションみたいな形で関係者
を呼べないかとか。

山手線で帰宅。
寝る。

2013年4月12日(金)
朝。
Facebookで、元こらくちゃんと「職業とは何か?」についてしょうもない議論。
私の意見は、「職業」とは主として収入を得ている仕事のこと。
元こらくちゃんの意見は、やってる職種の中で一番やりたいのが「職業」。

で、コンビニバイトで生活費の大半を賄っている小劇団の俳優の「職業」は、コンビニ店員? 俳優?
そういう不毛な議論。
(どっちだと思う?)

午前中。
仕事が休みなので区役所に新年度の手続き的なことで。

昼。
ギターの練習。
フィンガーピックって、便利。

午後。
昨日の「はらちゃんオフ」の主催者から連絡。
7月頃に第2回をやりたいとのこと。
今年の7月は忙しくなりそう。

夕方。
〈ガッチャマン実写映画はダークヒーロー〉というニュースに、微妙な気分になる。
〈主人公の健ら5人のガッチャマンは、800万人に1人しかいない「適合者」として選ばれた、特殊エージェントという
役どころ〉

アメコミの影響を受けているのかな?
成功すれば面白いかも知れないが、失敗すると目も当てられなくなりそうな……。
ちょっとドキドキな感じ。

ニュース。
航空交通管理センターが、昨日の夕方4時59分時に誤って「ミサイルが発射されました」というメッセージを全国の空港
事務所など59カ所に発信していたことが分かった。
職員が誤送信に気づいて4分後に訂正のメッセージを送信したとかで、特に影響は確認されていない様子。

夜。
1号くんが来る。
「60階通りを歩いていたら、服屋の店内から『私の世界』(※)が聞こえて来たぞ」
とのご報告。
有線で流しているのかなあ。

※「私の世界」
 作詞:岡田惠和(おかだ・よしかず)
 作曲・編曲:井上鑑(いのうえ・あきら)
 歌:かもめ児童合唱団
 ドラマ「泣くな、はらちゃん」劇中歌。
 通称「後ろ向きの歌」または「はらちゃんの歌」。
 マーチ調の曲と子供の元気な歌声で、人間関係に疲れ果てた者の心情を歌っている。
 「世界中の敵に降参さ、戦う意思はない」というインパクトのある歌い出しとサビの部分の「だからお願い関わらないで  
 私のことはほっといて」という耳に残るフレーズが話題となり、携帯電話のダウンロードサービスで「AKB48」など  
 を抑え1位を獲得するヒット曲となった。

こういう歌が流行るのは、震災以後の「がんばろう日本」や「絆」が、そろそろお腹いっぱいになって来たということなの
かな?
人が集まると「暖かい」とか言いつつ、気がつけば弱い者が下敷きになって踏まれていたりするからね。

寝る。 

2013年4月11日(木)
朝。
雨は上がっていたものの、風が冷たい。
本日のバイトは都合でちょっと別の場所へ。
やや肉体労働っぽい仕事。
休日に金を払ってやっているのとほぼ同じことを金を貰ってやる不思議。

夕方。
一旦、帰宅してから渋谷のアシッドパンダカフェで「泣くな、はらちゃん」オフ会。

「19時から」と案内に書いてあったので18時に池袋を出発。
お約束は破らず、今日もきちんと道に迷う。
(渋谷マークシティは立体の迷路)

どうにか19時前に店の前に到着。
しばらくして、はらちゃんコスプレ以外の何者でもない格好をした女性がやって来たので声を掛ける。

19時。
店に行ったら開いていない。
電話をして確認すると「案内の間違いで本当は20時からです」と言われたので、コスプレの彼女と隣のカフェへ。
軽い世間話でもしながら時間を潰そうと思っていたのだが……
約20分後、私は彼女の家族構成から、幼年時代のトラウマから、なぜが戸籍の記載内容までを全て知る羽目に。
(私は、渋谷の街でいきなり声を掛けて来た結構アヤシイ奴なんですけど)

20時。
オフ会開始。
主催者は、普段は「プリキュア」のファン活動をやっている人なんだとか。

「はらちゃん」のロケ地を訪問した時の写真を壁に映したり、そこそこ語る人とかいたりと、和やかな感じのオフ会。
意外だったこと。
2ちゃんねらーって、意外と女性が多いのだね。
日中に書き込みをしているのは、主に主婦層なのだろうか?

サプライズ!
制作側の関係者が5人も参加していたこと。
中には「(主催者曰く)巨人ファンの集いに王貞治が来たようなもの」というようなすごい人もいて、ミーハーな私は完全に
舞い上がる。

サインをお願いしたら、なぜか職業を聞かれたのでいつもイベント関係の自己紹介でやっているキメ台詞(?)で答えたら、
「正直に!」
と、叱られる。
スベるのは予想していたが、叱られるとは思わなかった。
(でもサインはちゃんと貰えた)

地下鉄で帰宅。
寝る。 

2013年4月10日(水)
天気はまあ良いが、ちょっと肌寒いかな。
出勤。
今日も今日とて長閑な1日。

昼のニュースで、横浜市がうっかりツィッターに「北朝鮮のミサイル発射」という誤報を流したとか言っていた。
それでどうなったかと言えば、別にどうということもなかったらしい。
日本は平和だ。

北朝鮮がいかにも「戦争をやるぞ」的なことを言って神経戦を狙っているのだとしたら、こういうポカンとした国民が一番
強いのかも知れないね。

午後。
仕事でちょっと外に出て、迷わず目的地に辿り着く。
自分で自分を褒めてやったら、帰り道でしっかり迷った。
同じ道(ほとんど一本道)を引き返して来て、道に迷えるのが方向音痴。

定時で帰宅。
帰り道で小雨に降られる。

「池袋ウエストゲートパーク」の続きを観る。
主人公が、個性的な仲間たちの力を借りつつ池袋の街で起こる事件を解決していくという話。
原作では聡明で落ち着いた印象だった主人公が、ドラマ版ではすぐ頭に血を昇らせる馬鹿に変更されているので、彼に事件
を解決する能力があるというのがイマイチ納得出来ない。

もうひとつの欠点は、女性キャラに魅力がない点
主人公の若い母親、向かいの店に勤める女性、主人公の店で働くパートの女の子、主人公のガールフレンド……と女は沢山
出て来るのだが、どの女もなんか微妙。

特に肝心な主人公のガールフレンドが、情緒不安定な上に嫉妬深くて頭も悪く性格も暗いという設定なので、なぜ彼がこの
女とつき合いたがるのかが、見ていてさっぱり分からない。

せっかく女を出すのなら、視聴者がつい惚れちゃうような女を出して欲しいよなあ。
主人公の代わりに自分がこの女を……と妄想する楽しみがぜんぜんない。
物語的には、面白いと思うのになあ。

寝る。 

2013年4月9日(火)
昨日あまりにも充実した仕事をし過ぎたので(笑)今日は休み。

朝刊の1面にマーガレット・サッチャー元英首相が死去したというニュースが載っていた。
間違いなく世界を大きく動かした政治家だったよな。

国内のニュース。
〈防衛省は北朝鮮が弾道ミサイルなどを発射した場合に備えて9日未明、地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を市ヶ谷の
防衛省に配備した〉
いつどこにどのミサイルを配備したとかの情報って、ニュースで流しちゃっていいのか?
それとも、こういうのはあくまでマスコミ向けのどうだっていい情報なのかな。

午前中。
『実録! あるこーる白書』(西原理恵子 吾妻ひでお 協力:月乃光司 徳間書店)読了。
「大量飲酒」が「1日3合弱」って、マジかよ?
じゃあ、毎日の晩酌で2合徳利を2本転がしたら、アウト?
そのぐらいは普通みんな飲んでるよなあ?

アルコール依存症は、死に到る深刻な病。
治っても後遺症が残り、もちろん2度と酒は飲めない(再発するので)。
まったくの他人事とは言え、怖い話である。
自分がアルコール依存症じゃなくて、本当に良かったと思う。

大事なことは依存症という「病気」は「当人の意志の力」とかじゃ治らないということ。
専門の医療機関へ行かないと治療は無理。

飲まなければ良いのだから、当人の意志の問題とか思うのは、依存症がその意志を作り出す脳が壊れる病気だと知れば無茶
な話だと分かる。
脳が壊れている人間に正常な意志を持てというのは、両足が完全に折れている人間に走れと言うのと同じだ。

この本、人気作家の鼎談になっているという点が啓蒙書として優れている。
依存症とぜんぜん関係のない人も手に取るだろうから、知識を一般に広げるのに効果があると思う。

ただ、内容とは関係ないところで、ひとつ問題点。
誤植(誤変換)、特に〈注〉のページのミスが多過ぎるのだ。
これは編集者の問題。
せっかく志の高い本なのに、残念。

昼。
「CSI:NY7」を観ようとしたのだが、なんだか途中でウトウト眠ってしまう。
確かビデオ・チャット中に相手が殺されてしまうという話だった。

午後。
病院へ。
腰と頸が痛いので、ロキソニンを処方して貰う。

夜。
「池袋ウエストゲートパーク」のDVD2巻を観る。
ドラマとしては優れていると思うのだが。自宅の近所の街が無法地帯みたいに描かれているのは、やっぱり微妙。
寝ようか。

2013年4月8日(月)
今日は花祭り。
お釈迦さんの生まれた日。

朝。
出勤したら、コンピューターがどうのとみんなが騒いでいた。
「オシャカの日」だけに……とか、馬鹿を言っている場合ではない。
ネットワークが繋がらなくなったとかで、実質、仕事ができない状態に。

午前中。
復旧を待つ。

昼。
定食屋で食事。

午後。
鉛筆を削る。

夕方。
諦めて帰宅。
(あー、今日も働いたぞ!)

夜。
『実録! あるこーる白書』(西原理恵子 吾妻ひでお 協力:月乃光司 徳間書店)を読む。
元アルコール依存症患者である吾妻ひでおと月乃光司、そして元アルコール依存症患者家族であった西原理恵子の3人によ
る鼎談。
アルコール依存症という病気への一般の理解を深めることを目的とした啓蒙書で、軽妙な語り口の割に内容は重い。

とても素面では読めなくなったので、途中から酒を手に。
読みながら飲んでいるうちに、飲みながら読んでいる状態になり、そのうちただ飲んでいる状態になって、寝る。

2013年4月7日(日)
夕べは場所によってはものすごい大雨だったらしいが、私はむしろ風の音で眠れないのに参った。
朝から寝不足。
休みなので少し寝坊しても良いのだが、ベッドに入っても風の音が耳について寝られそうもない。

頭をすっきりさせるためにシャワーを浴びようとしたら、ガスの火が煙突からの風で吹き消えて水を浴びる羽目に。
何かと気分の悪い朝。

だらだらと午前中を過ごし、昨日のギターセミナーの反省点などをうだうだと考える。
正しい音が出なかった理由は、押さえている弦と別の弦を弾いていたから。
これは間違いない。

ギターは、左手で弦を押さえながら右手で弦を弾いて演奏する楽器なのだが、左右両方の手の動きを同時に視覚で確認する
には、ナメクジチックな視覚器官が必要になる。
地球人類には、ちょっと無理だ。

よって、右手側は専ら手探り状態になる。
ピックを持った手で弦を手探りで弾くのは大変難しい。
なにしろ私はとても不器用。
(平均的なチンパンジーは、たぶん私よりも器用だと思う)

講師のアドバイスに従って、ピックを持たずに親指で弦を弾けばやや状況は改善しそうなのだが、そうすると右手の親指が
痛くなる。

午後。
親指用のフィンガーピックを買いに行く。
(道具を使って問題解決が出来るのは、知能が高い証拠)

夕方からSF乱学講座。
本日のタイトルは、現代科学はどこへ行こうとしているのか ー『現代科学の大発明・大発見50』を書いてみてー。
講師は、大宮信光氏。
ということなので,ジュンク堂で『現代科学の大発明・大発見50』(大宮信光 サイエンス・アイ新書)を購入。
読み始めて間もなく、挫折。

あとで著者自身に聞いたら、
「その本は第1章から読んじゃいけません。その章は失敗作なのです」
とのこと。
(やっぱり)

講座。
毎度すっ飛ぶ大宮さんの話に、薫子ちゃんがまともにキレていた。
話し始めては脱線し、途中から雑談になって、話がどこかへ行ってしまう。
ついにクーパー対がなぜ「対」であって3個以上にならないのかについてで延々と引っかかってしまい、話が先に進まなく
なる。(笑)

放課後。
包茶にて食事会。
エピクトさんがipad miniで購入したという電子書籍を見せてくれた。
紙の本に比べて、長時間読むにはまだ少し目に辛いかなあ。

家に帰って、寝る。  

2013年4月6日(土)
午前中。
昨日、買ったCDを改めて良く見たら、ケースがかなり傷だらけのうえ亀裂まで入っている相当に使用感のあるもの。
やっぱりこれは売り物ではなく、個人の私物を巻き上げて来てしまったのだな……と。(^^;
それはそれでお宝。

午後。
ギターセミナー。
私にコードを弾かせるのは無理だと講師が賢明な判断をしたのか、目下いわゆる「ドレミ」の練習中。
「チューニングが狂っていた」
とかで、ペグというネジみたいなのを回すように言われる。
これを動かすと「音程」というものが変わるのだそうだが、私は音痴なのでそれを動かして何がどう変わるのか、まったく
分からない。

もちろんピアノの両端ぐらいの差があれば、私だって「高い」とか「低い」とかが分かるのだが、音程がどうのという話は
大抵、半音高いとか低いとかのレベル。
(そんな些細な違いが聞き分けられたら音痴とは言わないのだ)

約1時間の講習が終わり、講師の奥さんに、
「上手になって来ましたね、ギターの持ち方が」
と、今日も進歩を褒めて頂く。
第1段階「ギターを持つ」のレベルをクリアする日も近いかと、モチベーションが上がる。
(人間、進歩のコツは、高過ぎる目標を掲げないことだと思う)

セミナー終了。
いつのまにか降り出した雨が強くなって来たので、タコスライスを食べつつ(練習会場が喫茶店の店内なので)小降りにな
るのを待って帰宅。

SF大会の会議にスカイプ参加する。
私の持ち込み企画については、いまのところ特に問題はなさそう。

ニュース。
中国の「環球網」の報道。
在北朝鮮中国大使館によると「北朝鮮外務省は、外国大使館および国際機関に対して有事の際の退去を考慮するようにとの
通知を発した」のだそうだ。
(「考慮するように」ね……「考えて」おけば良いのか?)

この通知には、
「情勢は非常に緊迫している」
とか、
「『戦争が起きるか』ではなく、『いつ勃発するか』という状況だ」
とかいう文言が入っていたらしい。
(要は「外国に、朝鮮半島は緊迫した状況だと思って欲しい」ということかな?)

北朝鮮が騒いでいる割に、周囲が「またいつものアレか」的な反応をしているのに苛立っているのだろうか?
キレると面相臭いかまってちゃん。
扱いに困るなあ。

寝る。

2013年4月5日(金)
調整休暇で休み。
ニュース。
眠っている人の脳の活動状況を分析することで、夢の内容を高い精度で解読することに、国際電気通信基礎技術研究所など
の研究グループが成功。

fMRIを使って脳の活動パターンを測定、これをその人が起きているときに画像データを見たときのパターンと比較する
というやり方のようだ。
夢を見ている時の脳の活動パターンが、例えば起きている時に「女」の画像を見た時と同じだったらその人は「女」の
夢を見ていると、そんな感じで分かるのか?
面白いけど、少し嫌かも。

午前中。
SF大会関係でメールを1通書く。
「私の代わりに原稿を書いてね」
という内容を心を込めた文章で。

送信して、先方から承諾を得る。
(あー、いい仕事をした!)

昼。
今日は良い天気。
外に出たら、むしろ暑い。

午後。
ゴドウィン本の件で打ち合わせ。
「あとがきの原稿は、いつ上がりますか?」
と、極めてまっとうな質問をされる。
私も常識人なので、
「それは完全にあんたの催促次第」
という真実は伏せて返事をしておく。

夕方。
部屋でゴロゴロ漫画を読んでいたら、なんとなく田渕純の「声」(「歌」と言わないのは音痴の私に「歌」が分かるはずが
ないから)を聞きたくなってネットを検索。
なんか今夜6時開場で、赤坂でライブがあるらしい。
時計を見ると5時半。
会場の地図をプリントアウトして家を出る。

赤坂駅で地図を見せてを駅員に聞いたら、
「まっすぐ行って、角を左に曲がる」
と言われたので、そのようにしたらそれっぽい建物が見つかったが、入り口がよく分からない。
(どこから入るのだろう?)
と、眺めていたら建物の中から田渕純が出て来たので、会場入り口のドアの場所を聞く。

中へ入ると受付で、
「前売り券の段階でソールドアウトなんですが」
と、言われる。
「おや、そうなんですか?」
「…………」
「……(常に笑顔を心がけています)……」
「…………」
……いろいろあって、5分後に客席の前に私専用特別席が出来る。

私の斜め後ろの席に座っていたのは、ファンクラブの会長さんらしき御婦人だった。
楽屋から出て来た田渕純が、この御婦人に背中のチャックを上げるよう頼んだのは、サービスか?

前回と打って変わってラフな衣装だなと持っていたら、どうやら私服らしい。
「舞台衣装のズボンを持って来るのを忘れちゃって」
と、謎の理由。

「彼は『銀座あそび』という素晴らしい曲のCDを出しているのよ」
と、ファンクラブの会長さん。
「それはぜひ欲しいですね」
と、私。

すると会長さん、既に楽屋に引っ込んだ田渕純を呼び戻し、
「あなたはなぜライブ会場にCDを持って来ないのよ。ここにも買いたいというお客さんがいるのに」
と、説教を始める。
田渕純、慌てて、
「これ、もう開封しちゃってる奴なんですけど……」
と、CDを持って来る。
サインを入れてくれるというので、1枚購入。

田渕純、マジックでサインをしたあと、
「ええと……ごめんなさい。お名前を忘れちゃって……」
と言うので、
「あなたが私の名前を思い出せないのは、私がまだあなたに名前を教えていないからなのだよ」
ということを平易な日本語で説明する。

あとでよく見たら、サインの日付が「4月7日」になっていた。
(念のため、今日は「4月5日」)

彼は、思っていたより人気の高い歌手らしく、開演10分前に後ろを振り返ると立ち見が出ていた。
ピアノとバイオリンの担当者がバタバタと入って来て、開演。
さて、歌……の前に、ギーターのチューニング。
それから楽譜を探す。
少なくとも開演1時間半以上前には会場入りしていたはずの田渕純、どうやらメチャメチャ段取りの悪い男と見た。

ややドタバタしたあと、歌が始まる。
「歌」は……私には分からないが、素晴らしい「声」であることは間違いない。

何度も言うが、私は音痴なので「歌」を聴いても理解出来ない。
それでなぜ「歌」を聴きに行くのかと言うと、訓練された歌手は自分の声帯の振動を全身に共鳴させて歌うので、同じ人体
である私の体が音叉のように共鳴を起こす感覚が心地良いからなのだと思う。
あとは唇の動きとギターを弾く指を見ていれば、それなりに「歌っている」という状態も把握できる。

終演後。
ビールを注文して、そのまま会場でしばらく飲む。
(神経の集中を妨げるので、歌を聴く時には基本的にアルコールは摂取しないことにしている)

小腹が空いたので、店員が片付けようとしていたほぼ手つかずのフライドポテトを、
「それは私の連れのものだ」
と、嘘をついて美味しくいただく。
(食べ物は大切に)

会場では後片付けが始まり、出演者がギャラを受け取ったりしている宴の後の光景。
こういうものを見るのも好き。
気がつくと、時計は10時をとうに回っていた。

家に帰って、寝る。

2013年4月4日(木)
天気が良いので自転車通勤。
相変わらずの1日。
定時で帰宅して、夜はSF大会の会議。

企画の担当者決めとか、機材関係の確認とかで、19時から21時半まで。
さすがに疲れて、脳味噌がだんだん大らかになって来る。

「ピアニート公爵のコンサート企画とか、無理ですかね?」
「前の大会で呼んだとき、会場のピアノの鍵盤をポーンと叩いた瞬間、公爵、明らかに顔が曇ったんだよね」
もちろん調律は行っていたのだが、そもそものピアノのコンディションが、とてもプロに演奏させられる状態ではなかった
らしい。
「大会ではそんなにいい状態のピアノを用意できないから、申し訳なくてさあ」

でも、せっかく参加して貰えるのに舞台に上げないというのも勿体ない気が……
「ファンが多いからねえ、公爵は」
「頭が良くて、音楽の才能もあって……天が二物を与えちゃった例だよなあ」
(おまけにイケメン)

「ピアニート公爵トークショーとかは?」
「何を喋って貰うの?」
「父を語る?」
(それはダメだと思う)

近所の店で飲み会。
鯛のかぶと煮で熱燗。

(今日は少し暖かい日だったな)
などと思いつつ帰宅。
寝る。

2013年4月3日(水)
土砂降りの雨が朝から。
雨だけなら良いのだが、風も強くて傘が役に立たない。
バイト先に着いて間もなく、雷鳴まで轟いた。

午前中。
印刷物の誤植の修正。
訂正する文字をプリントアウトして切り抜き、訂正箇所に1文字1文字のり付けする楽しい作業。
むかしパンフレット編集の仕事をやっていたときにに、よくやっていたので慣れている。
出来ればやらない方が良いことなので、あまり自慢にはならない技術だ。
枚数が多かったので、これだけで午前中が終了。

午後も雨。
しかし、兵庫県の方はどうやら晴れらしい。
事務所でBGM代わりにラジオをかけているところは珍しくないが、今度のバイト先は専ら野球中継。
甲子園で高校野球の試合をやっているので、関西方面の天気が分かるのだ。

それは良いのだが……
若い社員がちょとしたミスをして、その後始末で周りがバタバタしている最中、ラジオから聞こえて来たアナウンスにミス
をした当人が、
「やったー! 浦○学院、逆転だーっ!」
と、部屋中に響き渡る元気な声。
……どうやら、埼玉県民であったらしい。
(浦○学院、空気を読んで逆転しろ)

そんなこんなで、今日もほとんど仕事をした気がしないうちに勤務時間が終了する。
(良いのだろうか?)

雨も上がっていたので、福しんに寄ってラーメンを食べてから、帰宅。
近所の商店街の花屋が、いつの間にか消えていた。
盛衰の激しい街。

ネットでニュースを見る。
北朝鮮関連。

日本の識者の見解。
理屈から考えて、ここでとんでもないことをやっても北朝鮮に得はないからやらないだろう。

韓国の政治家の意見。
理屈から考えて、ここでとんでもないことをやっても北朝鮮に得はないからやらないだろうとは思うけれど、あの国の今の
指導者って、ちょっと訳が分かんないところがあるよね。

どっちなんだろうなあ?
寝る。

2013年4月2日(火)
バイト2日目。
雨。
自転車通勤には向かない天気なので、徒歩で出勤。
片道10分以上の道をテクテクと。

午前中。
本社から仕事に使うIDカードが出来たので取りに来いと言われて地下鉄に乗って取りに行き、戻って来たら昼休み。
(これで時給を貰って良いのかなあ?)
と、真面目に考える。

午後、完全に手が空いてしまい、椅子に座って茶をすすりながら、大人しそうな男性社員(推定年齢20代)が、係長席の
電気ストーブを2回も派手に蹴り飛ばして怒鳴られるのを眺めている。

ふと気がついて男性社員に、
「もしかして、視力が弱いのですか?」
と、聞いたら、
「そうです」
と言う。
「眼鏡をかけた方が良いのでは?」
と、アドバイスしたら、
「眼鏡は似合わないので」
って、このお洒落さんめ!

ほとんど仕事らしい仕事をしないまま、定時で帰宅。
楽は楽で、良いのだが……

夕方から吹き矢の講習へ。
「就職おめでとう!」
と、寿がれる。

なぜか「好きなラーメン・チェーン店」の話になり、私も講師も1位が「福しん」。
あそこの手もみラーメンは、変な芸をしていないところが良い。

肝心の吹き矢は、的を2個破壊したところで終了。
私の使用していた的のあまりの惨状に、見物が集まってしまった。
(正常な使用法で、こうはならないってな具合に壊れたのだ)

普通、的は矢が当たった場所にポツンと小さな穴が開くものなのだが、私が使用するとボコボコと大穴が開き、使用不能に
なってしまう。
「なんでこんな風になっちゃうんですか?」
と、聞かれるが私にも分からない。

「的をあまり壊さないように、真ん中を狙わないで」
と、講師から妙な指導を受ける。

帰宅。
風呂に入って、寝る。

2013年4月1日(月)
今日は初出勤。
初仕事を行うはずだったのだが、手続きの都合だとかで私の机のPCが開けなかった。

おまけに私が配属された係は、係長以外が全員本日付けで異動して来たばかり。
仕事を聞こうとしたら逆に、
「バイトさん用のマニュアルを見せて下さい」
とか言われてしまう始末。
ほとんど仕事をしないまま、1日が終わってしまった。
嘘みたいに楽な1日。
(もしかして、今日1日がエイプリールフールの嘘か?)

埼玉から通勤しているとかいう若い職員の人が、
「自宅から勤務先が遠い」
と、言うので、
「区内に引っ越して来ては? 豊島区は良いところですよ」
と、言ったら、
「豊島区は道路が狭いので車が走りにくい」
とのこと。
公共交通機関が発達した池袋周辺に住めば、車なんか乗らなくて済むのに。

夜。
藤岡藤巻 without 藤巻のライブ「藤岡藤巻とウソが大嫌いなひとたち」を聴きに外苑前へ。
こことのころ公式サイトの更新が遅れて、ライブ情報が入手しにくくなり、先月、先々月とライブに行き損なっている。

常連のファン曰く。
「ライブハウスに電話して『お宅で藤岡藤巻のライブの予定がありますか?」と聞きまくれば良い」
藤岡藤巻のファン,ハードル高過ぎ。(笑)

目当ての藤岡藤巻が出る前に、田渕純という人が舞台に上がった。
なんか妙に正統派の歌を歌う人で、聞けば「マヒナスターズ」の元メンバーだったのだとか。
でも、最近主に出ている舞台は東洋館(※)だそうだ。
なんか自分を入れるハコを間違えていないか?
今度「笑っていいとも」に出るとか言っていた。
(なんでそんなメジャーな人が?)

田渕純氏の携帯番号を物理的にゲット。
(当人が客席に向かって撒いた宣伝用のティッシュに印刷してあったのだ)
「深夜にイタ電をかけないで欲しい」とのことなので、深夜にイタ電をかけるのはやめることにする。

 ※東洋館
  浅草にある演芸場。正式名称は「浅草フランス座演芸場東洋館」。

さて、藤岡藤巻登場。
もちろん藤巻氏は今日もいないわけだが。
本日の藤岡さん、なんか真面目。
(やっぱり隣に藤巻さんがいて、適度に「抜いて」くれるぐらいがちょうど良いのだよなあ)

時間が押したとかで、本日のアンコールは、舞台の袖に引っ込むことすらせずに、立ち上がって2〜3歩歩いたと思ったら
すぐに引き返して、おなじみ「ラシドの歌」。

地下鉄で帰宅。
風呂に入って、寝る。

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