カトマンズ首都圏(世界遺産

カトマンズ飛行場からエヴェレスト遊覧飛行に二度チャレンジするも雨、厚い雲の為、ヒマラヤ山脈方面

は視界が悪く危険の為、キャンセルとなった。残念だが自然現象には勝てない。

 

1.カトマンズ

 1.1 スワヤンブナート寺院

  市の中心から西へ3kmにある丘の上にあり、400段の石段を上って行く。木々、建物には無数の猿

が生息している事から「猿寺」、また中心に建つストゥーバに「四方を見渡すブッダの智慧の目」が描

かれている事から「目玉寺」とも呼ばれている。ストゥーバの周りにあるマニ車を時計回りに回りな

がら回して行く。ここからはカトマンズ市内を一望出来る。

 

 

 

 

 


スワヤンブナート寺院    マニ車       猿       カトマンズ市内

 

 1.2 ダルバール(ネパール語で「宮廷」の意味)広場

  旧王宮や寺院が並ぶ市内の中心広場で、カトマンズの名前の由来となった「カスタマダブ寺院」中央

  にはシヴァ神の石像が置かれている。元々は巡礼者用の休憩所だった。広場を進むと旧王宮の入り口

  出る。この入口に戦いの神「ハヌマン」の像が建ち、中には警備の衛兵が微動だにせず立っていた。中

国人が回りに立ち写真を撮っていた。

 

 

 

 


ダルバール広場      旧王宮入口     旧王宮内部  カスタマンダブ寺院

 

 1.3 クマリ館(女神クマリの化身として崇拝される少女が住む)

  釈迦族から32の条件を満たした3〜5歳の少女が選ばれ

初潮を迎えると引退し新たなクマリが選ばれる。クマリは

バクタプルやパタンにもいるが、カトマンズのクマリは最

も重要で国のクマリと呼ばれている。普段はあまり顔を見

せないらしいが、今回は中庭の二階の窓から、かわいらし

い顔を見せてくれました。友達も別の窓から。クマリに選

ばれると親から離れこの館に住むが、結婚も出来ず(相手     クマリ館        クマリ

が辞退)不幸になる人が多いとか。

  

1.4 ボダナート寺院

  ネパールのチベット文化の中心地でネパール最大のストゥーバ(仏塔)がある。ここはチベット仏教

  徒の主要な巡礼地でストゥーバの周りには365のマニ車があり、チベット仏教徒や観光客がマニ車

を回しながら時計回りに周回していた。ストゥーバ自体がマンダラ構造(4層の台座;地、半円球の

ドーム;水、半眼と13層の尖塔;火、円形の傘;風、小尖塔;空)を保ち、宇宙の五大エネルギー

を示している。マニ車列の内側では「五体倒置」をして祈っている人もいた。

 

 

 

 

 


ボダナート寺院     周囲のマニ車        五体倒置

 

 1.5 パシュパティナート寺院

  ヒマラヤより流れ出しガンジス川の支流のバクマティ川沿いに古くから建つ寺院群と火葬場。世界四

  大ヒンドゥ教の聖地であり、ネパールで最も重要なヒンドゥ教寺院。この日も何組かの火葬が行われ

  ていた。黄色の布で巻かれた遺体を斜めの台座に置き、足を川の水で清め(川の水は汚い)親族が別

れをつげ、竹の担架に乗せ数人で担いで火葬台座に載せて火葬する。火葬が終わると、全ての灰は川

の水を使って川に流され、火葬台座は次の人の為にきれいに洗われる。

ヒンドゥ教の埋葬は仏教の様に、体は火へその煙は風となり空へ、残りは川へ流し水、土、地へと

返される。火葬出来るのは3歳以上だけ。

 

 

 

 

 

 火葬場         火葬台         死体運搬中      お別れ

 

2.バクタブル

 カトマンズから東に12km、カトマンズ盆地の東端に位置する、古代ネワール人

の都市(人口;約8万人)である。この町は「王のヨーグルト」と呼ばれるヨーグル

トでも有名である。

 

 2.1 ダッタトラヤ寺院                            バクタブル街

  タチュパル広場にあるこの寺院は、ヒンドゥ教の三大神(ヴィシュヌ神、シヴァ神、ブラフマー神)

が一体となったダッタトラヤ神が祀られている寺院。

 細い路地をゆっくり歩いてダルバール広場へ向かう。その途中にネパールで最も美しいといわれる透かし

彫りで16世紀に作られた「孔雀窓」がある。元は僧院だった建物の入口の上部に取り付けられている。

 2.2 ダルバール広場

  町の中心の広場で55の窓のある旧王宮(1769年まで王室一族が居住)があり、現在は国立博物館

  として使われている。エロチックな木の彫刻を持つパシュパティナート寺院等多くの寺院がある。

広場から更に歩きトウマディ広場に着く。

2.3 ニャタポラ寺院

 1703年に建てられたマッラ王国のバクタブルを代表する傑作の一つ。ニャタポラとは「五重の塔」の

 意味。

 


 

 

  

ダッタトラヤ寺院   孔雀窓    ダルバール広場  パシュパティナート寺院   彫刻   ニャタポラ寺院 

 

3.パタン

 カトマンズ、ポカラ、ビラナートナガに次ぐネパールの大都市(人口19万人)でカト

マンズ盆地の南西に位置する。統一マッラ王朝は、1484年にバクタブル王国からカトマ

ンズ王国が独立し 更に1619年までにパタン王国が独立し三王国時代に入る。

 3.1 ダルバール広場

  カトマンズやバクタブルと同様に旧王宮と寺院が建ち並ぶ広場で、最も重要な寺院

  が21の尖塔を持つ寺院と云われ、一番上にはシカリ様式の楕円形の塔が建つ

ネパールでは珍しい石造りの4層建築の寺院「クリシュナ寺院」である。      パタン街並み

 3.2 クンベシュワール寺院

  パタン最古の寺院でネパールに二つしかない五重の塔を持つ寺院で、シヴァ神を祀ったヒンドゥ教

  寺院。境内には聖なる水場を持つ。

 3.3 黄金の寺

  12世紀に建てられた仏教寺院で本道は金で装飾され、ここを参拝すれば、ネパールの最重要な仏教

寺院であるカトマンズのスワヤンブナート寺院を参拝した事になるとか。

 

 

 

 

 


   ダルバール広場  クリシュナ寺院      旧王宮入口   クンベシュワール寺院  黄金の寺

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