2.ロッキー
1.ヨーホー国立公園
トロントから飛行機で4時間、ロッキー観光の玄関口カルガリーに降り立つ。こ
の町はカナダ人が一番住みたい町だそうだ。家が密集して建てられていた。カル
ガリーからバンフの町へ国道1号線をバスで北上する。道路を建設した時、動物と
の衝突事故を無くす為、動物が横断できるメガネ橋風な道路を何箇所か作ってあっ
た。カナダ人の動物への思いやりか。左手に雪を被った険しい山々が並ぶ。ロッキ
ー山脈だ。 動物の横断道路
バンフを抜けトランスカナダハイウェイを西に進むとキッキングホース峠、そこから10km下りた所に
スパイラルトンネル(カナダ大陸横断鉄道建設時、斜度を緩める為、8字にトンネルを掘った)そこから国
道をはずれると、ナチュラルブリッジ(流れ落ちる水が浸食して、岩が橋のようになる)更に8km奥に、
周囲5kmのエメラルド湖がある。背後に右からエメラルドピ−ク(2555m)・ミッシェルピーク(2696m)
・マイケルピークがそびえ、湖面に影を落としている。
スパイラル・トンネル ナチュラル・ブリッジ エメラルド湖
2.パンフ国立公園(カナダ最初の国立公園)
バンフ国立公園内にある憧れの古城風のレイクルイーズホテル
に戻り宿泊。翌日は朝出発前にレイクルイーズ湖畔を散策し、モ
レーン湖に向かう。この湖もまだ全面氷結(氷結している湖は氷
河湖で、氷河から流れる水の為温度が低い)している。国道93
号線(アイスフィールドパークウェイ)を北上する。道路の左側に レイク・ルイーズ
鏡の様な湖面に山々を映したハーバート湖、カラスの三本足の一本が欠けた様なクロウフット氷河、まだ氷
が解けていないボウ湖とボウ氷河、富士山の様なケフレン山、雪解けの水のキタサスカ川を越え、右側にす
すり泣きの滝、柱状礫岩のサスカチュワン山を眺め、サンワプタ峠にさしかかる。ここから遥か下に今登っ
てきた道路が小さく見える。この景色が、マリリン・モンロー主演の「帰ざる河」の一シーンとなっていると
か。この峠からジャスパー国立公園に入る。
本日のメインイベントのコロンビア大氷原の縁に着く。ロッジで昼食。
帰りも同じ道を戻り、バンフの町に戻る。途中、道路際で山やぎが休憩しているのに出会う。動物優先。
バスもゆっくり、じゃまをしない様通過。
バンフは人口5000人、標高1380mにある町で、北にバンフのシンボルのカスケード山(2998m)、北西に
ノーケイ山、南東にピラミッド状のランドル山に囲まれたリゾート地だ。
バンフの町の大橋巨泉の店・OK土産物店で買物タイム。古い町並みを眺め今夜も前夜同様の古城風のバ
ンフ・スプリングスに宿泊。増築、増築で中は迷路の様。緊急時の逃げる通路を確認しておかないと危険。
翌朝、ホテルの周囲を散歩していたら、ホテルのテラスに鹿が入り込んでいた。
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全面氷結のモレーン湖 ハーバート湖 クロウフット氷河 ボウ湖
ボウ氷河 ケフレン山 キタサスカ川 すすり泣きの滝 サスカッチュワン山
アサバスカ氷河 道端で憩う山羊 カスケード山 古い街並み バンフ。スプリングス
3.ジャスパー国立公園(コロンビア大氷原)
昼食後、雪上車の待つ氷河の縁へバスに乗ること15分。1.5mの巨大なタイヤ6本の雪上車に乗り込み
アサバスカ氷河(写真の中央の段差のある氷河)の上に立つ。所々にクレパスが車上から見えた。このア
サバスカ氷河は、正面に、ドーム氷河、左側にはアンドロメダ氷河の先端が見える。氷河は少なくとも30
mの厚さが無いと氷河と云わないそうだ。
コロンビア大氷原はバンフ、ジャスパー両国立公園にまたがり、面積はおよそ325ku、氷の厚さは最
大約350mでこの氷河から流れ出る氷河は、アサバスカ氷河、キャッスルガード氷河、ドーム氷河等。
アサバスカ氷河は幅100m、長さ6km、氷の厚さ300mで、温暖化の為、毎年1.6mの速度で後退してい
るらしい。氷河が溶けた水をペットボトルに汲み飲んだが、雪解け水?まずかった。
巨大な雪上車 ドーム氷河 ***氷河 アンドロメダ氷河