2003-07-11
・民放の歴史は「東京キーのネットワーク拡充・整理の歴史」
テレビ局はすべて「ローカル局」……基本
正力松太郎がつけた社名に注意「日本テレビ放送網株式会社」
田中角栄の「腸捻転解消」
・およその現状(数字はちと古いうえにテキトー)……収入の「構造」が異なる
【分 類】東京キー局/大阪準キー局/地方局
【売上高】3000〜2000億円以上/800〜600億円/100〜50億円以下
【社員数】1000人以上/数百人以下/100人以下
【自社制作率】10割/4割/2割
・およそのカネの流れ(たとえば。数字はテキトー。実際の順序や仕訳は必ずしも以下の流れ通りではなく、結果的にこんな感じになっているという話。リベートやキックバックなどの慣行も無視)
【タイム収入】
キー局夜の1時間ドラマ。企業数社が数千万円〜1億円近くを出す
→電通など広告会社が2〜3割を取り、残りがキー局へ
→キー局は一般管理費、番組宣伝費、設備・技術料、ネットワーク料(地方局に配分する電波料)を差し引いた残り(番組制作費)で番組をつくる(2000〜3000万円とか)
→地方局は、キー局の番組を流す対価としてネットワーク料を受け取る
→制作プロダクションは、番組制作費から局の取り分やタレントギャラその他もろもろを引いた額で番組をつくる
【スポット収入】(こちらは番組制作費には回らない)
企業がカネを出す→電通が3割取る→残りをテレビ局が取る(15秒200〜400万円とか)
・キー局支配が強まる例……背景に東京一極集中
キーから地方への「天下り」/社名を「××テレビ朝日」に/系列ぐるみ取材/
系列ぐるみイベント(期首期末特番)/
直接の番組づくり以外に必要なあれこれ(たとえば倫理綱領の作成・相談窓口設置)
・デジタル化(BSと地上波)で強まるキー局支配……地方局存亡の危機
宴会は7月26日(土)18時〜早稲田「かわうち」会費3000円。詳しくは坂本サイトで |