司祭、子供達のために「クリスマスを台無しにする」
By David Willey
BBC News, Rome
Tuesday, 23 December 2008
北イタリアの或る市の或る司祭が、ファーザー・クリスマスは本当は居ないのだ、と子供達に話したとして、その親達から非難されている。
ノヴァーラ(Novara)の Sacred Heart Catholic Church の教区司祭、ディーノ・ボッティーノ(Dino Bottino)神父は、今月初め、子供ミサでその秘密を漏らした。
Parrocchia Sacro Cuore di Novara
或る地方紙は何十もの親達の不満を掲載した。「あなたは私の子供達のクリスマスを台無しにしたんです」と一人の母親。
しかし、後悔しないボッティーノ神父は、誤解を正すことを彼の義務と呼んだ。
「私は子供達に、ファーザー・クリスマスはキリスト教のクリスマスの物語とは無関係の発明品なんだよ、と言いました」と神父。
「そして、もし再び機会があるならば、私は同じように言うでしょう」とも。
しかしディーノ神父は、彼がミサで子供達にファーザー・クリスマスも
ベファーナ(Befana)と呼ばれる1月6日にイタリアの子供達にプレゼントをくれる親切な魔女も本当は存在しないのだと言った後に自分の上にどっさりと加えられることになる軽蔑を想像することができなかった。
その司祭は、自分は決して誰を傷つけるつもりもなかった、しかしイエズスに関するリアリティとシンデレラや白雪姫と同様の寓話であるファーザークリスマスの物語とを区別することが自分の義務だったのだ、と語った。