4.メテオラ
礫岩の岩峰(400〜600m)が約60並ぶ。10世紀から修道僧が麓の洞窟に住み、その後少しでも天に近
づく為、柱上の苦行者シメオンにあやかろうと岩峰をよじ登り、頂上に暮らし始める。物資調達の為、ほぼ
毎日命がけで岩峰を登り降りする。14世紀後半にメガロ・メテオロン修道院、アギオス・ステファノス修
道院、15世紀後半にアギア・トリアダ修道院、16世紀にアギオス・ニコラオス・アナパフサス修道院、
ヴァルラアム修道院、ルサヌー修道院が創立される。20世紀になって聖ステファノス修道院、ルサヌー修
道院が尼僧院になった。メテオラ修道院群として世界遺産に登録されている。
カランバカからメテオラへバスで登って行くとニコラオス修道院が岩上に、遠くにルサヌー尼僧院が見え
るビューポイント。さらにバスで上り、メガロ・メテオラ修道院と同高さの修道院の前(入口)に出る。崖
の向こう側の岩山の上に修道院が建っている。1920年に観光者用に500段の階段を下りまた上って入口に
着く事が出来る。写真では岩山の下から写す為どうやって入るのかと思うが裏からは楽に入れる。そこから
は2番目に高い岩山に建つヴァルラアム修道院が見える。この修道院には、現在3人の修道僧が住んでいる
だけで、中は、フレスコ画で埋め尽くされた教会、食堂、僧房、納骨堂(頭蓋骨が沢山)等がある。ここの
テラスからカランバカの村の風景もすばらしい。
バスで各修道院のビュウポイント降りて写真を撮り、ルサノウ尼僧院に入る。バス道からわき道を少し歩
いて門前に着き、小さなつり橋を渡り中に入る。入口には花壇が整備され、養蜂の巣箱が見えた。現在15
人の尼僧が住み、蜂蜜、蜜ろう、レース編み等を売店で販売。教会内の壁には、「最後の審判」、聖人の殉教
シーン等のフレスコ画が描かれていた。
17:20バスでメテオラの奇岩が見えるカランバカのホテルに入り、奇岩を堪能した。
メガロ・メテオラ修道院 ヴァルラアム修道院 アギア・トリアダ修道院 ルサヌウ尼僧院 ホテルからメテオラの奇岩群