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独 り 言 (2025年12月分)
ニュースとお天気
2025年12月14日(日)
午前中。 今日は2号くんと「ズートピア2」を観に行く予定なので駅前で待ち合わせ。 TOHOシネマズに着くとまずはパンフレット、そして出来心でズートピアのキャラ絵付きペンケースを購入。 「ズートピア2」は「ズートピア」の続編なので冒頭でニュース番組のアナウンサー(このキャラは各国でそれぞれの国で親しみのある 動物が担当するので、日本語吹き替え版だとケント田貫という名前のたぬきになっている)が、「ズートピア」のストーリーを紹介する 演出になっている。 (このたぬきのキャラが結構カワイイ) で、物語本編は、主人公のジュディが、前作の終わりで警官になった元詐欺師のニックとバディを組んだ直後から始まる。 相変わらずやる気が有り余り過ぎているジュディは、やっぱりやり過ぎて騒動を起こし、上司から叱られる。 しかしその騒動の最中に重大事件の手がかりらしきものを発見。 上司に止められていたにも関わらず勝手に潜入捜査に乗り出した2人は、意図せずして街のシステムの根幹を揺るがす大きな秘密に触れ てしまい、濡れ衣を着せられる羽目に。 ……というわけで、警察に追われつつ事件の真相を突き止めるために主人公コンビが大活躍する話である。 (前回で知り合いになった裏社会のボスは、今回も頼もしい後ろ盾として力を貸してくれる) テーマは、現在反映している一見理想的な国家が隠して来た先住民族迫害の歴史と多様性かな? ところでこのシリーズ、どうも「3」も作る予定らしい。 私の「期待」を語ると、今作の悪役は「3」で主人公側に寝返って活躍して欲しいのだが。 さて、TOHOシネマズから徒歩5分ぐらいのところに、私の好きなメイド喫茶「ワンダーパーラー」がある。 コロナ以降、予約制になって行きづらくなっていたのだが、ちょっと覗いてみたら「30分後なら予約が取れる」とのこと。 「では」と、その30分間に「なか卯」で昼食を済ませてから改めて「ワンダーパーラー」へ。 「ワンダーパーラー」は、たぶん一般に想像される「メイド喫茶」とはちょっと違うお店。 ウェイトレスの制服がヴィクトリア朝時代の英国メイドの服装になっている、ちょっと高級な喫茶店を想像して欲しい。 高級喫茶店なので、出て来る紅茶やケーキが美味しい。(その分、値段はそれなりにする) ウェイトレスは「ヴィクトリア朝時代の英国メイド」に倣っているのでとても礼儀正しい。 席にアンケート用紙があって来店客の感想を書くようになっていたのだが「あなたの理想とするメイドとは?」という質問に、2号くん が「理想のメイドの絵」を描いていた。 これだから美大出は……。(^^; 帰宅。 充実した1日だった。 寝る。
2025年12月13日(土)
朝。 久しぶりにHTMLをいじくったら、いろいろと忘れていて、簡単なリンクを貼るのに無駄に手間取ってしまった。 午前中。 池袋のデパートを2軒ハシゴしての買い物。 午後。 「土スペ」は「火星の女王」に出ている菅田将暉がゲストで、ドラマの話をしてくれた。 私の気のせいかもしれないが、目下、菅田将暉にとって「三谷幸喜」は地雷ワードか? あれだけ気合いを入れて取り組んだ三谷幸喜脚本の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」の視聴率が惨憺たる状態 だからなあ……。 それはそうと「火星の女王」、だいぶ原作とは違う内容になるのかな? 夕方。 Zoomで空想小説ワークショップ。 講師の先生が、ここの教室の受講生はやる気がないみたいなことを言い出す。 まあ、半分「同窓会」気分で集まっているからね。 休憩時間中に、 「昨日『ハムレット』を1幕劇にして書いてみたよ」 とヨタ話をしたら、いつの間にか戻って来ていた講師に、 「じゃあ、それを提出してみろ」 と言われたのでメールに添付して送る。 夜。 1号くんの家で夕食会。 お歳暮で届いたハマグリをお吸い物にして食べるというだけ。 珍しく傘を持たずに出かけたら、帰り道で雨に降られた。 夜。 10時から「火星の女王」第1話の本編視聴。(感想はネタバレあり!!!!!) 原作ではほぼ主役のリキ・カワナベから話が始まったが、どうも予告を見る限りドラマでの主役は原作では割とチョイ役の白石アオトの 方で、原作のヒロイン、リリとダブル主演みたいな感じになるらしい。 白石アオトは、原作ではあまり重要なことはしない(ネタバレごめん)のだが、ドラマのアオトも画面に映る回数が多い割には大したこ とはしない。 ただこの人はドラマでは主役なので、今後のオリジナル展開で大活躍をすることになるのかな? 物語は、火星移住が進んだ100年後の世界が舞台。 体にタグを埋め込むことで人間を管理しようとする巨大組織ISDA。 (タグを入れない人間は実質的に人権を奪われてしまう) この組織が、独断で火星からの撤退を決め、火星生まれの人間たちがこれに反発して反旗を翻すという話。 第1話では、火星のレジスタンス活動家によってISDAの重鎮の娘が誘拐されるところから始まる。 彼女が盲目なのは原作通りなのだが、ドラマ版ではこれを「先天的なもの」としていた。 原作では、彼女が「失明した理由」が、割と重要だったが、この辺を微妙に変えるのかな? ……1時間ぐらいの番組かと思っていたら、1時間半だった。 明日は2号くんと映画を見にいく予定。 風呂に入って、寝る。
2025年12月12日(金)
朝。 やや回復。 回復が遅れているのは、たぶん寒さのせい。 昼に1号くんが来て(在宅勤務日なのだそうだ)一緒におでんを食べる。 少し体が温まった。 午後。 昨日遊びで書き始めた「男しか出て来ない1幕で終わるハムレット」を、とりあえず最後まで書く。 落書きである。 一応、物理的には上演可能だが、たぶん客は喜ばない。 「男しか出て来ない1幕で終わるハムレット」 うん……書いた自分が言うのも何だが、この芝居に金を払う客はいないな、たぶん。(^^; このところ、シェイクスピアを下敷きにした映画やドラマがコケまくっているという話だが、これはシェイクスピアが今の時代に合って いないのか、単に脚色した人間の失敗なのか? ちなみに私は、ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」は、いい作品だと思っている。 ただ、元ネタが「マクベス」なので、主人公が闇堕ちしていくのだよね。 これが「スカッとしたい」今の客には合わないのかも。 私が見ていない映画の方は「ハムレット」で、これも主人公が破滅に向かう物語。 そんなわけで、この『男しか出て来ない1幕で終わるハムレット』は、最終的に丸儲けしたフォーティンブラスに焦点を当ててみた。 と言っても、原作の方では出番の少ないフォーティンブラスをそんなに出すわけにはいかないから、他の登場人物の出番を削る形で、 割合的にフォーティンブラスの出番が多くなるように調整……したら「ハムレット」がA4用紙4〜5枚に収まるようなコントになって しまったのだった。 ウィリアム・シェイクスピアが怒るかな? 夜。 かなり大きな地震があった。 時刻:19時5分頃 震源:茨城県南部(北緯36.2度 東経140.1度) 深さ:約50km 規模:マグニチュード4.9 最大震度:震度4 茨城県:笠間市 城里町 石岡市 筑西市 坂東市 栃木県:真岡市 埼玉県:春日部市 千葉県:野田市 豊島区は震度2だった。 豊島区で震度2というのは結構デカイ。 ちなみに隣の板橋区は震度3。 私が住んでいるのは区の西側だから、体感的には板橋区の揺れに近い感じかな? 寝る。
2025年12月11日(木)
朝。 体調は、昨日よりマシ。 急な気温の変化に弱いのかね、私は? 湯たんぽで温めないと、毛布を3枚掛けても足元が冷たい。 昼。 女性がまったく出て来ない「男子校でも上演できるハムレット」というアホなことをして遊ぶ。 大道具は最小限にして、1幕ものとして上演できないものか? (別にそういう依頼が来ているわけではない。単なる遊びである) 夜。 明日は回復していると良いな。 寝る。
2025年12月10日(水)
朝。 かなり強い腹痛で目覚める。 (たぶん大腸内の憩室が悪さをしているのだろう) 白湯を飲んで様子を見ることに。 そんなわけで外出していろいろとやるはずだった今日の予定が完全に吹っ飛ぶ。 午後。 予定変更で、溜まっていたデスクワークの方を先に片付けることに。 こちらのソフトで作った文書をメールに添付して送ったら、先方で書式がまったく変わって表示されるというトラブル発生。 対処に1日が潰れてしまった。 夜。 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」視聴。 シェイクスピアの劇団を率いる演出家の久部は、女優に唆されて劇場を乗っ取ることを決意した。 これまで彼の運命を言い当てて来た「おばば」は「お前を倒せるのはオトコが産んだ男」だけだと謎の予言をする。 シェイクスピアを読み込んでいる演出家ならここで気づいて欲しいと思ったのだが、劇場の支配人になれるという夢に目が眩んだ久部は 乗っ取りを実行。 まんまと支配人を追い出し、全ては順調に見える。 その頃、若手演出助手が、酒を飲みつつ自分の母親の名前の話をしていた。 彼の母親は「乙子(オトコ)」というちょっと変わった名前であったのだ……。 久部(クベ)=マクベスというのは当初から分かっていたことなので、いつこの手のネタが来るかなと思っていたら、やっぱり来た。 ちなみに本家の「マクベス」では「女が産み落とした者でマクベスを傷つけられる者はいない」と予言されたマクベスが、臨月を迎える 前に母親の腹を切り裂いて取り出されたという男に殺される。 参考までに…… 今なら普通に帝王切開というものがあるが、実在のマクベスが生きていた11世紀だと、この「母親の腹を切り裂いて取り出す」という 手法は母体が瀕死の状態となって、そのままでは母子共に助からないという場合の緊急措置であったようだ。 (当然、母親の方の命は諦めるしかない) さて、ドラマは次回が最終回。 「マクベス」の物語の通りなら久部は「オトコから生まれた男」である若手演出助手によって倒されることになるのだが、さすがに三谷幸 喜がそんな素人でも予想できる結末を書くとは思えない。 これはワクワクしながら待とう! 寝る。
2025年12月9日(火)
朝。 東京芸術劇場リベンジ。 楽屋口に着くと、すでに劇団員が大勢いて入口の自動ドアが解除されるのを待っていた。 (劇団員は黒い服を着ているのですぐに分かる) しばらくそこで待っていたら、劇団スタッフの仕事の確認が始まったようで、クリップボードを持った担当者が寄って来ると、劇団員が 次々に「照明です」とか「音響です」とか自分の部署名を答えていく。 ふと、嫌な予感がしたのでクリップボードの人と目を合わせないように端の方に寄ったのに、予想通りまっすぐこっちに歩いて来る。 そして「お仕事で?」と聞かれたので反射的に「いや、今日は別件で」と答えたが、何だよ「今日は」って? (私は君らのような黒い服は着ていないぞ) しかしなぜか私には体中を構成するスタッフ細胞(何だそれは?)から発するスタッフ・オーラ(「ADっぽい雰囲気」と言われたこと もある)というものが出ているらしい。 要するにどこへ行ってもそこのスタッフと間違えられる体質? さて、自動ドアのロックが解除され、受付開始。 私は会議室の予約に来たのだ。 受付で部屋を選ぶために使用料を聞いたら、 「1400円です」 と言われてその部屋を選ぶも「安すぎないか?」と不安になってカバンから料金表を取り出し(あるのなら最初から出せよ!)確認。 正解は「2900円」だった。 支払いの際に、 「料金が違いますね」 と言ったら、 「あっ、表の別のところを見てました」 ……ここの受付係は、ときどきこういうトンパチをやってくれるので要注意。(^^; 帰宅。 昨夜、変なところで目を覚ましてしまってせいか、なんとなく眠い。 (甘いものを食べたら頭がはっきりするかな?) と、ぜんざいを作って食べてみたが、あまり効かなかった。 夕方。 知人から電話。 「喪中ハガキは出さなけったけれど、うちは喪中だから」という内容。 電話で言う時代なのか。 郵便という手段がなかった頃には、連絡事項は当人もしくは使者を立てて相手の家に行って内容を伝えるのが普通。 だからハガキというのは、あくまでその手間を省くためのものだったはず。 相手の家に出向いて伝える代わりにハガキで伝えるのと、電話で伝えるのでは、どちらがより「正式」に近いのかな? より手間がかかった方が「正式」と定義するならハガキなのだろうが。 夜。 ドラマ「ちょっとだけエスパー」視聴。 思ったよりちゃんとした時間改変SFだった。 妻が事故で死亡する歴史を過去に遡って改変しようとした人物がいて、そのせいで大量の人間が死ぬ歴史が形成されることになる。 その歴史改変を阻止するためにやはり過去に情報を送った人物がいて……というのが物語の大筋らしい。 今回の物語は、2025年の「妻」が、自分のせいで「夫」が重大な時間犯罪を犯そうとしていることを知ってしまい……という話。 次回はいよいよ最終回。 ちゃんとSFとして風呂敷を畳んで欲しい。 寝る。
2025年12月8日(月)
朝。 今日はメンサの会場予約……のつもりでテクテク東京芸術劇場まで行ったら、今日は休館日だった。(泣) NHKの大河ドラマ「べらぼう」視聴。 主人公たちのチームが将軍様を抱き込んで、ついにラスボスを倒すという話。 「柳生一族の陰謀」と同じで、史実に載っていないのは上手く隠したから。(^^; 耕書堂を訪れた松平定信が、完全にコミケに行ったオタク状態で黄表紙を買い漁り、挙げ句の果てに「これから来られなくなるので通販 予約します」みたいなことを言うのもアソビだろう。 昼。 久々に、池袋のぼうず’n coffeeへ行ったら行列ができているので驚いた。 コロナ後に予約制になったのは知っていたが、行列のできる店になっていたのか。 ちなみにここの団子は美味。 この店(?)は普通のお寺が月に1〜2度開いているカフェなので、建物そのものは寺の造りで広い縁側があったりするのだが、そこに まず陣取って談笑しているのは中国人。 欧米人は縁側まで出ないが窓際の景色の良い席。 日本人は店の奥の方でシーンとしていて、たまの会話も小声。 列で並んでいた時に前の方で住職が何か言っていたが「お寺の中なので騒がないでね」とか注意をしていたのだろうね。 言われた通り中で静かにしているのが日本人で「中で喋ってはいけないのなら縁側に出て喋ろう」となるのが中国人? ふと、ここに李白がいたら……と妄想する。 きっと縁側のいちばんいい席に陣取って大声で詩を吟じていたりしたかも。(^皿^) こういうのが国民性というやつかな。 帰宅。 飲みきれなかった飲み物は、カップが使い捨てのやつだったので、そのまま家に持って来たのだが、部屋に置いておいてもなかなか氷が 溶けない。 (1時間ぐらい残っていた?) やっぱり今日は気温が低いのだな。 夕食にうどんを食べて、早めの就寝。 半分寝ている状態で、体に揺れを感じる。 時刻:23時15分頃 震源:青森県東方沖(八戸の東北東80km付近) 規模:マグニチュード7.5 最大震度:震度6強 青森県八戸市 最初に揺れを感じてから、1度収まって来たかなという感じになってからまた、最初より強く揺れた。 豊島区は震度2。 東北の方では津波の警報が出ているらしい。 ……しばらくネットで詳細が出るのを待っていたがいつまで経っても震源の経度や緯度や深さの情報が入って来ないので、灯りを消して 寝る。
2025年12月7日(日)
目が覚めると、花粉症なのか風邪なのかよくわからない症状。 熱もないのでたぶん花粉だろうと見当をつけてアレルギーの薬を飲む。 午後。 お寺へ行って住職と会い、そこの檀家になる。 檀家になるというのはお寺との契約を結ぶことで、さっくり言うと「お墓の管理費はちゃんと払ってね」と「葬式はこの寺でやってね」 という2点がこちら側の義務で、墓石を建てる場所を境内に確保・管理して貰うのがこちら側の権利。 ついでに墓石屋に墓石を正式発注して石の種類と、全体のデザイン、彫って貰う文字と書体、そして家紋を指定する。 ところで…… 墓石屋に聞いた話。 最近は墓石に「家名」ではなく好きな文字や言葉を彫る人も増えたのだそうだ。 理由は少子化で「家名を継ぐ男子」が減ったから。 日本の法律では夫婦は同姓を義務付けられており、慣習的に姓を変えるのは女子の方。 男子が生まれなかった家の墓守を姓の違う女子が担うための解決策としては、同じ墓石に両家の家名を入れるという手もあるらしいのだ が、それだと次の世代にまた困ってしまう。 だったらいっそ最初から家名なしの墓石を作ってしまおうということらしい。 (これは今後のトレンドになるのか?) 午後。 1号くんや2号くんと遅めの昼食。 その後、1号くんのアパートへ行って一休み。 『ちいかわ』の最新号があったのでパラパラ読んだら、陰鬱なホラーとして名高い「島編」だった。 1号くんに「貸そうか?」と言われたが、読めば必ず憂鬱になるのが分かっているのでお断りして帰る。 今日はなんやかんやで疲れたので、夕食後に風呂に入ってすぐに寝る。
2025年12月6日(土)
ここのところ食事はずっと「リレー水炊き」状態。 水炊きに具材を継ぎ足しつつ朝・昼・晩を全てそれで済ませてしまうやつだ。 これで結構なんとかなるのが冬の良いところ。 午後。 ラジオ(正確に言うとradiko)で受験生応援番組というのを聴く。 受験とぜんぜん関係のない立場なので、こういう番組は気楽に聴けていいな。 本日の体験談は「模試でA判定だった高校を落ちちゃって……」という話だった。 まあ、油断は禁物ということなのだろうが(受験生が不安にならないか?)と思いつつ聴いていたのだが、 「大学受験の時には願書を出す直前になって急に入試問題の形式がまったく違う別の大学に志望先を変えたために、そうした油断が起き なくて良かった」 って……これは普通の予備校教師の視点から見たら「それ、絶対にやっちゃダメなやつ!」なんじゃないかなあ? 夜。 来週「ズートピア2」を観に行く予定なので、録画しておいた「ズートピア」を観る。 弱い草食動物=女性 肉食動物=有色人種 キツネ=有色人種の中の特に東洋人 と思って見れば良いのかな? 「かわいい」「危険な仕事をしなくても済むように」などと無意識の差別を受けていた「弱い草食動物」である主人公が「弱い草食動 物」でも仕事ができることを証明しようと奮闘。 その結果、自分の側も無意識のうちに「肉食動物」への差別を助長し「キツネ」である友人を傷つけていたことに気づくという話。 ちなみにこの作品「テレビのコメンテーター役」で、公開されるそれぞれの国に合わせて別の動物キャラを登場させているのだが、今回 の日本バージョンに出て来るのは「ケント田貫(けんと・たぬき)」という名前のたぬき。 声優は「たぬき」をイメージキャラにしている「けんと」という名前の歌手らしい。 (わかりやすいネーミングだ) 明日はお墓の件でお寺に行く予定。 寝る。
2025年12月5日(金)
朝。 「ばけばけ」では松江の大寒波でヘブン先生(ラフカディオ・ハーン)が風邪を拗らせ、見舞いに来た教え子がヒロインに一目惚れする という騒動をやっていたが、今日の東京もかなり寒い。 余談だが、この「ヒロインに一目惚れした中学生」のモデルは、のちに英文学者となった大谷正信という人で、ラフカディオ・ハーンの 愛弟子だったが、高校時代に河東碧梧桐と高浜虚子(両者共に正岡子規の弟子)に出会い、東京帝国大学英文学科へ入学後に正岡子規に 師事し、子規派の句会「碧雲会」を創設。 松江には彼の句碑が残っているそうな。 『小泉八雲全集』の翻訳にも携わり、英文学者としても俳人としても業績を残したマルチな才能の人だったらしい。 午後。 『ハムレット』(ウィリアム・シェイクスピア:著 福田恒存:訳 新潮文庫)読了。 いま話題になっている映画「果てしなきスカーレット」の元ネタだと言われているシェイクスピアの戯曲である。 〈ハムレット・主な登場人物〉 ハムレットの父: デンマークの先王。 先代のノルウェー王から領地の一部を奪い取る。 自分の弟のクローディアスによって殺される。 クローディアス: デンマークの現王。 王であった兄を殺して王になる。 兄の子であるハムレットによって殺される。 ハムレット: デンマークの王子。 クローディアスの部下であるボローニアス及びクローディアス自身を殺す。 ポローニアスの息子のレイアーテーズによって殺される。 レイアーテーズ: ポローニアスの息子。 毒を塗った剣を使ってハムレットを殺す。 毒を塗った自分の剣で傷を負って死んでしまう。 フォーティンブラス: 先代のノルウェー王の子。 父がハムレットの父に奪い取られた領地をデンマークから取り返そうと計画するも発覚して諦める。 しかし自分と関係のないところで復讐相手が勝手に全滅。 ハムレットの遺言によりデンマーク全土の王となる。 〈ハムレット・雑なあらすじ〉 他人に復讐しようとする奴がやたらに出て来て、最後は唯ひとり復讐を諦めたフォーティンブラスの丸儲け。(^^; ついでなので「ハムレット」においてはさほど重要な登場人物ではないのだが、「果てしなきスカーレット」ではそこそこ重要なキャラ らしい人たちを紹介しておくと…… ガートルード:(この人は「ハムレット」においても、まあまあ重要な人かな?) ハムレットの母。 ハムレットの父が死んだ後、その弟のクローディアスと結婚。 クローディアスがハムレットを毒殺するために用意した毒入りの酒を誤って飲んで死んでしまう。 ヴォールティマンドとコーニーリアス: クローディアスの命令で、ノルウェーの王(フォーティンブラスの叔父)に「お宅の甥っ子がややこしいことをしようとしてまっせ」と 密告に行く使者。 ローゼンクランツとギルデンスターン: ハムレットの元学友。 クローディアスの命令でハムレットをイギリスに連れて行き、イギリスの王に「ハムレットを殺せ」という手紙を届けるはずが、ハムレ ットに先手を打たれて手紙の内容を「この手紙を届けた奴を殺せ」に書き換えられてしまったために殺された人。 2人の墓掘り人: オフィーリア(ハムレットの恋人でポローニアスの娘。「発狂したハムレットに自分の父が殺された」と聞かされて自殺した人)の墓穴 を掘りながら「自殺者が教会の墓地に埋葬されるのはキリスト教の教義的におかしい」と話し合う。 (いいねえ、シェイクスピアは!) 夕方。 腕時計メーカーがスポンサーをやっているラジオを聴く。 スポンサーからのご厚意でゲストには腕時計がプレゼントされるのだが、今回のゲストは「腕時計を買ったことがない」という人。 「ふーん?」と思いながら番組を聴いていたのだが、途中で司会が明らかに焦り出す。 当たり前だが、ラジオ番組というものには放送時間枠というものがある。 しかしこのゲスト、時間にまったく無頓着なのだ。 (なるほど「腕時計を買ったことがない」というのは、こういうことか) 司会が四苦八苦して(そして後で編集担当が苦労して)どうにか番組は放送できる形に収まったので、たぶんこの「時計を買ったことが ないゲスト」にとっては、何も問題が起きなかったことになるのだろうな……。 夜。 アニメ映画なら「果てしなきスカーレット」より「ズートピア2」の方がお勧めだという情報が入って来る。 そっちを観ようかなあ? 寝る。
2025年12月4日(木)
午前中。 溜まっていた事務作業に手をつける。 (結構、溜まっていた) 午後。 どうにか一段落したので『ハムレット』(ウィリアム・シェイクスピア:著 福田恒存:訳 新潮文庫)を読む。 (シェイクスピアは長ゼリフが多いな……) 長いセリフでも役者が覚えられるのは、言葉が韻を踏んでいるからだろう。 日本語の翻訳だとこの韻を訳すのが難しい。 歌詞の翻訳に近いものがあるな。 夕方。 ポッドキャストを聴く。 男女2人のタレントが進行する形の番組なのだが、女性の方は事務所に所属している芸能人だが、男性の方は所属事務所のないいわゆる フリーのタレント。 その女性の方が番組開始前に目撃して驚いたことを話していた。 男性タレントが自分のカバンから本番中の水分補給用のミネラルウォーターを出し、自分でそこにストローを差していたのだそうで、 事務所に所属するタレントにとって、そういうのは全部「マネージャーの仕事」になるらしい。 これに対してマネージャーなどというものが付かないフリーのタレントは、そうした些細なことを全て自分でやることになる。 ……というか一般人から見ればそれが普通なのだが。 「引退した芸能人が日常生活に戸惑う」という話はよく聞くが、つまりはこういうことなのか! 以前、歌手を主人公にした話を書こうとして芸能人の日常が分からずギブアップしたことがあるのだが、今日はちょっと勉強になった。 日経夕刊。 1面の見出しに、 〈今年出生数、最少66.5万人〉 〈民間試算、婚姻数は横ばい〉 とあった。 日本総合研究所の藤波匠主席研究員が25年11月までに公表された人口動態統計をもとに試算した数字だそうである。 この調子だと、あと3年前後で60万人を切りそうだ。 寝る。
2025年12月3日(水)
朝。 昨日は慣れないことをいろいろとやったせいか、体の疲労というより精神的な疲れが残っている。 午前中。 住職との面談の日取りを決める。 曹洞宗の寺の境内に墓を建てるために、臨済宗から曹洞宗に改宗するのである。 この辺、日本人は割と大らかだと思う。 (まあ、禅宗から禅宗への改宗だから、それほど大きく変わることもない?) 午後。 (いろいろとやらなきゃなあ……) と思いつつだらだらする。 肉体的な疲労がないので動こうと思えば動けるのだが、動こうと思えないのだ。 夕方。 (いろいろとやらなきゃなあ……) と思うのをやめて、きっちり休養することにする。 夕食。 鱈の水炊き。 にんじんと白菜はすでに買ってあったので、鱈と椎茸を買って来て、適当に切って鍋にぶち込む。 シメはうどん。 注文していた自転車用のヘルメットが届く。 道交法がうるさくなって来たのと、こちらも高齢化して安全に気をつけた方が良くなって来たので、まあ、あった方が良いかと。 買ってから気づいたのだが、これから冬になるのでたぶんあと数ヶ月は外出に自転車は使わないだろうな……。(^^; 夜。 連続テレビ小説「ばけばけ」を3日分まとめて視聴。 ラフカディオ・ハーンが松江の大寒波で酷い風邪をひいたという史実から、見舞いに来たハーン(ドラマではヘブン)の教え子が女中と して働いていたヒロインに恋をするというエピソードを作り出していた。 ドラマが始まる前は、これはヒロインと外国人教師の夫婦愛を描く物語なのだと思っていたのだが、それにしてはなかなか2人の結婚に 話が辿りつかない。 (下手に記録が残っている「結婚後」の話だと、フィクションを膨らませにくいからかなあ?) 寝る。
2025年12月2日(火)
午前中。 自分の墓を建てるために、墓所と墓石を選ぶ。 墓を建てるお寺はカフェを併設しているところにした。 人気のカフェでなかなか予約が取れないのだが、檀家になると檀家特典で予約なしに入れるのだそうだ。 ラッキー♪ 墓場に行ってその辺に建っている墓石を見本代わりに打ち合わせ。(^^; 薄紅色の上品な印象の石があったので、 「この石が良いですね」 と言ったら、石屋に、 「ピンクの石でございますね」 と、言われたので私の墓石は「ピンクの石」に決定する。 デザイン等の打ち合わせを終えてから、墓所と石の代金の払込に銀行へ。 ついでに区役所へ寄って別件の手続きを済ませてから帰宅したら、ほぼ半日が潰れていた。 大河ドラマ「べらぼう」を観ながら一休み。 「平賀源内が実は生きていて『写楽』という名で絵描きになった」という噂を流すことで一橋治済を震え上がらせようとした蔦重。 しかし松平定信が、この噂を利用して治済暗殺を図った上に返り討ちに遭って多くの仲間を失ってしまう。 当然のように、蔦重の身にも危険が迫ることになって……。 ……このドラマの定信は、碌なことをしないな。 実際には割と名君だと言われているのだが。 夜。 SFドラマ「ちょっとだけエスパー」視聴。 ややこしい話なので、時系列を整理すると…… 2025年: 〈本来の時間線〉 主人公・文太たち「エスパー」は、全員が普通の人間のままそれぞれに死亡。 一方、この時代の文人は、何も知らずに生活している。 〈改竄された時間線〉 兆(文人の3D映像)が四季の深層心理に「今後30年間の記憶」を埋め込もうとするが、予期せぬ停電によって失敗する。 2025年にいながら2026年と2055年(?)の記憶を持ってしまった四季は混乱し、自殺を図る。 30年後の未来からやって来た兆がEカプセルのレシピをこの時代の研究者に渡してEカプセルを作らせる。 兆が主人公たちにEカプセルを飲ませてエスパーにする。 兆は四季の精神を落ち着かせるために彼女の記憶を操作して文太を文人だと思い込ませる。 大学時代の市松の元に「I」と名乗る2055年の市松博士から「エスパーによる歴史の改竄を止めろ」というメッセージが届く。 2026年: 文人が四季に出会い、結婚(?)する。 2055年: 市松博士が、普通の人間をエスパーにする薬「Eカプセル」を開発する。 なんらかの理由で四季の命を守るためには、30年前の四季の深層心理に「今後30年間の記憶」を埋め込むことが必要になる。 文人が2025年に自分の3D映像である兆を送り込み歴史を改竄しようとする。 文人がEカプセルを使用したために市松博士が歴史改竄の濡れ衣を着せられ、死刑を宣告される。 市松博士が2025年の自分にメッセージを送る。 ……最後までSFとして破綻なくドラマが終わるのか? 楽しみである。 さてと、なんやかんやしているうちに、午前1時になっていた。 今日はいろいろと疲れたので、そろそろ寝よう。
2025年12月1日(月)
午前中。 昨夜のアルコールが体に残っていて、だるい。 こういう時に年齢を感じるようになって来た。 午後。 石屋に電話。 そろそろ自分が入る墓を買っておこうかと思い始めたのだ。 (イベント・オタクとしては、自分が関係するイベントの手回しはやはり自分でやっておきたい……って普通だよな?) そんなわけで、近所の寺の檀家になるために墓所と墓石が必要になったということ。 電話で打ち合わせて明日、墓所を見に行くことで話がついた。 自分の墓石を選んでお墓のデザインを決めるというのは、思ったよりワクワクすることなんだね。 いつになく浮かれてしまった。 夕方。 『倭の五王 - 王位継承と五世紀の東アジア』(河内春人 中公新書)の続きを読む。 学校の世界史の授業だとあまりきちんと教えない5世紀の東アジア情勢が日本の歴史に密接に絡んで来る。 興味深い。 夜。 明日は午前中にお墓に行くので早めに寝ようと思っていたのが、本を読んでいたらいつの間にか午前2時。 さすがに遅いので、寝る。2025年11月分へ 目次へ
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