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第六十課 悔悛(一)

  1. * 悔悛の秘蹟とは何でありますか。

    悔悛の秘蹟とは、洗礼を受けた後に犯した罪を赦す秘蹟であります。

  2. イエズス・キリストはどのようにして、悔悛の秘蹟をお定めになりましたか。

    イエズス・キリストは使徒等にむかって「汝等誰の罪を赦さんも、其の罪赦されん。汝等誰の罪を止(とどめ)めんも、其の罪止められたるなり」と仰せになって、彼等とその後継ぎの司教、司祭とに、罪を赦す権をお授けになりました。(ヨハネ 20:22-23)

  3. * 悔悛の秘蹟には何が必要でありますか。

    悔悛の秘蹟には、糺明、痛悔、遷善の決心、告白、償が必要であります。

一、糺明

  1. * 罪の糺明とは何でありますか。

    罪の糺明とは、前の告白後に犯した罪を、真面目に思い出すことであります。

  2. 糺明はどのようにいたしますか。

    罪を糺明するには、先ず聖霊の御助を願い、天主の十誡、公教会の六つの掟、七つの罪源、及び各々の職務について、思、望、言、行、怠、をもって犯した罪を思い出すのであります。

    度々悔悛を受ける人は「公教会祈祷書」の中の夕の祈にある「罪の吟味」の箇条を用いて糺明しても差支えありません。

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