2012.07.18

聖トマス大学とサクラファミリア構想

聖トマス大学: 兵庫県尼崎市若王寺2-18-1
大阪梅田教会: 大阪府大阪市北区豊崎3-12-8
両点間の直線距離は約7km。
が、ここで取り上げるのは、物理的な距離の近さではない。
読者に於かれましては、次のように意識して(想起して)もらいたい。
「聖トマス大学と大阪梅田教会は同じ事をしていた」
──前回取り上げたオーナメントのことである。
すなわち、梅田スカイビルのその星々(オーナメント)を、2010年までは、聖トマス大学の神父様が、聖トマス大学のチャペルで「奉献」していた。そして、大阪梅田教会ができてからの昨年(2011年)のクリスマスは、おそらくは同じ神父様が、さっそくのようにして場所を大阪梅田教会に移して、同じ事をした。
その事は、確かに、事柄としては小さい。こんな事を捉えて振り回す私は、人の目に子供っぽくも映るだろう。確かに。
けれど、それにも拘らず、これは一つのシグナルである。
聖トマス大学から大阪梅田教会に場所を移したものがもう一つある。聖トマス大学の「夏期神学講座」の開講場所である。それは従来、聖トマス大学のサピエンチア・タワーで行なわれていたが、大阪梅田教会ができてからの昨年の夏は、サクラファミリア(大阪梅田教会)で行なわれた。(今年の夏は講座自体、開かれる予定がないようだけれども。)
──斯く、聖トマス大学と大阪梅田教会は “近い” のである。
聖トマス大学は大阪梅田教会を悲しんでいない
それ故、聖トマス大学は大阪梅田教会を悲しんでいない。5小教区の廃統合という暴挙、地元信者に対する残酷な仕打ちの後に金字塔のように立った大阪梅田教会を、悲しんでいない。
それどころか、彼らはその異形の教会を、おそらくは彼ら謂うところの「挑戦」の場として、大いに利用するつもりだったのである。
サテライトキャンパスを最初に望んだのは聖トマス大学だろう
サクラファミリアにサテライトキャンパスを望んだのは、当初、上智大学ではなく聖トマス大学だったろう。
物事がうまく行かなかったので、聖トマス大学は、それを上智大学に譲ったのである、おそらく。
何故ならば、Wikipedia に次のような記述があるが──
2008年には文学部を人間文化共生学部に改組した後、大阪府大阪市のカトリック大阪センターに「梅田キャンパス」を2011年4月に新設する構想をする。
1.  現在「カトリックセンター」の名が付くのはサクラファミリアだからである。参照1  参照2
2.「梅田キャンパスを」と、「梅田」とあるからである。
3.「2011年4月に新設する構想」とあるが、サクラファミリアで上智大学のサテライトキャンパスが始まったのが、正にその2011年4月だからである。
こんなことを発見してもまったく大したことにはならないが、まあ、そういうことである。
ついでに言えば、聖トマス大学から上智大学に移ったものがもう一つある。「日本グリーフケア研究所」である。所在地は聖トマス大学のままに、運営が上智大学に移った。
サクラファミリアはフリーメイソンのモニュメントであるが、それと親密な聖トマス大学の経営の中にもフリーメイソンが──あるいはそれ的なものが──入っているだろう。
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