堅固な霊的生活のための
毎日のカトリックの祈り
毎日のカトリック祈りのパターンは、あなたが毎日キリストの近くにいるのを助けます。
そして、あなたが毎日実行することは、即ち、あなたが永遠のために実行することなのです!
当記事はあなたに次のことを告げます。
  • 毎日のカトリックの祈りのための通常の(common)祈り
  • それらの祈りから最大の利益を引き出すためにはどうすれば良いか
なぜ、毎日のカトリックの祈りのことをしきりに言うのですか?
・・・なぜなら、それは内面生活の中心だからです!
祈りの生活をスタートする(またはリスタートする!)ための最も簡単な方法は、あなたの毎日の中に二、三の短い祈りを加えることです。
  • それはあなたを祈り始めさせます
  • あなたはカトリックのよく知られた祈りの言葉を学校として祈りを学びます
  • あなたは一日を祈りの中に組み立てます
  • あなたは毎日の生活の織物の中で神に振り向きます。
最後のポイントはとても大切です! 毎日のカトリックの祈りはあなたの日常生活の「一部」でなければなりません。日常生活の上に鋲留めされた「特別のもの」ではなく。
カトリックの毎日の祈りの実践はあなたに、カトリックの霊的生活のもう一つの必須要素、念祷を発展させるための力強い基礎を与えるでしょう。
ですから、さあ、始めましょう!
毎日のリズム
あなたは、毎日のカトリックの祈りの習慣を育てるために、あなたの普通の生活の流れとリズムを合わせて祈ります。
そうするのは簡単です。ここには三つの要点があります。
  1. あなたの一日における大きな区切りを幾つか定める
  2. それぞれの区切りのための短い祈りを選ぶ
  3. 一日における正にその時点で、選んだ祈りを唱える
あなたが選んだ祈りをプリント・アウトすることは役に立ちます。それをいつも身に付けていて下さい。
それが習慣になるように、一週間の間、それにきちんと従って下さい。
毎日のカトリックの祈りは、あなたの中に、神の現存に対する気づきを根づかせるでしょう。あなたの日々がこのように幾つかの短い祈りによって「骨組まれる(be framed)」時、あなたは一日中神と語り合うということに慣れます。これは良いことです。
どうか、これは祈りの生活を発展させるためには必須のことであると知って下さい! 私たちは神聖さに呼ばれています、本当に。そして、そこに到達するために、あなたは "全てのものが神にかかっている" というかのように生きなければなりません。なぜなら、実際その通りだからです!
毎日のカトリックの祈りのこの道は、カトリック教会の長い祈りの伝統に深く根ざしています。それは神により近づくための簡単且つ非常に効果的な方法です。
これ以上簡単なものが他にあるでしょうか?
祈りの言葉をどのように使うか
もちろん、これは祈るための「唯一」の方法ではありません! しかし、特別に優れた始め方です。大部分のカトリック信者は、彼らの日課の一部として、カトリックの伝統的な祈りの言葉を使います。
最良のアドバイス: できるだけ早く終わらせようと、それらをただペラペラとまくし立てることはしないで下さい。
それらをして、あなたの祈りを「育て」させ、あなたの祈りを「表現」させて下さい。毎日のカトリックの祈りの目的は、神に回心することです。
  • これらのカトリックの祈りが神について、あなた自身について、そして祈り方について、何を教えているかを考えて下さい。
  • 神の御旨を聞くために、静かに「耳傾けて」下さい。「信仰の祈りの本質は、ただ『主よ、主よ』というだけではなく、御父の御旨を行なうように心掛けることにあります」(カテキズム 2611。マタイ 7:21への言及)
  • スピードを落として下さい。祈りの言葉をあなたの心で感じて下さい。「心が神から離れているならば、祈りの言葉は虚しいものです」(カテキズム 2562)
  • あなたのマインドが彷徨い出たなら、祈りの言葉に、神に対するあなたの視線を元に戻すのを助けさせて下さい。
それらの特定の祈り言葉に夢中にならないで下さい〔ガチガチには拘束されないで下さい?〕。伝統的な書かれた祈りの言葉は素晴らしいです、それがあれば、あなたは、自分自身の言葉を見出そうともがく必要がありませんし、それを使うことで、世界中の多くの人々と結ばれることができます。しかし、あなたはそれらの祈り言葉をあなた自身の状況に適応させなければならないかも知れません。
提案された祈りの言葉
あなたの一日を形作るための提案された祈りのセットがここにあります。(これらは皆 James Socias によって編纂された Handbook of Prayers の中に収められているものです。)
このアウトラインは毎日のカトリックの祈りの伝統的な区分に従います。すなわち、朝、食前、始業時、正午、そして夜。
もう一度言いますが、あなたはこれをあなた自身の諸状況に適応させなければなりません。
さあ、朝一番に毎日のカトリック祈りを始めましょう!
朝の祈り
朝の祈りは、あなたがあなた自身とあなたのその日の全てを神に捧げるための手早い(quick)方法です。
それは毎日を新たに始めるための選択であり、その日の正にスタートラインで神をはっきりと選ぶことです。
朝目覚めるや否や、シンプルで定型的でない祈りをする人達もいます。「主よ、私はあなたにお仕えします」、あるいは「主よ、本日、私があなたをお愛し申し上げ、お仕えすることを、助けたまえ」、あるいはただ「serviam(ラテン語で「仕えます」の意)」とさえ。これらが皆、毎日のカトリックの祈りの大きな部分です。
次の伝統的なカトリックの朝の祈りも非常に一般的です。
カトリックの朝の祈り
ああイエズスよ、聖母の汚れなき御心によりて、世の至る所における御ミサ聖祭の聖なる犠牲との一致のうちに、御身の聖心のすべての御意向のため、我がすべての罪の償いのため、我らの全ての同胞の意向がため、殊に教皇聖下の御意向がために、この日における我がすべての祈り、労働、苦しみとを捧げ奉る。アーメン。
信心の園さんにあった訳文をお借りしました〕
食前の感謝の祈り
クリスチャンの大部分が主に感謝するための食前の祈りを捧げます。感謝の祈りは毎日のカトリックの祈りの重要な部分です。これはしばしば子供たちが祈りの生活に触れる最初の機会となります。
食前の感謝の祈り
主、願わくはわれらを祝し、また主の御恵みによりてわれらの食せんとするこの賜物を祝し給え。われらの主キリストによりて願い奉る。アーメン。
始業の祈り
仕事に取り掛かる直前の僅かの時間も、祈りのためのもう一つの重要な機会です。この毎日のカトリックの祈りは、諸聖人の連祷の古い形式からのものです。
始業の祈り
ああ天主、我ら御身に乞い奉る。願わくは我らが業、御身の聖なる霊感によりて導かれんことを。御身の懇ろなる助けによりてそれを為すことを得しめ給え。我らの全ての祈りと業、常に御身と共に始まらんことを。また御身によりて幸いなる終業を迎えんことを。アーメン。
〔管理人による試訳です。信用しないで下さい〕
次は、始業時あるいは一日の始めに用いることのできるもう一つの祈りです。この伝統的なカトリックの毎日の祈りは、私たちが神の現存を意識することを、彼の御助けと御保護を求めることを、その日の仕事を彼に捧げることを、促し、助けます。
Prayer to Keep the Presence of God
天主の絶えず我らと共に在るを願う祈り
(天主の絶えざる御助力を願う祈り)
全能なる天主、御身我らを本日の始めに無事に導き給う。願わくは御身の力強き御力によりて本日我らを護り給え。我ら如何なる罪にも落ちざらんことを。我らが全ての言葉、思い、行い、常に御身の御目の許、然るべく進み且つ導かれんことを。我らが主キリストによりて。アーメン。
〔管理人による試訳です。信用しないで下さい〕
正午: お告げの祈り
お告げの祈りはしばしば正午に唱えられるカトリックの伝統的な毎日の祈りです。この祈りは御託身と御託身における聖母の役割についての美しい瞑想です。
この祈りはしばしばグループで唱えられます。先唱者が V のパートを唱え、残りの者が R のパートを答唱します。一人の時は両方のパートを自分一人で唱えて下さい。
お告げの祈り
V — 主の御使いの告げありければ、
R — マリアは聖霊によりて懐胎し給えり。
めでたし... (天使祝詞を唱える)
V — われは主のつかいめなり。
R — 仰せの如くわれになれかし。
めでたし...
V — しかして、御言葉はひととなり給い、
R — われらのうちに住み給えり。
めでたし...
V — 天主の聖母、われらのために祈り給え。
R — キリストの御約束にわれらを適わしめ給え。
祈願。主よ、われら天使の告げを以て、御子キリストの御託身を知りたれば、願わくはその御苦難と十字架とによりて、ついに御復活の栄えに達するを得んため、われらの心に聖寵を注ぎ給え。われらの主キリストによりて願い奉る。
アーメン。
正午にお告げの祈りを唱えることは一日の中間である正午を印す美しい方法です。それは私たちが「永遠」というものに改めて目を向けることを助けます。お告げの祈りは、天主への完全で謙遜な仕えの響きをもって、私たちを聖母の霊性に浸します。
もしその時間、あなたが仕事中だったとしても、昼食に行く前にこの祈りを静かに呟くことは容易でしょう。
お告げの祈りは聖母に対する祈りについての記事の中でも論じられます。
夜: 毎日の究明
毎日のカトリックの祈りの習慣を発展させるにおいて非常に重要な一つの時は就寝直前です。
それは天主様と共にその日一日を見直しながら過ごす短時間です。私たちはこれを「毎日の良心の究明」と呼んでいます。
このシンプルなエクササイズは、あなたが神の子としての展望からその日一日の出来事を振り返るのを助けます。これは、実のところ、究明の中で言われるたった三つの簡潔な「言葉」の中に集約されます。
毎日の良心の究明
  1. あなた自身を神の御前に置いて下さい。そしてその日を調べるにおいて彼に助力を願って下さい。
  2. その日を調べて下さい(三つの「言葉」)
  • ありがとうございます」: その日の恵みを天主様に感謝して下さい。
  • 申し訳ありません」: 具体的に、そして率直に、あなたの過ちを認めて下さい。
  • お助け下さい」: 天主様に明日のための助力を願って下さい。断固たる具体的な決意をして下さい。
  1. 悔い改めの祈り(act)をして下さい。(下記参照)
  2. 主祷文と天使祝詞を唱えて終わります。
通常は、究明それ自体に2〜3分間、それぞれの「言葉」に長くても1分間が勧められます。このような短い時間は、あなたが疲れている時でも、あなたが集中するのを助けます。
次は、伝統的な悔い改めの祈り(act)です。
悔い改めの祈り(act)
ああ、わが天主、われ御身に背きしを深く悔み奉り、わが全ての罪を忌み憎む。そは天国を失うことと地獄の痛苦とを恐るるゆえなり。又とりわけ、それらが御身への侮辱なればなり。わが天主、御身は全善なり、わが全ての愛を受くべきなり。われここに聖寵の助けをもってわが罪を認め、償いを為し、わが生き方を改むることを堅く決心し奉る。アーメン。
〔管理人による試訳です。信用しないで下さい〕
〔信用できる「公教会祈祷文」における伝統的な「痛悔の祈」「告白の祈」〕
私はこれの重要性を強調し過ぎるということができません。毎日の良心の究明はクリスチャン・ライフにとって不可欠の要素です。これをあなたの毎日のカトリックの祈りの中に加える最重要事項の一つとして下さい。
それはあなたがキリストに従う者として日々の生活の中でどのように行なっているかに対するあなたの気づきを発展させるのを助けます。毎日のディテールをはっきりと見ることによってのみ、私たちは向上を期待できます。
新しい命への一週間!
今やあなたは、神があなたの信仰に新しい命を吹き込み給うために必要な全てを持っています!
  • カトリックの祈りの素晴らしいワンセット
  • 毎日のカトリックの祈りをあなたの人生の一部にするための戦略
だから、さあ、始めましょう!
あなたのために働く具体的なプランを作ることから始めて下さい。あなたが使う祈り言葉をピックアップして下さい。そして、まずは一週間、それらをきちんと実行して下さい。
毎日、あなたのプランに従って下さい。ええ、最初の日は、それは少し奇妙に感じられるでしょう。それは新しいことです。多少奇妙に感じられても当然です。
しかし、二日目はもっと自然に感じられることでしょう。そしてあなたは、毎日のカトリックの祈りの習慣は慰め多いものであることに気づくでしょう! それは、てんてこ舞いの日にさえ、平和と秩序をもたらします。毎日の生活の中での神の現存に対するあなたの気づきが成長しようとしています。
そして、突然・・・
・・・あなたにとって祈ることが習慣になっています! あなたは一日中、朝から夜まで、祈りの中にあります。素晴らしいことです。それは日常のここかしこでごく短い時間を要するだけです。しかし、そうすることで、あなたはあなたの人生をより豊かにしたのです。
そればかりでなく、あなたは神ご自身をあなたの生活の中にもたらしたのです。
あなたは決して後戻りしないでしょう!
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