4.花連
1.三仙台
台東市の北65kmの東海岸に位置し、沖合いに3つの大岩礁がある。八仙人が海
を渡る時、呂洞賓、何仙姑、季鉄楊の三仙人が岩の上で休んだ事からこの名が付いた
とか。この岩へは引潮の時しか渡れなかったが、1987年に太鼓橋が出来いつでも
渡れる様になった。
三仙台
2.八仙洞
岩山の洞窟で約130年前に発見された台湾でも最も古い遺跡で、十数の洞窟(霊岩、潮音、永安、乾
元、海雷等)が連なっている。その中の最大の洞窟の入口の形は、ガイドは「女性の大事なところ」と表現。
この中こ霊巌寺があり、この寺の前庭に、おおきな布袋様、白い石の菩薩像列が並び、中には、金色の阿弥
陀如来像、釈迦涅槃像がある。
霊岩洞窟 霊巌寺前 菩薩像列 阿弥陀如来像
3.太魯閣
花蓮市から15km強北上し、中央山脈に源とする立霧渓(川)に添って西へ。4km入った所に太魯閣
入口の赤い門。そこから2.4kmにある中国宮殿式建物。この道路建設時の殉職者212名を祀っていて
建物の間から長春瀑布が落ちている。ここを過ぎると両側の岩が接近しだし、岩は大理石の原石。更に8km
程渓谷を行くと、太魯閣渓谷が一番狭く(両岸の幅16m)なった場所・燕子口となる。素堀りのトンネル
が続く遊歩道が200m続く。対岸の大理石の岩に大小の穴が開いている。ここの岩の裂け目にイワツバメ
が巣を作った事からこの名がついた。靳珩橋の対岸にインディアンの横顔に似た岩がそびえている。更に
奥に高さ200mもの大理石の一枚岩が垂直にそそりたつ錘麓大断崖がある。そこから更に4km程上流に
曲がりくねった素堀りのトンネルがいくつも続く九曲洞がある。このあたりも絶壁が続く。
太魯閣入口 長春祠 燕子口 遊歩道 靳珩橋(つり橋) インディアン横顔
滝の跡 九曲洞
4.大理石工場
太魯閣の両岸には露出した大理石があちこち見られた様に、近くで大理石が取れるので、花蓮の小学校の
あちこちに大理石が使われているとか。台湾では大理石が一番安い建材。大理石を原石から切り出す工場を
見学。入口に水墨画の様な模様の入った大きな紅翡翠?が置いてあった。工場では直径2mもの歯にダイヤ
モンドをセットした鋸、厚さ1m以上の原石を切る帯鋸が置いてある。大理石の色は、世界各地の大理石の
産地で異なるので、ブラジルからも原石を輸入しているとか。原石の中に翡翠等の宝石が含まれているとか
で、加工した宝石類の展示、販売場も出口の前にあった。また高さ2m程の大理石の干支が12体並んでいた。
2mのカッター 干支の彫刻
5.民族舞踊
東海岸側には原住民族(全人口の2.1%で阿美族が最大)が多い。夜に花蓮市のはずれにある「花蓮阿美
文化村」で民族踊りのショウを見る。中学生・高校生も混ざっている。お客も引っ張り出されてのバンブーダ
ンス(セブ島でも観た)、収穫への感謝の踊り、結婚式の踊り等、自分達の生活を踊りにした様だ。椅子のカバ
ーにJTBのマークが入っていたのは?
バンブーダンス 収穫への感謝の踊り