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靖郭君(せいかくくん)
中国 戦国時代
姓は田、名は嬰。
斉の威王の公子。
子に、孟嘗君がいる。
馬陵の戦いに将軍として参戦した。
この戦いに大勝した斉は、彼を介して、敗戦国魏と、救援を要請してきた韓を臣従させた。
(参考:馬陵の戦い前夜)
この後、斉の宰相を11年間務め、に封じられた。
権勢を極め、その領地たる薛は、半ば独立国のようであった。

孟嘗君は、身分の低い妾との間に生まれた子である。
当時、5月に生まれた子は親を殺すと言われたいたが、
孟嘗君は、5月生まれだったため、靖郭君はこれを育ててはならぬといった。
しかし、その母親は秘密裏に孟嘗君を育てあげた。
はじめ、靖郭君は孟嘗君を冷遇したが、その能力の高さに触れて、
態度を改め、礼遇し、家宰を任せるようになった。

ある時、薛に城を築こうとしたが、食客たちに説得され、思いとどまった。
(参考:海大魚)

晩年、名声のとどろいていた孟嘗君を後継に指名し、しばらくして没した。
このとき、靖郭君と諡された。
参考:
馬陵の戦い前夜
海大魚


alias,田嬰


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