Q12　口呼吸が治ると どのような良いことがあるのでしょう？

口呼吸が治ると良くなる可能性のある病気

咬合痛　　義歯の痛み　　破折　　補綴物の脱離

舌痛症　　舌の圧痕　　　頬傷 　　知覚過敏

歯周病　　口内炎

いびき　　無呼吸症候群

関節炎　　大腸炎　　　腎臓炎　　膠原病　　　

花粉症　　アトピー　　喘息

頭痛・肩こり

風邪・インフルエンザの予防

もしも 次のような症状があれば 口呼吸 の可能性があります

外反母趾　　内反小趾　　O脚　　 X脚　　猫背　　肩こり

舌に歯の圧痕　　　頬の内側に咬んだ後の筋

歯がしみる　　噛むと痛い

朝起きたときに口が渇いている・のどがヒリヒリする

さて　どうしてでしょうか

姿勢が悪く猫背になると　頭は前方に位置しますので　バランスをとるためにカラダは後方に位置します　後方重心・外重心になって　外反母趾・内反小趾・O脚・X脚になります　後方重心は前方の筋肉が緊張してしまいます　頭が前方に位置する事は　頭を支える筋肉も緊張しています　また 顎があがり舌が低位になります　口はポカンと開いてしまいます　奥歯が接触しやすい状態です（Tooth Contact Habit）　低位舌は口呼吸を起こします

口のまわりの理想的な状態は　

舌の先は上の歯の付け根 歯ぐきあたり　舌全体が上あごにべったり付いています　前歯は指先を軽く噛む程度開いていて（ 安 静 空 隙 ） 全部の歯の接触はありません　唇は閉じていて　呼吸は鼻でしています

歯が接触している時間は　１日のうちで全部あわせても１５分から２０分だと言われています　食事をしているときの時間も含めてです

起きているときに 安 静 空 隙をとれずに Tooth Contact Habit があると噛む筋肉が緊張してしまい　寝ているときに　異常な 食いしばり・歯ぎしりを起こします

そのことで　咬合痛　　義歯の痛み　　破折　　補綴物の脱離　　舌痛症　　舌の圧痕　　　頬傷 　　知覚過敏歯周病　　口内炎　と言った　口腔内の症状を起こします

噛むためには頭を支える筋肉も緊張しますので　首周囲の筋肉も緊張して 頭痛・肩こりを起こします

低位舌はのどを狭くしてしまい　いびき　　無呼吸症候群　を起こします　　口呼吸の状態です　口で呼吸をしているとバイ菌は直接のどに入ってしまい　朝起きたときに　口が渇いている・のどがヒリヒリする　と言った症状を起こします　　つまり　風邪・インフルエンザになりやすくなります　

歯ぐき・扁桃腺・のどの上部（上咽頭）は免疫活動の盛んな所なので口呼吸によって　常に炎症を起こしていると免疫物質（抗体）が溢れ　余った抗体がカラダ中に回ります　抗体は腎臓や関節などカラダの部分にとどまり　自分の正常な細胞を攻撃してしまいます　その以上な免疫反応（病巣感染）が　

関節炎　　大腸炎　　　腎臓炎　　膠原病　　花粉症　　喘息　　アトピー　になります

さあ　口呼吸を治しましょう

根本的には　良い姿勢 をとること　舌の位置を挙げる ことです

　まずは噛む筋肉・唇周囲の筋肉・舌の筋肉をほぐしてリラックスさせるために舌の体操です　

舌の先を歯と唇の間の深いところにぐるっと３～５位 回します

舌の位置を挙げるために

　舌の体操の回数を多くすること（３０～５０回）で舌の力をつけて舌を挙げます

　あいうべ体操　口周囲の筋肉を大きく使うことで舌を挙げます　

１日３０回以上を目安に慣れるまでは回数を分けてもかまいません

　　　　　あ・・・ 大きく口を開けます

　　　　　い・・・ 大きく口を横に拡げます

　　　　　う・・・ 口をひょっとこのようにとがらせ突き出します

　　　　　べ・・・ 舌を下に思いっきり出します

　マウステープ　唇を閉じさせて舌を挙げます

寝ている間は無意識なので サージカルテープ（絆創膏）を唇に縦に貼り 唇を閉じさせ舌を挙げるようにします

　鼻うがい　　鼻を通して積極的に鼻呼吸させます

マウステープをすると口では呼吸しづらいので鼻が詰まっていると苦しくなります　鼻を通すことで呼吸をしやすくします　上咽頭は普通のうがいでは届かない所なので鼻うがいで消毒します　

上を向いて　シリンジに入れたエピオスウォータの希釈液を鼻の穴からたらします

注意・・・水道水だけだと痛くなります　術後 鼻水は強く擤まないことです

良い姿勢をとるために

　足裏マッサージ

　ストレッチボード

　背中のばし