ポカラ
午後３時にカトマンズ空港から３０人乗りの飛行機で、右手にヒマラヤ山脈を眺めながら３０分でポカラ
空港に着く。ネパール第二の都市（人口２０万人）で、８０００ｍ級のダウラギリ（8167ｍ）、アンナ
プルナ（8091ｍ）、マナスル（8456ｍ）を望む事が出来る。空港から１０分のホテルにチェックイン。ホ
テルの部屋のベッドからマッターホルンに似たマチャプチャレ山が正面に見える。
１．市内観光
1.1 パタレ・チャンゴ（デヴィズ・フォール）
ペワ湖から流出してきた水が長い年月かけて浸食し岩穴状の中から滝となって落ちる
パタレは「深い」、チャンゴは「滝」の意味。１９６１年にスイス人のデヴィさんが落
ちて亡くなった事からデヴィズ・フォールと呼ばれる様になった。
1.2 ペワ湖 パタレ・チャンゴ
ネパールで二番目に大きな湖で、湖の中に浮かぶ小島にはハラビ寺院が建つ。この寺院は二層のパ
ゴダ形式でシャクティ（守護神アジマの化身のイノシシ）が祀られている。
1.3 ヒンドウバシニ寺院
旧市街の近くの小高い丘に建てられた複合寺院。戦いの女神ドルガー（シヴァ
神の妃）と反映のヴィシュヌ神の化身クリシュナ神を祀っている。ドウガル神を
祀っている白い祠の前には、毎朝生贄として山羊や鶏が首をはねられ、その血が
ささげられている。ポカラで一番有名なヒンドゥ教寺院。
1.4 セティゴルジュ渓谷 ヒンドウバシニ寺院
ヒマラヤからの雪解け水がポカラに流れ込みガンジス川へ続くセティ川の渓谷で深さ４０ｍ程。水
の色は石灰岩を含む為乳白色であった。ポカラの街中で渓谷や滝が見られる事に驚く。日本ではあり
ない。
1.5 山岳博物館
日本の援助により２００４年に開館。登山、地質、動植物、民族、環境に関する資料が展示。8000
ｍ級の峰１４の写真や、エヴェレスト（8848ｍ）に女性として始めて登頂した田部井淳子さんのコー
ナー、野口健氏のコーナーもある。
ペワ湖 ハラビ寺院 セティゴルジュ渓谷 山岳博物館
２．遊覧飛行
初日は雲が多くホテルに待機していたが結局キャンセル。二日目は快晴。
ポカラ空港から８時３０分に１９人乗りの我々のチャーター機で遊覧飛行へ出発。東のマナスル方向
から山に沿って西のダウラギリ方向飛行。間近でみる6000～8000ｍの山の迫力はすごい。コックピッ
トも見せてくれた。わずか３５分の遊覧飛行だったが興奮した。
ダウラギリ アンナプルナ南（7647ｍ）マチャプチュレ アンナプルナⅢ アンナプルナⅣ（7525ｍ）ナスル（8156ｍ）
（8167ｍ） アンナプルナ（8191ｍ） （6997ｍ） （7555ｍ アンナプルナⅡ（7937ｍ）
３．トレッキング（ポカラ滞在２，３日目）
3.1 ノーダラ村―＞カスキコット村
バスでノーダラ村へ。車も通れる道を登る。途中から山道へ入りノーダラ村
の高台で遊覧飛行で見た山を遠方から眺める。マチャプチャレもホテルでの
角度が異なり魚の尾に見える。ネパール政府もこの山の登山を禁止している為
いまだ未登頂の山。左手にヒマラヤ山脈、右手眼下に農村を見ながら尾根伝い
に歩く。獣が尾根を超え入らない様に５０ｃｍぐらいの石垣がずっと続いてい
た。途中兎も見かけた。１時間３０分でカスキコット村へ到着。急坂を下りカ アンナプルナ連山
スキ村にて民家訪問。電気はきているが、水道が無い為、毎日村の水場へ水を
汲みに行くそうだ。８畳ぐらいの中に、ベッド、お勝手、居間、がある。トイ
レは外。水牛、山羊、鶏を飼っていた。庭で竹むしろを編んでいた。外の壁際
にソファーが置いてあったが、違和感を受けた。村の近くの山道で木々を背負
った異様な老人に出くわした。木の葉は山羊の餌か？
車も通る誇りっぽい道の両側にある民家を眺めながら、だらだら歩きノーダ 木々を運ぶ村人
ラ村のスタート地点に戻る。３時間のハイキング。
3.2 サランコットの丘（1592ｍの第一展望台）
５時４０分にバスで、朝飯の弁当を持ちサランコットの丘へ日の出を観に行
く。ポカラから山道を登り３０分でサランコットの丘へ着く。日の出は６時
５０分。弁当を食べ終わる頃太陽が昇り始めた。高い山の頂上から日が当たり
目視の高さとは異なる事を実感。７時２０分ハイキング出発。 朝日のマチャプチュレ
今日のハイキングは、サランコット村中心で階段を１２００段登り標高１５
９２ｍの第一展望台まで登る、階段の右にアンナプルナ連邦、振り返れば登
ってきた階段道と両側の民家、左手眼下にポカラ市街とペワ湖、浮かぶ中島が
点の様に見える。５０分で展望台に到着。下りも５０分で駐車場に戻りホテル
へ戻る。
午後３時の飛行機でカトマンズへ戻る。 第一展望台から
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