11. メーデーとイルミナティ
今から何年前に当たりますか、日本でもメーデーを始めましたが、メーデーの本当の起源は、1776年の5月1日であります。ドイツのバイエルン州ウィルヘルムスバットに、イルミナティと云う、啓蒙主義の強烈な秘密結社が出来た、これが本当のメーデーの起源であるのでして、鈴木文治君の言うのは第二の起源で、110年後であり、1886年の5月1日に、アメリカのシカゴその他に於いては、八時間労働制を叫んで労働者が騒いだ。その時うまく効を奏したから、それで5月1日が非常に目出度い日だと云うのでメーデーとしましたが、これをもってメーデーの起源とすると云うのは非常な間違いで、110年遅れている。
このイルミナティと云うのは、随分思い切った結社でありまして、ここでは死を人間の最後とした、無魂説を主張したのであります。従って忠君愛国と相容れざる極左の思想で、愛国心を打ち壊し、「総ての君主、王族は要するに暴君なり」と云うのであります。フランス革命の出陣の歌というやつにも「暴君よ、地下に引込めよ」という事がありますが、これはみな彼等フリーメーソンが「君主をもって暴君なり」と称するのであります。
社会主義の一般が、これでありますが、これは、このイルミナティから来ているのであります。
[管理人]「一般」とか「皆」とかいう言葉を使った上の言い方を極端と思う人のために、しつこいけど、もう一度。
 
上のこれらのロゴは明らかに、フリーメイソンが共産主義や社会主義に深く関わっていることを表わしています。
そして自由主義圏ばかりでなく共産圏も「バベルの塔」が好きなようです。
 
つまり、自由主義圏も共産圏も共に「フリーメイソン製」です。
彼らはダビデの後裔の他は、地上に支配権を振るう事はまかりならぬ、その他はみな暴君なり、僭王なりとしてしまい、兎に角にユダヤ人から出なければならないと云う事を彼らは言っている。
彼等は「我等は世界的自由平等を建設せんとす」と称し、この思想が後になりましてから、第三インターナショナルになったのであります。そして彼等はその準備として「総ての宗教、道徳を根こそぎに破壊すべし」と唱えております。日本のもって世界に誇るべき家族制度も、勿論破壊すべしと叫んでいます。瀧川教授〔〕の如きも「間男は勝手たるべし」等、その他色々な道徳を破壊する事を平気で言っているのでありますから、私が言いますように彼等が道徳程度を下げると云う事は、自然にそうなって行くのではない、計画的にやっているのであります。世界を統治する上に於いて実に手のつけられない、只もう一にも金、二にも金という風に、金が生活であると云うような低級な人間を造って、丁度犬や馬を馴らすにはうまいものを投げてやってなづける事が出来るような具合に、ただ物質をもって吾々人類を、彼等が存分に引き回そうと云う腹があってやる所の仕事であります。この強烈なるイルミナティと云うのが、スパルタカス団の元になっている。これが本当の過激派の元であります。これに主義とか色々の学説をつけたのは、彼等の政策に過ぎないのであります。次の世界大戦には更に、彼等が先般の世界大戦に打ち壊し得なかった帝王政治の国を破壊せんと、種々様々な努力をしているのであります。それが準備として、只今申し上げましたように、人類をして自由と放縦とを履き違えさして、獣類の仲間入りをする者を多く造る事を心掛けている訳であります。御覧下さい、世上滔々として、彼等の仕掛けた陥穽に陥るとも知らず、この自由と放縦とを誤認し急速度で獣類化しつつあるではありませんか。而してその弊害は、正に顕著なものがあるのであります。
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