1.台中
1.宝覚寺
1927年に建立された仏教寺で、本堂は白壁の建物で覆われ(中尊寺の金堂の様に)ている。また境内に
は30.1mの金色の布袋様(弥勒大仏様)が見下ろしており、戦時中に亡くなった日本人や台湾出身で日本軍
として戦った戦死者の慰霊碑と14万人の遺骨を納めた納骨堂がある。境内にも数本あったが、台中から台南
への道路脇に群生しているアレカヤシ(ガイドは「あれがやし」と云っていた)の林が見られた。
本堂 布袋様 納骨堂 慰霊碑 アレカヤシの林
2.日月潭・文武廟
日月潭は、台中市の南東40kmに位置し、2000m級の山々に囲まれている。海抜760m、面積100ku
周囲37kmの湖である。この湖の形が、南側が太陽に、北側が三日月に似ている事で日月潭と呼ばれている。
台湾では新婚旅行人気のトップの場所だとか。
文武廟は、湖の北側に,1938年建立の中国北朝宮殿式の建築で、台湾最大の廟である。廟は三殿に分かれ
ている。前殿二楼は、開基元祖と文昌帝を、中殿武聖殿には関羽と岳飛を、後殿大成殿は、孔子を祀っている。
廟の前の広場には二つの巨大な朱色の獅子が控えている。中殿への階段の中央にある九頭の龍の彫刻が見事だ。
また、沢山の仏像が彫られたドーム状の天井がすばらしい。
前門 朱色の獅子 九頭の龍の彫刻 武廟のドーム天井 見晴台からみ頭海
3.北回帰線
北緯23度26分22秒の北回帰線は台湾の中央(西側:嘉義、東側;静浦)をはしり、台湾には三箇所記念
塔が建てられている。今回は台湾西側を南下する時、嘉義で、東海岸を北上する時、静浦で北回帰線を越えた。
この記念塔を背に回帰線を跨いで写真を撮るのが流行っているらしい。北回帰線の北側は亜熱帯、南側は熱帯
となる。亜熱帯では米が二度、熱帯では三度収穫出来るとか。熱帯側では田植えの済んだ田んぼが多くあった。
嘉義の記念館と記念塔 静浦の記念塔