世界遺産 プリトヴィッツェ湖群国立公園

プリ6朝起きると雨、湖の淵を6時間も散策が予定されているのにと傘を携帯して

20分程バスに乗り現地へ向かう。ところが現地へ着くと道路は不思議にも乾

いている。神は見捨てなかったのだ。

 首都ザグレブの南110kmに位置するプリトヴィッツェ湖群国立公園は、

16の湖が、標高150m〜639mの間で階段状に連なり、92の滝で結ば

れている。白亜紀に水に含まれる炭酸塩が、傾斜の急な所に沈殿してかたまり堰     全体図

プリ2となり湖を形成した。雨水が地下の石灰岩をフィルターにして下の粘土砂岩に

到達し、地下水脈となり泉として湧き出る為、水はエメラルド色を呈し、透明

度が高い。透明な水の中にマスが沢山群れをなしていた。本日の昼食はマス料

理では? 1991年のユーゴ内戦は、この美しい国立公園で始まったらしい。

人間の憎しみは、自然の美しさにより癒される事は無いのか?

 湖群の一番下に、この公園で最大落差78mを持つヴェリキ滝を見る。そこ  レストランで見た壁掛け写真

から湖畔、木々の間、草の中や階段状に作った巾1.5mの木道を、岸辺によって

プリ7きた大小のマス、フキ、ブナの林等を見ながら大きな湖まで歩く。そこから、船

に乗り1km程のクルージング。下船して比較的大きな3つの湖の淵の木道を、

滝を見たり、滝の上を横切ったりして遡る。この公園を周回している3つの車両

を連結したエコバス(ハイブリッド車)に乗り園内のレストランまで戻る。散策

時間は4時間程。マイナスイオンとオゾンを吸い、新緑の中、癒された数時間で

あった。一昨年行った中国の九寨溝の方が、エメラルドグリーンも濃く、またス  河畔を泳ぐ大小のマス

プリ8ケールも多きかったと記憶している。

プリ3
プリ5
プリ4
 

 

 

 

 


  エメラルドグリーンの湖   湖をクルージング     フキの群生の木道を行く    ヴェリキ滝

back1 next1
 

 


          ―――――――――――――――――――――――――――

top1