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独 り 言 (2012年5月分)
2012年6月分へ

2012年5月31日(木)
朝のニュース番組で、昨夜、板橋で火事があったと言っていたのだが、
「(亡くなられた方は)生活保護受給者である可能性があり、警察が身元の確認を急いでいます」
というのは変だよな。
前半と後半に何の関係もない文章を無理矢理繋いでしまっている。
(それとも生活保護受給者には、特に身元の確認を急がなくてはならない理由でもあるのか?)

午前中。
地味な事務作業で完全に潰れる。

午後、外出。
金融機関へ行く用事と、7月の北海道行きに備えての買い物。

帰宅後は、夕べの続きで部屋の片付け。
ハウスダストを吸い込んで、気管支が変な音を立て始めてしまったのでアレジオンを飲む。
飲んでから気がついたのだが、これって首の治療用の薬との相性は大丈夫だったのかな?
まあ、飲んだ後、特に何ともないから良いけれど。

夜。
「まどかマギカ」を観る。
 
充実したような、しないような1日。
月末は忙しい。

23時半を回ってから、星雲賞の投票を忘れていたことに気づいてネットで投票。
最も、昨年はあまりSFを読んでいなくて、大半の部門で棄権してしまった。

政治のニュースをまとめて見る。
野田・小沢会談は、大方の予想通り小沢さんの「消費税反対」を確認して終わったみたいだ。
でも、民主党非小沢派+自民党で、衆議院の2/3議席に届いちゃうんじゃないか? 詳しい数字は知らないけど。
野田さんや小沢さんが、その辺に気づいていないはずはないから、これは野田さんの「自民党ともっと仲良くするからね」
という挨拶だったのかな?

もうひとつのニュース。
衆院憲法審査会が第9条の「戦争の放棄」についてを議論。
意見を表明したのは7党。
自衛隊を「軍」として明記すべき:自民党、新党きづな
改正の検討が必要:みんなの党
改正に反対:公明党、共産党、社民党
民主党は、賛否の表明を見送ったようだ。

ちなみに「新党きづな」というのは消費税の増税や、TPPへの参加、原発容認などに反対する元民主党議員が作った党。
「みんなの党」というのは、自民党がまだ与党だった時に離党した元自民党議員+元民主党議員が作った党。
(トリビア、「みんなの党」が結党したとき、党名の候補としてあがっていたのは「絆」)

これで見ても、民主党と自民党の関係って対立というよりグラデーション的に繋がっていて、ときどき間にポコポコ新党が
できているという感じだね。

ひとつ心配なのは、現在、自民党が無理に「民主党との違い」を強調しようとして、言う事がだんだん街宣車の右翼みたい
になって来ていること。
こんなことを言っていて次の選挙で与党に返り咲いたら、野党時代に言っちゃったこととの整合性をどう付けるのだろう?

明日は朝から用事があるので、早めに寝よう。

2012年5月30日(水)
朝の情報番組で「ワイヤレスジャパン 2012」の特集をやっていた。
ドコモの「向こう側が透けるディスプレイ付きのスマホ」すごいことはすごいと思ったがイマイチ用途が分からない。
でも、こういう一見訳の分からない技術って好きだな。

昼。
薬の副作用で、しばらくウトウト。
もう少し眠くならない痛み止めがあれば良いのだが。

午後、外出。
雲が厚いせいか、外を歩くと思ったより涼しい。
所用を済ませてひと休みしようとドトールに寄ったら満席状態だったので、テイクアウトして近くのベンチで休憩時間。

夕方、帰宅。
いろいろやらなくてはならないことはあるのだが、眠気とだるさであまりはかどらない。
効率の悪い作業をしつつ、気がつけば10時。
いっそ寝ようかと思ったら、こういう時に限って緊急車両のサイレンの音が耳についたりする。

起き上がって発作的に部屋の掃除など始めてしまい、結局午前3時にやっと寝る。20120530

2012年5月29日(火)
朝。
昨夜は地震の後しばらく眠れなかったので、軽く寝不足。

昼。
昨日から始まった「CSI:NY5」を観る。
「乱気流」。
ネット情報では、第2話は「死者の書」のはずだったので「アレ?」っと思ったら、「死者の書」放射線被曝のエピソード
だった。
時節がら自粛したのだろうな、たぶん。

現実のニュース。
ソフトバンクが放射線量測定機能付きスマートフォンを発売。
要は各方面に影響を与えているわけだ。

午後。
病院へ。
先日撮ったMRIの結果を聞く。
「あなたは脳腫瘍でもアルツハイマーでもありません」
とのこと。
それは良かった。

帰りに処方薬を買いに薬局へ。
待合室に置いてあった「アエラ」に、ここのところの不安定な天気は太陽の「4重極構造」が原因ではないかと書いてあっ
たのだが本当かね?
(いま太陽は実際に「4重極構造」になっているのか?)

国立天文台によると、前の「4重極構造」の時には小氷河期になったのだそうだが、目下「小氷河期に対する備え」に関す
る議論が活発化しているという話は聞かない。
冷夏で作物に被害が出た場合について、日本政府はちゃんと対策を考えているのかね?

薬を買って帰宅。
夕刊のテレビ欄に目を通していたらテレビ朝日の「報道ステーション」というニュース番組の内容紹介に「中国書記官スパ
イ疑惑」という文字を見つける。

社会面の記事でこのニュースの内容を読むと、
在日中国大使館の1等書記官が、外交官である身分を隠して外国人登録証を不正に入手したとして、警視庁公安部が「外国
登録法違反容疑」で出頭を要請、書記官は出頭を拒否して5月下旬に帰国したという話。
書記官はこの外国人登録証を悪用して銀行口座を開設し、商業活動をした疑いも持たれているという。
(外交官の商業活動はウィーン条約で禁止されている)

具体的に言うと、都内の健康食品販売会社から月10万円の顧問料などを受け取っていたのだそうだ。
日本に滞在して外国人登録証を所持していた彼が外交官になったのは2007年7月のこと。
にもかかわらず、翌2008年に外交官である身分を隠して更新手続きを行い、口座を開設して顧問料を受け取っていたこ
とになる。
その額が、月々10万円。

1等書記官の肩書きを持つ人間にしては、すごくセコい小遣い稼ぎをしていたという気がするが、肝心の「スパイ疑惑」の
話が出て来ない。
テレビ朝日、独自ルートから情報を入手したとか?

夜。
BSで「時代屋の女房」をやっていたので、観る。
1983年公開の映画。
出演者が、渡瀬恒彦、夏目雅子、津川雅彦、朝丘雪路、大坂志郎、名古屋章、藤田弓子、沖田浩之……
どんだけ豪華なんだ?!

主人公は、35歳の独身男性。
通称「安さん」。
小さな古道具屋「時代屋」の店主で、複雑な事情の家庭に育ち、セックスも人間関係もあまり深入りしたくないと言ってい
る彼の元に、ある日、ひとりの女がふらりとやって来る。
安さんは、誘うような女の態度に成り行きで関係を持ち、女はそのまま「時代屋」に居着いてしまう。

この女、真弓は、自分のことをまるで語らない。
文字通りセックスも人間関係もあまり深入りしないタイプで、突然、何の前触れもなく(つまり夕食を一緒に食べている最
中とかに)家を出て行ってそのまま帰って来なかったり、突然戻って来て何ごともなかったように生活を続けたりする。
(もちろん、その間の事情は一切話さない)

「真弓」役の夏目雅子は、もうひとりの女「美郷」との二役を演じている。
「美郷」は、何の抵抗もなく行きずりの男と関係を持つ真弓とは違い、自由な性生活に憧れを抱きつつも、性に対して決し
て自由にはなれない。
彼女は結局、自分に暴力をふるう故郷の許嫁の元へと帰って行くのだった。

1980年代。
日本の若者たちが、自分たちを縛り付ける「しがらみ」から必死で逃れようとしていた時代である。
若者にとっては、他人との絆を求めないことが「良し」とされていた。

さて、2012年の現在。
30年前とは反対に、「絆」を求めて昭和の時代の人間関係に理想を求める人が増えて来たが、人との絆を持とうとしない
真弓の生き方と、DV男との絆を大切にする美郷の生き方、どちらがより理想的だと思う?

「時代屋の女房」、1980年代前半の時代の空気を知るには、とても良い映画だと思う。
寝る。

2012年5月28日(月)
朝。
さすがに飲み会が3連チャンだと疲れるな。

部屋で『論語』を読んでいたら、昨日、元こらくちゃんから聞いた芸能ゴシップの話を思い出す。
河本ナントカというお笑い芸人の母親が生活保護を受けていたというので「息子が売れっ子なのになんだ」と叩かれたのだ
そうだ。

『論語』 雍也第六

 子華使於齊。         子華が孔子の使いで斉の国に行く事になった   
 冉子爲其母請粟。       冉子が留守宅の母親のために生活費を出してやって欲しいと願い出た
 子曰。與之釜。        先生は「8斗4升を与えるように」と言った
 請益。曰。與之?。      もう少し増やしてくれるように頼むと「1斛6斗を与えるように」と言った
 冉子與之粟五秉。       冉子は80石を与えた。
 子曰。            先生は言った
 赤之適齊也。乗肥馬。衣輕裘。 「赤は斎に出かけるとき高級な馬に乗って毛皮の服を着て行ったんだぞ
 吾聞之也。君子周急不繼富。  君子というのは困っている人は助けるが、金持ちにさらに金はやらないそうだよ」

【無用の知識】
 子華    : 孔子の弟子。「公西赤」のこと。(「公西」が姓、「赤」が名)
 冉子    : 孔子の弟子「冉求」のこと。「冉有」とも呼ばれる。字(あざな)は「子有」。
 粟(ぞく) : 手当金のようなもの。当時は穀物が貨幣の代わりだった。
 釜(ふ)  : 穀物を図る枡の目盛り。8斗4升。当時の中国では、1斗は1.94リットル。1斗は10升。
 ?(ゆ)  : 穀物を図る枡の目盛り。16斗。1斛6斗。1斛(こく)は1石(こく)と同じ。
 秉(じょう): 穀物を図る枡の目盛り。16斛(160斗)。
 輕裘    : 軽く作られている毛皮の上着。

収入の有る人の家族への援助金については、どうやら紀元前から揉めていた様子。
21世紀の騒ぎの方は、どんなことなのかとネットで検索してみたら、元国会議員の杉村太蔵が片山さつき議員を「国会議
員なら役所の不正支給を追及すべき」と批判したという記事を見つけた。
片山議員は、お笑いコンビ「次長課長」の河本準一の母親の生活保護受給問題を追及している。
ということで、どうやらこの件であるらしい。

ネット検索で集めた話を整理してみると……。
1)15年ほど前、河本の母親が病気で働けなくなった。
2)河本は売れない芸人として働いていたが収入が少なかった。(年収100万円程度)
3)母親が生活出来ないと判断して生活保護を申請。
4)役所が審査の上、生活保護支給を決定。
5)河本、人気が出て年収が上がり、母親に援助することに。
6)役所と相談の上、援助金額を決定。
7)母親が援助金額を役所に届け出る。
8)役所が生活保護の全額から援助金額を差し引いた額を母親に支給。
と、そういう話であるらしい。

で、この河本某が母親に援助していた金額が収入に対して少な過ぎるというので叩かれたのだそうだ。
「売れっ子芸人で金持ちなんだから親の生活費ぐらい全額出して生活保護なんか断れ」言うわけだ。

この騒ぎの急先鋒となってお笑い芸人の河本某を叩いた片山さつき議員のことを、元国会議員の杉村太蔵氏が、「『役所の
不正支給』の方を追及すべきだろう」と批判したと、そういう話。

これは私も杉村氏の言う通りだと思う。
私だって役所から「あなたの援助金額はこれだけに決まりました」と言われたら、素直にそうかと思うから。
「なぜ自分から『その金額は少な過ぎます。もっと出させて下さい』と言わなかったのか」とか言われてもなあ……。
問題にされるべきは、役所の方だろう。

ここで重要なことだが、話の経緯を見る限り、この件で「違法」なことは何も行われていない。
河本という人は、ちゃんと役所と相談して決められただけの援助金額を支払い、母親が受け取っていたのは「生活保護の全
額から援助金額を差し引いた額」なのだから、河本氏自身は役所の命令に従い、母親も受け取った援助金の額について必要
な届けを出していたことになるからだ。

そして、その「相談して決めた援助金額が、常識的に言って少な過ぎないか?」というのがこの場合の論点。
しかし、河本氏と相談した役所の側の人間は、その金額でOKを出してしまっているのだ。
ここで河本氏がなんらかの書類の偽造を行っていたのならともかく、そうじゃないのなら河本氏の側に法的瑕疵はない。
役所の側も「担当官がその任されている裁量の範囲で」決定を下したわけだから、こちら側にも法的瑕疵はない。

でも、片山さつき議員としては、なんとしてもこの件を追求したかったわけだ。
「瑕疵なき行政行為」を行っている限り、役人は強い。
法律によってその立場が護られているからだ。

そこで片山議員が取った作戦は、お笑い芸人の方を標的にすること。
ネットのツィッターを利用して彼の評判を下げる情報を拡散。
人気商売の人間にとって、これは致命的である。
1ヶ月で音を上げ、白旗を揚げて来たというわけだ。
片山議員、大勝利。

自分に敵対する勢力を「巨悪」に仕立ててネガティヴ・キャンペーンをやるというのは小泉元首相が郵政選挙の時にやった
こと。
あのときは、彼の政策に反対する人間は「抵抗勢力」という覚えやすいレッテルを貼られて、彼らが具体的にどういう人間
であるかについて明らかにされないまま、あたかも「絶対悪」であるかのようなイメージで宣伝された。

片山さつき議員は、いわゆる「小泉チルドレン」なので、この手法は言わば師匠譲り。
河本氏の場合「不正受給者」という、分かり易いレッテルを貼られて叩かれた。

ネットで拾ったブログを読むと「河本氏が違法行為を働いたのだ」と信じて批判している人の多いことに驚く。
本当に違法ならば、法的手段を取れば済んだはずで、片山議員がそれをしなかったのは、出来なかったから。
河本氏は違法行為を行っていたわけではなかったのだ。
だから片山議員は「相手のイメージを落とす」という攻撃方法を取らざるを得なかった。

興味深いのは、片山議員を批判している杉村太蔵氏が、片山議員と同じ「小泉チルドレン」であったということ。
彼はそのやり口と効果のほどをよく知っていたので、片山議員がこの手口で本質的に弱者であるお笑い芸人を攻撃したこと
に不快感を感じたのだろう。

ちなみに、『論語』で孔子は子華の母親に多大な粟を支給した冉子に注意はしているが、別に「だから子華の母親は貰った
粟を返せ」とは言っていない。

「君子周急不繼富」。
「君子」という言葉は、狭義には「貴族」の意味だが、孔子は主にこの言葉を「国の運用を任せるに足る人物」という意味
で使っていた。
「君子」であるべき側は、公務員の方なのだ。

ざっとこの件に関するブログをネットサーフィンしての感想。
片山議員は生活保護の不正受給に問題提起したかったと言っているが、彼女が標的に選んだのが「お笑い芸人」であったた
めに、この話題に食いついたのが、主に「芸能ゴシップが好きな層」になってしまった。
その結果、話題の中心がゴシップ的な芸人への個人攻撃になってしまい、議論が肝心の生活保護の問題を建設的に論じる方
向に行かなかった。
片山議員の目的が、この問題を真剣に論じることであったならば、これは大失敗だったと思う。

午後。
あああああっ!
こんなことで貴重な半日を潰してしまった!

3時頃。
いきなり暴風。
雹が降ったところもあったらしい。

夜。
「戦国鍋テレビ」を観てまったり。
テレビ埼玉で放送している番組で、有名お笑い芸人が出て来ないバラエティ番組なので、好きなのだ。
吉良上野介が赤穂の四十七士に向かって、「斬って仇討ちされるなら分かるけど、斬られて仇討ちって訳が分かんない」と
愚痴るというコント。
戦国大名である塙直之が、キャバクラにやって来て朝鮮出兵や関ヶ原の戦いの話をするというコント。
こういう、ゆるめのコントは好き。
全国放送のバラエティは騒々しくて嫌なのだ。

そろそろ寝ようかと思っていたら、地震。
椅子の上に立ち上がった不安定な姿勢のまま、数秒間動けず。
とっさに身を低くするって、出来ないときは出来ないな。
うっかり動くとそのままバランスを崩して転びそうだった。

 時刻:1時36分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.8度 東経140.1度)
 深さ:約80km
 規模:マグニチュード5.2

豊島区の辺りは、震度3。
下町や渋谷、横浜の方では震度4の揺れだったところもあったらしい。

しばらくそのまま起きていたが、大丈夫そうなので、寝る。

2012年5月27日(日)
朝のニュース。
アメリカの民間企業であるスペースXの宇宙船「ドラゴン」が、25日午前11時2分(日本時間26日午前1時2分)に
ISS(国際宇宙ステーション)とのドッキングに成功。
「ドラゴン」には食料など520キログラムの物資が積まれていた。
将来は人員の輸送も予定している。

民間船で「出勤」する宇宙飛行士って、いいな。
日本企業は、この分野で何か計画しているのか?

午前中。
アマゾンから『オカルト「超」入門』(原田実 海星社新書)。
ページをめくった第一印象は、活字の組み方がちょっと窮屈。
文字の周辺のスペースが普通の新書より1周り狭く組んであるのだ。
(これってページを減らして価格を安くするためとか、そんな理由かな?)
奥付等すべて含めて254ページ、820円。

午後。
メンサ・テスト合格者の会の例会。
クダラヌ話をぐだぐだと。

終了後、いつものように飲み会。
忙しそうなので店員に訳を聞いたら、客が多いのではなく来ている従業員の数が少ないのだそうだ。
(人件費節約とかの関係かなあ?)
居酒屋もいろいろ大変らしい。

帰りがけに1号くんのアパートに寄る。
2人でDVD「銀河ヒッチハイクガイド(映画版)」を観る。
ある日突然に地球が破壊され、図らずも地球最後の男となってしまった主人公アーサー・デント。
正義のためでもなければ使命のためでもなく、ただ場当たり的に降り掛かる災難に対処して行く。

「価値がないと思われていたものが、実は大切なものだった」式のアメリカ映画の真逆。
「重要だと思っていたものが、実は大したものではなかった」というイギリス式の笑い。
例えば地球、破壊された理由はバイパスを作るのに邪魔だったから、それだけ。

もちろん地球人類の価値もそれほどのものではなく、白ネズミ以下。
トークショーのネタの為に生命を奪われかける主人公。

やたら正義を振りかざすアメリカ式の「ヒーローもの」に食傷している方にはお薦め。
私は、下手に高性能に作られてしまっているために、馬鹿な人間たちに下らない仕事をさせられる事にストレスを感じ続け
るロボット、マーヴィンが大好きである。

マーヴィンは登場人物の中で最も優秀で、言う事も正しいのだが、自分に価値があると思えば思うほど滑稽でウザい存在に
なっていく。
アメリカ映画だったら、誰かが「マーヴィンの価値を認めよう」とか言い出すのだろうが、これはイギリス映画なのでそん
な奴はいない。
気持ちのいいほどにウザがられるマーヴィンがたいへん愛おしい。

帰宅。
『オカルト「超」入門』(原田実 海星社新書)読了。
これは期待したよりずっと良かった本。

ちょっとだけひっかかったことを先に挙げておくと、「第二次世界大戦中」のアメリカにとっての敵は「同盟国」ではなく
「枢軸国」じゃないか?(22ページとか)
「第一次世界大戦中」なら「同盟国」でいいと思うのだが。
もうひとつ、「事件装置」は「実験装置」の誤植だよね。(75ページ)

……と、細かいことはともかく、UFO、心霊、超能力、予言、陰謀論、等々、オカルトの分野をちゃんと網羅している。
基礎知識の本。
「最近、〈UFO〉についての話を聞いたけれど、本当かなあ?」
なんて時にはページを開くと便利。
既に嘘だと分かっている嘘に、改めてひっかかる心配が減る。

特にUFO、心霊、超能力、の分野がまとまりが良い。
逆に著者の専門分野である古史古伝なんかについては、こんなスペースでは書ききれないと思ったのか、もうすでに嫌にな
るほど書いているからか、ちょっと端折った印象。
(この分野に関しては、同じ著者の別の本を読むことをお薦め)

私はUFOが大好物なので、ロズウェル事件の真相が、(当時は)軍事機密であったプロジェクト・モーガルという放射性
物質監視計画に関わるものだったという話には、かなり興味を惹かれた。
墜落したものが「機密」として扱われたのは確かだが、それは「空飛ぶ円盤だったから」ではなかったのだね。
分かり易い。

下手なオカルト話に引っかかってアホな目に遭う前に目を通しておいて損はない1冊。
お買い得。

寝る。

2012年5月26日(土)
良い天気。
昼からSF大会のスタッフ会議があるので大山へ。

早めに行ったら駅でT田警備隊長( イニシャルにする意味があるのか?)と会う。
セブンイレブンで昼食を買って、会議室の中に入ると衝撃の事実が判明。
実行委員長が髪を切っていた!

あとからやって来た人が「スタッフ会議に実行委員長が来ていない」と、真面目に心配していた。
彼の本体は髪の毛の方だったらしい。///(^◇^)\\\

会議は主に機材関係の話。
会計担当が仕事で休みだったので(変な日本語だな)金の話はなし。

オプショナル・ツアーについて。
申込者が最低催行人数に遥かに届かないと騒いでいたのが、突然「定員に達しました」と案内された件。
休憩時間に担当者に「どんなトリックを使った?」聞いたら、本当に申込者が激増したのだそうだ。
「案内を郵便で送ったら、あっと言う間に参加者が集まった」のだと言う。
経費削減で各種郵送物をPDFに上げるのが普通になって来ているが、やっぱり「封筒に入ったお手紙」というのが心理的
に効果を発揮するらしい。

会議終了後、近所の居酒屋で飲み会。
「宇宙犬作戦」やっぱり、ここでも評判はイマイチ。(泣)

「『アイアンキング』の企画の方が良かったんじゃないですか?」
とか。
(まあ、「アイアンキング」は好きだけれど)
「浜田光男さんをゲストにお呼びして」
(呼べるか!)

馬鹿話に終始して、帰宅。
寝る。

2012年5月25日(金)
朝。
だるさの理由が分かっても、だるいのは変わらないな。(笑)

朝刊の文化面のコラムに最年長の歌舞伎俳優だという人が、儀式の手順を知っている人間が他にいないので儀式の時には自
分が仕切っているのだというようなことを書いていた。
儀式の手順を知る者が大事にされるのは孔子の時代から変わらないわけで、戦国時代の中国で軍人でもない彼が大事にされ
たのは、そのせいなのだろう。
逆に言うなら「儀式」が廃れると、老人は大事にされなくなるのだろうな。

昼。
1号くんが来る。
昼寝して、うちでシャワーを浴びて、大学に行った。
(何しに来たんだ?)

夜。
SF大会の「犬作戦」企画の件で打ち合わせ。
当初8時予定だったので、そのつもりでのんびりしていたら、メールが来て「7時には池袋に着く」とのこと。
このメールに気づいたのが6時半。
なんとかギリギリセーフで間に合った。

北口天狗で打ち合わせ。
というか、ネタ合わせ???
相手が伊藤龍太郎氏なので、そのまま飲み会へ突入。

ネットのデマの話など。
ネットに書き込みをする際には、自分で情報源を確認しなくて良いというのが常識なのか?
「発信者になる」ということの責任を感じずに情報発信する人を増やしてしまったというのが、ネットの欠点だな。

「勇者ヨシヒコ」について。
なぜ「ヨシヒコ」が映画化されて、「犬」が映画化されないのか?!
(たぶんエグゼクティブ・プロデューサーのモチベーションの問題)

ゲーム業界について。
ユーザーが無料ゲームに慣れてしまい、有料ソフトが売れなくなっているのだそうだ。

帰宅。
「MIB」を途中まで見たところで眠くなったので、寝る。

2012年5月24日(金)
朝。
体がほてり、だるい。
風邪にしては変な感じ。

朝刊。
日経では、いま桂三枝が「私の履歴書」というコラムを連載しているのだが、1986年に作ったという創作落語「大阪レジスタンス」の話が面白かった。
大阪が日本から独立するというストーリーなのだそうで、新聞や放送が大阪弁になるのはもちろん「街はできるかぎり個性的にごちゃごちゃにすべし」という法律が制定されるという噺。

現在、池袋では道は広く真っすぐに、古い町並みは再開発して高級店の立ち並ぶお洒落な街にしようという計画が進んでいるが、正直言って再開発が進むほど住みづらい街になって来ている。
ほっと一息つける場所がどんどんなくなっているのだ。
たぶん、何もかも整然と綺麗な街って、人間の生理に合わないんだよ。

午後。
ほてりとだるさが悪化。
体が動かせない。
何かの病気か?

夕方。
部屋でほけーっと「しろくまカフェ」を観る。
カフェに雑誌の取材が来るという話。
アニメのオリジナルキャラクターとしてハシビロコウが登場。

カフェのマスターが取材に来た雑誌社の人たち相手に、例によってダジャレとホラ話を連発するという話なのだが、その間
ハシビロコウが、羽ばたいたり、飛んだり、まばたきしたりする。
話の必然からして、なぜわざわざハシビロコウを登場させる必要があるのかがさっぱり分からない。
しかし、アニメーションで再現されたハシビロコウの動きは、素晴らしくリアルで、気合いが入っているのが分かる。

(これはつまり、スタッフがハシビロコウの絵を描きたかったというだけのことか?)
私の想像だが、このアニメを制作するために動物を観察しに上野動物園に行ったスタッフが、そこでハシビロコウを目撃、
ハートを射抜かれて帰って来てしまったのだろう。
(上野でハシビロコウにひと目惚れしてしまった人は、結構、多いらしい)

ストーリーはともかく「ハシビロコウが好き!」というメッセージだけは、確かに受け取れた。
(まさか、レギュラーにする気じゃないだろうな)

夕刊の記事。
〈20年五輪 東京、正式候補地に〉
〈イスタンブール、マドリードと競う〉

記事によれば、国際オリンピック委員会の調査で「五輪開催に賛成」の住人の割合は、
 東京      :47%
 イスタンブール :73%
 マドリード   :78%

候補地のうち、東京だけが「やりたがっている住人が半分もいない」のである。
普通に考えて、やりたがっているひとが多いところでやった方が良くないか?

夜。
薬を飲んでから、ふと気がついてネットで調べた副作用を再読。
 オルパモン:ほてり
 ミオナール:脱力感、全身倦怠感
なるほど、これね。
ま、原因が分かっていれば安心だ。

寝る。

2012年5月23日(水)
朝起きたら空が晴れている。
昼頃には気温がかなり上昇。
気温の変化に体がついていかないのか、微熱が出て来た。
このまま外気の上昇に応じて体温が上がり続けると、変温動物になってしまう???

午後。
渋谷の刺傷事件の続報。
池袋方面行きの地下鉄のエスカレーターで人を刺した男は、事件後に地下鉄で池袋方面に向かったのだそうだ。
つまり駅に来たのは電車に乗るためだったのだね、犯人?

夕刊。
1面のコラム、中国文学者の井波律子さんが「花嫁によせて」という文章の中で廖雲錦の七言絶句「姑を哭す」について触
れ、ご自分が母堂を亡くされた時のことを思い返して「時の経過はこんな形で、喪失感を穏やかにして癒してくれるのかも
しれない」と結んでいた。
肉親を失った悲しみを、時の経過は癒してくれる。

15面(社会面)の記事。
〈「子供の笑顔 今も思い出す」神戸児童殺傷事件の父〉
1997年に起きた連続児童殺傷事件から15年になるのを前に、被害児童の父親が報道各社の質問への回答を文書で公開
したという記事。
15年前の事件の被害者家族にわざわざ事件について質問したのか、報道各社?

「事件から15年も経つと、被害者家族の心の傷もだんだん癒えて来てしまいますね」
「それは困る。一般大衆は被害者家族がいつまでも苦しんでいる姿が見たいはずだ」
そういうことか?

「お子さんが殺されて15年経ちますが、いまも苦しいですかぁ?」
ときどき、犯人よりマスコミの方が極悪非道に思えて来る。

夜。
1号くんのアパートを訪ねたら、なぜか養老乃瀧に誘われる。
誘われたのに、なぜか私の奢りである。

しばらく飲んでいたら、隣の席の客が「寒い」と言い出した。
エアコンを止めてもらおうと思ったらしい。

店員、「じゃあ窓を閉めます」。
大きな窓を開けっ放しで居酒屋が営業していても近所から文句が来るわけでもない。
ちなみに店舗は1階、窓のすぐ外は道路で普通に人が歩いている。
この街の長閑さって好きだな。

帰宅。
渋谷の事件の容疑者が捕まったそうだ。
容疑者が住むアパートの大家によると、
「とてもおとなしく、かっとなって人を刺すようなタイプには見えなかった」
そういう人物が、仕事帰りに普通に帰宅する途中で、体がぶつかった相手をいきなり刺してしまった、と。
脳の中で、急に何かのスイッチが入ってしまったのかなあ。

なんだか『ハイジ』という児童文学を思い出した。
アルプスの貧しい山小屋で暮らしていた少女ハイジを、親戚のおばさんが街に奉公に出してやる。
お屋敷のお嬢様の話し相手という楽な仕事。
山小屋で暮らしていた頃とは比べ物にならないような綺麗な服を着せられ、贅沢な食事を与えられたハイジは、すっかり変
わってしまう。
早い話がストレスで病気になったのだ。

これは、贅沢な暮らしをするようになったハイジが甘やかされてストレスに耐えられないダメ人間になったから……ではな
い。
街の生活が彼女にストレスを与えていたのだ。

最近「都市計画に基づく再開発」というのが流行っているが、そうして創られた街って「人が暮らしているうちに自然に出
来あがった街」に比べると、どうも居心地が悪い。
もちろん見た目は「再開発」された街の方が整然として綺麗なのだが、気分的になにか落ち着かなくなるのである。
今後、再開発エリアで「大人しい人間がいきなりキレる」タイプの犯罪が頻発するのではないかと、嫌な予感がしている。

寝る。

2012年5月22日(火)
目を覚ますと土砂降り。
1日ズレたら昨日の日蝕は見られなかったことになるから、ツイていたと言えばツイていた。
……と、思ったら「薄曇りの空を侮って太陽を直視、目を痛めた人が続出」だって。
いくら薄曇りでも、何分間も太陽を見つめちゃ危ないよなあ。

昼。
風の音がすごい。

ニュースで「今日、スカイツリーが開業したが、風が強いので上の展望台に昇るエレベーターを止めた」と言っていた。
高いところに上がるためにわざわざ金を払って、高いところには上がれないというんじゃ、ガッカリしただろうなあ。
このぐらいの風が吹くということは、エレベーター設計時に予見できなかったのか?
予見しても対策がとれなかったのか?

午後。
2号くんにつき合って外出。

東武のレストラン街が改装したというので行ってみたら、安くてそこそこ美味しかった店が、みんななくなっていた。
内装がムダにお洒落で値段が高く、その割に不味いなんて池袋の店じゃない!

地下へ降りて、スパゲッティ屋でサングリアを飲む。
メニューを見たら、ノンアルコール・カクテルというのが増えていた。
カクテル・テイストの清涼飲料水。
あと何年かしたら、酒飲みはいまの喫煙者並みの迫害を受けることになるのか?

帰宅。
科学ニュース。
落語家の桂米朝のそっくりアンドロイドを、劇場運営会社ブリーゼアーツが開発中。
梅田で8月に開かれる「桂米朝展」で一般公開し、落語を披露する予定。
例の阪大の石黒教授が関わっているらしい。

桂米朝自身は、
「誰がそんなアホなこと考えたんや」
と、のたもうたそうだが、見世物として面白ければそれでいいと思う。

夜。
「超再現ミステリー」本日は、樋口有介のさて『ともだち』。
同じ学校に通う「コギャル系女子高生」が連続通り魔の被害に遭い、怪我をさせられる。
そんな中、コギャル系ではない生徒が殺害され、同じ通り魔の犯行と見られたが……

犯人の条件。
1)被害者の出生の秘密を知る立場にある。
2)被害者の存在によって不利益を被る立場にある。

謎解きとしてアンフェアだと思ったのは、被害者の出生の秘密を知る立場にある人物のひとりが被害者の存在によって不利
益を被るわけではないということが明かされたのが、解決篇の後だったこと。
よって、この人物を犯人としたスタジオの解答はやむを得ないものだと思う。

さてと、寝よう。

2012年5月21日(月)
朝。
今朝は金環日蝕が見られると言うので、日蝕観測用眼鏡を手に窓の外を見上げたら、すでに太陽の右上が欠け始めていた。
地下道で315円で買った観測眼鏡は、強い太陽光線を遮るのに十分な機能を持っていて、眼鏡を通して見た太陽は赤い三日
月のようだった。

カメラのレンズを眼鏡に押し当てて写真を2枚撮影。
残念ながら一番肝心な「金環蝕」の時には上空を厚い雲が通過して、シャッターチャンスを?めなかったが、きれいに欠けた
太陽の写真が写せた。
これは大事に取っておこう。

金環蝕前後に、空がやや薄暗くなって、少し寒くなったような気がした。
テレビで言っていたところによると、気温は1度ほど下がったのだそうだ。
しかし、太陽なんて普通は見上げるものじゃないから、何も知らなかったらせいぜい「空が曇ったかな?」程度にしか感じな
かったと思う。

日蝕は朝の8時前には終了。
いつもの朝が始まった。

朝食を摂り、処方薬を飲む。
ハムと玉子のサンドイッチ 148キロカロリー
タン塩スモーク(朝から!)113キロカロリー
ヨーグルト         53キロカロリー
ブルーベリージャム     68キロカロリー
リポD           74キロカロリー
計 456キロカロリー
問題ないな。

午前中。
部屋に籠って地味な作業。

午後。
ドラマ「スナーク狩り」を観る。
自分の妻子を殺した犯人が心神喪失状態を理由に無罪になりそうなので自力で復讐しようとする男の話。
原作は呼んでいないのだが、とってつけたような優等生的なラストはたぶんドラマ・オリジナルだろう。

それにしても最近のフィクションの悪役は「心神喪失状態で罪を犯した犯人」とか「未成年」とか、見るからに弱っちいのが
ちょっと不満。
巨大企業の社長とか、政財界の権力者とか、もっと強そうな悪役を出してくれないかなあ???

相手が弱いので主人公の側が直接攻撃を受ける心配はなく、攻撃する・しないの選択肢が全面的に主人公の側にある。
言ってみれば主人公にそれだけ余裕があるわけで、そのせいでいまひとつサスペンスとして盛り上がらないのだ。
「やらないとこっちの命が危ない」ぐらいのドラマにして欲しいよな、観ている側としては。

とりあえず犯人が「心神喪失」と「未成年」は、もういいよ。
見飽きた。

夜のローカル・ニュース。
今日の午後6時15分ごろ、東京メトロ渋谷駅で、男性が刃物で刺され重傷。

「副都心線4番ホームのベンチに倒れていた」
って、つい一昨日、私はその4番ホームから副都心線に乗って家に帰って来たのだが。

刺された原因は、どうやらエスカレーターで追い越したとかその手のことが原因の喧嘩らしい。
身動きのできない人混みの中で、自分の歩く速度と違うリズムで長時間歩かされると、ものすごく疲れるしイライラするとい
うのは、私も2日前に体験済み。
まさにその「4番ホーム」に辿り着く頃には、心身共にヘトヘトで、自分でも不思議に思うほど不機嫌になっていたのを思い
出す。
池袋に住んでいて、人混みにも長い地下道にも慣れているはずの私が、だ。

これは、ひょっとしてあの地下道の構造上の問題なんじゃないか?
最近の(つまり副都心線やヒカリエ周辺の)渋谷の地下道は、なんだか歩いていてイライラするのだ。

人間工学とかそういうのに配慮して、あの通路に退避できる空間みたいなものを作ってみたら、どうかなあ?
通路の脇にカフェとかを配置して「疲れたらあそこで休めるのだな」と思わせるわけでもだいぶ違うと思うのだが。

脳を含めた人間の体の構造は、地下道を大勢で長時間歩くようには出来ていないはず。
そもそも無理なことをしているのだから、ストレスを感じるのは当たり前。
それを軽減するということに、もっと全力で取り組まないと、キレる人が続出するのではないか?

寝る。

2012年5月20日(日)
朝。
体に疲労感が残っている。
理由を考えたが、昨日、渋谷に行ったからか?
渋谷の人混みの速度が、リズムに合わずに歩きにくかったからかも知れない。

若者が多いので全体に歩くスピードは速いのだが、こっちの興味と違うところで急に速度が落ちるというか。
要するに、呼吸が合わないのだ、あの街は。

イタリアで地震があったというニュース。
死者が出たそうだ。
地震が大きかったのか、建物が老朽化していたのか。
歴史的建造物が多く残る地域は、観光するには良いが地震の時には怖いな。

午後。
体調不良。
パソコンの状態も不良。
(なんで連動する?)
体調不良の原因は薬の副作用だと分かっているが、パソコンの方の原因が分からない。

ニュースで、せっかくFacebookが株式上場したのに欧州経済危機に足を引っ張られて期待したほど株価が上がらなかった
と言っている。
イタリアの地震はM6の規模だったのだそうだ。

夕方5時の時点で摂取したカロリーを計算すると、262キロカロリー。
これは逆の意味でやばい。
胃痛で物が食べられなくなっている。

夕食。
かなり頑張って429キロカロリー。
次に医者に行ったら、ちょっと相談してみよう。

夜。
テレビで映画「プレデター」を観る。
南米のジャングルに人質救出の任務で出向いたレスキュー隊が、正体不明の敵に襲われるという話。
敵対する組織のゲリラ、チームの不仲、裏切り、人質の謎の行動……果たして敵の正体とは?!
という物語。

この映画を観るのは全くの初めてなので、期待してチャンネルを合わせたら、さすがはテレビ朝日。
「主人公が闘うことになる敵の正体」を番組前の解説で映像付きで詳しく説明してくれた。

なんと言うか……
「犯人は○○で、実は××という意外な動機があり、△△というトリックを使って犯行を行っていたのだ。ではミステリーの
謎解きをたっぷりとお楽しみ下さい!」的な親切さだよな、これって。

お陰様で、敵が主人公の前でマスクを外す終盤のクライマックスで盛り上がったこと、盛り上がったこと。( ̄Д ̄)
何を考えて、こんな解説を頭にくっつけた、テレビ朝日?

明日の朝は金環日蝕が見られるというので、今夜は早めに寝よう。

2012年5月19日(土)
晴天。
〈昨日の午前1時39分、種子島宇宙センターからH2Aロケットに搭載されて打ち上げられた多目的観測衛星「アリラン
3号」が、地上局との交信に成功〉
日本のロケットが外国の衛星をきちんと軌道まで送り届けたということで、めでたい話である。

昼から渋谷へ。
佐藤編集長に誘われて渋谷の「ヒカリエ」を覗きに行く。
先月開業したばかりの複合照合施設で、地下は食料品売り場、地上はブティック等の店舗になっていて、さらに劇場とかが
入る予定っぽい。
開業間もないせいもあるのか、中はかなりの混雑。
係員が「危険ですから立ち止まらないで下さい!」と叫んでいて、おちおち商品も見られない。

エスカレーターで最上階まで上がってみたら、一番上の階にあったのは「ローソン」。
品揃えは普通のコンビニだが、下着はともかく、ネクタイやワイシャツなんかが結構なスペースを取って置いてある辺りは
地域性か?

この建物の難点は大きすぎる窓だろうか。
一応、ブラインドは付いているのだが、南向きの窓から差し込む日光で、この季節でもかなり暑い。
真夏になったら、冷房費が馬鹿にならないという気がする。

ついでなので食事でもと思ったが、「ヒカリエ」内部の食い物屋は、どこも混んでいる上に、値段が高い。
今日のこの日のために気合いを入れて来たとかいう人なら、そういう店でも入るのだろうが、こっちは今朝なんとなく思い
立って地下鉄でダラダラと来ちゃった組。
1200円のサラダなんて、さすがに食う気になれないので、撤退。
池袋まで戻って、そこらの安い天丼屋で食事する。

帰宅したら「千葉県で水道からホルムアルデヒドが出て断水」というニュースをやっていた。
雨でどこかから汚染物質が流れ出したとか?

東京MXの「ミクの日感謝祭」を途中から観る。
出演した歌手が全員立体映像というライブイベント。
昨今の映像技術はハンパないなと感心する。

夜。
「養老乃滝」へ軽く飲みに行く。
帰宅して産経のウェブサイトを見たら〈「軽減税率」に対して政府内にも導入に前向きな意見が出ている〉のだとか。
つまり、消費税増税に関して民主党と自民党の意見がほぼ一致にの方向に向かっているということ。
消費税の増税は、野田政権の最重点政策であるから、政策の一番のポイントの部分で「民主党と自民党は一緒」ということ
になるのだよね。

「民主党政権」とは世を忍ぶ仮の姿で、その実体は「自民党政権」。(笑)
野田さんと谷垣さんって、政策的に「双子」なんだよなあ。

寝る。

2012年5月18日(金)
夜半に聞いた雨の音は、どうやら夢ではなかったらしい。

朝食。
御飯70g+梅干し1個。
計123キロカロリー。

処方薬の副作用で食欲低下。
ミオナールも、ユベラも、オパルモンも、ともかくぜんぶ消化器系に来るのだ。
ダイエット中の身としては、嬉しいんだかどうなんだか……。

午前中。
DVDの取説をプリントアウトしていたら、まずプリンターが紙づまりを起こし、次にインク切れ。
いつもこんな風なので、私はプリンターというものは使う度に必ず何らかの不調を起こすものだと思い込んでいたのだが、
他の人に聞くとそうでもないらしい。
ときどき自分の体から精密機械を狂わせる謎の怪電波が出ているのじゃないかと思う。

昼。
いきなりの豪雨。
(なんなんだ?)

午後のニュースで聞いたところによれば、小平では雹が降ったのだそうだ。
雹だの竜巻だの、むかしは日本ではあまり聞かなかった気象現象がここのところ相次いでいるが、これはやはり東京タワー
とサンシャイン60とスカイツリーが作る三角形が負の結界を築き、国を護るやんごとなきお力を封じ込めているから……
(誰かこのネタでトンデモ本を書いてくれないか?)

夕方。
窓の外を吹き荒れる風の音を聞いていたら、いきなり下から「どん!」と突き上げるように地面が揺れた

 時刻:17時18分頃
 震源:茨城県南部(北緯36.2度 東経139.9度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード4.8

天変地異な1日だ。

夜。
なんとなく眠れないのでテレビをつけて「都市伝説の女」というミステリー・ドラマを観ていたら、
「東京タワーとサンシャイン60とスカイツリーが作る三角形が結界を……」
とやっていた。
やっぱり誰でも似たようなことを思いつくのだな。

さて、寝るか。

2012年5月17日(木)
朝。
ニュースのざっと見。
昨日、猪瀬副知事が、枝野経産相に会いに行って、
「新電力のシェアを30%に伸ばすような政策を展開すべきだ」
言ったそうだ。
要は電力の供給元を東電の独占状態から自由競争体制にして経営努力を促そうということらしい。

枝野経産相は、
「大きな方向性は一致している。新電力の育成という視点を入れて具体策を詰めたい」
と応じたとかで、この辺、大変意見が合っているようだ。

猪瀬さんと枝野さんって、この問題以外でもいろいろと気が合いそうな感じがするよね。
最近の日本の政治家を見ていると、明らかに同意見の人たちが別の党に、違う意見の人たちが同じ党に所属しているように
思えて「政党」というものの意味が分からなくなってしまう。

昼。
本日の「CSI:9」は、スタートレックのパロディ。
あからさまにスタトレがモデルとなっている架空のSFシリーズのファンイベントにやって来た鑑識係、会場内で死体を発
見して警察に連絡する。

この連絡先が、本来なら彼が番号を知っているはずのないジム・ブラス警部の携帯電話。
「以前、主任に番号を聞いていた」という無理な設定を作ってまで彼に電話させたのは、間違いなく、
“He's dead, Jim.”
というセリフを言わせたかったからだろう。

全編こういう遊びに満ちた回なので、細かいところは放っておくとして、ツッコミをひとつ。
ファンから大ブーイングを受けたパロディ番組の制作をパラマウントが承諾したという話。
「現実にはヒーローなんていない」というファンに嫌われまくるような内容ののドラマなのだが、こんな「ファン受け」の
しない番組を作っても視聴率は稼げないから,制作会社的にはNGという気がするのだが、これってわざと狙ってそういう
話にしたのかな?
被害者(非オタ)は嫌な奴だったという話で?

午後。
現実世界のニュース。
〈京都大の柴田一成教授らは、太陽表面で起きる巨大な爆発現象で通信障害の原因となる「太陽フレア」が、従来の想定よ
りも大規模に発生する可能性があることを突き止めた〉(日経新聞朝刊)

いわゆる「スーパーフレア」という奴で、従来の理論では太陽のすぐ近くに大きな惑星がなくては起こらないとされていた
この現象が、大きな惑星のない太陽系でも観測されたということなのだそうだ。
つまり「うちの太陽」でも起こる可能性があるということ。
(また新しい「地球滅亡説」の本が出そうだ)

夕方。
1号くんが『論語』のことで質問があると言うので、アパートまで行く。
質問は、私が顔を知らない(笑)子張について。

『論語』「為政第二

 子張學干祿  子張が就活について教えてもらった
 子曰     先生が言うには
 多聞闕疑   「まずいろいろな情報を耳で集め、その中から疑わしいものを除いて
 愼言其餘   残った情報に基づいて慎重に発言するようにする
 則寡尤    そうすれば間違ったことを言う危険性が少なくなる
 多見闕殆   情報は目でも集め、集めた情報の中から怪しげなものを除いて
 愼行其餘   残った情報に基づいて慎重に行動するようにすれば
 則寡悔    あとで「しまった」と思うことが少なくなる   
 言寡尤    発言内容に間違いが少なく
 行寡悔。   後悔するような行動が少ない人間になれば
 祿在其中矣  就職なんて自然と出来るものだ」

【無用の知識】
 干禄 :「干」というのは「求」と同じ意味。「禄」は俸給、または俸給を貰える地位。
    つまり「干禄 」は求職、今風に言えば「就活」のこと。

孔子の弟子たちは、さまざまな権力者に仕え、それなりの成功を納めている。
だから子張みたいに「就職がしたくて弟子になる」みたいな弟子もだんだん増えて来たようだ。
しかし孔子自身の就職活動はあまり成功したとは言い難いから、この人に就活についてのアドバイスを受けたのは、果たし
て正解か?

言いたいことは、「人に雇って欲しければ、まず自分の側が雇いたいと思わせるような信頼の置ける人間になることだ」と
いうことで、それはまったく間違っていないと思うのだが。

夜。
1号くんと2人でリブロへ。
本を買って戻る途中、地下通路で「金環食観測グラス」というのを売っていたので、買う。

ボナパルトで食事。
ブラッドヴルスト(血入りソーセージ)というものを初めて食べた。
不味くはないが、わざわざ食べたいというほどのものでもないかな?

帰宅。
「まどかマギカ」を観て、寝る。

2012年5月16日(水)
朝。
胃の調子が良くない。
なにしろ処方された薬の数がハンパなく、ザンタックの健闘むなしく、やられてしまったらしい。

朝食はセーブして、御飯70g。
生卵をかけて(考えてみたら、あまり消化は良くないな)計202キロカロリー。
エネルギー量的には、普通か。

朝刊のニュース。
〈三菱重工業は1日あたり3千トンを処理出来る世界最大の二酸化炭素回収プラントを開発した〉

記事には二酸化炭素の回収、再利用の仕組みの例として、火力発電所から排出された二酸化炭素を圧縮し、老朽化で粘度の高
くなった油層に加えて原油の流動性を高め、再び油田として利用出来るようにするという仕組みの図が描かれていた。

つまり枯れてしまったと思われていた油田から再び原油を取り出すというわけだ。
原油生産国が買ってくれるといいね。

昼。
またMRI。
音楽の流れるヘッドホンを装着されそうになったので、
「その音楽、止められませんか?」
と、言うと、
「でも、MRI自身の雑音は止められません」
と言うので、
「そっちの方はぜんぜん問題ありません」
と、答える。

音楽の音量はゼロに出来るというので、そのようにしてくれと言うと、
「でも、MRI自身の雑音は止められないのです」
「そっちはまったく何の問題もありませんから」
と、答えて音楽を切ってもらう。

静かな環境で検査終了。
それにしても「機械の雑音=うるさい」「音楽=快適」よって「機械の雑音に負けないような音量で音楽をな流せば快適」と
いうこの人たちの思い込みは、いったい何なのだ?

何度も言うが、
「工事現場の騒音がうるさいのであなたの耳元で大声で歌を歌ってあげましょう」
って、余計にうるさくなるだけだから。

外に出ると、携帯に2号君からの着信があった。
ドトールで2人でお茶。

帰宅すると、今度は1号くんから電話。
『論語』についての質問を受ける。

……というとまともな話のようだが、
「子張ってどんな顔の人?」
って、知り合いじゃねーよ!(笑)

パソコンの長時間使用は首に負担をかけるというので、極力使用をセーブ。
夕方に届いた夕刊を読んだら、文化欄に瀬戸内寂聴さんのインタビュー記事が載っていた。

「誰もが自分さえ良ければいいという世の中になった気がしてしょうがない。隣近所には無関心、道で人が倒れていても知ら
んぷりでしょう。(中略)素朴で優しくて、人の痛みを感じていた日本人はどこへ行ったのかしら」

この手の話はよく聞くのだが、私は「道で倒れたのに知らんぷりされていた人」というのを現実世界で見た事がない。
「素朴で優しくて、人の痛みを感じている日本人」の方は、昨年、山ほど目撃されているようなのだが。

インタビューの後半で、寂聴さんは「90年生きてきて、日本人の心が今ほど悪い時代はないとすら思う」と語っている。
しかしインタビューの前半で戦前の「大杉栄と共に憲兵に殺された伊藤野枝」とか「大逆事件で死刑になった菅野菅子」とか
「獄中で自死した金子文子」の話をしているときには「彼女たちは因習の壁と血みどろになって闘っ」たと語っているのだ。
その「因習の壁」というものを作っていたのは、間違いなく「当時の日本人の心」だよな?

つまりまとめると、むかしの日本人は「素朴で優しくて、人の痛みを感じつつ、人を血みどろの闘いの末の死に追いやる心」
を持っていたことになる。
いったいどういう心なんだ、それは?(笑)

要するに「思い出は常に美しい」ので「昔は良かった」という気がしているだけなのだろうね、老人は。
願わくば震災直後の被災地に駆けつけて、泥まみれになって働いたボランティアの若者たちが、茶の間でテレビを眺めながら
「最近の若い者の悪口」を言っている爺さん婆さんたちの言うことを真に受けて、「自分たちはダメだから何も出来ない」と
やる気を失ってしまい、日本を停滞させてしまうことのないように。

ジジ、ババが、人脈やら経歴やらのお陰で新聞の文化欄のような権威ある場所で発言する「昔は良かった、今の若い者はなっ
てない話」を、若者は本気にしちゃダメだよ。
そういう話をするのは、老人の「習性」なんだからね。

寝る。

2012年5月15日(火)
朝。
「裁判員制度施行から間もなく3年」という記事。
裁判員裁判は、裁判官による従来の裁判に比べて、性犯罪に厳しく、逆に薬物密輸の実行犯に対しては無罪を言い渡すケー
スが多いのだそうだ。
つまり「薬物密輸の実行犯は騙されて運ばされたのだ」と見る裁判員が多いということらしい。

これはひっくり返して考えると、司法試験合格者である、いわゆるエリートのみで行われていた裁判では、「たかが女」が
被害者である性犯罪では罪を軽く考え、「見ず知らずの人間から金をもらって物を運ぶようなロクデナシ」が容疑者である
薬物密輸では、容疑者に厳しい判断をしていたことになる。

「いくら法の下の平等と言ったって現実には護ってやる価値のない奴もいる」という考えが、法律を護る立場の人間の間で
蔓延していたとしたら、怖いな。

昼。
病院へ。
整形外科で、「軽度の頸骨椎間板ヘルニアで、整形外科的には問題ない」と言われたMRI画像を持って神経内科へ。

神経内科医の判断。
「これは整形外科の領域ですね」
(ヲイヲイ)

「整形外科からこっちへ来たのですが」
と言うと、神経内科医、MRIの画像を指差して、
「診れねえ奴は診れねえんだから、しょうがねえ」
とのお言葉。

つまり画像上、神経を圧迫していなように見えるズレた頸骨の突起部分は、あくまで撮影のために首筋をまっすぐに伸ばし
た理想的な状態でのみ問題がないのであって、首を動かせば神経圧迫の原因になるということのようだ。
「整形外科と言っても領域が広いから、自分の専門じゃない部位についてはよく知らないお医者さんもいるから」
というのが、神経内科医の説明。

そんなわけで、ミオナールとユベラとオパルモン、それにビタミンB12であるノイメチコール(成分的にはメチコバールと
同じもの)、あとロキソニンと胃薬のザンタックを処方してもらって病院を出る。

ちょっと早めの夕食。
やよい軒の期間限定メニュー「おまぜ定食」が、ちょっと気になっていたので注文。
まぐろの刺身、漬け物、オクラ、めかぶ、納豆、とろろ、卵黄がどんぶり飯に載ったもの。
私の好物ばかり。

これにほっけの塩焼きと味噌汁が付く。
アトキンスさんが生きていたら怒り出しそうな御飯(糖質)中心メニュー。
つくづく自分は「糖質制限ダイエット」の出来ない人間だと思う。
563キロカロリー。

自宅へいったん戻ってから吹き矢の講習へ行き、帰宅したら案の定お腹が空いて来た。
絶対お勧め出来ない夜のおやつ、ヨーグルト(ブルーベリージャム入り)195キロカロリー。

で、本日のトータルエネルギー摂取量は、1017キロカロリー。
寝る。

2012年5月14日(月)
朝。
天気が良いので、外が明るい。

午前中。
わらびもちというものを貰ったので、食べる。
89キロカロリー。

DVDは、相変わらず録画不能。
昼過ぎに整形外科へ。
首の椎間板ヘルニアは軽度とのことで、首筋の痛みについては神経科の受診を勧められる。

ビックカメラでDVDディスクを購入。
リブロで『望遠ニッポン見聞録』(ヤマザキマリ 幻冬舎)を買って帰宅。

ディスクを機械に入れて試してみると、今度は録画出来るようだ。
DVDレコーダーは、テープと違っていろいろとややこしいのだね。

『望遠ニッポン見聞録』(ヤマザキマリ 幻冬舎)は、17歳の時に絵の勉強のためにイタリアに渡り、そのままイタリア
人と結婚して外国暮らしをしている日本人女性が書いた日伊文化比較エッセイ。
著者が『テルマエ・ロマエ』のヤマザキさんでなければ、きっと買わなかった類の本。

日本人女性が書いた本だと思うと、著者の明確な意見や主張にやや違和感を覚えるが、イタリア人が書いたものだと思うと
むしろ控えめな印象を受けるかな?

ところで、イタリア人であるヤマザキご主人は「食事中はディスカッションをすべきだ」という意見を持っているらしい。
で、食事中に「食事中にはディスカッションをすべきか否か」というテーマでディスカッションを始めてしまったりするのだ
そうだ。
つまり、あなたが彼との食事中にディスカッションをしたくなければ、食事中に「食事中にはディスカッションをすべきか
否か」というテーマのディスカッションを行って、論破する必要がある???
そういう環境で生活している日本人女性が書いたエッセイと思えば、納得出来そう。

日本人のイメージする「伊太利亜の伊達男」は、現実のイタリアにはいないとか、日本のテレビ局が外国人にインタビュー
した時の吹き替えの日本語が横柄すぎるとか「日本語の分かる外国人」っぽい視線の指摘は興味深い。
(ヤマザキさん自身も、日本の雑誌のインタビュー記事で自分の喋った言葉が「横柄な阿婆擦れ口調」に変えられてしまい
訂正したことがあるのだそうだ)

個人的にツボだったこと。
震災後である昨年の夏に、日本の電力供給量が1990年の需要量に相当する量まで落ちたという話。
1990年と言えば、バブル崩壊直前の、あの日本中が夜を徹してネオンサインをガンガンに点けて輝きまくっていた時代
のことである。

当時と比べればコンピューターの普及率が格段に上がったとは言え、あのネオンガンガンの時代のレベルまで電力供給量が
落ちたのだと言われても「全然困った気持ちにはならない」というヤマザキさんのご感想には「確かに」と頷くしかない。

夕食。
ヨーグルト(53キロカロリー)
ブルーベリージャム(68キロカロリー)
トマトジュース(95キロカロリー)
煮物の盛り合わせ(186キロカロリー)。
たん塩(70キロカロリー)
計472キロカロリーは、一食分としてはこんなものか。

糖質については、計算するのが難しいのでパス。
……とは言え「そっちの方が効果があるのなら♪」と、炭水化物抜きダイエットについてもネットで調べてみる。
要は「糖質を出来るだけカットして脂質中心の食生活にするダイエット方法」ということらしい。
具体的に言うと、御飯中心の日本式のメニューから、脂肪の多いアメリカ式のメニューに変えれば痩せるということか?

炭水化物抜きダイエットの代表例である「アトキンス式低炭水化物ダイエット」を調べると、これはそもそもが「甘いもの
を見境いなく欲しくなる炭水化物中毒」の人を念頭に考案されたダイエット方法であるらしい。
私のように、そもそも甘いものがあまり好きじゃないタイプの人が実践しても、効果がなさそうな気がして来た。

夜。
「世界まるみえテレビ特捜部」という番組を観る。
体重500キロの女性が殺人事件の容疑者となったが、弁護士は彼女がそもそも体全体が重すぎて自分の腕すら満足に動か
せないという事実に注目。
結局、犯人は別人だった……というドキュメンタリー。

この「容疑者」だった女性の食生活を見ると「チーズケーキを1度に何個」だの「ピザを1度に何枚」だのというレベルで
糖質を摂取している。
この人なら、「アトキンス式低炭水化物ダイエット」を実践すれば痩せるだろうなあ。
私は、やっぱり「レコ・ダイ」を続けよう。

寝る。

2012年5月13日(日)
朝。
体調はほぼ回復している。

昼から買い物へ。
昼食はケンタッキーフライドチキンで。
オリジナルチキン  237キロカロリー
カーネルクリスピー 130キロカロリー
フライドポテトS  186キロカロリー
計553キロカロリー、予想したより低カロリーだった。

ビックカメラでDVDーRAMを買ってから、東急ハンズへ。
スニーカー用の補修剤を買おうと思ったのだが、意外に高い。
1000円以上もする補修剤を買う気にならず、結局スニーカーそのものを買う事にして千川へ移動。
1足980のスニーカーを買って帰る。

ニュース。
野田総理が中国の温家宝首相と会談。

野田総理は「尖閣周辺を含む中国の海洋活動の活発化が、日本国民の感情を刺激している」と懸念を示し、中国側の冷静な
対応を求めた。
(言うべき事は言っているね)

尖閣諸島に関し、野田首相が「日本固有の領土」と日本政府の見解を伝えたのに対し、中国側は領有権を主張。
(この辺は、お互い譲れないから当然そうなるだろう)

温首相は「核心的利益と、重大な関心事項を尊重することが大事だ」と述べた。
(「いまはその話は止めておこう」という意味だよね)

同諸島を巡っては「日中関係の大局に影響を与えることは望ましくない」との認識で一致。
(確かに「望ましくない」よな)

石原都知事が同諸島を都で買い取る意向を表明したことに関しては、両首脳から発言はなかった。 
(「あれは耄碌爺さんのたわごとですから放っておいて下さい」「分かりました」みたいなやり取りが裏であったのか?)

都知事の国内向けパフォーマンスは、とあえずは日中外交に目立った悪影響を及ぼさなかったようだ。
良かった。

国内ニュース。
消費増税関連法案の国会審議で、食料品など生活必需品の税率を低く抑える「軽減税率」が焦点の一つに浮上している。
この「軽減税率」という修正案を出しているのは自民党。

消費税を値上げしても、食い物とか日用品にかける税金は少なくしょうという案。
私は、この案は基本的に良いと思う。
問題点は運用がややこしくなるというところ。
でも、すでにいろんな国で導入してそのデータがあるのだから、参考にして日本の実情に合うものを作ればベストではなく
てもベターな課税方法になるのではないかな。

夜。
いままでビデオテープを使っていた番組録画をDVDに切り替えるための作業。
うちのテレビはブラウン管式なので、テープでもDVDでも画質にそんな差がなかったので、安価なテープを使用していたの
だが、テープはやっぱり場所を取るし、そもそも手に入りにくくなって来ている。

で、ついにDVDーRAMを買って来たわけである。
しかし録画しようとしたら、いきなり「このディスクは使用出来ません」みたいなメッセージが出てしまった。
調べてみたら、DVDってなんかいろいろ種類があるらしい。
明日また、ビックカメラに行って聞いてみよう。

メール。
メンサのH樹さんから。
ダイエットには「カロリー制限より糖質制限の方がイイ」のだそうだ。

「糖質制限ダイエット」でググッてみる。
確かに効果は高そう。
しかしメモ帳に書いたカロリーを足し算するだけで済む「レコ・ダイ」に比べると、かなり大変そうでもある。

「基本は、デンプンと砂糖を控えること」なのだそうだが、定食屋でも弁当屋でもメニューの大半はデンプンで占められて
いるから、要するに「気軽にその辺でランチ」的なことは、まず諦めなくてはならないことになる。

実践している人の体験談がネットに載っていたが、外食の際にはお店と交渉して「麺抜きラーメン」とかいう特別メニュー
を作ってもらったりするらしい。
(そう言えば、私の知人でむかしこのダイエット法を実践していた人がいて「マクドナルドでパン抜きハンバーガーを作っ
てもらうのは大変だった」とか言っていたな)

真面目にダイエットに取り組んでいる人は、日々そんな大変なことをやっているらしい。
私が痩せないわけである。(笑)

本日の摂取カロリーは、977キロカロリー。
糖質は、111.4g+フライドチキンの衣(って、何グラムなんだ?)。
糖質制限ダイエット、初日で挫折。

寝る。

2012年5月12日(土)
朝。
肌の露出した部分がヒリヒリする。

昨日の花粉被曝のせいかと思っていたのだが、昼頃から熱が出て来た。
体が変化するときの風邪らしい。
季節が春から夏に移ろうとしているのだろう。

午後。
やや安静にしつつ、部屋で本を読む。

夕方。
1号くんが来たので、2人で『論語』の話とか。
「香港映画を観ていると、中国の師弟関係って日本のそれより緩いけれど、孔子の時代もそんな感じだったのだろうか?」
なんて話をする。

夜。
映画「プリンセス・トヨトミ」を観る。
「ナイショの話、大阪は実は独立国やねん。ほんで、ここだけの話やけど、商店街のお好み焼き屋のおっちゃん、あれナ、
ほんまは大阪国総理大臣なんやで」
……という、焼酎を片手に語るようなヨタ話を映像化したもの。

予告映像から「大阪国が日本からの独立のために闘う」みたいな真面目な内容を予想していたのだが、ぜんぜん違う馬鹿話
だった。
お好み焼きが美味しそうで、たこ焼きが美味しそうで、串カツが美味しそうな映画。
あ、あとアイスクリームも……
さすがは食い倒れの街、大阪である。

真面目な映画だと思い込んで、真面目に観に行った人は怒ったらしい。
私は笑いながら観ていたのだが、劇中の人物があまり美味しそうにものを食べるので、つい傍の羊羹に手が伸び、ダイエッ
ト大失敗。
本当にひどい映画だ。(笑)

寝る。

2012年5月11日(金)
朝。
朝刊を広げたらビックカメラがコジマ電気を買収したという記事が1面トップ。
これで売り上げはヤマダ電気に継ぐ「量販店2位」になるのだそうだ。
ビックカメラと言うと、どうも「池袋のローカル電気屋」みたいなイメージがあるのだが、言われてみれば全国展開してい
たのだった。
こっちは「地元の便利な電気屋さん」だと思って重宝しているので、無理して潰れないでね。
(雨の日に天井からポタポタしたたる地下水を、床に雑巾を並べて吸わせていた旧本店が懐かしい)

昼。
頸椎のMRIを撮りに池袋へ。
今回渡されたのは、耳栓。
ヘッドホンから音楽を流す馬鹿なシステムは止めたらしい。
お陰でよく眠れた。(笑)

唯一問題があったのは、問診を担当した医師。
「腰」の痛みについて質問されたので、何のことかと思ったら、「頸椎椎間板」と「腰椎椎間板」を読み間違えたらしい。
「腰じゃなくて首」と、3回ぐらい言って、ようやく気がついた。
医者はカルテをもっと注意深く読もう。

時計を見たら2時。
あっと言う間に終わったと思っていたMRI、思ったより時間がかかったらしい。
中途半端に小腹が空いてしまったので、ドラッグストアでジャムパンを1個買って食べる。
表示を見たら280キロカロリー。
菓子パン類は、見かけの印象よりカロリーが高いな。
気をつけよう。

午後。
1号くんから頼まれた「孔子の弟子一覧」を作る。
主要メンバーだけ簡単にまとめてメール。
スカイプで話しながらメール出来るのが、最近の便利なところ。
「公治長って、どんな顔の奴だ?」
と、聞かれたが、知るか、そんなの!

「前科者だから、凶悪そうな感じか?」
と言うので、
「いや、奴の場合、自分が悪い事をしたわけじゃないから」
と、答える。
(一応、孔子の娘婿なんだけどね)

夕方。
アマゾンから「ザ・フォッグ」(ジョン・カーペンター監督)が届いたので、観る。
リメイク版と大きく違うのは、後半の展開。
つまり、リメイク版で女性DJのスティービーがスタジオを逃げ出した挙げ句に交通事故を起こしてモタモタしている場面
は、オリジナル版では彼女はスタジオに残って放送を続け、入り口のバリケードを破って侵入して来た敵と戦う展開になっ
ている。
(なぜここを「改良」してしまったのか?)

オリジナル版の唯一の欠点と言えば、エリザベスというヒッチハイカーの女。
86分の作品中、この女の存在は、あまり意味がない。
リメイク版で、この点を「改良」してくれれば良かったのだが、なんとエリザベスをヒロインに昇格させてしまうという、思
い切った手を打った。
(わざわざ「傷」を広げてどうする?)

海外からのニュース。
〈オバマ大統領が9日、現職の米大統領として初めて同性婚支持を明言〉

世論調査(35歳未満の登録有権者対象)によると「同性婚は認められるべきだ」と考えている人が50%を超えるという
国だから、国民の意見を実行する立場の大統領としては正しい判断なのだろう。

夜。
1号くんが家に来て、「ザ・フォッグ」本日2度目の上映。
手土産にサーモンいくら弁当というのを買って来てくれたので、夜食代わりに食す。
なかなか美味。

1号くんによれば、怖さで完全にオリジナルの勝ちとのこと。
うん、リメイク版はサスペンスの盛り上がりそうなシーンが軒並みなくなっちゃっていたものな。

寝る前に、本日の摂取エネルギー量を計算する。
1326キロカロリー。
もう少し減らす必要があるな。

寝る。

2012年5月10日(木)
朝からはっきりしない天気。
ここのところ首筋がちょっと痛い。

朝食、579キロカロリー。
(ちょっとまずいな……)

昼。
「CSI:9」を観る。
薬物使用の前科がある人物が薬物過剰摂取で死亡。
数ヶ月後、今度は別の人物が殺害される。
捜査員の元に近所のホームレスがやって来て、
「こんど奨学金をもらえることになり、大学の寮に入ることになった。今なら信用してもらえると思うから言うけど、前の
事件の時にゴミバケツに怪しい紙コップを捨てた人間を見たよ」
と、言う。
実は今回も同じ人物の犯行だったのだ……という話。

ストーリーより「ホームレスが奨学金をもらって大学へ行く」という、そっちの話の方に感動してしまった。
日本の奨学金でも、ホームレスが大学進学可能になるものってあるのだろうか?

午後。
医者に行こうと思ったら、いきなりの暴風雨。
テレビの気象情報によると「関東地方に竜巻注意報」だそうだ。

雨が止むのを待って病院へ。
レントゲンを撮ってもらったら「頸椎椎間板ヘルニアの疑い」だ言われ、MRIを予約して帰る。

夜。
1号くんから電話がかかって来たので、2人で飲みに行く。
読みかけの『論語』に付箋を挟んで来たので、その解説とか。

家に帰って「まどかマギカ」を観て寝る。

2012年5月9日(水)
レコーディングダイエット継続中。
朝食の239キロカロリーは、まあ合格。

昼にラーメン屋で外食。
これが生姜焼きとギョウザで586キロカロリー。

午後。
1号君(大学4年生)のアパートへ。

先日こいつが、
「何か面白い本を貸してくれ」
と言うので『論語』を貸したら、すっかりハマってしまったらしい。

1号くん、普段はマンガとラノベしか読まないような奴。
マンガやラノベに比べたら、『論語』が面白いのは当然だろう。
なにしろ2000年以上続くロングセラーなのだから。

話をしていたら雨が降って来たので、DVDを見ながら時間つぶしに酒盛り。
イカの甘酢漬けとマッコリで、176キロカロリー。

DVDは、「ザ・フォッグ(リメイク版)」。
オリジナル版が良かったので、少し期待して観たのだが、これがひどかった。
脚本を「改良」したのだと言うが、例えばどんな「改良」かと言うと……

オリジナル版
危険な霧が町に迫る。
町全体を一望出来る高台にあるローカル・ラジオ局の女性DJは、広がる霧を眼下に見ながら町民の避難を誘導。
しかし霧は次第に彼女の自宅に迫って来る。
中には彼女の幼い息子がいるのだ。
自分がマイクの前を離れてしまうと、町民はどこへ逃げたら良いのか分からなくなる。
そこで彼女はマイクでリスナーに「息子を助けて欲しい」と呼びかける。
彼女の誘導で難を逃れたリスナーたちが、息子を救い出しに行く。

リメイク版
危険な霧が町に迫る。
ローカル・ラジオ局の女性DJは、緊急事態の発生に何が何だか分からないまま、半ばパニックを起こす。
そしてマイクに向かって「息子を助けて欲しい」と叫ぶ。
さらに放送を中断して自分で息子を助けに行こうとする。
運良く町民が彼女の息子を助け出してくれる。
救出劇が終わったところに彼女がやって来る。
遅くなった理由は、途中で交通事故を起こしたから。

どう考えても話を壊しているだけ。
なんでこんな「改良」をやったのだろう?

雨が止んだので、一緒に飲みに行く。
養老乃滝。
ビール2杯にやきとりその他で合計854キロカロリー。

帰宅。
ついオリジナル版「ザ・フォッグ」のDVDをアマゾンに予約してしまった。
寝る。

2012年5月8日(火)
朝食。
トーストと目玉焼きで230キロカロリー。
なんとなく食事のリズムが出来て来た。

ニュースを見たら、6日の竜巻等での建物の被害が茨城県で1092棟、栃木県で934棟、両県合計で2026棟に上ったと言っ
ていた。
去年は地震で、今年は竜巻。
こう天変地異が続くと、お祓いとかをしたくなるな。

もうひとつニュース。
例の消費者庁が「コンプガチャ」は景品表示法に抵触する可能性があるとしたという報道を受けて、で連休明けの株式市場
でディーエヌエヌとグリーが大幅安。

……と、ここまでは知っていたのだが、今度は、情報メディアサイトImpressに「消費者庁は記事の内容を否定している」
という記事が載ったという報道。
(なんなんだ???)

昼。
長野のAさんから電話。
ヴァリコンでの当日スタッフを引き受けてくれる由。

雑談。
役所の福祉の窓口の人が優秀だという話などする。
親戚の老人の介護のことで相談に行ったら、ものすごく迅速に対応してくれたらしい。
そりゃあ松葉杖を突いた人に自分が介護者だと名乗られたら、福祉の職員は燃えるだろう。(笑)
やっぱり職員の側でも、モチベーションが上がる相談者と、そうでない相談者っていると思う。

午後。
そろそろ7月の北海道行きに備えて買い物に。
久しぶりに行ったスーパーの書籍売り場が妙に広くなっていた。
(なんでだろう?)
と、しばらく考えたが、もしかして近所にあった書店が潰れたからか?
需要のある商店が廃業してしまったということか。

帰宅。
コンプガチャ禁止問題について。
「『消費者庁は記事の内容を否定している』という報道はデマだった」とのニュース。
単なる「誤報」か?
それとも株価操作を狙った「意図的デマ」か?

夜。
「みんなの家庭の医学」という番組で、頚部脊髄症という病気が取り上げられていた。
加齢により頸部の骨の間にある椎間板が弾力を失うことが原因で、首を動かした際に骨がズレやすくなる。
ズレた骨が骨髄を傷つけてしまうことで、まず両手のしびれ、つまずきやすさ、排尿障害などの症状が出る。
そして最終的には全身が動かせなくなってしまうなどの重大な症状を引き起してしまうという病気。
(……そう言えば、最近、よく蹴つまずく気がするな)

やや不安な気持ちになりつつ、寝る。

2012年5月7日(月)
少し疲れが体に残っているかな? という朝。
(遊び過ぎました)

昨日の夕食の1290キロカロリーは、ダイエット的に大失敗なので、本日は朝食から計画的に。
トーストと目玉焼きで、230キロカロリー。

国内ニュースは、つくばの竜巻。
死者が出たらしい。
アメリカでならともかく、日本で竜巻の被害なんて、むかしはあんまり聞かなかった気がするな。

海外のニュース。
フランスの大統領選で社会党のオランド氏が現職を破って当選。
落選したサルコジ大統領、景気回復より財政再建を優先した政策が国民に支持されなくなったのが敗因なのだとか。
ギリシャの総選挙でも財政緊縮政策に反対する勢力の躍進が伝えられている。

日本でも緊縮財政を推し進めようとした蓮舫さんが徹底的に人気を落としたし、財政再建を主要政策として掲げている野田
総理も支持率が下落している。
いま「景気回復」を主要政策に謳って選挙に臨む政党が現れたら、票が集まるのだろうな。

午後。
部屋で地味な作業。
昼食はカップ麺、340キロカロリー。
(椅子の上から動かずにカップ麺はやばいか?)

夜。
「クローズアップ現代」
高速バスの危険についての特集。

解説者として呼ばれて来ていた大学教授、「安全のためには、小さなバス会社は潰すべき」的なことを言ってキャスターの
国谷さんを若干、慌てさせていた。
正論なのだが、単純に規制を強化すると、実際の現場では隠蔽が巧妙化して、より事態がややこしくならないか?

夕食。
165キロカロリー。
(昨日の摂取量が多すぎたので、本日はややセーブ)

テレビドラマ「理由」を観る。
宮部みゆきの同名小説のドラマ化。

1998年に発表された小説は「家族というものの胡散臭さ」がテーマになっていたが、震災後に製作されたドラマ版では
「家族の絆の大切さ」がテーマになっており、そのためドライな印象の小説に比べて、かなりウェットな演出。

ドラマ版のプロット。
不幸な出自を背負い、社会の裏道を辿る人生を生きて来た男。
その男に、恵まれた家庭に育った堅気の娘が恋をする。
娘に堅気の生活を勧められ、男が自分の生き方を変えようとしたことから事件が起こる。

男は、自分のような人間に「家族を作ろう」と言う娘が、一緒に泥水まで飲む覚悟をしてくれているのだと思っていたが、
娘の方は単に現実を甘く考えていただけだったのだ。
そこにお節介なおっさんが出て来て、事件をさらにややこしくし、かくて謎の怪事件が出来上がってしまう……。
原作とはテイストが違うが、これはこれで良いドラマに仕上がっていたと思う。

寝る。

2012年5月6日(日)
朝。
空は晴れている様子。

ニュース。
〈消費者庁が「コンプリートガチャ」は景品表示法に違反する疑いがあるとして、連休明けにも業界団体を通じて注意喚起
する模様〉
「コンプリートガチャ」というのは、課金ゲームの一種。
金を払ってゲーム上の「ガチャポン」から出て来るアイテムを揃え、それを文字通り「コンプリート」するという遊び。

通常の「ガチャポン」が、とりあえず何かを貰える遊びであるのに対し、「コンプリートガチャ」の場合は、自分が欲しい
アイテムが出て来ないとダメというところが問題なわけだ。

例えば5つのアイテムを揃える「コンプリートガチャ」の場合、
最初の1回は、必ず「当たり」。(確率5/5)
2回目は「1回目で出たアイテム以外は当たり」(確率4/5)
3回目は……
と、繰り返すほどに「当たり」の出る確率が落ちて行く。
言い換えれば「あともう少し」となるほどに確率が落ちるのだ。

これに嵌って大金を擦ってしまう子供が続出したのだとか。
最近のゲーム業界としては珍しい「稼ぎ口」だったようだが、まあ阿漕な商売と言えば正にその通り。

午前中。
SF大会のことでメールのやりとり。
局長クラスの人たちはいろいろ大変らしい。

午後。
雷が鳴って、いきなり豪雨。
何だったのだろう/

夕方。
SF乱学講座。
本日の会場は久我山。

出かけようとすると、なんだか頭痛がする。
(肩こりかな?)
と、そっちの薬を飲んで家を出るが、どうも頭がボーッとする。
ふと気がついて明大前の駅のホームの文明堂でバームクーヘンを買って食べたら治った。
理由は分からないが、ダイエット中によくあることなのだ。
(脳の糖分欠乏?)

久我山会館着。
講師は、ゲーム作家の健部伸明氏。
タイトルは「手と目からひもとくブレードランナー」 
映画「ブレードランナー」を「手」と「目」の映像による演出にポイントを当てて考察するという内容だった。

感想。
この映画は、つくづくオタクに愛される作品なのだな。
ファイナルカットだというバージョンを、今度探して観てみよう。

放課後の食事会は「豆の木」で、雑談の中で出て来た原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を書いたフィリップ・
K・ディックが「知能が高くても他人の心が分からないアンドロイドのような人間はダメだ」ということを言いたかったの
に対し、「ブレードランナー」を監督したリドリー・スコットの方は、「レプリカント(アンドロイド)こそがこれからの
人類だ」ということを表現しようとしたという話が面白かった。
(健部氏の考えでは、恐らくディックはこの小説の執筆当時〈発達障害〉について知らなかったのだろうという。この小説
の発表が1969年であることを考えると、当然と言って良いと思う)

どうでも良いけれど、食事中、店の外にずっと救急車が止まっていたのはなぜだったのだろう?
救急隊員が店内にやって来て、店のマスターに事情を話していたようなので、近所で何かがあったらしいが。

さて、本日の私の夕食のメニューは、「生姜焼きと野菜炒め定食」。
なかなか豪華な定食で、同じ物を注文したM井女史が、
「これは、1日分の必要摂取カロリーになる」
と言っていたのを「まさか」と思って聞いていたのだが、帰宅して計算してみたら、しょうが焼き、野菜いため、サラダ、
味噌汁、それにデザートのバナナで、合計1149カロリー。
これにビールの141カロリーを加えると、1290カロリー。
(お、恐ろしいことじゃ……)

帰宅してニュースを見る。
つくばで竜巻の被害があったそうだ。

私が雨だと思っていた昼過ぎの豪雨も、実は雹が降っていたらしい。
(しかし帰り道ではいいお月夜だったのだよなあ)
変な天気の日だった。

寝る。

2012年5月5日(土)
晴天。
朝食は、かき玉春雨スープ(86キロカロリー)。

昼から佐藤編集長と王子へ。
目的地は「紙の博物館」。
北区はこういう施設が充実していて本当に羨ましい。

飛鳥山公園を通りかかったら、で何やら音楽が聞こえて来た。
覗きに行ったら、こどもの日のイベントをやっていた。

野外ステージの上では……青森からやって来たというご老人がスコップを手に「エア津軽三味線」を演奏中。
ビジュアル的には、地味な爺さんがスコップを三味線のバチでペンペン叩いているという図である。
わーい! ちびっこは大喜びだー???
(こどもの日のイベントに、なぜこの人を呼んだ?)

客席にいるのは、当然のようにお年寄りばかり。
主催者のセンスが分からない。

「紙の博物館」へ。
紙幣に使用されている独特の透かしは、図柄の如何を問わず「あの技術を使って」紙に勝手に透かしを入れること自体が違
法なのだね。
初めて知った。

それにしても和紙の保存状態の良いのにはいまさらながら感心する。
日本で和紙を使って出版された本をドイツで復刻したものが並べて展示してあったが、後から作った復刻版の方がどう見て
も紙が変色して古びている。
資料保存のために、和紙と墨を使って大量印刷が可能な印刷機とかを作れないのだろうか?

「渋沢史料館」へ。
入場券を買って入ろうとしたら、同じ入場券で入れる「青淵文庫」と「晩香廬」の方の閉館時刻が迫っているから、そっち
へ先に行くように勧められる。
「青淵文庫」へ行って、中で少しくつろいでいたら、
「間もなく『晩香廬』が閉館します」
と、せかされ、なんだかバタバタしてしまった。

「青淵文庫」は、渋沢栄一が自分の蔵書を収納しておく予定で建てた建物だが、工事中に関東大震災が起こり、建物が出来
あがった時には収納する予定だった書籍の大半は燃えてしまっていたのだとか。
その時の渋沢さんのお気持ちを思うとなんとも言えないな。

「晩香廬」は、西洋茶室。
つまり客間用に建てた別棟みたいな感じで、キッチンとトイレ付きの客間のみの家。
客間を別棟に作るという発想は、やはり防犯を重視しているのかな?
そう言えば、戦国時代に完成した「茶室」も、母屋とは別棟の部屋の中で客を接待する構造になっている。

「渋沢史料館」
渋沢栄一という人、業績からパワフルな人というイメージを持っていたのだが、他の人と並んだ写真で見たところ、意外と
小柄。
顔立ちも童顔でかわいい感じだっだ。

扇屋の卵焼きを買って帰宅。
本日の摂取エネルギーは、1087キロカロリー。

寝る。

2012年5月4日(土)
朝。
今年の「トンデモ本大賞」のチケットを買おうとしたら「完売」になっていた。
今回から例年より狭い会場を使うということは聞いていたのだが……しまった!

昼。
映画でも見ようかと映画館に行ったら「満席」の表示。
60階通りで行き場を失い、ウロウロしていたら雨が降り出した。
通りで見かけた「宇宙展」の表示に引かれてサンシャイン60へ。

会場内で一番真ん中の広い面積を占めていたのは「種子島物産展」だった。
肝心の「JAXA宇宙展」の方では、映画に使用されたという小惑星探査機「はやぶさ」の模型が置かれていた。
映画会社からの寄付ということだが、こんな嵩張る物を貰って本当に嬉しいのか、JAXA?

種子島物産展では、宇宙へ行った菌で作った焼酎というのが売られていた。
試飲したら、なかなか美味しかったので、花見シーズンの前だったら買ったかも。

イベントは、映画「宇宙兄弟」ともコラボしていて、コミックスの試し読みコーナーがあったので1巻だけ読む。
私はこの作品をぜんぜん読んだことがなかったので、宇宙飛行士の活躍する話か何かかと思っていたのだが、どうやら宇宙
飛行士を目指している人がJAXAの採用試験を受けるというところが物語の中心らしい。
よって、1巻目は採用面接とかの話。

主人公は31歳で博士号を持つ優秀なエンジニア。
身体能力も優れ、英語の面接にも難なく内応出来る程度の語学力を持つ。
しかし上司と喧嘩したことで務めていた自動車会社をクビになり、さらにその上司の嫌がらせのせいで再就職の道も閉ざさ
れてしまい、すっかり自信喪失してしまう。

そんな博士のために現役の宇宙飛行士である弟が、兄の名でJAXAの宇宙飛行士採用試験に応募してやる。
1次試験の合格通知を受け取った博士は「どうせ2次試験で落ちるから受けない」とグダグダ言うが、子供の頃に通ってい
た音楽教室の先生に励まされて受験してみたら、これも受かってしまう。

その後も博士は、「どうせ俺なんか」みたいなことをブツブツ言いながら、本気で宇宙飛行士になりたくて必死の勉強して
来た他の受験生達を尻目に次々に試験にパス、この期に及んでもなお「どうせ俺なんか」と言い続ける……。
(殴ってやりましょうか、この博士?)

「宇宙展」の会場出口でJAXAグッズが売られていたので覗いてみる。
帽子にTシャツにストラップ……。
まあ、定番の土産物。

そのままサンシャイン60の中をうろついて「てんや」で食事。
小天丼660キロカロリー。
これ以上何か食べてしまうと危険なので、そのまま帰宅。

夜。
テレビで「Kー20」をやっていたので観る。
江戸川乱歩ファンには徹底的に人気のなかった映画。
(原作を乱歩の少年探偵団シリーズだと勘違いして観に行ってしまった人たちが、大変に怒ったらしい)

内容は……
天才なんだけれどちょっと間抜けで、まるで「カリオストロの城」のルパンみたいな怪盗が、陰険で性格の悪い明智小五郎
をコテンコテンにやっつける痛快アクション。

見どころは、金城武のアクションと風間トオルの演技。(金城武の演技とは言わない)
最高だったのは、風間トオル演じる「明智小五郎」に、金城武演じる「遠藤平吉」が変装している。
つまり顔は明智だが中身は遠藤、「明智」の顔をしている「明智」なのに、観客には「あの明智は偽物だ」と分かるというシーン。
ここで風間が金城の「ちょっと大きい芝居」のクセを見事にコピーしてみせている。
素晴らしい。

この映画、劇場公開時に真っ先に観に行ったのが乱歩ファンで、彼らが明智がやっつけられる話を褒めるはずはないので、
出だしの口コミの評価でだいぶ損をしたと思われる作品。

江戸川乱歩ファンにはお勧めしない。
明智小五郎が大嫌い、もしくは「江戸川乱歩? なにそれおいしいの?」という方は、ぜひどうぞ。

寝る。

2012年5月3日(木)
ハ昨日からずっと雨。

朝食。
春雨スープ(88キロカロリー)。
出だしは順調。

昼。
「宇宙ニュース」のスペシャルをやっていた。
この「宇宙ニュース」という番組、普段は木曜日の夜の9時54分から放送している。
タイトル通りその週のニュースなのだが内容が宇宙関連の話題のみに絞られているところが面白い。

例えば若田宇宙飛行士が宇宙ステーション内で行ったパフォーマンス「宇宙芸術・3次元表現の試み」とか「星出宇宙飛行
士の記者会見」とかに興味がある人には大変に興味深い番組だと思う。

で、今回のスペシャルは、大林組による宇宙エレベーター建設計画についてと、古川宇宙開発担当大臣による有人火星探査
計画についてを掘り下げて扱っていた。
こういう少し遠い未来を考える話題って、いいね。

昼食。
いかまぐろ丼(523キロカロリー)。
一気にコレだよ。

午後。
「瑟」という楽器についてネットで調べる。
クリールは「琵琶に似た楽器」と書いていたが、形はむしろ琴に近い。
いろいろなところに書いてある解説によると、琴と共に演奏された楽器で琴より少し大きいらしい。
具体的には、長さが165センチ以上、幅が40センチ以上ぐらいのかなり大型の楽器なのだ。

「琴と共に演奏」というのは、現代風に言うと「琴」がリードギターだとするなら「瑟」はベースギターの役割を担ってい
たという意味だろう。

問題は孔子がこの瑟を、しばしば単独で弾いているっぽいこと。
(ベースギターの独奏?)
そして、放浪中もずっと持ち歩いていたらしいこと。

春秋時代当時の中国辺境である。
車で通れるほど整地されてはいなかったと思う。
馬に乗せて運ぶにせよ、昔の馬は小型だったから大きな楽器なんかを運ぶのは大変だっただろう。
それとも孔子の愛用していた「瑟」は、もっとサイズのコンパクトなものだったのか?

こういうことって、誰に聞いたら分かるのだろう?
中京大学の明木先生とか?

夕方。
雨が小降りになったので、近所のコインランドリーへ。
洗濯物を乾燥機に放り込んで乾くのを待っていたら、学生さん風の人が来て、
「両替機はないのですか?」
と、聞く。

(春から独り暮らしを始めたばかりの大学生かな?)
「500円玉なら持っている」というので100円玉5枚と替えてやる。
大学の近くの町には、春先は初々しい顔が増える。

夕食。
商店街のとんかつ屋で定食(742キロカロリー)。
ダイエット、一気に吹っ飛ぶ。

とんかつ屋のテレビでUFO番組をやっていたので、帰宅して続きを観る。
「アンビリーバボー」という番組。

その番組によると……
一昨年の10月13日に、ニューヨークで大勢の人が多数のUFO(未確認飛行物体=なんだかわからない空を飛んでいる
もの)を目撃。
調べてみたところ、結婚式で飛ばされた風船であったことが分かった。

ところが、この「事件」の半年ほど前に出版された『チャレンジズ・オブ・チェンジ』という本に、
〈2010年10月13日にニューヨークでUFOが目撃される〉
と書いてあったことから「予言だ」という騒動が起きる。

著者のスタンリー・フラムは、本の出版直後に癌で死亡していたが、残っていたインタビュー映像によると、彼は霊媒師の
助けを借りてUFOと交信、この情報を得たのだと言う。
ええと……何をどこからどう突っ込んで欲しい?(^^)

『チャレンジズ・オブ・チェンジ』、ちょっと読んでみたい気もする。
たま出版か二見書房あたりで翻訳を出して貰えないものだろうか?
「トンデモ本大賞」を狙えるかも知れないぞ。

寝る。

2012年5月2日(水)
天気予報通りの雨。

完全に忘れていたが、昨日はメーデーだった。
私が子供の頃には、世の中はまだ左翼の発言力が強くて「メーデー」と言ったら新聞もテレビも、もっと騒いだものだ。

当時は「愛国者」という言葉には「殺人狂」に近いイメージがあって、「子供に愛国心を教える」などと言ったら「殺人教
育」とか非難されたりしたものだ。
今の右翼は幸せなんだぞ。

ちなみに「右翼」は「バカ」という意味。
自分は右翼だなどと名乗ったら、
「あのねえ、戦争には負けたの。ちゃんと学校で習わなかった?」
と、小馬鹿にした口調で呆れられたものである。
今風に言えば「日本の敗戦も知らないような情弱」というイメージか?

で、私はその時代に「右翼」と呼ばれていたのだよ。(⌒◇⌒)
今の右翼はヌルイよな。
まわり中から遠巻きに後ろ指を指されてクスクス笑われたら、簡単に転向してしまいそうだ。

朝食(450キロカロリー)。
食生活の問題点は、やっぱり食後のカップ麺か?

午前中。
自分のサイトのページが、かなり壊れていることを発見。
Macを買い替えて以来、ソフトの更新ごとにいらんことをするようになったのが原因のように思われ……
修復に午前中いっぱいが潰れる。

「CSI 9」を観ながら昼食(328キロカロリー)。
精神異常者が「正義」のために犯罪行為を行うという話。
彼の行動は殺人事件を引き起す。
捜査官は、その事件をきっかけに犯罪組織の摘発に成功。
それを彼のお陰だと精神病院を見舞う捜査官。
いまの日本では絶対に作られない話である気がする。

現代の日本の常識では、精神異常者というのは「社会にとって危険な(悪い)ことをする存在」か、最善であっても「悪い
ことをしない存在」であって「精神異常者が社会のために役立つ」というケースは想定されていないように思う。
(むかしの神降ろしの巫(かんなぎ)なんかは、一種の精神異常だったと思うのだが)

午後。
SF大会の企画の資料作り、チマチマした作業を夕方まで。

夕方。
完全に土砂降りになった。
明日も雨だという予報。
5月の連休にこんなに雨が降ることって珍しいんじゃないか?

夕食(250キロカロリー)。
郵便受けにSF大会からの封書が届いていた。
星雲賞の投票用紙。
経費節約のためなのだろうが、何も印刷されていないネズミ色の窓付き封筒。
よく読めば「Varicon」の文字が読めるが、いらないダイレクトメールだと思って捨ててしまう人もいるのでは?
今年の星雲賞の投票率が、ちょっと心配だな。

食後にビタミン剤を飲む。
よくサプリメントについて、
「ちゃんとしたバランスの良い食生活を送っていれば必要ない」
という人がいるが、私もまったく賛成だ。
もしもちゃんとしたバランスの良い食生活を送るなどということが可能であったとするならば、サプリメントなど必要ない
のである。
私は現実世界を生きているので、実際に目で見て手で触れる事が出来るサプリメントを使用しているが。

もしもちゃんとしたバランスの良い食生活を送れたならば……か。
ひょっとして、空も飛べたかもしれないね。
いいなあ……「もしも」って。

寝る。

2012年5月1日(火)
朝。
朝食は、230キロカロリー。

抽選会に行くために家を出る。
交番の近くの路上でお見かけした御婦人、ハイヒールにミニスカートで颯爽とバイクに股がっていらっしゃる。

以前、キャンディキャンディのコスプレでバイクに乗っていた中年の男性が「バイクに乗るのにふさわしくない服装だ」と
いう理由でお巡りさんに停められたという話を本で読んだが、ハイイヒールとミニスカートはバイクに乗るのにふさわしい
服装なのだろうか?
交番のお巡りさんが、見ていて別に何も言わなかったから、いいのかな?
(キャンディキャンディは、なぜいけなかったのだろう?)

抽選会。
クジ運、最悪。
1時間近く待つ羽目になる。

帰宅。
昼食は、448キロカロリー。

テレビで「CSI 9」を観る。
主役がウィリアム・ピーターセン演じるベテラン主任捜査官から、ローレンス・フィッシュバーン演じる新人捜査官に交代しての第1話。

鑑識係としての初出勤の日、レイモンド・ラングストン(ローレンス・フィッシュバーン)は,ネクタイを締めたスーツ姿
で職場にやって来る。
同僚に「鑑識係はネクタイを着用しなくてもいいことを知っていたか?」と言われるが、「ネクタイをしていてはいけない
というわけではない」と聞いて、そのまま現場へ。

火災現場へ行ったラングストンは、焼けただれた死体を発見。
ラボに運ぶために持ち上げた途端、垂れ下がったネクタイに死体のドロドロがべっちょり。
鑑識係がネクタイの着用を義務づけられていないのは、作業の邪魔になるからだったのだ。

江戸時代の同心も、他の役人と違って袴を着用せずに勤務して良い事になっていた。
あれもたぶん、袴を付けているといざというときに走りにくいからだろう。

ちなみに、同心の着物は合わせの部分が浅い作りになっていて、羽織も丈の短い巻羽織。
速度を上げて走ると、裾が後ろにたなびいて両脚の動きを邪魔する布がなくなる構造なわけである。

午後。
ネットで「ソンディ・テスト」を見つける。
懐かしい。
私の通っていた大学の教授が、日本では珍しいソンディ学派で、学生は始終このテストの被験者をやらされていたのだ。
久しぶりに、テストを受けてみると……
 性衝動は、個人を愛すべきか、全人類を愛すべきかに迷う愛情迷妄型。
 発作衝動は、激情はあるが外に出すことを抑圧する内的恐慌型。
 自我衝動は、強迫的にはたらく自我をもち、責任感の強い徹底完成型。
 接触衝動は、ものや人に集中できず新しい対象を求める好奇心旺盛型。
……はあ、そうですか。

ついでにネットをウロウロ。
ちょっと楽しい話を見つける。
タレントが、自分がギターを弾いているところを映した写真をネットにUPしたところ「指が7本に見える」と騒動に。

写真が撮影されたのは、薄暗いキャンピングカーの中。
つまり光量が少ないので最近の賢いカメラなら、自動的にシャッター速度が遅くなる(シャッターが開いている時間が長く
なる)環境。
問題の「7本指になっている」左手の部分は、照明の角度のせいでやや明るく映っていた。

写真は三脚に固定してセルフタイマーで撮ったのだろうか?
ということは……
撮影者が三脚に固定したカメラのセルフタイマーをセット。
ギターを持ってポーズをつけ、シャッターが切れるのを待つ。
シャッターが開く。
ギターを持った左手の指5本が撮影される。
しかし、画面の中央であるギターのボディ部分が光量不足で十分な絵が撮れていないため、まだシャッターは閉まらない。
おそらくこんなに暗い場所での撮影に慣れていないであろう撮影者は、すでに写真が撮れていると思って指を動かす。

この時の指の動きは、
 1)5本の指が全て静止している状態。(カメラが指の像を捉えられる)
 2)2本の指だけが動いた状態。(カメラが指の像を捉えられない)
 3)2本の指の位置が変わって再び静止した状態。(カメラが指の像を捉えられる)
の順になる。

そして、シャッターが閉じる。
出来上がった写真には、動かす前の5本の指と、動いたあとの2本の指の、合計7本の指が映っていることになる。

こうしてこの人は、図らずも「心霊写真」を作ってしまったわけだが、こういうのが心霊番組とかに持ち込まれると「心霊
現象研究家」とかが出て来ていろいろ楽しい解説をしてくれるのだろうな。
有名タレントっぽい人(私は知らなかったが)の撮った写真だから、どこかの局で取り上げてくれないだろうか♪

夕方。
吹き矢の講習。

帰宅して夕食が、240キロカロリー。
なかなか順調ではないか。
あとは、間食が……

寝る。

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