テレビや新聞などでも取り上げられることが多くなったので、ご存知の方も多いと思いますが、歯周病は自覚症状がないまま静かに進行し、やがては歯を失い、糖尿病や肺炎、心筋梗塞、早産、低体重時出産など、全身にも悪影響を及ぼす重大な病気です。
自覚症状がないからと言って安心していると、知らない間にあなたやあなたの大切な人の健康を脅かします。
腫れや痛みが出てきた頃にはすでに手遅れ・・・、とならないように早めに予防・治療していれば安心です。
歯周病は、がんと同じように免疫力が低下すると発生しやすくなることが分かってきました。
歯周病の急な発症の原因に、季節の変わり目や疲労、ストレスなどがあります。
いずれも「免疫力の低下」が主な原因。
免疫力は、一般的に20代をピークとして、70歳になると1/10に低下すると言われています。
プラークコントロール(歯石除去)だけでなく、免疫力を上げることがお口の中だけでなく、全身の健康状態を保持する上でとても重要な鍵になります。
- 骨の吸収 (骨が溶けてなくなっている状態) が大きく、排膿 (膿が出ている状態) している方、朝起きると口の中が粘つき気持ちが悪い方、口臭の気になる方などに適しています。
- 治療の成果を確かめるため、術前術後の口腔内写真をお撮りします。
- 術前術後に歯周ポケットの深さを測定します。
- 位相差顕微鏡による細菌検査を行います。
- 抗生物質は、その薬に対するアレルギーの有無が分からない方、肝臓病の方には使用できない場合があります。
- 他の病気で投薬を受けている方は、医師の使用許可を得てください。
- 糖尿病の方、ヘビースモーカーの方、金属のかぶせ物が多い方は薬剤が歯茎に十分届かない場合があり、再治療となる可能性もあります。
- 内科的な治療は、原因菌の除菌を目的にしており、すでになくなってしまった骨を再生させることはできません。骨を再生させるには、GTRという特別な処置が必要です。
- 治療後は、お口の中を清潔に保ち、普段から必要な栄養素を十分に補給して歯肉組織の抵抗力を高めましょう。
- 他人との接触で再感染する場合もあります。定期検診を受診して、トラブルを未然に防ぐように心掛けましょう。