1.ナイアガラ瀑布
成田からトロントまで12時間のフライトで、更にバス2時間かけでナイアガラへ到着。
ナイアガラ瀑布は、五大湖の四番目のエリー湖から五番目のオンタリオ湖に流れる
ナイアガラ川にあり、アメリカとカナダの国境になっている。この滝はゴート島によ
って、向かって右にカナダ滝(落差53m、幅670m)、左にアメリカ滝とに大きく二分
されている。さらにアメリカ側はルナ島を挟んでアメリカ滝(落差21〜34m、幅260
m)とブライダルベール滝(落差55m、幅15m)に分かれる。滝は最後の氷河期に形
成され、当時は南へ11km下流にあったが、毎年1.5m後退して今の位置にある。 ナイアガラ瀑布全景
夜9時過ぎから花火が打ち上げられると言う事で付近のホテルの客が滝の見えるナイアガラ川の淵に集
まって来た。何処に上がるのかと期待していたらカナダ滝の上に花火が打ち上げられた。ライトアップされ
ていた白い滝の上に花が開いた。
翌日、滝の落ちる上側から眺め、更に、滝つぼ付近の下から滝を見上げる為、その名も知られた「霧の乙
女号」に乗船する。青いビニールのカッパを着、カメラを透明なビニールに包み、アメリカ滝の手前側から
乗船する。アメリカ滝、ブライダルベール滝、一番奥のカナダ滝へと進む。カナダ滝の落ちる十数メートル
まで近づくと、飛沫が豪雨の中に立った様に降り注ぐ。やはりすごい迫力だ。数回接近を試み引き上げる。
アメリカ滝の下流に、アメリカとカナダを結ぶレインボーブリッジが架けられ、アメリカから橋を渡って(
パスポート所持)、自由にカナダ側から滝を眺める事が出来る。滝を裏側から眺める遊歩道がある。マリリン・
モンロー主演の推理映画を思い出した。イグアスの滝、ヴィクトリアの滝を見た後では、興奮も今一だった。
滝の見えるホテルで昼食。
アメリカ滝の前から乗船 霧の乙女号 アメリカ滝と カナダ滝 レインボー橋と展望台
ブライダルベール滝
2.ナイアガラ・オン・ザ・レイク
この町は、ナイアガラ瀑布から北へ車で30分、ナイアガラ川がオンタリオ湖に注ぐ河口にあり、19世
紀風街並みの落ち着いた、静かな小さな町だ。ロンドンのビッグベンに似た時計塔があり、近くには多くの
ワイナリ―があるが、ワインのかめをかかえた少年のブロンズ像、観光馬車、昔風なプリンス・オブ・ウェ
ールズホテル等の街を散策し、オンタリオ湖畔でひと時を過ごす。遠く対岸に霞んでトロントのビル群が見
える。
ワイナリーで赤・白・特に有名なアイスワインを試飲しご機嫌。
睡眠場所・バスでトロントへ戻る。
オンタリオ湖畔 観光馬車 プリンスオブウェールズホテル ブドウかめの少年 時計塔
3.トロント
オンタリオ湖畔に位置し、オンタリオ州の州都で、カナダ第一の都市・トロント。人口590万人で北米
で第4位の都市である。トロントの象徴・CNタワー、州議事堂、トロント大学等を見て、オンタリオ湖に
あるいくつかの島へ。湖上からトロントの町を見る為に、フェリーに乗船する。ハーバーフロントからセン
トラル・アイランズまで、片道10分強のクルージング。アイランドでは、下船しないで往復する。夕闇に
包まれようとするトロントのビル群、その中にCNタワーが一際目立つ。スカイツリーにも抜かれ、市民は
残念がっている事だろう。
ちなみに、CNタワーは2007年まで32年間世界一のタワー(553.33m)であったが、電波塔としては、
東京スカイツリー(634m)、広州塔についで第三位となった。
夕闇せまるトロントのビル群 州議事堂 CNタワー